JP2021088241A - 車両前部の衝撃吸収構造 - Google Patents

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準一郎 宗安
Junichiro Muneyasu
準一郎 宗安
和史 村木
Tomohito Muraki
和史 村木
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【課題】通常使用時に車両の上方から作用する荷重による変形を簡易的に抑制できる車両前部の衝撃吸収構造を提供すること。【解決手段】車両の前面を構成する本体部材と、本体部材をラジエータサポートに取り付ける取付部材20と、を備えたラジエータグリルにおいて、取付部材20は、ラジエータサポートに締結される締結部22と、締結部22に接続され、締結部22から本体部材に向けて延びる伝達部23と、本体部材と締結部22との間で伝達部23が延びる方向に直交する方向において伝達部23の両端部から車両の上方に向けて延びる一対の壁部により構成される板状の横壁部24と、横壁部24を構成する一対の壁部を連結させる連結部28と、を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、車両前部の衝撃吸収構造に関する。
従来、特許文献1に記載されるラジエータグリルは、車両の外側に露出し、車両の前面を構成する本体部材と、本体部材を車両の骨格部材であるラジエータサポートに取り付ける取付部材とを備えている。
取付部材は、ベース部と、連結部と、取付部と、サポート部とを有している。ベース部は、車両の左右方向に延びるとともに取付部材の各部を接続している。連結部は、本体部材に連結されている。取付部は、ベース部から車両の後方へ張り出している。取付部は、一対のアーム部位と、締結部位とを有している。締結部位は、一対のアーム部位の先端部分に設けられている。締結部位は、ラジエータサポートに締結されている。そのため、本体部材が取付部材によりラジエータサポートに支持されている。サポート部は、取付部材の左右方向中間の比較的端寄りの位置にて、左右対称に設けられている。サポート部は、本体部材の後面に沿いつつ車両の前方に向けて下る湾曲形状をなしている。サポート部は、下端から車両の上方に向けて漸次幅が狭くなる逆V字形状である。
本体部材は、サポート部の下端に沿いつつ車両の後方に向けて張り出す棚部を有している。
上記のラジエータグリルでは、洗車やエンジンルーム内の点検等の通常使用時フードを開放して作業を行う場合にラジエータグリルに対して車両の上方から荷重が作用するとき、サポート部の下端が本体部材の棚部に対して当たり、サポート部の本体部材に対する相対移動が妨げられる。そのため、ラジエータグリルは、通常使用時に車両の上方から作用する荷重に対して変形し難い。また、本体部材に衝突体が衝突することによりラジエータグリルに衝撃荷重が加わるとき、サポート部が車両の後方に撓むことにより衝撃が吸収される。
特開2016−30522号公報
ところで、上記のラジエータグリルのような車両前部の衝撃吸収構造では、取付部材のサポート部と本体部材の棚部とが協働することにより洗車やエンジンルーム内の点検等の通常使用時に車両の上方から作用する荷重によるラジエータグリルの変形を抑制している。そのため、取付部材にサポート部を設けるだけでなく本体部材に棚部の構成を追加しなければならない。
本発明の目的は、通常使用時に車両の上方から作用する荷重による変形を簡易的に抑制できる車両前部の衝撃吸収構造を提供することにある。
上記課題を解決する車両前部の衝撃吸収構造は、車両の前面を構成する本体部材と、車両の左右方向に延び、且つ前記本体部材を車両の骨格部材に取り付ける取付部材と、を備えた車両前部の衝撃吸収構造において、前記取付部材は、前記骨格部材に締結される締結部と、前記締結部から前記本体部材に向けて延びる伝達部と、前記本体部材と前記締結部との間で前記伝達部が延びる方向に直交する方向における前記伝達部の両端部から車両の上方に向けて延びる一対の壁部により構成される横壁部と、前記横壁部を構成する前記一対の壁部を連結させる連結部と、を有している。
これによれば、洗車やエンジンルーム内の点検等の通常使用時に車両の上方から作用する荷重に対して横壁部が抗するため、取付部材の剛性が保たれている。また、車両の上方から作用する荷重が横壁部に作用したとき、横壁部を構成する一対の壁部には互いに離間する方向に応力が働くが、連結部により互いに離間する方向に働く応力を抑制できる。よって、通常使用時に車両の上方から作用する荷重に対して横壁部が抗する状態を維持し易くなる。したがって、通常使用時に車両の上方から作用する荷重による変形を取付部材のみで簡易的に抑制できる。
上記の車両前部の衝撃吸収構造は、前記連結部には、車両の左右方向に間隔を有する波形状をなすリブが設けられているとよい。
これによれば、通常使用時に車両の上方から作用する荷重に対する取付部材の剛性を向上させることができるため、変形を抑制できる。
上記の車両前部の衝撃吸収構造は、前記リブは、複数設けられているとよい。
車両が衝突体に衝突したとき、衝突体の一部が車両の上方から衝突することがある。すなわち、洗車やエンジンルーム内の点検等の通常使用時に車両の上方から作用する所定荷重を超える荷重よりも大きい衝撃荷重が車両の上方から作用することがある。
その点、これによれば、リブを複数設けることにより取付部材の剛性を制御することができるため、車両が衝突体に衝突したときに取付部材が変形するときの荷重を制御することができる。すなわち、衝突体に作用する反力を制御することができる。
この発明によれば、通常使用時に車両の上方から作用する荷重による変形を簡易的に抑制できる。
車両前部の衝撃吸収構造の分解斜視図。 取付部材の後方斜視図。 取付部材の後方斜視図。 連結部を示した斜視図。 図4の5−5線で切断したときの断面図。
以下、車両前部の衝撃吸収構造を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。なお、本実施形態では、車両前部の衝撃吸収構造をラジエータグリルに具体化して説明する。
図1に示すように、ラジエータグリル1は、本体部材10と、取付部材20とを備えている。本体部材10は、車両の外面に露出し、車両の前面を構成するフロントグリルである。本体部材10には、車両のエンジンルームに風を取り込むための図示しない通風口が設けられている。取付部材20は、本体部材10の車両後方側に設けられている。取付部材20は、本体部材10を車両の骨格部材であるラジエータサポート30に取り付けるためのグリルインナである。取付部材20は、車両の左右方向に延びている。取付部材20は、洗車やエンジンルーム内の点検等の通常使用時に車両の上方から作用する荷重F1に対する剛性を保ちつつ、車両衝突時に車両の上方から作用する衝撃荷重F2を吸収する衝撃吸収部21を複数有している。複数の衝撃吸収部21は、取付部材20の延びる方向に間隔をおいて設けられている。なお、本体部材10及びラジエータサポート30は、車両により種々の形状が考えられるため、詳細な形状について説明せず、二点鎖線でその存在を記載している。
図2及び図3に示すように、取付部材20の衝撃吸収部21は、締結部22と、長四角板状の伝達部23と、板状の横壁部24と、連結部28とを有している。
締結部22は、四角板状の底壁22aと、板状の側壁22bとを有している。底壁22aは、伝達部23の長手方向の一方の端部に一体的に設けられている。すなわち、伝達部23は、締結部22に接続されている。側壁22bは、底壁22aの伝達部23とは反対側の縁部である第1外縁と、底壁22aの第1外縁の両側に連続している縁部である一対の第2外縁の一部から突出している。側壁22bは、U字形状をなしている。締結部22の底壁22aは、ラジエータサポート30に対してボルトにより締結される。すなわち、締結部22は、車両の骨格部材であるラジエータサポート30に締結されている。
横壁部24は、伝達部23の短手方向の両端部から突出している。横壁部24は、伝達部23の短手方向の両端部の全長に設けられている。また、横壁部24は、締結部22の底壁22aの一対の第2縁部の一部から突出している。すなわち、横壁部24は、伝達部23及び締結部22から突出する一対の壁部である。伝達部23と横壁部24に囲まれた空間において、伝達部23と横壁部24との境界部分は、伝達部23の延びる方向に形成された直線形状の一対の境界線Bが形成されている。横壁部24は、締結部22の側壁22bに連続している。横壁部24は、伝達部23及び締結部22から突出する方向において、一対の壁部の間隔が徐々に広くなるように配置されている。横壁部24は、伝達部23及び締結部22からV字状に突出している。
図2に示すように、伝達部23は、長四角板状の本体部23aを有している。本体部23aは、締結部22の底壁22aを中心として横壁部24が伝達部23から突出する方向とは反対側に所定の角度で配置されている。所定の角度とは、例えば10度〜20度程度の範囲の角度である。
図2及び図3に示すように、衝撃吸収部21は、台形板状の縦リブ25を有している。縦リブ25は、締結部22の底壁22aと伝達部23との境界部分に設けられている。縦リブ25の互いに平行をなす両縁部のうち短い縁部は、締結部22の底壁22aと一体的に設けられている。縦リブ25の互いに平行をなす両縁部を接続する一対の縁部は、横壁部24に一体的に設けられている。そのため、締結部22の底壁22aは、側壁22bと、横壁部24の一部と、縦リブ25とにより囲まれた状態となる。
連結部28は、横壁部24を構成する一対の壁部を連結している。連結部28は、一対の壁部における伝達部23とは反対側に位置する先端部に設けられている。ここで、本実施形態における横壁部24の先端部とは、例えば横壁部24を構成する一対の壁部の伝達部23からの高さの半分よりも一対の壁部の先端寄りの部分を示す。連結部28は、伝達部23の長手方向において、伝達部23と締結部22との境界部分に位置している。すなわち、連結部28は、縦リブ25の上方に位置している。
図4に示すように、連結部28は、連結板部28aと、複数のリブ28bとを有している。連結板部28aは、矩形板状をなしている。連結板部28aは、長手方向の端部それぞれが横壁部24を構成する一対の壁部それぞれと一体的に設けられている。連結板部28aの板厚方向は、伝達部23の延びる方向と同じである。複数のリブ28bは、連結板部28aと一体的に設けられている。複数のリブ28bは、連結板部28aの短手方向の両端部における横壁部24の先端側に設けられている。複数のリブ28bは、薄板状をなしている。複数のリブ28bは、その板厚方向が連結板部28aの板厚方向と同じとなるように連結板部28aに設けられている。複数のリブ28bは、連結板部28aの板厚方向において複数回湾曲した波形状をなしている。複数のリブ28bは、連結板部28aの長手方向において連続している。複数のリブ28bの全体像は、連結板部28aの板厚方向において蛇行するように構成されることにより波形状をなしている。すなわち、複数のリブ28bは、連結板部28aの長手方向において間隔が持たされている。そして、複数のリブ28bは、連結板部28aから立設する波形状の凸部である。複数のリブ28bは、連結板部28aの板厚方向において、連結板部28aの一方の面よりも突出している。横壁部24を構成する一対の壁部に隣接するリブ28bは、横壁部24を構成する一対の壁部それぞれに一体的に接続されている。なお、連結部28は、車両の上方から作用する荷重F1が所定荷重を超えない場合には変形しない程度の剛性を有している。
図1及び図3に示すように、隣り合う衝撃吸収部21は、接続部26により接続されている。接続部26は、第1接続板部26aと、一対の第2接続板部26bとにより構成されている。第1接続板部26aは、四角板状をなしている。隣り合う横壁部24の一方を第1横壁部として、他方を第2横壁部とすると、第1接続板部26aは、第1横壁部を構成する一対の壁部の一方と、第2横壁部を構成する一対の壁部の他方とを接続している。第1接続板部26aは、第1横壁部を構成する一対の壁部の一方における伝達部23とは反対側の先端と、第2横壁部を構成する一対の壁部の他方における伝達部23とは反対側の先端とを接続している。第1接続板部26aは、伝達部23の本体部23aと同じ方向に延びている。一対の第2接続板部26bは、第1横壁部を構成する一対の壁部の一方と、第2横壁部を構成する一対の壁部の他方と、第1接続板部26aとにより囲まれる空間を閉塞するように設けられている。一対の第2接続板部26bは、第1横壁部を構成する一対の壁部の一方と、第2横壁部を構成する一対の壁部の他方と、第1接続板部26aとを接続するように設けられている。一対の第2接続板部26bは、第1横壁部を構成する一対の壁部の一方と、第2横壁部を構成する一対の壁部の他方と、第1接続板部26aとに囲まれる空間のうち第1接続板部26a寄りに設けられている。一対の第2接続板部26bそれぞれは、伝達部23及び第1接続板部26aが延びる方向において互いに対向する位置に設けられている。
図1に示すように、伝達部23の締結部22とは反対側の端部は、一対の第2接続板部26bの締結部22とは反対側に位置するものよりも伝達部23の長手方向に突出している。取付部材20は、伝達部23の締結部22とは反対側の端部に本体部材締結部27を有している。本体部材締結部27には、本体部材10が締結される。本体部材締結部27の構成としては、例えばボルトとナットを採用してもよい。なお、本体部材締結部27の構成は、本体部材10を取付部材20に対して締結することができれば構成を適宜変更してもよい。
図1及び図2に示すように、取付部材20は、締結部22をラジエータサポート30側に配置し、取付部材20の本体部材締結部27を本体部材10側に配置した状態で車両に適用される。また、伝達部23の長手方向は、車両の前後方向となる。そのため、伝達部23は、締結部22から本体部材10に向けて延びている。伝達部23の締結部22とは反対側の端部は、伝達部23の本体部材10側の端部である。そのため、本体部材締結部27は、伝達部23の本体部材10側の端部に設けられ、且つ本体部材10の車両後方側に締結される。伝達部23は、締結部22の位置から本体部材10に向かうにつれて車両の前方及び車両の下方に向けて延びている。すなわち、伝達部23は、締結部22を中心として車両の下方に向けて所定の角度だけ傾斜している。なお、所定の角度は、10度〜20度程度の範囲の角度に限らず、締結部22を中心として本体部材締結部27が本体部材10に締結される位置までの角度を予め確認した上で設定してもよい。
伝達部23の短手方向は、本体部材10と締結部22との間で伝達部23が延びる方向に直交する方向となる。また、横壁部24が伝達部23及び締結部22から突出している方向は、車両の上方となる。そのため、横壁部24は、本体部材10と締結部22との間で伝達部23が延びる方向に直交する方向において伝達部23の両端部及び締結部22の底壁22aの一対の第2外縁の一部から車両の上方に向けて延びている。なお、接続部26の第1接続板部26aは、車両の本体部材10よりも上方に位置する図示しないフードのエンジンルーム側の内面に沿うように延びている。フードは、車両のエンジンルームを閉塞する部材である。
また、図4に示すように、取付部材20の締結部22をラジエータサポート30側に配置し、取付部材20の本体部材締結部27を本体部材10側に配置した状態において、連結部28の連結板部28aの板厚方向は、車両の前後方向となる。そのため、複数のリブ28bは、車両の前後方向に蛇行する波形状をなしている。また、連結部28の連結板部28aの長手方向が車両の左右方向となる。よって、連結部28には、車両の左右方向において間隔を持たせた複数のリブ28bが設けられている。
本実施形態の作用について説明する。
図5に示すように、例えば車両においては、洗車やエンジンルーム内の点検等の通常使用時にフードを開放して作業を行う場合、ラジエータグリル1に対して車両の上方から荷重F1が作用することがある。その場合、所定荷重を超える荷重F1が加わると、取付部材20が車両の下方に向けて撓みやすくなるが、車両の上方から作用する荷重F1に対して取付部材20の横壁部24が抗する。そのため、通常使用時の取付部材20の剛性が保たれている。また、車両の上方から作用する荷重F1が横壁部24に作用したとき、横壁部24を構成する一対の壁部には互いに離間する方向に応力が働くが、連結部28により互いに離間する方向に働く応力を抑制できる。よって、通常使用時に車両の上方から作用する荷重F1に対して横壁部24が抗する状態を維持し易くなる。ここで、所定荷重とは、洗車やエンジンルーム内の点検等の通常使用時に例えば作業者がラジエータグリル1に対して体重をかけてしまい、取付部材20が変形し始める大きさの荷重を示している。所定荷重は、ラジエータグリル1及び取付部材20の設計時に作業者がラジエータグリル1に対して体重をかけてしまうことを予め想定した上で設定されている。なお、図5には、横壁部24を構成する一対の壁部に上記の応力が働く様子を二点鎖線で示している。また、二点鎖線で示す図には、説明の便宜上、連結部28の複数のリブ28bを割愛して記載している。
本実施形態の効果について説明する。
(1)横壁部24を構成する一対の壁部を連結する連結部28を採用することにより通常使用時に車両の上方から作用する荷重F1に対して横壁部24が抗する状態を維持しやすくなるため、通常使用時の車両の上方から作用する荷重F1による変形を取付部材20のみで簡易的に抑制できる。
(2)連結部28に車両の左右方向において間隔を有する波形状をなすリブ28bが設けられている。リブ28bは、連結板部28aから車両の上方に向けて延びる波形状の凸部であるため、通常使用時に車両の上方から作用する荷重F1に対して抗することができる。したがって、通常使用時に車両の上方から作用する荷重F1に対する取付部材20の剛性を向上させることができる。
(3)車両が衝突体に衝突したとき、衝突体の一部が車両の上方から衝突することがある。すなわち、洗車やエンジンルーム内の点検等の通常使用時に車両の上方から作用する所定荷重を超える荷重F1よりも大きい衝撃荷重F2が車両の上方から作用することがある。
本実施形態では、リブ28bを複数設けることにより取付部材20の剛性を制御することができるため、車両が衝突体に衝突したときに取付部材20が変形するときの荷重を制御することができる。すなわち、衝撃荷重F2の吸収を制御でき、且つ衝突体に作用する反力を制御することができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
○ 連結部28は、横壁部24を構成する一対の壁部の伝達部23からの高さの半分よりも一対の壁部の先端寄りの部分に設けられていたが、例えば横壁部24を構成する一対の壁部の伝達部23の高さの半分よりも伝達部23寄りの部分に設けられていてもよい。
○ 連結部28の連結板部28aの板厚方向は、伝達部23の延びる方向と同じであるが、適宜変更してもよい。例えば、連結板部28aの板厚方向を伝達部23の板厚方向と同じにしてもよい。この場合、連結部28の複数のリブ28bは、連結板部28aから車両の前方又は車両の後方に向けて突出する波形状の凸部となる。すなわち、複数のリブ28bは、車両の左右方向において間隔を持たせていればよく、連結板部28aからの突出方向は、連結板部28aの配置に伴い変更してもよい。
○ 複数のリブ28bが採用されていたが、リブ28bは1つだけでもよい。
○ 伝達部23は、長四角板状に限らない。伝達部23は、伝達部23と横壁部24との境界部分に一対の境界線Bが少なくとも構成され、締結部22から本体部材10に向けて延びる構成であればどのように変更してもよい。
○ 本体部材締結部27を割愛し、伝達部23の本体部材10側の端部を本体部材10の車両後方に当接させてもよい。また、伝達部23の本体部材10側の端部と、本体部材10との間に隙間を形成してもよい。すなわち、伝達部23の本体部材10側の端部を本体部材10に対して締結させることに限らない。
○ 締結部22の側壁22bは割愛してもよい。すなわち、締結部22は底壁22aのみで構成されてもよい。
○ 横壁部24は、締結部22の底壁22aからも突出していたが、伝達部23から突出する構成であればよい。
○ 横壁部24を構成する一対の壁部は、伝達部23及び締結部22からV字状に突出していたが、例えば伝達部23及び締結部22から互いに平行に突出するようにしてもよい。
○ 取付部材20は、複数の衝撃吸収部21を有していたが、これに限らない。例えば、取付部材20は、1つの衝撃吸収部21を有していてもよい。
○ 本体部材10をフロントグリルとしたが、これに限らない。例えば、本体部材10を車両のバンパーとしてもよく、車両前部の衝撃吸収構造はラジエータグリル1に限らない。
○ 取付部材20が締結される骨格部材をラジエータサポートとしたが、車両のエンジンルーム内に存在する車両のフレームでもよい。
1…ラジエータグリル、10…本体部材、20…取付部材、22…締結部、23…伝達部、24…横壁部、28…連結部、28b…リブ、30…ラジエータサポート、F1…荷重、F2…衝撃荷重。

Claims (3)

  1. 車両の前面を構成する本体部材と、
    車両の左右方向に延び、且つ前記本体部材を車両の骨格部材に取り付ける取付部材と、を備えた車両前部の衝撃吸収構造において、
    前記取付部材は、
    前記骨格部材に締結される締結部と、
    前記締結部から前記本体部材に向けて延びる伝達部と、
    前記本体部材と前記締結部との間で前記伝達部が延びる方向に直交する方向における前記伝達部の両端部から車両の上方に向けて延びる一対の壁部により構成される横壁部と、
    前記横壁部を構成する前記一対の壁部を連結させる連結部と、を有していることを特徴とする車両前部の衝撃吸収構造。
  2. 前記連結部には、車両の左右方向に間隔を有する波形状をなすリブが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両前部の衝撃吸収構造。
  3. 前記リブは、複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両前部の衝撃吸収構造。
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