JP2021093264A - スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オン操作或いはオフ操作によって接続或いは切断される複数の信号線の出力の組み合わせによってオン操作或いはオフ操作が行われたことを検知するスイッチ装置において、複数の信号線の何れかの出力がオフ操作に対応する出力に固定されてしまった場合でも、オン操作が行われたことを検知できるようにする。【解決手段】複数の信号線の出力にオン操作に対応する出力とオフ操作に対応する出力とが含まれる場合、複数の信号線の出力の全てがオフ操作に対応する出力に切り替わったことを条件として、スイッチ装置に対してオン操作が行われたと判定する。【選択図】図5

Description

本発明は、スイッチ装置に関する。
従来、例えば下記の特許文献に記載されているように、車両の制御系の要所においてスイッチが用いられている。
特開2004−207060号公報 特開2005−048887号公報
車両の制御系に用いられるスイッチの中には、冗長性を確保するため、オン操作或いはオフ操作によって接続或いは切断される複数の信号線を有するものがある。複数の信号線の出力の組み合わせによって、スイッチに対してオン操作或いはオフ操作が行われたことが検知される。
このようなスイッチでは、異常により、複数の信号線の何れかの出力がオン操作に対応する出力やオフ操作に対応する出力に固定されてしまうことが起こりうる。複数の信号線の出力にオン操作に対応する出力とオフ操作に対応する出力とが混在する場合、オン操作とオフ操作のどちらが行われているのか判別することができない。
何れかの信号線の出力がオン操作に対応する出力に固定されているのであれば、実際にオン操作が行われたときには、全ての信号線の出力がオン操作に対応する出力に切り替わる。よって、複数の信号の出力がオン操作に対応する出力とオフ操作に対応する出力とが混在したものからオン操作に対応する出力のみに切り替わることで、どの信号線に異常が生じているのかが分かると同時に、スイッチに対してオン操作が行われたことも検知できる。
一方、何れかの信号線の出力がオフ操作に対応する出力に固定されている場合は、オフ操作が行われたとき、複数の信号線の出力はオン操作に対応する出力とオフ操作に対応する出力とが混在したものとなる。よって、オン操作が行われたときの複数の信号線の出力の組み合わせからは、実際にオン操作が行われたことを検知することはできない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、オン操作或いはオフ操作によって接続或いは切断される複数の信号線の出力の組み合わせによってオン操作或いはオフ操作が行われたことを検知するスイッチ装置において、複数の信号線の何れかの出力がオフ操作に対応する出力に固定されてしまった場合でも、オン操作が行われたことを検知できるようにすることを目的とする。
本発明に係るスイッチ装置は、オン操作或いはオフ操作によって接続或いは切断される複数の信号線を有し、複数の信号線の出力の組み合わせによってオン操作或いはオフ操作が行われたことを検知するスイッチ装置である。本発明に係るスイッチ装置は、複数の信号線の出力にオン操作に対応する出力とオフ操作に対応する出力とが含まれる場合、複数の信号線の出力の全てがオフ操作に対応する出力に切り替わったことを条件として、事後的にオン操作が行われたと判定するように構成される。
何れかの信号線の出力がオフ操作に対応する出力に固定されているのであれば、オフ操作が行われたときには、全ての信号線の出力がオフ操作に対応する出力に切り替わる。よって、複数の信号の出力がオン操作に対応する出力とオフ操作に対応する出力とが混在したものからオフ操作に対応する出力のみに切り替わることで、どの信号線に異常が生じているのかが分かると同時に、スイッチに対してオフ操作が行われたことを検知できる。そして、オフ操作の前の、複数の信号の出力がオン操作に対応する出力とオフ操作に対応する出力とが混在している状態は、オン操作によって実現されていたことも明らかになる。以上の原理により、本発明に係るスイッチ装置によれば、複数の信号線の何れかの出力がオフ操作に対応する出力に固定されてしまった場合でも、オン操作が行われたことを事後的に検知することができる。
本発明の第1の実施形態に係るスイッチ装置において実行されるスイッチ操作の判定フローを示すフローチャートである。 図1に示す判定フローの処理1を示すサブフローチャートである。 図1に示す判定フローの処理2を示すサブフローチャートである。 図1に示す判定フローの処理3を示すサブフローチャートである。 図1に示す判定フローの処理4を示すサブフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るスイッチ装置において実行されるスイッチ操作の判定フローを示すフローチャートである 図6に示す判定フローの処理1を示すサブフローチャートである。 図6に示す判定フローの処理2を示すサブフローチャートである。 図8に示す判定フローの処理2Aを示すサブフローチャートである。 図8に示す判定フローの処理2Bを示すサブフローチャートである。 図6に示す判定フローの処理3を示すサブフローチャートである。 図6に示す判定フローの処理4を示すサブフローチャートである。 図6に示す判定フローの処理5を示すサブフローチャートである。 図6に示す判定フローの処理6を示すサブフローチャートである。 図6に示す判定フローの処理7を示すサブフローチャートである。 図15に示す判定フローの処理7Aを示すサブフローチャートである。 図15に示す判定フローの処理7Bを示すサブフローチャートである。 図6に示す判定フローの処理8を示すサブフローチャートである。
1.第1の実施形態
本発明の第1の実施形態に係るスイッチ装置は、2本の信号線を有する二重系のスイッチ装置である。スイッチ装置は、オン操作によって閉じオフ操作によって開く接点を信号線ごとに有し、2本の信号線の出力の組み合わせからスイッチ装置に対するオン操作/オフ操作を検知するECUを含む。2本の信号線の何れもがオン操作によって接続され、オフ操作によって切断される。よって、両方の信号線の出力がオフであることで、スイッチ装置に対するオフ操作が検知され、両方の信号線の出力がオンであることで、スイッチ装置に対するオン操作が検知される。
二重系のスイッチ装置において、片方の信号線の出力がオンで、もう片方の信号線の出力がオフになることは接点の接触状態の影響によって一瞬であればあり得る。しかし、そのような状態が一定時間続くようであれば、スイッチ装置に何らかの異常が起きていることが推測される。2本の信号線の出力がオンとオフとに分かれることには、以下の2つのパターンが考えられる。
第1のパターンは、操作者はスイッチ装置をオン操作していないが、一本の信号線がオン固着した場合である。ここでは、信号線の出力がオン操作に対応する出力に固定されてしまうことをオン固着と呼び、信号線の出力がオフ操作に対応する出力に固定されてしまうことをオフ固着と呼ぶ。第1のパターンの異常が発生している場合、操作者がスイッチ装置をオン操作したときには、両方の信号線の出力がオンになる。両方の信号線の出力がオンとなったことで、スイッチ装置に対するオン操作が検知されるとともに、一本の信号線がオン固着していたことが判明する。
第2のパターンは、もともと一本の信号線がオフ固着していたが、操作者がオン操作したときにオフ固着していない方の信号線がオンになった場合である。第2のパターンの異常が発生している場合、操作者がスイッチ装置をオフ操作したときには、両方の信号線の出力がオフになる。両方の信号線の出力がオフとなったことで、スイッチ装置に対するオフ操作が検知されるとともに、一本の信号線がオフ固着していたことが判明する。
第1のパターンでは、スイッチ装置に対するオン操作と同時にオン固着が判明するため、スイッチ装置はフェイルセーフ処理でオン操作を受け継ことができる。しかし、第2のパターンでは、スイッチ装置に対するオフ操作後にオフ固着が判明するため、そこからフェイルセーフ処理を行ったとしても、操作者により次のオン操作が行われるまでは、スイッチ装置に対するオン操作を受け付けることができない。
そこで、本実施形態に係るスイッチ装置は、スイッチ装置に対するオフ操作によって第2のパターンの異常が判明した場合、実際のスイッチ装置の状態はオフではあるが、ECUの内部処理により、事後的にオン操作が行われたと判定する。より具体的には、複数の信号線の出力にオン操作に対応する出力とオフ操作に対応する出力とが含まれる場合、複数の信号線の出力の全てがオフ操作に対応する出力に切り替わったことを条件として、事後的にオン操作が行われたと判定する。このような判定が行われることで、操作者のオン操作を取りこぼすことを防止でき、オン操作に割り当てられた処理が実行されないことを防ぐことができる。
本実施形態に係るスイッチ装置は、信頼性が要求される用途、例えば、車両のシフトスイッチやIGスイッチに用いて好適である。本実施形態に係るスイッチ装置がシフトスイッチに適用される場合、P,R,N,D,Bなどレンジ毎にスイッチが設けられる。そして、スイッチ装置に対するオン操作には、各レンジへの切り替え処理が割り当てられる。
以下、本実施形態に係るスイッチ装置において実行されるスイッチ操作(SW操作)の判定フローについて図1乃至図5のフローチャートを用いて説明する。ここでは、スイッチ装置はシフトスイッチに適用されているとする。
図1に示す判定フローのステップS100では、第1の信号線の出力である信号1と、第2の信号線の出力である信号2がECUに判定値として取り込まれる。信号1と信号2のそれぞれについてオンかオフか判定される。信号1がオンで信号2がオフの状態が所定時間継続した場合、処理1が実行される。信号1がオフで信号2がオンの状態が所定時間継続した場合、処理2が実行される。信号1がオフで信号2もオンの状態が所定時間継続した場合、処理3が実行される。そして、信号1がオフで信号2もオフの状態が所定時間継続した場合、処理4が実行される。上記の何れかの状態が所定時間継続するまでは判定フローの最初に戻り、ステップS100の判定が繰り返される。
図2に示す処理1では、ステップS110において、信号1と信号2のそれぞれについて断線疑いフラグの設定が更新される。断線疑いフラグは、2つの信号の出力がオンとオフに分かれた場合に、出力がオフの信号線、つまり、断線している疑いがある信号線に対して立てられるフラグである。信号1がオンで信号2がオフの場合、信号2に対応する信号線が断線している疑いがあるので、信号2断線疑いフラグはオンにされる。一方、信号1に対応する信号線が断線している疑いは晴れたので、信号1断線疑いフラグはクリアされる。
図3に示す処理2では、ステップS120において、信号1断線疑いフラグはオンにされる。信号1がオフの場合、信号1に対応する信号線が断線している疑いがあるからである。一方、信号2がオンの場合、信号2に対応する信号線が断線している疑いは晴れたので、信号2断線疑いフラグはクリアされる。
信号1がオンで信号2もオンの場合の処理が図4に示す処理3である。処理3では、ステップS130において、信号1断線疑いフラグがオンかどうか判定される。現時点で信号1がオンで信号2もオンの場合において、前回、信号1断線疑いフラグがオンになっていた場合には、信号2に対応する信号線がショートしている可能性が高い。つまり、信号2に対応する信号線がショートしているために、信号2のみがオフになっていた可能性が高い。この場合、ステップS131において、信号2に対応する信号線にショート異常が起きていることが仮判定される。信号2ショート仮異常は、その仮判定の回数を示すパラメータであり、ステップS131ではその回数値がカウントアップされる。
次に、ステップS132において、信号2ショート仮異常の回数が所定回数以上かどうか判定される。所定回数は例えば2回である。信号2ショート仮異常の回数が所定回数以上になった場合、ステップS133において、信号2に対応する信号線にショート異常が起きていることが確定される。ただし、信号2に対応する信号線のショート異常が確定したかどうかによらず、判定フローは必ずステップS138に進む。信号1がオンで信号2もオンになっていることで、ステップS138では、シフトスイッチに対してオン操作が行われたと判定される。
ステップS130において、信号1断線疑いフラグがオフであると判定された場合には、次に、ステップS134において、信号2断線疑いフラグがオンかどうか判定される。現時点で信号1がオンで信号2もオンの場合において、前回、信号2断線疑いフラグがオンになっていた場合には、信号1に対応する信号線がショートしている可能性が高い。つまり、信号1に対応する信号線がショートしているために、信号1のみがオフになっていた可能性が高い。この場合、ステップS135において、信号1ショート仮異常の回数値がカウントアップされる。
次に、ステップS136において、信号1ショート仮異常の回数が所定回数以上かどうか判定される。所定回数は例えば2回である。信号1ショート仮異常の回数が所定回数以上になった場合、ステップS137において、信号1に対応する信号線にショート異常が起きていることが確定される。ただし、信号1に対応する信号線のショート異常が確定したかどうかによらず、判定フローは必ずステップS138に進む。信号1がオンで信号2もオンになっていることで、ステップS138では、シフトスイッチに対してオン操作が行われたと判定される。
ステップS130において、信号1断線疑いフラグがオフであると判定され、さらに、ステップS134において、信号2断線疑いフラグがオフであると判定された場合には、どの信号線にも異常はないと判断できる。この場合、判定フローはそのままステップS138に進み、シフトスイッチに対してオン操作が行われたと判定される。
信号1がオフで信号2もオフの場合の処理が図5に示す処理4である。処理4では、ステップS140において、信号1断線疑いフラグがオンかどうか判定される。現時点で信号1がオフで信号2もオフの場合において、前回、信号1断線疑いフラグがオンになっていた場合には、信号1に対応する信号線が本当に断線している可能性が高い。つまり、信号1に対応する信号線が断線しているために、信号1のみがオフになっていた可能性が高い。この場合、ステップS141において、信号1に対応する信号線に断線異常が起きていることが仮判定される。信号1断線仮異常は、その仮判定の回数を示すパラメータであり、ステップS141ではその回数値がカウントアップされる。
次に、ステップS142において、信号1断線仮異常の回数が所定回数以上かどうか判定される。所定回数は例えば2回である。信号1断線仮異常の回数が所定回数以上になった場合、ステップS143において、信号1に対応する信号線に断線異常が起きていることが確定される。ただし、信号1に対応する信号線の断線異常が確定したかどうかによらず、判定フローは必ず後述するステップS149に進む。
ステップS140において、信号1断線疑いフラグがオフであると判定された場合には、次に、ステップS144において、信号2断線疑いフラグがオンかどうか判定される。現時点で信号1がオフで信号2もオフの場合において、前回、信号2断線疑いフラグがオンになっていた場合には、信号2に対応する信号線が本当に断線している可能性が高い。つまり、信号2に対応する信号線が断線しているために、信号2のみがオフになっていた可能性が高い。この場合、ステップS145において、信号2断線仮異常の回数値がカウントアップされる。
次に、ステップS146において、信号2断線仮異常の回数が所定回数以上かどうか判定される。所定回数は例えば2回である。信号2断線仮異常の回数が所定回数以上になった場合、ステップS147において、信号2に対応する信号線に断線異常が起きていることが確定される。ただし、信号2に対応する信号線の断線異常が確定したかどうかによらず、判定フローは必ず後述するステップS149に進む。
ステップS140において、信号1断線疑いフラグがオフであると判定され、さらに、ステップS144において、信号2断線疑いフラグがオフであると判定された場合には、どの信号線にも異常はないと判断できる。この場合、判定フローはそのままステップS148に進み、シフトスイッチに対してオフ操作が行われたと判定される。
現時点で信号1がオフで信号2もオフの場合において、前回、信号1断線疑いフラグと信号2断線疑いフラグのどちらかがオンになっていた場合には、前回のシフト操作はオン操作であったことが分かる。しかし、このオン操作は検知されておらず、オン操作に割り当てられた処理は実行されていない。そこで、シフトスイッチに対する今回の操作はオフ操作であるが、ステップS149では、シフトスイッチに対してオン操作が行われたとの判定が行われる。つまり、オン操作が行われたことの事後的な検知が行われる。これにより、操作者のシフトスイッチに対するオン操作が取りこぼされることは防止される。
2.第2の実施形態
本発明の第2の実施形態に係るスイッチ装置は、3本の信号線を有する反転三重系のスイッチ装置である。2本の信号線は、通常は開いておりスイッチ操作によって閉じるノーマルオープンのスイッチに繋がれ、残りの1本の信号線は、通常は閉じておりスイッチ操作によって開くノーマルクローズのスイッチに繋がれている。スイッチ装置のECUは、3本の信号線の出力の組み合わせからスイッチ装置に対するオン操作/オフ操作を検知する。ノーマルオープンの2本の信号線の出力がオンであり、ノーマルクローズの信号線の出力がオフであることで、スイッチ装置に対するオン操作が検知される。ノーマルオープンの2本の信号線の出力がオフであり、ノーマルクローズの信号線の出力がオンであることで、スイッチ装置に対するオフ操作が検知される。
反転二重系のスイッチ装置に生じる異常として、何れかの信号線の出力がオン操作に対応する出力に固定される第1のパターンと、何れかの信号線の出力がオフ操作に対応する出力に固定される第2のパターンとが考えられる。第1のパターンの異常が発生している場合、操作者がスイッチ装置をオン操作したときには、全ての信号線の出力がオン操作に対応する出力になる。全ての信号線の出力がオン操作に対応する出力となったことで、スイッチ装置に対するオン操作が検知されるとともに、異常が発生している信号線が判明する。第1のパターンでは、スイッチ装置に対するオン操作と同時に異常が判明するため、スイッチ装置はフェイルセーフ処理でオン操作を受け継ことができる。
一方、第2のパターンの異常が発生している場合、操作者がスイッチ装置をオフ操作したときには、全ての信号線の出力がオフ操作に対応する出力になる。全ての信号線の出力がオフ操作に対応する出力となったことで、スイッチ装置に対するオフ操作が検知されるとともに、異常が発生している信号線が判明する。第2のパターンでは、スイッチ装置に対するオフ操作後に異常が判明するため、そこからフェイルセーフ処理を行ったとしても、操作者により次のオン操作が行われるまでは、スイッチ装置に対するオン操作を受け付けることができない。
本実施形態に係るスイッチ装置は、スイッチ装置に対するオフ操作によって第2のパターンの異常が判明した場合、実際のスイッチ装置の状態はオフではあるが、ECUの内部処理により、事後的にオン操作が行われたと判定する。より具体的には、複数の信号線の出力にオン操作に対応する出力とオフ操作に対応する出力とが含まれる場合、複数の信号線の出力の全てがオフ操作に対応する出力に切り替わったことを条件として、事後的にオン操作が行われたと判定する。このような判定が行われることで、操作者のオン操作を取りこぼすことを防止でき、オン操作に割り当てられた処理が実行されないことを防ぐことができる。本実施形態に係るスイッチ装置は、第1の実施形態に係るスイッチ装置と同様、信頼性が要求される用途、例えば、車両のシフトスイッチやIGスイッチに用いて好適である。
以下、本実施形態に係るスイッチ装置において実行されるスイッチ操作(SW操作)の判定フローについて図6乃至図18のフローチャートを用いて説明する。ここでは、スイッチ装置はシフトスイッチに適用されているとする。
図6に示す判定フローのステップS200では、第1のノーマルオープンの信号線の出力であるNO1と、第2のノーマルオープンの信号線の出力であるNO2と、ノーマルクローズの信号線の出力であるNCとがECUに判定値として取り込まれる。NO1、NO2、及びNCのそれぞれについてオンかオフか判定される。NO1がオフでNO2がオフでNCもオフの状態が所定時間継続した場合、処理1が実行される。NO1がオフでNO2がオフでNCがオンの状態が所定時間継続した場合、処理2が実行される。NO1がオフでNO2がオンでNCがオフの状態が所定時間継続した場合、処理3が実行される。NO1がオフでNO2がオンでNCがオンの状態が所定時間継続した場合、処理4が実行される。NO1がオンでNO2がオフでNCがオフの状態が所定時間継続した場合、処理5が実行される。NO1がオンでNO2がオフでNCがオンの状態が所定時間継続した場合、処理6が実行される。NO1がオンでNO2がオンでNCがオフの状態が所定時間継続した場合、処理7が実行される。NO1がオンでNO2がオンでNCもオンの状態が所定時間継続した場合、処理8が実行される。上記の何れかの状態が所定時間継続するまでは判定フローの最初に戻り、ステップS200の判定が繰り返される。
図7に示す処理1では、ステップS210において、NO1とNO2のそれぞれについてショート疑いフラグがクリアされるとともに、NCについて断線疑いフラグがオンにされる。疑いフラグは、NO1、NO2、及びNCの間で矛盾が生じた場合、他の2つの出力と矛盾する出力を示す信号線、つまり、異常が生じている疑いがある信号線に対して立てられるフラグである。断線の疑いがある場合、断線疑いフラグがオンになり、ショートの疑いがある場合、ショート疑いフラグがオンになる。NO1、NO2、及びNCの全てがオフである場合、NO1とNO2との間に矛盾はないが、NCと他の2つの出力との間には矛盾がある。NCがオフであることから、NCに対応する信号線には断線している疑いがあるので、NC断線疑いフラグはオンにされる。一方、NO1とNO2は共にオフになっていることから、少なくともショートしている疑いはない。このため、NO1ショート疑いフラグとNO2ショート疑いフラグはクリアされる。
図8に示す処理2では、ステップS220において、NO1ショート疑いフラグ、NO2ショート疑いフラグ、及びNC断線疑いフラグがそれぞれクリアされる。また、NO1ショート仮異常、NO2ショート仮異常、及びNC断線仮異常のそれぞれについてカウンタクリアが行われる。NO1がオフでNO2がオフでNCがオンであれば、出力間の関係に矛盾はない。ゆえに、NO1とNO2については少なくともショートの疑いはなく、NCについては少なくとも断線の疑いはない。
次に、ステップS221において、NCショート疑いフラグがオンかどうか判定される。NCショート疑いフラグがオンの場合、処理2Aが実行される。NCショート疑いフラグがオフの場合、処理2Bが実行される。
図9に示す処理2Aでは、ステップS222において、NCショート仮異常の回数値がカウントアップされ、NCショート疑いフラグはオフにされる。現時点でNCがオンの場合において、前回、NCショート疑いフラグがオンになっていた場合には、NCに対応する信号線は本当にショートしている可能性が高い。
次に、ステップS223において、NCショート仮異常の回数が所定回数以上かどうか判定される。所定回数は例えば2回である。NCショート仮異常の回数が所定回数以上になった場合、ステップS224において、NCに対応する信号線にショート異常が起きていることが確定される。ただし、NCに対応する信号線のショート異常が確定したかどうかによらず、判定フローは必ずステップS225に進む。
現時点でNO1がオフでNO2がオフでNCがオンの場合において、前回、NCショート疑いフラグがオンになっていた場合には、前回のシフト操作はオン操作であったことが分かる。しかし、このオン操作は検知されておらず、オン操作に割り当てられた処理は実行されていない。そこで、シフトスイッチに対する今回の操作はオフ操作であるが、ステップS225では、シフトスイッチに対してオン操作が行われたとの判定が行われる。つまり、オン操作が行われたことの事後的な検知が行われる。これにより、操作者のシフトスイッチに対するオン操作が取りこぼされることは防止される。
図10に示す処理2Bでは、ステップS230において、NO1断線疑いフラグがオンかどうか判定される。現時点でNO1がオフでNO2がオフでNCがオンの場合において、前回、NO1断線疑いフラグがオンになっていた場合には、NO1に対応する信号線が本当に断線している可能性が高い。つまり、NO1に対応する信号線が断線しているために、NO1のみが他の出力と矛盾していた可能性が高い。この場合、ステップS231において、NO1断線仮異常の回数値がカウントアップされ、NO1断線疑いフラグはクリアされる。
次に、ステップS232において、NO1断線仮異常の回数が所定回数以上かどうか判定される。所定回数は例えば2回である。NO1断線仮異常の回数が所定回数以上になった場合、ステップS233において、NO1に対応する信号線に断線異常が起きていることが確定される。ただし、NO1に対応する信号線の断線異常が確定したかどうかによらず、判定フローは必ず後述するステップS239に進む。
ステップS230において、NO1断線疑いフラグがオフであると判定された場合には、次に、ステップS234において、NO2断線疑いフラグがオンかどうか判定される。現時点でNO1がオフでNO2がオフでNCがオンの場合において、前回、NO2断線疑いフラグがオンになっていた場合には、NO2に対応する信号線が本当に断線している可能性が高い。つまり、NO2に対応する信号線が断線しているために、NO2のみが他の出力と矛盾していた可能性が高い。この場合、ステップS235において、NO2断線仮異常の回数値がカウントアップされ、NO2断線疑いフラグはクリアされる。
次に、ステップS236において、NO2断線仮異常の回数が所定回数以上かどうか判定される。所定回数は例えば2回である。NO2断線仮異常の回数が所定回数以上になった場合、ステップS237において、NO2に対応する信号線に断線異常が起きていることが確定される。ただし、NO2に対応する信号線の断線異常が確定したかどうかによらず、判定フローは必ず後述するステップS239に進む。
ステップS230において、NO1断線疑いフラグがオフであると判定され、さらに、ステップS234において、NO2断線疑いフラグがオフであると判定された場合には、どの信号線にも異常はないと判断できる。この場合、判定フローはそのままステップS238に進み、シフトスイッチに対してオフ操作が行われたと判定される。
現時点でNO1がオフでNO2がオフでNCがオンの場合において、前回、NO1断線疑いフラグとNO2断線疑いフラグのどちらかがオンになっていた場合には、前回のシフト操作はオン操作であったことが分かる。しかし、このオン操作は検知されておらず、オン操作に割り当てられた処理は実行されていない。そこで、シフトスイッチに対する今回の操作はオフ操作であるが、ステップS239では、シフトスイッチに対してオン操作が行われたとの判定が行われる。つまり、オン操作が行われたことの事後的な検知が行われる。これにより、操作者のシフトスイッチに対するオン操作が取りこぼされることは防止される。
図11に示す処理3では、ステップS240において、現時点でNO1がオフでNO2がオンでNCがオフの場合のフラグ設定が行われる。この場合、NO2とNCとの間に矛盾はないが、NO1と他の2つの出力との間には矛盾がある。NO1がオフであることから、NO1に対応する信号線には断線している疑いがあるので、NO1断線疑いフラグはオンにされる。一方、NO2はオンになっていることから、少なくとも断線している疑いはない。また、NCはオフになっていることから、少なくともショートしている疑いはない。このため、NO2断線疑いフラグとNCショート疑いフラグはクリアされる。
図12に示す処理4では、ステップS250において、現時点でNO1がオフでNO2がオンでNCがオンの場合のフラグ設定が行われる。この場合、NO1とNCとの間に矛盾はないが、NO2と他の2つの出力との間には矛盾がある。NO2がオンであることから、NO2に対応する信号線にはショートしている疑いがあるので、NO2ショート疑いフラグはオンにされる。一方、NO1はオフになっていることから、少なくともショートしている疑いはない。また、NCはオンになっていることから、少なくとも断線している疑いはない。このため、NO1ショート疑いフラグとNC断線疑いフラグはクリアされる。
図13に示す処理5では、ステップS260において、現時点でNO1がオンでNO2がオフでNCがオフの場合のフラグ設定が行われる。この場合、NO1とNCとの間に矛盾はないが、NO2と他の2つの出力との間には矛盾がある。NO2がオフであることから、NO2に対応する信号線には断線している疑いがあるので、NO2断線疑いフラグはオンにされる。一方、NO1はオンになっていることから、少なくとも断線している疑いはない。また、NCはオフになっていることから、少なくともショートしている疑いはない。このため、NO1断線疑いフラグとNCショート疑いフラグはクリアされる。
図14に示す処理6では、ステップS270において、現時点でNO1がオンでNO2がオフでNCがオンの場合のフラグ設定が行われる。この場合、NO2とNCとの間に矛盾はないが、NO1と他の2つの出力との間には矛盾がある。NO1がオンであることから、NO1に対応する信号線にはショートしている疑いがあるので、NO1ショート疑いフラグはオンにされる。一方、NO2はオフになっていることから、少なくともショートしている疑いはない。また、NCはオンになっていることから、少なくとも断線している疑いはない。このため、NO2ショート疑いフラグとNC断線疑いフラグはクリアされる。
図15に示す処理7では、ステップS280において、NO1断線疑いフラグ、NO2断線疑いフラグ、及びNCショート疑いフラグがそれぞれクリアされる。また、NO1断線仮異常、NO2断線仮異常、及びNCショート仮異常のそれぞれについてカウンタクリアが行われる。NO1がオンでNO2がオンでNCがオフであれば、出力間の関係に矛盾はない。ゆえに、NO1とNO2については少なくとも断線の疑いはなく、NCについては少なくともショートの疑いはない。
次に、ステップS281において、NC断線疑いフラグがオンかどうか判定される。NC断線疑いフラグがオンの場合、処理7Aが実行される。NC断線疑いフラグがオフの場合、処理7Bが実行される。
図16に示す処理7Aでは、ステップS282において、NC断線仮異常の回数値がカウントアップされ、NC断線疑いフラグはオフにされる。現時点でNCがオフの場合において、前回、NC断線疑いフラグがオンになっていた場合には、NCに対応する信号線は本当に断線している可能性が高い。
次に、ステップS283において、NC断線仮異常の回数が所定回数以上かどうか判定される。所定回数は例えば2回である。NC断線仮異常の回数が所定回数以上になった場合、ステップS284において、NCに対応する信号線に断線異常が起きていることが確定される。ただし、NCに対応する信号線の断線異常が確定したかどうかによらず、判定フローは必ずステップS285に進む。NO1がオンでNO2がオンでNCがオフになっていることで、ステップS285では、シフトスイッチに対してオン操作が行われたと判定される。
図17に示す処理7Bでは、ステップS290において、NO1ショート疑いフラグがオンかどうか判定される。現時点でNO1がオンでNO2がオンでNCがオフの場合において、前回、NO1ショート疑いフラグがオンになっていた場合には、NO1に対応する信号線が本当にショートしている可能性が高い。つまり、NO1に対応する信号線がショートしているために、NO1のみが他の出力と矛盾していた可能性が高い。この場合、ステップS291において、NO1ショート仮異常の回数値がカウントアップされ、NO1ショート疑いフラグはクリアされる。
次に、ステップS292において、NO1ショート仮異常の回数が所定回数以上かどうか判定される。所定回数は例えば2回である。NO1ショート仮異常の回数が所定回数以上になった場合、ステップS293において、NO1に対応する信号線にショート異常が起きていることが確定される。ただし、NO1に対応する信号線のショート異常が確定したかどうかによらず、判定フローは必ず後述するステップS298に進む。
ステップS290において、NO1ショート疑いフラグがオフであると判定された場合には、次に、ステップS294において、NO2ショート疑いフラグがオンかどうか判定される。現時点でNO1がオンでNO2がオンでNCがオフの場合において、前回、NO2ショート疑いフラグがオンになっていた場合には、NO2に対応する信号線が本当にショートしている可能性が高い。つまり、NO2に対応する信号線がショートしているために、NO2のみが他の出力と矛盾していた可能性が高い。この場合、ステップS295において、NO2ショート仮異常の回数値がカウントアップされ、NO2ショート疑いフラグはクリアされる。
次に、ステップS296において、NO2ショート仮異常の回数が所定回数以上かどうか判定される。所定回数は例えば2回である。NO2ショート仮異常の回数が所定回数以上になった場合、ステップS297において、NO2に対応する信号線にショート異常が起きていることが確定される。ただし、NO2に対応する信号線のショート異常が確定したかどうかによらず、判定フローは必ず後述するステップS298に進む。NO1がオンでNO2がオンでNCがオフになっていることで、ステップS298では、シフトスイッチに対してオン操作が行われたと判定される。
ステップS290において、NO1ショート疑いフラグがオフであると判定され、さらに、ステップS294において、NO2ショート疑いフラグがオフであると判定された場合には、どの信号線にも異常はないと判断できる。この場合、判定フローはそのままステップS298に進み、シフトスイッチに対してオン操作が行われたと判定される。
図18に示す処理8では、ステップS300において、現時点でNO1がオンでNO2がオンでNCがオンの場合のフラグ設定が行われる。この場合、NO1とNO2との間に矛盾はないが、NCと他の2つの出力との間には矛盾がある。NCがオンであることから、NCに対応する信号線にはショートしている疑いがあるので、NCショート疑いフラグはオンにされる。一方、NO1はオンになっていることから、少なくとも断線している疑いはない。また、NO2はオンになっていることから、少なくとも断線している疑いはない。このため、NO1断線疑いフラグとNO2断線疑いフラグはクリアされる。

Claims (1)

  1. オン操作或いはオフ操作によって接続或いは切断される複数の信号線を有し、前記複数の信号線の出力の組み合わせによって前記オン操作或いは前記オフ操作が行われたことを検知するスイッチ装置において、
    前記複数の信号線の出力に前記オン操作に対応する出力と前記オフ操作に対応する出力とが含まれる場合、前記複数の信号線の出力の全てが前記オフ操作に対応する出力に切り替わったことを条件として、前記オン操作が行われたと判定する
    ことを特徴とするスイッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022255383A1 (ja) 2021-06-02 2022-12-08 東ソー株式会社 Yfi型ゼオライト、その製造方法、炭化水素吸着剤及び炭化水素の吸着方法

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