JP2021087364A - 細胞培養装置 - Google Patents

細胞培養装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021087364A
JP2021087364A JP2019218179A JP2019218179A JP2021087364A JP 2021087364 A JP2021087364 A JP 2021087364A JP 2019218179 A JP2019218179 A JP 2019218179A JP 2019218179 A JP2019218179 A JP 2019218179A JP 2021087364 A JP2021087364 A JP 2021087364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
container
gas
gas flow
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019218179A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7339138B2 (ja
Inventor
政晴 木山
Masaharu Kiyama
政晴 木山
美登里 加藤
Midori Katou
美登里 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2019218179A priority Critical patent/JP7339138B2/ja
Priority to TW109137564A priority patent/TWI756886B/zh
Priority to US17/086,920 priority patent/US11814614B2/en
Publication of JP2021087364A publication Critical patent/JP2021087364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7339138B2 publication Critical patent/JP7339138B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M29/00Means for introduction, extraction or recirculation of materials, e.g. pumps
    • C12M29/20Degassing; Venting; Bubble traps
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M29/00Means for introduction, extraction or recirculation of materials, e.g. pumps
    • C12M29/06Nozzles; Sprayers; Spargers; Diffusers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/24Gas permeable parts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/34Internal compartments or partitions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M37/00Means for sterilizing, maintaining sterile conditions or avoiding chemical or biological contamination
    • C12M37/02Filters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M41/00Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
    • C12M41/30Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration
    • C12M41/34Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration of gas

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、簡便に構築できる細胞培養装置を提供することを目的とする。【解決手段】第1の気体供給源と、第2の気体供給源と、減圧源と、を含む制御部と、培地のための第1の容器と、細胞培養のための第2の容器と、排液のための第3の容器と、第1の気体供給源と第2の容器を接続点まで接続する第1の気体流路と、第2の気体供給源と第1の容器を接続する第2の気体流路と、第2の容器と減圧源を接続する第3の気体流路と、第1の容器と第2の容器を接続点まで接続する第1の液体流路と、第2の容器と第3の容器を接続する第2の液体流路と、接続点から第2の容器まで接続する気液流路と、第1の気体流路に設けられた第1のバルブと、第2の気体流路に設けられた第2のバルブと、第1の液体流路に設けられた第3のバルブと、第2の液体流路に設けられた第4のバルブと、気液流路に設けられた第5のバルブと、を含む培養部と、を有する細胞培養装置を構築する。【選択図】図1

Description

本発明は、細胞培養装置に関する。
自分の細胞もしくは他人の細胞を用いて疾病の治療を行う再生医療では、生体から採取した細胞を培養して細胞数を増やす、あるいはしかるべき形に組織を構築させて移植治療に用いられている。治療用途としての細胞培養は、細胞プロセシングセンタ(Cell
Processing Center:CPC)という細胞培養用クリーンルームの中で
、GMP(Good Manufacturing Practice)に準拠して行わなければならない。ここでの課題は、細胞培養は技術者の手作業によって行われるため、患者1名分の細胞の調製に対して労力とコストが非常にかかるという点と、手動で実施することによる生物学的汚染リスクがあるという点である。
これらの課題を解決する手段として、閉鎖系で細胞培養工程を自動化する装置が開発されてきた。これは、培養容器の蓋を開閉する操作が不要な閉鎖系培養容器を用いることで、細胞培養工程の自動化と生物学的汚染リスクの低減が達成されるものである。
培養時に手動で行う主な操作は、細胞または生体試料を懸濁した液体培地を培養皿に導入する細胞播種作業と、培養中に定期的に実施する液体培地の交換作業である。液体培地の添加の際は、使い捨てのメスピペットを使用し、手操作で液体ボトルから所定量の液体培地を分取し、培養皿へ添加する。自動培養装置では、同様の分注器と移動手段を機械化し、手操作と同様の液体添加を行う方法があるが、この場合、装置の内側の固相および気相全体を無菌環境に設置する必要から自動培養装置は大型化する。一方、分注操作にポンプを使用し、液体ボトルから培養容器までの空間を使い捨てのチューブで接続して、ポンプによる定量と送液を同時に行う方法が開発された(例えば、特許文献1参照)。この場合、送液に用いるチューブ内部を無菌状態に維持できればよいため、自動化装置は小型化できる。
特開2007−222120号公報
培養容器の内部やチューブ内部を無菌状態に維持して細胞培養を行う方法において、液体培地が流通し細胞培養を行う交換式の培養要素を以下の説明では培養流路を呼ぶ。特許文献1をはじめとして、培養流路を利用する自動化装置は、生物学的汚染の発生リスクを小さくして細胞培養が可能な反面、再生医療の広がりにより培養対象が広範囲になると、培養する細胞の量や数に応じて閉鎖された培養流路を個別に準備する必要があった。例えば培養容器の液体培地の量が数mLから数100mLになれば、培養容器の大きさや形状を変えるとともに、送液に使用すべきポンプも必要な流量に見合った吐出量が必要になる。チューブ式ポンプであれば、様々な大きさの内径を有するチューブを準備して最適なチューブ径を選択しなければならない。チューブ以外にも、多様な培養流路の構成要素を準備しなければならないが、そのためのコストが膨大になるため、ポンプの性能や容器の大きさが一定量のものを使用せざるを得ず、各自動培養装置ごとに、その制限された培養の数や液量の範囲内で培養できる細胞を選定して使用していた。
その上、培養流路は作業者が自動運転の前に装置に設置するが、培養流路の設置が煩雑であることと、培養流路の適正設置の確認手法が確立されていないことの二つの課題があった。前者は多数の弁へのチューブの設置やチューブ式ポンプの取り付けなど作業が煩雑であり、培養容器やボトルが密閉していないと、培地の漏れや生物汚染の原因となることがあった。そのため、液体培地を内部に保持した培養流路の適正設置の確認については、例えば無菌のガスを導入し、培養流路の内部の圧力を高めて漏れの有無を調べる検査方法は、従来からよく用いられていた。しかし、検査中に内部の液体が漏れ出す可能性があるため、液体保持された容器に対する正常な取り付け確認は最も困難であった。
特に、送液または排液に使用するチューブ式ポンプは、固定のモーターから発生する出力範囲のもとで得られる送液の流量が決まっているため、交換式の培養流路における組み込み部品として使いにくかった。
そこで、本発明は、簡便に構築できる細胞培養装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、圧力発生源としてのポンプを交換式でなく、培養流路とは別途に設置されたポンプを、加圧源および減圧源として供給すれば、培養流路のうちポンプのバリエーションを増やすことなく、自動細胞培養用途の培養流路を簡便に準備することができることを考え、本発明の完成に至った。
本発明の一実施態様である細胞培養装置は、第1の気体供給源と、第2の気体供給源と、減圧源と、を含む制御部と、培地を収容するための第1の容器と、細胞培養のための第2の容器と、排液を収容するための第3の容器と第1の気体供給源と第2の容器を、接続点まで接続する第1の気体流路と、第2の気体供給源と第1の容器を接続する第2の気体流路と、第2の容器と前記減圧源を接続する第3の気体流路と、第1の容器と第2の容器を前記接続点まで接続する第1の液体流路と、第2の容器と第3の容器を接続する第2の液体流路と、前記接続点から第2の容器まで接続する気液流路と、第1の気体流路に設けられた第1のバルブと、第2の気体流路に設けられた第2のバルブと、第1の液体流路に設けられた第3のバルブと、第2の液体流路に設けられた第4のバルブと、を含む培養部と、を有している。第2の容器と外気の間を接続する第4の気体流路と、第4の気体流路に設けられた第4のフィルターと、第4の気体流路の、第4のフィルターの外気側に設けられた第4の接続部と、第4の接続部と外気の間に設けられた流量計とをさらに有してもよい。第1の気体流路に設けられた第1のフィルターと、第1の気体流路の、第1のフィルターの第1の気体供給源側に設けられ、前記制御部と前記培養部とを接続する第1の接続部と、第2の気体流路に設けられた第2のフィルターと、第2の気体流路の、第2のフィルターの第2の気体供給源側に設けられ、前記制御部と前記培養部とを接続する第2の接続部と、第3の気体流路に設けられた第3のフィルターと、第3の気体流路の、第3のフィルターの減圧源側に設けられ、前記制御部と前記培養部とを接続する第3の接続部と、をさらに有していてもよい。第2の気体流路から分岐して、外気に接続する第6の気体流路と、第6の気体流路に設けられた第6のバルブと、第6の気体流路の、第6のバルブの外気側に設けられた第5のフィルターと、をさらに有していてもよい。第3の気体流路の、第3の接続部と前記減圧源との間に設けられた第7のバルブ、をさらに有していてもよい。
本発明によって、簡便に構築できる細胞培養装置を提供することができるようになった。
本発明の一実施形態による細胞培養装置の模式図である。 本発明の一実施形態による細胞培養装置の制御方法である。 本発明の一実施形態によるキャップ形状の異なる第2の容器の模式図である。 本発明の一実施形態による第2の容器の模式図である。 本発明の一実施形態による第2の容器の模式図である。 本発明の一実施形態による自動培養装置の制御に関するフローチャートである。 本発明の一実施形態による培養流路を設置した細胞培養装置の模式図である。
以下、添付図面を参照して本発明の種々の実施例について説明する。ただし、これらの実施例は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また各図において共通の構成については同一の参照番号が付されている。
<細胞培養装置の構成>
本開示の細胞培養装置の一実施形態は、第1の気体供給源と、第2の気体供給源と、減圧源と、を含む制御部と、培地を収容するための第1の容器と、細胞培養のための第2の容器と、排液を収容するための第3の容器と第1の気体供給源と第2の容器を、接続点まで接続する第1の気体流路と、第2の気体供給源と第1の容器を接続する第2の気体流路と、第2の容器と減圧源を接続する第3の気体流路と、第1の容器と第2の容器を接続点まで接続する第1の液体流路と、第2の容器と第3の容器を接続する第2の液体流路と、接続点から第2の容器まで接続する気液流路と、第1の気体流路に設けられた第1のバルブと、第2の気体流路に設けられた第2のバルブと、第1の液体流路に設けられた第3のバルブと、第2の液体流路に設けられた第4のバルブと、前記気液流路に設けられた第5のバルブと、第1の気体流路に設けられた第1のフィルターと、第1の気体流路の、第1のフィルターの第1の気体供給源側に設けられ、制御部と培養部とを接続する第1の接続部と、第2の気体流路に設けられた第2のフィルターと、第2の気体流路の、第2のフィルターの第2の気体供給源側に設けられ、制御部と培養部とを接続する第2の接続部と、第3の気体流路に設けられた第3のフィルターと、第3の気体流路の、第3のフィルターの減圧源側に設けられ、制御部と培養部とを接続する第3の接続部と、を含む培養部と、を有する。本開示の細胞培養装置1は、さらに、第2の容器と外気の間を接続する第4の気体流路と、第4の気体流路に設けられた第4のフィルターと、第4の気体流路の、第4のフィルターの外気側に設けられた第4の接続部と、第4の接続部と外気の間に設けられた流量計と、を有してもよい。以下、この細胞培養装置の詳細を、図1〜図7を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施形態の細胞培養装置1の構成を示す図である。細胞培養装置1は、気体供給源21および減圧源33を有する。また、細胞培養装置1は細胞を培養するための第2の容器2を有する。第2の容器2は、細胞培養用の液体培地3を保持できる。第2の容器2は細胞培養用容器であれば形状は特に限定されず、プレートであってもシャーレであってもボトルであってもよく、材質も特に限定されず、ガラスであっても、プラスチックであっても構わないが、使い捨てが容易であるためプラスチックであることが好ましく、密閉可能である点でボトルであることが好ましい。ボトル2であればキャップ5により開閉可能であり、培養時にはキャップ5を気密に閉じることができる。細胞培養用に底面がコーティングされていてもよい。未使用の液体培地3はキャップ5に貫通して設けられた第1の液体流路12および気液流路6を介して第2の容器2へ送液される。気液流路6は、第2の容器2内の液体に接しない高さに開口端を有する。気相4についても第1の気体流路13および気液流路6を介して送気される。また、キャップ5に貫通して設けら
れた第2の液体流路7は第2の容器2の底部付近に開口端を持つ。第2の容器2内の使用後の培地は、減圧源33が作動し、第2の液体流路7が陰圧になることによって内部の液体培地3が排出される。第2の容器2には、また、圧力調整を行うための第4の気体流路8がキャップ5に貫通して設けられる。第4の気体流路8の開口端は、第2の容器2内の液体に接しない高さに設けられる。
気液流路6は第5のバルブ10を介して、接続点11に接続される。接続点11は、第2の容器2に培地を供給するための第1の液体流路12と第2の容器2に培養用気体を供給するための第1の気体流路13に接続される。第1の液体流路12には、送液調整のための第3のバルブ14が設けられる。第1の液体流路12のもう一方は液体培地3を保持する第1の容器15に接続される。第1の容器15の容器は、未使用の培地を保存する容器であって、形状や材質は特に限定されない。第1の容器15は、ふたに貫通して設けられた第1の液体流路12と、第1の容器15内の気体を送気するための第2の気体流路16とに接続されている。第1の容器15の内部は、気密に保持され得る。ふたに設けられた第1の液体流路12は、第1の容器15の底部に開口端を持ち、液体に接して液体供給口となり、第2の気体流路16は、第1の容器15の内部に開口端を有する。第2の気体流路16の開口端は、第1の容器内の液体に接しない高さに設けられる。なお、接続点11は、1の容器15に保持された液体の液面より上方に設けられている。
第2の気体流路16は、気体供給源21から、第2のフィルター17を介して第1の容器15に接続される。第2の気体流路16には、第2のフィルター17の気体供給源21の側に第2の接続部18(図中では、Iと表示される)が設けられる。この接続部18は、制御部と培養部とを接続するものであって、実際には培養の使用時に接続される。接続部18は、例えばコネクターであって、オスメス構造で一方は培養部38を囲う恒温槽39のハウジングに固定されていてもよい。第2の接続部18は第2のバルブ19を介して、送気する気体の流量を制御するための気体制御計20に接続されている。第2のバルブ19は、気体供給源21から圧力の高い気体が第1の容器15に入るのを調節する。なお、第2の気体流路16の内圧を外気に逃す常圧制御弁である第6のバルブ42を設けてもよい。第6のバルブ42は、第2の気体流路16から分岐して、外気に開く第6の気体流路34上にあって、第6の気体流路34上の、第6のバルブ42の外気側には、第5のフィルターを設けてもよい。気体が加圧されて充填された気体供給元である気体供給源21からは、気体が、圧力調整器44で所定の圧力に制御されたのち気体制御計20に供給される。気体供給源21からから供給される気体は特に限定されないが、例えば、細胞培養条件に適するように5%COを混合した空気であってもよい。圧力調整器44からの供給圧力は特に限定されないが、例えば200kPa以下であってもよく、流量がより多く必要な場合は、200kPa以上の高圧にしてもよい。
気体供給源21から気体を送気するための第1の気体流路13は、気体供給源21から第1のバルブ24を介して、第2の容器2に接続される。第1のバルブ24は、気体供給源21から圧力の高い気体が第2の容器2に入るのを調節する。第1の気体流路13には、また、第1のフィルター22と、第1のフィルター22の気体供給源21に第1の接続部23(図中では、Gと表示される)が設けられる。この接続部23は、制御部と培養部とを接続するものであって、実際には培養の使用時に接続される。第1の接続部23は、例えばコネクターであって、オスメス構造で一方は培養部を囲うハウジングに固定されていてもよい。第1の気体流路13には、気体供給源21と接続点11の間に、加湿用ボトル25が設けられてもよい。その場合、加湿用ボトル25は、第1の気体流路13と、気体供給源21に接続している第5の気体流路26に、内部を気密に保持したまま接続する。これらの気体流路は、ふたを貫通し、内部で開口する。第5の気体流路26は、気体供給源21との間に気体制御計20を有してもよい。また、第5の気体流路26は、加湿用ボトル25内では、液体内で開口することにより、気体供給源21からの気体を加湿する
。一方、第1の気体流路13は、加湿用ボトル25の内部で、液体に接しない部分に開口端を有する。
第2の容器2で細胞培養で使用済みの培地は、使用済みの培地を送液するための第2の液体流路7を通じて、使用済み培地を貯蔵するための第3の容器28に送液される。第2の液体流路7は第4のバルブ27を介して、第3の容器28の蓋を貫通するように接続される。第3の容器28は、減圧源33との間に、両者を接続する、ふたを貫通した第3の気体流路29が設けられるが、これらを介して内部を気密に保持できる。第2の液体流路7は、第3の容器28の内部に、液体に接しないで一方の開口端を有する。第3の容器28は、減圧によっても変形しないボトル形状が好適であって、その材料は、変形し難いプラスチックやガラスが好ましい。第3の気体流路29は第3の容器28から減圧源33に接続される。第3の気体流路29は第3のフィルター30を有し、第3のフィルター30の減圧源33側に、第3の接続部31(図中では、Oと表示される)が設けられる。この第3の接続部31は、制御部と培養部とを接続するものであって、実際には培養の使用時に接続される。第3の接続部31は、例えばコネクターであって、オスメス構造で一方は培養部を囲うハウジングに固定されていてもよい。減圧源33と第3の接続部31との間には、第7のバルブ32が設けられてもよい。第7のバルブ32によって、減圧のオンオフや、減圧量の調整を行うことができる。第3の気体流路29を通って減圧源33に入ってきた気体は、外気に放出してもよい。減圧源33は、減圧ポンプであってもよい。
圧力調整管としての第4の気体流路8は第4のフィルター9を介して外気に接続される。第4の気体流路8には、第4のフィルター9の外気側に第4の接続部36(図中では、Pと表示される)が設けられる。この第4の接続部36は、培養の使用時に接続され、例えばコネクターであって、オスメス構造で一方は培養部を囲うハウジングに固定されていてもよい。第4の気体流路8には、第4の接続部36と外気との間に流量計37が設けられてもよい。
以上の構成のうち、図1において破線で囲んだ範囲が培養部38であり、その外側が制御部になる。培養部38は、各接続部で制御部の各要素と着脱可能である。また、培養部38は、第1〜3の容器とそれに連なった管が一体となっており、持ち運び可能である。
図7に示すように、この培養流路38は、扉つき構造の恒温槽39および保管庫40の所定の位置に着脱可能に設置されてもよい。また恒温槽39と保管庫40を1組にして自動培養に必要な、送液操作、送気操作、排液操作を制御するコントローラー41と共に設置されてもよい。さらに複数組の恒温槽と保管庫を同様に統合してもよく、その場合、コントローラー41に複数の自動培養に必要な制御を平行に行わせてもよい。
なお、バルブに使用する機構は電磁弁が好適である。一般的な電磁弁は電磁石の作用により開閉する部品にゴムチューブを挟み込んで取り付けられており、電磁弁のON/OFFによりゴムチューブを弾性変形させてチューブを開放/閉止する機構を有する。
また、フィルターは、細菌やウィルス等が培養部に混入するのを防ぐことができるものであればよく、例えばメッシュサイズ0.22μm以下のフィルターを好適に使用できる
減圧源として用いられる減圧ポンプはローラーポンプが好適であるが、ダイヤフラムポンプ、ギヤポンプなど他の方式のポンプでも使用できる。いわゆるしごきポンプ、チューブポンプともいうローラーポンプは、モーター回転軸に取り付けたローラーにゴムチューブを巻きつけて、モーター回転によってゴムチューブを弾性変形させて内部の気体や液体を送液する機構を有する。
==培養のための細胞培養装置の制御方法==
図2に本明細書に開示の細胞培養装置の、培養および培地交換時の制御方法を示す。横軸は操作項目と時間軸を示し、縦方向には図1で明示した第1のバルブ24から第7のバルブ32まで7台の電磁弁と、気体制御計20、減圧源33、の動作タイミングを示している。初期状態では全ての電磁弁がOFFで閉じており、全てのポンプがOFFで送液停止の状態である。培養部38の第2の容器2に気体を送気するときは第5のバルブ10を開放したのち、第1のバルブ24と気体制御計20を稼働させれば、気体供給源より、所定の流量で加圧された気体の供給が開始される。気体は第2の容器2の気相4と置換され、第4の気体流路8を通過して外気に放出される。所定時間の送気ののち、第1のバルブ24と気体制御計20を停止して、第5のバルブ10を閉じた後、第6のバルブ42を一時開放すれば加湿用ボトル25内はほぼ常圧に維持できる。
培地交換のために第2の容器2から液体培地を排液するときは、第4のバルブ27を開放したのち、減圧源33を作用させれば、減圧源33に接続された第3の容器28の内部が減圧され、次いで、第2の液体流路7が減圧され、第2の容器2の開口より液体培地3が移動する。それに伴い第4のバルブ27の開放と同時に第5のバルブ10を開放し、第1のバルブ24を開放し、減圧源33の作動と同時に気体制御計20を作用させれば、気液流路6を通じて第2の容器2内にガスが送気される。また同時に第4の気体流路8と第4のフィルター9を通じて外気に通じているので、ガス送気量が、減圧源33による吸引量を上回っている量は、気体が放出され導入される。このようにして第2の容器2内のガス濃度の低下を防ぐとともに容器内の圧力バランスを維持している。所定量の排液がなされたら減圧源33を停止させ、第4のバルブ27を閉じ、第2の容器2内の減圧を停止し、また同時に第5のバルブ10を閉じ、第2の容器2内への加圧を停止することで、第2の容器2の内部を常圧に維持する。
培地交換のために第2の容器2へ液体培地を送液するときは、第5のバルブ10と第3のバルブ14と第2のバルブ19を開放したのち、気体制御計20を作用させれば、第1の容器15の内部が加圧され、次いで、気液流路6を介して第2の容器2へ液体培地が到達する。一定の量が送液されたのち、第5のバルブ10と第3のバルブ14を閉じて、気体制御計20の加圧を停止すれば送液は停止するが、気液流路6内に液体培地が残存する。次いで第1のバルブ24を開放すれば気液流路6内に残存した液体培地は第2の容器2へ到達する。このとき、第1の液体流路12と接続点11の間に液体培地が残存しており、気体制御計20を停止し第3のバルブ14を開放し、次いで第6のバルブ42を開放すれば、第1の液体流路12の内部に残存した液体培地は第1の容器15に落差によって戻り、第6のバルブ42を一時開放すれば、第1の容器15および加湿用ボトル25内はほぼ常圧に維持できる。
送液量の定量方法については、一例としてハーゲンポアズイユの法則に則った流体の式に従えばよい。具体的には加圧された管にかかる圧力と加圧時間の関係より、ボトルに保持された液体が第2の容器までつながった気液流路の長さ、圧力損失と液体の粘性条件に比例することを利用するものであり、最終的には実際に使用する管の長さや液体、圧力条件から導かれる実験式より、想定される送液量を算出する方法が好ましい。また後述するような、第1の容器15の重量を測定しながら送液する方法も有用である。
図1では、第2の容器2としてTフラスコと呼ばれるキャップ付きの培養容器を用いているのに対して、図3では、第2の容器2として培養皿を用い、容器自体を密閉構造にした実施形態である。図1と図3では、同じ構成要素には同じ番号を用いている。培養皿の形状であっても、キャップ5に設けられた気液流路6により送液と送気が可能であり、第2の液体流路7により液体排出は可能であり、また第4の気体流路8より各々の第2の容
器2の圧力調整が可能である。図3のように第2の容器2が複数ある場合、気液流路6については、接続点11と第5のバルブ10の中間に分岐を設け、第5のバルブ10の設置と同様に所望の第2の容器2の数と同数の第5のバルブ10を設ければよい。第2の液体流路7については、第4のバルブ27と第3の容器28の中間に分岐を設け、第4のバルブ27の設置と同様に所望の第2の容器2の数と同数の第4のバルブ27を構成すればよい。第4の気体流路8については、キャップ5と第4のフィルター9の中間に分岐を設けて管を接続すればよい。
図3において第2の容器2内の細胞を保持する培養面は底面の1層であるのに対して、図4は第2の容器2として、上層容器45と下層容器となる第2の容器2の組み合わせを用いた実施形態である。図1と図4では、同じ構成要素には同じ番号を用いている。この実施形態では、上層容器45の底面材料は物質透過膜であってその表面で細胞培養が可能であり、下層の培養皿の表面で同時に細胞培養を行うことが可能である。上層容器45と第2の容器2とで、同じ細胞を培養してもよく、異なる細胞を共培養してもよい。本実施形態では、キャップ5に装着された気液流路6により上層容器45に液体培地3の送液と気相4への送気が可能である。培地交換の際には最初に第2の液体流路7により下層の液体培地を排出したのち、次いで液体培地3の添加は上層に実施すれば、液体培地3は上層容器45の底面を通って下層に移動する。液体送液および液体排出のそれぞれの工程で第4の気体流路8より気体が自動的に出入りするため、第2の容器2の圧力が一定に保たれる。
図3において第2の容器2の、細胞を保持する容器部は個別の容器であるのに対して、図5は第2の容器2が、複数個のウェルを備えた実施形態である。図1と図5では、同じ構成要素には同じ番号を用いている。本実施形態では、一般にマルチウェルプレートとよばれる培養容器を用いるが、例えば6ウェルや12ウェル備えたマルチウェルプレートがよく使用される。図5に示したような6ウェルを備えた培養容器では、キャップ5に設けられた6本の気液流路6の開口は各ウェル54内に配置され、各ウェル54に対して、液体培地3の送液と気相への送気が可能になっている。気液流路6および第5のバルブ10はウェル54の数に応じて同数準備されているため、目的のウェル54へ送液や送気を行う時、目的のウェルに対応する第5のバルブ10を開放するように制御される。一方、キャップ5に設けられた6本の第2の液体流路7の開口はウェル54内の底面付近に配置され、ウェル54内から液体を排出できる。第2の液体流路7および第4のバルブ27はウェル54の数に応じて同数準備されているため、目的のウェル54から排液する時、目的のウェル54に対応する第4のバルブ27を開放する。一方、本実施形態では、ウェル54のそれぞれの気相がウェル54の上部で繋がっているため、気体の排出のためには、キャップ5を貫通して1つの気液流路6および第4の気体流路8が設けられるだけでよい。この場合、気体の排出のための送気操作においても、ウェル54と第5のバルブ10を一致させる必要はない。
<細胞培養の操作>
図6は、図1に示した細胞培養装置1を用いた細胞培養工程の全体的な操作のフローチャートを示している。まず、安全キャビネット内に培養部38である閉鎖流路を設置する(S01)。安全キャビネット内は無菌の空間であるので、手でキャップ5を開放し第2の容器2に細胞を培地に懸濁した細胞懸濁液を所定量入れて細胞を播種する(S02)。次に、第1の容器15のキャップを開けて内部に液体培地を充填する(S03)。各々のキャップを閉め、恒温槽39に培養部38を搭載し、チューブを電磁弁すべてに設置し、次いで恒温槽39のハウジングに培養部38の第2の接続部18、第2の接続部23、第3の接続部31、および第4の接続部36を順次接続する(S04)。
細胞培養装置1は培養部38が正常な設置がなされているか否か、流路設置確認工程を
開始する(S05)。具体的には、例えば、図2に示したタイムチャートにおける気体の送気工程と共に気体流量計20で制御された送気量と流量計37で計測される気体の排出量の値が同等であるとき、培養部38から気体の漏れがなく正常設置がなされたと判定してもよい。その場合、流量計37の量が少ない場合は、気体が漏れているか、もしくは閉じるべきでない管に閉塞が発生して異常設置であると判定する。例えば第2の容器2のキャップ5の閉じ方が不十分であったときは、排出量が少なくなって気体が漏れていることを検出することができる。
その後、自動運転を開始する(S06)。第2の容器2に加湿されたガス(5%C02空気混合ガス)を所定の時間で送気し、その後は静置して恒温機による容器の温度維持を行う(S07)。所定の培地交換の開始時期までこれを繰り返し、培地交換時になったとき(S08)、第2の容器2より液体培地を排出し(S09)、第2の容器2に第1の容器15より新しい液体培地を送液する(S10)。また送気と静置を繰り返し(S11)、細胞培養終了時期になれば(S12)、細胞培養の自動運転は終了する(S13)。恒温機から培養部38を取り出し(S14)、安全キャビネット内において培養細胞を回収する(S14)。必要であれば、排液ボトル28より使用済み液体培地を回収分析して、細菌増殖の有無を確認するなどして、細胞培養工程の健全性を検証してもよい。
図7は自動培養装置1の培養制御ユニット46に培養部38を設置した状態を示す。培養制御ユニット46は恒温槽39に設置され、第3のバルブ14や第4のバルブ27などの電磁弁部品が組みこまれている。気体供給源21は分岐されて、複数の気体制御計20にガスを供給しているが、個別の細胞培養装置とガスを共有してもよい。細胞を観察可能な観察機構49が第2の容器2の下方に設置されており、容器保持部50と観察窓51が培養制御ユニット46に設けられている。また保管庫40には重量センサー47が構成され、重量センサー47上に第1の容器15を所定の位置に設置すれば、第1の容器15とその保持された液体培地の重量変化を測定することが可能である。培養部38の設置時には、チューブ通し48に送液管を配置することで、扉の閉止時による管の閉塞を防止することができる。加湿用ボトル25は保管庫40の内部に常時設置されており、内部の加湿水を補充できるよう保管部が設けられている。
以上説明したように、培養部38は第1の接続部23と第2の接続部18と第3の接続部31と圧力調整コネクター36でそれぞれ着脱可能であり、また取り外して連結されている第2の容器2と第1の容器15と第3の容器28とそれに連なった管は、一体となって持ち運び可能であるので、培養流路の設置と交換が簡便である。
また複数台の恒温槽と複数台の保管庫を統合して、送液操作、送気操作、排液操作を制御するコントローラー41に設置されているので、CPCなどの限られた無菌空間で同時に自動培養が可能である。
培養部38に複数の第2の容器2があっても、容器数と同数の第5のバルブ10、第4のバルブ27を設けることにより、他の構成は変更せずに複数の第2の容器2の自動培養が可能な装置を提供できる。
図3、図4、図5を参照しながら説明したように、本明細書に開示された細胞培養装置は、用途に応じて第2の容器2をTフラスコと呼ばれるキャップ付きの培養容器や、培養皿や、上層容器と下層容器からなる容器の形状や、さらにマルチウェルプレートとよばれる培養容器においても、容器周辺の設置や部品数は変わっても、他の構成は変更なく様々な第2の容器2に対して自動培養が可能な装置を提供できる。
また、図6における細胞培養装置1を用いた細胞培養工程のフローチャートで示したよ
うに、手操作による細胞播種工程は安全キャビネット内に培養部38を設置してから実施し、その後で自動装置において培養部38が正常な設置がなされているか否か、流路設置確認工程を実施できるので、確実な自動培養を実行できる。特に第2の容器や第1の容器に液体が保持されているときは、内部に意図しない高圧を印加して内部の液体を噴出させる恐れがあるが、本願では換気するときの状態であって、ガスは大気に放出する経路をもちいて、送気を行うので、培養容器や細胞に高圧を印加する恐れが小さく、培養流路の設置の正常性を確認できる。
第2の容器2の圧力調整を行う第4の気体流路8は恒温槽39から外気に放出されるよう構成されており、加湿された排気ガスが恒温槽39に残存しないため、恒温槽39の内部を乾燥して維持できる利点がある。このことは恒温槽39の内部の金属部品の腐食リスクを低減することができる。
また培養部38を設置する培養制御ユニット46は恒温槽39に設置され、保管庫40には液体培地を保持する第1の容器15が設置されているので、細胞培養は恒温維持ができ、液体培地は常温保存ができるので、細胞培養は安定に実施できる。
1 細胞培養装置
2 第2の容器
3 液体培地
4 気相
5 キャップ
6 気液流路
7 第2の液体流路
8 第4の気体流路
9 第4のフィルター
10 第5のバルブ
11 接続点
12 第1の液体流路
13 第1の気体流路
14 第3のバルブ
15 第1の容器
16 第2の気体流路
17 第2のフィルター
18 第2の接続部
19 第2のバルブ
20 気体制御計
21 気体供給源
22 第1のフィルター
23 第1の接続部
24 第1のバルブ
25 加湿用ボトル
26 第5の気体流路
27 第4のバルブ
28 第3の容器
29 第3の気体流路
30 第3のフィルター
31 第3の接続部
32 第7のバルブ
33 減圧源
36 第4の接続部
37 流量計
38 培養部
39 恒温槽
40 保管庫
41 コントローラー
42 第6のバルブ
43 第5のフィルター
44 圧力調整器
45 上層容器
46 培養制御ユニット
47 重量センサー
48 チューブ通し
49 観察機構
50 容器保持部
51 観察窓
53 培養容器
54 個別容器

Claims (5)

  1. 第1の気体供給源と、
    第2の気体供給源と、
    減圧源と、
    を含む制御部と、
    培地を収容するための第1の容器と、細胞培養のための第2の容器と、排液を収容するための第3の容器と
    第1の気体供給源と第2の容器を、接続点まで接続する第1の気体流路と、第2の気体供給源と第1の容器を接続する第2の気体流路と、第2の容器と前記減圧源を接続する第3の気体流路と、
    第1の容器と第2の容器を前記接続点まで接続する第1の液体流路と、第2の容器と第3の容器を接続する第2の液体流路と、
    前記接続点から第2の容器まで接続する気液流路と、
    第1の気体流路に設けられた第1のバルブと、第2の気体流路に設けられた第2のバルブと、第1の液体流路に設けられた第3のバルブと、第2の液体流路に設けられた第4のバルブと、前記気液流路に設けられた第5のバルブと、
    を含む培養部と、
    を有する細胞培養装置。
  2. 第1の気体流路に設けられた第1のフィルターと、第1の気体流路の、第1のフィルターの第1の気体供給源側に設けられ、前記制御部と前記培養部とを接続する第1の接続部と、
    第2の気体流路に設けられた第2のフィルターと、第2の気体流路の、第2のフィルターの第2の気体供給源側に設けられ、前記制御部と前記培養部とを接続する第2の接続部と、
    第3の気体流路に設けられた第3のフィルターと、第3の気体流路の、第3のフィルターの減圧源側に設けられ、前記制御部と前記培養部とを接続する第3の接続部と、
    をさらに有する、請求項1に記載の細胞培養装置。
  3. 第2の容器と外気の間を接続する第4の気体流路と、
    第4の気体流路に設けられた第4のフィルターと、第4の気体流路の、第4のフィルターの外気側に設けられた第4の接続部と、
    第4の接続部と外気の間に設けられた流量計と、
    をさらに有する、請求項1または2に記載の細胞培養装置。
  4. 第2の気体流路から分岐して、外気に接続する第6の気体流路と、
    第6の気体流路に設けられた第6のバルブと、
    第6の気体流路の、第6のバルブの外気側に設けられた第5のフィルターと、
    をさらに有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の細胞培養装置。
  5. 第3の気体流路の、第3の接続部と前記減圧源との間に設けられた第7のバルブ、
    をさらに有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の細胞培養装置。
JP2019218179A 2019-12-02 2019-12-02 細胞培養装置 Active JP7339138B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019218179A JP7339138B2 (ja) 2019-12-02 2019-12-02 細胞培養装置
TW109137564A TWI756886B (zh) 2019-12-02 2020-10-29 細胞培養裝置
US17/086,920 US11814614B2 (en) 2019-12-02 2020-11-02 Cell culture device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019218179A JP7339138B2 (ja) 2019-12-02 2019-12-02 細胞培養装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021087364A true JP2021087364A (ja) 2021-06-10
JP7339138B2 JP7339138B2 (ja) 2023-09-05

Family

ID=76091987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019218179A Active JP7339138B2 (ja) 2019-12-02 2019-12-02 細胞培養装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11814614B2 (ja)
JP (1) JP7339138B2 (ja)
TW (1) TWI756886B (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222120A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Hitachi Medical Corp 自動培養装置
JP2016136928A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 藤森工業株式会社 振とう型培養装置及びこれを用いた培養方法
WO2016190069A1 (ja) * 2015-05-28 2016-12-01 株式会社日立製作所 液体還流容器、細胞濃縮装置及び細胞濃縮システム
JP2016208864A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社日立製作所 細胞培養装置、及び弁機構部材
JP2017023131A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 オリンパス株式会社 細胞培養装置
WO2018042710A1 (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 株式会社日立製作所 送液装置、それを用いた細胞培養装置及び方法
JP2018068165A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 株式会社リコー 細胞の表面処理方法及びその装置、並びに被覆細胞の製造方法及びその装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013145235A1 (ja) * 2012-03-29 2013-10-03 株式会社日立製作所 培養容器及び自動培養装置
JP5866006B2 (ja) * 2012-06-06 2016-02-17 株式会社日立製作所 培養容器及び自動培養装置
TWI744230B (zh) * 2015-04-22 2021-11-01 美商伯克利之光生命科技公司 微流體器件及在該微流體器件中培養生物細胞之方法
US20170022469A1 (en) 2015-07-23 2017-01-26 Olympus Corporation Cell culturing apparatus
JP6863382B2 (ja) * 2016-08-26 2021-04-21 株式会社Ihi 細胞培養システム
JP6913650B2 (ja) * 2018-03-14 2021-08-04 株式会社日立製作所 細胞培養装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007222120A (ja) * 2006-02-27 2007-09-06 Hitachi Medical Corp 自動培養装置
JP2016136928A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 藤森工業株式会社 振とう型培養装置及びこれを用いた培養方法
JP2016208864A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 株式会社日立製作所 細胞培養装置、及び弁機構部材
WO2016190069A1 (ja) * 2015-05-28 2016-12-01 株式会社日立製作所 液体還流容器、細胞濃縮装置及び細胞濃縮システム
JP2017023131A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 オリンパス株式会社 細胞培養装置
WO2018042710A1 (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 株式会社日立製作所 送液装置、それを用いた細胞培養装置及び方法
JP2018068165A (ja) * 2016-10-26 2018-05-10 株式会社リコー 細胞の表面処理方法及びその装置、並びに被覆細胞の製造方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
TWI756886B (zh) 2022-03-01
US20210163870A1 (en) 2021-06-03
US11814614B2 (en) 2023-11-14
TW202128976A (zh) 2021-08-01
JP7339138B2 (ja) 2023-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5734194B2 (ja) 細胞増殖システムのための事前搭載式流体輸送アセンブリ及びそれに関連する使用方法
JP5894260B2 (ja) 培養容器及び自動培養装置
RU2014137564A (ru) Автомат и автоматизированный способ культивирования клеток
JP5866006B2 (ja) 培養容器及び自動培養装置
JP6062054B2 (ja) 送液装置およびそれを用いた細胞培養装置
JP5960256B2 (ja) 培養容器及び自動培養装置
JP6890389B2 (ja) 送液装置、及びそれを用いた細胞培養装置
CN113755331B (zh) 一种模拟高原环境的细胞培养箱
JP7296569B2 (ja) サンプル貯留装置
JP7339138B2 (ja) 細胞培養装置
KR101706153B1 (ko) 미세유체칩 기반 세포 배양 시스템
JP5886455B2 (ja) 自動培養装置
JP6514952B2 (ja) 自動培養装置
JP6294485B2 (ja) 送液装置、及び細胞培養装置
CN111254053B (zh) 一种过氧化氢瞬时灭菌装置及灭菌方法
RU178083U1 (ru) Устройство для исследования процесса биообрастания
JP2017063617A (ja) 培養装置
JP2017063618A (ja) インキュベータ
US7632673B2 (en) Reactor device
WO2018105078A1 (ja) 細胞培養方法、培養容器及び細胞培養装置
JP2012005411A (ja) 培養液供給装置及び培養装置
WO2021084737A1 (ja) 細胞培養装置
KR20220097300A (ko) 배지로부터 기포를 제거하기 위한 기포제거장치 및 이를 포함하는 배지순환식 세포배양 시스템
JP2018118187A (ja) 除染液供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7339138

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150