JP2021084688A - 包装体封止構造 - Google Patents

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雅博 佐久間
Masahiro Sakuma
雅博 佐久間
尚彦 坂口
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【課題】本発明は、製品の輸送時の衝撃等で容器からフィルムが意図せず剥離することを防止すると共に、ユーザーによるフィルム剥離の作業性を向上させ、更に内容物が薬剤の場合に、多層フィルムが内容物の影響でデラミネーション(層剥離)した場合でも、容器からフィルムが残らず剥離できる包装体封止構造を得ることを課題とする。【解決手段】開口部が形成されると共に、内容物12を収納可能に構成された包装体10と、前記包装体10の開口部を接着によって覆う多層フィルム11を有し、前記包装体10の開口部の周囲には縁部21が形成され、前記縁部21には、前記多層フィルム11を貼り付け可能な凸状平面22が形成され、前記凸状平面22は内周側に形成された連続面と外周側に形成された不連続面からなり、前記不連続面は外周側端部から内周側に向かって幅が増大するように形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を収納した容器の開口部に多層フィルムを接着(溶着)して封止し、使用時には前記多層フィルムを残らず除去するための、包装体封止構造に関する。
特許文献1には、図9に示すように、容器30の少くとも口部鍔部31上面をポリプロピレンとし且つ、前記口部鍔部31の少くとも外側部32の断面形状を曲面とする容器30に対して、接着面を高密度又は中密度ポリエチレンとポリイソブチレンとのブレンド物層を含む1層又は2層以上のプラスチックス製のフィルム40を使用し被蓋した密封包装体が開示されている。
しかしながら、前記特許文献1では、容器30とフィルム40間の接着力が弱いと、製品の輸送時の衝撃等で容器30からフィルム40が意図せず剥離してしまう恐れがあり、また、上記の意図せぬ剥離を防止するために、容器30とフィルム40間の接着力を強くした場合には、ユーザーが容器30からフィルム40を剥離する際の作業性が悪くなり、また、内容物が薬剤の場合で多層フィルムを使用した場合、内容物の影響で多層フィルムがデラミネーション(層剥離)した場合に、内側のフィルムが剥離できずに接着層が容器に残ってしまうことがあった。
また、特許文献2では、図10、図11に示すように、容器本体50の下面をプラスチックシート49で形成し、容器本体50の容器部51に芳香液65を収容する。プラスチックシート49に透過フィルム61を積層し、透過フィルム61に不透過性フィルム62を積層する。不透過性フィルム62が積層された透過フィルム61を熱圧着でプラスチックシート49に接合し、容器本体50のフランジ52と延出部53に接合する。フランジ52の切り込み溝54側に、透過フィルム61がフランジ52に接合されない非接合部55を形成し、接合部56と非接合部55の境界線をく字状に形成する。この折曲部60の頂点部57から透過フィルム61とフランジ52が線状に接合されてなる中央線状接合部58を延出部53へ向けて延出し、その両脇からも側部線状接合部59を延出部53へ向けて延出する容器本体50が開示されている。
しかしながら、前記特許文献2では、容器本体50から多層フィルムを剥離する際に、透過フィルム61のみが容器本体50に残る構成を得ることを課題としており、本発明とは、効果および課題、構成の何れにおいても異なるものである。
特開昭55−29429号公報 特開2010−126204号公報
本発明は、従来技術の欠点を解消し、製品の輸送時の衝撃等で容器からフィルムが意図せず剥離することを防止すると共に、ユーザーによるフィルム剥離の作業性を向上させ、更に内容物が薬剤の場合に、多層フィルムが内容物の影響でデラミネーション(層剥離)した場合でも、容器からフィルムが残らず剥離できる包装体封止構造を得ることを課題とする。
上述の課題を解決するため、この発明の包装体封止構造は、開口部が形成されると共に、内容物を収納可能に構成された包装体と、前記包装体の開口部を接着によって覆う多層フィルムを有し、前記包装体の開口部の周囲には縁部が形成され、前記縁部には、前記多層フィルムを貼り付け可能な凸状平面が形成され、前記凸状平面は内周側に形成された連続面と外周側に形成された不連続面からなり、前記不連続面は外周側端部から内周側に向かって幅が増大するように形成されることを特徴とする。
更に、前記不連続面の内周側端部が、前記連続面に結合して形成されると良い。
更に、前記不連続面が、前記縁部の全周に渡って複数形成されると良い。
また、前記多層フィルムの外周部には少なくとも1つの把持用の延在部が形成され、前記多層フィルムの延在部が形成された位置と一致する方向の前記凸状平面には前記不連続面が複数形成されるように構成しても良い。
更に、前記多層フィルム間の接着強度よりも、前記包装体に対する多層フィルムの接着強度の方が弱く構成されると良い。
この発明の包装体封止は、製品の輸送時の衝撃等で容器からフィルムが意図せず剥離することを防止すると共に、ユーザーによるフィルム剥離の作業性を向上させ、更に内容物が薬剤の場合に、多層フィルムが内容物の影響でデラミネーション(層剥離)した場合でも、容器からフィルムが残らず剥離できる。
本発明の第1実施例の多層フィルムを途中まで剥離した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施例の多層フィルムを剥離した状態を示す、要部拡大図を含む平面図である。 本発明の第1実施例の変形例を示す多層フィルムを剥離した状態を示す、要部拡大図を含む平面図である。 本発明の第1実施例の変形例を示す多層フィルムを剥離した状態を示す、要部拡大図を含む平面図である。 本発明の第1実施例の変形例を示す多層フィルムを剥離した状態を示す、要部拡大図を含む平面図である。 本発明の第1実施例の要部拡大図である。 本発明の第1実施例の変形例を示す多層フィルムを剥離した状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施例の多層フィルムを途中まで剥離した状態を示す斜視図である。 従来技術を示す部分断面図である。 他の従来技術を示す平面図である。 他の従来技術を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の第1実施例を説明する。
本発明の包装体封止構造は、図1に示すように、開口部が形成されると共に、内容物12を収納可能に構成された包装体10と、前記包装体10の開口部を接着によって覆う多層フィルム11を有し、前記包装体10の開口部の周囲には縁部21が形成され、前記縁部21には、前記多層フィルム11を貼り付け可能な凸状平面22が形成され、前記多層フィルム11の外周部には少なくとも1つの剥離作業時の把持用の延在部23が形成される。
前記凸状平面22は内周側に形成された連続面と外周側に形成された不連続面からなり、前記不連続面は、外周側を頂点とした三角形状で形成されると共に、その底辺位置が前記連続面と結合し、前記不連続面が、前記縁部の全周に渡って複数形成される。
前記構成において、前記包装体10はポリプロピレンやポリエチレンテフタレート等の熱可塑性樹脂で形成され、前記多層フィルム11は、少なくとも前記包装体10との接着層がポリエチレンやポリプロピレン等のフィルムで形成され、前記包装体10と前記多層フィルム11は、熱や超音波による溶着、または接着剤によって互いに接着される。
更に上記構成は、前記包装体10からの前記多層フィルム11を剥離する際に要する力が、剥離の初期段階では弱く設定でき、剥離の作業性が上昇すると共に、前記多層フィルム11自体の破損を防止することができ、更に前記縁部21の内周面に沿って凸状平面22が形成されるため、製品に内圧が掛かっても、前記内圧による剥離力は、前記包装体10に対する多層フィルム11の接着位置全周に均等に作用するため、落下等の衝撃による等に前記多層フィルム11の剥離を防止することができる。
尚、本発明においては、変形例(図3〜図5)に示すように、前記不連続面の形状(22A、22B、22C)は三角には限定されず、外周側端部から内周側に向かって幅が増大するように形成されていれば良く、前記不連続面の内周側端部が隣接する不連続面と結合して内周側を囲う連続面を形成していれば良い。
前記不連続面は、図6に示すように、底辺位置の幅Wを、底辺から頂点までの高さHに対して、0.5倍〜2倍の幅(0.5H≦W≦2H)とすることによって、縁部の幅が過剰に大きくならず、包装体をコンパクトにまとめることができる。
前記包装体は、図7に示すように、包装体10Aの形状は円柱形状に限定されず、柱体形状で形成されていれば良い。
尚、前記多層フィルム11間の接着強度よりも、前記包装体10に対する多層フィルム11の接着強度の方が弱く構成されることによって、前記包装体10からの前記多層フィルム11を剥離する際の、前記多層フィルムの破損を防止することができる。
また、多層フィルム11のデラミネーションによって、前記包装体10側に残ろうとする多層フィルム11の接着層を、前記凸平面22によって破壊し、剥離可能になるため、前記包装体10側に多層フィルム11の接着層が残らない。
以下、図面8を参照して本発明の第2実施例を説明する。
本実施形態に係る包装体封止構造の殆どは、上述した実施例1に係る包装体封止構造と同様である。相違点としては、包装体10Bの縁部21に、多層フィルム11を貼り付け可能な凸状平面22が形成されるが、前記凸状平面22の形成位置が異なることである。
前記凸状平面22は内周側に形成された連続面と外周側に形成された不連続面からなり、前記不連続面は、外周側を頂点とした三角形状で形成されると共に、その底辺位置が前記連続面と結合して形成され、前記多層フィルム11の延在部23が形成された位置と一致する方向の前記凸状平面22には前記不連続面が複数形成される。
その他の構成、効果は第1実施例の形態に係る包装体封止構造と同様である。
10、10A、10B:包装体、11:多層フィルム、12:内容物、21:縁部、22、22A、22B、22C:凸状平面、23:延在部、30:容器、31:口部鍔部、32:外側部、40:フィルム、49:プラスチックシート、50:容器本体、51:容器部、52:フランジ、53:延出部、54:切り込み溝、55:非接合部、56:接合部、57:頂点部、58:中央線状接合部、59:側部線状接合部、60:折曲部、61:透過フィルム、62:不透過フィルム、65:芳香液

Claims (5)

  1. 開口部が形成されると共に、内容物を収納可能に構成された包装体と、
    前記包装体の開口部を接着によって覆う多層フィルムを有し、
    前記包装体の開口部の周囲には縁部が形成され、
    前記縁部には、前記多層フィルムを貼り付け可能な凸状平面が形成され、
    前記凸状平面は内周側に形成された連続面と外周側に形成された不連続面からなり、
    前記不連続面は外周側端部から内周側に向かって幅が増大するように形成されることを特徴とする包装体封止構造。
  2. 前記不連続面の内周側端部が、前記連続面に結合して形成されることを特徴とする請求項1記載の包装体封止構造。
  3. 前記不連続面が、前記縁部の全周に渡って複数形成されることを特徴とする請求項1または2記載の包装体封止構造。
  4. 前記多層フィルムの外周部には少なくとも1つの把持用の延在部が形成され、
    前記多層フィルムの延在部が形成された位置と一致する方向の前記凸状平面には前記不連続面が複数形成されることを特徴とする請求項1または2の何れか1項記載の包装体封止構造。
  5. 前記多層フィルム間の接着強度よりも、前記包装体に対する多層フィルムの接着強度の方が弱く構成されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の包装体封止構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54142222U (ja) * 1978-03-24 1979-10-03
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