JP2021092721A - 現像カートリッジ - Google Patents

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板橋 奈緒
Nao Itabashi
奈緒 板橋
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Abstract

【課題】サイドシールの内側端と筐体などとの間に隙間ができるのを抑制することができる現像カートリッジを提供する。【解決手段】現像カートリッジ10は、トナーを収容可能な筐体11と、現像ローラ12と、表層110を有するサイドシール17とを備える。表層110は、現像ローラ12の外周面の一端と接触する表面111と、表面111の現像ローラ12の外周面と接触する部分における現像ローラ12の外周面の移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように傾斜する溝G10とを有する。サイドシール17は、さらに、表層110を支持する基層と、表層110と基層の間に位置する中間層130であって、表層110に接着される中間層130であり、表層110および基層よりも硬い中間層130とを有する。筐体11は、サイドシール17よりも第1方向の外側に位置する接触面11Fを有する。中間層130は、接触面11Fに接触する。【選択図】図3

Description

本開示は、現像カートリッジに関する。
従来、現像カートリッジとして、トナーを収容する筐体と、現像ローラと、現像ローラの外周面の一端と接触する表層を有するサイドシールとを備えるものが知られている(特許文献1)。表層は、現像ローラの外周面と接触する表面に、表面での現像ローラの移動方向における上流側から下流側にいくにつれて現像ローラの軸方向の内側に位置するように傾斜する溝を有している。現像ローラの外周面と表層との間に入り込んだトナーは、現像ローラの回転に伴い、溝に沿って現像ローラの軸方向におけるサイドシールの内側に戻される。
特開2003−107902号公報
ところで、前述したような溝を有する表層には、現像ローラの回転に伴い、溝が延びる方向と略直交する方向に力が加わる。この力は、サイドシールを現像ローラの軸方向の外側に移動させようとする。この力によってサイドシールが動いてしまうと、サイドシールの内側端と筐体などとの間に隙間ができる可能性がある。
そこで、本開示は、サイドシールの内側端と筐体などとの間に隙間ができるのを抑制することができる現像カートリッジを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するための現像カートリッジは、トナーを収容可能な筐体と、第1方向に延びる回転軸について回転可能な現像ローラと、第1方向における現像ローラの外周面の一端と接触する表層を有するサイドシールと、を備える。
表層は、第1方向における現像ローラの外周面の一端と接触する表面と、表面に位置する溝であって、表面の現像ローラの外周面と接触する部分における現像ローラの外周面の移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように傾斜する溝と、を有する。
サイドシールは、さらに、表層を支持する基層であって、表層よりも現像ローラから離れて位置する基層と、表層と基層の間に位置する中間層であって、表層に接着される中間層であり、表層および基層よりも硬い中間層と、を有する。
筐体は、サイドシールよりも第1方向の外側に位置する接触面を有する。
中間層は、接触面に接触することを特徴とする現像カートリッジ。
この構成によれば、硬い中間層が筐体の接触面に接触することで、サイドシールが第1方向の外側に移動するのを抑制することができる。これにより、サイドシールの第1方向の内側に位置する内側端と筐体などとの間に隙間ができるのを抑制することができる。
前記した現像カートリッジは、第1方向に延びる層厚規制ブレードであって、現像ローラの外周面と接触する接触部を有する層厚規制ブレードを備え、中間層は、第1方向において接触部と接触面の間に位置する構成とすることができる。
これによれば、サイドシールが第1方向の外側に移動するのを抑制できることで、サイドシールの内側端と層厚規制ブレードの接触部との間に隙間ができるのを抑制することができる。
前記した現像カートリッジにおいて、表層は、第1方向の外側に位置する第1外側端を有し、基層は、第1方向の外側に位置する第2外側端を有し、中間層は、第1方向の外側に位置する第3外側端を有し、第3外側端は、第1外側端および第2外側端よりも第1方向の外側に位置する構成とすることができる。
これによれば、中間層と筐体の接触面とを確実に接触させることができるので、サイドシールが第1方向の外側に移動するのをより確実に抑制することができる。これにより、サイドシールの内側端と筐体などとの間に隙間ができるのをより抑制することができる。
前記した現像カートリッジにおいて、中間層は、弾性変形可能である構成とすることができる。
これによれば、中間層を筐体の接触面に弾性的に接触させることができるので、中間層の復元力により、サイドシールに第1方向の内側に移動させようとする力を作用させることができる。これにより、サイドシールの内側端と筐体などとの間に隙間ができるのをより抑制することができる。
前記した現像カートリッジにおいて、基層は、弾性変形可能である構成とすることができる。
これによれば、中間層の弾性変形に伴い、基層を弾性変形させることができるので、中間層および基層の両方の復元力により、サイドシールに第1方向の内側に移動させようとする力を作用させることができる。これにより、サイドシールの内側端と筐体などとの間に隙間ができるのをより一層抑制することができる。
前記した現像カートリッジにおいて、表層は、第1方向の内側に位置する第1内側端面を有し、基層は、第1方向の内側に位置する第2内側端面を有し、中間層は、第1方向の内側に位置する第3内側端面を有し、第1内側端面、第2内側端面および第3内側端面は、面一である構成とすることができる。
これによれば、サイドシールの内側端と筐体などとの間に隙間ができるのを抑制することができる。
前記した現像カートリッジにおいて、中間層は、ポリエチレンテレフタレートからなる構成とすることができる。
前記した現像カートリッジにおいて、表層と中間層は、接着剤または両面テープにより接着されている構成とすることができる。
また、前記した目的を達成するための現像カートリッジは、トナーを収容可能な筐体と、第1方向に延びる回転軸について回転可能な現像ローラと、第1方向における現像ローラの外周面の一端と接触する表層を有するサイドシールと、を備える。
表層は、第1方向における現像ローラの外周面の一端と接触する表面と、表面に位置する第1溝であって、表面の現像ローラの外周面と接触する部分における現像ローラの外周面の移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように傾斜する第1溝と、表面に位置する第2溝であって、第1溝よりも第1方向の外側に位置する第2溝であり、前記移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の外側に位置するように傾斜する第2溝と、を有する。
この構成によれば、現像ローラの回転に伴い、表層に第2溝が延びる方向と略直交する方向に力が加わり、サイドシールに第1方向の内側に移動させようとする力を作用させることができる。その結果、サイドシールを第1方向の外側に移動させようとする力を弱めることができるので、サイドシールが第1方向の外側に移動するのを抑制することができる。これにより、サイドシールの内側端と筐体などとの間に隙間ができるのを抑制することができる。
前記した現像カートリッジにおいて、表面は、第1溝を有する第1面と、第2溝を有する第2面と、を有し、現像ローラの外周面と第2面との接触面積は、現像ローラの外周面と第1面との接触面積よりも大きい構成とすることができる。
これによれば、サイドシールを第1方向の内側に移動させようとする力を大きくできるので、サイドシールが第1方向の外側に移動するのをより抑制することができる。
前記した現像カートリッジにおいて、表層は、織物からなる構成とすることができる。
これによれば、織パターンを変えることで、表面に第1溝と第2溝を有する表層を形成することができるので、表層を1部品として構成することができる。
前記した現像カートリッジにおいて、表面は、第1溝を有する第1面と、第2溝を有する第2面と、を有し、現像ローラの外周面と第2面との接触圧は、現像ローラの外周面と第1面との接触圧よりも大きい構成とすることができる。
これによれば、サイドシールを第1方向の内側に移動させようとする力を大きくできるので、サイドシールが第1方向の外側に移動するのをより抑制することができる。
また、前記した目的を達成するための現像カートリッジは、トナーを収容可能な筐体と、第1方向に延びる回転軸について回転可能な現像ローラと、第1方向における現像ローラの外周面の一端と接触する表層を有するサイドシールと、を備える。
表層は、第1方向における現像ローラの外周面の一端と接触する表面と、第1方向の外側に位置する第1外側端と、表面に位置する溝であって、表面の現像ローラの外周面と接触する部分における現像ローラの外周面の移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように傾斜する溝と、を有する。
第1外側端は、前記移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の外側に位置するように傾斜する傾斜部であって、現像ローラの外周面と接触する傾斜部を有する。
この構成によれば、現像ローラの回転に伴い、表層に傾斜部が延びる方向と略直交する方向に力が加わり、サイドシールに第1方向の内側に移動させようとする力を作用させることができる。その結果、サイドシールを第1方向の外側に移動させようとする力を弱めることができるので、サイドシールが第1方向の外側に移動するのを抑制することができる。これにより、サイドシールの内側端と筐体などとの間に隙間ができるのを抑制することができる。
前記した現像カートリッジにおいて、表層の現像ローラの外周面と接触する部分は、第1方向の幅が2mm以上である構成とすることができる。
本開示によれば、サイドシールの内側端と筐体などとの間に隙間ができるのを抑制することができる。
実施形態に係る現像カートリッジの断面図である。 現像カートリッジのサイドシール周りの構造を示す斜視図である。 第1実施形態に係る現像カートリッジのサイドシール周りの構造を簡略的に示す正面図である。 第1実施形態のサイドシールの分解斜視図(a)と、表層の表面の拡大図(b)である。 第1実施形態のサイドシール周りの構造を簡略的に示す断面図である。 第1実施形態の第1変形例に係る現像カートリッジのサイドシール周りの構造を簡略的に示す断面図である。 第1実施形態の第2変形例に係る現像カートリッジのサイドシール周りの構造を簡略的に示す断面図である。 第2実施形態に係る現像カートリッジのサイドシール周りの構造を簡略的に示す正面図である。 第2実施形態のサイドシールの分解斜視図(a)と、表層の表面の拡大図(b)である。 第2実施形態の変形例に係る現像カートリッジのサイドシール周りの構造を簡略的に示す断面図(a),(b)である。 第3実施形態に係る現像カートリッジのサイドシール周りの構造を簡略的に示す正面図である。 第3実施形態のサイドシールの分解斜視図である。 第3実施形態の変形例に係る現像カートリッジのサイドシールの構造を示す図である。 植毛材からなる表層の斜視図(a)と、ゴムからなる表層の斜視図(b)である。
次に、第1実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。なお、以下では、まず、現像カートリッジの全体構成について簡単に説明した後、発明の特徴部分について説明する。
図1に示すように、現像カートリッジ10は、レーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置で使用される現像カートリッジである。現像カートリッジ10は、画像形成装置に着脱可能に装着される。現像カートリッジ10は、筐体11と、現像ローラ12と、供給ローラ13と、層厚規制ブレード14と、ロアシール15と、アジテータ16とを備えている。
筐体11は、現像ローラ12、供給ローラ13、層厚規制ブレード14、ロアシール15およびアジテータ16を支持する部材である。筐体11は、現像ローラ12、供給ローラ13およびアジテータ16を回転可能に支持している。また、筐体11は、トナーを収容可能である。具体的には、筐体11は、トナーを収容する収容室11Aを有している。
現像ローラ12は、トナーを担持する部材である。現像ローラ12は、第1方向(図2参照)に延びる回転軸12Xについて回転可能である。現像ローラ12は、筐体11に回転可能に支持される金属製の現像ローラシャフト12Aと、現像ローラシャフト12Aを覆う現像ローラ本体12Bとを有している。現像ローラ本体12Bは、導電性を有するゴムなどからなる。
供給ローラ13は、現像ローラ12にトナーを供給する部材である。供給ローラ13は、第1方向に延びる回転軸13Xについて回転可能である。供給ローラ13は、筐体11に回転可能に支持される供給ローラシャフト13Aと、供給ローラシャフト13Aを覆う供給ローラ本体13Bとを有している。供給ローラ本体13Bは、スポンジなどからなる。
層厚規制ブレード14は、現像ローラ12に供給されたトナーを一定の厚さの薄層に規制する部材である。層厚規制ブレード14は、第1方向に長く延びている。層厚規制ブレード14は、ブレード板金14Aと、ゴムなどからなる接触部14Bとを有している。層厚規制ブレード14のブレード板金14Aの第2方向の一端部は、筐体11に固定されている。接触部14Bは、ブレード板金14Aの第2方向の他端部に固定されている。接触部14Bは、現像ローラ12の現像ローラ本体12Bの外周面(以下、単に「現像ローラ12の外周面」という。)と接触している。
第2方向は、第1方向と交差する方向である。好ましくは、第2方向は、第1方向と直交する。また、第2方向は、ブレード板金14Aの短手方向である。
ロアシール15は、現像ローラ12の外周面と筐体11との間からのトナーの漏れを抑制する部材である。ロアシール15は、第1方向に長く延びている。ロアシール15は、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂からなるシート状に形成されている。ロアシール15の第2方向の一端部は、筐体11に固定されている。ロアシール15の第2方向の他端部は、現像ローラ12の外周面と接触している。
アジテータ16は、回転することで収容室11A内のトナーを攪拌する部材である。アジテータ16は、第1方向に延びる回転軸16Xについて回転可能である。アジテータ16は、筐体11に回転可能に支持されるアジテータシャフト16Aと、可撓性を有する攪拌シート16Bとを有している。
アジテータ16は、収容室11A内のトナーを攪拌し、供給ローラ13は、アジテータ16によって攪拌されたトナーを現像ローラ12の外周面に供給する。現像ローラ12の外周面に供給されたトナーは、現像ローラ12の回転に伴って層厚規制ブレード14の接触部14Bと現像ローラ12の外周面との間に進入し、一定の厚さの薄層に規制されて現像ローラ12の外周面に担持される。
図2および図3に示すように、現像カートリッジ10は、さらに、現像ローラ12の第1方向の両側にそれぞれ位置するサイドシール17を備えている。なお、現像カートリッジ10は、第1方向において略対称の構造を有している。そのため、以下では、現像カートリッジ10の第1方向の一方側の構造のみを図示して、現像カートリッジ10の構成を説明する。
筐体11は、側壁11Bと、供給口11Cと、ロアシール支持部11Dと、サイドシール支持面11Eとを有している。
側壁11Bは、現像ローラ12の第1方向の両側にそれぞれ位置している。側壁11Bは、現像ローラシャフト12A(図1参照)を図示しない軸受を介して回転可能に支持している。側壁11Bは、側壁11Bの第1方向の内側の面であって、サイドシール17よりも第1方向の外側に位置する接触面11Fを有している。
供給口11Cは、収容室11A(図1参照)内のトナーを現像ローラ12に供給するための開口である。
サイドシール支持面11Eは、サイドシール17を支持する略円弧状の面である。サイドシール支持面11Eは、供給口11Cの第1方向の両側に位置している。
ロアシール支持部11Dは、ロアシール15を支持する部分である。ロアシール支持部11Dは、供給口11Cに沿って第1方向に延びている。サイドシール支持面11Eは、側壁11Bとロアシール支持部11Dとの間に位置している。
サイドシール17は、第1方向における現像ローラ12の外周面の端部と筐体11との間からのトナーの漏れを抑制する部材である。サイドシール17は、第1方向における現像ローラ12の外周面の一端と筐体11のサイドシール支持面11Eとの間に位置している。図4(a)に示すように、サイドシール17は、表層110と、基層120と、中間層130とを有している。
表層110は、第1方向における現像ローラ12の外周面の一端と接触する層である。表層110は、複数の縦糸と複数の横糸とを織ってなる織物からなる。一例として、表層110は、図4(b)に示すように、第1方向に延びる複数の第1の糸W1と、移動方向に延びる複数の第2の糸W2とを交差するように織ってなる織物である。
移動方向は、表層110の表面111の現像ローラ12の外周面と接触する部分における現像ローラ12の外周面の移動方向である。移動方向は、筐体11に固定された状態のサイドシール17に沿った湾曲する方向である。
糸W1,W2の織り方としては、例えば、綾織、朱子織などが好ましい。本実施形態では、表層110は、第2の糸W2が、隣り合う2本の第1の糸W1を乗り越えた後に、次の隣り合う2本の第1の糸W1をくぐるように綾織で織られた織物として構成されている。第1の糸W1は、移動方向に複数が隣接している。また、第1の糸W1は、サイドシール17の、表層110、中間層130および基層120が重なる方向である厚さ方向にも複数が隣接している。また、第2の糸W2は、第1方向に複数が隣接している。また、第2の糸W2は、サイドシール17の厚さ方向にも複数が隣接している。
表層110は、第1方向における現像ローラ12の外周面の一端と接触する表面111と、表面111に位置する溝G10とを有している。
表層110は、表面111において、第2の糸W2が第1の糸W1を乗り越える部分(以下、「第1部分W21」という。)が、第2の糸W2が第1の糸W1をくぐる部分(以下、「第2部分W22」という。)よりも現像ローラ12に向けて突出するように織られている。表層110の第1部分W21は、現像ローラ12の外周面と接触する部分となっている。
第1方向に隣接する複数の第1部分W21は、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように傾斜して並んでいる。また、このため、移動方向に隣接する複数の第2部分W22も、第1部分W21と同様に、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように傾斜して並んでいる。
そして、移動方向に並ぶ2つの第1部分W21と、2つの第1部分W21に挟まれた第2部分W22により、現像ローラ12から離れる方向に凹む溝G10が形成されている。溝G10は、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように、図4(b)に示す矢印Yの方向に傾斜して延びている。溝G10は、表層110の表面111に、移動方向に並んで複数形成されている。
図4(a)に示すように、表層110は、さらに、第1方向の外側に位置する第1外側端113と、第1方向の内側に位置する第1内側端面114Aとを有している。
基層120は、表層110および中間層130を支持する層である。基層120は、表層110よりも現像ローラ12から離れて位置する。言い換えると、表層110は、現像ローラ12と基層120の間に位置している。基層120は、ウレタンスポンジなどの弾性体からなる。基層120は、弾性変形可能である。基層120は、表層110を現像ローラ12の外周面に押し当てる機能を有する。基層120は、第1方向の外側に位置する第2外側端123と、第1方向の内側に位置する第2内側端面124Aとを有している。
中間層130は、表層110と基層120の間に位置する層である。中間層130は、織物からなる表層110および弾性体からなる基層120よりも硬い。一例として、中間層130は、PETからなるフィルムである。中間層130は、第1方向の外側に位置する第3外側端133と、第1方向の内側に位置する第3内側端面134Aとを有している。
中間層130は、表層110および基層120に接着されている。具体的には、図5に示すように、基層120と中間層130は、両面テープ141によりに接着されている。また、表層110と中間層130は、両面テープ142により接着されている。また、サイドシール17は、基層120が、筐体11のサイドシール支持面11Eに両面テープ150により接着されている。サイドシール17は、基層120が、筐体11のサイドシール支持面11Eに両面テープ150により固定されている。
中間層130の第3外側端133は、表層110の第1外側端113および基層120の第2外側端123よりも第1方向の外側に位置している。すなわち、第3外側端133は、第1方向において第1外側端113および第2外側端123よりも外側に突出している。中間層130の第3外側端133は、筐体11の側壁11Bの接触面11Fに接触している。
一方、表層110の第1内側端面114A、基層120の第2内側端面124Aおよび中間層130の第3内側端面134Aは、略面一である。第1内側端面114A、第2内側端面124Aおよび第3内側端面134Aは、筐体11のロアシール支持部11Dおよび層厚規制ブレード14の接触部14B(図3参照)に接触している。
図3に示すように、中間層130の移動方向の下流側の端部は、第1方向において層厚規制ブレード14の接触部14Bと側壁11Bの接触面11Fの間に位置している。また、サイドシール17の移動方向の上流側の端部は、第1方向においてロアシール支持部11Dと接触面11Fの間に位置している。
次に、第1実施形態に係る現像カートリッジ10の作用効果について説明する。
供給口11Cから供給されたトナーは、現像ローラ12が駆動することなどによって、現像ローラ12の外周面とサイドシール17の表層110との間に入り込むことがある。図4(b)に示すように、現像ローラ12の外周面と表層110との間に入り込んだトナーTは、現像ローラ12の回転に伴って、第1部分W21を構成する第2の糸W2を伝って移動し、溝G10に入り込む。その後、トナーTは、現像ローラ12の回転に伴い、溝G10に沿って第1方向の内側に向けて移動していき、最終的には溝G10の第1方向の内側の端から排出され、サイドシール17の第1方向の内側に戻される。
現像ローラ12の回転に伴い、溝G10に沿って隣接する複数の第1部分W21には、トナーTの移動方向(溝G10が延びる方向)と略直交する方向に力が加わる。この力は、サイドシール17を、第1方向の外側に向けて移動させようとする。
このとき、第1実施形態では、図3に示すように、硬い中間層130の第3外側端133が筐体11の接触面11Fに接触することで、サイドシール17が第1方向の外側に移動するのを抑制することができる。これにより、サイドシール17の第1方向の内側に位置する内側端17Eと筐体11のロアシール支持部11Dなどとの間に隙間ができるのを抑制することができる。
特に第1実施形態では、中間層130の第3外側端133が第1方向において表層110の第1外側端113などよりも外側に突出しているので、中間層130と接触面11Fとを確実に接触させることができる。これにより、サイドシール17が第1方向の外側に移動するのをより確実に抑制することができるので、サイドシール17の内側端17Eとロアシール支持部11Dなどとの間に隙間ができるのをより抑制することができる。
また、第1実施形態では、中間層130が第1方向において接触部14Bと接触面11Fの間に位置するので、サイドシール17が第1方向の外側に移動するのを抑制できることで、サイドシール17の内側端17Eと層厚規制ブレード14の接触部14Bとの間に隙間ができるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、表層110の第1内側端面114A、基層120の第2内側端面124Aおよび中間層130の第3内側端面134Aが略面一であるので、サイドシール17の内側端17Eとロアシール支持部11Dや接触部14Bなどとの間に隙間ができるのを抑制することができる。
なお、第1実施形態では、表層110と中間層130が両面テープ142により接着されていたが、これに限定されない。例えば、表層110と中間層130は、接着剤により接着されていてもよい。中間層130と基層120の接着についても同様である。
また、図6に示すように、中間層130は、弾性変形可能であり、第3外側端133が弾性変形して筐体11の接触面11Fに弾性的に接触する構成であってもよい。詳しくは、中間層130は、弾性的に撓み変形可能であり、第3外側端133が撓んだ状態で接触面11Fに接触する。このように、中間層130を接触面11Fに弾性的に接触させることができることで、中間層130の復元力により、サイドシール17に第1方向の内側に移動させようとする力を作用させることができる。これにより、サイドシール17の内側端17Eと筐体11のロアシール支持部11Dなどとの間に隙間ができるのをより抑制することができる。
また、図7に示すように、弾性変形可能な基層120は、中間層130の第3外側端133の弾性変形に伴って、弾性変形する構成であってもよい。詳しくは、基層120は、中間層130の第3外側端133が撓むことに伴って、第2外側端123の一部が弾性的に押し潰されている。このように、中間層130の弾性変形に伴い、基層120を弾性変形させることができることで、中間層130および基層120の両方の復元力により、サイドシール17に第1方向の内側に移動させようとする力を作用させることができる。これにより、サイドシール17の内側端17Eとロアシール支持部11Dなどとの間に隙間ができるのをより一層抑制することができる。
また、第1実施形態では、中間層130の第3外側端133が表層110の第1外側端113および基層120の第2外側端123よりも第1方向の外側に位置していたが、これに限定されない。例えば、第3外側端は、第1方向において第1外側端および第2外側端と略同じ位置に位置していてもよい。
また、第1実施形態では、中間層130が表層110と基層120の間の全体にわたって位置していたが、これに限定されない。例えば、中間層は、表層と基層との間のうち、第1方向の外側の部分だけに位置していてもよい(参考として、図10(b)の「230」参照)。また、中間層は、表層と基層との間のうち、第1方向において、現像ローラの現像ローラ本体よりも外側の部分だけに位置していてもよい。
また、第1実施形態では、中間層130が、直接、筐体11の接触面11Fに接触していたが、これに限定されない。中間層は、中間層以外の部材を介して接触面に接触してもよい。例えば、中間層は、表層を介して接触面に接触してもよい。また、中間層は、表層のようなサイドシールを構成する部材以外の部材、例えば、サイドシールと接触面の間に位置するスペーサなどを介して接触面に接触してもよい。
次に、第2実施形態について説明する。なお、以下では、先に説明した実施形態と同様の点については、例えば、同様の構成要素に同一の符号を付すなどして適宜説明を省略し、先に説明した実施形態と異なる点について詳細に説明する。
図8に示すように、現像カートリッジ10は、筐体11と、現像ローラ12と、サイドシール17とを備えている。
図9(a)に示すように、サイドシール17は、表層210と、基層220とを有している。
表層210は、複数の縦糸と複数の横糸とを織ってなる織物からなる。表層210は、現像ローラ12の外周面の一端と接触する表面211と、表面211に位置する第1溝G10および第2溝G20とを有している。また、表面211は、第1溝G10を有する第1面211Aと、第2溝G20を有する第2面211Bとを有している。第1面211Aは、移動方向に延びる境界線211Cよりも第1方向の内側に位置している。また、第2面211Bは、境界線211Cよりも第1方向の外側に位置している。
図9(b)に示すように、第1溝G10は、第1実施形態の溝G10と同様に、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように傾斜している。第1溝G10は、第1面211Aに移動方向に並んで複数形成されている。第1面211Aは、第1方向の幅が2mm以上であることが望ましい。すなわち、第1面211Aは、第1方向の最小幅が2mmであることが望ましい。これにより、現像ローラ12の外周面と第1面211Aとの間に入り込んだトナーが、現像ローラ12の外周面と、第1面211Aの第1方向の外側に位置する第2面211Bとの間に入り込むのを抑制することができる。
第2溝G20は、第1溝G10よりも第1方向の外側に位置している。第2溝G20は、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の外側に位置するように傾斜している。詳しくは、第2面211Bでは、第1方向に隣接する複数の第1部分W21が、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の外側に位置するように傾斜して並んでいる。また、移動方向に隣接する複数の第2部分W22も、第1部分W21と同様に、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の外側に位置するように傾斜して並んでいる。
そして、移動方向に並ぶ2つの第1部分W21と、2つの第1部分W21に挟まれた第2部分W22により、現像ローラ12から離れる方向に凹む第2溝G20が形成されている。第2溝G20は、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の外側に位置するように、図9(b)に示す矢印Zの方向に傾斜して延びている。第2溝G20は、第2面211Bに移動方向に並んで複数形成されている。
基層220は、表層210を支持する層である。基層220は、第1実施形態の基層120と同様に、ウレタンスポンジなどの弾性体からなる。基層220は、表層210を現像ローラ12の外周面に押し当てる機能を有する。表層210と基層220は、両面テープなどにより接着されている。サイドシール17は、筐体11のサイドシール支持面11Eに両面テープなどにより接着されている。サイドシール17は、筐体11のサイドシール支持面11Eに両面テープなどにより固定されている。
次に、第2実施形態に係る現像カートリッジ10の作用効果について説明する。
現像ローラ12の回転に伴い、表層210の第1面211Aには、サイドシール17を第1方向の外側に向けて移動させようとする力が作用する。一方、現像ローラ12の回転に伴い、表層210の第2面211Bには、第2溝G20に沿って隣接する複数の第1部分W21に、第2溝G20が延びる方向と略直交する方向、すなわち、第1溝G10が延びる方向と略平行な方向に向かう力が加わる。この力は、サイドシール17を第1方向の内側に向けて移動させようとする。
このように、サイドシール17に第1方向の内側に移動させようとする力を作用させることができることで、サイドシール17を第1方向の外側に移動させようとする力を弱めることができる。これにより、サイドシール17が第1方向の外側に移動するのを抑制することができる。これにより、サイドシール17の内側端17Eと筐体11のロアシール支持部11Dなどとの間に隙間ができるのを抑制することができる。
また、表層210が織物からなることで、第1の糸W1と第2の糸W2の織パターンを変えることで、表面211に第1溝G10と第2溝G20を有する表層210を形成することができる。これにより、表層210を1部品として構成することができる。
なお、第2実施形態において、現像ローラ12の外周面と第2面211Bとの接触面積は、現像ローラ12の外周面と第1面211Aとの接触面積よりも大きいことが望ましい。これによれば、サイドシール17を第1方向の内側に移動させようとする力を大きくできるので、サイドシール17が第1方向の外側に移動するのをより抑制することができる。これにより、サイドシール17の内側端17Eとロアシール支持部11Dなどとの間に隙間ができるのをより抑制することができる。
また、第2実施形態において、現像ローラ12の外周面と第2面211Bとの接触圧は、現像ローラ12の外周面と第1面211Aとの接触圧よりも大きい構成であってもよい。
例えば、図10(a)に示すように、サイドシール支持面11Eが、第1支持面E1と、第2支持面E2とを有し、第2支持面E2を第1支持面E1よりも現像ローラ12に向けて突出させてもよい。第1支持面E1は、サイドシール17の第1面211Aに対応する部分を支持する面である。第2支持面E2は、サイドシール17の第2面211Bに対応する部分を支持する面であり、第1支持面E1よりも第1方向の外側に位置している。また、図10(b)に示すように、表層210の第2面211Bに対応する第1方向の外側に位置する部分と、基層220の第1方向の外側に位置する部分との間にだけPETなどからなる中間層230を位置させてもよい。
これらのような構成によれば、現像ローラ12の外周面との間で、表層210および基層220の第2面211Bに対応する第1方向の外側に位置する部分が、第1面211Aに対応する第1方向の内側に位置する部分よりも押し潰されることになるので、その反力によって表層210の第2面211Bが第1面211Aよりも強く現像ローラ12の外周面に押し当てられる。その結果、現像ローラ12の外周面と第2面211Bとの接触圧を、現像ローラ12の外周面と第1面211Aとの接触圧よりも大きくすることができる。
現像ローラ12の外周面と第2面211Bとの接触圧が現像ローラ12の外周面と第1面211Aとの接触圧よりも大きいことで、サイドシール17を第1方向の内側に移動させようとする力を大きくできる。これにより、サイドシール17が第1方向の外側に移動するのをより抑制することができるので、サイドシール17の内側端17Eとロアシール支持部11Dなどとの間に隙間ができるのをより抑制することができる。
また、第2実施形態では、表層210が1部品として構成されていたが、これに限定されない。表層は、複数の部品から構成されていてもよい。例えば、表層は、第1溝を有する第1の表層(第1の部品)と、第2溝を有する第2の表層(第2の部品)とを第1方向に並べて基層に接着することで構成されていてもよい。
次に、第3実施形態について説明する。
図11に示すように、現像カートリッジ10は、筐体11と、現像ローラ12と、サイドシール17とを備えている。
図12に示すように、サイドシール17は、表層310と、基層320とを有している。
表層310は、複数の縦糸と複数の横糸とを織ってなる織物からなる。表層310は、現像ローラ12の外周面の一端と接触する表面311と、表面311に位置する溝G10と、第1方向の外側に位置する第1外側端313とを有している。
溝G10は、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように傾斜している。
図11に示すように、第1外側端313は、傾斜部313Aを有している。傾斜部313Aは、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の外側に位置するように傾斜して延びている。傾斜部313Aは、表層310が現像ローラ12の外周面に押し当たることで、現像ローラ12の外周面と接触する。
表層310の現像ローラ12の外周面と接触する部分は、第1方向の幅が2mm以上であることが望ましい。これにより、現像ローラ12の外周面と表面311との間に入り込んだトナーが、第1外側端313から第1方向の外側に漏れるのを抑制することができる。本実施形態では、表層310は、移動方向の上流側の端の、第1方向の幅W310が最小となっており、この幅W310が略2mmとなっている。そして、サイドシール17は、大まかに言えば、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の幅が徐々に大きくなるような形状に形成されている。
基層320は、表層310を支持する層である。基層320は、ウレタンスポンジなどの弾性体からなる。基層320は、表層310を現像ローラ12の外周面に押し当てる機能を有する。表層310と基層320は、両面テープなどにより接着されている。サイドシール17は、筐体11のサイドシール支持面11Eに両面テープなどにより接着されている。サイドシール17は、筐体11のサイドシール支持面11Eに両面テープなどにより固定されている。
次に、第3実施形態に係る現像カートリッジ10の作用効果について説明する。
現像ローラ12の回転に伴い、表層310の表面311には、サイドシール17を第1方向の外側に向けて移動させようとする力が作用する。一方、現像ローラ12の回転に伴い、表層310の傾斜部313Aには、傾斜部313Aが延びる方向と略直交する方向に向かう力が加わる。この力は、サイドシール17を第1方向の内側に向けて移動させようとする。
このように、サイドシール17に第1方向の内側に移動させようとする力を作用させることができることで、サイドシール17を第1方向の外側に移動させようとする力を弱めることができる。これにより、サイドシール17が第1方向の外側に移動するのを抑制することができる。これにより、サイドシール17の内側端17Eと筐体11のロアシール支持部11Dなどとの間に隙間ができるのを抑制することができる。
なお、第3実施形態では、表層310の第1外側端313が1つの傾斜部313Aを有する構成であったが、これに限定されない。例えば、図13に示すように、第1外側端313は、複数の傾斜部313Aを有する構成であってもよい。
また、基層320の第1方向の外側に位置する第2外側端に、表層310の傾斜部313Aと同様の形状が形成されていてもよい。
以上に実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように適宜変形して実施することができる。
例えば、前記実施形態では、サイドシール17の表層110,210,310が織物からなる構成であったが、これに限定されない。
図14(a)に示すように、表層410は、植毛材からなる構成であってもよい。詳しくは、表層410は、基材としての基布415を有し、基布415の表面に複数の毛416,417が植毛された部材からなる。表層410は、現像ローラ12の外周面の一端と接触する表面411と、表面411に位置する溝G11とを有している。溝G11は、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように傾斜して延びている。
詳しくは、毛416,417は、第1の毛416と、第1の毛416よりも短い第2の毛417とを有している。表層410は、基布415の表面に第1の毛416が植毛されてなる第1植毛群416Aと、基布415の表面に第2の毛417が植毛されてなる第2植毛群417Aとを有している。表層410は、複数の第1植毛群416Aと、複数の第2植毛群417Aとを有している。第1植毛群416Aおよび第2植毛群417Aは、所定の幅を有する帯状である。第2植毛群417Aは、隣り合う2つの第1植毛群416Aの間に位置している。第1植毛群416Aおよび第2植毛群417Aは、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように傾斜して延びている。溝G11は、隣り合う2つの第1植毛群416Aと、2つの第1植毛群416Aの間に位置する第2植毛群417Aにより溝G11が形成されている。溝G11は、現像ローラ12から離れる方向に凹む形状を有している。
なお、表層410は、第2の毛417が植毛されていない構成であってもよい。すなわち、溝は、隣り合う2つの第1植毛群416Aと、基布415の表面(毛が植毛されていない部分)のうちの2つの第1植毛群416Aの間に位置する部分により形成されていてもよい。
また、図14(b)に示すように、表層510は、ゴムからなる構成であってもよい。表層510は、現像ローラ12の外周面の一端と接触する表面511と、表面511に位置する溝G12とを有している。溝G12は、移動方向の下流側にいくにつれて第1方向の内側に位置するように傾斜して延びている。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
また、以上の構成は、現像カートリッジ以外のカートリッジであって、現像ローラ以外のトナーを担持する回転体と、回転体を回転可能に支持する筐体と、回転体の外周面と接触するサイドシールとを備えるカートリッジにも適用することができる。一例として、感光ドラムを備えるドラムカートリッジなどに適用することができる。
10 現像カートリッジ
11 筐体
11F 接触面
12 現像ローラ
12X 回転軸
14 層厚規制ブレード
14B 接触部
17 サイドシール
110,210,310 表層
111,211,311 表面
113,313 第1外側端
114A 第1内側端面
120 基層
123 第2外側端
124A 第2内側端面
130 中間層
133 第3外側端
134A 第3内側端面
142 両面テープ
211A 第1面
211B 第2面
313A 傾斜部
G10 溝、第1溝
G20 第2溝
T トナー

Claims (14)

  1. トナーを収容可能な筐体と、
    第1方向に延びる回転軸について回転可能な現像ローラと、
    前記第1方向における前記現像ローラの外周面の一端と接触する表層を有するサイドシールと、を備え、
    前記表層は、
    前記第1方向における前記現像ローラの前記外周面の一端と接触する表面と、
    前記表面に位置する溝であって、前記表面の前記現像ローラの前記外周面と接触する部分における前記現像ローラの前記外周面の移動方向の下流側にいくにつれて前記第1方向の内側に位置するように傾斜する溝と、を有し、
    前記サイドシールは、さらに、
    前記表層を支持する基層であって、前記表層よりも前記現像ローラから離れて位置する基層と、
    前記表層と前記基層の間に位置する中間層であって、前記表層に接着される中間層であり、前記表層および前記基層よりも硬い中間層と、を有し、
    前記筐体は、
    前記サイドシールよりも前記第1方向の外側に位置する接触面を有し、
    前記中間層は、前記接触面に接触することを特徴とする現像カートリッジ。
  2. 前記第1方向に延びる層厚規制ブレードであって、前記現像ローラの前記外周面と接触する接触部を有する層厚規制ブレードを備え、
    前記中間層は、前記第1方向において前記接触部と前記接触面の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の現像カートリッジ。
  3. 前記表層は、
    前記第1方向の外側に位置する第1外側端を有し、
    前記基層は、
    前記第1方向の外側に位置する第2外側端を有し、
    前記中間層は、
    前記第1方向の外側に位置する第3外側端を有し、
    前記第3外側端は、前記第1外側端および前記第2外側端よりも前記第1方向の外側に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像カートリッジ。
  4. 前記中間層は、弾性変形可能であることを特徴とする請求項3に記載の現像カートリッジ。
  5. 前記基層は、弾性変形可能であることを特徴とする請求項4に記載の現像カートリッジ。
  6. 前記表層は、
    前記第1方向の内側に位置する第1内側端面を有し、
    前記基層は、
    前記第1方向の内側に位置する第2内側端面を有し、
    前記中間層は、
    前記第1方向の内側に位置する第3内側端面を有し、
    前記第1内側端面、前記第2内側端面および前記第3内側端面は、面一であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の現像カートリッジ。
  7. 前記中間層は、ポリエチレンテレフタレートからなることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の現像カートリッジ。
  8. 前記表層と前記中間層は、接着剤または両面テープにより接着されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の現像カートリッジ。
  9. トナーを収容可能な筐体と、
    第1方向に延びる回転軸について回転可能な現像ローラと、
    前記第1方向における前記現像ローラの外周面の一端と接触する表層を有するサイドシールと、を備え、
    前記表層は、
    前記第1方向における前記現像ローラの前記外周面の一端と接触する表面と、
    前記表面に位置する第1溝であって、前記表面の前記現像ローラの前記外周面と接触する部分における前記現像ローラの前記外周面の移動方向の下流側にいくにつれて前記第1方向の内側に位置するように傾斜する第1溝と、
    前記表面に位置する第2溝であって、前記第1溝よりも第1方向の外側に位置する第2溝であり、前記移動方向の下流側にいくにつれて前記第1方向の外側に位置するように傾斜する第2溝と、を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  10. 前記表面は、
    前記第1溝を有する第1面と、
    前記第2溝を有する第2面と、を有し、
    前記現像ローラの前記外周面と前記第2面との接触面積は、前記現像ローラの前記外周面と前記第1面との接触面積よりも大きいことを特徴とする請求項9に記載の現像カートリッジ。
  11. 前記表層は、織物からなることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の現像カートリッジ。
  12. 前記表面は、
    前記第1溝を有する第1面と、
    前記第2溝を有する第2面と、を有し、
    前記現像ローラの前記外周面と前記第2面との接触圧は、前記現像ローラの前記外周面と前記第1面との接触圧よりも大きいことを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の現像カートリッジ。
  13. トナーを収容可能な筐体と、
    第1方向に延びる回転軸について回転可能な現像ローラと、
    前記第1方向における前記現像ローラの外周面の一端と接触する表層を有するサイドシールと、を備え、
    前記表層は、
    前記第1方向における前記現像ローラの前記外周面の一端と接触する表面と、
    前記第1方向の外側に位置する第1外側端と、
    前記表面に位置する溝であって、前記表面の前記現像ローラの前記外周面と接触する部分における前記現像ローラの前記外周面の移動方向の下流側にいくにつれて前記第1方向の内側に位置するように傾斜する溝と、を有し、
    前記第1外側端は、
    前記移動方向の下流側にいくにつれて前記第1方向の外側に位置するように傾斜する傾斜部であって、前記現像ローラの前記外周面と接触する傾斜部を有することを特徴とする現像カートリッジ。
  14. 前記表層の前記現像ローラの前記外周面と接触する部分は、前記第1方向の幅が2mm以上であることを特徴とする請求項13に記載の現像カートリッジ。
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