JP2021092432A - 三次元測定機 - Google Patents

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佳祐 薬袋
悠之介 鈴木
Yunosuke Suzuki
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Abstract

【課題】角度誤差の補正が可能な三次元測定機を提供することを課題とする。【解決手段】被測定物の位置を測定するプローブと、前記プローブを移動させる移動部と、第1基準球と、X軸方向において前記第1基準球と対向する第2基準球と、Y軸方向において前記第1基準球と対向する第3基準球と、Z軸方向において前記第1基準球と対向する第4基準球と、第1〜4基準球を定盤上に支持する支持部材と、プローブが測定する第1〜第4基準球の座標に基づいて、前記X軸と前記Y軸との間の角度として第1の角度、前記Y軸と前記Z軸との間の角度として第2の角度、前記Z軸と前記X軸との間の角度として第3の角度を取得する角度取得部と、第1〜第3の角度それぞれと90°との角度誤差を補正する補正部と、を具備し、第1〜第4基準球および支持部材の熱膨張率は、移動部の熱膨張率よりも低い三次元測定機。【選択図】図1

Description

本発明は三次元測定機に関する。
三次元測定機は、位置を測定するためのプローブと、プローブを移動させる移動機構とを備える。測定値に誤差が生じる恐れがある。三次元測定機に設けられた基準球から、空間精度補正の基準となる基点までの位置ベクトルに基づき、プローブの交換などを行った場合における基点の誤差を補正する技術がある(例えば特許文献1)。
特開2009−288227号公報
ところで、三次元測定機で被測定物を測定するためには、X軸、Y軸、およびZ軸間が互いに直交する三次元座標系を設定する。しかし、温度変化などによる測定器の変形によって、軸間の角度に誤差が生じる恐れがある。そこで、角度誤差の補正が可能な三次元測定機を提供することを目的とする。
上記目的は、被測定物の位置を測定するプローブと、前記プローブを移動させる移動部と、第1基準球と、X軸方向において前記第1基準球と対向する第2基準球と、Y軸方向において前記第1基準球と対向する第3基準球と、Z軸方向において前記第1基準球と対向する第4基準球と、前記第1基準球、前記第2基準球、前記第3基準球および前記第4基準球を定盤上に支持する支持部材と、前記プローブが測定する前記第1基準球、前記第2基準球、前記第3基準球、および前記第4基準球の座標に基づいて、前記X軸と前記Y軸との間の角度として第1の角度、前記Y軸と前記Z軸との間の角度として第2の角度、前記Z軸と前記X軸との間の角度として第3の角度を取得する角度取得部と、前記第1の角度、前記第2の角度および前記第3の角度それぞれと90°との角度誤差を補正する補正部と、を具備し、前記第1基準球、前記第2基準球、前記第3基準球、前記第4基準球および前記支持部材の熱膨張率は、前記移動部の熱膨張率よりも低い三次元測定機によって達成できる。
角度誤差の補正が可能な三次元測定機を提供できる。
図1(a)は実施形態に係る三次元測定機を例示するブロック図である。図1(b)は三次元測定機の定盤付近を例示する斜視図である。図1(c)は各基準球の中心および軸を示す模式図である。 図2(a)は制御部が実行する処理を例示するフローチャートである。図2(b)は基準球の中心を示す模式図である。 図3は第2実施形態に係る三次元測定機を例示する斜視図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して本実施形態の三次元測定機について説明する。図1(a)は第1実施形態に係る三次元測定機100を例示するブロック図である。三次元測定機100は移動部20、温度測定部19、およびプローブ27を有し、制御部10に制御される。制御部10は例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置、およびメモリなどの記憶装置を有するコンピュータである。制御部10は移動制御部12、座標取得部14、角度取得部16、補正部18として機能する。これら各部分については後述する。温度測定部19は例えば定盤21付近に配置され、定盤21付近の温度を測定する。
図1(b)は三次元測定機100の定盤21付近を例示する斜視図である。定盤21はX軸、Y軸およびZ軸それぞれに延伸する辺を有する板である。X軸、Y軸およびZ軸は互いに直交する。以下、+Z側を上側、−Z側を下側とする。定盤21のXY平面の上に、移動部20、4つの基準球40、42、44および46が設けられている。定盤21の上には不図示のワークおよび治具などを配置することができる。
移動部20はプローブ27を移動させる機構であり、スライド機構23、2つの支持体22aおよび22b、ビーム24、およびコラム26を有する。スライド機構23は定盤21の表面に設けられ、Y軸方向に延伸する。支持体22aおよび22bはZ軸方向に延伸する支柱である。支持体22aはスライド機構23の上に配置され、支持体22aの下端はスライド機構23に支持されている。支持体22bはスライド機構23および支持体22aから離間し、支持体22bの下端は定盤21の表面に設けられている。
ビーム24はX軸方向に延伸し、支持体22aおよび22bの上端に支持される。コラム26はZ軸方向に延伸し、ビーム24に取り付けられている。コラム26の−Z側先端にスピンドル25が設けられ、スピンドル25の先端にはプローブ27が取り付けられている。
スライド機構23は支持体22aをスライド移動させる。支持体22aは支持体22b、ビーム24およびコラム26とともに、スライド機構23に沿ってY軸方向に移動可能である。ビーム24およびコラム26はスライド機構を含む。コラム26はビーム24に沿ってX軸方向に移動可能である。スピンドル25はコラム26に沿ってZ軸方向に移動可能である。すなわち、移動部20により、スピンドル25の先端に取り付けたプローブ27をX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動させることができる。
ビーム24の表面にはX軸方向の変位を測定するためのスケール30が設けられている。スライド機構23の表面にはY軸方向の変位を測定するためのスケール32が設けられている。コラム26の表面にはZ軸方向の変位を測定するためのスケール34が設けられている。
基準球40は支柱50で定盤21の表面に支持され、基準球42は支柱52で定盤21の表面に支持され、基準球44は支柱54で定盤21の表面に支持される。基準球46は支柱56で基準球40に連結され、支持される。4つの基準球の半径は互いに等しく、既知の値である。基準球40(第1基準球)と基準球42(第2基準球)とはX軸方向において対向する。基準球40と基準球44(第3基準球)とはY軸方向において対向する。基準球40と基準球46(第4基準球)とはZ軸方向において対向する。4つの基準球は定盤21上に固定され、三次元座標系を形成する。
図1(c)は各基準球の中心および軸を示す模式図である。基準球40の中心の座標を(X1,Y1,Z1)、基準球42の中心の座標を(X2,Y2,Z2)、基準球44の中心の座標を(X3,Y3,Z3)、基準球46の中心の座標を(X4,Y4,Z4)とする。基準球40の中心と基準球42の中心とを結ぶ線分L1はX軸方向に延伸する。基準球40の中心と基準球44の中心とを結ぶ線分L2はY軸方向に延伸する。基準球40の中心と基準球46の中心とを結ぶ線分L3はZ軸方向に延伸する。線分L1と線分L2との間の角度θxy、線分L2と線分L3との間の角度θyz、線分L3と線分L1との間の角度θzxはいずれも90°である。
4つの基準球、およびそれらを支持する支柱は例えばセラミック、ガラス、またはこれらを含む複合材など、熱膨張しにくい材料で形成される。基準球および支柱の熱膨張率は、スライド機構23、ビーム24およびコラム26などの熱膨張率に比べて低い。このため基準球が構成する角度θxy、θyzおよびθzxは変化しにくく、一定値(90°)を維持する。一方、スライド機構23、ビーム24およびコラム26、スケールなどは、温度変化に応じて変形することがある。反りおよび歪などの変形によって、角度に誤差が生じる恐れがある。本実施形態では、制御部10の処理によって角度誤差を補正する。
制御部10の移動制御部12は移動部20に電気信号を出力し、移動部20による移動を制御する。座標取得部14は被測定物の座標を取得する。角度取得部16は、中心の座標に基づいて、X軸とY軸との間の角度、Y軸とZ軸との間の角度、Z軸とX軸との間の角度としてそれぞれθ1、θ2、およびθ3を取得する。補正部18は、角度取得部16により算出された角度を補正する。
図2(a)は制御部10が実行する処理を例示するフローチャートである。三次元測定機100の納入時の受入検査および定期検査などにおいて精度の確認および補正があらかじめ行われている。図2の処理は、受入検査および定期検査とは別に、測定現場の環境下において行われる。
移動制御部12は移動部20を用いてプローブ27を移動させ、プローブ27は各基準球の表面に接触する。座標取得部14は、プローブ27の測定データに基づき、周知の方法で各基準球の中心の座標を取得する(ステップS10)。角度取得部16は、中心の座標に基づいて、X軸とY軸との間の角度、Y軸とZ軸との間の角度、およびZ軸とX軸との間の角度としてθ1、θ2およびθ3を取得する(第1の角度〜第3の角度、ステップS12)。補正部18は、得られた角度と90°との角度誤差を取得する(ステップS14)。
具体的な例を図2(b)に示す。図2(b)は基準球40、42および44の中心を示す模式図である。中心を結ぶ線分L1と線分L2間の角度θxyは90°である。移動部20の熱変形などにより、角度取得部16により算出される角度θ1は、正確な角度θxyよりも小さいものとする(図2(a)のステップS12)。補正部18は、正確な角度θxyとθ1との差Δθxyを算出する。補正部18が差Δθxyを算出値θ1に加算することで、正確な角度θxyが得られる(ステップS14)。算出される角度θ1が角度θxyより大きな場合、差Δθxyを角度θ1から減算することで補正を行う。他の軸間の角度についても同様の補正を行うことで、正確な角度θyzおよびθzxを得ることができる。
本実施形態によれば、基準球40と基準球42とがX軸方向において対向し、基準球40と基準球44とがY軸方向において対向し、基準球40と基準球46とがZ軸方向に対向する。プローブ27により測定する座標に基づき、角度取得部16は軸間の角度θ1〜θ3を取得する。補正部18は、取得された角度θ1〜θ3それぞれと90°との角度誤差を取得し、角度を補正する。これにより軸間の正確な角度θxy、θyzおよびθzxが得られるように、三次元測定機100を校正することができる。
図2(a)に示した補正の処理は、例えばワークの寸法測定などを行う現場において実施することが好ましい。測定の現場における温度変化によって移動部20に変形が生じた際に、角度誤差を補正することができる。また、温度測定部19により定盤21周辺の温度を測定し、温度が所定の大きさ以上に変化した際に補正の処理を行ってもよい。角度誤差が大きくなる環境において補正を実行することができる。
所定の温度ごとに図2の処理を行ってもよい。例えば5℃ごとに角度誤差を採取し、表1のような温度と角度誤差を対応したマップとして制御部10に記憶しておく。
Figure 2021092432
表1では角度誤差Δθxyが5℃においてk1、10℃においてk2、15℃においてk3などのデータが採取されている。測定現場での温度とデータとをもとに角度誤差を取得し、角度を補正することができる。例えば測定現場の温度が15℃である場合、角度誤差Δθxyとしてk3を用いて角度の補正を行えばよい。事前に角度誤差の測定を行っているため、測定現場では温度の測定と補正を行えばよく、測定現場での角度誤差の測定は行わなくてよい。
基準球および支柱の熱膨張率は、支持体、ビーム24およびコラム26などに比べて低い。4つの基準球が形成する軸間の角度θxy、θyzおよびθzxは90°から変化しにくい。したがってこれらの角度を基準として三次元測定機100の校正が可能である。
(第2実施形態)
図3は第2実施形態に係る三次元測定機200を例示する斜視図である。基準球40、42および44は定盤21の表面に配置され、かつ基準球同士が互いに連結されることで、定盤21上に支持される。基準球40と基準球42とは連結部60で連結され、基準球40と基準球44とは連結部62で連結され、基準球40と基準球46とは連結部64で連結される。連結部60はX軸方向に延伸し、連結部62はY軸方向に連結し、連結部64はZ軸方向に延伸する。3つの連結部は例えば基準球と同様にセラミックなど熱膨張しにくい材料で形成される。他の構成は第1実施形態と同じである。
第2実施形態においても第1実施形態と同様に図2(a)の処理を行う。このため軸間の正確な角度θxy、θyzおよびθzxが得られるように、三次元測定機200を校正することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 制御部
12 移動制御部
14 座標取得部
16 角度取得部
18 補正部
19 温度測定部
20 移動部
21 定盤
22a、22b 支持体
23 スライド機構
24 ビーム
25 スピンドル
26 コラム
27 プローブ
30、32、34 スケール
40、42、44、46 基準球
50、52、54、56 支柱
60、62、64 連結部
100、200 三次元測定機

Claims (1)

  1. 被測定物の位置を測定するプローブと、
    前記プローブを移動させる移動部と、
    第1基準球と、
    X軸方向において前記第1基準球と対向する第2基準球と、
    Y軸方向において前記第1基準球と対向する第3基準球と、
    Z軸方向において前記第1基準球と対向する第4基準球と、
    前記第1基準球、前記第2基準球、前記第3基準球および前記第4基準球を定盤上に支持する支持部材と、
    前記プローブが測定する前記第1基準球、前記第2基準球、前記第3基準球、および前記第4基準球の座標に基づいて、前記X軸と前記Y軸との間の角度として第1の角度、前記Y軸と前記Z軸との間の角度として第2の角度、前記Z軸と前記X軸との間の角度として第3の角度を取得する角度取得部と、
    前記第1の角度、前記第2の角度および前記第3の角度それぞれと90°との角度誤差を補正する補正部と、を具備し、
    前記第1基準球、前記第2基準球、前記第3基準球、前記第4基準球および前記支持部材の熱膨張率は、前記移動部の熱膨張率よりも低い三次元測定機。
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