JP2021080955A - 座屈部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】座屈部材単体で座屈変形を安定させ、安定したエネルギー吸収を可能にする座屈部材を提供する。【解決手段】筒部材3の筒軸方向の中間部に相対的な薄肉の座屈部5、7、9を周回状に備えた座屈部材1であって、座屈部5、7、9は、筒部材3の内周面が径方向へ凹形状の凹部10、12、14を備え、筒部材3が筒軸方向から座屈荷重を受けると荷重を座屈部5、7、9に集中させることができ、座屈部5、7、9に働く荷重は内周面の凹部10、12,14に圧縮荷重として働くと共に外周方向への曲げ荷重として働き、座屈部5、7、9が筒部材3の外方へ膨らむように変形することができ、筒部材3が座屈変形するとき、変形部分が座屈時の座となり、座屈変形を安定させ、吸収荷重の設定も容易となることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、衝撃吸収に供する座屈部材に関する。
従来、座屈部材として特許文献1に記載のものがある。この座屈部材は、核燃料棒に採用されたものであり、円筒体の中央に切欠き溝や透孔を設けたものである。
かかる座屈部材は、切欠き溝等が円筒体の外周に形成されているため、座屈荷重の僅かな偏りで切欠き溝の径方向片側の変形が進行し、座屈部材単体では容易に折れ曲がるような座屈変形になるという問題があった。
実公昭55−44294号公報
解決しようとする問題点は、座屈部材単体では容易に折れ曲がるような座屈変形になる点である。
本願発明は、座屈部材単体で座屈変形を安定させ、安定したエネルギー吸収を可能とするために、筒部材の筒軸方向の中間部に相対的な薄肉の座屈部を周回状に又は周方向所定間隔で備えた座屈部材であって、前記座屈部は、前記筒部材の内周面が凹形状であることを特徴とする。
本願発明は、上記構成であるから、筒部材が筒軸方向から座屈荷重を受けると荷重が座屈部に集中させることができる。座屈部に働く荷重は内周面の凹部に圧縮荷重として働くと共に外周方向への曲げ荷重として働き、座屈部が筒部材の外方へ膨らむように変形することができる。
従って、筒部材が座屈変形するとき、変形部分が座屈時の座となり、座屈変形を安定させ、吸収荷重の設定も容易となる。
座屈部材を取り付けた状態の断面図である。(実施例1) 座屈部材の座屈状態を示す説明図である。(実施例1) 座屈部材の断面図である。(実施例2) 座屈部材の断面図である。(実施例3) 座屈部材の断面図である。(実施例4) 座屈部材の断面図である。(実施例5) 座屈部材の断面図である。(実施例6) 座屈部材の断面図である。(実施例7)
本発明は、座屈部材単体で座屈変形を安定させ、安定したエネルギー吸収を可能とするという目的を、以下のように実現した。
図1のように、筒部材3の筒軸方向の中間部に相対的な薄肉の座屈部5、7、9を周回状に備えた座屈部材1であって、座屈部5、7、9は、筒部材3の内周面が凹形状である。
前記座屈部5、7、9は、筒軸方向に複数段備えた。
図8のように、複数段の座屈部5、7は、相互に厚みが異なる。
前記複数段の座屈部5、7は、筒軸方向の幅が相互に異なる。
図3〜図8のように、前記筒部材3は、筒軸方向両側の開口部の一方に衝撃を受けるためのキャップ25を接合し他方に取付側に取り付けるためのボトムキャップ27を接合した。
図1は、座屈部材を取り付けた状態の断面図である。
前記座屈部材1は、筒部材3の筒軸方向の中間部に相対的な薄肉の座屈部5、7、9が周回状に連続するように形成されている。
前記筒部材3は、アルミパイプが用いられ、円筒状となっている。なお、筒部材3の材質および筒段面形状は特に限定されず、座屈によりエネルギー吸収ができればよい。従って、筒部材3をスチール、その他で形成することもできる。また、筒部材3を多角形断面等に形成することもできる。
前記座屈部5、7、9は、筒部材3に筒軸方向で3段形成されている。座屈部5、7、9の段数は任意であり、エネルギー吸収状況に応じて増減することができる。座屈部5、7、9は、筒部材3の内周面が径方向へ凹形状の凹部10、12、14を備えている。座屈部5、7、9は、一般部11、13、15、17間に形成されている。座屈部5、7、9の筒軸方向での数は、特に限定はされないが、座屈部5、7、9が外方へ膨らみ、例えばフランジ状等に変形できる程度に制限される。
前記座屈部5、7、9の肉厚は、筒軸方向にほぼ均一に形成されている。座屈部5、7、9の肉厚は、一般部11、13、15、17の肉厚に対し1/2程度に設定されている。座屈部5、7、9の肉厚は、筒部材3を折れ曲がるような座屈変形をさせるもので無ければよく、一般部11、13、15、17に対してより薄く形成することもできる。座屈部5、7、9の肉厚を筒軸方向で不均一とし、例えば一般部11、13、15、17に対してより薄く形成すると共に筒軸方向の中間部を相対的にさらに薄く形成する構成にすることもできる。
前記座屈部5、7、9は、一般部13、15の筒軸方向の幅のほぼ倍の幅に形成されている。座屈部5、7、9は、外周側へ膨らむように変形させることを考慮すると筒軸方向の幅をあまり小さくし或いは大きくすることはできないが、膨らむように変形できる限りにおいて筒軸方向の幅を小さくし或いは大きくすることができる。両端の一般部11、17の筒軸方向の寸法の設定は、荷重伝達ができる限り自由である。
前記座屈部5、7、9と前記一般部11、13、15、17との間は、内周面においてアール19が形成されている。このアールによりこの部分での応力集中を避け、座屈部5、7、9の筒軸方向の中間部を外周側へ変位させるようにしている。
前記座屈部材1は、衝撃吸収をすべき取付側21に形成した穴23に一般部17が圧入等により固定される。
前記取付側21に取り付けられた座屈部材1対し衝突荷重が入力されると座屈部材1の一般部11が荷重を受け、一般部11から座屈部5、一般部13、座屈部7、一般部15、座屈部9、一般部17へと伝達される。
前記一般部17へ伝達された荷重が取付側21で受けられると反力が一般部17から座屈部9、一般部15、座屈部7、一般部13、座屈部5、一般部11へと伝達される。
このような荷重伝達により相対的に薄肉の座屈部5、7、9が圧縮力を受け、図2のように筒軸方向の中間部が外周方向へ膨らむように、例えばフランジ状等に変形する。
このような外周側へのフランジ状等の変形は、周方向で同時進行するが、周方向の一部分が先行して変形してもその部分を支持点として順次周方向に進行し、図2のような周方向にほぼ均一な変形となる。
[作用効果]
本発明実施例の座屈部材1は、前記筒部材3の筒軸方向の中間部に相対的な薄肉の座屈部5、7、9を周回状に備えた座屈部材1であって、座屈部5、7、9は、筒部材3の内周面が径方向に凹形状の凹部10、12、14を備えた。
従って、衝撃吸収時に座屈部5、7、9に圧縮荷重が働くと凹部10、12、14にアール19を介して曲げ荷重としても働く。これら圧縮荷重及び曲げ荷重により座屈部5、7、9の筒軸方向の中間部が外周方向へ膨らむように変形するから、座屈部材1の座屈変形は、図2のように整然と行われる。このため、座屈部材1の座屈変形形状や抗力が安定し、安定したエネルギー吸収を行わせることができる。
しかも、構造が簡単で小型軽量、且つ安価に製造することができる。
さらに、衝突速度によって座屈部材1の抗力は変化しないので、軽量で高速な物体の衝突に対しても安定したダンパー機能を発揮することができる。
前記座屈部5、7、9は、筒軸方向に複数段備えた。
このため、図2のように複数段でのフランジ状等の変形ができ、段数の増加によりエネルギー吸収量を増加させることが可能となる。
図3は、実施例2に係る座屈部材の断面図である。
本実施例2の座屈部材1は、前記筒部材3の筒軸方向両側の開口部の一方に衝撃を受けるためのキャップ25を接合し他方に取付側に取り付けるためのボトムキャップ27を接合した。
前記キャップ25は、筒部材3の上部開口に取り付けられて、上部開口を閉止している。キャップ25の外径は、筒部材3の一般部11の外径とほぼ同一に形成されている。キャップ25には雄ねじ部29が突設されている。雄ねじ部29の突出長さは、筒部材3の一般部11の筒軸方向の寸法とほぼ同一又は僅かに短く設定されている。一般部11には、雌ねじ部31が形成されている。キャップ25の雄ねじ部29は、一般部11の雌ねじ部31に螺合結合されている。
前記ボトムキャップ27は、筒部材3の下部開口に取り付けられて、下部開口を閉止している。ボトムキャップ27は、段付き状に形成され、キャップ部33に対して係合操作部35、取付用の雄ねじ部37が一体的に形成されている。ボトムキャップ27の軸芯部には、貫通孔38が形成されている。
前記キャップ部33の外径は、筒部材3の一般部17の外径とほぼ同一に形成されている。キャップ部33には、雄ねじ部39が突設されている。雄ねじ部39の突出長さは、筒部材3の一般部17の筒軸方向の寸法とほぼ同一又は僅かに短く設定されている。一般部17には、雌ねじ部41が形成されている。キャップ部33の雄ねじ部39は、一般部17の雌ねじ部41に螺合結合されている。
前記係合操作部35は、キャップ部33よりも小径に形成されている。係合操作部35は、キャップ部33に、テーパー部43を介して一体に形成されている。係合操作部35には、径方向の貫通孔45が形成されている。
前記雄ねじ部37は、取付側の雌ねじ部に螺合結合する部分である。
他の構成は実施例1と同様であり、同一又は対応する構成部分に同符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施例においては、取付側の雌ねじ部に雄ねじ部37を螺合させて締結結合させる。雄ねじ部37の螺合に際しては、係合操作部35の貫通孔45に螺合操作用のロッドを挿入し、このロッドにより取付側に対する座屈部材1の螺合操作を行わせることができる。
衝撃吸収時にキャップ25とボトムキャップ27との間で座屈部5、7、9に圧縮荷重が働き、座屈部5、7、9の筒軸方向の中間部が外周方向へ変位するように変形する。
従って、本実施例2においても実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
また、本実施例2では、筒部材3の上部開口にキャップ25を接合し、同下部開口にボトムキャップ27を接合したため、キャップ25と一般部11とを一体的に構成し、ボトムキャップ27と一般部17とを一体的に構成することができる。
前記ボトムキャップ27は、取付用のボルト37を備えたため、取付側に対する結合を着脱させることができ、座屈部材1の変更等を簡単に行わせることができる。
そして、衝撃吸収時の圧縮荷重をキャップ25及びボトムキャップ27から座屈部5、9へ直接的に入力させることができる。このため、キャップ25及びボトムキャップ27により筒部材3の上下部開口を拘束することと相俟って座屈変形形状や抗力をより安定させることができる。
図4は、実施例3に係る座屈部材の断面図である。
本実施例3の座屈部材1は、基本的構成が実施例2の座屈部材1とほぼ同一であり、キャップ25及びボトムキャップ27を備えている。本実施例3のキャップ25及びボトムキャップ27は、筒部材3に摩擦圧接により接合されている。
前記キャップ25は、外径が一般部11とほぼ同一であり、接合部47を周回状に備えている。ボトムキャップ27は、キャップ部33の外径が一般部17とほぼ同一であり、接合部49を周回状に備えている。接合部47、49の肉厚及び外径は、一般部11、17とほぼ同一に設定されている。
前記キャップ25は、接合部47の端面が一般部11の端面に突き合わされ、摩擦圧接により接合されている。前記ボトムキャップ27は、接合部49の端面が一般部17の端面に突き合わされ、摩擦圧接により接合されている。キャップ25の接合部47及び一般部11間は、図示上境界線を示しているが、両者は摩擦圧接により溶融結合し、一体となっている。ボトムキャップ27の接合部49及び一般部17間も同様である。
他の構成は実施例2と同様であり、同一又は対応する構成部分に同符号を付し、重複した説明は省略する。
従って、本実施例3の座屈部材1は、筒部材3の上部開口にキャップ25を端面の摩擦圧接で取り付け、同下部開口にボトムキャップ27を端面の摩擦圧接で取り付けたため、キャップ25と一般部11とを一体的に構成し、ボトムキャップ27と一般部17とを一体的に構成することができる。
本実施例3の座屈部材1では、衝撃吸収時の圧縮荷重をキャップ25及びボトムキャップ27から座屈部5、9へ筒部材3の上下部開口を拘束しながら入力させることができる。このため、筒部材3の上下部開口を拘束することによって座屈変形形状や抗力をより安定させることができる。本実施例3の座屈部材1は、実施例2の座屈部材1に対して相対的に小さな衝撃吸収に適している。
その他、実施例2と同様の作用効果を奏することができる。
図5は、実施例4に係る座屈部材の断面図である。
本実施例4の座屈部材1は、基本的構成が実施例2の座屈部材1とほぼ同一であり、キャップ25及びボトムキャップ27を備えている。本実施例3のキャップ25及びボトムキャップ27は、筒部材3に溶接により接合されている。
前記キャップ25は、外径が一般部11とほぼ同一であり、嵌合部51を備えている。ボトムキャップ27は、外径が一般部17とほぼ同一であり、嵌合部53を備えている。嵌合部51の外径は、一般部11の内径とほぼ同一であり、嵌合部53の外径は、一般部17の内径とほぼ同一である。嵌合部51の筒軸方向への突出量は、一般部11の筒軸方向の寸法より短く、嵌合部53の筒軸方向への突出量は、一般部17の筒軸方向の寸法より短い。嵌合部51の筒軸方向への突出量は、一般部11の筒軸方向の寸法と同一に設定することもでき、嵌合部53の筒軸方向への突出量は、一般部17の筒軸方向の寸法と同一に設定することもできる。
前記キャップ25は、嵌合部51が一般部11に嵌合され、溶接により接合されている。前記ボトムキャップ27は、嵌合部53が一般部17に嵌合され、溶接により接合されている。
他の構成は実施例2と同様であり、同一又は対応する構成部分に同符号を付し、重複した説明は省略する。
従って、本実施例4の座屈部材1は、筒部材3の上部開口にキャップ25を溶接で取り付けると共に嵌合部51を一般部11に嵌合させ、同下部開口にボトムキャップ27を溶接で取り付けると共に嵌合部53を一般部17に嵌合させることができる。
本実施例4の座屈部材1では、衝撃吸収時の圧縮荷重をキャップ25及びボトムキャップ27から座屈部5、9へ筒部材3の上下部開口を拘束しながら入力させ、且つ嵌合部51、53によりキャップ25及び一般部11間の荷重伝達のガイド及びボトムキャップ27及び一般部17間の荷重伝達のガイドを行わせることができる。このため、筒部材3の上下部開口を拘束すること及び荷重伝達のガイドによって座屈変形形状や抗力をより安定させることができる。
本実施例4の座屈部材1は、例えば実施例2、3の座屈部材1に対して相対的に中程度の大きさの衝撃吸収に適している。
その他、実施例2と同様の作用効果を奏することができる。
図6は、実施例5に係る座屈部材の断面図である。
本実施例5の座屈部材1は、キャップ25及びボトムキャップ27を備えている。本実施例5のキャップ25及びボトムキャップ27は、筒部材3の上下部開口の外側に被せるように結合されている。
前記キャップ25は、筒部材3の上部開口に取り付けられて、上部開口を閉止している。キャップ25の外径は、筒部材3の外径よりも大きく形成され、螺合部55を備えている。螺合部55の外径は、キャップ25の外径とほぼ同一であり、螺合部55の内径は、一般部11の外径とほぼ同一である。螺合部55の筒軸方向への突出量は、一般部11の筒軸方向の寸法より短い。螺合部55の筒軸方向への突出量は、一般部11の筒軸方向の寸法とほぼ同一に設定することもできる。螺合部55には雌ねじ部57が形成され、一般部11に雄ねじ部59が形成されている。螺合部55の雌ねじ部57が一般部11に雄ねじ部59に螺合結合されてキャップ25が筒部材3の上部開口外に嵌合するように結合されている。
前記ボトムキャップ27は、筒部材3の下部開口に取り付けられて、下部開口を閉止している。ボトムキャップ27のキャップ部33の外径は、筒部材3の外径よりも大きく形成され、螺合部61を備えている。螺合部61の外径は、ボトムキャップ27のキャップ部33の外径とほぼ同一であり、螺合部61の内径は、一般部17の外径とほぼ同一である。螺合部61の筒軸方向への突出量は、一般部17の筒軸方向の寸法より短い。螺合部61の筒軸方向への突出量は、一般部17の筒軸方向の寸法とほぼ同一に設定することもできる。螺合部61には雌ねじ部63が形成され、一般部17に雄ねじ部65が形成されている。螺合部61の雌ねじ部63が一般部17に雄ねじ部65に螺合結合されてボトムキャップ27が筒部材3の下部開口外に嵌合するように結合されている。
他の構成は実施例2と同様であり、同一又は対応する構成部分に同符号を付し、重複した説明は省略する。
従って、本実施例5の座屈部材1は、筒部材3の上部開口の外側からキャップ25を被せるように螺合結合させ、同下部開口の外側からボトムキャップ27を被せるように螺合結合させることができる。
本実施例5の座屈部材1では、衝撃吸収時の圧縮荷重により座屈部5、9がフランジ状に変形するとき一般部11、17を外周側から螺合により拘束して一般部11、17の径方向への変形を規制するから座屈部5、9への荷重伝達を確実に行わせ、座屈変形形状や抗力をより安定させることができる。
その他、実施例2と同様の作用効果を奏することができる。
図7は、実施例6に係る座屈部材の断面図である。
本実施例6の座屈部材1は、基本的構成が実施例5の座屈部材1とほぼ同一であり、キャップ25及びボトムキャップ27を備えている。本実施例6のキャップ25及びボトムキャップ27は、筒部材3に圧入により接合されている。
前記キャップ25は、圧入部67を備えている。圧入部67は、圧入溝69を備えている。圧入溝69は、一般部11を圧入させる寸法に設定されている。圧入部67の外周側部71の外径は、キャップ25の外径とほぼ同一である。圧入部67の外周側部71の筒軸方向への突出量は、一般部11の筒軸方向の寸法より短く設定されている。外周側部71の筒軸方向への突出量は、一般部11の筒軸方向の寸法とほぼ同一に設定することもできる。圧入部67の内周側部73の筒軸方向への突出量は、一般部11の筒軸方向の寸法及び外周側部71よりも短い。内周側部73の筒軸方向への突出量は、一般部11の筒軸方向の寸法及び外周側部71とほぼ同一に設定することもできる。キャップ25の圧入溝69に一般部11が圧入されてキャップ25が筒部材3の上部開口内外に嵌合するように結合されている。
前記ボトムキャップ27は、圧入部75を備えている。圧入部75は、圧入溝77を備えている。圧入溝77は、一般部17を圧入させる寸法に設定されている。圧入部75の外周側部79の外径は、ボトムキャップ27の外径とほぼ同一である。圧入部75の外周側部79の筒軸方向への突出量は、一般部17の筒軸方向の寸法より短く設定されている。外周側部79の筒軸方向への突出量は、一般部17の筒軸方向の寸法とほぼ同一に設定することもできる。圧入部75の内周側部81の筒軸方向への突出量は、一般部17の筒軸方向の寸法及び外周側部79よりも短い。内周側部81の筒軸方向への突出量は、一般部17の筒軸方向の寸法及び外周側部79とほぼ同一に設定することもできる。ボトムキャップ27の圧入溝77に一般部17が圧入されてボトムキャップ27が筒部材3の下部開口内外に嵌合するように結合されている。
他の構成は実施例2と同様であり、同一又は対応する構成部分に同符号を付し、重複した説明は省略する。
従って、本実施例6の座屈部材1は、筒部材3の上部開口に内外側からキャップ25を被せるように圧入結合させ、同下部開口の内外側からボトムキャップ27を被せるように圧入結合させることができる。
本実施例6の座屈部材1では、衝撃吸収時の圧縮荷重により座屈部5、9がフランジ状等に変形するとき一般部11、17を内外周側から拘束して内外周側への拡径縮径変形を規制するから座屈部5、9への荷重伝達を確実に行わせ、座屈変形形状や抗力をより安定させることができる。
その他、実施例2と同様の作用効果を奏することができる。
図8は、実施例7に係る座屈部材の断面図である。
本実施例7の座屈部材1は、図4の実施例3の変形例である。なお、本実施例7の構造は、他の実施例1、2、4−6の変形例としても構成することができる。
本実施例7の座屈部材1は、2段の座屈部5、7を備えている。座屈部の段数は、上記実施例同様に3段、さらには4段以上にすることもできる。
前記座屈部5、7は、相互に厚みが異なり、且つ筒軸方向の幅が相互に異なるように設定したものである。座屈部5の肉厚は相対的に厚く、座屈部7の肉厚は相対的に薄く形成されている。筒軸方向の相対的な寸法は、座屈部5が大きく座屈部7は小さく設定されている。
一般部11、13、15は、筒軸方向の寸法がこの順に相対的に大きくなるように設定されている。
なお、座屈部5、7の厚み、筒軸方向の寸法、一般部11、13、15の厚み、軸方向の寸法は、エネルギー吸収特性に応じて種々選択することができる。
本実施例7は、座屈部が2段であり、一般部15にボトムキャップ27が接合されている。
他の構成は実施例2と同様であり、同一又は対応する構成部分に同符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施例7の座屈部材1では、座屈部5、7を段階的に座屈変形させることができる。例えば、衝撃吸収時の圧縮荷重により先ず座屈部7が座屈変形して安定し、次いで座屈部5が座屈変形して全体としてエネルギー吸収を安定して行わせることなどが可能となる。
その他、実施例1−6と同様の作用効果を奏することができる。
1 座屈部材
3 筒部材
5、7、9 座屈部
10、12、14 凹部
11、13、15、17 一般部
25 キャップ
27 ボトムキャップ

Claims (5)

  1. 筒部材の筒軸方向の中間部に相対的な薄肉の座屈部を周回状に又は周方向所定間隔で備えた座屈部材であって、
    前記座屈部は、前記筒部材の内周面が径方向へ凹形状の凹部を備えた、
    ことを特徴とする座屈部材。
  2. 請求項1記載の座屈部材であって、
    前記座屈部は、前記筒軸方向に複数段備えた、
    ことを特徴とする座屈部材。
  3. 請求項2記載の座屈部材であって、
    前記複数段の座屈部は、相互に厚みが異なる、
    ことを特徴とする座屈部材。
  4. 請求項2又は3記載の座屈部材であって、
    前記複数段の座屈部は、筒軸方向の寸法が相互に異なる、
    ことを特徴とする座屈部材。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の座屈部材であって、
    前記筒部材は、筒軸方向両側の開口部の一方に衝撃を受けるためのキャップを接合し他方に取付側に取り付けるためのボトムキャップを接合した、
    ことを特徴とする座屈部材。
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