JP2021092738A - 回転複合体及び画像形成装置 - Google Patents

回転複合体及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 軸体に回転体を取り付けて接着固定する構成において、軸体の外周部を加工することにより、軸体に変形や振れ精度を悪化させる虞がある。【解決手段】 軸体と、前記軸体に挿通される穴部を備え、接着剤によって接着固定されることによって前記軸体と一体となって回転する回転体と、を有する回転複合体であって、前記回転体が前記軸体に挿通された際に、前記回転体の穴部の内周面において、前記軸体の外周面と当接する当接部と、前記軸体の外周面と当接しない非当接部とが、円周方向において交互に設けられており、複数の当接部は、前記軸体の外周面と嵌合する第1領域と、前記軸体の外周面に押圧されることによって前記軸体を保持する第2領域と、を有し、前記回転体が前記軸体に挿通された後に、前記軸体の外周面と前記回転体の前記非当接部との前記隙間に接着剤を注入することによって、前記回転体が前記軸体に固定される。【選択図】 図4

Description

本発明は、回転複合体を有する画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、シートを搬送するためのシート搬送ローラや、ギア等で構成され駆動を伝達するための駆動伝達ユニットなどの回転複合体が備えられている。一般に、シート搬送ローラや駆動伝達ユニットにおいて、軸体に複数のローラやギアなどの回転体が嵌め込まれる。このような部品の嵌め込みにおいて、圧入、到着、接着剤による接着等が挙げられる。そのなかでも、比較的容易に強固な接着力を得られるために、接着剤による接着が一般的である。
特開2004−286121
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、軸体の一端部の外周において、接着剤を溜める1本の螺旋状の溝を形成するために、加工を施している。この場合、軸体を加工することにより、軸体に変形や振れ精度を悪化させる虞がある。特に、軸体の外径寸法が小さい場合や、軸体の軸方向における長さが大きくなった場合に、軸体を加工する際の軸体の固定や加工時の切削力の影響を受けやすくなる。
これらを鑑みて、本発明は、回転体を軸体に挿通させ接着固定する構成において、軸体の外周部を加工することなく、軸体と回転体と位置の精度を向上させつつ、回転体を軸体に固定することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の回転複合体は、金属製の軸体と、前記軸体に挿通される穴部を備え、接着剤によって接着固定されることによって前記軸体と一体となって回転する樹脂製の回転体と、を有する回転複合体であって、前記回転体が前記軸体に挿通された際に、前記回転体の穴部の内周面において、前記軸体の外周面と当接する当接部と、前記軸体の外周面から径方向の外側に向けて隙間を形成し、前記軸体の外周面と当接しない非当接部とが、円周方向において交互に設けられており、複数の当接部は、前記軸体の外周面と嵌合する第1領域と、前記軸体の外周面に押圧されることによって変形する第2領域と、を有し、前記回転体が前記軸体に挿通された後に、前記軸体の外周面と前記回転体の前記非当接部との前記隙間に接着剤を注入することによって、前記回転体が前記軸体に固定されることを特徴とする。
本発明により、軸体に回転体を挿通させた後に接着固定するため、軸体の外周部を加工することなく、軸体と回転体との固定位置の精度を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態に係わる画像形成装置の概略断面図 実施形態1のシート搬送ローラの外観図 実施形態1のシート搬送ローラの組立手順の説明図 実施形態1のローラ軸とローラ回転体の各断面図 実施形態1のシート搬送ローラの断面図 実施形態2のシート搬送ローラにおけるローラ軸とローラ回転体の斜視図 実施形態2のローラ回転体の外観図 実施形態2のローラ回転体の断面図 実施形態3の駆動伝達ユニットにおける駆動軸とギア回転体の斜視図
[実施形態1]
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態1について説明する。なお、各図面において、同等の部材、部分、機能には同一の符号を記すものとする。
<画像形成装置>
まず、図1を用いて、本発明のシート搬送ローラを備えた画像形成装置100について説明する。図1は、本実施形態のシート搬送ローラを備えた画像形成装置の概略断面図である。以下の説明において、画像形成装置100の正面(前面、手前側)とは図1の紙面において手前側、背面(後面、奥側)とはその反対側である。左右とは、画像形成装置100を正面から見て左と右である。上下とは、重力方向において上と下である。上流側と下流側は、シート搬送方向において上流側と下流側である。
不図示の外部接続ケーブルから伝送されてきた画像情報が、不図示のコントローラにより処理される。さらに、処理結果に基づいた信号によって、レーザスキャナユニット152からレーザ光が発せられ感光体ドラム151上に静電潜像が形成され、感光体ドラム上の静電潜像は現像器153により現像され、感光体上にトナー像が形成される。その後、一次転写装置154により所定の加圧力及び静電的負荷バイアスが与えられ、中間転写ベルト155上にトナー像が転写される。以上、説明した画像形成部150は図1の場合、イエローY、マゼンタM、シアンC及びブラックBkの4セット備えられている。
次に、中間転写ベルト155について説明する。中間転写ベルト155は、図1中の矢印A方向へと搬送駆動される。従って、先述のY、M、C、及びBkの各画像形成装置により並列処理される。各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト155上に一次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト155上に形成され、二次転写部140へと搬送される。
一方、カセット111に積載されたシートSは、給紙部110により一枚ずつ分離されて給送される。給送されたシートSは、下流側に配置されたシート搬送ローラ対120に向かって搬送され、その後レジストローラ対131を有するシート斜行補正装置130に搬送される。シート斜行補正装置130によってシートSの斜行が補正された後、シート搬送ローラ対120及びレジストローラ対131によりシートSは二次転写部140へと搬送される。
以上、それぞれ説明したシートSの搬送プロセスと画像形成プロセスを以って、二次転写部140においてシートS上にフルカラーのトナー像が二次転写される。その後、シートSは定着器160へと搬送される。定着器160は、略対向するローラもしくはベルト等による所定の加圧力と、一般的にはヒータ等の熱源による加熱効果を加えてシートS上にトナーを溶融固着させる。このようにして得られた定着画像を有するシートSは、定着後搬送部170を通過して、排紙ローラ対171によって画像形成装置100の胴内に設置されている排紙トレイ180上に整列しながら積載される。両面画像形成を要する場合には、切換フラッパ172による分岐で反転搬送装置190へと搬送されるかの経路選択が行われる。
<シート搬送ローラ>
次に、本実施形態の搬送ローラ120aについて図2を用いて説明する。図2は、シート搬送ローラ120aの外観図であり、図2(a)は斜視図、図2(b)は側面図、図2(c)は正面図である。
図1により示したシート搬送ローラ対120は、駆動入力されるシート搬送ローラ120aと不図示の従動ローラ120bで構成されている。図2(b)に示すように、本実施形態のシート搬送ローラ120aは、軸体であるローラ軸1にローラ回転体5がシート搬送ローラ120aの軸線方向の中心線LCで対称に2個配置されている。
ローラ回転体5は、回転体であるローラ支持体2とローラ部材であるゴムローラ6で構成されている。ローラ支持体2の外周部にゴムローラ6が取り付けられ、ゴムローラ6がシートと当接しシートを搬送する。ゴムローラ6とローラ支持体2は、互いに一体となって回転可能であり、回転方向において相対的に位相がずれないように固定されている。具体的には、ローラ支持体2には、ゴムローラ6の内径面8と接する外周面9が設けられ、外周面9には、ゴムローラ6と回転方向で相対的に位相がずれないようにゴムローラ6を固定する高さh1のリブ10が設けられている。さらに、リブ10は、ローラ支持体2の強度を補強する役割も兼ね、軸線方向に沿って形成されている。本実施形態において、ローラ軸1にローラ回転体5が挿通され、回転複合体であるシート搬送ローラ120aが形成される。
ローラ支持体2の材料としては、例えば、ポリアセタール(POM)、アクリロニトルブタジエンスチレン共重合体(ABS)やガラス等の強化材を加えたポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂を例示することができる。本実施形態において、強化剤入りのPET材を採用した。
また、ゴムローラ6の材料としては、使用環境・条件・耐久性などを考量して使い分ける。例えば、エチレンプロピレンゴム(EPDM)材を中心に、ウレタンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、シリコンゴム(ミラブルゴム)を例示することができる。また、射出成形可能な熱可塑性エラストマー(TPE)類やゴムコンパウンドシリコン樹脂(液状シリコンゴム)等々を例示することができる。本実施形態において、EPDMを採用した。
ローラ軸1の両端部は、不図示の駆動軸受で回転自在に軸支されている。ローラ軸1の一方の端部は、駆動軸受のさらに外側に設けられた不図示の駆動伝達部材であるギアが設けられている。そして、ギアは回転する駆動力を伝達されるために、駆動力であるモータに連結される。そして、モータの回転駆動によりシート搬送ローラ120aとして回転する。一方、不図示の従動ローラ120bは、シート搬送ローラ120aのローラ回転体5のゴムローラ6の外周面が対向するように配置されたコロを有し、ゴムローラ6に所定圧で接触する。このように構成されているシート搬送ローラ対120は、シート搬送ローラ120aに駆動が伝達されると、シート搬送ローラ120aの回転に従動ローラ120bが従動回転する。そして、両ローラのニップに入った不図示のシートSは、両ローラに挟持されて搬送される。
<シート搬送ローラのローラ軸とローラ回転体の固定>
次に、シート搬送ローラ120aのローラ軸1とローラ回転体5の組立および固定について、図3、図4および図5を用いて説明する。
図3は、本実施形態のシート搬送ローラの組立手順の説明図である。図4は、ローラ1およびローラ回転体5の断面図であり、図4(a)は図3のローラ軸1のB−B断面図、図4(b)はローラ回転体5のC−C断面図、図4(c)は図4(b)の穴部4の詳細図である。また、図5は、図2(c)のローラ回転体5の位置におけるA−A断面図である。
まず、ローラ軸1とローラ回転体5の組立に関して、説明する。図3で示すように、ローラ回転体5のローラ支持体2には、所定の内径で形成された穴部4が設けられており、ローラ回転体5が、ローラ軸1の端部から矢印方向に挿通される。ローラ支持体2に設けられた穴部4の内径φDは、ローラ軸1の外径φRdが挿入可能な寸法に設定されており、詳細は後述する。ローラ回転体5がローラ軸1の所定の位置12に移動された後、ローラ軸1とローラ回転体5とが接着剤によって接着固定されることで、図2で示したシート搬送ローラ120aが形成される。
次に、ローラ軸1とローラ回転体5の固定に関して、詳細に説明する。図4で示すように、ローラ支持体2には、ローラ軸1が挿通される貫通穴である穴部4が設けられている。穴部4の内周面3には、ローラ支持体2がローラ軸1に挿通させた際に、ローラ軸1の外周面と当接する当接部32/33と、ローラ軸1の外周面から径方向の外側に向けて隙間を形成し、ローラ軸1の外周面と当接しない非当接部31とが、円周方向において交互に設けられている。本実施形態において、当接部32/33と非当接部31は、円周方向に等間隔にそれぞれ8か所設けられている。当接部32/33は、ローラ軸1の外周面と嵌合する第1領域32と、ローラ軸1の外周面に押圧されることによって変形する第2領域33とが非当接部31を介して円周方向に間隔を開けて交互に配置されている。第2領域33において、ローラ支持体2の回転中心にむけて径方向に突出する突起部が、円周方向に複数形成されている。ローラ支持体2の内周面には、ローラ軸1が挿入可能な第1領域32を等間隔に4か所配置し、その間は非当接部31で繋がれ、それぞれの非当接部31の幅b1、b2、b3、b4の領域に、第2領域33が形成されている。
次に、ローラ支持体2の内周面3を形成する各形状の寸法について、説明する。図4(c)に示すように、ローラ軸1の外径をφRdとし、ローラ支持体2の穴部4の内周面3に形成された第1領域32の内径をφD1、第2領域33の突起部の先端における内径をφD3、ローラ軸1と当接しない非当接部31の内径φD2と設定した。φD1は実線、φD2は破線、φD3は一点鎖線で示す。
画像形成装置のシート搬送ローラのローラ軸として、外径φRdは6が主に使用されているので、本実施形態においてφ6の軸の例で説明する。第1領域32の内径φD1は、外径φRdのローラ軸1を挿入した時の同軸度を確立するため、嵌め合い公差の「すきまばめ」の関係を採用した。例えば、ローラ軸1の外径φRdがφ6f9(−0.01/−0.04)の時、第1領域32の内径φD1はφ6H10(+0.048/0)とした。第1領域32は、ローラ支持体2の内周面3のc1、c2、c3、c4の部分に、円周方向に等間隔に複数個所設けているので、それぞれの当接部分にて、ローラ軸1の軸中心方向の当接力が生じて位置が定まる。よって、ローラ軸1に対して、ローラ支持体2の同軸性が得られる。なお、本実施形態において、ローラ支持体2をローラ軸1に挿入する作業のしやすさを重視し、一般的に使用されている「すきまばめ」の例を示した。軸と穴の嵌め合いの関係において、「すきまばめ」だけでなく、「中間ばめ」や「しまりばめ」の関係でも良い。また、公差域クラスも、f9やH10以外の他の値でも良い。
非当接部31の内径φD2の値は、外径φRdのローラ軸1との間に、接着剤が注入できる隙間であれば良い。本実施形態において、接着剤は二液性のエポキシ接着剤を採用し、隙間を0.2mm程度確保すれば、十分な接着強度が得られることを確認している。他の接着剤を使用する場合は、隙間と接着強度の関係を事前に調べ、適正な隙間を決めることが重要である。非当接部31の内径φD2は、ローラ軸1の外径ΦRd+0.4と設定し、φ6.4±0.02とした。
次に、第2領域33の形状と寸法について、図4及び図5を用いて、説明する。なお、図5は、ローラ回転体5がローラ軸1に挿入された状態の断面図であり、互いの係合状態をわかりやすくするため、ローラ軸1の外径φRdの外周面を二点鎖線で示している。
第2領域33の形状は、ローラ支持体2の内周面3の非当接部31(a1、a2、a3、a4の領域)に設けられており、本実施形態において、幅b1、b2、b3、b4の領域に、鋸歯状の突起部を円周方向に3か所形成している。それぞれの突起部の頂点の通る内径φD3は、ローラ軸1の外径φRdより小さく、径方向にマイナス0.1〜0.4mm程度の寸法である。ここで、内径φD3のマイナス量は、ローラ支持体2の材質に依存する。本実施形態において、強化材入りPET材を使用しており、鋸歯状の突起の頂点を通る内径φD3はφRd−0.1でφ5.9とした。ローラ支持体2がローラ軸1に挿入されると、鋸歯状の突起部は、ローラ軸1の外周面に押圧され係合状態になり、接着剤が固化する間の位置固定手段になる。
次に、ローラ支持体2をローラ軸1に係合された状態について説明する。図5で示すように、ローラ支持体2に設けた第2領域33のそれぞれの突起p1、p2、p3、p4形状部分は同じ形状を有し、ローラ軸1の外径φRd部分に押圧される。なお、同図上では、突起部が押圧され、突起部が潰れた形状は図示していない。この時、ローラ軸1とローラ支持体2との間に作用する力は、F1、F2、F3、F4で等しく、ローラ軸1の外周面をローラ軸の軸中心方向に向かう圧縮力となっている。
以上、説明したように、本実施形態の構成では、ローラ支持体2の外周部に弾性体6のゴムローラを有するローラ回転体5の穴部4の内周面3に、ローラ軸1の外周面と嵌合する第1領域32を設け位置を決め、第2領域33の突起部によってローラ軸1とローラ支持体2を保持する。そして、ローラ回転体5がローラ軸1に挿通された後に、非当接部31とローラ軸1の外周面の隙間に接着剤を注入し、ローラ軸1とローラ回転体5を固化させることで、シート搬送ローラ120aが形成される。
従って、本実施形態において、ローラ軸1は、ローラ支持体2を固定するための付加形状を加工する必要がなく、単純な軸形状でローラ軸1とローラ回転体5との位置の精度を向上させつつ、ローラ回転体5をローラ軸1に固定することができる。ローラ軸1とローラ回転体5の位置の精度に関しては、ローラ支持体2の第1領域32がローラ軸1に嵌合することで、ローラ支持体2とローラ軸1の同軸性が保証される。また、ローラ回転体5をローラ軸1に挿通させた後に、ローラ支持体2の非当接部31とローラ軸1の外周面との隙間から接着剤を注入することで、確実に固定することが可能となる。
[実施形態2]
図6、図7および図8を用いて、実施形態2について説明する。図6は、実施形態2のローラ回転体51とローラ軸1の斜視図である。図7(a)は、実施形態2のローラ回転体51の正面図であり、図7(b)は、実施形態2のローラ回転体51の側面図である。さらに、図8(a)は、図7(a)のローラ回転体51のD―D断面であり、図8(b)は、図7(b)のローラ回転体51のE―E断面である。なお、実施形態1と同等の構成部品は同一符号で示す。
実施形態2のローラ支持体21では、第2領域34の突起部に特徴があり、図8において、ローラ支持体21の内周面の非当接部31に設けられた第2領域34は、ローラ支持体21の内周の軸線方向の長さLmの全域ではなく、一部分の長さmで形成されている。
その結果、ローラ支持体21とローラ軸1とが係合する領域が短くなるので、ローラ軸1にローラ支持体21を挿入する際の作業性が向上する。また、非当接部の31の領域が軸方向において増加し接着領域が大きくなるので、接着強度の向上が望める。
[実施形態3]
図9を用いて、実施形態3について説明する。図9は、実施形態3の駆動伝達ユニット121bの斜視図である。駆動伝達ユニット121bは、軸体である駆動軸11とギア回転体52とで構成されている。さらに、ギア回転体52は、ギア支持体である回転体22と回転体22の外周部にゴムローラ6に代わって、駆動伝達手段であるギア歯7が取り付けられている。そして、ギア回転体52を駆動軸11に取付けることで、駆動の伝達を行う駆動伝達ユニット121bが構成される。
また、ギア回転体52に関して、ギア支持体22とギア歯7とが一体化されていたとしても、駆動軸11に取付ける部分が、前述の構成を満足していれば、同じ効果を得ることができる。なお、ギア支持体22は、実施形態2に示したローラ支持体21と同等の構成を採用した。
以上、各実施形態について説明したが、本発明にかかる構成の適用範囲は、これらの実施形態に限定されず、軸体とその軸体に取付ける部品の複合体に適用可能である。例えば、給紙部110の給紙ローラ、レジストローラ131、排紙ローラ対171、反転ローラ対173にも適用可能である。また、各実施形態では回転体2を軸体1の軸線方向に2か所設けているが、1か所やそれ以外の複数個所でも良い。さらには、上記構成に限るものでもなく、機能が同じであれば、他の事例に適応可能で、何ら問題は無く、同様の効果が得られる。
120a シート搬送ローラ(回転複合体)
121b 駆動伝達ユニット(回転複合体)
1 ローラ軸(軸体)
11 駆動軸(軸体)
2、21 ローラ支持体(回転体)
22 ギア支持体(回転体)
3 内周面
31 非当接部
32 当接部(第1領域)
33、34 当接部(第2領域)
4 穴部
5、51 ローラ回転体
52 ギア回転体
6 ゴムローラ(ローラ部材)
7 ギア歯(駆動伝達手段)
10 リブ
a1、a2、a3、a4 ローラ軸と当接しない非当接部の領域
b1、b2、b3、b4 ローラ軸と当接する当接部の第2領域の幅
c1、c2、c3、c4 ローラ軸と当接する当接部の第1領域の幅
p1、p2、p3、p4 第2領域における突起部
F1、F2、F3、F4 圧縮力

Claims (7)

  1. 金属製の軸体と、前記軸体に挿通される穴部を備え、接着剤によって接着固定されることによって前記軸体と一体となって回転する樹脂製の回転体と、を有する回転複合体であって、
    前記回転体が前記軸体に挿通された際に、前記回転体の穴部の内周面において、前記軸体の外周面と当接する当接部と、前記軸体の外周面から径方向の外側に向けて隙間を形成し、前記軸体の外周面と当接しない非当接部とが、円周方向において交互に設けられており、
    複数の当接部は、前記軸体の外周面と嵌合する第1領域と、前記軸体の外周面に押圧されることによって前記軸体を保持する第2領域と、を有し、
    前記回転体が前記軸体に挿通された後に、前記軸体の外周面と前記回転体の前記非当接部との前記隙間に接着剤を注入することによって、前記回転体が前記軸体に接着固定されること、を特徴とする回転複合体。
  2. 前記回転体の前記内周面に設けられた前記第1領域と前記第2領域と前記非当接部とは、円周方向においてそれぞれ等間隔に3か所以上配置されていること、を特徴とする請求項1に記載の回転複合体。
  3. 前記第2領域は、前記回転体の回転中心に向かって突出する突起部を円周方向に複数配置されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の回転複合体。
  4. 前記回転体の前記内周面に設けられた前記第2領域は、前記軸体の外周面に軽圧入する部分を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の回転複合体。
  5. シートに当接して搬送するローラ部材と、をさらに有し、
    前記回転体の外周に前記ローラ部材を付加することで、前記ローラ部材と一体になって回転するシート搬送ローラを形成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の回転複合体。
  6. 駆動源からの駆動力を伝達するためのギアと、をさらに有し、
    前記回転体の外周に前記ギアを付与することで前記ギアと一体となって回転する駆動伝達ユニットを形成すること、を特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の回転複合体。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の回転複合体と、
    前記回転複合体によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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