JP2021095999A - パイプ付き継手およびパイプ付き継手の製造方法 - Google Patents

パイプ付き継手およびパイプ付き継手の製造方法 Download PDF

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桝野 哲朗
Tetsuro Masuno
哲朗 桝野
典幸 橋本
Noriyuki Hashimoto
典幸 橋本
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Abstract

【課題】パイプの回転およびソケットの外側に配置された樹脂部材または金属部材の回転を抑制する。【解決手段】ソケット4の内側に、パイプ2およびニップル3が配置されている。パイプフレア部22およびニップル鍔部32は、ソケット4の第1壁部41および第2壁部42に挟まれている。ソケット4において、パイプ本体部21と径方向に重なる部分が、径方向内側に向かって、パイプ本体部21に加締め固定されることにより、ソケット4の外周面に凹部4Aが形成されている。ソケット4の外側に、樹脂部材5または金属部材が配置されている。樹脂部材5または金属部材に、凹部4Aに嵌り込む凸部5Aが形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、パイプ付き継手およびパイプ付き継手の製造方法に関する。
特許文献1には、パイプ、ニップルおよびソケットを備えたパイプ付き継手が開示されている。特許文献1のパイプ付き継手では、筒状のソケットの内側に、パイプとニップルとが配置されている。ソケットの内側で、パイプのフレア部とニップルのニップル鍔部とが当接している。パイプのフレア部は、ニップル鍔部と反対側のソケット内面に加締め固定されている。ソケット内面において、パイプのフレア部と加締め固定された部分が、凹凸形状であることにより、パイプが回転しにくい。
特開2019−100376号公報
従来から、パイプ付き継手を自動車部品等に固定するため、例えば、ソケットの外側に、ネジ止め可能なブラケット等の金属部材が使用されていることがある。このような金属部材は、ソケットの周状の外周面に沿って、筒状のゴム部材を介して取り付けられている。そのため、金属部材が、ソケットの外周面に沿って回転しやすい。
本発明は、パイプの回転およびソケットの外側に配置された樹脂部材または金属部材の回転を抑制可能な、パイプ付き継手およびパイプ付き継手の製造方法を提供することを目的とする。
本発明のパイプ付き継手は、パイプと、筒状のニップルと、前記パイプおよび前記ニップルが内側に配置された筒状のソケットと、前記ソケットの外側に配置された樹脂部材または金属部材と、を備え、前記パイプは、パイプ本体部と、前記パイプ本体部の端部に形成され、前記パイプ本体部の外径より幅広なパイプフレア部と、を有し、前記ニップルは、ニップル本体部と、前記ニップル本体部の端部に形成され、前記ニップル本体部より外径が大きいニップル鍔部と、を有し、前記ソケットの内側で、前記パイプフレア部と前記ニップル鍔部とが当接し、前記ソケットは、前記ソケットの軸方向に、前記パイプフレア部と前記ニップル鍔部とを挟んで配置された第1壁部および第2壁部を有し、前記ソケットにおいて、前記パイプ本体部と径方向に重なる部分が、径方向内側に向かって、前記パイプ本体部に加締め固定されることにより、前記ソケットの外周面に凹部が形成され、前記樹脂部材または前記金属部材に、前記凹部に嵌り込んだ凸部が形成されている。
本発明のパイプ付き継手の製造方法は、パイプ本体部およびパイプフレア部を有するパイプと、ニップル本体部およびニップル鍔部を有するニップルと、前記パイプおよび前記ニップルが内側に配置されたソケットと、前記ソケットの外側に配置された金属部材とを備えたパイプ付き継手の製造方法であり、前記ソケットの内側に前記パイプと前記ニップルとを配置し、前記パイプフレア部と前記ニップル鍔部とを当接させる第1工程と、前記ニップル鍔部に対して、前記パイプフレア部と反対側にある前記ソケットの壁部を、前記ニップル鍔部に向かって押圧することにより、塑性変形させる第2工程と、前記ソケットの前記パイプ本体部と径方向に重なる部分の外側に、金属製の部材の筒部を配置した後、前記筒部を径方向内側に向かって押圧することにより、前記ソケットの前記パイプ本体部と径方向に重なる部分を、径方向内側に向かって、前記パイプ本体部に加締め固定するとともに、前記ソケットの外周面に凹部を形成し、且つ、前記凹部に嵌り込んだ凸部が形成された金属筒部を有する金属部材を形成する第3工程と、を備えている。
別の観点として、本発明のパイプ付き継手の製造方法は、パイプ本体部およびパイプフレア部を有するパイプと、ニップル本体部およびニップル鍔部を有するニップルと、前記パイプおよび前記ニップルが内側に配置されたソケットと、前記ソケットの外側に配置された樹脂部材とを備えたパイプ付き継手の製造方法であり、前記ソケットの内側に前記パイプと前記ニップルとを配置し、前記パイプフレア部と前記ニップル鍔部とを当接させる第1工程と、前記ニップル鍔部に対して、前記パイプフレア部と反対側にある前記ソケットの壁部を、前記ニップル鍔部に向かって押圧することにより、塑性変形させる第2工程と、前記ソケットの前記パイプ本体部と径方向に重なる部分を、径方向内側に向かって、前記パイプ本体部に加締め固定することにより、前記ソケットの外周面に凹部を形成する第3工程と、前記ソケットの加締め固定された部分を金型内に配置し、前記金型に溶融した樹脂材料を注入し、前記凹部が溶融した樹脂材料で満たされた状態で樹脂材料を固化させることにより、前記凹部に嵌り込んだ凸部を有する樹脂部材を形成する第4工程と、を備えている。
本発明のパイプ付き継手によると、パイプの回転およびソケットの外側に配置された樹脂部材または金属部材の回転を抑制することができる。本発明のパイプ付き継手の製造方法によると、パイプの回転およびソケットの外側に配置された樹脂部材または金属部材の回転を抑制可能な、パイプ付き継手が得られる。
本発明の第1実施形態に係るパイプ付き継手の片側断面図である。 (a)はパイプの片側断面図、(b)はニップルの片側断面図、(c)はソケットおよびホースの片側断面図、(d)は樹脂部材の片側断面図である。 樹脂部材を省略したパイプ付き継手の外観図である。 パイプ付き継手の製造方法を順に示した(第1工程:パイプ挿入前の)片側断面図である。 パイプ付き継手の製造方法を順に示した(第1工程:ニップル挿入前の)片側断面図である。 パイプ付き継手の製造方法を順に示した(第2工程:ソケット塑性変形前の)片側断面図である。 パイプ付き継手の製造方法を順に示した(第2工程:ソケット塑性変形後の)片側断面図である。 パイプ付き継手の製造方法を順に示した(第3工程:ソケット加締め固定後の)片側断面図である。 パイプ付き継手の製造方法を順に示した(第4工程:樹脂部材形成中の)片側断面図である。 パイプ付き継手の製造方法を順に示した(第4工程:樹脂部材形成後の)片側断面図である。 パイプ付き継手の製造方法を順に示した(ホース挿入後の)片側断面図である。 本発明の第2実施形態に係るパイプ付き継手の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るパイプ付き継手の正面図である。 (a)は図12および図13に示す金属部材の斜視図であり、(b)は(a)のb方向から視た図であり、(c)は(a)のc方向から視た図である。 本発明の第2実施形態に係るパイプ付き継手の片側断面図である。 金属部材を省略したパイプ付き継手の外観図である。 第2実施形態に係るパイプ付き継手の製造方法を順に示した(第1工程:パイプ挿入前の)片側断面図である。 第2実施形態に係るパイプ付き継手の製造方法を順に示した(第1工程:ニップル挿入前の)片側断面図である。 第2実施形態に係るパイプ付き継手の製造方法を順に示した(第2工程:ソケット塑性変形前の)片側断面図である。 第2実施形態に係るパイプ付き継手の製造方法を順に示した(第2工程:ソケット塑性変形後の)片側断面図である。 第2実施形態に係るパイプ付き継手の製造方法を順に示した(第3工程:筒部押圧前の)片側断面図である。 第2実施形態に係るパイプ付き継手の製造方法を順に示した(第3工程:筒部押圧後の)片側断面図である。 第2実施形態に係るパイプ付き継手の製造方法を順に示した(ホース挿入前の)片側断面図である。 第2実施形態に係るパイプ付き継手の製造方法を順に示した(ホース挿入後の)片側断面図である。
〔第1実施形態〕
ここでは、本発明の第1実施形態であるパイプ付き継手について、図1〜図11を参照しつつ以下に説明する。図1に、ホース10が接続されたパイプ付き継手1を示している。パイプ付き継手1は、パイプ2と、ニップル3と、ソケット4と、樹脂部材5とを備える。ソケット4の内側に、パイプ2およびニップル3が配置されている。ソケット4の外側に、樹脂部材5が配置されている。パイプ2の軸方向、ニップル3の軸方向およびソケット4の軸方向は、ほぼ同じ方向である。以下において、パイプ2の軸方向、ニップル3の軸方向およびソケット4の軸方向を、単に「軸方向」と称することがある。
図2の(a)〜(d)に、パイプ付き継手1を構成する部材それぞれの片側断面図およびホース10の片側断面図を示している。
図2(a)に示すように、パイプ2は、パイプ本体部21と、パイプフレア部22とを有する。パイプ2は、筒状である。パイプフレア部22は、パイプ本体部21の端部に形成されている。パイプフレア部22の幅は、パイプ本体部21の外径より大きい。パイプフレア部22の幅は、パイプ2の軸方向において、パイプ本体部21から遠ざかるにつれて大きくなっている。パイプフレア部22の幅とは、パイプ2の軸方向に直交する方向の長さである。
図2(b)に示すように、ニップル3は、ニップル本体部31と、ニップル鍔部32とを有する。ニップル3は、筒状である。ニップル鍔部32は、ニップル本体部31の端部に形成されている。ニップル鍔部32の外径は、ニップル本体部31の外径より大きい。
図2(c)に示すように、ソケット4は、筒状である。ソケット4は、第1壁部41および第2壁部42を有する。
図1に示すように、ソケット4の内側に、パイプ2およびニップル3が配置されている。ソケット4の内側で、パイプフレア部22とニップル鍔部32とが当接している。パイプフレア部22およびニップル鍔部32は、ソケット4の第1壁部41と第2壁部42とに、ソケット4の軸方向に挟まれている。これにより、パイプ2、ニップル3およびソケット4が接続されている。
ソケット4の第1壁部41は、パイプフレア部22の背面22aに当接している。パイプフレア部22の「背面22a」とは、パイプフレア部22において、ニップル鍔部32と反対側に配置された面22aである。
ソケット4の第2壁部42は、ニップル鍔部32の背面32aに当接している。ニップル鍔部32の「背面32a」とは、ニップル鍔部32において、パイプフレア部22と反対側に配置された面32aである。第2壁部42は、ソケット4の軸方向に、ニップル鍔部32に加締め固定されている。
ソケット4の軸方向において、第2壁部42よりニップル本体部31側に、ホース10が配置されている。ホース10は、ソケット4とニップル本体部31との間に配置されている。
図1には、ソケット4において、ホース10と径方向に重なった部分を「ホース重なり部4x」と示し、パイプ本体部21と径方向に重なった部分を「パイプ重なり部4y」と示している。
ホース重なり部4xは、径方向に、ホース10に向かって押圧されたことにより、凹部4aおよび凹部4bが、ホース重なり部4xに形成されている。ホース重なり部4xを押圧することにより、ホース10がパイプ付き継手1に締結されている。
パイプ重なり部4yは、径方向に、パイプ本体部21に加締め固定されている。これにより、パイプ重なり部4yの外周面に、複数の凹部4A、凹部4Bおよび凹部4Cが形成されている(図2(c)および図3参照)。図3に示すように、複数の凹部4A、凹部4Bおよび凹部4Cは、ソケット4の周方向に間隔を空けて並んでいる。パイプ重なり部4yをパイプ本体部21に加締め固定することにより、パイプ2の回転が抑制される。図3では、パイプ2、ソケット4およびホース10を示し、ニップル3および樹脂部材5は省略している。
樹脂部材5は、図1に示すように、ソケット4において、パイプ本体部21と径方向に重なった部分の外側、パイプフレア部22と径方向に重なった部分の外側、ニップル鍔部32と径方向に重なった部分の外側、および、第2壁部42と径方向に重なった部分の外側に配置されている。ソケット4において、ホース重なり部4xの外側には、樹脂部材5が配置されていない。よって、ソケット4の凹部4aおよび凹部4bの外側にも、樹脂部材5が配置されていない。
樹脂部材5には、ソケット4の凹部4Aに嵌り込んだ凸部5Aが形成されている(図2(d)参照)。樹脂部材5には、凸部5A以外に、ソケット4の他の凹部(例えば、図3の凹部4B、凹部4C)に嵌り込む図示しない凸部も形成されている。樹脂部材5には、ソケット4の凹部と同じ数の凸部が形成されている。樹脂部材5には、ポリアミド等が用いられる。
図1に示すように、樹脂部材5に、ネジ穴5aが形成されている。樹脂部材5を、自動車部品等にネジ止めすることにより、パイプ付き継手1を、自動車部品等に取り付けることができる。
次に、図4〜図10を参照しつつ、パイプ付き継手1の製造方法について説明する。
なお、上記では、パイプ2およびニップル3に接続されたソケットを「ソケット4」と示したが、以下では、パイプ2およびニップル3に接続される前のソケットを「ソケット104」と示し、パイプ2およびニップル3に接続されたソケットを上記と同様に「ソケット4」と示す。以下では、先ず、パイプ2およびニップル3に接続される前の「ソケット104」の構成について説明し、その後、パイプ付き継手1の製造方法について説明する。ソケット104の説明において、ソケット4と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。
ソケット104は、図4に示すように、第1壁部41、第3壁部143および第4壁部144を有する。第1壁部41、第3壁部143および第4壁部144の順に内径が大きくなる。第1壁部41、第3壁部143および第4壁部144により、ソケット104の内壁は3段の階段状になっている。
図4に示すように、先ず、ソケット104に、パイプ2をパイプ本体部21から挿入し、パイプフレア部22の背面22aを、ソケット104の第1壁部41に当接させる(図5参照)。
次に、ソケット104に、ニップル3をニップル鍔部32から挿入し、ニップル鍔部32を、パイプフレア部22に当接させる(第1工程、図6参照)。
上記により、図6に示すように、パイプフレア部22が第1壁部41に当接し、且つ、パイプフレア部22とニップル鍔部32とが当接する。この状態で、治具等を用いて、ソケット104の第3壁部143に軸方向の力を加える。これにより、第3壁部143の一部143pが塑性変形することで、第2壁部42が形成される(第2工程、図7参照)。
図7に示すように、パイプフレア部22およびニップル鍔部32が、第1壁部41および第2壁部42に挟まれる。第2壁部42は、ソケット4の軸方向に、ニップル鍔部32に加締め固定されている。これにより、パイプ2、ニップル3およびソケット4が接続される。
続いて、パイプ2の回転を抑制するため、ソケット4のパイプ重なり部4yを、ソケット4の径方向内側に向かって、パイプ本体部21に加締め固定する。これにより、パイプ重なり部4yに凹部4Aが形成される(第3工程、図8参照)。
次に、ソケット4の外側に樹脂部材5を形成するため、ソケット4のパイプ重なり部4yおよびその近辺を金型200内に配置する。その後、図9に示すように、金型200に溶融した樹脂材料105を注入し、ソケット4の凹部4Aを溶融した樹脂材料105で満たす。ソケット4の他の凹部(例えば、図3の凹部4B、凹部4C)も、溶融した樹脂材料105で満たす。この状態で、樹脂材料105を固化させる。樹脂材料105が固化すると、樹脂部材5が形成される。
図10に、金型200から取り出したパイプ付き継手1を示している。ソケット4の外側に、樹脂部材5が形成されている。樹脂部材5に、ソケット4の凹部4Aに嵌り込んだ凸部5Aが形成されている(第4工程)。樹脂部材5には、ソケット4の他の凹部(例えば、図3の凹部4B、凹部4C)に嵌り込んだ凸部(図示せず)も形成されている。
パイプ付き継手1にホース10を接続する場合、ホース10を、ソケット4とニップル本体部31との間に挿入する。図11に示すように、ソケット4のホース重なり部4xを径方向に押圧することにより、ホース10がパイプ付き継手1に締結される(図1参照)。
以上のように、本実施形態のパイプ付き継手1によると、以下の効果が得られる。
図7に示すように、ソケット4のパイプ重なり部4yが、径方向に加締め固定されている。これにより、パイプ2の回転が抑制される。また、パイプ重なり部4yを加締め固定することで、パイプ重なり部4yの外周面に凹部4Aが形成される(図8参照)。この凹部4Aに、樹脂部材5の凸部5Aが嵌り込む(図1参照)。これにより、樹脂部材5に回転する方向の力が加わったとき、凸部5Aがソケット4に引っ掛かることで、樹脂部材5の回転が抑制される。
このように、パイプ2の回転を抑制するため、ソケット4を加締め固定することにより形成された凹部4Aを利用することで、樹脂部材5の回転を抑制することができる。
上記より、本実施形態のパイプ付き継手1によると、パイプ2の回転および樹脂部材5の回転を抑制することができる。
また、上記では、図1および図2に示すように、パイプ2とニップル3とが別部品であるため、パイプ2およびニップル3をそれぞれ個別に加工することができる。例えば、ニップル3を個別に鍛造加工することにより、ニップル3の内径を所定の径に確保しつつ、外径を縮径することが容易になる。また、ニップル3だけを個別に加工するため、縮径後の軸方向の長さのばらつきが小さい。そのため、軸方向の長さを揃える加工が不要である。また、ニップル3には、パイプ2のような軸方向のシーム部(合わせ目)がない。そのため、内部の液体がシーム部を伝わって漏れることがない。
また、上記では、樹脂部材5の作製方法として、インサート成形による方法を説明した。具体的には、図9に示すように、金型200内に、パイプ2およびニップル3が接続されたソケット4を配置し、金型200に溶融した樹脂材料105を注入し、ソケット4の凹部4Aを溶融した樹脂材料105で満たした状態で、樹脂材料105を固化した。これにより、ソケット4の外側に樹脂部材5を形成した。
上記の方法で樹脂部材5を形成することにより、図1に示すように、樹脂部材5の凸部5Aが、ソケット4の凹部4Aの形状に沿って形成される。樹脂部材5の凸部5Aと、ソケット4の凹部4Aを画定する壁部との間に、隙間が殆ど存在しない。そのため、樹脂部材5の凸部5Aが、ソケット4の凹部4Aで殆ど動かない。これにより、樹脂部材5に、回転する方向の力及び/又はソケット4の軸方向に沿った力等が加わっても、樹脂部材5が殆ど動かない。また、樹脂部材5の凸部5Aと、ソケット4の凹部4Aを画定する壁部との間に、隙間が殆ど存在しないことから、樹脂部材5の凸部5Aと、ソケット4の凹部4Aを画定する壁部との間に、液体や異物等が殆ど侵入しない。そのため、ソケット4の凹部4Aを画定する壁部の腐食を抑制することができる。
また、図3に示すように、ソケット4のパイプ重なり部4yに、複数の凹部4A、凹部4Bおよび凹部4Cが形成されている。複数の凹部4A、凹部4Bおよび凹部4Cは、ソケット4の周方向に間隔を空けて並んでいる。複数の凹部4A、凹部4Bおよび凹部4Cに、それぞれ樹脂部材5の複数の凸部が嵌り込むことにより、ソケット4の周方向の複数箇所で、樹脂部材5がソケット4に引っ掛かる。これにより、樹脂部材5がより回転しにくくなる。
また、図1に示すように、樹脂部材5は、ソケット4において、パイプ2と径方向に重なった部分の外側、ニップル鍔部32と径方向に重なった部分の外側、および、第2壁部42と径方向に重なった部分の外側に配置されている。ソケット4において、ホース重なり部4xの外側には、樹脂部材5が配置されていない。言い換えると、ホース重なり部4xに、径方向外側から押圧可能な領域が存在する。この領域を、径方向内側に向かって押圧することにより、ホース10をパイプ付き継手1に締結することができる。
また、図1に示す樹脂部材5は、樹脂製であるため、軽量である。そのため、樹脂部材5を使用することにより、パイプ付き継手1の軽量化を図れる。また、樹脂部材5は、樹脂製であるため、形状の自由度が高い。なお、樹脂部材5のネジ穴5aに金属カラー等を嵌めてもよい。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について、図12〜図24を参照しつつ説明する。第2実施形態において第1実施形態と異なる点は、樹脂部材5の代わりに金属部材305を採用している点である。なお、上述した第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。
第2実施形態に係るパイプ付き継手301は、図12および図13に示すように、パイプ2と、図示しないニップル3(図15参照)と、ソケット304と、金属部材305とを備える。図12および図13に示すパイプ付き継手301には、ホース10が締結されている。
図14(a)〜(c)に、金属部材305を示している。金属部材305は、図14(a)〜(c)に示すように、金属筒部305Fと、中間部305Gと、ブラケット305Hと、を有する。金属筒部305Fと中間部305Gとブラケット305Hとは、一体成形されている。金属筒部305Fの孔と中間部305Gの孔とが連通するように、金属筒部305Fと中間部305Gとが接続している。中間部305Gに、ブラケット305Hが接続されている。ブラケット305Hに、ネジ穴305aが形成されている。金属部材305は、金属製である。金属部材305の材質は、例えば、冷間圧延鋼板(SPCC)、熱間圧延鋼板(SPHC)が挙げられる。なお、金属部材305の材質は、これらに限定されない。
図14(a)および図14(c)に示すように、金属筒部305Fの外面に、複数の凹部305s、凹部305t、凹部305u、凹部305vおよび凹部305wが形成されている。複数の凹部305s、凹部305t、凹部305u、凹部305vおよび凹部305wは、ソケット4の周方向に間隔を空けて並んでいる。
図15に、パイプ付き継手301の断面図を示している。図14に示すように、金属部材305の金属筒部305Fは、ソケット304において、パイプ本体部21と径方向に重なった部分の外側に配置されている。ソケット304において、ホース重なり部4xの外側に、金属部材305が配置されていない。ブラケット305Hは、ホース重なり部4xに対して、パイプ重なり部304yと反対側に配置されている。
金属筒部305Fは、径方向内側に向かって、パイプ重なり部304yに加締め固定されている。これにより、金属筒部305Fの回転が抑制される。
パイプ重なり部304yは、径方向内側に向かって、パイプ本体部21に加締め固定されている。これにより、パイプ2の回転が抑制される。
金属筒部305Fの外面に、凹部305s、凹部305t、凹部305u、凹部305vおよび凹部305wが形成されている(図13参照)。金属筒部305Fの周方向に、間隔を空けて並んでいる。
図16に示すように、パイプ重なり部304yの外周面に、複数の凹部304A、凹部304B、凹部304C、凹部304Dおよび凹部304Eが形成されている。複数の凹部304A、凹部304B、凹部304C、凹部304Dおよび凹部304Eは、ソケット4の周方向に間隔を空けて並んでいる。図16には、パイプ2、ソケット304およびホース10を示し、ニップル3および金属部材305は省略している。
複数の凹部304A、凹部304B、凹部304C、凹部304Dおよび凹部304Eのそれぞれに、金属筒部305Fに形成された凸部(図15の「凸部305A」参照)が嵌まり込んでいる。これにより、金属筒部305Fが、ソケット304のパイプ重なり部304yに接続されている。
図15には、凹部304Aに凸部305Aが嵌まり込んだ図を示しているが、他の凹部(図16に示す凹部304B、凹部304C、凹部304Dおよび凹部304Eなど)にも、それぞれ、金属筒部305Fに形成された、図示しない凸部が嵌まり込んでいる。金属筒部305Fには、ソケット304の凹部と同じ数の凸部が形成されている。
次に、図17〜図22を参照しつつ、パイプ付き継手301の製造方法について説明する。なお、上記では、パイプ2およびニップル3に接続されたソケットを「ソケット304」と示したが、以下では、パイプ2およびニップル3に接続される前のソケットを「ソケット104」と示し、パイプ2およびニップル3に接続されたソケットを上記と同様に「ソケット304」と示す。以下では、「ソケット104」の説明において、「ソケット304」と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。また、ソケット304に接続された金属部材を「金属部材305」と示したが、以下では、ソケット304に接続される前の金属部材を「金属製の部材405」と示し、ソケット304に接続された金属部材を「金属部材305」と示す。「金属製の部材405」の説明において、「金属部材305」と同一の構成については同一の符号を用い、その説明を適宜省略する。
図17に示すように、先ず、ソケット104に、パイプ2をパイプ本体部21から挿入し、パイプフレア部22の背面22aを、ソケット104の第1壁部41に当接させる(第1工程、図18参照)。
次に、ソケット104に、ニップル3をニップル鍔部32から挿入し、ニップル鍔部32を、パイプフレア部22に当接させる(第1工程、図19参照)。
上記により、図19に示すように、パイプフレア部22が第1壁部41に当接し、且つ、パイプフレア部22とニップル鍔部32とが当接する。この状態で、治具等を用いて、ソケット104の第3壁部143に軸方向の力を加える。これにより、第3壁部143の一部143pが塑性変形することで、第2壁部42が形成される(第2工程、図20参照)。
図20に示すように、パイプフレア部22およびニップル鍔部32が、第1壁部41および第2壁部42に挟まれる。第2壁部42は、ソケット4の軸方向に、ニップル鍔部32に加締め固定されている。これにより、パイプ2、ニップル3およびソケット304が接続される。
続いて、金属製の部材405の筒部405Fを、ソケット4のパイプ重なり部304yの外側に配置する(第3工程、図21参照)。そして、筒部405Fを、径方向内側に向かって、押圧する。これにより、図22に示すように、金属筒部305Fが、径方向内側に向かって、ソケット304に加締め固定されるとともに、ソケット304が、径方向内側に向かって、パイプ2のパイプ本体部21に加締め固定される。また、金属筒部305Fの外面に、凹部305s、凹部305u、凹部305vおよび凹部305wが形成される。パイプ重なり部304yに凹部304Aが形成されるとともに、金属筒部305Fの内面に、凹部304Aに嵌まり込んだ凸部305Aが形成される(第3工程)。図22に示していないが、金属筒部305Fの外面には、他の凹部(例えば、図14(c)に示す凹部305t、凹部305u)も形成される。ソケット304には、他の凹部(例えば、図16に示す凹部304B、凹部304C、凹部304D、凹部304E)が形成されるとともに、金属筒部305Fの内面に、これらの凹部に嵌り込んだ凸部(図示せず)が形成される。
パイプ付き継手301にホース10を接続する場合、図23に示すように、ホース10を、ソケット304とニップル部23との間に挿入する。図24に示すように、ソケット304のホース重なり部4xを径方向に押圧することにより、ホース10がパイプ付き継手301に締結される(図15参照)。
第2実施形態に係るパイプ付き継手301によると、図14に示すように、金属筒部305Fが、径方向内側に向かって、ソケット304のパイプ重なり部304yに加締め固定されているとともに、ソケット4が、径方向内側に向かって、パイプ本体部21に加締め固定されている。パイプ重なり部304yの外周面に、凹部304Aが形成されているとともに、この凹部304Aに、金属部材305の凸部305Aが嵌り込んでいる。これにより、金属筒部305Fの回転が抑制されるとともに、パイプ2の回転が抑制される。例えば、金属部材305に回転する方向の力が加わったとき、金属筒部305Fの各凸部が、ソケット304の各凹部に引っ掛かることで、金属部材305の回転が抑制される。
上記より、第2実施形態のパイプ付き継手301によると、パイプ2の回転および金属部材305の回転を抑制することができる。
また、上記では、図15に示すように、パイプ2とニップル3とが別部品であるため、パイプ2およびニップル3をそれぞれ個別に加工することができる。例えば、ニップル3を個別に鍛造加工することにより、ニップル3の内径を所定の径に確保しつつ、外径を縮径することが容易になる。また、ニップル3だけを個別に加工するため、縮径後の軸方向の長さのばらつきが小さい。そのため、軸方向の長さを揃える加工が不要である。また、ニップル3には、パイプ2のような軸方向のシーム部(合わせ目)がない。そのため、内部の液体がシーム部を伝わって漏れることがない。
また、第2実施形態に係るパイプ付き継手301の製造方法によると、金属製の部材405の筒部405Fを、ソケット4のパイプ重なり部304yの外側に配置し、パイプ重なり部304yを押圧することにより、金属筒部305Fの加締め固定、および、ソケット4の加締め固定を同時に行える。そのため、製造工程の簡略化および製造工程数の低減を図れる。
また、第2実施形態に係るパイプ付き継手301の製造方法によると、金属製の部材405の筒部405Fを、径方向内側に向かって、押圧するため(図21参照)、図22に示すように、金属筒部305Fの凸部305Aとソケット304の凹部304Aを画定する壁部との間に、隙間が殆ど存在しない。そのため、金属筒部305Fの凸部305Aが、ソケット304の凹部304Aで殆ど動かない。これにより、金属部材305に、回転する方向の力及び/又はソケット4の軸方向に沿った力等が加わっても、金属部材305が殆ど動かない。
また、図15に示すように、ソケット304のパイプ重なり部304yに、複数の凹部304A、凹部304B、凹部304C、凹部304Dおよび凹部304Eが形成されている。複数の凹部304A、凹部304B、凹部304C、凹部304Dおよび凹部304Eは、ソケット304の周方向に間隔を空けて並んでいる。複数の凹部304A、凹部304B、凹部304C、凹部304Dおよび凹部304Eに、それぞれ金属部材305の凸部が嵌り込むことにより、ソケット304の周方向の複数箇所で、金属部材305がソケット304に引っ掛かる。これにより、金属部材305がより回転しにくくなる。
また、図15に示すように、金属部材305の金属筒部305Fは、ソケット304において、パイプ本体部21と径方向に重なった部分(パイプ重なり部304y)の外側に配置されている。ソケット304において、ホース重なり部4xの外側には、金属筒部305Fが配置されていない。言い換えると、ホース重なり部4xに、径方向外側から押圧可能な領域が存在する。この領域を、径方向内側に向かって押圧することにより、ホース10をパイプ付き継手301に締結することができる。
また、図14(a)〜(c)に示す金属部材305のブラケット305Hは、自動車部品等にネジ止めされることがある。このとき、ネジ穴305aにネジを挿入するが、金属部材305が金属製であるため、ネジ穴305aの周囲がクリープしにくい。そのため、ネジ止めが緩みにくい。また、ネジ穴305aに金属カラー等の別部品を挿入することにより、ネジ止めが緩まないようにすることがあるが、金属部材305を用いた場合、ネジ止めが緩みにくいため、金属カラー等の別部品が不要である。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。そして、本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記第1実施形態では、ソケット4のパイプ重なり部4yに、複数の凹部4A、凹部4Bおよび凹部4Cが形成されている。また、上記第2実施形態では、ソケット304のパイプ重なり部4yに、複数の凹部304A、凹部304B、凹部304C、凹部304Dおよび凹部304Eが形成されている。しかし、凹部の数は変更可能である。パイプ重なり部4yに、1個、2個または3個の凹部が形成されていてもよく、4個以上の凹部が形成されていてもよい。
また、上記第1実施形態では、ソケット4の複数の凹部4A、凹部4Bおよび凹部4Cのそれぞれに、樹脂部材5の複数の凸部が嵌り込む。樹脂部材5には、ソケット4の凹部と同じ数の凸部が形成されている。しかし、樹脂部材5に形成された凸部の数は、ソケットに形成された凹部の数より少なくてもよいし、ソケットに形成された複数の凹部のすべてに、樹脂部材5の凸部が嵌り込まなくてもよい。
また、上記第1実施形態では、ソケット4に形成された複数の凹部4A、凹部4Bおよび凹部4Cが、ソケット4の周方向に間隔を空けて並んでいる。上記第2実施形態では、ソケット304に形成された複数の凹部304A、凹部304B、凹部304C、凹部304Dおよび凹部304Eが、ソケット304の周方向に間隔を空けて並んでいる。しかし、ソケットに形成された複数の凹部は、ソケットの周方向及び/又は軸方向に間隔を空けて並んでいてもよい。
また、上記第1実施形態では、樹脂部材5が、ソケット4において、パイプ本体部21と径方向に重なった部分の外側、パイプフレア部22と径方向に重なった部分の外側、ニップル鍔部32と径方向に重なった部分の外側、および、第2壁部42と径方向に重なった部分の外側に配置されている。上記第2実施形態では、金属部材305の金属筒部305Fが、ソケット4において、パイプ本体部21と径方向に重なった部分の外側に配置されている。
しかし、樹脂部材5は、パイプ本体部21と径方向に重なった部分の外側だけに配置されていてもよい。樹脂部材5および金属部材305は、パイプ本体部21と径方向に重なった部分の外側およびパイプフレア部22と径方向に重なった部分の外側だけに配置されていてもよい。樹脂部材5および金属部材305は、パイプ本体部21と径方向に重なった部分の外側、パイプフレア部22およびニップル鍔部32と径方向に重なった部分の外側だけに配置されていてもよい。金属部材305の金属筒部305Fは、ソケットにおいて、パイプ本体部21と径方向に重なった部分の外側、パイプフレア部22と径方向に重なった部分の外側、ニップル鍔部32と径方向に重なった部分の外側、および、第2壁部42と径方向に重なった部分の外側に配置されていてもよい。また、樹脂部材5および金属部材305は、ホース重なり部4xの外側に配置されていてもよい。
また、上記第1実施形態では、インサート成形により樹脂部材5を作製する方法について説明した。しかし、樹脂部材5は、別の方法により作製されてもよい。
また、上記第1実施形態では、樹脂部材5を作製する際、ソケット4の凹部4Aを溶融した樹脂材料105で満たした状態で、樹脂材料105を固化することにより、樹脂部材5の凸部5Aを形成した。しかし、樹脂部材5の凸部の形成方法は、別の方法で形成してもよい。
また、上記第2実施形態では、図14(a)〜(c)に示すように、金属筒部305Fと中間部305Gとブラケット305Hとが一体成形されている。しかし、金属筒部305Fと中間部305Gとブラケット305Hとがそれぞれ異なる部材であり、各部材が他の部材に溶接などにより接続されていてもよい。この場合、金属部材305が3つの部材からなる。また、中間部305Gがなく、金属筒部305Fとブラケット305Hとが一体成形されていてもよい。また、金属筒部305Fとブラケット305Hとが別の部材であり、これらが溶接などにより接続されていてもよい。金属筒部305Fと中間部305Gとブラケット305Hとの形状は、図14(a)〜(c)に示す形状に限定されない。
また、上記第2実施形態では、金属部材305が、金属筒部305Fと中間部305Gとブラケット305Hとを有する。しかし、金属部材305が、金属筒部305Fとブラケット305Hとを有し、中間部305Gを有さなくてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、パイプ2において、パイプ本体部21の外径および内径が、それぞれニップル部23の外径および内径より大きい。しかし、パイプ本体部21の外径および内径が、それぞれニップル部の外径および内径と同じでもよい。パイプ本体部21の外径および内径が、それぞれニップル部の外径および内径より小さくてもよい。
1、301 パイプ付き継手
2 パイプ
3 ニップル
4、104、304、404 ソケット
4A、4B、4C、404A、404B、404C、404D、404E 凹部
4x ホース重なり部
4y、304y パイプ重なり部
5 樹脂部材
5A 凸部
10 ホース
21 パイプ本体部
22 パイプフレア部
31 ニップル本体部
32 ニップル鍔部
41 第1壁部
42 第2壁部
105 樹脂材料
200 金型
305 金属部材
305A 凹部
305F 金属筒部
305G 中間部
305H ブラケット
305s、305t、305u、305v、305w 凹部
405 金属製の部材
405F 筒部

Claims (4)

  1. パイプと、
    筒状のニップルと、
    前記パイプおよび前記ニップルが内側に配置された筒状のソケットと、
    前記ソケットの外側に配置された樹脂部材または金属部材と、
    を備え、
    前記パイプは、
    パイプ本体部と、
    前記パイプ本体部の端部に形成され、前記パイプ本体部の外径より幅広なパイプフレア部と、
    を有し、
    前記ニップルは、
    ニップル本体部と、
    前記ニップル本体部の端部に形成され、前記ニップル本体部より外径が大きいニップル鍔部と、
    を有し、
    前記ソケットの内側で、前記パイプフレア部と前記ニップル鍔部とが当接し、
    前記ソケットは、
    前記ソケットの軸方向に、前記パイプフレア部と前記ニップル鍔部とを挟んで配置された第1壁部および第2壁部を有し、
    前記ソケットにおいて、前記パイプ本体部と径方向に重なる部分が、径方向内側に向かって、前記パイプ本体部に加締め固定されることにより、前記ソケットの外周面に凹部が形成され、
    前記樹脂部材または前記金属部材に、前記凹部に嵌り込んだ凸部が形成されていることを特徴とするパイプ付き継手。
  2. 前記ソケットに、複数の前記凹部が形成され、
    複数の前記凹部が、前記ソケットの周方向に間隔を空けて並び、
    前記樹脂部材または前記金属部材に、複数の前記凹部のそれぞれに嵌り込んだ複数の前記凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパイプ付き継手。
  3. パイプ本体部およびパイプフレア部を有するパイプと、ニップル本体部およびニップル鍔部を有するニップルと、前記パイプおよび前記ニップルが内側に配置されたソケットと、前記ソケットの外側に配置された金属部材とを備えたパイプ付き継手の製造方法であり、
    前記ソケットの内側に前記パイプと前記ニップルとを配置し、前記パイプフレア部と前記ニップル鍔部とを当接させる第1工程と、
    前記ニップル鍔部に対して、前記パイプフレア部と反対側にある前記ソケットの壁部を、前記ニップル鍔部に向かって押圧することにより、塑性変形させる第2工程と、
    前記ソケットの前記パイプ本体部と径方向に重なる部分の外側に、金属製の部材の筒部を配置した後、前記筒部を径方向内側に向かって押圧することにより、前記ソケットの前記パイプ本体部と径方向に重なる部分を、径方向内側に向かって、前記パイプ本体部に加締め固定するとともに、前記ソケットの外周面に凹部を形成し、且つ、前記凹部に嵌り込んだ凸部が形成された金属筒部を有する金属部材を形成する第3工程と、
    を備えていることを特徴とするパイプ付き継手の製造方法。
  4. パイプ本体部およびパイプフレア部を有するパイプと、ニップル本体部およびニップル鍔部を有するニップルと、前記パイプおよび前記ニップルが内側に配置されたソケットと、前記ソケットの外側に配置された樹脂部材とを備えたパイプ付き継手の製造方法であり、
    前記ソケットの内側に前記パイプと前記ニップルとを配置し、前記パイプフレア部と前記ニップル鍔部とを当接させる第1工程と、
    前記ニップル鍔部に対して、前記パイプフレア部と反対側にある前記ソケットの壁部を、前記ニップル鍔部に向かって押圧することにより、塑性変形させる第2工程と、
    前記ソケットの前記パイプ本体部と径方向に重なる部分を、径方向内側に向かって、前記パイプ本体部に加締め固定することにより、前記ソケットの外周面に凹部を形成する第3工程と、
    前記ソケットの加締め固定された部分を金型内に配置し、前記金型に溶融した樹脂材料を注入し、前記凹部を溶融した樹脂材料で満たした状態で樹脂材料を固化させることにより、前記凹部に嵌り込んだ凸部を有する樹脂部材を形成する第4工程と、
    を備えていることを特徴とするパイプ付き継手の製造方法。
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