JP2021092301A - シート搬送ローラ、駆動伝達ユニット等の回転複合体及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送ローラ、駆動伝達ユニット等の回転複合体及び画像形成装置 Download PDF

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日浦 博
Hiroshi Hiura
博 日浦
北島 一司
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Abstract

【課題】 軸体に回転体を取り付けて接着固定する構成において、軸体の外径部を加工することにより、軸体に変形や振れ精度を悪化させる虞がある。【解決手段】 軸体と、前記軸体に挿通される穴部を備え、接着剤によって接着固定されることによって前記軸体と一体となって回転する回転体と、を有する回転複合体であって、前記回転体の穴部の内径部は、第1領域と前記第1領域よりも径方向に剛性の高い第2領域とが、円周方向に交互に配置されており、前記第1領域において、前記回転体の穴部の内径部から径方向の外側に向かって開口する開口部が設けられており、前記回転体が前記軸体に挿通された際に、前記軸体の外径と前記回転体の穴部の前記第2領域における内径とが嵌合され、前記回転体が前記軸体に挿通された後に、前記開口部に接着剤を注入することによって前記回転体が前記軸体に固定される。【選択図】 図4

Description

本発明は、シート搬送ローラや駆動伝達ユニット等の回転複合体を有する画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、シートを搬送するためのシート搬送ローラや、ギア等で構成され駆動を伝達するための駆動伝達ユニットが備えられている。一般的に、シート搬送ローラや駆動伝達ユニットにおいて、軸体に複数のローラやギアなどの回転体が嵌め込まれる。このような部品の嵌め込みにおいて、圧入、溶着、接着剤による接着等が挙げられる。そのなかでも、比較的容易に強固な接着力を得られるために、接着剤による接着が一般的である。
特許文献1によれば、軸体の一端部の外周部において、軸方向に延びる1本の螺旋状の溝部が形成され、その溝部に接着剤を溜める構成が開示されている。そして、軸体の外周に接着剤を介してギア等の回転体を嵌合させ、軸体と回転体を接着固定している。
特開2004−286121
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、軸体の一端部の外周において、接着剤を溜める1本の螺旋状の溝を形成するために、加工を施している。この場合、軸体を加工することにより、軸体に変形や振れ精度を悪化させる虞がある。特に、軸体の外径寸法が小さい場合や、軸体の軸方向における長さが大きくなった場合に、軸体を加工する際の軸体の固定や加工時の切削力の影響を受けやすくなる。
これらを鑑みて、本発明は、回転体を軸体に挿通させ接着固定する構成において、軸体の外周部を加工することなく、軸体と回転体と位置の精度を向上させつつ、回転体を軸体に固定することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の回転複合体は、軸体と、前記軸体に挿通される穴部を備え、接着剤によって接着固定されることによって前記軸体と一体となって回転する回転体と、を有する回転複合体であって、前記回転体の穴部の内径部は、第1領域と前記第1領域よりも径方向に剛性の高い第2領域とが、円周方向に交互に配置されており、前記第1領域において、前記回転体の穴部の内径部から径方向の外側に向かって開口する開口部が設けられており、前記回転体が前記軸体に挿通された際に、前記軸体の外径と前記回転体の穴部の前記第2領域における内径とが嵌合され、前記回転体が前記軸体に挿通された後に、前記開口部に接着剤を注入することによって前記回転体が前記軸体に固定されること、を特徴とする。
本発明により、回転体を軸体に挿通させた後に接着固定するため、軸体の外周部を加工することなく、軸体と回転体との固定位置の精度を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態に係わる画像形成装置の断面図 実施形態1のシート搬送ローラの外観図 実施形態1のシート搬送ローラの組立手順の説明図 実施形態1のローラの側面図 実施形態1のシート搬送ローラの断面図 実施形態2のシート搬送ローラの外観図 実施形態2のシート搬送ローラの断面図 実施形態3のシート搬送ローラの外観図 実施形態4の駆動伝達ユニットの外観図 実施形態4の駆動伝達ユニット外観図
[実施形態1]
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態1について説明する。なお、各図面において、同等の部材、部分、機能には同一の符号を記すものとする。
<画像形成装置>
まず、図1を用いて、本発明のシート搬送ローラを備えた画像形成装置100について説明する。図1は、本実施形態のシート搬送ローラを備えた画像形成装置の概略断面図である。以下の説明において、画像形成装置100の正面(前面、手前側)とは、図1の紙面において手前側、背面(後面、奥側)とはその反対側である。左右とは、画像形成装置100を正面から見て左と右である。上下とは、重力方向において上と下である。上流側と下流側は、シート搬送方向において上流側と下流側である。
不図示の外部接続ケーブルから伝送されてきた画像情報が、不図示のコントローラにより処理される。さらに、処理結果に基づいた信号によって、レーザスキャナユニット152からレーザ光が発せられ感光体ドラム151上に静電潜像が形成され、感光体ドラム上の静電潜像は現像器153により現像され、感光体上にトナー像が形成される。その後、一次転写装置154により所定の加圧力及び静電的負荷バイアスが与えられ、中間転写ベルト155上にトナー像が転写される。以上、説明した画像形成部150は図1の場合、イエローY、マゼンタM、シアンC及びブラックBkの4セット備えられている。
次に、中間転写ベルト155について説明する。中間転写ベルト155は、図1中の矢印A方向へと搬送駆動される。従って、先述のY、M、C、及びBkの各画像形成装置により並列処理される。各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト155上に一次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト155上に形成され、二次転写部140へと搬送される。
一方、カセット111に積載されたシートSは、給紙部110により一枚ずつ分離されて給送される。給送されたシートSは、下流側に配置されたシート搬送ローラ対120に向かって搬送され、その後レジストローラ対131を有するシート斜行補正装置130に搬送される。シート斜行補正装置130によってシートSの斜行が補正された後、搬送ローラ対120及びレジストローラ対131によりシートSは二次転写部140へと搬送される。
以上、それぞれ説明したシートSの搬送プロセスと画像形成プロセスを以って、二次転写部140においてシートS上にフルカラーのトナー像が二次転写される。その後、シートSは定着器160へと搬送される。定着器160は、略対向するローラもしくはベルト等による所定の加圧力と、一般的にはヒータ等の熱源による加熱効果を加えてシートS上にトナーを溶融固着させる。このようにして得られた定着画像を有するシートSは、定着後搬送部170を通過して、排紙ローラ対171によって画像形成装置100の胴内に設置されている排紙トレイ180上に整列しながら積載される。両面画像形成を要する場合には、切換フラッパ172による分岐で反転搬送装置190へと搬送されるかの経路選択が行われる。
<シート搬送ローラ>
次に、本実施形態のシート搬送ローラ120aについて、図2を用いて説明する。図2は、シート搬送ローラ120aの外観図である。図2(a)は斜視図、図2(b)は正面図、図2(c)は側面図、図2(d)は図2(c)のB−B断面図である。
図1により示したシート搬送ローラ対120は、駆動入力されるシート搬送ローラ120aと不図示の従動ローラ120bで構成されている。図2(b)に示すように、本実施形態のシート搬送ローラ120aは、軸体であるローラ軸1にローラ回転体59がシート搬送ローラ120aの軸線方向の中心線LCで対称に2個配置されている。
ローラ回転体59は、回転体であるローラ支持体27とローラ部材であるゴムローラ6で構成されている。ローラ支持体27の外周部にゴムローラ6が取り付けられ、ゴムローラ6がシートと当接しシートを搬送する。ゴムローラ6とローラ支持体27は、互いに一体となって回転可能であり、回転方向において相対的に位相がずれないように固定されている。具体的には、ローラ支持体27には、ゴムローラ6の内径面8と接する外周面9が設けられ、外周面9には、ゴムローラ6と回転方向で相対的に位相がずれないようにゴムローラ6を固定する高さh1のリブ10が設けられている。さらに、リブ10は、ローラ支持体27の強度を補強する役割も兼ね、軸線方向に沿って形成されている。本実施形態において、ローラ軸1にローラ回転体59が挿通され、回転複合体であるシート搬送ローラ120aが形成される。
ローラ支持体の27の材料としては、例えば、ポリアセタール(POM)、アクリロニトルブタジエンスチレン共重合体(ABS)やガラス等の強化材を加えたポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂を例示することができる。本実施形態において、POMを採用した。
また、ゴムローラ6の材料としては、使用環境・条件・耐久性などを考量して使い分ける。例えば、エチレンプロピレンゴム(EPDM)材を中心に、ウレタンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、シリコンゴム(ミラブルゴム)を例示することができる。また、射出成形可能な熱可塑性エラストマー(TPE)類やゴムコンパウンドシリコン樹脂(液状シリコンゴム)等々も例示することができる。本実施形態において、EPDMを採用した。
ローラ軸1の両端部は、不図示の駆動軸受で回転自在に軸支されている。ローラ軸1の一方の端部は、駆動軸受のさらに外側に設けられた不図示の駆動伝達部材であるギアが設けられている。そして、ギアは回転する駆動力をうけるために、駆動源であるモータに連結される。そして、モータの回転駆動によりシート搬送ローラ120aは回転する。一方、不図示の従動ローラ120bは、シート搬送ローラ120aのローラ回転体59のゴムローラ6に外周面が対向するように配置されたコロを有し、ゴムローラ6に所定圧で接触する。このように構成されているシート搬送ローラ対120は、シート搬送ローラ120aに駆動が伝達されると、シート搬送ローラ120aの回転に従動ローラ120bが従動回転する。そして、両ローラのニップに入った不図示のシートSは、両ローラに挟持されて搬送される。
<シート搬送ローラのローラ軸とローラ回転体の固定>
次に、シート搬送ローラ120aのローラ軸1とローラ回転体59の固定について、図3、図4及び図5を用いて説明する。
図3は、本実施形態のシート搬送ローラの組立手順の説明図である。図4は、図3の組立前におけるローラ回転体59の側面図である。図5は、図2(b)におけるシート搬送ローラ120aのA−A断面図である。
まず、ローラ軸1とローラ回転体59の組立に関して、説明する。図3で示すように、ローラ回転体59のローラ支持体27には、所定の内径で形成された穴部71が設けられており、ローラ回転体59が、ローラ軸1の両端部から矢印方向に挿通される。ローラ支持体27に設けられた穴部71の内径φD5は、ローラ軸1の外径φRdが挿入可能な寸法に設定されており、詳細は後述する。各ローラ回転体59がローラ軸1の所定の位置3に移動された後、ローラ軸1とローラ回転体59とが接着剤によって接着固定されることで、図2で示したシート搬送ローラ120aが形成される。
次に、ローラ軸1とローラ回転体59の固定に関して、詳細に説明する。図4で示すように、ローラ支持体27にはローラ軸1が挿通される貫通穴である穴部71が設けられている。また、穴部71の中心位置から径方向の外側において、円周方向に延びる肉抜き部11が設けられている。本実施形態において、肉抜き部11は4か所に設けられている。具体的には、ローラ支持体27は、肉抜き部のない領域a1と肉抜き部11の領域a3が円周方向に交互に配置されている。ローラ支持体27の径方向の肉厚に関して、領域a1をt1および領域a3をt3と示した場合、肉厚t1と肉厚t3の関係は、式(1)となるように設定される。つまり、領域a1の径方向の剛性G1と領域a3の径方向の剛性G3の関係は、式(2)となる。
t1>t3 (1)
G1>G3 (2)
従って、内径φD5の内周面において、内周面15a領域と内周面16aとが円周方向に交互に設けられている。内周面15aは、領域a3に設けられた径方向に剛性が低い第1領域である。内周面16aは、領域a1に設けられた径方向の剛性が高い第2領域である。つまり、径方向において、内周面16aは内周面15aよりも弾性変形しやすい。その結果、ローラ回転体59をローラ軸1に挿通した際に、ローラ軸1の外径部が内周面15aを押圧する。これによって、ローラ支持体27をローラ軸1に挿通する際の作業性を向上させることができる。
次に、軸体1の外径φRdとローラ支持体27の内径φD5との関係について、説明する。本実施形態において、ローラ回転体59をローラ軸1に挿通させた際に、ローラ軸1とローラ回転体59の同軸性を確保しつつ、ローラ軸1とローラ回転体59を軽圧入の状態にしている。そのために、穴部71における内周面15aと内周面16aの内径であるφD5とローラ軸1の外径φRdの関係を下記のように設定している。
画像形成装置におけるシート搬送ローラのローラ軸1において、ローラ軸1の外径はφ6が主に使用される。よって、φ6の外径を有する軸の例で説明する。ローラ軸1の外径φRdとローラ支持体27の内径φD5との値は、嵌め合い公差の「しまりばめ」の関係が良い。例えば、ローラ軸1の外径φRdがφ6k7(+0.013/−0.001)の時、ローラ支持体27の内径φD5はφ6N8(‐0.002/−0.02)と設定し、式(3)の関係とする。
外径φRdの最小値>内径φD5の最大値 (3)
上記のように設定することによって、ローラ軸1を穴部71に軽圧入する際、変形しやすい内周面16aは肉抜き部11側に変形し、挿入抵抗を低減させる。一方、内周面15aは変形しにくいので挿入抵抗を低減させないが、ローラ軸1との位置を保持することができる。また、本実施形態において、肉抜き部が4か所に等間隔に設けられていることで、ローラ回転体59をローラ軸1に挿通した際に、ローラ軸1に対してローラ回転体59の同軸性が確保できる。
なお、本実施形態においてローラ軸1とローラ支持体27の公差域を、k7とN8の例で示しているが、上述した式(3)のような「しまりばめ」の関係であれば他の値でも良い。
以上により、ローラ支持体27をローラ軸1に挿通する際に、内周面15aによりローラ支持体27とローラ軸1との同軸性を確保できる。さらに、内周面16aによりローラ軸1とローラ支持体27を軽圧入にすることができ、ローラ支持体27をローラ軸1に対して固定する位置3で保持することが可能となる。
さらに、ローラ支持体27の軸方向の端部面には、ローラ軸1の中心位置から径方向の外側に延びる開口部81が形成されている。開口部81は、図2(d)に示すように軸方向にUの字の形状で形成されており、円周方向に4か所で合計8か所に設けられている。
ローラ回転体59がローラ軸1に挿通され固定する位置3に移動させた後、開口部81に接着剤を塗布することによって、軸体1の外周部の表面部とローラ回転体59の開口部の表面部とが接着固定される。
以上、説明したように、本実施形態の構成では、ローラ軸1の外径φRdと外周部に弾性体のゴムローラ6を有するローラ支持体27の穴部71の内径φD5を軽圧入である「しまりばめ」の関係とする。さらに、ローラ支持体27の穴部7には、剛性が高い領域a1である内周面15aと剛性の低い領域a3である内周面16aを有する。内周面15aとローラ軸1の外周面とで同軸性を確保し、内周面16aとローラ軸1の外周面とで軽圧入の状態にして、固定する位置3に移動する。その後、ローラ軸1の外周表面を回転体27の外周面9方向に向かってUの字に開口する開口部81に接着剤を注入し、固化させることで、シート搬送ローラ120aが形成される。
従って、本実施形態の構成において、ローラ軸1は、ローラ支持体27を固定するための形状加工をする必要がなく、単純な軸形状で良い。また、ローラ軸1とローラ支持体27との間に、接着剤が入る空間である開口部81が形成されているため、開口部81に接着剤が貯留され、ローラ支持体27はローラ軸1に固定される。さらに、ローラ軸1の外周部は、ローラ支持体27の径方向に対して剛性が高い領域の内周面15aとで嵌合する。内周面15aは、円周方向において3か所以上の均等な間隔で配置され、ローラ軸1の外周面に接するように形成されているので、ローラ支持体27に形成される複数の内周面15aは、ローラ軸1の中心方向に向かって保持される。つまり、ローラ軸1の中心軸との同軸性が保証されつつ、接着剤が固化するまでローラ軸1に対する位置が保持されるため、安定した固定が得られる。
[実施形態2]
図6および図7を用いて、実施形態2について説明する。図6は、実施形態2のシート搬送ローラ120aの外観図である。図6(a)は、ローラ支持体28が、ローラ軸1に挿入された状態の斜視図である。図6(b)は正面図、図6(c)は側面図、図6(d)は図6(c)のB−B断面図である。図7は、図6(b)のシート搬送ローラ120aのA−A断面図である。
なお、実施形態1と同等の構成部品は、同一符号で示す。実施形態1では、ローラ軸1の外周表面を外周面9方向に向かってUの字に開口する開口部81を有する。実施形態2において、注入した接着剤が固化する前に、開口部81のUの字形状のローラ軸1の軸方向の開口部分から流れ出るのを抑制する。そのために、ローラ軸1の外周表面を外周面9方向に向かって丸形状に開口する開口部82は、回転体28のローラ軸1の軸方向の中央部に配置される。また、開口部82は、円周方向の剛性が低い領域a3(本実施形態では4か所)に配置され、開口部82のさらに外周方向には開口部82の丸形状と同等もしくは丸形状よりも大きい形状の貫通穴である接着剤注入穴82aが設けられている。
ローラ軸1とローラ支持体28の固定方法および同軸の精度については、実施形態1と同様であるため省略する。
次に、接着剤の注入手順について説明する。図6(a)の右側で示すように回転体28の外周面にゴムローラ6が付与されたローラ回転体60をローラ軸1に接着固定する。この場合は、ローラ回転体60をローラ軸1に挿入し位置決めした後に、肉抜き部11を介し開口部82に接着剤を注入し、固化させ接着する。一方、図6(a)の左側で示す、ゴムローラ6が付与される前の状態の回転体28をローラ軸1に接着固定した後、回転体28の外周面にゴムローラ6を被覆させる。この場合は、回転体28をローラ軸1に挿入し位置決めした後に、接着剤注入穴82aを介し開口部82に接着剤を注入し、固化させ接着する。その後、ローラ軸1と接着された回転体28の外周面9にゴムローラ6を被覆し、ローラ回転体60を完成させる。
以上、接着剤が注入される開口部82は、ローラ軸1の径方向の剛性が低い領域a3の肉厚t3で囲われているため、ローラ軸1の軸方向に流れ出るのを抑制できる。
[実施形態3]
図8を用いて、実施形態3について説明する。図8は、実施形態3のシート搬送ローラ120aの外観図である。図8(a)は、ローラ支持体29が、ローラ軸1に挿入された状態の斜視図である。図8(b)は正面図、図8(c)は側面図、図8(d)は図8(c)のB−B断面図である。図8(b)のシート搬送ローラ120aの断面は図7と同じ断面図となる。
なお、実施形態1及び実施形態2と同等の構成部品は、同一符号で示す。実施形態2では、回転体28のローラ軸1の軸方向の中央部に配置された開口部82と接着剤注入穴82aを有する。実施形態3において、ローラ軸1の軸方向におけるゴムローラ6の端部を中心とする位置で、開口部83を有する。開口部83は、ローラ軸1の外周表面からゴムローラ6の外周面に向かって丸形状である。そして、開口部83のさらに外周面方向に開口部83の丸形状と同等もしくは丸形状よりも大きい形状の貫通穴である接着剤注入穴83aが、ローラ支持体29に設けられている。
ローラ軸1とローラ支持体29の固定方法および同軸の精度については、実施形態1及び実施形態2と同様であるため省略する。
次に、接着剤の注入手順について説明する。図8(a)の右側で示すように、回転体29の外周面にゴムローラ6が付与されたローラ回転体61をローラ軸1に接着固定する。この場合は、ローラ回転体61をローラ軸1に挿入し位置決めした後に、接着剤注入穴83aのゴムローラ6のローラ軸1の軸方向の端部に塞がれていない半円側を介し開口部83に接着剤を注入し、固化させ接着する。
一方、図8(a)の左側で示す、ゴムローラ6が付与される前の状態のローラ支持体29をローラ軸1に接着固定した後、ローラ支持体29の外周面9にゴムローラ6被覆させる場合は、実施形態2と同じ手順になるので、説明を省略する。
上記、接着剤の注入手順について説明したが、接着剤の注入に関して実施形態2と同様に肉抜き部11を介し開口部82に接着剤を注入しても、何ら問題はない。
[実施形態4]
図9、図10を用いて、実施形態4を説明する。図9(a)は駆動伝達ユニット121bの斜視図、図9(b)は図9(a)の矢視図(軸体1を不図示)、図9(c)は側面図、図9(d)は実施形態1で記載された断面図と同条件(同じ断面線位置)の断面図である。
回転体30の外周にゴムローラ6に代わって、ギア歯部6aを取付けたギア回転体62を前述の手段で軸体1に取付ける。その結果、回転複合体である駆動伝達ユニット121bを形成する。
図10は、回転体30とギア歯部6aとを一体化してギア回転体63を成形している。よって、ギア回転体63を前述の手段で軸体1に取付けることで、駆動の伝達を行う駆動伝達ユニット121bを形成する。
ギア回転体62および63は、共に内径部73は回転体29と同様であるので、実施形態3と同様の効果を得ることが出来る。
以上、各実施形態について説明したが、本発明にかかる構成の適用範囲はこれらの実施形態に限定されず、軸体とその軸体に取付ける部品の複合体に適用可能である。例えば、給紙部110の給紙ローラ、レジストローラ131、排紙ローラ対171、反転ローラ対173である。また、本実施形態では回転体2を軸方向に2か所に設けているが、1か所やそれ以外の複数個所でも良い。また、本実施形態において、接着剤を注入する開口部を実施形態2では4か所設けており、実施形態1と3と4では8か所設けているが、1か所やそれ以外の複数個所でも良い。また、開口部全部に接着剤を注入する必要は無く、軸体1と回転体2の必要接着力を満足できる接着力に合わせ接着剤を注入する開口部の数を決定しても良い。さらには、上記構成に限るものでもなく、機能が同じであれば、他の事例に適応可能で、何ら問題は無く、同様の効果を得ることが出来る。
120a、121b 回転複合体
1 ローラ軸(軸体)
2、27、28、29、30 ローラ支持体、ギア支持体(回転体)
59、60、61 ローラ回転体
62、63 ギア回転体
6 ゴムローラ(ローラ部材)
6a ギア歯部
71、72、73 内径部(穴部)
11 肉抜き部
15a、16a 内周面
81、82、83 開口部
81a、82a、83a 貫通穴
t1、t3 肉厚
a1 径方向の剛性が高い領域
a3 径方向の剛性が低い領域
G1、G3 径方向の剛性

Claims (8)

  1. 軸体と、前記軸体に挿通される穴部を備え、接着剤によって接着固定されることによって前記軸体と一体となって回転する回転体と、を有する回転複合体であって、
    前記回転体の穴部の内径部は、第1領域と前記第1領域よりも径方向に剛性の高い第2領域とが、円周方向に交互に配置されており、
    前記第1領域において、前記回転体の穴部の内径部から径方向の外側に向かって開口する開口部が設けられており、
    前記回転体が前記軸体に挿通された際に、前記軸体の外径と前記回転体の穴部の前記第2領域における内径とが嵌合され、
    前記回転体が前記軸体に挿通された後に、前記開口部に接着剤を注入することによって前記回転体が前記軸体に固定されること、
    を特徴とする回転複合体。
  2. 前記回転体が前記軸体に挿通された際に、前記軸体の外径部が前記第1領域を押圧し前記第1領域が弾性変形すること、
    を特徴とする請求項1に記載の回転複合体。
  3. 前記開口部は、前記回転体の前記軸体の軸方向の端部面に設けられており、少なくとも1か所以上で配置されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の回転複合体。
  4. 前記開口部は、前記回転体の前記軸体の軸方向の中央部に設けられており、少なくとも1か所以上で配置されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の回転複合体。
  5. シートに当接して搬送するローラ部材と、をさらに有し、
    前記回転体は、前記ローラ部材を支持し前記ローラ部材と一体になって回転することによって、シート搬送ローラを形成すること、
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の回転複合体。
  6. 駆動源からの駆動力を伝達するためのギアと、をさらに有し、
    前記回転体は、前記ギアを支持し前記ギアと一体となって回転することによって、駆動伝達ユニットを形成すること、
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の回転複合体。
  7. 前記開口部は、前記回転体と前記回転体の外周に設けられた前記ローラ部材もしくは前記ギアの前記軸体の軸方向の端部の両方に重なるように配置されていること、を特徴とする請求項5又は6に記載の回転複合体。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の前記回転複合体と、
    前記回転複合体によって搬送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えること、を特徴とする画像形成装置。
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