JP2021087597A - 寝具用敷きパッド - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が横たわるときに、使用者の身体、特に頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部が沈み込みそれらによる荷重を十分に分散しながらも使用者の脚部の他部、および足部を相対的に沈み込みにくくすることによって身体の疲労感を低減することができる寝具用敷きパッドを提供する。【解決手段】使用者が横たわるときに使用する寝具用敷きパッドであって、使用者の頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部を支持し、複数の柱状貫通孔を有する弾性部材からなる第1支持部1と、使用者の脚部の他部、および足部を支持し、前記第1支持部よりも硬い立体メッシュ状の第2支持部2を備えることを特徴とする寝具用敷きパッド。【選択図】図1
Description
本発明は、使用者が就寝時や休憩時など横たわるときに、マットレス、敷き布団や床などに設置し、使用者の身体を載置して使用する寝具用敷きパッドに関する。
従来、就寝時や休憩時など横たわるときに、眠りの質を向上させたり休息中に疲労を蓄積しないようにさせたりすることが意識されており、それに伴ってマットレス、敷き布団などの使用者の身体を支持する寝具に対して注目も高まっている。
特に、使用者の体を支持する寝具については、寝心地の違いにより眠りの質や休息時の疲労感が大きく影響されることから、種々の商品が開発されている。
例えば、特許文献1において、中心に詰綿層を有し、その一面に、保温性を有し遠赤外線放射体層を有する暖感層を、他面に立体構造を有する多空間繊維構造体と詰綿層とを有する涼感層とを積層したマットレス用パッドが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されたマットレス用パッドでは、使用者が横たわるときに、使用者の身体、特に頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部が沈み込みそれらによる荷重を十分に分散しながらも使用者の脚部の他部、および足部を相対的に沈み込みにくくすることができないため身体の疲労感を低減しにくいという課題があった。
そこで、本発明では、使用者が横たわるときに、使用者の身体、特に頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部が沈み込みそれらによる荷重を十分に分散しながらも使用者の脚部の他部、および足部を相対的に沈み込みにくくすることによって身体の疲労感を低減することができる寝具用敷きパッドを提供することを目的とする。
〔1〕すなわち、本発明は、使用者が横たわるときに使用する寝具用敷きパッドであって、使用者の頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部を支持し、複数の柱状貫通孔を有する弾性部材からなる第1支持部と、使用者の脚部の他部、および足部を支持し、前記第1支持部よりも硬い立体メッシュ状の第2支持部を備えることを特徴とする寝具用敷きパッドである。
〔2〕そして、長手方向において、前記第1支持部が65〜85%の長さであり、前記第2支持部が15〜35%の長さであることを特徴とする前記〔1〕に記載の寝具用敷きパッドであるである。
〔3〕そして、前記第1支持部が、熱可塑性エラスマーからなり、前記第2支持部がポリエステル樹脂又はアクリル樹脂の少なくとも一方からなることを特徴とする前記〔1〕又は前記〔2〕に記載の寝具用敷きパッドである。
〔4〕そして、前記第1支持部および前記第2支持部の厚み方向において、前記第1支持部および前記第2支持部の上面または下面の少なくとも一方の面に固着されるシート部を備えることを特徴とする前記〔1〕から前記〔3〕のいずれかに記載の寝具用敷きパッドである。
〔5〕そして、前記第1支持部および前記第2支持部の厚みが略同一であることを特徴とする前記〔1〕から前記〔4〕のいずれかに記載の寝具用敷きパッドである。
本発明の寝具用敷きパッドにより、使用者が横たわるときに、使用者の身体、特に頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部が沈み込みそれらによる荷重を十分に分散しながらも使用者の脚部の他部、および足部を相対的に沈み込みにくくすることによって身体の疲労感を低減することができる。
以下、本発明に関する実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するに好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に発明を限定する旨が明記されていない限り、この形態に限定されるものではない。なお、範囲を表す「〜」の表現は、その上限と下限を含むものである。
本発明の寝具用敷きパッドは、第1支持部1、第2支持部2、シート部3など少ない部材から構成されているので、少ない工程で製造することができ、製造工程に掛かる時間を短縮することができる。
第1支持部1は、使用者が横たわったときに使用者の頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部を支持する弾性部材であり、複数の柱状貫通孔11を有する。
柱状貫通孔11は、第1支持部1の厚み方向、すなわち図1における紙面前後方向に沿って、第1支持部1に穿設されている孔である。柱状貫通孔11を設けて第1支持部1に立体的な空間を確保することにより、第1支持部1が通気性を有することとなり、使用者の頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部から発せられる蒸気で蒸れることなく快適に眠ることができる。また、柱状貫通孔11を設けることにより、使用者の頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部によって第1支持部1に掛かる負荷を分散することで、局所的な弾性の喪失を防止して第1支持部1の寿命を延ばし、ひいては寝具用敷きパッドの寿命を延ばすことができる。本実施形態では、図1に示すように、柱状貫通孔11は正方形を斜めに配して格子状に形成されている。柱状貫通孔11は、他の実施形態において六角形状としてハニカム構造状に設けることもでき、三角形、八角形など他の多角形状として設けたり、また、円柱形状、楕円形状などの外周が曲面となる形状として設けたりすることもできる。
第1支持部1の材料は、弾性部材であり、使用者の頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部を載置したときに、柱状貫通孔11の通気性を確保するために柱状貫通孔11が潰れて完全に塞がれない程度の硬さであり、使用者の頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部が沈み込み過ぎず使用者が寝返りを打ちやすい程度の硬さであるために、所定の反発弾性を有するゲル状で形成されていることが好ましい。そして、第1支持部1は、とりわけ使用者の頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部が沈み込み過ぎず使用者が寝返りを打ちやすくするために、JIS K 6400−2:2012に規定されるA法に準拠して測定される温度23℃及び湿度50%における硬さが95〜175Nであることが好ましく、108〜162Nであることがより好ましく、さらに121〜149Nであることが好ましい。
第1支持部1の材料は、具体的には、スチレン系、オレフィン/アルケン系、塩化ビニル系、ウレタン系、エステル系、アミド系などの熱可塑性エラストマー(TPE)であることが好ましい。このような材料を用いると、射出成形によって第1支持部1を形成することができるので迅速に加工を行うこともできる。また、必要に応じて、それら材料に顔料、染料などを配合して着色することもできる。
第1支持部1は外形が矩形状からなるところ、本実施形態において、3つの第1支持部1・1・1が、寝具用敷きパッドの長手方向に並んで配設され一群の第1支持部1を形成している。このように、2つ以上の第1支持部1が寝具用敷きパッドの長手方向に並んで配設されていると、比較的小さい金型で第1支持部1を形成することができるとともに、その境界で折り畳み易くなるために寝具用敷きパッドを使用時及び収納時に取り扱いやすくなる。本実施形態において、第1支持部1が寝具用敷きパッドの長手方向に3つ並んで配設されているが、他の実施形態において、2つ又は4つから6つ長手方向に並んで配設されていてもよい。
第1支持部1は、寝具用敷きパッドの長手方向における長さの65〜85%の長さであることが好ましく、さらに70〜80%の長さであることが好ましい。第1支持部1がこの長さであると、使用者の頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部における荷重を第1支持部1において分散することができ、それらの部位に掛かる負荷を低減することで局所的な圧迫、ひいては床ずれなどを防止することができる。また、第1支持部1は、第2支持部2よりも柔らかいために、相対的に使用者の頭部、腕部、胴体部および脚部の一部の方が、使用者の脚部の他部および足部よりも沈み込むことになるので、使用者の脚部の他部および足部における血液やリンパ液が体幹側に戻りやすくなり足のむくみなどを解消することができる。なお、第1支持部1の長さについて、本実施形態のように、複数の第1支持部1並設されているときには、それらを一群として第1支持部1を捉えるものである。
第2支持部2は、使用者が横たわったときに使用者の脚部の他部および足部を支持し、第1支持部1よりも硬い立体メッシュ状の部材である。第2支持部2は、第1支持部1よりも硬いために、上述したように、相対的に使用者の頭部、腕部、胴体部および脚部の一部の方が、使用者の脚部の他部および足部よりも沈み込むことになるので、使用者の脚部の他部および足部における血液やリンパ液が体幹側に戻りやすくなり足のむくみなどを解消することができる。そして、第2支持部2は第1支持部1よりも硬いために、寝具用敷きパッド全体を第1支持部1にするとグニャグニャと大きく撓むなどして持ち運びにくいが、寝具用敷きパッドの一部に第2支持部2を用いることで、寝具用敷きパッドに芯ができることになり、持ち運びが容易になる。そして、第2支持部2は、とりわけ使用者の脚部の他部および足部を支持し持ち運びやすくするために、JIS K 6400−2:2012に規定されるA法に準拠して測定される温度23℃及び湿度50%における硬さが195〜365Nであることが好ましく、224〜336Nであることがより好ましく、さらに252〜308Nであることが好ましい。
また、第2支持部2は、立体メッシュ状の形状であるため、通気性を有し、使用者の脚部の他部、および足部から発せられる蒸気を拡散することができるので、蒸れるなどの不快感を低減することができる。また、立体メッシュ形状は、本実施形態において、図1及び図2に示すように、厚み方向に略平行に複数の繊維が配設されることで、第2支持部2の上面2aおよび下面2bに複数の空孔を有し、その空孔から続く空間を内部に形成することで、とりわけ厚み方向に空気が流れやすい形状となっている。
第2支持部2の材料は、具体的には、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などの熱可塑性樹脂であることが好ましい。このような材料を用いることで、第2支持部2を第1支持部1よりも硬くすることができるとともに軽量にもすることなどができる。
第2支持部2は、寝具用敷きパッドの長手方向における長さの15〜35%の長さであることが好ましく、さらに20〜30%の長さであることが好ましい。第2支持部2がこの長さであると、使用者の脚部の他部、および足部における荷重を第2支持部2において支持することができ、それらの部位を第1支持部1にて支持する使用者の頭部、腕部、胴体部および脚部の一部よりも相対的に高くすることができる。
また、第1支持部1および第2支持部2の厚みが略同一であることが好ましい。このようにすることにより、寝具用敷きパッドを一枚の板状部材として取り扱うことができるとともに、相対的に使用者の頭部、腕部、胴体部および脚部の一部の方が、使用者の脚部の他部および足部よりも沈み込むときに、適度な段差となり血流が頭部や体幹に集まりすぎて頭痛を引き起こすなどの不具合が生じずに体に過剰な負担をかけないようにすることができる。
シート部3は、図1及び図2に示すように、本発明の寝具用敷きパッドにおいて、第1支持部1の使用者側の上面1a及びその反対側の下面1bに複数の柱状貫通孔11を覆って設けられるとともに第2支持部2の使用者側の上面2a及びその反対側の下面2bにも、熱融着又は接着剤などの固着手段によって固着されている。すなわち、シート部3は、第1支持部1の上面1aと第2支持部2の上面2aに亘って固着されるものと、第1支持部1の下面1bと、及び第2支持部2の下面2bに亘って固着されるものの2枚具備している。シート部3により、寝具用敷きパッドを製造する際に、第1支持部1と第2支持部2とを直接に固着しなくとも製品として仕上げることができるために製造工程に掛かる時間を短縮することができる。そして、使用時や収納時に折り畳んだり広げたりする動作を繰り返しても、第1支持部1と第2支持部2がバラバラにならずに、ひとつのパッドとして取り扱うことができるので、簡便に使用及び収納を行うこともできる。なお、シート部3は、他の実施形態において、第1支持部1の上面1aと第2支持部2の上面2aに亘って固着されるものと、第1支持部1の下面1bと、及び第2支持部2の下面2bに亘って固着されるもののどちらか一方であってもよい。
また、シート部3が、通気性を有していることが好ましい。シート部3が通気性を有することにより、第1支持部1において、使用者の頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部から発せられる蒸気を、柱状貫通孔11を介して拡散することができ、そして、第2支持部2において、使用者の脚部の他部、および足部から発せられる蒸気を拡散することができるので、蒸れるなどの不快感を低減することができるからである。
シート部3に通気性を持たせるために、シート部3は、具体的には、ポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、セルロース繊維、アラミド繊維などの材料を用いた不織布又は織布として形成されることが好ましい。
1・・・第1支持部
1a・・・上面
1b・・・下面
11・・・柱状貫通孔
2・・・第2支持部
2a・・・上面
2b・・・下面
3・・・シート部
1a・・・上面
1b・・・下面
11・・・柱状貫通孔
2・・・第2支持部
2a・・・上面
2b・・・下面
3・・・シート部
Claims (5)
- 使用者が横たわるときに使用する寝具用敷きパッドであって、
使用者の頭部、腕部、胴体部、および脚部の一部を支持し、複数の柱状貫通孔を有する弾性部材からなる第1支持部と、
使用者の脚部の他部、および足部を支持し、前記第1支持部よりも硬い立体メッシュ状の第2支持部を備えることを特徴とする寝具用敷きパッド。 - 長手方向において、前記第1支持部が65〜85%の長さであり、前記第2支持部が15〜35%の長さであることを特徴とする請求項1に記載の寝具用敷きパッド。
- 前記第1支持部が、熱可塑性エラスマーからなり、前記第2支持部がポリエステル樹脂又はアクリル樹脂の少なくとも一方からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の寝具用敷きパッド。
- 前記第1支持部および前記第2支持部の厚み方向において、前記第1支持部および前記第2支持部の上面または下面の少なくとも一方の面に固着されるシート部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の寝具用敷きパッド。
- 前記第1支持部および前記第2支持部の厚みが略同一であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の寝具用敷きパッド。
Priority Applications (1)
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JP2019219195A JP2021087597A (ja) | 2019-12-04 | 2019-12-04 | 寝具用敷きパッド |
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