JP2021092343A - ドレン水処理装置 - Google Patents

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洋平 西川
卓 木下
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Abstract

【課題】設置環境に関係なく、ドレン水の蒸発処理を良好に行うこと。【解決手段】蒸発器31、圧縮機32及び膨張機構34とともに冷媒が封入された冷凍回路30aを構成し、圧縮機32で圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器33と、凝縮器33の周囲を通過した空気が通過する導風路40を有し、排出口37cの近傍にファン41が設けられた導風路本体37と、導風路40を臨む態様で設けられ、かつ蒸発器31で生じたドレン水を貯留する蒸発用トレイ36とを備え、ファン41が駆動することにより、凝縮器33の周囲を通過した空気が導風路40を通過して排出口37cから排出されることにより、ドレン水の蒸発処理を行うドレン水処理装置30であって、蒸発用トレイ36に貯留するドレン水を超音波振動により導風路40に噴霧させる超音波素子38を備えている。【選択図】 図4

Description

本発明は、ドレン水処理装置に関し、より詳細には、収納対象となる商品を所望の温度状態に保持するショーケースに適用されるドレン水処理装置に関するものである。
従来、収納対象となる商品を所望の温度状態に保持するショーケースに適用されるドレン水処理装置として、蒸発用トレイを備えたものが知られている。蒸発用トレイは、圧縮機、凝縮器及び膨張機構とともに冷媒が封入された冷凍回路を構成する蒸発器に対応して設けられており、この蒸発器から生ずるドレン水を貯留するものである。蒸発用トレイに貯留されたドレン水は、蒸発用トレイに立設された蒸発用シート体により毛管現象により吸引され、蒸発用シート体の周囲を通過する空気によって蒸発して処理される(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−133977号公報
ところで、例えば梅雨等の外気温が比較的高くなく湿度が比較的高い場合、ショーケースが設置される店舗等では、エアコン等の空気調和機が駆動されないことがある。この場合、ショーケースの設置環境も高湿度となり、蒸発用シート体がドレン水を吸引できず、結果的にドレン水の蒸発処理を良好に行うことができない虞れがあった。
尚、ここではショーケースに適用されるドレン水処理装置について説明したが、ショーケース以外のドレン水処理装置についても同様の問題が生ずることはいうまでもない。
本発明は、上記実情に鑑みて、設置環境に関係なく、ドレン水の蒸発処理を良好に行うことができるドレン水処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るドレン水処理装置は、蒸発器、圧縮機及び膨張機構とともに冷媒が封入された冷凍回路を構成し、かつ前記圧縮機で圧縮された冷媒を自身の周囲を通過する空気に放熱させて凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器の周囲を通過した空気が通過する導風路を有し、該導風路の出口となる排出口の近傍にファンが設けられた導風路本体と、前記導風路を臨む態様で設けられ、かつ前記蒸発器で生じたドレン水を貯留する蒸発用トレイとを備え、前記ファンが駆動することにより、前記凝縮器の周囲を通過した空気が前記導風路を通過して前記排出口から排出されることにより、前記ドレン水の蒸発処理を行うドレン水処理装置であって、前記蒸発用トレイに貯留するドレン水を超音波振動により前記導風路に噴霧させる超音波素子を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記ドレン水処理装置において、前記導風路本体は、前記蒸発用トレイから噴霧されたドレン水が前記凝縮器の周囲を通過した空気とともに通過する前記導風路の一部を閉塞する態様で設けられ、かつ複数の通過孔が形成されたフィルタ部材を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記ドレン水処理装置において、前記フィルタ部材を加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るドレン水処理装置は、蒸発器、圧縮機及び膨張機構とともに冷媒が封入された冷凍回路を構成し、かつ前記圧縮機で圧縮された冷媒を自身の周囲を通過する空気に放熱させて凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器の周囲を通過した空気が通過する導風路を有し、該導風路の出口となる排出口の近傍にファンが設けられた導風路本体と、前記導風路を臨む態様で設けられ、かつ前記蒸発器で生じたドレン水を貯留する蒸発用トレイと、前記蒸発用トレイに立設され、かつ前記ドレン水を毛管現象により吸引する蒸発用シート体とを備え、前記ファンが駆動することにより、前記凝縮器の周囲を通過した空気が前記導風路を通過して前記排出口から排出されることにより、前記ドレン水の蒸発処理を行うドレン水処理装置であって、前記蒸発用シート体における前記導風路を通過する空気の通過方向下流側部分を加熱するヒータを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、超音波素子が、蒸発用トレイに貯留するドレン水を超音波振動により導風路に噴霧させるので、噴霧されたドレン水は、凝縮器の周囲を通過した空気と混合されて排出口より排出されることで蒸発が促進される。つまり、例えば梅雨等のように外気温が比較的高くなく湿度が比較的高い時期でショーケースの周囲環境の湿度が高い場合でも、噴霧されたドレン水に相対湿度を低下させた空気を混合させて蒸発を促進することができ、設置環境に関係なく、ドレン水の蒸発処理を良好に行うことができるという効果を奏する。
また本発明によれば、ヒータが、蒸発用シート体における導風路を通過する空気の通過方向下流側部分を加熱するので、例えば梅雨等のように外気温が比較的高くなく湿度が比較的高い時期でショーケースの周囲環境の湿度が高い場合でも、ドレン水の蒸発面積を拡大してその蒸発を促進することができ、設置環境に関係なく、ドレン水の蒸発処理を良好に行うことができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1であるドレン水処理装置が適用されたショーケースの内部構造を模式的に示す断面側面図である。 図2は、図1に示したドレン水処理装置の要部を示す斜視図である。 図3は、図1に示したドレン水処理装置の要部を示す斜視図である。 図4は、蒸発ユニットの構成を模式的に示す断面側面図である。 図5は、図4に示したファンが駆動した場合における空気の流れを模式的に示す断面側面図である。 図6は、本発明の実施の形態2であるドレン水処理装置の要部を模式的に示す断面側面図である。 図7は、図6に示したファンが駆動した場合における空気の流れを模式的に示す断面側面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るドレン水処理装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1であるドレン水処理装置が適用されたショーケースの内部構造を模式的に示す断面側面図である。ここで例示するショーケースは、ケース本体10を備えている。
ケース本体10は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)10aを有する断熱筐体である。このケース本体10は、その内部に収納室11が画成されているとともに、空気循環手段20及びドレン水処理装置30が設けられている。
収納室11は、上記前面開口10aを臨む態様で画成された室であり、複数(図示の例では5つ)の商品載置棚12が上下方向に沿って並べて配設されている。商品載置棚12は、それぞれ商品を載置するためのものである。
かかる収納室11の底部にはデッキパン13が配設されている。このデッキパン13は、上記商品載置棚12と同様に商品を載置するためのものである。
また収納室11の前方下部には吸込口14が形成されているとともに、収納室11の前方上部には吹出口15が形成されている。
吸込口14は、収納室11の内部の空気を吸い込むための開口であり、収納室11の左右方向に沿って延設されている。吹出口15は、収納室11の内部に空気を吹き出すための開口である。この吹出口15は、収納室11の左右方向に延設されている。この吹出口15には、図には明示しないが、ハニカム構造の整流部材が適宜取り付けられている。
空気循環手段20は、空気風路20aと循環ファン20bとを備えて構成されている。空気風路20aは、吸込口14から吹出口15に至る空気の風路である。
このような空気風路20aは、吸込口14に連通し、かつ収納室11外であってその下方にある下方側空気風路21と、収納室11外であってその背面側にある背面側空気風路22と、収納室11外であってその上方にある収納ボックス23と、収納室11外であってその上方にあり、かつ上記吹出口15に連通する上方側空気風路24とを互いに連通した態様で構成されている。
循環ファン20bは、駆動して空気を循環させるものであり、下方側空気風路21の所定部位に配設されている。本実施の形態1においては、循環ファン20bは下方側空気風路21の所定部位に配設されているが、本発明では、循環ファン20bの配設位置は特に限定されるものではなく、後述する循環ファン20bの機能を発揮することができる個所であればどこに配設しても構わない。
このような空気循環手段20においては、循環ファン20bが駆動することにより吸込口14を通じて収納室11の内部にある空気が吸い込まれ、吸い込まれた空気が空気風路20aを通過する態様で吹出口15まで送出され、吹出口15を通じて空気が収納室11の内部に吹き出されることにより、収納室11の内部と外部との間で空気を循環させるものである。
ドレン水処理装置30は、冷凍回路30aと蒸発ユニット30bとを備えて構成されている。冷凍回路30aは、蒸発器31と、圧縮機32と、凝縮器33と、膨張機構34とが冷媒管路35により順次接続されて構成されている。
蒸発器31は、収納ボックス23の内部に設置されており、供給された冷媒が蒸発することにより収納ボックス23の内部を通過する空気を冷却するものである。圧縮機32は、駆動することにより、蒸発器31で蒸発した冷媒を吸引して圧縮するものである。
凝縮器33は、図2及び図3に示すように、ケース本体10の天壁部の前方において立位姿勢で設置されている。この凝縮器33は、圧縮機32で圧縮されて自身を通過する冷媒と、周囲を通過する空気とを熱交換させて該冷媒を凝縮させるものである。膨張機構34は、凝縮器33で凝縮された冷媒を断熱膨張させて低温低圧の状態にさせて、上記蒸発器31に供給するものである。
図4は、蒸発ユニット30bの構成を模式的に示す断面側面図である。この図4に示すように、蒸発ユニット30bは、蒸発用トレイ36、導風路本体37及び超音波素子38を備えて構成されている。
蒸発用トレイ36は、凝縮器33の後方域に設置されている。この蒸発用トレイ36は、蒸発器31で生じたドレン水がドレン水チューブ36a(図2及び図3参照)を通じて供給されることにより、該ドレン水を貯留するものである。尚、図2及び図3中の符号36b及び36cは、それぞれオーバーフローチューブ及び排水チューブである。また図には明示しないが、蒸発用トレイ36には、例えば紫外線を発光して殺菌を行うことが可能なLED灯が設置されている。
導風路本体37は、蒸発用トレイ36の上方域であって凝縮器33の後方域に設置されている。この導風路本体37は、前面に導入口37aが形成され、下面に連通口37bが形成された箱体である。つまり、導風路本体37は、導入口37aを通じて内部が凝縮器33を臨むとともに、連通口37bを通じて内部が蒸発用トレイ36を臨んでいる。また導風路本体37の上面における後端部分には、左右方向が長手方向となる排出口37cが形成されている。
そのような導風路本体37には、ファン41、整流部材42、飛散防止部材43及びフィルタ部材44が設けられている。
ファン41は、複数(図示の例では4つ)設けてある。これらファン41は、排出口37cの下方において左右方向に並ぶ態様で並設されており、該排出口37cを閉塞している。つまり、ファン41は、排出口37cの近傍に設けてある。これらファン41は、図示せぬ制御部から駆動指令が与えられた場合に駆動するものである。
整流部材42は、例えば板金等により構成されるものであり、ファン41の下方域に設けられており、左端部分が導風路本体37の左面に接し、右端部分が導風路本体37の右面に接している。このような整流部材42は、第1整流部42a及び第2整流部42bを有している。第1整流部42aは、ファン41に一部が接した状態で後方に向かうに連れて漸次下方に傾斜する傾斜延在部分である。第2整流部42bは、第1整流部42aの後端部分に連続し、下方に向けて延在する延在部分である。
飛散防止部材43は、例えば板金等により構成されるものであり、導風路本体37の下方前端部分に設けられている。この飛散防止部材43は、後方に向かうに連れて漸次上方に延在する傾斜延在部分である。
このように整流部材42及び飛散防止部材43が設けられていることにより、導風路本体37の内部においては、ファン41が駆動する場合に、図4中の二点鎖線で示すような導風路40を有する。導風路40は、導入口37aを通じて導入された空気が連通口37bの近傍を通過し、整流部材42と導風路本体37の後面との間を通過して排出口37cに至る経路である。つまり、上記蒸発用トレイ36は、連通口37bを通じて導風路40を臨む態様で設けられている。
フィルタ部材44は、例えば板金等により構成された平板状部材である。このフィルタ部材44は、導風路40の一部、すなわち第2整流部42bと導風路本体37の後面との間の導風路40の一部を閉塞する態様で設けられている。フィルタ部材44には、上下方向に沿って延在する複数の通過孔44aが形成されている。
超音波素子38は、蒸発用トレイ36の底面に設けられている。この超音波素子38は、制御部から与えられる指令に応じて駆動するもので、駆動する場合に、超音波振動によりドレン水を微細な液滴として噴霧するものである。
以上のような構成によるショーケースにおいては、循環ファン20bが駆動することにより、収納室11の内部の空気が吸込口14を通じて吸い込まれ、下方側空気風路21及び背面側空気風路22を通過し、収納ボックス23に進入する。収納ボックス23に進入した空気は、上方側空気風路24を通過して吹出口15に至り、該吹出口15より吹き出される。吹出口15から吹き出された空気は、各商品載置棚12の先端部を通過しながら吸込口14に向けて流れることでエアカーテンを形成する。
上記ドレン水処理装置30においては、圧縮機32が駆動することにより、圧縮機32で圧縮された冷媒が凝縮器33で凝縮し、膨張機構34に至る。膨張機構34に送られた冷媒は、断熱膨張して蒸発器31に送出され、蒸発器31の冷媒流路を通過中に収納ボックス23を通過する空気と熱交換して蒸発する。蒸発した冷媒は、圧縮機32に吸引されて循環する。
このように圧縮機32が駆動することにより、収納ボックス23を通過する空気が冷却され、吹出口15からは冷却された空気が吹き出されることになり、この結果、収納室11の内部空気が冷却され、商品載置棚12等に載置された商品が冷却される。
また圧縮機32が駆動することにより、蒸発器31ではドレン水が生じ、生じたドレン水は、ドレン水チューブ36aを通じて蒸発用トレイ36に供給され、該蒸発用トレイ36に貯留される。
そして、上記ドレン水処理装置30においては、超音波素子38が駆動することにより、図5に示すように、蒸発用トレイ36に貯留されたドレン水が超音波振動により微細な液滴として噴霧される。噴霧されたドレン水は、連通口37bを通じて導風路本体37の導風路40に至る。
またファン41が駆動することにより、ケース本体10の外部の空気が凝縮器33の周囲を通過する。この凝縮器33の周囲を通過する空気は、凝縮器33を通過する冷媒との間で熱交換が行われ、該冷媒が放熱することで加熱される。加熱された空気、すなわち凝縮器33の周囲を通過した空気は、図5に示すように、相対湿度が低下した状態で導入口37aより導風路本体37の内部に導入され、導風路40(図4参照)を通過する。上述したように導風路40には、噴霧されたドレン水が存在しており、この噴霧されたドレン水が凝縮器33を通過した空気とともに、上方に向けて導風路40を通過し、フィルタ部材44の通過孔44aを通過してから排出口37cより外部に排出される。
以上説明したように、本発明の実施の形態1であるドレン水処理装置30によれば、超音波素子38が、蒸発用トレイ36に貯留するドレン水を超音波振動により導風路40に噴霧させるので、噴霧されたドレン水は、凝縮器33の周囲を通過した空気、すなわち凝縮器33で加熱されて相対湿度が低下した空気と混合されて排出口37cより排出されることで蒸発が促進される。つまり、例えば梅雨等のように外気温が比較的高くなく湿度が比較的高い時期でショーケースの周囲環境の湿度が高い場合でも、噴霧されたドレン水に相対湿度を低下させた空気を混合させて蒸発を促進することができ、設置環境に関係なく、ドレン水の蒸発処理を良好に行うことができる。
特に、複数の通過孔44aを有するフィルタ部材44が、第2整流部42bと導風路本体37の後面との間の導風路40の一部を閉塞する態様で設けられていることにより、すなわち蒸発用トレイ36から噴霧されたドレン水が凝縮器33の周囲を通過した空気とともに通過する導風路40の一部を閉塞する態様で設けられていることにより、通過面積を低下させて該フィルタ部材44の下方域で空気と霧状のドレン水とを滞留させて両者の混合を促進させることができる。これによりドレン水の蒸発処理を良好に行うことができる。
尚、本実施の形態1では述べていないが、フィルタ部材44を図示せぬ加熱手段により加熱することが好ましい。これにより通過孔44aを通過する空気を加熱して相対湿度を低下させ、霧状のドレン水との混合を更に促進させることができ、これによりドレン水の蒸発処理を良好に行うことができる。
<実施の形態2>
図6は、本発明の実施の形態2であるドレン水処理装置の要部を模式的に示す断面側面図である。尚、本発明の実施の形態2であるドレン水処理装置30′において、上述した実施の形態1であるドレン水処理装置30と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
ドレン水処理装置30′は、冷凍回路30aと蒸発ユニット30cとを備えて構成されている。冷凍回路30aは、蒸発器31と、圧縮機32と、凝縮器33と、膨張機構34とが冷媒管路35により順次接続されて構成されている。
蒸発器31は、収納ボックス23の内部に設置されており、供給された冷媒が蒸発することにより収納ボックス23の内部を通過する空気を冷却するものである。圧縮機32は、駆動することにより、蒸発器31で蒸発した冷媒を吸引して圧縮するものである。
凝縮器33は、前後方向に沿って空気を通過させる態様で起立姿勢で配置されている。この凝縮器33は、圧縮機32で圧縮され、かつ冷媒流路を通過する冷媒と、周囲を通過する空気とを熱交換させて該冷媒を凝縮させるものである。
蒸発ユニット30cは、蒸発用トレイ36及び導風路本体37を備えて構成されている。蒸発用トレイ36は、凝縮器33の後方域に設置されている。この蒸発用トレイ36は、蒸発器31で生じたドレン水がドレン水チューブ36aを通じて供給されることにより、該ドレン水を貯留するものである。
導風路本体37は、蒸発用トレイ36の上方域であって凝縮器33の後方域に設置されている。この導風路本体37は、前面に導入口37aが形成され、下面に連通口37bが形成された箱体であり、内部が導風路50となっている。つまり、導風路本体37は、導入口37aを通じて内部が凝縮器33を臨むとともに、連通口37bを通じて内部が蒸発用トレイ36を臨んでいる。また導風路本体37の上面における後端部分には、左右方向が長手方向となる排出口37cが形成されている。
そのような導風路本体37には、ファン41、第1蒸発用シート体51、第2蒸発用シート体52及びヒータ53が設けられている。
第1蒸発用シート体51は、短冊状のシートが左右に並ぶ態様で並設されて略直方体状に構成されたものであり、蒸発用トレイ36に立設されている。
第2蒸発用シート体52は、第1蒸発用シート体51と同様に、短冊状のシートが左右に並ぶ態様で並設されて略直方体状に構成されたものであり、該第1蒸発用シート体51の後方側となる態様で蒸発用トレイ36に立設されている。
つまり、第2蒸発用シート体52は、凝縮器33から離隔した個所に設けられており、排出口37cの下方域に立設されている。これら第1蒸発用シート体51及び第2蒸発用シート体52は、毛管現象によりドレン水を吸引するものである。
ヒータ53は、導風路本体37の後面に設けられている。このヒータ53は、制御部から与えられる指令に応じて駆動するものであり、駆動する場合に周囲を加熱するものである。このヒータ53の前面には、熱伝導性に優れた材質から構成された放熱板54が設けられている。かかる放熱板54は、ヒータ53から得た熱を周囲に放熱するためのものである。
以上のような構成を有するドレン水処理装置30′においては、圧縮機32が駆動することにより、圧縮機32で圧縮された冷媒が凝縮器33で凝縮し、膨張機構34に至る。膨張機構34に送られた冷媒は、断熱膨張して蒸発器31に送出され、蒸発器31の冷媒流路を通過中に収納ボックス23を通過する空気と熱交換して蒸発する。蒸発した冷媒は、圧縮機32に吸引されて循環する。
このように圧縮機32が駆動することにより、蒸発器31ではドレン水が生じ、生じたドレン水は、ドレン水チューブ36aを通じて蒸発用トレイ36に供給され、該蒸発用トレイ36に貯留される。
上記ドレン水処理装置30′においては、蒸発用トレイ36に貯留されたドレン水が毛管現象により第1蒸発用シート体51及び第2蒸発用シート体52に吸引される。またドレン水処理装置30′においては、ヒータ53が駆動することにより、放熱板54を通じて第2蒸発用シート体52が加熱されている。
そして、ファン41が駆動することにより、ケース本体10の外部の空気が凝縮器33の周囲を通過する。この凝縮器33の周囲を通過する空気は、凝縮器33を通過する冷媒との間で熱交換が行われ、該冷媒が放熱することで加熱される。加熱された空気、すなわち凝縮器33の周囲を通過した空気は、図7に示すように、相対湿度が低下した状態で導入口37aより導風路本体37の内部に導入され、第1蒸発用シート体51における短冊状のシート間を通過した後に、第2蒸発用シート体52の短冊状のシート間を通過し、その後に排出口37cより外部に排出される。
ここで第2蒸発用シート体52における短冊状のシート間を通過する空気は、既に第1蒸発用シート体51でドレン水を蒸発させているので、該第1蒸発用シート体51の通過時よりも温度が低くなり相対湿度が上昇している。
しかしながら、上述したようにヒータ53及び放熱板54により第2蒸発用シート体52が加熱されているので、すなわち蒸発用シート体における導風路50を通過する空気の通過方向下流側部分が加熱されているので、第2蒸発用シート体52でもドレン水の蒸発を促進することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態2であるドレン水処理装置30′によれば、ヒータ53が、第2蒸発用シート体52を加熱するので、例えば梅雨等のように外気温が比較的高くなく湿度が比較的高い時期でショーケースの周囲環境の湿度が高い場合でも、ドレン水の蒸発面積を拡大してその蒸発を促進することができ、設置環境に関係なく、ドレン水の蒸発処理を良好に行うことができる。
尚、本実施の形態2においては、第1蒸発用シート体51と第2蒸発用シート体52とに分離して蒸発用トレイ36に立設させていたが、本発明においては、蒸発用シート体は単数であっても良い。
上述した実施の形態1及び実施の形態2では、ショーケースに適用されるドレン水処理装置30,30′について説明したが、本発明においては、ショーケースに限られず、自動販売機等に適用されてもよい。
30…ドレン水処理装置、30a…冷凍回路、30b…蒸発ユニット、31…蒸発器、32…圧縮機、33…凝縮器、34…膨張機構、35…冷媒管路、36…蒸発用トレイ、37…導風路本体、37a…導入口、37b…連通口、37c…排出口、38…超音波素子、40…導風路、41…ファン、42…整流部材、43…飛散防止部材、44…フィルタ部材、44a…通過孔。

Claims (4)

  1. 蒸発器、圧縮機及び膨張機構とともに冷媒が封入された冷凍回路を構成し、かつ前記圧縮機で圧縮された冷媒を自身の周囲を通過する空気に放熱させて凝縮させる凝縮器と、
    前記凝縮器の周囲を通過した空気が通過する導風路を有し、該導風路の出口となる排出口の近傍にファンが設けられた導風路本体と、
    前記導風路を臨む態様で設けられ、かつ前記蒸発器で生じたドレン水を貯留する蒸発用トレイと
    を備え、前記ファンが駆動することにより、前記凝縮器の周囲を通過した空気が前記導風路を通過して前記排出口から排出されることにより、前記ドレン水の蒸発処理を行うドレン水処理装置であって、
    前記蒸発用トレイに貯留するドレン水を超音波振動により前記導風路に噴霧させる超音波素子を備えたことを特徴とするドレン水処理装置。
  2. 前記導風路本体は、前記蒸発用トレイから噴霧されたドレン水が前記凝縮器の周囲を通過した空気とともに通過する前記導風路の一部を閉塞する態様で設けられ、かつ複数の通過孔が形成されたフィルタ部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のドレン水処理装置。
  3. 前記フィルタ部材を加熱する加熱手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のドレン水処理装置。
  4. 蒸発器、圧縮機及び膨張機構とともに冷媒が封入された冷凍回路を構成し、かつ前記圧縮機で圧縮された冷媒を自身の周囲を通過する空気に放熱させて凝縮させる凝縮器と、
    前記凝縮器の周囲を通過した空気が通過する導風路を有し、該導風路の出口となる排出口の近傍にファンが設けられた導風路本体と、
    前記導風路を臨む態様で設けられ、かつ前記蒸発器で生じたドレン水を貯留する蒸発用トレイと、
    前記蒸発用トレイに立設され、かつ前記ドレン水を毛管現象により吸引する蒸発用シート体と
    を備え、前記ファンが駆動することにより、前記凝縮器の周囲を通過した空気が前記導風路を通過して前記排出口から排出されることにより、前記ドレン水の蒸発処理を行うドレン水処理装置であって、
    前記蒸発用シート体における前記導風路を通過する空気の通過方向下流側部分を加熱するヒータを備えたことを特徴とするドレン水処理装置。
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