JP2021094865A - タイヤ - Google Patents

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昌宏 片山
正之 有馬
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    • B60C9/22Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel the plies being arranged with all cords disposed along the circumference of the tyre

Abstract

【課題】トレッドの接地形状をコントールすると共に、ベルトの耐久性を向上させる。【解決手段】タイヤは、タイヤケース13の内部に配置されたカーカス16のタイヤ径方向外側に設けられ、タイヤケース13のゴムよりも引張弾性率の高い被覆樹脂20によりコードが被覆された樹脂被覆コード24をタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けて構成され、被覆樹脂20同士がタイヤ幅方向に互いに接合されたベルト12と、ベルト12のタイヤ径方向外側に設けられ、接地面を構成するキャップゴム34とキャップゴム34とベルト12との間に位置するベースゴム44とを備え、ベースゴム44のうちタイヤ幅方向の中央に位置する中央ベースゴム44Cの圧縮剛性が、中央ベースゴム44Cのタイヤ幅方向両側に位置する側部ベースゴム44Eの圧縮剛性よりも低いトレッド14と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤに関する。
樹脂被覆ベルトを備える空気入りタイヤが開示されている(特許文献1参照)。
特開2019−1411号公報
上記した従来例のように、トレッド表面は、タイヤ幅方向断面においてタイヤ径方向外側に凸に湾曲していることが一般的である。この場合、タイヤ外径は、タイヤ赤道面において最も大きく、タイヤ幅方向外側に向かうにしたがって次第に減少しているので、タイヤ接地時におけるトレッドの中央部でのタイヤ半径と、トレッドの端部(ショルダー部)でのタイヤ半径の差である径差が大きくなる。
また、上記したベルトの被覆樹脂には、ゴム材料よりも引張弾性率が高い樹脂材料が用いられており、タイヤ接地時における樹脂被覆ベルトの変形は、一般的なゴム被覆ベルトを用いた場合と比較して少なくなる。したがって、トレッドの接地形状を適切にするためにトレッドのショルダー部を路面に近づく方向に変形させると、ベルトのタイヤ幅方向の端部(ベルト端)に生ずる歪が大きくなると考えられる。
本発明は、トレッドの接地形状をコントールすると共に、ベルトの耐久性を向上させることを目的とする。
第1の態様に係るタイヤは、タイヤケースの内部に配置されたカーカスのタイヤ径方向外側に設けられ、前記タイヤケースのゴムよりも引張弾性率の高い被覆樹脂によりコードが被覆された樹脂被覆コードをタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けて構成され、前記被覆樹脂同士がタイヤ幅方向に互いに接合されたベルトと、前記ベルトのタイヤ径方向外側に設けられ、接地面を構成するキャップゴムと前記キャップゴムと前記ベルトとの間に位置するベースゴムとを備え、前記ベースゴムのうちタイヤ幅方向の中央に位置する中央ベースゴムの圧縮剛性が、前記中央ベースゴムのタイヤ幅方向両側に位置する側部ベースゴムの圧縮剛性よりも低いトレッドと、を有する。
このタイヤでは、トレッドの中央ベースゴムの圧縮剛性が、側部ベースゴムの圧縮剛性よりも低く設定されているので、タイヤ接地時には、この中央ベースゴムが側部ベースゴムよりも大きく圧縮変形する。したがって、トレッド(キャップゴム)のショルダー部が接地し易くなり、トレッドの接地幅が大きくなる。これにより、ベルトの変形を抑制しつつ、トレッドの中央部とショルダー部での径差を縮小させることができる。またこれによって、ベルト端に生ずる歪を抑制することができる。
第2の態様は、第1の態様に係るタイヤにおいて、前記中央ベースゴムが、前記キャップゴムに形成された周方向主溝のうち、タイヤ赤道面からそれぞれ最も離れた端部側周方向主溝よりタイヤ幅方向内側の領域に位置している。
このタイヤでは、中央ベースゴムがキャップゴムに形成された端部側周方向主溝よりタイヤ幅方向内側の領域に位置しているので、タイヤ接地時にトレッドにおける端部側周方向主溝よりタイヤ幅方向内側の領域が比較的大きく変形する。したがって、端部側周方向主溝よりタイヤ幅方向の領域であるショルダー部が更に接地し易くなる。
第3の態様は、第1の態様又は第2の態様に係るタイヤにおいて、前記ベースゴムの圧縮剛性が、前記中央ベースゴムと前記側部ベースゴムとの境界部でタイヤ幅方向に次第に変化している。
このタイヤでは、ベースゴムの圧縮剛性が中央ベースゴムと側部ベースゴムとの境界部でタイヤ幅方向に次第に変化しているので、タイヤ幅方向におけるベースゴムの剛性段差が少なくなる。したがって、中央ベースゴムと側部ベースゴムとの境界部に対応する位置でのベルトの応力集中を抑制できる。
本発明によれば、トレッドの接地形状をコントールすると共に、ベルトの耐久性を向上させることができる。
本実施形態に係るタイヤをタイヤ幅方向に切断して示す要部断面図である。 本実施形態に係るタイヤが接地した状態をタイヤ幅方向に切断して示す要部断面図である。 本実施形態に係るタイヤの変形例をタイヤ幅方向に切断して示す要部断面図である。 (A)は、本実施形態が接地した状態をタイヤ軸方向から見た状態を示す正面図である。(B)は、図4(A)の状態での接地形状を模式的に示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。なお、図中に示す矢印Cはタイヤの周方向(以下「タイヤ周方向」)を示し、矢印Wはタイヤの幅方向(以下「タイヤ幅方向」)を示し、矢印Rはタイヤの径方向(以下「タイヤ径方向」)を示す。ここで、タイヤ幅方向とは、タイヤの回転軸と平行な方向であって、タイヤ径方向とは、タイヤの回転軸と直交する方向である。また、符号CLはタイヤ赤道面を示す。
各部の寸法測定方法は、JATMA(日本自動車タイヤ協会)が発行する2019年度版YEAR BOOKに記載の方法による。使用地又は製造地において、TRA規格、ETRTO規格が適用される場合は、各々の規格に従う。
図1、図2において、本実施形態に係るタイヤ10は、タイヤケース13の内部に配置されたカーカス16のタイヤ径方向外側に設けられたベルト12と、ベルト12のタイヤ径方向外側に設けられたトレッド14とを有している。
ここで、タイヤケース13は、タイヤ骨格部材であり、例えばビードコア(図示せず)、カーカス16、ビードフィラー(図示せず)、インナーライナー18、及びサイドゴム層(図示せず)によって構成されている。
ベルト12は、タイヤケース13のゴムよりも引張弾性率の高い被覆樹脂20によりコード22が被覆された樹脂被覆コード24をタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けて構成され、被覆樹脂20同士がタイヤ幅方向に互いに接合されている。樹脂被覆コード24は、補強材としての例えば2本のコード22を被覆樹脂20により被覆したものであり、例えば断面平行四辺形に形成されている。図示は省略するが、コード22と被覆樹脂20の間には、接着樹脂が介在している。
図1から図3において、トレッド14は、接地面を構成するキャップゴム34と、ベースゴム44とを備えている。キャップゴム34には、例えばタイヤ赤道面CLのタイヤ幅方向両側に2本ずつ、計4本の周方向主溝26が形成されている。この周方向主溝26のうち、タイヤ赤道面CLにそれぞれ近い側を中央側周方向主溝26Aと呼び、タイヤ赤道面CLからそれぞれ離れた溝を端部側周方向主溝26Bと呼ぶこととする。タイヤ赤道面CLのタイヤ幅方向両側に3本以上の周方向主溝26が形成されている場合、端部側周方向主溝26Bは、タイヤ赤道面CLから最も遠い溝を指す。以下、トレッド14のキャップゴム34において、端部側周方向主溝26Bよりタイヤ幅方向中央側の部位をトレッド14の中央部30と呼び、端部側周方向主溝26Bよりタイヤ幅方向外側の部位をトレッド14のショルダー部32と呼ぶこととする。
ベースゴム44は、キャップゴム34とベルト12との間、つまりトレッド14の深層に位置している。トレッド14において、ベースゴム44のうちタイヤ幅方向の中央に位置する中央ベースゴム44Cの圧縮剛性は、中央ベースゴム44Cのタイヤ幅方向両側に位置する側部ベースゴム44Eの圧縮剛性よりも低く設定されている。これは、側部ベースゴム44Eの圧縮剛性を従来と同様に設定しつつ、中央ベースゴム44Cの圧縮剛性を従来よりも低くした構成を意味する。中央ベースゴム44Cの圧縮剛性を従来と同様に設定しつつ、側部ベースゴム44Eの圧縮剛性を従来よりも高くした構成ではない。なお、側部ベースゴム44Eの圧縮剛性は、キャップゴム34の圧縮剛性よりも低く設定されている。キャップゴム34の圧縮剛性は、例えばタイヤ幅方向において一様である。
圧縮剛性に違いを持たせる手段としては、弾性率、硬さ等の物性や、構造に差を設けることが考えられる。中央ベースゴム44Cの材料と側部ベースゴム44Eの材料が同じであっても、例えば中央ベースゴム44Cを発泡ゴムとし、側部ベースゴム44Eを非発泡ゴムとして構造に差を設けることで、中央ベースゴム44Cの圧縮剛性を側部ベースゴム44Eの圧縮剛性よりも低くすることができる。
中央ベースゴム44Cは、複数種類のゴムから複合的に構成されていてもよい。また、側部ベースゴム44Eが、複数種類のゴムから複合的に構成されていてもよい。つまり、中央ベースゴム44Cと側部ベースゴム44Eの剛性は、それぞれ一定でもよいし、また一定でなくてもよい。中央ベースゴム44Cにおける圧縮剛性の平均が、側部ベースゴム44Eにおける圧縮剛性の平均よりも低くなっていればよい。
図3に示されるように、ベースゴム44の圧縮剛性が、中央ベースゴム44Cと側部ベースゴム44Eとの境界部でタイヤ幅方向に次第に変化していてもよい。この例では、中央ベースゴム44Cと側部ベースゴム44Eの界面44Bが、タイヤ径方向に対して、タイヤ径方向外側に向かってタイヤ幅方向外側に傾斜している。換言すれば、タイヤ幅方向における中央ベースゴム44Cの範囲が、タイヤ径方向外側に向かって拡大している。
図1に示される例では、中央ベースゴム44Cは、端部側周方向主溝26Bよりタイヤ幅方向内側の領域に位置している。図3に示される例では、中央ベースゴム44Cの最も幅の狭い部分が、端部側周方向主溝26Bよりタイヤ幅方向内側の領域に位置している。中央ベースゴム44Cと側部ベースゴム44Eの界面44Bは、例えば端部側周方向主溝26Bとタイヤ径方向に重なる位置に配置されている。
ここで、ベルト16における樹脂被覆コード24の被覆樹脂20には、熱可塑性の樹脂を用いることができ、トレッド14(例えばキャップゴム34)を構成するゴムよりも引張弾性率の高い樹脂材料が用いられている。この樹脂としては、弾性を有する熱可塑性樹脂、及び熱可塑性エラストマー(TPE等を用いることができる。走行時の弾性と製造時の成形性を考慮すると、熱可塑性エラストマーを用いることが望ましい。
熱可塑性エラストマーとしては、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(TPC)、動的架橋型熱可塑性エラストマー(TPV)等が挙げられる。
また、熱可塑性樹脂としては、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。さらに、熱可塑性樹脂材料としては、例えば、ISO75−2又はASTM D648に規定されている荷重たわみ温度(0.45〔MPa〕荷重時)が78〔°C〕以上、JIS K7113に規定される引張降伏強さが10〔MPa〕以上、同じくJIS K7113に規定される引張破壊伸びが50%以上、JIS K7206に規定されるビカット軟化温度(A法)が130〔°C〕以上であるものを用いることができる。
ベルト16における樹脂被覆コード24の被覆樹脂20の引張弾性率(JIS K7113:1995に規定される)は、100〔MPa〕以上が好ましい。また、被覆樹脂20に用いられる樹脂の引張弾性率の上限は、1000〔MPa〕以下とすることが好ましく、200〜700〔MPa〕の範囲内が特に好ましい。
ベルト12におけるコード22と被覆樹脂20の間には、接着樹脂(図示せず)が設けられている。この接着樹脂に用いられる樹脂には熱可塑性の樹脂を用いることができ、被覆樹脂20よりも水分が浸透し難いもの、言い換えれば、水分を吸収し難い樹脂が用いられている。接着樹脂に用いられる樹脂材料を構成する接着剤としては、例えば、変性オレフィン系樹脂(変性ポリエチレン系樹脂、変性ポリプロピレン系樹脂等)、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、変性ポリエステル系樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の1種又は2種以上の熱可塑性樹脂を主成分(主剤)として含むものが挙げられる。
これらの中でも、金属部材(コード22)及び樹脂層(被覆樹脂20)との接着性の観点から、変性オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、変性ポリエステル系樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる群より選ばれる少なくとも1種を含むホットメルト接着剤が好ましく、変性オレフィン系樹脂及び変性ポリエステル系樹脂より選ばれる少なくとも1種を含むホットメルト接着剤がより好ましく、その中でも酸変性オレフィン系樹脂(不飽和カルボン酸で酸変性された変性オレフィン系樹脂)及び変性ポリエステル系樹脂より選ばれる少なくとも1種を含むホットメルト接着剤がさらに好ましく、酸変性ポリエステル系樹脂を含むホットメルト接着剤が特に好ましい。
ここで、「不飽和カルボン酸で酸変性された変性オレフィン系樹脂」とは、ポリオレフィンに、不飽和カルボン酸をグラフト共重合させた変性オレフィン系樹脂を意味する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係るタイヤ10では、トレッド14の中央ベースゴム44Cの圧縮剛性が、側部ベースゴム44Eの圧縮剛性よりも低く設定されている。したがって、図2に示されるように、タイヤ10が路面28に接地したときには、中央ベースゴム44Cが側部ベースゴム44Eよりも大きく圧縮変形する。具体的には、中央ベースゴム44Cがキャップゴム34に形成された端部側周方向主溝26Bよりタイヤ幅方向内側の領域に位置しているので、タイヤ接地時にトレッド14の中央部30(端部側周方向主溝26Bよりタイヤ幅方向内側の領域)が比較的大きく変形する。したがって、トレッド14(キャップゴム34)のショルダー部32が接地し易くなり、トレッド14の接地幅が大きくなる。これにより、ベルト12の変形を抑制しつつ、トレッド14の中央部30とショルダー部32での径差を縮小させることができる。またこれによって、ベルト12端に生ずる歪を抑制することができる。このため、トレッド14の接地形状をコントールすると共に、ベルト12の耐久性を向上させることができる。
また、図3に示される例では、ベースゴム44の圧縮剛性が中央ベースゴム44Cと側部ベースゴム44Eとの境界部(界面44B)でタイヤ幅方向に次第に変化しているので、タイヤ幅方向におけるベースゴム44の剛性段差が少なくなる。したがって、中央ベースゴム44Cと側部ベースゴム44Eとの境界部(界面44B)に対応する位置でのベルト12の応力集中を抑制できる。
ここで、タイヤ10の接地状態をタイヤ軸方向から見た場合において(図4(A))、ベースゴム44における中央ベースゴム44Cの圧縮剛性が側部ベースゴム44Eの圧縮剛性と等しい比較例タイヤの接地長(タイヤ進行方向の接地長さ)をL0とし、本実施形態に係るタイヤ10の接地長をL1とする。そうすると、本実施形態に係るタイヤ10では、タイヤ接地時にトレッド14の中央部30が比較的大きく変形するため、ベルト12の変形が少なくても、接地長L1が比較例タイヤの接地長L0よりも長くなる。これにより、図4(B)に示される接地形状36も、タイヤ周方向に大きくなる。この結果、コーナリングパワーを向上させることができる。
比較例タイヤの場合、ベルト12の変形が少ない上、ベースゴム44における中央ベースゴム44Cの圧縮剛性が側部ベースゴム44Eの圧縮剛性と等しいことから、タイヤ接地時におけるトレッド14の変形が抑制されるため、接地長L0を長くすることが難しいと考えられる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態では、中央ベースゴム44Cが、端部側周方向主溝26Bよりタイヤ幅方向内側の領域に位置しているものとしたが、中央ベースゴム44Cと側部ベースゴム44Eの境界部の位置は、端部側周方向主溝26Bの位置には限られず、適宜変更することが可能である。
10…タイヤ、12…ベルト、14…トレッド、16…カーカス、20…被覆樹脂、22…コード、24…樹脂被覆コード、26…周方向主溝、26B…端部側周方向主溝、34…キャップゴム、44…ベースゴム、4、B…界面(境界部)、44C…中央ベースゴム、44E…側部ベースゴム、CL…タイヤ赤道面

Claims (3)

  1. タイヤケースの内部に配置されたカーカスのタイヤ径方向外側に設けられ、前記タイヤケースのゴムよりも引張弾性率の高い被覆樹脂によりコードが被覆された樹脂被覆コードをタイヤ周方向に螺旋状に巻き付けて構成され、前記被覆樹脂同士がタイヤ幅方向に互いに接合されたベルトと、
    前記ベルトのタイヤ径方向外側に設けられ、接地面を構成するキャップゴムと前記キャップゴムと前記ベルトとの間に位置するベースゴムとを備え、前記ベースゴムのうちタイヤ幅方向の中央に位置する中央ベースゴムの圧縮剛性が、前記中央ベースゴムのタイヤ幅方向両側に位置する側部ベースゴムの圧縮剛性よりも低いトレッドと、
    を有するタイヤ。
  2. 前記中央ベースゴムは、前記キャップゴムに形成された周方向主溝のうち、タイヤ赤道面からそれぞれ最も離れた端部側周方向主溝よりタイヤ幅方向内側の領域に位置する請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記ベースゴムの圧縮剛性は、前記中央ベースゴムと前記側部ベースゴムとの境界部でタイヤ幅方向に次第に変化している請求項1又は請求項2に記載のタイヤ。
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