JP2021079025A - 生体情報検出装置 - Google Patents

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Shunsuke Shibata
俊輔 柴田
齋藤 隆
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隆 齋藤
寛之 森
Hiroyuki Mori
寛之 森
吾朗 上田
Goro Ueda
吾朗 上田
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Abstract

【課題】乗員の身体の向きが変化した際でも生体情報の検出精度を確保できるようにする。【解決手段】車両シート50に着座する乗員の身体に向けて電波を送信する送信アンテナ11aと、乗員の身体を透過した電波を受信する受信アンテナ12aと、を備える。さらに、受信アンテナ12aによって受信された電波の受信レベルに基づいて乗員の生体に関する生体情報を検出する制御部13を備える。送信アンテナ11aは、乗員の身体を保持するシートベルト20に配置され、受信アンテナ12aは、車両シート50のシートバック52に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、乗員の生体情報を検出する生体情報検出装置に関するものである。
従来、人体の心容積、心拍出量等の生体情報を推定する装置として特許文献1に記載されたものがある。この装置は、人体の前面に配置された送信アンテナと、人体の背面に配置された受信アンテナと、を有し、送信アンテナから人体の心臓に向けて電波を送信するとともにこの電波を受信アンテナで受信することにより人体の心容積および心拍出量を推定する。
特開2016−202516号公報
このような装置の受信アンテナでは、送信アンテナからの直進する電波だけでなく人体の体表で回折した電波が受信される。また、このような回折した電波の影響が大きくなると、生体情報を精度よく検出できなくなる。
上記特許文献1に記載された装置は、送信アンテナと受信アンテナが、それぞれ人体から離れて配置されているため、特に、回折波の影響を受けやすい。
また、このように回折した電波の影響を受けやすいと、身体の向きが変化した際に、生体情報の検出精度が低下してしまうといった点がある。
本発明は上記点に鑑みたもので、乗員の身体の向きが変化した場合でも生体情報の検出精度を確保できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車両シート(50)に着座する乗員の身体に向けて電波を送信する送信アンテナ(11a)と、乗員の身体を透過した電波を受信する受信アンテナ(12a)と、を備えている。また、受信アンテナによって受信された電波の受信レベルに基づいて乗員の生体に関する生体情報を検出する制御部(13)を備えている。また、送信アンテナおよび受信アンテナの一方は、乗員の身体を保持するシートベルト(20)に配置され、送信アンテナおよび受信アンテナの他方は、車両シートのシートバック(52)に配置されている。
上記した構成によれば、送信アンテナおよび受信アンテナの一方は、乗員の身体を保持するシートベルト(20)に配置され、送信アンテナおよび受信アンテナの他方は、車両シートのシートバック(52)に配置されている。したがって、乗員の身体の体表で回折する電波が抑制され、乗員の身体の向きが変化した場合でも生体情報の検出精度を確保することができる。
また、上記目的を達成するため、請求項2に記載の発明は、車両シートに着座する乗員の身体に向けて電波を送信する送信アンテナと、乗員の身体を透過した電波を、再度、乗員の身体に向けて反射させる反射部材(30)と、を備えている。また、反射部材の反射によって、再度、乗員の身体を透過した電波を受信する受信アンテナと、受信アンテナによって受信された電波の受信レベルに基づいて乗員の生体に関する生体情報を検出する制御部と、を備えている。また、反射部材は、乗員の身体を保持するシートベルトと車両シートのシートバックの一方に配置され、送信アンテナおよび受信アンテナは、乗員の身体を保持するシートベルトと車両シートのシートバックの他方に配置されている。
上記した構成によれば、反射部材は、乗員の身体を保持するシートベルトと車両シートのシートバックの一方に配置され、送信アンテナおよび受信アンテナは、乗員の身体を保持するシートベルトと車両シートのシートバックの他方に配置されている。したがって、乗員の身体の体表で回折する電波が抑制され、乗員の身体の向きが変化した場合でも生体情報の検出精度を確保することができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る生体情報検出装置の全体構成図である。 第1実施形態に係る生体情報検出装置の送信アンテナの配置を表した図である。 乗員の身体の内部を直進する直進波と乗員の身体の体表で回折した回折波R2の進む様子を現した図である。 乗員の身体の胴回りの断面における直進波と回折波の進む様子を現した図である。 第2実施形態に係る生体情報検出装置の全体構成図である。 第2実施形態に係る生体情報検出装置の反射材の配置を表した図である。 反射部材の共振回路の構成を表した図である。 変形例について示した図である。 変形例について示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る生体情報検出装置について図1〜図4を用いて説明する。本生体情報検出装置は、例えば、運転者の心理的負担が低減し覚醒度が低下する傾向にある自動運転車両に搭載される。本生体情報検出装置は、車両シート50に着座する乗員の身体の心拍数および呼吸数を生体情報として検出する。また、検出された生体情報は、図示しない車両システムに通知され、車室内の表示部等に表示される。
図1に示すように、本生体情報検出装置が搭載される車両の各席には車両シート50が設けられている。車両シート50は、座面を有するシートクッション51、乗員の上半身を背後から支持するシートバック52および乗員の後頭部を支持するヘッドレスト53を有している。車両走行時、乗員の上半身はシートバック52に密着する。
図2は、車両の運転席の車両シート50に着座した乗員がシートベルト20を着用した状態を表している。図に示すように、車両の各席には、乗員の身体を保持するシートベルト20が設けられている。なお、図1では、シートベルト20を省略してある。
シートベルト20は、乗員の身体の胸部を保持する胸ベルト21と、乗員の身体の腹部を保持する腰ベルト22と、を有している。
乗員がシートベルト20を着用した場合、胸ベルト21および腰ベルト22は乗員の身体と密着するようになっている。乗員がシートベルト20を着用しないときには、胸ベルト21の上側の部分が巻き取り装置内に巻き取られて収納されるようになっている。
本生体情報検出装置は、送信アンテナ11a、送信部11、受信アンテナ12a、受信部12および制御部13を備えている。
送信部11は、制御部13からの指示に応じて予め定められた送信信号を送信アンテナ11aに出力する。送信部11は、送信アンテナ11aと同一の筐体内に配置されている。また、本実施形態の送信部11および送信アンテナ11aは、同一の筐体内に配置された不図示の電池からの電力によって作動する。
送信アンテナ11aは、シートベルト20の胸ベルト21に配置されている。送信アンテナ11aは、シートベルト20を着用した乗員の身体の胸のあたりに配置されるようにシートベルト20の胸ベルト21に設けられている。なお、送信アンテナ11aは、乗員がシートベルト20を着用しないときに、巻き取り装置内に巻き取られない胸ベルト21の位置に配置されている。
送信アンテナ11aは、送信部11からの送信信号に応じた電波を車両の車両シート50に着座した乗員に身体に向けて送信する。本実施形態では、送信アンテナ11aから送信される電波の周波数は、1ギガヘルツ以下程度となっている。
受信アンテナ12aは、車両の運転席の車両シート50のシートバック52に埋設されている。受信アンテナ12aは、送信アンテナ11aから乗員の身体を透過した電波を受信し、受信した電波に応じた受信信号を制御部13に出力する。
制御部13は、送信部11に対して予め定められた送信信号を出力するための制御信号を出力する。また、制御部13は、受信アンテナ12aから入力される受信信号を増幅および検波する。そして、検波信号の振幅の変化に基づいて心拍数および呼吸数を検出する。
次に、本生体情報検出装置の作動について説明する。車両のイグニッションスイッチがオン状態になると車両に搭載されたバッテリから本生体情報検出装置に電力が供給され、本生体情報検出装置は動作状態となる。
運転席の乗員の上半身と接触するように装着された胸ベルト21に設けられた送信アンテナ11aから車両の運転席の車両シート50のシートバック52に埋設された受信アンテナ12aに向けて送信信号に応じた電波が送信される。
この電波は受信アンテナ12aによって受信され、受信アンテナ12aから制御部13に受信した電波に応じた受信信号が出力される。なお、受信アンテナ12aによって受信される電波の振幅は心拍数および呼吸数に応じて変化する。
制御部13は、受信アンテナ12aからの受信信号を増幅および検波すると、検波した検波信号の振幅の変化に基づいて乗員の身体の心拍数および呼吸数を検出する。制御部13は、さらに、検出した乗員の身体の心拍数および呼吸数を図示しない車両システムに通知する。
ところで、図3に示すように、受信アンテナ12aでは、乗員の身体の内部を直進する直進波R1だけでなく乗員の身体の体表で回折した回折波R2が受信される。このように、送信アンテナ11aが乗員の身体から離れて配置されている場合、回折波R2の受信強度が高くなる。このように回折した電波の受信強度が高いと、乗員の身体が動いた際に、回折波の経路が変化するため、身体の動きに伴い回折波の受信強度が変化する。これにより、生体情報の変化と区別が困難となり、生体情報の検出精度が低下してしまう。
しかし、本生体情報検出装置では、送信アンテナ11aは、乗員の身体を保持するシートベルト20に配置され、受信アンテナ12aは、車両シート50のシートバック52に配置されている。
つまり、送信アンテナ11aが乗員の身体に隣接して配置されるとともに受信アンテナ12aも乗員の身体に隣接して配置されている。このため、受信アンテナ12aによって受信される電波における回折波の影響が低減され、乗員の身体の向きが変化した場合でも、心拍数および呼吸数等の生体情報の検出精度を確保することができる。
したがって、車両の走行時の振動、安全確認のための首振り、ステアリング操作等による乗員の身体の体動があった場合でも、心拍数および呼吸数等の生体情報の検出精度を確保することができる。
また、本生体情報検出装置では、送信アンテナ11aの偏波方向と受信アンテナ12aの偏波方向は、同一となるよう配置されている。具体的には、送信アンテナ11aの偏波方向と受信アンテナ12aの偏波方向が、それぞれ水平偏波となるよう送信アンテナ11aおよび受信アンテナ12aが配置されている。
このように、送信アンテナ11aの偏波方向と受信アンテナ12aの偏波方向は、同一となるよう送信アンテナ11aおよび受信アンテナ12aを配置することで、ノイズによる影響を低減することができる。
また、本生体情報検出装置では、送信アンテナ11aの偏波方向と受信アンテナ12aの偏波方向は、それぞれ水平方向となっている。この場合、図4に示すように、乗員の身体の胴回りの断面において乗員の身体の内部を直進する直進波R1だけでなく乗員の身体の体表で回折した複数の回折波R2が受信アンテナ12aによって受信される。
また、各回折波R2は直進波R1を挟むように水平方向に進み、例えば、直進波R1の両側の各回折波R2が互いの成分を打ち消し合うため、各回折波R2による影響を低減することが可能である。
なお、送信アンテナ11aの偏波方向と受信アンテナ12aの偏波方向を、それぞれ垂直方向とすることも可能であるが、水平方向とした場合と比較して各回折波による影響の低減効果は限定される。
以上、説明したように、本生体情報検出装置は、車両シート50に着座する乗員の身体に向けて電波を送信する送信アンテナ11aと、乗員の身体を透過した電波を受信する受信アンテナ12aと、を備えている。また、受信アンテナによって受信された電波の受信レベルに基づいて乗員の生体に関する生体情報を検出する制御部13を備えている。そして、送信アンテナ11aは、乗員の身体を保持するシートベルト20に配置され、受信アンテナ12aは、車両シート50のシートバック52に配置されている。
上記した構成によれば、送信アンテナ11aは、乗員の身体を保持するシートベルト20に配置され、受信アンテナ12aは、車両シート50のシートバック52に配置され、乗員の身体の体表で回折する電波が抑制される。したがって、乗員の身体の向きが変化した場合でも生体情報の検出精度を確保することができる。
また、送信アンテナ11aの偏波方向と受信アンテナ12aの偏波方向は、同一となるよう配置されている。このため、ノイズによる影響を低減することができる。
また、送信アンテナ11aの偏波方向と受信アンテナ12aの偏波方向は、それぞれ水平方向となっている。これによれば、直進波の両側の各回折波が互いの成分を打ち消し合い、各回折波による影響を低減することが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る生体情報検出装置について図5〜図7を用いて説明する。本実施形態の生体情報検出装置は、送信アンテナ11aと受信アンテナ12aが車両の運転席の車両シート50のシートバック52に埋設され、送信アンテナ11aから送信された電波を反射する反射部材30がシートベルト20の胸ベルト21に配置されている。
本実施形態の送信アンテナ11aは、受信アンテナ12aと別体として構成されている。ただし、送信アンテナ11aと受信アンテナ12aを一体で構成することもできる。
送信アンテナ11aは、送信部11からの送信信号に応じた電波を車両の車両シート50に着座した乗員に身体に向けて送信する。
反射部材30は、導電性を有する金属部材によって構成され、板状を成している。図6に示すように、反射部材30は、シートベルト20の胸ベルト21に配置されている。送信アンテナ11aは、シートベルト20を着用した乗員の身体の胸のあたりに配置されるようにシートベルト20の胸ベルト21に設けられている。
図7に示すように、反射部材30は、インダクタンス311およびコンデンサ312を有する共振回路31を有している。本実施形態の共振回路31は、蛇行する細線状のパターンによってインダクタンス311が構成され、チップ部品またはリード部品によってコンデンサ312が構成されている。
受信アンテナ12aは、送信アンテナ11aからの電波を受信し、受信した電波に応じた受信信号を制御部13に出力する。また、送信アンテナ11aの偏波方向と受信アンテナ12aの偏波方向は、同一となるよう配置されている。具体的には、送信アンテナ11aの偏波方向と受信アンテナ12aの偏波方向は、それぞれ水平方向となっている。
次に、本生体情報検出装置の作動について説明する。
まず、制御部13は、送信部11に対して送信アンテナ11aに送信信号を出力するよう指示する。これにより車両の運転席の車両シート50のシートバック52に埋設された送信アンテナ11aから車両の運転席の車両シート50の身体に向けて電波が送信される。
送信アンテナ11aから送信された電波は、車両の車両シート50に着座した乗員に身体を透過して反射部材30に到達し、反射部材30に反射する。また、反射部材30に反射した電波は、再度、車両の車両シート50に着座した乗員に身体を透過して受信アンテナ12aによって受信される。なお、受信アンテナ12aによって受信される電波の振幅は心拍数および呼吸数に応じて変化する。
制御部13は、受信アンテナ12aからの受信信号を増幅および検波すると、検波した検波信号の振幅の変化に基づいて乗員の身体の心拍数および呼吸数を検出する。制御部13は、さらに、検出した乗員の身体の心拍数および呼吸数を図示しない車両システムに通知する。
以上、説明したように、本生体情報検出装置では、車両シート50に着座する乗員の身体に向けて電波を送信する送信アンテナ11aと、乗員の身体を透過した電波を、再度、乗員の身体に向けて反射させる反射部材30と、を備えている。また、反射部材30の反射によって、再度、乗員の身体を透過した電波を受信する受信アンテナ12aと、受信アンテナ12aによって受信された電波の受信レベルに基づいて乗員の生体に関する生体情報を検出する制御部13と、を備えている。また、反射部材30は、乗員の身体を保持するシートベルト20に配置され、送信アンテナ11aおよび受信アンテナ12aは、車両シート50のシートバック52に配置されている。
上記した構成によれば、反射部材30は、乗員の身体を保持するシートベルト20に配置され、送信アンテナ11aおよび受信アンテナ12aは、車両シート50のシートバック52に配置され、乗員の身体の体表で回折する電波が抑制される。したがって、乗員の身体の向きが変化した場合でも生体情報の検出精度を確保することができる。
また、車両の車両シート50に着座した乗員の身体を2回透過した電波が受信アンテナ12aによって受信される。したがって、受信アンテナ12aによって受信される電波は、心拍数および呼吸数の影響を大きく受けたものとなり、心拍数および呼吸数の検出精度を向上することが可能となる。
また、反射部材30は、乗員の身体を保持するシートベルトに配置され、送信アンテナおよび受信アンテナは、車両シートのシートバックに配置されている。したがって、送信アンテナ11aおよび受信アンテナ12aへの給電のための配線を容易に行うことができ搭載性に優れている。
また、反射部材30は、シートベルト20のうち乗員の身体の胸部を保持する胸ベルト21に配置されている。したがって、乗員の身体の心臓や肺の近くに反射部材30を配置することができ、回折波の受信強度が小さくなるため心拍数および呼吸数の検出精度を更に向上することができる。
また、反射部材30は、インダクタンス311を有する共振回路31を有し、共振回路31は、乗員の身体を透過した電波と共振する。これによれば、共振回路31によって送信アンテナ11aから送信された電波の減衰を抑制することができる。
また、共振回路31は、コンデンサ312を有している。このように、インダクタンス311とコンデンサ312を用いて共振回路31を構成することもできる。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上記第1実施形態では、送信アンテナ11aを乗員の身体を保持するシートベルト20に配置し、受信アンテナ12aを車両シート50のシートバック52に配置した。これに対し、送信アンテナ11aを車両シート50のシートバック52に配置し、受信アンテナ12aを乗員の身体を保持するシートベルト20に配置するようにしてもよい。
(2)上記第2実施形態では、反射部材30を乗員の身体を保持するシートベルト20に配置し、送信アンテナ11aおよび受信アンテナ12aを、車両シート50のシートバック52に配置した。これに対し、反射部材30を車両シート50のシートバック52に配置し、送信アンテナ11aおよび受信アンテナ12aを乗員の身体を保持するシートベルト20に配置するようにしてもよい。
(3)上記各実施形態では、車両の前席の運転席に設けられたシートベルト20に送信アンテナ11aや反射部材30を配置するようにしたが、シートベルト20に送信アンテナ11aや反射部材30を配置する位置は運転席に限定されるものではない。また、車両の後席に設けられたシートベルト20に送信アンテナ11aや反射部材30を配置し、車両の後席に設けられた乗員の生体情報を検出するよう構成することもできる。
(4)上記第2実施形態では、導電性を有する金属部材によって反射部材30を構成したが、導電性を有する金属部材に限定されるものではなく、例えば、導電性の繊維をシートベルト20に縫い合わせるようにして構成することもできる。
(5)上記第2実施形態の反射部材30は、インダクタンス311およびコンデンサ312を有する共振回路31を有したが、コンデンサ312を省略することもできる。
(6)上記第1実施形態では、送信アンテナ11aをシートベルト20の胸ベルト21に配置したが、このような位置に限定されるものではなく、例えば、図8に示すように、シートベルト20の腰ベルト22に送信アンテナ11aを配置することもできる。
(7)上記第2実施形態では、反射部材30をシートベルト20の胸ベルト21に配置したが、このような位置に限定されるものではなく、例えば、図9に示すように、シートベルト20の腰ベルト22に反射部材30を配置することもできる。この場合、反射部材30がシートベルト20の巻き取り装置に巻き取られる心配がなく、搭載性に優れている。
(8)上記各実施形態では、乗員の身体の心拍数および呼吸数を生体情報として検出するようにしたが、心拍数および呼吸数のいずれか一方を生体情報として検出することもできる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、生体情報検出装置は、車両シートに着座する乗員の身体に向けて電波を送信する送信アンテナと、乗員の身体を透過した電波を受信する受信アンテナと、を備えている。また、受信アンテナによって受信された電波の受信レベルに基づいて乗員の生体に関する生体情報を検出する制御部を備えている。また、送信アンテナおよび受信アンテナの一方は、乗員の身体を保持するシートベルト(20)に配置され、送信アンテナおよび受信アンテナの他方は、車両シートのシートバック(52)に配置されている。
また、第2の観点によれば、生体情報検出装置は、車両シートに着座する乗員の身体に向けて電波を送信する送信アンテナと、乗員の身体を透過した電波を、再度、乗員の身体に向けて反射させる反射部材(30)と、を備えている。また、反射部材の反射によって、再度、乗員の身体を透過した電波を受信する受信アンテナと、受信アンテナによって受信された電波の受信レベルに基づいて乗員の生体に関する生体情報を検出する制御部と、を備えている。また、反射部材は、乗員の身体を保持するシートベルトと車両シートのシートバックの一方に配置され、送信アンテナおよび受信アンテナは、乗員の身体を保持するシートベルトと車両シートのシートバックの他方に配置されている。
また、第3の観点によれば、反射部材は、乗員の身体を保持するシートベルトに配置され、送信アンテナおよび受信アンテナは、車両シートのシートバックに配置されている。
したがって、送信アンテナおよび受信アンテナへの給電のための配線を容易に行うことができ搭載性に優れている。
また、第4の観点によれば、反射部材は、シートベルトのうち乗員の身体の胸部を保持する胸ベルトに配置されている。したがって、乗員の身体の心臓や肺の近くに反射部材を配置することができるので、心拍数および呼吸数の検出精度を更に向上することができる。
また、第5の観点によれば、反射部材は、シートベルトのうち乗員の身体の腹部を保持する腰ベルトに配置されている。したがって、反射部材がシートベルトの巻き取り装置に巻き取られる心配がなく、搭載性に優れている。
また、第6の観点によれば、反射部材は、インダクタンスを有する共振回路を有し、共振回路は、乗員の身体を透過した電波と共振する。これによれば、共振回路によって送信アンテナから送信された電波の減衰を抑制することができる。
また、第7の観点によれば、共振回路は、コンデンサを有する。このように、インダクタンスとコンデンサを用いて共振回路を構成することもできる。
また、第8の観点によれば、送信アンテナの偏波方向と受信アンテナの偏波方向は、同一となるよう配置されている。このように、送信アンテナの偏波方向と受信アンテナの偏波方向が同一となるよう配置することで、ノイズによる影響を低減することができる。
また、第9の観点によれば、送信アンテナの偏波方向と受信アンテナの偏波方向は、それぞれ水平方向となっている。これによれば、直進波の両側の各回折波が互いの成分を打ち消し合い、各回折波による影響を低減することが可能である。
11 送信部
11a 送信アンテナ
12 受信部
12a 受信アンテナ
13 制御部
20 シートベルト
21 胸ベルト
22 腰ベルト
30 反射部材
31 共振回路
50 車両シート
51 シートクッション
52 シートバック

Claims (9)

  1. 車両シート(50)に着座する乗員の身体に向けて電波を送信する送信アンテナ(11a)と、
    前記乗員の身体を透過した前記電波を受信する受信アンテナ(12a)と、
    前記受信アンテナによって受信された前記電波の受信レベルに基づいて前記乗員の生体に関する生体情報を検出する制御部(13)と、を備え、
    前記送信アンテナおよび前記受信アンテナの一方は、前記乗員の身体を保持するシートベルト(20)に配置され、前記送信アンテナおよび前記受信アンテナの他方は、車両シートのシートバック(52)に配置されている生体情報検出装置。
  2. 車両シートに着座する乗員の身体に向けて電波を送信する送信アンテナと、
    前記乗員の身体を透過した前記電波を、再度、前記乗員の身体に向けて反射させる反射部材(30)と、
    前記反射部材の反射によって、再度、前記乗員の身体を透過した前記電波を受信する受信アンテナと、
    前記受信アンテナによって受信された前記電波の受信レベルに基づいて前記乗員の生体に関する生体情報を検出する制御部と、を備え、
    前記反射部材は、前記乗員の身体を保持するシートベルトと車両シートのシートバックの一方に配置され、前記送信アンテナおよび前記受信アンテナは、前記乗員の身体を保持するシートベルトと車両シートのシートバックの他方に配置されている生体情報検出装置。
  3. 前記反射部材は、前記乗員の身体を保持するシートベルトに配置され、前記送信アンテナおよび前記受信アンテナは、車両シートのシートバックに配置されている請求項2に記載の生体情報検出装置。
  4. 前記反射部材は、前記シートベルトのうち前記乗員の身体の胸部を保持する胸ベルト(21)に配置されている請求項2または3に記載の生体情報検出装置。
  5. 前記反射部材は、前記シートベルトのうち前記乗員の身体の腹部を保持する腰ベルト(22)に配置されている請求項2または3に記載の生体情報検出装置。
  6. 前記反射部材は、インダクタンス(311)を有する共振回路(31)を有し、
    前記共振回路は、前記乗員の身体を透過した前記電波と共振する請求項2ないし5のいずれか1つに記載の生体情報検出装置。
  7. 前記共振回路は、コンデンサ(312)を有する請求項6に記載の生体情報検出装置。
  8. 前記送信アンテナの偏波方向と前記受信アンテナの偏波方向は、同一となるよう配置されている請求項1ないし7のいずれか1つに記載の生体情報検出装置。
  9. 前記送信アンテナの偏波方向と前記受信アンテナの偏波方向は、それぞれ水平方向となっている請求項8に記載の生体情報検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024116904A1 (ja) * 2022-12-02 2024-06-06 株式会社村田製作所 生体情報検知装置、それを備えた車両及びベッド、並びに、生体情報検知方法

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