JP2021092992A - セキュリティ端末装置 - Google Patents

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健太郎 杉谷
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Abstract

【課題】セキュリティ装置を設置する壁部が歪んでいる状況においても、パネル部材と枠状部材との間に隙間が生じることやパネル部材が損傷することを抑制する。【解決手段】セキュリティ端末装置は、枠状部材と、枠状部材の一方の開口を塞ぐパネル部材と、枠状部材を壁部に取り付けるためのベース部材であって、壁部の表面に接して配置され、枠状部材の側面を固定するための第1固定部を有するベース部材と、を備える。枠状部材は、側面に、ベース部材を固定するための第2固定部と、第2固定部とパネル部材との間に設けられた穴と、を有する。【選択図】図5

Description

本開示は、セキュリティ端末装置に関する。
従来より、IDカード、指紋、虹彩等を利用した認証を行うセキュリティシステムが用いられている。このようなセキュリティシステムでは、IDカードのカードリーダや、指紋および虹彩を検知するセンサ等が収められたセキュリティ端末装置が、セキュリティを確保するべき領域の付近の扉や壁等の壁部に設置される。特許文献1のセキュリティ端末装置は、壁の内部に形成された穴に嵌められている箱状の被取付部にセキュリティ端末装置の本体が収容され、かかる本体の一部を構成するパネル部が、壁から露出した状態で配置される構成を有する。ユーザは、かかるパネル部にIDカードや指紋等をかざす。被取付部には、ベース部材が被取付部の開口を囲むように固定され、かかるベース部材とパネル部材とがネジにより互いに固定される。
特開2019−28726号公報
特許文献1のセキュリティ端末装置では、パネル部は、単一の部材として表されているが、パネル部が複数の部材で構成される場合がある。例えば、ガラスや液晶パネル等により形成されているパネル部材と、かかるパネル部材の裏面の外縁近傍に接合された枠状部材とによりパネル部が構成される場合がある。かかる構成においては、パネル部材と枠状部材とは、例えば接着剤で接合され得る。また、枠状部材は、ベース部材にネジ等により固定されることにより被取付部に固定され得る。
ここで、セキュリティ端末装置が設置される壁部が反るなどして歪んでいる場合、壁部に固定される被取付部と、被取付部に固定されるベース部材と、ベース部材に固定される枠状部材とが壁部の形状に沿うように歪み得る。このように枠状部材が歪んだ状態では、パネル部材と枠状部材との接合が部分的に剥がれてパネル部材と枠状部材との間に隙間が形成されるおそれがある。また、パネル部材と枠状部材との接合が剥がれない場合であっても、歪みに起因する応力がパネル部材に伝わり、パネル部材を構成するガラス等が損傷するおそれがある。そこで、セキュリティ装置を設置する壁部が歪んでいる状況においても、パネル部材と枠状部材との間に隙間が生じることやパネル部材が損傷することを抑制可能な技術が望まれる。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、壁部に取り付けて用いられるセキュリティ端末装置が提供される。このセキュリティ端末装置は、枠状部材と、前記枠状部材の一方の開口を塞ぐパネル部材と、前記枠状部材を前記壁部に取り付けるためのベース部材であって、前記壁部の表面に接して配置され、前記枠状部材の側面を固定するための第1固定部を有するベース部材と、を備える。前記枠状部材は、前記側面に、前記ベース部材を固定するための第2固定部と、前記第2固定部と前記パネル部材との間に設けられた穴と、を有する。
この形態のセキュリティ端末装置によれば、枠状部材は、ベース部材と固定される側面に、ベース部材を固定するための第2固定部と、第2固定部とパネル部材との間に設けられた穴と、を有するので、壁部が歪んでいるために壁部に沿ってベース部材が壁部に反って歪んだとしても、穴が変形(より正確には、側面における穴を形成する穴の周りの部分のうちベース部材側が変形)することにより、枠状部材における穴よりもパネル部材側の部分が変形することが抑制される。このため、壁部の歪みに沿った枠状部材の歪みに起因する応力によりパネル部材と枠状部材との間に隙間が生じることが抑制され、また、かかる応力がパネル部材に伝わることを抑制してパネル部材が損傷することを抑制できる。
(2)上記形態のセキュリティ端末装置において、前記穴は、厚さ方向の貫通孔として形成されていてもよい。
この形態のセキュリティ端末装置によれば、穴は、厚さ方向の貫通孔として形成されているので、壁部の歪みに沿った枠状部材の歪みに起因する応力によって穴を変形し易くでき、枠状部材における穴よりもパネル部材側の部分が変形することや、応力がパネル部材に伝わることを抑制できる。
(3)上記形態のセキュリティ端末装置において、前記穴は、長手方向を規定可能な形状を有し、前記第2固定部は、前記側面において、前記穴の前記長手方向の中央に対応する位置に配置されていてもよい。
この形態のセキュリティ端末装置によれば、壁部の歪みに起因する応力が伝わり易い第2固定部が穴の長手方向の中央に対応する位置に配置されているので、かかる応力を穴におけるベース部材側の全体(より正確には、側面における穴の周りの部分であってベース部材側の部分全体)に略均等に伝えて穴を変形できる。このため、枠状部材における穴よりもパネル部材側の部分やパネル部材に伝わる応力が部分的に強くなることを抑制できる。
(4)上記形態のセキュリティ端末装置において、前記第1固定部は、固定部材が挿入される第1孔を有し、前記第2固定部は、前記固定部材が挿入される第2孔を有し、前記穴の前記長手方向の寸法は、前記固定部材の前記長手方向の寸法よりも大きくてもよい。
この形態のセキュリティ端末装置によれば、穴の長手方向の寸法は、固定部材の長手方向の寸法よりも大きいので、固定部材の長手方向の寸法以下の構成に比べて、穴を変形し易くでき、枠状部材における穴よりもパネル部材側の部分が変形することや、壁部の歪みに沿った枠状部材の歪みに起因する応力がパネル部材に伝わることをより抑制できる。
(5)上記形態のセキュリティ端末装置において、前記枠状部材は、前記側面と対向する対向面と、前記側面と前記対向面とのうちの前記対向面側に配置され、前記ベース部材を固定するための第3固定部と、をさらに有してもよい。
この形態のセキュリティ端末装置によれば、枠状部材は、第2固定部を有する側面と対向する対向面側に、ベース部材を固定するための第3固定部を有するので、枠状部材をベース部材にしっかりと固定できつつ、枠状部材における穴よりもパネル部材側の部分が変形することや、壁部の歪みに沿った枠状部材の歪みに起因する応力がパネル部材に伝わることを抑制できる。
(6)上記形態のセキュリティ端末装置において、前記パネル部材は、前記枠状部材に比べて、剛性が高くてもよい。
この形態のセキュリティ端末装置によれば、パネル部材は枠状部材に比べて剛性が高いので、パネル部材として、変形し難く、例えば、指やカードなどの接触等による変形が起こることが抑制できる。加えて、パネル部材と枠状部材との剛性の相違に起因してパネル部材が枠状部材よりも変形し難いためにパネル部材と枠状部材との接合が破れやすい状況においても、穴が変形することによりパネル部材に応力を伝えることを抑制でき、パネル部材と枠状部材とが互いに剥がれることを抑制できる。
本開示は、種々の形態で実現することも可能である。例えば、セキュリティ端末装置を含むセキュリティシステム、セキュリティ端末装置に用いられる枠状部材、セキュリティ端末装置または枠状部材の製造方法等の形態で実現することができる。
本開示の一実施形態としてのセキュリティ端末装置の外観形状を示す斜視図である。 セキュリティ端末装置の側面図である。 セキュリティ端末装置の底面図である。 セキュリティ端末装置の背面斜視図である。 セキュリティ端末装置の分解斜視図である。 枠状部材の底面図である。 ベース部材の底面図である。 収容ケースへのセキュリティ端末装置の取付方法を示す分解斜視図である。 収容ケースへのセキュリティ端末装置の取付方法を示す分解斜視図である。 セキュリティ端末装置を壁に取り付ける際の様子を示す説明図である。 壁が歪んでいる場合のセキュリティ端末装置の取り付け状態の一例を示す説明図である。 図11における部分領域を拡大して示す模式図である。 壁が歪んでいる場合の比較例のセキュリティ端末装置の取り付け状態の一例を示す説明図である。 図13における部分領域を拡大して示す模式図である。 他の実施形態のセキュリティ端末装置を示す模式図である。 他の実施形態のセキュリティ端末装置を示す模式図である。 他の実施形態のセキュリティ端末装置を示す模式図である。 他の実施形態のセキュリティ端末装置を示す模式図である。 他の実施形態のセキュリティ端末装置を示す模式図である。
A.実施形態:
A1.装置構成:
図1は、本開示の一実施形態としてのセキュリティ端末装置100の外観形状を示す斜視図である。図2は、セキュリティ端末装置100の側面図である。図3は、セキュリティ端末装置100の底面図である。図4は、セキュリティ端末装置100の背面斜視図である。図5は、セキュリティ端末装置100の分解斜視図である。セキュリティ端末装置100は、セキュリティサービスを実現するための装置であり、本実施形態では、かざされたIDカードからID等の認証情報を読み取り、図示しない認証サーバ等に認証情報を送信する。セキュリティ端末装置100は、セキュリティを確保すべき領域、例えば、予め定められた部屋の扉の近傍の柱や壁や扉自身等に配置されて用いられる。本実施形態では、セキュリティ端末装置100は、壁に設けられた後述の収容ケース50に一部が収容されて、収容ケース50に取り付けられて用いられる。
図1〜図3では、壁200に取り付けられた状態(以下、「取付状態」と呼ぶ)のセキュリティ端末装置100を示し、図4および図5では、壁200から取り外された状態のセキュリティ端末装置100を示す。また、図1には、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸が表されている。Y軸は鉛直方向と平行な方向であり、X軸は水平方向と平行な方向である。Z軸は壁200の深さ方向と平行な方向である。本実施形態において、+X方向と−X方向とを合わせて「X軸方向」と総称する。同様に、+Y方向と−Y方向とを合わせて「Y軸方向」と総称し、+Z方向と−Z方向とを合わせて「Z軸方向」と総称する。他の図面におけるX軸、Y軸およびZ軸は、図1のX軸、Y軸およびZ軸にそれぞれ対応する。
図1〜図4に示すように、セキュリティ端末装置100は、パネル部材10と、枠状部材20と、ベース部材30と、本体部40とを備える。なお、図1〜図3に示す取付状態においては、ベース部材30は枠状部材20に隠れて現れていない。
パネル部材10は、平らな表面S10を備え、略矩形の平面視形状を有する。図1および図2に示すように、セキュリティ端末装置100は、パネル部材10が壁200と平行となるように壁200に取り付けられる。なお、本実施形態において、壁200は、鉛直方向と略平行であるが、表面に反り等の歪みがある場合も想定される。本実施形態において、パネル部材10は、枠状部材20よりも剛性が高い。本実施形態において、パネル部材10は、板状のガラスにより形成されている。なお、ガラスに代えて、パネル部材10を枠状部材20よりも剛性を高く構成可能な任意の種類の材料により、パネル部材10を形成してもよい。パネル部材10の裏面は、枠状部材20に接合されている。かかるパネル部材10と枠状部材20との接合の詳細については後述する。
図5は、セキュリティ端末装置100の分解斜視図である。図5に示すように、枠状部材20は、厚さ方向がZ軸方向と平行であり、Z軸方向の平面視において中央に開口が形成された外観形状を有する。本実施形態において、枠状部材20は樹脂により形成されている。なお、樹脂に代えて、枠状部材20を、パネル部材10よりも剛性を低く構成可能な任意の種類の材料により、枠状部材20を形成してもよい。図1および図2に示すように、枠状部材20は、枠状部材20の底面S1と、底面S1と対向する上面S2とがいずれも水平方向と平行となるように、また、これらの面S1、S2が露出するように、ベース部材30に取り付けられる。底面S1は、本開示における側面に相当する。また、上面S2は、本開示における対向面に相当する。図5に示すように、枠状部材20の一方の開口、すなわち、−Z方向の開口は、パネル部材10により塞がれる。枠状部材20の他方の開口、すなわち、+Z方向の開口は、本体部40により塞がれる。図5に示す枠状部材20の−Z方向の環状の端面29には、端面29と略同形状の両面接着テープ70が配置されている。かかる両面接着テープ70によりパネル部材10と枠状部材20とは互いに接合される。
図6は、枠状部材20の底面図である。図6では、枠状部材20がベース部材30に固定されていない状態の枠状部材20を示す。本実施形態において枠状部材20の面S1には、2つのスピーカ孔21と、後述するベース部材30の第1ネジ孔32と対応する第2ネジ孔22と、穴23とが形成されている。枠状部材20は、上述の2つのスピーカ孔21と第2ネジ孔22と穴23とに加えて、図4に示す2つの固定部27とを備える。
図6に示す2つのスピーカ孔21は、主として本体部40から出力される音声を外部に出力することを目的とした貫通孔として形成されている。2つのスピーカ孔21は、底面S1におけるX軸方向の両端部寄りにそれぞれ配置されている。また、2つのスピーカ孔21は、底面S1における−Z方向の端部寄りにいずれも配置されている。2つのスピーカ孔21の平面視形状は、いずれもX軸方向を長手方向とする略長方形である。
第2ネジ孔22は、枠状部材20に、ベース部材30を固定するために用いられる。第2ネジ孔22は、略円形の平面視形状を有する。第2ネジ孔22は、底面S1におけるX軸方向の略中央に配置されている。また、第2ネジ孔22は、底面S1における+Z方向の端部に形成されている。第2ネジ孔22は、底面S1において、穴23のX軸方向の中央に対応する位置に配置されている。図3に示すように、取付状態において、第2ネジ孔22には、固定ネジ60が挿入されて螺合されている。このとき、第2ネジ孔22とベース部材30の第1ネジ孔32とは、互いにY軸方向に重なる位置に配置されており、これら2つのネジ孔22、32と固定ネジ60とが螺合することにより、枠状部材20とベース部材30とは互いに固定される。第2ネジ孔22は、本開示の第2固定部および第2孔に相当する。また、固定ネジ60は、本開示の固定部材に相当する。
図6に示すように、穴23は、後述するように、壁200の歪みによって生じる枠状部材20の歪みに起因する応力がパネル部材10に伝わることを抑制する機能を有する。具体的には、枠状部材20等の歪みが生じた場合には、変形することによりセキュリティ端末装置100に応力が伝わることを抑制する。なお、図1〜図6では、変形していない状態の穴23を表している。また、図3では、穴23を通して本体部40の一部が表わされている。穴23の変形については、後述する。本実施形態において、穴23は厚さ方向の貫通孔として形成されている。厚さ方向とは、底面S1を構成する枠状部材20の板状部分の厚さと平行な方向であり、本実施形態では、Y軸方向と平行な方向である。図3および図6に示すように、変形していない状態における穴23は、厚さ方向と直交する方向、すなわちX軸方向を長手方向とする略長方形の平面視形状を有する。穴23は、底面S1におけるX軸方向の略中央に配置されている。また、穴23は、第2ネジ孔22の−Z方向に位置し、穴23の+Z方向の端部は、第2ネジ孔22と繋がっている。図6に示すように、穴23の長手方向の寸法W1、すなわちX軸方向の寸法W1は、第2ネジ孔22のX軸方向の寸法W2よりも長い。
図4に示すように、2つの固定部27は、枠状部材20の背面において、上面S2の近傍、すなわち+Y方向の端部近傍に配置されている。2つの固定部27は、枠状部材20にベース部材30を固定するために用いられる。本実施形態において、2つの固定部27は、いずれも屈曲した爪状の外観形状を有し、取付状態においてベース部材30が有する係合孔34と係合する。2つの固定部27は、本開示の第3固定部に相当する。
図7は、ベース部材30の底面図である。図8および図9は、収容ケース50へのセキュリティ端末装置100の取付方法を示す分解斜視図である。図7〜図9に示すように、ベース部材30は、収容ケース50の−Z方向の端面に接して配置される。ここで、ベース部材30の詳細な構成を説明する前に、収容ケース50について説明する。
図8および図9に示すように、収容ケース50は、収容部51と、フランジ部52とを備える。収容ケース50は、セキュリティ端末装置100のうちの本体部40を収容すると共に、セキュリティ端末装置100を壁200に取り付ける機能を有する。収容部51は、−Z方向の端部が開口した箱状の外観形状を有する。図2に示すように、収容部51は、壁200の内部に形成された穴に嵌め込まれている。図2、図8および図9に示すように、収容部51の内部の収容空間53には、本体部40が収容される。図2、図8および図9に示すように、フランジ部52は、収容部51の−Z方向の端部に連なる。フランジ部52は、中央に矩形の開口が形成された環状の外観形状を有し、かかる開口は、収容部51の−Z方向の開口と連なる。フランジ部52は、壁200から露出して配置されている。フランジ部52の+Z方向の端面は平面であり、壁200に接して配置される。同様に、フランジ部52の−Z方向の端面S5は平面であり、ベース部材30が取り付けられる。本実施形態において、収容ケース50は、樹脂により構成されている。収容ケース50としては、例えば、JIS規格に従った合成樹脂製ボックスを用いてもよい。フランジ部52は、本開示に壁部に相当する。
図4および図7〜図9に示すように、ベース部材30は、枠状の外観形状を有する。本実施形態において、ベース部材30は、薄いアルミニウム製の板部材を加工して形成されている。なお、アルミニウムに限らずステンレス鋼や真鍮などの任意の種類の金属や、樹脂によてベース部材30が形成されてもよい。ベース部材30は、フランジ部52の端面S5に+Z方向の端面が接するように、フランジ部52に固定されている。かかる固定は、図示しないネジや接着剤により実現される。ベース部材30は、固定壁部31と、4つの位置決め孔35と、2つの係合孔34とを備える。
図7〜図9に示すように、固定壁部31は、ベース部材30における−Y方向の端部において、X軸方向の略中央に形成されている。固定壁部31は、ベース部材30の一部を−Z方向に折り返して形成された小さな壁状の形状を有する。固定壁部31の中央には、第1ネジ孔32が形成されている。第1ネジ孔32は、ベース部材30に、枠状部材20を固定するために用いられる。上述のように、取付状態において、第1ネジ孔32は、第2ネジ孔22とY軸方向に重なる位置に配置され、固定ネジ60が挿入されて螺合される。第1ネジ孔32は、本開示の第1固定部および第1孔に相当する。
図4に示すように、4つの位置決め孔35には、本体部40が備える後述の位置決めピン44が挿入され、パネル部材10と枠状部材20と本体部40とが一体化された部材(以下、「一体化部材」と呼ぶ)と、ベース部材30との位置決めに用いられる。2つの係合孔34は、ベース部材30における+Y方向の端部において、互いにX軸方向に所定の距離だけ離れて形成されている。2つの係合孔34には、上述のように枠状部材20の2つの固定部27が係合する。
本体部40は、セキュリティ端末装置100にかざされたIDカードとの間で近距離無線通信を行う機能や、かかる近距離無線通信を利用してIDカードから認証情報を読み取るカードリーダ機能や、読み取った認証情報を図示しない認証サーバに送信する通信機能や、各種設定やリセット等を行うためのジャンパーピンやディップスイッチ等の操作部としての機能などを実現するための電子機器が搭載された基板などを有する。
図5に示すように、本体部40は、枠状の部位の開口部分に上述の基板等が+Z方向に突出するように接合された構造を有する。図4に示すように、本体部40の枠状の部位の+Z方向の端面には、4つの位置決めピン44が+Z方向に突出して形成されている。4つの位置決めピン44は、上述のベース部材30の4つの位置決め孔35にそれぞれ挿入される。
図10は、セキュリティ端末装置100を壁200に取り付ける際の様子を示す説明図である。なお、図10では、壁200とは異なり歪んだ壁200aにセキュリティ端末装置100を取り付ける場合の様子を示している。図5、図8〜図10を用いてセキュリティ端末装置100の取り付け作業について説明する。なお、予め壁200、200aに形成された穴に収容ケース50が挿入され、収容ケース50が壁200、200aに取り付けられているものとする。まず、図5に示すように、本体部40が枠状部材20に図示しないネジ等により固定され、また、枠状部材20とパネル部材10とが両面接着テープ70により互いに接合される。また、図8〜図10に示すように、収容ケース50のフランジ部52の端面S5にベース部材30が図示しないネジ等により固定される。次に、図8〜図10に示すように、一体化部材、すなわち、パネル部材10と枠状部材20と本体部40とが一体化された部材がベース部材30に取り付けられる。なお、図10では、図示の便宜上、本体部40が省略されている。具体的には、作業者は、枠状部材20の固定部27をベース部材30の係合孔34に係合させつつ、本体部40の位置決めピン44をベース部材30の位置決め孔35に挿入するようにして、一体化部材をベース部材30に仮に取り付ける。その後、作業者は、固定ネジ60を第2ネジ孔22および第1ネジ孔32に挿入し、固定ネジ60とこれらのネジ孔22、32とを互いに螺合させる。これにより、セキュリティ端末装置100が、収容ケース50を介して壁200に取り付けられる。上述のように、枠状部材20における−Y方向の端部は固定ネジ60によりベース部材30に固定され、また、枠状部材20における+Y方向の端部は固定部27と係合孔34との係合により固定される。したがって、一体化部材はベース部材30にしっかりと固定され、ベース部材30に対する枠状部材20の位置ずれが抑制される。
A2.穴23の変形:
図11は、壁200aが歪んでいる場合のセキュリティ端末装置100の取り付け状態の一例を示す説明図である。図12は、図11における部分領域Ar1を拡大して示す模式図である。図3に示すように、壁200が歪んでいない場合には、壁200に接しているフランジ部52の歪みも生じず、同様に、フランジ部52に固定されている枠状部材20の歪みも生じない。このため、パネル部材10と枠状部材20との接合は破壊されず、両部材は互いにしっかりと接合されている。また、この場合では、穴23は変形していない。
これに対して、図11および図12に示すように、セキュリティ端末装置100が取り付けられる壁200aが歪んでいる場合、穴23は変形することとなる。なお、図11および図12の例では、壁200aは、固定ネジ60の位置を中心として+Z方向に窪むようにX軸方向に沿って湾曲している。壁200aがこのように歪んでいる場合、壁200aに固定されているベース部材30も壁200aの形状に沿って歪み得る。また、ベース部材30に固定されている枠状部材20も壁200aの形状に沿って歪み得る。このとき、枠状部材20にはベース部材30から+Z方向の応力を受けることとなる。特に、ベース部材30と枠状部材20との接合部分である第2ネジ孔22の近傍には、+Z方向の大きな応力が加えられることとなる。図12に示すように、枠状部材20の第2ネジ孔22の近傍部分において+Z方向の応力を受けると、かかる部分において穴23よりも+Z方向側の部分は、応力によって+Z方向に歪むこととなる。これに対して、穴23よりも−Z方向側の部分には、穴23の存在によって、歪みに起因する上述の応力が伝わることが抑制される。このため、図12に示すように、穴23は、+Z方向の端部においてX軸方向の中央に向かうにつれて+Z方向に位置するように変形することとなる。
上述のように、第2ネジ孔22の近傍部分における穴23よりも−Z方向側の部分には、穴23の存在によって、歪みに起因する上述の応力が伝わることが抑制される。仮に、枠状部材20において穴23に対して+X方向または−X方向に隣接する部分を介して、穴23よりも−Z方向側の部分に応力が伝わったとしても、本実施形態では、両面接着テープ70によるパネル部材10と枠状部材20との接合力がかかる応力よりも大きくなるように予め調整されている。このため、パネル部材10と枠状部材20との接合は破られず、パネル部材10と枠状部材20とは、互いにしっかりと接合された状態を維持する。なお、パネル部材10と枠状部材20との接合力の調整は、例えば、両面接着テープ70に用いられる接着剤の種類や量を調整することにより実現できる。
図13は、壁200aが歪んでいる場合の比較例のセキュリティ端末装置300の取り付け状態の一例を示す説明図である。図14は、図13における部分領域Ar10を拡大して示す模式図である。図13および図14では、実施形態の図11および図12に示す壁200aと同じ壁200aにセキュリティ端末装置300が設置された状態を示す。比較例のセキュリティ端末装置300は、穴23が形成されていない点において、実施形態のセキュリティ端末装置100と異なる。セキュリティ端末装置300のパネル部材10は、枠状部材120に接合されている。かかる接合は、実施形態と同様に、実施形態の両面接着テープ70と同様な接着力を有する両面接着テープにより実現されている。セキュリティ端末装置300の枠状部材120は、図示しないベース部材を介して収容ケースのフランジ部152に固定されている。枠状部材120は、枠状部材20と同様な位置にネジ孔122を有する。かかるネジ孔122は、図示しないベース部材が有するネジ孔とY軸方向に重なる位置に配置され、ネジ160が挿入されて螺合されている。
図13および図14に示すように、比較例のセキュリティ端末装置300では、パネル部材10と枠状部材120との間に隙間G1が生じている。壁200aの歪みに沿ってフランジ部152と、図示しないベース部材と、枠状部材120とが歪むと、かかる歪みに起因する応力がパネル部材10に加わることとなる。このとき、パネル部材10は枠状部材120に比べて剛性が高いために歪み難いことから、パネル部材10は両面接着テープ70から離れ、パネル部材10と枠状部材120との接合が破れる。その結果、歪んだ120と、歪まない110との間には隙間G1が生じることとなる。
これに対して、図11および図12に示すように、本実施形態のセキュリティ端末装置100では、枠状部材20の穴23が変形することにより、壁200aの歪みに起因する+Z方向の応力が、枠状部材20における穴23よりも−Z方向側(パネル部材10側)の部分に伝えられない。このため、枠状部材20における−Z方向の端部の歪みが抑制され、パネル部材10に応力が伝わることが抑制される。この結果、パネル部材10と枠状部材20との接合や破れず、パネル部材10と枠状部材20との間に隙間が生じることが抑制される。
以上説明した本実施形態のセキュリティ端末装置100によれば、枠状部材20は、ベース部材30と固定される底面S1に、ベース部材30を固定するための第2ネジ孔22と、第2ネジ孔22とパネル部材10との間に設けられた穴23と、を有するので、壁200aが歪んでいるために壁200aに沿ってベース部材30が反って歪んだとしても、穴23が変形(より正確には、底面S1における穴23を形成する穴の近傍の部分のうちベース部材30側が変形)することにより、ベース部材30における穴23よりもパネル部材10側の部分が変形することが抑制される。このため、壁200aの歪みに沿った枠状部材20の歪みに起因する応力によりパネル部材10と枠状部材20との間に隙間が生じることが抑制され、また、かかる応力がパネル部材10に伝わることを抑制してパネル部材10が損傷することを抑制できる。
また、穴23は、厚さ方向の貫通孔として形成されているので、壁200aの歪みに沿った枠状部材20の歪みに起因する応力によって穴23を変形し易くでき、かかる応力が、枠状部材20における穴23よりもパネル部材10側の部分、およびパネル部材10に伝わることを抑制できる。
また、壁200aの歪みに起因する応力が伝わり易い第2ネジ孔22が穴23の長手方向の中央に対応する位置に配置されているので、かかる応力を穴23におけるベース部材30側の全体(より正確には、底面S1における穴23の近傍部分であってベース部材30側の部分の全体)に略均等に伝えて穴23を変形させることができる。このため、枠状部材20における穴23よりもパネル部材10側の部分や、パネル部材10に伝わる応力が部分的に強くなることを抑制できる。
また、穴23の長手方向(X軸方向)の寸法W1は、固定ネジ60のX軸方向の寸法W2よりも大きいので、固定ネジ60のX軸方向の寸法W2以下の構成に比べて、穴23を変形し易くでき、壁200aの歪みに沿った枠状部材20の歪みに起因する応力がパネル部材10に伝わることをより抑制できる。
また、枠状部材20は、第2ネジ孔22を有する底面S1と対向する上面S2側に、ベース部材30を固定するための係合孔34を有するので、枠状部材20をベース部材30にしっかりと固定できつつ、壁200aの歪みに沿った枠状部材20の歪みに起因する応力がパネル部材10に伝わることを抑制できる。
また、パネル部材10は、枠状部材20と両面接着テープ70により接合されているので、かかる接合を容易に実現でき、セキュリティ端末装置100の製造コストを抑えることができる。加えて、パネル部材10と枠状部材20とが両面接着テープ70により接合されているためにその接合力が弱い場合であっても、穴23が変形することにより、枠状部材20において穴23よりもパネル部材10側の部分、およびパネル部材10に応力が伝わることを抑制でき、パネル部材10と枠状部材20との接合(接着)が破れることを抑制できる。
また、パネル部材10は枠状部材20に比べて剛性が高いので、パネル部材10として、変形し難く、例えば、指やIDカードなどの接触等による変形が起こることが抑制できる。加えて、パネル部材10は枠状部材20に比べて剛性が高いので、剛性の相違に起因してパネル部材10が枠状部材20よりも変形し難いためにパネル部材10と枠状部材20との接合が破れやすい状況においても、穴23が変形することによりパネル部材10に応力を伝えることを抑制でき、パネル部材10と枠状部材20とが互いに剥がれることを抑制できる。
B.他の実施形態:
(B1)図15〜図19は、他の実施形態のセキュリティ端末装置を示す模式図である。図15〜図19では、取付状態における他の実施形態のセキュリティ端末装置100a〜100eが模式的に表わされている。図15〜図19に示すように、上記実施形態の穴23の穴の形状、大きさ、および数量は、上記実施形態に限定されない。
例えば、図15に示すセキュリティ端末装置100aにおいて、枠状部材20aは、第2ネジ孔22、穴23および2つのスピーカ孔21に代えて、2つの第2ネジ孔22aおよび2つの穴23aを備える。第2ネジ孔22aは、枠状部材20aにおいてX軸方向の両端部に、互いにX軸方向に所定の距離だけ離れて配置されている。2つの穴23aは、各第2ネジ孔22aに対応して、各第2ネジ孔22aとパネル部材10との間に配置されている。かかる構成においても、各穴23aが変形することにより、上記実施形態と同様な効果を奏する。
また、例えば、図16に示すセキュリティ端末装置100bにおいて、枠状部材20bは、上述の枠状部材20aと同様に2つの第2ネジ孔22aを備える。かかる構成において、枠状部材20bは、2つの第2ネジ孔22aとパネル部材10との間に、2つの第2ネジ孔22aとそれぞれ対応する位置に亘ったX軸方向に長い穴23bを有する。換言すると、枠状部材20bは、上述の2つの枠状部材20a同士をX軸方向に繋げた形状を有している。このような構成においても、穴23bが変形することにより、上記実施形態と同様な効果を奏する。
また、例えば、図17に示すセキュリティ端末装置100cにおいて、枠状部材20cは、穴23に代えて2つの穴23cを備えもよい。かかる構成において、2つの穴23cは、互いに同じ大きさおよび同じ形状を有する。2つの穴23cは、第2ネジ孔22とパネル部材10との間において、Z軸方向に並んで配置されている。このような構成においても、2つの穴23cのうちの少なくとも一方が変形することにより、上記実施形態と同様な効果を奏する。
また、例えば、図18に示すセキュリティ端末装置100dにおいて、枠状部材20dは、穴23に代えて穴23dを備えてもよい。穴23dは、長方形の+Z方向の長辺の一部が円弧の一部に置き換えられた多角形の平面視形状を有する。穴23dの+Z方向の円弧部分は、−Z方向に凸であり、第2ネジ孔22の−Z方向側を囲む。したがって、穴23dは、第2ネジ孔22に対して、X軸方向に見てZ軸方向に重なる部分を有する。このような構成においても、穴23dが変形することにより、上記実施形態と同様な効果を奏する。
また、例えば、図19に示すセキュリティ端末装置100eにおいて、枠状部材20eは、穴23に代えて穴23eを備えてもよい。穴23eは、長方形の+Z方向の長辺のすべてが円弧の一部に置き換えられた多角形の平面視形状を有する。穴23eの+Z方向の円弧部分は、+Z方向に凸である。このような構成においても、穴23eが変形することにより、上記実施形態と同様な効果を奏する。
(B2)上記実施形態および他の実施形態の穴23、23a〜23eは、いずれも枠状部材20、20a〜20eを厚さ方向に貫く貫通孔として形成されていたが、本開示はこれに限定されない。厚さ方向に貫通しない穴、換言すると窪み又は切り込みとして形成されてもよい。かかる構成においては、+Y方向に開口する窪みであっても、また、これとは逆に−Y方向に開口する窪みであってもよい。かかる構成においても、穴が変形することにより、上記実施形態および他の実施形態と同様な効果を奏する。
(B3)上記実施形態において、穴23は、略長方形の平面視形状を有していたが、本開示はこれに限定されない。例えば、長辺がX軸方向と平行であり且つ短辺がZ軸方向と平行な楕円形状の平面視形状を有していてもよい。すなわち、穴23は、長手方向を規定可能な任意の平面視形状を有していてもよい。また、上記実施形態において、第2ネジ孔22は、底面S1において、穴23のX軸方向の中央に対応する位置に配置されていたが、かかる位置からX軸方向にずれていてもよい。かかる構成においても、第2ネジ孔22とパネル部材10との間に穴の一部が存在する構成においては、上記実施形態と同様な効果を奏する。
(B4)上記実施形態において、ベース部材30は、第1ネジ孔32に代えて、または、第1ネジ孔32に加えて、スナップフィット等により枠状部材20の底面S1を固定するための任意の種類の固定部を備えてもよい。かかる構成において、固定部は、本開示の第1固定部に相当する。同様に、上記実施形態において、枠状部材20は、第2ネジ孔22に代えて、または、第2ネジ孔22に加えて、スナップフィット等によりベース部材30を固定するための任意の種類の固定部を備えてもよい。かかる構成において、固定部は、本開示の第2固定部に相当する。また、上記実施形態において、穴23の長手方向の寸法W1、すなわちX軸方向の寸法W1は、第2ネジ孔22のX軸方向の寸法W2以下であってもよい。また、枠状部材20の底面S1とベース部材30との固定には、固定ネジ60が用いられていたが、ネジに代えて、ピンやフックなど、任意の種類の固定部材を用いてもよい。かかる構成においては、第1ネジ孔32および第2ネジ孔22に代えて、ネジ山が形成されていない単なる貫通孔が設けられていてもよい。
(B5)上記実施形態において、枠状部材20は、固定部27を備えていなくてもよい。また、枠状部材20は、固定部27に代えて、または、固定部27に加えて、+X方向と−X方向とのうちの少なくとも一方の端部に、ベース部材30を固定するための第4固定部を備えていてもよい。
(B6)上記実施形態では、パネル部材10と枠状部材20とは互いに両面接着テープ70により接合されていたが、両面接着テープ70に代えて、または、両面接着テープ70に加えて、他の任意の構造により互いに接合されてもよい。例えば、ネジやスナップフィットにより互いに接合されてもよい。また、固定部27と係合孔34のように、爪と穴との係合により互いに接合されてもよい。
(B7)上記実施形態において、パネル部材10は、枠状部材20よりも剛性が高く構成されていたが、同じ剛性或いはより低い剛性に構成されてもよい。かかる構成においては、例えば、パネル部材10が樹脂により形成され、枠状部材20がステンレス鋼などの金属により形成されてもおい。
(B8)上記実施形態において、セキュリティ端末装置100は、収容ケース50のフランジ部52に固定されていたが、本開示はこれに限定されない。例えば、収容ケース50を介さずにネジ等により壁200や柱や扉等に直接固定されてもよい。かかる構成においては、壁200等が本開示の壁部に相当する。
(B9)上記実施形態において、2つのスピーカ孔21を省略してもよい。かかる構成においても、穴23が音声を出力するための孔として機能するため、セキュリティ端末装置100は、音声を出力できる。また、このような構成により、枠状部材20の製造コストを抑えることができる。
(B10)上記実施形態において、セキュリティ端末装置100は、IDカードから認証情報を読み取る装置であったが、本開示はこれに限定されない。指紋や虹彩等の認証情報を取得して認証用のサーバ装置に送信する装置など、壁部に設置して用いられる任意の種類の装置であってもよい。
本開示は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…パネル部材、20…枠状部材、20a〜20e…枠状部材、21…スピーカ孔、22…第2ネジ孔、22a…第2ネジ孔、23…穴、23a〜23e…穴、27…固定部、29…端面、30…ベース部材、31…固定壁部、32…第1ネジ孔、34…係合孔、35…位置決め孔、40…本体部、44…位置決めピン、50…収容ケース、51…収容部、52…フランジ部、53…収容空間、60…固定ネジ、70…両面接着テープ、100…セキュリティ端末装置、100a〜100e…セキュリティ端末装置、110…パネル部材、120…枠状部材、122…ネジ孔、152…フランジ部、160…ネジ、200…壁、200a…壁、300…セキュリティ端末装置、Ar1…部分領域、Ar10…部分領域、G1…隙間、S1…底面、S10…表面、S2…上面、S5…端面

Claims (6)

  1. 壁部に取り付けて用いられるセキュリティ端末装置であって、
    枠状部材と、
    前記枠状部材の一方の開口を塞ぐパネル部材と、
    前記枠状部材を前記壁部に取り付けるためのベース部材であって、前記壁部の表面に接して配置され、前記枠状部材の側面を固定するための第1固定部を有するベース部材と、
    を備え、
    前記枠状部材は、前記側面に、前記ベース部材を固定するための第2固定部と、前記第2固定部と前記パネル部材との間に設けられた穴と、を有する、
    セキュリティ端末装置。
  2. 請求項1に記載のセキュリティ端末装置において、
    前記穴は、厚さ方向の貫通孔として形成されている、セキュリティ端末装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のセキュリティ端末装置において、
    前記穴は、長手方向を規定可能な形状を有し、
    前記第2固定部は、前記側面において、前記穴の前記長手方向の中央に対応する位置に配置されている、セキュリティ端末装置。
  4. 請求項3に記載のセキュリティ端末装置において、
    前記第1固定部は、固定部材が挿入される第1孔を有し、
    前記第2固定部は、前記固定部材が挿入される第2孔を有し、
    前記穴の前記長手方向の寸法は、前記固定部材の前記長手方向の寸法よりも大きい、セキュリティ端末装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のセキュリティ端末装置において、
    前記枠状部材は、
    前記側面と対向する対向面と、
    前記側面と前記対向面とのうちの前記対向面側に配置され、前記ベース部材を固定するための第3固定部と、
    をさらに有する、セキュリティ端末装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のセキュリティ端末装置において、
    前記パネル部材は、前記枠状部材に比べて、剛性が高い、セキュリティ端末装置。
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