JP2021096314A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で現像剤の無駄な排出を低減できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、装置本体に装着される現像装置26および廃現像剤収容部30を備える。現像装置は、現像槽と、現像槽に収容された現像剤を排出する廃現像剤排出口60とを有する。また、廃現像剤収容部は、収容部本体70と、現像剤排出口と対向する位置に形成される廃現像剤受入口72とを有する。さらに、画像形成装置は、現像剤排出口と廃現像剤受入口との間に設けられ、現像剤排出口および廃現像剤受入口を同時に開閉する開閉部材74を備える。【選択図】図3

Description

この発明は画像形成装置に関し、特にたとえば、装置本体に装着される第1装着体および第2装着体を備える、画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の画像形成装置は、装置本体に装着される現像装置を備える。この現像装置は、トナー及びキャリアを含む現像剤を収容する現像容器と、現像容器内に現像剤を補給する補給部と、現像容器内の余剰現像剤を排出する排出口を有する排出部と、装置の初期駆動前に排出口を封止する封止部材と、装置の初期駆動により封止部材を排出口から除去する除去手段とを備える。
特開2016−31487号公報
特許文献1の技術は、封止部材を排出口から除去するための構造が複雑であり、高コストとなる。また、特許文献1の技術では、装置の初期駆動によって封止部材が除去されることで、装置の設置手順の短縮化は図れるものの、現像容器の排出口が設置時に開かれた後は、排出口は開いたままの状態となる。このため、画像形成装置を一旦設置した後に画像形成装置を移動させる必要が生じたときには、現像容器内の現像剤が移動時の振動などで意図せず回収容器に排出されてしまう恐れがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置を提供することである。
また、この発明の他の目的は、簡単な構成で、現像剤の無駄な排出を低減することができる、画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、装置本体に装着される第1装着体および第2装着体を備える画像形成装置であって、第1装着体は、現像剤を収容する第1収容部と、第1収容部に収容された現像剤を排出する排出口とを有し、第2装着体は、排出口と対向する位置に形成される受入口と、当該排出口から排出された現像剤を受入口から受け入れて収容する第2収容部とを有し、さらに、排出口と受入口との間に設けられ、当該排出口および当該受入口を同時に開閉する開閉部材を備える、画像形成装置である。
第1の発明では、画像形成装置は、装置本体に装着される第1装着体および第2装着体を備える。一例として、第1装着体は現像装置であり、第2装着体は廃現像剤収容部である。他の例として、第1装着体はトナーカートリッジであり、第2装着体は現像装置である。そして、第1の発明では、第1装着体の排出口と第2装着体の受入口とが対向する位置に設けられ、排出口と受入口との間に設けられる開閉部材によって、排出口および受入口が同時に開閉される。
第1の発明によれば、開閉部材によって排出口および受入口を閉じることができるので、画像形成装置を移動させるときに、第1装着体の第1収容部からの現像剤の意図しない排出を防止できる。したがって、現像剤の無駄を低減することができ、画像形成装置の移動における利便性が向上する。また、排出口および受入口の開閉部材が兼用されるので、構成を簡略化でき、コストも低減できる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、装置本体に対して開閉可能に設けられるカバー部、装置本体に設けられ、カバー部の開状態から閉状態へ移行を解除可能に規制するロック部、および装置本体に設けられる電源スイッチを備え、開閉部材は、ロック部のロック状態と解除状態とを切り替えるロック切替部、および電源スイッチのオン状態とオフ状態とを切り替えるスイッチ切替部を有する。
第3の発明は、第2の発明に従属し、開閉部材は、排出口および受入口が閉じられ、かつロック部がロック状態となり、かつ電源スイッチがオフ状態となる第1位置と、排出口および受入口が閉じられ、かつロック部が解除状態となり、かつ電源スイッチがオフ状態となる第2位置と、排出口および受入口が開かれ、かつロック部が解除状態となり、かつ電源スイッチがオン状態となる第3位置とに変位可能である。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明に従属し、開閉部材を移動させるための操作部を有する。
第5の発明は、第4の発明に従属し、操作部は、回転可能に設けられ、当該操作部を回転させることで開閉部材が移動する。
この発明によれば、開閉部材によって排出口および受入口を閉じることができるので、画像形成装置を移動させるときに、第1装着体の第1収容部からの現像剤の意図しない排出を防止できる。したがって、現像剤の無駄を低減することができ、画像形成装置の移動における利便性が向上する。また、排出口および受入口の開閉部材が兼用されるので、構成を簡略化でき、コストも低減できる
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の第1実施例の画像形成装置を示す斜視図である。 図1の画像形成装置が備える現像装置を示す斜視図である。 図1の画像形成装置において開閉部材が第1位置にあるときの現像装置周辺部分を概略的に示す図解図である。 図1の画像形成装置において開閉部材が第2位置にあるときの現像装置周辺部分を概略的に示す図解図である。 図1の画像形成装置において開閉部材が第3位置にあるときの現像装置周辺部分を概略的に示す図解図である。 この発明の第2実施例の画像形成装置の現像装置周辺部分を概略的に示す図解図である。 操作部の他の一例を概略的に示す図解図である。 この発明の第3実施例の画像形成装置において開閉部材が第1位置にあるときの現像装置周辺部分を概略的に示す図解図である。 図8の画像形成装置において開閉部材が第2位置にあるときの現像装置周辺部分を概略的に示す図解図である。 図8の画像形成装置において開閉部材が第3位置にあるときの現像装置周辺部分を概略的に示す図解図である。
[第1実施例]
図1を参照して、この発明の一実施例である画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有するモノクロ複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。詳細は後述するように、画像形成装置10は、第1装着体の一例である現像装置26および第2装着体の一例である廃現像剤収容部30などを備えており、電子写真方式によって用紙(記録媒体)に画像を形成する。
先ず、画像形成装置10の基本構成について概略的に説明する。なお、この明細書では、画像形成装置10を操作するユーザの立ち位置に対向する面、つまり操作パネル24が設けられる側の面を前面(正面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定する。また、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、ユーザから画像形成装置10を見た状態を基準として規定する。
図1に示すように、画像形成装置10は、装置本体12と、装置本体12の上方に設けられる画像読取装置14とを備える。装置本体12には、CPUやメモリ等を含む制御部(図示せず)および画像形成部16等が内蔵される。制御部は、タッチパネルディスプレイ等の操作パネル24への入力操作などに応じて、画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。
画像読取装置14は、透明材によって形成される原稿載置台を上面に有する筐体を備える。この筐体内には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等が設けられる。画像読取装置14は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
また、画像読取装置14の上面には、奥側に配置されるヒンジ等を介して、原稿押えカバー18が開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー18には、原稿載置トレイ20に載置された原稿を画像読取装置14の画像読取位置に対して1枚ずつ自動的に給紙するADF(自動原稿送り装置)22が設けられる。また、画像読取装置14の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付けるタッチパネルディスプレイおよび操作ボタン等を備える操作パネル24が設けられる。
画像形成部16は、露光ユニット、現像装置26(図2参照)、感光体ドラム、帯電器、中間転写ベルト、転写ローラおよび定着ユニット等を備える。画像形成部16は、その下方に配置される給紙カセット28等から紙送り機構によって搬送される用紙に対して、電子写真方式によって画像を形成する。すなわち、画像形成部16は、帯電器および露光ユニット等によって画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム上に形成し、後述する現像装置26によって、感光体ドラム上の静電潜像をトナーで顕像化する。また、感光体ドラム上に形成されたトナー像を中間転写ベルトおよび転写ローラ等によって用紙に転写し、用紙に転写されたトナー像を定着ユニットによって熱定着させる。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取装置14で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
この第1実施例では、現像装置26は、トリクル現像方式の現像装置である。トリクル現像方式とは、簡単に説明すると、トナーカートリッジ(第1実施例では図示せず)内のトナーに新しいキャリアを一定の比率で混合しておき、トナーの供給(補給)と同時に新しいキャリアを現像装置26に供給すると共に、過剰となった現像剤を現像装置26から廃現像剤収容部30(図3参照)に排出することによって、現像装置26内の劣化したキャリアを新しいキャリアに順次入れ替える技術を言う。すなわち、現像装置26は、トナーカートリッジから必要に応じて現像剤の供給を受けると共に、廃現像剤収容部30に対して過剰となった現像剤を排出する。この第1実施例では、トナーカートリッジは、現像装置26の上側に配置され、廃現像剤収容部30は、現像装置26の前端部下側に配置される。
また、装置本体12の筐体の前面には、筐体の一部を構成する前カバー(カバー部の一例)32がヒンジ等を介して開閉自在に設けられる。この前カバー32を開くことで、装置本体12の内部が露出し、現像装置26、トナーカートリッジおよび廃現像剤収容部30などは、装置本体12の前面側から着脱可能となる。
さらに、装置本体12内には、前カバー32の開状態から閉状態へ移行を解除可能に規制するロック部34(図3参照)が設けられる。ロック部34は、規制状態(規制位置)と解除状態(解除位置)とに変位可能であり、ロック部34が規制状態にあるときには、前カバー32に形成される当接部とロック部34とが当接することで、前カバー32の開状態から閉状態へ移行が規制される。つまり、ロック部34が規制状態にあるときには、前カバー32は閉じることができない。一方、ロック部34が解除状態にあるときには、前カバー32に形成される当接部とロック部34とが当接せずに、前カバー32を閉じることが可能となる。
また、装置本体12内には、電源スイッチ36(図3参照)が設けられる。電源スイッチ36は、メインモータを通電可能状態にするための機械式スイッチであり、画像形成装置10のメインモータへの電源供給を遮断するオフ状態と、メインモータへの電源供給が可能となるオン状態とを取り得る。電源スイッチ36がオフ状態にあるときには、メインモータへの電源供給が行われず、現像装置26などを含む画像形成部16は、作動することができない。ただし、電源スイッチ36がオフ状態のときでも、操作パネル24の画面表示などは可能な状態とされることが好ましい。
次に、図2を参照して、現像装置26の構成について説明する。図2に示すように、現像装置26は、感光体ドラムの表面に形成された静電潜像をトナーによって顕像化する(トナー像を形成する)装置である。現像装置26は、第1搬送部材42、第2搬送部材44、現像ローラ46および図示しないドクターブレード等を備え、これらは現像ハウジング40によって所定の配置態様で一体的に保持される。
具体的に説明すると、現像ハウジング40は、前後方向に延びる細長い略箱状に形成される現像槽(第1収容部の一例)48を有する。この現像槽48の内部には、各々の回転軸が並行するように、第1搬送部材42および第2搬送部材44が設けられると共に、トナーとキャリアとを混合した現像剤が収容される。また、現像槽48内には、第1搬送部材42と第2搬送部材44との間に、現像槽48の内部空間を仕切る矩形板状の境界壁50が設けられる。これにより、現像槽48内には、第1搬送部材42によって現像剤が搬送される第1搬送路52が形成されると共に、第2搬送部材44によって現像剤が搬送される第2搬送路54が形成される。第1搬送路52と第2搬送路54とは、現像槽48の長手方向両端部において連通している。
第1搬送部材42および第2搬送部材44は、円柱状の回転軸(スクリュー軸)の外周面に螺旋羽根が形成されたオーガスクリューである。第1搬送部材42および第2搬送部材44は、現像剤を撹拌しながら搬送することによって、現像槽48内において現像剤を所定方向に循環させる。また、第2搬送部材44は、現像槽48内の現像剤を現像ローラ46に向けて搬送する(汲み上げる)ための部材でもある。
また、現像槽48の内部には、第2搬送部材44の斜め上方に現像ローラ46が設けられる。現像ローラ46は、現像剤担持体として機能し、感光体ドラムと対向する位置に配置される。さらに、現像槽48の内部には、現像ローラ46の表面に対して所定の間隙を有するように、ドクターブレードが固定される。ドクターブレードは、現像ローラ46の軸線方向に延びる板状の部材である。このドクターブレードによって、現像ローラ46に担持される現像剤の量が所定量に規制される。
また、現像槽48には、第1搬送部材42によって現像剤が搬送される搬送方向における上流側端部(後端部)の上壁に、現像剤補給口56が形成される。現像剤補給口56には、トナーカートリッジから延びるトナー供給パイプが連結され、この現像剤補給口56から現像槽48内にトナーおよびキャリアを含む現像剤が供給される。
さらに、現像槽48には、第2搬送部材44による現像剤の搬送方向の上流側において、第2搬送路54に連なる円筒状の突出部58が形成される。この突出部58の底部には、過剰となった現像剤を廃現像剤収容部30に排出するための廃現像剤排出口(排出口の一例)60が形成される。この第1実施例では、第2搬送路54から突出部58内に押し出された現像剤が、余剰の現像剤として廃現像剤排出口60から排出される。
また、廃現像剤排出口60には、図示しないシャッタが設けられる。このシャッタは、装置本体12から取り外された状態の現像装置26において、廃現像剤排出口60からの現像剤の漏れを防止するものである。この第1実施例では、シャッタは、現像装置26が装着された装置本体12に廃現像剤収容部30が取り付けられた場合に廃現像剤排出口60を開き、現像装置26が装着された装置本体12から廃現像剤収容部30が取り出された場合に廃現像剤排出口60を閉じるように構成されている。すなわち、装置本体12に現像装置26および廃現像剤収容部30が装着された状態では、シャッタは廃現像剤排出口60を封止しない。
このような画像形成装置10は、設置作業にかかる時間を短縮するために、現像剤が充填された現像装置26を装置本体12に取り付けた状態で、工場などから出荷され、設置場所に輸送(配送)されることがある。さらに、画像形成装置10を設置場所に設置した後、他のフロア等の他の設置場所に移動させる必要が生じる場合もある。
しかし、上述のように、装置本体12に現像装置26および廃現像剤収容部30を装着した状態では、廃現像剤排出口60が開いた状態となる。このため、画像形成装置10の移動中に、画像形成装置10が傾けられたり、画像形成装置10に衝撃が加えられたりすると、現像装置26内の現像剤が廃現像剤排出口60から廃現像剤収容部30に無駄に排出されてしまうことがある。特に、従来技術のように、廃現像剤排出口に設けられた封止部材が画像形成装置の初期駆動によって除去される構成では、画像形成装置を一旦設置した後に移動させる必要が生じたときに対応できない。
そこで、第1実施例では、以下の構成を採用することで、現像装置26が装置本体12に装着された状態の画像形成装置10を移動させても、廃現像剤排出口60からの現像剤の無駄な排出を防止できるようにした。以下、具体的に説明する。
図3〜図5に示すように、この第1実施例では、現像装置26の廃現像剤排出口60と隣接する位置に廃現像剤収容部30が配置される。廃現像剤収容部30は、収容部本体(第2収容部の一例)70を備え、収容部本体70の上壁には、廃現像剤受入口(受入口の一例)72が形成される。この廃現像剤受入口72は、装置本体12に現像装置26および廃現像剤収容部30を装着した状態において、廃現像剤排出口60と所定間隔をあけて対向する位置に形成される。また、収容部本体70の上面には、廃現像剤受入口72を開閉するための開閉部材74が左右方向にスライド移動(平行移動)可能に設けられる。開閉部材74は、開口部76を有する矩形板状に形成され、ユーザ(作業者)の手動操作によってスライド移動されることで、廃現像剤受入口72を開閉する。
そして、この第1実施例では、開閉部材74が廃現像剤排出口60を開閉するための開閉部材を兼ねており、現像装置26が装置本体12に装着された状態において、廃現像剤排出口60からの現像剤の漏れが開閉部材74によって防止される。すなわち、開閉部材74は、対向配置される廃現像剤排出口60と廃現像剤受入口72との間に介装され、ユーザの手動操作によって開閉部材74が左右方向にスライド移動されることで、廃現像剤排出口60および廃現像剤受入口72を同時に開閉する。
さらに、この第1実施例では、開閉部材74は、ロック切替部78とスイッチ切替部80とを有している。
ロック切替部78は、装置本体12に設けられるロック部34のロック状態と解除状態とを切り替える部位であり、開閉部材74の左端部上面から上方に突出するように形成される。ロック切替部78は、左右方向に延びる矩形板状に形成され、ロック切替部78の左上部には、傾斜面78aが形成される。
スイッチ切替部80は、装置本体12に設けられる電源スイッチ36のオン状態とオフ状態とを切り替えるための部位であり、ロック切替部78の右隣において、開閉部材74の上面から上方に突出するように形成される。スイッチ切替部80の上下方向に延びる棒状に形成され、スイッチ切替部80の上端部は、半球状に形成される。
このような開閉部材74は、図3に示す第1位置と、図4に示す第2位置と、図5に示す第3位置とに変位可能(スライド移動可能)である。なお、図示は省略するが、開閉部材74は、ばね性の部材などを用いて、第1から第3の各位置で止まり易く、途中の位置では止まり難いようにするとよい。また、刻印等の目印を設けることで、開閉部材74の止めるべき位置をユーザが視認できるようにしてもよい。
図3に示すように、開閉部材74が第1位置にあるときには、現像装置26の廃現像剤排出口60および廃現像剤収容部30の廃現像剤受入口72は閉じられ、かつロック部34はロック状態となり、かつ電源スイッチ36はオフ状態となる。すなわち、開閉部材74が第1位置にあるときには、開閉部材74によって廃現像剤排出口60と廃現像剤受入口72との連通が閉じられ、現像装置26から廃現像剤収容部30への現像剤の漏れが防止される。また、開閉部材74のロック切替部78およびスイッチ切替部80のそれぞれは、ロック部34および電源スイッチ36のそれぞれと当接せずに、ロック部34および電源スイッチ36は、それぞれロック状態およびオフ状態となる。ロック部34がロック状態にあることで、前カバー32が閉められない状態となる。さらに、電源スイッチ36がオフ状態にあることで、画像形成装置10のメインモータへの電源供給が遮断された状態となる。
このように開閉部材74を第1位置とする状態は、画像形成装置10の設置時またはメンテナンス時に用いられる状態であり、この状態において廃現像剤収容部30の交換が可能となる。装置本体12から取り外した廃現像剤収容部30については、開閉部材74によって廃現像剤受入口72が閉じられているので、廃現像剤のこぼれが防止される。また、前カバー32が閉められないので、開閉部材74が第1位置にある状態のまま前カバー32が閉められてしまうことが防止される。さらに、電源が繋がらないので、誤操作で現像装置26などが意図せず作動してしまうことが防止され、現像装置26などの破損が防止される。
また、図4に示すように、開閉部材74が第2位置にあるときには、廃現像剤排出口60および廃現像剤受入口72は閉じられ、かつロック部34は解除状態となり、かつ電源スイッチ36はオフ状態となる。すなわち、開閉部材74が第2位置にあるときには、開閉部材74によって廃現像剤排出口60と廃現像剤受入口72との連通が閉じられ、現像装置26から廃現像剤収容部30への現像剤の漏れが防止される。また、開閉部材74が第1位置から第2位置に移動するに伴い、ロック部34がロック切替部78の傾斜面78aに沿って上方に移動し、ロック切替部78の上面に乗り上げることでロック部34が解除状態となる。ロック部34が解除状態となることで、前カバー32を閉めることが可能となる。一方、スイッチ切替部80と電源スイッチ36とは当接せずに、電源スイッチ36がオフ状態となり、画像形成装置10のメインモータへの電源供給が遮断された状態となる。
このように開閉部材74を第2位置とする状態は、画像形成装置10の出荷時における輸送および一旦設置した後の移動の際などに用いられる状態である。この状態では、開閉部材74によって廃現像剤排出口60が閉じられているので、現像装置26内に現像剤が収容されたまま画像形成装置10が輸送または移動されても、廃現像剤排出口60からの現像剤の漏れが防止される。また、前カバー32を閉めることができるので、画像形成装置10を移動させ易くなる。さらに、電源が繋がらないので、誤操作で現像装置26などが意図せず作動してしまうことが防止され、現像装置26などの破損が防止される。
さらに、図5に示すように、開閉部材74が第3位置にあるときには、廃現像剤排出口60および廃現像剤受入口72は開かれ、かつロック部34は解除状態となり、かつ電源スイッチ36はオン状態となる。すなわち、開閉部材74が第3位置にあるときには、開閉部材74の開口部76を介して廃現像剤排出口60と廃現像剤受入口72とが連通し、現像装置26から廃現像剤収容部30に現像剤を排出可能となる。また、ロック部34がロック切替部78の上面に乗り上げることで、ロック部34が解除状態となり、前カバー32を閉めることが可能となる。さらに、スイッチ切替部80が電源スイッチ36を押し上げることで、電源スイッチ36がオン状態となり、画像形成装置10のメインモータへの電源供給が可能な状態となる。
このように開閉部材74を第3位置とする状態は、画像形成装置10の使用時に用いられる状態であり、この状態において画像形成装置10は画像形成などの通常の使用が可能となる。
以上のように、この第1実施例によれば、開閉部材74によって廃現像剤排出口60および廃現像剤受入口72を閉じることができるので、画像形成装置10を移動(輸送)させるときに、現像装置26の現像槽48からの現像剤の意図しない排出を防止できる。したがって、現像剤の無駄を低減することができ、画像形成装置10の移動の利便性も向上する。また、廃現像剤受入口72の開閉部材74が廃現像剤排出口60の開閉部材として兼用されるので、構成を簡略化でき、コストも低減できる。
[第2実施例]
次に、この発明の第2実施例である画像形成装置10について説明する。この第2実施例では、開閉部材74の構成が上述の第1実施例と異なる。その他の部分については同様であるので、上述の第1実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図6に示すように、この第2実施例では、開閉部材74には、上面から突出する操作レバー(操作部の一例)82が形成される。作業者は、この操作レバー82を把持して開閉部材74を左右方向に移動させることで、開閉部材74を第1から第3の各位置に容易に移動させることができる。すなわち、ユーザによって操作される開閉部材74の操作性が向上する。
また、操作レバー82としては、図7に示すように、回転式のものを用いることもできる。すなわち、操作レバー82を回転可能に設け、この操作レバー82と開閉部材74とをラック&ピニオン機構を用いて連結することによって、操作レバー82の回転操作に応じて開閉部材74が左右に移動するようにしてもよい。これによって、開閉部材74の操作性がより向上する。
[第3実施例]
続いて、この発明の第3実施例である画像形成装置10について説明する。上述の第1実施例では、第1装着体が現像装置であり、第2装着体が廃現像剤収容部であったが、この第3実施例では、第1装着体がトナーカートリッジであり、第2装着体が現像装置である点が、上述の第1実施例と異なる。その他の部分については同様であるので、上述の第1実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図8〜図10に示すように、第3実施例の画像形成装置10は、現像装置26の上側に近接して配置されるトナーカートリッジ90を備える。トナーカートリッジ90は、容器本体(第1収容部の一例)92を備え、容器本体92の内部には、トナーとキャリアとを混合した現像剤が収容される。また、容器本体92の底壁には、補給用の現像剤を排出する現像剤排出口(排出口の一例)94が形成される。さらに、容器本体92の内部には、現像剤を撹拌しながら現像剤排出口94に向けて搬送するオーガスクリュー等の搬送部材96が設けられる。
また、容器本体92の下面には、現像剤排出口94を開閉するための開閉部材100が左右方向にスライド移動可能に設けられる。開閉部材100は、開口部102を有する矩形板状に形成され、ユーザの手動操作によってスライド移動されることで、現像剤排出口94を開閉する。また、開閉部材100は、ロック切替部104とスイッチ切替部106とを有している。
一方、現像装置26は、第1搬送部材42、第2搬送部材44、現像ローラ46および現像槽(第2収容部の一例)48等を備える。また、現像槽48の上壁には、現像剤補給口(受入口の一例)56が形成される。この現像剤補給口56は、装置本体12に現像装置26およびトナーカートリッジ90を装着した状態において、現像剤排出口94と所定間隔をあけて対向する位置に形成される。
そして、この第3実施例では、開閉部材100が現像剤補給口56を開閉するための開閉部材を兼ねており、現像装置26およびトナーカートリッジ90が装置本体12に装着された状態において、開閉部材100が現像剤補給口56および現像剤排出口94からの現像剤の漏れを防止する。すなわち、開閉部材100は、対向配置される現像剤補給口56および現像剤排出口94との間に介装され、ユーザの手動操作によって開閉部材100が左右方向にスライド移動されることで、現像剤補給口56および現像剤排出口94を同時に開閉する。
このような画像形成装置10において、開閉部材100は、図8に示す第1位置と、図9に示す第2位置と、図10に示す第3位置とに変位可能である。
図8に示すように、開閉部材100が第1位置にあるときには、トナーカートリッジ90の現像剤排出口94および現像装置26の現像剤補給口56は閉じられ、かつロック部34はロック状態となり、かつ電源スイッチ36はオフ状態となる。このように開閉部材100を第1位置とする状態は、画像形成装置10の設置時またはメンテナンス時に用いられる状態であり、この状態においてトナーカートリッジ90の交換が可能となる。装置本体12から取り外したトナーカートリッジ90については、開閉部材100によって現像剤排出口94が閉じられているので、現像剤排出口94からの現像剤の漏れが防止される。
また、図9に示すように、開閉部材100が第2位置にあるときには、現像剤排出口94および現像剤補給口56は閉じられ、かつロック部34は解除状態となり、かつ電源スイッチ36はオフ状態となる。このように開閉部材100を第2位置とする状態は、画像形成装置10の出荷時における輸送および一旦設置した後の移動の際などに用いられる状態である。この状態では、開閉部材74によって現像剤排出口94および現像剤補給口56が閉じられているので、トナーカートリッジ90および現像装置26が装置本体12に装着されたまま画像形成装置10が移動(輸送)されても、現像剤排出口94および現像剤補給口56から現像剤が漏れ出すことが防止される。また、電源が繋がらないので、誤操作で現像装置26がトナー補給エラーを検知することも防止される。
さらに、図10に示すように、開閉部材100が第3位置にあるときには、現像剤排出口94および現像剤補給口56は開かれ、かつロック部34は解除状態となり、かつ電源スイッチ36はオン状態となる。このように開閉部材100を第3位置とする状態は、画像形成装置10の使用時に用いられる状態であり、この状態において画像形成装置10は画像形成などの通常の使用が可能となる。
以上のように、この第3実施例によれば、開閉部材100によって現像剤排出口94および現像剤補給口56を閉じることができるので、画像形成装置10を移動(輸送)するときに、トナーカートリッジ90の容器本体92からの現像剤の意図しない排出を防止できる。すなわち、装置本体12にトナーカートリッジ90を装着した状態での画像形成装置10の移動が可能となり、画像形成装置10の移動における利便性が向上する。また、現像剤排出口94の開閉部材100が現像剤補給口56の開閉部材として兼用されるので、構成を簡略化でき、コストも低減できる。
なお、上述の各実施例では、開閉部材を直線的に平行移動させているが、開閉部材を支点回りに回転自在に設け、開閉部材を回転移動させることで排出口と受入口とを同時に開閉することもできる。
また、上述の各実施例では、画像形成装置として、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有するモノクロ複合機を例示したが、画像形成装置10は、カラー複合機であってもよい。また、画像形成装置は、複写機、ファクシミリおよびプリンタ等のいずれか、またはこれらの少なくとも2つを組み合わせた複合機であってもよい。
さらに、現像剤としては、二成分現像剤に限らず、一成分現像剤を用いてもよい。この場合、トナーカートリッジには、未使用のトナーのみが貯蔵され、トナーカートリッジは、必要に応じて現像装置にトナーを供給する。
さらにまた、上で挙げた具体的な数値および部品形状などは、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。また、各実施例において記載している技術的特徴のそれぞれは、互いに組み合わせて同時に採用してもよい。
10 …画像形成装置
12 …装置本体
14 …画像読取装置
16 …画像形成部
26 …現像装置(第1装着体または第2装着体)
30 …廃現像剤収容部(第2装着体)
32 …前カバー(カバー部)
34 …ロック部
36 …電源スイッチ
48 …現像槽(第1収容部または第2収容部)
56 …現像剤補給口(受入口)
60 …廃現像剤排出口(排出口)
70 …収容部本体(第2収容部)
72 …廃現像剤受入口(受入口)
90 …トナーカートリッジ(第1装着体)
92 …容器本体(第1収容部)
94 …現像剤排出口(排出口)
74,100 …開閉部材
78,104 …ロック切替部
80,106 …スイッチ切替部

Claims (5)

  1. 装置本体に装着される第1装着体および第2装着体を備える画像形成装置であって、
    前記第1装着体は、現像剤を収容する第1収容部と、前記第1収容部に収容された現像剤を排出する排出口とを有し、
    前記第2装着体は、前記排出口と対向する位置に形成される受入口と、当該排出口から排出された現像剤を前記受入口から受け入れて収容する第2収容部とを有し、さらに
    前記排出口と前記受入口との間に設けられ、当該排出口および当該受入口を同時に開閉する開閉部材を備える、画像形成装置。
  2. 前記装置本体に対して開閉可能に設けられるカバー部、
    前記装置本体に設けられ、前記カバー部の開状態から閉状態へ移行を解除可能に規制するロック部、および
    前記装置本体に設けられる電源スイッチを備え、
    前記開閉部材は、
    前記ロック部のロック状態と解除状態とを切り替えるロック切替部、および
    前記電源スイッチのオン状態とオフ状態とを切り替えるスイッチ切替部を有する、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記開閉部材は、
    前記排出口および前記受入口が閉じられ、かつ前記ロック部がロック状態となり、かつ前記電源スイッチがオフ状態となる第1位置と、
    前記排出口および前記受入口が閉じられ、かつ前記ロック部が解除状態となり、かつ前記電源スイッチがオフ状態となる第2位置と、
    前記排出口および前記受入口が開かれ、かつ前記ロック部が解除状態となり、かつ前記電源スイッチがオン状態となる第3位置とに変位可能である、請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記開閉部材を移動させるための操作部を有する、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記操作部は、回転可能に設けられ、当該操作部を回転させることで前記開閉部材が移動する、請求項4記載の画像形成装置。
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