JP2021089131A - 熱交換器のチューブ - Google Patents

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伸洋 本間
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詔悟 山田
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Yuuki Teramoto
勇樹 寺本
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Taketoshi Toyama
猛敏 外山
陽介 内多
Yosuke Uchida
陽介 内多
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Abstract

【課題】薄肉化が可能でありながら、耐腐食性を確保することができる熱交換器のチューブを提供する。【解決手段】熱交換器のチューブ20は、内部に冷却水が流れるアウターチューブ21と、アウターチューブの内部に設けられるインナーフィン22と、を備える。インナーフィン22の最も卑な部位の電位がアウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位よりも低い。アウターチューブ21の内面の表層、及びインナーフィン22の表層の少なくとも一方にろう材層が形成されている。【選択図】図3

Description

本開示は、熱交換器のチューブに関する。
従来、下記の特許文献1に記載のシート材がある。特許文献1に記載のシート材は、ラジエータやヒータコア等において冷却水が流れるチューブとして用いられる。チューブは、アルミニウム合金からなる心材を有している。心材の外面にはろう材が被覆され、心材の内面には犠牲層が形成されている。犠牲層は、心材よりも電位的に卑な素材、具体的にはZn(亜鉛)を所定の割合で含有するアルミニウム合金からなる。なお、ここでの電位は「孔食電位」を示す。このような構成によれば、冷却水によりチューブが腐食し易い環境下では、心材よりも犠牲層が優先的に腐食することにより、心材の腐食が進行し難くなる。結果として、チューブの耐腐食性を向上させることができる。
特許第5339560号公報
ところで、特許文献1に記載されるようなチューブでは、ろう付け時に加熱した際に、犠牲層に含まれているZnが心材に拡散する。心材にZnが拡散すると、心材の電位が低下するため、心材と犠牲層との間の電位差が小さくなる。これは、犠牲層が機能し難くなることを意味するため、心材が腐食する懸念が高まる。特に、チューブの板厚が薄い場合には、チューブの心材の内部までZnが拡散し易いため、心材と犠牲層との間の電位差が非常に小さくなることにより、心材が顕著に腐食するおそれがある。一方、心材の板厚を厚くすれば、仮に犠牲層に含まれているZnが心材に拡散したとしても、心材と犠牲層との間の電位差を維持し易くなるため、耐腐食性を確保することが可能である。しかしながら、心材の板厚を厚くすると、熱交換器の軽量化が困難になるという懸念がある。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、薄肉化が可能でありながら、耐腐食性を確保することができる熱交換器のチューブを提供することにある。
上記課題を解決する熱交換器のチューブは、内部に冷却水が流れるアウターチューブ(21)と、アウターチューブの内部に設けられるインナーフィン(22)と、を備える。インナーフィンの最も卑な部位の電位が、アウターチューブの心材(210)の最も貴な部位の電位よりも低い。アウターチューブの内面の表層、及びインナーフィンの表層の少なくとも一方にろう材層を有する。
この構成によれば、アウターチューブに対してインナーフィンが電位的に卑であるため、アウターチューブよりもインナーフィンの方が腐食し易くなる。よって、インナーフィンが実質的に犠牲陽極材として機能するようになるため、アウターチューブの耐腐食性を確保することができる。また、インナーフィンが実質的に犠牲陽極材として機能するのであれば、少なくともアウターチューブの心材の内面に犠牲層を形成する必要がなくなる。その結果、犠牲層と心材との間の電位差を確保するためにアウターチューブの心材の板厚を厚くする必要がなくなるため、アウターチューブを薄肉化することが可能となる。
なお、上記手段、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示の熱交換器のチューブによれば、薄肉化が可能でありながら、耐腐食性を確保することができる。
図1は、熱交換器の概略構成を示すブロック図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面構造を示す断面図である。 図3は、第1実施形態のアウターチューブ及びインナーフィンのそれぞれの部位と電位との関係を示すグラフである。 図4は、発明者らにより行われた実験結果を示す図表である。 図5は、第2実施形態のアウターチューブ及びインナーフィンの構成例を示す図表である。 図6は、発明者らにより行われた他の実験結果を示す図表である。 図7は、参考例のアウターチューブ及びインナーフィンのそれぞれの断面構造を示す断面図である。 図8は、第3実施形態のアウターチューブ及びインナーフィンのそれぞれの断面構造を示す断面図である。 図9は、発明者らにより行われた他の実験結果を示す図表である。 図10は、発明者らにより行われた他の実験結果を示す図表である。 図11は、発明者らにより行われた他の実験結果を示す図表である。
以下、熱交換器のチューブの一実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、第1実施形態のチューブが用いられる熱交換器の概要について説明する。図1に示されるように、本実施形態の熱交換器10は、複数のチューブ20と、複数のアウターフィン30と、タンク40,41とを備えている。
図2に示されるように、チューブ20は、アウターチューブ21と、インナーフィン22とを有している。
アウターチューブ21は、矢印Xで示される方向に直交する断面形状が偏平筒状に形成された部材からなる。図1に示されるように、複数のチューブ20のそれぞれのアウターチューブ21は、図中に矢印Zで示される方向に所定の間隔をあけて積層して配置されている。アウターチューブ21は、図中に矢印Xで示される方向に延びるように形成されている。アウターチューブ21の内部には冷却水が流れている。隣り合うアウターチューブ21,21の間の隙間には、矢印Yで示される方向に空気が流れている。
図2に示されるように、インナーフィン22は、アウターチューブ21の内部に配置されている。インナーフィン22は、薄い金属板を波状に折り曲げることにより形成される、いわゆるコルゲートフィンである。インナーフィン22の折り曲げ部分の先端部は、アウターチューブ21の内面21aにろう付けにより接合されている。インナーフィン22は、アウターチューブ21の内部を流れる冷却水に対する伝熱面積を増加させるために設けられている。
図1に示されるように、アウターフィン30は、隣り合うアウターチューブ21,21の間の隙間に配置されている。アウターフィン30もインナーフィン22と同様にコルゲートフィンである。アウターフィン30の折り曲げ部分の先端部は、アウターチューブ21の外面にろう付けにより接合されている。アウターフィン30は、隣り合うアウターチューブ21,21の間を流れる空気に対する伝熱面積を増加させるために設けられている。
タンク40は、複数のアウターチューブ21のそれぞれの一端部に接続されている。タンク41は、複数のアウターチューブ21のそれぞれの他端部に接続されている。タンク40,41は筒状に形成されている。タンク40,41は、各アウターチューブ21に冷却水を分配する部分として、あるいは各アウターチューブ21を流れた冷却水を集合させる部分として機能する。
熱交換器10では、アウターチューブ21の内部を流れる冷却水と、アウターチューブ21の外部を流れる空気との間で熱交換が行われる。これにより、空気が冷却水の熱を吸収することにより冷却水を冷却したり、冷却水が空気の熱を吸収することにより冷却水を加熱したりすることが可能となっている。
次に、アウターチューブ21及びインナーフィン22の材質について詳しく説明する。
図3に示されるように、本実施形態のアウターチューブ21は、心材210の外面に犠牲層211を有する構造からなる。心材210は、アルミニウム合金により形成されている。犠牲層211は、犠牲陽極材からなり、心材210よりも電位的に卑の素材、例えばZnを所定の割合で含むアルミニウム合金により形成されている。犠牲層211は、心材210よりも優先的に腐食することにより心材210を腐食し難くしている。アウターチューブ21の外面21bは例えば塩害腐食等の影響を受け易い。心材210の外面に犠牲層211が設けられることにより、塩害腐食等に対するアウターチューブ21の外面側の耐腐食性が高められている。アウターチューブ21の内面21aには、心材210が露出している。
インナーフィン22は、アウターチューブ21の心材210よりも電位的に卑の素材、例えばZnを所定の割合で含むアルミニウム合金からなる。これにより、冷却水によりアウターチューブ21が腐食し易い環境下では、アウターチューブ21よりもインナーフィン22の方が優先的に腐食するため、アウターチューブ21の内面21a側の耐腐食性を高めることができる。
なお、アウターチューブ21の内面21aとインナーフィン22とを互いに接合するために、ろう付け工程が行われる前の時点で、アウターチューブ21は、その内面21aにろう材層を有する。ろう材層は、例えばSi(シリコン)を所定の割合で含むアルミニウム合金からなる。
発明者らは、アウターチューブ21の心材210とインナーフィン22との間の電位差を変化させた際のアウターチューブ21の腐食状態を実験により求めた。その実験結果は図4に示される通りである。なお、この実験は以下の条件で行われた。
まず、板厚が300[μm]の2枚のアウターチューブの間に、フィンピッチが3[mm]のインナーフィンを挟み込み、600[℃]で3分間ろう付け熱処理に供した。これをアウターチューブの接合面とは反対側の面を絶縁樹脂によりマスキングしたものを試験サンプルとした。なお、各アウターチューブの心材の外面には犠牲層が形成され、その反対側の内面には犠牲層が形成されていない。この試験サンプルをサイクル腐食試験に3ヶ月供した。サイクル浸漬試験は、Clを500[ppm]、SO 2−を100[ppm]、Cu2+を10[ppm]を含有する88[℃]の高温水中で8時間浸漬し、次いで室温で16時間浸漬する工程を1サイクルとする試験である。サイクル腐食試験を行った後、濃硝酸への浸漬によって腐食生成物を除去し、チューブ平坦部に腐食貫通が生じていなかったものを耐腐食性で合格とし、腐食貫通が生じていたものを耐腐食性で不合格と判定した。また、腐食貫通が生じていないものの中で、腐食深さが100[μm]以下のものを耐腐食性が良好なものと判定した。図4では、耐腐食性が合格のものに丸の印が記載され、耐腐食性が不合格のものにバツの印が記載され、耐腐食性が良好なものに二重丸の印が記載されている。なお、アウターチューブの心材としては、1000番台のアルミニウム合金(純Al系)、3000番台のアルミニウム合金(Al−Mn系)、及び6000番台のアルミニウム合金(Al−Mg−Si系)を用いた。また、孔食電位は、試験溶液として5%NaCl水溶液(pH=3、酢酸酸性)を用い、試験温度25[℃]にて測定を行った。
図4の実験結果から明らかなように、1000番台のアルミニウム合金及び3000番台のアルミニウム合金がアウターチューブの心材として用いられている場合には、アウターチューブの心材の最も貴な部位の電位を「Vtmax」とし、インナーフィンの最も卑な部位の電位を「Vfmin」とするとき、電位Vtmax,Vfminが次式f1を満たす場合には、アウターチューブの耐腐食性を確保することができる。
Vtmax−Vfmin≧80[mV] (f1)
特に、電位Vtmax,Vfminが次式f2を満たす場合には、アウターチューブの耐腐食性を更に高めることが可能となる。
Vtmax−Vfmin≧100[mV] (f2)
また、6000番台のアルミニウム合金がアウターチューブの心材として用いられている場合には、電位Vtmax,Vfminが上記の式f2を満たせば、同様にアウターチューブの耐腐食性を確保することが可能となる。
以上説明した本実施形態の熱交換器10のチューブ20によれば、以下の(1)〜(3)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)インナーフィン22の最も卑な部位の電位が、アウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位よりも低くなっている。この構成によれば、インナーフィン22が実質的に犠牲陽極材として機能するようになるため、アウターチューブ21の耐腐食性を確保することができる。また、インナーフィン22が実質的に犠牲陽極材として機能するのであれば、少なくともアウターチューブ21の内面21aに犠牲層を設ける必要がなくなる。その結果、犠牲層と心材との間の電位差を確保するためにアウターチューブ21の心材210の板厚を厚くする必要がなくなるため、アウターチューブ21を薄肉化することができる。
(2)インナーフィン22の最も卑な部位の電位Vfmin、及びアウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位Vtmaxが上記の式f1又は式f2を満たしている。この構成によれば、より適切にアウターチューブ21の耐腐食性を確保することができる。
(3)図4に示される発明者らの実験結果によれば、インナーフィンの最も卑な部位の電位Vfmin、及びアウターチューブの心材の最も貴な部位の電位Vtmaxが上記の式f2を満たす場合には、外面に犠牲層が設けられるアウターチューブの場合、300[μm]の板厚を有するアウターチューブには腐食貫通が生じない。また、そのアウターチューブの腐食深さは100[μm]以下となっている。よって、アウターチューブ21の板厚Htは、100[μm]の腐食深さを許容できる板厚が120[μm]であることを考慮すると、次式f3の範囲で設定することが可能である。
120[μm]≦Ht≦300[μm] (f3)
<第2実施形態>
次に、熱交換器10のチューブ20の第2実施形態について説明する。
第1実施形態のチューブ20は、アウターチューブ21の内面21aにろう材層を有し、インナーフィン22の心材にZnを添加した構成であった。これに対し、本実施形態のチューブ20は、インナーフィン22にろう材層を有する構成である。
具体的には、本実施形態のアウターチューブ21及びインナーフィン22は、例えば図5に示されるパターンP1〜P6のいずれかで構成されている。なお、図5に示されるパターンP1〜P6は、ろう付けにより接合される前のアウターチューブ21及びインナーフィン22の構成を示す。図5において、「心材」と記載されている部分にはアルミニウム合金が用いられており、「心材(Zn)」と記載されている部分には、Znが添加されたアルミニウム合金が用いられている。また、「ろう材層」と記載されている部分には、Siが添加されたアルミニウム合金が用いられており、「ろう材層(Zn)」と記載されている部分には、Si及びZnが添加されたアルミニウム合金が用いられている。
パターンP1及びP2は、図3に示されるインナーフィン22の表層22a,22bにろう材層が形成され、且つアウターチューブ21の内面21aに心材210が露出している場合を示す。このような場合、パターンP1に示されるようにインナーフィン22の心材及びその表層22a,22bを構成するろう材層の両方にZnが添加されていれば、アウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位よりもインナーフィン22の最も卑な部位の電位の方が低くなる。あるいは、パターンP2に示されるように、インナーフィン22の表層22a,22bを構成するろう材層にのみZnが添加されている場合であっても、ろう付け中にろう材層のZnがインナーフィン22の心材に拡散するため、アウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位よりもインナーフィン22の最も卑な部位の電位の方が低くなる。
パターンP3及びP4は、インナーフィン22の表層22a,22bにろう材層が形成され、且つアウターチューブ21の内面21aにも表層としてろう材層が形成されている場合を示す。このような場合、パターンP3に示されるようにインナーフィン22の心材及びその表層22a,22bを構成するろう材層の両方にZnが添加されていれば、アウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位よりもインナーフィン22の最も卑な部位の電位の方が低くなる。あるいは、パターンP4に示されるようにインナーフィン22の表層22a,22bを構成するろう材層にのみZnが添加されている場合であっても、ろう付け中にろう材層のZnがインナーフィン22の心材に拡散するため、アウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位よりもインナーフィン22の最も卑な部位の電位の方が低くなる。
パターンP5は、インナーフィン22の表層22a,22bにろう材層が形成され、且つアウターチューブ21の内面21aに心材210が露出している場合を示す。また、パターンP6は、インナーフィン22の表層22a,22bにろう材層が形成され、且つアウターチューブ21の内面21aにも表層としてろう材層が形成されている場合を示す。このような場合には、パターンP5及びP6に示されるように、インナーフィン22の心材にZnが添加されていれば、アウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位よりもインナーフィン22の最も卑な部位の電位の方が低くなる。
パターンP1〜P6を用いてアウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位よりもインナーフィン22の最も卑な部位の電位の方を低くすることにより、アウターチューブ21よりもインナーフィン22の方が優先的に腐食するようになる。したがって、第1実施形態のチューブ20と同一又は類似の作用及び効果を得ることが可能である。
<第3実施形態>
次に、熱交換器10のチューブ20の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態のチューブ20との相違点を中心に説明する。
図3に示される第1実施形態のチューブ20のように、インナーフィン22を、アウターチューブ21の心材210よりも電位的に卑の素材により形成すれば、アウターチューブ21よりもインナーフィン22の方が優先的に腐食するため、アウターチューブ21の耐腐食性を高めることができる。しかしながら、この第1実施形態のインナーフィン22をそのまま用いた場合、インナーフィン22の表層22a,22bよりもインナーフィン22の内部の方が優先的に腐食することにより、インナーフィン22の強度が著しく低下するおそれがある。
具体的には、チューブ20の製造工程では、アウターチューブ21とインナーフィン22とをろう付けにより接合させるために、それらが炉に投入されて加熱される。その際、インナーフィン22の表層22a,22bに存在するZnが蒸発するため、インナーフィン22では、その表層22a,22bにおけるZnの含有率よりも、その内部のZnの含有率の方が高くなり易い。これは、インナーフィン22の表層22a,22bの電位よりも、その板厚方向の中心の電位の方が低くなることを意味する。そのため、インナーフィン22の表層22a,22bの腐食が例えば穴状に進行して、その腐食がインナーフィン22の内部に到達した場合、インナーフィン22の表層22a,22bよりも、インナーフィン22の内部の方が優先的に腐食してしまう。アウターチューブ21の内部が冷却水で満たされている場合、アウターチューブ21に対してインナーフィン22が犠牲陽極材として機能する距離が長くなる。そのため、インナーフィン22の内部が優先的に腐食すると、図7に示されるように、インナーフィン22は、その表層22a,22bが残る一方、その内部に空間が形成される中抜け構造に至る。すなわち、インナーフィン22が実質的に2枚に分かれることとなるため、その強度が著しく低下するおそれがある。また、強度の低下により、2枚に分かれたインナーフィン22が破損した場合には、その破損した残骸が冷却水に含まれて流れることとなる。その残骸が、仮に冷却水を圧送するウォーターポンプまで流れるようなことがあると、ウォーターポンプに異常が生じるおそれがある。
そこで、本実施形態のチューブ20では、このようなインナーフィン22の中抜け化を抑制するために、インナーフィン22の板厚方向の中心の電位及び表層の電位をアウターチューブ21の心材210の電位よりも低くするとともに、インナーフィン22の板厚方向の中心の電位をインナーフィン22の表層の電位以上にしている。
次に、本実施形態のチューブ20の具体的な構造について説明する。
発明者らはインナーフィン22の腐食形態を実験により求めた。この実験では、図8に示されるような構造を有するチューブ20が用いられた。図8に示されるように、このチューブ20では、アウターチューブ21が、心材210の外面に犠牲層211を有し、且つ心材210の内面にろう材層212を有する構造からなる。また、インナーフィン22は、その表層22a,22bに犠牲層を有する構造からなる。なお、図8に示されるアウターチューブ21及びインナーフィン22の構造は、ろう付け前のそれぞれの構造を示している。
発明者らは、図8に示されるチューブ20において、アウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位Vtmax、インナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcent、及びインナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurfを変化させた際のインナーフィン22の腐食形態を実験により求めた。なお、この実験では、板厚Haが「200[μm]」のアウターチューブ21と、板厚Hbが「100[μm]」のインナーフィン22が用いられた。各板厚Ha,Hbは、ろう付け前の板厚である。アウターチューブ21及びインナーフィン22のろう付け工程が行われると、それらがアウターチューブ21のろう材層212を介してろう付けされるため、ろう材層212の厚さが若干薄くなる。具体的には、ろう材層212の厚さは、ろう付け前は「20[μm]」程度であるが、ろう付け後は「10[μm]」程度に減少する。
図9〜図10は、発明者らにより行われた実験結果を示したものである。
図9は、アウターチューブ21の心材210として、1000番台のアルミニウム合金(純Al系)を用いた際の実験結果である。この実験では、電位差「Vtmax−Vfmin」と電位差「Vfcent−Vfsurf」とを変化させつつ、アウターチューブ21の耐腐食性及びインナーフィン22の腐食形態を調査した。
なお、電位差「Vfcent−Vfsurf」は、インナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcentと、インナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurfとの差である。電位差「Vfcent−Vfsurf」は、「−20[mV]」、「0[mV]」、及び「20[mV]」の範囲で変化させた。
また、電位差「Vtmax−Vfmin」は、アウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位Vtmaxと、インナーフィン22において最も卑な部位の電位Vfminとの差である。例えばインナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcentがインナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurfよりも低ければ、電位Vfminは電位Vfcentである。また、インナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurfがインナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcentよりも低ければ、電位Vfminは電位Vfsurfである。電位差「Vtmax−Vfmin」は、「50[mV]」、「80[mV]」、「100[mV]」、「150[mV]」、「200[mV]」、「250[mV]」、「270[mV]」、及び「300[mV]」の範囲で変化させた。
図9の「チューブ耐腐食性」の欄に関しては、図4と同様に、アウターチューブ21の耐腐食性が合格のものに丸の印が記載され、不合格のものにバツの印が記載され、良好なものに二重丸の印が記載されている。
また、「インナーフィン腐食形態」の欄には、インナーフィン22の腐食形態が層状腐食であるものに二重丸の印が記載され、ランダム腐食であるものに丸の印が記載され、中抜け腐食であるものに三角の印が記載され、腐食して無くなったものにバツの印が記載されている。層状腐食とは、表面が層状に剥がれるような腐食態様である。ランダム腐食とは、表面のランダムな箇所に穴が空くような腐食態様である。中抜け腐食とは、内部が無くなるような腐食態様である。腐食して無くなるとは、インナーフィンの全体が腐食してなくなる腐食態様である。
図9の実験結果から明らかなように、電位差「Vtmax−Vfmin」が「Vtmax−Vfmin≧80[mV]」を満たしている場合には、「チューブ耐腐食性」が合格又は良好となる。このアウターチューブ21の耐腐食性に関しては、図4の「1000番台アルミニウム合金(純Al系)」欄と同様の実験結果が得られている。
一方、電位差「Vtmax−Vfmin」が「270[mV]」以上であれば、電位差「Vfcent−Vfsurf」が「0[mV]」及び「20[mV]」であるときには、すなわちインナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcentがインナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurf以上であるときには、インナーフィンの腐食形態が層状腐食又はランダム腐食であるため、中抜け腐食よりも良好な結果を得ることができる。しかしながら、電位差「Vtmax−Vfmin」が「300[mV]」以上になると、インナーフィン22が腐食して無くなってしまう。すなわちインナーフィン22の腐食が進行したときに最後に残るインナーフィン22において最も電位的に貴な電位Vfmaxがアウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位Vtmaxよりも「280mV」以上低くなると、インナーフィン22が腐食して無くなってしまうため、好ましくない。
一方、図10は、アウターチューブ21の心材210として、1000番台のアルミニウム合金(純Al系)に代えて、3000番台のアルミニウム合金(Al−Mn系)を用いた場合の実験結果である。この場合には、「チューブ耐腐食性」及び「インナーフィン腐食形態」に関して、図9に示される実験結果と同様の実験結果が得られた。
また、図11は、アウターチューブ21の心材210として、1000番台のアルミニウム合金(純Al系)に代えて、6000番台のアルミニウム合金(Al−Mg−Si系)を用いた場合の実験結果である。この場合には、「チューブ耐腐食性」に関しては、電位差「Vtmax−Vfmin」が「Vtmax−Vfmin≧100[mV]」を満たす必要があるものの、「インナーフィン腐食形態」に関しては、図9に示される実験結果と同様の実験結果が得られた。
図9及び図10の実験結果に基づけば、アウターチューブ21の耐腐食性を確保するためには、電位差「Vtmax−Vfmin」が「Vtmax−Vfmin≧80[mV]」を満たせば良い。ここで、「Vfmin」は、インナーフィン22において最も卑な部位の電位であるため、インナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcent及びインナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurfのうちのいずれか低い方の電位である。これに着目すれば、アウターチューブ21の耐腐食性を確保するためには、電位Vfcent,Vfsurfが、以下の式f4,f5のうちどちらか一方を満たせば良いことになる。
Vtmax−Vfcent≧80[mV] (f4)
Vtmax−Vfsurf≧80[mV] (f5)
また、図9及び図10の実験結果だけでなく、図11の実験結果に更に基づくと、電位Vfcent,Vfsurfは、より好ましくは以下の式f6,f7のうちどちらか一方を満たせば良い。
Vtmax−Vfcent≧100[mV] (f6)
Vtmax−Vfsurf≧100[mV] (f7)
一方、図9〜図11の実験結果に基づけば、インナーフィン22の中抜け腐食を抑制するためには、インナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcentとインナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurfとが、以下の式f8を満たせば良い。
Vfcent−Vfsurf≧0[mV] (f8)
なお、上記の式f8が満たされるとき、上記の式f5が上記の式f4を包含する関係になるとともに、及び上記の式f7が上記のf6を包含する関係になる。
また、図9〜図11の実験結果に基づけば、インナーフィン22が腐食して無くならないようにするためには、インナーフィン22において最も貴な部位の電位Vfmaxとアウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位Vtmaxとが以下の式f9を満たせばよい。
Vtmax−Vfmax≦250[mV] (f9)
特に、インナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcentとインナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurfとが以下の式f10を満たせば、インナーフィン22の腐食形態をより良好にすることが可能である。
Vfcent−Vfsurf≧20[mV] (f10)
以上説明した本実施形態の熱交換器10のチューブ20によれば、以下の(4)〜(7)に示される作用及び効果を得ることができる。
(4)インナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcent及びインナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurfをアウターチューブ21の心材210の最も貴な部位の電位Vtmaxよりも低くする。また、インナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcent及びインナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurfが上記の式f8を満たすようにする。すなわち、電位Vfcentを電位Vfsurf以上にする。これにより、アウターチューブ21の耐腐食性を確保することができるとともに、インナーフィン22の中抜け腐食を抑制することができる。
(5)インナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcent及びインナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurfは上記の式f4,またはf5を満たすことが好ましい。この構成によれば、アウターチューブ21の耐腐食性を更に向上させることができる。
(6)インナーフィン22の板厚方向の中心Cの電位Vfcent及びインナーフィン22の表層22a,22bの電位Vfsurfは上記の式f10を満たすことが好ましい。この構成によれば、インナーフィン22の腐食をより好適に抑制することが可能となる。
(7)インナーフィン22において最も貴な部位の電位Vfmax及びアウターチューブ21の心材210の電位Vtは上記の式f9を満たすことが好ましい。この構成によれば、インナーフィン22の腐食をより好適に抑制することが可能となる。
<他の実施形態>
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・アウターチューブ21の外面には犠牲層211が設けられていなくてもよい。発明者らの実験結果によれば、インナーフィンの最も卑な部位の電位Vfmin、及びアウターチューブの心材の最も貴な部位の電位Vtmaxが上記の式f2を満たす場合には、外面に犠牲層が設けられていないアウターチューブの場合、図6に示されるように、200[μm]の板厚を有するアウターチューブには腐食貫通が生じない。また、そのアウターチューブの腐食深さは100[μm]以下である。よって、アウターチューブ21の板厚Htは、100[μm]の腐食深さを許容できる板厚が120[μm]であることを考慮して、次式f4の範囲で設定することが可能である。
120[μm]≦Ht≦200[μm] (f4)
・第3実施形態のチューブ20では、アウターチューブ21及びインナーフィン22のそれぞれの板厚を変更してもよい。例えば、インナーフィン22の板厚は、「100[μm]」に限らず、「80[μm]」から「200[μm]」の範囲で設定可能である。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:熱交換器
20:チューブ
21:アウターチューブ
22:インナーフィン
210:心材
211:犠牲層

Claims (10)

  1. 内部に冷却水が流れるアウターチューブ(21)と、
    前記アウターチューブの内部に設けられるインナーフィン(22)と、を備え、
    前記インナーフィンの最も卑な部位の電位が、前記アウターチューブの心材(210)の最も貴な部位の電位よりも低く、
    前記アウターチューブの内面の表層、及び前記インナーフィンの表層の少なくとも一方にろう材層を有する
    熱交換器のチューブ。
  2. 前記アウターチューブの心材の最も貴な部位の電位を「Vtmax」とし、前記インナーフィンの最も卑な部位の電位を「Vfmin」とするとき、電位Vtmax,Vfminは、次式
    Vtmax−Vfmin≧80[mV]
    を満たす
    請求項1に記載の熱交換器のチューブ。
  3. 前記アウターチューブの心材の最も貴な部位の電位を「Vtmax」とし、前記インナーフィンの最も卑な部位の電位を「Vfmin」とするとき、電位Vtmax,Vfminは、次式
    Vtmax−Vfmin≧100[mV]
    を満たす
    請求項1に記載の熱交換器のチューブ。
  4. 前記アウターチューブの外面の表層には犠牲層(211)が設けられ、
    前記犠牲層を含む前記アウターチューブの板厚をHtとするとき、板厚Htは、次式
    120[μm]≦Ht≦300[μm]
    を満たす
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器のチューブ。
  5. 前記アウターチューブの外面の表層には犠牲層が設けられておらず、
    前記アウターチューブの板厚をHtとするとき、板厚Htは、次式
    120[μm]≦Ht≦200[μm]
    を満たす
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換器のチューブ。
  6. 前記インナーフィンの板厚方向の中心の電位及び表層の電位が、前記アウターチューブの心材の最も貴な部位の電位よりも低く、
    前記インナーフィンの板厚方向の中心の電位が前記インナーフィンの表層の電位以上であり、
    前記アウターチューブの内面の表層、及び前記インナーフィンの表層の少なくとも一方に、ろう材層が形成されている
    請求項1に記載の熱交換器のチューブ。
  7. 前記インナーフィンの板厚方向の中心の電位を「Vfcent」とし、前記インナーフィンの表層の電位を「Vfsurf」とし、前記アウターチューブの心材の最も貴な部位の電位を「Vtmax」とするとき、電位Vfcent,Vfsurf,Vtmaxは、次式
    Vtmax−Vfsurf≧80[mV]
    を満たす
    請求項6に記載の熱交換器のチューブ。
  8. 前記インナーフィンの板厚方向の中心の電位を「Vfcent」とし、前記インナーフィンの表層の電位を「Vfsurf」とし、前記アウターチューブの心材の最も貴な部位の電位を「Vtmax」とするとき、電位Vfcent,Vfsurf,Vtmaxは、次式
    Vtmax−Vfsurf≧100[mV]
    を満たす
    請求項6に記載の熱交換器のチューブ。
  9. 前記インナーフィンの板厚方向の中心の電位を「Vfcent」とし、前記インナーフィンの表層の電位を「Vfsurf」とするとき、電位Vfcent,Vfsurfは、次式
    Vfcent−Vfsurf≧20[mV]
    を満たす
    請求項6〜8のいずれか一項に記載の熱交換器のチューブ。
  10. 前記インナーフィンの最も貴な部位の電位を「Vfmax」とし、前記アウターチューブの心材の最も貴な部位の電位を「Vtmax」とするとき、電位Vfmax,Vtmaxは、次式
    Vtmax−Vfmax≦250[mV]
    を満たす
    請求項6〜9のいずれか一項に記載の熱交換器のチューブ。
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