JP2021093504A - 制御方法及びプラズマ処理装置 - Google Patents

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Toshiyuki Arakane
俊行 荒金
哲 綱本
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哲 綱本
雅紀 佐藤
Masaki Sato
雅紀 佐藤
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Abstract

【課題】基板を静電チャックから脱離させる前に静電チャックの表面に蓄積した残留電荷量を推定する。【解決手段】(a)チャンバ内の静電チャックの電極に電源を接続し、前記電源から前記電極に電圧を印加する工程と、(b)前記(a)の後に前記電極と前記電源とを非接続に切り替える工程と、(c)前記(b)の後に前記チャンバ内にガスを供給してプラズマを生成する工程と、(d)前記(c)の間に前記電極の電位を測定する工程と、を有する制御方法が提供される。【選択図】図3

Description

本発明は、制御方法及びプラズマ処理装置に関する。
特許文献1は、静電チャックに静電吸着された基板処理の実行後、電源から静電チャックの電極に所定のHV電圧を印加して静電チャックと基板の間の電荷を除電し、除電後にリフターピンを上昇させ、基板を静電チャックから剥がして搬出することを開示する。
基板処理の実行時に静電チャックの表層に電荷が蓄積されていくと、その電荷量(以下、「残留電荷量」ともいう。)によっては除電時に静電チャックと基板の間に残留吸着が生じ、基板が静電チャックから剥がれ難くなる。残留吸着が生じている状態でリフターピンを上昇すると基板に割れ等が生じることがある。
特開2013−149935号公報
一側面では、基板を静電チャックから脱離させる前に静電チャックの表層に蓄積した残留電荷量を推定することを目的とする。
上記課題を解決するために、一の態様によれば、(a)チャンバ内の静電チャックの電極に電源を接続し、前記電源から前記電極に電圧を印加する工程と、(b)前記(a)の後に前記電極と前記電源とを非接続に切り替える工程と、(c)前記(b)の後に前記チャンバ内にガスを供給してプラズマを生成する工程と、(d)前記(c)の間に前記電極の電位を測定する工程と、を有する制御方法が提供される。
一の側面によれば、基板を静電チャックから脱離させる前に静電チャックの表層に蓄積した残留電荷量を推定することができる。
自己バイアス電圧Vdcを説明するための図。 実施形態に係るプラズマ処理装置及び測定装置を示す図。 実施形態に係る処理サイクルを示す図。 実施形態に係る電極の電位の測定シーケンスを示すタイミングチャート。 実施形態に係る電極の電位の測定シーケンスを説明するための図。 実施形態に係る電極の電位の状態を説明するための図。 実施形態に係る電極の電位のグランドからの電位降下結果の一例を示す図。 実施形態に係る電極の電位のグランドからの電位降下の差分とピントルクとの相関関係の一例を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[自己バイアス電圧]
まず、プラズマの直流自己バイアス電圧(以下、「自己バイアス電圧Vdc」という。)について図1を参照しながら説明する。図1は、自己バイアス電圧Vdcを説明するための図である。
図1(a)には、電極Aと電極Kとが対向して配置された対向電極の一部が模式的に示されている。電極Aは接地された接地電極であり、電極Kは、ブロッキングコンデンサCを介して高周波電源(RF電源)に接続された高周波電極である。また、電極Kの面積は電極Aの面積より小さい。
電極Kに高周波RFのパワーを印加してガスを電離及び解離し、プラズマを生成する。電極Kには、サインカーブの正負が対称となる高周波RFを印加するため、電極Kの電位はトータルではゼロになる。生成されたプラズマから電子と陽イオンが生成され、図1(b)に示すように、電極Kがプラズマに対して正電位にあるときには電極Kに電子が流入し、負電位にあるときには陽イオンが流入する。
このとき、電子は質量が小さいため、電極Kの高速な電位変動に追従できる。この結果、電極Kに電子が流入する。一方、陽イオンは質量が大きいため、電極Kの高速な電位変動に追従できず、平均電界中を慣性の法則に従って移動する。このため、イオンの電極Kへの流入量は一定かつごくわずかになる。
電極KはブロッキングコンデンサCによりグランドからフローティングしているため、電極Kに流入した電子はグランドに流れない。よって、電極Kの表面がプラズマに対して正電位にある周期(半サイクル)に電子が電極Kに流入し蓄積していく。しかし、蓄積した電子のために電極Kの表面は負に帯電してプラズマに対して負のバイアスが発生する。その負のバイアスにより、陽イオンが電極Kの表面に流入するようになる。これにより、電極Kの表面にシースが形成される。
最終的には、電極Kの表面は、1サイクル中の非常に短い時間だけプラズマに対して正電位となる。そのときに流入する電子と、負のバイアスにより定常的に流入する陽イオンとが平衡したときの電極Kの電位差のDC成分が自己バイアス電圧Vdcである。
以下に説明する実施形態では、静電チャックの電極がグランドからフローティングの状態に変化したときの静電チャックの電極の電位を測定する。静電チャックの表層に残留電荷が蓄積されていない場合、静電チャックの電極の電位は自己バイアス電圧Vdcに対応する。一方、静電チャックの表層に残留電荷が蓄積されている場合、静電チャックの電極の電位は、自己バイアス電圧Vdcと残留電荷量とに依存した値となる。これにより、基板W毎に測定した静電チャックの電極の電位の変化から、静電チャックの表層に蓄積された残留電荷量を推定することができる。以下、静電チャックを有するプラズマ処理装置、及び静電チャックの電極の電位を測定する測定装置について説明する。
[プラズマ処理装置及び測定装置の構成]
図2は、実施形態に係るプラズマ処理装置100及び測定装置10を示す図である。プラズマ処理装置100は、チャンバC、リレーボックス6及び測定装置10を有する。測定装置10は、チャンバC内に配置される静電チャック2aの電極21の電圧を測定する。リレーボックス6は、電源7と電極21との接続及び非接続を切り替える。電源7と電極21とがオープン(非接続)になると、電極21はフローティング状態となり、測定装置10は、銅円板12と銅板13の間の電圧Vを測定する。電圧Vは、銅円板12と銅板13の間に挟まれたアクリル板14に蓄積される電荷量に相当する値であり、静電チャック2aの電極21の電位のDC成分を示す。これにより、実施形態では、プラズマ処理装置100にリレーボックス6及び測定装置10を付加するだけで、静電チャック2aの電極21の電位の測定を行うことができる。
プラズマ処理装置100は、容量結合型の平行平板プラズマ処理装置であり、略円筒形のチャンバCを有している。チャンバCの内面には、アルマイト処理(陽極酸化処理)が施されている。チャンバCの内部は、プラズマによりエッチング処理や成膜処理等の基板処理が行われる処理室となっている。チャンバC内にはステージ2が設けられている。
ステージ2には、基台2b上に基板Wを静電吸着するための静電チャック2aが設けられている。基台2bは、たとえばアルミニウム(Al)やチタン(Ti)、炭化ケイ素(SiC)等から形成されている。ステージ2は下部電極としても機能する。
静電チャック2aは、誘電体層22内に電極21を有する構造になっている。静電チャック2aの表面には、ドット状の凸部が形成されてもよい。電極21はローパスフィルタ111を介してリレーボックス6に接続されている。リレーボックス6のスイッチ6aをクローズ(接続)に切り替え、電源7から電極21に直流電圧(以下、「HV電圧」ともいう。)が印加されると、クーロン力によって基板Wが静電チャック2aに静電吸着され、保持される。
静電チャック2aの外周側の上部には、基板Wの外縁部を囲うように円環状のエッジリング8が載置される。エッジリング8は、例えば、シリコンから形成され、プラズマを基板Wの表面に向けて収束し、プラズマ処理の効率を向上させるように機能する。
ステージ2には、第1高周波電源3から、第1周波数のプラズマ生成用の高周波HFのパワーが印加され、第2高周波電源4から、第1の周波数よりも低い周波数である第2周波数の、バイアス電圧発生用の高周波LFのパワーが印加される。第1高周波電源3は、整合器3aを介してステージ2に電気的に接続される。第2高周波電源4は、整合器4aを介してステージ2に電気的に接続される。第1高周波電源3は、例えば、40MHzの高周波HFのパワーをステージ2に印加する。第2高周波電源4は、例えば、13.56MHzの高周波LFのパワーをステージ2に印加する。なお、実施形態では、第1高周波電力はガスシャワーヘッド1に印加してもよい。
整合器3aは、第1高周波電源3の内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。整合器4aは、第2高周波電源4の内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。
ガスシャワーヘッド1は、その外縁部を被覆するシールドリングを介してチャンバCの天井部の開口を閉塞するように取り付けられている。ガスシャワーヘッド1は、接地されている。ガスシャワーヘッド1は、シリコンにより形成されてもよい。ガスシャワーヘッド1は、ステージ2(下部電極)に対向する対向電極(上部電極)として機能する。
ガスシャワーヘッド1には、ガスを導入するガス導入口1aが形成されている。ガスシャワーヘッド1の内部にはガスを拡散するための拡散室1bが設けられている。ソース供給源5から出力されたガスは、ガス導入口1aを介して拡散室1bに供給され、拡散室1b内にて拡散されて多数のガス供給孔1cからチャンバC内に導入される。
チャンバCの底面には排気口が形成されており、排気口に接続された排気装置9によってチャンバC内が排気される。これにより、チャンバC内を所定の真空度に維持することができる。チャンバCの側壁にはゲートバルブGが設けられている。ゲートバルブGは、チャンバCの内外に基板Wの搬入及び搬出を行う際に開閉する。
ソース供給源5からチャンバC内に処理ガスを供給し、第1高周波電源3及び第2高周波電源4からステージ2に高周波HF,LFのパワーを印加すると、プラズマが生成され、基板Wにエッチング処理、クリーニング処理、及び成膜処理等の基板処理が施される。以下では、基板処理の一例としてエッチング処理を挙げて説明する。
プラズマ処理後、電源7から電極21に所与のHV電圧が印加され、基板Wの電荷が除電される。そして、図示しないリフターピンが上昇して基板Wの裏面に当接して基板Wを持ち上げ、これにより、基板Wは静電チャック2aから剥がされ、ゲートバルブGからチャンバCの外部に搬出される。除電時に印加される「所与のHV電圧」は、静電チャック2aの表層に残留電荷が蓄積されていない場合、基板Wの吸着時に印加した電圧とは正負が逆のHV電圧であってもよい。静電チャック2aの表層に残留電荷が蓄積されている場合、後述する推定した残留電荷量を考慮して決定される。
プラズマ処理装置100には、装置全体の動作を制御する制御部200が設けられている。制御部200は、CPU(Central Processing Unit)205、ROM(Read Only Memory)210及びRAM(Random Access Memory)215を有している。CPU205は、RAM215等の記憶領域に格納されたレシピに従って制御プログラムを実行することによりエッチング処理を実行する。レシピにはプロセス条件に対する装置の制御情報であるプロセス時間、圧力(ガスの排気)、高周波電力や電圧、各種ガス流量、チャンバ内温度(基板Wの温度、静電チャックの温度等)、冷媒の温度等が設定される。
また、制御部200は、所定のタイミングにリレーボックス6のスイッチ6aを切り替え、電極21と電源7との接続及び非接続を制御する。測定装置10が測定した電圧Vは制御部200に送信される。制御部200は、測定した電圧VをRAM215に記憶する。制御部200は、RAM215に記憶した前回と今回の電圧Vの変化量を算出する。制御部200は、前回と今回の電圧Vの変化量に基づき、静電チャック2aの表層の残留電荷量を推定する。
なお、これらの動作を実行するためのプログラムや処理条件を示すレシピは、ハードディスクや半導体メモリに記憶されてもよい。また、レシピは、CD−ROM、DVD等の可搬性のコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に収容された状態で所定位置にセットされ、読み出されるようにしてもよい。
(測定装置の構成)
次に、測定装置10の構成の一例について説明する。測定装置10は、銅円板12、銅板13、アクリル板14、プローブ15、表面電位計16、及び信号記録装置17を有する。プローブ15及び表面電位計16は、電位測定系18を構成する。
図2では、リレーボックス6は、説明の便宜上、測定装置10及びローパスフィルタ111と分けて図示しているが、測定装置10は、リレーボックス6及びローパスフィルタ111を有する。リレーボックス6は、電極21の電源7との接続及び非接続を切り替える。リレーボックス6は、電極21の電位を測定するタイミングにリレーボックス6のスイッチ6aをクローズからオープンに切り替え、電極21を測定装置10に接続する。銅円板12と銅板13の間にアクリル板14を挟んだ構成の部材は、電極21の電位を測定するための部材11の一例である。電極21の電位を測定するための部材11は、銅円板12、銅板13及びアクリル板14の構成に限らず、絶縁された導体により構成することができる。
電位測定系18では、電極21の電位を測定するための部材11に生じる電位、つまり、銅円板12と銅板13の間のアクリル板14に生じる電位Vを、銅円板12の表面に非接触に設けられたプローブ15を用いて表面電位計16により測定する。電位測定系18は、部材11に蓄積される電荷量に相当する部材11の電位Vを測定し、これにより電極21の電位Vを測定する。プローブ15は、部材11の電位Vを測定できれば、銅円板12に接触してもよいし、非接触でもよい。
リレーボックス6のスイッチ6aが電源7と接続される状態から非接続の状態へ切り替わると、部材11に生じた電圧Vの測定、つまり、フローティング状態の電極21の電圧Vの測定が可能となる。
具体的には、銅板13は接地されており、銅円板12の表面に非接触に設けられたプローブ15を用いて表面電位計16により測定された電位が、フローティング状態の電極21の電圧Vとなる。なお、銅円板12の直径は100mm程度でもよいが、これに限らない。
表面電位計16により測定された電圧Vは、表面電位計16に接続された信号記録装置17に保存される。信号記録装置17は、パーソナルコンピュータやタブレット端末装置等のメモリを有する機器であってもよいし、クラウド上に設置されたクラウドコンピュータであってもよい。信号記録装置17に記録された電圧Vは、制御部200に送信され、制御部200にて静電チャック2aの表層の残留電荷量の推定、及び推定した残留電荷量を考慮した除電時の静電チャック2aへのHV電圧の制御に使用される。
部材11に蓄積される電荷量は、水分により影響を受ける。このため、銅円板12、銅板13、アクリル板14及びプローブ15は、真空容器内に設けられることが好ましい。これにより、環境による外乱の影響を受けずに精度よく電圧Vを測定できる。
[電極の電圧の測定タイミング]
次に、プラズマ処理装置100において実行する電極21の電圧Vの測定タイミングについて、図3に示す基板Wを処理する処理サイクルを参照しながら説明する。図3は、実施形態に係る基板Wを処理する処理サイクルを示す図である。
まず、制御部200は、基板Wをプラズマ処理装置100のゲートバルブGから搬入する(ステップS1)。次に、制御部200は、電源7からHV電圧を電極21に印加し、基板Wを静電チャック2aに静電吸着させる(ステップS2)。
次に、制御部200は、スイッチ6aをオープンにし、測定装置10を用いて電極21の電位Vを測定する(ステップS3)。ステップS3では、リレーボックス6は、エッチング処理を実行する前のタイミングに、スイッチ6aにより電極21を電源7に非接続の状態にし、測定装置10の電位測定系18によりフローティング状態の電極21の電圧Vを測定する。
次に、制御部200は、高周波のパワーをステージ2に印加し、ソース供給源5から供給されたガスをプラズマ化し、基板Wにエッチング処理を行う(ステップS4)。次に、制御部200は、所与のHV電圧を電極21に印加して除電する(ステップS5)。制御部200は、1枚目の基板処理を行った後の除電処理では、静電チャック2aの表層に残留電荷が蓄積されていないため、例えば、基板Wの吸着時に印加した電圧とは正負が逆のHV電圧を印加する。制御部200は、2枚目以降の基板処理を行った後の除電処理では、後述するクリーニング処理や基板処理時に静電チャック2aの表層に残留電荷が蓄積されているため、後述する推定した残留電荷量を考慮してHV電圧を決定し、決定したHV電圧を印加する。すなわち、制御部200は、測定装置10を用いて部材11の今回の電圧Vを測定し、前回の電圧Vと今回の電圧Vの変化量に基づきHV電圧を決定し、決定したHV電圧を印加する。
除電後、制御部200は、リフターピンを上昇させて基板Wを静電チャック2aから脱離し(ステップS6)、基板WをゲートバルブGから搬出する(ステップS7)。次に、制御部200は、クリーニングガスを供給し、クリーニングガスのプラズマによりクリーニング処理を行う(ステップS8)。クリーニング処理は、基板を静電チャック2aの上に載置しない状態で行うウエハレスドライクリーニング(WLDC)であるため、電荷が静電チャック2aの表層に帯電する。
この時点で一の基板Wの処理が終了し、一処理サイクルが完了する。次の基板Wの処理サイクルを再開するとき、次の基板Wを搬入し(ステップS1)、ステップS1以降の処理を繰り返す。
[電極の電位の測定]
次に、ステップS3の電極の電位の測定シーケンスについて、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、実施形態に係る電極の電位の測定シーケンスを示すタイミングチャートである。図5は、実施形態に係る電極の電位の測定シーケンスを説明するための図である。図4及び図5に示す電極の電位の測定時の制御方法は、制御部200により実行される。
本シーケンスが開始される時刻T0の時点で、(f)に示すように、基板Wは静電チャック2aの上に載置され、時刻T0の時点でリレーボックス6のスイッチ6aはクローズ(電源7に接続)の状態であり、電極21はグランド電位の状態である。
この状態において電極の電位の測定シーケンスは、(a)→(b)→(c)→(d)の工程の順に実行される。(e)は実行することが好ましい工程であるが、必須ではないため、初めに(a)→(b)→(c)→(d)の処理の流れを説明し、(e)の処理については後述説明する。
時刻T2において、制御部200は(a)の工程を開始する。(a)の工程は、電源7から電極21にHV電圧を印加する。このときの電極21の電位Vは電源7から印加されたHV電圧により定まり、この電位をVとする。図5の(a)に示すように、スイッチ6aがクローズの状態で電源7から電極21にHV電圧が印加され、電極21の電位Vが0からVに変化し、基板Wが静電チャック2aに吸着される。
次に、時刻T4になると、制御部200は(b)の工程を開始する。(b)の工程は、スイッチ6aをオープンに切り替え、電極21が電源7と非接続の状態になる。このとき、図5の(b)に示すように、電極21はフローティングの状態である。この状態では、電源7から電極21にHV電圧は印加されないが、電極21の電位VはVであり、基板Wは静電チャック2aに吸着したままである。
次に、時刻T5になると、制御部200は(c)の工程を開始する。(c)の工程は、ソース供給源5からチャンバC内にガスを供給する。このとき、高周波HFのパワーにより、図5の(c)に示すように、ガスがプラズマ化し、基板WにプラズマPが照射される。この場合、自己バイアス電圧Vdcに対応して電極21の電位Vが下がる(図4のAに示す電位降下)。静電チャック2aの表層が帯電していない場合、電位Vからの電位降下値は自己バイアス電圧Vdcに対応した値となる。一方、静電チャック2aの表層が帯電している場合、電位Vからの電位降下値は自己バイアス電圧Vdcと静電チャック2a表層の残留電荷量に対応した値となる。よって、基板WにプラズマPが照射されたときの電位降下値の変化を測定することにより、電位降下値の変化に基づき残留電荷量を推定できる。例えば、制御部200は、電極21がフローティング状態になったときの前回と今回の電位降下値又は電位Vの変化(残留電荷量の変化)に対応して除電時に印加するHV電圧を決定する。そして、除電処理(図3のステップS5)において決定したHV電圧を電極21に印加する。これにより、静電チャック2aの表層の帯電量に応じた除電が可能になる。
電位降下値の測定は、フローティングされた電極21に接続されている測定装置10の電位測定系18によって行われる。制御部200は、部材11の電圧Vを電位測定系18(プローブ15、表面電位計16)を用いて測定し、電極21の電位V(=V)からの電位降下値又は測定した電位Vを信号記録装置17に記録する。
次に、時刻T6において、制御部200は、ガス及び高周波HFのパワーの印加を停止する。これにより、図4の(c)及び(d)の工程が終了し、図5の(d)に示すように、プラズマPが消失する。
次に、時刻T7において、制御部200は、リレーボックス6のスイッチ6aを電源7に接続し(図5の(e))、これにより、電極21の電位Vを測定するシーケンスが終了する。時刻T7以降にプラズマによるエッチング処理が行われる。
以上に説明した電極21の電位Vを測定する処理(図3のステップS3)を、エッチング処理(ステップS4)の前に挿入することにより、制御部200は、ウェハ毎に電極21の電位Vの電位Vからの変化を示す電位降下値を取得する。この電位降下値(残留帯電量)をステップS5、S6の除電処理及び基板脱離のパラメータ(HV電圧等)とリンクさせることでステップS6における脱離特性の悪化を回避できる。
[電極の電位V]
図3の測定処理(図4の(d)の工程)は、図4の(a)の工程にて静電チャック2aの電極にHV電圧を印加した後、図3のステップS4のエッチング処理を実行する工程の前の(c)のプラズマを照射する工程の間に電極21の電位Vを測定する。この測定では、スイッチ6aをオープンにした状態で部材11の電位Vを表面電位計16にて測定し、電極21の電位Vとする。スイッチ6aをクローズにした状態で部材11の電位Vは電位Vである。
電極21の電位Vの状態について、図6の(a)の等価回路と、(b)の電極21の相対電位図を参照しながら説明する。図6の(a)は、電極21及び周辺の部材のモデルの等価回路を示す。図6の(a)のモデルは、グランド→電源7、スイッチ6a及び測定装置10の部材11→静電チャック2a(電極21)→静電チャック2a(表層)→基板→チャンバC→グランドの経路を示す。
部材11の電位V、すなわち、電極21の電位Vは、スイッチ6aをクローズし、電源7が電極21に接続されているとき、電位Vに等しい。図6の(a)に示すように、スイッチ6aをオープンにすると、電極21はフローティング状態になる。この状態において基板Wにプラズマが照射されると、自己バイアス電圧Vdcが発生し、これに対応して電極21の電位Vがグランドから自己バイアス電圧Vdcだけ下がる(電位降下)。ただし、静電チャック2aの表層が帯電している場合、電位降下値は、静電チャック2aの表層の帯電量(図6の(a)のQsur)と自己バイアス電圧Vdcに依存する。自己バイアス電圧Vdcは概ね一定であるから、前回測定した電圧Vと今回測定した電圧Vとの電位降下値の変化が、静電チャック2aの表層の帯電量に応じた電圧になる。
図6の(a)に示すように、電極21の電位をV、スイッチ6aがクローズしているときの部材11の電位V(=電極21がグランドに接続されているときの電極21の電位V)をVとし、表面電位計16の静電容量をCとする。このとき、電極21の電位Vは、図6の(b)の例では、グランド(GND)から正にVの電位となる。
電極21と静電チャック2aの表層の間の電位及び静電容量をV、Cとし、静電チャック2aの表層と基板Wの間の電位及び静電容量をV、Cとする。図1に示すように、プラズマが基板(下部電極)に照射されると自己バイアス電圧Vdcが生じる。静電チャック2aの表層に電荷が蓄積されていないときの静電チャック2aの初期電荷量をQHVとし、静電チャック2aの表層に蓄積された電荷量をQSURとする。
以上の各パラメータから以下の式(1)により電極21の電位Vを算出できる。なお、実際には、高周波の漏洩を防ぐためのローパスフィルタ111が図6の(a)の等価回路に含まれるが、本明細書ではローパスフィルタ111の静電容量は考慮しない。
Figure 2021093504
静電容量C、C、Cは、設計パラメータから求まる固定値である。静電チャック2aの表層が帯電していない場合、QSURは0であり、式(1)の第3項は0である。この場合、電極21がグランドに接続されている状態では、式(1)の電極21の電位Vは、図6の(b)に示す電位Vを示す。
静電チャック2aの表層が帯電していない場合、スイッチ6aがオープンし、電極21がフローティングしている状態では、グランドから自己バイアス電圧Vdcだけ電位Vが降下し、図4の電位降下値Aは図6の(b)に示す自己バイアス電圧Vdcに対応する。
静電チャック2aの表層に電荷量QSURの電荷が帯電している場合、電極21がグランドに接続されている状態では式(1)の第3項は0ではない。この場合、電極21がグランドに接続されている状態では、電極の電位Vは、図6の(b)に示す電位V(≠V)になる。
また、静電チャック2aの表層に電荷量QSURの電荷が帯電している場合、電極21がフローティングしている状態では、電位降下値Aは、自己バイアス電圧Vdcに加えて電荷量QSURに依存する。このときの電位降下値Aは、図6の(b)に示す自己バイアス電圧Vdcと静電チャック2aの表層の電荷量QSURに対応した電圧値になる。
このように静電チャック2aの表層が帯電している場合、図3の処理サイクルの前回と今回で測定した電位降下値又は電位Vの変化は、静電チャック2aの表層の電荷量QSURの変化に対応する。よって、測定処理(図3のステップS3)において処理サイクルごとに電位降下値A又は電位Vの変化を取得することにより、基板脱離(ステップS6)前に静電チャック2aの表層の残留電荷量を把握できる。
以上から、図3に示すように、エッチング処理(ステップS4)から基板脱離(ステップS6)の間に静電チャック2aの表層の残留電荷量の評価処理を挿入し、評価処理においてステップS3の測定処理で測定した基板毎の電位降下値A又は電位Vを取得する。
取得した基板毎の電位降下値A又は電位Vに基づきその変化(又は帯電量QSURの変化)を求め、基板脱離(ステップS6)のパラメータとリンクさせ、脱離特性の悪化を回避させる。例えば、電極21をフローティング状態にしたときの電位降下値Aの変化又は電位Vの変化に基づき、除電時に電極21に印加するHV電圧を適正値に制御する等の処置を講ずることで、脱離特性の悪化を回避できる。
[評価1]
次に、上記に説明した電極の電位の測定(図3のステップS3における図4の(d)の工程)に関する評価1の結果について、図7を参照しながら説明する。図7は、実施形態に係る電極の電位Vのグランドからの電位降下結果の一例を示す図である。
評価1の実験では、1枚目の基板の処理サイクルにおいて静電チャック2aの表層に電荷が供給されていない状態で電極21の電位Vが測定された。ステップS8のウエハレスドライクリーニングを行うことにより静電チャック2aの表層に電荷が供給された状態で、2、3枚目の基板の処理サイクルにおいて電極21の電位Vが測定された。評価1の実験条件は以下である。
<実験条件>
(a)の工程
HV電圧 2500V
(c)の工程
チャンバ圧力 400mTorr(53.33Pa)
高周波HFパワー 400W
ガス O
工程時間 30秒
上記実験条件で、(c)の工程にてプラズマを基板に照射し、(d)の工程にて電極の電位を測定した。図7の横軸は、時間(s)であり、縦軸は、電極の電位V(V)である。Aは1枚目の基板に対する測定結果であり、Bは2枚目の基板に対する測定結果であり、Cは3枚目の基板に対する測定結果である。
実験結果から、2,3枚目の基板の処理サイクルでは静電チャック2aの表層に残留電荷が蓄積されているため、(b)の工程で電極をフローティング状態にした後に(c)の工程でプラズマをオンした場合に電極の電位Vにグランドからの電位降下が発生した。また、2枚目の基板のときの電位降下よりも3枚目の基板のときの電位降下が大きかった。これに対して、1枚目の基板処理時では静電チャック2aの表層に残留電荷が蓄積されていないため、グランドからの電位降下は発生しなかった。尚、1枚目で電位が降下していないのは、初期状態の静電チャック2aの表層が正に帯電しており、自己バイアス電圧Vdc以上の電位が発生しているためである。以上の結果から、電極21の電位Vを測定し、その電圧Vの変化又は電位降下値の変化に基づき、静電チャック2aの表層の帯電量を測定できることがわかった。また、その電圧Vの変化又は電位降下値の変化に基づき、除電時に電極21に印加するHV電圧を適正値に制御する等の処置を講ずることで、脱離特性の悪化を回避できることが証明された。
[評価2]
次に、上記に説明した電極21の電位Vの測定に関する評価2の結果について、電極の電位差とピントルクとの相関関係を例に挙げて、図8を参照しながら説明する。図8は、実施形態に係る電極の電位のグランドからの電位降下(ΔV)の差分とピントルクとの相関関係の一例を示す図である。
図8の横軸は、電位降下(ΔV)の差分であり、縦軸は、リフターピンのトルクである。これによれば、電位降下(ΔV)の差分が大きくなり、静電チャック2aの表層に蓄積された残留電荷量が大きくなる程、基板を脱離するときのトルクが大きくなる正の相関があることがわかった。基板を脱離するときのトルクが大きくなると、静電チャック2aの表面に流れる電流量も大きくなる。よって、電位降下(ΔV)の変化とリフターピンのトルク及び静電チャック2aの表面に流れる電流量の間には相関関係があることがわかった。
[プラズマの囲い込み]
最後に、図4に戻り、(e)の工程について説明する。(e)の工程は、(a)の前にチャンバC内にガスを供給してプラズマを生成し、(b)の工程の前にガスの供給を停止する工程である。
(e)の工程では、(a)の工程の前にチャンバC内にガスを供給することで、基板に電荷を供給することができる。これにより、(a)の工程にて電極21にHV電圧を印加する前に静電チャック2aに電荷を供給することができる。
静電チャック2aの電極21には、単極タイプと双極タイプとがある。単極タイプの場合、電極21にHV電圧を印加するだけでは、基板側に電荷が供給されないため、プラズマを生成して、プラズマから電極21の電荷と極性の異なる電荷を供給することで基板の静電吸着を可能にしている。したがって、電極21が単極タイプの場合、(e)の囲い込みの工程は必須の工程になる。一方、双極タイプの場合には、一方の電極21と他方の電極21とに極性の異なる電荷を供給することができるため、プラズマを生成する必要がない。電極21が双極タイプの場合、(e)の囲い込みの工程は必須の工程ではない。
ただし、式(1)の第1項「(C1+C2)QHV」は、初期の帯電量が大きいほど大きな値になる。(e)の工程を行った場合、高周波のパワー及びガスを供給してプラズマを生成するため、第1項に示す初期の帯電量が大きくなる。このため、(e)のプラズマによる囲い込みによって、電極21の電位の測定精度が上がる可能性がある。
例えば、(e)の工程のプラズマによる囲い込みをしない場合、チャンバC内にガスを充填して電極21にHV電圧を印加することでガス吸着により静電チャック2aに電荷を与えてもよい。ただし、この場合、ガス吸着では吸着力が低い等の理由により電荷の帯電は安定せず、プラズマを生成したときの電荷の帯電よりもばらつきが大きい。よって、(e)の工程のプラズマによる囲い込みによって、電極21の電位の測定精度を向上させることができると予測される。その他、(e)の工程のプラズマによる囲い込みによれば、基板を静電吸着するときにプラズマの作用によりパーティクルが基板と静電チャック2aの間に入ることを防ぐことができるという効果も奏する。
以上、制御方法及びプラズマ処理装置を上記実施形態により説明したが、本発明にかかる制御方法及びプラズマ処理装置は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
本発明に係る基板処理装置は、Capacitively Coupled Plasma(CCP)、Inductively Coupled Plasma(ICP)、Radial Line Slot Antenna、Electron Cyclotron Resonance Plasma(ECR)、Helicon Wave Plasma(HWP)のいずれのタイプでも適用可能である。
本明細書では、基板の一例として基板Wを挙げて説明した。しかし、基板は、これに限らず、LCD(Liquid Crystal Display)、FPD(Flat Panel Display)に用いられる各種基板や、フォトマスク、CD基板、プリント基板等であっても良い。
1 ガスシャワーヘッド
2 ステージ
2a 静電チャック
3 第1高周波電源
4 第2高周波電源
5 ソース供給源
6 リレーボックス
7 電源
10 測定装置
12 銅円板
13 銅板
14 アクリル板
15 プローブ
16 表面電位計
17 信号記録装置
18 電位測定系
21 電極
22 誘電体層
100 プラズマ処理装置
200 制御部

Claims (5)

  1. (a)チャンバ内の静電チャックの電極に電源を接続し、前記電源から前記電極に電圧を印加する工程と、
    (b)前記(a)の後に前記電極と前記電源とを非接続に切り替える工程と、
    (c)前記(b)の後に前記チャンバ内にガスを供給してプラズマを生成する工程と、
    (d)前記(c)の間に前記電極の電位を測定する工程と、
    を有する制御方法。
  2. 前記(b)は、前記電極を、前記電極の電位を測定するための部材に接続し、
    前記(d)は、前記部材の電位を測定し、これにより前記電極の電位を測定する、
    請求項1に記載の制御方法。
  3. (e)前記(a)の前に前記チャンバ内にガスを供給してプラズマを生成し、前記(b)の前に前記ガスの供給を停止する工程を有する、
    請求項1又は2に記載の制御方法。
  4. (f)前記(e)の前に基板を前記静電チャックの載置面に載置する工程を有する、
    請求項3に記載の制御方法。
  5. 電源、チャンバ内の静電チャックの電極と前記電源との接続を切り替えるスイッチ、ソース供給源、測定装置及び制御部を有し、
    前記制御部は、
    (a)前記電極に電源を接続し、前記電源から前記電極に電圧を印加するように前記電源を制御し、
    (b)前記(a)の後に前記電極と前記電源とを非接続に切り替えるように前記スイッチを制御し、
    (c)前記(b)の後に前記チャンバ内にガスを供給してプラズマを生成するように前記ソース供給源を制御し、
    (d)前記(c)の間に前記電極の電位を測定するように前記測定装置を制御するように構成される、
    プラズマ処理装置。
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