JP2021087268A - ロータの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータシャフトの冷間成形性と高硬度化とを両立する。【解決手段】ロータは、管状のロータシャフトと、ロータシャフトの外周部に形成されたロータコア取付面に固定された筒状のロータコアと、を有する。ロータシャフトは、炭素含有量が0.3%未満の金属を母材とする。ロータの製造方法は、ロータシャフトの表面から溶質原子を侵入させて表面を改質させる表面改質工程(ステップS3)と、表面改質工程の実行後に、径方向に突出あるいは窪んでいる凹凸形状を有する係合部であるスプラインを、ロータシャフトを塑性変形させて形成する冷間加工工程(ステップS5)と、を備える。【選択図】図2

Description

この技術は、電動モータ等に使用されるロータの製造方法に関する。
従来、例えば電気自動車等の車両に搭載される電動モータ等に使用されるロータの製造方法として、ロータコアの内周面にロータシャフトがハイドロフォーミング法により固定される方法が知られている(特許文献1参照)。この製造方法では、管状のロータシャフトが、電磁鋼板を積層してなるロータコアの内周部に配置される。ロータシャフトは、両端部をロータコアの外部に露出させた状態で、ハイドロフォーミング成形機の成形型に固定される。そして、ロータシャフトの内側部に液体を注入して内圧を高めることによりロータシャフトのロータコアに対応する部分を膨張させるハイドロフォーミング法により、ロータシャフトをロータコアに固定する。尚、ロータシャフトとしては、駆動力を伝達する部位の強度を確保するために材料強度の高い炭素含有量0.3%以上の中炭素鋼(例えば、S45C)が使用される。
特開2001−268858号公報
しかしながら、特許文献1に記載のロータの製造方法では、ロータシャフトとして中炭素鋼が使用されているので、ロータシャフトの変形能が低い。このため、例えば、フローフォーミング工程やハイドロフォーミング工程でロータシャフトを成形加工する場合に、ロータシャフトに亀裂が発生する虞がある。その一方、ロータシャフトとして変形能の高い低炭素鋼を使用すると、硬度が低いため、例えばスプライン等のように駆動力を伝達する部位では強度が足りなくなってしまう。このため、そのような部位に対しては、高炭素化して高硬度化することが望まれる。このように、冷間成形性と高硬度化とは相反するものであり、これらを両立することが望まれていた。
そこで、ロータシャフトの冷間成形性と高硬度化とを両立可能なロータの製造方法を提供することを目的とする。
本ロータの製造方法は、管状のロータシャフトと、前記ロータシャフトの外周部に形成されたロータコア取付面に固定された筒状のロータコアと、を有するロータの製造方法であって、前記ロータシャフトは、炭素含有量が0.3%未満の金属を母材とし、前記ロータシャフトの表面から溶質原子を侵入させて前記表面を改質させる表面改質工程と、前記表面改質工程の実行後に、径方向に突出あるいは窪んでいる凹凸形状を有する係合部を、前記ロータシャフトを塑性変形させて形成する冷間加工工程と、を備える。
本ロータの製造方法によると、ロータシャフトの冷間成形性と高硬度化とを両立することができる。
第1の実施形態に係るロータを示す断面図。 第1の実施形態に係るロータの製造方法を示すフローチャート。 第1の実施形態に係るロータの製造方法に沿った概略の断面図であり、(a)はプレス成型後、(b)は浸炭後、(c)は切削及びスプライン形成後、(d)は焼入れ後、(e)はロータコアの固定後の状態である。 第1の実施形態に係るロータシャフトとロータコアとの固定部を示す拡大した断面図であり、(a)はハイドロフォーミング法の実行前、(b)はハイドロフォーミング法の実行後である。 第2の実施形態に係るロータの製造方法を示すフローチャート。 第2の実施形態に係るロータの製造方法に沿った概略の断面図であり、(a)はプレス成型後、(b)は浸炭後、(c)は切削及びスプライン形成後、(d)はロータコアの固定後、(e)は焼入れ後の状態である。
<第1の実施形態>
以下、本開示に係るロータの製造方法の第1の実施形態を、図1〜図4に沿って説明する。尚、本実施形態では、軸方向Z又は回転軸線方向とは、図1に示すように、ロータ1の回転軸線Cに沿った方向を意味する。
[ロータの構造]
まず、図1を参照して、ロータ1の構成について説明する。ロータ1は、図示しないステータと組み合わせられることにより、電動モータを構成する。図1に示すように、ロータ1は、ロータコア2と、ロータシャフト3とを備えている。ロータコア2は、孔部20aを有する複数の電磁鋼板20が軸方向Zに沿って積層されることにより形成されている。電磁鋼板20は、例えば、珪素鋼板により構成されている。ロータコア2は、中心軸が回転軸線Cと一致する円筒形状に形成されている。また、ロータコア2の内周面21及び外周面22は、それぞれ軸方向Zに沿って略平面状に形成されている。
ロータシャフト3は、中心線が回転軸線Cと一致する略円筒形状に形成されている。ロータシャフト3は、例えば、低炭素鋼により構成されている。ここでの低炭素鋼とは、炭素含有量が0.3%未満の炭素鋼を意味する。本実施形態では、ロータシャフト3は、炭素含有量が0.2%の炭素鋼であるS20Cにより構成されている。
ロータシャフト3は、外周部に形成されたロータコア取付面30と、ベアリング4を嵌合するための嵌合部31と、内周部に形成されたスプライン32及び凹部33と、を有している。ロータコア取付面30は、外周面において軸方向Zの略中央部に配置されており、ロータコア2の内周面21に固定している。嵌合部31は、軸方向Zの両端部に配置されており、外周面にベアリング4を嵌合可能である。係合部の一例であるスプライン32は、内周部において軸方向Zの一端部に形成されており、軸方向Zを長手方向として、径方向に突出あるいは窪んでいる凹凸形状を有し、不図示の出力軸に噛合して駆動力を伝達可能である。尚、図中、クロスハッチングは、焼入れにより硬化された部分である。また、略円筒形状のロータシャフト3の内周面34の内側の空間を、内部空間35としている。
凹部33は、内周部において軸方向Zの略中央部に配置されており、ロータコア取付面30の内周側に位置する。凹部33は、内周部において、軸方向Zの両端部に比べて、径方向外側に窪んだ形状に形成されている。凹部33は、ロータ1が使用される際に、ロータシャフト3の内部に軸方向に流される冷却用の液体(ATF:Automatic Transmission Fluid)を一時的に留める機能を有する。これにより、ロータ1が使用される際に、凹部33に位置する冷却用の液体により、ロータシャフト3を介してロータコア2が冷却される。
[ロータの製造方法]
次に、本実施形態によるロータ1の製造方法を、図2に示すフローチャートに沿って説明する。まず、ロータコア2が形成される(ステップS1)。ここでは、不図示の順送プレス加工装置において、帯状の電磁鋼板から、孔部20aを有する複数の円環状の電磁鋼板20が打ち抜かれ、複数の電磁鋼板20が回転軸線方向に沿って積層されることで円筒形状のロータコア2が形成される。
次に、図3(a)に示すように、炭素含有量が0.2%の炭素鋼(例えば、S20C)からなる円管形状の鋼材3aをプレス成形して、ロータシャフト3の素形材を得る(ステップS2、プレス工程)。このプレス成形では、不図示のプレス成形機が使用されて、ロータシャフト3において、外周部に後述する切削工程によりロータコア取付面30(図3(d)参照)が形成される取付部30aと、嵌合部31と、凹部33とが成形される。取付部30aは、軸方向Zの略中央部に配置され、嵌合部31は軸方向Zの両端部に配置される。このとき、素形材の表面の炭素含有量は0.2%であり、表面硬度は例えばHV150程度である。
次に、図3(b)に示すように、ロータシャフト3の素形材に浸炭処理を実行することにより素形材の表面の改質を行う(ステップS3、表面改質工程)。この浸炭処理により、ロータシャフト3の素形材の表面から溶質原子として炭素を侵入(固溶)させて、侵入させた厚さ(層)において表面を改質させる。炭素の侵入深さは、例えば、表面から最大で0.8mm程度となるようにし、本実施形態では例えば0.7mmとしている。ここでの浸炭処理の手法としては、例えば、高温状態の減圧環境で浸炭ガスを利用する真空浸炭を適用する。尚、浸炭処理の手法は真空浸炭には限られず、減圧しない環境で浸炭ガスを利用するガス浸炭など、適宜な手法を適用することができる。また、ここでは、浸炭のみを実行して徐冷し、直後に焼入れは行わない。この場合、素形材の表面の炭素含有量は例えば0.6%であり、表面硬度は例えばHV300程度に上昇し、素形材の組織は例えば初析フェライトを含んだパーライト組織となる。
次に、図3(c)に示すように、ロータシャフト3の取付部30aの表面改質されて硬化した浸炭層30bを削り取って、ロータコア取付面30を形成する(ステップS4、切削工程)。ここでは、表面から最大で1mmの深さまで切削する。尚、切削以外の加工法により浸炭層30bを削り取るようにしてもよい。これにより、炭素の侵入深さは表面から0.7mmとしているので、浸炭層30bは全て削り取られる。また、ステップS3での浸炭後には、焼入れは行われていないので、表面硬さは硬すぎることはなく、切削作業を容易に実行することができる。表面改質により硬化した浸炭層30bが削り取られることにより、ロータコア取付面30は母材まで露出するので、ロータコア取付面30の炭素含有量は0.2%であり、表面硬度は例えばHV150程度になる。
ここで、本実施形態においては、浸炭処理で形成する浸炭層30bの深さを0.7mmとし、切削工程での切削深さを1mmとしているが、これには限られない。即ち、浸炭層30bが全て削り取られればよく、そのためには炭素の侵入深さが切削の深さより浅ければよい。例えば、浸炭層30bの深さを0.4mmとし、切削工程での切削深さを0.5mmとしてもよい。尚、素形材の寸法によっては、切削位置によって切削深さが異なる場合もあるため、全ての切削位置で浸炭層30bが全て削り取られるように、浸炭層30bの深さと切削深さとを設定するようにする。
そして、しごき加工等の冷間加工により、ロータシャフト3の軸方向Zの一方側の端部の内周側にスプライン32を形成する(ステップS5、冷間加工工程)。尚、本明細書中で冷間加工とは、常温もしくは材料の再結晶温度未満(例えば、350〜500°未満)で行なう加工であって、曲げ、切断、圧延、鍛造など、塑性変形を利用した加工を施すことを意味するものとする。
このとき、スプライン32の形成は、切削加工ではなく、ロータシャフト3の内周面にスプライン32と同じ形状を有したパンチを押し入れて、内周面を塑性変形させて加工する。これにより、スプライン32の浸炭層30bが残存するので、浸炭による硬度を維持することができる。また、ロータシャフト3には浸炭処理のみで焼入れをしていないため、ロータシャフト3の組織はパーライト組織であり、浸炭焼入れした場合に比べて比較的容易に冷間加工することができる。また、スプライン32の形成時に、押し潰されて凹んだ分の材料は外径方向に押し出されるので、スプライン32の剛性を向上することができる。パーライト組織の鋼材は加工硬化により硬度が大きく上昇するので、本実施形態のスプライン32についても、表面改質工程後のロータシャフト3の表面硬度HV300より高い硬度を得ることができる。
次に、図3(d)に示すように、ロータシャフト3の軸方向Zの両端部を焼入れする(ステップS6)。本実施形態では、嵌合部31を焼入れにより硬化する嵌合部硬化工程を実行する。図中、焼入れにより硬化された部分をクロスハッチングにより示す。焼入れにより、嵌合部31の表面硬度は、例えばHV800程度まで向上する。尚、スプライン32については、冷間加工工程において十分な硬度を得ているので、焼入れを行わなくてもよい。その後、嵌合部31の表面を研磨する(ステップS7、研磨工程)。
次に、図3(e)に示すように、ロータコア取付面30に、ステップS1で形成したロータコア2を固定する(ステップS8、固定工程)。本実施形態では、固定工程は、嵌合部硬化工程の実行後に実行している。固定工程では、ロータコア取付面30とロータコア2の内周面21とが径方向に圧接するように、ロータコア取付面30とロータコア2とを固定する。固定工程では、ロータコア2の内周面21とロータコア取付面30とが対向するようにロータコア2とロータシャフト3とを位置させ、ロータシャフト3の内周面34の内側の内部空間35を加圧することによりロータコア取付面30の外形を拡大させて固定する。固定工程では、ロータコア取付面30にロータコア2の内周面21を対向するように位置させ、ロータシャフト3の内周部を加圧してロータコア取付面30をロータコア2の内周面21に食い込ませるハイドロフォーミング法により固定する。
ここでは、ロータシャフト3及びロータコア2は、不図示のハイドロフォーミング成形機に取り付けられる。そして、ロータコア取付面30がロータコア2の内周面21に隙間Gを隔てて径方向に対向するように、ロータシャフト3及びロータコア2を位置させて保持する(図4(a)参照)。そして、ハイドロフォーミング成形機により、ロータシャフト3の内側部に高圧(例えば、数百MPa)の液体が注入され、ロータシャフト3の内部が加圧される。加圧によってロータコア取付面30が径方向外側に向かって広がるように塑性変形することにより、ロータコア2の内周面21に当接して押し広げ、ロータコア2は径方向外側に向かって広がるように弾性変形する。このとき、図4(b)に示すように、ロータコア取付面30とロータコア2との隙間Gが無くなって密着する。このとき、ハイドロフォーミング法により、ロータコア取付面30が膨張してロータコア2の内周面21において電磁鋼板20同士の間の剪断痕20bに食い込んで、ロータシャフト3とロータコア2とを固定させることができる。
その後、ロータシャフト3の内部の液体が除去され、ロータコア2が径方向内側に縮んで、弾性変形して広がる前の形状に戻る。塑性変形したロータコア取付面30は、径方向内側に縮んだロータコア2により圧接された状態(締り嵌めされた状態)になる。これにより、ロータシャフト3がロータコア2に固定された状態で維持される。ロータコア2及びロータシャフト3はハイドロフォーミング成形機から取り外され、ロータ1が完成する。その後、ロータシャフト3にベアリング4(図1参照)が嵌合され、ロータ1の径方向外側にステータが配置されることにより、モータが製造される。
以上説明したように、本実施形態のロータの製造方法によれば、炭素含有量が0.2%のロータシャフト3に浸炭処理を実行して焼入れせず、スプライン32を冷間加工により形成している。ロータシャフト3の母材の炭素含有量が0.2%と低いので、塑性変形能が高く、ハイドロフォーミング法の実行によってもロータシャフト3の亀裂の発生を抑えることができる。また、浸炭処理の実行後にスプライン32を冷間加工により形成しているので、パーライド組織のまま加工硬化することでスプライン32として必要な硬度を確保することができる。従って、ロータシャフト3の冷間成形性と高硬度化とを両立することができる。
また、本実施形態のロータの製造方法によれば、ロータコア取付面30を切削加工により形成することでロータコア取付面30には母材が露出しているので、ロータコア取付面30の塑性変形能を確保でき、ハイドロフォーミング法の実行によりロータコア2の内周面21において電磁鋼板20同士の間の剪断痕20bにめり込んで維持されるようになる。これに対し、ロータシャフトとしてS45Cなどの中炭素鋼を使用した場合は、塑性変形能が低く、ロータコア取付面がロータコアの剪断痕にめり込んで維持されることが殆どない。従って、本実施形態によれば、中炭素鋼を使用する場合に比べて、ロータシャフト3の塑性変形能を向上して、ロータコア2とロータシャフト3との真実接触面積を向上することができる。ロータコア2とロータシャフト3との真実接触面積を向上することにより、ロータコア2とロータシャフト3との間の熱伝導率を向上でき、ロータコア2の冷却効果の向上と、モータの鉄損の低減を図ることができる。また、ロータコア2とロータシャフト3との真実接触面積を向上することにより、ロータコア2とロータシャフト3との間の摩擦力を軸方向及び回転方向ともに向上でき、トルク伝達力の向上を図ることができる。
また、本実施形態のロータの製造方法によれば、ロータシャフト3として炭素含有量が0.2%の低炭素鋼を適用している。このため、中炭素鋼を適用する場合に比べて、ロータシャフト3の熱伝導率を向上することができるので、ロータコア2の冷却効率を向上させ、ロータコア2に使用される磁石の熱減磁を低減でき、磁石中の希土類元素を低減してコスト削減を図ることができる。また、中炭素鋼を適用する場合に比べて、ロータシャフト3の剛性を低減することができるので、冷間加工性を向上して型寿命を長寿命化できると共に、被削性を向上して刃具費を低減することができる。
尚、上述した本実施形態においては、ロータコア取付面30の形成後にスプライン32を形成する場合について説明したが、これには限られない。例えば、浸炭処理の実行後、スプライン32を冷間加工により形成し、その後にロータコア取付面30を切削工程により形成するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、ロータシャフト3は、炭素含有量が0.2%の炭素鋼であるS20Cにより構成されている場合について説明したが、これには限られない。ロータシャフト3は、炭素含有量が0.3%未満の金属を母材としていればよく、低炭素鋼や超低炭素鋼の他に純鉄や低炭素合金鋼などを適用してもよい。炭素含有量が0.3%未満であることにより、中炭素鋼に比べてロータシャフト3の塑性変形能及びロータコア2の冷却効率を向上することができる。尚、炭素含有量としては、0.2%以下であることがより好ましく、最も好ましくは0.2%である。
また、本実施形態においては、ロータシャフト3の素形材の表面改質工程として浸炭処理を実行した場合について説明したが、これには限られない。例えば、ロータシャフト3の素形材の表面改質工程として、表面から溶質原子として窒素を侵入させる窒化処理や、炭素及び窒素を侵入させる浸炭窒化処理や、ホウ素を侵入させるホウ化処理など、他の溶質原子を侵入させる処理法を適用してもよい。
また、本実施形態においては、浸炭処理で形成する浸炭層30bの深さを0.7mmとし、切削工程での切削深さを1mmとしているが、これには限られない。即ち、浸炭層30bが全て削り取られればよく、そのためには炭素の侵入深さが切削の深さより浅ければよい。例えば、浸炭層30bの深さを0.4mmとし、切削工程での切削深さを0.5mmとしてもよい。尚、素形材の寸法によっては、切削位置によって切削深さが異なる場合もあるため、全ての切削位置で浸炭層30bが全て削り取られるように、浸炭層30bの深さと切削深さとを設定するようにする。
また、本実施形態においては、嵌合部31の嵌合部硬化工程として、焼入れを適用した場合について説明したが、これには限られない。例えば、ショットピーニングやコーティングなどを適用してもよい。
また、本実施形態においては、ロータコア取付面30にロータコア2を固定する固定工程としてハイドロフォーミング法を適用した場合について説明したが、これには限られない。例えば、ロータコア2を加熱して膨張させたところにロータシャフト3を挿入して冷却して固定する焼き嵌めを適用してもよい。この場合、ロータシャフト3の膨張が不要になるので、ロータシャフト3が膨張によって亀裂を生じてしまう可能性を抑制することができる。
<第2の実施形態>
次に、本開示の第2の実施形態を、図5及び図6を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、固定工程が、切削工程の実行後、かつ、嵌合部硬化工程の実行前に実行される点で、切削工程の実行後、かつ、嵌合部硬化工程の実行後に実行される第1の実施形態と構成を異にしている。但し、それ以外の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態によるロータ1の製造方法を、図5に示すフローチャートに沿って説明する。ステップS1〜S5(図6(a)〜(c)参照)については、第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図6(c)に示すように、取付部30aの表面改質されて硬化した浸炭層30bを削り取って、ロータコア取付面30を形成し、冷間加工によりスプライン32を形成した後、図6(d)に示すように、ロータコア取付面30に、ステップS1で形成したロータコア2を固定する(ステップS10、固定工程)。本実施形態では、固定工程は、切削工程の実行後、かつ、嵌合部硬化工程の実行前に実行している。固定工程では、ロータコア取付面30にロータコア2の内周面21を対向するように位置させ、ロータシャフト3の内周部を加圧してロータコア取付面30をロータコア2の内周面21に食い込ませるハイドロフォーミング法により固定する。ハイドロフォーミング法については、第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
ロータコア2及びロータシャフト3はハイドロフォーミング成形機から取り外されてから、図6(e)に示すように、ロータシャフト3の軸方向Zの両端部を焼入れする(ステップS11)。本実施形態では、嵌合部31を焼入れにより硬化する嵌合部硬化工程を実行する。図中、焼入れにより硬化された部分をクロスハッチングにより示す。焼入れにより、嵌合部31の表面硬度は、例えばHV800程度まで向上する。尚、本実施形態においても、スプライン32については、冷間加工工程において十分な硬度を得ているので、焼入れを行わなくてもよい。
尚、本実施形態では、焼入れ時にロータコア2が固定されている。このため、焼入れ後の急冷で、冷媒として水を使用すると、水がロータコア2に付着する可能性があるので好ましくない。そこで、本実施形態では、焼入れとして冷媒に水を使わない方法を適用することが好ましい。即ち、水以外の油や気体などの冷媒を使用するか、あるいは、冷媒を使わない冷却を行うようにする。そのような焼入れとして、例えばレーザ焼入れを適用することが好ましい。
その後、嵌合部31の表面を研磨し(ステップS12、研磨工程)、ロータ1が完成する。その後、ロータシャフト3にベアリング4(図1参照)が嵌合され、ロータ1の径方向外側にステータが配置されることにより、モータが製造される。
以上説明したように、本実施形態のロータの製造方法によれば、炭素含有量が0.2%のロータシャフト3に浸炭処理を実行して焼入れせず、スプライン32を冷間加工により形成している。ロータシャフト3の母材の炭素含有量が0.2%と低いので、塑性変形能が高く、ハイドロフォーミング法の実行によってもロータシャフト3の亀裂の発生を抑えることができる。また、浸炭処理の実行後にスプライン32を冷間加工により形成しているので、パーライド組織のまま加工硬化することでスプライン32として必要な硬度を確保することができる。従って、第1の実施形態と同様に、ロータシャフト3の冷間成形性と高硬度化とを両立することができる。
また、本実施形態のロータの製造方法によれば、固定工程の実行タイミングが、嵌合部硬化工程の実行前であり、嵌合部31が硬化する前であるので、ハイドロフォーミング法を実行してもロータシャフト3に亀裂が生じてしまう可能性を更に低減することができる。
また、本実施形態のロータの製造方法によれば、嵌合部31及びスプライン32の焼入れとして冷媒に水を使わない方法を適用しているので、焼入れ後の冷却時にロータコア2に水を付着し難くできる。
尚、上述した第1の実施形態においては、固定工程は切削工程の実行後、かつ、嵌合部硬化工程及びスプライン硬化工程の実行後に実行され、第2の実施形態においては、固定工程は切削工程の実行後、かつ、嵌合部硬化工程の実行前に実行される場合について説明したが、これらには限られない。例えば、固定工程は、切削工程及び嵌合部硬化工程の実行後、かつ、スプライン硬化工程の実行前に実行されるようにしてもよく、あるいは、切削工程及びスプライン硬化工程の実行後、かつ、嵌合部硬化工程の実行前に実行されるようにしてもよい。
<各実施形態のまとめ>
尚、上述した第1及び第2の実施形態は、以下の構成を少なくとも備える。第1及び第2の実施形態のロータ(1)の製造方法は、管状のロータシャフト(3)と、前記ロータシャフト(3)の外周部に形成されたロータコア取付面(30)に固定された筒状のロータコア(2)と、を有するロータ(1)の製造方法であって、前記ロータシャフト(3)は、炭素含有量が0.3%未満の金属を母材とし、前記ロータシャフト(3)の表面から溶質原子を侵入させて前記表面を改質させる表面改質工程と、前記表面改質工程の実行後に、径方向に突出あるいは窪んでいる凹凸形状を有する係合部(32)を、前記ロータシャフト(3)を塑性変形させて形成する冷間加工工程と、を備える。
この構成によれば、ロータシャフト(3)の母材の炭素含有量が0.3%未満と低いので、変形能が高く、ロータシャフト(3)の亀裂の発生を抑えることができる。また、浸炭処理の実行後に係合部(32)を冷間加工により形成しているので、パーライド組織のまま加工硬化することで係合部(32)として必要な硬度を確保することができる。従って、ロータシャフト(3)の冷間成形性と高硬度化とを両立することができる。
また、第1及び第2の実施形態のロータ(1)の製造方法は、前記表面改質工程の実行後に、表面改質された層(30b)を削り取って前記ロータコア取付面(30)を形成する切削工程を備える。この構成によれば、ロータコア取付面(30)の塑性変形能を向上できるので、ロータシャフト(3)の亀裂の発生を抑えつつ、ロータコア(2)とロータシャフト(3)との真実接触面積を拡大することができる。これにより、ロータコア(2)とロータシャフト(3)との間の熱伝導率を向上して、ロータコア(2)の冷却効果の向上と、モータの鉄損の低減を図ることができると共に、ロータコア(2)とロータシャフト(3)との間の摩擦力を軸方向及び回転方向ともに増加させてトルク伝達力の向上を図ることができる。
また、第1及び第2の実施形態のロータ(1)の製造方法は、前記切削工程の実行後に、前記ロータコア取付面(30)と前記ロータコア(2)の内周面(21)とが径方向に圧接するようにロータコア取付面(30)と前記ロータコア(2)とを固定する固定工程を備える。この構成によれば、切削工程により形成されたロータコア取付面(30)にロータコア(2)が固定されるので、ロータシャフト(3)とロータコア(2)とをより密着させて固定することができ、ロータコア(2)とロータシャフト(3)との間の熱伝導率及び摩擦力を向上することができる。
また、第1及び第2の実施形態のロータ(1)の製造方法は、前記固定工程において、前記ロータコア取付面(30)に前記ロータコア(2)を焼き嵌めにより固定する。この構成によれば、ロータシャフト(3)が膨張によって亀裂を生じてしまうことを抑制できる。
また、第1及び第2の実施形態のロータ(1)の製造方法は、前記ロータシャフト(3)にベアリング(4)を嵌合するための嵌合部(31)を硬化する嵌合部硬化工程を備える。この構成によれば、圧入により嵌合されたベアリング(4)に対する耐摩耗性を高めることができる。
また、第1及び第2の実施形態のロータ(1)の製造方法は、前記嵌合部硬化工程において、前記嵌合部(31)を焼入れにより硬化する。この構成によれば、簡易な手法で効果的に硬化を実現できる。
また、第1の実施形態のロータ(1)の製造方法は、前記固定工程は、前記嵌合部硬化工程の実行後に実行する。この構成によれば、高周波焼入れなど、安価で容易な手法で硬化を実行できる。
また、第2の実施形態のロータ(1)の製造方法は、前記固定工程は、前記切削工程の実行後、かつ、前記嵌合部硬化工程の実行前に実行する。この構成によれば、嵌合部(31)が硬化される前にロータシャフト(3)とロータコア(2)とが固定されるので、例えば、ハイドロフォーミング法を実行してもロータシャフト(3)が亀裂を生じてしまう可能性をより低減することができる。
また、第1及び第2の実施形態のロータ(1)の製造方法は、前記溶質原子は炭素或いは窒素である。この構成によれば、安価で簡易な手法により溶質原子をロータシャフト(3)の表面から侵入させて表面を改質させることができる。
1…ロータ
2…ロータコア
3…ロータシャフト
4…ベアリング
21…内周面
30…ロータコア取付面
30b…浸炭層(表面改質された層)
31…嵌合部
32…スプライン(係合部)

Claims (9)

  1. 管状のロータシャフトと、前記ロータシャフトの外周部に形成されたロータコア取付面に固定された筒状のロータコアと、を有するロータの製造方法であって、
    前記ロータシャフトは、炭素含有量が0.3%未満の金属を母材とし、
    前記ロータシャフトの表面から溶質原子を侵入させて前記表面を改質させる表面改質工程と、
    前記表面改質工程の実行後に、径方向に突出あるいは窪んでいる凹凸形状を有する係合部を、前記ロータシャフトを塑性変形させて形成する冷間加工工程と、を備えるロータの製造方法。
  2. 前記表面改質工程の実行後に、表面改質された層を削り取って前記ロータコア取付面を形成する切削工程を備える請求項1に記載のロータの製造方法。
  3. 前記切削工程の実行後に、前記ロータコア取付面と前記ロータコアの内周面とが径方向に圧接するようにロータコア取付面と前記ロータコアとを固定する固定工程を備える請求項2に記載のロータの製造方法。
  4. 前記固定工程において、前記ロータコア取付面に前記ロータコアを焼き嵌めにより固定する請求項3に記載のロータの製造方法。
  5. 前記ロータシャフトにベアリングを嵌合するための嵌合部を硬化する嵌合部硬化工程を備える請求項3又は4に記載のロータの製造方法。
  6. 前記嵌合部硬化工程において、前記嵌合部を焼入れにより硬化する請求項5に記載のロータの製造方法。
  7. 前記固定工程は、前記嵌合部硬化工程の実行後に実行する請求項5又は6に記載のロータの製造方法。
  8. 前記固定工程は、前記切削工程の実行後、かつ、前記嵌合部硬化工程の実行前に実行する請求項5又は6に記載のロータの製造方法。
  9. 前記溶質原子は、炭素或いは窒素である請求項1乃至8のいずれか1項に記載のロータの製造方法。
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