JP2021086642A - メディア処理システムの制御方法、制御装置、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数枚のメディアの作成時間を短縮できるようにすること。【解決手段】メディア処理システムの制御方法は、制御装置が、メディアの作成枚数がN(Nは2以上の整数)枚であることを受け付け、N枚のメディアの作成指示、及び、取得した第1の撮影データファイルをメディア処理装置に送信し、N台のメディアドライブが、受信した作成指示に基づいて、受信した第1の撮影データファイルを、N枚のメディアに書き込み、制御装置が、第1の撮影データファイルの取得後に第2の撮影データファイルを取得し、取得した第2の撮影データファイルをメディア処理装置に送信し、N台のメディアドライブが、受信した第2の撮影データファイルを、N枚のメディアに書き込み、書き込み終了後、レーベルプリンターによってN枚のメディアのレーベル面を印刷する。【選択図】図5
Description
本発明は、メディア処理システムの制御方法、制御装置、及び、プログラムに関する。
従来、CD(Compact Disc)や、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)等のメディアに、データの書き込み及びレーベル面に印刷を行う装置が知られている。例えば、特許文献1は、光ディスクドライブによってDVDにコンテンツをダビングし、プリンタ部によってDVDのレーベル面に印刷を行うDVDレコーダーを開示する。
特許文献1は、1枚ずつ、データの書き込み及びレーベル面の印刷を行ってメディアを作成することが前提である。そのため、特許文献1は、複数枚のメディアを作成する場合、メディアの作成に、1枚に掛かる時間に作成枚数乗じた時間を少なくとも要してしまう。
上記課題を解決する一態様は、データを書き込むN(Nは2以上の整数)台以上の台数のデータ書込ユニット、印刷ユニット、及び制御装置を備えるメディア処理システムの制御方法であって、前記制御装置は、メディアの作成枚数がN)枚であることを受け付け、前記作成枚数を含むの作成指示、及び、取得した第1の書き込みデータを送信し、N台の前記データ書込ユニットは、受信した前記作成指示に基づいて、受信した前記第1の書き込みデータを、N枚の前記メディアに書き込み、前記制御装置は、前記第1の書き込みデータの取得後に第2の書き込みデータを取得し、取得した前記第2の書き込みデータを送信し、前記N台の前記メディア処理装置は、受信した前記第2の書き込みデータを、N枚の前記メディアに追記、書き込み終了後、前記印刷ユニットによってN枚の前記メディアのレーベル面を印刷する、メディア処理システムの制御方法である。
上記メディア処理システムの制御方法において、前記制御装置は、前記第1の書き込みデータを取得と並行して送信する、構成でもよい。
上記メディア処理システムの制御方法において、前記制御装置が、前記第2の書き込みデータの送信後、前記メディアのクローズ処理の実行を指示するメディアクローズコマンドを送信し、前記前記N台の前記データ書込ユニットは、受信した前記メディアクローズコマンドに基づいて、書き込みを終了する、構成でもよい。
上記メディア処理システムの制御方法において、前記制御装置は、ユーザーの指示に基づいて前記メディアクローズコマンドを送信する、構成でもよい。
上記メディア処理システムの制御方法において、前記第1の書き込みデータ、及び、前記第2の書き込みデータは、所定の撮影時間、又は、所定のデータ量を出力単位として撮影装置が断続的に出力した撮影データであってもよい。
上記メディア処理システムの制御方法において、前記第1の書き込みデータ、及び、前記第2の書き込みデータは、撮影装置から出力される撮影データを所定の撮影時間、又は、所定のデータ量で前記制御装置が分割したデータであってもよい。
上記課題を解決する別の一態様は、データを書き込むN台(Nは2以上の整数)以上の台数のデータ書込ユニット、及び、印刷ユニットを制御する制御装置であって、メディアの作成枚数がN枚であることを受け付ける受付部と、第1の書き込みデータ、及び、前記第1の書き込みデータの送信後に送信される第2の書き込みデータを取得する取得部と、前記第1の書き込みデータ、及び前記第2の書き込みデータを送信する通信部と、前記通信部により、N枚の前記メディアを、N台の前記データ書込ユニットと前記印刷ユニットとよって作成する作成指示、及び前記取得部が取得した前記第1の書き込みデータを送信し、前記第1の書き込みデータを送信した後に前記第2の書き込みデータを送信する制御を行う送信制御部と、を備える、制御装置である。
上記制御装置において、前記送信制御部は、前記データ書込ユニットによる書き込みの終了を指示するコマンドを前記通信部により送信する制御を行う、構成でもよい。
上記制御装置において、前記データ書込ユニットの台数を記憶する記憶部と、前記受付部が受け付けた作成枚数であるN枚が、前記記憶部が記憶する前記データ書込ユニットの台数より多い場合、その旨を示す情報を出力する出力部と、を備える、構成でもよい。
上記制御装置において、撮影装置から撮影データを受信する受信部と、前記受信部が受信する撮影データを分割するデータ加工部と、を備え、前記取得部は、前記データ加工部によって分割した分割データを、前記第1の書き込みデータ、及び、前記第2の書き込みデータとして取得する、構成でもよい。
上記制御装置において、前記データ加工部は、前記受信部が受信する前記撮影データを所定の撮影時間又は所定のデータ量で分割する、構成でもよい。
上記課題を解決するさらに別の一態様は、N(Nは2以上の整数)台以上の台数のデータ書込ユニット、及び、印刷ユニットを制御する制御装置の制御部が実行可能なプログラムであって、前記制御部に、前記メディアの作成枚数がN枚であることを受け付け、第1の書き込みデータ、及び、前記第1の書き込みデータの送信後に送信される第2の書き込みデータを取得させ、N枚の前記メディアをN台の前記データ書込ユニット及び前記印刷ユニットよって作成する作成指示、取得した前記第1の書き込みデータを送信させ、前記第1の書き込みデータを送信させた後に前記第2の書き込みデータを、送信させる、プログラムである。
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のメディア処理システム1000の構成を示す図である。
メディア処理システム1000は、メディア処理装置1、及び、メディア処理装置1を制御する制御装置2を備える。
第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のメディア処理システム1000の構成を示す図である。
メディア処理システム1000は、メディア処理装置1、及び、メディア処理装置1を制御する制御装置2を備える。
メディア処理装置1は、例えばCDやDVD、BD等の円板状のメディアMへのデータの書き込み、及び、メディアMのレーベル面への印刷を行い、記録面にデータが書き込まれ且つレーベル面に画像が印刷されたメディアMを作成する装置である。メディア処理装置1は、例えばUSB規格等の通信規格に従って、制御装置2と通信する。
制御装置2は、コンピューターであり、記録面にデータが書き込まれ且つレーベル面に画像が印刷されたメディアMをメディア処理装置1に作成させる装置である。すなわち、制御装置2は、メディア処理装置1を制御して、メディア処理装置1に、メディアMへのデータの書き込み及びメディアMのレーベル面への印刷を行わせる。図1に示す制御装置2は、デスクトップ型のコンピューターとして図示しているが、ラップトップ型でもタブレット型でもよい。制御装置2は、ネットワークNWに接続し、ネットワークNWに接続するファイル記憶装置3からメディアMに書き込むファイルを取得する。
なお、ネットワークNWは、物理線で構築されてもよいし、VPN(Virtual Private Network)等の仮想線により構築されてもよい。
なお、ネットワークNWは、物理線で構築されてもよいし、VPN(Virtual Private Network)等の仮想線により構築されてもよい。
図1に示すメディア処理システム1000では、1台の制御装置2を具備する構成であるが、複数台の制御装置2を具備する構成でもよい。また、図1に示すメディア処理システム1000では、1台のメディア処理装置1を具備する構成であるが複数台のメディア処理装置1を具備する構成でもよい。この場合には複数台のメディア処理装置1で1のメディア処理ユニットを構成する。
ファイル記憶装置3は、ネットワークNWを介してカメラ4から撮影データを取得し、取得した撮影データをファイル形式で記憶するストレージである。カメラ4は、撮影装置の一例に対応する。なお、カメラ4が出力する撮影データは、映像のデータでもよく静止画像のデータでもよい。以下の説明において、ファイル形式の撮影データを「撮影データファイル」という。
カメラ4は、撮影により得られた撮影データを、ネットワークNWを介してファイル記憶装置3に出力する。カメラ4は、撮影中、所定の撮影時間又は所定のデータ容量を出力単位として、断続的に、ファイル記憶装置3に撮影データを出力する。
例えば、メディア処理システム1000が裁判所に適用され、カメラ4が法廷に設けられる場合、カメラ4は、裁判が行われている法廷内を撮影した撮影データをファイル記憶装置3に出力する。ここで、法廷で裁判が行われた時間が45分であり、カメラ4が15分単位で1の撮影データをファイル記憶装置3に出力する場合、カメラ4は、ファイル記憶装置3に対して3つの撮影データを15分間隔で断続的に出力する。
図2は、メディア処理装置1の構成を示す正面図である。図3は、メディア処理装置1の筐体10の内部を上から見た平面図である。
図2、及び図3では、メディア処理装置1の設置状態におけるメディア処理装置1の右方を符号Rで示し、左方を符号Lで示し、上方を符号UPで示し、下方を符号DNで示し、前方を符号FRで示し、後方を符号RRで示す。
図2に示すように、メディア処理装置1の筐体10の内部は、仕切部11によって上下に仕切られている。以下の説明では、筐体10の仕切部11の上方を「筐体上部」といい「12」の符号を付し、また、筐体10の仕切部11の下方を「筐体下部」といい「13」の符号を付す。
図2、図3に示すように、筐体上部12には、第1メディアドライブ20Aと第2メディアドライブ20Bとの2つのメディアドライブ20、レーベルプリンター30、第1スタッカー40A、第2スタッカー40B、及び、搬送部60が設けられる。第1メディアドライブ20A、及び、第2メディアドライブ20Bは、データ書込ユニットの一例に対応する。レーベルプリンター30は、印刷ユニットの一例に対応する。
第1メディアドライブ20Aは、メディアMの記録面に対してレーザー光を照射してデータの書き込みを行う装置である。第1メディアドライブ20Aは、例えばCD、DVD、及びBDに対応する装置である場合、各メディアMの種類に対応する波長のレーザー光を照射する記録ヘッドを有する。図3に示すように、第1メディアドライブ20Aは、メディアドライブ本体21Aと、メディアドライブ本体21Aに対して前後方向に引き出し可能なトレイであるドライブトレイ22Aとを有する。ドライブトレイ22Aの上面には、メディアMが載置される略円形の凹部23が形成されている。ドライブトレイ22Aは、メディアMへのデータの書き込みを行う処理位置と、搬送部60のアーム部61がメディアMの受け渡しを行う受渡位置との間を、前後方向に移動可能である。なお、図2では、受取位置に位置し、メディアMが凹部23に載置されたドライブトレイ22Aを示している。
第2メディアドライブ20Bは、第1メディアドライブ20Aと同様、メディアMの記録面に対してレーザー光を照射してデータの書き込みを行う装置である。第2メディアドライブ20Bは、第1メディアドライブ20Aと同様、レーザー光を照射する記録ヘッドを有する。第2メディアドライブ20Bは、メディアドライブ本体21Bと、メディアドライブ本体21Bに対して前後方向に引き出し可能に設けられたトレイであるドライブトレイ22Bとを有する。ドライブトレイ22Bの上面には、ドライブトレイ22Aと同様に、メディアMが載置される略円形の凹部が形成されている。ドライブトレイ22Bは、メディアMへのデータの書き込みを行う処理位置と、アーム部61がメディアMの受け渡しを行う受渡位置との間を、前後方向に移動可能である。
レーベルプリンター30は、左右方向に往復移動するキャリッジやキャリッジに搭載されたインクジェットヘッド等の印刷機構を備え、メディアMのレーベル面に画像を印刷する印刷装置である。レーベルプリンター30は、プリンター本体31と、プリンター本体31に対して引き出し可能に設けられたトレイであるプリンタートレイ32とを有する。プリンタートレイ32の上面には、ドライブトレイ22A、22Bと同様に、メディアMが載置される略円形の凹部が形成されている。プリンタートレイ32は、メディアMのレーベル面への画像の印刷を行う印刷位置と、アーム部61がメディアMの受け渡しを行う受渡位置との間を、前後方向に移動可能である。
図2に示すように、筐体上部12には、メディアMを収納する収納部として、第1スタッカー40A、及び、第2スタッカー40Bが設けられる。
第1スタッカー40Aは、例えば数十枚程度のメディアMが積載された状態で収納可能な円筒形状の第1スタッカー収納部41Aを有する。第1スタッカー収納部41Aは、筐体10の内部において、筐体10に固定された第1スタッカーベース42Aに対して、着脱可能に支持される。第1スタッカー収納部41Aの外壁の一部には、下方に向かって長尺に切り欠かれた切り欠き部43Aが形成される。この切り欠き部43Aによって、搬送部60のアーム部61は、第1スタッカー収納部41Aの下部まで進行できる。
第2スタッカー40Bは、例えば数十枚程度のメディアMが積載された状態で収納可能な円筒形状の第2スタッカー収納部41Bを有する。第2スタッカー収納部41Bは、筐体10の内部において、筐体10に固定された第2スタッカーベース42Bに対して、着脱可能に支持される。また、第2スタッカーベース42Bは、第1スタッカー40Aの下方に、第2スタッカー収納部41Bの上端と、第1スタッカーベース42Aの下面との間に、搬送部60のアーム部61が挿入可能な間隙Kを空けて、第2スタッカーベース42Bに着脱可能に支持される。第2スタッカー収納部41Bの外壁の一部には、下方に向かって長尺に切り欠かれた切り欠き部43Bが形成される。この切り欠き部43Bによって、搬送部60のアーム部61は、第2スタッカー収納部41Bの下部まで進行できる。
図2、及び図3に示すように、筐体上部12には、第1スタッカー40A、第2スタッカー40B、第3スタッカー50、第1メディアドライブ20A、第2メディアドライブ20B、及び、レーベルプリンター30の間でメディアMを搬送する搬送部60が設けられる。
搬送部60は、アーム部61と、アーム部61を支持するガイド62とを備える。ガイド62は、第1スタッカー40A、及び、第2スタッカー40Bの後方であって、且つ、第1メディアドライブ20A、第2メディアドライブ20B、及び、レーベルプリンター30の右方向に設けられる。ガイド62は、長尺な棒状に形成されており、仕切部11の上面11Aに立設されている。アーム部61は、ガイド62の軸方向に沿って上下方向に移動すると共に、ガイド62の軸を中心に回動するアーム駆動部63に支持されている。また、アーム部61の先端には、メディアMをリリース可能に把持するメディア把持部64が設けられている。
アーム駆動部63には、ガイド62におけるアーム駆動部63の上下方向の位置や、ガイド62の軸を中心としたアーム駆動部63の回動位置を検出するアーム検出センサーが設けられている。アーム検出センサーについては図示を省略している。アーム検出センサーにより検出されたアーム駆動部63のガイド62上の位置に基づいて、後述するメディア処理装置制御部100は、メディア把持部64に把持されたメディアMの位置を検出できる。
筐体上部12には、第1スタッカー40A、及び第2スタッカー40Bの左方であって、且つ、第1メディアドライブ20A、第2メディアドライブ20B、及び、レーベルプリンター30の前方に、搬送部60がメディアMを、上下方向に搬送するための空間が形成されている。そして、当該空間の下方には、第3スタッカー50が設けられている。
図2に示すように、筐体上部12の前面12Bには、開口部14が形成されている。この開口部14の前方には、開口部14の右端部14Aに設けられたドア軸16に対して回動自在に支持されるドア15が設けられている。メディア処理装置1は、ドア15が開口部14に対して閉状態であることを検出した場合、第1メディアドライブ20A、第2メディアドライブ20B、レーベルプリンター30、及び、搬送部60が動作可能に構成されている。なお、ドア15が開口部14に対して開状態であることを検出した場合、メディア処理装置1は、第1メディアドライブ20A、第2メディアドライブ20B、レーベルプリンター30、及び、搬送部60の動作を停止するように構成される。
図2、図3に示すように、筐体下部13には、メディアMを収納する収納部として、第3スタッカー50が、筐体下部13の前面13Aに形成された引出口17から引出可能に設けられる。第3スタッカー50は、ドア15が閉じられた状態でも、ユーザーが引出口17から第3スタッカー50を引き出することで、処理済みのメディアMをメディア処理装置1から取り出せるように構成されている。処理済みのメディアMとは、記録面へのデータの書き込み、及び、レーベル面への印刷が終了したメディアMである。すなわち、第1メディアドライブ20A、第2メディアドライブ20B、レーベルプリンター30、及び、搬送部60が動作している状態であっても、ユーザーは、第3スタッカー50を引出口17から引き出して、メディア処理装置1から処理済みのメディアMの取り出しを行える。
第3スタッカー50は、第1メディアドライブ20A、第2メディアドライブ20B、及び、レーベルプリンター30の下方に並んで設けられる。第3スタッカー50は、筐体下部13の前面13Aに形成された引出口17を介して、筐体10の前方に引き出し可能な第3スタッカー収納部51を有する。第3スタッカー収納部51は、メディアMが積載されて収納される略円形の凹部52が形成され、この凹部52に数枚のメディアMを収納可能である。また、第3スタッカー50の前面53には、図2に示すように、第3スタッカー収納部51を前方に筐体10から引き出す際にユーザーが把持可能な把手部54が形成されている。
第3スタッカー50は、図2において二点鎖線で示すように増設スタッカー57を取り付け可能に構成される。増設スタッカー57は、メディアMを積載して収納可能な有底円筒形状に形成されている。増設スタッカー57を第3スタッカー50に取り付けることにより、第3スタッカー50に収納可能なメディアMの枚数を、数枚から数十枚に増やすことができる。
次に、メディア処理装置1、及び、制御装置2の機能的構成について説明する。
図4は、メディア処理装置1、及び、制御装置2の機能的構成を示すブロック図である。
図4は、メディア処理装置1、及び、制御装置2の機能的構成を示すブロック図である。
メディア処理装置1は、メディア処理装置制御部100、メディア処理装置通信部101、書込部102、印刷部103、及び、搬送部60を備える。
メディア処理装置制御部100は、CPUやMPU等のプログラムを実行するメディア処理装置プロセッサー110、及び、メディア処理装置記憶部120を備え、メディア処理装置1の各部を制御する。メディア処理装置制御部100は、メディア処理装置プロセッサー110が、メディア処理装置記憶部120に記憶された制御プログラム120Aを読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。
メディア処理装置記憶部120は、メディア処理装置プロセッサー110が実行するプログラムや、メディア処理装置プロセッサー110により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。メディア処理装置記憶部120は、メディア処理装置プロセッサー110が実行する制御プログラム120A、及び、メディア処理装置1の動作に関する各種の設定値を含む設定データ120Bを記憶する。メディア処理装置記憶部120は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。また、メディア処理装置記憶部120は、揮発性記憶領域を備え、メディア処理装置プロセッサー110が実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。
メディア処理装置通信部101は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアにより構成され、メディア処理装置制御部100の制御で、制御装置2と通信する。なお、通信ハードウェアとしては、通信回路や、通信ポート、通信基板、通信コネクター等のハードウェアが一例として挙げられる。メディア処理装置通信部101と制御装置2との間で使用される通信規格は、有線通信に係る規格でも無線通信に係る規格でもよい。
書込部102は、メディアMの記憶面にデータを書き込む機能部であり、第1メディアドライブ20Aと第2メディアドライブ20Bとを有する。書込部102は、メディア処理装置制御部100の制御に従って、1枚のメディアMに対して、第1メディアドライブ20A、及び、第2メディアドライブ20Bのいずれかでデータを書き込む。
印刷部103は、メディアMのレーベル面に画像を印刷する機能部であり、レーベルプリンター30や、レーベルプリンター30にインクを供給するインク供給部等の印刷に係る構成を備える。印刷部103は、メディア処理装置制御部100の制御に従って、メディアMのレーベル面に画像を印刷する。
搬送部60は、アーム部61や、ガイド62、アーム駆動部63、メディア把持部64、メディア把持部64を駆動する駆動部、その他のメディアMの搬送に係る構成を備える。搬送部60は、メディア処理装置制御部100の制御に従って、メディア処理装置1内でメディアMを搬送する。
制御装置2は、制御装置制御部200と、制御装置ネットワーク通信部201と、制御装置通信部202と、制御装置入力部203と、制御装置表示部204とを備える。
制御装置制御部200は、制御部の一例に対応する。制御装置ネットワーク通信部201は、受信部の一例に対応する。制御装置通信部202は、通信部の一例に対応する。制御装置表示部204は、出力部の一例に対応する。
制御装置制御部200は、制御部の一例に対応する。制御装置ネットワーク通信部201は、受信部の一例に対応する。制御装置通信部202は、通信部の一例に対応する。制御装置表示部204は、出力部の一例に対応する。
制御装置制御部200は、CPUやMPU等のプログラムを実行する制御装置プロセッサー210、及び、制御装置記憶部220を備え、制御装置2の各部を制御する。制御装置記憶部220は、記憶部の一例に対応する。制御装置制御部200は、制御装置プロセッサー210が、制御装置記憶部220に記憶された制御プログラム220Aやドライバーソフト220C等を読み出して処理を実行するように、ハードウェア、及びソフトウェアの協働により各種処理を実行する。ドライバーソフト220Cは、プログラムの一例に対応する。
制御装置2には、ドライバーソフト220Cがインストールされる。制御装置制御部200は、制御装置プロセッサー210がドライバーソフト220Cを読み出して実行することにより、ドライバー実行部2100として機能する。ドライバー実行部2100については後述する。
制御装置記憶部220は、制御装置プロセッサー210が実行するプログラムや、制御装置プロセッサー210により処理されるデータを記憶する記憶領域を有する。制御装置記憶部220は、制御装置プロセッサー210が実行する制御プログラム220A、制御装置2の動作に関する各種の設定値を含む設定データ220B、ドライバーソフト220C、台数情報220D、その他の各種データを記憶する。制御装置記憶部220は、プログラムやデータを不揮発的に記憶する不揮発性記憶領域を有する。また、制御装置記憶部220は、揮発性記憶領域を備え、制御装置プロセッサー210が実行するプログラムや処理対象のデータを一時的に記憶するワークエリアを構成してもよい。
台数情報220Dは、制御装置通信部202と通信接続するメディア処理装置1、すなわち、制御装置2の制御対象となるメディア処理装置1が備えるメディアドライブ20の台数を示す情報である。
制御装置ネットワーク通信部201は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアを備え、制御装置制御部200の制御により、ネットワークNWに接続するファイル記憶装置3と所定の通信規格に従って通信する。
制御装置通信部202は、所定の通信規格に従った通信ハードウェアを備え、制御装置制御部200の制御で、メディア処理装置1と通信する。
制御装置入力部203は、制御装置2に設けられた操作スイッチや、制御装置2と接続したキーボード、タッチパネル等の入力手段を備え、制御装置2を操作するユーザーの入力手段に対する操作を検出し、制御装置制御部200に出力する。制御装置制御部200は、制御装置入力部203からの入力に基づいて、入力手段に対する操作に対応する処理を実行する。
制御装置表示部204は、液晶表示パネル等の表示パネルを備え、制御装置制御部200の制御に従って、各種情報を表示する。
上述した通り、制御装置制御部200は、制御装置プロセッサーがドライバーソフト220Cを読み出して実行することで、ドライバー実行部2100として機能する。
ドライバー実行部2100は、受付部2101、取得部2102、及び、送信制御部2103の機能部を備える。
受付部2101は、メディア処理装置1によるメディアMの作成枚数を受け付ける。受付部2101は、例えば、制御装置表示部204によってメディアMの作成枚数を入力するためのユーザーインターフェースを表示させ、当該ユーザーインターフェースを介してメディアMの作成枚数を受け付ける。受付部2101は、受け付けたメディアMの作成枚数が、制御装置記憶部220が記憶する台数情報220Dが示す台数より多い場合、制御装置表示部204によってその旨を示す情報を表示する。一方、受付部2101は、受け付けた受け付けたメディアMの作成枚数が、制御装置記憶部220が記憶する台数情報220Dが示す台数以下である場合、受け付けたメディアMの作成枚数を示す作成枚数情報を送信制御部2103に出力する。
取得部2102は、ファイル記憶装置3から撮影データファイルを取得する。取得部2102は、カメラ4が撮影を開始してから、カメラ4が断続的に撮影データをファイル記憶装置3に出力するたびに、ファイル記憶装置3からカメラ4が出力した撮影データの撮影データファイルを1つ取得する。そして、取得部2102は、ファイル記憶装置3から撮影データファイルを取得するたびに、取得した撮影データファイルを送信制御部2103に出力する。取得部2102は、撮影データファイルの取得と並行に、取得した撮影データファイルを送信制御部2103へ出力する。
送信制御部2103は、受付部2101から作成枚数情報が入力されると、メディア作成指示コマンドを生成する。メディア作成指示コマンドは、作成指示の一例に対応する。
メディア作成指示コマンドは、メディア処理装置1にメディアMの作成を指示するコマンドであり、メディア処理装置1のコマンド体系に準拠したコマンドである。メディア作成指示コマンドは、受付部2101から入力された作成枚数情報を含み、作成枚数情報が示す作成枚数のメディアMの作成を指示する。また、メディア作成コマンドは、作成枚数情報が示す作成枚数と同数のメディアドライブ20による書き込み、及び、レーベルプリンター30による印刷を指示する。
メディア作成指示コマンドは、メディア処理装置1にメディアMの作成を指示するコマンドであり、メディア処理装置1のコマンド体系に準拠したコマンドである。メディア作成指示コマンドは、受付部2101から入力された作成枚数情報を含み、作成枚数情報が示す作成枚数のメディアMの作成を指示する。また、メディア作成コマンドは、作成枚数情報が示す作成枚数と同数のメディアドライブ20による書き込み、及び、レーベルプリンター30による印刷を指示する。
送信制御部2103は、カメラ4が撮影を開始してから初回に取得部2102が取得した撮影データファイルが、取得部2102から入力されると、入力された撮影データファイルと、メディア作成指示コマンドとを、制御装置通信部202によりメディア処理装置1に送信する。
なお、本実施形態では、送信制御部2103は、メディア作成指示コマンドを撮影データファイルと共にメディア処理装置1に送信する構成であるが、送信制御部2103は、撮影データファイルの送信前にメディア作成指示コマンドをメディア処理装置1に送信してもよい。
送信制御部2103は、取得部2102から撮影データファイルが入力されるたび、入力された撮影データファイルを、制御装置通信部202によってメディア処理装置1に送信する。送信制御部2103は、取得部2102からの撮影データファイルの入力と並行して、入力される撮影データファイルをメディア処理装置1に送信する。これにより、制御装置2は、ファイル記憶装置3からの撮影データファイルの取得と並行に、取得した撮影データファイルをメディア処理装置1へ送信する。
送信制御部2103は、所定のトリガーが発生した場合、メディアクローズコマンドを制御装置通信部202によってメディア処理装置1に送信する。メディアクローズコマンドは、データの追記ができないようにメディアMをクローズするクローズ処理を指示するコマンドであり、メディアドライブ20による書き込みの終了を指示するコマンドでもある。メディアクローズコマンドは、メディア処理装置1のコマンド体系に準拠したコマンドである。
送信制御部2103は、メディア処理装置1に送信した撮影データファイルの数が、予め定められた数に到達した場合、メディアクローズコマンドをメディア処理装置1に送信する。
また、送信制御部2103は、ファイル記憶装置3から取得した撮影データファイルのデータ量と、当該取得前までにメディア処理装置1に送信した撮影データファイルの全データ量との総和が、予め定められた所定の閾値を上回った場合、メディアクローズコマンドをメディア処理装置1に送信する。
この所定の閾値は、1枚のメディアMに書き込み可能な最大のデータ量より低い値であり、事前のテストやシミュレーション等によって予め定められている。この所定の閾値は、メディア処理装置1が作成するメディアMの種類によって異なる。メディア処理装置1が作成するメディアMがCDである場合、所定の閾値は、例えば600MBを示す値である。また、メディア処理装置1が作成するメディアMがDVDである場合、所定の閾値は、例えば4GBを示す値である。また、メディア処理装置1が作成するメディアMがBDである場合、所定の閾値は、例えば23GBを示す値である。
この所定の閾値は、1枚のメディアMに書き込み可能な最大のデータ量より低い値であり、事前のテストやシミュレーション等によって予め定められている。この所定の閾値は、メディア処理装置1が作成するメディアMの種類によって異なる。メディア処理装置1が作成するメディアMがCDである場合、所定の閾値は、例えば600MBを示す値である。また、メディア処理装置1が作成するメディアMがDVDである場合、所定の閾値は、例えば4GBを示す値である。また、メディア処理装置1が作成するメディアMがBDである場合、所定の閾値は、例えば23GBを示す値である。
また、送信制御部2103は、ファイル記憶装置3にクローズファイルが記憶され、取得部2102がファイル記憶装置3からクローズファイルを取得した場合、制御装置通信部202によってメディアクローズコマンドをメディア処理装置1に送信する。クローズファイルは、カメラ4の撮影の終了を示すファイルである。カメラ4が撮影を開始すると、ファイル記憶装置3は、撮影データファイルを記憶するフォルダーを形成し、カメラ4が撮影データを出力するたびに、形成したフォルダーに撮影データファイルを記憶していく。そして、カメラ4が撮影を終了すると、ファイル記憶装置3は、形成したフォルダーにクローズファイルを記憶する。クローズファイルは、形成されたフォルダーに記憶されると、取得部2102に取得される。
また、送信制御部2103は、制御装置入力部203が、メディアMへの書き込みを終了するユーザーの操作を検出した場合、メディアクローズコマンドを制御装置通信部202によってメディア処理装置1に送信する。
次に、メディア処理システム1000の動作について説明する。
図5は、メディア処理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図5に示すメディア処理システム1000の動作は、2台のメディアドライブ20を具備するメディア処理装置1によるメディアMの作成において、受付部2101が2枚以上の作成枚数を受け付ける場合の動作を示す。
図5において、フローチャートFAは、制御装置2の動作を示し、フローチャートFBは、メディア処理装置1の動作を示す。
図5は、メディア処理システム1000の動作を示すフローチャートである。
図5に示すメディア処理システム1000の動作は、2台のメディアドライブ20を具備するメディア処理装置1によるメディアMの作成において、受付部2101が2枚以上の作成枚数を受け付ける場合の動作を示す。
図5において、フローチャートFAは、制御装置2の動作を示し、フローチャートFBは、メディア処理装置1の動作を示す。
制御装置2の受付部2101は、メディアMの作成枚数を受け付ける(ステップSA1)。
次いで、受付部2101は、受け付けたメディアMの作成枚数が、制御装置記憶部220が記憶する台数情報220Dが示す台数より多いか否かを判別する(ステップSA2)。すなわち、受付部2101は、受け付けたメディアMの作成枚数が2枚より多いか否かを判別する。
受付部2101は、受け付けたメディアMの作成枚数が、制御装置記憶部220が記憶する台数情報220Dが示す台数より多いと判別した場合(ステップSA2:YES)、すなわち受け付けた作成枚数が2枚より多いと判別した場合、多い旨を示す情報を制御装置表示部204によって表示する(ステップSA3)。これにより、制御装置2のユーザーは、制御装置2に入力した作成枚数が、メディアドライブ20の台数より多いことを認識できる。
一方、受付部2101が、受け付けたメディアMの作成枚数が、制御装置記憶部220が記憶する台数情報220Dが示す台数以下であると判別した場合(ステップSA2:NO)、すなわち受け付けた作成枚数が2枚であると判別した場合、送信制御部2103は、取得部2102から撮影データファイルの入力があったか否かを判別する(ステップSA4)。
送信制御部2103は、取得部2102から撮影データファイルの入力が無いと判別した場合(ステップSA4:NO)、処理をステップSA4に戻す。
一方、送信制御部2103は、取得部2102から撮影データファイルの入力があったと判別した場合(ステップSA4:YES)、制御装置通信部202によって、取得部2102から入力される撮影データファイルと共に、メディア作成コマンドをメディア処理装置1に送信する(ステップSA5)。
フローチャートFBを参照して、メディア処理装置1のメディア処理装置制御部100は、メディア作成コマンドを受信していないと判別した場合(ステップSB1:NO)、再度、ステップSB1の判別を行う。
一方、メディア処理装置制御部100は、メディア作成コマンドを受信したと判別した場合(ステップSB1:YES)、第1メディアドライブ20A、及び、第2メディアドライブ20Bのそれぞれに1枚ずつ、データが書き込まれておらず且つレーベル面に印刷がされていないメディアMを搬送部60によって搬送する(ステップSB2)。ステップSB2では、第1スタッカー40A、及び/又は、第2スタッカー40Bから第1メディアドライブ20A、及び、第2メディアドライブ20Bのそれぞれに1枚ずつ搬送する。
次いで、メディア処理装置制御部100は、第1メディアドライブ20A及び第2メディアドライブ20Bによって、メディア作成コマンドと共に受信した撮影データファイルを2枚のメディアMに書き込む(ステップSB3)。なお、ステップSB3で書き込む撮影データファイルは、カメラ4が撮影を開始してから初回にカメラ4がファイル記憶装置3に出力した撮影データのファイルである。
フローチャートFAを参照して、制御装置2の送信制御部2103は、取得部2102から新たな撮影データファイルの入力が有ったか否かを判別する(ステップSA6)。
送信制御部2103は、取得部2102が新たな撮影データファイルの入力があったと判別した場合(ステップSA6:YES)、取得部2102から入力される新たな撮影データファイルを、制御装置通信部202によって制御装置2に送信する(ステップSA7)。
フローチャートFBを参照して、メディア処理装置制御部100は、メディア処理装置通信部101によって、新たな撮影データファイルを制御装置2から受信したか否かを判別する(ステップSB4)。
メディア処理装置制御部100は、新たな撮影データファイルを制御装置2から受信したと判別した場合(ステップSB4:YES)、第1メディアドライブ20A及び第2メディアドライブ20Bによって、受信した新たな撮影データファイルを2枚のメディアMに書き込む(ステップSB5)。ステップSB5において、メディア処理装置制御部100は、既に書き込まれた撮影データファイルに対して、新たな撮影データファイルを追記する。
フローチャートFAを参照して、送信制御部2103は、取得部2102から新たな撮影データファイルの入力がないと判別した場合(ステップSA6:NO)、メディアクローズコマンドを送信する所定のトリガーが発生したか否かを判別する(ステップSA8)。
送信制御部2103は、メディアクローズコマンドを送信する所定のトリガーが発生していないと判別した場合(ステップSA8:NO)、処理をステップSA6に戻す。
一方、送信制御部2103は、メディアクローズコマンドを送信する所定のトリガーが発生したと判別した場合(ステップSA8:YES)、制御装置通信部202によってメディアクローズコマンドをメディア処理装置1に送信する(ステップSA9)。
フローチャートFBを参照して、メディア処理装置制御部100は、新たな撮影データファイルを制御装置2から受信していないと判別した場合(ステップSB4:NO)、メディア処理装置通信部101によって制御装置2からメディアクローズコマンドを受信したか否かを判別する(ステップSB6)。
メディア処理装置制御部100は、制御装置2からメディアクローズコマンドを受信していないと判別した場合(ステップSB6:NO)、処理をステップSB4に戻す。
一方、メディア処理装置制御部100は、制御装置2からメディアクローズコマンドを受信したと判別した場合(ステップSB6:YES)、受信したメディアクローズコマンドに基づいて、第1メディアドライブ20A及び第2メディアドライブ20Bによって2枚のメディアMに対してクローズ処理を行ってメディアドライブ20による書き込みを終了する(ステップSB7)。
次いで、メディア処理装置制御部100は、クローズ処理を行った2枚のメディアMのうち1枚のメディアMを搬送部60によってレーベルプリンター30に搬送し、当該1枚のメディアMに対してレーベルプリンター30によるレーベル面の印刷を開始する(ステップSB8)。
メディア処理装置制御部100は、ステップSB8で開始した印刷が終了したか否かを判別する(ステップSB9)。
メディア処理装置制御部100は、ステップSB8で開始した印刷が終了したと判別した場合(ステップSB9:YES)、搬送部60によって印刷後のメディアMを第3スタッカー50に収納する(ステップSB10)。これにより、1枚目のメディアMの作成が完了する。
次いで、メディア処理装置制御部100は、クローズ処理を行った2枚のメディアMのうち残りの1枚のメディアMを搬送部60によってレーベルプリンター30に搬送し、当該1枚のメディアMに対してレーベルプリンター30によるレーベル面の印刷を開始する(ステップSB11)。レーベル面の画像データはメディア作成コマンドとともに受信しても良いし、書き込み処理中に受信しても良い。
メディア処理装置制御部100は、ステップSB11で開始した印刷が終了したか否かを判別する(ステップSB12)。
メディア処理装置制御部100は、ステップSB11で開始した印刷が終了したと判別した場合(ステップSB12:YES)、搬送部60によって印刷後のメディアMを第3スタッカー50に収納する(ステップSB13)。これにより、2枚目のメディアMの作成が完了する。
図6を参照して、2枚のメディアMを作成する場合のメディア処理装置1の処理タイミングを説明する。
図6は、2台のメディアドライブ20により2枚のメディアMを作成する場合の処理タイミングを説明するための図である。
図6は、2台のメディアドライブ20により2枚のメディアMを作成する場合の処理タイミングを説明するための図である。
図6において、チャートCAは、カメラ4の動作を示す。チャートCAにおいて、「SD−1」の文字が付されたブロックは、カメラ4がファイル記憶装置3に出力する3つの撮影データのうち、初回に出力する撮影データの生成を示している。また、チャートCAにおいて、「SD−2」の文字が付されたブロックは、カメラ4がファイル記憶装置3に出力する3つの撮影データのうち、2回に出力する撮影データの生成を示している。また、チャートCAにおいて、「SD−3」の文字が付されたブロックは、カメラ4がファイル記憶装置3に出力する3つの撮影データのうち、3回に出力する撮影データの生成を示している。
図6において、チャートCBは、1枚目のメディアMに対する処理を示し、チャートCCは、2枚目のメディアMに対する処理を示す。チャートCB、CCにおいて、「SF−1」の文字が付されたブロックは、カメラ4が撮影を開始してから初回に出力した撮影データの撮影データファイルの書き込みを示している。また、チャートCB、CCにおいて、「SF−2」の文字が付されたブロックは、カメラ4が撮影を開始してから2回目に出力した撮影データの撮影データファイルの書き込みを示している。チャートCB、CCにおいて、「SF−3」の文字が付されたブロックは、カメラ4が撮影を開始してから3回目に出力した撮影データの撮影データファイルの書き込みを示している。また、チャートCB、CCにおいて、「Close」の文字が付されたブロックは、メディアドライブ20によるクローズ処理を示している。また、チャートCB、CCにおいて、「Print」の文字が付されたブロックは、レーベルプリンター30によるレーベル面の印刷を示している。また、チャートCB、CCにおいて、「Storage」の文字が付されたブロックは、第3スタッカー50への収納を示している。また、チャートCB、CCにおいて、文字が付されていないブロックは、処理が行われていないことを示している。
タイミングT0以降、撮影を開始すると、カメラ4は、ファイル記憶装置3に出力する撮影データの生成を開始する。
タイミングT1でカメラ4が初回の撮影データの出力を行うと、メディア処理装置1は、タイミングT1で、カメラ4が初回にファイル記憶装置3に出力した撮影データの撮影データファイルの受信を開始する。そして、チャートCC、CBに示すように、メディア処理装置1は、タイミングT1以降、制御装置2から受信した撮影データファイルを、2枚のメディアMに対して同時に書き込む。
カメラ4は、タイミングT1以降、撮影データの生成を継続する。タイミングT2でカメラ4が2回目の撮影データの出力を行うと、メディア処理装置1は、タイミングT2で、カメラ4が2回目に出力した撮影データの撮影データファイルの受信を開始する。そして、チャートCC、CBに示すように、メディア処理装置1は、タイミングT2以降、制御装置2から受信した撮影データファイルを2枚のメディアMに対して同時に書き込む。
カメラ4は、タイミングT2以降、撮影データの生成を継続する。タイミングT3で、カメラ4が撮影を終了すると、カメラ4は、3回目の撮影データの出力を行う。すると、メディア処理装置1は、タイミングT3で、カメラ4が3回目に出力した撮影データの撮影データファイルの受信を開始する。そして、チャートCC、CBに示すように、メディア処理装置1は、タイミングT3以降、制御装置2から受信した撮影データファイルを2枚のメディアMに対して同時に書き込む。
メディア処理装置1は、タイミングT3とT4間で、制御装置2からメディアクローズコマンドを受信すると、2枚のメディアMに対してクローズ処理を行う。
メディア処理装置1は、タイミングT5でクローズ処理が終了すると、タイミングT5以降、クローズ処理を行った2枚のメディアMのうち1枚のメディアMのレーベル面に印刷を行う。
メディア処理装置1は、タイミングT6でレーベル面の印刷が終了すると、チャートCBで示すように、印刷済みのメディアMを第3スタッカー50に収納する。これにより、1枚目のメディアMの作成が完了する。
メディア処理装置1は、タイミングT7で印刷済みのメディアMの収納が終了すると、チャートCCで示すように、タイミングT7以降、書き込みが完了している2枚目のメディアMをレーベルプリンター30に搬送し、レーベル面の印刷を行う。
メディア処理装置1は、タイミングT8でレーベル面の印刷が終了すると、チャートCCで示すように、印刷済みのメディアMを第3スタッカー50に収納する。これにより、2枚目のメディアMの作成が完了する。
このように、メディア処理装置1は、2枚のメディアMの作成において、制御装置2から受信した撮影データファイルを、2台のメディアドライブ20によって2枚のメディアMに同時に書き込み、書き込み終了後、レーベル面の印刷を行う。これにより、すべての撮影データを取得した後、1枚1枚、撮影データファイルを書き込む及びレーベル面の印刷を行う場合と比較して、速やかに2枚のメディアMを作成できる。よって、メディア処理システム1000は、複数のメディアの作成時間を短縮できる。
以上説明した動作では、メディア処理装置1が2台のメディアドライブ20を備える構成であるが、メディア処理装置1が2以上のK台以上のメディアドライブ20を備える構成でも、メディア処理システム1000は、図5に示す動作と同様に動作する。なお、Kは整数である。
すなわち、制御装置2は、作成枚数がN(Nは2以上の整数)枚であることを受け付けると、制御装置記憶部220が記憶する台数情報220Dに基づいて、受け付けた作成枚数が、メディア処理装置1が備えるメディアドライブ20の台数より多いか否かを判別する。制御装置2が、受け付けた作成枚数が、メディア処理装置1が備えるメディアドライブ20の台数以下であると判別した場合、メディア処理装置1は、作成枚数であるN枚と同数のメディアドライブ20によって、N枚のメディアMに対して同時に撮影データファイルを書き込む。
上述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。以下の効果の説明において用いる第1の撮影データファイル、及び、第2の撮影データファイルは、特定の撮影データファイルを示していない。第1の撮影データファイルは、ある撮影データファイルを示し、第2の撮影データファイルは、ある撮影データファイルの取得後に制御装置2が取得する撮影データファイルを示している。
メディア処理システム1000の制御方法では、制御装置2が、メディア処理装置1によるメディアMの作成枚数がN(Nは2以上の整数)枚であることを受け付け、N枚のメディアMの作成指示、及び、取得した第1の撮影データファイルをメディア処理装置1に送信する。メディア処理システム1000の制御方法では、N台のメディアドライブ20が、受信した作成指示に基づいて、受信した第1の撮影データファイルを、N枚のメディアMに書き込む。メディア処理システム1000の制御方法では、制御装置2が、第1の撮影データファイルの取得後に第2の撮影データファイルを取得し、取得した第2の撮影データファイルをメディア処理装置1に送信する。メディア処理システム1000の制御方法では、N台のメディアドライブ20が、受信した第2の撮影データファイルを、N台のメディアドライブ20によってN枚のメディアMに書き込み、書き込み終了後、レーベルプリンター30によってN枚のメディアMのレーベル面を印刷する。
これによれば、N枚のメディアMに対して、N台のメディアドライブ20により撮影データファイルの書き込みを行うため、速やかにN枚のメディアMを作成できる。よって、メディア処理システム1000は、複数枚のメディアMの作成時間を短縮できる。
メディア処理システム1000の制御方法では、制御装置2が、第1の撮影データファイルを取得と並行してメディア処理装置1に送信する。
これによれば、制御装置2が撮影データファイルを取得してから、速やかにメディア処理装置1が撮影データファイルを書き込むことができる。よって、メディア処理システム1000は、複数枚のメディアMの作成時間をより短縮できる。
メディア処理システム1000の制御方法では、制御装置2が、第2の撮影データファイルの送信後、メディアクローズコマンドをメディア処理装置1に送信し、N台のメディアドライブ20が、受信したメディアクローズコマンドに基づいて、書き込みを終了する。
これによれば、撮影データファイルが断続的に制御装置2から送信される場合でも、メディアクローズコマンドの受信によってレーベル面への印刷に移行するタイミングを判断でき、メディアドライブ20による書き込み処理を終了してレーベル面への印刷に移行できる。よって、メディア処理システム1000は、制御装置2が撮影データファイルを断続的にメディア処理装置1に送信する場合でも、メディア処理装置1の動作が停止することなく、N枚のメディアMを確実に作成できる。
メディア処理システム1000の制御方法では、制御装置2が、ユーザーの指示に基づいてメディアクローズコマンドをメディア処理装置1に送信する。
これによれば、ユーザーの指示によってメディアMへの書き込みを終了できるため、ユーザーの指示以外のトリガーが発生せずメディアクローズコマンドが送信されない場合でも、確実に印刷処理へ移行でき確実にメディアMの作成を完了できる。
第1の撮影データファイル、及び、第2の撮影データファイルは、所定の撮影時間、又は、所定のデータ量を単位としてカメラ4が断続的に出力した撮影データのファイルである。
これによれば、制御装置2が、所定の撮影時間、又は、所定のデータ量を単位としてカメラ4が断続的に出力する撮影データの撮影データファイルを取得する構成でも、メディア処理システム1000は、複数枚のメディアMの作成時間を短縮できる。
メディア処理装置1を制御する制御装置2は、メディア処理装置1と通信する制御装置通信部202と、メディア処理装置1によるメディアMの作成枚数がN(Nは2以上の整数)枚であることを受け付ける受付部2101と、第1の撮影データファイル、及び、第2の撮影データファイルを取得する取得部2102と、受付部2101が受け付けた作成枚数であるN枚のメディアMを、N台のメディアドライブ20及びレーベルプリンター30よって作成する作成指示、取得部2102が取得した第1の撮影データファイル、及び、取得部2102が取得した第2の撮影データファイルを、制御装置通信部202によりメディア処理装置1に送信する送信制御部2103と、を備える。
これによれば、メディア処理装置1が、N枚のメディアMに対して、N台のメディアドライブ20による撮影データファイルの書き込みを行えるようになり、速やかにN枚のメディアMを作成できるようになる。よって、メディア処理装置1は、複数枚のメディアMの作成時間を短縮できるようになる。
送信制御部2103は、メディアドライブ20による書き込みの終了を指示するコマンドであるメディアクローズコマンドを制御装置通信部202によりメディア処理装置1に送信する制御を行う。
これによれば、撮影データファイルを断続的に制御装置2がメディア処理装置1に送信する場合でも、メディア処理装置1が、メディアクローズコマンドの受信によってレーベル面への印刷に移行するタイミングを判断できる。つまり、当該場合でも、メディア処理装置1は、メディアドライブ20による書き込み処理を終了してレーベル面への印刷に移行できる。よって、制御装置2は、撮影データファイルを断続的にメディア処理装置1に送信する場合でも、メディア処理装置1にN枚のメディアMを確実に作成させることができる。
制御装置2は、メディアドライブ20の台数を記憶する制御装置記憶部220と、受付部2101が受け付けた作成枚数であるN枚が、制御装置記憶部220が記憶するメディアドライブ20の台数より多い場合、その旨を示す情報を表示する制御装置表示部204と、を備える。
これによれば、制御装置2のユーザーは、制御装置2に入力した作成枚数が、メディアドライブ20の台数より多いことを認識できる。
制御装置2の制御装置制御部200が実行可能なドライバーソフト220Cは、制御装置制御部200に、メディア処理装置1によるメディアMの作成枚数がN(Nは2以上の整数)枚であることを受け付けさせ、第1の撮影データファイル、及び、第2の撮影データファイルを取得させ、受け付けた作成枚数であるN枚のメディアMをN台のメディアドライブ20及びレーベルプリンター30よって作成する作成指示、取得した第1の撮影データファイル、及び、取得した第2の撮影データファイルを、メディア処理装置1に送信させる。
これによれば、制御装置2が奏する効果と同様の効果を奏する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
図7は、第2実施形態のメディア処理システム1000の構成を示す図である。図7において、第2実施形態のメディア処理システム1000の各部の構成について、第1実施形態の各部と同じ構成と同じ構成である場合、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、第2実施形態について説明する。
図7は、第2実施形態のメディア処理システム1000の構成を示す図である。図7において、第2実施形態のメディア処理システム1000の各部の構成について、第1実施形態の各部と同じ構成と同じ構成である場合、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7と図1とを比較して明らかな通り、第2実施形態のメディア処理システム1000では、ファイル記憶装置3がネットワークNWに接続していない。
第2実施形態のメディア処理システム1000では、カメラ4が、撮影中、所定の撮影時間又は所定のデータ容量を出力単位として、断続的に撮影データを出力しない。第2実施形態のカメラ4は、撮影中、例えばフレーム単位での出力のように、撮影データをストリーミング出力する。制御装置2は、カメラ4がストリーミング出力する撮影データを、ネットワークNWを介して取得する。
また、図7と図4とを比較して明らかな通り、ドライバー実行部2100は、受付部2101、取得部2102、及び、送信制御部2103の他、データ加工部2104の機能部を有する。
データ加工部2104は、制御装置ネットワーク通信部201が受信するカメラ4の撮影データを、所定の撮影時間、又は、所定のデータ量のデータに分割する。そして、データ加工部2104は、分割した分割データを取得部2102に出力する。データ加工部2104は、ファイル形式で分割データを取得部2102に出力する。以下の説明では、データ加工部2104が取得部2102に出力するファイル形式の分割データを、「分割データファイル」という。
取得部2102は、データ加工部2104から分割データファイルを取得する。取得部2102は、データ加工部2104から分割データファイルを取得するたびに、取得した分割データファイルを送信制御部2103に出力する。取得部2102は、分割データファイルの取得と並行に、取得した分割データファイルの送信制御部2103への出力を行う。
送信制御部2103は、取得部2102から分割データファイルが入力されるたび、制御装置通信部202によってメディア処理装置1に、入力された分割データファイルを送信する。送信制御部2103は、取得部2102からの分割データファイルの入力と並行して、入力される分割データファイルを制御装置通信部202によりメディア処理装置1に送信する。
図8は、第2実施形態のメディア処理システム1000の動作を示すフローチャートである。図8において、フローチャートFCは制御装置2の動作を示し、フローチャートFDはメディア処理装置1の動作を示す。
図8に示すフローチャートでは、図5に示すフローチャートと同じステップについては同一のステップ番号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8に示すメディア処理システム1000の動作は、図5と同様、2台のメディアドライブ20を具備するメディア処理装置1によるメディアMの作成において、受付部2101が2枚以上の作成枚数を受け付ける場合の動作を示す。
受付部2101が、制御装置記憶部220が記憶する台数情報220Dが示す台数以下であると判別した場合(ステップSA2:NO)、送信制御部2103は、取得部2102から分割データファイルの入力があったか否かを判別する(ステップSC1)。
送信制御部2103は、取得部2102から分割データファイルの入力が無いと判別した場合(ステップSC1:NO)、処理をステップSC1に戻す。
一方、送信制御部2103は、取得部2102から分割データファイルの入力があったと判別した場合(ステップSC1:YES)、制御装置通信部202によって、取得部2102から入力された分割データファイルと共に、メディア作成コマンドをメディア処理装置1に送信する(ステップSC2)。
フローチャートFBを参照して、メディア処理装置制御部100は、第1メディアドライブ20A及び第2メディアドライブ20Bによって、メディア作成コマンドと共に受信した分割データファイルを2枚のメディアMに書き込む(ステップSD1)。なお、ステップSD1で書き込む分割データファイルは、データ加工部2104が初回に取得部2102に出力した分割データのファイルである。
フローチャートFCを参照して、制御装置2の送信制御部2103は、取得部2102から新たな分割データファイルの入力が有ったか否かを判別する(ステップSC3)。
送信制御部2103は、取得部2102が新たな分割データファイルの入力があったと判別した場合(ステップSC3:YES)、取得部2102から入力される新たな分割データファイルを、制御装置通信部202によって制御装置2に送信する(ステップSC4)。
フローチャートFDを参照して、メディア処理装置制御部100は、メディア処理装置通信部101によって、新たな分割データファイルを制御装置2から受信したか否かを判別する(ステップSD2)。
メディア処理装置制御部100は、新たな分割データファイルを制御装置2から受信したと判別した場合(ステップSD2:YES)、第1メディアドライブ20A及び第2メディアドライブ20Bによって、受信した新たな分割データファイルを2枚のメディアMに書き込む(ステップSD3)。ステップSD3において、メディア処理装置制御部100は、既に書き込まれた分割データファイルに対して、新たな分割データファイルを追記する。
フローチャートFCを参照して、送信制御部2103は、取得部2102から新たな分割データファイルの入力がないと判別した場合(ステップSC4:NO)、メディアクローズコマンドを送信する所定のトリガーが発生したか否かを判別する(ステップSA8)。
フローチャートFDを参照して、メディア処理装置制御部100は、新たな分割データファイルを制御装置2から受信していないと判別した場合(ステップSD2:NO)、メディア処理装置通信部101によって制御装置2からメディアクローズコマンドを受信したか否かを判別する(ステップSB6)。
以上説明した第2実施形態の動作では、メディア処理装置1が2台のメディアドライブ20を備える構成であるが、メディア処理装置1が2以上のK台以上のメディアドライブ20を備える構成でも、メディア処理システム1000は、第1実施形態で説明した動作と同様に動作する。なお、Kは整数である。
上述した第2実施形態によれば、以下の効果を奏する。以下の効果の説明において用いる第1の分割データファイル、及び、第2の分割データファイルは、特定の分割データファイルを示していない。第1の分割データファイルは、ある分割データファイルを示し、第2の分割データファイルは、ある分割データファイルの取得後に送信制御部2103が取得する分割データファイルを示している。
メディア処理システム1000の制御方法では、第1の分割データファイル、及び、第2の分割データファイルは、カメラ4から出力される撮影データを所定の撮影時間、又は、所定のデータ量で制御装置2が分割したデータである。
これにより、制御装置2が、所定の撮影時間、又は、所定のデータ量でカメラ4の撮影データを分割する構成でも、速やかにN枚のメディアMを作成できるため、複数枚のメディアMの作成時間を短縮できる。また、第2実施形態では、撮影データのデータフローにおいて、メディア処理装置1の前段の装置である制御装置2によってカメラ4の撮影データが分割される。そのため、カメラ4や、カメラ4と制御装置2との間の装置等で、カメラ4の撮影データが改竄される可能性を低減でき、改竄された撮影データがメディアMに書き込んでしまうことの可能性を低減できる。
制御装置2は、カメラ4から撮影データを受信する制御装置ネットワーク通信部201と、制御装置ネットワーク通信部201が受信する撮影データを分割するデータ加工部2104と、を備える。取得部2102は、データ加工部2104が分割した分割データを取得する。
これによれば、制御装置2がカメラ4の撮影データを分割する構成でも、メディア処理装置1が、速やかにN枚のメディアMを作成できるようになる。よって、メディア処理装置1は、制御装置2が当該構成の場合でも、複数枚のメディアMの作成時間を短縮できるようになる。
データ加工部2104は、制御装置ネットワーク通信部201が受信する撮影データを所定の撮影時間又は所定のデータ量で分割する。
これによれば、メディア処理装置1は、制御装置2が所定の撮影時間、又は、所定のデータ量でカメラ4の撮影データを分割する構成でも、複数枚のメディアMの作成時間を短縮できるようになる。
上述した各実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した各実施形態では、制御装置2が書き込みデータとして撮影データファイル又は分割データファイルをメディア処理装置1に送信する構成であるが、制御装置2が送信する書き込みデータは、ファイル形式でなくてもよい。また、制御装置2が送信する書き込みデータは、カメラ4が撮影した撮影データのファイルに限定されず、例えば、音声データ等の他のデータのファイルでもよい。この場合、第1実施形態の制御装置2は、他のデータのファイルをファイル記憶装置3から取得する。
例えば、上述した各実施形態のメディア処理装置1が備えるメディアドライブ20は、メディアMに対する処理として書き込みに限定されず、データの読み出しが可能な装置でもよい。
例えば、上述した各実施形態のメディア処理装置1は、1台のレーベルプリンター30を備える構成であるが、複数台のレーベルプリンター30を備えてもよい。複数台のレーベルプリンター30を備える場合、メディア処理装置1は、複数台のレーベルプリンター30によって複数のメディアMに印刷を同時に行ってもよい。これにより、複数枚のメディアMの作成時間をより短縮できる。
例えば、上述した各実施形態では、受付部2101が受け付けた作成枚数が台数情報220Dの台数より多い旨を制御装置表示部204で表示する構成であるが、多い旨の出力は、表示に限定されず、音声出力や、情報としての送信等でもよい。
また、メディア処理装置制御部100、及び、制御装置制御部200の機能は、複数のプロセッサー、又は、半導体チップにより実現してもよい。
また、図4、及び図7に示した各部は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上述した実施形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。その他、メディア処理装置1、及び、制御装置2の他の各部の具体的な細部構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更可能である。
また、例えば、図5、及び、図8に示す動作のステップ単位は、メディア処理装置1、及び、制御装置2の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
また、各実施形態はメディア処理装置1が1台で構成されたメディア処理システム1000の構成の場合であったが、メディア処理装置1を複数台備える構成でもよい。その場合には、複数台のメディア処理装置1を1のメディア処理ユニットと捉え、メディア処理装置1と同様に複数台のデータ書込ユニットと複数台の印刷ユニットを有する装置として機能することが可能である。
1…メディア処理装置、2…制御装置、3…ファイル記憶装置、4…カメラ(撮影装置)、20…メディアドライブ(データ書込ユニット)、20A…第1メディアドライブ(データ書込ユニット)、20B…第2メディアドライブ(データ書込ユニット)、30…レーベルプリンター(印刷ユニット)、200…制御装置制御部(制御部)、201…制御装置ネットワーク通信部(受信部)、202…制御装置通信部(通信部)、204…制御装置表示部(出力部)、220…制御装置記憶部(記憶部)、220C…ドライバーソフト(プログラム)、1000…メディア処理システム、2101…受付部、2102…取得部、2103…送信制御部、2104…データ加工部、M…メディア、NW…ネットワーク。
Claims (12)
- データを書き込むN(Nは2以上の整数)台以上の台数のデータ書込ユニット、印刷ユニット、及び制御装置を備えるメディア処理システムの制御方法であって、
前記制御装置は、メディアの作成枚数がN枚であることを受け付け、前記作成枚数を含む作成指示、及び、取得した第1の書き込みデータを送信し、
N台の前記データ書込ユニットは、受信した前記作成指示に基づいて、受信した前記第1の書き込みデータを、N枚の前記メディアに書き込み、
前記制御装置は、前記第1の書き込みデータの取得後に第2の書き込みデータを取得し、取得した前記第2の書き込みデータを送信し、
前記N台の前記データ書込ユニットは、受信した前記第2の書き込みデータを、前記N枚の前記メディアに追記し、書き込み終了後、前記印刷ユニットによってN枚の前記メディアのレーベル面を印刷する、
メディア処理システムの制御方法。 - 前記制御装置は、前記第1の書き込みデータを取得と並行して送信する、
請求項1に記載のメディア処理システムの制御方法。 - 前記制御装置は、前記第2の書き込みデータの送信後、前記メディアのクローズ処理の実行を指示するメディアクローズコマンドを送信し、
前記N台の前記データ書込ユニットは、前記メディアクローズコマンドに基づいて、書き込みを終了する、
請求項1又は2に記載のメディア処理システムの制御方法。 - 前記制御装置は、ユーザーの指示に基づいて前記メディアクローズコマンドを送信する、
請求項3に記載のメディア処理システムの制御方法。 - 前記第1の書き込みデータ、及び、前記第2の書き込みデータは、所定の撮影時間、又は、所定のデータ量を出力単位として撮影装置が断続的に出力した撮影データである、
請求項1から4のいずれか一項に記載のメディア処理システムの制御方法。 - 前記第1の書き込みデータ、及び、前記第2の書き込みデータは、撮影装置から出力される撮影データを所定の撮影時間、又は、所定のデータ量で前記制御装置が分割したデータである、
請求項1から4のいずれか一項に記載のメディア処理システムの制御方法。 - データを書き込むN台(Nは2以上の整数)以上の台数のデータ書込ユニット、及び、印刷ユニットを制御する制御装置であって、
メディアの作成枚数がN枚であることを受け付ける受付部と、
第1の書き込みデータ、及び、前記第1の書き込みデータの送信後に送信される第2の書き込みデータを取得する取得部と、
前記第1の書き込みデータ、及び前記第2の書き込みデータを送信する通信部と、
前記通信部により、N枚の前記メディアを、N台の前記データ書込ユニットと前記印刷ユニットとよって作成する作成指示、及び前記取得部が取得した前記第1の書き込みデータを送信し、前記第1の書き込みデータを送信した後に前記第2の書き込みデータを送信する制御を行う送信制御部と、を備える、
制御装置。 - 前記送信制御部は、
前記データ書込ユニットによる書き込みの終了を指示するコマンドを前記通信部により送信する制御を行う、
請求項7に記載の制御装置。 - 前記データ書込ユニットの台数を記憶する記憶部と、
前記受付部が受け付けた作成枚数であるN枚が、前記記憶部が記憶する前記データ書込ユニットの台数より多い場合、その旨を示す情報を出力する出力部と、を備える、
請求項7又は8に記載の制御装置。 - 撮影装置から撮影データを受信する受信部と、
前記受信部が受信する撮影データを分割するデータ加工部と、を備え、
前記取得部は、前記データ加工部によって分割した分割データを、前記第1の書き込みデータ、及び、前記第2の書き込みデータとして取得する、
請求項7から9のいずれか一項に記載の制御装置。 - 前記データ加工部は、前記受信部が受信する前記撮影データを所定の撮影時間又は所定のデータ量で分割する、
請求項10に記載の制御装置。 - N(Nは2以上の整数)台以上の台数のデータ書込ユニット、及び印刷ユニットを制御する制御装置の制御部が実行可能なプログラムであって、
前記制御部に、
メディアの作成枚数がN枚であることを受け付け、
第1の書き込みデータ、及び、前記第1の書き込みデータの送信後に送信される第2の書き込みデータを取得させ、
N枚の前記メディアをN台の前記データ書込ユニット及び前記印刷ユニットよって作成する作成指示、取得した前記第1の書き込みデータを送信させ、前記第1の書き込みデータを送信させた後に前記第2の書き込みデータを、送信させる、
プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019212391A JP2021086642A (ja) | 2019-11-25 | 2019-11-25 | メディア処理システムの制御方法、制御装置、及び、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019212391A JP2021086642A (ja) | 2019-11-25 | 2019-11-25 | メディア処理システムの制御方法、制御装置、及び、プログラム |
Publications (1)
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JP2021086642A true JP2021086642A (ja) | 2021-06-03 |
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ID=76087933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019212391A Pending JP2021086642A (ja) | 2019-11-25 | 2019-11-25 | メディア処理システムの制御方法、制御装置、及び、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021086642A (ja) |
-
2019
- 2019-11-25 JP JP2019212391A patent/JP2021086642A/ja active Pending
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