JP2021085994A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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良宝 末重
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哲夫 上杉
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Abstract

【課題】 感光ドラムの表面から除去された廃トナーを搬送部材に搬送するための回転部材を設ける構成において、クリーニング不良を抑制する。【解決手段】 現像剤を搬送する回転可能な第1搬送部材と、感光体の回転軸線方向に直交する方向において、感光体と第1搬送部材との間に設けられ回転軸線方向と同じ方向に延びる第2搬送部材であって、現像剤を第1搬送部材に向かう方向に搬送する回転可能な第2搬送部材と、を有し、第1搬送部材は、現像剤を回転軸線方向に搬送するための第1搬送部と、第1搬送部材の駆動力を第2搬送部材に伝達するように設けられた駆動伝達部と、を有し、第2搬送部材は、感光体から第1搬送部材に向かって現像剤を搬送する第2搬送部と、第1搬送部材の駆動力が第2搬送部材に伝達されるように設けられる駆動力受け部と、を有し、第1搬送部材が回転している状態において、第1搬送部材は第2搬送部と接触する。【選択図】 図1

Description

本発明は、プロセスカートリッジおよびこれを用いた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置では、一般にドラム型とされる像担持体としての感光体、即ち、感光ドラムの表面を一様に帯電部材によって帯電させる。次いで、帯電した感光ドラムの表面を露光ユニットによって選択的に露光することによって、感光ドラムの表面上に静電潜像(静電像)を形成する。次いで、感光ドラムの表面上に形成された静電潜像を、現像剤としてのトナーでトナー像として現像部材によって現像する。そして、感光ドラムの表面上に形成されたトナー像を、記録用紙、プラスチックシートなどの記録材に転写し、更に記録材上に転写されたトナー像に熱や圧力を加えることでトナー像を記録材に定着させることで画像形成を行う。
このような画像形成装置は、一般に、トナー補給や各種のプロセス手段のメンテナンスを必要とする。このトナー補給やメンテナンスを容易にするために、感光ドラム、帯電手段、現像手段、クリーニング手段などを枠体内にまとめてカートリッジ化し、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとしたものが実用化されている。
このプロセスカートリッジ方式によれば、画像形成装置のメンテナンスをユーザ自身で行うことが出来るので、格段に操作性を向上させることが可能となる、よって、ユーザビリティーに優れた画像形成装置を提供することが出来る。そのため、このプロセスカートリッジ方式は画像形成装置において広く用いられている。
上述したプロセスカートリッジには、クリーニング手段として、感光ドラムに当接するクリーニング部材を有するものがある。クリーニング部材は、主に転写されずに感光ドラム表面上に残存したトナーである廃トナーを清掃する働きを有し、画像弊害の発生を抑制する。しかし、クリーニング部材によって廃トナーを感光ドラムの表面から除去したとしても、クリーニング部材の近傍に廃トナーが存在することで感光ドラムに廃トナーが接触し、クリーニング不良による画像弊害が発生することがある。そのため、クリーニング部材によって感光ドラムの表面から除去された廃トナーをクリーニング容器に搬送する搬送部材が設けられているものが知られている。特許文献1には、クリーニング性能をさらに向上させるための手段として、クリーニング部材により除去された廃トナーを搬送部材に向けて搬送するための回転部材を設ける構成が提案されている。
特許第6440021号公報
しかし、特許文献1の構成において、以下のような課題があった。搬送部材とクリーニング部材の距離を近づけてクリーニング部材の先端付近に回転部材を配置させることが、廃トナーを搬送するためには望ましい。そのように配置することによって、回転部材から搬送された廃トナーを効率よく搬送部材に搬送することが出来るからである。その際には、回転部材と搬送部材と、が互いに接触する構成を有する場合がある。互いに接触する構成において、搬送部材と回転部材を回転させる際に別々に駆動を行うと、駆動のタイミングが異なることで搬送部材及び回転部材が摩耗したり変形してしまうことがある。
そこで、本発明において、クリーニング部材により感光ドラムの表面から除去された廃トナーを搬送部材に搬送するための回転部材を設ける構成において、搬送部材及び回転部材の摩耗・変形を抑制しつつクリーニング不良を抑制することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明のプロセスカートリッジは、回転可能な感光体と、前記感光体に当接して当接部を形成し、前記当接部において前記感光体の表面をクリーニングするクリーニング部材と、前記クリーニング部材によって前記感光体の表面から除去された現像剤を搬送する回転可能な第1搬送部材と、前記感光体の回転軸線方向に直交する方向において、前記感光体と前記第1搬送部材との間に設けられ前記感光体の回転軸線方向と同じ方向に延びる第2搬送部材であって、前記現像剤を前記第1搬送部材に向かう方向に搬送する回転可能な第2搬送部材と、を有し、前記第1搬送部材は、前記現像剤を前記第1搬送部材の回転軸線方向に搬送するための第1搬送部と、前記第1搬送部材を回転させるための駆動力を前記第2搬送部材に伝達するように設けられた駆動伝達部と、を有し、前記第2搬送部材は、前記感光体から前記第1搬送部材に向かう方向に前記現像剤を搬送する第2搬送部と、前記駆動力が前記第2搬送部材に伝達されるように設けられた駆動力受け部と、を有し、前記第1搬送部材と前記第2搬送部材と、が回転している状態において、前記第1搬送部材は前記第2搬送部と接触することを特徴とする。
この目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、記録材に画像形成を行う画像形成装置であって、回転可能な感光体と、前記感光体に当接して当接部を形成し、前記当接部において前記感光体の表面をクリーニングするクリーニング部材と、前記クリーニング部材によって前記感光体の表面から除去された現像剤を搬送する回転可能な第1搬送部材と、前記感光体の回転軸線方向に直交する方向において、前記感光体と前記第1搬送部材との間に設けられ前記感光体の回転軸線方向と同じ方向に延びる第2搬送部材であって、前記現像剤を前記第1搬送部材に向かう方向に搬送する回転可能な第2搬送部材と、前記第1搬送部材を駆動する駆動部と、を有し、前記第1搬送部材は、前記現像剤を前記第1搬送部材の回転軸線方向に搬送するための第1搬送部と、前記第1搬送部材を回転させるための駆動力を前記第2搬送部材に伝達するように設けられた駆動伝達部と、を有し、前記第2搬送部材は、前記感光体から前記第1搬送部材に向かって前記現像剤を搬送する第2搬送部と、前記駆動力が前記第2搬送部材に伝達されるように設けられた駆動力受け部と、を有し、前記第1搬送部材と前記第2搬送部材と、が回転している状態において、前記第1搬送部材は前記第2搬送部と接触することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、クリーニング部材により感光ドラムの表面から除去された廃トナーを搬送部材に搬送するための回転部材を設ける構成において、搬送部材及び回転部材の摩耗・変形を抑制しつつクリーニング不良を抑制することを目的とする。
実施例1におけるプロセスカートリッジの断面図である。 実施例1における画像形成装置及びプロセスカートリッジの断面図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジの断面図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジのクリーニング容器内部の断面図である。 実施例1における画像形成装置の開閉扉を開いた状態の画像形成装置本体の斜視図である。 実施例1における画像形成装置のトレイを引き出した状態の画像形成装置本体の斜視図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジを着脱する際の画像形成装置本体及びプロセスカートリッジの斜視図である。 実施例1における駆動モータからの駆動列である。 実施例1におけるプロセスカートリッジ及び画像形成装置本体の駆動側位置決め部の斜視図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジ及び画像形成装置本体の非駆動側位置決め部の斜視図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジの分解図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジの分解図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジの分解図である。 実施例1におけるプロセスカートリッジの分解図である。 実施例1におけるクリーニング枠体の斜視図である。 実施例1における回転部材の斜視図である。 実施例1における第1スクリューの斜視図である。 実施例1における第2スクリューの斜視図である。 実施例1におけるクリーニング枠体に、回転部材、第1スクリュー、第2スクリューを組み付けたユニットの斜視図である。 実施例1におけるクリーニング枠体に、回転部材、第1スクリュー、第2スクリューを組み付けたユニットを示した図である。 実施例1におけるクリーニング容器のトナーの状態を示した図である。 実施例2における回転部材と第1スクリューの駆動側の構成を示した図である。 実施例3におけるプロセスカートリッジの断面図である。 実施例3における回転部材と第1スクリューとトナー開口の長手位置関係を示した図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、感光ドラムの回転軸線方向を長手方向とする。また、長手方向において、画像形成装置本体から感光ドラムが駆動力を受ける側を駆動側とし、その反対側を非駆動側とする。
図2および図3を用いて、画像形成装置及びプロセスカートリッジの全体構成および画像形成プロセスについて説明する。図2は、本発明の一実施の形態である画像形成装置本体100及びプロセスカートリッジ(以下、カートリッジBと記載する)の断面図である。図3は、カートリッジBを感光ドラム(以下、ドラム62と記載する)の回転軸線方向に垂直な方向から切断したときの断面図である。ここで、装置本体Aとは、画像形成装置100からカートリッジBを除いた部分である。
<画像形成装置全体構成>
図2に示す画像形成装置100は、カートリッジBを装置本体Aに着脱自在とした電子写真技術を利用したレーザビームプリンタである。画像形成装置100には、カートリッジBが装置本体Aに装着されたとき、カートリッジBのドラム62に潜像を形成するための露光装置3(レーザスキャナユニット)が配置される。また、カートリッジBの下側に画像形成対象となる記録媒体(以下、記録材Pと記載する)を収納した給紙トレイ4が配置されている。
更に、装置本体Aには、記録材Pの搬送方向Dに沿って、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5c、転写ガイド6、転写ローラ7、搬送ガイド8、定着装置9、排出ローラ対10、排出トレイ11等が順次配置されている。なお、定着装置9は、加熱ローラ9a及び加圧ローラ9bにより構成されている。
<画像形成プロセス>
次に、画像形成プロセスの概略を説明する。プリントスタート信号に基づいて、ドラム62は矢印R方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。
不図示の電源から帯電電圧が印加された帯電ローラ66は、ドラム62の外周面に接触し、ドラム62の外周面を一様均一に帯電する。
露光装置3は、画像情報に応じたレーザ光Lを出力する。そのレーザ光LはカートリッジBのクリーニング枠体71に設けられたレーザ開口71hを通り、ドラム62の外周面を走査露光する。これにより、ドラム62の外周面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。
続いて、静電潜像をトナーにより現像するための現像工程について説明する。図3は、実施例1におけるカートリッジBの断面図を示している。図3に示すように、現像装置としての現像ユニット20において、トナー室29内部のトナーTは、第1トナー搬送部材43、第2トナー搬送部材44、第3トナー搬送部材50の回転によって撹拌、搬送され、トナー供給室28に送り出される。そして、マグネットローラ34(固定磁石)の磁力により、現像剤担持体たる現像ローラ32の表面にトナーTが担持される。現像ローラ32の表面に担持されたトナーTは、現像ブレード42によって、摩擦帯電されつつ現像ローラ32の周面上での層厚が規制される。層厚が規制されたトナーTは、静電潜像に応じてドラム62へ現像され、トナー像として可視像化される。ここで、現像ローラ32は、装置本体Aに設けられた電源たる電圧印加部(不図示)より給電されることで、ドラム62の表面に形成された表面電位との電位差によってトナーTにより現像する。
また、図2に示すように、レーザ光Lの出力タイミングとあわせて、ピックアップローラ5a、給送ローラ対5b、搬送ローラ対5cによって、装置本体Aの下部に収納された記録材Pが給紙トレイ4から送り出される。そして、その記録材Pが転写ガイド6を経由して、ドラム62と転写ローラ7との間の転写位置へ搬送される。この転写位置において、トナー像はドラム62から記録材Pに順次転写されていく。転写ローラ7には記録材Pにトナー像を引き付けるための転写バイアスが不図示の電源により印加されている。本実施例においては、トナーTを一成分磁性現像剤とし、正規極性を負極性とした。したがって、転写ローラ7によって転写する際に印加される転写バイアスは、負極性に帯電したトナーTを引き付けるために正極性とする。本実施例においては、トナーTを一成分磁性現像剤としたが、キャリアを含む二成分でもよく、磁性を帯びない非磁性現像剤でもよい。また、正規極性を負極性としたが、正極性としてもよい。その際には、印加するバイアスを本実施例に対して適宜反転させればよい。
トナー像が転写された記録材Pは、ドラム62から分離されて搬送ガイド8に沿って定着装置9に搬送される。そして記録材Pは、定着装置9を構成する加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとのニップ部を通過する。このニップ部で加圧・加熱定着処理が行われてトナー像は記録材Pに定着される。トナー像の定着処理を受けた記録材Pは、排出ローラ対10まで搬送され、排出トレイ11に排出される。
一方、図3に示すように、転写工程終了後のドラム62の表面に残存した残留トナーは、クリーニング部材77によりドラム62の外周面上から除去される。そして、再び、ドラム62の表面を帯電ローラ66によって帯電させることによって、ドラム62は画像形成に供される。ドラム62から除去された廃トナーは、クリーニングユニット60の廃トナー室71bに貯蔵される。
上記において、帯電ローラ66、現像ローラ32、転写ローラ7、クリーニング部材77がドラム62に作用するプロセス手段である。
<カートリッジ着脱>
次に、装置本体Aに対するカートリッジBの着脱について、図5、図6、図7を用いて説明する。
図5は、カートリッジBを着脱するために開閉扉13を開いた装置本体Aの斜視図である。図6は、カートリッジBを着脱するために開閉扉13を開き、トレイ18を引き出した状態の装置本体AとカートリッジBの斜視図である。図7は、開閉扉13を開きトレイ18を引き出した状態で、カートリッジBを着脱している際の装置本体A及びカートリッジBの斜視図である。カートリッジBは、トレイ18に対して、着脱方向Eに沿って着脱可能である。カートリッジBを装置本体Aから着脱するための開閉扉13が設けられている側を前側(正面側)として、図示している。
図5に示したように、装置本体Aには開閉扉13が回動可能に取り付けられており、この開閉扉13を開くとカートリッジ挿入口17が設けられている。そして、カートリッジ挿入口17内にはカートリッジBを装置本体Aに装着するためのトレイ18が備えられている。トレイ18は、図6に示したように、所定の位置まで引き出すと、カートリッジBの装着が可能である。カートリッジBはトレイ18に載せられた状態で図中矢印C方向にガイドレール(不図示)に沿って装置本体A内に装着される。カートリッジBは、図7に示すように、着脱方向Eに沿って取り出し可能である。
<カートリッジ支持>
次に、装置本体Aに対するカートリッジBの支持について、図9、図10を用いて説明する。
図9、図10に示すように、装置本体AにはカートリッジBを支持するための駆動側板15と非駆動側板16が設けられている。図9は、カートリッジBを駆動側から見たときの斜視図であり、図10は、カートリッジBを非駆動側から見たときの斜視図である。図9、図10に示すように、駆動側板15には駆動側第1支持部15a、駆動側第2支持部15b及びカートリッジBの回転支持部15cが設けられている。非駆動側板16には非駆動側第1支持部16a、非駆動側第2支持部16b及び回転支持部16cが設けられている。
一方、カートリッジBの被支持部として、駆動側にはドラム軸受73の被支持部73b、被支持部73d、クリーニング枠体71の駆動側ボス71a、非駆動側には非駆動側突部71fと非駆動側ボス71gがそれぞれ設けられている。そして、駆動側は、被支持部73bが駆動側第1支持部15a、被支持部73dが駆動側第2支持部15bにより支持され、駆動側ボス71aが回転支持部15cにより支持される。また、非駆動側は、非駆動側突部71fが非駆動側第1支持部16aと非駆動側第2支持部16bにより支持され、非駆動側ボス71gが回転支持部16cにより支持されることで、カートリッジBは装置本体A内で位置決めされる。
<カートリッジ全体の構成>
次に、カートリッジBの全体構成について図3、図4、図8、図9、図11、図12、図13、図14を用いて説明する。図8は、本実施例における駆動列を示しており、図11、図12は、非駆動側から見たカートリッジBの構成を説明する斜視図であり、図13、図14は、駆動側から見たカートリッジBの構成を説明する斜視図である。図12、図14は、それぞれ図11、図13の点線部内の箇所を、角度を変えて拡大した部分拡大図である。なお、本実施例においては各部品を結合する際のビスに関しては省略して説明する。
カートリッジBは、クリーニングユニット60と、現像ユニット20を有する。なお、一般にプロセスカートリッジとは、感光体と、これに作用するプロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つと、を一体的にカートリッジ化して、画像形成装置の本体に対して着脱可能としたものである。本実施例におけるカートリッジBは、本発明に従うクリーニングユニット60を少なくとも有する。
図3に示すように、クリーニングユニット60は、ドラム62と、帯電ローラ66と、クリーニング部材77と、これらを支持するクリーニング枠体71と、クリーニング枠体71に溶着等で固定された蓋部材72を有する。クリーニングユニット60において、帯電ローラ66、クリーニング部材77は、それぞれドラム62の外周面に接触して配置される。
クリーニング部材77は、弾性材料としてのゴムで形成されたブレード状の弾性部材であるゴムブレード77aと、ゴムブレード77aを支持する支持部材77bと、を有する。ゴムブレード77aは、ドラム62の回転方向に対してカウンター方向にドラム62に当接している。即ち、ゴムブレード77aは、その先端部がドラム62の回転方向の上流側を向くようにドラム62に当接して当接部を形成している。
図4(a)は、クリーニング枠体71の断面図であって、図4(b)に示した一点鎖線の位置で切断したときの断面図を示している。クリーニング部材77によってドラム62の表面から除去された廃トナーは、後述する回転部材90によって廃トナー搬送部材としての第1スクリュー86に向かって搬送される。そして、図3、図4に示すように、第1スクリュー86によってドラム62の長手方向に搬送される。そして、廃トナーは、第1スクリュー86と略直交する第2スクリュー87に受け渡される。第2スクリュー87から、第1スクリュー86と略平行であって第2スクリュー87と略直交する第3スクリュー88に受け渡されて、第3スクリュー88の回転軸線方向に搬送される。搬送された廃トナーは、クリーニング枠体71と蓋部材72によって形成された現像剤収容部としての廃トナー室71bに溜められる。前述のように、ドラム62と第1スクリュー86との間には、ドラム62の表面から除去された廃トナーを第1スクリュー86側まで搬送するための回転部材90が設けられている。回転部材90の回転軸線方向は、第1スクリュー86の回転軸線方向と平行となるように配置されている。つまり、ドラム62の回転軸線方向である長手方向と平行に配置されている。
続いて、各部材の回転駆動の構成について説明する。
図9に示したように、カートリッジBに設けられた第1カップリング70および第2カップリング21に駆動を伝達するための第1駆動軸14および第2駆動軸19が設けられている。第1駆動軸14および第2駆動軸19は、装置本体Aの駆動部としての駆動モータM1により駆動される。これにより、図8に示したように、第1カップリング70と連結しているドラム62が装置本体Aから入力ギアA1を経て駆動力を受け、画像形成動作に応じて図4(b)中矢印R方向に回転駆動される。
図4(b)に示したように、帯電ローラ66は、クリーニング枠体71の長手方向(ドラム62の回転軸線方向と略平行)の両端部において、帯電ローラ軸受67を介し、クリーニングユニット60に回転可能に取り付けられている。帯電ローラ66は、帯電ローラ軸受67が付勢部材68によりドラム62に向けて加圧されることでドラム62に圧接されている。帯電ローラ66は、ドラム62の回転に応じて従動回転する。帯電ローラ66の回転は、ドラム62の回転に応じて従動回転する構成に限られない。例えば、ドラム62の駆動とは別に、帯電ローラ66を回転させるための駆動源があってもよい。
また、第2カップリング21から駆動を伝達されて現像ローラ32が回転する。第1スクリュー86は入力ギア86eによって、図9中に示す第2カップリング21から駆動を伝達されて回転する。より具体的には、装置本体Aに設けられた入力ギアA2とカートリッジBに設けられた第2駆動軸19が係合し、装置本体Aの駆動モータM1によって第2駆動軸19に駆動が伝達される。そして、第2駆動軸19から第2カップリング21に駆動が入力される。
第2スクリュー87は第1スクリュー86から、第3スクリュー88は第2スクリュー87からそれぞれ駆動力を受けて回転する。第1スクリュー86はドラム62の近傍に、第2スクリュー87はクリーニング枠体71の長手方向端部に、第3スクリュー88は廃トナー室71bに、それぞれ配置されている。ここで、第1スクリュー86、第3スクリュー88の回転軸線はドラム62の回転軸線と平行であり第2スクリュー87の回転軸線はドラム62の回転軸線と直交している。つまり、第1スクリュー86によって搬送されたトナーTを搬送する第2スクリュー87を有し、回転部材90に第1スクリュー86の回転駆動を伝達する第1駆動伝達部たるギア部86cを有する。第1スクリュー86は、第2スクリュー87に回転駆動を伝達する第2駆動伝達部たる受け渡し部86dを有する構成となっている。ここで、入力ギア86eから入力される駆動力は、第1スクリュー86に直接入力してもよいし、ギア部86cを介してもよい。
また、図3に示すように、クリーニング枠体71から廃トナーが漏れることを防止するためのスクイシート65が、ドラム62に当接するようにクリーニング枠体71の縁部に設けられている。
図3に示すように、現像ユニット20は、現像ローラ32と、現像ローラ32を支持する現像容器23と、現像ブレード42等を有する。現像ローラ32内にはマグネットローラ34が設けられている。また、現像ユニット20において、現像ローラ32上のトナー層を規制するための現像ブレード42が配置されている。図11、図13に示すように、間隔保持部材38が現像ローラ32の両端部に取り付けられており、間隔保持部材38とドラム62が当接することで、現像ローラ32はドラム62と微小な隙間をもって保持される。また、図3に示すように、現像ユニット20からトナーTが漏れることを防止するための吹き出し防止シート33が、現像ローラ32に当接するように底部材22の縁部に設けられている。更に、現像容器23と底部材22によって形成されたトナー室29には、第1トナー搬送部材43、第2トナー搬送部材44、第3トナー搬送部材50が設けられている。第1トナー搬送部材43、第2トナー搬送部材44、第3トナー搬送部材50は、トナー室29に収容されたトナーを撹拌すると共に、トナー供給室28へトナーを搬送する。
図11、図13に示すように、カートリッジBはクリーニングユニット60と現像ユニット20を合体して構成される。
クリーニングユニット60には、クリーニング枠体71、蓋部材72、ドラム62、ドラム62を回転支持するためのドラム軸受73及びドラム軸78が設けられている。図14に示すように、駆動側においては、ドラム62は、駆動側に設けられた駆動側ドラムフランジ63がドラム軸受73の穴部73aにより回転可能に支持される。一方、図12に示すように、非駆動側は、クリーニング枠体71に設けられた穴部71cに圧入されたドラム軸78が、非駆動側ドラムフランジ64の穴部を回転可能に支持する構成となっている。
一方、図3、図11、図13に示すように、現像ユニット20は、底部材22、現像容器23、駆動側現像サイド部材26、現像ブレード42、現像ローラ32等からなる。また現像ローラ32は、両端に設けられた軸受部材27、37により回転可能に現像容器23に取り付けられている。
そして、図12、図14に示すように、クリーニングユニット60と現像ユニット20を結合ピン69で互いに回動可能に結合することによってカートリッジBを構成する。
具体的には、現像ユニット20の長手方向両端部には、現像容器23に現像第1支持穴23a、現像第2支持穴23bが設けられている。また、クリーニングユニット60の長手方向両端部には、クリーニング枠体71の駆動側に第1吊り穴71iが、非駆動側に第2吊り穴71jが設けられている。第1吊り穴71i、第2吊り穴71jにそれぞれ圧入固定された結合ピン69と現像第1支持穴23a、現像第2支持穴23bがそれぞれ嵌合することにより、クリーニングユニット60と現像ユニット20は互いに回動可能に連結される。
また、図14に示したように、駆動側付勢部材46Rの第1穴部46Raはドラム軸受73のボス73cに掛けられ、第2穴部46Rbが駆動側現像サイド部材26のボス26aに掛けられている。
また、図12に示したように、非駆動側付勢部材46Fの第1穴部46Faはクリーニング枠体71のボス71kに掛けられ、第2穴部46Fbが軸受部材37のボス37aに掛けられている。
本実施例において、駆動側付勢部材46R、非駆動側付勢部材46Fは引っ張りバネで形成されており、このバネの付勢力により現像ユニット20をクリーニングユニット60に付勢させることで現像ローラ32をドラム62の方向へ確実に押し付けるよう構成する。そして、現像ローラ32の両端部に取り付けられた間隔保持部材38によって、現像ローラ32はドラム62から所定の間隔をもって保持される。
<クリーニング構成>
次に、クリーニング構成について、図1、図15、図16、図17、図18、図19、図20、図21を用いて説明する。
図1は、本実施例における第1スクリュー86と回転部材90の位置関係を示したクリーニングユニット60の断面図である。図15はクリーニング枠体71の斜視図と部分詳細図、図16は第1スクリュー86の斜視図、図17は第2スクリュー87の斜視図、図18は回転部材90の斜視図である。図19は、クリーニング枠体71に第1スクリュー86、第2スクリュー87、回転部材90を組み付けた状態を示した斜視図、図20は、図19に示すユニットを矢印G方向から見た図である。図21は、クリーニング枠体71内のドラム62近傍の廃トナーの剤面の動きを示したものである。
図15に示すように、クリーニング枠体71には、第1廃トナー搬送路71m、第2廃トナー搬送路71nが設けられている。第1廃トナー搬送路71mには、第1スクリュー86を支持するための第1スクリュー支持部71p、回転部材90を支持するための回転部材支持部71qが設けられている。さらに、クリーニング部材77を保持するためのクリーニング部材座面71r、スクイシート65を保持するためのスクイシート座面71sが設けられている。回転部材支持部71qは、第1スクリュー支持部71pよりも、ドラム62に近い位置に設けられている。また、第2廃トナー搬送路71nには、第2スクリュー87を支持するための第2スクリュー支持部71tが設けられている。
図16に示すように、第1スクリュー86には、廃トナーを搬送するための搬送部としての螺旋形状の羽根部86a、クリーニング枠体71に支持されるための軸部86bが設けられている。さらに、回転部材90に駆動を伝達するための駆動伝達部としてのギア部86c、第2スクリュー87に駆動を伝達するための受け渡し部86dが設けられている。
図17に示すように、第2スクリュー87には、廃トナーを搬送するための搬送部としての螺旋形状の羽根部87a、クリーニング枠体71に支持されるための軸部87b、及び、第1スクリュー86から駆動を受けるための被受け渡し部87cが設けられている。
図18に示すように、回転部材90には、廃トナーをドラム62の表面付近から第1スクリュー86側に搬送するための撹拌部90aが設けられている。さらに、クリーニング枠体71に支持されるための被支持部90b、第1スクリュー86から駆動を受けるための駆動力受け部としてのギア部90cが設けられている。本実施例では、撹拌部90aは、PETシート等のシート部材を用いているが、成形された樹脂や金属、あるいは、鋼材等の線材に曲げ加工を加えてトナーを撹拌出来る形状にしたもの等でもよい。
図15、図16に示したように、第1スクリュー86は、軸部86bがクリーニング枠体71の第1スクリュー支持部71pに回転可能に支持される形で第1廃トナー搬送路71mに組み付けられることでクリーニング枠体71に固定される。第1スクリュー86と同様な構成において、第2スクリュー87は、軸部87bがクリーニング枠体71の第2スクリュー支持部71tに回転可能に支持される形で第2廃トナー搬送路71nに組み付けられることでクリーニング枠体71に固定される。このとき、図20に示すように、第1スクリュー86の受け渡し部86dと、第2スクリュー87の被受け渡し部87cが係合し、第1スクリュー86から第2スクリュー87に駆動を伝達することが可能となる。
また、図15、図18に示したように、回転部材90は、被支持部90bが、クリーニング枠体71の回転部材支持部71qに回転可能に支持される形で組み付けられることでクリーニング枠体71に固定される。このとき、図19に示したように、第1スクリュー86のギア部86cと、回転部材90のギア部90cが係合し、第1スクリュー86から回転部材90に駆動を伝達することが可能となる。なお、駆動伝達部及び駆動力受け部として、第1スクリュー86と回転部材90にそれぞれギア部を設けたが、駆動伝達部及び駆動力受け部がゴム等の弾性物質からなるローラであり、摩擦によって駆動を伝達する構成等であってもよい。また、駆動伝達部及び駆動力受け部が直接係合せず、間にギアやベルト等の別部品が介在する構成であってもよい。
次に、ドラム62に付着したトナーをクリーニングするプロセスを、図1、図21を用いて説明する。図1に示すように、回転方向Rに回転するドラム62に付着したトナーが、クリーニング部材77のゴムブレード77aによって除去され、第1廃トナー搬送路71mに蓄積する。このとき、前述したように、回転部材90が第1スクリュー86から駆動力を受けて回転するため、廃トナーは回転部材90の撹拌部90aによって撹拌され、第1スクリュー86側に搬送される。回転部材90の撹拌部90aは第1スクリュー86に接触しながら回転する。接触して回転させることで、より第1スクリュー86側に効果的に搬送させることが出来る。第1スクリュー86側に搬送された廃トナーは、第1スクリュー86の羽根部86aによって第1スクリュー86の回転軸線方向に搬送される。このとき、クリーニング部材77によって除去された廃トナーは、さらに画像形成が続くことによってクリーニング部材77によって新たに除去された廃トナーによって押し上げられる。それによって、ドラム62から第1スクリュー86に向かう方向へ上昇する。すると、図21に示すように、廃トナーは、後に流入してきた廃トナーにより圧力を受ける。また、第1廃トナー搬送路71mの壁面71u近くの廃トナーは、壁面71uから抗力を受ける。これらの力により廃トナーが上昇する流れが生まれる。しかし、廃トナーの劣化や紙粉等の異物の混入により、廃トナーの流動性が低下する可能性がある。廃トナーの流動性が低下した結果、クリーニング部材77によって除去された廃トナーが第1廃トナー搬送経路71m内の第1スクリュー86に到達出来ず、廃トナーによる圧力が高まり、廃トナーがゴムブレード77aとドラム62の間をすり抜ける可能性がある。すり抜けた廃トナーが、クリーニング部材77のドラム62回転方向R下流に位置する帯電ローラ66を汚染すると、その位置で帯電不良が生じ、縦スジなどの画像不良が発生する恐れがある。
本実施例においては、前述したように、回転部材90が回転することによって、廃トナーを第1スクリュー86側に搬送することが出来る。その結果、クリーニング部材77によって除去された廃トナーの、ドラム62から第1スクリュー86への動きの流れをスムーズにすることが出来、前述の画像不良を抑制することが出来る。なお、回転部材90の回転方向に関しては、図21に示したような、廃トナーの流れを補助する目的で、図1の方向から見て時計回りとするのが良い。ただし、回転方向をこの向きのみに限定するものではなく、例えば、廃トナーの流動性を高めるために廃トナーをほぐすことを目的とする場合等は、図1の方向から見て反時計回りとすることも可能である。
さらに、本実施例においては、第1スクリュー86と回転部材90にギア部86c、90cを設け、第1スクリュー86から回転部材90に駆動を伝達する構成としたことで、駆動時における第1スクリュー86および回転部材90の破損を抑制することが出来る。本実施例の第1スクリュー86と回転部材90は上記構成から必ず同時に駆動される。そのため、撹拌部90aが第1スクリュー86と接触する際には回転部材90は回転している。よって、本実施例の構成において、どちらかが回転停止している状態で第1スクリュー86および撹拌部90aが回転することがないため、同じ部分が常に接触してどちらか一方が回転することがない。一方、第1スクリュー86と回転部材90が別駆動の場合には、第1スクリュー86および回転部材90のどちらかが先に回転を始める場合がある。その際には、回転していない側の第1スクリュー86および回転部材90の撹拌部90aに負荷がかかってしまう。本実施例では、撹拌部90aは、PETシート等のシート部材を用いているため、特に摩耗や変形が起こりやすい。一方、撹拌部90aを成形された樹脂や金属、あるいは、鋼材等の線材に曲げ加工を加えてトナーを撹拌出来る形状にしたものにした場合には、第1スクリュー86の破損が懸念される。したがって、駆動時における第1スクリュー86および回転部材90の破損を効果的に抑制することが出来る。
本実施例において、前述したクリーニング性能を向上させる効果を、さらに、少数の部品点数で実現している。回転部材90をクリーニング枠体71の外部から駆動する場合、クリーニング枠体71の外部に回転部材90を駆動するためのギア列や、軸受部材、廃トナーが外部に漏れることを防止するためのシール部材等が必要となる。しかし、本実施例の構成においては、これらの部品を追加することなく、回転部材90を駆動することが可能である。
また、部品点数の削減のほかに、回転部材90を、廃トナーを搬送するのに適切な位置に配置しやすいという利点もある。図1に示すように、回転部材90はクリーニング部材77のゴムブレード77aの先端付近に配置するのが望ましい。ゴムブレード77aの先端付近に配置することで、ゴムブレード77aで除去された廃トナーを効率良く第1スクリュー86まで搬送することが出来るためである。ここで、回転部材90をクリーニング枠体71の外部から駆動する場合、回転部材90の被支持部90bをクリーニング枠体71の外部まで貫通するように延ばさなければならない。しかし、本実施例のように、第1スクリュー86にギア部86cが設けられている場合、図19に示すように、回転部材90の被支持部90bの延長上に、ギア部86cが存在するため、回転部材90をゴムブレード77aの先端付近に配置することが困難である。本実施例においては、第1スクリュー86と回転部材90にギア部86c、90cを設け、第1スクリュー86から回転部材90に駆動を伝達する構成とした。そのような構成にすることで、回転部材90からクリーニング枠体71の外部まで貫通する軸を延ばす必要がないため、回転部材90をゴムブレード77aの先端付近に配置することが可能である。
したがって、実施例1は以下に記載の構成を有する。回転可能なドラム62と、ドラム62に当接して当接部を形成し、当接部においてドラム62の表面をクリーニングするクリーニング部材77を有する。そして、クリーニング部材77によってドラム62の表面上から除去されたトナーTを搬送する回転可能な第1搬送部材としての第1スクリュー86を有する。加えて、ドラム62の回転軸線方向に直交する方向において、ドラム62と第1スクリュー86との間に設けられ、ドラム62の回転軸線方向と同じ方向に延びる第2搬送部材としての回転部材90を有する。回転部材90は、クリーニング部材77によってクリーニングされたトナーTを第1スクリュー86に向かう方向に搬送するために回転可能に設けられる。第1スクリュー86は、トナーTを第1スクリュー86の回転軸線方向に搬送するための第1搬送部としての羽根部86aを有する。さらに、第1スクリュー86が回転している状態において、第1スクリュー86の回転駆動を回転部材90に伝達する駆動伝達部としてのギア部86cを有する。回転部材90は、ドラム62から第1スクリュー86に向かってトナーTを搬送する第2搬送部としての撹拌部90aを有する。さらに、第1スクリュー86が回転している状態において、第1スクリュー86の回転駆動が回転部材90に伝達される駆動力受け部としてのギア部90cを有する。撹拌部90aが第1スクリュー86と接触しながら第1スクリュー86と回転部材90は回転する。
上記構成によって、クリーニング部材77によりドラム62の表面から除去された廃トナーを第1スクリュー86に搬送するための回転部材90を設け、第1スクリュー86および回転部材90の摩耗・変形を抑制しつつクリーニング不良を抑制することが出来る。
また、本実施例においては、第1スクリュー86にギア部86cを設けて、回転部材90に駆動を伝達する構成とした。しかし、第1スクリュー86および回転部材90の摩耗・変形を抑制することが出来る構成であれば、第1スクリュー86に回転部材90の回転駆動を伝達する構成としてもよい。
本実施例で適用する画像形成装置100の構成において、実施例1と同一部材には同一符号とし、説明を省略する。
図22は本実施例の特徴を示す、第1スクリュー86と回転部材90の駆動側の構成の拡大図である。図22に示すように、実施例2においては、第1スクリュー86の羽根部86aの端部Jは、回転部材90の撹拌部90aの端部Kよりも、第1スクリュー86の廃トナー搬送方向Iの上流側に位置するように配置した。それによって、回転軸線方向への廃トナーの搬送を効果的に行うことが出来る。その理由を説明する。
第1スクリュー86の回転軸線方向において、撹拌部90aの端部の位置Kに、必ず第1スクリュー86の羽根部86aが存在する位置関係になっている。そのため、撹拌部90aで搬送された廃トナーは、羽根部86aが存在する箇所に搬送される。それによって、第1スクリュー86の回転軸線方向における廃トナー搬送方向Iに廃トナーが搬送される構成となっている。
実施例2は以下に記載の構成を有する。第1スクリュー86の回転軸線方向においてトナーTの搬送方向上流側の羽根部86aの端部である駆動側の端部を第1端部、回転部材90の回転軸線方向において駆動側の端部を第2端部とする。その場合において、第1端部は第2端部よりトナーTの搬送方向の上流に位置するように構成することで、廃トナーの搬送が効果的に行われるようにする。上記構成を達成するために、第1スクリュー86の回転軸線方向における羽根部86aの長さは、回転部材90の回転軸線方向における撹拌部90aの長さより長くする。それによって、回転軸線方向の廃トナー搬送が滞ることなく、廃トナー搬送を円滑に行うことが出来る。したがって、クリーニング部材77によりドラム62の表面から除去された廃トナーを第1スクリュー86に搬送するための回転部材90を設けて廃トナーを効率よく搬送することが出来る。その上、第1スクリュー86および回転部材90の摩耗・変形を抑制しつつクリーニング不良を抑制することが出来る。
実施例1や実施例2の構成においては、第1スクリュー86に駆動伝達部としてのギア部86cを設けたことで、ギア部86cの位置においては廃トナーを搬送するための羽根部86aが設けられていない。そのため、羽根部86aが設けられていない部分においては、廃トナーを回転軸線方向に搬送する能力が他の部分に比べて劣る。印字されたパターンによっては、ギア部86c周辺において、画像形成によって発生する廃トナーの量が、第1スクリュー86によって搬送出来る廃トナーの量を上回る可能性がある。
ここで、特に、第1スクリュー86のギア部86c、及び、回転部材90のギア部90cを、トナー供給室28のギア部86c、90cが設けられた側の端部の位置Mよりも、第1スクリュー86の廃トナー搬送方向下流側に配置した場合を考える。その場合には、位置M付近で発生した廃トナーの回転軸線方向の廃トナー搬送が滞り、廃トナー搬送を円滑に行うことが困難となる可能性がある。特に、トナーTが劣化する条件である現像ユニット20の使用後半や、トナーTの静電凝集力が上昇する低温低湿環境において、廃トナーの流動性が悪くなるため不利になる。
そこで、実施例3において、第1スクリュー86と回転部材90の駆動側の構成に以下に記載の特徴を持たせて、第1スクリュー86の回転軸線方向における廃トナー搬送方向Iに廃トナーを効果的に搬送する。
図23は、本実施例に係るカートリッジBを駆動側から見た図、図24は図23におけるカートリッジBを切断線H−Hで切断したときの断面図である。実施例3では、図24に示す第1スクリュー86のギア部86c、及び、回転部材90のギア部90cを、トナー供給室28の現像開口の端部の位置Mよりも、第1スクリュー86の廃トナー搬送方向Iの上流側に配置した。上記構成により廃トナー搬送の滞りを抑制している。この理由について説明する。
画像形成プロセスにおいて、現像ローラ32表面にトナーTがコートされる位置は、位置Mより内側の位置である。したがって、ドラム62の表面に存在するトナーTも、位置Mより内側の位置である。そのため、クリーニング部材77によってドラム62の表面のトナーが除去された後、廃トナーが除去される位置は、位置Mよりドラム62の回転軸線方向において内側の位置となる。よって、本実施例においては、位置Mよりも第1スクリュー86の廃トナー搬送方向上流側に、第1スクリュー86及び回転部材90のギア部86cおよび90cを設けることで、廃トナーが除去されにくい場所にギア部86cおよび90cを配置する。それによって、回転軸線方向の廃トナー搬送が滞ることなく、廃トナー搬送を円滑に行うことが出来る。つまり、現像ローラ32のトナーTのコート可能領域よりも外側に、第1スクリュー86及び回転部材90のギア部86cおよび90cを設けるとよい。
したがって、実施例3は以下に記載の構成を有する。トナーTを担持する回転可能な現像ローラ32の回転軸線方向において、トナーTを現像ローラ32に担持させることが可能な領域における駆動側に位置する端部を第3端部とする。第3端部は、ギア部86cより第1スクリュー86におけるトナーTの搬送方向の下流に位置するように現像ローラ32は構成される。また、第3端部は、ギア部90cより搬送方向の下流に位置する。
以上のような構成を有することで、クリーニング部材77によりドラム62の表面から除去された廃トナーを第1スクリュー86に搬送するための回転部材90を設けて廃トナーを効率よく搬送することが出来る。その上、第1スクリュー86および回転部材90の摩耗・変形を抑制しつつクリーニング不良を抑制することが出来る。
なお、本実施例に記載されている構成部品の機能、材質、形状その相対配置などは、特定的な記載がない限りは、この開示の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
60 クリーニングユニット
62 感光ドラム
71 クリーニング枠体
77 クリーニング部材
86 第1スクリュー
86a 羽根部
86c ギア部
90 回転部材
90a 撹拌部
90c ギア部
100 画像形成装置
B プロセスカートリッジ

Claims (17)

  1. 回転可能な感光体と、
    前記感光体に当接して当接部を形成し、前記当接部において前記感光体の表面をクリーニングするクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材によって前記感光体の表面から除去された現像剤を搬送する回転可能な第1搬送部材と、
    前記感光体の回転軸線方向に直交する方向において、前記感光体と前記第1搬送部材との間に設けられ前記感光体の回転軸線方向と同じ方向に延びる第2搬送部材であって、前記現像剤を前記第1搬送部材に向かう方向に搬送する回転可能な第2搬送部材と、を有し、
    前記第1搬送部材は、前記現像剤を前記第1搬送部材の回転軸線方向に搬送するための第1搬送部と、前記第1搬送部材を回転させるための駆動力を前記第2搬送部材に伝達するように設けられた駆動伝達部と、を有し、
    前記第2搬送部材は、前記感光体から前記第1搬送部材に向かう方向に前記現像剤を搬送する第2搬送部と、前記駆動力が前記第2搬送部材に伝達されるように設けられた駆動力受け部と、を有し、
    前記第1搬送部材と前記第2搬送部材と、が回転している状態において、前記第1搬送部材は前記第2搬送部と接触することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記第1搬送部材の前記回転軸線方向において前記第1搬送部材における前記現像剤の搬送方向上流側の前記第1搬送部の端部を第1端部、前記第2搬送部材の前記回転軸線方向において前記第1端部と同じ側に位置する前記第2搬送部の端部を第2端部とすると、
    前記第1端部は、前記第2端部より前記搬送方向の上流に位置することを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 前記第1端部は、前記第1搬送部材の前記回転軸線方向において前記第1搬送部材が駆動される駆動側に位置することを特徴とする請求項2に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 前記現像剤を担持する回転可能な現像剤担持体を有し、
    前記現像剤担持体の回転軸線方向において、前記現像剤を前記現像剤担持体に担持させることが可能な領域における前記第1端部と同じ側に位置する端部を第3端部とすると、
    前記第3端部は、前記駆動伝達部より前記第1搬送部材における前記現像剤の搬送方向の下流に位置することを特徴とする請求項2または3に記載のプロセスカートリッジ。
  5. 前記第3端部は、前記駆動力受け部より前記搬送方向の下流に位置することを特徴とする請求項4に記載のプロセスカートリッジ。
  6. 回転可能な感光体と、
    前記感光体に当接して当接部を形成し、前記当接部において前記感光体の表面をクリーニングするクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材によって前記感光体の表面から除去された現像剤を搬送する回転可能な第1搬送部材と、
    前記感光体の回転軸線方向に直交する方向において、前記感光体と前記第1搬送部材との間に設けられ前記感光体の回転軸線方向と同じ方向に延びる第2搬送部材であって、前記現像剤を前記第1搬送部材に向かう方向に搬送する回転可能な第2搬送部材と、を有し、
    前記第2搬送部材は、前記感光体から前記第1搬送部材に向かって前記現像剤を搬送する第2搬送部と、前記第2搬送部材を回転させるための駆動力を前記第1搬送部材に伝達するように設けられた駆動伝達部と、を有し、
    前記第1搬送部材は、前記現像剤を前記第1搬送部材の回転軸線方向に搬送するための第1搬送部と、前記第2搬送部材の前記駆動力が前記第1搬送部材に伝達されるように設けられた駆動力受け部と、を有し、
    前記第1搬送部材と前記第2搬送部材と、が回転している状態において、前記第1搬送部材は前記第2搬送部と接触することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 前記第1搬送部材の前記回転軸線方向において前記第1搬送部材における前記現像剤の搬送方向上流側の前記第1搬送部の端部を第1端部、前記第2搬送部材の前記回転軸線方向において前記第1端部と同じ側に位置する前記第2搬送部の端部を第2端部とすると、
    前記第1端部は、前記第2端部より前記搬送方向の上流に位置することを特徴とする請求項6に記載のプロセスカートリッジ。
  8. 前記第2端部は、前記第2搬送部材の前記回転軸線方向において前記第2搬送部材が駆動される駆動側に位置することを特徴とする請求項7に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 前記現像剤を担持する回転可能な現像剤担持体を有し、
    前記現像剤担持体の回転軸線方向において、前記現像剤を前記現像剤担持体に担持させることが可能な領域における前記第1端部と同じ側に位置する端部を第3端部とすると、
    前記第3端部は、前記駆動力受け部より前記第1搬送部材における前記現像剤の搬送方向の下流に位置することを特徴とする請求項7または8に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 前記第3端部は、前記駆動伝達部より前記搬送方向の下流に位置することを特徴とする請求項9に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 記録材に画像形成を行う画像形成装置に着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  12. 前記クリーニング部材によって前記感光体の表面から除去された前記現像剤を収容する現像剤収容部を有し、
    前記駆動伝達部と前記駆動力受け部は前記現像剤収容部の内部に配置されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  13. 前記第1搬送部材によって搬送された前記現像剤を搬送する第3搬送部材を有し、
    前記第2搬送部材に前記第1搬送部材の回転駆動を伝達する駆動伝達部を第1駆動伝達部とすると、
    前記第1搬送部材は、前記第3搬送部材に回転駆動を伝達する第2駆動伝達部を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  14. 前記第1搬送部材の前記回転軸線方向における前記第1搬送部の長さは、前記第2搬送部材の回転軸線方向における第2搬送部の長さより長いことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  15. 前記第2搬送部材の回転軸線方向は、前記第1搬送部材の回転軸線方向と略平行であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  16. 前記第3搬送部材の回転軸線方向は、前記第1搬送部材の回転軸線方向と略直交することを特徴とする請求項13に記載のプロセスカートリッジ。
  17. 記録材に画像形成を行う画像形成装置であって、
    回転可能な感光体と、
    前記感光体に当接して当接部を形成し、前記当接部において前記感光体の表面をクリーニングするクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材によって前記感光体の表面から除去された現像剤を搬送する回転可能な第1搬送部材と、
    前記感光体の回転軸線方向に直交する方向において、前記感光体と前記第1搬送部材との間に設けられ前記感光体の回転軸線方向と同じ方向に延びる第2搬送部材であって、前記現像剤を前記第1搬送部材に向かう方向に搬送する回転可能な第2搬送部材と、
    前記第1搬送部材を駆動する駆動部と、を有し、
    前記第1搬送部材は、前記現像剤を前記第1搬送部材の回転軸線方向に搬送するための第1搬送部と、前記第1搬送部材を回転させるための駆動力を前記第2搬送部材に伝達するように設けられた駆動伝達部と、を有し、
    前記第2搬送部材は、前記感光体から前記第1搬送部材に向かって前記現像剤を搬送する第2搬送部と、前記駆動力が前記第2搬送部材に伝達されるように設けられた駆動力受け部と、を有し、
    前記第1搬送部材と前記第2搬送部材と、が回転している状態において、前記第1搬送部材は前記第2搬送部と接触することを特徴とする画像形成装置。
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