JP2021081829A - 製造プロセスの適正化システムおよびその方法 - Google Patents

製造プロセスの適正化システムおよびその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021081829A
JP2021081829A JP2019206793A JP2019206793A JP2021081829A JP 2021081829 A JP2021081829 A JP 2021081829A JP 2019206793 A JP2019206793 A JP 2019206793A JP 2019206793 A JP2019206793 A JP 2019206793A JP 2021081829 A JP2021081829 A JP 2021081829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manufacturing process
factor
function
information
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019206793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021081829A5 (ja
JP7438723B2 (ja
Inventor
植田 敦子
Atsuko Ueda
敦子 植田
茂紀 松本
Shigenori Matsumoto
茂紀 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2019206793A priority Critical patent/JP7438723B2/ja
Priority to PCT/JP2020/038856 priority patent/WO2021095428A1/ja
Priority to US17/775,397 priority patent/US20220390923A1/en
Priority to CN202080079336.5A priority patent/CN114641739A/zh
Publication of JP2021081829A publication Critical patent/JP2021081829A/ja
Publication of JP2021081829A5 publication Critical patent/JP2021081829A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7438723B2 publication Critical patent/JP7438723B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/4155Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by programme execution, i.e. part programme or machine function execution, e.g. selection of a programme
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/418Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS], computer integrated manufacturing [CIM]
    • G05B19/41875Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS], computer integrated manufacturing [CIM] characterised by quality surveillance of production
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/04Manufacturing
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16CCOMPUTATIONAL CHEMISTRY; CHEMOINFORMATICS; COMPUTATIONAL MATERIALS SCIENCE
    • G16C60/00Computational materials science, i.e. ICT specially adapted for investigating the physical or chemical properties of materials or phenomena associated with their design, synthesis, processing, characterisation or utilisation
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/31From computer integrated manufacturing till monitoring
    • G05B2219/31449Monitor workflow, to optimize business, industrial processes
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/32Operator till task planning
    • G05B2219/32194Quality prediction
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/32Operator till task planning
    • G05B2219/32197Inspection at different locations, stages of manufacturing

Abstract

【課題】材料としての生成物について、より適正な製造プロセスを特定する。【解決手段】本発明の構成は、最終生成物、およびその製造工程の情報を受け取る入力装置12と、主記憶装置14に格納された生成物管理部21に従って、前記製造工程を構成する各工程ブロックをその工程が担う機能に分解し、分解された機能の感度を前記製造工程に沿って選択することにより全製造工程における工程条件を算出する中央制御装置11と、前記工程条件を出力する出力装置13と、を備える製造工程適正化システム1である。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の構成からなる製造プロセスを適正化する技術に関する。
従来、材料の製造における工程の適正化は、素材としての材料だけでなく、例えば機械等の製品に対しても行われる。製品の品質管理は、製品を構成する要素ごとに、その役割及び振る舞いを機能と定義し、その機能の繋がりにより発現する品質を、製造工程の条件を含めて管理することによって行われる。これに対して材料は、出発物質から最終的に得られる生成物に至るまで、その様態を変化させていく。
そのため、製造される材料品質の管理において、最終製品の不具合に対し、改善を図るために原因となる製造工程および工程条件を迅速に見つけ出すためには中間工程で生成される中間材料の様態も深く関係してくる。各製造工程における条件によって、製造の途中工程で得られる生成物の材料特性は大きく影響を受け、それが最終的に得られる生成物の特性にも影響を与える。材料製造への責任が問われる昨今においては、品質を担保するために中間生成工程の情報も必要となり、かつ環境対応製品製造には中間生成物の環境への影響考慮した製造が求められる。
一般的には各製造工程における条件、最終的に得られる材料特性等をデータベースに保持することが行われている。
材料の使用において想定外の不良が発生した場合、その原因を迅速に究明し製造工程を見直すには、上流の製造工程まで遡ることが必要な場合もある。また、製品仕様の変更により材料特性の変更の必要性が生じた場合も、同様に製造工程の見直しが必要となる。しかしながら、前記したデータベースを使用して上流工程における原因を発見することは、通常、多くの手間及びコストを要する。
特許文献1は事前設定されたパラメータに関して1つ以上の製造ステップにより製造される鋳造物または成形物を製造する製造プロセスを適正化する方法である。
特開2006−326683号公報
特許文献1のシステムは、コンピュータを用いたシミュレーションによって、最適値に向けて事前設定されたパラメータに関して、1つ以上の製造ステップにより生成される鋳造物または成形物の製造プロセスを適正化する方法またはシステムである。
特許文献1は、製品ブロックのような材料特性が、どの製造工程ブロックのような工程条件に起因するかという、特性と要因との対応関係については言及していない。
そこで、本発明は、材料としての生成物について、中間生成工程を管理し、製造要求の変更などに迅速に対応した製造プロセスの適正化を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、目標物性等に影響する特性に対応する制御要因における機能感度を特定し、これを調整して工程の最適化を図ることとした。制御要因とは、製造における制御の要因を示すもので、例えば、各材料・中間生成物の属性を示す材料属性や工程条件を含む。
より詳細な本発明の構成は、複数の工程からなる製造プロセスの適正化システムにおいて、前記複数の工程それぞれにおける制御要因を含む要因情報と、前記製造プロセスでの制約となる制約情報を受け付ける入力装置と、プログラムを格納した主記憶装置と、前記プログラムに従って、前記要因情報および前記製造プロセスで生成される生産物で発揮し得る機能を用いて、当該製造プロセスへの影響の度合を示す機能感度を算出し、前記機能感度に基づいて、制御要因を選択し、選択された制御要因を用いて、各工程における中間生成物の物性を特定し、特定された各中間生成物の物性を用いて、所定の条件を満たしているかを判断する中央制御装置と、当該条件を満たした制御要因を出力する出力装置とを有する製造プロセスの適正化システムである。
また、本発明にはこのシステムを用いた方法や当該方法を実行するためのプログラム製品も含まれる。
本発明によれば、より適正な製造プロセスを特定することが可能になる。
製造プロセス適正化システムの構成を説明する図である。 処理手順のフローチャートである。 工程と機能の関連を説明する図である。 工程情報を説明する図である。 工程情報を説明する図である。 機能情報を説明する図である。 機能情報を説明する図である。 原材料・中間生成物情報を説明する図である。 原材料・中間生成物情報を説明する図である。 連鎖図を説明する図である。 中間生成物の分岐を説明する図である。 要因効果図を説明する図である。 中間生成物の機能感度への工程条件の影響を説明した図である。 機能・工程関連情報を説明する図である。 機能・材料関連情報を説明する図である。
以降、本発明を実施するための形態(“本実施形態”という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、1又は複数の原材料から1又は複数の最終生成物を製造する化学プラントの例である。
(用語等)
工程とは、材料の製造における個々の処理プロセスである。工程は、他の工程との間に前後関係を有する。工程の例としては、配合、塗工、加熱、冷却、撹拌、蒸留等がある。複数の工程により、最終生成物を生成する製造プロセスを構成する。
原材料とは、化学プラントが受け入れる物質である。原材料の例としては、樹脂、原油、鉄鉱石、石炭、石灰石等がある。
中間生成物とは、ある工程と他の工程との間で一時的に存在する物質である。中間生成物の例としては、ベンゼン、ナフサ、それらが合わさった混合物等がある。
最終生成物とは、化学プラントが製品として産出する物質である。生成物の例としては、燃料、塗料、薬品、化学繊維、樹脂等がある。化学繊維、樹脂等から、他の工業製品(航空機部品、衣料品、容器、衛生用品、人工臓器等)が製造される。
機能とは、生成物の用途に応じた働きである。機能の例としては、乾燥速度、酸化速度(錆び易さ)、消毒能力、洗浄力、断熱能力、耐熱性、防音能力、引張強度、粘度、接着力、着火速度、展性、延性等がある。最終生成物の用途に応じた機能は、その最終生成物の市場での評価に直結する。
(製造プロセス適正化システム)
図1は、製造プロセス適正化システム1の構成を説明する図である。製造プロセス適正化システム1は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、マウス、キーボード等の入力装置12、ディスプレイ、スピーカ、プリンター等の出力装置13、主記憶装置14及び補助記憶装置15(記憶部)を備える。
これらは、バスで相互に接続されている。補助記憶装置15は、工程情報31、機能情報32、原材料・中間生成物情報33、機能感度情報34及び工程適正化情報35を格納している。
主記憶装置14における生成物管理部21及び表示処理部22は、プログラムである。中央制御装置11は、これらのプログラムを補助記憶装置15から読み出し主記憶装置14にロードすることによって、それぞれのプログラムの機能(詳細後記)を実現する。補助記憶装置15は、製造プロセス適正化システム1から独立した構成となっていてもよい。なお、本実施形態での「製造プロセス」とは、生成物を生成するための手順を示し、「適正化」とは、材料属性や工程条件を含む複数の制御要因から、より適切な制御要因を求めることを意味する。
また、本実施形態においては、製造プロセス適正化システム1をいわゆるクラウドで実現(サーバ化)してもよい。図1に示すように、製造プロセス適正化システム1は通信装置16からネットワーク3を介して、各製造拠点、設計拠点などに設置された端末装置2と接続される。そして、各端末装置2の操作により、製造プロセス適正化システム1の演算を行う構成としてもよい。この場合、各端末装置2は、入力装置や出力装置(画面)を有する。そして製造プロセス適正化システム1の入力装置12や出力装置13を省略してもよい。
(処理手順)
図2は、製造プロセス適正化システム1の処理手順のフローチャートである。製造プロセス適正化システム1は入力された材料情報及び、受け付けた工程情報31等の要因情報を用いて、機能の感度を算出し、工程の流れに沿って逐次的に機能感度を選択することで、中間生成物又は最終生成物を予測するシステムである。
ステップS201において、製造プロセス適正化システム1の生成物管理部21に従って中央制御装置11は、ユーザから入力装置12を介して入力される工程情報31、生成物の発揮する機能情報32、各工程に関する工程条件を含む工程情報、製造の原材料に関する材料属性を含む原材料情報(以下、材料情報)受け付ける。ここで、工程情報および材料情報については、少なくとも一方からなる工程の制御要因を含む要因情報として受け付けてもよい。
なお、以下、生成物管理部21や表示処理部22に従って中央制御装置11が処理を実行する場合、それぞれ生成物管理部21や表示処理部22を主体として表記する。
原材料情報は材料の種類及びその量が分かればよく、具体的にはCAS登録番号や分子構造、配合量、配合レシピ、比率でもよい。
ステップS202において、生成物管理部21は、ユーザから入力装置12を介して入力される製造に関する制約情報を受け付ける。この制約情報の具体例として、目標の材料物性や、中間生成物(又は最終生成物)の収率、製造時間等がある。
ステップS203において、生成物管理部21は、入力された材料情報および工程情報と、機能情報32から機能の感度を算出する。感度とは、生成物の機能に対する制御要因(工程条件や材料属性など)毎に、製造工程に対する関連(影響)の度合を示す情報である。ここで、材料情報および工程情報を要因情報に代えてもよい。
算出された機能の感度(以下、機能感度)は、受け付けた材料情報との関連性を示す情報と共に機能感度情報34に記憶する。この際、機能感度は要因効果図として表示処理部22によって出力装置13に表示する。その一例を図12に示す。図12に示すように、各感度は各制御要因について、パラメータ((1)(2)等)を変更した複数の値を算出し、表示する。
なお、本ステップでは、要因効果図の表示を省略してもよい。このため本図の詳細については、後述する。
次に、ステップS204において、入力装置12もしくは生成物管理部21は、S203で表示される要因効果図(図12)の機能感度に関し、工程の順序に沿って逐次的に、考慮すべき工程条件および材料属性を選択する。ここで、逐次的とは、製造工程の上流側から選択を受け付けるものである。なお、この選択は、制御要因を選択する形としてもよい。
また、選択は、図14、15に示す機能・工程関連情報36および機能・材料関連情報37に従って行う。つまり、図14、15において、ステップS201で受け付けられた機能情報に含まれる機能で、「○」が付与された工程条件および材料属性を選択する。例えば、ステップS201で機能A1が受け付けられた場合、工程条件P-A1a、P-A1bおよびP-C1aおよび材料属性M-A1a、M-B1aおよびM-C1aが選択される。ここで、機能・工程関連情報36および機能・材料関連情報37まとめて機能・要因関連情報として扱ってもよい。
なお、図14、15の機能・工程関連情報36において、「〇」の代わりに、「数字」を用いてもよい。この場合、各領域に感度の度合いを示す数字を格納しておき、閾値以上の数字=感度が記録された工程条件および材料属性を選択してもよい。また、数字を用いる場合、該当する工程条件および材料属性のうち、最大値を示す数字の工程条件および材料属性を選択してもよい。図14、15の機能・工程関連情報36の詳細については、後述する。
またさらに、「〇」のような有無を示す情報や数字以外の記号を示す情報を用いてもよい。これには、○△×といった複数の種別を示す情報が該当する。そして、○のみ、○および△など選択された記号の工程条件および材料属性を選択する。
そして、生成物管理部21が選択した工程条件および材料属性を、入力された材料情報および工程情報と共に工程適正化情報35に記憶する。
また、本選択は、複数まとめて行ってもよいし、順序は任意の順序でも構わない。但し、後述のステップS206で、各工程における選択の終了を確認できることが必要となる。
次に、ステップS205において、生成物管理部21は、ステップS204で選択された制御要因(工程条件および材料属性)と対応する機能感度の組み合わせから、中間生成物を予測する。この予測は、S204で選択された制御要因に対し、ステップS203で算出された複数パラメータ((1)(2)等)毎の機能感度を用いる。そして、これら機能感度については、図12に示す要因効果図のようにパラメータを変化させた機能感度を制御要因毎に表示する。つまり、本ステップでは、ステップS202で表示された要因効果図から、ステップS204で選択された情報が選択的に表示されることになる。
そして、表示された要因効果図において、入力装置12を介して、表示された機能感度から制御要因毎に機能感度を選択する。そして、選択された機能感度に対応するパラメータを特定し、これを用いて予測を実行する。
ここで、図12および13を用いて、要因効果図の詳細およびこれを用いた選択の詳細を説明する。
図12に示す要因効果図の横軸は、工程条件及び材料属性である。工程条件及び材料属性は、システムの利用者(ユーザ)によって制御され得る値を示す“制御要因”である。本実施形態での制御要因は、工程条件および材料属性を含む。そして、制御要因のP-A1a〜M−C1bのそれぞれは、図14および15に示す工程条件、材料属性のそれぞれに対応する。なお、工程を示す“A”〜“C”の順で上流側から下流側を示す。
また、制御要因の括弧付き数字は、制御要因のパラメータを識別するものである。このため、図12上でプロットされた感度は、各制御要因でパラメータを変化させた場合それぞれの感度を示す。
要因効果図51の縦軸は、各機能に対する工程条件又は材料属性の感度である。これは、上述のように、ステップS203で入力される。機能の感度はある工程条件又は材料属性に対して機能が発現される大きさを示す。信号雑音比(SN比)の平均の傾きや、2乗した値であってもよく、入力された材料情報から感度を算出してもよい。
信号雑音比は、ある物理量の信号の分散を雑音の分散で除算した値であり、信号雑音比が大きいほど、雑音の影響は小さい。
また、図12の要因効果図の(1)(2)等は、上述のとおりその制御要因のパラメータを変化させた場合を示す。例えば、材料属性(M−)ではその原料属性を変化させた場合の感度の変化を示す。また、工程条件(P−)では加工等の条件(加熱温度、加工時間、圧力等)を変化させた場合の感度の変化を示す。
要因効果図51は、生成物ごとに作成される。図12を見ると、以下のことがわかる。
・制御要因P-A1bやP-B1aの機能感度はばらつきが大きく、この機能に大きな影響を及ぼす。つまり、パラメータを変化させることで、比較的機能に影響を与えることが可能になる。
・制御要因P-A1bやP-B1a以外の制御要因の機能感度は、ほぼ同じ水準であり、大きく影響を受けないことが分かる。つまり、パラメータを変化させても、比較的機能に影響は与えられない。
したがって、上述したばらつきの大きな制御要因のパラメータを変化させると、効果的に以降の中間生成物や最終生成物の機能を調整することになる。つまり、目標の特性を有する最終生成物への製造の制御について、効率的な調整が可能となる。このため、本ステップでの機能感度の選択は、入力装置12を介して人手で行う他、以下のとおり実施してもよい。生成物管理部21はパラメータを変化された場合の機能感度の変化の割合が所定値以上のもの(傾きが所定以上のもの)を選択する構成としてもよい。
図13は、異なる制御要因を選択した場合における、要因効果図を用いた機能の感度の具体例である。異なる制御要因を選択とは、制御要因のパラメータを変えて複数の中間生成物を生成することを意味する。ここでは、原材料から工程Cにおいて、[1]、[2]および、[3]の制御要因のパラメータのセット(以下パラメータセット)を変化させた場合の中間生成物C1a(1)、(2)および中間生成物C1(3)とその感度を示す。原材料からパラメータセット[1]を選択した場合、中間生成物C1(1)が形成され、その時の感度は破線で連結されている。また、原材料からパラメータセット[3]を選択した場合の中間生成物C1(3)の感度も同様に連結されている。
図13より工程Cおよびその上流の工程での制御要因に関し、含む以下のことが分かる。
・中間生成物C1(1)では、制御要因P-A1a、P-A1b、P-A2aおよびM-A1aにおいて比較的感度が大きく、その他においては、比較的感度が小さい。
・中間生成物C1(3)では、制御要因P-A2a、M-A1aおよびM-B1aにおいて比較的感度が大きく、その他においては比較的感度が小さい。
・中間生成物C1(1)と中間生成物C1(3)では制御要因P-A2aに対しては類似した感度の傾向をもつが、制御要因M-A1aに対しては異なる傾向をもつ。
例えば、図11のような製造工程をもつ樹脂材料について示す。このような工程をもつ材料の製造において、工程Cが配合工程であり、工程がもつ機能に粘度があったとする。工程Cにおける制御要因の組を、[1]においては温度が高く、反応時間を長く選択し、[3]においては温度が低く、反応時間を短く選択したとき、中間生成物C1(1)は粘度が高く、中間生成物C1(3)は粘度の低いものが得られる。
ここで、工程Cから連鎖する工程Dがフィルム化工程であり、工程がもつ流動性の機能をもつとする。流動性に関する機能感度の制御要因のパラメータに温度があった場合、温度を[1]とした中間生成物C1(1)を受け付けた工程Dでは、流動性に関する温度の感度は大きくなる。パラメータである温度を[3]とした、中間生成物C1(3)を受け付けた工程Dでは、流動性に関する温度の感度は低くなる。
その他にも分散性や成形性などの機能感度にも影響を与え、中間生成物がより細かく分岐する。
なお本ステップでは、中間生成物は、実際に測定した結果を入力してもよい。そして、中間生成物の物性を示す情報を特定し、これを、受け付けた情報と関連づけて工程適正化情報35に記憶する。
次に、ステップS206において、生成物管理部21は、最終製造工程まで、ステップS205まで処理が終了しているか判断する。具体的には、ステップS201において受け付けた工程情報31が示す各工程に対して前記ステップS203からステップS205が実施されたか確認する。各工程が実施された場合、ステップS208へと情報が渡される。
ステップS206において、最終工程まで処理が終わっていない、つまり、Noと判断された場合、ステップS207に進む。ステップS207において、生成物管理部21は、ステップS203に戻る。つまり、ステップS206で記憶した材料情報を用いて、ステップS203からステップS206を、ステップS206において、最終工程であると判断されるまで、繰り返す。繰り返しの処理によって得られた情報は、関連情報を含めて工程適正化情報35に記憶する。
ステップS206において、最終工程まで処理が終わった、つまり、Yesと判断された場合、ステップS208に進む。ステップS208において、生成物管理部21は、ステップS203からS205において選択した機能感度情報から、関連する制御要因を抽出し、中央制御装置11によって工程適正化指標を算出する。算出した工程適正化指標は工程適正化情報35に記憶する。
ステップS209において、生成物管理部21は、ステップS202で受け付けた制約条件に関連する数値を算出し、工程適正化指標が収束しているか解析する。生成物管理部21は、その結果を一連の関連情報と共に工程適正化情報35に記憶する。生成物管理部21は、所定の条件を満たしている場合、これらの情報を特定し、ステップS211に進む。収束していない場合は、ステップS210に進む。なお、所定の条件とは、制約条件を満たしている又は、工程適正化指標が収束している場合を含む。
ステップS210において、生成物管理部21は、最初の工程からこれまで選択していない工程条件の組に対してS203から検討を行う。この際、既存の検討の結果を使用し、任意の工程ブロックから工程の流れに沿って検討を行うことも可能である。
ステップS211において、表示処理部22は、出力装置13に、ステップS209で特定された工程適正化指標及び、工程適正化指標の履歴、各工程における工程条件を出力する。
この他にも任意の機能または工程条件、材料属性に対して機能感度情報34、機能・材料関連情報37を出力してもよい。以上で、本処理が終了する。
なお、本実施形態では、ステップS206で最終工程か判断し、ステップS207、S210を介して、S203以降の処理をループしているが、以下の代替案を実行してもよい。ステップS205までの処理を行った製造工程までを考慮して、ステップS209の判断を行う。この結果、制約を満たすもしくは収束する場合は、以降の製造工程の制御要因はそのままで確定させる。ステップS209で、制約を満たさずもしくは収束しない場合は、次製造工程までの処理をS205まで実行し、ステップS209の判断を実行する。
以上のように、図2に示す処理は、最終工程まで工程適正化指標をまとめて算出してもよいし、各製造工程までの工程適正化指標を段階的に算出してもよい。なお、後者の場合、製造工程を複数ごとに算出してもよい。
なお、上記の各用語の意味は、以下のとおりである。
工程条件とは、工程における製造の条件である。工程条件の例としては、反応器の温度、反応器の圧力、反応時間等がある。
材料情報とは、投入される原材料又は中間生成物の種類及び量(混合比率)、産出される最終生成物又は中間生成物の種類及び量と、原材料又は中間生成物、最終生成物に紐づいた材料属性である。
材料属性は中間生成物または最終生成物がもつ物理化学的性質であり、各々の原材料又は中間生成物、最終生成物が1又は複数存在する。材料属性の例としては分子量、分子構造、官能基、比重、融点、沸点、水素イオン濃度、特定の成分の含有量等がある。
(階層構造)
前記した、工程、原材料、中間生成物及び機能のそれぞれは、階層構造を有する。工程については、例えばあるラインの工程は、当該ライン内での第1工程、第2工程、第3工程、・・・を含む。原材料については、例えば原材料が混合物である場合、原材料Aは、複数の混合成分A1、A2、・・・を含む。中間生成物についても同様である。機能については、例えば、酸化速度は、区分された各温度帯での酸化速度を含み、防音能力は、区分された各周波数帯に対する防音能力を含み、展性は、特定方向への展性を含む。
図3は工程情報と機能情報の関連を説明する図である。補助記憶装置15に格納される工程条件31は、生成物P1に関連付けて、工程A、・・・工程Cを示す長方形が矢印で結ばれている。長方形は“ブロック”とよばれ、矢印は、“エッジ”と呼ばれる。エッジの向きで明らかなように、これらのブロックは、工程A、工程B、工程Cの順に順序付けられている。工程はさらに1又は複数の機能のブロックを内包する。機能A・・・機能Eは同じ機能であっても良い。
具体例としては、樹脂の合成工程である工程Aは、粘度の機能ブロック及び分散性の機能ブロックをもつ。また、加熱工程である工程Bは、流動性の機能ブロックをもつ場合が挙げられる。
(工程情報)
図4及び図5は、工程情報31を説明する図である。まず図4に注目する。補助記憶装置15に格納される工程条件31は、生成物P1に関連付けて、工程A1、工程A2、・・・、工程C2を示すブロックを、矢印で連結して記憶している。工程A1、工程A2及び工程A3は、上位の工程Aに属している。工程B1、工程B2及び工程B3は、上位の工程Bに属している。工程C1及び工程C2は、上位の工程Cに属している。上位の工程A、工程B及び工程Cは、生成物P1の工程に属している。
工程情報31は、工程条件P−A1a、工程条件P−A1b及び工程条件P−A1cを示す長方形を、工程A1に関連付けて記憶している。これらの長方形もまた、ブロックと呼ばれる。図4では記載を省略しているが、同様に工程情報31は、工程A2、工程A3、・・・、工程C2に関連付けて、それぞれの工程条件を記憶している。結局、生成物の識別子としての“P1”を特定することによって、図2のすべてのブロック、ブロック間の順序、ブロック間の対応関係、及び、ブロック間の階層構造が特定されることになる。
図5に注目する。図5もまた補助記憶装置15に格納される工程情報31である。図5の工程情報31は、本質的には図4の工程情報31と同じである。図5の工程情報31は、ブロックの階層関係がより視認しやすい“ツリー構造”を有する。ツリー構造のルート(根、頂点)には、“生成物P1”を示すブロックが存在し、ツリー構造の末端のリーフ(葉)には、工程条件を示すブロックが存在する。
ブロック間の線分もまた、“エッジ”と呼ばれる。図5のエッジは、図4のエッジとは異なり、向きを有さない。しかしながら工程情報31は、エッジに関連付けて、工程間の情報(例えば、流れる原材料若しくは中間生成物、又は、引き継がれる工程条件)を記憶してもよい。
工程情報31は、生成物ごとに1つ存在し、それぞれに対して工程全体のパフォーマンスが記憶される。工程情報31の型式は、特に限定されず、図4の型式でもよいし、図5の型式でもよいし、他の型式(例えば、直前の工程、直後の工程、属する上位の工程及び工程条件を、工程ごとに記憶した表型式)でもよい。
ここで、制御要因の一例である工程条件の名付け方法について説明する。最上位のアルファベットPは、制御要因のうち工程条件であることを示す。そして、ハイフンのあとのアルファベットおよび数字がその工程を示す。そして、最後のアルファベットの小文字は工程条件を識別するために付与するものである。例えば、P−A1aは、工程Aで用いる材料(ないし中間生成物)A1の工程条件aを示すものである。
(機能情報)
図6及び図7は、機能情報32を説明する図である。まず図6に注目する。補助記憶装置15に格納される機能情報32は、生成物P1に関連付けて、機能A1、機能A2、機能B1、・・・、機能C1を示す長方形を記憶している。長方形は、“ブロック”と呼ばれる。機能A1及び機能A2は、上位の機能Aに属している。機能B1、機能B2及び機能B3は、上位の機能Bに属している。機能C1は、上位の機能Cに属している。上位の機能A、機能B及び機能Cは、生成物P1の機能に属している。生成物の識別子としての“P1”を特定することによって、図6のすべてのブロック、及び、ブロック間の階層構造が特定されることになる。
図7に注目する。図7もまた補助記憶装置15に格納される機能情報32である。図7の機能情報32は、本質的には図6の機能情報32と同じである。図7の機能情報32は、ブロックの階層関係がより視認しやすい“ツリー構造”を有する。ツリー構造のルートには、“生成物P1”を示すブロックが存在し、ツリー構造の末端のリーフには、機能を示すブロックが存在する。ブロック間の線分は、“エッジ”と呼ばれる。機能情報32は、エッジに関連付けて、機能間の寄与の程度、又は、機能が発揮する定量的若しくは定性的な関係を記憶してもよい。
機能情報32は、生成物ごとに1つ存在する。機能情報32の型式は、特に限定されず、図4の型式でもよいし、図5の型式でもよいし、他の型式(例えば、属する上位の機能を、機能ごとに記憶した表型式)でもよい。
(原材料・中間生成物情報)
図8及び図9は、各原材料、中間生成物の関係やこれらと材料特性の関係を示す原材料・中間生成物情報33を説明する図である。まず図8について、説明する。原材料X1、原材料X2及び中間生成物Cは、生成物P1の原材料・中間生成物に属しており、補助記憶装置15の原材料・中間生成物情報33に格納される。本実施形態では、上述のとおり工程をA、Bといったアルファベットの大文字で示すが、原材料は生成工程がないため、Xと表現する。中間生成物C1、中間生成物C2は生成物P1と関連付けて、同様に補助記憶装置15の原材料・中間生成物情報33に格納される。長方形は、“ブロック”と呼ばれる。上位の中間生成物C1及び中間生成物C2は、上位の中間生成物Cに属している。原材料X1及び原材料X2も中間生成物Cのように、原材料を内包していても良い。
原材料・中間生成物情報33は、材料属性M-X1a、材料属性M-X1b及び材料属性M-X1cを示す長方形を、原材料A1に関連付けて記憶している。これらの長方形もまた、ブロックと呼ばれる。原材料・中間生成物情報33は、材料属性M-C1a及び材料属性M-C1bを示す長方形を、中間生成物C1に関連付けて記憶している。図8では記載を省略しているが、同様に原材料・中間生成物情報33は、中間生成物C2に関連付けて、その材料属性を記憶している。結局、生成物の識別子としての“P1”を特定することによって、図6のすべてのブロック、ブロック間の対応関係、及び、ブロック間の階層構造が特定されることになる。ここで、原材料や中間生成物の名付け方法について説明する。最上位のアルファベットは、その原材料や中間生成物が生成される工程を示す。また、次の数字はその工程における原材料ないし中間生成物を識別する数字である。例えば、中間生成物Cは、工程Cで生成される中間生成物を示し、その工程で複数の中間生成物が生成される場合、数字を付与して識別する。なお、原材料は製造工程を管理しないため、Xを付与する。
また、制御要因である材料特性は以下のとおり名付ける。最上位のMは、制御要因のうち、材料特性を示す。そして、ハイフンのあとのアルファベットおよび数字がその材料を示す。そして、最後のアルファベットの小文字は材料特性を識別するために付与するものである。例えば、M−A1aは、工程Aで用いる材料(ないし中間生成物)A1の材料属性aを示すものである。
原材料X1及び原材料X2に対して、中間生成物Cのように下位のブロックを内包していてもよい。具体的には原材料Xに対しては原材料X1、原材料X2、原材料X3等がある。
次に、図9について説明する。図9もまた補助記憶装置15に格納される原材料・中間生成物情報33である。図9の原材料・中間生成物情報33は、本質的には図8の原材料・中間生成物情報33と同じである。図9の原材料・中間生成物情報33は、ブロックの階層関係がより視認しやすい“ツリー構造”を有する。ツリー構造のルートには、“生成物P1”を示すブロックが存在し、ツリー構造の末端のリーフには、材料属性を示すブロックが存在する。ブロック間の線分もまた、“エッジ”と呼ばれる。原材料・中間生成物情報33は、エッジに関連付けて、原材料間の関係(例えば、原材料が含有される際の条件)を記憶してもよい。
原材料・中間生成物情報33は、生成物ごとに1つ存在する。原材料・中間生成物情報33の型式は、特に限定されず、図8の型式でもよいし、図9の型式でもよいし、他の型式(例えば、属する上位の原材料(又は中間生成物)及び材料属性を、原材料(又は中間生成物)ごとに記憶した表型式)でもよい。
(連鎖図)
図10は、連鎖図52を説明する図である。製造プロセス適正化システム1は、工程情報31(図4)を使用して連鎖図52を作成することができる。具体的には、製造プロセス適正化システム1は、連鎖図52における工程間の前後関係を、図4におけるエッジの方向によって認識することができる。
図11は中間生成物の分岐に関する図である。原材料から中間生成物C1、・・・、中間生成物D1、工程Eまで矢印で結ばれている。矢印のそばに記載された[1]、・・・、[3]は工程Cにおける制御要因のパラメータセットを表す。それぞれの制御要因のパラメータを条件として生成した中間生成物C1(1)、・・・、中間生成物C1(3)から、工程Dにおける制御要因のパラメータセット[4、]・・・、[12]によって、異なる中間生成物D1(4)、・・・、D1(12)が得られる。ここでは省略しているが、中間生成物D1から、工程Eにおける工程条件によってさらに得られる中間生成物が分岐する。
(機能・工程関連情報)
図14は、制御要因が工程条件である機能・工程関連情報36を説明する図である。機能・工程関連情報36は、横軸(列)に工程条件を有し、縦軸(行)に機能を有するマトリクスである。機能・工程関連情報36は、生成物ごとに1つ存在する。本図では、機能・工程関連情報36のマトリクスの交点のセルに、工程条件と機能との関連性を記憶している。関連性の具体例として、例えば以下の例1〜4がある。
〈例1〉関連が有ることのみを示す情報(例えば、有り=○)
〈例2〉関連の程度を示す数値
〈例3〉関連の程度を示す重み(列又は行ごとの合計値が決まっている)
〈例4〉関連の程度を示す数式(機能及び工程条件が数値で示される場合、一方を説明変数とし他方を目的関数とする関数)
関連が全くない場合や、関連が不明である場合は、空欄または関連無しもしくは関連不明を示す情報(例えば、無し=×、不明=?)を記憶してもよい。
(機能・材料関連情報)
図15は、制御要因が材料属性である機能・材料関連情報37を説明する図である。機能・材料関連情報37は、横軸(列)に材料属性を有し、縦軸(行)に機能を有するマトリクスである。機能・材料関連情報37は、生成物ごとに1つ存在する。図15は、生成物P1についての機能・材料関連情報37である。機能・材料関連情報37は、マトリクスの交点のセルに、属性と機能との関連性を記憶している。関連性の具体例として、例えば以下の例5〜8がある。
〈例5〉関連が有ることのみを示す情報(例えば、有り=○)
〈例6〉関連の程度を示す数値
〈例7〉関連の程度を示す重み(列又は行ごとの合計値が決まっている)
〈例8〉関連の程度を示す数式(機能及び材料属性が数値で示される場合、一方を説明変数とし他方を目的関数とする関数)
関連が全くない場合や、関連が不明である場合は、空欄または関連無しもしくは関連不明を示す情報(例えば、無し=×、不明=?)を記憶してもよい。
(工程適正化情報)
工程適正化情報35は、その各工程間において投入される原材料(又は中間生成物)及び、要因効果図、選択された工程条件、算出される中間生成物(又は生成物)との前後関係を含む関連性、製造に必要となる時間及び、製造費、中間生成物または最終生成物の収率、SN比等を記憶しており、これらの組み合わせから算出される各工程での工程適正化指標も同様に記憶される。
工程適正化指標は工程適正化情報35の任意の組み合わせから算出される。工程適正化指標の具体例としては、下記の数1に示すような製造にかかる時間(T)及び、製造費(C)、収率の逆数(Y)、SN比(R)に対して任意の重みづけ係数(a、b、c、d)を掛け、足しあげた値がある。
E = aT+ bC + cY + dR ・・・(数1)
その他の情報を指標として用いてもよい。
適正化のフローチャートにおいて、工程適正化指標の値がユーザにより任意に定めたしきいとなる数値以下に収束した場合に、適正化したと判断する。その他にも、工程適正化指標の近似曲線が横ばいになり、傾きが0になった場合でもよい。
工程適正化指標は制御要因と各機能ブロックに対する全組み合わせ総当たり的に算出する方法や、重複を避けてランダムに算出方法があるが、機械学習を用いて算出することが望ましい。
(活用例)
一部の原材料または中間生成物の機能感度に関わる材料情報がない場合がある。
具体的には図5において、流動性に関わる表面張力の情報が工程A2で欠損したとする。
この場合、出力装置13は、以下の情報を出力する。
・工程 : 工程A2
・機能: 流動性
・材料情報 :分子式、表面張力
ユーザは欠損したデータを測定し、原材料・中間生成物情報33に記憶させることや、原材料・中間生成物情報33に仮に傾向を入力することができる。
また、流動性に関わる機能・工程関連情報36又は、流動性に関わる機能・材料関連情報37等を出力することもできる。例えば、機能・工程関連情報36において、工程A2は流動性に対する感度が他の工程に比べて著しく小さかった場合、ユーザはこのデータの欠損を無視する選択もできる。
ある生成物に対して、機能感度の情報が欠損又は確度が低い場合がある。その場合は、ユーザは機能・工程関連情報36又は機能・材料関連情報37、もしくは両方を出力し、実験計画を立案することができる。その結果を機能感度情報34に記憶させることができる。
ユーザは図10に示す工程をもつ生成物P1の製造において、工程B1における工程条件の影響を知りたい場合がある。この場合、工程条件A1から得られた中間生成物C1の材料情報を用いて、工程C1の工程条件の組を固定した条件で、工程B1および工程C1に対して繰り返し検証を行うことができる。
(本実施形態の効果)
本実施形態の製造プロセス適正化システム1の効果は以下の通りである。
(1)製造プロセス適正化システム1は、所望の材料特性を得られる製造工程の適正化ができる。
(2)製造プロセス適正化システム1は、中間生成物の管理を含めた最終生成物の品質保証ができる。
(3)製造プロセス適正化システム1は、製造工程での段階的な品質管理による最終製品の品質保証ができる。
(4)製造プロセス適正化システム1は、最終生成物の機能に影響を及ぼす工程または工程条件、中間生成物の特定ができる。
(5)製造プロセス適正化システム1は、製品不具合や顧客要求による材料の仕様変更等への迅速な対応ができる。
(6)製造プロセス適正化システム1は、中間生成物の管理を含めた副生成物が少なく、環境を考慮した製造ができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前述の実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態のある構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現してもよい。また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 製造プロセス適正化システム
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
21 生成物管理部
22 表示処理部
31 工程情報
32 機能情報
33 原材料・中間生成物情報
34 機能感度情報
35 工程適正化情報

Claims (12)

  1. 複数の工程からなる製造プロセスの適正化システムにおいて、
    前記複数の工程それぞれにおける制御要因を含む要因情報と、前記製造プロセスでの制約となる制約情報を受け付ける入力装置と、
    プログラムを格納した主記憶装置と、
    前記プログラムに従って、前記要因情報および前記製造プロセスで生成される生産物で発揮し得る機能を用いて、当該製造プロセスへの影響の度合を示す機能感度を算出し、前記機能感度に基づいて、制御要因を選択し、選択された制御要因を用いて、各工程における中間生成物の物性を特定し、特定された各中間生成物の物性を用いて、所定の条件を満たしているかを判断する中央制御装置と、
    当該条件を満たした制御要因を出力する出力装置とを有することを特徴とする製造プロセスの適正化システム。
  2. 請求項1に記載の製造プロセスの適正化システムにおいて、
    前記中央制御装置は、当該制御要因の複数のパラメータ毎に前記機能感度を算出し、複数のパラメータ毎に算出された前記機能感度の選択を受け付け、選択された前記機能感度のパラメータを用いて生成した中間生成物の物性を特定することを特徴とする製造プロセスの適正化システム。
  3. 請求項2に記載の製造プロセスの適正化システムにおいて、
    前記中央制御装置は、前記制御要因と前記中間生成物の機能の関連性を示す機能・要因関連情報を用いて、前記制御要因を選択することを特徴とする製造プロセスの適正化システム。
  4. 請求項3に記載の製造プロセスの適正化システムにおいて、
    前記機能・要因関連情報は、前記中間生成物の機能に対する前記制御要因の関連の有無を示す情報を記録し、
    前記中央制御装置は、前記関連が有を示す制御要因を選択することを特徴とする製造プロセスの適正化システム。
  5. 請求項3に記載の製造プロセスの適正化システムにおいて、
    前記機能・要因関連情報は、前記中間生成物の機能に対する前記制御要因の関連の程度を示す情報を記録し、
    前記中央制御装置は、前記関連が予め定めた以上の制御要因を選択することを特徴とする製造プロセスの適正化システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の製造プロセスの適正化システムにおいて、
    前記制御要因は、前記工程に関する工程条件および原材料の材料属性の少なくとも一方を含むことを特徴とする製造プロセスの適正化システム。
  7. 複数の工程からなる製造プロセスの適正化システムを用いた製造プロセスの適正化方法において、
    前記複数の工程それぞれにおける制御要因を含む要因情報を受け付け、
    前記製造プロセスでの制約となる制約情報を受け付け、
    前記要因情報および前記製造プロセスで生成される生産物で発揮し得る機能を用いて、当該製造プロセスへの影響の度合を示す機能感度を算出し、
    前記機能感度に基づいて、制御要因を選択し、
    選択された制御要因を用いて、各工程における中間生成物の物性を特定し、
    特定された各中間生成物の物性を用いて、所定の条件を満たしているかを判断し、
    当該条件を満たした制御要因を出力することを特徴とする製造プロセスの適正化方法。
  8. 請求項7に記載の製造プロセスの適正化方法において、
    前記機能感度の算出は、当該制御要因の複数のパラメータ毎に前記機能感度を算出し、
    中間生成物の特定は、複数のパラメータ毎に算出された前記機能感度の選択を受け付け、選択された前記機能感度のパラメータを用いて生成した中間生成物の物性を特定することを特徴とする製造プロセスの適正化方法。
  9. 請求項8に記載の製造プロセスの適正化方法において、
    前記制御要因の選択は、前記制御要因と前記中間生成物の機能の関連性を示す機能・要因関連情報を用いて、前記制御要因を選択することを特徴とする製造プロセスの適正化方法。
  10. 請求項9に記載の製造プロセスの適正化方法において、
    前記機能・要因関連情報は、前記中間生成物の機能に対する前記制御要因の関連の有無を示す情報を記録し、
    前記制御要因の選択は、前記関連が有を示す制御要因を選択することを特徴とする製造プロセスの適正化方法。
  11. 請求項9に記載の製造プロセスの適正化方法において、
    前記機能・要因関連情報は、前記中間生成物の機能に対する前記制御要因の関連の程度を示す情報を記録し、
    前記制御要因の選択は、前記関連が予め定めた以上の制御要因を選択することを特徴とする製造プロセスの適正化方法。
  12. 請求項7乃至11のいずれかに記載の製造プロセスの適正化方法において、
    前記制御要因は、前記工程に関する工程条件および原材料の材料属性の少なくとも一方を含むことを特徴とする製造プロセスの適正化方法。
JP2019206793A 2019-11-15 2019-11-15 製造プロセスの適正化システムおよびその方法 Active JP7438723B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019206793A JP7438723B2 (ja) 2019-11-15 2019-11-15 製造プロセスの適正化システムおよびその方法
PCT/JP2020/038856 WO2021095428A1 (ja) 2019-11-15 2020-10-15 製造プロセスの適正化システムおよびその方法
US17/775,397 US20220390923A1 (en) 2019-11-15 2020-10-15 Optimization system of manufacturing process and method thereof
CN202080079336.5A CN114641739A (zh) 2019-11-15 2020-10-15 制造过程的优化系统及其方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019206793A JP7438723B2 (ja) 2019-11-15 2019-11-15 製造プロセスの適正化システムおよびその方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021081829A true JP2021081829A (ja) 2021-05-27
JP2021081829A5 JP2021081829A5 (ja) 2022-09-06
JP7438723B2 JP7438723B2 (ja) 2024-02-27

Family

ID=75911961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019206793A Active JP7438723B2 (ja) 2019-11-15 2019-11-15 製造プロセスの適正化システムおよびその方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20220390923A1 (ja)
JP (1) JP7438723B2 (ja)
CN (1) CN114641739A (ja)
WO (1) WO2021095428A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287803A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Denso Corp 製品の製造プロセスにおける特性調整方法
JP2003345416A (ja) * 2002-05-23 2003-12-05 Mitsubishi Chemicals Corp 生産計画の最適化方法及び生産計画の最適化プログラム
JP2013508881A (ja) * 2009-10-27 2013-03-07 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 多段プロセスとその制御
WO2019012002A1 (en) * 2017-07-12 2019-01-17 Tata Steel Nederland Technology B.V. METHOD FOR OPERATING A CONTINUOUS PROCESSING LINE

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7342225B2 (en) * 2002-02-22 2008-03-11 Agere Systems, Inc. Crystallographic metrology and process control
JP3705296B1 (ja) * 2004-04-30 2005-10-12 オムロン株式会社 品質制御装置およびその制御方法、品質制御プログラム、並びに該プログラムを記録した記録媒体
JP3800244B2 (ja) 2004-04-30 2006-07-26 オムロン株式会社 品質制御装置およびその制御方法、品質制御プログラム、並びに該プログラムを記録した記録媒体
EP1724716B1 (en) * 2005-05-20 2019-11-06 MAGMA Giessereitechnologie GmbH Optimization process of a metal casting production process
JP4772401B2 (ja) * 2005-07-06 2011-09-14 株式会社東芝 最適化方法、最適化システム、及び、装置を製造する方法
JP5310003B2 (ja) * 2009-01-07 2013-10-09 新神戸電機株式会社 風力発電用鉛蓄電池制御システム
JP6063313B2 (ja) * 2013-03-22 2017-01-18 株式会社東芝 電子デバイスの製造支援システム、製造支援方法及び製造支援プログラム
JP6424557B2 (ja) * 2014-10-14 2018-11-21 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
TWI695280B (zh) * 2018-10-08 2020-06-01 財團法人資訊工業策進會 為一生產線之一預設控制條件組決定一目標調整路徑之裝置及方法
JP6610745B2 (ja) * 2018-10-24 2019-11-27 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287803A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Denso Corp 製品の製造プロセスにおける特性調整方法
JP2003345416A (ja) * 2002-05-23 2003-12-05 Mitsubishi Chemicals Corp 生産計画の最適化方法及び生産計画の最適化プログラム
JP2013508881A (ja) * 2009-10-27 2013-03-07 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 多段プロセスとその制御
WO2019012002A1 (en) * 2017-07-12 2019-01-17 Tata Steel Nederland Technology B.V. METHOD FOR OPERATING A CONTINUOUS PROCESSING LINE

Also Published As

Publication number Publication date
US20220390923A1 (en) 2022-12-08
JP7438723B2 (ja) 2024-02-27
CN114641739A (zh) 2022-06-17
WO2021095428A1 (ja) 2021-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9740382B2 (en) Methods and apparatus to monitor tasks in a process system enterprise
CN104598981A (zh) 生成装置、生成方法和程序
JP7306463B2 (ja) 材料設計装置、材料設計方法、及び材料設計プログラム
JP2017111625A (ja) 品質モニタリングシステムおよび品質モニタリング方法
WO2021095428A1 (ja) 製造プロセスの適正化システムおよびその方法
JP2018113817A (ja) 情報処理システム、および情報処理プログラム
JP5101846B2 (ja) マーケティング支援システム
JP4971478B2 (ja) 情報分析システムおよびプログラム
JP5160670B2 (ja) マーケティング支援システム
US9792706B2 (en) Graph processing system, graph processing method, and non-transitory computer readable medium
JP4924383B2 (ja) 入力装置、及び、入力プログラム
WO2020230398A1 (ja) 品質管理装置、品質管理方法及び品質管理プログラム
JP2015185007A (ja) 在庫管理装置
WO2024024957A1 (ja) 設計支援装置、設計支援方法及び設計支援プログラム
JP6151435B2 (ja) 倉庫収益シミュレーション装置
Alfares Optimum multi-plant, multi-supplier production planning for multi-grade petrochemicals
JP2016062294A (ja) シミュレーション支援装置、シミュレーション支援方法及びコンピュータプログラム
Hamel et al. Cone Ranking for Multi-Criteria Decision Making
JP5829192B2 (ja) 製品構成決定方法及び製品構成決定プログラム、並びに製品構成決定装置
JP7428303B1 (ja) 特性予測装置、特性予測方法及びプログラム
WO2020075436A1 (ja) 予測状況可視化装置、予測状況可視化方法および予測状況可視化プログラム
JP2023063162A (ja) 予測モデルの作成方法、操業プロセスの条件設定方法
JP2023125784A (ja) 可視化装置、可視化方法及びプログラム
CN115860267A (zh) 一种炼厂物流价值估算方法及装置、设备及存储介质
Haasl Demographic Change

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220824

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7438723

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150