JP2021082402A - 電磁継電器モジュール及び電気接続装置 - Google Patents

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Kazuhiro Kodama
和広 小玉
進弥 木本
Shinya Kimoto
進弥 木本
良介 尾▲崎▼
Ryosuke Ozaki
良介 尾▲崎▼
忠宏 吉浦
Tadahiro Yoshiura
忠宏 吉浦
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Abstract

【課題】2つの電磁継電器の互いの熱的影響を少なくすることができる電磁継電器モジュールを提供する。【解決手段】電磁継電器モジュール1は、2つの電磁継電器2a、2bを備える。2つの電磁継電器2a、2bは、接点部21と電磁石装置27とを有する。接点部21は、固定接点211と、可動接点212を有する。接点部21は、可動接点212が固定接点211に接触する閉位置と可動接点212が固定接点211から離れる開位置との間で移動する可動接触子25を有する。電磁石装置27は、コイル23と、コイル23の磁束の磁気回路を構成する継鉄24と、を有する。2つの電磁継電器2a、2bは、第1の電磁継電器2aのコイル23の軸Xと直交する一方向から見て、第1の電磁継電器2aの接点部21、第1の電磁継電器2aのコイル23、第2の電磁継電器2bのコイル23、第2の電磁継電器2bの接点部21、の順に並ぶように配置される。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に電磁継電器モジュール及び電気接続装置に関し、より詳細には、電磁継電器を備える電磁継電器モジュール及び電気接続装置に関する。
特許文献1には、複数の電磁継電器と、電磁継電器に接続されたバスバーとを備える接続ユニットが記載されている。この接続ユニットでは、電磁継電器のケースに電磁継電器のコイルが収められている。
特開2001−237558号公報
しかし、複数の電磁継電器を同一のケースに備えた接続ユニットでは、複数の電磁継電器のコイルと接点部の発熱による発熱密度が高くなりやすい。したがって、温度上昇に伴い通電性能が低下しやすかった。
本開示は、上記事由に鑑みてなされており、2つの電磁継電器の互いの熱的影響を小さくすることができる電磁継電器モジュール及び電気接続装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る電磁継電器モジュールは、2つの電磁継電器を備える。前記2つの電磁継電器は、接点部と電磁石装置とを有する。前記接点部は、固定接点と、可動接点と、可動接触子と、を有する。前記可動接触子は、前記可動接点が前記固定接点に接触する閉位置と前記可動接点が前記固定接点から離れる開位置との間で移動する。前記電磁石装置は、コイルと、継鉄と、を有する。前記継鉄は、前記コイルの磁束の磁気回路を構成する。前記2つの電磁継電器は、第1の前記電磁継電器の前記コイルの軸と直交する一方向から見て、第1の前記電磁継電器の前記接点部、第1の前記電磁継電器の前記コイル、第2の前記電磁継電器のコイル、第2の前記電磁継電器の前記接点部、の順に並ぶように配置される。
本開示の一態様に係る電気接続装置は、前記電磁継電器モジュールが、電源と負荷間に接続される。前記第1の電磁継電器は、前記電源と前記負荷間の一方の電路を開閉する。前記第2の電磁継電器は、前記電源と前記負荷間の他方の電路を開閉する。
本開示によれば、2つの電磁継電器の互いの熱的影響を小さくすることができる、という利点がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る電磁継電器モジュールの平面図である。 図2は、同上の電磁継電器モジュールの内部の底面図である。 図3は、同上の電磁継電器モジュールの内部を示す断面図である。 図4は、同上の電磁継電器モジュールに使用する電磁継電器を示す断面図である。 図5は、同上の電気継電器モジュールの断面斜視図である。 図6は、同上の電磁継電器モジュールの一部を示す斜視図である。 図7は、同上の電磁継電器モジュールの一部を示す分解斜視図である。 図8は、同上の電磁継電器モジュールの一部を示す分解斜視図である。 図9は、同上の実施形態2に係る電磁継電器モジュールの斜視図である。 図10は、同上の電磁継電器モジュールの斜視図である。 図11は、同上の電磁継電器モジュールの分解斜視図である。 図12は、同上の実施形態3に係る電磁継電器モジュールの断面図である。 図13は、同上の電磁継電器モジュールの内部を示す斜視図である。 図14は、同上の電磁継電器モジュールの一部の断面図である。 図15は、同上の電磁継電器モジュールの平面図である。 図16は、同上の電磁継電器モジュールの平面図である。 図17は、同上の電磁継電器モジュールの平面図である。 図18は、同上の電磁継電器モジュールの一部の断面図である。 図19は、本開示の一実施形態に係る電気接続装置を示す説明図である。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1は、図1〜図5に示すように、2つの電磁継電器2a、2bを備える。2つの電磁継電器2a、2bの各々は、接点部21と電磁石装置27とを有する。接点部21は、固定接点211と、可動接点212と、可動接触子25と、を有する。可動接触子25は、可動接点212が固定接点211に接触する閉位置と可動接点212が固定接点211から離れる開位置との間で移動する。電磁石装置27は、コイル23と、継鉄24と、を有する。継鉄24は、コイル23の磁束の磁気回路を構成する。2つの電磁継電器2a、2bは、第1の電磁継電器2aのコイル23の軸Xと直交する一方向から見て、第1の電磁継電器2aの接点部21、第1の電磁継電器2aのコイル23、第2の電磁継電器2bのコイル23、第2の電磁継電器2bの接点部21、の順に配置される。
この態様によれば、第1の電磁継電器2aの接点部21及びコイル23の発熱による、第2の電磁継電器2bの接点部21へ影響を小さくできる。また、第2の電磁継電器2bの接点部21及びコイル23の発熱による、第1の電磁継電器2aの接点部21へ影響を小さくできる。よって、第1の電磁継電器2a及び第2の電磁継電器2bの通電性能の低下を抑制できる、という利点がある。
(2)詳細
本実施形態について、より具体的に説明する。なお、以下では、説明のために、複数の外部接続部4が並んでいる方向を左右方向という(図1参照)。ハウジング3を構成するケース3aとカバー3bとが対向する方向を上下方向という。ケース3aから見てカバー3bに向く方向を下方という。カバー3bから見てケース3aに向く方向を上方という。左右方向と上下方向との両方に直交する方向を前後方向という。特に明示しない限り、以下の説明における上、下、前、後、左、及び右は、前述の向き及び方向に基づいて規定される。
なお、これらの向き及び方向は、下記の実施形態に係る電磁継電器モジュール1の構造を説明するための便宜的なものであり、電磁継電器モジュール1を使用する場合の電磁継電器モジュール1の向き等を規定するものではない。また、下記の実施形態は、本開示の様々な実施形態の1つに過ぎない。下記の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
また、2つの電磁継電器2a、2b、つまり第1の電磁継電器2aと第2の電磁継電器2bとを特に区別しない場合、2つの電磁継電器2a、2bの各々を単に「電磁継電器2」とも呼ぶ。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1は、2つの電磁継電器2a、2bを備える(図5参照)。2つの電磁継電器2a、2bの各々は、接点部21と電磁石装置27とを有している(図4参照)。
接点部21は、固定接点211と、可動接点212と、可動接触子25と、を有する。接点部21は、さらに、固定接点211及び可動接点212を収容する接点収容部213を有する(図4参照)。つまり、接点部21は、固定接点211、可動接点212、可動接触子25及び接点収容部213を構成要素とし、接点収容部213は固定接点211及び可動接点212を収容する。可動接点212は可動接触子25に形成されている。本実施形態では、可動接触子25と可動接点212とは一体の部材であるが、可動接触子25と可動接点212とは各々別の部材で形成されていてもよい。可動接触子25は、例えば、略矩形状に形成された本体部の左右両端側に可動接点212が設けられている。可動接触子25は、可動接点212が固定接点211に接触する閉位置と、可動接点212が固定接点211から離れる開位置との間で移動する。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、固定端子22は固定接点211を有する(図4参照)。つまり、固定接点211は固定端子22に設けられている。本実施形態では、固定端子22と固定接点211とは一体の部材であるが、固定端子22と固定接点211とは各々別の部材で形成されていてもよい。固定端子22は、例えば、略円柱状に形成され、上端に鍔部が形成され、下面に可動接点212に対向する固定接点211が設けられている。本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、コイル23は、固定接点211と可動接点212とを開閉するための磁界を生じる。固定接点211と可動接点212は、コイル23が通電状態になることで生じる磁界に応じて開閉動作を行う。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1は、コイル23の通電状態に応じて可動接触子25を移動させるシャフト26を有する(図4参照)。具体的には、コイル23への通電により生じる磁界によりシャフト26が移動し、シャフト26の移動に伴って可動接触子25が移動する。なお、コイル23の中心を通る軸Xは、シャフト26の軸に重なる。可動接触子25は、シャフト26の移動に伴って移動する。具体的には、可動接触子25は、1対の固定接点211と接離する。また、接点収容部213は箱状の筐体を有している。接点収容部213は、セラミック材料で構成される。また接点収容部213は、金属、樹脂の材料で構成されてもよい。固定端子22は、接点収容部213に設けた貫通孔214に挿通されている。
駆動部は、シャフト26、接圧ばね274、復帰ばね273、固定子276、可動子271、電磁石装置27を有する。
シャフト26は、コイル23の通電状態に応じて可動接触子25を移動させる。シャフト26は、非磁性材料にて上下方向に延びた丸棒状に形成されており、電磁石装置27で発生した駆動力を、電磁石装置27の上方に設けられている可動接触子25へ伝達する(図4参照)。
接圧ばね274は、固定子276と可動接触子25との間に配置されており、可動接触子25を上方へ付勢するコイルばねである(図4参照)。接圧ばね274のばね力は復帰ばね273のばね力よりも小さく設定されている。
復帰ばね273は、固定子276の内側に配置されており、可動子271を下方へ付勢するコイルばねである(図4参照)。具体的には、固定子276は、その内径が固定子276における上端部以外の部位で上端部より大きく形成されている。このように形成された固定子276の上端部以外の内側は、復帰ばね273を収納するための収納空間を構成している。これにより、復帰ばね273は、可動子271が固定子276に吸引されて圧縮されながら収納空間に収まるため、可動子271は固定子276に接触可能である。
固定子276は、継鉄上板241の下面の中央部から下方に突出する形の円筒状に形成された固定鉄芯であって、その上端部が継鉄上板241に固定されている(図4参照)。具体的には、継鉄上板241の中央部には嵌合孔が形成されており、固定子276は、その上端部が継鉄上板241の嵌合孔に嵌合している。固定子276の外径は、ブッシュ244の内径よりも小さく形成されている。さらに、固定子276の下端面とブッシュ244の上端面との間には、上下方向(縦方向)においてギャップ(隙間)が確保されている。
可動子271は、円柱状に形成された可動鉄芯であって、固定子276の下方において、その上端面を固定子276の下端面に対向させるように配置されている(図4参照)。可動子271の外径は固定子276の外径と略同一に形成され、可動子271はブッシュ244の内側をブッシュ244の内周面に沿って上下方向に移動する。言い換えれば、可動子271は、その上端面が固定子276の下端面に接触した第1の位置と、その上端面が固定子276の下端面から離れた第2の位置との間で移動可能に構成されている。
電磁石装置27は、コイル23と、継鉄24と、を有する。継鉄24は、コイル23の磁束が通る磁気回路を構成する。電磁石装置27は、コイル23及び継鉄24の他に、筒体272、及びコイルボビン275を有している(図4参照)。
継鉄24は、継鉄上板241、継鉄下板242及び継鉄側板243を備えている(図4参照)。継鉄上板241は、コイルボビン275の上端側に設けられている。継鉄下板242は、コイルボビン275の下端側に設けられている。一対の継鉄側板243は、継鉄下板242の左右両端から継鉄上板241側へ延びて設けられている。継鉄上板241は、略矩形板状に形成されている。継鉄上板241の上面側略中央には、挿通孔が形成されている。挿通孔には、固定子276の上端部が挿通されている。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1は、ハウジング3と、外部接続部4と、コイル外部接続部5と、を備える(図1参照)。電磁継電器2、ハウジング3、外部接続部4及びコイル外部接続部5は、電磁継電器モジュール1の構成要素である。また本実施形態に係る電磁継電器モジュール1は、バスバー6と、コイルバスバー7と、を更に備える(図2、図5参照)。つまり、バスバー6及びコイルバスバー7も電磁継電器モジュール1の構成要素である。バスバー6及びコイルバスバー7は、導電性を有する金属材料にて構成されている。バスバー6及びコイルバスバー7は、例えば、銅又は銅合金にて構成されている。バスバー6及びコイルバスバー7は、帯板状に形成されている。本実施形態では、バスバー6及びコイルバスバー7は、金属板に折り曲げ加工、打抜き加工を施すことで形成されている。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、外部接続部4は、ハウジング3に設けられ、外部回路と電気的に接続される(図1参照)。言い換えると、外部回路と電気的に接続される外部接続部4がハウジング3に設けられている。本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、コイル外部接続部5は、ハウジング3に設けられ、外部制御回路と電気的に接続される(図1参照)。すなわち、外部制御回路と電気的に接続されるコイル外部接続部5がハウジング3に設けられている。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、ハウジング3は電気的な絶縁性を有する材料で形成されている。例えば、ハウジング3は樹脂の成形品であって、絶縁性を有している。ただし、ハウジング3の絶縁性を損なわない箇所の一部にアルミニウムなどの金属製の部分があってもよい。
ハウジング3は、ケース3aとカバー3bとの複数(2つ)の部材で構成されている(図5参照)。ケース3aは電磁継電器2を収容する内部空間31を有している。内部空間31はケース3aの下に開放されている。カバー3bはケース3aの下に取り付けられる。
ケース3aは外壁33を有している。外壁33は内部空間31の上方、左方、右方、前方及び後方を覆っている(図1参照)。すなわち、外壁33は内部空間31の下方以外の方向に形成されている。外壁33は上壁部331と周壁部とを有している。上壁部331は内部空間31の上方を覆っている。周壁部は内部空間31の左方、右方、前方及び後方を覆っている。周壁部は上壁部331の周端部から下方に向かって突出している。内部空間31は周壁部の下端部で囲まれる開放部311でケース3aの下面に開口している。
上壁部331は、第1平面部331a、第2平面部331b及び第3平面部331cを有している(図1参照)。第1平面部331a、第2平面部331b及び第3平面部331cは、各々、開放部311と対向して形成されている。第1平面部331aと第2平面部331bと第3平面部331cとは上下方向における配置位置が異なる。すなわち、第1平面部331aと第2平面部331bと第3平面部331cとは開放部311からの距離が異なる。第1平面部331aは第2平面部331b及び第3平面部331cよりも上方に配置されている。すなわち、第1平面部331aは第2平面部331b及び第3平面部331cよりも開放部311からの距離が遠い。第3平面部331cは第1平面部331a及び第2平面部331bよりも下方に配置されている。すなわち、第3平面部331cは第1平面部331a及び第2平面部331bよりも開放部311からの距離が近い。第2平面部331bは上下方向における位置が第1平面部331aと第3平面部331cとの間である。
第2平面部331bは上壁部331の左右方向の両端部に1個ずつ設けられている(図1参照)。上壁部331を上方から見た場合、第1平面部331a及び第3平面部331cは2つの第2平面部331bの間に位置している。また上壁部331を上方から見た場合、第1平面部331aは第3平面部331cよりも後方に位置している。すなわち、第3平面部331cは第1平面部331aよりも前方に位置している。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、ハウジング3は、内部空間31の熱を外部に放熱する開口部32を更に有する(図1参照)。すなわち、内部空間31で生じた熱は、対流又は放射によりハウジング3の外部に開口部32を通って放出される(図2及び図5参照)。内部空間31では、通電されている部材から発熱する。例えば、内部空間31に収容されている電磁継電器2、バスバー6及びコイル用バスバーは通電されることにより発熱する。特に、電磁継電器2のコイル23、固定接点211及び可動接点212、更には、固定接点211と可動接点212とを収容する接点収容部213から熱が生じる(図4参照)。
開口部32は外壁33を厚み方向に貫通する孔からなる。開口部32は左右方向又は前後方向に延びるスリット形状に形成されている(図5参照)。ハウジング3の内部空間31とハウジング3の外部とは、開口部32を介してつながっている。本実施形態に係る電磁継電器モジュール1は、開口部32を複数有する。すなわち、開口部32はハウジング3の複数の箇所に形成されている。複数の開口部32はケース3aに設けられている。複数の開口部32は、第1平面部331aと、第2平面部331b及び第3平面部331cのそれぞれに、複数ずつ形成されている。なお、開口部32は、ハウジング3に設けたスナップフィット構造の立ち上がり部分の孔と兼ねてもよい。スナップフィット構造は、凸部が設けられた部材を撓ませて、他の部材に設けられた凹部に凸部を嵌め込むことによって、部材同士を機械的に結合する構造である。開口部32は、凸部が設けられた立ち上がり部の基部付近に形成して、立ち上がり部を撓みやすくすることができる。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、ハウジング3は、外部の気体が内部空間31に流入する吸気孔34を有する(図5参照)。ハウジング3内の高温の空気等の気体が開口部32から排出されるとともに、比較的低温の気体が吸気孔34を通じてハウジング3の外部から吸気孔34を通じて内部空間31に導入される。吸気孔34はカバー3bに形成されている。カバー3bは略板状に形成され、ケース3aの下部の開放部311に、取り外し可能に取り付けられる。カバー3bは吸気孔34を除いて開放部311を覆う。これにより、ケース3aの下に取り付けられたカバー3bは内部空間31を略全体を塞ぐ。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、開口部32は、接点収容部213と対向している(図5参照)。すなわち、内部空間31に収容されている電磁継電器2の接点収容部213と、ケース3aに形成された開口部32とが対向している。内部空間31には2つの電磁継電器2a及び2bが左右方向に並んで収容されている。各電磁継電器2a及び2bは第1平面部331aの下方に各々配置されてハウジング3に保持されている。各電磁継電器2a及び2bの接点収容部213は、開口部32と空隙を介して上下方向に対向している。第1の電磁継電器2aの接点収容部213は左側の開口部32と上下方向に対向している。第2の電磁継電器2bの接点収容部213は右側の開口部32と上下方向に対向している。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、開口部32は、コイル23と対向している。すなわち、内部空間31に収容されている電磁継電器2a及び2bのコイル23と、ケース3aに形成された開口部32とが空隙を介して上下方向に対向している。左右2つの電磁継電器2a及び2bのコイル23は、開口部32と対向している(図5参照)。左側の電磁継電器2aのコイル23は左側の開口部32と上下方向に対向している。右側の電磁継電器2bのコイル23は右側の開口部32と上下方向に対向している。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、バスバー6は、固定接点211を設けた固定端子22に固定され、接点部21と外部接続部4とを電気的に接続する(図2及び図4参照)。内部空間31に収容されているバスバー6は、電磁継電器2の固定端子22に固定されている(図4参照)。バスバー6は固定端子22のかしめ部221により固定端子22とかしめ結合される。これにより、バスバー6は、固定端子22と外部接続部4とを電気的に接続する。また、固定接点211を有する接点部21と、外部回路に接続される外部接続部4とが電気的に接続される。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、外部接続部4の具体例としては、コネクタ41である(図1参照)。すなわち、外部接続部4は、バスバー6と外部回路とを取外し可能な状態で電気的かつ機械的に接続するコネクタ41である。開口部32は、コネクタ41が設けられたハウジング3の外壁33の平面において、コネクタ41に対向して形成されている。すなわち、コネクタ41は外部回路と接続される外部接続部4としてハウジング3の外壁33に形成されている。電磁継電器モジュール1は、複数のコネクタ41を有している。
複数のコネクタ41は、各々、ケース3aの第2平面部331bと第3平面部331cとに形成されている(図1参照)。そして、第2平面部331bに形成された開口部32が、第2平面部331bに形成されたコネクタ41と対向して形成されている。また第3平面部331cに形成された開口部32が、第3平面部331cに形成されたコネクタ41と対向して形成されている。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、コイルバスバー7は、コイル23とコイル外部接続部5とを電気的に接続する(図2参照)。内部空間31に収容されているコイルバスバー7は、端子部7aが電磁継電器2のコイル23の端子255に固定される(図7及び図8参照)。これにより、コイル23と、外部制御回路に接続されるコイル外部接続部5とが電気的に接続される。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、コイル外部接続部5の具体例としは、コイル用コネクタ51である(図1参照)。コイル用コネクタ51は、コイルバスバー7と外部制御回路とを取外し可能な状態で電気的かつ機械的に接続する。開口部32は、コイル用コネクタ51が設けられたハウジング3の外壁33の平面において、コイル用コネクタ51に対向して形成されている(図1参照)。コイル用コネクタ51は外部制御回路と接続されるコイル外部接続部5としてハウジング3の外壁33に形成されている。電磁継電器モジュール1は、一つのコイル用コネクタ51を有している。コイル用コネクタ51は、第3平面部331cから第1平面部331aの上方に突出するように形成されている。そして、第1平面部331aの開口部32が、コイル用コネクタ51と対向して形成されている。
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1において、2つの電磁継電器2a、2bは、第1の電磁継電器2aのコイル23の軸Xと直交する一方向から見て、第1の電磁継電器2aの接点部21、第1の電磁継電器2aのコイル23、第2の電磁継電器2bのコイル23、第2の電磁継電器2bの接点部21、の順に並ぶように配置される(図5及び図7参照)。第1の電磁継電器2aと第2の電磁継電器2bの接点部21と電磁石装置27について、各々のコイル23の軸X方向において、接点部21が一方の端部側に配置され、電磁石装置27が他方の端部側に配置されている。第1の電磁継電器2aと第2の電磁継電器2bとは、接点部21が形成されていない他方の端部同士が対向するように配置される。第1の電磁継電器2aの接点部21と第2の電磁継電器2bの接点部21とは、コイル23の軸Xに沿った方向で反対側を向くように、第1の電磁継電器2aと第2の電磁継電器2bとが配置される。
コイル23は、軸Xの周りに巻き回された導線にて構成されており、この軸Xが延びる方向を「軸X方向」とする。第1の電磁継電器2aの接点部21及びコイル23と、第2の電磁継電器2bのコイル23及び接点部21とが、コイル23の軸X方向に並ぶように離れて配置されている。この場合、2つの電磁継電器2a、2bのうちの一方の電磁継電器2a(又は2b)が他方の電磁継電器2b(又は2a)の接点部21に対して与える熱の影響をより小さくできる。
本実施形態では、2つの電磁継電器2a、2bの接点部21同士が隣り合って配置される場合に比べて、2つの電磁継電器2a、2bの接点部21間の距離が遠くなるため、2つの電磁継電器2a、2bが互いに熱的影響を受けにくくなる。したがって、第1の電磁継電器2aの接点部21で生じた熱が、第2の電磁継電器2bの接点部21にまで伝わりにくくなる。逆に、第2の電磁継電器2bの接点部21で生じた熱が、第1の電磁継電器2aの接点部21にまで伝わりにくくなる。よって、2つの電磁継電器2a、2bが互いに熱的影響を受けにくくなる。
本実施形態では、コイル23の軸X方向において、第1の電磁継電器2aのコイル23と、第2の電磁継電器2bのコイル23とが離間していることが好ましい。この場合、一方の第1の電磁継電器2aのコイル23の発熱が、他方の第2の電磁継電器2bの接点部21へ影響しにくくなる。逆に、一方の第2の電磁継電器2bのコイル23の発熱が、第1の電磁継電器2aの接点部21へ影響しにくくなる。したがって、2つの電磁継電器2a、2bの通電性能の低下を抑制できる。
また本実施形態では、第1の電磁継電器2aのコイル23と第2の電磁継電器2bのコイル23は、シャフト26の軸X方向において対向していることが好ましい。この場合、一方の第1の電磁継電器2aのコイル23の発熱が、他方の第2の電磁継電器2bの接点部21へより影響しにくくなる。逆に、一方の第2の電磁継電器2bのコイル23の発熱が、第1の電磁継電器2aの接点部21へより影響しにくくなる。したがって、2つの電磁継電器2a、2bの通電性能の低下を抑制できる。
本実施形態では、コイル23の軸X方向において、第1の電磁継電器2aの継鉄24と、第2の電磁継電器2bの継鉄24とが離間していることが好ましい。この場合、一方の第1の電磁継電器2aの継鉄24の発熱が、他方の第2の電磁継電器2bの接点部21へ影響しにくくなる。逆に、一方の第2の電磁継電器2bの継鉄24の発熱が、第1の電磁継電器2aの接点部21へ影響しにくくなる。したがって、2つの電磁継電器2a、2bの通電性能の低下を抑制できる。
本実施形態では、2つの電磁継電器2a、2bの各々のシャフト26の軸は、同じ方向に沿っていることが好ましい。この場合、第1の電磁継電器2aのコイル23及び継鉄24と、第2の電磁継電器2bのコイル23及び継鉄24とが離間しやすくなり、第1の電磁継電器2aと第2の電磁継電器2bと間で互いに発熱の影響を抑制でき、2つの電磁継電器2a、2bの通電性能の低下を抑制できる。
2つの電磁継電器2a、2bのシャフト26の軸は、同一軸上に配置されていることが好ましい。この場合には、同一の直線上に、2つの電磁継電器2a、2bのシャフト26の軸が位置している。これにより、シャフト26の軸方向において、2つの電磁継電器2a、2bの電磁石装置27が並び、各電磁石装置27の端面の全体が対向している。この場合、2つの電磁継電器2a、2bの各接点部21は、電磁石装置27のコイル23の2個の長さ以上、離れる。
本実施形態では、接点部21と電磁石装置27の少なくとも一方は、ハウジング3と直接的に対向する箇所を有することが好ましい(図5参照)。2つの電磁継電器2a、2bは、接点部21及び電磁石装置27とハウジング3との間に、遮蔽する部材がない状態でハウジング3内に配置されていることが好ましい。これにより、接点部21及び電磁石装置27からの放熱性を向上させることができる。
本実施形態において、ハウジング3は、電磁継電器2が収容される内部空間31を有する。つまり、電磁継電器2はハウジング3の内部空間31に収容されている。ハウジング3は、第1の内部空間31aと、第2の内部空間31bと、を有する。
ハウジング3は、2つの電磁継電器2a、2bのうち一方の電磁継電器2aが収容され、一方の電磁継電器2aに接続するバスバー6が配置された第1の内部空間31aを有する(図2及び図3参照)。またハウジング3は、2つの電磁継電器2a、2bのうち他方の電磁継電器2bが収容され、他方の電磁継電器2bに接続するバスバー6が配置された第2の内部空間31bを有する(図2及び図3参照)。つまり、第1の内部空間31aには、2つの電磁継電器2a、2bのうち、第1の電磁継電器2aが収容される。また第1の内部空間31aには、第1の電磁継電器2aに接続するバスバー6とコイルバスバー7とが配置される(図2及び図5参照)。第2の内部空間31bには、2つの電磁継電器2a、2bのうち、第2の電磁継電器2bが収容される。また第2の内部空間31bには、第2の電磁継電器2bに接続するバスバー6とコイルバスバー7とが配置される(図2及び図5参照)。
第1の内部空間31aと第2の内部空間31bの各々は、高圧区域341と、低圧区域340と、中間部344と、を有する。高圧区域341には、接点部21が収容される。また高圧区域341には、バスバー6が配置される(図2及び図3参照)。第1の内部空間31aの高圧区域341には、第1の電磁継電器2aの接点部21と、第1の電磁継電器2aの固定端子22に接続されるバスバー6が収容される。第2の内部空間31bの高圧区域341には、第2の電磁継電器2bの接点部21と、第2の電磁継電器2bの固定端子22に接続されるバスバー6が収容される。低圧区域340は、バスバー6が配置されず、コイル23の少なくとも一部とコイルバスバー7を含む。第1の内部空間31aの低圧区域340及び第2の内部空間31bの低圧区域340には、第1の電磁継電器2a及び第2の電磁継電器2bの各々の固定端子22に接続されるバスバー6が配置されていない。バスバー6は、低圧区域340を通らずに、接点部21と外部接続部4とを電気的に接続している。
また内部空間31は、ハウジング3に設けられ、高圧区域341と低圧区域340と区分する中間部344を有している(図3、図5及び図6参照)。中間部344は、溝35を有している。溝35は、コイル23の軸X方向に直交する方向において対向する一方の側壁361から他方の側壁362に延在している。中間部344は、底壁363の凹状の溝部351と、コイル23に向って内部空間31側に突出する突出壁364によって形成された突出壁364間の溝352を有している(図5及び図6参照)。中間部344によって、各電磁継電器2a、2bの接点部21とコイルバスバー7との間の電気的絶縁性を向上することができる。
内部空間31は、第1の内部空間31aの低圧区域340と第2の内部空間の低圧区域340が隣接した低圧集合区域342を有している(図3及び図5参照)。低圧集合区域342は、中間部344を通る一点破線Lに囲まれる空間である。低圧集合区域342により第1の内部空間31aの高圧区域と第2の内部空間31bの高圧区域とが離間していることが好ましい。第1の内部空間31aの高圧区域と第2の内部空間31bの高圧区域は、低圧集合区域342を介して配置され、互いに隣接していない。低圧集合区域342によって、第1の電磁継電器と第2の電磁継電器間の電気的絶縁性を向上することができる。
コイルバスバー7は、低圧集合区域342に収容されている(図3参照)。コイルバスバー7は、第1の電磁継電器2aと第2の電磁継電器2bとに接続する共通コイルバスバー71を有する。具体的には、複数(5つ)のコイルバスバー7のうち、1つが共通コイルバスバー71として形成され、第1の電磁継電器2aと第2の電磁継電器2bとの各々に接続されている。
また内部空間31はハウジング3に設けられた仕切り壁343を有している(図3及び図5参照)。仕切り壁343は、第1の内部空間31aと第2の内部空間31bを区分する。仕切り壁343は、底壁363に向って内部空間31に突出する突出壁370を有している。具体的には、仕切り壁343は、平行に延びる2つの壁371と、2つの壁371間に設けられた溝372を有している。仕切り壁343は、壁371または溝372の少なくとも一方から構成されてもよい。壁及び溝は、1つまたは複数であってもよい。仕切り壁343により、第1の電磁継電器2aと第2の電磁継電器2bと間の電気的絶縁性を向上することができる。
本実施形態では、2つの電磁継電器2a、2bのコイルバスバー7を保持するコイルバスバー保持部65を備える(図7参照)。すなわち、コイルバスバー7はコイルバスバー保持部65に保持されている。コイルバスバー保持部65は、ハウジング3及び2つの電磁継電器2a、2bと別体に形成され、ハウジング3に保持されている。コイルバスバー保持部65は、回路基板などの板材を使用することができる。コイルバスバー7は、例えば、コイルバスバー保持部65の下面に設け(図7参照)、その一端を下方に向かって折り曲げることができる。またコイルバスバー保持部65に厚み方向に通した差し込み孔651を設け、差し込み孔651にコイルバスバー7の端子部7aを差し込んでもよい(図8参照)。この場合、コイルバスバー7はコイルバスバー保持部65の端部の外側から下方に向かって突出する。コイルバスバー保持部65は、ハウジング3と一体に連続して形成されていてもよい。すなわち、コイルバスバー保持部65は、ハウジング3と同一の材料で一体成形されてシームレスの形成されている。
(実施形態2)
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1は、ハウジング3の内部空間31に収容された部品の構成が実施形態1に係る電磁継電器モジュール1と相違する。
以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
実施形態2で説明した構成は、実施形態1で説明した構成(変形例を含む)と適宜組み合わせて適用可能である。
図11に示すように、本実施形態では、2つの電磁継電器2a、2bの電磁石装置27の間に、隔離壁75が設けられている。ハウジング3の内部空間31は隔離壁75により、2つの電磁継電器2a、2bの各々が収容される第1収容部55aと第2収容部55bとに分離されている。この場合、コイル外部接続部5は、夫々の収納部(第1収容部55aと第2収容部55b)に設けられる。
電磁継電器2は、接点部21と電磁石装置27とを収容し、固定接点211を設けた固定端子22が露出するリレーケース77を有する。リレーケース77が、ハウジング3に収容される。リレーケース77は、絶縁性の樹脂材で構成されている。2つの電磁継電器2a、2bは、各々、接点部21と電磁石装置27とをリレーケース77に予め収容され、収納された状態で、ハウジング3に取り付けられる。
外部接続部4は、バスバー6が取り付けられるコネクタ41と、バスバー6の一部との少なくとも一方を有する。図9では、外部接続部4は、バスバー6が取り付けられるコネクタ41で形成されているが、図10では、バスバー6の一部が、外部接続部4として用いられる。バスバー6の先端がハウジング3の内部から上方に突出し、外部接続部4として形成されている。バスバー6の先端には、外部回路と機械的な接続が可能なネジ孔45が設けられている。
(実施形態3)
本実施形態に係る電磁継電器モジュール1は、ハウジング3の内部空間31に収容された部品の構成が実施形態1または2に係る電磁継電器モジュール1と相違する。
以下、実施形態1または2と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
実施形態3で説明した構成は、実施形態1または2で説明した構成(変形例を含む)と適宜組み合わせて適用可能である。
本実施形態では、ハウジング3は、ケース3aと、カバー3bと、第1収容室81と、第2収容室82と、を有している(図12〜17参照)。第2の電磁継電器2bの収容する第2収容室と、第1収容室81と第2収容室82との間に設けられる隔離壁85を有している。隔離壁85は、ケース3aからハウジング3の内部に向かって突出している。隔離壁85を介してケース3aとカバー3bとが接合することによって、第1収容室81と第2収容室82との間が隔離される。具体的には、隔離壁85の先端部が、対向する壁86に設けた溝87に挿入され、溝87において接合されている(図14参照)。ケース3aとカバー3bとは接着等で接合することが可能である。第1収容室81は第1の電磁継電器2aを収容している。また第2収容室82は、第2の電磁継電器2bを収容している。これにより、2つの電磁継電器2a、2b間の電気的絶縁性を向上することができる。
図18においては、ハウジング3は、ケース3aと、カバー3bと、第1収容室81と、第2収容室82と、を有している。
ケース3aは開放部311を有し、またケース3aは第1突出壁83を有している。第1突出壁83は、ケース3aからハウジング3の内部に向かって突出している。
カバー3bは、ハウジング3の内部に向かって突出する第2突出壁84を有している。第2突出壁84は、ケース3aの第1突出壁83と対向する。カバー3bは開放部311に設けられている。またカバー3bは一対の第2突出壁84を有している。
そして、第1収容室81は第1の電磁継電器2aを収容する。また第2収容室82は、第2の電磁継電器2bを収容する。ケース3aの第1突出壁83とカバー3bの第2突出壁84とは、第1収容室81と第2収容室82との間に配置されている。このとき、一対の第2突出壁84の間に第1突出壁83が配置され、第1突出壁83と一対の第2突出壁84とが対向している。また第1突出壁83と一対の第2突出壁84とは互いに重なって配置される構造(ラビリンス構造)を有する。これにより、2つの電磁継電器2a、2b間の電気的絶縁性を向上することができる。
(実施形態4)
本実施形態は電気接続装置100に関する。電気接続装置100は、図19に示すように、上記電磁継電器モジュール1が、バッテリーなどの電源Eと、モータなどの負荷Mとの間に接続される。第1の電磁継電器2aは、電源Eと負荷Mとの間の一方の電路(例えば、プラス側)L1を開閉する。第2の電磁継電器2bは、電源Eと負荷Mとの間の他方の電路(例えば、マイナス側)L2を開閉する。
電磁継電器モジュール1は、例えば、充電池と、充電池から供給される電力によって動作する電動機とを有する電動車両に備えられる。この場合、電磁継電器モジュール1は、例えば、第1の電磁継電器2aは、電動車両の外部の電源と充電池との間の電路に接続されている。第2の電磁継電器2bは、充電池と電動機との間の電路に接続されている。この場合、異なる2つの電路において、接点の開閉を、1つの電磁継電器モジュール1で行うことができる。
本開示に係る電磁継電器モジュール1は、一方の電磁継電器2aの接点部21が、他方の電磁継電器2bのコイル23及び接点部21に生じるジュール熱の影響を受け難くなる。
(変形例)
本開示は、上記の実施形態には限られない。例えば本開示は、上記の実施形態における具体的な構成を変更した変形例を含みうる。以下に本開示の変形例を示す。なお、下記において、上記の実施形態と同じ構成については、同じ符号を付して、詳細な説明を適宜省略する。
上記の実施形態では、2つの電磁継電器2を備えるが、電磁継電器モジュール1は、1つの電磁継電器2を備えてもよいし、又は3つ以上の電磁継電器2を備えてもよい。
開口部32及び吸気孔34の位置は、開口部32及び吸気孔34が内部空間31に通じるのであれば、いかなる位置でもよい。
本開示は、上記の実施形態及び変形例だけでなく、上記の実施形態及び変形例の組合せ
も含む。
電磁継電器モジュール1の用途は、電動車両に設けられることに限られない。電磁継電器モジュール1がいかなる装置又は設備等に設けられる場合であっても、1つの電磁継電器モジュール1で2つの電磁継電器2の接点部21の開閉を行うことができ、かつ各電磁継電器2のコイル23及び接点部21に生じるジュール熱が効率よく放出される。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、2つの電磁継電器(2a、2b)を備える。2つの電磁継電器(2a、2b)の各々は、接点部(21)と電磁石装置(27)とを有する。接点部(21)は、固定接点(211)と、可動接点(212)と、可動接触子(25)と、を有する。可動接触子(25)は、可動接点(212)が固定接点(211)に接触する閉位置と可動接点(212)が固定接点(211)から離れる開位置との間で移動する。電磁石装置(27)は、コイル(23)と、継鉄(24)と、を有する。継鉄(24)は、コイル(23)の磁束が通る磁気回路を構成する。2つの電磁継電器(2a、2b)は、第1の電磁継電器(2a)のコイル(23)の軸(X)と直交する一方向から見て、第1の電磁継電器(2a)の接点部(21)、第1の電磁継電器(2a)のコイル(23)、第2の電磁継電器(2b)のコイル(23)、第2の電磁継電器(2b)の接点部(21)、の順に並ぶように配置される。
第1の態様によれば、第1の電磁継電器(2a)の接点部(21)及びコイル(23)の発熱が、第2の電磁継電器(2b)の接点部(21)へ影響しにくくなる。また第2の電磁継電器(2b)の接点部(21)及びコイル(23)の発熱が、第1の電磁継電器(2a)の接点部(21)へ影響しにくくなる。したがって、2つの電磁継電器(2a、2b)の通電性能の低下を抑制できる、という利点がある。
第2の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第1の態様において、コイル(23)の軸(X)方向において、第1の電磁継電器(2a)のコイル(23)と、第2の電磁継電器(2b)のコイル(23)と、が離間している。
この態様によれば、第1の電磁継電器(2a)のコイル(23)の発熱が、第2の電磁継電器(2b)の接点部(21)へ影響しにくくなる。また第2の電磁継電器(2b)のコイル(23)の発熱が、第1の電磁継電器(2a)の接点部(21)へ影響しにくくなる。したがって、2つの電磁継電器(2a、2b)の通電性能の低下を抑制できる、という利点がある。
第3の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第1又は2の態様において、コイル(23)の軸(X)方向において、第1の電磁継電器(2a)の継鉄(24)と、第2の電磁継電器(2b)の継鉄(24)とが離間している。
この態様によれば、第1の電磁継電器(2a)の継鉄(24)の発熱が、第2の電磁継電器(2b)の接点部(21)へ影響しにくくなる。また第2の電磁継電器(2b)の継鉄(24)の発熱が、第1の電磁継電器(2a)の接点部(21)へ影響しにくくなる。したがって、2つの電磁継電器(2a、2b)の通電性能の低下を抑制できる、という利点がある。
第4の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第1〜3のいずれか1つの態様において、2つの電磁継電器(2a、2b)の各々は、コイル(23)の通電状態に応じて可動接触子(25)を移動させるシャフト(26)を有する。
この態様によれば、固定接点(211)と可動接点(212)との間の接圧を向上できる、という利点がある。
第5の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第4の態様において、2つの電磁継電器(2a、2b)の各々のシャフト(26)の軸は、同じ方向に沿っている。
この態様によれば、発熱の影響を抑制でき、2つの電磁継電器(2a、2b)の通電性能の低下を抑制できる、という利点がある。
第6の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第4又は5の態様において、2つの電磁継電器(2a、2b)の各々のシャフト(26)の軸は、同一軸上に配置されている。
この態様によれば、発熱の影響を抑制でき、2つの電磁継電器(2a、2b)の通電性能の低下を抑制できる、という利点がある。
第7の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第4〜6のいずれか1つの態様において、第1の電磁継電器(2a)のコイル(23)と第2の電磁継電器(2b)のコイル(23)は、シャフト(26)の軸(X)方向において対向している。
この態様によれば、発熱の影響を抑制でき、2つの電磁継電器(2a、2b)の通電性能の低下を抑制できる、という利点がある。
第8の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第1〜7のいずれか1つの態様において、2つの電磁継電器(2a、2b)の電磁石装置(27)の間に、隔離壁(75)が設けられている。
この態様によれば、2つの電磁継電器(2a、2b)間の電気的絶縁性が向上する、という利点がある。
第9の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第1〜8のいずれか1つの態様において、ハウジング(3)と、外部接続部(4)と、コイル外部接続部(5)と、バスバー(6)と、コイルバスバー(7)と、を備える。ハウジング(3)は、第1の内部空間(31a)と、第2の内部空間(31b)と、を有する。第1の内部空間(31a)は、2つの電磁継電器(2a、2b)のうち一方の電磁継電器(2a)が収容され、一方の電磁継電器(2a)に接続するバスバー(6)とコイルバスバー(7)とが配置される。第2の内部空間(31b)は、2つの電磁継電器(2a、2b)のうち他方の電磁継電器(2b)が収容され、他方の電磁継電器(2b)に接続するバスバー(6)とコイルバスバー(7)とが配置される。
この態様によれば、発熱の影響を抑制でき、2つの電磁継電器(2a、2b)の通電性能の低下を抑制できる、という利点がある。
第10の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第9の態様において、第1の内部空間(31a)と第2の内部空間(31b)の各々は、高圧区域(341)と、低圧区域(340)と、中間部(344)と、を有する。高圧区域(341)は、接点部(21)が収容され、バスバー(6)が配置される。低圧区域(340)は、バスバー(6)が配置されず、コイル(23)の少なくとも一部とコイルバスバー(7)を含む。中間部(344)は、ハウジング(3)に設けられ、高圧区域(341)と低圧区域(340)とを区分する。
この態様によれば、接点部(21)とコイルバスバー(7)との間の電気的絶縁性を高める、という利点がある。
第11の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第10の態様において、ハウジング(3)は、第1の内部空間(31a)の低圧区域(340)と第2の内部空間(31b)の低圧区域(340)が隣接した低圧集合区域(342)を有する。低圧集合区域(342)により、第1の内部空間(31a)の高圧区域(341)と第2の内部空間(31b)の高圧区域(341)とが離間している。
この態様によれば、2つの電磁継電器(2a、2b)間の電気的絶縁性が向上する、という利点がある。
第12の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第11の態様において、2つの電磁継電器(2a、2b)のコイルバスバー(7)は、低圧集合区域(342)に収容される。
この態様によれば、2つの電磁継電器(2a、2b)間の電気的絶縁性が向上する、という利点がある。
第13の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第9〜12のいずれか1つの態様において、ハウジング(3)は、第1の内部空間(31a)と第2の内部空間(31a)とを区分する仕切り壁(343)を有する。
第14の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第9〜13のいずれか1つの態様において、コイルバスバー(7)は、第1の電磁継電器(2a)と第2の電磁継電器(2b)とに接続される共通コイルバスバーを有する。
この態様によれば、部品の共通化による簡素化を図ることができる、という利点がある。
第15の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第9〜14のいずれか1つの態様において、一方の電磁継電器(2a)のコイルバスバー(7)と他方の電磁継電器(2b)のコイルバスバー(7)とを保持するコイルバスバー保持部(65)を備える。コイルバスバー保持部(65)は、ハウジング(3)及び2つの電磁継電器(2a、2b)と別体に形成され、ハウジング(3)に保持されている。
この態様によれば、コイルバスバー(7)を安定して保持することが容易にできる、という利点がある。
第16の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第9〜14のいずれか1つの態様において、一方の電磁継電器(2a)のコイルバスバー(7)と他方の電磁継電器(2b)のコイルバスバー(7)とを保持するコイルバスバー保持部(65)を備える。コイルバスバー保持部(65)は、ハウジング(3)と一体に連続して形成されている。
この態様によれば、コイルバスバー(7)を安定して保持することが容易にできる、という利点がある。
第17の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第9〜16のいずれか1つの態様において、外部接続部(4)は、バスバー(6)が取り付けられるコネクタ(41)と、バスバー(6)の一部との少なくとも一方を有する。
この態様によれば、2つの電磁継電器(2a、2b)の通電性能の低下を抑制できる、という利点がある。
第18の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第9〜17のいずれか1つの態様において、ハウジング(3)は、ケース(3a)と、カバー(3b)と、第1収容室(81)と、第2収容室(82)と、を有する。ケース(3a)は開放部(311)を有する。カバー(3b)は開放部(311)に設けられる。第1収容室(81)は第1の電磁継電器(2a)を収容する。第2収容室(82)は第2の電磁継電器(2b)を収容する。ケース(3a)は、ハウジング(3)の内部に向かって突出する第1突出壁(83)を有する。カバー(3b)は、ハウジング(3)の内部に向かって突出しケース(3a)の第1突出壁(83)と対向する第2突出壁(84)を有する。ケース(3a)の第1突出壁(83)とカバー(3b)の第2突出壁(84)とは、第1収容室(81)と第2収容室(82)との間に配置されている。
この態様によれば、2つの電磁継電器(2a、2b)間の電気的絶縁性を向上することができる、という利点がある。
第19の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第9〜17のいずれか1つの態様において、ハウジング(3)は、ケース(3a)と、カバー(3b)と、第1収容室(81)と、第2収容室(82)と、隔離壁(85)と、を有する。ケース(3a)は開放部(311)を有する。カバー(3b)は開放部(311)に設けられる。第1収容室(81)は第1の電磁継電器(2a)を収容する。第2収容室(82)は第2の電磁継電器(2b)を収容する。隔離壁(85)は、第1収容室(81)と第2収容室(82)との間に設けられる。隔離壁(85)は、第1収容室(81)と第2収容室(82)との間を隔離する。電磁継電器モジュール(1)は、隔離壁(85)を介してケース(3a)とカバー(3b)とが接合されている。
この態様によれば、2つの電磁継電器(2a、2b)間の電気的絶縁性を向上することができる、という利点がある。
第20の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第9〜19のいずれか1つの態様において、接点部(21)及び電磁石装置(27)の少なくとも一方は、ハウジング(3)と直接的に対向する箇所を有する。
この態様によれば、2つの電磁継電器(2a、2b)の通電性能の低下を抑制できる、という利点がある。
第21の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第9〜20のいずれか1つの態様において、電磁継電器(2)は、リレーケース(77)を有する。リレーケース(77)は、接点部(21)と電磁石装置(27)とを収容する。リレーケース(77)は固定接点(211)を設けた固定端子(22)が露出する。リレーケース(77)が、ハウジング(3)に収容される。
この態様によれば、2つの電磁継電器(2a、2b)間の電気的絶縁性を向上することができる、という利点がある。
第22の態様に係る電磁継電器モジュール(1)は、第9〜21のいずれか1つの態様において、バスバー(6)は、固定接点(211)を設けた固定端子(22)に固定される。
この態様によれば、バスバー(6)の取付けが容易にできる、という利点がある。
第23の態様に係る電気接続装置は、第1〜22のいずれか1つの態様の電磁継電器モジュール(1)が、電源(E)と負荷(M)との間に接続される。第1の電磁継電器(2a)は、電源(E)と負荷(M)との間の一方の電路(L1)を開閉する。第2の電磁継電器(2b)は、電源(E)と負荷(M)との間の他方の電路(L2)を開閉する。
この態様によれば、電源(E)と負荷(M)との間の電路(L1、L2)の開閉を安定して行うことができる、という利点がある。
1 電磁継電器モジュール
2 電磁継電器
2a 第1の電磁継電器
2b 第2の電磁継電器
21 接点部
211 固定接点
212 可動接点
22 固定端子
23 コイル
24 継鉄
25 可動接触子
26 シャフト
27 電磁石装置
3 ハウジング
3a ケース
3b カバー
31 内部空間
31a 第1の内部空間
31b 第2の内部空間
311 開放部
340 低圧区域
341 高圧区域
342 低圧集合区域
343 仕切り壁
344 中間部
4 外部接続部
41 コネクタ
5 コイル外部接続部
51 コイル用コネクタ
6 バスバー
65 コイルバスバー保持部
7 コイルバスバー
71 共通コイルバスバー
77 リレーケース
81 第1収容室
82 第2収容室
83 第1突出壁
84 第2突出壁
85 隔離壁
100 電気接続装置
E 電源
M 負荷
L1 電路
L2 電路

Claims (23)

  1. 接点部と電磁石装置とを有する2つの電磁継電器を備え、
    前記接点部は、固定接点と、可動接点と、前記可動接点が前記固定接点に接触する閉位置と前記可動接点が前記固定接点から離れる開位置との間で移動する可動接触子と、を有し、
    前記電磁石装置は、コイルと、前記コイルの磁束を通す磁気回路を構成する継鉄と、を有し、
    前記2つの電磁継電器は、
    第1の前記電磁継電器の前記コイルの軸と直交する一方向から見て、前記第1の電磁継電器の前記接点部、前記第1の電磁継電器の前記コイル、前記第2の電磁継電器の前記コイル、前記第2の電磁継電器の前記接点部、の順に並ぶように配置される、
    電磁継電器モジュール。
  2. 前記コイルの軸方向において、前記第1の電磁継電器の前記コイルと、前記第2の電磁継電器の前記コイルとが離間している、
    請求項1に記載の電磁継電器モジュール。
  3. 前記コイルの軸方向において、前記第1の電磁継電器の継鉄と、前記第2の電磁継電器の継鉄とが離間している、
    請求項1又は2に記載の電磁継電器モジュール。
  4. 前記2つの電磁継電器の各々は、前記コイルの通電状態に応じて前記可動接触子を移動させるシャフトを有する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  5. 前記2つの電磁継電器の各々の前記シャフトの軸は、同じ方向に沿っている、
    請求項4に記載の電磁継電器モジュール。
  6. 前記2つの電磁継電器の各々の前記シャフトの軸は、同一軸上に配置されている、
    請求項4又は5に記載の電磁継電器モジュール。
  7. 前記第1の電磁継電器の前記コイルと前記第2の電磁継電器の前記コイルは、前記シャフトの軸方向において対向している、
    請求項4〜6のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  8. 前記第2つの電磁継電器の前記電磁石装置との間に、隔離壁が設けられている、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  9. 前記2つの電磁継電器を保持するハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、外部回路と接続される外部接続部と、
    前記ハウジングに設けられ、前記コイルの通電を制御する外部制御回路に接続されるコイル外部接続部と、
    前記固定端子と前記外部接続部とを電気的に接続するバスバーと、
    前記コイルと前記コイル外部接続部とを電気的に接続するコイルバスバーと、を備え、
    前記ハウジングは、
    前記2つの電磁継電器のうち前記一方の電磁継電器が収容され、前記一方の電磁継電器に接続する前記バスバーと前記コイルバスバーとが配置された第1の内部空間を有し、
    前記2つの電磁継電器のうち前記他方の電磁継電器が収容され、前記他方の電磁継電器に接続する前記バスバーと前記コイルバスバーとが配置された第2の内部空間を有する、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  10. 前記第1の内部空間と前記第2の内部空間の各々は、
    前記接点部が収容され、前記バスバーが配置された高圧区域と、
    前記バスバーが配置されず、前記コイルの少なくとも一部と前記コイルバスバーを含む低圧区域と、
    前記ハウジングに設けられ、前記高圧区域と前記低圧区域を区分する中間部と、
    を有する、
    請求項9に記載の電磁継電器モジュール。
  11. 前記ハウジングは、前記第1の内部空間の低圧区域と前記第2の内部空間の低圧区域が隣接した低圧集合区域を有し、
    前記低圧集合区域により、前記第1の内部空間の高圧区域と前記第2の内部空間の高圧区域とが離間している、
    請求項10に記載の電磁継電器モジュール。
  12. 前記2つの電磁継電器の前記コイルバスバーは、前記低圧集合区域に収容された、
    請求項11に記載の電磁継電器モジュール。
  13. 前記ハウジングは、前記第1の内部空間と前記第2の内部空間とを区分する仕切り壁を有する、
    請求項9〜12のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  14. 前記コイルバスバーは、前記第1の電磁継電器及び前記第2の電磁継電器に接続される共通コイルバスバーを有する、
    請求項9〜13のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  15. 前記一方の電磁継電器の前記コイルバスバーと前記他方の電磁継電器の前記コイルバスバーとを保持するコイルバスバー保持部を備え、
    前記コイルバスバー保持部は、前記ハウジング及び前記2つの電磁継電器と別体に形成され、前記ハウジングに保持されている、
    請求項9〜14のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  16. 前記一方の電磁継電器の前記コイルバスバーと前記他方の電磁継電器の前記コイルバスバーとを保持するコイルバスバー保持部を備え、
    前記コイルバスバー保持部は、前記ハウジングと一体に連続して形成されている、
    請求項9〜14のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  17. 前記外部接続部は、前記バスバーが取り付けられるコネクタと、前記バスバーの一部との少なくとも一方を有する、
    請求項9〜16のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  18. 前記ハウジングは、
    開放部を有するケースと、
    前記開放部に設けられるカバーと、
    前記第1の電磁継電器を収容する第1収容室と、
    前記第2の電磁継電器を収容する第2収容室と、
    を有し、
    前記ケースは、前記ハウジングの内部に向かって突出する第1突出壁を有し、
    前記カバーは、前記ハウジングの内部に向かって突出し前記ケースの前記突出壁と対向する第2突出壁を有し、
    前記ケースの前記第1突出壁と前記カバーの前記第2突出壁とは、前記第1収容室と前記第2収容室との間に配置されている、
    請求項9〜17のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  19. 前記ハウジングは、
    開放部を有するケースと、前記開放部に設けられるカバーと、
    前記第1の電磁継電器を収容する第1収容室と、
    前記第2の電磁継電器を収容する第2収容室と、
    前記第1収容室と前記第2収容室との間に設けられ、前記第1収容室と前記第2収容室との間を隔離する隔離壁と、
    を有し、
    前記隔離壁を介して前記ケースと前記カバーとが接合されている、
    請求項9〜17のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  20. 前記接点部及び前記電磁石装置の少なくとも一方は、前記ハウジングと直接的に対向する箇所を有する、
    請求項9〜19のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  21. 前記電磁継電器は、
    前記接点部と前記電磁石装置とを収容し、前記固定接点を設けた固定端子が露出するリレーケースを有し、
    前記リレーケースが、前記ハウジングに収容される、
    請求項9〜20のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  22. 前記バスバーは、前記固定接点を設けた固定端子に固定される、
    請求項9〜21のいずれか1項に記載の電磁継電器モジュール。
  23. 請求項1〜22のいずれか1項に記載の前記電磁継電器モジュールが、電源と負荷との間に接続され、
    前記第1の電磁継電器は、前記電源と前記負荷との間の一方の電路を開閉し、
    前記第2の電磁継電器は、前記電源と前記負荷との間の他方の電路を開閉する、
    電気接続装置。
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