JP2021088148A - 熱転写シート、及び該熱転写シートと中間転写媒体との組合せ - Google Patents

熱転写シート、及び該熱転写シートと中間転写媒体との組合せ Download PDF

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Abstract

【課題】画像非形成位置における、転写層剥離及び地汚れの発生を効果的に抑制できる、熱転写シートと中間転写媒体との組合せの提供。【解決手段】発明の熱転写シートは、第1基材と、色材層とを備え、色材層が、色材と、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂材料と、可塑材とを含むことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本開示は、熱転写シート、及び該熱転写シートと中間転写媒体との組合せに関する。
従来、種々の熱転写記録方法が知られている。例えば、溶融転写型色材層を備える熱転写シートと、被転写体とを重ね合わせ、次いで、熱転写プリンタが備えるサーマルヘッド等により、熱転写シートを加熱することで、被転写体上に、溶融転写型色材層を転写(一次転写)し、画像形成を行い、印画物を製造する、熱溶融転写方式が知られている。
また、例えば、昇華転写型色材層を備える熱転写シートと、被転写体とを重ね合わせ、次いで、熱転写プリンタが備えるサーマルヘッド等により熱転写シートを加熱することで、被転写体上に、昇華転写型色材層に含まれる昇華性染料を転写することで画像形成を行い、印画物を製造する、昇華転写方式が知られている。
また、これら熱転写シートと、転写層を備える中間転写媒体とを組み合わせて使用することにより、印画物を製造することも広く行われている。
具体的にはまず、熱転写シートと、中間転写媒体とを重ね合わせ、次いで、熱転写プリンタが備えるサーマルヘッドにより熱転写シートを加熱することで、中間転写媒体が備える、受容層を含む転写層の上に、溶融転写型色材層を転写(一次転写)、又は昇華転写型色材層に含まれる昇華性染料を転写し、画像を形成する。次いで、中間転写媒体を加熱することにより、被転写体上へ、画像が形成された転写層を転写(二次転写)することにより、印画物が製造される。
熱転写シートが備える色材層に含有させるバインダー樹脂として、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステルやエポキシ樹脂が使用されている(特許文献1参照)。
特開2017−056678号公報
ところで、熱転写シートは、通常、製造直後ではなく、巻取保管後に、印画物の製造に使用される。
今般、本発明者らは、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステルやエポキシ樹脂を含む色材層を備える熱転写シートを、高温条件下において巻取保管することにより、経時的に、該熱転写シートを用いて製造される印画物に形成される画像の濃度低下を引き起こしてしまうおそれがあるという新たな問題を見出した。
そして、該色材層に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステルやエポキシ樹脂に加えて、可塑材を含有させることにより、この画像濃度低下を効果的に抑制できるとの知見を得た。
本開示は、上記知見に基づいてなされたものであり、その解決しようとする課題は、高温条件下において長期保管した場合における、画像濃度の低下を効果的に抑制できる(以下、画像濃度保持性という)、熱転写シートを提供することである。
また、本開示の解決しようとする課題は、該熱転写シートと、中間転写媒体との組合せを提供することである。
本開示の熱転写シートは、第1基材と、色材層とを備え、
色材層が、色材と、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂材料と、可塑材とを含むことを特徴とする。
一実施形態において、色材層に含まれる樹脂材料100質量部に対する色材層に含まれる可塑材の含有量は、1質量部以上30質量部以下である。
一実施形態において、色材層における塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂の含有量の和は、30質量%以上70質量%以下である。
一実施形態において、色材層の厚さは、0.1μm以上5μm以下である。
一実施形態において、可塑材の凝固点は、20℃以下である。
一実施形態において、本開示の熱転写シートは、色材層として、イエロー色材層、マゼンタ色材層、シアン色材層及びブラック色材層を面順次に備える。
一実施形態において、色材層は、熱溶融転写型色材層である。
本開示の熱転写シートと中間転写媒体との組合せは、
上記熱転写シートと、中間転写媒体との組合せであって、
中間転写媒体が、第2基材と、転写層とを備え、
転写層が、少なくとも受容層を備えることを特徴とする。
一実施形態において、受容層は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂材料を含む。
一実施形態において、受容層における塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂の含有量の和は、70質量%以上である。
一実施形態において、受容層は、可塑材を含む。
一実施形態において、受容層に含まれる樹脂材料100質量部に対する受容層に含まれる可塑材の含有量は、5質量部以上30質量部以下である。
本開示の熱転写シートによれば、高温条件下において長期保管した場合における、該熱転写シートを用いて形成される画像の濃度低下を効果的に抑制できる。
また、本開示の解決しようとする課題は、該熱転写シートと、中間転写媒体との組合せを提供することである。
本開示の熱転写シートの一実施形態を表す模式断面図である。 本開示の熱転写シートの一実施形態を表す模式断面図である。 本開示の熱転写シートの一実施形態を表す模式断面図である。 本開示の熱転写シートの一実施形態を表す模式断面図である。 本開示の熱転写シートの一実施形態を表す模式断面図である。 本開示の熱転写シートと中間転写媒体との組合せの一実施形態を表す模式断面図である。 本開示の熱転写シートと中間転写媒体との組合せを構成する中間転写媒体の一実施形態を表す模式断面図である。 本開示の熱転写シートと中間転写媒体との組合せを構成する中間転写媒体の一実施形態を表す模式断面図である。 画像濃度保持性評価において形成したSTEP画像を表す図である。
(熱転写シート)
本開示の熱転写シート10は、図1に示すように、第1基材11と、第1基材11上に設けられた、色材層12とを備える。
一実施形態において、後述するように、色材層12が、溶融転写型の色材層である場合、熱転写シート10は、図2に示すように、第1基材11と色材層12との間に、剥離層13を備える。
一実施形態において、後述するように、色材層12が、溶融転写型の色材層である場合、熱転写シート10は、図3に示すように、第1基材11と色材層12との間に、離型層14を備える。熱転写シート10が、剥離層13及び離型層14を備える場合、図4に示すように、第1基材11と色材層12との間に、第1基材11側から、離型層14及び剥離層13の順に備える。
一実施形態において、熱転写シート10は、図5に示すように、色材層12を複数備える。
一実施形態において、熱転写シート10は、図1〜5に示すように、第1基材11の色材層12が設けられた面とは反対の面に、背面層15を備える。
以下、本開示の熱転写シートが備える各層について説明する。
(第1基材)
第1基材は、熱転写時に加えられる熱エネルギー(例えば、サーマルヘッドによる熱)に耐え得る耐熱性を有し、第1基材上に設けられる色材層等を支持できる機械的強度や耐溶剤性を有するものであれば、特に制限なく使用できる。
第1基材として、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、テレフタル酸−シクロヘキサンジメタノール−エチレングリコール共重合体等のポリエステル、ナイロン6及びナイロン6,6等のポリアミド、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)及びポリメチルペンテン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール及びポリビニルピロリドン(PVP)等のビニル樹脂、ポリアクリレート、ポリメタアクリレート及びポリメチルメタアクリレート等の(メタ)アクリル樹脂、ポリイミド及びポリエーテルイミド等のイミド樹脂、セロファン、セルロースアセテート、ニトロセルロース、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)及びセルロースアセテートブチレート(CAB)等のセルロース樹脂、ポリスチレン(PS)等のスチレン樹脂、ポリカーボネート、並びにアイオノマー樹脂等から構成されるフィルム(以下、単に「樹脂フィルム」という。)を使用できる。
上記した樹脂の中でも、耐熱性及び機械的強度という観点から、PET及びPEN等のポリエステルが好ましく、PETが特に好ましい。
なお、本開示において、「(メタ)アクリル」とは「アクリル」と「メタアクリル」の両方を包含することを意味する。また、「(メタ)アクリレート」とは「アクレート」と「メタアクレート」の両方を包含することを意味する。
また、上記した樹脂フィルムの積層体を第1基材として使用できる。樹脂フィルムの積層体は、ドライラミネーション法、ウェットラミネーション法及びエクストリュージョン法等を利用して作製できる。
第1基材が樹脂フィルムである場合、該樹脂フィルムは、延伸フィルムであっても、未延伸フィルムであってもよいが、強度という観点からは、一軸方向又は二軸方向に延伸された延伸フィルムが好ましい。
第1基材の厚さは、2μm以上25μm以下であることが好ましく、3μm以上10μm以下であることがより好ましい。これにより、第1基材の機械的強度及び熱転写時の熱エネルギーの伝達を良好なものとできる。
(色材層)
熱転写シートは、第1基材上に色材層を備え、該色材層は、溶融転写型色材層であってもよく、昇華転写型色材層であってもよい。
また、熱転写シートは、色材層を複数備えていてもよい。
また、溶融転写型色材層及び昇華転写型色材層を共に備えていてもよい。
好ましい態様においては、熱転写シートは、イエロー色材層、マゼンタ色材層、シアン色材層及びブラック色材層を面順次に備える。
色材層は、少なくとも1種の色材を含み、これは顔料であっても、染料であってもよい。また、染料は、昇華性染料であってもよい。
色材としては、例えば、カーボンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック、黒煙、鉄黒、アニリンブラック、シリカ、炭酸カルシウム、酸化チタン、カドミウムレッド、カドモポンレッド、クロムレッド、バーミリオン、ベンガラ、アゾ系顔料、アリザリンレーキ、キナクリドン、コチニールレーキペリレン、イエローオーカー、オーレオリン、カドミウムイエロー、カドミウムオレンジ、クロムイエロー、ジンクイエロー、ネイプルスイエロー、ニッケルイエロー、アゾ系顔料、グリニッシュイエロー、ウルトラマリン、岩群青、コバルト、フタロシアニン、アントラキノン、インジコイド、シナバーグリーン、カドミウムグリーン、クロムグリーン、フタロシアニン、アゾメチン、ペリレン、アルミニウム顔料等が挙げられる。
また、昇華性染料としては、例えば、ジアリールメタン染料、トリアリールメタン染料、チアゾール染料、メロシアニン染料、ピラゾロン染料、メチン染料、インドアニリン染料、アセトフェノンアゾメチン染料、ピラゾロアゾメチン染料、キサンテン染料、オキサジン染料、チアジン染料、アジン染料、アクリジン染料、アゾ染料、スピロピラン染料、インドリノスピロピラン染料、フルオラン染料、ナフトキノン染料、アントラキノン染料及びキノフタロン染料等が挙げられる。
色材層は、色材を2種以上含んでいてもよい。
色材層における色材の含有量は、10質量%以上60質量%以下であることが好ましく、20質量%以上50質量%以下であることがより好ましい。これにより、本開示の熱転写シートを用いて形成される画像の濃度を向上できる。
色材層は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂材料を含み、これらの中でも、熱転写シートの耐ブロッキング性、及び二次転写性という観点からは、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体及びポリエステルが好ましく、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体がより好ましい。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とは、塩化ビニルと、酢酸ビニルとの共重合体を意味するが、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体は、本開示の熱転写シートの特性を損なわない範囲で、塩化ビニル及び酢酸ビニル以外の化合物を共重合成分として含んでいてもよい。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体におけるその他の化合物由来の構成単位の割合は、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましく、3質量%以下であることがさらに好ましい。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の数平均分子量(Mn)は、5000以上50000以下であることが好ましく、7000以上43000以下であることがより好ましい。これにより、耐ブロッキング性、一次転写性及び二次転写性をより向上できる。また、被転写体、及び中間転写媒体が備える受容層との密着性を向上できる。
なお、本開示において、Mnは、ポリスチレンを標準物質としてゲル浸透クロマトグラフィーにより測定した値を意味し、JIS K 7252−3(2016年発行)に準拠した方法で測定する。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体のガラス転移温度(Tg)は、50℃以上90℃以下であることが好ましく、60℃以上80℃以下であることがより好ましい。これにより、耐ブロッキング性、一次転写性及び二次転写性をより向上できる。また、被転写体、及び中間転写媒体が備える受容層との密着性を向上できる。
本開示において、Tgは、JIS K 7121に準拠して、示査走査熱量測定(DSC)により求める値である。
本開示において、ポリエステルとは、ジカルボン酸化合物とジオール化合物との共重合体を意味する。
ジカルボン酸化合物としては、例えば、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、エイコサンジオン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、メチルマロン酸及びエチルマロン酸、アダマンタンジカルボン酸、ノルボルネンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、デカリンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,8−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、フェニルエンダンジカルボン酸、アントラセンジカルボン酸、フェナントレンジカルボン酸、9,9’−ビス(4−カルボキシフェニル)フルオレン酸及びこれらのエステル誘導体等が挙げられる。
ジオール化合物としては、例えば、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサンジエタノール、デカヒドロナフタレンジメタノール、デカヒドロナフタレンジエタノール、ノルボルナンジメタノール、ノルボルナンジエタノール、トリシクロデカンジメタノール、トリシクロデカンエタノール、テトラシクロドデカンジメタノール、テトラシクロドデカンジエタノール、デカリンジメタノール、デカリンジエタノール、5−メチロール−5−エチル−2−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジオキサン、シクロヘキサンジオール、ビシクロヘキシル−4,4’−ジオール、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシルプロパン)、2,2−ビス(4−(2−ヒドロキシエトキシ)シクロヘキシル)プロパン、シクロペンタンジオール、3−メチル−1,2−シクロペンタジオール、4−シクロペンテン−1,3−ジオール、アダマンジオール、パラキシレングリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールS,スチレングリコール、トリメチロールプロパン及びペンタエリスリトール等が挙げられる。
本開示の熱転写シートの特性を損なわない範囲において、ポリエステルは、ジカルボン酸化合物及びジオール化合物以外の重合成分を含んでいてもよいが、その構成割合は、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましく、3質量%以下であることがさらに好ましい。
ポリエステルのMnは、3000以上30000以下であることが好ましく、6000以上18000以下であることがより好ましい。これにより、一次転写性及び二次転写性を向上できる。また、被転写体、及び中間転写媒体が備える受容層との密着性を向上できる。
ポリエステルのTgは、45℃以上85℃以下であることが好ましく、55℃以上70℃以下であることがより好ましい。これにより、一次転写性及び二次転写性を向上できる。また、被転写体、及び中間転写媒体が備える受容層との密着性を向上できる。
本開示において、エポキシ樹脂とは、分子内にエポキシ基を1つ以上含む化合物を指し、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリグリシジルアミノフェノール型エポキシ樹脂、テトラグリシジルアミン型エポキシ樹脂、テトラキス(グリシジルオキシフェニル)エタンやトリス(グリシジルオキシメタン)及びこれらを変性したエポキシ樹脂等が挙げられる。
エポキシ樹脂のエポキシ当量は、300g/eq.以上4000g/eq.以下であることが好ましく、1200g/eq.以上2200g/eq.以下であることがより好ましい。これにより、一次転写性及び二次転写性を向上できる。また、被転写体、及び中間転写媒体が備える受容層との密着性を向上できる。
なお、本開示において、エポキシ当量は、JIS K 7236(2009年発行)に準拠して測定する。
エポキシ樹脂の数平均分子量(Mn)は、1000以上4500以下であることが好ましく、2000以上4000以下であることがより好ましく、2500以上3500以下が特に好ましい。これにより、一次転写性及び二次転写性を向上できる。また、被転写体、及び中間転写媒体が備える受容層との密着性を向上できる。
エポキシ樹脂の軟化点は、70℃以上150℃以下であることが好ましく、85℃以上135℃以下であることがより好ましい。これにより、一次転写性及び二次転写性を向上できる。また、被転写体、及び中間転写媒体が備える受容層との密着性を向上できる。
なお、本開示において、軟化点は、JIS K 2207の環球法に準拠して測定する。
色材層における塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂の含有量の和は、30質量%以上70質量%以下であることが好ましく、40質量%以上60質量%以下であることがより好ましい。これにより、一次転写性及び二次転写性を向上できる。また、被転写体、及び中間転写媒体が備える受容層との密着性を向上できる。さらに、複数の色材層が重なり合うように一次転写した場合における、溶融転写型色材層同士の密着性を向上できる。
色材層は、1種又は2種以上の可塑材を含み、本開示において、可塑材は、溶融転写型色材層に含まれる樹脂材料へ可塑性を付与することができる、非重合性の化合物である。
可塑材としては、例えば、安息香酸エステル化合物、フタル酸エステル化合物、クエン酸エステル化合物、テレフタル酸エステル化合物、リン酸エステル化合物、脂肪酸エステル化合物、アジピン酸エステル化合物及びスルホン酸エステル化合物等のエステル化合物、アミド化合物並びにエーテル化合物等が挙げられる。色材層は、可塑材を2種以上含んでいてもよい。
安息香酸エステル化合物としては、例えば、安息香酸スクロース、二安息香酸エチレングリコール、三安息香酸グリセリド、四安息香酸ペンタエリスリット及びトリメチロールプロパントリベンゾエイト等が挙げられる。
フタル酸エステル化合物としては、例えば、フタル酸ジシクロへキシル、フタル酸ジエチルへキシル、フタル酸ジヒドロアビエチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソデシル、イソフタル酸ジメチル及びフタル酸ジイソノニル等が挙げられる。
クエン酸エステル化合物としては、例えば、アセチルクエン酸トリブチルクエン酸トリエチル及びアセチルクエン酸トリエチル等が挙げられる。
テレフタル酸化合物としては、例えば、テレフタル酸ジエチル、テレフタル酸ジブチル、テレフタル酸ジイソブチル、テレフタル酸ジへキシル及びテレフタル酸ジオクチル等が挙げられる。
リン酸エステル化合物としては、例えば、トリフェニルホスフェート及びトリクレジルホフェート等が挙げられる。
脂肪酸エステルとしては、例えば、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸エチルへキシル、パルミチン酸エチルへキシル、エチルヘキサン酸セチル、ラウリン酸メチル及び2−エチルヘキサン酸トリグリセライド等が挙げられる。
アジピン酸エステル化合物としては、例えば、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジオクチル及びアジピン酸ブトキシエトキシルベンジル等が挙げられる。
スルホン酸エステル化合物としては、例えば、デカンスルホン酸フェニル、ウンデカンスルホン酸フェニル、ドデカンスルホン酸フェニル、トリデカンスルホン酸フェニル及びテトラデカンスルホン酸フェニル等が挙げられる。
アミド化合物としては、例えば、トルエンスルホンアミド、エチルトルエンスルホンアミド及びシクロへキシルトルエンスルホンアミド等が挙げられる。
エーテル化合物としては、例えば、トリエチレングリコールジ−2−エチルブチレート、トリエチレングリコールジ−2−エチルヘキソエート及びトリブチレングリコールジ−2−エチルブチレート等が挙げられる。
使用する可塑材は、常温(20℃)で液体状態の可塑材であることが好ましい。これにより、画像濃度保持性をより向上できる。
可塑材の凝固点は、20℃以下であることが好ましく、0℃以下であることがより好ましく、−10℃以下であることがさらに好ましい。これにより、画像濃度保持性をより向上できる。
本開示において、凝固点は、JIS K 0065に準拠して測定する。
また、可塑材の凝固点は、−90℃以上であることが好ましい。
色材層に含まれる樹脂材料の総量100に対する、可塑材の含有量は、1質量部以上30質量部以下であることが好ましく、3質量部以上20質量部以下であることがより好ましい。これにより、画像濃度保持性をより向上できる。
本開示の熱転写シートの特性を損なわない範囲において、色材層は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂以外の樹脂材料(以下、その他の樹脂材料という)を含み、例えば、ポリアミド、ポリオレフィン、ビニル樹脂、ビニルアセタール樹脂、(メタ)アクリル樹脂、セルロース樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート、ブチラール樹脂、フェノキシ樹脂及びアイオノマー樹脂等が挙げられる。
また、本開示の熱転写シートの特性を損なわない範囲において、色材層は、充填材、紫外線吸収材、無機粒子、有機粒子及び分散材等の添加材を含むことができる。
色材層の厚さは、0.1μm以上5μm以下であることが好ましく、0.5μm以上2μm以下であることがより好ましい。これにより、一次転写性及び二次転写性をより向上できる。また、被転写体、及び中間転写媒体が備える受容層との密着性を向上できる
色材層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第1基材等の上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(離型層)
離型層は、第1基材と溶融転写型色材層との間に設けられ、溶融転写型色材層の中間転写媒体が備える受容層上への転写時に、第1基材上に留まる層であり、溶融転写型色材層の一次転写性向上を目的として設けられる。
一実施形態において、離型層は、1種又は2種以上の樹脂材料を含み、例えば、(メタ)アクリル樹脂、ポリウレタン、アセタール樹脂、ポリアミド、ポリエステル、メラミン樹脂、ポリオール樹脂、セルロース樹脂及びシリコーン樹脂等が挙げられる。
離型層における樹脂材料の含有量は特に限定されず、例えば、50質量%以上99質量%以下とすることができる。
一実施形態において、離型層は、上記離型材を含み、これにより、溶融転写型色材層の転写性をより向上できる。
離型層における離型材の含有量は、0.1質量%以上10質量%以下であることが好ましく、0.5質量%以上5質量%以下であることがより好ましい。これにより、一次転写性をより向上できる。
また、離型層は、本開示の熱転写シートの特性を損なわない範囲において、上記添加材を含むことができる。
離型層の厚さは、特に限定されず、例えば、0.1μm以上2.0μm以下とすることができる。
離型層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、塗工液とし、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第1基材上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(剥離層)
剥離層は、第1基材と溶融転写型色材層との間に設けられ、溶融転写型色材層の中間転写媒体が備える受容層上への転写時に、溶融転写型色材層と共に転写される層であり、溶融転写型色材層の一次転写性向上を目的として設けられる。
剥離層は、樹脂材料を含み、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、イミド樹脂、セルロース樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート及びアイオノマー樹脂等を使用できる。
剥離層における樹脂材料の含有量は特に限定されず、例えば、50質量%以上99質量%以下とすることができる。
また、剥離層は、本開示の熱転写シートの特性を損なわない範囲において、上記離型材や添加材を含むことができる。
剥離層の厚さは、0.1μm以上3μm以下であることが好ましく、0.3μm以上1.5μm以下であることがより好ましい。これにより、一次転写性をより向上できる。
剥離層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第1基材等の上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(背面層)
一実施形態において、本開示の熱転写シートは、第1基材の色材層等が設けられた面とは反対の面に、背面層を備える。これにより、熱転写時の加熱によるスティッキングやシワの発生を抑制できる。
一実施形態において、背面層は、少なくとも1種の樹脂材料を含み、樹脂材料としては、例えば、ビニル樹脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、(メタ)アクリル樹脂、ポリオレフィン、ポリウレタン、セルロース樹脂及びフェノール樹脂等が挙げられる。
一実施形態において、背面層は、イソシアネート化合物を含む。イソシアネート化合物としては、例えば、キシレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。
背面層は、本開示の特性を損なわない範囲において、上記離型材や添加材を含むことができる。
背面層の厚さは、特に限定されるものではなく、例えば、0.1μm以上3.0μm以下とすることができる。
背面層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、塗工液とし、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、基材上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(熱転写シートと中間転写媒体との組合せ)
本開示の熱転写シート10と中間転写媒体20との組合せは、図6に示すように、第1基材11と、第1基材11上に設けられた、色材層12とを少なくとも備える、上記した熱転写シート10と、
第2基材21と、転写層22とを備える中間転写媒体20と、を備えることを特徴とする。この転写層22は、受容層23を少なくとも備える。
また、一実施形態において、中間転写媒体20が備える転写層22は、図7に示すように、受容層23下に、剥離層24を備える。
さらに、一実施形態において、中間転写媒体20が備える転写層22は、図8に示すように、受容層23下に、保護層25を備える。転写層22が、剥離層24及び保護層25を備える場合、図8に示すように、受容層23下に、保護層25及び剥離層24の順に備える。
以下に、本開示の熱転写シートと中間転写媒体との組合せを構成する中間転写媒体が備える各層について説明する。なお、熱転写シートについては、上記したため、ここでは記載を省略する。
(中間転写媒体)
中間転写媒体は、第2基材と、受容層を少なくとも備える転写層と、を備える。また、一実施形態において、中間転写媒体が備える転写層は、受容層下であって、第2基材に最も近い層として、剥離層を備える。さらに、一実施形態において、転写層は、受容層下に、保護層を備える。転写層が、剥離層及び保護層を共に備える場合、転写層は、第2基材側から、剥離層、保護層及び受容層の順に備える。
(第2基材)
第2基材としては、第1基材に使用できる材料を適宜選択して使用できる。
第2基材の厚さは、1μm以上50μm以下であることが好ましく、6μm以上25μm以下であることがより好ましい。これにより、中間転写媒体から被転写体への転写層の転写性を維持しつつ、転写層への熱シワの発生を効果的に抑制できる。
(受容層)
受容層は、少なくとも1種の樹脂材料を含み、例えば、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、セルロース樹脂、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、スチレン樹脂、ポリウレタン及びアイオノマー樹脂等が挙げられる。
これらの中でも、熱転写シートが備える色材層が、溶融転写型色材層である場合、溶融転写型色材層の受容性という観点からは、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂が好ましい。
また、二次転写性という観点からは、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体及びポリエステルが好ましい。
さらに、耐ブロッキング性という観点からは、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体が好ましい。
受容層は、2種以上の樹脂材料を含んでいてもよい。
受容層における樹脂材料の含有量は、70質量%以上であることが好ましく、80質量%以上であることがより好ましい
また、可塑材を添加する場合には、受容層における樹脂材料の含有量は、95質量%以下であることが好ましく、90質量%以下であることがより好ましい。
また、受容層が、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂を含む場合、その含有量の和は、70質量%以上であることが好ましく、75質量%以上であることがより好ましい。これにより、熱転写シートから転写される溶融転写型色材層の受容性及び二次転写性をより向上できる。また、耐ブロッキング性をより向上できる。
受容層は、上記可塑材を含むことができる。これにより、二次転写性をより向上できる。
受容層に含まれる樹脂材料の総量100質量部に対する可塑材の含有量は、5質量部以上30質量部以下であることが好ましく、10質量部以上20質量部以下であることがより好ましい。これにより、二次転写性をより向上できる。
一実施形態において、受容層は、離型材を含む。離型材としては、例えば、ポリエチレンワックス、ポリアミドワックス、テフロン(登録商標)パウダー等の固形ワックス類、フッ素系又はリン酸エステル系界面活性材、シリコーンオイル、反応性シリコーンオイル、硬化型シリコーンオイル等の各種変性シリコーンオイル、及びシリコーン樹脂等が挙げられる。
また、受容層は、本開示の熱転写シートと中間転写媒体との組合せの特性を損なわない範囲において、上記添加材を含むことができる。
受容層の厚さは、0.5μm以上20μm以下であることが好ましく、1μm以上10μm以下であることがより好ましい。これにより、二次転写性をより向上できる。
一実施形態において、受容層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第2基材等上の任意の層上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることによっても形成できる。
(剥離層)
一実施形態において、転写層は、剥離層を備え、該剥離層は、中間転写媒体から被転写体上へ転写される層であり、印画物の最表面に位置することとなる層である。
剥離層は、少なくとも1種の樹脂材料を含み、例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィン、ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、イミド樹脂、セルロース樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート及びアイオノマー樹脂等が挙げられる。
剥離層は、本開示の熱転写シートと中間転写媒体との組合せの特性を損なわない範囲において、上記離型材や添加材を含むことができる。
剥離層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、塗工液とし、これを、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第2基材上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(保護層)
一実施形態において、中間転写媒体が備える転写層は、剥離層と受容層との間に、保護層を備える。
保護層は、樹脂材料を含み、例えば、ポリエステル、(メタ)アクリル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、アクリルポリオール樹脂、ポリウレタン、電離放射線硬化性樹脂及び紫外線吸収性樹脂等が挙げられる。
本開示の熱転写シートと中間転写媒体との組合せの特性を損なわない範囲において、保護層は、上記添加材を含むことができる。
保護層の厚さは、0.5μm以上7μm以下であることが好ましく、1μm以上5μm以下であることがより好ましい。これにより、保護層の耐久性をより向上できる。
保護層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、塗工液とし、これを、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、第2基材等の上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
(印画物の製造方法)
本開示の印画物の製造方法は、
上記熱転写シートと中間転写媒体との組合せを準備する工程と、
中間転写媒体が備える受容層上に、熱転写シートを用いて、画像を形成する工程と、
被転写体上に、中間転写媒体から画像が形成された受容層を備える転写層を転写する工程と、を含むことを特徴とする。
また、一実施形態において、本開示の印画物の製造方法は、中間転写媒体が備える受容層上への画像形成工程後であって、中間転写媒体から画像が形成された受容層を備える転写層を転写する工程前に、受容層上に接着層を形成する工程を含む。
以下、本開示の印画物の製造方法に含まれる工程を説明する。
(熱転写シート及び中間転写媒体の準備工程)
本開示の印画物の製造方法は、熱転写シート及び中間転写媒体を準備する工程を含む。熱転写シート及び中間転写媒体の作製方法については上記した通りであるため、ここでは記載を省略する。
(画像形成工程)
本開示の印画物の製造方法は、中間転写媒体が備える受容層上に、熱転写シートから溶融転写型色材層を一次転写、又は昇華転写型色材層から昇華性染料を転写し、画像を形成する工程を含む。また、これらを併用し、画像形成を行ってもよい。
該転写は、市販される、サーマルヘッドを備える熱転写プリンタ等を用い、従来公知の方法により行うことができる。
(被転写体上への転写(二次転写)工程)
本開示の印画物の製造方法は、被転写体上に、中間転写媒体から、画像が形成された転写層を転写(二次転写)する工程を含む。該転写は、市販される熱転写プリンタ等を用い、従来公知の方法により行うことができる。
被転写体は、特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜選択して使用でき、例えば、上質紙、アート紙、コート紙、レジンコート紙、キャストコート紙、板紙、合成紙及び含浸紙等の紙基材や上記樹脂フィルム等、及びこれらの積層体を使用できる。
(接着層形成工程)
本開示の印画物の製造方法は、中間転写媒体が備える受容層上への画像形成工程後であって、中間転写媒体から画像が形成された受容層を備える転写層を転写する工程前に、受容層上に接着層を形成する工程を含むことができ、これにより、被転写体と転写層との密着性をより向上できる。
接着層は、加熱することにより軟化し、密着性を発揮する熱可塑性樹脂を少なくとも1種含む。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエステル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ポリウレタン、セルロース樹脂、ポリアミド、ポリオレフィン、スチレン樹脂及びこれらの塩素化樹脂等が挙げられる。
本開示の印画物の製造方法の特性を損なわない範囲において、接着層は、上記添加材を含むことができる。
接着層の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば、0.05μm以上0.5μm以下とすることができる。これにより、転写層の被転写体との密着性をより向上できる。
接着層は、上記材料を水又は適当な溶媒へ分散又は溶解して、ロールコート法、リバースロールコート法、グラビアコート法、リバースグラビアコート法、バーコート法及びロッドコート法等の公知の手段により、画像が形成された受容層上に塗布して塗膜を形成させ、これを乾燥させることにより形成できる。
次に実施例を挙げて、本開示をさらに詳細に説明するが、これら実施例に限定されるものではない。
実施例1
[熱転写シートの作製]
第1基材として、厚さ6μmのPETフィルムを準備し、第1基材の一方の面に、下記組成の色材層形成用塗工液A〜Dを面順次に塗布、乾燥し、それぞれ厚さ0.7μmの溶融転写型の色材層A〜Dを形成した。
<色材層形成用塗工液A>
・ジスアスイエロー 4.8質量部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体A 4.8質量部
(日信化学工業(株)製、ソルバイン(登録商標)CNL、Mn16000、Tg76℃、表中では、塩酢ビAと記載)
・可塑材A 0.4質量部
((株)ADEKA製、アデカサイザー(登録商標)PN−6120、凝固点−40℃)
・メチルエチルケトン(MEK) 90質量部
<色材層形成用塗工液B>
・カーミン6B 4.8質量部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体A 4.8質量部
・可塑材A 0.4質量部
・メチルエチルケトン(MEK) 90質量部
<色材層形成用塗工液C>
・フタロシアニンブルー 4.8質量部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体A 4.8質量部
・可塑材A 0.4質量部
・MEK 90質量部
<色材層形成用塗工液D>
・カーボンブラック 4.8質量部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体A 4.8質量部
・可塑材A 0.4質量部
・MEK 90質量部
第1基材の他方の面に、下記組成の背面層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ0.1μmの背面層を形成し、熱転写シートを得た。
<背面層形成用塗工液>
・アクリル変性シリコーン樹脂 10質量部
(ナトコ(株)製、ポリアロイNSA−X55)
・シリコーンイソシアネート 2質量部
(大日精化工業(株)製、ダイアロマー(登録商標)SP901)
・MEK 20質量部
・トルエン 20質量部
実施例2〜17及び比較例1
色材層A〜Dの組成を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
なお、表1中の各成分の詳細は以下の通りである。
・可塑材B:(株)ADEKA製、アデカサイザー(登録商標)PN−6810、凝固点−80℃
・可塑材C:(株)ADEKA製、アデカサイザー(登録商標)LANXESSメザモール(登録商標)、凝固点−15℃
・可塑材D:(株)ADEKA製、アデカサイザー(登録商標)D−810、凝固点−15℃
・可塑材E:BASF社製、Hexamoll DINCH(登録商標)、凝固点−54℃
・可塑材F:フタル酸ジイソノニル、凝固点−45℃
・可塑材G:フタル酸ジ−2−エチルへキシル、凝固点−50℃
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体B:日信化学工業(株)製、ソルバイン(登録商標)CL、Mn25000、Tg70℃、表中では、塩酢ビBと記載)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体C:日信化学工業(株)製、ソルバイン(登録商標)CN、Mn42000、Tg75℃、表中では、塩酢ビCと記載)
・ポリエステルA:ユニチカ(株)製、エリーテル(登録商標)UE−3200、Mn16000、Tg65℃
・エポキシ樹脂A:三菱ケミカル(株)製、jER1007、Mn2900、軟化点128℃、エポキシ当量1750〜2200
<<画像濃度保持性評価>>
上記実施例及び比較例の熱転写シートを巻き取り、25℃の環境に、48時間静置した。
静置後の熱転写シートの色材層Aと、熱転写プリンタ(日本データカード(株)製、CR805)を用いて、下記のようにして作製した中間転写媒体A〜Fが備える受容層上に、0/255階調、25/255階調、50/255階調、75/255階調、100/255階調、125/255階調の領域をそれぞれ有する印画パターン(Step画像:図9参照)を形成した。画像を形成した受容層を、被転写体(ポリ塩化ビニルカード(縦54mm×横86mm))へ転写することで、印画物を作成した。作成した印画物において、光学濃度計(X−Rite社製、i1 Display Pro)を用いて、それぞれの領域の画像濃度を測定した。また、色材層B〜Dでもそれぞれ同様にStep画像を有する印画物の作成と画像濃度の測定を行った(低温静置後画像濃度という)。
なお、実施例1〜13及び比較例1の熱転写シートによる画像形成には、中間転写媒体Aを、実施例14の熱転写シートによる画像形成には、中間転写媒体Bを、実施例15の熱転写シートによる画像形成には、中間転写媒体Cを、実施例16の熱転写シートによる画像形成には、中間転写媒体Dを、実施例17の熱転写シートによる画像形成には、中間転写媒体Eを、使用した。
また、実施例17の熱転写シートでは、別途中間転写媒体Fを使用し、画像形成を行った(実施例17’として記載)。
上記実施例及び比較例の熱転写シートを巻き取り、50℃の環境に、48時間静置した。
静置後、上記同様、中間転写媒体が備える受容層上に、上記熱転写プリンタを用いて、先程と同様にしてStep画像を形成し、画像を形成した受容層を、上記ポリ塩化ビニルカードへ転写することで、印画物を作成した。作成した印画物において、光学濃度計(X−Rite社製、i1 Display Pro)を用いて、それぞれの領域の画像濃度を測定し、その平均を求めた(高温静置後画像濃度という)。
上記のようにして求めた、各色(4色)、各諧調領域(6領域)における低温静置後画像濃度及び高温静置後画像濃度を下記式に代入し、画像濃度低下率を求め、下記評価基準に基づいて、評価した。最も評価の悪かったものを当該実施例の総合評価とし、結果を表1にまとめた。
画像濃度低下率=高温静置後画像濃度÷低温静置後画像濃度×100
(評価基準)
A:画像濃度低下率が10%未満
B:画像濃度低下率が10%以上15%以下
NG:画像濃度低下率が15%を超える
(中間転写媒体Aの作製)
第2基材として、厚さ12μmのPETを準備し、第2基材の一方の面に、下記組成の剥離層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ1μmの剥離層を形成した。
(剥離層形成用塗工液)
・(メタ)アクリル樹脂 9.5質量部
(三菱ケミカル(株)製、ダイヤナール(登録商標)BR−87)
・ポリエステル 0.5質量部
・MEK 20質量部
・トルエン 20質量部
上記のようにして形成した剥離層上に、下記組成の保護層形成用塗工液を塗布、乾燥し、厚さ2μmの保護層を形成した。
(保護層形成用塗工液)
・ポリエステル 10質量部
(東洋紡(株)製、バイロン(登録商標)200)
・MEK 20質量部
・トルエン 20質量部
上記のようにして形成した保護層上に、下記組成の受容層形成用塗工液Aを塗布、乾燥し、厚さ2μmの受容層を形成し、中間転写媒体Aを得た。
(受容層形成用塗工液A)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体A 10質量部
(日信化学工業(株)製、ソルバイン(登録商標)CNL、Mn16000、Tg76℃)
・MEK 90質量部
(中間転写媒体Bの作製)
受容層形成用塗工液Aをそれぞれ、以下に示す受容層形成用塗工液Bに変更した以外は、中間転写媒体Aと同様にして、中間転写媒体Bを作製した。
(受容層形成用塗工液B)
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体A 5質量部
・ポリエステルA 5質量部
(ユニチカ(株)製、エリーテル(登録商標)UE−3200、Mn16000、Tg65℃)
・MEK 90質量部
(中間転写媒体Cの作製)
受容層形成用塗工液Aを、以下に示す受容層形成用塗工液Cに変更した以外は、中間転写媒体Aと同様にして、中間転写媒体Cを作製した。
(受容層形成用塗工液C)
・ポリエステルA 10質量部
・MEK 90質量部
(中間転写媒体Dの作製)
受容層形成用塗工液Aを、以下に示す受容層形成用塗工液Dに変更した以外は、中間転写媒体Aと同様にして、中間転写媒体Dを作製した。
(受容層形成用塗工液D)
・エポキシ樹脂A 10質量部
(三菱ケミカル(株)製、jER1007、Mn2900、軟化点128℃、エポキシ当量1750〜2200)
・MEK 90質量部
(中間転写媒体Eの作製)
受容層形成用塗工液Aを、以下に示す受容層形成用塗工液Eに変更した以外は、中間転写媒体Aと同様にして、中間転写媒体Eを作製した。
(受容層形成用塗工液E)
・ポリエステルA 5質量部
・エポキシ樹脂A 5質量部
・MEK 90質量部
(中間転写媒体Fの作製)
受容層形成用塗工液Aを、以下に示す受容層形成用塗工液Fに変更した以外は、中間転写媒体Aと同様にして、中間転写媒体Fを作製した。
(受容層形成用塗工液F)
・ポリエステルA 5質量部
・エポキシ樹脂A 5質量部
・可塑材A 1.5質量部
・MEK 90質量部
<<耐ブロッキング性評価>>
上記実施例及び比較例の熱転写シートを、各2枚ずつ用意し、色材層Aと、背面層とが向き合うように重ね合わせ、12kgf/cmの圧力を加え、50℃の環境下において48時間静置した。静置後、2枚の熱転写シートを剥がし、その剥がしやすさから、下記評価基準に基づいて評価した。また、色材層B〜Dでもそれぞれ同様の試験を行い、下記評価基準に基づいて評価した。最も評価の悪かったものを当該実施例の評価とし、結果を表1にまとめた。評価結果を表1にまとめた。
(評価基準)
A:容易に2枚の熱転写シートを剥がすことができた。
B:2枚の熱転写シートにおいて軽い貼り付きが発生したが、剥がすことができた。
C:2枚の熱転写シートにおいて貼り付きが発生したが、剥がすことができ、実用上問題はなかった。
D:2枚の熱転写シートを剥がすことができなかった。
<<二次転写性評価>>
上記実施例及び比較例の熱転写シートと、上記のようにして作製した中間転写媒体と、被転写体として、ポリ塩化ビニル(PVC)カード(縦54mm×横86mm)、並びに再転写カードプリンタ(日本データカード(株)製、CR805)を準備した。
この再転写カードプリンタ内において、熱転写シートから中間転写媒体が備える受容層上へ、色材層A〜Cを転写し、128/255階調のグレーパターン画像を形成した。画像形成後、中間転写媒体からPVCカード上へ、画像が形成された転写層を転写し、印画物Aを製造した。
なお、中間転写媒体からPVCカードへの転写層の転写条件は、Retransfer Lamination Speedを12、Retransfer Roller Tempを165の条件とした。
また、Retransfer Roller Tempを175に変更した以外は、上記と同様にして、印画物Bを製造した。
得られた印画物A及びBを目視により観察し、下記評価基準に基づいて、評価した。評価結果を表1にまとめた。
なお、実施例1〜13及び比較例1の熱転写シートを用いた印画物A及びBの製造には、中間転写媒体Aを、実施例14の熱転写シートを用いた印画物A及びBの製造には、中間転写媒体Bを、実施例15の熱転写シートを用いた印画物A及びBの製造には、中間転写媒体Cを、実施例16の熱転写シートを用いた印画物A及びBの製造には、中間転写媒体Dを、実施例17の熱転写シートを用いた印画物A及びBの製造には、中間転写媒体Eを、使用した。
また、実施例17の熱転写シートでは、別途中間転写媒体Fを使用し印画物A及びBの製造を行った(実施例17’として記載)。
(評価基準)
A:印画物Aにおける転写不良部の発生が、1%未満であった。
B:印画物Aにおける転写不良部の発生が、1%以上であったが、印画物Bにおける転写不良部の発生が、1%未満であった。
C:印画物Bにおける転写不良部の発生が、1%以上であった。
実施例17の熱転写シートを用いた印画物A及び印画物Bの製造において、中間転写媒体からPVCカード上への転写層の転写前に、画像形成された受容層上に、再転写用カラーリボン/CMYKP[CR805用:片面1000枚/巻、両面500枚/巻](日本データカード(株)製、513382−201)のPパネルを用いて接着層を転写し、接着層を形成した以外は、同様にして印画物A及び印画物Bを製造し、目視により観察し、上記評価基準に基づいて評価したところ、A評価となった。
Figure 2021088148
10:熱転写シート、11:第1基材、12:色材層、13:剥離層、14:離型層、15:背面層、20:中間転写媒体、21:第2基材、22:転写層、23:受容層、24:剥離層、25:保護層

Claims (12)

  1. 第1基材と、色材層とを備え、
    前記色材層が、色材と、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂材料と、可塑材とを含む、熱転写シート。
  2. 前記色材層に含まれる樹脂材料100質量部に対する、前記色材層に含まれる前記可塑材の含有量が、1質量部以上30質量部以下である、請求項1に記載の熱転写シート。
  3. 前記色材層における、前記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、前記ポリエステル及び前記エポキシ樹脂の含有量の和が、30質量%以上70質量%以下である、請求項1又は2に記載の熱転写シート。
  4. 前記色材層の厚さが、0.1μm以上5μm以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱転写シート。
  5. 前記可塑材の凝固点が、20℃以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱転写シート。
  6. 前記色材層として、イエロー色材層、マゼンタ色材層、シアン色材層及びブラック色材層を面順次に備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱転写シート。
  7. 前記色材層が、溶融転写型色材層である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱転写シート。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱転写シートと、中間転写媒体との組合せであって、
    前記中間転写媒体が、第2基材と、転写層とを備え、
    前記転写層が、少なくとも受容層を備える、熱転写シートと中間転写媒体との組合せ。
  9. 前記受容層が、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル及びエポキシ樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂材料を含む、請求項8に記載の熱転写シートと中間転写媒体との組合せ。
  10. 前記受容層における、前記塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、前記ポリエステル及び前記エポキシ樹脂の含有量の和が、70質量%以上である、請求項9に記載の熱転写シートと中間転写媒体との組合せ。
  11. 前記受容層が、可塑材を含む、請求項8〜10のいずれか一項に記載の熱転写シートと中間転写媒体との組合せ。
  12. 前記受容層に含まれる樹脂材料100質量部に対する、前記受容層に含まれる前記可塑材の含有量が、5質量部以上30質量部以下である、請求項11に記載の熱転写シートと中間転写媒体との組合せ。
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