JP2021087263A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、一実施形態の電力変換装置の構成の一例を概略的に示す図である。
本実施形態の電力変換装置は、インバータセル100と、上アームと、下アームと、n個(nは2以上の整数)の第1回生整流回路(回生整流ダイオード6UNおよび第1抵抗器5UN)と、m個(mは2以上の整数)の第2回生整流回路(回生整流ダイオード6XMおよび第2抵抗器5XM)と、を備えている。ここで、NとMとはそれぞれN=2〜n、M=2〜mであり、以後、他の定義が示されていいなければ同様とする。
また、本実施形態の電力変換装置において、スイッチング素子1UN、1XMは、MOSFETに限定されるものではなく、IGBT(Insulated Gate Bipolar transistor)や機械スイッチなどでも構わない。
また、スイッチ回路101N、102Mが備える第1抵抗器5UNおよび第2抵抗器5XMを、リアクトル若しくはインダクタンス素子に置き換えても構わない。
本実施形態の電力変換装置は、PWM変調(Pulse Width Modulation)により生成されたゲート信号を供給することで、任意の出力波形を作り出すことができる。電力変換装置の制御回路(図示せず)は、例えば、電圧指令値と三角波とを比較することにより、上アームのゲート信号と下アームのゲート信号とを生成する。
ここでは、上アームが3つのスイッチ回路1011、1012、1013、そして下アームが3つのスイッチ回路1021、1022、1023を備えるときの、スイッチング素子1Uのゲート信号Suと上アームの3つのスイッチング素子1U1〜1U3のゲート信号Su(1)〜Su(3)とのターンオンタイミングおよびターンオフタイミングの一例を示すタイミングチャートと、3つのコンデンサ3U1〜3U3に通流する電流icu(1)〜icu(3)と、フローティングコンデンサ2に通流する電流icfとの関係の一例を示している。なお、図2では、電力変換装置から交流端へ電流が流れている状態であり、電流icu(1)〜icu(3)と電流icfとは、交流端211から出力される方向を正としている。また、図2に示した期間において、スイッチング素子1Xと、下アームの3つのスイッチング素子1X1〜1X3とはオフされている状態である。
このとき、例えば従来の2レベルインバータではスイッチング損失として熱となるエネルギーが、本実施形態の電力変換装置ではコンデンサ3U2、3U3に充電されるため、高効率なスイッチング動作を行うことが可能となる。
その後、スイッチング素子1Uがターンオフされると、フローティングコンデンサ2の放電が終了する。
以上のように、本実施形態の電力変換装置は、従来の2レベルインバータではスイッチング損失として熱となるエネルギーを並列接続したコンデンサ3Un、3Xmに蓄え、フローティングコンデンサ2に集め、放電することで高効率なスイッチング動作を実現している。
Qout=Tdis×I…式(1)
Qin=Td×(N−1)×(N−2)×I…式(2)
(ただし,Nは整数で,N>2)
Tdis=Td×(N−1)×(N−2)…式(3)
(ただし,Nは整数で,N>2)
Tdis=Td×(M−1)×(M−2)…式(4)
(ただし,Nは整数で,N>2)
例えば、従来の2レベルインバータにおいて、下アームのスイッチング素子がターンオンされるとき、上アームのスイッチング素子の寄生ダイオードのリカバリ時に寄生ダイオードに流れる電流と印加される電圧とによりリカバリ損失が発生する。
すなわち、本実施形態の電力変換装置によれば、エネルギー損失を低く抑え、かつ、大型化を回避することが可能である。
本実施形態の電力変換装置は、インバータセル100の構成が上述の第1実施形態と異なっている。
図3は、第2実施形態の電力変換装置の一構成例を概略的に示す図である。
すなわち、本実施形態の電力変換装置によれば、エネルギー損失を低く抑え、かつ、大型化を回避することが可能である。
図4は、第3実施形態の電力変換装置の一構成例を概略的に示す図である。
本実施形態の電力変換装置は、還流ダイオード6U0、6X0を更に備えている点において、上述の第1実施形態および第2実施形態の電力変換装置の構成と異なっている。
還流ダイオード(第2還流ダイオード)6X0は、低電位側から高電位側へ向かう方向を順方向として、下アームのスイッチ回路102Mに並列に接続されている。
なお、還流ダイオード6U0、6X0のリカバリを抑制するために、還流ダイオード6U0、6X0それぞれに対して直列に比較的小さいインダクタンスを接続してもよい。
一般に、MOSFETを使用したインバータでは、変調率にほぼ依存せず、直流電圧と交流電流によって損失が決まる。図5は、直流電圧を一定の変調率で交流電圧に換算し、その交流電圧と実測の交流電流から求めた出力電力を換算出力電力として横軸にとり、換算出力電力に実測損失を加えた換算入力電力と換算出力電力との比を換算効率として縦軸にとったグラフである。この図5の結果が示すように、図4の回路構成を適用したインバータ、即ち、還流ダイオード6U0、6X0を設けたインバータの方が高い効率になることを示している。
図6は、第4実施形態の電力変換装置の一構成例を概略的に示す図である。
本実施形態の電力変換装置は、コンバータCONを備える点において上述の第1乃至第3実施形態の電力変換装置と異なっている。
本実施形態の電力変換装置は、ゲート信号供給回路を備える点において上述の第1乃至第4実施形態の電力変換装置と異なっている。
図7は、第5実施形態の電力変換装置の、上アームのスイッチング素子へのゲート信号を供給する回路の一構成例を概略的に示す図である。
ゲート抵抗器GR1−GRnは、スイッチング素子1U1−1Unのゲートに直列に接続されている。
絶縁回路B22−B2nは、例えば、フォトカプラ、ダイオード、差動アンプ、アイソレーションアンプなどである。低電位側のスイッチング素子1U1−1U(n−1)のゲートに接続されたバッファB11−B1(n−1)から出力されたゲート信号が入力される。
スイッチング素子1U1−1Unにゲート信号を供給前の状態では、直流電圧を分圧するコンデンサ3U1−3Unおよびフローティングコンデンサ2の直列数は定常状態よりも多くなる。このため、スイッチング素子1U1−1Unにゲート信号を供給前の状態では、コンデンサ3U1−3Unの電圧は定常状態よりも低い状態である。
そこで、本実施形態の電力変換装置では、ゲート信号供給回路300がディレイ回路DRY2−DRYnを更に備えた構成としている。
ディレイ回路DRY2−DRYnは、絶縁回路B22−B2nの出力端と、バッファB12−B1nの入力端との間に配置されている。ディレイ回路DRY2−DRYnは、ディレイ用抵抗器Rd2−Rdnと、ディレイ用ダイオードDd2−Ddnと、ディレイ用コンデンサCd2−Cdnと、放電用抵抗器Rdis2−Rdisnと、電源クランプ用ダイオードDc2−Dcnと、を備えている。
ディレイ用ダイオードDd2−Ddnは、アノードがディレイ用抵抗器Rd2−Rdnと絶縁回路B22−B2nの出力端との間に電気的に接続され、カソードがディレイ用コンデンサCd2−Cdnの高電位側端と電気的に接続されている。ディレイ用コンデンサCd2−Cdnの低電位側端は各ゲート回路電位のグランドに接地されている。
電源クランプ用ダイオードDc2−Dcnは、アノードがディレイ用コンデンサCd2−Cdnの高電位側端と電気的に接続され、カソードがゲート電源入力端子と電気的に接続されている。電源クランプ用ダイオードDc2−Dcnは、ゲート信号供給回路300の電源が消失した後、再度高速で復帰する場合に、コンデンサ3U1−3Un電圧の状態によらずコンデンサ3U1−3Un電圧の急上昇を抑制するための構成であって、ゲート電源の消失と合わせてディレイ用コンデンサCd2−Cdnの電荷を放電するために付加される。
ここで、コンデンサ3U1−3Unの電圧の上昇は、ゲートスタート時に発生し、定常状態においては基本的には発生しない。ゲートスタート時のコンデンサ3U1−3Unの電圧上昇分は、ゲート信号供給回路300における信号遅延時間と、ゲートスタート時のコンデンサ3U1−3Unおよびフローティングコンデンサ2と、寄生インダクタンスとの共振周期(または共振周波数)に依存している。
本実施形態の電力変換装置は、複数のスイッチング素子1UN、1XMを駆動するためのブートストラップ電源を備えている点において上述の第1乃至第6実施形態の電力変換装置と異なっている。
本実施形態の電力変換装置は、第5実施形態の電力変換装置と同様のゲート信号供給回路300と、ゲート信号供給回路300に電源を供給するブートストラップ電源と、を備えている。
ブートストラップコンデンサC1―Cnは、バッファB11−B1nの電源入力端に接続されている。
なお、下アームのスイッチング素子1X1−1Xmについても、同様に、ブートストラップ電源を用いることにより低電位側から高電位側へと順次駆動させることが可能となる。
したがって、本実施形態の電力変換装置によれば、上述の第1実施形態と同様に、エネルギー損失を低く抑え、かつ、大型化を回避することが可能である。
なお、例えば電圧調整用の電源回路を更に備えることにより、ブートストラップ電源から供給される電源を利用して更にブートストラップ電源を構成することも可能である。
本実施形態の電力変換装置は、スイッチング素子1UN、1XMのゲートへゲート信号を供給するバッファB1N、B1Mの電源を生成するゲート電源自給用コンバータGCONを備えている点において、上述の第1乃至第5実施形態の電力変換装置と異なっている。
スイッチ回路101Nのスイッチング素子1UNのゲートの前段にゲート抵抗器GRNが接続され、バッファB1Nの出力端がゲート抵抗器GRNを介してスイッチング素子1UNのゲートと電気的に接続されている。
スイッチ回路102Mのスイッチング素子1XMのゲートの前段にゲート抵抗器GRMが接続され、バッファB1Mの出力端がゲート抵抗器GRMを介してスイッチング素子1XMのゲートと電気的に接続されている。
なお、1つのスイッチング素子1UN、1XMに対応する1つゲート電源自給用コンバータGCONが設けられてもよく、1つのスイッチング素子1UN、1XMに対応する複数のゲート電源自給用コンバータGCONが設けられてもよく、隣り合う複数のスイッチング素子1UN、1XMに対応する1つのゲート電源自給用コンバータGCONが設けられてもよい。換言すると、複数のコンデンサ3UN、3XMに蓄えられたエネルギーを用いて1つのスイッチング素子1UN、1XMを駆動する電源を生成することも可能であるし、1つのコンデンサ3UN、3XMに蓄えられたエネルギーを用いて複数のスイッチング素子1UN、1XMを駆動する電源を生成することも可能である。いずれの場合であっても、電力変換装置の省配線化および低コスト化を実現することができる。
例えば、上述の複数の実施形態の電力変換装置において、第1回生整流回路と第2回生整流回路との一方が省略されてもよい。
また、上アームにおいて、第1スイッチ回路の少なくとも1つが、第1スイッチング素子の低電位側端にカソードが接続された第1ダイオードと、第1ダイオードのアノードと第1スイッチング素子の高電位側端との間に接続された第1コンデンサと、を有するときに、インバータセルの低電位側端と第1コンデンサの低電位側端とを接続する第1回生整流回路を有していればよい。全ての第1スイッチ回路について第1回生整流回路が接続される必要はない。
また、下アームにおいて、第2スイッチ回路の少なくとも1つが、第2スイッチング素子の高電位側端にアノードが接続された第2ダイオードと、第2ダイオードのカソードと第2スイッチング素子の低電位側端との間に接続された第2コンデンサと、を有するときに、インバータセルの高電位側端と第2コンデンサの高電位側端とを接続する第2回生整流回路を有していればよい。全ての第2スイッチ回路について第2回生整流回路が接続される必要はない。
なお、第2実施形態の電力変換装置においては、インバータセルの上側セルアームと下側セルアームとが上記上アームと下アームと同様の構成であっても構わない。
Claims (9)
- 交流端と高電位側端との間に接続された上側スイッチング素子と、交流端と低電位側端との間に接続された下側スイッチング素子と、高電位側端と低電位側端との間において前記上側スイッチング素子および前記下側スイッチング素子に対して並列に接続されたフローティングコンデンサと、を有するインバータセルと、
前記インバータセルの高電位側端と正側直流端との間に接続され、第1スイッチング素子を有する第1スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された上アームと、
前記インバータセルの低電位側端と負側直流端との間に接続され、第2スイッチング素子を有する第2スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された下アームと、
低電位側から高電位側へ向かう方向を順方向として、一または複数の前記第1スイッチ回路と並列に接続された第1還流ダイオードと、
低電位側から高電位側へ向かう方向を順方向として、一または複数の前記第2スイッチ回路と並列に接続された第2還流ダイオードと、を備え、
前記第1スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第1スイッチング素子の低電位側端にカソードが接続された第1ダイオードと、前記第1ダイオードのアノードと前記第1スイッチング素子の高電位側端との間に接続された第1コンデンサと、を有するときは、前記インバータセルの低電位側端と前記第1コンデンサの低電位側端とを接続する第1回生整流回路を有し、
前記第2スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第2スイッチング素子の高電位側端にアノードが接続された第2ダイオードと、前記第2ダイオードのカソードと前記第2スイッチング素子の低電位側端との間に接続された第2コンデンサと、を有するときは、前記インバータセルの高電位側端と前記第2コンデンサの高電位側端とを接続する第2回生整流回路を有する電力変換装置。 - 交流端と高電位側端との間に接続された上側スイッチング素子と、交流端と低電位側端との間に接続された下側スイッチング素子と、高電位側端と低電位側端との間において前記上側スイッチング素子および前記下側スイッチング素子に対して並列に接続されたフローティングコンデンサと、を有するインバータセルと、
前記インバータセルの高電位側端と正側直流端との間に接続され、第1スイッチング素子を有する第1スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された上アームと、
前記インバータセルの低電位側端と負側直流端との間に接続され、第2スイッチング素子を有する第2スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された下アームと、を備え、
前記上側スイッチング素子と前記下側スイッチング素子とは、前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子よりもリカバリ特性の良い素子であり、
前記第1スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第1スイッチング素子の低電位側端にカソードが接続された第1ダイオードと、前記第1ダイオードのアノードと前記第1スイッチング素子の高電位側端との間に接続された第1コンデンサと、を有するときは、前記インバータセルの低電位側端と前記第1コンデンサの低電位側端とを接続する第1回生整流回路を有し、
前記第2スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第2スイッチング素子の高電位側端にアノードが接続された第2ダイオードと、前記第2ダイオードのカソードと前記第2スイッチング素子の低電位側端との間に接続された第2コンデンサと、を有するときは、前記インバータセルの高電位側端と前記第2コンデンサの高電位側端とを接続する第2回生整流回路を有する電力変換装置。 - 交流端と高電位側端との間に接続された上側スイッチング素子と、交流端と低電位側端との間に接続された下側スイッチング素子と、高電位側端と低電位側端との間において前記上側スイッチング素子および前記下側スイッチング素子に対して並列に接続されたフローティングコンデンサと、を有するセル回路と、前記セル回路の高電位側端に接続され、第3スイッチング素子を有する第3スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された上側セルアームと、前記セル回路の低電位側端に接続され、第4スイッチング素子を有する第4スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された下側セルアームと、を備えたインバータセルと、
前記上側セルアームの高電位側端と正側直流端との間に接続され、第1スイッチング素子を有する第1スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された上アームと、
前記下側セルアームの低電位側端と負側直流端との間に接続され、第2スイッチング素子を有する第2スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された下アームと、を備え、
前記第1スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第1スイッチング素子の低電位側端にカソードが接続された第1ダイオードと、前記第1ダイオードのアノードと前記第1スイッチング素子の高電位側端との間に接続された第1コンデンサと、を有するときは、前記インバータセルの低電位側端と前記第1コンデンサの低電位側端とを接続する第1回生整流回路を有し、
前記第2スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第2スイッチング素子の高電位側端にアノードが接続された第2ダイオードと、前記第2ダイオードのカソードと前記第2スイッチング素子の低電位側端との間に接続された第2コンデンサと、を有するときは、前記インバータセルの高電位側端と前記第2コンデンサの高電位側端とを接続する第2回生整流回路を有し、
前記第3スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第3スイッチング素子の低電位側端にカソードが接続された第3ダイオードと、前記第3ダイオードのアノードと前記第3スイッチング素子の高電位側端との間に接続された第3コンデンサと、を有するときは、前記セル回路の低電位側端と前記第3コンデンサの低電位側端とを接続する第3回生整流回路を有し、
前記第4スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第4スイッチング素子の高電位側端にアノードが接続された第4ダイオードと、前記第4ダイオードのカソードと前記第4スイッチング素子の低電位側端との間に接続された第4コンデンサと、を有するときは、前記セル回路の高電位側端と前記第4コンデンサの高電位側端とを接続する第4回生整流回路を有する電力変換装置。 - 交流端と高電位側端との間に接続された上側スイッチング素子と、交流端と低電位側端との間に接続された下側スイッチング素子と、高電位側端と低電位側端との間において前記上側スイッチング素子および前記下側スイッチング素子に対して並列に接続されたフローティングコンデンサと、を有するインバータセルと、
前記インバータセルの高電位側端と正側直流端との間に接続され、第1スイッチング素子を有する第1スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された上アームと、
前記インバータセルの低電位側端と負側直流端との間に接続され、第2スイッチング素子を有する第2スイッチ回路を一または複数直列に接続して構成された下アームと、
前記フローティングコンデンサに蓄えられたエネルギーを正側直流端と負側直流端とに放電可能なコンバータと、を備え、
前記第1スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第1スイッチング素子の低電位側端にカソードが接続された第1ダイオードと、前記第1ダイオードのアノードと前記第1スイッチング素子の高電位側端との間に接続された第1コンデンサと、を有するときは、前記インバータセルの低電位側端と前記第1コンデンサの低電位側端とを接続する第1回生整流回路を有し、
前記第2スイッチ回路の少なくとも1つが、前記第2スイッチング素子の高電位側端にアノードが接続された第2ダイオードと、前記第2ダイオードのカソードと前記第2スイッチング素子の低電位側端との間に接続された第2コンデンサと、を有するときは、前記インバータセルの高電位側端と前記第2コンデンサの高電位側端とを接続する第2回生整流回路を有する電力変換装置。 - 前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子のそれぞれのゲートに対してゲート抵抗器を介してゲート信号を出力する複数のバッファと、
低電位側の前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子のゲートにゲート信号を出力する前記バッファの出力信号が入力され、入力されたゲート信号を異なる基準電位のゲート信号として、高電位側の前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子のゲートにゲート信号を出力する前記バッファへ供給する一または複数の絶縁回路と、を備えた請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の電力変換装置。 - 前記絶縁回路から出力された信号の立ち上がり時の時定数を大きくして前記バッファへ出力するディレイ回路を備えた請求項5記載の電力変換装置。
- 高電位側端が前記バッファの高電位側の電源入力端と電気的に接続され、低電位側端が前記バッファの低電位側の電源入力端および前記バッファからゲート信号が供給される前記第1スイッチング素子又は前記第2スイッチング素子の低電位側端と電気的に接続されたコンデンサと、
負側端子が最も低電位側のコンデンサの低電位側端および前記上アーム又は前記下アームの低電位側端と電気的に接続され、正側端子が複数の前記コンデンサの高電位側端と電気的に接続された電源と、を更に備えた請求項5又は請求項6記載の電力変換装置。 - 前記第1スイッチング素子および前記第2スイッチング素子のそれぞれのゲートに対してゲート抵抗器を介してゲート信号を出力する複数のバッファと、
前記第1コンデンサに蓄えられたエネルギーを所定の電力に変換して、前記第1コンデンサと並列に接続された前記第1スイッチング素子のゲートへゲート信号を供給する前記バッファへ電源を供給する一または複数の第1コンバータと、
前記第2コンデンサに蓄えられたエネルギーを所定の電力に変換して、前記第2コンデンサと並列に接続された前記第2スイッチング素子のゲートへゲート信号を供給する前記バッファへ電源を供給する一または複数の第2コンバータと、を備えた請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の電力変換装置。 - 前記フローティングコンデンサは、前記上側スイッチング素子がオンし前記第1スイッチング素子がオフしている時間、および、前記下側スイッチング素子がオンし前記第2スイッチング素子がオフしている時間に放電され、
複数の前記第1スイッチング素子は第1遅延時間をおいて順次オン若しくはオフされ、
複数の前記第2スイッチング素子は第2遅延時間をおいて順次オン若しくはオフされ、
複数の前記第1スイッチング素子の数をNとしたとき、前記上側スイッチング素子がオンし前記第1スイッチング素子がオフしているときの前記フローティングコンデンサの放電時間は、前記第1遅延時間に(N−1)と(N−2)とを乗じた時間であって、
複数の前記第2スイッチング素子の数をMとしたとき、前記下側スイッチング素子がオンし前記第2スイッチング素子がオフしているときの前記フローティングコンデンサの放電時間は、前記第2遅延時間に(M−1)と(M−2)とを乗じた時間である、請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の電力変換装置。
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