JP2021094998A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動出庫制御の終了時におけるユーザの不快感を低減する。【解決手段】車両は、ユーザが操作可能なアクセルペダルと、ユーザによるアクセルペダルの操作に基づかずに車両を駐車位置から出庫させる自動出庫制御を実行するように構成されたECUとを備える。ECUは、自動出庫制御の実行中にアクセルペダルが操作されるとS202(YES)自動出庫制御を終了するとともに、アクセルペダルの操作に応じた要求駆動力を発生させる。要求駆動力の増加速度D1は、アクセルペダルの操作量Accが小さいほど低く、かつ、自動出庫制御の終了時点からの経過時間ΔTが短いほど低いS206。【選択図】図6

Description

本開示は、車両に関し、より特定的には、車両を駐車位置から自動で出庫させる自動出庫制御が可能な車両に関する。
近年、アクセル操作などをユーザに代替して車両が自動で制御することが可能な車両が普及し始めている。たとえば、車両を目標の駐車位置に自動で駐車させる自動駐車制御を実行可能な車両が市販されている。それに加えて、車両を駐車位置から自動で出庫させる自動出庫制御が可能な車両も知られている。
たとえば、特開2012−111263号公報(特許文献1)は、自動制御装置を開示する。この自動制御装置は、所定の自動制御を行う自動制御部と、予め定められた解除操作が操作者によって自動制御中に行われたことに基づいて自動制御を解除する制御解除部とを備える。自動制御装置は、解除操作が行われた場合であっても、その解除操作が誤操作だと判定された場合には自動制御を解除せず、自動制御を継続させる。
特開2012−111263号公報
自動出庫制御が可能な車両において、自動出庫制御の実行中にユーザがアクセルペダルを操作した場合には、自動出庫制御を終了することが考えられる。この場合、車両の操作権限がユーザに移り、車両の駆動力の制御がユーザによるアクセル操作に基づく制御に切り替えられる。そのため、車両では、ユーザのアクセル操作に応じた要求駆動力が発生する。その要求駆動力を直ちに実現した場合、車両にショックが生じたり過剰な加速感が生じたりしてユーザに不快感を与える可能性がある。
本開示は、かかる課題を解決するためになされたものであり、本開示の目的は、自動出庫制御の終了時におけるユーザの不快感を低減することである。
本開示のある局面に従う車両は、ユーザが操作可能なアクセルペダルと、当該ユーザによるアクセルペダルの操作に基づかずに車両を駐車位置から出庫させる自動出庫制御を実行するように構成された制御装置とを備える。制御装置は、自動出庫制御の実行中にアクセルペダルが操作されると自動出庫制御を終了するとともに、アクセルペダルの操作に応じた要求駆動力を発生させる。要求駆動力の増加速度は、アクセルペダルの操作量が小さいほど低く、かつ、自動出庫制御の終了時点からの経過時間が短いほど低い。
上記構成において、自動出庫制御の終了直後の要求駆動力の増加速度は、アクセルペダルの操作量が小さいほど低く、かつ、自動出庫制御の終了時点からの経過時間が短いほど低い、つまり、制御装置は、自動出庫制御の終了直後には要求駆動量を徐々に増加させる。これにより、自動出庫制御の終了直後に車両の要求駆動力が急増する事態を避け、ショックまたは過剰な加速度の発生を防止できる。したがって、自動出庫制御の終了時におけるユーザの不快感を低減できる。
本開示によれば、自動出庫制御の終了時におけるユーザの不快感を低減できる。
本実施の形態に係る車両の全体構成を概略的に示すブロック図である。 比較例における自動出庫制御の終了時の制御を示すタイムチャートである。 本実施の形態における自動出庫制御の終了時の制御を示すタイムチャートである。 本実施の形態において車両の要求駆動力の増加レートを算出するためのマップを説明するための概念図である。 本実施の形態における自動出庫制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における自動出庫制御の終了時の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
[実施の形態]
<車両構成>
図1は、本実施の形態に係る車両の全体構成を概略的に示すブロック図である。図1を参照して、本実施の形態において、車両1は、ハイブリッド車両(HV:Hybrid Vehicle)である。しかし、車両1の種類は限定されるものではない。車両1は、プラグインハイブリッド車両(PHV:Plug-in Hybrid Vehicle)であってもよいし、電気自動車(EV:Electric Vehicle)であってもよいし、燃料電池車(FCV:Fuel Cell Vehicle)であってもよい。また、車両1は、バッテリが搭載されておらずエンジンで走行する車両(いわゆるコンベ車)であってもよい。
車両1は、エンジン10と、第1モータジェネレータ(MG:Motor Generator)21と、第2MG22と、動力分割装置31と、出力軸32と、駆動輪33と、電力制御装置(PCU:Power Control Unit)40と、システムメインリレー(SMR:System Main Relay)50と、バッテリ60と、ヒューマンマシンインタフェース(HMI:Human Machine Interface)70と、カメラ80と、アクセルペダル91と、アクセルポジションセンサ92と、車速センサ93と、電子制御装置(ECU:Electric Control Unit)100とを備える。
エンジン10は、ECU100からの制御信号に基づいて、燃料を燃焼させて動力を出力する。エンジン10は、たとえばガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンである。エンジン10は、第1MG21のクランキングにより始動されると、動力分割装置31を介して第1MG21および出力軸32のうちの少なくとも一方に動力を供給する。
第1MG21および第2MG22の各々は交流回転電機であり、たとえば三相交流永久磁石型同期モータである。第1MG21は、動力分割装置31を介して受けるエンジン10の動力を用いて発電することができる。たとえばバッテリ60のSOC(State Of Charge)が所定の下限値に達すると、エンジン10が始動して第1MG21により発電が行われる。第1MG21によって発電された電力は、PCU40により電圧変換され、バッテリ60に蓄えられたり、第2MG22に直接供給されたりする。
第2MG22は、バッテリ60に蓄えられた電力および第1MG21により発電された電力のうちの少なくとも一方を用いて駆動力を発生する。第2MG22の駆動力は、出力軸32を介して駆動輪33に伝達される。車両1の制動時には、駆動輪33により第2MG22が駆動されるため、第2MG22は制動エネルギーを電力に変換する回生ブレーキとして作動する。第2MG22により発電された電力は、バッテリ60に蓄えられる。
動力分割装置31は、エンジン10が発生する駆動力を、駆動輪33を駆動するための動力と、第1MG21を駆動するための動力とに分割可能に構成されている。動力分割装置31は、たとえば遊星歯車機構であり、サンギヤSと、プラネタリギヤPと、リングギヤRと、キャリヤCとを含む。
PCU40は、ECU100からの制御信号に基づいて、バッテリ60から供給される高電圧の直流電力を交流電力に変換して第1MG21および/または第2MG22に出力する。これにより、第1MG21および/または第2MG22が駆動される。また、PCU40は、第1MG21および/または第2MG22によって発電される交流電力を直流電力に変換してバッテリ60へ出力する。これにより、バッテリ60が充電される。また、PCU40は、第1MG21によって発電された電力で第2MG22を駆動することもできる。
SMR50は、PCU40とバッテリ60との間に電気的に接続されている。SMR50は、ECU100からの制御信号に基づいて、バッテリ60をPCU40に電気的に接続したり、バッテリ60をPCU40から電気的に切り離したりする。
バッテリ60は、第1MG21および/または第2MG22を駆動するための高電圧の直流電力を蓄える。バッテリ60は組電池を含む。組電池を構成する各セルは、ニッケル水素電池またはリチウムイオン二次電池などの二次電池である。
HMI70は、ECU100との間で信号の授受を行い、車両1に関する様々な情報を車両1のユーザ(代表的にはドライバ)に提供したり、ユーザの操作を受け付けたりする。HMI70は、いずれも図示しないが、各種操作ボタン、インストルメントパネル、ヘッドアップディスプレイ、カーナビゲーションシステムのタッチパネル付ディスプレイ、AI(Artificial Intelligence)アシスタントなどを含み得る。
カメラ80は、車両1の周囲を撮像する撮像機器である。カメラ80は、たとえば自動駐車制御(後述)の実行時に作動する。
アクセルペダル91は、車両1の駆動力を調整するためにユーザ(ドライバ)によって操作される。アクセルポジションセンサ92は、ユーザによるアクセルペダル91の踏み込み量をアクセル開度Accとして検出し、その検出結果をECU100に出力する。車速センサ93は、出力軸32の回転速度を車速Vとして検出し、その検出結果をECU100に出力する。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサと、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などのメモリと、入出力ポートと、タイマー(いずれも図示せず)とを内蔵する。ECU100は、メモリに記憶された情報および対応するセンサからのデータに基づいて所定の演算処理を実行する。たとえば、ECU100は、アクセル開度Accおよび車速などに基づいて、ユーザが車両1に要求する駆動力(要求駆動力)を算出する。ECU100は、その算出された要求駆動力に従って車両1の駆動力を制御する。より具体的には、要求駆動力に近い駆動力が駆動輪33に伝達されるように、エンジン10の出力(スロットル開度、点火時期、燃料噴射量など)と、第1MG21および第2MG22の出力(通電量など)とを制御する。
なお、ECU100は、機能毎に複数のECUに分割されていてもよい。たとえば、ECU100は、エンジン10を制御するエンジンECUと、バッテリ60を監視するバッテリECUと、車両1の全体制御を統括するハイブリッドECU(いずれも図示せず)とに分割されていてもよい。
本実施の形態においてECU100により実行される主要な制御として自動駐車制御が挙げられる。自動駐車制御とは、カメラ80により取得される画像情報に基づいて車両1を目標の駐車位置に自動で駐車させる制御である。ECU100は、ユーザの車両操作(ステアリング操作およびアクセルペダル操作など)に基づくことなく、車両1を目標位置に駐車させるための各種制御(ステアリング制御、駆動力制御、ブレーキ制御など)を実行する。
自動駐車制御は、その機能の1つとして自動出庫制御を含む。自動出庫制御とは、カメラ80により取得される画像情報に基づいて、車両1の駐車位置(たとえば縦列駐車の位置)から目標位置(たとえば車線に合流可能な位置)まで車両1を自動で移動させる制御である。自動出庫制御においても、ECU100は、ユーザの車両操作(ステアリング操作およびアクセルペダル操作など)に基づくことなく、車両1を駐車位置から出庫させるための各種制御(ステアリング制御、駆動力制御、ブレーキ制御など)を実行する。
<自動出庫制御の終了>
車両1における自動駐車制御(特に自動出庫制御)の実行中にユーザによりアクセルペダル91が操作される場合がある。たとえば、車両1が縦列駐車の位置から移動して車線に合流可能な位置に到達した場合、ユーザはアクセルペダル91を踏むと考えられる。ECU100は、アクセルペダル91が踏まれたことを検出すると、たとえユーザがHMI7を操作していなくても自動出庫制御を終了する。これにより、HMI7へのユーザ操作が削減されるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
その一方で、自動出庫制御の終了時には以下で説明するような課題が生じ得る。したがって、本実施の形態におけるECU100は、自動出庫制御の終了時に特定の制御を実行する。この制御について、比較例と対比しながら詳細に説明する。
図2は、比較例における自動出庫制御の終了時の制御を示すタイムチャートである。図2および後述する図3において、横軸は経過時間を表す。縦軸は、上から順に、自動出庫制御を管理する自動駐車制御フラグのオン/オフ、ユーザのアクセルペダル操作に基づくアクセル開度Acc、および、車両1の要求駆動力を表す。
図2を参照して、初期時刻t0では自動駐車制御フラグがオンであり、自動出庫制御が実行されているとする。時刻t1においてユーザによるアクセルペダル91の踏み込み量(アクセル開度Acc)が所定値Xを超えると、ユーザがアクセルペダル91を踏み込んだと判定される。そうすると、自動駐車制御フラグがオンからオフに切り替えられ、自動出庫制御が終了する。そして、車両1の操作権限が車側(車両1)から人間側(ユーザ)へと移管し、車両1の要求駆動力の制御がユーザによるアクセルペダル操作に基づく制御に切り替えられる。
比較例では、時刻t1における自動出庫制御の終了に伴い、アクセル開度Accに応じた要求駆動力(Acc=Xに対応する要求駆動力)が発生する。自動出庫制御の終了前後で要求駆動力が不連続に変化するので、自動出庫制御の終了直前の駆動力が比較的小さかった場合などには、時刻t1でのAcc=Xに対応する要求駆動力の発生に伴い、車両1の駆動力が急変(急増)する可能性がある。その結果、車両1にショック(振動または衝撃)が生じたり過剰な加速感が生じたりしてユーザに不快感を与える可能性がある。
そこで、本実施の形態においては、自動出庫制御の終了直後には車両1の要求駆動力を緩やかに増加させる。より具体的には、車両1の要求駆動力を、アクセルペダル91の操作量(アクセル開度Acc)が小さいほど小さくし、かつ、自動出庫制御の終了時点(時刻t1)からの経過時間が短いほど小さくする。なお、以下では、自動出庫制御の終了時点からの経過時間を「ΔT」とも記載する。
図3は、本実施の形態における自動出庫制御の終了時の制御を示すタイムチャートである。図3を参照して、本実施の形態においても時刻t1にてアクセル開度Accが所定値Xに達し、自動駐車制御フラグがオンからオフに切り替えられる。自動出庫制御の終了に伴い、車両1の要求駆動力がユーザによるアクセルペダル操作に基づいて制御されるようになる。
本実施の形態においては、自動出庫制御を終了させて以降、車両1の要求駆動力の増加レート(単位時間当たりの増加量)を比較例と比べて低くする。以下、車両1の要求駆動力の増加レートを「駆動力レート」とも呼ぶ。駆動力レートは、少なくとも「第1駆動力レートD1」に基づいて定められる。第1駆動力レートD1の算出には、たとえば以下に説明するようなマップMPが用いられる。
図4は、本実施の形態において第1駆動力レートD1を算出するためのマップMPを説明するための概念図である。図4に示すように、アクセル開度Accが小さく、自動出庫制御の終了時点からの経過時間ΔTが短いほど、第1駆動力レートD1は低く設定される。これにより、車両1のスムーズな発進が実現されるので、自動出庫制御の終了に伴うショックや過剰な加速感(飛び出し感)の発生を防止することが可能である。よって、ユーザの不快感を低減(抑制)できる。
<制御フロー>
図5は、本実施の形態における自動出庫制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、ECU100により実行され、ユーザによって自動出庫が要求されると開始される。自動出庫の要求は、たとえば、HMI7に表示される自動出庫開始ボタンをユーザがタッチすることで発生する。このフローチャートの実行開始時には、車両1は駐車しているとする。また、ECU100は、自動駐車制御フラグに加えて、ユーザによるアクセルペダル91の操作があったことを示すアクセルペダル操作フラグを管理する。アクセルペダル操作フラグはオフであるとする。
なお、図5および後述する図6のフローチャート内の各ステップは、ECU100によるソフトウェア処理によって実現されるが、ECU100内に作製された電子回路による処理(ハードウェア処理)によって実現されてもよい。以下ではステップを「S」と略す。
図5を参照して、自動出庫が要求されると、ECU100は、自動駐車制御(自動出庫制御を含む)の実行中であることを示す自動駐車制御フラグをオンにする(S101)。
S102において、ECU100は、目標位置を撮影するカメラ80から撮影画像の情報を取得する(S102)。目標位置とは、前述のように、車線に合流可能な位置などである。次いで、ECU100は、車両1の現在の駐車位置から目標位置に至るまでの車両1の移動経路を生成する(S103)。
S104において、ECU100は、S103にて生成された移動経路に沿って車両1を移動させる際の目標車速を算出する。さらに、ECU100は、生成された移動経路に沿って車両1が目標車速で移動するように、車両1のステアリング、駆動力、ブレーキ等を制御する(S105)。
S106において、ECU100は、車両1が目標位置に到達したかどうかを判定する。車両1が目標位置に到達した場合(S106においてYES)、ECU100は、自動駐車制御フラグをオンからオフに切り替え、自動出庫制御を終了する(S107)。なお、HMI7へのユーザ操作により自動出庫制御の中止が要求された場合にも自動駐車制御フラグをオフにすることができる。
一方、車両1が目標位置に到達していない場合(S106においてNO)、ECU100は、処理をS108に進め、アクセルポジションセンサ92からアクセル開度Accを取得する。そして、ECU100は、アクセル開度Accが所定値X以上であるかを判定する(S109)。アクセル開度Accが所定値X未満である場合(S109においてNO)には、ECU100は、ユーザによるアクセルペダル91の操作が検出されていないとして処理をS104に戻す。この場合、自動出庫制御が継続する。
これに対し、アクセル開度Accが所定値X以上である場合(S109においてYES)、ECU100は、ユーザによるアクセルペダル91の操作が検出されたとして、アクセルペダル操作フラグをオンにする(S110)。その後、ECU100は、処理をS107に進め、自動駐車制御フラグをオフにする。
図6は、本実施の形態における自動出庫制御の終了時の処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示される一連の処理は、ECU100により実行され、たとえば所定の制御周期毎に開始される。
図6を参照して、S201において、ECU100は、自動駐車制御フラグがオフであるかどうかを判定する。自動駐車制御フラグがオンである場合(S201においてNO)には、ECU100は処理をメインルーチンに戻す。自動駐車制御フラグがオフである場合(S201においてYES)、ECU100は、アクセル操作フラグがオンであるかどうかを判定する(S202)。アクセル操作フラグがオフである場合(S202においてNO)にも、ECU100は処理をメインルーチンに戻す。
自動駐車制御フラグがオフであり、かつ、アクセル操作フラグがオンである場合(S201においてYESかつS202においてYES)、ECU100は、自動駐車制御フラグがオンからオフに切り替えられてからの経過時間ΔTを取得する(S203)。この経過時間は、ECU100に内蔵されたタイマー(図示せず)によって計測可能である。さらに、ECU100は、アクセルポジションセンサ92からアクセル開度Accを取得する(S204)。また、ECU100は、車速センサ93から車速Vを取得する(S205)。
S206において、ECU100は、自動駐車制御フラグがオンからオフに切り替えられてからの経過時間ΔTとアクセル開度Accとに基づいて、第1駆動力レートD1を算出する。図4にて説明したように、第1駆動力レートD1は、アクセル開度Accが大きいほど高くなり、経過時間ΔTが長いほど高くなるように、マップMPに基づいて算出される。
S207において、ECU100は、車速Vに基づいて第2駆動力レートD2を算出する。より詳細には、車速Vが速いほど第2駆動力レートD2を高くすることができる。
S208において、ECU100は、第1駆動力レートD1と第2駆動力レートD2とに基づいて、車両1の駆動力レートを算出する。たとえば、車両1のシフトポジションが前進レンジ(Dレンジなど)である場合には、第1駆動力レートD1と第2駆動力レートD2とのうちの高い方を車両1の駆動力レートとすることができる。一方、車両1のシフトポジションが後進レンジ(Rレンジ)である場合には、第1駆動力レートD1と第2駆動力レートD2とのうちの低い方を車両1の駆動力レートとすることができる。
ただし、第1駆動力レートD1と第2駆動力レートD2とから車両1の駆動力レートを算出する手法は、これに限定されるものではない。たとえば、第1駆動力レートD1と第2駆動力レートD2との和(加算値)を車両1の駆動力レートとしてもよい。
S209において、ECU100は、S209にて算出された駆動力レートに応じて定まる要求駆動力に従って、車両1の駆動力を制御する。
以上のように、本実施の形態においては、自動出庫制御の終了直後には要求駆動量を徐々に増加させる。より具体的には、車両1の要求駆動力は、アクセル開度Accが小さいほど小さくなり、自動出庫制御の終了時点からの経過時間ΔTが短いほど小さくなるように定められる。これにより、自動出庫制御の終了直後に車両1の要求駆動力が急増する事態を避けることができる。したがって、自動出庫制御の終了直後のショックまたは過剰な加速度の発生を防止し、ユーザの不快感を抑制できる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10 エンジン、21 第1MG、22 第2MG、31 動力分割装置、32 出力軸、33 駆動輪、40 PCU、50 SMR、60 バッテリ、70 HMI、80 カメラ、91 アクセルペダル、92 アクセルポジションセンサ、93 車速センサ、100 ECU、C キャリヤ、P プラネタリギヤ、R リングギヤ、S サンギヤ。

Claims (1)

  1. ユーザが操作可能なアクセルペダルと、
    前記ユーザによる前記アクセルペダルの操作に基づかずに車両を駐車位置から出庫させる自動出庫制御を実行するように構成された制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記自動出庫制御の実行中に前記アクセルペダルが操作されると前記自動出庫制御を終了するとともに、前記アクセルペダルの操作量に応じた要求駆動力を発生させ、
    前記要求駆動力の増加速度は、前記アクセルペダルの操作量が小さいほど低く、かつ、前記自動出庫制御の終了時点からの経過時間が短いほど低い、車両。
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