JP2021092531A - 測定装置及び測定方法 - Google Patents

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【課題】 ワークの姿勢を変更することなくワークの三次元座標測定と表面粗さ測定とを少ない工程で効率良く行うことができる測定装置及び測定方法を提供する。【解決手段】 測定装置100は、測定対象であるワークWが設置される定盤18と、定盤18に設けられ、測定プローブを支持し、且つ定盤18の上面がX−Y平面であり上面の法線方向をZ軸方向とした場合に互いに直交するXYZ軸方向に移動するキャリッジ10と、を備える三次元座標測定機8と、定盤18上に設けられ、表面粗さ計を保持する保持部をアームの先端に有し、表面粗さ計の位置及び姿勢を変位自在に支持するロボット11と、三次元座標測定機8及びロボット11を制御する制御部30と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、三次元座標の測定と表面粗さの測定を行う測定装置及び測定方法に関する。
従来より、測定対象であるワークの三次元座標を測定し、且つワークの表面粗さを測定することが行われている。同一のワークに対してこのように二つの測定を行う場合には、先ず三次元座標測定機にワークを設置してワークの三次元座標を測定し、その後ワークを表面粗さ測定機に移動させて設置し、そしてワークの表面粗さを測定する。従って、ワークの三次元座標及び表面粗さを測定する場合には、各測定機間のワークの移動及び各測定機でのワークの設置の工程が発生し、多くの工数が必要となる。
そこで、三次元座標測定機に設置されたワークの表面粗さを、再び設置することなくそのまま測定する技術が提案されている。
例えば、特許文献1では三次元座標測定機のZ軸スピンドルに取り付けられる表面粗さ測定ユニットが提案されている。特許文献1に記載された表面粗さ測定ユニットをZ軸スピンドルに取り付けることにより、三次元座標測定機に設置されたワークの表面粗さの測定を行うことができる。
特開2014−81324号公報
ここで、ワークの表面粗さを測定する場合には、ワークの形状に応じて様々な位置及び姿勢に表面粗さ計を支持する必要がある。特に、複雑な形状を有するワークの表面粗さを測定する場合には、表面粗さ計を様々な測定姿勢に支持しなければならない。
特許文献1に記載された表面粗さ測定ユニットは三次元座標測定機のZ軸スピンドルに取り付けられるために、表面粗さ測定ユニットの測定姿勢は三次元座標測定機の移動機構による変更に制限され、様々な測定姿勢に変更させることが困難である。そのため、表面粗さ測定において様々な測定姿勢を実現するためには、ワークの姿勢を変更することが必要となり、測定に多くの時間がかかってしまうという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ワークの姿勢を変更することなくワークの三次元座標測定と表面粗さ測定とを少ない工程で効率良く行うことができる測定装置及び測定方法を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様に係る測定装置は測定対象であるワークが設置される定盤と、定盤に対して相対移動可能に構成されたプローブであって、ワークの三次元測定を行うプローブと、定盤に対して相対移動可能に構成されたロボットアームであって、表面粗さ計を保持可能に構成されたロボットアームと、プローブ及びロボットアームを制御する制御部と、を備える。
本態様によれば、ロボットにより表面粗さ計の位置及び姿勢が変位自在に支持されるので、様々な測定姿勢により表面粗さ計を支持することができるので、設置されたワークの姿勢を変更することなく多くの測定点の表面粗さを測定することができ、ワークの三次元座標測定と表面粗さ測定とを少ない工程で効率良く行うことができる。
好ましくは、第1の態様に係る測定装置は、ロボットアームの先端に表面粗さ計を備え、制御部は表面粗さ計の動作を制御する。
好ましくは、第1の態様に係る測定装置は、定盤とロボットアームとの相対位置の変化を検出する相対位置変化検出手段と、相対位置変化検出手段の検出結果に基づいて表面粗さ計による測定結果を補正する振動補正手段と、を備える。ロボットアームに保持されている表面粗さ計の測定結果は、定盤とロボットアームとの相対位置の変化による影響を受けうる。定盤とロボットアームとの相対位置の変化の検出結果に基づいて表面粗さ計の測定結果を補正することにより、表面粗さ計の測定精度を向上させることができる。
好ましくは、相対位置変化検出手段は、ロボットアームの振動を検出するアーム振動検出手段を含む。この構成では、定盤とロボットアームとの相対位置の変化をロボットアーム側で検出することができる。
好ましくは、ロボットアームは、表面粗さ計を保持可能に構成されたエンドエフェクタを備え、相対位置変化検出手段はエンドエフェクタ近傍に設けられる。ロボットアームの先端は振動の影響を受けやすく、且つ、表面粗さ計に最も近い位置である。そのため、エンドエフェクタ近傍は、ワークに対する表面粗さ計の相対位置の変化を検出するのに好適な位置である。
好ましくは、相対位置変化検出手段は、定盤の位置を検出する定盤位置検出手段と、ロボットアームの先端近傍の位置を検出するアーム位置検出手段とを含む。ロボットアームと定盤とのいずれか一方のみに相対位置変化検出手段を設ける構成と比較して、両者の相対位置の変化をより正確に検出することができるという利点がある。
好ましくは、第1の態様に係る測定装置は、ワークの温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段による検出結果に基づいて表面粗さ計による測定結果を補正する温度補正手段とを備える。これにより、表面粗さ計の測定結果の精度を向上させることができる。なお、温度検出手段は、更にプローブによる三次元測定の結果を温度補正することも可能である。
好ましくは、第1の態様に係る測定装置において、ロボットアームはエンドエフェクタを備え、温度検出手段はエンドエフェクタに設けられる。この構成では、ロボットアームを移動させることにより、温度検出手段を自在にワークに近接させたりワークから退避させたりすることができる。また、ロボットアームでワークを定盤に搬送する間に温度検出手段による温度検出を開始できるため、温度検出手段の立ち上がりを待つ時間を短縮することができ、測定装置の稼働率を向上させることができる。
好ましくは、ロボットアームを支持するロボット基台は定盤の外に設けられる。この場合、定盤上のスペースを有効利用でき、定盤の大型化を抑制することができる。
好ましくは、ロボットアームを支持するロボット基台は定盤上に設けられる。この場合、定盤の振動系とロボットアームの振動系とが同じになるため、外部環境の振動による影響を低減させ、ロボットアームに保持されている表面粗さ計の測定精度の低下を防ぐことができる。
好ましくは、第1の態様に係る測定装置は、ワーク上の測定点に対応する位置にロボットアームを定盤に対して相対的に移動させるロボットティーチング情報を記憶する記憶部を備え、制御部は、記憶部からロボットティーチング情報を読みだして、ロボットアームを制御する。この構成では、ロボットアームの制御を自動化することにより、測定効率を向上させることができる。
好ましくは、プローブは定盤上に立設されたキャリッジに支持されており、制御部は、表面粗さ計又はプローブで測定を行う場合にキャリッジとロボットアームとが衝突しないようにキャリッジとロボットアームと相対的に移動させる。
好ましくは、ロボットアームは定盤の一端側に設置され、制御部は、表面粗さ計で測定を行う場合には、キャリッジを、ロボットアームが設置された一端側と対向する他端側に移動させる。ロボットアームとキャリッジとの間の距離を大きくするよう制御することにより、ロボットアームとキャリッジが衝突する恐れを低減することができる。
好ましくは、ロボットアームは多関節型アームである。
本発明の第2の態様に係る測定方法は、定盤に対して相対移動可能に構成されたプローブにより、定盤に載置された、測定対象であるワークの三次元測定を行う三次元測定ステップと、定盤に対して相対移動可能に構成されたロボットアームに保持された表面粗さ計により、ワークの表面粗さ測定を行う表面粗さ測定ステップと、を含み、三次元測定ステップと表面粗さ測定ステップとにおいて、ワークは同一の位置及び同一の姿勢である。これにより、第1の態様に係る測定装置と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、ワークの姿勢を変更することなくワークの三次元座標測定と表面粗さ測定とを少ない工程で効率良く行うことができる。
図1は、第1実施形態に係る測定装置の概略構成図である。 図2は、図1で示した三次元座標測定機の側面図である。 図3は、表面粗さ計を含むロボットアームの先端部分の拡大図である。 図4は、第1実施形態に係る測定方法の各工程を示すフローチャートである。 図5は、表面粗さ測定のティーチングに関して説明する図である。 図6は、ロボットアームの退避の一形態を説明する図である。 図7は、ロボットアームの退避の一形態を説明する図である。 図8は、キャリッジの退避の一形態を説明する図である。 図9は、第2実施形態に係る測定装置の概略構成図である。 図10は、第2実施形態に係る測定方法の各工程を示すフローチャートである。 図11は、第3実施形態に係る測定装置の概略構成図である。 図12は、第3実施形態に係る測定方法の各工程を示すフローチャートである。
以下、添付図面に従って本発明に係る測定装置及び測定方法の好ましい実施の形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る測定装置100の概略構成図(斜視図及びブロック図)である。
図1に示すように、本実施形態に係る測定装置100は、三次元座標測定機8、ロボットアーム11を備える。ロボットアーム11の先端は、表面粗さ計33(図2参照)を保持可能に構成されている(後述)。また、測定装置100は、コンピュータ31及びコントローラ40を備える。なお、図1では定盤18に載置される測定対象であるワークWの図示は省略されている。
以下、三次元座標測定機8の一例として門型の三次元座標測定機について説明するが、三次元座標測定機の型(種類)を限定する趣旨ではない。当然ながら、三次元座標測定機8は、例えば多関節アーム型のような他の型の三次元座標測定機でもよい。三次元座標測定機8は、基台20と、基台20上に設けられた定盤18とを含んでいる。定盤18の上面は、X−Y平面に平行な平面状に形成されており、定盤18の上面の法線方向をZ軸方向とし、X軸、Y軸、Z軸は互いに直交する(図1を参照)。
定盤18には、定盤18の上面から図中上側(+Z軸方向)に伸びる一対のコラム(支柱)16R及び16Lが取り付けられている。コラム16R及び16Lの上端部(+Z軸側の端部)には、X軸ガイドとして機能するビーム(梁)14が架け渡されている。ビーム14及びコラム16R及び16Lは、門を構成し、Y軸方向に移動する門型のYキャリッジとなる。定盤18の上面と側面とには、Y軸方向に摺動面が形成され、コラム16R及び16Lにはこれに対向するエアベアリングが設けられているので、コラム16R及び16Lは、ビーム14と共にY軸方向に移動自在となる。また、コラム16R及び16Lは、駆動手段としてモータを含むY軸駆動機構17により駆動される。
ビーム14には、Z軸方向に伸びるヘッド12が取り付けられている。ビーム14はX軸ガイドとして機能し摺動面が設けられ、ヘッド12はそれに対応してエアベアリングが設けられる。これにより、ヘッド12はビーム14の長さ方向(X軸方向)に移動自在となる。ヘッド12をビーム14に対して移動させるための駆動手段としては、モータを使用することができる。
ヘッド12には、Z軸方向案内用のエアベアリングが内蔵されている。Z軸方向案内用のエアベアリングに沿ってZ軸スピンドル22がZ軸方向に移動自在に設けられている。Z軸スピンドル22を移動させるための駆動手段としてはモータを使用することができる。なお、コラム16R及び16L、ビーム14、及びヘッド12で構成される移動機構は、XYZ軸方向に移動するキャリッジ10を構成する。
Z軸スピンドル22の下端にはプローブヘッド23が設けられている。プローブヘッド23にはスタイラス24が接続されており、スタイラス24の先端には測定子26が設けられており、スタイラス24と測定子26により測定プローブを構成する。
以下、プローブヘッド23の一例として接触式の測定プローブを備えるプローブヘッドについて説明するが、プローブの種類を限定する趣旨ではない。当然ながら、レーザプローブのような非接触式の測定プローブもプローブヘッド23に適用可能である。
三次元座標測定機8は、コラム16R及び16L、ヘッド12、Z軸スピンドル22及びプローブヘッド23のそれぞれの移動量を測定するための移動量測定部(例えば、リニアエンコーダ。不図示)を含んでいる。
ワークWの三次元座標測定を行う場合には、コラム16R及び16L、ヘッド12、Z軸スピンドル22及びプローブヘッド23を移動させることにより測定子26をワークWに接触させる。そして測定子26が接触した位置(三次元座標)は、コントローラ40を介してコンピュータ31に送信される。
コンピュータ31(及び後述のコンピュータ50、51)は、制御部30として機能し、不図示のCPU(Central Processing Unit)とRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)で構成される記憶部(不図示)を備える。コンピュータ31は、記憶部で記憶されたプログラムをCPUで実行して、制御部30としての機能を実現する。
制御部30は、三次元座標測定制御部30A、ロボット制御部30B、及び表面粗さ測定制御部30Cを備える。三次元座標測定制御部30Aは、三次元座標測定機8にワークWの三次元座標の測定を行わせる。ロボット制御部30Bは、ロボットアーム11の動作を制御する。表面粗さ測定制御部30Cは、表面粗さ計33にワークWの表面粗さの測定を行わせる。
コントローラ40は、制御部30からの制御信号に基づいて、三次元座標測定機8、ロボットアーム11及び表面粗さ計33を制御する(CNC(computerized numerical control)制御)。
図2は、図1で示した測定装置100の側面図である。なお、図1で説明したコラム16L、Z軸スピンドル22、スタイラス24、及び測定子26は省略されている。また、コラム16R及びY軸駆動機構17は点線で記載している。
ロボットアーム11は、複数の可動部を備えると共に、複数の可動部をそれぞれ駆動する複数のモータを備えている。制御部30のロボット制御部30Bは、コントローラ40を介して、ロボットアーム11に備えられているモータを制御して、ロボットアーム11を動作させる。
図2に示すように、ロボットアーム11は、5つのアーム、5つの関節部、及びロボット基台35を有する多関節型のアームを有する。ロボットアーム11は6自由度を有し、表面粗さ計33を様々な測定姿勢に支持することが可能である。なお、図2では関節部は第1関節部S1のみ図示し、第2関節部〜第5関節部の図示は省略されている。
図1及び2に示すように、ロボット基台35は定盤18上に設置される。これにより、定盤18の振動系とロボットアーム11の振動系とが同じになるため、外部環境の振動による影響を低減させ、ロボットアーム11に保持されている表面粗さ計33の測定精度の低下を防ぐことができる。この場合、定盤18のスペースに制約されるため、ロボットアーム11は比較的小型であることが望ましい。
また、ロボット基台35は、好ましくは、定盤18のY軸の一端部側に設置される。これにより、三次元座標測定の際に、ロボットアーム11と三次元座標測定機8(キャリッジ10)とが衝突しないようにロボットアーム11を効率良く退避させることができる(後述)。
ロボット基台35には、第1アームA1が連結されており、ロボット基台35上で第1アームA1がZ軸回りに回転する。第1アームA1と第2アームA2とは、第1関節部J1で接続されており、第1関節部J1の回転軸(図中ではX軸と平行な軸)を中心として第2アームA2が回動する。第2アームA2と第3アームA3とは、第2関節部J2(不図示)で接続されており、第2関節部J2の回転軸(図中ではX軸と平行な軸)を中心として第3アームA3が回動する。第3アームA3と第4アームA4とは、第3関節部J3(不図示)で接続されており、第4アームA4の長手方向と平行な軸(図中ではY軸と平行な軸)を中心に第4アームA4が旋回する。第4アームA4と第5アームA5とは、第4関節部J4(不図示)で接続されており、第4関節部J4の回転軸(図中ではX軸と平行な軸)を中心として第5アームA5が回動する。第5アームA5とエンドエフェクタEEとは、第5関節部J5(不図示)で接続されており、エンドエフェクタEEは第5アームA5の長手方向と平行な軸(図中ではY軸と平行な軸)を中心にエンドエフェクタEEが旋回する。
エンドエフェクタEEには、アダプタADを介して表面粗さ計33が保持されている。アダプタADは、表面粗さ計33を保持する保持部として機能する。なお、図示されたアダプタADの形状は一例であり、表面粗さ計33を保持することができればアダプタADの形状は限定されない。また、図2に示すロボットアーム11は測定装置100に設置されるロボットの一例であり、ロボットは表面粗さ計33を様々な測定姿勢に支持することができればよく、他の形態の公知のロボットが使用されてもよい。ロボットの他の例としては、複数のアーム及び複数の関節部で構成された多関節型のロボットであり、3軸直交座標型ロボット(例えば三次元座標測定機8のキャリッジ10)よりも可動域が広く、自由度が高いロボットが採用される。
なお、本実施形態では、ロボット基台35を定盤18上に設置した構成を一例として示したが、これに限らず、ロボットアーム11は三次元座標測定機8の近傍に設置されていればよい。例えば、ロボット基台35は定盤18の外に設置されてもよい。この場合、定盤18上のスペースを有効利用できる。また、ロボットアーム11は定盤18のスペースに制約を受けることがない。さらに、ロボット基台35を定盤18上に設置する必要がないため、定盤18の大型化を防ぐことができる。
図3は、表面粗さ計33を含むロボットアーム11の先端部分の拡大図である。
図3に示すように、表面粗さ計33は、アダプタADを介してエンドエフェクタEEに取り付けられる。表面粗さ計33は、ロボットアーム11により様々な測定姿勢に支持されるので、全姿勢で表面粗さの測定が可能であることが好ましい。
表面粗さ計33は、検出器本体45、測定子43、及び触針41を備える。触針41は測定子43の先端に取り付けられており、触針41の軸方向と測定子43の軸方向とが直交している。
以下、表面粗さ計33の一例として接触式の表面粗さ計について説明するが、表面粗さ計の種類を限定する趣旨ではない。当然ながら、非接触式の表面粗さ計も表面粗さ計33として用いることが可能である。
検出器本体45には、いずれも図示は省略するが、保持部、変位センサ、及び水平送り駆動部が内蔵されている。測定子43は、揺動自在に測定子43の回転支点を保持部により保持されている。測定子43の触針41が設けられている端部とは逆の端部には変位センサが取り付けられている。そして、変位センサは測定子43の変位を検出することで、触針41の軸方向の変位を検出する。また測定子43は、水平送り駆動部により測定面に対して水平に移動させられ、その移動量と変位センサが検出した変位とが信号に変換されて信号ケーブルを介して信号処理部49(図2を参照)に伝送される。信号処理部49は、伝送されてきた信号を必要に応じて増幅を行い、計測されたワークWの表面粗さをコンピュータ31へ出力する。なお、図3で説明を行った表面粗さ計は、一例でありこれに限定されるものではない。ロボットアーム11に他の形態の小型表面粗さ計を保持させることも可能である。
次に、測定装置100を使用してワークWを測定する測定方法に関して説明する。
図4は、測定方法の各工程を示すフローチャートである。なお、各工程に関しては後で詳しく説明をする。
先ず、測定装置100を使用してワークWを測定するための測定準備が行われる(測定準備工程:ステップS10)。その後、三次元座標測定機8によりワークWの測定箇所の三次元座標が測定される(三次元測定工程:ステップS11)。その後、ロボットアーム11に保持された表面粗さ計33によりワークWの表面粗さの測定が行われる(表面粗さ測定工程:ステップS12)。
次に、上述した各工程に関して詳細に説明する。
先ず、測定準備工程(ステップS10)に関して説明する。
測定準備工程では先ず、ワークWが定盤18に設置される。測定装置100で行われる三次元座標測定及び表面粗さ測定は、定盤18に設置されたワークWに対して行われるので、各測定においてワークWの姿勢変更を行う必要がなく、工数の削減を実現することができる。また、表面粗さ測定工程においては、ロボットアーム11により様々な測定姿勢で表面粗さ計33を支持することができるので、測定箇所毎にワークWを設置し直す必要がなく効率な測定を行うことができる。
次に、表面粗さ測定を行う測定箇所についてのティーチングが行われる。具体的には、ユーザが手動によりロボットアーム11を動作させて、表面粗さ計33を各測定箇所に順次持って行く(ティーチング動作)。そして、コンピュータ31の記憶部において、この測定箇所に順次持っていくロボットアーム11の動きに関する情報(ティーチング情報)を記憶する。ティーチング情報の具体例としては、目標点、中間点の三次元座標等を含む測定経路を示す情報が挙げられる。
図5は、ワークWの表面粗さ測定のティーチングに関して説明する図である。なお、図5ではロボットアーム11の先端に保持された表面粗さ計33を図示し、ロボットアーム11の図示は省略されている。省略されているロボットアーム11は、図示するように表面粗さ計33を支持する。
図5では、表面粗さ測定C1〜C5のティーチングに関して図示されている。
表面粗さ測定C1では、ロボットアーム11により図示するように表面粗さ計33が支持され、触針41はワークWのX−Z平面に接触し、測定子43がX軸と平行に水平移動して、ワークWのX−Z平面の表面粗さが測定される。表面粗さ測定C2では、ロボットアーム11により図示するように表面粗さ計33が支持され、触針41はワークWのY−Z平面に接触し、測定子43がY軸に平行に水平移動して、ワークWのY−Z平面の表面粗さが測定される。表面粗さ測定C3では、ロボットアーム11により図示するように表面粗さ計33が支持され、触針41はワークWのX−Y平面に接触し、測定子43がY軸に平行に水平移動して、ワークWのX−Y平面の表面粗さが測定されている。表面粗さ測定C4では、ロボットアーム11により図示するように表面粗さ計33が支持され、触針41はX−Y平面に接触し、測定子43がX軸に平行に水平移動して、ワークWのX−Y平面の表面粗さが測定されている。表面粗さ測定C5では、ロボットアーム11により図示するように表面粗さ計33が支持され、触針41はワークWの斜面(X−Y平面に斜めに交差する平面)に接触し、測定子43が斜面と平行に水平移動して、ワークWの斜面の表面粗さが測定されている。
このように、測定C1〜C5におけるロボットアーム11及び表面粗さ計33の位置及び姿勢をコンピュータ31の記憶部に記憶させることにより、ティーチングが行われる。そして、ワークWの表面粗さ測定を行う際には、ティーチングに基づいてロボットアーム11が自動的に移動して測定C1〜C5が実行される。なお、三次元座標測定に関してもキャリッジ10を動作させてティーチングが行われるが、ここでは説明は省略する。
次に、三次元測定工程(ステップS11)に関して説明する。
三次元測定工程では、先ず三次元座標測定の開始前に、ロボットアーム11がキャリッジ10と衝突を避けるために退避する。
図6及び図7は、ロボットアーム11の退避の一形態を説明する図である。図6は、Y軸方向からのロボットアーム11の退避の一形態を示し、図7は、図6で示した退避の形態をX軸方向から示す。
図6に示すようにロボットアーム11は、第1関節部J1の回転軸を中心として第2アームA2を回動させ、また第2関節部J2の回転軸を中心として第3アームA3を回動させて、折り畳まれた姿勢をとる。また、図7に示すように、ロボットアーム11は、ロボット基台35上で第1アームA1がZ軸回りに回転することにより、折り畳まれたアームをX軸方向と平行にした姿勢をとる。これにより、三次元座標測定を行う際にキャリッジ10がY軸方向に移動しても、ロボットアーム11及び表面粗さ計33に衝突することがなく安全に測定を行うことができる。なお、上述したロボットアーム11の退避の形態は一例であり、ロボットアーム11は、キャリッジ10に衝突しないような他の退避の形態を採用することができる。
ロボットアーム11の退避が完了した後に、キャリッジ10、ヘッド12、Z軸スピンドル22、プローブヘッド23を動作させてワークWの三次元座標の測定が行われる。ワークWにおける全ての測定箇所において三次元座標が測定されると、三次元座標の測定が終了する。
以上で説明したように、三次元座標を測定する際には、ロボットアーム11を退避させることにより、キャリッジ10がロボットアーム11及び表面粗さ計33に衝突することなく安全に三次元座標の測定を行うことができる。
次に、表面粗さ測定工程(ステップS12)に関して説明する。
表面粗さ測定工程では、先ず表面粗さ測定の開始前に、キャリッジ10がロボットアーム11及び表面粗さ計33との衝突を避けるために退避する。
図8は、キャリッジ10の退避の一形態を説明する図である。
図8に示すようにキャリッジ10は、門型のYキャリッジのY軸ガイドの端部、つまり、ロボットアーム11が設置された位置(一端側)と逆の方向の他端側に移動して退避する。これにより、ロボットアーム11を動作させて表面粗さ計33を様々な位置及び姿勢で支持したとしても、ロボットアーム11及び表面粗さ計33にキャリッジ10が衝突することがなく安全に測定を行うことができる。なお、上述したキャリッジ10の退避の形態は一例であり、キャリッジ10は、ロボットアーム11及び表面粗さ計33に衝突しないような他の退避の形態を採用することができる。
キャリッジ10の退避が完了した後に、ロボットアーム11を動作させて、表面粗さ測定C1〜C5が行われる。表面粗さ測定C1〜C5が完了すると、表面粗さ測定が終了する。
以上で説明したように、表面粗を測定する際には、キャリッジ10を退避させることにより、表面粗さ計33を様々な測定姿勢にロボットアーム11により支持したとしても、ロボットアーム11及び表面粗さ計33がキャリッジ10に衝突することなく安全に表面粗さの測定を行うことができる。
上述した実施形態では、三次元測定工程の後に表面粗さ測定工程を行う実施形態について説明を行ったが、各工程の順序はこれに限定されない。例えば、表面粗さ測定工程の後に三次元測定工程が行われてもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る測定装置200について説明する。以下の説明において、第1実施形態と同じ構成及びステップには同じ参照符号を付け、これらについての説明を省略する。図9は、第2実施形態に係る測定装置200の概略構成図である。図9に示すように、第2実施形態に係る測定装置200は三次元座標測定機8、ロボットアーム11、相対位置変化検出手段(アーム振動検出手段55)、コンピュータ50、及びコントローラ40を備える。
第2実施形態に係る測定装置200は、ロボット基台35は三次元座標測定機8の定盤18の外に設置されることと、相対位置変化検出手段を備えることと、コンピュータ31に代えてコンピュータ50を備えることとが、第1実施形態に係る測定装置100と相違する。その他の構成は第1実施形態と基本的に同じである。第2実施形態でも、第1実施形態と同様に、ワークWの姿勢を変更することなくワークWの三次元座標測定と表面粗さ測定とを少ない工程で効率良く行うことができる。
相対位置変化検出手段は、定盤18とロボットアーム11との間の相対位置の変化を検出する。より具体的には、例えば、相対位置変化検出手段は水平方向(X方向及びY方向)及び垂直方向(Z方向)における、ロボットアーム11と定盤18との間の相対位置の変化(振動)を測定し、コンピュータ50に出力する。
ここで、相対位置変化検出手段の具体例として、例えば、位置センサ、振動センサ、レーザトラッカ、変位測定手段等が挙げられる。また、振動センサとして加速度センサ、各種のジャイロセンサが挙げられる。また、変位測定手段として、例えば、静電容量式変位センサ、渦電流式変位センサ、レーザ干渉計等が挙げられる。
コンピュータ50は、コンピュータ31の構成に加え、更に、相対位置変化検出制御部30Dと、振動補正部(振動補正手段)32とを備える。相対位置変化検出制御部30Dは相対位置変化検出手段を制御する。振動補正部32は、検出されたX方向、Y方向及びZ方向における相対位置の変化に基づいて表面粗さ計33の測定値を、例えばリアルタイムに補正する。
相対位置変化検出手段は、ロボットアーム11側で相対位置の変化を検出してもよいし、定盤18側で相対位置の変化を検出してもよい。
図9は、相対位置変化検出手段の一例としてアーム振動検出手段55を示す。アーム振動検出手段55は、ロボットアーム11側で、定盤18とロボットアーム11との間の相対位置の変化を検出する。
好ましくは、ロボットアーム11のエンドエフェクタEEで表面粗さ計33を保持した状態で、アーム振動検出手段55は定盤18に対するロボットアーム11の各方向における相対位置の変化(振動)をリアルタイムに検出する。リアルタイムとは、相対位置の変化(振動)の検出が必要な時間(表面粗さ計33による粗さ測定が行われている時間)内において常時あるいは一定間隔で振動が検出されることを意味する。また、一定時間間隔に限らず、不等時間間隔で振動を検出してもよい。更に、リアルタイムに振動検出する場合に限らない。例えば、アーム振動検出手段55は、表面粗さ測定を行う前又は後に、一定時間間隔だけロボットアーム11の各方向における振動を検出することにしてもよい。この場合、アーム振動検出手段55は振動の波形を検出し記憶部に記憶する。振動補正部32は、記憶部から振動の波形成分を読みだして、その波形成分を表面粗さ計33の測定データ(波形)から除くことにより、振動補正を行うことができる。
また、アーム振動検出手段55は表面粗さ計33を保持するエンドエフェクタEEの近傍に設けられることが好ましい。ロボットアーム11の先端は振動の影響を受けやすく、且つ、表面粗さ計33に最も近い位置である。そのため、この位置は、ワークWに対する表面粗さ計33の相対位置の変化を検出するのに好適である。
なお、相対位置変化検出手段として、アーム振動検出手段55に代えて、ロボットアーム11の位置を基準として、定盤18側で定盤18とロボットアーム11との間の相対位置の変化を検出する定盤振動検出手段(不図示)を測定装置200に設けてもよい。例えば、ロボットアーム11に基準としてのリフレクタ(不図示)を設け、定盤18の近傍、例えば定盤18上に定盤振動検出手段として、レーザを用いてリフレクタとの相対位置の変化を検出するレーザトラッカ(不図示)を設けてもよい。好ましくは、リフレクタはエンドエフェクタEE近傍に配置される。これにより、ロボットアーム11に保持される表面粗さ計33と定盤18との間の相対位置の変化を正確に検出することができる。
あるいは、相対位置変化検出手段として、ロボットアーム11(エンドエフェクタEE)の位置を検出するアーム位置検出手段(不図示)と定盤18の位置を検出する定盤位置検出手段(不図示)とを測定装置200に設けてもよい。この構成は、ロボットアーム11と定盤18とのいずれか一方のみに相対位置変化検出手段を設ける構成と比較して、両者の相対位置の変化をより正確に検出することができるという利点がある。この場合、振動補正部32は、アーム位置検出手段からの出力と定盤位置検出手段からの出力とに基づいて、X方向、Y方向及びZ方向における定盤18とロボットアーム11との間の相対位置の変化を算出する。
図10は、第2実施形態に係る測定方法を示すフローチャートである。図10は、図4に示すフローチャートにステップS13とS20とを追加したものである。図10に示すように、第2実施形態に係る測定方法では、ステップS12の表面粗さ測定工程と並行して、相対位置変化検出手段は定盤18とロボットアーム11との間の相対位置の変化を検出し、検出結果をコンピュータ50に出力する(ステップS13:相対位置変化検出工程)。コンピュータ50の振動補正部32は、検出された相対位置の変化に基づいて表面粗さ計33による測定値を補正する。具体的には、例えば、振動補正部32は、X方向、Y方向、及びZ方向の各方向における相対位置の変化に基づいて各方向の相対位置の振動(相対位置の変化量及び変化の方向)を算出し、算出された振動と相殺するように、表面粗さ計33の測定値を補正する(ステップS20:振動補正工程)。
上述のように、ロボットアーム11のロボット基台35が定盤18の外に設置されている場合、ロボットアーム11の大きさについての制約は比較的小さくなるという利点がある。しかし、この場合、定盤18の振動系とロボットアーム11の振動系とが異なるため、ロボット基台35が定盤18上に設置されている場合と比べて、外部環境の振動による影響を受けやすくなり、定盤18とロボットアーム11との相対位置も変化しやすくなる。また、ロボットアーム11に設けられたモータの駆動系等によるロボットアーム11自体の振動によっても、定盤18とロボットアーム11との間の相対位置は変化しうる。この相対位置の変化により、定盤18上に載置されたワークWとロボットアーム11に保持される表面粗さ計33との間の相対位置も変化するため、この相対位置の変化は表面粗さ計33の測定値にも影響を与えうる。
第2実施形態では、相対位置変化検出手段によりロボットアーム11と定盤18との間の相対位置の変化(言い換えると、表面粗さ計33とワークWとの間の相対位置の変化)を検出し、相対位置の変化に基づいて表面粗さ計33の測定値を補正する。これにより、ロボットアーム11と定盤18との間の相対位置の変化による表面粗さ計33の測定精度の低下を抑制することができる。
なお、相対位置変化検出手段がリアルタイムに相対位置の変化を検出する場合、ステップS12の表面粗さ測定工程を行っている間にステップS20の振動補正工程を行うことにしてもよい。相対位置の変化の検出時と補正時との時間差(タイムラグ)が小さくなるため、補正の精度を向上させることができる。
上記説明では、三次元測定工程の後に表面粗さ測定工程を行う実施形態について説明を行ったが、当然ながら、表面粗さ測定工程の後に三次元測定工程が行われてもよい。
<第2実施形態の変形例1>
例えば、三次元座標測定機8が門型の三次元座標測定機である場合、門の移動により定盤18が水平方向に対して傾斜することがありうる。何らかの原因により定盤18が傾斜した場合、定盤18上に載置されたワークWを測定する三次元座標測定機8の測定範囲は定盤18の傾斜に追従するため(ヘッド12と定盤18との相対位置は、定盤18の傾斜に影響を受けにくい)、三次元座標測定機8の測定値は比較的定盤18の傾斜から影響を受けにくい。しかし、第2実施形態に係る測定装置200において定盤18の振動系とロボットアーム11の振動系とは異なるため、この定盤18の傾斜は表面粗さ計33による測定値に影響を与えうる。
そこで、図10に示す第2実施形態に係る測定装置200に、更に、定盤18の傾斜を検出する傾斜検出手段(図9の符号56)を設けてもよい。好ましくは、傾斜検出手段は定盤18近傍に設けられる。傾斜検出手段56として、例えば、傾斜センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ等が挙げられる。また、X方向及びY方向及びZ方向のそれぞれに複数の傾斜検出手段56を設けてもよい。
振動補正部32は、相対位置変化検出手段によって検出された相対位置の変化と、傾斜検出手段56によって検出された定盤18の傾斜とに基づいて、表面粗さ計33の測定値を、例えばリアルタイムに補正する。これにより、表面粗さ計33の測定値の精度を一層向上させることができる。
なお、相対位置変化検出手段に代えて、傾斜検出手段56を設けてもよい。
<第2実施形態の変形例2>
第2実施形態の測定装置200ではロボット基台35が定盤18の外に設置されている。当然ながら、ロボット基台35は定盤18上に設置されてもよい。この場合、定盤18の振動系とロボットアーム11の振動系とが同じになるため、定盤18とロボットアーム11との相対位置の変化は第2実施形態と比べて小さくなる。しかし、それでも、ロボットアーム11に設けられたモータの駆動系等によりロボットアーム11自体は振動しうる。また、表面粗さ計33は、ロボットアーム11の先端(エンドエフェクタEE側)に保持されるため、この振動の影響を受けやすい。つまり、ロボットアーム11自体の振動によって生じる定盤18とロボットアーム11との間の相対位置の変化により、定盤18上に載置されたワークWとロボットアーム11に保持される表面粗さ計33との間の相対位置も変化するため、この相対位置の変化は表面粗さ計33の測定値にも影響を与えうる。
そこで、ロボット基台35が定盤18上に設置されている第1実施形態の構成に、第2実施形態の相対位置変化検出手段と振動補正部32とを追加してもよい。これにより、ロボットアーム11自体の振動によって表面粗さ計33の測定値の精度が低下することを抑制することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る測定装置300について説明する。図11は、第3実施形態に係る測定装置300の概略構成図である。図11に示すように、第3実施形態に係る測定装置300は、三次元座標測定機8、ロボットアーム11と、温度検出手段60、コンピュータ51、及びコントローラ40とを備える。
第3実施形態に係る測定装置300は、温度検出手段60を備えることと、コンピュータ31に代えてコンピュータ51を備えることとが、第1実施形態に係る測定装置100と相違する。その他の構成は第1実施形態と基本的に同じである。第3実施形態でも、第1実施形態と同様に、ワークWの姿勢を変更することなくワークWの三次元座標測定と表面粗さ測定とを少ない工程で効率良く行うことができる。
温度検出手段60はワークWの温度を検出し、検出した温度をコンピュータ51に出力する。温度検出手段60としては、任意の種類の温度センサを用いることができる。温度検出手段60として、例えば、熱電対温度計、抵抗温度計、赤外線温度計、バイメタル温度計等が挙げられる。
温度検出手段60は、定盤18に載置されたワークWの温度を検出できれば、どこに設けられてもよい。例えば、ワークWを定盤18に載置してから、ユーザが温度検出手段60をワークWに近接(あるいは接触)させて温度検出を行ってもよい。好ましくは、三次元座標測定機8のヘッド12に温度検出手段60は保持される。これにより、ヘッド12を移動させることにより、温度検出手段60を自在にワークWに近接させたりワークWから退避させたりすることができる。
あるいは、好ましくは、ロボットアーム11のエンドエフェクタEEに温度検出手段60は保持される。これにより、ロボットアーム11を移動させることにより、温度検出手段60を自在にワークWに近接させたりワークWから退避させたりすることができる。
また、エンドエフェクタEEは、温度検出手段60と表面粗さ計33とを一緒に保持可能に構成されてもよい。あるいは、温度検出時にはエンドエフェクタEEに温度検出手段60を保持させ、粗さ測定時には温度検出手段60を表面粗さ計33に付け替えるように構成してもよい。
あるいは、表面粗さ計33を保持するロボットアーム11とは別体のロボットアームに温度検出手段60を保持させてもよい。また、三次元座標測定及び表面粗さ測定に並行してリアルタイムにワークWの温度を検出させてもよい。
コンピュータ51は、コンピュータ31の構成に加え、更に、温度検出制御部30Eと、温度補正部(温度補正手段)34とを備える。温度検出制御部30Eは温度検出手段60を制御する。温度補正部34は、検出されたワークWの温度に基づいて三次元座標測定機8の測定値及び表面粗さ計33の測定値を補正する。
図12は第3実施形態に係る測定方法を示すフローチャートである。図12に示すように、第3実施形態に係る測定方法は、第1実施形態に係る測定方法にステップS30及びS31を追加したものである。
第3実施形態では、ステップS11の三次元測定工程及びステップS12の表面粗さ測定工程に先立って、温度検出手段60はワークWの温度を検出し、検出された温度をコンピュータ51に出力する(ステップS30:温度検出工程)。
その後、ステップS11の三次元測定工程及びステップS12の表面粗さ測定工程を行う。ステップS31において、温度補正部34は、検出された温度に基づいて、三次元座標測定機8の測定値及び表面粗さ計33の測定値の温度補正を行う(温度補正工程)。このように、ワークWの温度に基づいて三次元座標測定機8の測定値及び表面粗さ計33の測定値を補正することにより、三次元測定及び表面粗さ測定の精度を向上させることができる。
なお、温度検出手段60がリアルタイムに温度を検出する場合、ステップS11の三次元測定工程及びステップS12の表面粗さ測定工程に並行して、ステップS30の温度検出工程及びにステップS31の温度補正工程を行うことにしてもよい。温度検出時と補正時との時間差(タイムラグ)が小さくなるため、一層精度良く補正することができる。
また、ステップS11の三次元測定工程及びステップS12の表面粗さ測定工程に先立って、温度補正部34は、温度検出手段60により検出されたワークWの温度に基づいて三次元座標測定の可否又は表面粗さ測定の可否を判定するように温度判定工程を追加してもよい(不図示)。温度判定工程において検出された温度が所定の温度条件を満たさないと判定された場合、ワークWは定盤18上から排出され、別のワークWが定盤18上に載置されることにしてもよい。
上記説明では、三次元測定工程の後に表面粗さ測定工程を行う実施形態について説明を行ったが、当然ながら、表面粗さ測定工程の後に三次元測定工程が行われてもよい。
<第3実施形態の変形例1>
ロボットアーム11に温度検出手段60を設け、ロボットアーム11にワークWを定盤18に搬送させるように構成してもよい。この場合、更に、ロボットアーム11でワークWを定盤18に搬送する間に温度検出手段60による温度検出を開始するように構成してもよい。この構成によれば、早いタイミングで温度検出を開始できるため、温度検出手段60の立ち上がりを待つ時間を短縮することができ、測定装置300の稼働率を向上させることができる。
この第3実施形態の変形例1の構成において、更に、ワークWを定盤18に載置する前にワークWをロボットアームで保持した状態で上記の温度判定工程を行ってもよい。所定の温度条件を満たさないと判定されたワークWをロボットアームで保持した状態から速やかに測定装置300から排出することができるため、一層効率的に測定を行うことができる。
ここで、ワークWを搬送するロボットアームは、表面粗さ計33を保持するロボットアーム11と別体でもよい。つまり、図11に示す第3実施形態に係る測定装置300に、更に、ワークWを定盤18に搬送する搬送用ロボットアームを追加し、この搬送用ロボットアームに温度検出手段60を設けてもよい。
<第3実施形態の変形例2>
上記の第3実施形態及びその変形例1では、ロボット基台35は定盤18上に設置されているが、当然ながら、ロボット基台35は定盤18の外に設置されてもよい。また、第2実施形態及びその変形例と第3実施形態とを任意に組み合わせることも可能である。
<効果>
以上で説明したように、第1から第3実施形態及びこれらの変形例では、定盤18に設置されたワークWに対して三次元座標の測定及び表面粗さの測定をワークWの再設置をすることなく行うことができるので、ワーク設置にかかる工数を削減することができる。また、ロボットアーム11により表面粗さ計33の位置及び姿勢を変位自在に変更することができるので、様々な形のワークWを正確に測定することができ、ワークWの姿勢を変更することなく多くの測定箇所を測定することができる。
第2実施形態及びその変形例1及び2によれば、相対位置変化検出手段により定盤18とロボットアーム11との相対位置の変化を検出し、振動補正部32により相対位置の変化に基づいて表面粗さ計33の測定値を補正する。これにより、ロボットアーム11と定盤18との間の相対位置の変化による表面粗さ計33の測定精度の低下を抑制することができる。あるいは、相対位置変化検出手段に代えて、傾斜検出手段56を設けてもよい。
第3実施形態及びその変形例によれば、温度検出手段60によりワークWの温度を測定し、温度補正部34により、ワークWの温度に基づいて三次元座標測定機8の測定値及び表面粗さ計33の測定値を補正する。これにより、三次元測定及び表面粗さ測定の精度を向上させることができる。
なお、第2及び第3実施形態では、測定装置200及び300が振動補正部32及び温度補正部34を備える構成について説明した。しかし、振動補正部32及び温度補正部34を測定装置200及び300とは別の外部装置に設けてもよい。この場合、表面粗さ計33の測定値と、相対位置変化検出手段、傾斜検出手段及び温度検出手段60の検出結果とを、測定装置200及び300から外部装置に出力し、外部装置で表面粗さ計33の測定値を補正する。
<その他>
上記各実施形態では、ロボットアーム11に表面粗さ計33が着脱自在に保持される構成を採用したが、ロボットアーム11と表面粗さ計33とは一体で構成されてもよい。この場合においても、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上で本発明の例に関して説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
<応用例>
上記各実施形態では、ロボットアーム11に保持された表面粗さ計33を用いてワークWを測定する場合について説明したが、ロボットアーム11に保持させるものは表面粗さ計33に限らず、後述するカメラや形状測定センサなどであってもよい。
(応用例1)
応用例1は、上記各実施形態において、表面粗さ計33に代えて、カメラをロボットアーム11に保持させたものである。例えば、三次元座標測定機8の測定プローブが入らないような複数の小さな穴(例えば直径0.5mm未満のピンホール)がワークWに形成されていることがある。このような場合に、ロボットアーム11を駆動してカメラでワークW上の穴を撮像し、その画像を用いて穴径を測定したり、穴の間隔を測定したりすることができる。また、ロボットアーム11によりカメラは様々な姿勢で撮影可能となるので、ワークWを設置し直す必要がなく効率な測定を行うことができる。
(応用例2)
応用例2は、上記各実施形態において、表面粗さ計33に代えて、形状測定センサをロボットアーム11に保持させたものである。形状測定センサは、三次元座標測定機8の測定プローブでは測定できないような微細な表面形状を測定可能な高精細センサであり、好ましくは、ワークWの測定面に接触しないで形状測定を行う非接触式の高精細センサが用いられる。このような非接触式の高精細センサとしては、全焦点顕微鏡、共焦点顕微鏡、白色干渉顕微鏡、レーザ変位計などを挙げることができる。例えば、三次元座標測定機8の測定プローブでは測定できないような多数の小さな刻み目(ギザギザ)がワークWの表面に形成されている場合、ロボットアーム11を駆動して、形状測定センサで刻み目の寸法(粗さ)を測定することができる。また、ロボットアーム11により形状測定センサは様々な姿勢で測定可能となるので、ワークWを設置し直す必要がなく効率な測定を行うことができる。
1 :測定装置
8 :三次元座標測定機
10 :キャリッジ
11 :ロボットアーム
12 :ヘッド
14 :ビーム
16L :コラム
16R :コラム
17 :Y軸駆動機構
18 :定盤
20 :基台
22 :Z軸スピンドル
23 :プローブヘッド
24 :スタイラス
26 :測定子
30 :制御部
30A :三次元座標測定制御部
30B :ロボット制御部
30C :表面粗さ測定制御部
30D :相対位置変化検出制御部
30E :温度検出制御部
31、50、51:コンピュータ
32 :振動補正部
33 :表面粗さ計
34 :温度補正部
35 :ロボット基台
40 :コントローラ
41 :触針
43 :測定子
45 :検出器本体
49 :信号処理部
55 :アーム振動検出手段
56 :傾斜検出手段
60 :温度検出手段
EE :エンドエフェクタ
W :ワーク

Claims (23)

  1. 測定対象であるワークが設置される定盤と、
    前記定盤に対して相対移動可能に構成されたプローブであって、前記ワークの三次元測定を行うプローブと、
    前記定盤に対して相対移動可能に構成されたロボットアームであって、表面粗さ計を保持可能に構成されたロボットアームと、
    前記プローブ及び前記ロボットアームを制御する制御部と、
    を備える測定装置。
  2. 前記ロボットアームの先端に前記表面粗さ計を備え、
    前記制御部は、前記表面粗さ計の動作を制御する請求項1に記載の測定装置。
  3. 測定対象であるワークが設置される定盤と、
    前記定盤に対して相対移動可能に構成されたプローブであって、前記ワークの三次元測定を行うプローブと、
    前記定盤に対して相対移動可能に構成され、先端に表面粗さ計を有するロボットアームと、
    前記プローブ、前記ロボットアーム及び前記表面粗さ計を制御する制御部と、
    を備える測定装置。
  4. 前記定盤と前記ロボットアームとの相対位置の変化を検出する相対位置変化検出手段と、
    前記相対位置変化検出手段の検出結果に基づいて前記表面粗さ計による測定結果を補正する振動補正手段と、
    を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の測定装置。
  5. 前記相対位置変化検出手段は、前記ロボットアームの振動を検出するアーム振動検出手段を含む、
    請求項4に記載の測定装置。
  6. 前記ロボットアームはエンドエフェクタを備え、
    前記相対位置変化検出手段は前記エンドエフェクタ近傍に設けられる、
    請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記相対位置変化検出手段は、前記定盤の位置を検出する定盤位置検出手段と、前記ロボットアームの先端近傍の位置を検出するアーム位置検出手段とを含む、
    請求項4に記載の測定装置。
  8. 前記ワークの温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段による検出結果に基づいて前記表面粗さ計による測定結果を補正する温度補正手段と、
    を備える請求項1から7のいずれか1項に記載の測定装置。
  9. 前記ロボットアームはエンドエフェクタを備え、
    前記温度検出手段は前記エンドエフェクタに設けられる、
    請求項8に記載の測定装置。
  10. 前記ロボットアームを支持するロボット基台は前記定盤の外に設けられる、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の測定装置。
  11. 前記ロボットアームを支持するロボット基台は前記定盤上に設けられる、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の測定装置。
  12. 前記ワーク上の測定点に対応する位置に前記ロボットアームを前記定盤に対して相対的に移動させるロボットティーチング情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部から前記ロボットティーチング情報を読みだして、前記ロボットアームを制御する請求項1から11のいずれか1項に記載の測定装置。
  13. 前記プローブは前記定盤上に立設されたキャリッジに支持されており、
    前記制御部は、前記表面粗さ計又は前記プローブで測定を行う場合に前記キャリッジと前記ロボットアームとが衝突しないように前記キャリッジと前記ロボットアームと相対的に移動させる、
    請求項12に記載の測定装置。
  14. 前記ロボットアームは、前記定盤の一端側に設置され、
    前記制御部は、前記表面粗さ計で測定を行う場合には、前記キャリッジを、前記ロボットアームが設置された前記一端側と対向する他端側に移動させる、
    請求項13に記載の測定装置。
  15. 前記ロボットアームは多関節型アームである、請求項1から14のいずれか1項に記載の測定装置。
  16. 定盤に対して相対移動可能に構成されたプローブにより、前記定盤に載置された、測定対象であるワークの三次元測定を行う三次元測定ステップと、
    前記定盤に対して相対移動可能に構成されたロボットアームの先端に設けられた表面粗さ計により、前記ワークの表面粗さ測定を行う表面粗さ測定ステップと、
    を含み、
    前記三次元測定ステップと前記表面粗さ測定ステップとにおいて、前記ワークは同一の位置及び同一の姿勢である、
    測定方法。
  17. 前記定盤と前記ロボットアームとの相対位置の変化を検出する相対位置変化検出ステップと、
    前記相対位置変化検出ステップによる検出結果に基づいて前記表面粗さ測定ステップによる測定結果を補正する補正ステップと、
    を含む請求項16に記載の測定方法。
  18. 前記相対位置変化検出ステップは前記ロボットアームの振動を検出するステップを含む、
    請求項17に記載の測定方法。
  19. 前記相対位置変化検出ステップは前記定盤の位置を検出するステップと、
    前記ロボットアームの先端近傍の位置を検出するステップとを含む、
    請求項17に記載の測定方法。
  20. 前記ワークの温度を検出する温度検出ステップと、
    前記温度検出ステップによる検出結果に基づいて前記表面粗さ測定ステップによる測定結果を補正する温度補正ステップと、
    を含む、請求項16から19のいずれか1項に記載の測定方法。
  21. 前記温度検出ステップは前記ワークを前記定盤に搬送している間に行われる、
    請求項20に記載の測定方法。
  22. 前記ワーク上の測定点に対応する位置に前記ロボットアームを前記定盤に対して相対的に移動させるロボットティーチング情報を記憶部に記憶する測定準備ステップ
    を含み、
    前記表面粗さ測定ステップは、前記記憶部から読みだされた前記ロボットティーチング情報に基づいてコンピュータが前記ロボットアームを制御することにより行われる、請求項16から21のいずれか1項に記載の測定方法。
  23. 前記プローブは前記定盤上に立設されたキャリッジに支持されており、
    前記三次元測定ステップ又は前記表面粗さ測定ステップを行う場合に前記キャリッジと前記ロボットアームとが衝突しないように前記キャリッジと前記ロボットアームと相対的に移動させる退避ステップ、
    を含む請求項16から22のいずれか1項に記載の測定方法。
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