JP2021087506A - 遊技機周辺機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが、所望の貸し出し単価の遊技媒体を用いて遊技機で遊技を行うことができる技術を開示する。【解決手段】遊技機で使用される遊技媒体の貸し出しを行う遊技機周辺機器であって、ユーザが指示を入力するための操作部と、前記操作部において入力された前記遊技媒体の貸し出し単価に関係する設定指示に従って、前記貸し出し単価を、第1の価格と第2の価格とを含む複数の価格のうちのいずれかに設定する設定処理を実行する制御部と、を備えている、遊技機周辺機器。【選択図】図4

Description

本明細書によって開示される技術は、遊技機で使用される遊技媒体の貸し出しを行う遊技機周辺機器に関する。
従来、遊技店では、ユーザ(遊技者)は、予め1種類の貸し出し単価が設定された遊技媒体を所定の貸し出し機器によって借りた上で、その遊技媒体を用いて遊技機で遊技を行っている。一方で、ユーザの中には、自身の経済状況に応じて異なる単価の遊技媒体による遊技を望む者もいる。このため、近年の遊技店では、複数種類の貸し出し単価のそれぞれについて異なる遊技エリアを設けておき、遊技エリアごとに複数個の遊技機を設置する場合がある。
このような遊技店では、貸し出し単価の異なる遊技エリア間での遊技媒体の移動を禁止する等、貸し出し単価の異なる遊技媒体を混在させないための独自の対応策を講じている。また、特許文献1の技術のように、貸し出し単価ごとに物性の異なる遊技媒体を使用する技術も知られている。
特開2004−147718号公報
しかしながら、貸し出し単価の異なる複数の遊技エリアを設け、各遊技エリアに同様の遊技機を設置することは、各エリアに重複する機種の遊技機を設置する必要が生じるなどして、遊技店側の負担が大きい。一方、遊技エリア毎に設置されている遊技機が異なる場合、ユーザが滞在する貸し出し単価の遊技エリアに、ユーザが遊技を希望する機種の遊技機が存在しない事態が発生する等、ユーザが満足感を得られない状況も起こり得る。異なる貸し出し単価の遊技媒体が用いられる場合における新たな技術が求められている。
本明細書では、ユーザが、所望の貸し出し単価の遊技媒体を用いて遊技機で遊技を行うことができる技術を開示する。
本明細書によって開示される遊技機周辺機器は、遊技機で使用される遊技媒体の貸し出しを行う遊技機周辺機器である。前記遊技機周辺機器は、ユーザが指示を入力するための操作部と、前記操作部において入力された前記遊技媒体の貸し出し単価に関係する設定指示に従って、前記貸し出し単価を、第1の価格と第2の価格とを含む複数の価格のうちのいずれかに設定する設定処理を実行する制御部と、を備えている。
上記の「遊技機」は、パチンコ機、スロットマシンなど、任意の遊技機を含む。上記の「遊技機周辺機器」は、1台の遊技機に対応して設けられていることが好ましい。上記の「遊技機周辺機器」は、遊技機に対応して設けられる貸し出し機の他に、遊技機に対応して設けられる呼出装置(台上ランプ、呼出用押しボタン等)、遊技機に対応してあるいは島毎に設けられる情報収集装置(サンド、台ユニット、島ユニット等)、プリペイドカード等を発行するカードユニット、計数機、情報管理装置(ホールコンピュータ、会員サーバ等)、各種演出及び表示装置等、各種遊技場設備を含んでもよい。上記の「ユーザ」は、遊技客、遊技店の係員、遊技店の管理者等、任意のユーザを含む。上記の「遊技媒体」は、例えば遊技機がパチンコ機である場合におけるパチンコ玉、遊技機がスロットマシンである場合におけるメダルの他、遊技機で遊技に使用可能な価値を表すデータ(例えば、パチンコ玉の数、メダルの数を示すデータ等)であってもよい。
上記の構成によると、遊技機周辺機器は、ユーザが操作部において入力した設定指示に従って、遊技媒体の貸し出し単価を所望の単価に設定することができる。即ち、上記の構成によると、ユーザは、所望の貸し出し単価の遊技媒体を用いて遊技機で遊技を行うことができる。
前記遊技機周辺機器は、情報を表示可能な表示部をさらに備えていてもよい。前記制御部は、さらに、設定されている前記貸し出し単価を示す単価情報を前記表示部に表示させてもよい。
上記の「表示部」は、例えば、貸し出し機に備えられるディスプレイを含む。ディスプレイは、操作部の機能も兼ねるタッチパネルであってもよい。また、「表示部」は、貸し出し機とは別に設けられる情報表示装置の表示部であってもよい。
この構成によると、ユーザ、遊技店の係員等(以下では「ユーザ等」と呼ぶ場合がある)は、表示部を見れば、現在設定されている貸し出し単価を把握することができる。ユーザ等が現在設定されている貸し出し単価を誤認する事態を抑制することができる。
前記遊技機周辺機器は、設定されている前記貸し出し単価に応じた態様の報知表示を実行可能な表示体をさらに備えていてもよい。前記制御部は、さらに、設定されている前記貸し出し単価に応じた態様の報知表示を前記表示体に実行させてもよい。
上記の「表示体」は、例えば、遊技店の島端から視認でき、複数の態様で内蔵LEDを発光させることができるランプなどであってもよい。また、「表示体」は、その他任意の表示体であってもよい。
この構成によると、ユーザ等は、表示体を見れば、現在設定されている貸し出し単価を把握することができる。例えば、表示体が遊技店の島端から視認できるランプ等である場合、ユーザ等は、遊技機の前まで近づかなくても貸し出し単価を把握することができる。
前記制御部は、前記ユーザによって前記貸し出し単価が指示されていない場合には、前記複数の価格のうち、予め定められた初期単価を前記貸し出し単価として設定してもよい。
この構成によると、例えば遊技機で誰も遊技を行っていない状況のように、ユーザが貸し出し単価を指示しない場合においても、初期単価を貸し出し単価として設定しておくことができる。遊技店の管理者等は、貸し出し単価の管理を比較的容易に行い得る。
前記遊技機周辺機器は、前記ユーザが所持するとともに、前記ユーザを識別するための識別情報が記録されたカードを受け入れるとともに、前記カードに記録された前記識別情報を読み取り可能なカード読取部をさらに備えていてもよい。前記制御部は、前記カード読取部において前記識別情報が読み取られる場合、前記複数の価格のうち、読み取られた前記識別情報に対応付けられているユーザ単価を前記貸し出し単価として設定してもよい。
上記の「カード」は、例えば、遊技店が、会員登録を行ったユーザに対して発行する会員カードである。
この構成によると、ユーザは、自身が所持しており、識別情報が記録されたカードをカード読取部に読み取らせることにより、識別情報に対応付けられるユーザ単価を貸し出し単価として設定することができる。そのため、ユーザは、予め、所望の貸し出し単価をユーザ単価として識別情報に対応付けておくことにより、設定指示等を行わなくても所望の貸し出し単価を設定することができる。ユーザが設定指示を入力する手間を軽減することができる。
前記制御部は、前記遊技機において、前記遊技機で遊技可能な遊技媒体である遊技可能媒体が存在していない状況では、前記ユーザによって前記設定指示が入力される場合に前記設定処理を実行し、前記遊技機において、前記遊技可能媒体が存在している状況では、前記設定指示が入力される場合であっても前記設定処理を実行しないようにしてもよい。
上記の「遊技可能媒体」とは、遊技機で遊技可能な状態で存在する遊技媒体のことを含む。例えば、遊技可能媒体は、設定中の貸し出し単価に従って貸し出された分の遊技媒体(パチンコ玉、メダルに限られず、遊技に使用可能な価値を示すデータであってもよい)、遊技機から払い出され、計数される前(即ち会員カード、ビジターカード等に持玉として記録される前)の遊技媒体等を含む。
遊技機に上記のような遊技可能媒体が存在する間に、貸し出し単価の異なる遊技媒体が新たに貸し出されると、単価の異なる遊技媒体が混在する事態が発生するおそれがあり、遊技店にとって好ましくない。この点、上記の構成によると、遊技可能媒体が存在している状況では、仮に設定指示が入力された場合であっても、制御部は設定処理を行わない。そのため、遊技可能媒体が存在している場合には、ユーザの設定指示に基づく貸し出し単価の変更が行われない。単価の異なる遊技媒体が混在する事態の発生を抑制することができる。従って、上記の構成によると、遊技機周辺機器は、ユーザの設定指示に基づく貸し出し単価の変更を適切なタイミングで行うことができる。
上記の「ユーザにとって有利ではない状態」とは、遊技機の遊技状態が、特賞状態、確率変動状態、特賞状態や確変状態ではないが内部で当選フラグが成立した状態等、ユーザにとって、何らかの有利な遊技内容が発生していない状態を含む。具体的には、例えば、「ユーザにとって有利ではない状態」は、(1)通常状態、(2)通常状態とパチンコ機における潜伏確変状態、(3)通常状態と、パチンコ機における潜伏確変状態と、スロットマシンにおける有利区間、(4)通常状態と図柄変動状態、(5)特賞状態、確率変動状態、時短状態、図柄変動状態以外のすべての状態、(6)特賞状態及び確立変動状態以外のすべての状態、のうちのいずれかであってもよい。一方、上記の「ユーザにとって有利な状態」とは、遊技機の遊技状態が、特賞状態、確率変動状態、特賞状態や確変状態ではないが内部で当選フラグが成立した状態等、ユーザにとって、何らかの有利な遊技内容が発生している状態を含む。
遊技機の遊技状態が、ユーザにとって有利な状態の間(例えば、特賞状態、確率変動状態等)に、遊技媒体の貸し出し単価が変更されてしまうと、例えば、特賞状態が開始される前までは低い単価で遊技を行い、特賞状態が開始された後で高い単価に切り替える等、遊技機の遊技状態に応じて都合よく単価が切換えられる可能性があり、遊技店にとって好ましくない。この点、上記の構成によると、遊技機の遊技状態がユーザにとって有利な状態である間には、仮に設定指示が入力された場合であっても、制御部は設定処理を行わない。遊技機の遊技状態に応じて都合よく単価が切換えられる事態の発生を抑制することができる。従って、上記の構成によると、遊技機周辺機器は、ユーザの設定指示に基づく貸し出し単価の変更を適切なタイミングで行うことができる。
前記制御部は、第1の時間帯の間は、前記貸し出し単価を、前記複数の価格のうちのいずれかに設定可能であり、前記第1の時間帯とは異なる第2の時間帯の間は、前記貸し出し単価を、前記複数の価格のうち、少なくとも前記第1の価格を除いた1個以上の価格のうちのいずれかに設定可能であってもよい。
この構成によると、遊技機周辺機器は、例えば、曜日や時間帯(午前、昼間、夜間等)に応じて、設定可能な単価を変更することができる。遊技店の管理者等は、遊技店への来店状況等に応じて、設定可能な単価を適切に定めておくことができる。
管理システム2の概要を示す。 サンド100の外観を模式的に示す。 中継装置20のブロック図を示す。 サンド100の制御部120が実行する貸し出し単価管理処理のフローチャートを示す。 サンド100のタッチパネル104に表示される画面の例を示す。 サンド100が行う貸し出し単価の設定動作の流れの一例を示す。
(第1実施例)
(システムの概要;図1〜図3)
図1に示す管理システム2は、パチンコ店等の遊技店において、各遊技機の遊技状況、遊技媒体の貸し出し単価等を管理するためのシステムである。図1に示すように、本実施例の管理システム2は、管理装置70と、島ユニット(図1の「SU」)90と、台ユニット(図1の「DU」)80と、遊技店内に多数設けられている遊技機10と、各遊技機10に対応して設置される中継装置20と、各遊技機10に対応して設置される情報表示装置30と、を備えている。本実施例では、管理装置70、島ユニット90、台ユニット80、遊技機10、中継装置20、情報表示装置30は、いずれも遊技店内に設けられている。
遊技店内の管理装置70、各島ユニット90、各情報表示装置30、各中継装置20は、LAN60に接続されている。各島ユニット90は、対応する台ユニット80と通信可能に接続されている。また、遊技店内の島ユニット90同士も相互に通信可能に接続されている。各台ユニット80は、対応する中継装置20と通信可能に接続されている。また、遊技店内の台ユニット80同士も相互に通信可能に接続されている。また、各情報表示装置30も、対応する中継装置20と通信可能に接続されている。中継装置20は、対応する遊技機10と通信可能に接続されている。
続いて、本実施例の管理システム2を構成する各機器の具体的な構成について説明する。
(遊技機10の構成)
本実施例では、遊技機10は、遊技に使用可能な価値を有するデータを遊技媒体とするパチンコ機である。変形例では、遊技機10は、遊技に使用可能な価値を有するデータを遊技媒体とするスロットマシンであってもよい。さらに他の例では、遊技機10は、パチンコ玉を遊技媒体とするパチンコ機、ダルを遊技媒体とするスロットマシンとすることもできる。本実施例では、遊技機10が、遊技に使用可能な価値を有するデータを遊技媒体とするパチンコ機である場合の例を主に説明するが、遊技機10がその他の機器である場合も同様である。上記の通り、各遊技機10は、対応する中継装置20と通信可能に接続されている。各遊技機10には、遊技機ID(例えば図1の「P01」、「P11」等)が割り当てられている。遊技機IDは、例えば、遊技店において各遊技機10に割り当てられた台番号である。他の例では、遊技機IDは、遊技機10ごとに固有の識別情報であってもよい。遊技機10に割り当てられている遊技機IDは、遊技機10に直接表示されていてもよいし、対応する情報表示装置30に表示されていてもよい。
本実施例では、各遊技機10は同様の構成を備えている。各遊技機10は、制御部及びメモリ(図示省略)を備えている。制御部は、メモリに記憶されたプログラムに従って様々な処理を実行する。メモリは、各種プログラムを記憶している。
各遊技機10の制御部は、自機の状態を示す各種信号(アウト信号、セーフ信号、特賞信号、図柄変動信号、扉開閉信号等)を、自機が接続されている中継装置20に送信している(図2参照)。
アウト信号は、遊技機10において遊技媒体が遊技に使用されたことを示す信号である。セーフ信号は、遊技機10から遊技媒体が払い出されたことを示す信号である。特賞信号は、遊技機10が特賞状態に切り換えられたこと又は遊技機10の特賞状態が終了したことを示す信号である。図柄変動信号は、遊技機10において図柄変動が行われたことを示す信号である。扉開閉信号とは、遊技機10の前面扉が開かれたこと又は閉じられたことを示す信号である。本実施例では、遊技機10が、上記の各種信号を出力する。
(中継装置20の構成)
本実施例では、中継装置20は、サンド100(図2、図3参照)を含む1又は複数の機器が集まって構成されている。中継装置20には、サンド100の他に、遊技機10と情報表示装置30との間の通信を中継する中継機器等(図示しない)が含まれていてもよい。上記の通り、中継装置20は、遊技機10と情報表示装置30を中継する位置、及び、遊技機10と台ユニット80とを中継する位置に設けられ、遊技機10、情報表示装置30、及び、台ユニット80と通信可能に接続されている。各中継装置20にも、対応する遊技機10の遊技機IDと同じ遊技機ID(「P01」、「P11」等)が付与されている。
図2、図3に示すように、サンド100は、タッチパネル104と、カード処理部106と、紙幣処理部108と、報知ランプ110と、通信インターフェース112と、制御部120と、メモリ122と、を備える。このうち、タッチパネル104と、カード処理部106と、紙幣処理部108と、報知ランプ110は、筐体の外部から視認可能な態様で設けられている。通信インターフェース112と、制御部120と、メモリ122は、筐体の外部から視認不可能な態様で設けられている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。なお、図2、図3の例では、中継装置20のうち、サンド100以外の機器は図示を省略しているが、上記の通り、中継装置20は、サンド100以外の中継機器等を含んでいてもよい。
タッチパネル104は、様々な情報を表示するための表示部(ディスプレイ)としての機能と、ユーザがディスプレイに触れることによって様々な指示をサンド100に入力できる操作部としての機能の双方の機能を発揮する。変形例では、タッチパネル104に代えて、表示部と操作部が別個に設けられていてもよい。
例えば、ユーザは、タッチパネル104を操作して、遊技媒体(遊技に使用可能な価値を有するデータ)の貸し出しを行う。一般的に、サンド100は、ユーザによって1回の貸し出し操作が行われる場合、定額分(例えば500円分)の数の遊技媒体の貸し出しを行う。貸し出された遊技媒体は、遊技機10で遊技可能な状態で遊技機10に保持される。以下では、貸し出され、遊技機10で遊技可能な状態で存在する遊技媒体のことを「遊技可能媒体」と呼ぶ場合がある。
1回の貸し出し操作によって貸し出される遊技媒体の数は、遊技媒体の貸し出し単価によって変わる。例えば遊技媒体の場合、貸し出し単価は、4円、2円、1円、0.5円のいずれかである場合が多い。例えば貸し出し単価が4円の場合、1回の貸し出し操作によって貸し出される遊技媒体の数(例えば仮想のパチンコ玉に相当する数)は125個分である。1円の場合、500個分である。変形例では、貸し出し単価が小さい場合には、1回の貸し出し操作によって貸し出される金額を小さくすることもできる(例えば、貸し出し単価が1円の場合、1回の貸し出し操作で200円分の遊技媒体(即ち200個)が貸し出されるように設定してもよい)。
上述の貸し出し単価は、サンド100に予め初期値である初期単価(例えば1円)が設定されているが、サンド100の制御部120が後述の貸し出し単価管理処理(図4参照)を実行する過程で、他の単価に変更される場合がある。本実施例では、サンド100は、複数の貸し出し単価(例えば4円と1円)のうち、貸し出し操作が行われる時点で設定されている貸し出し単価に従って貸し出しを行うことができる。
カード処理部106は、ビジターカードの排出、読み取り、回収等、ビジターカードに関係する各種処理、及び、会員カードの発行、排出、読み取り、回収等、会員カードに関係する各種処理を実行する。
ビジターカードとは、サンド内に予め収納されている情報記録用カードである。例えば、ビジター客であるユーザ(即ち会員ではないユーザ)は、例えば、遊技機10での遊技の終了を希望する時に、所定のカード排出操作を行うと、残った遊技可能媒体が計数され、その数が持玉としてビジターカードに記録されてカード処理部106から排出される。サンド100に残金(投入された紙幣に応じた金額のうち、遊技媒体の貸し出しに利用されなかった金額)が存在する場合、その際に残金を示す情報も併せてビジターカードに記録される。ただし、変形例では、持玉や残金に関する情報も管理装置70によって管理され、ビジターカードにはカードIDのみが記録されてもよい。
一方、会員カードとは、ユーザが、タッチパネルを操作して所定の会員登録処理を行うことで発行されるカードである。本実施例では、会員カードには、会員であるユーザを識別するための識別情報(具体的には会員ID)が記録されている。また、会員カードには、ビジターカードと同様に、持玉、残金に関する情報も記録される。管理装置70では、会員の識別情報と対応付けて、会員であるユーザの貯玉に関する情報、その他ユーザに関する情報(年齢、性別、住所等の個人情報など)などの各種情報を記憶して管理している。さらに、管理装置70では、会員IDと対応付けて、会員であるユーザが予め指示する当該ユーザが所望する貸し出し単価であるユーザ単価を示す情報も記憶されている。ユーザ単価は、会員ユーザごとのデフォルト設定単価、と言い換えてもよい。本実施例では、会員カードには、紛失時の情報漏洩を防ぐ目的で会員ID等の最低限の情報しか記録されていないが、管理装置70では、会員IDに対応付けて、会員に関する各種情報が記憶され、管理されている。
紙幣処理部108は、ユーザが投入した紙幣を受け付けて各種処理を実行する。なお、サンド100がキャッシュレス決済機能等を備える変形例では、紙幣処理部108が省略されてもよい。
報知ランプ110は、現在サンド100に設定されている貸し出し単価に応じた発光態様(例えば発光色)で発光するLEDランプである。報知ランプ110は、サンド100の筐体の上部など、遊技店内の島端のような遊技機10から離れた位置からでも視認可能な位置に設けられている。
通信I/F112は、対応する遊技機10、情報表示装置30、台ユニット80と通信を実行するためのI/Fである。さらに、通信I/F112は、LAN60にも接続されている。サンド100の制御部120は、LAN60を介して管理装置70と直接通信を実行することもできる。
制御部120は、メモリ122に記憶されているプログラム(図示しない)に従って様々な処理を実行する(図4参照)。また、制御部120は、信号(入金信号及び貸し出し信号)と、カード情報(ビジターカードID、会員ID等)とを、自機が接続されている台ユニット80に送信している。メモリ122は、ROM,RAM等によって構成されており、各種プログラムを記憶している。メモリ122は、制御部120が処理を実行する際に得られる情報を記憶する記憶領域も備えている。本実施例は、メモリ122は、現在設定されている貸し出し単価(例えば、1円と4円のうちのいずれか)を示す情報も記憶している。
(情報表示装置30の構成)
情報表示装置30は、遊技機10の情報に備えられている装置である。情報表示装置30のことを「呼出ランプ」と呼ぶ場合もある。情報表示装置30は、表示部32と、操作部34と、制御部36とを備えている。また、図示しないが、情報表示装置30は、さらに、呼出動作のためのスピーカ、発光部等も備えている。
表示部32は、様々な情報を表示するためのディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)である。表示部32は、情報表示装置30の筐体の正面に設けられている。例えば、表示部32には、遊技機10で行われている遊技の状況を示す情報や、遊技機10の過去の所定期間における遊技結果の情報等を示すグラフや表を表示することができる。
操作部34は、通常呼出ボタン、サービス呼出ボタン等を含む複数のボタンを備える。遊技機10で遊技を行う遊技客は、ボタンを操作することで様々な指示を情報表示装置30に入力することができる。通常呼出ボタンは、遊技機10で遊技中の遊技客が、遊技に関係する原因(例えば、玉切れや遊技機10のトラブル等)で遊技店の係員を呼び出すために操作するボタンである。サービス呼出ボタンは、遊技機10で遊技中の遊技客が、遊技とは無関係のサービス(例えば、飲み物やおしぼり等)のために遊技店の係員を呼び出すために操作するボタンである。
制御部36は、表示部32、操作部34等と電気的に接続されており、これらの各要素を制御するコントローラである。制御部36は、予め記憶されたプログラムに従って、様々な処理を実行する。図1に示すように、制御部36は、筐体に内蔵されている。
(台ユニット80の構成)
台ユニット80は、複数台の遊技機10に対して1台ずつ設けられている情報処理装置である。各台ユニット80は、制御部及びメモリ(図示省略)を備えている。制御部は、メモリに記憶されたプログラムに従って様々な処理を実行する。メモリは、各種プログラムを記憶している。上記の通り、台ユニット80は、対応する4台の遊技機10のそれぞれに対応する中継装置20と通信可能に接続されている。なお、図1では、1台の台ユニット80に対応する4台の遊技機10のうちの1台のみを図示している。台ユニット80の制御部は、対応する4台の遊技機10のそれぞれに対応する中継装置20から出力される各種信号(例えば、遊技客情報、カード情報、入金信号、貸し出し信号等)を取得し、対応する島ユニット90に転送する。
(島ユニット90の構成)
本実施例の島ユニット90は、対応する島に設けられている情報処理装置である。各島ユニット90は、制御部及びメモリ(図示省略)を備えている。制御部は、メモリに記憶されたプログラムに従って様々な処理を実行する。メモリは、各種プログラムを記憶している。島ユニット90の制御部は、台ユニット80から各種信号を取得し、取得された各種信号を管理装置70に送信する。
(管理装置70の構成)
管理装置70は、遊技店が設置する管理用サーバである。上述の通り、管理装置70は、遊技店内の各種情報を管理する。図1では図示しないが、管理装置70は、ホールコンピュータ、会員サーバ、貯玉サーバ、及び、持玉サーバの各装置に分かれて構成されている。ホールコンピュータ、会員サーバ、貯玉サーバ、及び、持玉サーバは、互いに通信可能である。本明細書では、ホールコンピュータ、会員サーバ、貯玉サーバ、及び、持玉サーバの各装置の詳しい説明は省略する。また、管理装置70は、遊技店内の各遊技機10及び中継装置20が出力した各種信号を、遊技機ID毎に格納して管理している。
(管理システム2の各機器間の信号及び情報の伝送経路)
続いて、管理システム2の各機器間の信号の伝送経路について説明しておく。遊技機10の制御部は、遊技機10の状況の変化(例えば、遊技の進行、扉の開閉、設定の変更等)に応じて、各種信号(アウト信号、セーフ信号、特賞信号、図柄変動信号、扉開閉信号、設定変更信号など)を、中継装置20に送信する。
中継装置20の制御部(具体的にはサンド100の制御部120)は、遊技機10から受信した各種信号(アウト信号、セーフ信号、特賞信号、図柄変動信号、扉開閉信号、設定変更信号など)を、所定のタイミングで情報表示装置30に送信する。さらに、中継装置20の制御部は、サンド100において現在設定されている貸し出し単価を示す単価情報を、併せて情報表示装置30に送信する。これにより、情報表示装置30は、遊技機10から受信した各種信号に基づいて、対応する遊技機10の稼働状況に関する情報、設定中の単価等の各種情報を表示部32に表示させることができる。さらに、中継装置20の制御部は、中継装置20(具体的にはサンド100)に対する遊技客の操作(例えば、入金操作、貸し出し操作、カード挿入操作等)に応じて、各種信号(具体的には、入金信号、貸し出し信号等)、又は/及び、各種カード情報(ビジターカードID、会員ID、など)を、情報表示装置30に送信する。
そして、情報表示装置30の制御部は、中継装置20から受信した各種信号(アウト信号、セーフ信号、特賞信号、図柄変動信号、扉開閉信号、設定変更信号、入金信号、貸し出し信号など)、単価情報、及び各種カード情報(ビジターカードID、会員ID、など)を、所定のタイミングで、LAN60を介して管理装置70に送信してもよい。なお、変形例では、情報表示装置30の制御部は、中継装置20から受信した各種信号及び情報を管理装置70に送信しなくてもよい。
一方、中継装置20の制御部(具体的にはサンド100の制御部120)は、遊技機10から受信した各種信号(アウト信号、セーフ信号、特賞信号、図柄変動信号、扉開閉信号、設定変更信号など)を、所定のタイミングで、対応する台ユニット80にも送信する。さらに、中継装置20の制御部は、サンド100において現在設定されている貸し出し単価を示す単価情報を、対応する台ユニット80に送信する。さらに、中継装置20の制御部は、中継装置20(具体的にはサンド100)に対する遊技客の操作(例えば、入金操作、貸し出し操作、カード挿入操作等)に応じて、各種信号(具体的には、入金信号、貸し出し信号等)、又は/及び、各種カード情報(ビジターカードID、会員ID、など)を、対応する台ユニット80に送信する。即ち、中継装置20の制御部は、情報表示装置30に送信される信号、情報等と同様の信号、情報等を台ユニット80にも送信する。
台ユニット80の制御部は、対応する中継装置20から受信した各種信号(即ち、遊技機10由来の各種信号(アウト信号、セーフ信号、特賞信号、図柄変動信号、扉開閉信号、設定変更信号など)、及び、中継装置20への操作由来の各種信号(入金信号、貸し出し信号等))と、各種カード情報と、を所定のタイミングで、対応する島ユニット90に送信する。
島ユニット90の制御部は、対応する台ユニット80から受信した各種信号及び各種カード情報を、所定のタイミングで、LAN60を介して管理装置70に送信する。
また、中継装置20の制御部は、対応する台ユニット80に送信した上記の各種信号、単価情報、及び、各種カード情報のうちの一部又は全部を、LAN60を介して、管理装置70に直接送信してもよい。
管理装置70の制御部は、対応する島ユニット90から(もしくは、直接中継装置20から)各種信号、単価情報、及び各種カード情報を受信すると、管理装置70がそれらを受信した受信経路に基づいて、出力元の遊技機10又は中継装置20を示す遊技機ID(例えば台番号)を特定し、特定された遊技機IDごとに、受信済みの各種情報をメモリに格納する。
(貸し出し単価管理処理;図4、図5)
上記の通り、本実施例では、サンド100は、遊技媒体の貸し出し単価を、複数の単価(例えば、4円と1円)のうちのいずれかに設定した上で、タッチパネル104で貸し出し操作を行うことができる。図4、図5を参照して、サンド100の制御部120が実行する貸し出し単価管理処理について説明する。
図4は、サンド100の制御部120が実行する貸し出し単価管理処理のフローチャートを示す。サンド100の電源がオンされると、制御部120は、図4の貸し出し単価管理処理を開始する。この時点では、制御部120は、貸し出し単価を、遊技店の管理者によって予め定められた初期単価に設定する。なお、この時点では、遊技機10に遊技可能媒体(即ち遊技可能な状態で存在する遊技媒体)は存在せず、遊技機10における遊技状態も、ユーザにとって有利ではない状態である(即ち、特賞状態、確率変動状態、特賞状態や確変状態ではないが内部で当選フラグが成立した状態等、ユーザにとって、何らかの有利な遊技内容が発生していない状態)である。貸し出し単価管理処理が開始されると、制御部120は、S10、S20、S30の各監視を開始する。この際、制御部120は、タッチパネル104に、図5の(a)に示すような現在単価表示画面200を表示させることができる。図5の(a)に示すように、現在単価表示画面200は、現在の単価(図の例では1円)を表示する現在単価表示部202と、ユーザが貸し出し単価の変更を行うための変更開始ボタン204と、が表示されている。
S10では、制御部120は、ユーザによって設定指示が入力されることを監視する。ユーザは、タッチパネル104に上記の現在単価表示画面200(図5の(a)参照)が表示されている間に、タッチパネル104を操作し、所定の設定指示を入力することができる。具体的には、まず、ユーザは、現在単価表示画面200の変更開始ボタン204を操作する。変更開始ボタン204が操作されると、制御部120は、現在単価表示画面200に代えて、図5の(b)に示すような単価選択画面210を表示させる。図5の(b)に示すように、単価選択画面210には、希望の貸し出し単価を選択するようにユーザに促すためのメッセージ212と、この時点で設定可能な単価を示す単価ボタン214、216と、を含む。図5の例では、単価ボタン214は「1円」に対応し、単価ボタン216は「4円」に対応する。他の例では、これら以外の単価に対応する単価ボタンが表示されてもよいし、3個以上の異なる単価に対応する単価ボタンが表示されてもよい。ユーザは、単価選択画面210が表示されている間に、希望の貸し出し単価に対応する単価ボタンを操作することができる。単価選択画面210で単価ボタンの操作が行われる場合、制御部120は、S10でYESと判断し、S12に進む。即ち、S10で監視の対象とされている「設定操作」は、現在単価表示画面200の変更開始ボタン204の操作、及び、単価選択画面210における希望の単価ボタンの操作、の両操作を含む。なお、変形例では、制御部120は、ユーザが、現在単価表示画面200の変更開始ボタン204を操作する前に紙幣処理部108に紙幣を投入した場合には、制御部120は、自動的に単価選択画面210をタッチパネル104に表示させてもよい。
S12では、制御部120は、この時点で遊技機10に遊技可能媒体が存在しないか否かを判断する。制御部120は、遊技機10と通信を行う、遊技機10を撮影する、等の任意の手段によって遊技可能媒体が存在しないか否かを確認することができる。この時点で遊技機10に遊技可能媒体が存在していない場合、制御部120は、S12でYESと判断し、S14に進む。一方、この時点で遊技機10に遊技可能媒体が存在している場合、制御部120は、S12でNOと判断し、S18に進む。
S14では、制御部120は、この時点で遊技機10における遊技状態がユーザにとって有利ではない状態であるか否かを判断する。制御部120は、遊技機10から出力される信号に基づいて、遊技機10の現在の遊技状態を確認することができる。この時点の遊技状態が有利ではない状態である場合、制御部120は、S14でYESと判断し、S16に進む。一方、この時点の遊技状態がユーザにとって有利な状態(例えば、特賞状態、確率変動状態、内部で当選フラグが成立した状態等)である場合、制御部120は、S14でNOと判断し、S18に進む。
S16では、制御部120は、貸し出し単価を、設定指示の際にユーザに指定された単価に設定する。即ち、設定指示の際に指定された単価が現在の単価と異なる場合、制御部120は、S16において、貸し出し単価を、設定指示の際に指定された単価に変更する。一方、設定指示の際に指定された単価が現在の単価と同じ場合には、制御部120は、S16において、貸し出し単価を現在の単価のまま維持する。制御部120は、新たに設定された貸し出し単価をメモリ122に記憶させる。そして、制御部120は、新たに設定された貸し出し単価に基づいて、タッチパネル104に現在単価表示画面200(図5の(a)参照)を表示させる。S16を終えると、制御部120は、再び、S10、S20、S30の監視に戻る。
一方、S18では、制御部120は、所定のエラー処理を実行する。この場合、制御部120は、貸し出し単価を、設定指示の際に指定された単価に設定しない(即ち、変更しない)。この場合、制御部120は、タッチパネル104に、図5の(c)に示すようなエラー画面220を表示させる。図5の(c)に示すように、エラー画面220は、現在貸し出し単価の変更ができない旨のメッセージ222と、OKボタン224とを含む。ユーザは、メッセージ222を確認した上でOKボタン224を操作することができる。OKボタン224が操作されると、制御部120は、再び現在単価表示画面200(図5の(a)参照)を表示させる。S18を終えると、制御部120は、再び、S10、S20、S30の監視に戻る。
S20では、制御部120は、会員カードが読み取られることを監視する。会員であるユーザは、自身が所持する会員カードをカード処理部106に挿入し、読み取らせることができる。カード処理部106によって会員カードが読み取られ、会員カードから当該会員(ユーザ)の会員ID(識別情報)が読み取られる場合、制御部120は、S20でYESと判断し、S22に進む。
S22では、制御部120は、この時点で遊技機10に遊技可能媒体が存在しないか否かを判断する。S22の処理の内容はS12と同様である。S22でYESと判断される場合には、制御部120は、S24に進む。S22でNOと判断される場合には、制御部120は、S28に進む。
S24では、制御部120は、この時点で遊技機10における遊技状態がユーザにとって有利ではない状態であるか否かを判断する。S24の処理の内容はS14と同様である。S24でYESと判断される場合には、制御部120は、S26に進む。S24でNOと判断される場合には、制御部120は、S28に進む。
S26では、制御部120は、貸し出し単価を、会員IDと対応付けられているユーザ単価に設定する。上記の通り、ユーザ単価は、会員の会員IDと対応付けられて管理装置70に記憶されている。制御部120は、台ユニット80及び島ユニット90を介して管理装置70と通信を行うことにより、S20で読み取られた会員カードの会員IDに対応するユーザ単価(即ち、当該会員のためのデフォルト設定単価)を示す情報を管理装置70から取得する。即ち、ユーザ単価が現在の単価と異なる場合、制御部120は、S26において、貸し出し単価を、ユーザ単価に変更する。一方、ユーザ単価が現在の単価と同じ場合には、制御部120は、S26において、貸し出し単価を現在の単価のまま維持する。制御部120は、新たに設定された貸し出し単価をメモリ122に記憶させる。そして、制御部120は、新たに設定された貸し出し単価に基づいて、タッチパネル104に現在単価表示画面200(図5の(a)参照)を表示させる。S26を終えると、制御部120は、再び、S10、S20、S30の監視に戻る。
一方、S28では、制御部120は、所定のエラー処理を実行する。S28の処理の内容はS18と同様である。S28を終えると、制御部120は、再び、S10、S20、S30の監視に戻る。
S30では、制御部120は、カード処理部106からカード(ビジターカード又は会員カード)が排出されることを監視する。ユーザがビジター客である場合、例えば、遊技機10での遊技の終了を希望する時に、所定のカード排出操作を行うと、残った遊技可能媒体が計数され、その数が持玉としてビジターカードに記録されてカード処理部106から排出される。この際、持玉の数は、適用された貸し出し単価と対応付けて記録される。また、残金がある場合は残金を示す情報もビジターカードに記録される。また、ユーザが会員である場合にも、ユーザが遊技の終了を希望する時に、所定のカード排出操作を行うと、残った遊技玉が計数され、その数が持玉として会員カードに記録されてカード処理部106から排出される。この際、持玉の数は、適用された貸し出し単価と対応付けて記録される。残金がある場合は残金を示す情報も会員カードに記録される。即ち、カードが排出された時点では遊技機10には遊技玉は存在しない。カード処理部106からカードが排出されると、制御部120は、S30でYESと判断し、S32に進む。
S32では、制御部120は、この時点で遊技機10における遊技状態がユーザにとって有利ではない状態であるか否かを判断する。S32の処理の内容はS14、S24と同様である。S32でYESと判断される場合には、制御部120は、S34に進む。S32でNOと判断される場合には、制御部120は、S34をスキップしてS10、S20、S30の監視に戻る。即ち、S32でNOと判断される場合、カード排出の時点で遊技機10における遊技状態が有利ではない状態ではない(即ち有利な状態である)。この場合、少なくとも遊技状態が有利ではない状態に戻るまでは、貸し出し単価の変更を行われない。例えば、遊技機10において特賞状態が開始される前までは低い単価で遊技を行い、特賞状態が開始された後でカードを排出して高い単価に切り替える等、遊技機10の遊技状態に応じて都合よく単価が切換えられる事態の発生を抑制することができる。
S34では、制御部120は、貸し出し単価を初期単価に戻す。制御部120は、初期単価をメモリ122に記憶させる。そして、制御部120は、初期単価に基づいて、タッチパネル104に現在単価表示画面200(図5の(a)参照)を表示させる。S32を終えると、制御部120は、再び、S10、S20、S30の監視に戻る。
以上、貸し出し単価管理処理について説明した。制御部120は、電源がオンされている間、S10〜S34の処理を繰り返し実行する。
(具体例;図6)
続いて、図6を参照して、ユーザが遊技機10で一連の遊技を行う場合において、当該遊技機10に対応付けて備えられているサンド100が行う貸し出し単価理の設定動作の一例を説明する。なお、図6の例では、サンド100の制御部120が実行する各種動作を、単にサンド100の動作として説明する場合がある。また、図6の例で説明する各種貸し出し単価(初期単価、ユーザ単価、設定指示に基づいて設定される単価、等)はあくまで一例であり、実際にはこれら以外の単価が用いられてもよい。
S100の時点は開店直後の時点である。この時点では、サンド100は、開店後に電源がオンされ、その後遊技機10でまだ一度も遊技が行われていない初期状態である。この時点では、遊技機10の遊技状態は通常状態(即ちユーザにとって有利ではない状態)であり、遊技機10には遊技可能媒体も存在しない。この時点では、サンド100は、貸し出し単価を初期単価である1円に設定する。
その後、S110では、会員であるユーザが来店し、遊技機10の前に来る。そして、ユーザが会員カードをサンド100のカード処理部106に挿入すると、カード処理部106によって会員カードに記録されたユーザの会員IDが読み取られる(図4のS20でYES)。この時点でも、遊技機10の遊技状態は通常状態(ユーザにとって有利ではない状態)であり、遊技機10には遊技可能媒体も存在しない(S22、S24でYES)。そのため、サンド100は、貸し出し単価を、読み取られた会員IDに対応付けられているユーザ単価である4円に設定する(S26)。
その後、S120では、ユーザが、タッチパネル104を操作し、貸し出し単価を1円に変更するための設定指示を入力する(図4のS10でYES)。この時点でも、遊技機10の遊技状態は通常状態(ユーザにとって有利ではない状態)であり、遊技機10には遊技可能媒体も存在しない(S12、S14でYES)。そのため、サンド100は、貸し出し単価を、ユーザによって指示された単価である1円に設定する(S16)。
S130では、ユーザは、遊技機10での遊技を開始する。具体的には、ユーザは、現金をサンド100の紙幣処理部108に投入し、タッチパネル104で所定の貸し出し操作を行って遊技可能媒体の貸し出しを受け、遊技可能媒体を用いて遊技機10で遊技を開始する。この時点では、遊技機10に遊技可能媒体は存在するが、遊技機10の遊技状態はまだ通常状態(ユーザにとって有利ではない状態)である。
その後、S140では、遊技可能媒体による遊技機10での遊技が続いている間に、ユーザは、タッチパネル104を操作し、貸し出し単価を4円に変更するための設定指示を入力する(図4のS10でYES)。ただし、この時点では、遊技機10に遊技可能媒体が存在するため、サンド100は、貸し出し単価の変更を行わない(S12でNO、S18)。貸し出し単価は1円のまま維持される。
その後、S150では、遊技機10での遊技が続いたことにより、遊技機10の遊技可能媒体がなくなっている。ただし、遊技を続けた結果、遊技可能媒体はなくなったものの、遊技機10の遊技状態が確率変動状態(有利な状態の一例)に移行している。このとき、ユーザは、タッチパネル104を操作し、貸し出し単価を4円に変更するための設定指示を入力する(図4のS10でYES)。ただし、この時点では、遊技機10に遊技可能媒体が存在しないものの、遊技機10の遊技状態が確率変動状態である(即ち有利な状態である)ため、サンド100は、貸し出し単価の変更を行わない(S14でNO、S18)。貸し出し単価は1円のまま維持される。
その後、S160では、さらに遊技機10での遊技が続いた結果、遊技機10の遊技可能媒体が再びなくなり、遊技機10の遊技状態も通常状態(有利ではない状態)に戻る。このとき、ユーザは、タッチパネル104を操作し、貸し出し単価を4円に変更するための設定指示を入力する(図4のS10でYES)。この時点では、遊技機10に遊技可能媒体が存在せず、遊技機10の遊技状態が通常状態であるため、サンド100は、貸し出し単価を4円に変更する(S12、S14でYES、S16)。
その後、S170では、さらに遊技機10での遊技が続いた後で、ユーザは、遊技機10での遊技を終了する。ユーザは、遊技可能媒体を計数し、会員カードを排出する操作を行う。この時点では、遊技機10の遊技状態は通常状態(有利ではない状態)に戻っている。サンド100は、遊技玉の数と貸し出し単価を示す情報を会員カードに記録し、会員カードをカード処理部106から排出する(図4のS30でYES)。上記の通り、遊技機10の遊技状態が通常状態に戻っているため、サンド100は、貸し出し単価を、初期単価である1円に戻す。貸し出し単価を初期単価である1円に戻す条件は、サンド100の制御部120又は管理装置70において、ユーザが遊技を終了したと判断したことであればよい。
以上、本実施例の管理システム2の構成及び動作について説明した。上記の通り、本実施例では、サンド100の制御部120は、ユーザがタッチパネル104において入力した設定指示に従って、パチンコ玉(遊技媒体)の貸し出し単価を所望の単価に設定することができる(図4のS16参照)。即ち、本実施例によると、ユーザは、所望の貸し出し単価の遊技媒体を用いて、遊技店内の特定の遊技機10によって遊技を行うことができる。そのため、本実施例によると、遊技店は、貸し出し単価の異なる複数の遊技エリアを設け、各遊技エリアに同様の遊技機10を設置する必要がなく、遊技機10や遊技エリアの設置負担が小さく済む。また、ユーザは、遊技を希望する遊技機10において、所望の貸し出し単価の遊技媒体を用いて遊技を行うことができ、ユーザに満足感を与えることもできる。
また、本実施例では、制御部120は、現在設定されている貸し出し単価を示す現在単価表示画面200をタッチパネル104に表示させることができる(図5の(a)参照)。そのため、ユーザ、遊技店の係員等(以下では「ユーザ等」と呼ぶ場合がある)は、タッチパネル104を見れば、現在設定されている貸し出し単価を把握することができる。ユーザ等が現在設定されている貸し出し単価を誤認する事態を抑制することができる。
また、本実施例では、報知ランプ110は、現在サンド100に設定されている貸し出し単価に応じた発光態様(例えば発光色)で発光する。報知ランプ110は、サンド100の筐体の上部など、遊技店内の島端のような遊技機10から離れた位置からでも視認可能な位置に設けられている。そのため、ユーザ等は、遊技機10の前まで近づかなくても貸し出し単価を把握することができる。
また、本実施例では、ユーザによって貸し出し単価が指示されておらず、会員カードも挿入されていない状態では、制御部120は、貸し出し単価を、遊技店の管理者によって予め定められた初期単価に設定する。そのため、貸し出し単価の管理を容易に行い得る。
また、本実施例では、カード処理部106が会員カードを読み取る場合に(図4のS20でYES)、制御部120は、会員カードに記録された会員ID(識別情報)に対応付けられるユーザ単価を貸し出し単価として設定することができる(S26)。そのため、ユーザは、予め、所望の貸し出し単価をユーザ単価として会員IDに対応付けておくことにより、設定指示等を行わなくても所望の貸し出し単価を設定することができる。ユーザが設定指示を入力する手間を軽減することができる。
また、本実施例では、制御部120は、設定指示が入力される場合又は会員カードが読み取られる場合において、遊技機10において、遊技可能媒体が存在しておらず、かつ、遊技状態がユーザにとって有利ではない状態である場合に(S12及びS14でYES、S22及びS24でYES)、貸し出し単価の設定を行う(S16、S26)。一方、制御部120は、制御部120は、設定指示が入力される場合又は会員カードが読み取られる場合であっても、遊技可能媒体が存在している(S12でNO、S22でNO)、又は、遊技状態がユーザにとって有利な状態である場合(S14でNO、S24でNO)には、貸し出し単価の設定を行わない(S18、S28)。
一般的に、遊技機10に遊技可能媒体が存在する間に、貸し出し単価の異なる遊技媒体が新たに貸し出されると、単価の異なる遊技媒体が混在する事態が発生するおそれがあるため、遊技店にとって好ましくない。この点、本実施例によると、上記のように、遊技可能媒体が存在している状況では(S12でNO、S22でNO)、仮に設定指示が入力された場合(又は会員カードが読み取られた場合)であっても、制御部120は貸し出し単価の設定を行わない(S18、S28)。即ち、遊技可能媒体が存在している場合には、貸し出し単価の変更が行われないため、単価の異なる遊技媒体が混在する事態の発生を抑制することができる。
また、一般的に、遊技機10の遊技状態がユーザにとって有利な状態の間(例えば、特賞状態、確率変動状態等)に、遊技媒体の貸し出し単価が変更されてしまうと、例えば、特賞状態が開始される前までは低い単価で遊技を行い、特賞状態が開始された後で高い単価に切り替える等、遊技機の遊技状態に応じて都合よく単価が切換えられる可能性があり、遊技店にとって好ましくない。この点、本実施例によると、上記のように、遊技機10の遊技状態がユーザにとって有利な状態である間には、仮に設定指示が入力された場合(又は会員カードが読み取られた場合)であっても、制御部120は貸し出し単価の設定を行わない。即ち、遊技機10の遊技状態に応じて都合よく単価が切換えられる事態の発生を抑制することができる。従って、本実施例によると、サンド100は、貸し出し単価の変更を適切なタイミングで行うことができる。
本実施例と請求項の記載の対応関係を説明しておく。サンド100が「遊技機関連機器」の一例である。タッチパネル104が「操作部」及び「表示部」の一例である。報知ランプ110が「表示体」の一例である。カード処理部106が「カード読取部」の一例である。会員IDが「識別情報」の一例である。図4のS16及びS26の処理が「設定処理」の一例である。
(第2実施例)
続いて、第2実施例の管理システム2について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例は第1実施例の変形態様の一つである。本実施例の管理システム2も、第1実施例の管理システム2と基本的な構成態様は共通する。本実施例では、サンド100において設定可能な貸し出し単価が時間帯によって変わる点が第1実施例とは異なる。ここで言う「時間帯」は、1日のうちの時間帯(午前、午後、夕方、夜等)に加え、曜日(平日、土日等)も含む。時間帯ごとに設定可能な貸し出し単価は、予め遊技店の管理者等が定めてメモリ122に記憶させている。
本実施例では、例えば、サンド100は、平日の間は、貸し出し単価を1円と2円と4円のいずれかに設定可能であり、土日祝日の間は、貸し出し単価を1円と4円のどちらか一方にのみ設定可能であってもよい。また、サンド100は、一日の内、午前中は貸し出し単価を1円と2円と4円のいずれかに設定可能であり、午後は、貸し出し単価を1円と4円のどちらか一方にのみ設定可能であってもよい。この場合、サンド100の制御部120は、タッチパネル104に単価選択画面210(図5の(b)参照)を表示させる際に、設定不可能な単価を表示させない(もしくは選択不可能な態様で表示させる)ようにすることができる。
本実施例によると、サンド100は、例えば、曜日や時間帯(午前、昼間、夜間等)に応じて、設定可能な単価を変更することができる。遊技店の管理者等は、遊技店への来店状況等に応じて、設定可能な単価を適切に定めておくことができる。
以上、実施例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を採用してもよい。
(変形例1)上記の各実施例では、管理システム2で使用される遊技機10は、実際の遊技媒体(パチンコ玉等)が、遊技機10の外部に排出されないタイプのものを想定している。しかしながら、これに限られず、管理システム2で使用される遊技機10は、実際の遊技媒体(パチンコ玉等)が遊技機10の外部に排出され、遊技機10に据え付けられた玉皿などに溜められて遊技玉として使用されるタイプのものであってもよい。その場合、遊技機10は、アウト信号を出力せず、遊技機10に併設されるアウトメータ(図示しない)がアウト信号を出力するようにしてもよい。また、サンド100は、実際の遊技媒体(パチンコ玉等)を貸し出すための貸し出し部を備えていてもよい。
(変形例2)上記の各実施例では、管理システム2で使用される遊技機10がパチンコ機である例を説明した。これに限られず、遊技機10は、スロットマシンであってもよい。その場合、サンド100は、遊技媒体の貸し出し単価を、20円、10円、5円、2円などに設定可能であってもよい。
(変形例3)設定されている貸し出し単価に応じて、遊技機10における設定(即ち、遊技機10の遊技媒体の出玉率をコントロール(もしくは調整)するための設定)が変更されてもよい。例えば、貸し出し単価が4円に設定された場合、対応する遊技機10の設定が比較的高く設定され、1円に設定された場合、4円の場合よりも低い設定に設定されてもよい。
(変形例4)上記の各実施例では、制御部120は、現在単価表示画面200、単価選択画面210、エラー画面220等をタッチパネル104に表示させている。変形例では、制御部120は、タッチパネル104に代えて、又は、タッチパネル104とともに、情報表示装置30の表示部32にこれらの画面を表示させるようにしてもよい。この変形例における表示部32も「表示部」の一例である。
(変形例5)上記の各実施例では、タッチパネル104とは別個に設けられた報知ランプ110が、貸し出し単価ごとに発光態様を変更させることによって貸し出し単価を報知している。これに限られず、サンド100は、貸し出し単価に応じた態様の報知表示を実行可能であれば、報知ランプ以外の表示体を備えていてもよい。
(変形例6)上記の各実施例では、遊技媒体の貸し出しを行う遊技機周辺機器がサンド100である場合を例に説明した。これに限られず、遊技媒体の貸し出しを行う遊技機周辺機器は、管理ユニット等、他の周辺機器であってもよい。
(変形例7)上記の各実施例では、ユーザによって貸し出し単価が指示されておらず、会員カードも挿入されていない状態では、制御部120は、貸し出し単価を、遊技店の管理者によって予め定められた初期単価に設定する。変形例では、サンド100には、初期単価が設定されていなくてもよい。
(変形例8)上記の各実施例では、会員であるユーザが会員カードをカード処理部106に読み取る場合に(図4のS20でYES)、制御部120は、会員カードに記録された会員IDに対応付けられるユーザ単価を貸し出し単価として設定することができる。変形例では、制御部120は、カード処理部106が会員カードを読み取る場合であっても、ユーザ単価を貸し出し単価として設定しなくてもよい。すなわち、図4のS20〜S28の処理が省略されてもよい。その場合、管理装置70において、会員IDにユーザ単価が対応付けられていなくてもよい。
(変形例9)上記の実施例では、制御部120は、設定指示が入力される場合又は会員カードが読み取られる場合であっても、遊技可能媒体が存在している(S12でNO、S22でNO)、又は、遊技状態がユーザにとって有利な状態である場合(S14でNO、S24でNO)には、貸し出し単価の設定を行わない(S18、S28)。変形例では、制御部120は、設定指示が入力される場合又は会員カードが読み取られる場合には、遊技可能媒体の有無にかかわらず、遊技状態がユーザにとって有利ではない状態であれば貸し出し単価の設定を行うようにしてもよい。また、他の変形例では、制御部120は、設定指示が入力される場合又は会員カードが読み取られる場合には、遊技状態にかかわらず、遊技可能媒体が無ければ貸し出し単価の設定を行うようにしてもよい。さらに他の変形例では、制御部120は、設定指示が入力される場合又は会員カードが読み取られる場合には、遊技状態、及び遊技可能媒体の有無にかかわらず、貸し出し単価の設定を行うようにしてもよい。
(変形例10)上記の実施例では、図4のS26において、制御部120は、貸し出し単価を、会員IDと対応付けられているユーザ単価に自動的に設定する。変形例では、S26において、制御部120は、貸し出し単価をユーザ単価に変更するか否かの選択をユーザに行わせるための選択画面をタッチパネル104に表示させ、ユーザが当該選択画面において変更を希望する操作を行った場合に限って貸し出し単価をユーザ単価に設定するようにしてもよい。
(変形例11)上記の第2実施例では、サンド100において設定可能な貸し出し単価が時間帯によって変わる。これに限られず、サンド100における貸し出し単価の設定可否、および、設定可能な貸し出し単価が、対応する遊技機10における遊技結果に応じて変わってもよい。例えば、サンド100が、遊技機10における遊技開始からの遊技結果がある条件を満たすまでの間は貸し出し単価の変更ができないように設定されていてもよい。その場合、サンド100が、遊技機10における遊技開始からの遊技結果がある条件を満たす場合(例えば、アウト数が1000個以上、使用金額が1000円以上、遊技時間が30分以上など)に、貸し出し単価の変更を許可するようにしてもよい。その際、遊技結果に応じて、設定可能な単価が変わるようにしてもよい。例えば、アウト数が1000個以上の場合に、貸し出し単価を1円から2円に変更可能としてもよい。2000個以上の場合に、貸し出し単価を4円に変更可能としてもよい。図5の(b)に示すような単価選択画面210では、その時点で設定可能な単価のみを表示するようにしてもよい。さらに他の例では、遊技結果がある条件(例えば、使用金額が5000円以上、収支が−5000円以下、等)を満たすまでは自由に貸し出し単価を設定可能とし、条件が満たされた後は、設定可能な貸し出し単価が制限される(又は設定が不可能になる)ようにしてもよい。この場合、ユーザの過度な遊技へののめり込みの防止を図り得る。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:管理システム
10:遊技機
20:中継装置
30:情報表示装置
32:表示部
34:操作部
36:制御部
70:管理装置
80:台ユニット
90:島ユニット
100:サンド
104:タッチパネル
106:カード処理部
108:紙幣処理部
110:報知ランプ
112:通信I/F
120:制御部
122:メモリ
200:現在単価表示画面
210:単価選択画面
220:エラー画面

Claims (8)

  1. 遊技機で使用される遊技媒体の貸し出しを行う遊技機周辺機器であって、
    ユーザが指示を入力するための操作部と、
    前記操作部において入力された前記遊技媒体の貸し出し単価に関係する設定指示に従って、前記貸し出し単価を、第1の価格と第2の価格とを含む複数の価格のうちのいずれかに設定する設定処理を実行する制御部と、を備えている、
    遊技機周辺機器。
  2. 情報を表示可能な表示部をさらに備えており、
    前記制御部は、さらに、設定されている前記貸し出し単価を示す単価情報を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の遊技機周辺機器。
  3. 設定されている前記貸し出し単価に応じた態様の報知表示を実行可能な表示体をさらに備えており、
    前記制御部は、さらに、設定されている前記貸し出し単価に応じた態様の報知表示を前記表示体に実行させる、請求項1又は2に記載の遊技機周辺機器。
  4. 前記制御部は、前記ユーザによって前記貸し出し単価が指示されていない場合には、前記複数の価格のうち、予め定められた初期単価を前記貸し出し単価として設定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技機周辺機器。
  5. 前記ユーザが所持するとともに、前記ユーザを識別するための識別情報が記録されたカードを受け入れるとともに、前記カードに記録された前記識別情報を読み取り可能なカード読取部をさらに備えており、
    前記制御部は、前記カード読取部において前記識別情報が読み取られる場合、前記複数の価格のうち、読み取られた前記識別情報に対応付けられているユーザ単価を前記貸し出し単価として設定する、請求項1から4のいずれか一項に記載の遊技機周辺機器。
  6. 前記制御部は、
    前記遊技機において、前記遊技機で遊技可能な遊技媒体である遊技可能媒体が存在していない状況では、前記ユーザによって前記設定指示が入力される場合に前記設定処理を実行し、
    前記遊技機において、前記遊技可能媒体が存在している状況では、前記設定指示が入力される場合であっても前記設定処理を実行しない、請求項1から5のいずれか一項に記載の遊技機周辺機器。
  7. 前記制御部は、
    前記遊技機において、前記遊技機における遊技状態が、前記ユーザにとって有利ではない状態である状況では、前記ユーザによって前記設定指示が入力される場合に前記設定処理を実行し、
    前記遊技機において、前記遊技機における遊技状態が前記ユーザにとって有利な状態である状況では、前記設定指示が入力される場合であっても前記設定処理を実行しない、請求項1から6のいずれか一項に記載の遊技機周辺機器。
  8. 前記制御部は、
    第1の時間帯の間は、前記貸し出し単価を、前記複数の価格のうちのいずれかに設定可能であり、
    前記第1の時間帯とは異なる第2の時間帯の間は、前記貸し出し単価を、前記複数の価格のうち、少なくとも前記第1の価格を除いた1個以上の価格のうちのいずれかに設定可能である、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の遊技機周辺機器。
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