JP2021083021A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021083021A
JP2021083021A JP2019210931A JP2019210931A JP2021083021A JP 2021083021 A JP2021083021 A JP 2021083021A JP 2019210931 A JP2019210931 A JP 2019210931A JP 2019210931 A JP2019210931 A JP 2019210931A JP 2021083021 A JP2021083021 A JP 2021083021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting
document
circuit
threshold value
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019210931A
Other languages
English (en)
Inventor
冨樫 和寛
Kazuhiro Togashi
和寛 冨樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019210931A priority Critical patent/JP2021083021A/ja
Publication of JP2021083021A publication Critical patent/JP2021083021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】 原稿を照射する照明の光量が不足されていると判定された際、その原因が照明光量の低下なのか、結露などによって光学部品が十分に機能しない状態なのかを切り分けるために、点灯時間を拡大する、あるいは点灯電流を増加して照明光源を点灯させる方法が提案されているが、通常の原稿読み取り時の光源点灯条件がすでに点灯時間や点灯電流が最大設定に近い場合、点灯時間や点灯電流を増すような余裕はなく、原因の切り分けが困難であった。【解決手段】 照明光源を点灯させる点灯回路に点灯異常検知回路を設け、点灯異常検出回路の検出結果に基づいて、白色基準板読み取り輝度値の判定しきい値を適切なレベルに変更するようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、複写機などで使用される原稿読取装置で使用される原稿を照明する光源の異常検知制御に関する。
複写機やマルチファンクションプリンタなどで使用される原稿読み取り装置は原稿に光を照射し、原稿面で拡散した光を反射ミラーやレンズといった光学部品を通してラインセンサで受光することで、原稿を画像データに変換している。
原稿に光を照射する光源にはLEDが使用されており、特に複写機など原稿処理速度の速い読み取り装置では白色LEDを主走査方向に複数個並べた照明を使用することが多い。しかし、使用するLEDの個数が多くなると必然的に故障などの不良が発生する率も高くなる。LED故障が発生して原稿を照明する光量が低下すると、読み取り画像の画質が劣化するなど原稿を正しく再現できなくなる。そのため、原稿読み取り開始に先立って照明が正常に点灯しているか確認する必要があり、その手法がいくつか提案されている。
一般的には、読み取り画像に対して行うシェーディング補正処理の補正係数を生成するために用意されている白色基準板を読み取って、その画像データ信号の輝度値を所定の値でしきい値判定して、照明光量を確認する手法がとられている。しかし、読み取り装置内に結露が発生する、あるいは砂埃が光学部品に堆積したような状態では照明光源や点灯回路に異常がなくても、光学部品の反射率、透過率が低下するのでイメージセンサに入射する原稿拡散光が減少、画像データ信号の輝度値が低下するので、上述のしきい値判定では十分な照明光量チェックができない。
特許文献1は、読み取り装置内に結露が発生した場合を想定した照明光量のチェック方法について記載している。白色基準板の読み取り輝度値が基準値以上かどうかを光量確認部でしきい値判定し、基準値以下の場合は光量の再確認を実施する。再確認では照明光源の点灯時間を拡大する、あるいは点灯電流を増大し、光源光量を増大させて読み取り輝度値を取得し、その輝度値が最初の基準値より小さい第二の基準値以上かどうかを判定している。再確認での読み取り輝度値が第二の基準値以上であれば、照明光源に異常は発生しておらず、機内に発生した結露によって読み取り輝度値が低下していると判断し、原稿読み取りを実行するか否かをユーザーに判断させている。
特許第6188557号公報
上記の特許文献1では、光量再確認時に、照明光源の点灯時間を拡大する、あるいは点灯電流を増すとしているが、通常の原稿読み取り時の光源点灯条件が最大設定になっている、または最大設定に近い設定になっている場合には点灯時間や点灯電流を増すような余裕はない。また、電流を増す場合にはLEDをはじめとする電気部品の電流定格、点灯時間を増やした際の温度上昇を考慮する必要があり、それを考慮するがために部品のコストアップを招いてしまう。
本発明に係る画像読取装置では、光源を点灯させる点灯回路に点灯異常検知回路を設け、点灯異常検知回路の検知結果に基づいて、白色基準板の読み取り輝度値が原稿読み取りを実施するのに適切なレベルかどうかを判定するためのしきい値条件を変更するようにした。
つまり、上記の課題を解決するために、本発明に係る画像読取装置は、
複数の光源を配置して構成した照明手段と、前記照明手段によって原稿を照射して得られる原稿拡散光を受光する読み取り手段と、白板基準板と、前記白色基準板の拡散光を前記読み取り手段で受光して得た画像信号値を所定のしきい値と比較する光量確認手段と、前記照明手段を点灯制御し、前記白色基準板を照射して、前記読み取り手段で取得した画像信号値を光量確認手段で確認すべく制御する制御手段と、点灯手段は照明手段の光源あるいは点灯手段で生じた異常を検出する点灯異常検出手段と、点灯異常検出手段は制御手段に異常の有無を通知する通知手段と、を有し、光量確認手段によって第一のしきい値でしきい値判定を実施し、画像信号値が第一しきい値以下と判定された場合には、制御手段は通知手段からの通知に基づいて光量確認手段のしきい値を変更して光量確認を再度実施することを特徴とする。
本発明に係る画像読取装置によれば、点灯時間や電流といった光源の点灯条件を変更しなくても、光源や点灯回路の故障などに起因する照明光量不足と結露や埃などによる読み取り輝度値低下かを判別できるようになった。
本発名の原稿搬送装置100を備えた原稿読取装置111を説明する図 本発名の制御ブロック図 本発名のメモリ215内の白色基準板117読み取り輝度値を説明する図 本発名の制御フロー図
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら具体的かつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る原稿搬送装置100を備えた原稿読取装置110を説明する図である。
まず、原稿読取装置110の原稿搬送制御について説明する。
101は原稿束を置く原稿トレイ、102はピックアップローラー、103は分離ローラーである。原稿トレイ101に原稿が積載された状態で、ユーザーにより原稿読み取り開始が指示されると、ピックアップローラー102は原稿トレイ101上の原稿束上面の原稿と接するように図中矢印の方向に下降させ、その後、ピックアップローラー102、分離ローラー103の回転を開始し、原稿束上面の原稿を1枚ずつ原稿搬送パス内に引き込んでいく。
104はレジローラーである。分離ローラー103から搬送されてきた原稿をレジローラーに当接させて原稿にループを形成させることでレジ補正を行うようになっている。105はレジセンサであり、レジローラー104近傍に配置されている。原稿がレジセンサ105で検知されると、原稿にループを形成させるだけの時間が経過した後、レジローラーの回転が開始され、原稿がレジローラー104を抜けていくように制御させる。
106はリードローラーである。レジローラー104で搬送された原稿はリードローラー106に達した後、リードローラー106によって流し読みガラス118上の原稿読み取り位置に搬送される。107はリードセンサであり、リードローラー106近傍に配置されている。リードセンサ107は原稿の読み取り開始タイミングを生成するためのセンサであり、原稿がリードセンサ107に達したことを検知し、検知したタイミングから所定時間後に原稿読み取り開始がなされるように制御される。
108は排紙ローラー、109は排紙トレイである。原稿読み取り位置で読み取られた原稿は排紙ローラー107により搬送され、排紙トレイ108上に排紙される。なお、ピックアップローラー102、分離ローラー103、レジローラー104、排紙ローラー108は図示しないモーターにより駆動されている。
次に原稿読取装置110を説明する。
111は原稿読み取りユニットである。原稿読み取りユニット111には2つの照明ユニット112a、112bがあり、主走査方向に白色LEDを複数個並べてプリント基板に実装したLEDアレイ基板と、LEDの光を効率良く原稿読み取り位置に照射するための導光体から構成されている。照明ユニットを2つ使用するのは、高画質な原稿読み取りを行うために必要な光量を確保するためには照明ユニットがふたつ必要であった、原稿読み取り位置に対して副走査前側、後ろ側の両方から光を照射することで、原稿とその背後にある部材との間で生じる影を弱めるためである。113は折り返しミラー、114は結像レンズ、115はラインセンサである。照明ユニット112a、112bで原稿を照明して得られる拡散光を折り返しミラー113で結像レンズ114まで導き、ラインセンサ115に入射させ、ラインセンサ115から画像信号を取得する。
116は原稿台ガラスであり、原稿台読み取りを行う際に原稿を載置しておくためのものである。117は白色基準板であり、原稿台ガラス116に貼り付けられていて、読み取りジョブ開始時にシェーディング補正係数を生成するために読み取られる。115は流し読みガラスである。原稿搬送装置100により搬送されてきた原稿が流し読みガラス115上を通過する際に原稿読み取りユニット111で原稿を読み取るようになっている。
原稿読み取りユニット111は原稿読取装置110内をモーター(図示せず)の駆動により図中の矢印の方向に移動するようになっていて、白色基準板117や流し読みガラス115下方への移動、原稿台ガラス116下方を走査移動することができる。
図2は、本実施例のブロック図である。
112a、112bは図1で説明した照明ユニットであり、複数のLEDを使用して構成されていて、7直列のLEDを4列ずつ、合計8列並べている。
201はLED点灯回路であり、照明ユニット112a、112bに所定の電流を流し、LEDを点灯させるものである。照明ユニット112a、112bの8列のLED列の中に点灯異常が発生した場合やLED点灯回路201内の点灯制御をつかさどる回路に異常が生じた場合には、異常状態が発生したことを出力端子に出力する機能も有している。これについては後述する。
202は電源回路であり、外部より供給される電源から(図示せず)、照明ユニット112a、112bのLED列を点灯させるための電圧を生成する回路である。203は定電流回路である。8本のLED列に対応した入力端子CH0〜CH7を有していて、8本のLED列に流れた電流はCH0〜CH7端子から203内部にある定電流回路にそれぞれ流れ込み、各LED列に所定の電流が流れるようにフィードバック制御がなされるようになっている。
204は点灯異常検知回路であり、照明ユニット112a,112bの故障や電源回路202、定電流回路203で生じる異常を検出する回路である。例えば、定電流回路203のCH0端子に接続されるLED列の中のいくつかがショート故障した場合、LED列の電圧降下量が小さくなり、CH0端子の電圧レベルが正常点灯時より増大するので、それを検知することによってCH0のLED列に異常が生じていることを検出したり、電源回路202と照明ユニット112aを接続する束線コネクタが外れ、電源回路202で生成した電圧が照明ユニット112aに正しく供給されなかった場合、CH0〜3に流れ込む電流値が0になるので、それを検知することで照明ユニット112aに何らかの異常が生じていることを検出したりする。これ以外にもLED列に過大な電流が流れたり、電源回路が生成する電圧値が過大になったりしたことを検知する機能も有している。
こういった異常を検出したとき、点灯異常検知回路204に設けた信号出力端子にLレベル信号が出力され、発生していないときにはHレベル信号が出力出力されるようになっていて、外部の制御手段に異常発生を通知することが可能である。206は点灯制御回路であり、照明ユニット112a、112bのLED列の点灯、消灯を制御している。外部入力端子を有しており、外部からの制御により点灯、消灯制御が可能である。
205はCPUであり、LED点灯回路201、原稿読み取りユニット111、後述する画像処理回路の制御など装置全体を制御している。点灯異常検知回路204の出力端子はCPU205に接続されており、CPU205は点灯異常検知回路204が出力するH信号、L信号を認識することで、LED列やLED点灯回路201に異常が生じたかどうかを把握できるようになっている。点灯制御回路206の外部入力端子もCPU205に接続されており、CPU205は照明ユニット112a,112bの点灯、消灯も制御する。
207はモーター、208はモーター207を動作させるための駆動電流を生成するモータードライバ回路である。モータードライバ回路208はCPU205と接続されており、CPU205の制御により、モーター207に所定の励磁電流を供給して、回転制御し、原稿読み取りユニット111を所望の位置に移動させたり、原稿台ガラススキャンさせたりする。図示はしていないが、原稿搬送装置100の各種ローラー等を駆動するためのモーター、モータードライバ回路も用意されている。
115はラインセンサであり、照明ユニット112a、112bで照射した読み取り対象の拡散光を受光し、アナログ画像信号に変換するものである。209はアナログ処理回路であり、ラインセンサ115からのアナログ画像信号をサンプリングするサンプルホールド回路やサンプルホールド回路出力のオフセットレベルを変更するオフセット調整回路、ゲイン処理を行うゲイン調整回路を有したアナログ処理回路である。210はAD変換器(ADC)であり、アナログ処理回路208が出力するアナログ画像信号をデジタル信号に変換する。211は210のデジタル画像信号を後段の処理回路に伝送するためのインターフェイス回路(I/F回路)であり、例えばデジタル画像信号をLVDS信号に変換して出力するものである。
212はタイミング生成回路である。ラインセンサ115、アナログ処理回路209、ADC210、I/F回路211の動作を制御するタイミング信号を生成していて、図示しないクロック信号源を基準クロックとして動作する。タイミング生成回路212はCPU205と接続されており、CPU205によって制御タイミング信号の出力開始、停止が制御され、さらにこれによって読み取り動作の開始、停止が制御される。
213は画像処理回路であり、I/F回路211から伝送されてくるデジタル画像信号を受け取り、デジタル画像信号に対してシェーディング補正回路214(SHD回路)にてシェーディング補正処理を行う。215はシェーディング補正係数を保持しておくメモリであり、ラインセンサ1ライン分のデジタル画像信号を保持可能である。画像処理回路213はCPU205と接続されていて、読み取りジョブ開始時には白色基準板117の画像信号をシェーディング補正係数としてメモリ215に保持すべく制御し、原稿読み取り時にはシェーディング補正回路214で画像信号に対してシェーディング補正処理を行うように制御される。
メモリ215はCPU205から読み出しアクセスが可能なようになっており、CPU205はメモリ215に読み出しアクセスすることによってメモリ215に保持されているシェーディング補正係数、すなわち白色基準板117の読み取り画像データを読み出すことが可能である。また、CPU205はメモリ215から読み出した画像データの輝度値を、所定の輝度値と1画素ごとに比較するしきい値判定処理が可能になっており、しきい値として照明ユニット112a、112b点灯チェック用の値を使用すれば、照明ユニットの光量確認が可能である。なお、しきい値は任意の値に設定可能である。
図3は、原稿読み取り開始時にシェーディング補正係数を生成すべく、白色基準板117を読み取って、画像処理回路213のメモリ215に保持された画像データの主走査方向の輝度値の様子を表したものでる。横軸は主走査位置、縦軸は256階調の輝度値である。
図中の301は照明ユニット112a、112bともに正常に点灯しており、点灯異常検知回路204の出力端子は異常発生なし、H出力となっていて、また、反射ミラー113や結像レンズ114、ラインセンサ115のカバーガラス面に汚れが付着していない状態の輝度値を示している。
原稿読み取り開始時のシェーディング補正係数生成時には、最初に第一の判定しきい値とメモリ215内の画像データ輝度値が比較される。第一の判定しきい値は照明光源は正常に点灯し、光学部品に汚れ、くもりなどが発生していない状態にあることを判定するためのしきい値である。正常時の画像データ輝度値は平均して192程度であり、第一しきい値は128より大きいので、輝度値判定の結果は異常なしとなる。
302はラインセンサ115の出力信号レベルが小さくなり、メモリ215内の画像データが正常時301の半分程度になっている状態を表している。第一しきい値128より輝度値が小さいため、輝度値判定の結果は異常ありとなる。
第一のしきい値判定にて異常ありと判定された原因が照明ユニット112a,112bやLED点灯回路201にある場合には、点灯異常検知回路204が点灯異常を検知し、出力端子は異常発生あり、Lレベル信号を出力している可能性が大である。この場合は照明ユニット112a,112bやLED点灯回路201に電気的な故障が発生している可能性があり、点灯状態にしておくことは安全性の観点で不適切なので、点灯制御回路206をOFFとし、照明ユニット112a,112bあるいはLED点灯回路201に異常がある旨を操作パネルなどに表示し、原稿読み取りは中止とする。
点灯異常検知回路204の出力端子がHレベル信号を出力しているならば、照明ユニット112a,112bやLED点灯回路201に異常はなく、反射ミラー113や結像レンズ114、ラインセンサ115のカバーガラス面に汚れ、くもりがあると推測される。
先の場合と違い安全性に問題はないが、ラインセンサ115への入射光量が低下しているので、この状態で読み取り動作を実行すると、得られる画像は画質劣化が生じる。
第二のしきい値は画質劣化が生じるものの、許容レベルの画質が得られるかどうか判定するための値であり、302は第二しきい値64より輝度値が大きいので、許容レベルの画質が得られると判定される。
一方、303は反射ミラー113など光学部品による汚れの影響が大きく、302に対して半分程度しか画像信号出力が得られなかった場合の輝度値の例であるが、第二しきい値64より輝度値が小さいので、許容レベルの画質は得られないと判定される。
図4は、本発明のフロー図である。
読み取りジョブが開始されると、S400にて読み取りユニット111を基準白板板117下に移動させるべく、モータードライバ回路208、モーター207を動作させる。
S401は照明ユニット112a,112bを点灯するステップである。点灯制御回路204をONとし、照明ユニット112a,112bのLED列に所定の電流を流し、点灯状態にさせる。
S402は白色基準板117を読み取るステップである。照明ユニット112a,112bによって照射された白色基準板117の拡散光を電気信号に変換すべく、タイミング生成回路212の動作を開始し、ラインセンサ115、アナログ処理回路209、AD変換器210、インターフェイス回路211を動作状態とし、画像処理回路213に読み取り画像信号を出力する。
S403はシェーディング補正係数を生成しするステップである。インターフェイス回路211から送られてくる読み取り画像信号を受信し、シェーディング補正回路214を介して、メモリ215に主走査1ライン分の白色基準板117の読み取り画像データを保存する。
S404はメモリ215に保持された画像データに対して、第一のしきい値でしきい値判定し、しきい値以上の画像データがあったかを判定するステップである。図3で示したように第一のしきい値256を使用してしきい値判定を実行し、画像データ輝度値がすべて第一しきい値以上だった場合(Yes)、照明も正常に点灯し、光学部品に汚れ付着などなき状態だと判定されて、原稿読み取りを行うべくS409に移行する。第一しきい値より小だった場合はS405に移行する(No)。
S405は点灯異常検知回路204の出力信号レベルを確認するステップであり、出力信号レベルがLであるかどうか判定する。点灯異常検知回路204の出力信号レベルがLレベルであれば(Yes)、照明ユニット112a、112b、あるいはLED点灯回路201に異常があると判断し、S406に移行する。出力信号レベルがHレベルであれば(No)、照明ユニット112a、112b、LED点灯回路201ともに異常がないと判断し、S407に移行する。
S406は読み取りを中止するステップである。照明ユニット112a,112bやLED点灯回路201に電気的な故障が発生している可能性が高く、点灯状態にしておくことは安全性の観点で不適切なので点灯制御回路206をOFFとし、さらに照明ユニット112a,112bあるいはLED点灯回路201に異常がある旨を操作パネルなどに表示し、原稿読み取りを中止する。
S407ではしきい値を第一のしきい値から第二のしきい値に変更して、メモリ215に保持された画像データに対してしきい値判定するステップである。図3で示したように第二のしきい値128を使用し、しきい値判定を実施し、画像データ輝度値が第二しきい値以上だった場合(Yes)、光学部品に汚れがある可能性があるが、許容レベルの画像は得られると判断し、原稿読み取りを行うべくS409に移行する。
第二しきい値より小だった場合はS408に移行する(No)。
S408は読み取りを中止するステップである。光学部品に付着した汚れなどに起因するラインセンサ115への入射光量レベルが小さく、読み取り画像の劣化が大きい状態であるので、点灯制御回路206をOFFとし、光学部品の清掃、部品交換の必要がある旨を操作パネルなどに表示し、原稿読み取りを中止する。
S409は原稿読み取りを行うステップである。原稿トレイ101に原稿が載置されている場合には原稿搬送装置100を動作させ、原稿を流し読みガラス118まで搬送させるとともに、読み取りユニット111を流し読みガラス118下方に移動し、搬送されてくる原稿を読み取る。原稿トレイ101に原稿が載置されていない場合には、原稿台ガラス116上の原稿を読み取るべく、読み取りユニット111を走査移動する。
本例ではメモリ215内の読み取り画像データ輝度値に対するしきい値を256と128と設定しているが、しきい値はこれに限定するものではない。
以上説明したように照明手段112a、112bが正常に点灯しているかどうかを確認するための白色基準板117の読み取り輝度値のしきい値判定条件を、照明手段112a、112bやLED点灯回路201の異常を検出する異常検出回路の出力信号をもとに変更するようにしたので、照明手段照明手段112a、112bやLED点灯回路201の異常か、反射ミラー113など光学部品の汚れかどうかを的確に判断できるようになった。また、照明手段照明手段112a、112bやLED点灯回路201の異常でないと判断した場合には、ラインセンサ115への入射光量が低下し、画質が低下するものの原稿読み取りを実施するようにし、装置が使用不能な状態になるのを避けることが可能になった。
100 原稿搬送装置、101 原稿台トレイ、
102 ピックアップローラー、103 分離ローラー、
104 レジローラー、105 レジセンサ、106 リードローラー、
107 リードセンサ、108 排紙ローラー、109 排紙トレイ、
110 原稿読取装置、111 原稿読み取りユニット、
112a,112b 照明ユニット、113 反射ミラー、
114 結像レンズ、115 ラインセンサ、116 原稿台ガラス、
117 白色基準板、118 流し読みガラス、201 LED点灯回路、
202 電源回路、203 定電流回路、204 点灯異常検出回路、
205 CPU、206 点灯制御回路、207 モーター、
208 モータードライバ回路、209 アナログ処理回路、
210 AD変換器、211 インターフェイス回路、
212 タイミング生成回路、213 画像処理回路、
214 シェーディング補正回路、215 メモリ

Claims (1)

  1. 複数の光源を配置して構成した照明手段(112a,112b)と、
    前記照明手段によって原稿を照射して得られる原稿拡散光を受光する読み取り手段(111)と、
    白板基準板(117)と、前記白色基準板の拡散光を前記読み取り手段で受光して得た画像信号値を所定のしきい値と比較する光量確認手段(205)と、
    前記照明手段を点灯制御し、前記白色基準板を照射して、前記読み取り手段で取得した画像信号値を光量確認手段で確認すべく制御する制御手段(205)と、
    前記点灯手段は照明手段の光源あるいは点灯手段で生じた異常を検出する点灯異常検出手段と、点灯異常検出手段は制御手段に異常の有無を通知する通知手段(204)と、
    を有し、光量確認手段によって第一のしきい値でしきい値判定を実施し、画像信号値が第一しきい値以下と判定された場合には、制御手段は通知手段からの通知に基づいて光量確認手段のしきい値を変更して第二のしきい値で再度光量確認を実施することを特徴とする画像読取装置。
JP2019210931A 2019-11-22 2019-11-22 画像読取装置 Pending JP2021083021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019210931A JP2021083021A (ja) 2019-11-22 2019-11-22 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019210931A JP2021083021A (ja) 2019-11-22 2019-11-22 画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021083021A true JP2021083021A (ja) 2021-05-27

Family

ID=75966100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019210931A Pending JP2021083021A (ja) 2019-11-22 2019-11-22 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021083021A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7619785B2 (en) Image reading apparatus and reference member foreign matter detecting method
JP5198485B2 (ja) 画像読取装置、白基準チャート、シェーディング補正方法、画像形成装置
KR100325510B1 (ko) 백색플라텐롤러를갖는원고판독장치
JP2020053847A (ja) 画像読取装置および汚れ検出方法
JP2010232756A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2012129909A (ja) 原稿読取装置および画像処理方法
JP2021083021A (ja) 画像読取装置
US11509776B2 (en) Apparatus and method for detecting foreign substance based on a difference in reading level of reflected light in a first wavelength range and a second wavelength range
JP7351211B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置および異常箇所特定方法
JP7391626B2 (ja) 画像読取装置
JP5323644B2 (ja) 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2014086803A (ja) 原稿読取装置
JP7505269B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び異物検知方法
JP4627905B2 (ja) 画像読み取り装置
JP4528319B2 (ja) 原稿読取装置
JP6500855B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
EP3125516B1 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus and dew determination method
JP2020115621A (ja) 画像読取装置
JP5838684B2 (ja) 画像補正装置、画像読取装置、画像形成装置及びプログラム
JP2002141605A (ja) レーザダイオード制御装置
JP2022170846A (ja) 読取装置
JP2013106309A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP5129215B2 (ja) 画像形成装置
JP2020036195A (ja) 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、及びプログラム
JP2017229026A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20191203