JP2021091999A - 繊維体 - Google Patents

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田中 英樹
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Abstract

【課題】装置の消費電力を抑えることができ、かつ、プリンターに対して良好な通紙性を有する繊維体を提供する。【解決手段】繊維とセリシンとを含む繊維体であって、前記セリシンによって前記繊維が結着されている、繊維体。【選択図】図3

Description

本発明は、繊維体に関する。
抄紙法のように多量の水を用いないシートの製造方法が知られている。例えば特許文献1には、乾燥した繊維と、ポリエステルなどの樹脂と、を含む混合物を堆積させ、堆積された混合物を加熱することによって樹脂を軟化させて繊維同士を結着させるシートの製造方法が記載されている。
国際公開第2018/043034号
しかしながら、ポリエステルなどの軟化点の高い合成樹脂を用いると、高温で混合物を加熱する必要があり、装置の消費電力が増加する傾向にあった。一方、軟化点の低い合成樹脂を用いて製造されたシートをレーザープリンターに通紙すると、レーザープリンターの熱によって樹脂が軟化し、通紙性が悪化する場合があった。
本発明に係る繊維体の一態様は、
繊維とセリシンとを含む繊維体であって、前記セリシンによって前記繊維が結着されている。
前記繊維体の一態様において、
前記繊維体の厚さは、0.05mm以上1.0mm以下であってもよい。
前記繊維体の一態様において、
前記繊維体の密度は、0.5g/cm以上1.0g/cm以下であってもよい。
前記繊維体の一態様において、
前記繊維体における前記セリシンの含有量は、前記繊維と前記セリシンとの総量に対して、3質量%以上20質量%以下であってもよい。
前記繊維体の一態様において、
前記繊維体は、フィブロインを含んでもよい。
前記繊維体の一態様において、
前記繊維体における前記フィブロインの含有量は、前記繊維と前記セリシンと前記フィブロインとの総量に対して、2質量%以上40質量%以下であってもよい。
前記繊維体の一態様において、
前記繊維体は、記録用シートとして用いられてもよい。
本実施形態に係る繊維体成形方法を説明するためのフローチャート。 本実施形態に係る繊維体成形装置を模式的に示す図。 実施例および比較例の評価結果を示す表。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 繊維体
まず、本実施形態に係る繊維体について説明する。本実施形態に係る繊維体は、繊維と、セリシンと、を含む。さらに、本実施形態に係る繊維体は、フィブロインを含んでもよい。以下、本実施形態に係る繊維体の各成分について、順に説明する。
1.1. 繊維
繊維体に含まれる繊維の種類は、特に限定されないが、セルロース繊維が好ましい。セルロース繊維としては、天然セルロース繊維、化学セルロース繊維などが挙げられる。さらに詳しくは、セルロース繊維としては、例えば、セルロース、綿、大麻、ケナフ、亜麻、ラミー、黄麻、マニラ麻、サイザル麻、針葉樹、広葉樹、竹等からなるセルロース繊維が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、適宜混合して用いてもよい。セルロース繊維は、使用済みのコピー用紙などに対して精製を行った再生セルロース繊維であってもよい。セルロース繊維は、各種の表面処理が施されていてもよい。
1.2. セリシン
繊維体に含まれるセリシンは、家蚕、野蚕に由来する。家蚕、野蚕としては、例えば、クワコ、カンボウジュ、ウスバクワコ、インドイクワコ、テンサン、サクサン、タサール蚕、ムガ蚕、エリ蚕、レッドエリ蚕、クスサン、ヨナクニサン、セクロビアサン、クリキュラ、シンジュサン、オミズアオ、ウスダビガ、ロスチャイルドヤママユガ、ボロセラ、マルカレハ、ゴノメタ、バキパサ、アナフェ、これらの交雑種、遺伝子を組み換えた蚕が挙げられる。セリシンは、特に家蚕に由来することが好ましく、セリシン繭品種のセリシンホープ、裸蛹(Nd)、セリシン蚕(Nd−s)は、セリシンを効率的に得ることができる点でよい。
繊維体では、セリシンによって繊維が結着されている。セリシンは、繊維体に含まれる複数の繊維を結着するための結着材である。ここで、「セリシンによって繊維が結着されている」とは、繊維と繊維との間にセリシンが配置され、繊維と繊維とがセリシンを介して離れ難くなっている状態をいう。
繊維体におけるセリシンの含有量は、繊維とセリシンとの総量に対して、例えば、1質量%以上30質量%以下であり、好ましくは3質量%以上20質量%以下であり、より好ましくは5質量%以上15質量%以下である。繊維体におけるセリシンの含有量が3質量%以上であれば、繊維同士の結着力を強めることができ、繊維体の引張り紙力を向上させることができる。繊維体におけるセリシンの含有量が20質量%以下であれば、繊維がセリシンに覆われて繊維体が硬くなることを抑制することができる。繊維体が硬くなると、繊維体の印字特性や通紙性が劣化する。
繊維体にセリシンが含まれることは、例えば、赤外線吸収法、SEM−EDX(Scanning Electron Microscope−Energy Dispersive X-ray Detector)で確認することができる。繊維体におけるセリシンの含有量は、例えば、赤外線吸収法、核磁気共鳴法(NMR)、X線回析、質量分析(MALDI−TOF−MS)で測定することができる。
1.3. フィブロイン
繊維体に含まれるフィブロインは、セリシンと同様に、家蚕、野蚕に由来する。家蚕は、セリシンおよびフィブロインを含んでおり、その質量比は、セリシン:フィブロイン=3:7程度である。セリシンは、フィブロインの周囲を覆うようにして存在している。繊維体がフィブロインを含む場合、セリシンは、フィブロインを介して繊維同士を結着させることができ、繊維体の引張り紙力を向上させることができる。
繊維体におけるフィブロインの含有量は、繊維とセリシンとフィブロインとの総量に対して、例えば、2質量%以上40質量%以下であり、好ましくは10質量%以上30質量%以下である。繊維体におけるフィブロインの含有量が2質量%以上であれば、繊維体の引張り紙力を向上させることができる。繊維体におけるフィブロインの含有量が40質量%以下であれば、繊維がフィブロインに覆われて繊維体が硬くなることを抑制することができる。
繊維体にフィブロインが含まれることは、例えば、赤外線吸収法、SEM−EDXで確認することができる。繊維体におけるフィブロインの含有量は、例えば、赤外線吸収法、核磁気共鳴法(NMR)、X線回析、質量分析(MALDI−TOF−MS)で測定することができる。
1.4. 繊維体の形状および用途等
繊維体は、記録用シートとして好適に用いることができる。記録用シートとは、例えばレーザープリンターやインクジェットプリンターなどによって、印字されるシートのことである。繊維体は、古紙を解繊することによって得られた繊維を含む再生紙であってもよい。古紙としては、例えば、使用済のコピー用紙などが挙げられる。
繊維体の厚さは、例えば、0.05mm以上1.0mm以下である。繊維体の厚さが0.05mm以上1.0mm以下であれば、繊維体は、プリンターに対して良好な通紙性を有することができる。
繊維体の密度は、例えば、0.5g/cm以上1.0g/cm以下であり、好ましくは0.7g/cm以上0.9g/cm以下である。繊維体の密度が0.5g/cm以上であれば、繊維体は、良好な印字特性を有することができる。繊維体の密度が1.0g/cm以下であれば、繊維体が重くなることを抑制することができ、繊維体は、プリンターに対して良好な通紙性を有することができる。
1.5. その他の添加物
繊維体は、繊維、セリシン、およびフィブロイン以外の添加物を含んでいてもよい。繊維体に含まれる添加物としては、例えば、タルクや炭酸カルシウムなどの填料、デンプンやポリビニルアルコール(PVA)などの紙力増強剤、蛍光増白剤、難燃剤、香料、帯電防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、凝集抑制剤、保存剤などが挙げられる。
1.6. 作用効果
本実施形態に係る繊維体は、繊維とセリシンとを含み、セリシンによって繊維が結着されている。セリシンは、少量の水があれば80℃程度の低温で接着性を発現する。そのため、ポリエステルなどの軟化点の高い合成樹脂を結着材として用いる場合に比べて、繊維体を成形するための装置の消費電力を抑えることができる。さらに、繊維体をレーザープリンターなどのプリンターに通紙させても、プリンターの熱によってセリシンが軟化し難く、繊維体は、良好な通紙性を有することができる。
2. 繊維体成形方法
次に、本実施形態に係る繊維体成形方法について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る繊維体成形方法を説明するためのフローチャートである。
本実施形態に係る繊維体成形方法は、図1に示すように、繊維とセリシンと水と含む混合物を用意する混合物用意工程(ステップS1)と、混合物を加圧および加熱して繊維体を成形する繊維体成形工程(ステップS2)と、を含む。以下、各工程について、順に説明する。
2.1. 混合物用意工程
混合物用意工程では、例えば、粉末状のセリシンを繊維に付与する。粉末状のセリシンを利用することにより、投入量のハンドリングが容易となる。さらに、セリシンを付与するための機構を簡略化することができ、装置の小型化を図ることができる。
粉末状のセリシンの粒径は、例えば、5μm以上500μm以下である。セリシンの粒径が5μm以上であれば、容易に粉末状のセリシンを入手することができる。セリシンの粒径が500μm以下であれば、セリシンがダマとなることを抑制することができ、繊維体の引張り紙力を向上させることできる。なお、「粒径」は、体積平均粒子径を意味し、例えば、MicrotracBEL社製の粒度分布測定機「Nanotrac Wave II−EX150」を用いて測定することができる。
混合物におけるセリシンの含有量は、繊維とセリシンとの総量に対して、例えば、1質量%以上30質量%以下であり、好ましくは3質量%以上20質量%以下であり、より好ましくは5質量%以上15質量%以下である。混合物におけるセリシンの含有量が3質量%以上であれば、繊維同士の結着力を強めることができ、繊維体の引張り紙力を向上させることができる。混合物におけるセリシンの含有量が20質量%以下であれば、繊維がセリシンに覆われて繊維体が硬くなることを抑制することができる。繊維体が硬くなると、繊維体の印字特性や通紙性が劣化する。
混合物用意工程で用意される混合物は、さらに、フィブロインを含んでいてもよい。この場合、家蚕の繭玉を小片に粉砕した後、ミキサーをかけたものを、繊維に付与してもよい。これにより、セリシンとフィブロインとを別々に用意する必要がないので、工程の簡略化を図ることができる。
混合物用意工程では、例えば、繊維にセリシンを付与した後、繊維およびセリシンに水を付与する。常温の水が付与されただけでは、セリシンは接着性を有さない。水が付与された状態で加熱されることによってセリシンは軟化して接着性を発現し、複数の繊維を結合させることができる。水としては、一般的な水道水等を用いることができるが、例えば、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、および蒸留水等の純水、ならびに超純水のようなイオン性不純物を極力除去したものを用いてもよい。
なお、繊維に水を付与した後に繊維にセリシンを付与してもよいし、原料として濡れた繊維を用意し、該濡れた繊維にセリシンを付与してもよい。ただし、繊維にセリシンを付与した後に水を付与した方が、セリシンを混合物の内部にまで配置させ易い。
また、混合物用意工程では、セリシンの水溶液を繊維に付与してもよい。セリシンの水溶液を付与することにより、繊維に対して均一性よくセリシンを付与することができる。セリシンの水溶液の濃度は、例えば、3質量%以上30質量%以下であり、好ましくは5質量%以上25質量%以下である。セリシンの水溶液の濃度が3質量%以上であれば、繊維同士の結着力を強めることができ、繊維体の引張り紙力を向上させることができる。セリシンの水溶液の濃度が30質量%以下であれば、水溶液の粘度が小さくなるので、均一性よくセリシンを付与することができる。
混合物における水の含有量は、混合物の総量に対して、例えば、5質量%以上20質量%以下である。混合物における水の含有量が5質量%以上であれば、セリシンに十分な接着性を発現させることができる。混合物における水の含有量が20質量%以下であれば、混合物を乾燥させるためのエネルギーを抑えることができる。
混合物用意工程では、水を、水蒸気または液体の状態で繊維に付与してもよい。水蒸気の状態で付与すれば、少量の水を必要な分だけ付与し易い。液体の状態で付与すれば、繊維およびセリシンに対して、均一性よく水を付与することができる。液体の状態で付与する場合は、水をミストとして付与してもよい。
2.2. 繊維体成形工程
繊維体成形工程では、混合物を加熱する。これにより、混合物のセリシンは軟化して接着性を発現し、複数の繊維を結着させる。繊維体成形工程の加熱によって混合物の水は蒸発する。
繊維体成形工程では、例えば、混合物をローラーによって加圧および加熱する。これにより、混合物を搬送しながら、加圧および加熱を行うことができるので、工程の簡略化を図ることができる。
繊維体成形工程では、混合物を加圧した後に加熱してもよいし、混合物の加圧と混合物の加熱とを同時に行ってもよい。混合物の加圧と混合物の加熱とを同時に行えば、混合物に圧力を加えならセリシンによって繊維を結着させることができるので、より密な繊維体を成形することができる。
繊維体成形工程では、例えば、10MPa以上200MPa以下、好ましくは50MPa以上100MPa以下の圧力で混合物を加圧する。これにより、より密な繊維体を成形することができる。
繊維体成形工程では、例えば、40℃以上100℃以下、好ましくは50℃以上90℃以下の温度で混合物を加熱する。40℃以上の温度で加熱すれば、セリシンに十分な接着性を発現させることができる。100℃以下の温度で加熱すれば、装置の消費電力を抑えることができる。
2.3. その他の工程
本実施形態に係る繊維体成形方法は、混合物用意工程および繊維体成形工程以外の工程を含んでいてもよい。本実施形態に係る繊維体成形方法に含まれる工程としては、例えば、繊維を含む原料を解繊して解繊物を形成する工程、混合物をメッシュベルトに堆積させて堆積物を形成する工程などが挙げられる。
3. 繊維体成形装置
次に、本実施形態に係る繊維体成形装置について、図面を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る繊維体成形装置100を模式的に示す図である。
繊維体成形装置100は、図1に示すように、例えば、混合物形成部10と、繊維体形成部80と、切断部90と、を含む。混合物形成部10は、解繊された繊維と、セリシンと、水と、を含む混合物を形成する。混合物形成部10によって、上記の混合物用意工程を行うことができる。繊維体形成部80は、混合物を加圧および加熱することで繊維体を成形する。繊維体形成部80によって、上記の繊維体成形工程を行うことができる。
混合物形成部10は、図1に示すように、例えば、供給部11と、粗砕部12と、解繊部20と、選別部40と、第1ウェブ形成部45と、回転体49と、混合部50と、堆積部60と、第2ウェブ形成部70と、水付与部78と、有している。
供給部11は、粗砕部12に原料を供給する。供給部11は、例えば、粗砕部12に原料を連続的に投入するための自動投入部である。供給部11によって供給される原料は、例えば、古紙やパルプシートなどの繊維を含むものである。
粗砕部12は、供給部11によって供給された原料を、大気中等の気中で裁断して細片にする。細片の形状や大きさは、例えば、数cm角の細片である。図示の例では、粗砕部12は、粗砕刃14を有し、粗砕刃14によって、投入された原料を裁断することができる。粗砕部12としては、例えば、シュレッダーを用いる。粗砕部12によって裁断された原料は、ホッパー1で受けてから管2を介して、解繊部20に移送される。
解繊部20は、粗砕部12によって裁断された原料を解繊する。ここで、「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる原料を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。解繊部20は、原料に付着した樹脂粒やインク、トナー、にじみ防止剤等の物質を、繊維から分離させる機能をも有する。
解繊部20を通過したものを「解繊物」という。「解繊物」には、解きほぐされた解繊物繊維の他に、繊維を解きほぐす際に繊維から分離した樹脂粒や、インク、トナーなどの色剤や、にじみ防止材、紙力増強剤等の添加剤を含んでいる場合もある。解きほぐされた解繊物の形状は、ひも状である。解きほぐされた解繊物は、他の解きほぐされた繊維と絡み合っていない状態、すなわち独立した状態で存在してもよいし、他の解きほぐされた解繊物と絡み合って塊状となった状態、すなわちダマを形成している状態で存在してもよい。
解繊部20は、乾式で解繊を行う。ここで、液体中ではなく、大気中等の気中において、解繊等の処理を行うことを乾式と称する。解繊部20としては、例えば、インペラーミルを用いる。解繊部20は、原料を吸引し、解繊物を排出するような気流を発生させる機能を有している。これにより、解繊部20は、自ら発生する気流によって、導入口22から原料を気流と共に吸引し、解繊処理して、解繊物を排出口24へと搬送することができる。解繊部20を通過した解繊物は、管3を介して、選別部40に移送される。なお、解繊部20から選別部40に解繊物を搬送させるための気流は、解繊部20が発生させる気流を利用してもよいし、ブロアー等の気流発生装置を設け、その気流を利用してもよい。
選別部40は、解繊部20により解繊された解繊物を導入口42から導入し、繊維の長さによって選別する。選別部40は、例えば、ドラム部41と、ドラム部41を収容するハウジング部43と、を有している。ドラム部41としては、例えば、篩を用いる。ドラム部41は、網を有し、網の目開きの大きさより小さい繊維または粒子、すなわち網を通過する第1選別物と、網の目開きの大きさより大きい繊維や未解繊片やダマ、すなわち網を通過しない第2選別物と、を分けることができる。例えば、第1選別物は、管7を介して、堆積部60に移送される。第2選別物は、排出口44から管8を介して、解繊部20に戻される。具体的には、ドラム部41は、モーターによって回転駆動される円筒の篩である。ドラム部41の網としては、例えば、金網、切れ目が入った金属板を引き延ばしたエキスパンドメタル、金属板にプレス機等で穴を形成したパンチングメタルを用いる。
第1ウェブ形成部45は、選別部40を通過した第1選別物を、管7に搬送する。第1ウェブ形成部45は、例えば、メッシュベルト46と、張架ローラー47と、サクション機構48と、を有している。
サクション機構48は、選別部40の開口を通過して空気中に分散された第1選別物をメッシュベルト46上に吸引することができる。第1選別物は、移動するメッシュベルト46上に堆積し、ウェブVを形成する。メッシュベルト46、張架ローラー47、およびサクション機構48の基本的な構成は、後述する第2ウェブ形成部70のメッシュベルト72、張架ローラー74、およびサクション機構76と同様である。
ウェブVは、選別部40および第1ウェブ形成部45を経ることにより、空気を多く含み柔らかくふくらんだ状態に形成される。メッシュベルト46に堆積されたウェブVは、管7へ投入され、堆積部60へと搬送される。
回転体49は、ウェブVを切断することができる。図示の例では、回転体49は、基部49aと、基部49aから突出している突部49bと、を有している。突部49bは、例えば、板状の形状を有している。図示の例では、突部49bは4つ設けられ、4つの突部49bが等間隔に設けられている。基部49aが方向Rに回転することにより、突部49bは、基部49aを軸として回転することができる。回転体49によってウェブVを切断することにより、例えば、堆積部60に供給される単位時間当たりの解繊物の量の変動を小さくすることができる。
回転体49は、第1ウェブ形成部45の近傍に設けられている。図示の例では、回転体49は、ウェブVの経路において下流側に位置する張架ローラー47aの近傍に設けられている。回転体49は、突部49bがウェブVと接触可能な位置であって、ウェブVが堆積されるメッシュベルト46と接触しない位置に設けられている。これにより、メッシュベルト46が突部49bによって磨耗することを抑制することができる。突部49bとメッシュベルト46との間の最短距離は、例えば、0.05mm以上0.5mm以下である。これは、メッシュベルト46が損傷を受けずにウェブVを切断することが可能な距離である。
混合部50は、選別部40を通過した第1選別物と、セリシンを含む添加物と、を混合する。混合部50は、例えば、セリシンを含む添加物を供給する添加物供給部52と、第1選別物と添加物とを搬送する管54と、ブロアー56と、を有している。図示の例では、添加物は、添加物供給部52からホッパー9を介して管54に供給される。管54は、管7と連続している。
混合部50では、ブロアー56によって気流を発生させ、管54中において、第1選別物と添加物とを混合させながら、搬送することができる。なお、第1選別物と添加物とを混合させる機構は、特に限定されず、高速回転する羽根により攪拌するものであってもよいし、V型ミキサーのように容器の回転を利用するものであってもよい。
添加物供給部52としては、図2に示すようなスクリューフィーダーや、図示せぬディスクフィーダーなどを用いる。添加物供給部52から供給される添加物は、複数の繊維を結着させるためのセリシンを含む。セリシンが供給された時点では、複数の繊維は結着されていない。セリシンは、水付与部78から水が付与された後、加熱部84で加熱されることにより軟化して接着性を発現し、複数の繊維を結着させる。添加物供給部52は、例えば、粉末状のセリシンを供給する。添加物供給部52から供給される添加物は、さらに、フィブロインを含んでいてもよい。
なお、添加物供給部52から供給される添加物には、繊維を結着させるセリシンやフィブロインの他、製造されるシートの種類に応じて、繊維を着色するための着色剤や、繊維の凝集や樹脂の凝集を抑制するための凝集抑制剤、繊維等を燃え難くするための難燃剤が含まれていてもよい。混合部50を通過した混合物は、管54を介して、堆積部60に移送される。
堆積部60は、混合部50を通過した混合物を導入口62から導入し、絡み合った解繊物をほぐして、空気中で分散させながら降らせる。
堆積部60は、例えば、ドラム部61と、ドラム部61を収容するハウジング部63と、を有している。ドラム部61としては、回転する円筒の篩を用いる。ドラム部61は、網を有し、混合部50を通過した混合物に含まれる、網の目開きの大きさより小さい繊維または粒子を降らせる。ドラム部61の構成は、例えば、ドラム部41の構成と同じである。
なお、ドラム部61の「篩」は、特定の対象物を選別する機能を有していなくてもよい。すなわち、ドラム部61として用いられる「篩」とは、網を備えたもの、という意味であり、ドラム部61は、ドラム部61に導入された混合物の全てを降らしてもよい。
第2ウェブ形成部70は、堆積部60を通過した通過物を堆積して、ウェブWを形成する。第2ウェブ形成部70は、例えば、メッシュベルト72と、張架ローラー74と、サクション機構76と、を有している。
メッシュベルト72は、移動しながら、堆積部60の開口を通過した通過物を堆積する。メッシュベルト72は、張架ローラー74によって張架され、通過物を通し難く空気を通す構成となっている。メッシュベルト72は、張架ローラー74が自転することによって移動する。メッシュベルト72が連続的に移動しながら、堆積部60を通過した通過物が連続的に降り積もることにより、メッシュベルト72上にウェブWが形成される。
サクション機構76は、メッシュベルト72の下方に設けられている。サクション機構76は、下方に向く気流を発生させることができる。サクション機構76によって、堆積部60により空気中に分散された混合物をメッシュベルト72上に吸引することができる。これにより、堆積部60からの排出速度を大きくすることができる。さらに、サクション機構76によって、混合物の落下経路にダウンフローを形成することができ、落下中に解繊物や添加物が絡み合うことを防ぐことができる。堆積部60および第2ウェブ形成部70を経ることにより、空気を多く含み柔らかくふくらんだ状態のウェブWが形成される。
水付与部78は、メッシュベルト72上のウェブWに水を付与する。これにより、ウェブWは、解繊された繊維とセリシンと水とを含む混合物となる。ウェブWは、さらに、フィブロインを含んでいてもよい。水付与部78は、水を付与することができれば特に限定されないが、例えば、スプレーなどである。そして、ウェブWは、繊維体形成部80へと搬送される。
繊維体形成部80は、水が付与されたウェブWを加圧加熱して、繊維体としてのシートSを成形する。繊維体形成部80は、ウェブWを加圧する加圧部82と、加圧部82により加圧されたウェブWを加熱する加熱部84と、を有している。
加圧部82は、例えば、一対のカレンダーローラー85で構成され、ウェブWに対して圧力を加える。ウェブWは、加圧されることによりその厚さが小さくなり、ウェブWの密度が高められる。
加熱部84としては、例えば、加熱ローラー、熱プレス成形機、ホットプレート、温風ブロワー、赤外線加熱器、フラッシュ定着器を用いる。図示の例では、加熱部84は、一対の加熱ローラー86を有している。加熱部84を加熱ローラー86として構成することにより、加熱部84を板状のプレス装置として構成する場合に比べて、ウェブWを連続的に搬送しながらシートSを成形することができる。加熱部84で加熱されることにより、セリシンは軟化して接着性を発現し、複数の繊維を結着させる。ウェブWに付与された水は、加熱部84の加熱によって蒸発する。カレンダーローラー85と加熱ローラー86は、例えば、それらの回転軸が平行になるように配置される。ここで、カレンダーローラー85は、加熱ローラー86によってウェブWに印加される圧力よりも高い圧力をウェブWに印加することができる。なお、カレンダーローラー85や加熱ローラー86の数は、特に限定されない。
切断部90は、繊維体形成部80によって成形されたシートSを切断する。図示の例では、切断部90は、シートSの搬送方向と交差する方向にシートSを切断する第1切断部92と、搬送方向に平行な方向にシートSを切断する第2切断部94と、を有している。第2切断部94は、例えば、第1切断部92を通過したシートSを切断する。
以上により、所定のサイズの単票のシートSが成形される。切断された単票のシートSは、排出部96へと排出される。
繊維体成形装置100では、解繊された繊維とセリシンと水とを含む混合物を形成する混合物形成部10と、混合物を加圧および加熱することで繊維体を成形する繊維体形成部80と、を含み、混合物形成部10は、水を付与する水付与部78を有する。そのため、繊維体成形装置100では、ポリエステルなどの軟化点の高い合成樹脂を結着材として用いる場合に比べて、消費電力を抑えることができる。さらに、繊維体をレーザープリンターに通紙させても、レーザープリンターの熱によってセリシンが軟化し難いので、良好な通紙性を有する繊維体を成形することができる。
なお、上記では、添加物供給部52からセリシンを供給する例について説明したが、繊維体成形装置100では、水付与部78からセリシンの水溶液を付与させてもよい。この場合、添加物供給部52からセリシンを供給しなくてもよい。
4. 実施例および比較例
4.1. シートの作製
4.1.1. 実施例1〜6および比較例1,2
結着材と、パルプを乾燥させ解繊させて得られた綿状のセルロース繊維と、を混合した。図3に、実施例および比較例で用いた結着材の種類を示す。結着材とセルロース繊維とは、結着材の含有量が図3の表に示す値となるように混合した。
次に、混合した綿を均一性よく堆積させ、水の添加量が混合物の総質量に対して10質量%となるようミストで加湿した。その後、温度80℃、圧力80MPaの設定で、ヒートプレスローラーにより加熱加圧して、シートを得た。なお、比較例1,2では、ミストによる加湿を行わなかった。
図3の表中、「繭玉」は、家蚕の繭玉を小片に粉砕後、ミキサーにかけたものである。家蚕の繭玉は、質量比で、セリシン:フィブロイン=3:7である。表中、実施例1の「結着材含有量」は、シートにおけるセリシンの含有量を示している。
表中、「セリシン」は、粉末状のセリシンであり、高田精練株式会社製の「セリシンパウダー」である。「樹脂A」は、軟化点180℃のポリエステル粉体である。「樹脂B」は、軟化点80℃のポリエステル粉体である。
4.1.2. 比較例3
パルプを乾燥させ解繊させて得られた綿状のセルロース繊維を堆積させ、総質量に対して10質量%となるように水を加えた。そして、実施例1と同様に、加熱加圧してシートを得た。比較例3では、セリシンや樹脂などの結着材を添加していないが、水によって繊維間に水素結合を生じさせることができる。
4.2. 評価方法
4.2.1. 通紙性
A4サイズの上記のシートを作製し、セイコーエプソン株式会社製のレーザープリンター「LP−S3250」を用い、100枚のシートを通紙した。
通紙性の評価基準は、以下のとおりである。
A:100枚全てが問題なく通紙できた。
B:100枚のうち、1枚以上3枚以下がジャムを起こした。
C:100枚のうち、4枚以上がジャムを起こした。
4.2.2. 引張り紙力
上記のシートから以下のようなサンプルを作製し、以下の装置で引張り試験を行った。
サンプル:幅10mm×長さ50mm、厚さ0.15mm、密度0.8g/cm
試験機:株式会社島津製作所製 AUTOGRAPH AGS−X 500N
ソフト:TRAPEZIUM LITEX version1.1.2
試験条件:試験速度1.93mm/min、測定間隔30mm
引張り紙力の評価基準は、以下のとおりである。
AA:20N・m/g以上
A:15N・m/g以上20N・m/g未満
B:10N・m/g以上15N・m/g未満
C:10N・m/g未満
4.2.3. 印字特性
上記のシートに対して、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンター「PX−7050FX」を用いて印刷を行った。そして、シートに印刷された画像を、目視で確認した。
印字特性の評価基準は、以下のとおりである。
A:滲みは見られなかった。
B:滲みが見られた。
4.3. 評価結果
通紙性、引張り紙力、および印字特性の評価結果を、図3に示す。図3に示すように、セリシンを含む実施例1〜6は、セリシンを含まない比較例1〜3に比べて、通紙性の評価が高かった。
実施例1は、セリシンの他、フィブロインも含んでいるため、実施例2〜6に比べて、引張り紙力の評価が高かった。実施例2は、セリシンの含有量が少なかったため、実施例1,3〜6に比べて、引張り紙力の評価が低かった。実施例5,6は、セリシンの含有量が多かったため、実施例1〜4に比べて、印字特性の評価が低かった。
比較例1は、結着材として軟化点180℃のポリエステル粉体を用いているため、80℃の加熱では、ポリエステル粉体が軟化しない。そのため、ポリエステル粉体が結着材として機能せず、引張り紙力の評価が低かった。
比較例2は、結着材として軟化点80℃のポリエステル粉体を用いているため、80℃の加熱でポリエステル粉体が軟化する。そのため、ポリエステル粉体が結着材として機能し、引張り紙力の評価は高かった。しかし、レーザープリンターの熱によってポリエステル粉体が再度軟化してしまい、通紙性の評価が低かった。
比較例3は、水による水素結合のみで複数の繊維を結合させているため、通紙性および引張り紙力の評価が低かった。
以上の評価により、セリシンを結着材として用いることにより、80℃という低温でセリシンを軟化させて繊維を結着させることができ、かつ、通紙性の良好なシートを成形できることがわかった。
本発明は、本願に記載の特徴や効果を有する範囲で一部の構成を省略したり、各実施形態や変形例を組み合わせたりしてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成を含む。実質的に同一の構成とは、例えば、機能、方法、および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成である。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…ホッパー、2,3,7,8…管、9…ホッパー、10…混合物形成部、11…供給部、12…粗砕部、14…粗砕刃、20…解繊部、22…導入口、24…排出口、40…選別部、41…ドラム部、42…導入口、43…ハウジング部、44…排出口、45…第1ウェブ形成部、46…メッシュベルト、47,47a…張架ローラー、48…サクション機構、49…回転体、49a…基部、49b…突部、50…混合部、52…添加物供給部、54…管、56…ブロアー、60…堆積部、61…ドラム部、62…導入口、63…ハウジング部、70…第2ウェブ形成部、72…メッシュベルト、74…張架ローラー、76…サクション機構、78…水付与部、80…繊維体形成部、82…加圧部、84…加熱部、85…カレンダーローラー、86…加熱ローラー、90…切断部、92…第1切断部、94…第2切断部、96…排出部、100…繊維体成形装置

Claims (7)

  1. 繊維とセリシンとを含む繊維体であって、前記セリシンによって前記繊維が結着されている、繊維体。
  2. 請求項1において、
    前記繊維体の厚さは、0.05mm以上1.0mm以下である、繊維体。
  3. 請求項1または2において、
    前記繊維体の密度は、0.5g/cm以上1.0g/cm以下である、繊維体。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記繊維体における前記セリシンの含有量は、前記繊維と前記セリシンとの総量に対して、3質量%以上20質量%以下である、繊維体。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    前記繊維体は、フィブロインを含む、繊維体。
  6. 請求項5において、
    前記繊維体における前記フィブロインの含有量は、前記繊維と前記セリシンと前記フィブロインとの総量に対して、2質量%以上40質量%以下である、繊維体。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、
    前記繊維体は、記録用シートとして用いられる、繊維体。
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