JP2021096906A - 建材表面用光源ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、面光源パネルの特徴を活かすことで、蛍光灯やLED等従来光源を用いた場合には確保困難な、建材表面そのものを面光源とみなせるようにするための建材表面用光源ユニットを提供することである。【解決手段】本発明は、裏面を建材の表面部位に対向し取り付けて使用する建材表面用光源ユニットであって、建材への取り付け部材と面光源パネルとを含み、取り付け部材が、取り付け部及び固定プレート部を含み、固定プレート部が、面光源パネルに固定されるプレート状の固定プレート部であって、かつ、裏面の一部を構成する固定プレート部裏面及び固定に係る固定面を両主面とし、面光源パネルが、裏面側にプレート状の裏面プレートを含み、固定プレート部の厚みが裏面プレートの厚みと同じであり、固定された状態で、固定プレート部及び裏面プレートが、裏面側に面一面を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、建材表面用光源ユニットに関し、特に、光源の厚みが気になり難く、建材の表面部位そのものと認識される光源付き建材を提供し得る建材表面用光源ユニットに関する。
近年、白熱灯や蛍光灯に代わる光源として、有機ELパネルに代表される面光源パネルが注目され、多くの研究がなされている。
このような有機ELパネルに代表され、この他、LEDを面状に並たりLED及び拡散板を組み合わせたりして作製されたLEDパネルの如き、面光源パネルを光源として用いた建材表面用光源ユニットについては、面光源パネルの特徴を十分に活かした部材が未開発の状況である。
例えば、特許文献1は、少ない光源で発光域をある程度自由に設定でき、消費電力が少なく、また、発光ムラが少なく、まぶしさを防ぐことができる照明器具として、長手方向の両端面に入射面、この入射面の間に出射面及びこの出射面に対向する裏側の面に粗面を有する細長の導光部材と、照射方向が導光部材の入射面に向けて配設された光源とを備え、被取付部に埋め込んで使用される照明器具を開示し、具体的には、その図4に関し、その[0016]の記載「図4は照明器具10を建物内部の幅木内に埋設した場合を示す斜視図である。図において11は幅木であり、照明器具10の導光部材1が露出する開口部11aが設けられ、断面がコの字形状とし照明器具10及び中継用コネクタ4等のスペースが設けられでいる。照明器具10は中継用コネクタ4により複数個接続されてケース5の裏面を壁面に両面接着テープ等で固定され、幅木は照明器具10を覆って壁面に取り付けられ足元が照明される。」の使用例を提案している。
しかしながら、この使用例では、ケース5を含む面光源パネルを壁面に固定し、これを覆って、開口部11aが設けられた、断面がコの字形状の幅木を取り付けており、面光源パネルのカバーとして、面光源パネルとは別体の幅木が機能しており、面光源パネルの薄さの特徴が十分に活かされているとは言い難く改善の余地がある。
特開2001−210106号公報
前述の特許文献1の使用例では、面光源パネルと幅木とが別体となっているので、部材のコスト嵩み、また、カバーとして機能する幅木の開口部が面光源の発光領域の外周から放射される光を遮ることで、見映えは良くなるものの、遮蔽されることで無駄になる光に対応しエネルギーロスがあり、さらに、手間を要す壁面への取り付け取り外しが2段階となる、といった問題点があり、さらなる改善が望まれる。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消し、面光源の薄さを活かした建材の表面部位そのものと認識される面光源付き建材の工業的実現が求められているとの現状認識の下、そのような建材を提供可能とする為の光源ユニットを供給すべく為されたものである。
即ち、本発明は、面光源パネルの特徴を活かすことで、白熱灯や蛍光灯等の従来光源を用いた場合に確保困難な、建材表面そのものが面光源とみなせるようにするための建材表面用光源ユニットを提供することを目的とする。
本発明らは上記課題に鑑み鋭意検討した結果、特定の面光源パネルと、特定の取り付け部材とを、組み合わせた建材表面用光源ユニットとすることによって、前述の課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、発光面及び裏面を両主面とし、該裏面を建材の表面部位に対向し取り付けて使用する建材表面用光源ユニットであって、
該建材への取り付け部材と、該発光面、及び該裏面側のパネル裏面を両主面とする面光源パネルとを含み、
該取り付け部材が、該取り付けに係る取り付け部、及び固定プレート部を含み、
該固定プレート部が、該面光源パネルに固定されるプレート状の固定プレート部であって、かつ、該裏面の一部を構成する固定プレート部裏面、及び該固定に係る固定面を両主面とし、
該面光源パネルが、該裏面側にプレート状の裏面プレートを含み、
該固定プレート部の厚みが、該裏面プレート裏面プレートの厚みと同じであり、該固定された状態で、該固定プレート部、及び該裏面プレートが、該裏面側に面一面を構成する、建材表面用光源ユニットに関する。
本発明において、前記面光源パネルは、好ましくは、有機ELパネルであり、その薄さ軽さや、柔らかい拡散光を発光する特徴が活かされる。
このような本発明の建材表面用光源ユニットは、取り付け部材の固定プレート部と共に面一面として裏面を構成する裏面プレートを備える面光源パネルを含む建材表面用光源ユニットなので、建材の表面部位と一体化し当該表面そのものと視認される面光源付き建材であって、安価かつ高い機械的強度及びハンドリング性の面光源付き建材の提供できる。
また、前記固定された状態で、前記面一面は撓まないことが好ましく、より高い機械的強度及びハンドリング性となる。
また、前記取り付け部は、
前記裏面プレートと同じ厚みのプレート状であり、かつ、
前記固定された状態で、前記裏面から、
その面内外側への突出部分である面一面突出部分、及び/又は、
その前記裏面側に直角に曲がった直角部分
を含むことが好ましく、容易かつ安価に建材表面用光源ユニットを構成可能である。
また、前記面光源パネルは、その長手方向長さが、その短手方向長さの2倍以上の長尺の面光源パネルであり、かつ、
前記取り付け部材を、該長手方向の両端に各々1つ以上で、少なくとも2つ以上含む建材表面用光源ユニットとすることが好ましく、長尺の面光源の場合に、本発明の効果は特に優れて発揮される。
また、前記裏面プレートは、その外周に、その面内で外側に膨らむ、及び/又は、内側にへこむ裏面プレート嵌合部位を有し、かつ、前記固定プレート部は、該裏面プレート嵌合部位に嵌合する固定プレート部嵌合部位を有することが好ましく、さらにより高い機械的強度となる。
また、前記面光源パネルは、前記発光に係る発光素子、及び、該発光素子に給電する給電端子を含み、
前記裏面プレートは金属製であり、さらに、
前記面光源パネルは、該発光素子及び該給電端子と、前記裏面プレートとの間の全領域に亘って、絶縁面部材を備えることが好ましく、安価に絶縁性が確保できる。
また、前記面光源パネルは、前記発光素子及び前記給電端子がその素子形成面に形成されてなる基板を含み、かつ、
平面視、前記絶縁面部材の全面は、該基板内に含まれていることが好ましく、絶縁面部材の付着信頼性が確保できる。
本発明の建材表面用光源ユニットでは、面光源パネルの薄さが活かされ、建材に適用することで、その表面と一体化し、当該表面そのものと認識される、光源厚みが視認されない面光源付き建材であって、安価かつ高機械的強度、高ハンドリング性の面光源付き建材を提供できる。
本発明の建材表面用光源ユニット100の一実施形態の断面図、及び本発明に係る建材9の一実施形態における断面図である。 図1の建材表面用光源ユニット100の発光面側から見た平面図である。 図1の建材表面用光源ユニット100の裏面側から見た平面図である。 本発明の別な実施形態の建材表面用光源ユニット100を、本発明に係る別の実施形態の樹脂製巾木9に、取り付けた場合の発光面側から見た平面図である。
以下、本発明の実施態様について図を参照しながら説明する。
(建材表面用光源ユニット100)
図1は、本発明の建材表面用光源ユニット100の一実施形態の断面図、及び本発明に係る建材9の一実施形態における断面図であり、図中の建材表面用光源ユニット100における、X及びX‘の矢印は図2におけるX−X‘断面切断線での切断方向を、Y及びY‘の矢印は図2におけるY−Y‘断面切断線での切断方向を、各々示す。
本発明の建材表面用光源ユニット100は、建材9の表面部位900に、例えば図1の大きな矢印で示すように、取り付け使用する部材であり、発光面及び裏面を両主面とし、建材9の表面部位900に当該裏面を対向させ、当該建材9そのものにこれを取り付けるための特定の取り付け部材8、及びこの取り付け部材8の固定プレート部82に固定され使用に供される特定の面光源パネル10を含み、当該発光面の一部を構成する、面光源パネル10が有する、図2に示す発光領域111が電力供給により発光することで、当該建材9の表面部位900そのものではないが、建材9の表面部位と認識される、光源厚みが視認されない、面光源付き建材を形成するために用いられる。
図2は、図1の建材表面用光源ユニット100をその発光面側から見た平面図であり、その左端には、本発明の建材表面用光源ユニット100を、例えばネジで、建材9に取り付けるための、取り付け部材8の取り付け部81に設けられた取り付け穴が3つ描かれている。
図1では、本発明に係る建材の好ましい一実施態様として、樹脂製の巾木9を例示しており、このような巾木9は、一般に、床面と接する壁面下端部に床面にその長手が平行になるようにして配置される帯状の建材9であり、図1ではその短手断面が描かれている。そして、図1例示の樹脂製の巾木9は、樹脂製巾木9の内底面91及び樹脂製巾木の内側面92を含む内面で囲まれた中空空間を具備する状態で前記配置される巾木9となっており、例えば通気性の巾木として有用である。
ここで、本発明の建材表面用光源ユニット100は、前記取り付け部材8の後述する固定プレート部82の厚みが、前記面光源パネル10の後述する裏面プレート12の厚みと同じであり、このような固定プレート部82、及びこのような裏面プレート12が、裏面側に面一面を構成することを一つの特徴としており、好ましくは、前記面光源パネル10が固定プレート部82に固定された状態で、当該面一面は撓まない。
本発明の建材表面用光源ユニット100は、前記取り付け部材8を、少なくとも1つ以上、安定的に当該取り付けを実施する観点から、好ましくは2つ以上、より好ましくは後述する面光源パネル10の長手方向の両端に各々1つ以上で、少なくとも2つ以上含む。
(建材の表面部位900)
本発明に係る建材の表面部位900は、単なる装飾部材の表面部位であっても良いが、構造物や家具の表面部位とすることが一般的であり、好ましくは建物の内部、及び外部の表面、即ち、外界への露出面であり、より好ましくは建物内部の天井、壁面、及び床面であり、更に好ましくは室内の天井、及び壁面であり、本発明の効果を効果的に奏さしめることができる。
本発明に係る建材の表面部位900とは、上述の建材の表面とされる部位で、建材の当該表面そのものであっても良いが、建材の表面が存在するものとして、建材の、そのような存在が想像される表面に相当する部位であっても良い。
即ち、本発明に係る建材として図1に示したような樹脂製の巾木9を採用した場合において、この様な中空空間を具備する巾木9は、その帯状形状の長手方向の全面に亘って、前記外界への露出面として帯状面の樹脂製巾木9の露出面9、3を有することとなるが、図4に示すように、その帯状面は、樹脂製巾木9そのものの露出面93を基本的な構成面としつつ、その一部の構成面を、本発明の建材表面用光源ユニット100の発光面とすることができる。
このような本発明に係る巾木9としては、木製、及び樹脂製からなる群から選ばれる1種以上であることが、接触による怪我を防止しつつ温かみのある空間を構成する観点から好ましく、安価かつ簡便配置となることから、可撓性を有する樹脂製とすることがより好ましく、さらに好ましくは塩ビ製である。
図4は、本発明の別な実施形態の建材表面用光源ユニット100を、本発明に係る別の実施形態の樹脂製巾木9に、取り付けた場合の発光面側から見た平面図であり、その上部には、本発明の建材表面用光源ユニット100が取り付けられていない状態であって、外界と対向して露出している状態の樹脂製巾木9の内底面91が描かれており、その下部の樹脂製巾木9そのものの露出面93より、樹脂製巾木の内側面92の高さ分低い位置にあることを示す為に影が付されている。また、樹脂製巾木の内側面92について、長手方向である図面上下方向に連続して存在することを示すために折れ線で描かれており、内底面91より上にあり外界と対向して露出している状態が実線で、露出面93より下にあり当該面で隠れている状態が点線で、各々描かれている。さらに、樹脂製巾木8が長手方向である図面上下方向に連続して存在することを示すために折れ線で描かれている。
(取り付け部材8)
本発明に係る取り付け部材8は、面光源パネル10を固定する、或いは、面光源パネル10に固定される、即ち、面光源パネル10と機械的に一体化する固定プレート部82であって、発光面と平行な面を有するプレート状の固定プレート部82、及び、本発明の建材表面用光源ユニット100を建材に取り付ける際、建材そのもの又は建材側の部材と物理的に結合する取り付け部81を含み、加工が少なく安価部材とできることから好ましくは、取り付け部材8の全体が、当該プレート状の固定プレート部82と同じ厚みであり、より好ましくは、取り付け部材8の全体が折り曲げ加工を含まない、平行な両面、及び側面のみからなる、プレート状である。
(取り付け部81)
本発明に係る取り付け部81は、前述したように、安価部材とできることから好ましくは、固定プレート部82と同じ厚みであり、より好ましくは、固定プレート部82と同一の平行な両面、及び、これら両面を繋ぐ側面のみからなるが、建材の本発明に係る発光面とは垂直な面に取り付ける為には、図1に示す様に、本発明に係る裏面からその裏面側に直角に曲がった直角部分812を含むことが好ましく、建材の表面部位900であって、本発明に係る面光源パネル10と干渉しない面に取り付ける為には、本発明に係る裏面からその面内外側への突出部分である面一面突出部分811を含むことが好ましく、即ち、さらに好ましくは、本発明に係る裏面から、その面内外側への突出部分である面一面突出部分811、及び/又は、その前記裏面側に直角に曲がった直角部分812を含む。
このような直角部分812が、図1の断面図では、その断面が影を付して強調し描かれており、図2の平面図では、当該裏面側に直角に曲がる部分として影を付し強調し描かれており、図3の平面図では、当該裏面側に直角に曲げられて裏面側に突出した先端部として影を付し強調し描かれている。
即ち、図3は、図1の建材表面用光源ユニット100の裏面側から見た平面図であり、裏面プレート12は、固定プレート部82と本発明に係る面一面を構成する、即ち、裏面プレート1の厚みは、固定プレート部82の厚みと同じであるものの、この図3においては、裏面プレート12は影を付し強調し描かれている。
(固定プレート部82)
本発明に係る固定プレート部82は、前述したように、発光面と平行な面を有するプレート状であり、即ち、両主面である各々発光面と平行な固定プレート部裏面、及び固定面を、側面で繋いだ形状の部位であり、当該固定プレート部裏面は本発明に係る裏面の一部を構成し、かつ、当該固定面は前述の面光源パネル10との機械的一体化、即ち、パネルの固定に係る面である。
また、本発明に係る固定プレート部82は、後述する裏面プレート12と共に面光源パネル10の全面を裏面側から保護しつつ、本発明に係る面一面を撓ませないようにすることで、より高い機械的強度及びハンドリング性とする観点から図3に示す様に、好ましくは、後述する裏面プレート嵌合部位121に嵌合する固定プレート部嵌合部位821を含む。
(面光源パネル10)
本発明に係る面光源パネル10は、発光面と、本発明に係る裏面の側のパネル裏面とを両主面とするパネル部材であり、本発明に係る取り付け部材8と共に、本発明の建材表面用光源ユニット100を構成し、発光領域111を当該発光面に有する面光源タイル11、及び当該パネル裏面を構成する裏面プレート12を含み、面光源タイル11の裏面側に裏面プレート12を配置することで、面光源タイル11を、裏打ちし、保護した部材である。
面光源タイル11の裏面側に裏面プレート12を配置する方法としては、ネジ止めや接着材による固定が挙げられるが、面光源タイル11と裏面プレート12との線膨張係数による反りや破損を防止する観点からは、両方の外周の一部であって、同一部位の一部をまとめて挟持することで当該配置せしめることが好ましく、このような枠部材を複数個用いて複数の当該一部をまとめて挟持することもできるし、1つの枠部材で複数の当該一部をまとめて挟持することもでき、このような一部としては面光源タイル11や裏面プレート12の対向する一部であることが好ましく、このような枠部材としては弾性体を用いたものが好ましく、より好ましくは当該挟持の為の溝を有するラバー材とすることであり、さらに好ましくはシリコンラバーを用いることである。
また、このような面光源パネル10を、取り付け部8の固定プレート部82と一体化、即ち、本発明に係る固定する方法としては、ネジ止めや接着材による固定が挙げられる。
このような面光源パネル10を、取り付け部8の固定プレート部82と一体化、即ち、本発明に係る固定する方法としては、ネジ止めや接着材による固定が挙げられる。
また、複数枚の面光源パネルタイルを、1枚の後述する裏面プレート12上に、即ち、当該裏面プレート12を台座として、この台座パネル上に配置したものを本発明に係る面光源パネル10としてもよい。さらに、ダクトレール等のレール部材を当該台座に適用して位置調整可能としたり、裏面プレート12側から給電が可能なようにしたりすることもできる。
本発明に係る面光源パネル10は、前記裏面プレート12を含んだ状態にて、その平均厚みが、ハンドリング性確保の観点に加えて、本発明に係る建材の表面部位との一体化性確保の観点から、1mm以上、50mm以下が好ましく、2mm以上、20mm以下がより好ましく、10mm以下がさらに好ましく、また、その外形が、ハンドリング性確保及びメンテナンス性確保の観点から、その長手方向長さが、その短手方向長さの2倍以上の長尺の面光源パネル10であることが好ましく、長手方向長さは、40mm以上、2m以下が好ましく、80mm以上、1m以下がより好ましく、短手方向長さは、5mm以上、1m以下が好ましく、20mm以上、500mm以下がより好ましく、より好ましくは矩形であり、簡単な構成で安価な面光源パネル10とする観点から好ましくは一つの発光領域111を有する。言い換えれば、発光面には、当該一つの発光領域111を取り囲む額縁領域があることが好ましい。このような額縁領域の平均的な幅wは、高信頼性としつつ明るい面光源パネル10とする観点から、0.1mm以上、50mm以下が好ましく、0.5mm以上、10mm以下がより好ましく、1mm以上、5mm以下がさらに好ましい。
即ち、本発明に係る面光源パネル10は、好ましくは、幅に対して長さが長い長尺矩形の発光領域111及び外形を有する長尺矩形パネルである。
(裏面プレート12)
本発明に係る裏面プレート12は、これを前記面光源タイル11の裏面側に配置せしめることで、面光源タイル11を裏打ちし保護するプレート状の部材であり、好ましくは、その外周に、当該プレート面内で外側に膨らむ、及び/又は、内側にへこむ裏面プレート嵌合部位121を有し、また、好ましくは、金属製である。
このような裏面プレート12、及び前記面光源タイル11を含み、本発明に係る面光源パネル10は構成される。
(発光素子1)
このような面光源パネル10は、発光に係る発光素子1として、LEDを含むLEDパネル1としてもよいが、広範囲に柔らかい光を供給できる有機EL素子1を含む有機ELパネル10とすることが好ましく、また、発光素子1を発光せしめる給電については、本発明の建材表面用光源ユニット100の外部から直接発光素子1に給電することもできるが、前記取り付け部材8、前記裏面プレート12、及び前記面光源タイル11上の給電端子7を介して給電することもでき、簡素かつ取り付けが簡単な光源ユニット100とする観点から、前記取り付け部材8、及び前記裏面プレート12を介さず、前記給電端子7を介して給電することが好ましく、より好ましくは、前記面光源タイル11上の給電構造、及び前記給電端子7を介して給電することである。
(絶縁面部材6)
前記面光源タイル11は、好ましくは、前記裏面プレート12との間に、絶縁面部材6を備えることが好ましく、特に、好ましい実施態様として裏面プレート12を金属製とした場合や、好ましい実施態様として発光素子1と当該絶縁面部材6との間に均熱面部材を介在させた場合であっても、安価かつ確実に絶縁性が確保でき、より好ましくは、平面視、絶縁面部材6の全面が、後述する基板3内に含まれるように、絶縁面部材6を備えることであり、さらに好ましくは、発光素子1及び給電端子7と、裏面プレート12との間の全領域に亘って絶縁面部材6を備えることである。
このような絶縁面部材6としては、フィルム状又はシート状の電気絶縁性を有する部材であれば使用可能であるが、安価かつ入手し易いことから、紙、PETフィルムが挙げられ、好ましくはPETフィルムである。
(基板3)
前記面光源タイル11は、これに含まれる発光素子1の外部からの力による損傷を防止する観点から、基材上に発光素子1を備えるものであることが好ましく、このような基材としては、絶縁基板、金属基板、半導体基板等の各種基板3を挙げることができるが、安価かつ軽いタイルとする観点から、ガラス基板、又は樹脂基板である透光性絶縁基板3が好ましい。
そして、このような基板3上の素子配置面には、発光素子1、及び給電端子7が配置されており、好ましくは、発光素子1及び給電端子7が当該素子配置面である素子形成面に形成されてなることが、簡便に安価なタイルとする観点から好ましい。
(有機ELパネル10)
本発明に係る有機ELパネル10は、発光面、及びパネル裏面を両主面とし、前記発光面に含まれる発光領域111から光を放射する面状の部材であり、可撓性を有していてもよい。
本発明に係る有機ELパネル10は、発光面からパネル裏面に向かって、透明基板3、有機EL素子1、及び封止構造からなる積層構造を含むパネルとすることが好ましく、このような所謂ボトムエミッション型パネルとすることで、外界に露出する発光面に高い機械的強度を付与せしめることができ、より好ましくは、単一の発光デバイスとして有機EL素子1を唯一つ含むパネルとすることであり、内部配線不要となる為、発光面における発光領域111の面積比率である面積効率が高く、かつ、安価なパネルとなる。
このような有機ELパネル10について詳述すると以下の通りである。
まず、前述した「有機EL素子を唯一つ含むパネル」とは、具体的にはパネル外部から直接給電される等電位電極層が、いずれも後述の、対向する透光性陽極層、及び反射性陰極層の1組のみである素子のみを含むパネルである。
前記透明基板3としては、簡便に高信頼性のボトムエミッション型の有機ELパネル10を構成する観点から、透光性及び絶縁性を有するガラスや樹脂を材料とする基板とすることが好ましく、その中でも有機ELパネルへの水分浸入を防止することで高信頼性パネルとする観点からガラス基板3がより好ましく、薄さ軽さを担保しつつ割れや欠けの発生が少ないパネルとする観点から、その厚みは、平均で0.1mm以上、10mm以下とすることが好ましく、0.2mm以上、5mm以下とすることがより好ましい。また、前記可撓性としては、パネルとしても基板としても、150mmR以下、好ましくは75mmR以下程度とすることができる。
前記有機EL素子1は、透光性導電膜、有機化合物含有の発光層を含み、かつ、複数の薄膜が積層された有機機能膜、及び反射性導電膜を順次製膜し、これらの膜の重畳部分として形成され、重畳部分に含まれる前述した3つの膜が、各々、透光性陽極層、有機機能層、反射性陰極層であり、好ましくは、前記透明基板3側に透光性陽極層が形成されたものである。このような有機EL素子は、透光性陽極層、及び反射性陰極層に印加される電圧に応じて、これらの重畳部分に挟持された有機機能層に電流が流れることで発光する。
前記透光性導電膜の材料としては、透明導電性酸化物が好ましく採用され、その中でも、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、酸化錫(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)が好ましく、光を効果的に取り出せる高透明性のITOあるいはIZOがより好ましい。また、このような透明導電性酸化物の膜の上に、1mm程度の間隔で縦横に数10μm幅の金属細線を有する金属細線付膜、その金属細線を上若しくは下、又は上下に腐食対策金属層を有するバッファ層金属細線付膜、例えばMo合金/Al合金/Mo合金の3層金属細線(MAM細線)、さらにこのような金属細線の上にこれより太い幅の絶縁膜(例えばポリイミド)を含む絶縁膜金属細線付膜を、前記透光性導電膜とすることも大面積発光領域111の有機ELパネル10であっても輝度ムラ無く発光せしめる観点から好ましい。このような発光領域111においては、例えば、このようなMAM/PI構造が存在しない、透明導電性酸化物の膜開口部位に形成された有機機能層の両電極挟持部分が発光することとなる
このような有機ELパネル10は、外部からの水分の侵入を防ぐために、封止膜により封止がなされることが好ましく、より好ましくは、平面視、有機EL素子1形成領域の全領域を含む発光領域111全面を含む領域に封止膜を備えることである。
また、膜封止の場合、機械的な外力によるキズを防ぐために、PETなどからなる保護フィルム、より好ましくは均熱シートを粘着材で貼り付けることが好ましく、温度ムラの発生による輝度ムラやダークスポット、突然の発光停止等の発生を防止することができる。
このような本発明に係る有機ELパネル10には、輝度や色、角度依存の光学特性や配光性の向上ために、発光面の発光領域11を含む領域の最表面、即ち、例えば前記ガラス基板3の光射出側に、光学機能体を備えることが好ましい。
この光学機能体としては、レンズやプリズムを含む、例えば、レンズシート、プリズムシート、又はレンチキュラーレンズシート等を例示することができ、ガラス表面にアクリル等からなる樹脂を塗ってナノインプリントしたものやガラスビーズを含んだ樹脂をスプレーコートやスリットコートしたものとすることもできる。好ましくは、一表面に凹凸構造をもち、他表面に粘着材が付いた樹脂フィルム(光学フィルム)を、その一表面が前記最表面となるようにガラス表面に貼ることであり、光学フィルムに光散乱性を付与することもできる。さらに、この光学フィルムの貼り付けは、フィルム表面にキズが付き易いため、場合に応じて、建材表面用光源ユニット100の組み立て後でもよいし、前でもよく、後述する本発明に係る有機ELパネル10の取り付け部81への取り付け後でもよい。
100 建材表面用光源ユニット
10 面光源パネル(LEDパネル、有機ELパネル)
11 面光源タイル
111 発光領域
12 裏面プレート
121 裏面プレート嵌合部位
1 発光素子(有機EL素子、LED)
3 基板
6 絶縁面部材
7 給電端子
8 取り付け部材
81 取り付け部
811 面一面突出部分
812 直角部分
82 固定プレート部
821 固定プレート部嵌合部位
900 建材の表面部位
9 建材(樹脂製巾木)
91 樹脂製巾木9の内底面
92 樹脂製巾木9の内側面
93 樹脂製巾木9の露出面

Claims (7)

  1. 発光面及び裏面を両主面とし、該裏面を建材の表面部位に対向し取り付けて使用する建材表面用光源ユニットであって、
    該建材への取り付け部材と、該発光面、及び該裏面側のパネル裏面を両主面とする面光源パネルとを含み、
    該取り付け部材が、該取り付けに係る取り付け部、及び固定プレート部を含み、
    該固定プレート部が、該面光源パネルに固定されるプレート状の固定プレート部であって、かつ、該裏面の一部を構成する固定プレート部裏面、及び該固定に係る固定面を両主面とし、
    該面光源パネルが、該裏面側にプレート状の裏面プレートを含み、
    該固定プレート部の厚みが、該裏面プレート裏面プレートの厚みと同じであり、該固定された状態で、該固定プレート部、及び該裏面プレートが、該裏面側に面一面を構成する、建材表面用光源ユニット。
  2. 前記固定された状態で、前記面一面は撓まない、請求項1に記載の建材表面用光源ユニット。
  3. 前記取り付け部が、
    前記裏面プレートと同じ厚みのプレート状であり、かつ、
    前記固定された状態で、前記裏面から、
    その面内外側への突出部分である面一面突出部分、及び/又は、
    その前記裏面側に直角に曲がった直角部分
    を含む、請求項1、又は2に記載の建材表面用光源ユニット。
  4. 前記面光源パネルが、その長手方向長さが、その短手方向長さの2倍以上の長尺の面光源パネルであり、かつ、
    前記取り付け部材を、該長手方向の両端に各々1つ以上で、少なくとも2つ以上含む、請求項1〜3のいずれかに記載の建材表面用光源ユニット。
  5. 前記裏面プレートが、その外周に、その面内で外側に膨らむ、及び/又は、内側にへこむ裏面プレート嵌合部位を有し、かつ、
    前記固定プレート部が、該裏面プレート嵌合部位に嵌合する固定プレート部嵌合部位を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の建材表面用光源ユニット。
  6. 前記面光源パネルが、前記発光に係る発光素子、及び、該発光素子に給電する給電端子を含み、
    前記裏面プレートが金属製であり、さらに、
    前記面光源パネルが、該発光素子及び該給電端子と、前記裏面プレートとの間の全領域に亘って、絶縁面部材を備える、請求項1〜5のいずれかに記載の建材表面用光源ユニット。
  7. 前記面光源パネルが、前記発光素子及び前記給電端子がその素子形成面に形成されてなる基板を含み、かつ、
    平面視、前記絶縁面部材の全面が、該基板内に含まれている、請求項1〜6のいずれかに記載の建材表面用光源ユニット。
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