JP2021095184A - 包装袋 - Google Patents

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吉田 英聡
Hideaki Yoshida
英聡 吉田
和泉 田代
Izumi Tashiro
和泉 田代
笙子 木村
Shoko Kimura
笙子 木村
雄貴 丹下
Yuki Tange
雄貴 丹下
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【課題】包装袋の開封線を速やかに破断し包装袋を迅速に開封することが可能な包装袋を提供する。【解決手段】本発明の包装袋100は、物品を収容可能な胴部3および前記胴部3の天面を覆う頂部4を有する包装袋100であって、前記頂部4および/または前記胴部3には、破断することで開口部が形成される開封線9が設けられており、前記包装袋100の外側表面のうち前記開封線9の周辺には、高摩擦部20が設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、物品を包装するための包装袋に関する。
従来、物品、例えば、使い捨ておむつ、軽失禁パッド、生理用品等の吸収性物品を収容可能な包装袋が持つ識別力を高めるため、形状、デザインに様々な工夫をして視認性を向上させた包装袋が存在している。
例えば、特許文献1には、包装袋の表面に凹凸加工を施すことで、高級感等の装飾効果を持たせることを図った包装袋が記載されている。
国際公開第2019/003983号
ここで、例えば、物品を収容した包装袋に、破断することで開口部が設けられる開封線を形成した場合、特許文献1に記載の包装袋では、当該開封線を破断して包装袋を開封するケースを想定していないため、包装袋を開封する際に、包装袋に対して指が滑って、開封線をうまく破断できずに、開封に時間が掛かったり、開封線が形成された範囲を超えて包装袋が破け収容物が外に飛び出したりするおそれが考えられる。
従って、本発明の目的は、包装袋の開封線を速やかに破断し包装袋を迅速に開封することが可能な包装袋を提供することにある。
本発明による包装袋は、物品を収容可能な胴部および前記胴部の天面を覆う頂部を有する包装袋であって、前記頂部および/または前記胴部には、破断することで開口部が形成される開封線が設けられており、前記包装袋の外側表面のうち前記開封線の周辺には、高摩擦部が設けられることを特徴とするものである。
本発明によれば、包装袋の開封線の周辺、つまり、ユーザーが開封線を破断するときに指で摘まんだり支えたり、指が置かれたりする部分に高摩擦部が設けられることによって、包装袋に対する指の滑りが抑制され、指の力が開封線に有効に伝わり、開封線が速やかに破断される結果、包装袋を迅速に開封することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る包装袋の全体斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装袋を示す平面図であり、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は右側面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装袋を示す平面図であり、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は右側面図である。
本発明による包装袋の実施形態について、図1から図3を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は本実施形態の態様に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態に係る包装袋100の全体斜視図であり、図2は本実施形態に係る包装袋を示す平面図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は上面図、図2(c)は右側面図である。
本実施形態に係る包装袋100は、いわゆる、ガセットタイプのものであり、胴部3の天面を覆う屋根型形状の頂部4を有したものである。包装袋100は、天面と底面との間の物品(本実施形態においては吸収性物品の使い捨ておむつ)を収容する空間を実質的に画成する胴部3と、胴部3の天面を覆う頂部4とを備えて構成される。本実施形態では、包装袋100は図1および図2に示すような開封前のものである。
吸収性物品が収容可能な包装袋100の基材フィルムの素材としては、圧縮して胴部3に収容される吸収性物品の復元力を考慮するとともに、包装袋100の端部や角部の硬さを考慮し、伸び率の高く且つ柔らかい材料が採用される。具体的には、例えば、ポリオレフィン類のうちPE(ポリエチレン)等が挙げられる。他の材料としては、アクリル樹脂製フィルム、ポリアミドフィルム、ポリエステルフィルム等も採用されうる。
本実施形態の包装袋100は、包装袋100の底面と略垂直な正面31、背面32、右側面33、および左側面34の4つの面部を有し、物品を収容することによって略直方体形状を呈している。正面31、背面32、右側面33、および左側面34には、収容された物品の情報、キャラクター、模様、デザイン等を表す表示部8が設けられる。表示部8は、正面31、背面32、右側面33、および左側面34の外側表面(または内側表面)に印刷加工等を施すことで形成される。
頂部4には、屋根型形状を構成する一対の傾斜面部5とこれらに挟まれるように立ち上がり部6とが設けられる。立ち上がり部6には、吸収性物品を多数収容した包装袋の可搬性を考慮して手で持って提げるための穴が形成された持ち手部7を有する。
本発明に係る包装袋100では、頂部4および/または胴部3には、破断することで開口部が形成される開封線9が設けられており、包装袋100の外側表面のうち開封線9の周辺には、開封線9を破断する際に、包装袋100の外側表面に対してユーザーの指が滑りにくくなるように、一定以上の摩擦力を持たせるため外側表面に所定の加工が施された高摩擦部20が設けられている。本実施形態では、高摩擦部20は、マットコートを付与することによって包装袋100の外側表面に凹凸を形成することで設けられたマットコート部20である。本実施形態では、この凹凸によって、包装袋100の外側表面に高摩擦を提供するだけでなく、光沢を抑制する機能が付与される。本発明では、高摩擦部20は、この限りではなく、エンボス加工、梨地印刷、その他摩擦力(および光沢抑制)を周囲よりも高める加工によって形成されてもよい。
本実施形態に係る包装袋100では、開封線9は、包装袋100に間欠的に切れ込みを入れることで形成されたミシン目で構成され、細長の逆U字状に形成されている。すなわち、開封線9は、図1、図2(a)、および図2(b)に示すように、2本の互いに平行な線分の一方端部同士を略半円の円弧で繋いで全体として細長なもので構成されている。そのような構成の開封線9は、図1、図2(a)、および図2(b)に示すように、包装袋100の頂部4の正面31側の傾斜面部5の、正面31から見て右側端部付近から、胴部3の正面31から見て右側中央部に亘って形成されている。なお、本実施形態では、開封線9が胴部3の正面31および頂部4の一方の傾斜面部5に形成されているが、本発明ではこの限りではなく、開封線9は、頂部4または胴部3に形成されてもよく、例えば、一対の傾斜面部5の両方に形成されたり、胴部3の背面32、右側面33、または左側面34に形成されたりしてもよい。また、本実施形態では、開封線9は、包装袋100の高さ方向に沿って形成されているが、本発明ではこの限りではなく、開封線9は、包装袋100の高さ方向に対して交差する方向、例えば、包装袋100の幅方向や奥行き方向(長さ方向)に沿って形成されてもよい。さらに、本発明では、開封線9は、本発明の効果を奏する限りにおいて、様々な形状が採用されうる。
本実施形態に係る包装袋100では、開封線9の破断に資する位置に設けられた摘み部(開口開始部)40が、図1および図2(b)に示すように、逆U字の湾曲部の内側に配置されている。マットコート部20は、摘み部40に重なるように配置される。本実施形態では、マットコート部20が形成されている領域と、摘み部40が形成されている領域とが一致しているが、本発明では、一部重なる態様も許容するものである。マットコート部20が摘み部40に重なるように配置されることによって、ユーザーは、その摘み部40を摘んで包装袋100を開封するときに、指がマットコート部20を摘むことになるので、凹凸面を有し摩擦力が高いマットコート部20が、いわばグリップとして機能し、指の力が開封線9にしっかり伝えることが可能となるため、無駄な力を必要とせずに開封線9を破断させ包装袋100を迅速に開封させることが可能となっている。
<マットコート部>
マットコート部20は、包装袋100を構成する基材フィルムの表面に形成され、包装袋100の外側表面に滑り抑制の機能を付与する層である。マットコート部20は樹脂成分と固体微粒子とを含む樹脂組成物からなる。
当該樹脂組成物の樹脂成分としてフェノキシ樹脂およびウレタン樹脂を含む主剤樹脂および硬化剤を用いる。
本実施形態においては、主剤樹脂として、2種類の樹脂、即ちウレタン樹脂とフェノキシ樹脂を混合して用いる。
また、硬化剤は特に限定されるものではないが、イソシアネート成分を用いることが好ましい。イソシアネート成分としては、例えばTDI(トリレンジイソシアネート)、HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)、MDI(メチレンビス(4,1−フェニレン)ジイソシアネート)等のジイソシアネート類などを挙げることができ、1種または2種以上の混合物を用いることができる。
なお、本発明はフェノキシ樹脂およびウレタン樹脂以外の樹脂や添加剤を排除するものではなく、本発明の効果である滑り抑制を損なわない限り他の成分の添加が許容される。
樹脂組成物において固体微粒子は、マットコート部20に滑り抑制の機能を付与するために添加される成分である。また、固体微粒子の添加によって、包装材100同士がくっつきにくくなって取り扱いが容易になり、樹脂の光沢を抑えて落ち着いた外観を作り出す効果も得られる。
かかる効果を奏する固体微粒子としては、無機微粒子、有機微粒子のいずれでも使用でき、2種以上を混合して用いることも、無機微粒子と有機微粒子を混合して用いることもできる。ここに、上記効果を良好に奏する無機微粒子としては、シリカ、アルミナ、酸化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、カーボンブラックを例示できる。また、上記効果を良好に奏する有機微粒子としては、アクリル酸エステル系化合物、ポリスチレン系化合物、エポキシ系樹脂、ポリアミド系化合物、およびこれらの架橋物を例示できる。
本発明では、マットコート部20は、上記構成に限られず、本発明の効果を奏する限りにおいて、様々な構成を採用可能である。
<マットコート部の製法>
本発明のマットコート部20を積層する方法は、例えば、基材フィルムの表面にマットコート剤からなるマットコート部20を、基材フィルムの裏面に絵柄インキ層(表示部8)をグラビア印刷、ロールコート等の公知の印刷又は塗工手段により積層すればよい。積層の順序は、マットコート部20と絵柄インキ層のいずれが先でもよい。本発明では、マットコート部20は、上記製法によって形成されることに限られず、様々な公知の製法によって形成され得る。また、絵柄インキ層は、マットコート層上に印刷することで設けてもよい。さらに、本実施形態では、包装袋100は、マットコート部20、基材フィルム、絵柄インキ層の3層で構成されるものであるが、本発明では、3層よりも多い層を有するものであってもよい。
また、本実施形態では、摘み部40周辺には、マットコート部20を設けない。この構成により、摘み部40が周囲から浮かび上がり、視認しやすくなり、探す手間を軽減させることが可能になっている。
従来、物品、例えば、使い捨ておむつ、軽失禁パッド、生理用品等の吸収性物品を収容可能な包装袋が持つ識別力を高めるため、形状、デザインに様々な工夫をして視認性を向上させた包装袋が存在しており、例えば、特許文献1には、包装袋の表面に凹凸加工を施すことで、高級感等の装飾効果を持たせることを図った包装袋が記載されている。
ここで、例えば、物品を収容した包装袋に、破断することで開口部が設けられる開封線を形成した場合、特許文献1に記載の包装袋では、当該開封線を破断して包装袋を開封するケースを想定していないため、包装袋を開封する際に、包装袋に対して指が滑って、開封線をうまく破断できずに、開封に時間が掛かったり、開封線が形成された範囲を超えて包装袋が破け収容物が外に飛び出したりするおそれが考えられる。
本実施形態によれば、包装袋100の開封線9の周辺、つまり、ユーザーが開封線9を破断するときに指で摘む部分にマットコート部20が設けられることによって、包装袋100に対する指の滑りが抑制され、指の力が開封線9に有効に伝わり、開封線9が速やかに破断される結果、包装袋100を迅速に開封することが可能となる。
また、視覚や触覚によって摘み部40を認識することができるので、何処から開封すればいいのかを迅速に知ることができる。
一般に、包装袋に設けられたミシン目は見辛く、適切な開封ができないために収容された物品を包装袋から取り出しにくくなったり、所望の範囲を超えて開口してしまい収容された物品がこぼれ出てしまう(包装袋が収容された物品を保持できない)ということが考えられるところ、本実施形態によれば、開封線9に沿った適切な開口を行いやすくすることが可能となる。また、本実施形態では、包装袋100からの取り出しやすさや、収容された物品がこぼれ出さないようにすることを考慮して、開口部が、おむつの幅と同程度での幅で、包装袋100の正面31に設けられているが、上記のような開封線9に沿った適切な開口を行いやすくすることが可能となる効果は、このように所望の範囲に開口を形成させたい構成の場合に、特に顕著に現れることになる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態では、第1実施形態と異なり、開封線9を破断する際に指を据える領域に重なるようにマットコート部20を配置する。この構成によって、ユーザーが開封線9を破断するときに指で摘まんだり据えたり(または押さえたり)する部分にマットコート部20が設けられることになるので、当該マットコート部20が開封線9の破断に資することになり、包装袋100’を迅速に開封することが可能となる。
図3は、本発明の第2実施形態に係る包装袋を示す平面図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は上面図、図3(c)は右側面図である。本実施形態に係る包装袋100’を構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、開封線9は、細長の逆U字状を呈しており、図3(a)および図3(b)に示すように、包装袋100’の頂部4の正面31側の傾斜面部5の、正面31から見て中央部のやや右寄りから、胴部3の正面31から見て右側中央部に亘って形成されている。本実施形態でも、マットコート部(以下、開口開始・マットコート部とも言う)21は、開封線9の逆U字の湾曲部の内側に配置されている。
本実施形態では、図3(b)に示すように、包装袋100’は、開封線9を破断する際に指で支える位置に設けられた指支え部50をさらに備え、マットコート部20は、指支え部50に重なるように配置される。本実施形態では、マットコート部20が形成されている領域と、指支え部50が形成されている領域とが一致しているが、本発明では、一部重なる態様も許容されるものである。具体的には、ユーザーが包装袋100’を開封する際、包装袋100’の開封線9付近に五指を当てることになる領域を、指支え部50とし、図3(b)に示すように、頂部4の正面31側の傾斜面部5の中央部から右側端部にかけて4箇所配置する。その4箇所の指支え部50に重なるようにマットコート部22(例えば親指用)、23、24、および25がそれぞれ設けられている。
この構成により、例えば、ユーザーが、
(1)人差し指又は中指を、開封線9の逆U字の湾曲部の内側に位置する開口開始・マットコート部21に配置し、
(2)他の指を開口開始・マットコート部21の周囲に位置するマットコート部22、23、24、および25に添え、
(3)開口開始・マットコート部21に添えた指先に力を入れて開封することで、開口開始・マットコート部21が包装袋100’の内側に入り込み、
(4)包装袋100’から一旦手を離し、開口開始・マットコート部21を摘んですべて開口させる、
という一連の動作を迅速に行うことができる。
本実施形態では、マットコート部20および指支え部50は、頂部4の正面31側の傾斜面部5の中央部から右側端部にかけて4箇所配置されているが、本発明ではこの限りではなく、ユーザーによっては開封線9の開口開始・マットコート部21に配置する指が人差し指になったり中指になったりすることを考慮して、人差し指および中指のいずれにも対応できるよう、開口開始・マットコート部21よりも右側に3つのマットコート部20および指支え部50を、左側に2つのマットコート部20および指支え部50を、それぞれ設けてもよい。
また、本実施形態では、開封線9の逆U字の湾曲部の内側に位置する開口開始・マットコート部21および親指を置くマットコート部22が、包装袋100’の頂部4の正面31側の傾斜面部5の中央部にそれぞれ配置されているが、本発明ではこの限りではなく、開口開始・マットコート部21を頂部4の正面31側の傾斜面部5の中央部に配置させて、親指を置くマットコート部22を、包装袋100’の胴部4の正面31側の中央部に配置させてもよい。この構成により、開口開始・マットコート部21付近の開封線9を右手の人差し指(または中指)で破断する際に力を入りやすくさせることが可能となる。
さらに、本実施形態では、マットコート部20および指支え部50は、ユーザーの指の先端領域に対応するような大きさで4箇所配置されているが、本発明ではこの限りではなく、それら4箇所を繋いで含めるような大きさを有するマットコートゾーン(指支えゾーン)であってもよい。例えば、開口開始・マットコート部21を含む包装袋100’の長さ方向(図2(a)および図2(b)における左右方向)に沿った帯状をマットコート部20とする構成も採用されうる。この構成により、マットコート部20を用いて(介して)包装袋100’を持つことが多くなるため、開封線9(または開封線9の破断開始点)の存在に気づきやすくすることが可能となる。また、新たに開封線9を探す際も、まず大きな領域に延在するマットコート部20を探り当て、その中で開封線9の破断開始点を探り当てるということが可能となる。さらに、包装袋100’の開口領域において開封線9の破断開始点とそうではない開封線9部分の見分け/探り分けも可能となり、破断開始点から開封線9を開口させやすくなり、適切に開口する可能性を高めることができる。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、包装袋100’の開封線9の周辺、つまり、ユーザーが開封線9を破断するときに指で摘まんだり支えたり、指が置かれたりする部分にマットコート部20が設けられることによって、包装袋100’に対する指の滑りが抑制され、指の力が開封線9に有効に伝わり、開封線9が速やかに破断される結果、包装袋100’を迅速に開封することが可能となる。すなわち、開封線9によって形成された開口部における開口開始部においてマットコート部20を施すと共に、その他の指が置かれる位置にもマットコート部20を施すことで、手が包装袋100’に対して相対的に移動しづらくすることで、包装袋100’を開口させやすくすることが可能になる。
本実施形態では、包装袋100’の頂部4に指支え部50およびマットコート部20が形成されているが、この限りではなく、本発明では、指支え部50およびマットコート部20は、包装袋100’の開封線9を破断するときに、包装袋100’に指や掌を置く可能性がある、頂部4や胴部3のあらゆる場所に適用可能である。
本実施形態では、マットコート部20は、ユーザーの指の先端領域に対応するような大きさで開封線の周辺のみにマットコートを設ける態様を述べたが、本発明では、この態様に限られず、包装袋100’の外側表面全体にマットコートを設ける態様も許容するものである。このように本発明では、開口開始・マットコート部21やその周辺を含む「全域」において高摩擦部(マットコート部)20を配置してもよいが、開封線9破断時に指を置く範囲のみ高摩擦化することが好ましい。この構成により、開封線9を開封させるのに適切な位置を視覚で確認できるだけでなく、触覚でも確認しやすくさせることが可能となる。
100、100’ 包装袋
3 胴部
31 正面
32 背面
4 頂部
5 傾斜面部
6 立ち上がり部
7 持ち手部
8 表示部
9 開封線
20 高摩擦部(マットコート部)
40 摘み部
50 指支え部

Claims (7)

  1. 物品を収容可能な胴部および前記胴部の天面を覆う頂部を有する包装袋であって、
    前記頂部および/または前記胴部には、破断することで開口部が形成される開封線が設けられており、
    前記包装袋の外側表面のうち前記開封線の周辺には、高摩擦部が設けられることを特徴とする包装袋。
  2. 前記高摩擦部は、マットコートを付与することで形成されるマットコート部であることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記開封線の破断に資する位置に設けられた摘み部をさらに備え、
    前記高摩擦部は、前記摘み部に重なるように配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記摘み部周辺には、前記高摩擦部を設けないことを特徴とする請求項3に記載の包装袋。
  5. 前記開封線は、前記頂部から前記胴部に亘って細長の逆U字状に形成されており、
    前記摘み部は、前記逆U字の湾曲部の内側に配置されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の包装袋。
  6. 前記開封線を破断する際に指で支える位置に設けられた指支え部をさらに備え、
    前記高摩擦部は、前記指支え部に重なるように配置されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の包装袋。
  7. 前記物品は、吸収性物品であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の包装袋。
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