JP2021087209A - プログラム、通信方法、通信端末および通信システム - Google Patents

プログラム、通信方法、通信端末および通信システム Download PDF

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【課題】ビデオ会議に登壇させるための聴講者のリストを事前に登録することなく、聴講者の数が多い場合でも特定の聴講者を容易に選択して登壇させることができるプログラム、通信方法、通信端末および通信システムを提供する。【解決手段】他の通信端末と、音声信号を送受信することによりビデオ会議による通話が可能な通信端末であるコンピュータに、SNSのサーバから取得されたユーザに関するSNS情報から導出された参加者情報と、ユーザの識別情報とが関連付けられて登録された管理システムにおいて抽出された所定の検索条件を満たす参加者情報に対応する参加者の情報を受信する第1受信部と、参加者の情報をリストにして表示させる表示制御部と、リストの参加者の情報のうち、選択された情報に対応する参加者を、登壇者として参加することを招待するための招待通知を他の通信端末へ送信する第1送信部と、して機能させるためのプログラムである。【選択図】図6

Description

本発明は、プログラム、通信方法、通信端末および通信システムに関する。
従来、企業、教育機関、および行政機関等において、マイクに対して音声信号を入力して他の通信端末に音声信号を送信し、また、当該他の通信端末から受信した音声信号およびカメラ映像をスピーカおよびディスプレイで再生するビデオ会議システムが利用されている。ビデオ会議システムにおいてセミナーを開催する「ウェビナー」が一般に認知されており、セミナーのジャンルの一つとしてパネルディスカッションがある。パネルディスカッションでは、特定のテーマについて、有識者のパネラー(発表者)が司会者の進行に従って議論する様子を聴講する。ビデオ会議システムでパネルディスカッションを実現する場合、パネラーおよび司会者(以下、登壇者と称する場合がある)の映像が会議画面上に出力され、音声が通信端末から出力され、聴講者はそれを閲覧する形態が想定される。このとき、聴講者は100人以上の多人数も想定されるため、聴講者の映像および音声は出力されない単方向の配信スタイルとなるのが一般的である。しかし、パネルディスカッションにおいては、著名な有識者、インフルエンサー、またはパネラーと親しい人物等が聴講している場合があり、パネラーがそのような参加者を特定して、途中でパネルディスカッションに登壇させたいという場面が存在する。
このようなビデオ会議システムとして、宛先リストを用いて宛先を選択するために、セッションに参加している他の端末を、当該宛先リストに容易に登録するために、セッションの宛先の候補となる伝送端末の情報を記憶した宛先リストを管理する宛先リスト管理部と、セッションに参加している伝送端末の情報を管理するセッション管理部と、セッションに参加しているが宛先リストに登録されていない端末があることを通知する通知部と、その未登録端末の情報の登録を制御する登録制御部とを有する構成が開示されている(例えば特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ビデオ会議システム上で行われるパネルディスカッションにおいて、不特定多数の聴講者の中から登壇させたい特定の聴講者を探し出し登壇させることが難しいという問題がある。また、宛先リストに利用者が登録しなければならないため、パネルディスカッション等のような非常に大勢の参加者がいる場合、および会議の途中からの参加が多い場合等に対応することが困難であるという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ビデオ会議に登壇させるための聴講者のリストを事前に登録することなく、聴講者の数が多い場合でも特定の聴講者を容易に選択して登壇させることができるプログラム、通信方法、通信端末および通信システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、他の通信端末と、ネットワークを介して音声信号を送受信することによりビデオ会議による通話が可能な通信端末であるコンピュータに、SNS(Social Networking Service)のサーバから取得された前記通信端末を利用するユーザに関するSNS情報から導出された参加者情報と、前記ユーザの識別情報とが関連付けられて登録された管理システムにおいて抽出された所定の検索条件を満たす前記参加者情報に対応する参加者の情報を受信する第1受信部と、前記第1受信部により受信された前記参加者の情報をリストにして、表示装置に表示させる表示制御部と、前記リストに含まれる前記参加者の情報のうち、前記ユーザにより選択された情報に対応する参加者を、前記ビデオ会議に登壇者として参加することを招待するための招待通知を該参加者が利用する他の通信端末へ送信する第1送信部と、して機能させるためのプログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、ビデオ会議に登壇させるための聴講者のリストを事前に登録することなく、聴講者の数が多い場合でも特定の聴講者を容易に選択して登壇させることができる。
図1は、実施形態に係る通信システムの概略構成図である。 図2は、実施形態に係る通信端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る通信端末としてのスマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る管理システムおよびプログラム提供システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る通信端末のソフトウェア構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る通信システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図7は、ユーザ管理テーブルの一例を示す図である。 図8は、端末管理テーブルの一例を示す図である。 図9は、グループ管理テーブルの一例を示す図である。 図10は、セッション管理テーブルの一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る通信システムにおけるコンテンツデータおよび各種管理情報を送受信するために確立されたセッションを示す図である。 図12は、実施形態に係る通信端末が通話を開始するための認証処理を含む準備段階の処理の一例を示すシーケンス図である。 図13は、宛先リスト画面の一例を示す図である。 図14は、実施形態に係る通信システムの会議の開始処理の一例を示すシーケンス図である。 図15は、開始要求ダイアログボックスの一例を示す図である。 図16は、実施形態に係る通信システムのSNS情報取得処理の一例を示すシーケンス図である。 図17は、SNS ID登録画面の一例を示す図である。 図18は、実施形態に係る通信システムの会議参加時の会議画面表示処理の一例を示すシーケンス図である。 図19は、登壇者会議画面の一例を示す図である。 図20は、聴講者会議画面の一例を示す図である。 図21は、実施形態に係る通信システムのプレゼンス更新処理の一例を示すシーケンス図である。 図22は、実施形態に係る通信システムの会議への招待処理の一例を示すシーケンス図である。 図23は、招待可能聴講者リストが表示された聴講者会議画面の一例を示す図である。 図24は、別の招待可能聴講者リストが表示された聴講者会議画面の一例を示す図である。 図25は、招待可能聴講者リストの特定の聴講者を選択した状態の登壇者会議画面の一例を示す図である。 図26は、招待確認ダイアログボックスの一例を示す図である。 図27は、招待受信ダイアログボックスの一例を示す図である。 図28は、聴講者が登壇した後の登壇者会議画面の一例を示す図である。 図29は、聴講者が登壇した後の聴講者側の会議画面の一例を示す図である。 図30は、実施形態に係る通信端末のWebアプリを利用する場合のソフトウェア構成の一例を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係るプログラム、通信方法、通信端末および通信システムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
また、コンピュータソフトウェアとは、コンピュータの動作に関するプログラム、その他コンピュータによる処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものをいう(以下、コンピュータソフトウェアは、ソフトウェアという)。アプリケーションソフトとは、ソフトウェアの分類のうち、特定の作業を行うために使用されるソフトウェアの総称である。一方、オペレーティングシステム(OS)とは、コンピュータを制御し、アプリケーションソフトなどがコンピュータ資源を利用可能にするためのソフトウェアのことである。オペレーティングシステムは、入出力の制御、メモリおよびハードディスク等のハードウェアの管理、ならびにプロセスの管理といった、コンピュータの基本的な管理・制御を行っている。アプリケーションソフトウェアは、オペレーティングシステムが提供する機能を利用して動作する。プログラムとは、コンピュータに対する指令であって、一の結果を得ることができるように組み合わせたものをいう。また、プログラムに準ずるものとは、コンピュータに対する直接の指令ではないためプログラムとは呼べないが、コンピュータの処理を規定するという点でプログラムに類似する性質を有するものをいう。例えば、データ構造(データ要素間の相互関係で表される、データの有する論理的構造)がプログラムに準ずるものに該当する。
(通信システムの全体構成)
図1は、実施形態に係る通信システムの概略構成図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1の全体構成の概略を説明する。
図1に示すように、通信システム1は、複数の通信端末10aa、10ab、10ba、10bb、10ca、10cb、10da、10db、10ea、10ebと、各通信端末用のディスプレイ120aa、120bb、120ca、120dbと、管理システム50と、プログラム提供システム90と、を含み、通信ネットワーク2を介して互いに通信可能となるように構築されている。
なお、図1では、通信端末10aa、10ab、10ba、10bb、10ca、10cb、10da、10db、10ea、10ebが示されているが、これらのうち任意の通信端末を示す場合または総称する場合、単に「通信端末10」と称する。また、図1に示す通信システム1に含まれる複数の通信端末10は、一例を示すものであり、異なる台数であってもよい。
また、図1では、ディスプレイ120aa、120bb、120ca、120dbが示されているが、これらのうち任意のディスプレイを示す場合または総称する場合、単に「ディスプレイ120」と称する。また、図1に示す通信システム1に含まれる複数のディスプレイ120は、一例を示すものであり、通信端末10の台数に従って異なる台数であってもよい。
また、通信端末10は、ディスプレイ(上述のディスプレイ120)を接続した専用装置、デスクトップPC(Personal Computer)、ノートPC、スマートフォン、またはタブレット端末等のいずれであってもよい。図1では、通信端末10aa、10bb、10ca、10dbは、専用装置とし、通信端末10ab、10ba、10cb、10daは、ノートPCとし、通信端末10ea、10ebは、スマートフォンとして示されている。
通信端末10は、他の装置との間で、各種情報を送受信する端末(コンピュータの一例)である。通信端末10は、他の通信端末10との間でセッションを確立し、確立したセッションにおいて、音声データおよび画像データ(映像データ)を含むコンテンツデータの送受信による通話を行う。これにより、通信システム1において、複数の通信端末10間のビデオ会議が実現される。なお、ビデオ会議を、単に「会議」と称する場合がある。
管理システム50は、通信端末10を一元的に管理するコンピュータである。管理システム50は、通信端末10間でのセッションを確立することにより、通信端末10間における通話等によるビデオ会議を実現する。管理システム50は、所定の通信端末10からセッションの開始要求を受信した場合に、開始要求を送信した通信端末10(開始要求端末)と宛先端末との間のセッションを確立し、ビデオ会議を開始させる。したがって、管理システム50は、確立したセッションにより、複数の通信端末10間でコンテンツデータの中継を行う。なお、管理システム50は複数の通信端末10間でセッションを確立するものの、実際にコンテンツデータの中継は、別の中継装置により行われるものとしてもよい。本実施形態では、説明を簡略にするため、セッションの確立、およびコンテンツデータの中継は、管理システム50が行うものとして説明する。
プログラム提供システム90は、通信端末10に各種機能または各種手段を実現させるための端末用プログラムが記憶された補助記憶装置(HDD(Hard Disk Drive)等)を備えており、通信端末10に端末用プログラム(後述する通信アプリA等)を提供するコンピュータである。また、プログラム提供システム90は、管理システム50等に各種機能または各種手段を実現させるためのプログラムも補助記憶装置に記憶しており、管理システム50等に、対応するプログラムを送信することができる。
通信ネットワーク2は、図1に示すように、例えば、LAN(Local Area Network)2a〜2d、専用線2ab、2cd、基地局2e、2fおよびインターネット2iを含んで構築されている。なお、通信ネットワーク2は、図1に示すような構成に限定されるものではなく、その他のネットワーク機器が含まれるものとしてもよく、有線だけでなく無線による通信が行われる箇所があってもよい。
LAN2a〜2d、および専用線2ab、2cdは、それぞれルータ70a〜70d、70ab、70cdを含む。ルータ70a〜70d、70ab、70cdは、通信データの最適な経路の選択を行うネットワーク機器である。なお、ルータ70a〜70d、70ab、70cdのうち任意のルータを示す場合または総称する場合、単に「ルータ70」と称する。
通信端末10(10aa、10ab、・・・)、およびルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。また、通信端末10(10ba、10bb、・・・)、およびルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a、LAN2b、およびルータ70abは、専用線2abによって通信可能に接続されており、地域A内で構築されている。
一方、通信端末10(10ca、10cb、・・・)、およびルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。また、通信端末10(10da、10db、・・・)、およびルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c、LAN2d、およびルータ70cdは、専用線2cdによって通信可能に接続されており、地域B内で構築されている。
基地局2e、2fは、通信端末10(例えば図1に示すスマートフォンとしての通信端末10ea、10eb)との間で無線信号を送受信し、通信端末10とインターネット2iとの間でデータの通信を仲介する無線局である。
地域Aおよび地域Bのネットワークは、それぞれルータ70ab、70cdによってインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、管理システム50およびプログラム提供システム90は、インターネット2iを介して、各通信端末10と通信可能に接続されている。なお、管理システム50およびプログラム提供システム90は、地域Aまたは地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
また、図1において、各通信端末10、管理システム50、各ルータ70およびプログラム提供システム90の近傍に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIP(Ineternet Protocol)アドレスを簡易的に示している。例えば、通信端末10aaのIPアドレスは、「1.2.1.3」であるものとしている。なお、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
なお、図1に示す通信システム1の構成は、一例を示すものであり、この構成に限定されるものではない。すなわち、図1に示す各装置、システムの台数は、図1に示す台数に限定されるものではない。また、図1では、地域A、Bの2つの地域のネットワーク構成が示されているが、同一地域内のネットワークであってもよく、3つ以上の地域がネットワークで接続された構成であってもよい。
(通信端末のハードウェア構成)
図2は、実施形態に係る通信端末のハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、通信端末10のハードウェア構成の詳細について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る通信端末10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、補助記憶装置105と、メディアドライブ107と、入力装置108と、を備えている。
CPU101は、通信端末10全体の動作を制御する演算装置である。ROM102は、通信端末10用のプログラム(後述する通信アプリA等)を記憶している不揮発性記憶装置である。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。
補助記憶装置105は、画像データ、音声データおよび動画データ等の各種データを記憶するHDDまたはSSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置である。メディアドライブ107は、CPU101の制御に従って、フラッシュメモリ等であるメディア106に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する装置である。メディア106は、通信端末10に対して着脱自在の記憶装置である。なお、メディア106は、CPU101の制御に従ってデータの読み出しおよび書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリに限定されるものではなく、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
入力装置108は、マウスまたはキーボード等の各種情報を入力するための装置、および電源ボタン等のボタンである。
また、通信端末10は、ネットワークI/F111と、撮像素子I/F113と、音声入出力I/F116と、ディスプレイI/F119と、カメラ112と、マイク114と、スピーカ115と、を備えている。
ネットワークI/F111は、通信ネットワーク2を利用してデータを通信するためのインターフェースである。ネットワークI/F111は、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)に準拠したNIC(Network Interface Card)等である。
撮像素子I/F113は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得るカメラ112との間で画像データを伝送するためのインターフェースである。カメラ112は、レンズ、および光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含む。カメラ112は、ケーブル112cによって撮像素子I/F113に接続される。固体撮像素子としては、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)またはCCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
音声入出力I/F116は、CPU101の制御に従って、音声を入力するマイク114および音声を出力するスピーカ115との間で音声信号(音声データ)の入出力を処理するインターフェースである。マイク114およびスピーカ115は、それぞれ、ケーブル114cおよびケーブル115cによって音声入出力I/F116に接続される。
ディスプレイI/F119は、CPU101の制御に従って、ディスプレイ120(表示装置の一例)に画像データを伝送するためのインターフェースである。ディスプレイ120は、被写体の画像および操作用アイコン等を表示する液晶または有機EL(Electro−Luminescence)等によって構成された表示装置である。ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F119に接続される。ケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよく、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよく、HDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)またはDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
上述のCPU101、ROM102、RAM103、補助記憶装置105、メディアドライブ107、入力装置108、ネットワークI/F111、撮像素子I/F113、音声入出力I/F116およびディスプレイI/F119は、アドレスバスおよびデータバス等のバスライン110によって互いに通信可能に接続されている。
なお、図2に示した通信端末10のハードウェア構成は一例を示すものであり、図2に示した構成要素以外の構成要素を含むものとしてもよい。また、カメラ112、マイク114およびスピーカ115は、少なくともいずれかは通信端末10とは別体の外部機器として用いられるものであってもよい。
図3は、実施形態に係る通信端末としてのスマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、通信端末10としてのスマートフォンのハードウェア構成の詳細について説明する。
図3に示すように、本実施形態に係るスマートフォンとしての通信端末10は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、EEPROM304と、メディアI/F307と、GPS(Global Positioning System)受信部308と、を備えている。
CPU301は、通信端末10全体の動作を制御する演算装置である。ROM302は、CPU301やIPL(Initial Program Loader)等のCPU301の駆動に用いられるプログラムを記憶する不揮発性記憶装置である。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。EEPROM304は、CPU301の制御に従って、スマートフォン用プログラム等の各種データの読み出しまたは書き込みを行う不揮発性記憶装置である。
メディアI/F307は、フラッシュメモリ等のメディア306に対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御するインターフェースである。GPS受信部308は、GPS衛星からGPS信号を受信する回路である。
通信端末10は、遠距離通信回路311と、アンテナ311aと、CMOS312と、撮像素子I/F313と、マイク314と、スピーカ315と、音入出力I/F316と、ディスプレイ317(表示装置の一例)と、タッチパネル318と、を備えている。
遠距離通信回路311は、アンテナ311aを介して、他の機器と無線通信する回路である。CMOS312は、CPU301の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCD(Charge−Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F313は、CMOS312の駆動を制御するインターフェースである。
マイク314は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ315は、電気信号を物理振動に変えて音楽および音声等の音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F316は、CPU301の制御に従って、マイク314およびスピーカ315との間で音信号の入出力を処理するインターフェースである。
ディスプレイ317は、被写体の画像、各種アイコン等を表示する液晶または有機EL等の表示装置である。タッチパネル318は、利用者がディスプレイ317を押下することで、通信端末10を操作する入力装置である。
また、通信端末10は、バスライン310を備えている。バスライン310は、図3に示されているCPU301等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスおよびデータバス等である。
なお、図3に示した通信端末10のハードウェア構成は一例を示すものであり、図3に示した構成要素以外の構成要素を含むものとしてもよい。
(管理システム等のハードウェア構成)
図4は、実施形態に係る管理システムおよびプログラム提供システムのハードウェア構成の一例を示す図である。図4を参照しながら、管理システム50およびプログラム提供システム90のハードウェア構成の詳細について説明する。
まず、図4を参照しながら管理システム50のハードウェア構成について説明する。図4に示すように、管理システム50は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、補助記憶装置205と、メディアドライブ207と、ディスプレイ208と、ネットワークI/F209と、キーボード211と、マウス212と、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ214と、を備えている。
CPU201は、管理システム50全体の動作を制御する演算装置である。ROM202は、管理システム50用のプログラムを記憶している不揮発性記憶装置である。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。
補助記憶装置205は、後述するユーザ管理DB5001、端末管理DB5002、グループ管理DB5003およびセッション管理DB5004等の各種データを記憶するHDDまたはSSD等の記憶装置である。メディアドライブ207は、CPU201の制御に従って、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する装置である。
ディスプレイ208は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字または画像等の各種情報を表示する液晶または有機EL等によって構成された表示装置である。ネットワークI/F209は、通信ネットワーク2を利用してデータを通信するためのインターフェースである。ネットワークI/F209は、例えば、TCP/IPに準拠したNIC等である。
キーボード211は、文字、数字、各種指示の選択、およびカーソルの移動等を行う入力装置である。マウス212は、各種指示の選択および実行、処理対象の選択、ならびにカーソルの移動等を行うための入力装置である。
DVDドライブ214は、着脱自在な記憶媒体の一例としてのDVD−ROMまたはDVD−R(DVD Recordable)等のDVD213に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する装置である。なお、上述の着脱自在な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)またはブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
上述のCPU201、ROM202、RAM203、補助記憶装置205、メディアドライブ207、ディスプレイ208、ネットワークI/F209、キーボード211、マウス212およびDVDドライブ214は、アドレスバスおよびデータバス等のバスライン210によって互いに通信可能に接続されている。
なお、図4に示した管理システム50のハードウェア構成は一例を示すものであり、図4に示した構成要素を全て含む必要はなく、または、その他の構成要素を含むものとしてもよい。
また、上述の管理システム50用のプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルによって、記録メディア206またはDVD213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、プログラム提供システム90は、上述の管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。ただし、ROM202には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供システム90用のプログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供システム90用のプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、記録メディア206またはDVD213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
(通信端末のソフトウェア構成)
図5は、実施形態に係る通信端末のソフトウェア構成の一例を示す図である。図5を参照しながら、通信端末10のソフトウェア構成の詳細について説明する。
通信端末10には、クライアントアプリとして通信アプリAがインストールされている。ここで、アプリとは、アプリケーションソフトを意味する。図5に示すように、OS(Operating System)1020、および通信アプリAは、通信端末10のRAM103(またはRAM303)の作業領域1010上で動作する。
OS1020は、基本的な機能を提供し、通信端末10全体を管理する基本ソフトウェアである。通信アプリAは、OS1020の制御に従って動作し、他の通信端末10と通信(通話)するためのアプリである。
なお、通信アプリAの通信プロトコルとしては、SIP(Session Initiation Protocol)、H.323、IRC(Internet Relay Chat)、またはJingle等が挙げられる。
(通信システムの機能ブロックの構成)
図6は、実施形態に係る通信システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図6を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1の機能ブロックの構成について説明する。
<通信端末の機能ブロックの構成>
図6に示すように、通信端末10は、通信部11(第1受信部、第1送信部、第2受信部、第2送信部)と、操作入力受付部12(受付部)と、撮像部13と、表示制御部14と、音声入力部15と、音声出力部16と、記憶・読出部17と、記憶部18と、認証要求部19と、状態管理部20と、を有する。
通信部11は、通信ネットワーク2を介して、他の通信端末10または各システムと各種データの送受信を行う機能部である。通信部11は、図2に示すCPU101(または図3に示すCPU301)によるソフトウェアである通信アプリAの実行、およびネットワークI/F111(または図3に示す遠距離通信回路311)によって実現される。
通信部11は、当該通信端末10が他の通信端末10とセッションを確立し、通話によるビデオ会議を開始する前に、管理システム50から、宛先端末の候補としての各通信端末10および当該通信端末10を利用するユーザ(参加者)の状態を示す各状態情報の受信を開始する。ここで、宛先端末の候補とは、通信端末10が、ビデオ会議を行う相手、すなわちセッションの相手として指定可能なビデオ会議の相手であるユーザ(参加者)が利用する宛先候補となる他の通信端末10である。すなわち、通信端末10は、ビデオ会議に参加するユーザ(参加者)として予め設定されていないユーザが使用する通信端末とは、セッションを確立することができず、ビデオ会議を行うことができない。
また、状態情報とは、各通信端末10の状態を示す端末状態情報と、当該各通信端末10を利用するユーザ(参加者)の状態を示すユーザ状態情報(プレゼンスと称する場合がある)とを示すものとする。また、端末状態情報は、各通信端末10の稼動状態(オンラインかオフラインかの状態)と、オンラインにおいてはさらに通話中であるか、待受け中であるか等の詳細な状態(以下、通信状態と称する)とを示す。また、端末状態情報は、各通信端末10の稼動状態および通信状態だけでなく、ケーブルが通信端末10から外れている、音声を出力できるが画像は出力できない、または、音声を出力さないよう設定されている(MUTE)等、様々な状態を示すものとしてもよいが、以下では、一例として、特に稼動状態および通信状態を示す場合について説明する。
通信部11は、当該通信端末10が開始要求端末として動作する場合には、会議開始要求を管理システム50に送信する。ここで、会議開始要求とは、ビデオ会議に用いられるセッションの開始を要求する情報である。また、通信部11は、会議開始要求と共に、会議開始要求の送信元である開始要求端末を利用する(ログインした)参加者のユーザIDと、宛先端末を利用する参加者のユーザIDとを管理システム50に送信する。ユーザIDは、ユーザを一意に識別する情報であって、ユーザが自由に設定したもの、または、ユーザが利用するメールアドレス等であってもよい。
操作入力受付部12は、ユーザによる各種入力を受け付ける機能部である。操作入力受付部12は、図2に示す入力装置108(または図3に示すタッチパネル318)によって実現される。
例えば、ユーザが、操作入力受付部12としての電源ボタンをオンにすると、当該通信端末10の電源がオン状態になる。また、ユーザが電源をオン状態からオフにすると、通信部11は、管理システム50へ、当該通信端末10の電源がオフになった旨の端末状態情報を送信してから、当該通信端末10の電源が完全にオフとなる。これによって、管理システム50は、通信端末10が電源オンから電源オフになったことを把握することができる。
撮像部13は、被写体を撮像して、撮像して得た画像データを取得する機能部である。撮像部13は、図2に示すCPU101(または図3に示すCPU301)による通信アプリAの実行、ならびに、カメラ112および撮像素子I/F113(または図3に示すCMOS312および撮像素子I/F313)によって実現される。
表示制御部14は、ディスプレイ120(または図3に示すディスプレイ317)に対して画像データ等の表示制御を行う機能部である。表示制御部14は、図2に示すCPU101(または図3に示すCPU301)による通信アプリAの実行によって実現される。
表示制御部14は、例えば、ビデオ会議の要求元としての当該通信端末10が所望の宛先としての通信端末10とビデオ会議の通話を開始する前に、通信部11によって受信された宛先端末の候補の状態情報を反映させて、各宛先端末の候補の名前および当該宛先端末を利用する参加者のユーザIDが含まれた宛先リストをディスプレイ120に表示させる。
音声入力部15は、マイク114(または図3に示すマイク314)によって参加者(話者)の音声が音声信号に変換された後、当該音声信号を入力する機能部である。音声入力部15は、図2に示すCPU101(または図3に示すCPU301)による通信アプリAの実行、および音声入出力I/F116(または図3に示す音入出力I/F316)によって実現される。
音声出力部16は、音声信号をスピーカ115(または図3に示すスピーカ315)に出力し、スピーカ115(スピーカ315)から音声を出力させる機能部である。音声出力部16は、図2に示すCPU101(または図3に示すCPU301)による通信アプリAの実行、および音声入出力I/F116(または図3に示す音入出力I/F316)によって実現される。
記憶・読出部17は、記憶部18に各種データを記憶したり、記憶部18に記憶された各種データを読み出す処理を行う機能部である。記憶部18には、例えば、宛先端末との通話を行う際に受信されるコンテンツデータが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120(ディスプレイ317)に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115(スピーカ315)から音声が出力される。記憶・読出部17は、図2に示すCPU101(または図3に示すCPU301)による通信アプリAの実行によって実現される。記憶部18は、図2に示すRAM103および補助記憶装置105(または図3に示すRAM303およびEEPROM304)によって実現される。
認証要求部19は、当該通信端末10の電源がオンした場合、または、操作入力受付部12により認証要求操作が受け付けられた場合、通信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインの認証を要求する旨を示す認証要求情報、および当該通信端末10の現時点のIPアドレスを送信する機能部である。認証要求部19は、図2に示すCPU101(または図3に示すCPU301)による通信アプリAの実行によって実現される。
状態管理部20は、当該通信端末10の状態情報(端末状態情報、ユーザ状態情報)を管理する機能部である。具体的には、状態管理部20は、当該通信端末10の状態情報(端末状態情報、ユーザ状態情報)を所定のタイミングで取得し、管理システム50へ送信する。状態管理部20は、図2に示すCPU101(または図3に示すCPU301)による通信アプリAの実行によって実現される。
なお、表示制御部14、認証要求部19および状態管理部20のうち少なくともいずれかは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field−Programmable Gate Array)等のハードウェア回路によって実現されるものとしてもよい。
また、図6に示した通信端末10の各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図6に示した通信端末10で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図6に示した通信端末10の1つ機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
<管理システムの機能ブロックの構成>
図6に示すように、管理システム50は、通信部51(取得部、第3送信部)と、認証部52と、状態管理部53と、抽出部54と、状態取得部55と、セッション制御部56と、記憶・読出部57と、記憶部58と、参加者情報管理部59(登録部)と、聴講者抽出部60と、を有する。なお、参加者情報管理部59および聴講者抽出部60の双方併せて「抽出部」に相当する。記憶部58は、図4に示す補助記憶装置205によって実現され、図6に示すように、ユーザ管理DB5001と、端末管理DB5002と、グループ管理DB5003と、セッション管理DB5004とを記憶している。以下、記憶部58に記憶されている各DBにおいて管理される各テーブルについて説明する。
<<ユーザ管理テーブル>>
図7は、ユーザ管理テーブルの一例を示す図である。
記憶部58は、図7に示すユーザ管理テーブルを含むユーザ管理DB5001を記憶している。ユーザ管理テーブルでは、ログインの認証を行う通信端末10を利用するユーザ(参加者)を識別するユーザIDに対して、表示名(名前)、パスワード、SNS(Social Networking Service:ソーシャルネットワーキングサービス) ID、役割、プレゼンス、フォローしているID、投稿数、フォロワー数、およびアイコン情報が関連付けられて管理される。表示名(名前)は、ビデオ会議の画面等で表示されるユーザを識別するための呼称である。パスワードは、ログインの認証をするために利用される情報である。
SNS IDは、ユーザIDで識別されるユーザ(利用者)が利用しているSNSのアカウントのIDである。役割は、ビデオ会議としてのパネルディスカッションにおいて割り振られた役目または立場である。役割としては、例えば、パネルディスカッションにおいて実際に議論を行う「発表者」、当該パネルディスカッションの司会進行を担う「司会」、当該パネルディスカッションでの登壇者による議論を聴講する「聴講者」、当該パネルディスカッションに聴講者として参加して発表者からの招待を受けて登壇した「発表者(制限有り)」等がある。
プレゼンスは、ビデオ会議としてのパネルディスカッションにおける参加者(ユーザ)の状態を示し、上述のユーザ状態情報である。プレゼンスとしては、例えば、通信端末10を介してログインしているがパネルディスカッションには未だ参加していない状態の「オンライン」、ログイン後パネルディスカッションに登壇者として参加している状態の「登壇中」、ログイン後パネルディスかションに聴講者として参加している状態の「聴講中」、ログオフしている状態の「オフライン」等がある。
フォローしているIDは、ユーザIDで識別されるユーザ(利用者)が利用しているSNSにおいてフォローしているSNSの利用者のSNS IDである。ここで、フォローとは、SNSの特定の利用者のアカウントを登録することである。投稿数は、SNSに文章、画像または動画等を掲載している数である。フォロワー数は、ユーザIDで識別されるユーザ(利用者)が利用しているSNSのアカウントを登録(フォロー)している利用者の数である。アイコン情報は、ユーザIDで識別されるユーザ(利用者)が利用しているSNSのアカウントのアイコンの情報、または当該情報が記憶されている補助記憶装置205上の記憶領域を示すパス情報である。
例えば、図7に示すユーザ管理テーブルにおいて、ユーザIDが「A_10aa」に関連付けられている表示名が「駒井」、パスワードが「aaaa」、SNS IDが「a」、役割が「発表者」、プレゼンスが「登壇中」、フォローしているIDが「b,c」、投稿数が「100」、フォロワー数が「500」、アイコン情報が「c://・・・」であることが示されている。
なお、ユーザIDは、通信端末10を利用するユーザを一意に識別するために使われる文字、記号、数字または各種のしるし等の識別情報であり、例えば、当該ユーザが利用するメールアドレス等であってもよい。
<<端末管理テーブル>>
図8は、端末管理テーブルの一例を示す図である。
記憶部58は、図8に示す端末管理テーブルを含む端末管理DB5002を記憶している。端末管理テーブルでは、各通信端末10の端末ID毎に、端末名、各通信端末10にログインしたユーザのユーザID、各通信端末10の稼動状態、他の通信端末10との通信状態、および各通信端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。端末IDは、通信端末10を識別するための情報であって、予め通信端末10に記憶させておく他、ユーザが直接通信端末10へ入力して決定するものとしてもよい。
ここで、稼動状態としては、電源がオンされ、通信が可能または通信中の状態であるオンラインと、電源がオンされていない等、通信が可能でない状態であるオフラインとがある。また、通信状態としては、例えば、「Calling」、「Ringing」、「Accepted」、「Busy」、および「None」等がある。「Calling」は、他の通信端末10を呼び出している状態、すなわち、他の通信端末10に対しビデオ会議に用いられるセッションを確立するための会議開始要求を送信し、応答を待っている状態を示す。「Ringing」は、他の通信端末10から呼び出されている状態、すなわち、他の通信端末10から会議開始要求を受信し、受信した会議開始要求に対する応答が完了していない状態を示す。「Accepted」は、他の通信端末10からの会議開始要求に対し許可の応答が完了しているが、セッションの確立が完了していない状態、および、自端末が送信した会議開始要求に対し許可の応答の受信が完了しているが、セッションの確立が完了していない状態を示す。「Busy」は、他の通信端末10とのセッションが確立し、ビデオ会議におけるコンテンツデータの通信による通話が行われている状態を示す。「None」は、他の通信端末10と通信しておらず、待ち受け中の状態を示す。
例えば、図8に示す端末管理テーブルにおいて、端末IDが「10ad」の通信端末10adは、端末名が「AD端末」で、ログインしているユーザのユーザIDが「C_10ad」で、稼動状態が「オンライン」で、通信状態が他の通信端末10から呼び出されている状態を示す「Busy」で、IPアドレスが「1.2.1.6」であることが示されている。
<<グループ管理テーブル>>
図9は、グループ管理テーブルの一例を示す図である。
記憶部58は、図9に示すグループ管理テーブルを含むグループ管理DB5003を記憶している。グループ管理テーブルでは、管理システム50に予め登録されているビデオ会議ごとに参加するユーザをグループとして区分けし、当該グループに含まれるユーザ(参加者)のユーザIDが管理される。すなわち、グループ管理テーブルでは、グループを識別するグループIDと、当該グループに含まれるユーザのユーザIDとが関連付けられて管理される。
例えば、図9に示すグループ管理テーブルにおいて、グループIDが「G002」のグループは、「B_10ac」、「J_10ca」、「G_10cb」のユーザIDを含むことが示されている。
<<セッション管理テーブル>>
図10は、セッション管理テーブルの一例を示す図である。
記憶部58は、図10に示すセッション管理テーブルを含むセッション管理DB5004を記憶している。セッション管理テーブルでは、通信端末10間でコンテンツデータが通信されるセッションを識別するためのセッションID毎に、セッションの開始要求端末の端末ID、およびセッションを確立するための会議開始要求において相手先として指定された宛先端末の端末IDが関連付けられて管理される。
例えば、図10に示すセッション管理テーブルにおいて、セッションID「se1」で識別されるセッションは、端末IDが「10aa」の開始要求端末(通信端末10aa)と、端末IDが「10db」の宛先端末(通信端末10db)との間で確立されたことを示す。
なお、図7〜図10に示した各テーブルで管理される情報は、テーブル形式の情報としているが、これに限定されるものではなく、管理される各情報が関連付けられることができればテーブル形式以外の形式(例えばCSV(Comma−Separated Values)形式のファイル等)で管理されてもよい。
図6に戻り、管理システム50の機能ブロックの説明に戻る。
通信部51は、通信ネットワーク2を介して、通信端末10または各システムと各種データの送受信を行う機能部である。通信部51は、図4に示すCPU201によるプログラムの実行、およびネットワークI/F209によって実現される。
認証部52は、通信部51を介して受信された認証要求情報に含まれているユーザIDおよびパスワードを検索キーとし、記憶部58のユーザ管理テーブル(図7参照)を検索し、ユーザ管理テーブルに同一のユーザIDおよびパスワードが管理されているかを判断することによってユーザ認証を行う機能部である。認証部52は、図4に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
状態管理部53は、図7に示すユーザ管理テーブルのプレゼンス(ユーザ状態情報)、ならびに、図8に示す端末管理テーブルの稼動状態および通信状態を管理する機能部である。状態管理部53は、ログインの認証を要求してきた通信端末10の稼動状態を管理すべく、端末管理テーブルに、この通信端末10の端末ID、当該通信端末10にログインしている参加者のユーザID、当該通信端末10の稼動状態、および当該通信端末10のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。
状態管理部53は、通信端末10のユーザによる入力装置108の操作によってオフ状態からオン状態になると、この通信端末10から送られてきた電源をオンする旨の情報に基づいて、端末管理テーブルの稼動状態をオフラインからオンラインに更新する。また、状態管理部53は、通信端末10のユーザによる入力装置108の操作によってオン状態からオフ状態になると、この通信端末10から送られてきた電源をオフする旨の情報に基づいて、端末管理テーブルの稼動状態をオンラインからオフラインに更新する。
また、状態管理部53は、ユーザが通信端末10を介してログインした場合、ユーザ管理テーブルのプレゼンスをオフラインからオンラインに更新する。また、状態管理部53は、ユーザが通信端末10を介してログオフした場合、ユーザ管理テーブルのプレゼンスをオフラインに更新する。
状態管理部53は、図4に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
抽出部54は、ログインの認証要求した通信端末10等、処理対象となる対象端末にログインしている参加者のユーザIDを検索キーとして、図9に示すグループ管理テーブルを検索し、対象端末と通話することができる、すなわちセッションを確立することのできる宛先端末の候補(同じ会議で通話するための通信端末10)を利用する参加者のユーザIDを読み出す機能部である。抽出部54は、図4に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
状態取得部55は、ユーザIDを検索キーとして、図8に示す端末管理テーブルを検索し、ユーザID毎に使用している通信端末10の稼動状態および通信状態を読み出す機能部である。これにより、状態取得部55は、ログインの認証要求をしてきた通信端末10と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態および通信状態を取得することができる。状態取得部55は、図4に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
セッション制御部56は、図10に示すセッション管理テーブルに、生成したセッションID、開始要求端末の端末IDおよび宛先端末の端末IDを関連付けて記憶して管理する機能部である。セッション制御部56は、通信端末10間のセッションの確立をするための制御を行う。セッション制御部56は、図4に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
記憶・読出部57は、記憶部58に各種テーブルに情報を記憶したり、記憶部58に記憶された各種テーブルの情報を読み出す処理を行う機能部である。記憶・読出部57は、図4に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
参加者情報管理部59は、SNSの外部サーバから特定の利用者に関する情報(以下、SNS情報と称する場合がある)を、通信部51を介して取得し、当該SNS情報からSNS ID、フォローしているID、投稿数、フォロワー数、およびアイコン情報等の情報を導出して、ユーザ管理テーブル(図7参照)に参加者情報として登録する機能部である。参加者情報管理部59は、図4に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
聴講者抽出部60は、ユーザ管理テーブルから参加者情報管理部59により取得された参加者情報のうち、役割が「聴講者」であり、かつ、プレゼンスが「聴講中」であるユーザの参加者情報を抽出する機能部である。聴講者抽出部60は、図4に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
なお、認証部52、状態管理部53、抽出部54、状態取得部55、セッション制御部56、参加者情報管理部59、および聴講者抽出部60のうち少なくともいずれかは、ASICまたはFPGA等のハードウェア回路によって実現されるものとしてもよい。
また、図6に示した管理システム50の各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図6に示した管理システム50で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図6に示した管理システム50の1つ機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
(コンテンツデータおよび各種管理情報の送受信の状態)
図11は、実施形態に係る通信システムにおけるコンテンツデータおよび各種管理情報を送受信するために確立されたセッションを示す図である。図11を参照しながら、通信システム1におけるコンテンツデータおよび各種管理情報を送受信するために確立されたセッションについて説明する。
図11に示す例は、通信システム1では、開始要求端末と宛先端末Aと宛先端末Bとの間で、管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立された状態を示している。この場合、さらに、開始要求端末と宛先端末Aと宛先端末Bとの間で、管理システム50を介して、画像データおよび音声データを送受信するためのコンテンツデータ用セッションsedが確立される。すなわち、コンテンツデータ用セッションsedが、ビデオ会議において直接的に用いられるセッションである。なお、このセッションの概念はあくまで一例であって、例えば、画像データのセッションでは、解像度ごとに分けられるものとしてもよい。
(通信端末が通話開始する前の準備段階における各管理情報の送受信処理)
図12は、実施形態に係る通信端末が通話を開始するための認証処理を含む準備段階の処理の一例を示すシーケンス図である。図13は、宛先リスト画面の一例を示す図である。図12および図13を参照しながら、通信端末10aaが通話を開始する前の準備段階における各情報の送受信処理について説明する。なお、図12では、管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される処理が示されている。また、開始要求端末である通信端末10aaが含まれる会議のグループは、グループIDをキーとして当該会議に参加権限を有するユーザのユーザIDと共に、予めグループ管理テーブルに登録されているものとする。
<ステップS21>
まず、通信端末10aaのユーザが、図2に示す入力装置108(または図3に示すタッチパネル318)である電源ボタンを押下すると、通信端末10aaの操作入力受付部12が、電源オンを受け付けて、通信端末10aaの電源をオンにする。
<ステップS22>
そして、通信端末10aaの認証要求部19は、上述の通信端末10aaの電源オンを契機とし、通信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインの認証要求を示す認証要求情報、および通信端末10aaのIPアドレスを送信する。この認証要求情報には、開始要求端末としての自端末である通信端末10aaを識別するための端末ID(10aa)、通信端末10aaにログインしているユーザのユーザID(A_10aa)、およびパスワードが含まれている。端末ID、ユーザIDおよびパスワードは、通信端末10aaの記憶・読出部17によって記憶部18から読み出されて、通信部11に送られたデータである。また、通信端末10aaから管理システム50へ認証要求情報が送信される際は、受信側である管理システム50は、送信側である通信端末10aaのIPアドレスを把握することができる。
<ステップS23>
次に、管理システム50の認証部52は、通信部51を介して受信した認証要求情報に含まれているユーザIDおよびパスワードを検索キーとして、ユーザ管理テーブル(図7参照)を検索し、ユーザ管理テーブルに同一のユーザIDおよびパスワードが管理されているかを判断することによってユーザ認証を行う。
<ステップS24−1>
認証部52によって、正当な利用権限を有するユーザが利用する通信端末10aaからのログインの認証要求であると判断された場合には、管理システム50の状態管理部53は、端末管理テーブル(図8参照)に、通信端末10aaの端末IDおよび端末名で示されるレコード毎に、ユーザIDおよび通信端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する。これにより、端末管理テーブルには、通信端末10aaの端末ID「10aa」に、ユーザID「A_10aa」およびIPアドレス「1.2.1.3」が関連付けて管理されることになる。以下、ユーザID「A_10aa」であるユーザ(参加者)を、「ユーザA_10aa」または「参加者A_10aa」と称する場合がある。
<ステップS24−2>
続いて、状態管理部53は、通信端末10aaの稼動状態「オンライン」および通信状態「None」を設定し、端末管理テーブルに、通信端末10aaの端末IDおよび端末名で示されるレコードに、稼動状態および通信状態を関連付けて記憶する。これにより、端末管理テーブルには、通信端末10aaの端末ID「10aa」に、稼動状態「オンライン」および通信状態「None」が関連付けて管理されることになる。
さらに、状態管理部53は、ユーザA_10aaが通信端末10aaを介してログインしたので、ユーザ管理テーブルを参照し、ユーザID「A_10aa」に対応するプレゼンスを「オンライン」に更新する。
<ステップS25>
そして、管理システム50の通信部51は、認証部52によって得られた認証の結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、認証要求情報を送信してきた開始要求端末(通信端末10aa)に送信する。本実施形態では、通信端末10aaを利用するユーザが、認証部52によって正当な利用権限を有すると認証されたものとして、以下続けて説明する。
<ステップS26>
通信端末10aaにおいて、正当な利用権限を有するユーザであると認証された結果が示された認証結果情報を受信すると、通信部11は、通信ネットワーク2を介して管理システム50へ、宛先リストを要求する旨が示された宛先リスト要求情報を送信する。これにより、管理システム50の通信部51は、宛先リスト要求情報を受信する。
<ステップS27>
次に、管理システム50の抽出部54は、開始要求端末(通信端末10aa)を利用するユーザのユーザID「A_10aa」を検索キーとして、グループ管理テーブル(図9参照)を検索し、ユーザA_10aaが通話することができる、すなわち、ユーザA_10aaと同じグループに属するユーザのユーザIDを抽出する。また、抽出部54は、抽出したユーザIDを検索キーとして、端末管理テーブルを検索し、このユーザIDに対応する端末IDおよび端末名、すなわち宛先端末の候補の端末IDおよび端末名を抽出する。
<ステップS28>
次に、管理システム50の通信部51は、抽出部54によって抽出された宛先端末の候補のユーザID、端末IDおよび端末名を含む宛先リスト情報を、開始要求端末(通信端末10aa)に送信する。
<ステップS29>
これにより、開始要求端末(通信端末10aa)では、通信部11が宛先リスト情報を受信し、記憶・読出部17が記憶部18へ宛先リスト情報を記憶する。
このように、本実施形態では、各通信端末10で宛先リスト情報を管理するのではなく、管理システム50がすべての通信端末10の宛先リスト情報を一元管理している。これによって、通信システム1に新たな通信端末10が含まれるようになったり、既に含まれている通信端末10が除外されたりする場合でも、管理システム50側で一括して対応するため、各通信端末10側で宛先リスト情報の変更を行う手間を省くことができる。
<ステップS30>
また、管理システム50の状態取得部55は、抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の端末ID(「10ac」、「10ad」、「10ae」、「10ba」、「10bb」、「10db」)を検索キーとして、端末管理テーブルを検索する。そして、状態取得部55は、宛先端末の候補の端末ID毎に、対応する稼動状態および通信状態を読み出すことにより、宛先端末の候補それぞれの稼動状態および通信状態を取得する。
<ステップS31>
次に、通信部51は、各宛先端末の候補について、ステップS30で使用された検索キーである端末IDと、対応する宛先端末の候補のユーザIDと、稼動状態および通信状態とを、開始要求端末に送信する。なお、稼動状態が「オフライン」の場合には、状態情報には、通信状態は含まれない。
<ステップS32>
次に、開始要求端末(通信端末10aa)の記憶・読出部17は、順次、管理システム50から受信した端末ID、ユーザID、稼動状態および通信状態を記憶部18に記憶する。したがって、開始要求端末(通信端末10aa)は、宛先端末の候補の端末状態情報(稼動状態および通信状態)を受信することで、通話することができる宛先端末の候補の現時点のそれぞれの稼動状態および通信状態を取得することができる。
<ステップS33>
次に、開始要求端末(通信端末10aa)の表示制御部14は、記憶部18に記憶されている宛先リスト情報、および宛先端末の候補の端末状態情報に基づいて、宛先端末の候補の稼動状態および通信状態を反映させた宛先リストを作成する。そして、表示制御部14は、通信端末10aaのディスプレイ120(またはディスプレイ317)に、所定のタイミングで宛先リストを表示する。表示された宛先リスト(宛先リスト画面1100)の例を、図13に示す。
図13に示すように、宛先リスト画面1100は、宛先端末の候補のユーザID1100−1と、宛先端末の候補の端末ID1100−2と、端末名1100−3と、状態情報を反映させたアイコン1100−4a〜1100−4cと、役割割り振りボタン1100−5とを含む。アイコンとしては、オフラインで通話できないことを示すオフラインアイコン1100−4aと、オンラインで通話可能であることを示す通話可能アイコン1100−4bと、オンラインで通話中であることを示す通話中アイコン1100−4cとがある。なお、図13に示す宛先リスト画面1100の例では、通信端末10を利用するユーザのユーザIDが「J_10ab」、「B_10ac」、「I_10db」、「C_10ad」であるものとして例示している。
表示制御部14は、宛先端末の候補の稼動状態が「オンライン」であり、通信状態が「None」である場合には、この宛先端末の候補に対し、通話可能アイコン1100−4bを割り当てる。また、表示制御部14は、宛先端末の候補の稼動状態が「オンライン」であり、通信状態が「None」以外である場合には、この宛先端末の候補に対し、通話中アイコン1100−4cを割り当てる。そして、表示制御部14は、宛先端末の候補の稼動状態が「オフライン」である場合には、この宛先端末の候補に対し、オフラインアイコン1100−4aを割り当てる。
なお、他の通信端末10でも、ステップS21と同様に、ユーザが図2に示す入力装置108である電源ボタンをオン操作すると、当該通信端末10の操作入力受付部12が、オン操作を受け付けて、上述のステップS22〜S33の処理と同様の処理が行われる。
(会議の開始処理)
図14は、実施形態に係る通信システムの会議の開始処理の一例を示すシーケンス図である。図15は、開始要求ダイアログボックスの一例を示す図である。図14および図15を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1での会議の開始処理について説明する。
図14においては、図12に示す認証処理によりユーザ認証がなされた通信端末10acが会議開始要求を送信する例について説明する。通信端末10acは、図12のステップS31で受信した宛先端末の候補の端末状態情報に基づいて、宛先端末の候補のうち、稼動状態が「オンライン」であり、通信状態が「None」である通信端末10のうち少なくとも1つの通信端末10と通話を行うことができる。以下では、開始要求端末としての通信端末10acが送信した会議開始要求を、宛先端末としての通信端末10adが受信する場合について説明する。また、通信端末10acの参加者B_10acは、パネルディスカッションでの役割が「司会」に割り振られており、通信端末10adの参加者C_10adは、役割が「聴講者」に割り振られているものとする。なお、図14に示す処理が開始される前の状態において、通信端末10acのディスプレイ120(または図3に示すディスプレイ317)には、宛先リスト画面1100(例えば図13参照)が表示されているものとする。そして、開始要求端末の参加者は、宛先リストから所望の通話相手(宛先端末の参加者)を選択することができる。
<ステップS41>
まず、通信端末10acの参加者は、宛先リスト画面1100において、入力装置108(または図3に示すタッチパネル318)を介して、会議の開始を要求する宛先となる宛先端末(通信端末10ad)を選択操作し、会議を開始する操作を行う。なお、参加者は、宛先リスト画面1100において、会議の開始を要求する宛先となる宛先端末として、表示されているすべての通信端末10を選択操作して、会議を開始する操作を行ってもよい。
<ステップS42>
開始要求端末(通信端末10ac)で会議の開始を要求する操作がなされると、開始要求端末の通信部11は、会議の開始の要求を示す会議開始要求と共に、通信端末10acの参加者のユーザID「B_10ac」、宛先端末の参加者のユーザID「C_10ad」および開始要求端末のIPアドレスを、管理システム50へ送信する。これにより、管理システム50は、通信部51により会議開始要求が受信されると、送信元である開始要求端末のIPアドレス「1.2.1.3」を把握することになる。
<ステップS43>
そして、管理システム50の状態管理部53は、端末管理テーブル(図8参照)において、会議開始要求と共に受信された開始要求端末の参加者のユーザID「B_10ac」および宛先端末の参加者のユーザID「C_10ad」がそれぞれ含まれるレコードの通信状態のフィールド部分を変更する。具体的には、状態管理部53は、端末管理テーブルのユーザID「B_10ac」を含むレコードの通信状態を「Calling」に変更する。同様に、状態管理部53は、端末管理テーブルのユーザID「C_10ad」を含むレコードの通信状態を「Ringing」に変更する。
<ステップS44>
そして、管理システム50のセッション制御部56は、開始要求端末によって要求された宛先端末との間の通信を実行するためのセッション(コンテンツデータ用セッションsed)を識別するためのセッションIDを生成して、セッション管理テーブル(図10参照)に登録する。
<ステップS45>
続いて、セッション制御部56は、セッション管理テーブルにおいて、生成したセッションIDが含まれるレコードの開始要求端末の端末IDおよび宛先端末の端末IDのフィールド部分に、それぞれ開始要求端末の端末ID「10ac」、宛先端末の端末ID「10ad」を記憶して管理する。
<ステップS46>
次に、通信部51は、開始要求端末(通信端末10ac)へ、セッション制御部56により生成されたセッションIDを送信する。
<ステップS47>
また、通信部51は、会議開始要求と共に、開始要求端末の参加者のユーザID「B_10ac」、セッションID、および管理システム50のIPアドレスを、宛先端末である通信端末10adへ送信する。これにより、宛先端末は、会議開始要求を受信すると共に、管理システム50のIPアドレス「1.1.1.2」を把握することになる。
<ステップS48>
宛先端末の通信部11が会議開始要求を受信すると、宛先端末の表示制御部14は、ディスプレイ120(またはディスプレイ317)に、図15に示すような会議開始要求を受信したことを示す開始要求ダイアログボックス1200−1を表示させる。図15に示す開始要求ダイアログボックス1200−1は、会議開始要求を受信した旨を示し、開始要求端末との間の通信の開始(セッションの確立)を行って会議への参加を許可するか否かを操作するためのユーザインターフェースである。ユーザは、開始要求ダイアログボックス1200−1を閲覧することにより、会議開始要求を受信したことを確認することができる。開始要求ダイアログボックス1200−1は、会議への参加を許可するための「はい」ボタン1200−2と、会議への参加を許可しないことを選択するための「いいえ」ボタン1200−3と、を含む。
<ステップS49>
宛先端末の入力装置108(またはタッチパネル318)への操作によって「はい」ボタン1200−2が押下された場合、宛先端末の操作入力受付部12は、開始要求端末との間の通信の開始(セッション確立)を行って会議へ参加する旨の操作を受け付ける。
<ステップS50>
次に、宛先端末の通信部11は、会議への参加を示す開始応答と共に、宛先端末の参加者のユーザID「C_10ad」、開始要求端末の参加者のユーザID「B_10ac」、およびセッションIDを、管理システム50へ送信する。
<ステップS51>
管理システム50の通信部51が開始応答を受信すると、状態管理部53は、端末管理テーブルにおいて、開始応答と共に受信された開始要求端末の参加者のユーザID「B_10ac」および宛先端末の参加者のユーザID「C_10ad」がそれぞれ含まれるレコードの通信状態のフィールド部分を変更する。具体的には、状態管理部53は、端末管理テーブルのユーザID「B_10ac」を含むレコードの通信状態を「Accepted」に変更する。同様に、状態管理部53は、端末管理テーブルのユーザID「C_10ad」を含むレコードの通信状態を「Accepted」に変更する。
<ステップS52>
次に、通信部51は、開始応答と共に、宛先端末の参加者のユーザID「C_10ad」、およびセッションIDを、開始要求端末へ送信する。
<ステップS53、S54>
開始要求端末は、この開始応答を受信すると、通信部11によってセッションIDを管理システム50に送信することにより、セッションを確立させる。一方、宛先端末は、通信部11によってセッションIDを管理システム50に送信することにより、セッションを確立させる。
<ステップS55〜S58>
ステップS53、S54によって開始要求端末と宛先端末との間にセッションが確立されると、管理システム50を介して互いに映像データおよび音声データが送受信され、開始要求端末および各宛先端末を含むグループ全体で、ビデオ会議が可能となる。ただし、ビデオ会議であるパネルディスカッションに参加している参加者のうち、役割が聴講者に割り振られている参加者が利用する通信端末10(例えば通信端末10ad)は、会議での議論には直接参加しないため、当該参加者の映像データおよび音声データは、他の通信端末10へ送信しない。すなわち、役割が登壇者(発表者および司会)に割り振られている参加者の映像データおよび音声データのみが、ビデオ会議全体で共有されることになる。
(SNS情報取得処理)
図16は、実施形態に係る通信システムのSNS情報取得処理の一例を示すシーケンス図である。図17は、SNS ID登録画面の一例を示す図である。図16および図17を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1でのSNS情報取得処理について説明する。なお、図16に示すSNS情報取得処理は、上述の図14のステップS41の会議の開始操作を行ったときに並列に実行されるものとしてもよく、あるいは、当該開始操作が行われてSNS情報取得処理が終了した後、ステップS42へ移行するものとしてもよい。
<ステップS61>
通信端末10acの参加者は、会議を開始する操作(上述の図14のステップS41の操作)を行うと、通信端末10acの表示制御部14は、ディスプレイ120(またはディスプレイ317)に、図17に示すSNS ID登録画面1400を表示させる。
図17に示すSNS ID登録画面1400は、会議の参加者が利用するSNSのアカウントのIDを入力させ、SNSのサーバ(後述する外部サーバ80)から当該参加者の情報をSNS情報として取得するための画面である。SNS ID登録画面1400は、図17に示すように、SNS名入力領域1400−1と、SNS ID入力領域1400−2と、登録ボタン1400−3と、参加ボタン1400−4と、キャンセルボタン1400−5と、を含む。
SNS名入力領域1400−1は、参加者(自分)が利用しているSNSの名称を入力するための領域である。SNS名入力領域1400−1では、例えば、プルダウンにより表示されたリストに含まれる既存のSNS(例えば、Twitter、facebook(登録商標)、Instagram(登録商標)、LINE(登録商標)等)から選択可能とすればよい。
SNS ID入力領域1400−2は、SNS名入力領域1400−1で入力したSNSのアカウントのIDを入力するための領域である。
登録ボタン1400−3は、SNS名入力領域1400−1に入力されたSNSにおける、SNS ID入力領域1400−2に入力されたSNSのIDを、ユーザ管理テーブル(図7参照)に登録し、当該SNSのIDを用いて、当該SNSのサーバ(外部サーバ80)から当該参加者のSNS情報を取得するためのボタンである。
参加ボタン1400−4は、会議の参加を選択するためのボタンである。キャンセルボタン1400−5は、会議の参加をキャンセルするためのボタンである。なお、SNS名入力領域1400−1またはSNS ID入力領域1400−2に情報を入力せずに、当該参加者は会議に参加することも可能である。この場合、SNSのサーバ(外部サーバ80)から当該参加者のSNS情報が取得されず、SNS情報から参加者情報(後述)が導出されることもない。この場合、例えば、ユーザ管理テーブル(図7参照)に登録される参加者情報は、NULL値となる。
<ステップS62、S63>
次に、通信端末10acの参加者は、SNS ID登録画面1400において、登録ボタン1400−3を押下すると、通信端末10acの通信部11は、SNS名入力領域1400−1で入力されたSNSの名称を含むSNS ID登録要求と共に、当該参加者のユーザID「B_10ac」およびSNS ID「b」を、管理システム50へ送信する。これにより、管理システム50の通信部51は、SNS ID登録要求、ユーザIDおよびSNS IDを受信する。
<ステップS64、S65>
管理システム50の参加者情報管理部59は、通信部51により受信されたユーザIDとSNS IDとを関連付ける。そして、参加者情報管理部59は、ユーザ管理テーブル(図7参照)において、当該ユーザIDに対応するレコードを検索し、当該レコードのSNS IDに「b」を登録する。
<ステップS66>
そして、管理システム50の通信部51は、ステップS63で受信されたSNS ID登録要求に含まれるSNSの名称で特定される外部サーバ80に対して、SNS情報を要求するためのSNS情報要求と共に、当該参加者のSNS IDを送信する。そして、外部サーバ80は、当該SNS情報要求、およびSNS IDを受信する。
<ステップS67>
外部サーバ80は、受信したSNS情報要求に従って、当該SNS情報要求と共に受信したSNS IDに対応するSNS情報を取得する。ここで、SNS情報は、例えば、SNS IDで識別されるユーザのプロフィール情報、Twitterにおけるフォロワー数およびフォロワー情報、facebookにおける友達情報、およびSNSで使用しているアイコン情報等である。
<ステップS68>
外部サーバ80は、取得したSNS情報を、通信ネットワーク2を介して管理システム50へ送信する。そして、管理システム50の通信部51は、SNS情報を受信する。
<ステップS69>
管理システム50の参加者情報管理部59は、通信部51により受信されたSNS情報から、SNS ID、フォローしているID、投稿数、フォロワー数、およびアイコン情報等の情報を、参加者情報として導出する。
<ステップS70>
そして、管理システム50の参加者情報管理部59は、導出した参加者情報を、ユーザ管理テーブル(図7参照)において、ステップS63で受信された当該参加者のユーザID(識別情報の一例)に関連付けて登録する。図7に示すユーザ管理テーブルの例では、ユーザID「B_10ac」に関連付けられる参加者情報として、SNS ID「b」、フォローしているID「a,c,d」、投稿数「1000」、フォロワー数「15000」、アイコン情報「c://・・・」が登録されている。
なお、参加者情報管理部59は、通信部51により受信されたSNS情報から、SNS ID、フォローしているID、投稿数、フォロワー数およびアイコン情報のすべて参加者情報を導出する必要はなく、通信部51によりSNS情報として受信できた情報の範囲内で、導出可能な参加者情報を導出するものとすればよい。
以上の動作によって、会議の参加時に、参加者が利用しているSNSのサーバから、当該参加者に関連するSNS情報を取得し、当該SNS情報から、後述する招待可能聴講者リストの作成に利用する参加者情報を導出することができる。
なお、上述のSNS情報取得処理は、会議の開始時に実行されるものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、上述の図12のステップS22〜S25でのユーザ認証(ログイン)の後に実行されるものとしてもよい。
また、上述のSNS情報取得処理では、図17に示したSNS ID登録画面1400のSNS名入力領域1400−1によりSNSを選択するものとしたが、これに限定されるものではなく、固定のSNSのサーバからSNS情報を取得するものとしてもよい。
(会議参加時の会議画面表示処理)
図18は、実施形態に係る通信システムの会議参加時の会議画面表示処理の一例を示すシーケンス図である。図19は、登壇者会議画面の一例を示す図である。図20は、聴講者会議画面の一例を示す図である。図18〜図20を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1における会議参加時の会議画面表示処理について説明する。なお、図18に示す会議参加時の会議画面表示処理における通信端末10acにおけるステップS81〜S85の処理は、例えば、上述の図14のステップS53によりセッションが確立されてから実行されるものとすればよい。また、図18に示す会議参加時の会議画面表示処理における通信端末10adにおけるステップS86〜S90の処理は、例えば、上述の図14のステップS54によりセッションが確立されてから実行されるものとすればよい。
<ステップS81、S82>
通信端末10acにおいて会議参加処理(例えば図14のステップS53でのセッションの確立までの処理)が行われると、通信端末10acの通信部11は、通信端末10acの参加者に割り振られている役割を要求するための役割情報要求を、当該参加者のユーザID「B_10ac」と共に、管理システム50へ送信する。これにより、管理システム50の通信部51は、役割情報要求およびユーザIDを受信する。
<ステップS83>
管理システム50の記憶・読出部57は、通信部51により受信されたユーザID「B_10ac」を検索キーとして、ユーザ管理テーブル(図7参照)を検索し、当該ユーザIDに関連付けられた役割(ここでは「司会」)を取得する。
<ステップS84>
そして、管理システム50の通信部51は、記憶・読出部57により取得された役割の情報を、通信端末10acに送信する。これにより、通信端末10acの通信部11は、役割の情報を受信する。
<ステップS85>
そして、通信端末10acの表示制御部14は、通信部11により受信された役割が「司会」すなわち登壇者であることを確認すると、ディスプレイ120(またはディスプレイ317)に、図19に示すような登壇者用の会議画面である登壇者会議画面1300Sを表示させる。
図19に示す登壇者会議画面1300Sは、登壇者映像1300S−1と、自映像1300S−2と、映像切替スイッチ1300S−3と、音声切替スイッチ1300S−4と、リスト表示ボタン1300S−5と、退室ボタン1300S−6と、を含む。
登壇者映像1300S−1は、パネルディスカッションで議論を行う自分以外の登壇者の映像の表示領域である。図19に示す登壇者会議画面1300Sの例では、登壇者映像1300S−1として、役割が発表者に割り振られているユーザID「A_10aa」の参加者(名前:駒井)、役割が発表者に割り振られているユーザID「D_10ae」の参加者(名前:進藤)、および役割が発表者に割り振られているユーザID「E_10ba」の参加者(名前:福森)の映像が表示されている。登壇者映像1300S−1には、上述した図14に示すステップS55〜S58で送受信される映像データに基づいて登壇者の映像が表示される。
自映像1300S−2は、登壇者として割り振られている自分の映像の表示領域である。図19に示す登壇者会議画面1300Sの例では、自映像1300S−2として、役割が司会に割り振られているユーザID「B_10ac」の自分(名前:宮沢)の映像が表示されている。
映像切替スイッチ1300S−3は、撮像部13により撮影されている自映像を他の通信端末10へ送信するか否かを切り替えるスイッチである。音声切替スイッチ1300S−4は、音声入力部15により入力されている自分の音声を他の通信端末10へ送信するか否か(ミュートするか否か)を切り替えるスイッチである。
リスト表示ボタン1300S−5は、聴講者として参加している参加者のうち、後述する図22に示す処理により、登壇者としての参加の招待をすることができる招待可能聴講者リストを表示させるためのボタンである。招待可能聴講者リストの表示動作については、後述する図22において詳述する。
退室ボタン1300S−6は、現在開催している会議から退室するためのボタンである。
<ステップS86、S87>
一方、通信端末10adにおいて会議参加処理(例えば図14のステップS54でのセッションの確立までの処理)が行われると、通信端末10adの通信部11は、通信端末10adの参加者に割り振られている役割を要求するための役割情報要求を、当該参加者のユーザID「C_10ad」と共に、管理システム50へ送信する。これにより、管理システム50の通信部51は、役割情報要求およびユーザIDを受信する。
<ステップS88>
管理システム50の記憶・読出部57は、通信部51により受信されたユーザID「C_10ad」を検索キーとして、ユーザ管理テーブル(図7参照)を検索し、当該ユーザIDに関連付けられた役割(ここでは「聴講者」)を取得する。
<ステップS89>
そして、管理システム50の通信部51は、記憶・読出部57により取得された役割の情報を、通信端末10adに送信する。これにより、通信端末10adの通信部11は、役割の情報を受信する。
<ステップS90>
そして、通信端末10adの表示制御部14は、通信部11により受信された役割が「聴講者」であることを確認すると、ディスプレイ120(またはディスプレイ317)に、図20に示すような聴講者用の会議画面である聴講者会議画面1300Aを表示させる。
図20に示す聴講者会議画面1300Aは、登壇者映像1300A−1と、退室ボタン1300A−6と、を含む。
登壇者映像1300A−1は、パネルディスカッションで議論を行う登壇者の映像の表示領域である。図20に示す聴講者会議画面1300Aの例では、登壇者映像1300A−1として、役割が発表者に割り振られているユーザID「A_10aa」の参加者(名前:駒井)、役割が発表者に割り振られているユーザID「D_10ae」の参加者(名前:進藤)、役割が発表者に割り振られているユーザID「E_10ba」の参加者(名前:福森)、および役割が司会に割り振られているユーザID「B_10ac」の参加者(名前:宮沢)の映像が表示されている。登壇者映像1300A−1には、上述した図14に示すステップS55〜S58で送受信される映像データに基づいて登壇者の映像が表示される。
退室ボタン1300A−6は、現在開催している会議から退室するためのボタンである。
以上の動作によって、登壇者(発表者、司会者)は、他の登壇者および自分の映像を確認しながら、他の登壇者の発話音声を聞き、自分の発話音声を自分以外の参加者(他の登壇者および聴講者)に対して送り届けることができる。また、聴講者は、登壇者の映像を確認しながら、当該登壇者が議論している音声を聴講することができる。
(プレゼンス更新処理)
図21は、実施形態に係る通信システムのプレゼンス更新処理の一例を示すシーケンス図である。図21を参照しながら、ビデオ会議であるパネルディスカッションに参加している参加者の通信端末10が、所定のタイミングで当該参加者のプレゼンスを更新するためのプレゼンス更新処理の流れを説明する。
<ステップS101、S102>
通信端末10のユーザは、上述の図12のステップS21〜S25の手順により、ログイン(ユーザ認証)を行う。すると、通信端末10の状態管理部20は、プレゼンスが「オンライン」である旨、および通信端末10のユーザのユーザIDを含むプレゼンス情報を、通信部11を介して管理システム50へ送信する。そして、管理システム50の通信部51は、プレゼンス情報を受信する。
<ステップS103>
すると、管理システム50の参加者情報管理部59は、ユーザ管理テーブル(図7参照)において、通信部51により受信されたプレゼンス情報に含まれるユーザIDに対応するプレゼンスを「オンライン」に更新する。
<ステップS104、S105>
通信端末10は、上述の図14のステップS41〜S54の処理、または、既に開催している会議への参加処理を行う。そして、通信端末10の通信部11は、当該通信端末10のユーザ(参加者)の役割を取得するための役割取得要求を、ユーザのユーザIDと共に、通信ネットワーク2を介して管理システム50へ送信する。管理システム50の記憶・読出部57は、通信部51により役割取得要求およびユーザIDが受信されると、ユーザ管理テーブルから当該ユーザIDに対応する役割を読み出す。そして、通信部51は、記憶・読出部57により読み出された役割を、通信ネットワーク2を介して通信端末10へ送信する。これによって、通信端末10の通信部11は、当該ユーザの役割を受信する。この処理は、上述の図18に示した処理と同様である。以下、受信された役割が「聴講者」であるものとして説明する。
<ステップS106、S107>
さらに、通信端末10は、マイク、スピーカおよびカメラ等(例えば、マイク114、スピーカ115およびカメラ112、または、マイク314、スピーカ315およびCMOS312)のデバイスの有無を確認し、当該確認結果を含むデバイス情報を取得する。すると、通信端末10の状態管理部20は、ステップS104で会議に参加したことを示す「聴講中」のプレゼンス、上記のデバイス情報、および通信端末10のユーザのユーザIDを含むプレゼンス情報を、通信部11を介して管理システム50へ送信する。そして、管理システム50の通信部51は、プレゼンス情報を受信する。ここでは、デバイス情報は、例えば「カメラ無し」を示す情報であるものとして説明する。
<ステップS108>
すると、管理システム50の参加者情報管理部59は、ユーザ管理テーブルにおいて、通信部51により受信されたプレゼンス情報に含まれるユーザIDに対応するプレゼンスとして、「オンライン」から「聴講中(カメラ無し)」に更新する。
なお、上述のステップS106でデバイス情報を取得する処理は、必須な処理ではなく、スキップするものとしてもよい。
<ステップS109、S110>
その後、通信端末10では、デバイスとしてカメラ(カメラ112またはCMOS312)が取り付けられたものとする。すると、通信端末10の状態管理部20は、デバイスが変更された旨(カメラが取り付けられた旨)、および通信端末10のユーザのユーザIDを含むプレゼンス情報を、通信部11を介して管理システム50へ送信する。そして、管理システム50の通信部51は、プレゼンス情報を受信する。
<ステップS111>
すると、管理システム50の参加者情報管理部59は、ユーザ管理テーブルにおいて、通信部51により受信されたプレゼンス情報に含まれるユーザIDに対応するプレゼンスとして、「聴講中(カメラ無し)」から「聴講中」に更新する。
<ステップS112、S113>
その後、通信端末10のユーザは、当該通信端末10のディスプレイ120(またはディスプレイ317)に表示されている聴講者会議画面1300A(図20参照)の退室ボタン1300A−6を押下操作することにより、会議から退室する。すると、通信端末10の状態管理部20は、会議から退室した旨、および通信端末10のユーザのユーザIDを含むプレゼンス情報を、通信部11を介して管理システム50へ送信する。そして、管理システム50の通信部51は、プレゼンス情報を受信する。
<ステップS114>
すると、管理システム50の参加者情報管理部59は、ユーザ管理テーブルにおいて、通信部51により受信されたプレゼンス情報に含まれるユーザIDに対応するプレゼンスとして、「聴講中」から「オンライン」に更新する。
<ステップS115、S116>
その後、通信端末10のユーザは、当該通信端末10に対するログアウト操作によりログアウトする。すると、通信端末10の状態管理部20は、ログアウトした旨、および通信端末10のユーザのユーザIDを含むプレゼンス情報を、通信部11を介して管理システム50へ送信する。そして、管理システム50の通信部51は、プレゼンス情報を受信する。
<ステップS117>
すると、管理システム50の参加者情報管理部59は、ユーザ管理テーブルにおいて、通信部51により受信されたプレゼンス情報に含まれるユーザIDに対応するプレゼンスとして、「オンライン」から「オフライン」に更新する。
以上のステップS101〜S117では、通信端末10のユーザのプレゼンスの更新のタイミングについて説明したが、プレゼンスが更新するタイミングおよび更新内容は、上述の内容に限定されるものではない。
(会議への招待処理)
図22は、実施形態に係る通信システムの会議への招待処理の一例を示すシーケンス図である。図23は、招待可能聴講者リストが表示された聴講者会議画面の一例を示す図である。図24は、別の招待可能聴講者リストが表示された聴講者会議画面の一例を示す図である。図25は、招待可能聴講者リストの特定の聴講者を選択した状態の登壇者会議画面の一例を示す図である。図26は、招待確認ダイアログボックスの一例を示す図である。図27は、招待受信ダイアログボックスの一例を示す図である。図28は、聴講者が登壇した後の登壇者会議画面の一例を示す図である。図29は、聴講者が登壇した後の聴講者側の会議画面の一例を示す図である。図22〜図29を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1のビデオ会議としてのパネルディスカッションへの招待処理について説明する。なお、図22では、通信端末10acを利用する参加者の役割が「司会」(登壇者)であるものとし、通信端末10adを利用する参加者の役割が「聴講者」であるものとして説明する。
<ステップS121、S122>
まず、通信端末10acの参加者(登壇者、司会)が、図2に示す入力装置108(または図3に示すタッチパネル318)を操作し、ディスプレイ120(ディスプレイ317)に表示された登壇者会議画面1300Sのリスト表示ボタン1300S−5を押下する。すると、通信端末10acの通信部11は、聴講者として参加している参加者のうち、登壇者としての参加の招待をすることができる招待可能聴講者リストを要求するための聴講者リスト要求を、当該参加者のユーザID「B_10ac」と共に、管理システム50へ送信する。さらに、聴講者リスト要求には、どのような条件で聴講者を検索するのかを規定する検索条件の情報を含むものとする。例えば、ここでは、聴講者リスト要求には、当該参加者B_10acの知り合いの可能性がある聴講者を検索するめの検索条件である第1条件(所定の検索条件の一例)の情報を含むものとする。そして、管理システム50の通信部51は、聴講者リスト要求およびユーザIDを受信する。
<ステップS123>
管理システム50の参加者情報管理部59は、ユーザ管理テーブル(図7参照)を参照し、通信部51により受信された聴講者リスト要求に含まれるユーザID「B_10ac」に対応するSNS ID「b」を抽出する。そして、参加者情報管理部59は、聴講者リスト要求に含まれる第1条件に従って、例えば、参加者B_10acをSNS上でフォローしているユーザのユーザIDを抽出する。例えば、図7に示すユーザ管理テーブルの例では、参加者B_10acのSNS ID「b」を、フォローしているIDに含むユーザのユーザIDとして、ユーザID「A_10aa」、「C_10ad」、「E_10ba」、「F_10bb」が抽出される。
<ステップS124>
次に、管理システム50の聴講者抽出部60は、ユーザ管理テーブル(図7参照)を参照し、参加者情報管理部59により抽出されたユーザIDのうち、役割が「聴講者」であるユーザIDを特定する。例えば、図7に示すユーザ管理テーブルの例では、参加者情報管理部59により抽出されたユーザIDのうち、役割が「聴講者」であるユーザID「C_10ad」および「F_10bb」が特定される。さらに、聴講者抽出部60は、特定した、役割が「聴講者」であるユーザIDのうち、プレゼンスが「聴講中」であるユーザIDを抽出する。すなわち、ビデオ会議であるパネルディスカッションに「聴講者」として実際に参加中のユーザのユーザIDを抽出する。ここでは、聴講者抽出部60は、役割が「聴講者」、かつプレゼンスが「聴講中」である参加者のユーザIDとして、ユーザID「C_10ad」、「F_10bb」および「H_10da」を抽出したものとして以下説明する。
<ステップS125>
管理システム50の聴講者抽出部60は、抽出したユーザIDに対応する情報として、例えば、SNSのアイコン情報、名前(表示名)、およびSNS IDを読み出す。そして、管理システム50の通信部51は、聴講者抽出部60により抽出されたユーザID、アイコン情報、名前(表示名)およびSNS IDの各組を、聴講者リスト情報と(参加者の情報の一例)して、通信端末10acへ送信する。これにより、通信端末10acの通信部11は、聴講者リスト情報を受信する。
<ステップS126>
通信端末10acの表示制御部14は、通信部11により受信された聴講者リスト情報の内容を含む、図23に示すような登壇者会議画面1300Sを、ディスプレイ120(またはディスプレイ317)に表示させる。
図23に示す登壇者会議画面1300Sは、上述の図19に示した登壇者会議画面1300Sが含む内容に加え、「知り合いかも」選択ボタン1300S−7aと、「有名かも」選択ボタン1300S−7bと、招待可能聴講者リスト1300S−8と、チェックボックス1300S−9と、招待ボタン1300S−10と、を含む。また、図23に示す登壇者会議画面1300Sでは、招待可能聴講者リスト1300S−8が表示されたことにより、図19に示したリスト表示ボタン1300S−5の代わりにリスト非表示ボタン1300S−5aが表示されている。
「知り合いかも」選択ボタン1300S−7aは、上述の参加者(ここでは参加者B_10ac)の知り合いの可能性がある聴講者を検索するめの検索条件である第1条件で聴講者を検索してリスト表示するためのボタンである。ステップS126で表示された図23に示す登壇者会議画面1300Sは、第1条件で検索された聴講者のリストが表示されているので、「知り合いかも」選択ボタン1300S−7aが選択状態(押下状態)となっている。
「有名かも」選択ボタン1300S−7bは、有名と判断できる聴講者を検索するための検索条件である第2条件(所定の検索条件の一例)で聴講者を検索してリスト表示するためのボタンである。
招待可能聴講者リスト1300S−8は、通信部11により受信された聴講者リスト情報に含まれる聴講者の情報をリスト表示する領域である。具体的には、図23に示す例では、聴講者抽出部60により抽出されたユーザID、SNSのアイコン、名前(表示名)、およびSNS IDがリスト表示されている。このように、参加者B_10acの知り合いの可能性がある聴講者を検索するめの検索条件である第1条件で検索された聴講者を表示することができるので、パネルディスカッションに参加している聴講者のうち、参加者B_10acの知り合いをすぐに確認することができ、必要に応じて知り合いである聴講者を登壇者に招待することができる。
チェックボックス1300S−9は、招待可能聴講者リスト1300S−8に表示された聴講者のうち、パネルディスカッションの議論に登壇者としての参加を招待する聴講者を選択するためのチェックボックスである。また、チェックボックス1300S−9は、複数の聴講者を選択できる。
リスト非表示ボタン1300S−5aは、招待可能聴講者リスト1300S−8を非表示にして、上述の図19に示す登壇者会議画面1300Sの状態にするボタンである。
ここで、図23に示す登壇者会議画面1300Sの状態から、「有名かも」選択ボタン1300S−7bを押下した場合の動作を説明する。通信端末10acの参加者(登壇者、司会)が、図2に示す入力装置108(または図3に示すタッチパネル318)を操作し、「有名かも」選択ボタン1300S−7bを押下すると、通信端末10acの通信部11は、招待可能聴講者リストを要求するための聴講者リスト要求を、当該参加者のユーザID「B_10ac」と共に、管理システム50へ送信する。この場合の聴講者リスト要求には、有名と判断できる聴講者を検索するための検索条件である第2条件の情報が含まれる。そして、上述のステップS122〜S125と同様の処理により、第2条件で聴講者を検索する処理が実行される。具体的には、管理システム50の参加者情報管理部59は、第2条件に従って、ユーザ管理テーブル(図7参照)を参照し、例えば、投稿数が所定数(例えば1000)以上、もしくはフォロワー数が所定数(例えば5000)以上、または投稿数が所定数(例えば1000)以上かつフォロワー数が所定数(例えば5000)以上であるユーザのユーザIDを抽出する。そして、管理システム50の聴講者抽出部60は、参加者情報管理部59により抽出されたユーザIDのうち、役割が「聴講者」であり、かつプレゼンスが「聴講中」であるユーザIDを抽出する。
そして、第2条件で検索された聴講者の情報を含む聴講者リスト情報の内容を表示した画面が、図24に示す登壇者会議画面1300Sである。図24に示す登壇者会議画面1300Sの例では、第2条件で検索された聴講者のリストが招待可能聴講者リスト1300S−8に表示されているため、「有名かも」選択ボタン1300S−7bが選択状態(押下状態)となっている。また、図24に示す登壇者会議画面1300Sの例では、第2条件で検索された聴講者のユーザIDとして、ユーザID「C_10ad」、「J_10ca」および「K_10fa」が抽出された場合を示す。すなわち、「知り合いかも」選択ボタン1300S−7aおよび「有名かも」選択ボタン1300S−7bによって、第1条件で検索された聴講者のリストを表示するか、第2条件で検索された聴講者のリストを表示するかを切り替えることができる。
また、招待可能聴講者リスト1300S−8に表示する聴講者のリストは、投稿数またはフォロワー数の順になるようにソートして表示するものとしてもよい。すなわち、聴講者について有名の程度の順番にソートして表示するものとしてもよい。このように、有名と判断できる聴講者を検索するための検索条件である第2条件で検索された聴講者を表示することができるので、パネルディスカッションに参加している聴講者のうち、影響力または発信力のある聴講者を登壇者として招待することができ、有意義なパネルディスカッションを実現できる。
なお、上述のステップS122では、聴講者リスト要求に第1条件の情報が含まれるものとしたが、これに限定されるものではなく、聴講者リスト要求に第2条件の情報が含まれるものとしてもよい。
<ステップS127>
そして、通信端末10acの参加者は、図23に示す登壇者会議画面1300Sの招待可能聴講者リスト1300S−8に表示されている聴講者のうち、図25に示すように、参加者C_10adのチェックボックス1300S−9を選択状態にしたものとする。そして、通信端末10acの参加者は、聴講者である参加者C_10adを議論に招待するために、入力装置108(またはタッチパネル318)を介して、招待ボタン1300S−10を押下操作する。
<ステップS128>
すると、通信端末10acの表示制御部14は、ディスプレイ120(またはディスプレイ317)に、図26に示すような、参加者C_10adに対して招待を行うか否かを確認するための招待確認ダイアログボックス1310Sを表示させる。招待確認ダイアログボックス1310Sは、招待を行うための「はい」ボタン1310S−1と、招待の実行をキャンセルするためのキャンセルボタン1310S−2と、を含む。以下では、参加者B_10acにより「はい」ボタン1310S−1が押下されたものとして説明する。
<ステップS129>
すると、通信端末10acの通信部11は、議論に招待するための招待通知を、自身(参加者B_10ac)のユーザID「B_10ac」、および招待先である参加者C_10adのユーザID「C_10ad」と共に、通信ネットワーク2を介して管理システム50へ送信する。そして、管理システム50の通信部51は、招待通知、ユーザID「B_10ac」、および、招待先のユーザID「C_10ad」を受信する。
<ステップS130、S131>
管理システム50の記憶・読出部57は、ユーザ管理テーブル(図7参照)を参照し、通信部51により受信された招待元のユーザID「B_10ac」に対応する表示名を取得する。そして、管理システム50の通信部51は、議論に招待するための招待通知、ならびに、記憶・読出部57により取得された参加者B_10acの表示名およびユーザID「B_10ac」を含む招待元情報を、通信ネットワーク2を介して通信端末10adへ送信する。そして、通信端末10adの通信部11は、招待通知および招待元情報を受信する。
<ステップS132>
すると、通信端末10adの表示制御部14は、ディスプレイ120(またはディスプレイ317)に、図27に示すような招待通知を受信したことを示す招待受信ダイアログボックス1310Aを表示させる。図27に示す招待受信ダイアログボックス1310Aは、招待通知を受信した旨を示し、参加者C_10adが聴講者として参加しているパネルディスカッションの議論に、登壇者(発表者)としての参加を承諾するか否かを操作するためのユーザインターフェースである。招待受信ダイアログボックス1310Aでは、図27に示すように、誰からの招待であるかを明示するために、例えば招待元情報に含まれる表示名「宮沢」が表示される。参加者C_10ad(聴講者)は、招待確認ダイアログボックス1310Aを確認することにより、参加者B_10ac(招待元)から議論への招待通知を受信したことを確認することができる。招待確認ダイアログボックス1310Aは、招待を承諾するための「はい」ボタン1310A−1と、招待を拒否するための「いいえ」ボタン1310A−2と、を含む。以下では、参加者C_10adにより「はい」ボタン1310A−1が押下されたものとして説明する。
<ステップS133>
すると、通信端末10adの通信部11は、招待を承諾する旨を示す招待承諾通知、招待先のユーザID「C_10ad」、および、役割を「発表者」に更新し、プレゼンスを「登壇中」に更新するためのプレゼンス情報を、通信ネットワーク2を介して管理システム50へ送信する。そして、管理システム50の通信部51は、招待承認通知、ユーザID「C_10ad」およびプレゼンス情報を受信する。
<ステップS134>
すると、管理システム50の記憶・読出部57は、ユーザ管理テーブル(図7参照)において、通信部51により受信されたユーザID「C_10ad」に対応する役割を「聴講者」から「発表者(制限付き)」に更新し、プレゼンスを「聴講中」から「登壇中」に更新する。ここで、更新する役割を「発表者」ではなく「発表者(制限付き)」としているのは、後述するステップS137で表示される登壇者会議画面の表示内容に、一部制限があるためである。
<ステップS135>
そして、管理システム50の通信部51は、登壇者(発表者)となった参加者の役割「発表者(制限付き)」の情報を含む登壇者情報更新指令を、通信端末10adへ送信する。そして、通信端末10adの通信部11は、登壇者情報更新指令を受信する。
<ステップS136>
また、管理システム50の通信部51は、招待を承諾した旨の情報、および招待先の参加者のユーザID「C_10ad」を含む登壇者情報更新指令を、通信端末10acへ送信する。そして、通信端末10acの通信部11は、登壇者情報更新指令を受信する。
<ステップS137>
通信端末10adの表示制御部14は、通信部11により受信された登壇者情報更新指令に従って、ディスプレイ120(またはディスプレイ317)に表示させていた聴講者会議画面1300Aから、図29に示すような登壇者会議画面1500Sの表示に切り替える。
図29に示す登壇者会議画面1500Sは、聴講者として参加したパネルディスカッションにおいて登壇への招待に承諾した場合に表示される登壇者用の会議画面である。登壇者会議画面1500Sは、図29に示すように、登壇者映像1500S−1と、自映像1500S−2と、映像切替スイッチ1500S−3と、音声切替スイッチ1500S−4と、退室ボタン1500S−6と、を含む。
登壇者映像1500S−1は、パネルディスカッションで議論を行う登壇者の映像の表示領域である。図29に示す登壇者会議画面1500Sの例では、登壇者映像1500S−1として、役割が発表者に割り振られているユーザID「A_10aa」の参加者(名前:駒井)、役割が発表者に割り振られているユーザID「D_10ae」の参加者(名前:進藤)、役割が発表者に割り振られているユーザID「E_10ba」の参加者(名前:福森)、および役割が司会に割り振られているユーザID「B_10ac」の参加者(名前:宮沢)の映像が表示されている。
自映像1500S−2は、登壇者情報更新指令に含まれる参加者C_10adの更新された役割「発表者(制限付き)」に従って、自分の映像を表示する領域である。
映像切替スイッチ1500S−3は、撮像部13により撮影されている自映像を他の通信端末10へ送信するか否かを切り替えるスイッチである。音声切替スイッチ1500S−4は、音声入力部15により入力されている自分の音声を他の通信端末10へ送信するか否か(ミュートするか否か)を切り替えるスイッチである。
退室ボタン1500S−6は、現在開催している会議から退室するためのボタンである。
また、図29に示す登壇者会議画面1500Sでは、登壇者情報更新指令に含まれる参加者C_10adの更新された役割「発表者(制限付き)」に従って、上述の図19に示した登壇者会議画面1300Sに含まれるリスト表示ボタン1300S−5に相当するボタンが含まれない。これによって、聴講者から発表者(登壇者)になった参加者は、招待可能聴講者リスト1300S−8に相当するリストを表示させ、聴講者に新たに登壇者として招待することができないようになっている。これによって、聴講者に対して登壇者として招待する権限を、パネルディスカッションの開催時から登壇者として参加している参加者のみに与えるものとし、招待の連鎖により登壇者が過度に増大することを抑制することができる。なお、パネルディスカッションの参加規模が小さい場合等、議論の混乱の虞がない場合には、新たに登壇者となった参加者にも招待する権限を与えるものとしてもよい。
<ステップS138>
通信端末10acの表示制御部14は、通信部11により受信された登壇者情報更新指令に従って、ディスプレイ120(またはディスプレイ317)に、図28に示すような登壇者会議画面1300Sを表示させる。図28に示す登壇者会議画面1300Sでは、参加者C_10adが新たに登壇者となったので、登壇者映像1300S−1aとして、参加者C_10ad(名前:鈴木)の映像が追加されている。
<ステップS139、S140>
通信端末10adを利用する参加者C_10adは、登壇者(発表者)となったので、通信端末10adの音声入力部15は、参加者C_10adの音声の入力を開始し、撮像部13は、参加者C_10adの映像の撮影を開始し、通信部11は、当該音声の音声データおよび映像データを、通信ネットワーク2を介して管理システム50への送信を開始する。これによって、当該音声データおよび映像データは、通信端末10ad以外のビデオ会議に参加している通信端末10へ配信される。これによって、参加者C_10adは、聴講者から登壇者(発表者)の立場でパネルディスカッションに参加することが可能となる。
なお、登壇者会議画面1300Sの招待可能聴講者リスト1300S−8に表示させる聴講者を検索する条件として、第1条件および第2条件について説明したが、これらの条件に限定されるものではない。例えば、特定のハッシュタグから推定した特定の話題に関心のある聴講者を検索して招待可能聴講者リスト1300S−8に表示させるものとしてもよい。
以上のように、本実施形態に係る通信システム1では、ビデオ会議に登壇者として参加したユーザのSNSのアカウントのIDを利用して、SNSのサーバから当該ユーザに関する情報を取得して登録し、登録した情報に対して所定の条件で検索した参加者のリストを会議画面に表示させ、当該リストから選択された参加者を、ビデオ会議の登壇者として招待することを可能としている。これによって、ビデオ会議に登壇させるための聴講者のリストを事前に登録することなく、聴講者の数が多い場合でも特定の聴講者を容易に選択して登壇させることができる。
また、本実施形態に係る通信システム1では、SNSのサーバからユーザに関する情報として登録された当該情報を用いて、登壇者として参加している参加者の知り合いの可能性がある聴講者を検索するめの検索条件である第1条件で検索された聴講者を表示することができる。これによって、パネルディスカッションに参加している聴講者のうち、当該参加者の知り合いをすぐに確認することができ、必要に応じて知り合いである聴講者を登壇者に招待することができる。
また、本実施形態に係る通信システム1では、SNSのサーバからユーザに関する情報として登録された当該情報を用いて、有名と判断できる聴講者を検索するための検索条件である第2条件で検索された聴講者を表示することができる。これによって、パネルディスカッションに参加している聴講者のうち、影響力または発信力のある聴講者を登壇者として招待することができ、有意義なパネルディスカッションを実現できる。
(通信端末のソフトウェア構成の別形態)
図30は、実施形態に係る通信端末のWebアプリを利用する場合のソフトウェア構成の一例を示す図である。図30を参照しながら、通信端末10のソフトウェア構成の別形態について説明する。
上述の図5では、通信端末10で通信アプリAが実行される動作を説明したが、同様の処理をWebアプリによっても実現できる。Webアプリは、ブラウザ上で動作する、例えばJavaScript(登録商標)によるプログラムと、Webサーバ側のプログラムとが協調することによって動作し、ユーザはそれをブラウザ上で使用する。すなわち、図30に示すように、通信端末10は管理システム50から、プログラムWA(HTML(HyperText Markup Language)+JavaScript+CSS(Cascading Style Sheets)等)をダウンロードして、ブラウザ1040上で実行する。当該ブラウザ1040は、OS1020の制御に従って動作する。
通信端末10は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)またはHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)等のプロトコルを用いて管理システム50とデータを送受信することによって、管理システム50が提供しているサービスを利用できる。このような利用形態では、予め通信端末10に通信アプリAをダウンロードしておく必要がない。
なお、上述の実施形態の各機能は、一または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサ、上述した各機能を実行するよう設計されたASIC、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA、SoC(System on a Chip)、GPU(Graphics Processing Unit)、および従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、上述の実施形態において、通信端末10および管理システム50の各機能部の少なくともいずれかがプログラムの実行によって実現される場合、そのプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。また、上述の実施形態に係る通信端末10および管理システム50で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(Compact Disk−Recordable)、DVDまたはSDカード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係る通信端末10および管理システム50で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係る通信端末10および管理システム50で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係る通信端末10および管理システム50で実行されるプログラムは、上述した各機能部のうち少なくともいずれかを含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上述の記憶装置からプログラムを読み出して実行することにより、上述の各機能部が主記憶装置上にロードされて生成されるようになっている。
1 通信システム
2 通信ネットワーク
2a〜2d LAN
2ab、2cd 専用線
2e、2f 基地局
2i インターネット
10、10aa、10ab、10ac、10ad、10ba、10bb、10ca、10cb、10da、10db、10ea、10eb 通信端末
11 通信部
12 操作入力受付部
13 撮像部
14 表示制御部
15 音声入力部
16 音声出力部
17 記憶・読出部
18 記憶部
19 認証要求部
20 状態管理部
50 管理システム
51 通信部
52 認証部
53 状態管理部
54 抽出部
55 状態取得部
56 セッション制御部
57 記憶・読出部
58 記憶部
59 参加者情報管理部
60 聴講者抽出部
70、70a〜70d、70ab、70cd ルータ
80 外部サーバ
90 プログラム提供システム
101 CPU
102 ROM
103 RAM
105 補助記憶装置
106 メディア
107 メディアドライブ
108 入力装置
110 バスライン
111 ネットワークI/F
112 カメラ
112c ケーブル
113 撮像素子I/F
114 マイク
114c ケーブル
115 スピーカ
115c ケーブル
116 音声入出力I/F
119 ディスプレイI/F
120、120aa、120bb、120ca、120db ディスプレイ
120c ケーブル
201 CPU
202 ROM
203 RAM
205 補助記憶装置
206 記録メディア
207 メディアドライブ
208 ディスプレイ
209 ネットワークI/F
210 バスライン
211 キーボード
212 マウス
213 DVD
214 DVDドライブ
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 EEPROM
306 メディア
307 メディアI/F
308 GPS受信部
310 バスライン
311 遠距離通信回路
311a アンテナ
312 CMOS
313 撮像素子I/F
314 マイク
315 スピーカ
316 音入出力I/F
317 ディスプレイ
318 タッチパネル
1010 作業領域
1020 OS
1040 ブラウザ
1100 宛先リスト画面
1100−1 ユーザID表示領域
1100−2 端末ID表示領域
1100−3 端末名表示領域
1100−4a オフラインアイコン
1100−4b 通話可能アイコン
1100−4c 通話中アイコン
1200−1 開始要求ダイアログボックス
1200−2 「はい」ボタン
1200−3 「いいえ」ボタン
1300A 聴講者会議画面
1300A−1 登壇者映像
1300A−6 退室ボタン
1300S 登壇者会議画面
1300S−1 登壇者映像
1300S−1a 登壇者映像
1300S−2 自映像
1300S−3 映像切替スイッチ
1300S−4 音声切替スイッチ
1300S−5 リスト表示ボタン
1300S−5a リスト非表示ボタン
1300S−6 退室ボタン
1300S−7a 「知り合いかも」選択ボタン
1300S−7b 「有名かも」選択ボタン
1300S−8 招待可能聴講者リスト
1300S−9 チェックボックス
1300S−10 招待ボタン
1310A 招待受信ダイアログボックス
1310A−1 「はい」ボタン
1310A−2 「いいえ」ボタン
1310S 招待確認ダイアログボックス
1310S−1 「はい」ボタン
1310S−2 キャンセルボタン
1400 SNS ID登録画面
1400−1 SNS名入力領域
1400−2 SNS ID入力領域
1400−3 登録ボタン
1400−4 参加ボタン
1400−5 キャンセルボタン
1500S 登壇者会議画面
1500S−1 登壇者映像
1500S−2 自映像
1500S−3 映像切替スイッチ
1500S−4 音声切替スイッチ
1500S−6 退室ボタン
5001 ユーザ管理DB
5002 端末管理DB
5003 グループ管理DB
5004 セッション管理DB
A 通信アプリ
WA プログラム
特開2017−208716号公報

Claims (12)

  1. 他の通信端末と、ネットワークを介して音声信号を送受信することによりビデオ会議による通話が可能な通信端末であるコンピュータに、
    SNS(Social Networking Service)のサーバから取得された前記通信端末を利用するユーザに関するSNS情報から導出された参加者情報と、前記ユーザの識別情報とが関連付けられて登録された管理システムにおいて抽出された所定の検索条件を満たす前記参加者情報に対応する参加者の情報を受信する第1受信部と、
    前記第1受信部により受信された前記参加者の情報をリストにして、表示装置に表示させる表示制御部と、
    前記リストに含まれる前記参加者の情報のうち、前記ユーザにより選択された情報に対応する参加者を、前記ビデオ会議に登壇者として参加することを招待するための招待通知を該参加者が利用する他の通信端末へ送信する第1送信部と、
    して機能させるためのプログラム。
  2. 前記管理システムにおいて抽出される前記所定の検索条件を満たす前記参加者情報は、前記ビデオ会議に参加している聴講者の情報である請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記第1受信部は、SNSを識別する情報の操作入力を受け付ける受付部により受け付けられた前記識別する情報により識別されるSNSの前記サーバから前記SNS情報を取得した前記管理システムから、前記参加者の情報を受信する請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記第1受信部は、前記管理システムから、前記所定の検索条件として前記ユーザの知り合いの可能性がある参加者を検索するための第1条件を満たす前記参加者情報に対応する参加者の情報を受信する請求項1〜3のいずれか一項に記載のプログラム。
  5. 前記第1受信部は、前記管理システムから、前記所定の検索条件として有名と判断できる参加者を検索するための第2条件を満たす前記参加者情報に対応する参加者の情報を受信する請求項1〜3のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記表示制御部は、受付部に対する操作に従って、前記所定の検索条件として前記ユーザの知り合いの可能性がある参加者を検索するための第1条件を満たす前記参加者情報に対応する参加者の情報を前記リストに表示するか、該所定の検索条件として有名と判断できる参加者を検索するための第2条件を満たす前記参加者情報に対応する参加者の情報を前記リストに表示するかを切り替え可能とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプログラム。
  7. 前記表示制御部は、前記管理システムにおいて前記第2条件で抽出された前記参加者情報に対応する前記参加者の情報を、有名の程度の順番にソートして前記リストに表示する請求項5または6に記載のプログラム。
  8. 他の通信端末から送信された前記招待通知を受信する第2受信部としてさらに機能し、
    前記表示制御部は、前記第2受信部により受信された前記招待通知に対して前記ユーザが承諾した場合、前記リストを前記表示装置に表示させない請求項1〜7のいずれか一項に記載のプログラム。
  9. 他の通信端末から送信された前記招待通知を受信する第2受信部と、
    前記第2受信部により受信された前記招待通知に対して前記ユーザが承諾した場合、撮像部により撮影された該ユーザの映像、および音声入力部により入力された該ユーザの音声を配信するために前記管理システムへ送信を開始する第2送信部と、
    してさらに機能する請求項1〜7のいずれか一項に記載のプログラム。
  10. 他の通信端末と、ネットワークを介して音声信号を送受信することによりビデオ会議による通話が可能な通信端末の通信方法であって、
    SNS(Social Networking Service)のサーバから取得された前記通信端末を利用するユーザに関するSNS情報から導出された参加者情報と、前記ユーザの識別情報とが関連付けられて登録された管理システムにおいて抽出された所定の検索条件を満たす前記参加者情報に対応する参加者の情報を受信する受信ステップと、
    受信した前記参加者の情報をリストにして、表示装置に表示させる表示制御ステップと、
    前記リストに含まれる前記参加者の情報のうち、前記ユーザにより選択された情報に対応する参加者を、前記ビデオ会議に登壇者として参加することを招待するための招待通知を該参加者が利用する他の通信端末へ送信する送信ステップと、
    を有する通信方法。
  11. 他の通信端末と、ネットワークを介して音声信号を送受信することによりビデオ会議による通話が可能な通信端末であって、
    SNS(Social Networking Service)のサーバから取得された前記通信端末を利用するユーザに関するSNS情報から導出された参加者情報と、前記ユーザの識別情報とが関連付けられて登録された管理システムにおいて抽出された所定の検索条件を満たす前記参加者情報に対応する参加者の情報を受信する第1受信部と、
    前記第1受信部により受信された前記参加者の情報をリストにして、表示装置に表示させる表示制御部と、
    前記リストに含まれる前記参加者の情報のうち、前記ユーザにより選択された情報に対応する参加者を、前記ビデオ会議に登壇者として参加することを招待するための招待通知を該参加者が利用する他の通信端末へ送信する第1送信部と、
    を備えた通信端末。
  12. 他の通信端末とネットワークを介して音声信号を送受信することによりビデオ会議による通話が可能な通信端末と、前記ビデオ会議を管理する管理システムと、を有する通信システムであって、
    前記管理システムは、
    SNS(Social Networking Service)のサーバから前記通信端末を利用するユーザに関するSNS情報を取得する取得部と、
    前記ユーザの識別情報と、前記取得部により取得された前記SNS情報から導出された参加者情報とを関連付けて記憶部に登録する登録部と、
    前記記憶部から、所定の検索条件を満たす前記参加者情報に対応する参加者の前記識別情報を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された前記識別情報が示す参加者の情報を前記通信端末へ送信する第3送信部と、
    を備え、
    前記通信端末は、
    前記第3送信部により送信された前記参加者の情報をリストにして、表示装置に表示させる表示制御部と、
    前記リストに含まれる前記参加者の情報のうち、前記ユーザにより選択された情報に対応する参加者を、前記ビデオ会議に登壇者として参加することを招待するための招待通知を該参加者が利用する他の通信端末へ送信する第1送信部と、
    を備えた通信システム。
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