JP2021086907A - 航空機用の電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱体の熱による回路部の過熱を防止する。【解決手段】電子機器20は、底壁62と底壁62から立ち上がる側壁64とを有し側壁64における底壁62の反対側に航空機におけるアクチュエータのマニホールド16に取り付けられるケース部60と、側壁64における底壁62の反対側へ向けて底壁62から突出するボス部70と、ボス部70に固定されている回路部50とを備えている。【選択図】図2

Description

この発明は、航空機用の電子機器に関する。
特許文献1に開示された電子機器においては、発熱体である冷蔵庫の背面から複数のボス部が突出している。複数のボス部の先端面には、回路基板を含んで構成された回路部が固定されている。また、冷蔵庫の背面には、回路部を覆うようにして保護用のケース部が取り付けられている。
特開2005−300092号公報
特許文献1の技術のように、発熱体からボス部が突出している場合、発熱体の熱がボス部を介して直接的に回路部に伝わる。そのため、発熱体の温度が高い場合には、上記のような構成では回路部が過熱するおそれがある。
この発明は、こうした事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、発熱体の熱による回路部の過熱を防止することにある。
上記課題を解決するための航空機用の電子機器は、底壁と前記底壁から立ち上がる側壁とを有し前記側壁における前記底壁の反対側に発熱体が取り付けられるケース部と、前記側壁における前記底壁の反対側へ向けて前記底壁から突出するボス部と、前記ボス部に固定されている回路部とを備える。
上記構成によれば、発熱体の熱が、ケース部に伝わって当該ケース部の側壁及び底壁を経てボス部さらには回路部へと至る。熱がこのような経路を経る場合、熱がケース部を伝わっている間にケース部から放熱がなされる。したがって、回路部にまで伝わる熱を低減でき、回路部の過熱を防止できる。
上記航空機用の電子機器は、前記ケース部と前記発熱体との間に設けられるベース部を備えてもよい。
上記航空機用の電子機器において、前記ベース部は、前記ケース部よりも熱伝導率の低い材料で構成されていてもよい。
上記航空機用の電子機器において、前記ベース部には、スペーサ部が取り付けられており、前記ベース部は、前記スペーサ部を介して前記発熱体に取り付けられてもよい。
上記航空機用の電子機器において、前記スペーサ部は、前記ケース部よりも熱伝導率の低い材料で構成されていてもよい。
上記航空機用の電子機器において、前記回路部は、前記ボス部の先端面に固定されており、前記ボス部の前記底壁からの突出長さよりも前記発熱体と前記ボス部の先端面との間の距離のほうが長くてもよい。
上記航空機用の電子機器において、前記側壁の厚みは、前記底壁の厚みよりも短くなっていてもよい。
上記航空機用の電子機器において、前記ケース部は、前記ケース部の内外を連通する貫通孔を有していてもよい。
上記航空機用の電子機器において、前記ボス部は、前記底壁の縁から離れた位置に配置されており、前記ボス部と前記底壁の縁との離間距離は、前記ボス部の突出長さよりも長くてもよい。
上記課題を解決するための航空機用の電子機器は、底壁と前記底壁から立ち上がる側壁とを有し前記側壁における前記底壁の反対側に発熱体が取り付けられるケース部と、前記側壁における前記底壁の反対側へ向けて前記底壁から突出するボス部と、前記ボス部の先端面に固定されている回路部と、前記ケース部と前記発熱体との間に設けられるベース部とを備え、前記ベース部は、前記ケース部よりも熱伝導率の低い材料で構成され、前記ボス部の前記底壁からの突出長さよりも前記発熱体と前記ボス部の先端面との間の距離のほうが長い。
上記構成では、発熱体の熱が、熱伝導率の低いベース部からケース部に伝わって当該ケース部の側壁及び底壁を経てボス部さらには回路部へと至る。熱がこのような経路を経る場合、先ずベース部によって発熱体からケース部への熱伝達が抑制されるとともに、熱がケース部を伝わっている間にケース部から外部への放熱がなされる。したがって、回路部にまで伝わる熱を低減でき、回路部の過熱を防止できる。また、発熱体とケース部との間にベース部が介在することから、発熱体からの輻射熱がケース部の内部に直接に及ぶことを防止できる。また、ボス部の突出長さよりも発熱体とボス部との間の距離のほうが長いことから、回路部が発熱体から相応に離れた位置に配置される。そのため、回路部が受ける発熱体の輻射熱を低減できる。よって、発熱体の熱による回路部の過熱を防止できる。
本発明によれば、発熱体の熱による回路部の過熱を防止できる。
航空機用アクチュエータの斜視図。 図1の2−2矢視方向の断面図。
以下、航空機用アクチュエータに電子機器を適用した一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、航空機用アクチュエータ10は、筒状のシリンダ12を備えている。シリンダ12の内部は、作動油が給排される流体室となっている。流体室には、円柱状のロッド14がシリンダ12と同軸で配置されている。ロッド14は、作動油の油圧に応じてシリンダ12の軸線方向に往復動する。ロッド14の先端側の一部は、シリンダ12の一端から突出している。ロッド14の先端部は、航空機用アクチュエータ10によって動作させる動作対象物を取り付けるための取付部14Aとなっている。取付部14Aは、環状になっている。動作対象物は、航空機におけるフラップとなっている。なお、図示は省略するが、シリンダ12における他端部には、航空機用アクチュエータ10を取付対象物に取り付けるための取付部が設けられている。取付対象物は、航空機における主翼となっている。
シリンダ12の外面には、内部に油圧回路が区画されたマニホールド16が固定されている。油圧回路は、当該油圧回路の流路を切り替えるためのソレノイドバルブ等を含んでいる。油圧回路の作動油は、シリンダ12の内部に対して給排される。マニホールド16は、ソレノイドバルブへの通電や作動油の油温に応じて外部に向けて発熱する発熱体になっている。なお、マニホールド16は、ソレノイドバルブへの通電や作動油の油温に応じて高温になり、当該マニホールド16の外面の温度が100℃以上にも至ることがある。このような高温なマニホールド16の熱が電子機器20における回路部50にまで至ると、回路部50が過熱されるおそれがあるため、放熱することが求められている。
マニホールド16の外面には、電子機器20が取り付けられている。電子機器20におけるケース部60は、開口を有する筐体であり、詳細には四角形の有底箱形状になっている。具体的には、ケース部60の底壁62は、平面視で長方形の平板状になっている。図2に示すように、底壁62の縁62A、すなわち底壁62の端面からは、側壁64が立ち上がっている。側壁64が底壁62から遠ざかる方向が、側壁64の立ち上がり方向である。なお、図2では、底壁62の下方が側壁64の立ち上がり方向となっている。側壁64は、底壁62の縁62Aの全域に亘って設けられている。側壁64は、底壁62の縁に沿う方向の全域に亘って立ち上がりの長さが同じになっている。また、側壁64は、底壁62の縁に沿う方向の全域に亘って厚み64Kが同じになっている。側壁64の厚み64Kは、底壁62の厚み62Kよりも短くなっている。側壁64における立ち上がり方向の先端の全域は、四角形の開口68の縁を構成している。すなわち、側壁64における底壁62の反対側にケース部60の開口68が設けられている。また、側壁64における立ち上がり方向の先端からは、フランジ66が外側へ張り出している。フランジ66は、側壁64の全域に亘って設けられている。つまり、ケース部60の開口68側からの平面視で、フランジ66は四角形枠状になっている。なお、ケース部60の材料は、アルミニウム合金である。
ケース部60の壁部には、複数の貫通孔60Hが当該壁部の厚み方向に貫通している。具体的には、ケース部60の壁部のうちの側壁64は、ケース部60の内外を連通する複数の貫通孔60Hを有している。図1に示すように、複数の貫通孔60Hは、底壁62の縁に沿う方向に間隔をおいて並んでいる。複数の貫通孔60Hは、底壁62の縁62Aのうちの長辺から立ち上がる側壁64に2つ、短辺から立ち上がる側壁64に1つ設けられている。ケース部60の底壁62も、ケース部60の内外を連通する複数の貫通孔60Hを有している。複数の貫通孔60Hは、底壁62の縁62Aの近傍に位置している。複数の貫通孔60Hは、底壁62の縁62Aに沿う方向に間隔をおいて並んでいる。複数の貫通孔60Hは、底壁62の縁62Aのうちの長辺につき2つ、短辺につき1つ設けられている。
底壁62の外面からは、複数のフィン部90がケース部60の開口68とは反対側に向けて突出している。各フィン部90は、底壁62から立ち上がる円柱状になっている。
図2に示すように、底壁62の内面からは、複数のボス部70がケース部60の開口68側へ突出している。すなわち、ボス部70は、側壁64が底壁62から立ち上がる側であって側壁64における底壁62の反対側へ突出している。各ボス部70は、底壁62から垂直に立ち上がる柱状になっている。各ボス部70の突出長さ70Lは、全て同じになっている。各ボス部70の突出長さ70Lは、側壁64の立ち上がりの長さの半分よりも短くなっている。図示は省略するが、各ボス部70の先端面においては、底壁62側へ向けてボルト穴が設けられている。
各ボス部70は、底壁62の縁62Aから離れた位置に配置されているとともに、底壁62における、貫通孔60Hよりも中央寄りの部分に位置している。各ボス部70と、底壁62の縁62Aとの最短距離60Lは、各ボス部70の突出長さ70Lよりも長くなっている。
ケース部60の内部には、板状の回路基板を含んで構成された回路部50が配置されている。なお、図2では、回路部50において回路基板上の実装部品の図示を省略している。回路部50は、ケース部60の開口68側からの平面視でケース部60の底壁62よりも一回り小さい長方形状になっている。回路部50は、各ボス部70の先端面に保持されていて、ボス部70毎のボルト70Bで各ボス部70に固定されている。ボス部70毎のボルト70Bは、回路部50を貫通して各ボス部70のボルト穴に結合されている。
ケース部60の内部において、回路部50よりも開口68側には、断熱材で構成された断熱部80が配置されている。断熱部80は、直方体状になっている。ケース部60の開口68側からの平面視において、断熱部80の外形寸法は、底壁62の外形寸法と同じになっている。断熱部80は、側壁64の内面に例えば接着剤で固定されている。なお、断熱部80の材料はポリウレタンである。
ケース部60のフランジ66には、長方形板状のベース部40が取り付けられている。ベース部40の外形寸法は、フランジ66の外縁が構成する長方形の外形寸法と同じになっている。ベース部40は、ケース部60の開口68側からの平面視で当該ベース部40の4つの辺とフランジ66の4つの辺とが重複するように配置されている。そして、ベース部40とフランジ66とは、四角形枠状のフランジ66の1辺毎にボルトBで固定されている。フランジ66にベース部40が取り付けられている結果として、ケース部60の開口68はベース部40に面している。なお、ベース部40の材料は、ステンレスである。すなわち、ベース部40は、ケース部60よりも熱伝導率が低い材料で構成されている。
ベース部40におけるケース部60とは反対側の面には、4つのスペーサ部30が取り付けられている。各スペーサ部30は、ベース部40の四隅に位置している。各スペーサ部30は、円筒状になっている。各スペーサ部30の円筒の一方の端面は、ベース部40に当接している。各スペーサ部30は、例えば接着剤によってベース部40に固定されている。なお、各スペーサ部30の材料は、ステンレスである。すなわち、各スペーサ部30は、ケース部60よりも熱伝導率が低い材料で構成されている。
各スペーサ部30におけるベース部40とは反対側の端面は、マニホールド16の外面に当接している。そして、各スペーサ部30は、スペーサ部30毎のボルトCによってマニホールド16に固定されている。具体的には、ケース部60のフランジ66の四隅、ベース部40の四隅、及び各スペーサ部30に対してボルトCが挿通されている。各ボルトCは、マニホールド16に結合されている。このように、ベース部40及びケース部60は、スペーサ部30を介してマニホールド16に取り付けられている。上記のとおり、ケース部60の開口68がベース部40に面していることから、ケース部60は、ベース部40及び各スペーサ部30を介して開口68側からマニホールド16に取り付けられていることになる。換言すると、ケース部60は、側壁64における底壁62の反対側からマニホールド16に取り付けられている。ここで、各ボス部70の突出長さ70Lが、ケース部60の側壁64の立ち上がりの長さの半分よりも短いことから、各ボス部70の突出長さ70Lよりもマニホールド16の外面と各ボス部70の先端面との間の距離Zのほうが長くなっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
マニホールド16の外面の熱は、マニホールド16の外面に取り付けられている電子機器20に及ぶ。このとき、マニホールド16の熱は、つぎのような経路を経て電子機器20における回路部50に至る。すなわち、マニホールド16の熱は、各スペーサ部30及びベース部40を介して、ケース部60に伝わる。そして、ケース部60に伝わった熱は、当該ケース部60の側壁64へと伝わり底壁62へと至る。つまり、マニホールド16の熱は、相応に長い経路を経て回路部50へと至る。したがって、熱が各壁部を伝わっている間に、各壁部からは放熱がなされる。そして、底壁62に伝わった熱は、各ボス部70を経て回路部50に至るが、熱が回路部50に至ったときには、その熱量は相応に小さくなっている。よって、回路部50に伝わるマニホールド16の熱を低減できる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)マニホールド16は、ソレノイドバルブへの通電や作動油の油温に応じて高温になり、当該マニホールド16の外面の温度が100℃以上にも至ることがある。このような高温なマニホールド16の熱が電子機器20における回路部50にまで至ると、回路部50が過熱されて故障するおそれがある。
本実施形態によれば、マニホールド16の熱は、相応に長い経路を経て回路部50へと至る。そして、熱が各壁部を伝わっている間に、各壁部からは放熱がなされる。したがって、熱が回路部50に至ったときには、その熱量は相応に小さくなっている。よって、回路部50に伝わるマニホールド16の熱を低減できる。
(2)ケース部60の材料は、軽量化のためにアルミニウム合金を採用している。一方、各スペーサ部30は、ケース部60よりも熱伝導率が低い材料であるステンレスで構成されている。このため、各スペーサ部30からベース部40には熱が伝わり難く、ケース部60に至る熱も低減できる。また、マニホールド16とベース部40との間に各スペーサ部30を設けることにより、ベース部40はマニホールド16に直接接触していない。このため、マニホールド16の熱はベース部40さらにはケース部60に伝わり難い。
(3)ケース部60の材料は、アルミニウム合金を採用している。一方、ベース部40は、ケース部60よりも熱伝導率が低い材料であるステンレスで構成されている。このため、ベース部40からケース部60には熱が伝わり難く、ケース部60に至る熱を低減できる。
(4)ケース部60では底壁62の厚みよりも側壁64の厚みが短いことで熱が伝達され難くなっている。ここで、マニホールド16の熱は、ケース部60のうち、先ず側壁64に伝達される。このような、ケース部60の壁部の中でも始めに熱が伝達される部分において熱が伝達され難くなっていることで、ケース部60の他の箇所に熱が伝わることを抑制できる。
(5)ケース部60の底壁62の縁62Aから離間した位置に各ボス部70が配置されていて、底壁62の縁62Aと各ボス部70との最短距離60Lが相応に確保されている。そのため、この距離の分だけ底壁62の縁62Aから各ボス部70へと至る熱の経路が長くなり、回路部50に熱が至り難い。
(6)マニホールド16とケース部60との間にベース部40が介在していることから、マニホールド16の輻射熱がケース部60の内部に雰囲気を介して直接及ぶことを防止できる。その上、マニホールド16とベース部40との間には各スペーサ部30が介在していて、これら各スペーサ部30の長さだけベース部40はマニホールド16から離れた位置に配置されている。したがって、ベース部40がマニホールド16から離れている分だけ、ベース部40に至るマニホールド16からの輻射熱が減衰する。
(7)ケース部60における開口68寄りの部分に断熱部80を配置していることから、回路部50に至るマニホールド16の輻射熱を低減できる。
(8)ケース部60の底壁62からの各ボス部70の突出長さ70Lよりも、マニホールド16の外面と各ボス部70の先端面との距離Zのほうが長くなっている。したがって、各ボス部70の先端面に位置する回路部50はマニホールド16から相応に離れた位置に配置されている。そのため、回路部50が受けるマニホールド16の輻射熱を低減できる。
(9)底壁62に複数のフィン部90を設けている。このため、これらのフィン部90を通じて底壁62の熱を逃がすことができる。
(10)ケース部60の側壁64及び底壁62には複数の貫通孔60Hが設けられている。これらの貫通孔60Hを通じてケース部60の内部の熱を外部に逃がすことができる。そのため、ケース部60の内部の温度上昇を抑えることができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・ケース部60の形状は、上記実施形態の形状に限定されない。ケース部60は、底壁62と底壁62から立ち上がる側壁64とを有する筐体であればよい。すなわち、ケース部60は、四角形の箱形状に限定されるものではなく、例えば、円形の箱形状、換言すれば円筒の一端を塞いだ形状のものや、四角形以外の多角形の箱形状であってもよい。また、底壁62は平板状に限らず、湾曲していてもよい。側壁64が、開口68側に向かうほど外側に広がるように傾斜して立ち上がっていてもよい。
・ケース部60の材料は、上記実施形態の材料に限定されない。ケース部60の材料は、例えばステンレスでもよい。ケース部60の材料として、熱伝導率が相応に低いものを採用すれば、ケース部60の側壁64や底壁62を熱が伝わり難くなることから、回路部50に至るマニホールド16の熱を低減できる。
・ボス部70の位置は、上記実施形態の位置に限定されない。ボス部70は、ケース部60の底壁62から突出していればよい。ボス部70は、ケース部60における底壁62の縁62Aに位置していてもよい。この場合でも、マニホールド16の熱は側壁64を経てボス部70に至るため、側壁64を伝わっている間に放熱がなされ、回路部50に至る熱を低減できる。
・ボス部70の突出長さ70Lは、上記実施形態の長さに限定されない。回路部50がマニホールド16から受ける輻射熱の低減を考慮しないのであれば、ボス部70の突出長さ70Lが、マニホールド16の外面とボス部70の先端面との距離Zよりも長くてもよい。この場合、ボス部70の突出長さ70Lは、ケース部60の側壁64の立ち上がりの長さよりも短ければよい。こうした構成であれば、ボス部70に固定される回路部50がケース部60の外部に位置することもない。
・ボス部70は、複数でなくてもよく、1つでもよい。
・ケース部60における貫通孔60Hの数や位置は、上記実施形態の数や位置に限定されない。貫通孔60Hを、底壁62の中央寄りの部分に設けてもよい。
・貫通孔60Hを省略してもよい。この場合でも、ケース部60の外面からの放熱を通じて、回路部50に至る熱を低減できる。
・ケース部60における側壁64の厚み64Kは、上記実施形態の厚みに限定されない。側壁64の厚み64Kは、底壁62の厚み62Kと同じであってもよいし、底壁62の厚み62Kよりも長くてもよい。これらの場合でも、側壁64の外面からの放熱を通じて、回路部50に至る熱を低減できる。
・スペーサ部30の数や位置は、上記実施形態の数や位置に限定されない。スペーサ部30は、ベース部40における中央寄りの部分に位置していてもよい。
・スペーサ部30の形状は、上記実施形態の形状に限定されない。スペーサ部30は、例えば多角形筒状であってもよい。スペーサ部30は、ベース部40及びマニホールド16に取り付けることが可能な形状であればよい。
・スペーサ部30の材料は、上記実施形態の材料に限定されない。スペーサ部30の材料は、アルミニウム合金でもよい。スペーサ部30の材料は、ケース部60よりも熱伝導率が低いものでなくてもよい。スペーサ部30の材料に拘わらずスペーサ部30が存在していれば、ベース部40とマニホールド16の外面との間に相応の距離を確保できるため、ベース部40に至るマニホールド16の輻射熱を低減できるし、マニホールドの16の熱がスペーサ部30を伝わる間に当該スペーサ部30から放熱がなされることから、回路部50に至る熱を低減できる。複数のスペーサ部30で互いに材料が異なっていてもよい。
・スペーサ部30を省略してもよい。そして、ベース部40をマニホールド16の外面に直接取り付けてもよい。この場合、例えば、ケース部60のフランジ66とベース部40とにボルトを挿通するとともに当該ボルトをマニホールド16に結合すればよい。ベース部40をマニホールド16の外面に直接取り付けた場合でも、ケース部60とマニホールド16との間に設けられるベース部40を介して、ケース部60の開口68がマニホールド16に取り付けられることになる。こうした構成においても、マニホールド16の熱はベース部40、及びケース部60の側壁64や底壁62を経てボス部70に至るため、これらの壁部を伝わっている間に放熱がなされ、回路部50に至る熱を低減できる。
・ベース部40の材料は、上記実施形態の材料に限定されない。すなわち、マニホールド16からケース部60への熱伝達の抑制を考慮しないのであれば、ベース部40の材料は適宜変更可能である。ベース部40の材料は、アルミニウム合金でもよい。ベース部40の材料は、ケース部60の材料よりも熱伝導率が高いものでもよい。ベース部40の材料に拘わらずベース部40が存在していれば、マニホールド16の輻射熱がベース部40の内部に直接及ぶことを防止できるし、マニホールドの16の熱がベース部40を伝わる間に当該ベース部40から放熱がなされることから、回路部50に至る熱を低減できる。
・ベース部40の形状は、上記実施形態の形状に限定されない。ケース部60の開口68を塞ぐことができるのであれば、ベース部40の形状は問わない。ベース部40は、四角形以外の多角形板状でもよいし、例えば直方体状など板状以外の形状でもよい。
・マニホールド16の輻射熱がケース部60の内部に直接及ぶことを防止する必要が無いのであれば、ベース部40を省略してもよい。そして、ケース部60をマニホールド16の外面に直接取り付けてもよい。この場合、例えば、ケース部60のフランジ66にボルトを挿通するとともに当該ボルトをマニホールド16に結合すればよい。ケース部60をマニホールド16の外面に直接取り付ける場合、ケース部60の開口68がマニホールド16に直接取り付けられることになる。ベース部40を省略した構成でも、マニホールド16の熱がケース部60の側壁64や底壁62を経てボス部70に至るため、これらの壁部を伝わっている間に放熱がなされ、回路部50に至る熱を低減できる。
・フィン部90を省略してもよい。フィン部90を省略したとしても、底壁62の外面から放熱が行われる。フィン部90を省略した場合、例えば、底壁62の外面を波状に構成して表面積を大きくしてもよい。このように表面積を大きくすることで、底壁62からの放熱の効率が向上する。
・断熱部80の材料は、上記実施形態の材料に限定されない。
・断熱部80を省略してもよい。
・電子機器20を取り付ける対象は、マニホールド16に限定されない。電子機器20を取り付ける対象は、航空機用アクチュエータ10におけるマニホールド16以外の発熱体でもよいし、航空機用アクチュエータ10以外の発熱体でもよい。電子機器20を取り付ける対象は、航空機に搭載される発熱体であればよい。
・上記実施形態とは異なるタイプの航空機用アクチュエータに電子機器20を取り付けてもよい。例えば、航空機用アクチュエータとして、モータの回転運動を直線運動に変換してロッドに伝達するものがある。こうしたタイプのアクチュエータにおいて、モータを収容するハウジングは、モータへの通電等に伴って相応に発熱する。こうしたハウジングに電子機器20を取り付けてもよい。
・上記実施形態において、電子機器20が取り付けられている航空機用アクチュエータ10の取付対象物は、上記実施形態の例に限定されない。動作対象物は、エルロンやラダーやエレベータでもよい。動作対象物に合わせて、シリンダ12を取り付ける取付対象物を変更すればよい。
16…マニホールド、20…電子機器、30…スペーサ部、40…ベース部、50…回路部、60…ケース部、60H…貫通孔、62…底壁、62A…縁、64…側壁、68…開口、70…ボス部。

Claims (10)

  1. 底壁と前記底壁から立ち上がる側壁とを有し前記側壁における前記底壁の反対側に発熱体が取り付けられるケース部と、
    前記側壁における前記底壁の反対側へ向けて前記底壁から突出するボス部と、
    前記ボス部に固定されている回路部とを備える
    航空機用の電子機器。
  2. 前記ケース部と前記発熱体との間に設けられるベース部を備える
    請求項1に記載の航空機用の電子機器。
  3. 前記ベース部は、前記ケース部よりも熱伝導率の低い材料で構成されている
    請求項2に記載の航空機用の電子機器。
  4. 前記ベース部には、スペーサ部が取り付けられており、
    前記ベース部は、前記スペーサ部を介して前記発熱体に取り付けられる
    請求項2又は3に記載の航空機用の電子機器。
  5. 前記スペーサ部は、前記ケース部よりも熱伝導率の低い材料で構成されている
    請求項4に記載の航空機用の電子機器。
  6. 前記回路部は、前記ボス部の先端面に固定されており、
    前記ボス部の前記底壁からの突出長さよりも前記発熱体と前記ボス部の先端面との間の距離のほうが長い
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の航空機用の電子機器。
  7. 前記側壁の厚みは、前記底壁の厚みよりも短くなっている
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の航空機用の電子機器。
  8. 前記ケース部は、前記ケース部の内外を連通する貫通孔を有する
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の航空機用の電子機器。
  9. 前記ボス部は、前記底壁の縁から離れた位置に配置されており、
    前記ボス部と前記底壁の縁との離間距離は、前記ボス部の突出長さよりも長い
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の航空機用の電子機器。
  10. 底壁と前記底壁から立ち上がる側壁とを有し前記側壁における前記底壁の反対側に発熱体が取り付けられるケース部と、
    前記側壁における前記底壁の反対側へ向けて前記底壁から突出するボス部と、
    前記ボス部の先端面に固定されている回路部と、
    前記ケース部と前記発熱体との間に設けられるベース部とを備え、
    前記ベース部は、前記ケース部よりも熱伝導率の低い材料で構成され、
    前記ボス部の前記底壁からの突出長さよりも前記発熱体と前記ボス部の先端面との間の距離のほうが長い
    航空機用の電子機器。
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