この発明は、医療用の取引に利用するような医療用取引管理システム、医療用取引管理方法、および医療用取引管理プログラムに関する。
近年、医療機関において、スケジュールの管理や取引先との契約書などの書類の管理は、大きな負担となっている。スケジュールを管理するものとして、例えば、在庫管理および通知システムが提案されている(特許文献1参照)。このシステムは、関係情報、現在残量、および使用量の履歴に基づいて消耗品の注文スケュールを推奨するように構成されている。
しかし、医療機関において管理しなければならないことは様々であり、より便利なソフトウェアが望まれていた。
この発明は、上述の問題に鑑みて、医療機関における各種管理を容易にする医療用取引管理システム、医療用取引管理方法、および医療用取引管理プログラムを提供し、利用者の利便性を向上させることを目的とする。
この発明は、医療に関するサービスを行う医療機関で業務する医療機関担当者が使用する複数の医療機関担当者端末と、前記医療機関に物または/およびサービスを提供する取引先企業の企業担当者が使用する複数の企業担当者端末と、前記医療機関担当者端末および前記企業担当者端末と通信回線を介して接続されたサーバ装置とを備え、前記医療機関担当者端末と前記企業担当者端末と前記サーバ装置の少なくとも1つに各種データを記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段は、前記医療機関担当者に関する医療機関担当者データと、前記企業担当者に関する企業担当者データとを記憶し、前記医療機関担当者データは、少なくとも承認者としての権限を有するのか否かを認識可能に構成されており、前記医療機関担当者が前記企業担当者に見積の依頼を行う依頼処理部と、前記依頼処理部により得られた見積についての契約文書を前記企業担当者に求める契約文書処理部と、前記見積と前記契約文書の少なくとも一方について可否の承認を行う承認処理部とを備えた医療用取引管理システム、医療用取引管理方法、および医療用取引管理プログラムであることを特徴とする。
この発明により、医療機関における各種管理を容易にすることができる。
医療用取引管理システムのシステム構成を示すブロック図。
サーバ装置の構成を示すブロック図。
サーバ装置のデータ構成を示すデータ構成説明図。
医療機関担当者端末に表示したログイン画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示したトップページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示した依頼ページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示した文書整理ページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示した契約文書更新ページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示したカテゴリ設定ページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示されたスケジュール管理ページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示されたユーザ設定ページ画面の画面構成図。
医療用取引管理システムの動作を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1は、医療用取引管理システムの全体構成を示すブロック図である。
医療用取引管理システムAは、病院や介護施設、クリニックなど医療に関するサービスを行う医療機関で業務する医師や医療事務などの医療機関担当者が使用する複数の医療機関担当者端末20、医療機関に物やサービスを提供する医療機関の取引先である企業(業者)に属する企業担当者が使用する複数の企業担当者端末10、システムを管理する管理者が使用する管理者端末90およびサーバ装置100を有している。サーバ装置100は、インターネットを介して企業担当者端末10、医療機関担当者端末20、管理者端末30と接続されている。
企業担当者端末10、医療機関担当者端末20、および管理者端末30は、通信部14、24、34、制御部11、21、31、入力部12、22、32、および表示部13、23、33を有するパーソナルコンピュータやタブレット端末、スマートフォンなどの通信可能なコンピュータで構成されている。サーバ装置100は、制御部101、入力部102、表示部103、通信部104、および記憶部105を有するサーバコンピュータにより構成されている。
制御部11、21、31、101は、各種演算や制御動作を実行する。表示部13、23、33、103は、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等の適宜の表示装置により構成されている。また、入力部12、22、32、102は、キーボードやマウスまたは、表示部13、23、33、103に重ねて設けられたタッチパネル等の適宜の入力装置によって構成されている。
通信部14、24、34、104は、LANボードまたはWiFi通信ユニット等の有線または無線の通信機器で構成されて有線または無線での通信を実行し、インターネット1へ接続する。入力部12、22、32、102は、企業担当者、医療機関担当者、および管理者によって行われる操作を受け付ける。入力部12、22、32、102を操作した際の操作データは、通信部14、24、34、104によってサーバ装置100へ送信される。
記憶部15、25、35、105は、ハードディスクまたは不揮発性メモリ等の記憶手段により構成されており、各種データを記憶している。また、記憶部15は、企業担当者用プログラム15aを記憶しており、記憶部25は、医療機関担当者用プログラム25aを記憶しており、記憶部35は、管理者用プログラム35aを記憶しており、記憶部105は、サーバ用プログラム105aを記憶している。これらのプログラムは、各制御部11、25、35、101によって実行される。
図2は、サーバ装置100の制御部101がサーバ用プログラム105aによって実行する動作の機能ブロック図である。
サーバ装置100の制御部101は、ログイン処理部101a、ダッシュボード表示部101b、文書整理部101f、依頼処理部101g、スケジュール整理部101h、カテゴリ設定部101i、およびユーザ設定部101jとして機能する。ダッシュボード表示部101bは、カレンダー表示部101c、受信メッセージ表示部101d、および受信契約書表示部101eを有している。これらの各機能部の説明は、これらの機能部が表示する画面と共に後述する。
なお、これらの各機能部は、企業担当者端末10、医療機関担当者端末20、および管理者端末30からの各プログラム(15a、25a、35a)による各アクセスに対して、各端末(10、20、30)にてローカルで操作しているかのように各機能を提供するが、各機能部をサーバ装置100ではなく各端末(10、20、30)に備えるなど、適宜の構成とすることができる。
サーバ装置100の記憶部105は、企業担当者、医療機関担当者または管理者であって、それぞれ端末を操作し、システムを利用するユーザの情報であるユーザ関連データ111、企業担当者と医療機関担当者間の契約書など書類の情報である書類関連データ112、医療機関担当者が企業担当者(または企業)に依頼を行った際のメッセージなど依頼の情報である依頼関連データ113、ユーザのスケジュール情報であるスケジュール関連データ114、および社内メモ関連データ115を有している。
図3は、サーバ装置100の記憶部105に記憶されているデータベースのデータ構成図である。
図3(a)は、ユーザ関連データ111のデータ構成を示す。図3(b)は、書類関連データ112のデータ構成を示す。図3(c)は、依頼関連データ113のデータ構成を示す。図3(d)は、スケジュール関連データ114のデータ構成を示す。
ユーザ関連データ111は、医療機関テーブル120、企業テーブル121、医療機関担当者テーブル122、企業担当者テーブル123、管理者テーブル124、医療機関と企業の中間テーブル125を有している。
医療機関テーブル120は、医療機関名、医療機関ごとに付与されたIDなどを有する。企業テーブル121は、企業名、企業ごとに付与されたIDなどを有する。
医療機関担当者テーブル122は、医療機関担当者ごとに付与されたID、医療機関担当者の氏名、医療機関担当者の所属する医療機関の医療機関外部キー、役職、メールアドレス、および権限などを有する。権限には、医療機関担当者として企業担当者とメッセージ送受信等の実務を行う「一般」と、医療機関担当者からの見積承認申請や契約文書承認申請に対して承認を行う「承認者」と、全ての操作を行える「管理者」のいずれかが記憶される。企業担当者テーブル123は、企業担当者ごとに付与されたID、企業担当者の氏名、企業担当者の所属する企業の企業外部キー、役職、メールアドレス、および権限などを有する。管理者テーブル124は、管理者ごとに付与されたID、氏名および、メールアドレスなどを有している。
書類関連データ112は、契約文書テーブル130、その他の文書テーブル131、文書カテゴリテーブル132、文書の添付ファイルテーブル133を有している。
契約文書テーブル130は、契約を交わす医療機関と企業の医療機関外部キー、企業外部キー、文書カテゴリ外部キー、契約開始日、契約終了日、タイトル、および内容などを有している。その他文書テーブル131は、文書を送受信した医療機関と企業の医療機関外部キー、企業外部キー、文書カテゴリ外部キー、添付ファイル外部キーおよびタイトルなどを有する。
文書カテゴリテーブル132は、カテゴリ名および、検討日などを有している。文書の添付ファイルテーブル133は、契約文書外部キー、オリジナルファイル名および、保存ファイル名などを有している。
依頼関連データ113は、依頼テーブル140、依頼カテゴリテーブル141、依頼スレッドテーブル142、スレッド内メッセージテーブル143、メッセージ既読テーブル144、メッセージ添付ファイルテーブル145を有している。
依頼テーブル140は、依頼タイトル、依頼をする医療機関外部キー、依頼のカテゴリ外部キーなどを有している。依頼カテゴリテーブル141は、カテゴリ名、医療機関外部キーなどを有している。依頼スレッドテーブル142は、依頼外部キー、企業外部キー、ステータスなどを有している。
スレッド内メッセージテーブル143は、スレッド外部キー、添付ファイル外部キー、送信者名、本文などを有している。既読テーブル144は、既読者外部キー、スレッド外部キーなどを有している。メッセージ添付ファイルテーブル145は、メッセージ外部キー、オリジナルファイル名、保存ファイル名などを有している。
これらの依頼関連データ113(テーブル140〜145)により、1つの依頼について複数の企業に打診し、各企業の担当者とやり取りするデータを適切に保存できる。すなわち、依頼テーブル140の1つの依頼には、企業別に依頼スレッドが作成されて依頼スレッドテーブル142に記憶され、かつ、その企業の依頼スレッド内で医療機関担当者からのメッセージと企業担当者からのメッセージがスレッド内メッセージ143に記憶される。このスレッド内メッセージテーブル143の送信者外部キーは、メッセージを送信した医療機関担当者のID(医療機関担当者テーブル122参照)または企業担当者のID(企業担当者テーブル123参照)が記憶されている。
このようなデータ構造であるから、医療機関担当者は、一覧表示される依頼の1つを選択すると、その依頼についてメッセージの送信または/および受信をしている企業が一覧表示され、さらにそのうちの1つの企業を選択すると、その企業との間で医療機関担当者が送信したメッセージと企業担当者が送信したメッセージがスレッド式にて時系列で一覧表示されるといった形でメッセージを確認できる。スレッド式の表示は、例えば左右のうち一方に医療機関担当者が送信したメッセージを表示し、他方に企業担当者が表示したメッセージを表示するという形で実施できる。
また、スレッド内メッセージテーブル143の送信者モデルタイプには、送信者が医療機関担当者であるか企業担当者であるかを示す識別子が記憶されており、この送信者モデルタイプ(医療機関担当者か企業担当者かを示す)と送信者外部キー(どの医療機関担当者または企業担当者かを示す)によって送信者を特定できるように構成されている。
スケジュール関連データ114は、スケジュールテーブル150を有している。スケジュールテーブル150は、医療機関外部キー、ユーザ外部キー、開始日、終了日、タイトルなどを有している。
社内メモ関連データ115は、社内メモテーブル151を有している。社内メモテーブル151は、ユーザ外部キー、メモ対象外部キーなどを有している。
これらの各テーブル120〜151は、そのテーブルの固有の識別情報としてIDを有しており、他のテーブルの情報と連結するための外部キーを必要に応じて有している。外部キーは、その名称と同じ名称のテーブルのIDが記憶されている。例えば企業担当者テーブル123であれば、「医療機関外部キー」には医療機関テーブル120のIDと一致するIDが記憶されており、「企業外部キー」には企業テーブル121のIDと一致するIDが記憶されている。このようにIDと外部キーによって各テーブル(データ)が連結されている。
図4〜図11は、医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示する各種画面の説明図である。いずれの画面も、サーバ装置100の記憶部105に記憶されている各種データ(図3参照)を読み出して、そのデータが表示されているものである。
図4は、ログイン処理部101aによって医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示されたログインページ41の画面構成図である。
ログインページ41は、メールアドレスの入力を受け付けるメールアドレス入力部42と、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力部43と、ログインの実行を受け付けるログインボタン44とを備えている。
登録されたメールアドレスと設定されたパスコードを用いることで、サーバ装置100は、医療機関担当者テーブル122(図3参照)または管理者ユーザテーブル124に登録済みで医療機関担当者端末20を用いる医療機関担当者、または企業担当者テーブル123(図3参照)に登録済みで企業担当者端末10を用いる企業担当者がログインすることを許容する。
ログインボタン44が選択されると、サーバ装置100は、ログイン処理部101aによりメールアドレスとパスワードの照合を行い、メールアドレスおよびパスワードが正しければ、医療機関担当者端末20のログインを許容し、ユーザデータに基づいたトップページデータ(ダッシュボードデータ)を医療機関担当者端末20に送信する。医療機関担当者端末20は、トップページデータを受信し、表示部23によって表示する。
図5は、ダッシュボード表示部101bによって医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示されたトップページ50(ダッシュボード)の画面構成図である。
トップページ50は、タスクバー60、コマンド部70、カレンダー80、および通知部90を有している。タスクバー60は、画面左側に、コマンド部70は、タスクバー60の右側上部(中央上部)に、カレンダー80は、タスクバー右側下部(中央下部)に、通知部90は、画面右側に表示されている。
タスクバー60は、選択されるとトップページ(ダッシュボード)画面を表示するダッシュボードタブ61、文書整理ページを表示する文書を整理する文書整理タブ62、依頼ページを表示する依頼をする依頼タブ63、スケジュールページを表示するスケジュール管理タブ64、カテゴリ設定ページを表示するカテゴリ設定タブ65、ユーザ設定ページを表示するユーザ設定タブ66を有している。
トップページ画面50が表示されているとき、タスクバー60のダッシュボードタブ61は、タスクバー60内の他のタブと異なる色で表示される。
コマンド部70は、選択されると、文書整理ページを表示する文書を整理する文書整理ボタン72、依頼ページを表示する依頼をする依頼ボタン73、スケジュールページを表示するためのスケジュール管理ボタン74、カテゴリ設定ページを表示するためのカテゴリ設定ボタン75、ユーザ設定ページを表示するユーザ設定ボタン76を有している。
カレンダー80は、カレンダー表示部101cによって、医療機関担当者個人が入力した個人スケジュール81と、医療機関担当者が所属する医療機関のグループスケジュール82を併せて表示している。
個人スケジュール81は、カレンダー80に表示される複数の日付部分のうち、スケジュールテーブル150(図3参照)に記憶されている終了日(若しくは開始日)と同一の日付部分に、当該スケジュールのタイトルが表示されたものである。この個人スケジュール81は、医療機関担当者の個別のスケジュールであるため、他の医療機関担当者がログインしている場合には表示されないものである。
グループスケジュール82は、カレンダー80に表示される複数の日付部分のうち、契約文書テーブル130(図3参照)に記憶されている契約終了日と同一の日付部分に、当該契約文書の契約タイトルが表示される。このグループスケジュール82は、1つの医療機関において全医療機関担当者に共通するスケジュール82であるため、当該医療機関に所属する他の医療機関担当者がログインした場合であってもカレンダー80に表示される。また、グループスケジュール82としては、契約文書の更新等の検討を開始すべき検討日も表示される。
なお、カレンダー80における1つの日付部分に複数のスケジュール(81,82)を表示する必要がある場合には、1つのスケジュール(81.82)のタイトルを表示し、表示できていないスケジュール(81,82)の件数と、これらの表示できていないスケジュール(81,82)を確認するための表示ボタン(図示の例では「もっとみる」と記載)を表示する。
本例では、2019年11月のカレンダーを表示し、13日、15日、22日、27日、30日に予定(スケジュール)が入っていることを表示している。
通知部90は、メッセージ通知部91および契約文書通知部92を有している。メッセージ通知部91は、画面右上部に、契約文書通知部92は、画面右下部(メッセージ通知部の下部)に位置している。
メッセージ通知部91は、受信メッセージ表示部101dによって、依頼テーブル140のステータスが「見積中」である依頼で、かつ、企業担当者からメッセージを受信している状態の依頼を一覧表示する。各依頼については、「依頼タイトル」およびそのメッセージを送信した企業の「企業名」(取引業者)と未読メッセージの「件数」を表示する。
契約文書通知部92は、受信契約書表示部101eによって、契約文書テーブル130のステータスが「契約手続中」で企業担当者から送信された契約文書を一覧表示する。各契約文書については、「件名」およびその契約文書を送信した企業の「企業名」(取引業者)を表示する。
本例では、メッセージ通知部91は、1件の未読のメッセージがあることを表示している。契約文書通知部92は、取引業者(企業)から1件の契約書がアップロードされたことを表示している。
メッセージ通知部91および契約文書通知部92に表示される通知は、医療機関担当者がその通知されたメッセージや契約文書を確認(既読)したとき、通知部90から削除される。通知部90は、メッセージ通知部91と契約文書通知部92の両方の通知するものがなくなった場合、“現在、タスクはありません。”という表記を表示する。
図6は、依頼処理部101gによって医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示された画面の説明図であり、図6(A)は、既に行った又は進行中の依頼を表示する依頼ページ180の画面構成図であり、図6(B)は、依頼を新規作成する新規依頼作成メニュー190の画面構成図である。
依頼ページ180は、タスクバー60、依頼を新規作成する新規依頼ボタン181、依頼の検索、絞り込みを行う検索部160、依頼一覧を表示する依頼一覧表示部170を有している。
依頼ページ180が表示されているとき、タスクバー60における依頼をするタブ62は、タスクバー60内の他のタブと異なる色で表示される。
検索部160は、依頼が終了しているか、継続中かを選択する終了チェック選択部161、依頼先である取引業者(企業)を選択する取引業者選択部162、依頼のカテゴリを選択するカテゴリ選択部163、依頼の状態を選択する状態選択部164、依頼を行った日を入力する依頼日入力部165、依頼の件名入力部166、および検索を実行する検索ボタン167を有している。
検索部160は、検索条件である終了チェック選択部161、取引業者選択部162、取引業者選択部163、カテゴリ選択部163、状態選択部164、日付入力部165、件名入力部166のいずれか1つまたは複数を用いた検索を可能とする。
医療機関担当者端末20の制御部25は、検索条件が入力されたのち、検索ボタン167が選択されると、検索条件に該当する依頼をサーバ装置100から受信して依頼一覧表示部170に表示する。
依頼一覧表示部170は、選択されると依頼中である依頼のスレッドを表示する依頼中スレッド選択部171、完了した依頼のスレッドを表示する完了スレッド選択部172を有する。依頼一覧表示部170は、選択された依頼中スレッド選択部171あるいは、完了スレッド選択部172のいずれかに対応した依頼を表示する。
依頼は、依頼ごとにスレッド173として表示される。依頼一覧表示部170に表示された複数のスレッド173は、それぞれの依頼をした日を示す依頼日174、取引業者(企業)を示す依頼先175、依頼のカテゴリを示す依頼カテゴリ176、依頼の状態を示すステータス177、依頼の件名を示す依頼件名178が表示され、依頼の本文を表示するためのアイコン179が備えられている。
依頼のスレッド173が選択されると、スレッド173内の依頼先(企業)ごとのスレッドである企業スレッド182が表示される。企業スレッド182は、依頼の状態を企業ごとに表示する企業別ステータス183、選択されると依頼の詳細を表示する企業別依頼詳細ボタン184を有している。企業別依頼詳細ボタン184が選択されると、依頼内容やこれまでに行われた企業とのメッセージのやりとりなどを表示する。
医療機関担当者端末20は、依頼ページ180が備えた新規依頼ボタン181が選択されると、依頼を新規作成する新規依頼作成メニュー190(図6(B))を表示する。新規依頼作成メニュー190は、依頼ページ180をバックグラウンドとして、その上にフォアグラウンドとして表示される。
図6(B)に示す新規依頼作成メニュー190は、取引先(依頼先企業)が単数、あるいは複数選択される新規取引先選択部188、依頼カテゴリが選択される新規依頼カテゴリ選択部189、件名が入力される新規件名入力部191、本文が入力される新規本文入力部192、添付ファイルを表示する添付ファイル表示部193、選択されると添付ファイル選択を促す画面を表示する添付ファイル追加ボタン185、選択されると新規依頼作成をキャンセルするキャンセルボタン186、依頼の新規作成情報を送信する新規依頼送信ボタン187を有する。
新規取引先選択部188、新規依頼カテゴリ選択部189、新規件名入力部191、新規本文入力部192のそれぞれが入力され、新規依頼を送信する新規依頼送信ボタン187が選択されると、作成された依頼が新規取引先選択部188で選択された企業へ送信される。そうして、新規依頼作成メニュー190は閉じられ、作成した新規依頼が依頼一覧表示部170に表示される。この新依頼作成メニュー190は、新規依頼送信ボタン187が選択された場合や新規依頼作成をキャンセルするキャンセルボタン186が選択された場合に閉じられる。
新規依頼が保存されると、依頼ページ180の新たなスレッド173として、表示される。
依頼は、医療機関担当者からの採用検討のための依頼であって、企業へカタログを請求する、見積もり書を依頼する、契約書を依頼するなどの依頼である。これらの採用検討のための依頼を医療機関担当者が行うとき、医療機関担当者端末20は、医療機関担当者により操作され、依頼をするページから新規依頼ボタン181が選択され、新規依頼作成メニュー190の各項目が入力され、新規依頼送信ボタン187が押下されることで行われる。
また、新規依頼作成メニュー190の、新規取引先選択部188は、複数の取引先の選択を許容する。新規依頼の作成がなされると、サーバ装置100は、一覧表示部17において、1つの依頼につき1つのスレッド173を作成する。複数の取引先を選択された場合も、1つの依頼につき1つのスレッド173を作成し、スレッド173が選択されると、依頼をした企業の数だけ企業スレッド182を表示する。
図7は、文書整理部101fによって医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示される画面の説明図であり、図7(A)は、文書を整理する文書整理ページ200の画面構成図であり、図7(B)は、新規文書を整理する新規文書整理メニュー240の画面構成図である。
図7(A)に示す文書整理ページ200は、タスクバー60、選択されると新規文書の整理を促す新規文書整理メニュー240を表示する新規文書整理ボタン217、文書を検索する検索部210、および文書を一覧表示する文書一覧表示部220を有している。
文書整理ページ200を表示しているとき、タスクバー60の文書を整理するタブ64は、タスクバー60内の他のタブと異なる色で表示される。
検索部210は、文書を検索する際の検索条件として、取引先業者(企業)が選択される取引業者選択部211、文書のカテゴリが選択される文書カテゴリ選択部212、書類の契約満了日が入力される契約満了日入力部213、件名やファイル名などキーワードが入力されるキーワード入力部214、を有し、検索を実行する検索ボタン215を有する。
医療機関担当者端末20により、検索条件が入力されたのち、検索ボタン167が選択されると検索条件にあった文書を文書一覧表示部220に表示する。
文書一覧表示部220は、選択されると整理済みの契約書のみを表示する整理済み書類選択ボタン221、未整理の契約書のみを表示する未整理書類選択ボタン222、その他の書類を表示するその他書類選択ボタン233を有している。
文書一覧表示部220は、整理済み書類選択ボタン221、未整理書類選択ボタン222、あるいはその他書類選択ボタン223のいずれかが選択され、選択された条件に対応する書類の一覧を表示する。また、検索部210に検索条件が入力され、検索ボタン215が選択されたたときは、さらに検索条件に一致した書類を表示する。
文書一覧表示部220は、企業より受け取った1つの文書(若しくはひとまとまりの文書)を1つのスレッド233として複数並べて一覧表示する。各スレッド233は、それぞれの文書の作成日、または受け取り日である文書作成日224、文書の作成者あるいは文書の送付元である作成者(企業担当者)225、書類の取引を行った取引業者(企業)226、文書のカテゴリ227、契約書の契約満了日228a(または文書の有効期限を示す終了日228a)、および契約の金額228b、文書の件名229を有している。
文書一覧表示部220は、さらに、選択されると文書とともに送受信されたメッセージの本文を表示するアイコン230、保存ファイルを表示する保存ファイルボタン231、および編集を行う編集ボタン232が備えられている。
医療機関担当者端末20は、医療機関担当者により新規文書整理ボタン217が選択されると、整理する書類が契約書であるか、その他の書類であるかを選択する画面を表示する。医療機関担当者により、書類が契約書であることの選択がされると、文書を新規作成する新規文書整理メニュー240を表示する。新規文書整理メニュー240は、文書整理ページ200をバックグラウンドとして、その上にフォアグラウンドとして表示される。
図7(B)に示す新規文書整理メニュー240は、契約をする取引業者(企業)を選択する取引業者選択部241、契約書の件名を入力する件名入力部242、契約の開始日を選択する契約開始日選択部243、契約の終了日を選択する契約終了日選択部244、契約更新の検討を開始する日を選択する検討日選択部245、契約のカテゴリを選択する契約カテゴリ選択部246、契約金額を入力する契約金額入力部247、メモを記入するメモ記入部248、選択されると添付ファイルの選択を促す画面を表示する添付ファイル選択部249、添付ファイル選択部249により選択された添付ファイルを表示する添付ファイル表示部252、選択されると新規文書整理をキャンセルするキャンセルボタン251、新規文書整理を登録する保存ボタン250を有している。
新規文書整理メニュー240は、少なくとも取引業者選択部241、件名入力部242、契約開始日選択部243、契約終了日選択部244、契約カテゴリ選択部245、契約金額入力部247が記入され、その後、保存ボタン250が選択されると、作成された新規文書を契約文書テーブル130(図3参照)に追加保存して新規文書整理メニュー240を閉じる。また、キャンセルボタン251が選択された際も、新規文書整理メニュー240は閉じられる。
新規文書が保存されると、この新規文書は、文書整理ページ200の新たなスレッド233として表示される。また保存された契約文書の契約開始日、契約終了日、契約検討日は、カレンダー80およびカレンダー302に表示される。
図8は、文書整理部101fにより医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示された契約文書編集メニュー260の画面構成図である。
文書整理ページ220のスレッド233が有する編集ボタン232が選択されると、契約文書編集メニュー260を表示する。契約文書編集メニュー260は、文書整理ページ200をバックグラウンドとして、その上にフォアグラウンドとして表示される。
契約文書編集メニュー260は、文書の件名を示す文書件名261、契約開始日を選択する開始日選択部262、契約の終了日を選択する契約終了日選択部263、契約更新の検討を開始する日を選択する検討日選択部264、契約のカテゴリを選択する契約カテゴリ選択部265、契約金額を入力する契約金額入力部266、メモを記入するメモ記入部267、選択されると契約文書の編集をキャンセルするキャンセルボタン268、契約文書の編集を保存する保存ボタン269を有している。
契約文書編集メニュー260は、少なくとも件名入力部261、契約開始日選択部262、契約終了日選択部263、契約カテゴリ選択部265、契約金額入力部266が記入され、その後、保存ボタン269が選択されると、編集した内容が契約文書テーブル130(図3参照)に保存されて契約文書編集メニュー260が閉じられる。また、キャンセルボタン268が選択された際も契約文書編集メニュー260は閉じられる。
契約文書の編集内容が保存されると、文書整理ページ200の文書一覧部220の元のスレッドは更新される。また保存された契約文書の契約開始日、契約終了日、契約検討日は、カレンダー80およびカレンダー302に表示される。
図9は、カテゴリ設定部101iにより医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示される画面の説明図であり、図9(A)はカテゴリ設定ページ270の画面構成図であり、図9(B)はカテゴリ新規作成メニュー271の画面構成図である。
カテゴリ設定ページ270は、タスクバー60、契約文書についてのカテゴリを編集する契約文書カテゴリ部280、および依頼についてのカテゴリを編集(追加、変更、削除)する依頼カテゴリ部290を有している。
カテゴリ設定ページ270が表示されているとき、タスクバー60のカテゴリ設定タブ65は、タスクバー60内の他のタブと異なる色で表示される。
契約文書カテゴリ部280と依頼カテゴリ部290は、それぞれ登録された複数のカテゴリを一覧で表示する。
契約文書カテゴリ部280と依頼カテゴリ部290は、それぞれ選択されるとカテゴリ新規メニューを開くカテゴリ新規作成ボタン281、291、カテゴリごとのスレッドであるカテゴリスレッド282、292、カテゴリ名を示すカテゴリ名表示部283、293、カテゴリに登録されている件数を示すカテゴリ登録数表示部284、294、選択されるとカテゴリの編集画面を表示するカテゴリ編集ボタン285、295、および選択されるとカテゴリスレッド282、292を削除する削除ボタン286、296を有する。
カテゴリ新規作成ボタン281が選択されると、カテゴリ新規作成メニュー271を表示する。カテゴリ新規作成メニュー271は、カテゴリ設定ページ270をバックグラウンドとしてその上にフォアグラウンドとして表示される(図9b)。
図9(B)に示すカテゴリ新規作成メニュー271は、カテゴリの名称が入力されるカテゴリ名称入力部272、検討日が選択されるカテゴリ選択部273、選択されるとカテゴリ作成をキャンセルするキャンセルボタン274、カテゴリを作成するカテゴリ作成ボタン275を有する。カテゴリ名称入力部にカテゴリの名称が入力され、カテゴリ作成ボタン275が選択されると、新規カテゴリが作成されて文書カテゴリテーブル132(図3参照)に追加登録される。
各カテゴリに設定される検討日は、契約書類に登録された契約終了日に対してどれくらいの期間だけ前に検討を開始するのが良いかを示す検討開始時期が記憶されている。この検討日は、実施例では、契約終了日の6か月前、1年前、1年6か月前、または2年前から選択可能に構成されているが、これに限らず、他の期間も選択できるようにする、あるいは直接入力できるようにするなど、適宜の構成とすることができる。
なお、この実施例では、カテゴリ単位で検討日を設定できる構成としているが、契約文書テーブル130(図3参照)に「検討日」の項目を追加し、契約終了日のどれだけ前に更新等の契約の検討を開始するのが良いかを契約文書毎に個別に登録できるようにしてもよい。この場合、契約文書テーブル130の「検討日」に期間が登録されていなければその契約文書のカテゴリに設定された検討日を採用し、契約文書テーブル130の「検討日」に期間が登録されていれば契約終了日からのその期間前の日を「検討日」として採用すると良い。これにより、カテゴリ毎に検討日が定まっていて入力数を減らせて利便性が高く、かつ、契約文書に応じて検討日を個別に変更できて柔軟性の高いシステムを提供できる。
カテゴリ作成ボタン274が選択される、あるいは、キャンセルボタン273が選択されたとき、カテゴリ新規作成メニュー271は閉じられる。作成された新規カテゴリは、カテゴリ設定ページ270に新たなスレッド282として、表示される。
カテゴリ編集ボタン285が選択されると、カテゴリ編集メニューが表示される(図省略)。カテゴリ編集メニューは、カテゴリの名称編集部および、検討日編集部を有する。
カテゴリ削除ボタン286、296によるカテゴリの削除は、カテゴリ内に分類されている書類がない場合でないとできない。カテゴリ内に分類されている書類がある場合は、エラーが表示される。
図10は、スケジュール整理部101hにより医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示される画面の説明図であり、図10(A)は、カレンダーページ300の画面構成図であり、図10(B)は、スケジュール登録メニュー310の画面構成図である。
図10(A)に示すように、カレンダーページ300は、タスクバー60、選択されるとカレンダーにスケジュールの新規登録を促すスケジュール登録ボタン301、1か月のカレンダーを表示するカレンダー表示302を有する。
カレンダー表示302は、選択されると表示しているカレンダーの月を前月あるいは次月にする月送りボタン303、“今日”を含む月を表示する今日ボタン302、医療機関担当者が個人的に登録したスケジュールである個人スケジュール305、医療機関担当者が属する医療機関が取引先企業と交わした契約書のスケジュールである契約書スケジュール306(グループスケジュール82)を有する。
前述した“今日”は、サーバ装置100と医療機関担当者端末20が最後に通信した時点での時刻によって定められる。
個人スケジュール305、契約書スケジュール306は、カレンダーの日付部分に表示される。個人スケジュール305は、スケジュールの件名が表示され、契約書スケジュール306は、取引先企業の名称が表示される。
個人スケジュールは、スケジュールを開始する開始スケジュールとスケジュールを終了する日を示す終了スケジュールを有し、カレンダーの日付部分に表示される開始スケジュールと終了スケジュールは、それぞれ違う色を有する。スケジュールが日をまたがないときは、開始スケジュールと同じ色で表示される。
契約書スケジュール306は、契約が開始される日を表示した契約開始スケジュール307と、契約が終了される日を表示した契約終了スケジュール308と、契約の検討を開始する日を表示した契約検討スケジュール309を有している。
カレンダーの日付部分に表示される契約開始スケジュール307と契約終了スケジュール308と契約検討スケジュール309はそれぞれ異なる色を有する。
スケジュール登録ボタン301が選択されると、医療機関担当者はカレンダーに個人のスケジュール(個人スケジュール305)の登録を促すスケジュール登録メニュー310を表示する(図10(B))。
図19(B)に示すように、スケジュール登録メニュー310は、スケジュールページ300をバックグラウンドとしてその上にフォアグラウンドとして表示される。
スケジュール登録メニューはスケジュールの開始日時が選択される開始日時選択部311、スケジュールの終了日時が選択される終了日時選択部312、1日を通してのスケジュールを登録する際に選択される終日ボタン313、スケジュールの件名が入力される件名入力部314、メモが記入されるメモ記入部315、選択されるとカレンダー登録をキャンセルするキャンセルボタン316、カレンダー登録をする登録ボタン317を有する。
スケジュール登録メニュー310は、キャンセルボタン316または登録ボタン317が選択されたとき、閉じる。スケジュール登録メニュー310から登録されたスケジュールは、スケジュールページ300のカレンダー302に表示される。また、新規文書作成メニュー240から登録された契約文書の契約開始日、契約終了日、契約検討日は、カレンダー302に表示される。それに加え、契約文書編集メニュー260によって編集、保存された契約開始日、契約終了日、契約検討日もカレンダー302に表示される。
カレンダー302に表示されるスケジュールは、トップページ50のカレンダー80にも記載される。トップページ50のカレンダー80とスケジュールページ300のカレンダー302は、同じものである。しかし、表示されるサイズが異なるために、表示すべきスケジュールの件名や企業名の省略幅が異なるものである。
図11は、ユーザ設定部101jにより医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示されたユーザ設定ページ320の画面構成図である。
ユーザ設定ページ320は、タスクバー60、ユーザ一覧表示部330、ユーザ登録部340を有している。
ユーザ設定ページ320を表示しているとき、タスクバー60のユーザ設定タブ66は、タスクバー60内の他のタブと異なる色で表示されている。
ユーザ一覧表示部330は、医療機関担当者の属する医療機関に属する医療機関担当者をスレッド一覧で表示している。ユーザ一覧表示部330は、スレッド335ごとにユーザ名を表示するユーザ名表示部331、ユーザ(医療機関担当者)のメールアドレスを表示するメールアドレス表示部332、“権限”を表示する権限表示部333を有する。
権限表示部333に表示される権限は、取引先企業からの契約書や見積書などを承認する権限を有する“承認者”と、医療機関担当者に付与される権限であって承認する権限を有さない“一般”と、全ての動作を行える“管理者”の3種類が設定されている。
ユーザ登録部340は、招待したい同じ医療機関に属する医療機関担当者(新たなユーザ)のメールアドレスが入力されるメールアドレス入力部341と、サーバ装置100にメールアドレス入力部341に入力されたメールアドレス情報を送信する送信ボタン342を有する。サーバ装置100は、送信されたメールアドレス情報を受信し、そのメールアドレス宛に医療用取引管理システムAへのユーザ登録を促すメールを送信する。メールを受け取った医療機関担当者は、指示に従い、ユーザの登録がされると、新たなスレッド335としてユーザ一覧表示部330に表示される。
図12は、医療機関担当者がある商品・サービスに関して、複数の企業に対して見積依頼をし、その中から選択した業者と契約するまでの流れを示すフローチャートである。
このフローチャートは、医療機関担当者が使用する医療機関担当者端末20の制御部21が、サーバ装置100にアクセスし、ログイン処理部101aによるログインを行った後、トップページ50(図5参照)の依頼タブ63が選択されて依頼処理部101gが機能してからの処理を示している。
依頼処理部101gは、図6(A)に示す依頼ページ180を表示し、新規依頼ボタン181が選択されて図6(B)の新規依頼作成メニュー190で依頼(見積依頼)が行われると(ステップS1)、見積依頼のメッセージを企業担当者へ送信し、ステータス177を「依頼中」(見積依頼中)に設定する。このとき、複数の企業が指定されていれば、複数の企業へ見積依頼のメッセージを一斉配信する。各企業へ配信されたメッセージは、その企業の企業担当者であれば誰でも確認して返信できるようになっている。
依頼処理部101gは、企業担当者端末10からの返信メッセージおよび見積を受け付けると、当該返信メッセージと見積を依頼した医療機関へ送信する(ステップS2)。この返信メッセージと見積は、その医療機関の医療機関担当者であれば誰でも確認でき、かつ、誰でも次の処理を進めることができる。
依頼処理部101gは、追加連絡が必要で(ステップS3:要)、追加メッセージが医療機関担当者によって送信された場合(ステップS4)、ステップS2へ処理を進めて企業担当者による返信メッセージと見積の提出まで待機する。
追加連絡が不要であれば(ステップS3:不要)、依頼処理部101gは、医療機関担当者の操作による見積承認申請の入力を受け付け、承認権限のある承認者に当該見積承認申請のメッセージを送信し、ステータス177を「承認待」(見積承認待)に変更する(ステップS4)。この見積承認申請は、複数の1つの依頼に対して1つの企業を採用することを条件とする。したがって、1つの依頼に対して2以上の企業の見積りに対して見積承認申請をすることはできず、2つ目の見積承認依頼申請を行った場合、依頼処理部101gは、どの企業のどの見積を採用予定か決定するようにエラーメッセージを表示するなど、適宜の構成とすることができる。すなわち、1つの依頼の中で2以上の企業のステータスが「承認待」とすることを許容しない。したがって、1つ目の企業の見積承認申請が却下され、「依頼中」のステータスに変更された場合は、2つ目の企業に対して見積承認申請をすることができる。この見積承認申請は、図6(A)のステータス177が選択されることによって、また、見積承認申請の際、見積を添付するとともに、医療機関担当者から承認者へのメッセージを入力することができる。このため、承認者はそのメッセージに記載された情報を得て判断することができる。
承認者が医療機関担当者端末20または管理者端末30により見積承認申請を却下した場合(ステップS7:却下)、ステップS1に処理を戻してやり直す。
承認者が承認した場合(ステップS7:承認)、依頼処理部101gは、承認されたことを示すメッセージを医療機関担当者に送信してステータス177を「承認済」(見積承認済)に変更する。そして、依頼処理部101gは、医療機関担当者によってステータス177が「完了」(確定)に変更されることを受け付ける(ステップS8)。
依頼処理部101gは、医療機関担当者によって見積確定した企業への契約文書の依頼を受け付け、ステータス177を「依頼中」(契約文書依頼中)に変更する(ステップS9)。なお、ステップS8とステップS9を1つにまとめ、医療機関担当者がステータス177を「完了」に変更すると、契約文書の依頼を受け付けてステータス177を「依頼中」に変更する構成にしてもよい。
依頼処理部101gは、企業担当者による返信メッセージの入力と契約文書の提出を受け付けると(ステップS10)、そのまま医療機関担当者へ送信する。
追加連絡が要であれば(ステップS11:要)、依頼処理部101gは、追加メッセージの送信を受け付け(ステップS12)、ステップS10へ処理を戻して相手方の返信メッセージ等の到着を待機する。
追加連絡が不要であれば(ステップS10:不要)、依頼処理部101gは、医療機関担当者による契約承認申請の入力を受け付ける(ステップS13)。この契約承認申請の入力は、図6(A)のステータス177が選択されることによって、ステータスを「承認待」(契約文書承認待)に変更して実行する等、適宜の方法で実行することができる。
依頼処理部101gは、承認者による契約承認の入力を受け付け(ステップS14)、当該契約承認の入力結果が「却下」であった場合は(ステップS15;却下)、ステップS9に処理を戻してやり直す。
契約承認の入力結果が「承認」であった場合(ステップS15;承認)、依頼処理部101gは、医療機関担当者へ承認完了等を示す通知を行い、ステータス177を「承認済」(契約文書承認済)に変更する。
依頼処理部101gは、医療機関担当者による「契約確定」の入力を受け付け(ステップS16)、ステータス177を「完了」(契約成立)に変更して処理を終了する。この契約確定では、新規文書整理メニュー240(図7(B)参照)で契約文書のカテゴリの設定、契約日および契約満了日の入力など、医療機関担当者による必要情報の入力を受け付け、入力されたデータを契約文書テーブル130(図3参照)に記憶する。
以上の構成および動作により、医療用取引管理システムAは、医療機関における各種管理を容易にし、利用者の利便性を向上させることができる。
また、見積と契約文書の少なくとも一方について承認申請を行う構成であるため、必ず承認を受けて契約を成立させることができ、医療機関が企業との取引を問題なく着実に実施することができる。
また、承認対象となる書類とメッセージを、承認権限を有する者へ送信する構成であるため、承認者は、承認対象である見積書または/および契約文書を全部着実確認することができる。
また、見積承認申請と契約文書承認申請の両方を行う構成であるため、要所で確実に承認して契約までの一連の手続きを滞りなくスムーズに運ぶことができる。すなわち、承認の回数が多すぎると業務効率が悪くなり、逆に承認回数が少なすぎると承認者が気づいた時点では大幅に手遅れということが生じるが、このようなことなく1つずつのステップを確実に実行して結果として正確で速い処理を実現できる。
また、スレッドが企業単位で見ることができる構成であるため、複数の企業の情報が混在してどの企業のことであったかが混乱するといったことが生じ難く、適切に処理していくことができる。
また、ステータス177は、変化する順番が定まっているため、予定外の事態が生じることを防止でき、承認ルートを確実に通過させて契約締結するといったことができる。
また、トップページ50は、カレンダー80、および通知部90を有するため、医療機関担当者は、企業担当者から受信した情報と、カレンダー情報を1画面で確認して便利に利用することができる。すなわち、カレンダー80では、スケジュールに応じてしなければならない業務を確認でき、通知部90では、企業担当者から受信して処理しなければならない情報を確認できるため、処理しなければならない業務と期限のある業務とを同時に確認して適切に振り分けて進めることができる。しかもトップページ50として最初の画面(メインの画面)に表示されるため、確認漏れも防止でき、確実に業務を進めることができる。
また、カレンダー80にグループスケジュール82として契約満了日が表示されるため、医療機関担当者は、契約満了日が迫っている契約について契約満了前に契約の更新や再契約、あるいは取引先の変更といったことを実施することができる。したがって、契約満了日が過ぎているにもかかわらず気づかないでそのままにするといったことを防止できる。
また、医療機関担当者個人の個人スケジュール81と、その医療機関に所属する医療機関担当者全員に表示されるグループスケジュール82を、1つのカレンダー80にまとめて表示するため、医療機関担当者は自分のスケジュールを確認しつつ自身の所属する医療機関全体で進めなければならない業務を各自分担して進めて行くことができる。
また、通知部90は、メッセージ通知部91および契約文書通知部92を有しており、企業担当者からの見積等のメッセージと、契約することが決まり企業担当者から送信されてきた契約文書とを両方確認できるため、それぞれ適切に処理することができる。しかも、契約前で雑多な情報も含まれやすい見積等のメッセージと、契約が決まって重要である契約文書等が、メッセージ通知部91と契約文書通知部92に分かれて表示されるため、重要度に応じた処理を適切に実行することが容易に実現される。特に、重要な契約文書が雑多なメッセージに埋もれるということが生じないため、操作に不慣れな医療機関担当者であっても漏れのない適切な処理を確実に実施できる。
また、カレンダー80には、契約満了日の前に検討日が表示されるため、契約に時間のかかるようなものであっても検討開始すべき時期を的確に把握でき、スムーズに契約の更新や再契約等を進めることができる。しかも、文書のカテゴリによって検討日がデフォルトで決定される構成であるため、適切な検討日を容易に設定することができるとともに、検討日の設定漏れを防止することができる。さらに、契約文書に個別に検討日を登録することもできるため、様々な契約に対して柔軟に対応することができる。
また、医療機関担当者は、1つの依頼(見積依頼)を1つの単位として、複数企業に対して見積依頼のメッセージを一斉にまたは個別に送信でき、その後は企業単位でメッセージの送受信を実施できて、企業毎に企業別ステータス183を付与できる。このため、金額やスペック等で折り合わない企業については企業別ステータス183を「完了」等に順次設定していき、最終的に残った企業を「採用候補」として、図示省略する「院内承認」あるいは「完了」に設定するボタンを押してその企業の見積の承認を得て契約を進めるといったことができる。また、途中で見積の承認が拒否された場合に、ステータス177が「依頼中」に戻るため、次に条件の良かった別の企業の企業別ステータス183を「採用候補」として見積承認申請をし、承認が得られれば契約を進めるといったこともできる。したがって、多数の企業の中から最適な企業と契約する作業を効率よく進めることができる。
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明は、医療機関と企業の間で商品およびサービスの取引を行うに際して利用することができる。
A…医療用取引管理システム
20…医療機関担当者端末
100…サーバ装置
101b…ダッシュボード表示部
101c…カレンダー表示部
101d…受信メッセージ表示部
101e…受信契約書表示部
101f…文書整理部
101g…依頼処理部
101h…スケジュール整理部
101i…カテゴリ設定部
113…依頼関連データ
114…スケジュール関連データ
この発明は、医療用の取引に利用するような医療用取引管理システム、医療用取引管理方法、および医療用取引管理プログラムに関する。
近年、医療機関において、スケジュールの管理や取引先との契約書などの書類の管理は、大きな負担となっている。スケジュールを管理するものとして、例えば、在庫管理および通知システムが提案されている(特許文献1参照)。このシステムは、関係情報、現在残量、および使用量の履歴に基づいて消耗品の注文スケュールを推奨するように構成されている。
しかし、医療機関において管理しなければならないことは様々であり、より便利なソフトウェアが望まれていた。
この発明は、上述の問題に鑑みて、医療機関における各種管理を容易にする医療用取引管理システム、医療用取引管理方法、および医療用取引管理プログラムを提供し、利用者の利便性を向上させることを目的とする。
この発明は、医療に関するサービスを行う医療機関で業務する医療機関担当者が使用する複数の医療機関担当者端末と、前記医療機関に物または/およびサービスを提供する取引先企業の企業担当者が使用する複数の企業担当者端末と、前記医療機関担当者端末および前記企業担当者端末と通信回線を介して接続されたサーバ装置とを備え、前記医療機関担当者端末と前記企業担当者端末と前記サーバ装置の少なくとも1つに各種データを記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段は、前記医療機関担当者に関する医療機関担当者データと、前記企業担当者に関する企業担当者データとを記憶し、前記医療機関担当者データは、少なくとも承認者としての権限を有するのか否かを認識可能に構成されており、前記医療機関担当者が前記企業担当者に見積の依頼を行う依頼処理部と、前記依頼処理部により得られた見積についての契約文書を前記企業担当者に求める契約文書処理部と、前記見積と前記契約文書の少なくとも一方について可否の承認を行う承認処理部とを備え、前記依頼処理部は、1つの依頼について複数の企業へ依頼メッセージを送信できる構成であり、前記依頼ごとに依頼のスレッドとして表示される依頼一覧表示部を備え、前記依頼一覧表示部は、前記依頼のスレッドごとに、前記企業担当者から見積を受信すると企業単位でメッセージの送受信を行って企業スレッドと時系列で表示し、前記依頼のスレッドに依頼のステータスを表示する構成とし、この依頼のステータスは、前記企業担当者へ見積を依頼して選定している依頼中の状態であることを示す第1のステータスと、前記医療機関担当者が1つの見積を選択して前記承認者としての権限を有する者へ承認申請を行っている状態であることを示す第2ステータスと、前記承認申請が承認された承認済であることを示す第3ステータスとに変更される構成であり、前記企業スレッドに、採用候補であることを示すステータスと院内承認であることを示すステータスとに変更される企業別ステータスを表示する医療用取引管理システム、医療用取引管理方法、および医療用取引管理プログラムであることを特徴とする。
この発明により、医療機関における各種管理を容易にすることができる。
医療用取引管理システムのシステム構成を示すブロック図。
サーバ装置の構成を示すブロック図。
サーバ装置のデータ構成を示すデータ構成説明図。
医療機関担当者端末に表示したログイン画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示したトップページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示した依頼ページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示した文書整理ページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示した契約文書更新ページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示したカテゴリ設定ページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示されたスケジュール管理ページ画面の画面構成図。
医療機関担当者端末に表示されたユーザ設定ページ画面の画面構成図。
医療用取引管理システムの動作を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1は、医療用取引管理システムの全体構成を示すブロック図である。
医療用取引管理システムAは、病院や介護施設、クリニックなど医療に関するサービスを行う医療機関で業務する医師や医療事務などの医療機関担当者が使用する複数の医療機関担当者端末20、医療機関に物やサービスを提供する医療機関の取引先である企業(業者)に属する企業担当者が使用する複数の企業担当者端末10、システムを管理する管理者が使用する管理者端末90およびサーバ装置100を有している。サーバ装置100は、インターネットを介して企業担当者端末10、医療機関担当者端末20、管理者端末30と接続されている。
企業担当者端末10、医療機関担当者端末20、および管理者端末30は、通信部14、24、34、制御部11、21、31、入力部12、22、32、および表示部13、23、33を有するパーソナルコンピュータやタブレット端末、スマートフォンなどの通信可能なコンピュータで構成されている。サーバ装置100は、制御部101、入力部102、表示部103、通信部104、および記憶部105を有するサーバコンピュータにより構成されている。
制御部11、21、31、101は、各種演算や制御動作を実行する。表示部13、23、33、103は、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等の適宜の表示装置により構成されている。また、入力部12、22、32、102は、キーボードやマウスまたは、表示部13、23、33、103に重ねて設けられたタッチパネル等の適宜の入力装置によって構成されている。
通信部14、24、34、104は、LANボードまたはWiFi通信ユニット等の有線または無線の通信機器で構成されて有線または無線での通信を実行し、インターネット1へ接続する。入力部12、22、32、102は、企業担当者、医療機関担当者、および管理者によって行われる操作を受け付ける。入力部12、22、32、102を操作した際の操作データは、通信部14、24、34、104によってサーバ装置100へ送信される。
記憶部15、25、35、105は、ハードディスクまたは不揮発性メモリ等の記憶手段により構成されており、各種データを記憶している。また、記憶部15は、企業担当者用プログラム15aを記憶しており、記憶部25は、医療機関担当者用プログラム25aを記憶しており、記憶部35は、管理者用プログラム35aを記憶しており、記憶部105は、サーバ用プログラム105aを記憶している。これらのプログラムは、各制御部11、25、35、101によって実行される。
図2は、サーバ装置100の制御部101がサーバ用プログラム105aによって実行する動作の機能ブロック図である。
サーバ装置100の制御部101は、ログイン処理部101a、ダッシュボード表示部101b、文書整理部101f、依頼処理部101g、スケジュール整理部101h、カテゴリ設定部101i、およびユーザ設定部101jとして機能する。ダッシュボード表示部101bは、カレンダー表示部101c、受信メッセージ表示部101d、および受信契約書表示部101eを有している。これらの各機能部の説明は、これらの機能部が表示する画面と共に後述する。
なお、これらの各機能部は、企業担当者端末10、医療機関担当者端末20、および管理者端末30からの各プログラム(15a、25a、35a)による各アクセスに対して、各端末(10、20、30)にてローカルで操作しているかのように各機能を提供するが、各機能部をサーバ装置100ではなく各端末(10、20、30)に備えるなど、適宜の構成とすることができる。
サーバ装置100の記憶部105は、企業担当者、医療機関担当者または管理者であって、それぞれ端末を操作し、システムを利用するユーザの情報であるユーザ関連データ111、企業担当者と医療機関担当者間の契約書など書類の情報である書類関連データ112、医療機関担当者が企業担当者(または企業)に依頼を行った際のメッセージなど依頼の情報である依頼関連データ113、ユーザのスケジュール情報であるスケジュール関連データ114、および社内メモ関連データ115を有している。
図3は、サーバ装置100の記憶部105に記憶されているデータベースのデータ構成図である。
図3(a)は、ユーザ関連データ111のデータ構成を示す。図3(b)は、書類関連データ112のデータ構成を示す。図3(c)は、依頼関連データ113のデータ構成を示す。図3(d)は、スケジュール関連データ114のデータ構成を示す。
ユーザ関連データ111は、医療機関テーブル120、企業テーブル121、医療機関担当者テーブル122、企業担当者テーブル123、管理者テーブル124、医療機関と企業の中間テーブル125を有している。
医療機関テーブル120は、医療機関名、医療機関ごとに付与されたIDなどを有する。企業テーブル121は、企業名、企業ごとに付与されたIDなどを有する。
医療機関担当者テーブル122は、医療機関担当者ごとに付与されたID、医療機関担当者の氏名、医療機関担当者の所属する医療機関の医療機関外部キー、役職、メールアドレス、および権限などを有する。権限には、医療機関担当者として企業担当者とメッセージ送受信等の実務を行う「一般」と、医療機関担当者からの見積承認申請や契約文書承認申請に対して承認を行う「承認者」と、全ての操作を行える「管理者」のいずれかが記憶される。企業担当者テーブル123は、企業担当者ごとに付与されたID、企業担当者の氏名、企業担当者の所属する企業の企業外部キー、役職、メールアドレス、および権限などを有する。管理者テーブル124は、管理者ごとに付与されたID、氏名および、メールアドレスなどを有している。
書類関連データ112は、契約文書テーブル130、その他の文書テーブル131、文書カテゴリテーブル132、文書の添付ファイルテーブル133を有している。
契約文書テーブル130は、契約を交わす医療機関と企業の医療機関外部キー、企業外部キー、文書カテゴリ外部キー、契約開始日、契約終了日、タイトル、および内容などを有している。その他文書テーブル131は、文書を送受信した医療機関と企業の医療機関外部キー、企業外部キー、文書カテゴリ外部キー、添付ファイル外部キーおよびタイトルなどを有する。
文書カテゴリテーブル132は、カテゴリ名および、検討日などを有している。文書の添付ファイルテーブル133は、契約文書外部キー、オリジナルファイル名および、保存ファイル名などを有している。
依頼関連データ113は、依頼テーブル140、依頼カテゴリテーブル141、依頼スレッドテーブル142、スレッド内メッセージテーブル143、メッセージ既読テーブル144、メッセージ添付ファイルテーブル145を有している。
依頼テーブル140は、依頼タイトル、依頼をする医療機関外部キー、依頼のカテゴリ外部キーなどを有している。依頼カテゴリテーブル141は、カテゴリ名、医療機関外部キーなどを有している。依頼スレッドテーブル142は、依頼外部キー、企業外部キー、ステータスなどを有している。
スレッド内メッセージテーブル143は、スレッド外部キー、添付ファイル外部キー、送信者名、本文などを有している。既読テーブル144は、既読者外部キー、スレッド外部キーなどを有している。メッセージ添付ファイルテーブル145は、メッセージ外部キー、オリジナルファイル名、保存ファイル名などを有している。
これらの依頼関連データ113(テーブル140〜145)により、1つの依頼について複数の企業に打診し、各企業の担当者とやり取りするデータを適切に保存できる。すなわち、依頼テーブル140の1つの依頼には、企業別に依頼スレッドが作成されて依頼スレッドテーブル142に記憶され、かつ、その企業の依頼スレッド内で医療機関担当者からのメッセージと企業担当者からのメッセージがスレッド内メッセージ143に記憶される。このスレッド内メッセージテーブル143の送信者外部キーは、メッセージを送信した医療機関担当者のID(医療機関担当者テーブル122参照)または企業担当者のID(企業担当者テーブル123参照)が記憶されている。
このようなデータ構造であるから、医療機関担当者は、一覧表示される依頼の1つを選択すると、その依頼についてメッセージの送信または/および受信をしている企業が一覧表示され、さらにそのうちの1つの企業を選択すると、その企業との間で医療機関担当者が送信したメッセージと企業担当者が送信したメッセージがスレッド式にて時系列で一覧表示されるといった形でメッセージを確認できる。スレッド式の表示は、例えば左右のうち一方に医療機関担当者が送信したメッセージを表示し、他方に企業担当者が表示したメッセージを表示するという形で実施できる。
また、スレッド内メッセージテーブル143の送信者モデルタイプには、送信者が医療機関担当者であるか企業担当者であるかを示す識別子が記憶されており、この送信者モデルタイプ(医療機関担当者か企業担当者かを示す)と送信者外部キー(どの医療機関担当者または企業担当者かを示す)によって送信者を特定できるように構成されている。
スケジュール関連データ114は、スケジュールテーブル150を有している。スケジュールテーブル150は、医療機関外部キー、ユーザ外部キー、開始日、終了日、タイトルなどを有している。
社内メモ関連データ115は、社内メモテーブル151を有している。社内メモテーブル151は、ユーザ外部キー、メモ対象外部キーなどを有している。
これらの各テーブル120〜151は、そのテーブルの固有の識別情報としてIDを有しており、他のテーブルの情報と連結するための外部キーを必要に応じて有している。外部キーは、その名称と同じ名称のテーブルのIDが記憶されている。例えば企業担当者テーブル123であれば、「医療機関外部キー」には医療機関テーブル120のIDと一致するIDが記憶されており、「企業外部キー」には企業テーブル121のIDと一致するIDが記憶されている。このようにIDと外部キーによって各テーブル(データ)が連結されている。
図4〜図11は、医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示する各種画面の説明図である。いずれの画面も、サーバ装置100の記憶部105に記憶されている各種データ(図3参照)を読み出して、そのデータが表示されているものである。
図4は、ログイン処理部101aによって医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示されたログインページ41の画面構成図である。
ログインページ41は、メールアドレスの入力を受け付けるメールアドレス入力部42と、パスワードの入力を受け付けるパスワード入力部43と、ログインの実行を受け付けるログインボタン44とを備えている。
登録されたメールアドレスと設定されたパスコードを用いることで、サーバ装置100は、医療機関担当者テーブル122(図3参照)または管理者ユーザテーブル124に登録済みで医療機関担当者端末20を用いる医療機関担当者、または企業担当者テーブル123(図3参照)に登録済みで企業担当者端末10を用いる企業担当者がログインすることを許容する。
ログインボタン44が選択されると、サーバ装置100は、ログイン処理部101aによりメールアドレスとパスワードの照合を行い、メールアドレスおよびパスワードが正しければ、医療機関担当者端末20のログインを許容し、ユーザデータに基づいたトップページデータ(ダッシュボードデータ)を医療機関担当者端末20に送信する。医療機関担当者端末20は、トップページデータを受信し、表示部23によって表示する。
図5は、ダッシュボード表示部101bによって医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示されたトップページ50(ダッシュボード)の画面構成図である。
トップページ50は、タスクバー60、コマンド部70、カレンダー80、および通知部90を有している。タスクバー60は、画面左側に、コマンド部70は、タスクバー60の右側上部(中央上部)に、カレンダー80は、タスクバー右側下部(中央下部)に、通知部90は、画面右側に表示されている。
タスクバー60は、選択されるとトップページ(ダッシュボード)画面を表示するダッシュボードタブ61、文書整理ページを表示する文書を整理する文書整理タブ62、依頼ページを表示する依頼をする依頼タブ63、スケジュールページを表示するスケジュール管理タブ64、カテゴリ設定ページを表示するカテゴリ設定タブ65、ユーザ設定ページを表示するユーザ設定タブ66を有している。
トップページ画面50が表示されているとき、タスクバー60のダッシュボードタブ61は、タスクバー60内の他のタブと異なる色で表示される。
コマンド部70は、選択されると、文書整理ページを表示する文書を整理する文書整理ボタン72、依頼ページを表示する依頼をする依頼ボタン73、スケジュールページを表示するためのスケジュール管理ボタン74、カテゴリ設定ページを表示するためのカテゴリ設定ボタン75、ユーザ設定ページを表示するユーザ設定ボタン76を有している。
カレンダー80は、カレンダー表示部101cによって、医療機関担当者個人が入力した個人スケジュール81と、医療機関担当者が所属する医療機関のグループスケジュール82を併せて表示している。
個人スケジュール81は、カレンダー80に表示される複数の日付部分のうち、スケジュールテーブル150(図3参照)に記憶されている終了日(若しくは開始日)と同一の日付部分に、当該スケジュールのタイトルが表示されたものである。この個人スケジュール81は、医療機関担当者の個別のスケジュールであるため、他の医療機関担当者がログインしている場合には表示されないものである。
グループスケジュール82は、カレンダー80に表示される複数の日付部分のうち、契約文書テーブル130(図3参照)に記憶されている契約終了日と同一の日付部分に、当該契約文書の契約タイトルが表示される。このグループスケジュール82は、1つの医療機関において全医療機関担当者に共通するスケジュール82であるため、当該医療機関に所属する他の医療機関担当者がログインした場合であってもカレンダー80に表示される。また、グループスケジュール82としては、契約文書の更新等の検討を開始すべき検討日も表示される。
なお、カレンダー80における1つの日付部分に複数のスケジュール(81,82)を表示する必要がある場合には、1つのスケジュール(81.82)のタイトルを表示し、表示できていないスケジュール(81,82)の件数と、これらの表示できていないスケジュール(81,82)を確認するための表示ボタン(図示の例では「もっとみる」と記載)を表示する。
本例では、2019年11月のカレンダーを表示し、13日、15日、22日、27日、30日に予定(スケジュール)が入っていることを表示している。
通知部90は、メッセージ通知部91および契約文書通知部92を有している。メッセージ通知部91は、画面右上部に、契約文書通知部92は、画面右下部(メッセージ通知部の下部)に位置している。
メッセージ通知部91は、受信メッセージ表示部101dによって、依頼テーブル140のステータスが「見積中」である依頼で、かつ、企業担当者からメッセージを受信している状態の依頼を一覧表示する。各依頼については、「依頼タイトル」およびそのメッセージを送信した企業の「企業名」(取引業者)と未読メッセージの「件数」を表示する。
契約文書通知部92は、受信契約書表示部101eによって、契約文書テーブル130のステータスが「契約手続中」で企業担当者から送信された契約文書を一覧表示する。各契約文書については、「件名」およびその契約文書を送信した企業の「企業名」(取引業者)を表示する。
本例では、メッセージ通知部91は、1件の未読のメッセージがあることを表示している。契約文書通知部92は、取引業者(企業)から1件の契約書がアップロードされたことを表示している。
メッセージ通知部91および契約文書通知部92に表示される通知は、医療機関担当者がその通知されたメッセージや契約文書を確認(既読)したとき、通知部90から削除される。通知部90は、メッセージ通知部91と契約文書通知部92の両方の通知するものがなくなった場合、“現在、タスクはありません。”という表記を表示する。
図6は、依頼処理部101gによって医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示された画面の説明図であり、図6(A)は、既に行った又は進行中の依頼を表示する依頼ページ180の画面構成図であり、図6(B)は、依頼を新規作成する新規依頼作成メニュー190の画面構成図である。
依頼ページ180は、タスクバー60、依頼を新規作成する新規依頼ボタン181、依頼の検索、絞り込みを行う検索部160、依頼一覧を表示する依頼一覧表示部170を有している。
依頼ページ180が表示されているとき、タスクバー60における依頼をするタブ62は、タスクバー60内の他のタブと異なる色で表示される。
検索部160は、依頼が終了しているか、継続中かを選択する終了チェック選択部161、依頼先である取引業者(企業)を選択する取引業者選択部162、依頼のカテゴリを選択するカテゴリ選択部163、依頼の状態を選択する状態選択部164、依頼を行った日を入力する依頼日入力部165、依頼の件名入力部166、および検索を実行する検索ボタン167を有している。
検索部160は、検索条件である終了チェック選択部161、取引業者選択部162、取引業者選択部163、カテゴリ選択部163、状態選択部164、日付入力部165、件名入力部166のいずれか1つまたは複数を用いた検索を可能とする。
医療機関担当者端末20の制御部25は、検索条件が入力されたのち、検索ボタン167が選択されると、検索条件に該当する依頼をサーバ装置100から受信して依頼一覧表示部170に表示する。
依頼一覧表示部170は、選択されると依頼中である依頼のスレッドを表示する依頼中スレッド選択部171、完了した依頼のスレッドを表示する完了スレッド選択部172を有する。依頼一覧表示部170は、選択された依頼中スレッド選択部171あるいは、完了スレッド選択部172のいずれかに対応した依頼を表示する。
依頼は、依頼ごとにスレッド173として表示される。依頼一覧表示部170に表示された複数のスレッド173は、それぞれの依頼をした日を示す依頼日174、取引業者(企業)を示す依頼先175、依頼のカテゴリを示す依頼カテゴリ176、依頼の状態を示すステータス177、依頼の件名を示す依頼件名178が表示され、依頼の本文を表示するためのアイコン179が備えられている。
依頼のスレッド173が選択されると、スレッド173内の依頼先(企業)ごとのスレッドである企業スレッド182が表示される。企業スレッド182は、依頼の状態を企業ごとに表示する企業別ステータス183、選択されると依頼の詳細を表示する企業別依頼詳細ボタン184を有している。企業別依頼詳細ボタン184が選択されると、依頼内容やこれまでに行われた企業とのメッセージのやりとりなどを表示する。
医療機関担当者端末20は、依頼ページ180が備えた新規依頼ボタン181が選択されると、依頼を新規作成する新規依頼作成メニュー190(図6(B))を表示する。新規依頼作成メニュー190は、依頼ページ180をバックグラウンドとして、その上にフォアグラウンドとして表示される。
図6(B)に示す新規依頼作成メニュー190は、取引先(依頼先企業)が単数、あるいは複数選択される新規取引先選択部188、依頼カテゴリが選択される新規依頼カテゴリ選択部189、件名が入力される新規件名入力部191、本文が入力される新規本文入力部192、添付ファイルを表示する添付ファイル表示部193、選択されると添付ファイル選択を促す画面を表示する添付ファイル追加ボタン185、選択されると新規依頼作成をキャンセルするキャンセルボタン186、依頼の新規作成情報を送信する新規依頼送信ボタン187を有する。
新規取引先選択部188、新規依頼カテゴリ選択部189、新規件名入力部191、新規本文入力部192のそれぞれが入力され、新規依頼を送信する新規依頼送信ボタン187が選択されると、作成された依頼が新規取引先選択部188で選択された企業へ送信される。そうして、新規依頼作成メニュー190は閉じられ、作成した新規依頼が依頼一覧表示部170に表示される。この新依頼作成メニュー190は、新規依頼送信ボタン187が選択された場合や新規依頼作成をキャンセルするキャンセルボタン186が選択された場合に閉じられる。
新規依頼が保存されると、依頼ページ180の新たなスレッド173として、表示される。
依頼は、医療機関担当者からの採用検討のための依頼であって、企業へカタログを請求する、見積もり書を依頼する、契約書を依頼するなどの依頼である。これらの採用検討のための依頼を医療機関担当者が行うとき、医療機関担当者端末20は、医療機関担当者により操作され、依頼をするページから新規依頼ボタン181が選択され、新規依頼作成メニュー190の各項目が入力され、新規依頼送信ボタン187が押下されることで行われる。
また、新規依頼作成メニュー190の、新規取引先選択部188は、複数の取引先の選択を許容する。新規依頼の作成がなされると、サーバ装置100は、一覧表示部17において、1つの依頼につき1つのスレッド173を作成する。複数の取引先を選択された場合も、1つの依頼につき1つのスレッド173を作成し、スレッド173が選択されると、依頼をした企業の数だけ企業スレッド182を表示する。
図7は、文書整理部101fによって医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示される画面の説明図であり、図7(A)は、文書を整理する文書整理ページ200の画面構成図であり、図7(B)は、新規文書を整理する新規文書整理メニュー240の画面構成図である。
図7(A)に示す文書整理ページ200は、タスクバー60、選択されると新規文書の整理を促す新規文書整理メニュー240を表示する新規文書整理ボタン217、文書を検索する検索部210、および文書を一覧表示する文書一覧表示部220を有している。
文書整理ページ200を表示しているとき、タスクバー60の文書を整理するタブ64は、タスクバー60内の他のタブと異なる色で表示される。
検索部210は、文書を検索する際の検索条件として、取引先業者(企業)が選択される取引業者選択部211、文書のカテゴリが選択される文書カテゴリ選択部212、書類の契約満了日が入力される契約満了日入力部213、件名やファイル名などキーワードが入力されるキーワード入力部214、を有し、検索を実行する検索ボタン215を有する。
医療機関担当者端末20により、検索条件が入力されたのち、検索ボタン167が選択されると検索条件にあった文書を文書一覧表示部220に表示する。
文書一覧表示部220は、選択されると整理済みの契約書のみを表示する整理済み書類選択ボタン221、未整理の契約書のみを表示する未整理書類選択ボタン222、その他の書類を表示するその他書類選択ボタン233を有している。
文書一覧表示部220は、整理済み書類選択ボタン221、未整理書類選択ボタン222、あるいはその他書類選択ボタン223のいずれかが選択され、選択された条件に対応する書類の一覧を表示する。また、検索部210に検索条件が入力され、検索ボタン215が選択されたたときは、さらに検索条件に一致した書類を表示する。
文書一覧表示部220は、企業より受け取った1つの文書(若しくはひとまとまりの文書)を1つのスレッド233として複数並べて一覧表示する。各スレッド233は、それぞれの文書の作成日、または受け取り日である文書作成日224、文書の作成者あるいは文書の送付元である作成者(企業担当者)225、書類の取引を行った取引業者(企業)226、文書のカテゴリ227、契約書の契約満了日228a(または文書の有効期限を示す終了日228a)、および契約の金額228b、文書の件名229を有している。
文書一覧表示部220は、さらに、選択されると文書とともに送受信されたメッセージの本文を表示するアイコン230、保存ファイルを表示する保存ファイルボタン231、および編集を行う編集ボタン232が備えられている。
医療機関担当者端末20は、医療機関担当者により新規文書整理ボタン217が選択されると、整理する書類が契約書であるか、その他の書類であるかを選択する画面を表示する。医療機関担当者により、書類が契約書であることの選択がされると、文書を新規作成する新規文書整理メニュー240を表示する。新規文書整理メニュー240は、文書整理ページ200をバックグラウンドとして、その上にフォアグラウンドとして表示される。
図7(B)に示す新規文書整理メニュー240は、契約をする取引業者(企業)を選択する取引業者選択部241、契約書の件名を入力する件名入力部242、契約の開始日を選択する契約開始日選択部243、契約の終了日を選択する契約終了日選択部244、契約更新の検討を開始する日を選択する検討日選択部245、契約のカテゴリを選択する契約カテゴリ選択部246、契約金額を入力する契約金額入力部247、メモを記入するメモ記入部248、選択されると添付ファイルの選択を促す画面を表示する添付ファイル選択部249、添付ファイル選択部249により選択された添付ファイルを表示する添付ファイル表示部252、選択されると新規文書整理をキャンセルするキャンセルボタン251、新規文書整理を登録する保存ボタン250を有している。
新規文書整理メニュー240は、少なくとも取引業者選択部241、件名入力部242、契約開始日選択部243、契約終了日選択部244、契約カテゴリ選択部245、契約金額入力部247が記入され、その後、保存ボタン250が選択されると、作成された新規文書を契約文書テーブル130(図3参照)に追加保存して新規文書整理メニュー240を閉じる。また、キャンセルボタン251が選択された際も、新規文書整理メニュー240は閉じられる。
新規文書が保存されると、この新規文書は、文書整理ページ200の新たなスレッド233として表示される。また保存された契約文書の契約開始日、契約終了日、契約検討日は、カレンダー80およびカレンダー302に表示される。
図8は、文書整理部101fにより医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示された契約文書編集メニュー260の画面構成図である。
文書整理ページ220のスレッド233が有する編集ボタン232が選択されると、契約文書編集メニュー260を表示する。契約文書編集メニュー260は、文書整理ページ200をバックグラウンドとして、その上にフォアグラウンドとして表示される。
契約文書編集メニュー260は、文書の件名を示す文書件名261、契約開始日を選択する開始日選択部262、契約の終了日を選択する契約終了日選択部263、契約更新の検討を開始する日を選択する検討日選択部264、契約のカテゴリを選択する契約カテゴリ選択部265、契約金額を入力する契約金額入力部266、メモを記入するメモ記入部267、選択されると契約文書の編集をキャンセルするキャンセルボタン268、契約文書の編集を保存する保存ボタン269を有している。
契約文書編集メニュー260は、少なくとも件名入力部261、契約開始日選択部262、契約終了日選択部263、契約カテゴリ選択部265、契約金額入力部266が記入され、その後、保存ボタン269が選択されると、編集した内容が契約文書テーブル130(図3参照)に保存されて契約文書編集メニュー260が閉じられる。また、キャンセルボタン268が選択された際も契約文書編集メニュー260は閉じられる。
契約文書の編集内容が保存されると、文書整理ページ200の文書一覧部220の元のスレッドは更新される。また保存された契約文書の契約開始日、契約終了日、契約検討日は、カレンダー80およびカレンダー302に表示される。
図9は、カテゴリ設定部101iにより医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示される画面の説明図であり、図9(A)はカテゴリ設定ページ270の画面構成図であり、図9(B)はカテゴリ新規作成メニュー271の画面構成図である。
カテゴリ設定ページ270は、タスクバー60、契約文書についてのカテゴリを編集する契約文書カテゴリ部280、および依頼についてのカテゴリを編集(追加、変更、削除)する依頼カテゴリ部290を有している。
カテゴリ設定ページ270が表示されているとき、タスクバー60のカテゴリ設定タブ65は、タスクバー60内の他のタブと異なる色で表示される。
契約文書カテゴリ部280と依頼カテゴリ部290は、それぞれ登録された複数のカテゴリを一覧で表示する。
契約文書カテゴリ部280と依頼カテゴリ部290は、それぞれ選択されるとカテゴリ新規メニューを開くカテゴリ新規作成ボタン281、291、カテゴリごとのスレッドであるカテゴリスレッド282、292、カテゴリ名を示すカテゴリ名表示部283、293、カテゴリに登録されている件数を示すカテゴリ登録数表示部284、294、選択されるとカテゴリの編集画面を表示するカテゴリ編集ボタン285、295、および選択されるとカテゴリスレッド282、292を削除する削除ボタン286、296を有する。
カテゴリ新規作成ボタン281が選択されると、カテゴリ新規作成メニュー271を表示する。カテゴリ新規作成メニュー271は、カテゴリ設定ページ270をバックグラウンドとしてその上にフォアグラウンドとして表示される(図9b)。
図9(B)に示すカテゴリ新規作成メニュー271は、カテゴリの名称が入力されるカテゴリ名称入力部272、検討日が選択されるカテゴリ選択部273、選択されるとカテゴリ作成をキャンセルするキャンセルボタン274、カテゴリを作成するカテゴリ作成ボタン275を有する。カテゴリ名称入力部にカテゴリの名称が入力され、カテゴリ作成ボタン275が選択されると、新規カテゴリが作成されて文書カテゴリテーブル132(図3参照)に追加登録される。
各カテゴリに設定される検討日は、契約書類に登録された契約終了日に対してどれくらいの期間だけ前に検討を開始するのが良いかを示す検討開始時期が記憶されている。この検討日は、実施例では、契約終了日の6か月前、1年前、1年6か月前、または2年前から選択可能に構成されているが、これに限らず、他の期間も選択できるようにする、あるいは直接入力できるようにするなど、適宜の構成とすることができる。
なお、この実施例では、カテゴリ単位で検討日を設定できる構成としているが、契約文書テーブル130(図3参照)に「検討日」の項目を追加し、契約終了日のどれだけ前に更新等の契約の検討を開始するのが良いかを契約文書毎に個別に登録できるようにしてもよい。この場合、契約文書テーブル130の「検討日」に期間が登録されていなければその契約文書のカテゴリに設定された検討日を採用し、契約文書テーブル130の「検討日」に期間が登録されていれば契約終了日からのその期間前の日を「検討日」として採用すると良い。これにより、カテゴリ毎に検討日が定まっていて入力数を減らせて利便性が高く、かつ、契約文書に応じて検討日を個別に変更できて柔軟性の高いシステムを提供できる。
カテゴリ作成ボタン274が選択される、あるいは、キャンセルボタン273が選択されたとき、カテゴリ新規作成メニュー271は閉じられる。作成された新規カテゴリは、カテゴリ設定ページ270に新たなスレッド282として、表示される。
カテゴリ編集ボタン285が選択されると、カテゴリ編集メニューが表示される(図省略)。カテゴリ編集メニューは、カテゴリの名称編集部および、検討日編集部を有する。
カテゴリ削除ボタン286、296によるカテゴリの削除は、カテゴリ内に分類されている書類がない場合でないとできない。カテゴリ内に分類されている書類がある場合は、エラーが表示される。
図10は、スケジュール整理部101hにより医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示される画面の説明図であり、図10(A)は、カレンダーページ300の画面構成図であり、図10(B)は、スケジュール登録メニュー310の画面構成図である。
図10(A)に示すように、カレンダーページ300は、タスクバー60、選択されるとカレンダーにスケジュールの新規登録を促すスケジュール登録ボタン301、1か月のカレンダーを表示するカレンダー表示302を有する。
カレンダー表示302は、選択されると表示しているカレンダーの月を前月あるいは次月にする月送りボタン303、“今日”を含む月を表示する今日ボタン302、医療機関担当者が個人的に登録したスケジュールである個人スケジュール305、医療機関担当者が属する医療機関が取引先企業と交わした契約書のスケジュールである契約書スケジュール306(グループスケジュール82)を有する。
前述した“今日”は、サーバ装置100と医療機関担当者端末20が最後に通信した時点での時刻によって定められる。
個人スケジュール305、契約書スケジュール306は、カレンダーの日付部分に表示される。個人スケジュール305は、スケジュールの件名が表示され、契約書スケジュール306は、取引先企業の名称が表示される。
個人スケジュールは、スケジュールを開始する開始スケジュールとスケジュールを終了する日を示す終了スケジュールを有し、カレンダーの日付部分に表示される開始スケジュールと終了スケジュールは、それぞれ違う色を有する。スケジュールが日をまたがないときは、開始スケジュールと同じ色で表示される。
契約書スケジュール306は、契約が開始される日を表示した契約開始スケジュール307と、契約が終了される日を表示した契約終了スケジュール308と、契約の検討を開始する日を表示した契約検討スケジュール309を有している。
カレンダーの日付部分に表示される契約開始スケジュール307と契約終了スケジュール308と契約検討スケジュール309はそれぞれ異なる色を有する。
スケジュール登録ボタン301が選択されると、医療機関担当者はカレンダーに個人のスケジュール(個人スケジュール305)の登録を促すスケジュール登録メニュー310を表示する(図10(B))。
図19(B)に示すように、スケジュール登録メニュー310は、スケジュールページ300をバックグラウンドとしてその上にフォアグラウンドとして表示される。
スケジュール登録メニューはスケジュールの開始日時が選択される開始日時選択部311、スケジュールの終了日時が選択される終了日時選択部312、1日を通してのスケジュールを登録する際に選択される終日ボタン313、スケジュールの件名が入力される件名入力部314、メモが記入されるメモ記入部315、選択されるとカレンダー登録をキャンセルするキャンセルボタン316、カレンダー登録をする登録ボタン317を有する。
スケジュール登録メニュー310は、キャンセルボタン316または登録ボタン317が選択されたとき、閉じる。スケジュール登録メニュー310から登録されたスケジュールは、スケジュールページ300のカレンダー302に表示される。また、新規文書作成メニュー240から登録された契約文書の契約開始日、契約終了日、契約検討日は、カレンダー302に表示される。それに加え、契約文書編集メニュー260によって編集、保存された契約開始日、契約終了日、契約検討日もカレンダー302に表示される。
カレンダー302に表示されるスケジュールは、トップページ50のカレンダー80にも記載される。トップページ50のカレンダー80とスケジュールページ300のカレンダー302は、同じものである。しかし、表示されるサイズが異なるために、表示すべきスケジュールの件名や企業名の省略幅が異なるものである。
図11は、ユーザ設定部101jにより医療機関担当者端末20のディスプレイ40に表示されたユーザ設定ページ320の画面構成図である。
ユーザ設定ページ320は、タスクバー60、ユーザ一覧表示部330、ユーザ登録部340を有している。
ユーザ設定ページ320を表示しているとき、タスクバー60のユーザ設定タブ66は、タスクバー60内の他のタブと異なる色で表示されている。
ユーザ一覧表示部330は、医療機関担当者の属する医療機関に属する医療機関担当者をスレッド一覧で表示している。ユーザ一覧表示部330は、スレッド335ごとにユーザ名を表示するユーザ名表示部331、ユーザ(医療機関担当者)のメールアドレスを表示するメールアドレス表示部332、“権限”を表示する権限表示部333を有する。
権限表示部333に表示される権限は、取引先企業からの契約書や見積書などを承認する権限を有する“承認者”と、医療機関担当者に付与される権限であって承認する権限を有さない“一般”と、全ての動作を行える“管理者”の3種類が設定されている。
ユーザ登録部340は、招待したい同じ医療機関に属する医療機関担当者(新たなユーザ)のメールアドレスが入力されるメールアドレス入力部341と、サーバ装置100にメールアドレス入力部341に入力されたメールアドレス情報を送信する送信ボタン342を有する。サーバ装置100は、送信されたメールアドレス情報を受信し、そのメールアドレス宛に医療用取引管理システムAへのユーザ登録を促すメールを送信する。メールを受け取った医療機関担当者は、指示に従い、ユーザの登録がされると、新たなスレッド335としてユーザ一覧表示部330に表示される。
図12は、医療機関担当者がある商品・サービスに関して、複数の企業に対して見積依頼をし、その中から選択した業者と契約するまでの流れを示すフローチャートである。
このフローチャートは、医療機関担当者が使用する医療機関担当者端末20の制御部21が、サーバ装置100にアクセスし、ログイン処理部101aによるログインを行った後、トップページ50(図5参照)の依頼タブ63が選択されて依頼処理部101gが機能してからの処理を示している。
依頼処理部101gは、図6(A)に示す依頼ページ180を表示し、新規依頼ボタン181が選択されて図6(B)の新規依頼作成メニュー190で依頼(見積依頼)が行われると(ステップS1)、見積依頼のメッセージを企業担当者へ送信し、ステータス177を「依頼中」(見積依頼中)に設定する。このとき、複数の企業が指定されていれば、複数の企業へ見積依頼のメッセージを一斉配信する。各企業へ配信されたメッセージは、その企業の企業担当者であれば誰でも確認して返信できるようになっている。
依頼処理部101gは、企業担当者端末10からの返信メッセージおよび見積を受け付けると、当該返信メッセージと見積を依頼した医療機関へ送信する(ステップS2)。この返信メッセージと見積は、その医療機関の医療機関担当者であれば誰でも確認でき、かつ、誰でも次の処理を進めることができる。
依頼処理部101gは、追加連絡が必要で(ステップS3:要)、追加メッセージが医療機関担当者によって送信された場合(ステップS4)、ステップS2へ処理を進めて企業担当者による返信メッセージと見積の提出まで待機する。
追加連絡が不要であれば(ステップS3:不要)、依頼処理部101gは、医療機関担当者の操作による見積承認申請の入力を受け付け、承認権限のある承認者に当該見積承認申請のメッセージを送信し、ステータス177を「承認待」(見積承認待)に変更する(ステップS4)。この見積承認申請は、複数の1つの依頼に対して1つの企業を採用することを条件とする。したがって、1つの依頼に対して2以上の企業の見積りに対して見積承認申請をすることはできず、2つ目の見積承認依頼申請を行った場合、依頼処理部101gは、どの企業のどの見積を採用予定か決定するようにエラーメッセージを表示するなど、適宜の構成とすることができる。すなわち、1つの依頼の中で2以上の企業のステータスが「承認待」とすることを許容しない。したがって、1つ目の企業の見積承認申請が却下され、「依頼中」のステータスに変更された場合は、2つ目の企業に対して見積承認申請をすることができる。この見積承認申請は、図6(A)のステータス177が選択されることによって、また、見積承認申請の際、見積を添付するとともに、医療機関担当者から承認者へのメッセージを入力することができる。このため、承認者はそのメッセージに記載された情報を得て判断することができる。
承認者が医療機関担当者端末20または管理者端末30により見積承認申請を却下した場合(ステップS7:却下)、ステップS1に処理を戻してやり直す。
承認者が承認した場合(ステップS7:承認)、依頼処理部101gは、承認されたことを示すメッセージを医療機関担当者に送信してステータス177を「承認済」(見積承認済)に変更する。そして、依頼処理部101gは、医療機関担当者によってステータス177が「完了」(確定)に変更されることを受け付ける(ステップS8)。
依頼処理部101gは、医療機関担当者によって見積確定した企業への契約文書の依頼を受け付け、ステータス177を「依頼中」(契約文書依頼中)に変更する(ステップS9)。なお、ステップS8とステップS9を1つにまとめ、医療機関担当者がステータス177を「完了」に変更すると、契約文書の依頼を受け付けてステータス177を「依頼中」に変更する構成にしてもよい。
依頼処理部101gは、企業担当者による返信メッセージの入力と契約文書の提出を受け付けると(ステップS10)、そのまま医療機関担当者へ送信する。
追加連絡が要であれば(ステップS11:要)、依頼処理部101gは、追加メッセージの送信を受け付け(ステップS12)、ステップS10へ処理を戻して相手方の返信メッセージ等の到着を待機する。
追加連絡が不要であれば(ステップS10:不要)、依頼処理部101gは、医療機関担当者による契約承認申請の入力を受け付ける(ステップS13)。この契約承認申請の入力は、図6(A)のステータス177が選択されることによって、ステータスを「承認待」(契約文書承認待)に変更して実行する等、適宜の方法で実行することができる。
依頼処理部101gは、承認者による契約承認の入力を受け付け(ステップS14)、当該契約承認の入力結果が「却下」であった場合は(ステップS15;却下)、ステップS9に処理を戻してやり直す。
契約承認の入力結果が「承認」であった場合(ステップS15;承認)、依頼処理部101gは、医療機関担当者へ承認完了等を示す通知を行い、ステータス177を「承認済」(契約文書承認済)に変更する。
依頼処理部101gは、医療機関担当者による「契約確定」の入力を受け付け(ステップS16)、ステータス177を「完了」(契約成立)に変更して処理を終了する。この契約確定では、新規文書整理メニュー240(図7(B)参照)で契約文書のカテゴリの設定、契約日および契約満了日の入力など、医療機関担当者による必要情報の入力を受け付け、入力されたデータを契約文書テーブル130(図3参照)に記憶する。
以上の構成および動作により、医療用取引管理システムAは、医療機関における各種管理を容易にし、利用者の利便性を向上させることができる。
また、見積と契約文書の少なくとも一方について承認申請を行う構成であるため、必ず承認を受けて契約を成立させることができ、医療機関が企業との取引を問題なく着実に実施することができる。
また、承認対象となる書類とメッセージを、承認権限を有する者へ送信する構成であるため、承認者は、承認対象である見積書または/および契約文書を全部着実確認することができる。
また、見積承認申請と契約文書承認申請の両方を行う構成であるため、要所で確実に承認して契約までの一連の手続きを滞りなくスムーズに運ぶことができる。すなわち、承認の回数が多すぎると業務効率が悪くなり、逆に承認回数が少なすぎると承認者が気づいた時点では大幅に手遅れということが生じるが、このようなことなく1つずつのステップを確実に実行して結果として正確で速い処理を実現できる。
また、スレッドが企業単位で見ることができる構成であるため、複数の企業の情報が混在してどの企業のことであったかが混乱するといったことが生じ難く、適切に処理していくことができる。
また、ステータス177は、変化する順番が定まっているため、予定外の事態が生じることを防止でき、承認ルートを確実に通過させて契約締結するといったことができる。
また、トップページ50は、カレンダー80、および通知部90を有するため、医療機関担当者は、企業担当者から受信した情報と、カレンダー情報を1画面で確認して便利に利用することができる。すなわち、カレンダー80では、スケジュールに応じてしなければならない業務を確認でき、通知部90では、企業担当者から受信して処理しなければならない情報を確認できるため、処理しなければならない業務と期限のある業務とを同時に確認して適切に振り分けて進めることができる。しかもトップページ50として最初の画面(メインの画面)に表示されるため、確認漏れも防止でき、確実に業務を進めることができる。
また、カレンダー80にグループスケジュール82として契約満了日が表示されるため、医療機関担当者は、契約満了日が迫っている契約について契約満了前に契約の更新や再契約、あるいは取引先の変更といったことを実施することができる。したがって、契約満了日が過ぎているにもかかわらず気づかないでそのままにするといったことを防止できる。
また、医療機関担当者個人の個人スケジュール81と、その医療機関に所属する医療機関担当者全員に表示されるグループスケジュール82を、1つのカレンダー80にまとめて表示するため、医療機関担当者は自分のスケジュールを確認しつつ自身の所属する医療機関全体で進めなければならない業務を各自分担して進めて行くことができる。
また、通知部90は、メッセージ通知部91および契約文書通知部92を有しており、企業担当者からの見積等のメッセージと、契約することが決まり企業担当者から送信されてきた契約文書とを両方確認できるため、それぞれ適切に処理することができる。しかも、契約前で雑多な情報も含まれやすい見積等のメッセージと、契約が決まって重要である契約文書等が、メッセージ通知部91と契約文書通知部92に分かれて表示されるため、重要度に応じた処理を適切に実行することが容易に実現される。特に、重要な契約文書が雑多なメッセージに埋もれるということが生じないため、操作に不慣れな医療機関担当者であっても漏れのない適切な処理を確実に実施できる。
また、カレンダー80には、契約満了日の前に検討日が表示されるため、契約に時間のかかるようなものであっても検討開始すべき時期を的確に把握でき、スムーズに契約の更新や再契約等を進めることができる。しかも、文書のカテゴリによって検討日がデフォルトで決定される構成であるため、適切な検討日を容易に設定することができるとともに、検討日の設定漏れを防止することができる。さらに、契約文書に個別に検討日を登録することもできるため、様々な契約に対して柔軟に対応することができる。
また、医療機関担当者は、1つの依頼(見積依頼)を1つの単位として、複数企業に対して見積依頼のメッセージを一斉にまたは個別に送信でき、その後は企業単位でメッセージの送受信を実施できて、企業毎に企業別ステータス183を付与できる。このため、金額やスペック等で折り合わない企業については企業別ステータス183を「完了」等に順次設定していき、最終的に残った企業を「採用候補」として、図示省略する「院内承認」あるいは「完了」に設定するボタンを押してその企業の見積の承認を得て契約を進めるといったことができる。また、途中で見積の承認が拒否された場合に、ステータス177が「依頼中」に戻るため、次に条件の良かった別の企業の企業別ステータス183を「採用候補」として見積承認申請をし、承認が得られれば契約を進めるといったこともできる。したがって、多数の企業の中から最適な企業と契約する作業を効率よく進めることができる。
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明は、医療機関と企業の間で商品およびサービスの取引を行うに際して利用することができる。
A…医療用取引管理システム
20…医療機関担当者端末
100…サーバ装置
101b…ダッシュボード表示部
101c…カレンダー表示部
101d…受信メッセージ表示部
101e…受信契約書表示部
101f…文書整理部
101g…依頼処理部
101h…スケジュール整理部
101i…カテゴリ設定部
113…依頼関連データ
114…スケジュール関連データ