JP2023024251A - 乗り物用シート - Google Patents

乗り物用シート Download PDF

Info

Publication number
JP2023024251A
JP2023024251A JP2022027158A JP2022027158A JP2023024251A JP 2023024251 A JP2023024251 A JP 2023024251A JP 2022027158 A JP2022027158 A JP 2022027158A JP 2022027158 A JP2022027158 A JP 2022027158A JP 2023024251 A JP2023024251 A JP 2023024251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio wave
seat
housing
vibration
vehicle seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022027158A
Other languages
English (en)
Inventor
耕平 木幡
Kohei Kihata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TS Tech Co Ltd filed Critical TS Tech Co Ltd
Priority to PCT/JP2022/029066 priority Critical patent/WO2023008512A1/ja
Publication of JP2023024251A publication Critical patent/JP2023024251A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

Figure 2023024251000001
【課題】生体センサによって着座者の生体信号を好適に検出することが可能な乗り物用シートを提供する。
【解決手段】乗り物用シートは、骨格となるバックフレーム20を有するシートバックを備えている。バックフレーム20は、着座者を後方から支持する受圧部材26を有している。乗り物用シートは、受圧部材26の裏面に設けられ、着座者に向けて電波を照射し、着座者から反射された反射波を受信する電波センサ30(生体センサ)と、同じく受圧部材26の裏面において電波センサ30とは異なる位置に設けられ、シートバックの振動を検出する加速度センサ40(振動検出体)と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗り物用シートに係り、特に、シート本体に取り付けられ、着座者に向けて電波を照射し、着座者から反射された反射波を受信するセンサ(電波センサ)を備えた乗り物用シートに関する。
従来、車両運転時において運転者の生体情報を計測する機能を備えた車両用シートが知られており、例えば、運転者の生体信号を検出する生体センサを用いて運転者の心拍を計測し、心拍の変化に異常が生じた場合に運転者に素早く報知することが可能な機能を備えたシートが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の乗り物用シートでは、シートバックの内部に設けられ、着座者に向けて電波を照射し、着座者から反射された反射波を受信するドップラー式の生体センサを備えている。当該生体センサは、上記電波と上記反射波との差分から、着座者の皮膚表面の微細な変化を検出し、着座者の生体信号(心拍信号又は呼吸信号)を検出することができる。
特開2019-199100号公報
ところで、特許文献1のような乗り物用シートでは、乗り物用シートの振動に伴って、ドップラー式の生体センサが反射波を好適に受信することができず、着座者の生体信号(生体情報)を好適に検出することができなくなる虞があった。
特に、乗り物の走行中においては、乗り物用シートの振動がより強く発生するため、例えば、乗り物用シートの振動成分を精度良く減衰する等して着座者の生体信号(生体情報)を適切に検出することが求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、シート本体に取り付けられた生体センサ(電波センサ)によって着座者の生体信号(生体情報)を好適に検出することが可能な乗り物用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、乗り物用シートの振動によらず、着座者の生体信号(生体情報)をより適切に検出することが可能な乗り物用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗り物用シートによれば、骨格となるシートフレームを備えた乗り物用シートであって、前記シートフレームは、着座者を支持する受圧部材を有し、前記乗り物用シートは、前記受圧部材の裏面に設けられ、前記着座者に向けて電波を照射し、前記着座者から反射された反射波を受信する電波センサと、前記受圧部材の裏面において前記電波センサとは異なる位置に設けられ、シート本体の振動を検出する振動検出体と、を備えていること、により解決される。
上記構成により、乗り物用シートの振動によらず、着座者の生体信号をより適切に検出することが可能な乗り物用シートを実現することができる。
詳しく述べると、乗り物用シートでは、電波センサと振動検出体が両方ともに受圧部材の裏面に取り付けられている。そのため、電波センサが電波と反射波の差分から着座者の生体信号を検出し、振動検出体がシート本体の振動信号を検出するにあたって、シート本体の振動成分を精度良く減衰する等して着座者の生体信号を適切に検出することができる。
具体的には、同じ部材に取り付けることで電波センサの振動と、振動検出体の振動とを同期させ易くなり、シート本体の振動成分を精度良く減衰し、生体信号を補正することができる。また受圧部材に取り付けることで、着座者の動きに電波センサ及び振動検出体を追従させることができ、振動ノイズを極力減らすこともできる。
そうすることで、着座者の生体情報(心拍情報や呼吸情報)をより適切に把握することができる。すなわち、電波センサのセンシング性能を高めた乗り物用シートを実現できる。
このとき、前記受圧部材は、前記着座者を後方から支持し、前記電波センサは、前記受圧部材の後面に取り付けられ、前記着座者に向けてシート前方へ前記電波を照射し、前記振動検出体は、加速度センサであって、前記受圧部材の後面において前記電波センサによる前記電波の照射範囲外となる位置に取り付けられ、シートバックの振動を検出すること良い。
上記構成により、受圧部材に電波センサ及び振動検出体を取り付けるにあたって、振動検出体が電波センサによる電波を阻害することを抑制することができる。
このとき、前記電波センサは、前記電波と前記反射波との差分から前記着座者の生体信号を検出し、前記振動検出体は、前記シート本体の振動信号を検出し、前記電波センサによって検出された前記生体信号と、前記振動検出体によって検出された前記振動信号とを受信し、前記振動信号に基づいて前記生体信号を補正する制御装置をさらに備えていると良い。
上記構成により、制御装置が、シート本体の振動成分を減衰し、より精度の高い生体信号(減衰後の生体信号)を得ることが可能となる。すなわち、電波センサのセンシング性能をより高めることができる。
このとき、前記電波センサは、前記電波を照射する照射部と、前記反射波を受信する受信部と、前記照射部及び前記受信部を収容する筐体と、を有し、前記振動検出体は、前記筐体の内部に収容されていると良い。
また、前記振動検出体は、前記筐体の内部において前記照射部及び前記受信部が取り付けられた第1の内壁面とは反対側に位置する第2の内壁面に取り付けられていると良い。
また、前記筐体は、箱状からなり、開口部を有する筐体本体部と、前記筐体本体部の前記開口部を覆うようにして前記筐体本体部に取り付けられる蓋部と、を有し、前記照射部及び前記受信部は、前記筐体本体部に取り付けられ、前記振動検出体は、前記蓋部に取り付けられていると良い。
上記構成により、電波センサと振動検出体を極力離れた位置に配置しながらも、同じ筐体の内部に収容することで省スペース化を図ることができる。
また、筐体を利用することで、受圧部材に対し電波センサ及び振動検出体を容易に組み付けることができる。
このとき、前記電波センサは、前記電波を照射する照射部と、前記反射波を受信する受信部と、前記照射部及び前記受信部を収容する第1の筐体と、を有し、前記振動検出体は、前記第1の筐体に重ねるように設けられる第2の筐体の内部に収容されていると良い。
また、前記第2の筐体は、前記第1の筐体において前記照射部及び前記受信部が取り付けられる壁部とは対向する壁部に重ねるように取り付けられていると良い。
上記構成により、電波センサと振動検出体を離れた位置に配置しながらも、極力省スペース化を図ることができる。
また、第1の筐体及び第2の筐体を利用することで、受圧部材に対し電波センサ及び振動検出体を容易に組み付けることができる。
このとき、前記乗り物用シートは、複数の前記振動検出体を備え、前記振動検出体は、ジャイロセンサであって、それぞれ前記筐体又は前記第2の筐体の内壁面における角部にそれぞれ配置されていると良い。
また、複数の前記振動検出体は、シート前後方向、シート幅方向及び上下方向において前記照射部及び前記受信部とは異なる位置に配置されている良い。
上記のようにジャイロセンサ(角速度センサ)を利用することで、シート本体の前後左右の動作、上下の動作に伴う振動だけでなく、シート本体の回転に伴う振動についても検出することができ、着座者の生体信号をより精度良く補正することができる。
また、上記のように振動検出体を配置することで、電波センサ及び複数の振動検出体をコンパクトに配置することができ、省スペース化を図ることができる。
本発明によれば、乗り物用シートの振動によらず、着座者の生体信号(生体情報)をより適切に検出することが可能な乗り物用シートを実現できる。すなわち、電波センサのセンシング性能を高めた乗り物用シートを実現できる。
また本発明によれば、受圧部材に電波センサ及び振動検出体を取り付けるにあたって、振動検出体が電波センサによる電波を阻害することを抑制できる。
また本発明によれば、制御装置が、シート本体の振動成分を減衰し、より精度の高い生体信号(減衰後の生体信号)を得ることが可能となる。
また本発明によれば、電波センサと振動検出体を離れた位置に配置しながらも、同じ筐体の内部に収容することで省スペース化を図ることができる。また、筐体を利用することで、受圧部材に対し電波センサ及び振動検出体を容易に組み付けることができる。
また本発明によれば、ジャイロセンサを利用することで、シート本体の前後左右の動作、上下の動作に伴う振動だけでなく、シート本体の回転に伴う振動についても検出することができ、着座者の生体信号をより精度良く補正することができる。
本実施形態の乗り物用シートの外観斜視図である。 骨格となるシートフレームの斜視図である。 シート後方側から見たときのバックフレームの斜視図である。 シートバックの側断面図であって、電波センサ、加速度センサを示す図である。 電波センサ、加速度センサの後面図である。 電波センサ、加速度センサの断面図(図5のVI-VI断面図)である。 電波センサ、加速センサ、制御装置、電源のブロック図である。 第2実施形態の乗り物用シートであって、シートバックの側断面図である。 電波センサ、加速度センサの後面図である。 電波センサ、加速度センサの断面図(図9のX-X断面図)である。 第3実施形態の乗り物用シートのシートフレームの斜視図である。 シート後方側から見たときのバックフレームの斜視図である。 ランバーサポートのプレート部の背面図である。 第4実施形態の乗り物用シートのシートフレームの斜視図である。 バックフレームの要部拡大図である。 センサ部材の側面図である。
以下、本発明に係る実施形態について図1~図16を参照して説明する。
本実施形態は、骨格となるシートフレームを備えた乗り物用シートであって、シートフレームが着座者を支持する受圧部材を有しており、当該受圧部材の裏面には、着座者に向けて電波を照射し、前記着座者から反射された反射波を受信する電波センサと、シート本体の振動を検出する振動検出体(加速度センサ)と、がそれぞれ取り付けられており、電波センサ及び振動検出体を利用して着座者の生体信号を検出することを主な特徴とする乗り物用シートの発明である。
なお、乗り物用シートのシートバックに対して着座者が着座する側がシート前方側となる。
本実施形態の乗り物用シートS1は、図1、図2に示すように、車両用シートであって、シートクッション1と、シートバック2と、ヘッドレスト3とを有するシート本体と、シート本体の内部に取り付けられ、シート本体に着座している着座者の生体電位に応じた電気信号(生体信号)を検出する電波センサ30と、シート本体の振動信号を検出する加速度センサ40と、を備えている。
また、乗り物用シートS1は、電波センサ30によって検出された生体信号と、加速度センサ40によって検出された振動信号とを受信し、振動信号に基づいて生体信号を補正するとともに、当該生体信号を外部へ送信する制御装置50をさらに備えている。
そのほか、乗り物用シートS1は、車体フロアに対してシート本体を前後移動可能に支持するレール装置60と、車体フロア(レール装置60)に対してシート本体を昇降可能に連結するハイトリンク装置70と、シートクッション1に対してシートバック2を回動可能に連結するリクライニング装置80と、をさらに備えている。
シートクッション1は、図1に示すように、着座者を下方から支持する着座部であって、骨格となる図2に示すクッションフレーム10上にパッド材1aを載置して表皮材1bで被覆されて構成されている。
シートクッション1の内部には、図2に示すように、制御装置50が配置されている。
シートバック2は、図1に示すように、着座者の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となる図2に示すバックフレーム20にパッド材2aを載置して表皮材2bで被覆されて構成されている。
シートバック2の内部には、図2に示すように、電波センサ30及び加速度センサ40が配置されている。
クッションフレーム10は、図2に示すように、略矩形状の枠状体からなり、左右側方に配置されるクッションサイドフレーム11と、各クッションサイドフレーム11の前端部分に架設される板状のパンフレーム12(架設フレーム)と、各クッションサイドフレーム11の後方部分を連結する後方連結フレーム13と、パンフレーム12及び後方連結フレーム13に掛け止めされ、シート前後方向に蛇状に延びている複数の受圧部材14(受圧部材)と、から主に構成されている。
クッションサイドフレーム11は、シート前後方向に長尺な板状フレームである。
クッションサイドフレーム11の後方部分にはリクライニング装置80が取り付けられており、その下方部分にはハイトリンク装置70を介してレール装置60が取り付けられている。
パンフレーム12は、着座者の大腿部を支持するフレームであって、矩形状のプレート体からなり、シート幅方向の両端部分が、クッションサイドフレーム11の上面に載置されて取り付けられている。
パンフレーム12の裏面には、制御装置50が取り付けられている。
受圧部材14は、着座者の臀部を下方から支持する弾性バネ(弾性支持部材)であって、シート幅方向において所定の間隔を空けて複数設けられている。
受圧部材14は、その前端部分がパンフレーム12上面に形成された不図示の掛け止め穴の縁に掛け止めされ、その後端部分が後方連結フレーム13に不図示のフック部材を介して掛け止めされて構成されている。
なお、本実施形態では、受圧部材14が弾性バネであるが、特に限定されず、プレート状の受圧部材であっても良い。
バックフレーム20は、図2、図3に示すように、略矩形状の枠状体からなり、左右側方に配置されるバックサイドフレーム21と、各バックサイドフレーム21の上端部分を連結する逆U字形状の上部フレーム22と、各バックサイドフレーム21の下端部分を連結するプレート形状の下部フレーム23と、上部フレーム22の左右の端部を連結し、シート幅方向に延びている連結フレーム24と、連結フレーム24及び下部フレーム23に掛け止めされ、上下方向に延びている左右の弾性ワイヤ25(ワイヤ部材)と、左右の弾性ワイヤ25によって保持され、着座者を支持する受圧部材26と、から主に構成されている。
バックサイドフレーム21は、上下方向に延出し、横断面略C字形状からなる板金部材であって、その下端部分がリクライニング装置80を介してクッションサイドフレーム11の後端部分に連結されている。
上記構成においてバックフレーム20は、クッションフレーム10に対して相対回動することが可能となっている。
受圧部材26は、着座者の背部を後方から支持するプレート状の弾性支持部材であって、着座者の動きに対応して(追従して)シート前後方向に撓むことが可能となっている。
受圧部材26の下方部分の裏面には、電波センサ30及び加速度センサ40が取り付けられている。
電波センサ30は、図2~図4に示すように、着座者に向けてシート前方へ電波を照射し、着座者から反射された反射波を受信し、電波と反射波との差分から着座者の生体信号(生体情報)を検出するものである。
「電波」は、生体の皮膚表面で反射する周波数の電波であれば良いところ、好ましくはマイクロ波であると良い。
「着座者の生体信号(生体情報)」とは、心拍数、脈拍数、脈拍の大きさ、呼吸数、呼吸の大きさを示す信号(情報)である。つまり、電波センサ30は、着座者の心拍と呼吸とを検出することが可能な生体センサである。
電波センサ30は、シートバック2の内部に設けられ、着座者を後方から支持する受圧部材26の裏面に取り付けられている。
詳しく述べると、電波センサ30は、受圧部材26のシート幅方向の中央部分に配置され、受圧部材26の上下方向の中央部分よりもやや下方位置に配置されている。
具体的には、電波センサ30は、図5、図6に示すように、電波を照射する照射部31と、反射波を受信する受信部32と、照射部31及び受信部32を収容する(封止する)筐体33と、を備えている。
電波センサ30は、筐体33も含むものであることから、電波装置(電波送受信装置)と称しても良い。
筐体33は、照射部31と受信部32を内包する樹脂製の箱体である。
具体的には、筐体33は、横断面矩形状を有し、シート幅方向に長尺な箱体からなり、開口部を有する筐体本体部34と、筐体本体部34の開口部を覆うようにして筐体本体部34に取り付けられる蓋部35と、を有している。
照射部31及び受信部32は、筐体本体部34に取り付けられている。詳しく述べると、筐体本体部34の前壁部の内壁面に取り付けられている。
言い換えれば、図6に示すように、筐体本体部34はシート後方側に開口部を有するものとなっているから、照射部31及び受信部32は、筐体本体部34の底壁部の内壁面に取り付けられているとも言える。
なお、筐体33は、複数の加速度センサ40も収容している。
加速度センサ40は、図4~図6に示すように、シート本体(シートバック2)の振動を検出する振動検出体であって、例えばジャイロセンサ(角速度センサ)である。
加速度センサ40は、受圧部材26の裏面において電波センサ30による電波の照射範囲外となる位置に取り付けられている。
加速度センサ40は、筐体33の内部に収容されている。
詳しく述べると、複数の加速度センサ40は、それぞれ蓋部35の内壁面に取り付けられている。
上記構成において、電波センサ30の照射部31は、シートバック2の着座面に向かって電波を照射する。そして、照射部31により照射された電波が着座者の皮膚表面で反射し、受信部32が反射波を受信する。
着座者の皮膚表面は心拍や呼吸により微細に動いているため、照射部31から照射された電波の周波数と、受信部32が受信した反射波の周波数とは異なる。電波センサ30は、電波の周波数と、反射波の周波数との差異に基づいて、着座者の生体信号(生体情報)、すなわち、呼吸数や心拍数等を検出することができる。
つまりは、電波センサ30は、ドップラー効果を利用して着座者の生体情報を検出することができる。
電波センサ30は、着座者の皮膚表面の微細な動きに基づいて着座者の生体情報を検出するため、その配設位置は限定される。
本実施形態では、電波センサ30が受圧部材26の裏面に取り付けられている。そのため、着座者の微細な動きに電波センサ30を追従させることができ、振動ノイズを極力減らすことができる。
また本実施形態では、加速度センサ40が受圧部材26の裏面に取り付けられている。
加速度センサ40を備えることで、シート本体の振動を検出し、車両の走行中であってもシート本体の振動成分を減衰処理した上で着座者の生体情報を検出することができる。
さらには、同じ部材に電波センサ30及び加速度センサ40を取り付けることで電波センサ30の振動と、加速度センサ40の振動とを同期させ易くなり、シート本体の振動成分を精度良く減衰処理した上で、着座者の生体信号を検出することができる。
このようにして、乗り物用シートSの振動によらず、着座者の微細な動きに追従させて、着座者の生体信号をより適切に検出することが可能な乗り物用シートSを実現することができる。
また上記構成において、図6に示すように、加速度センサ40は、筐体33の内部において照射部31及び受信部32が取り付けられた内壁面とは反対側に位置する内壁面に取り付けられている。
具体的には、照射部31及び受信部32が筐体33の前壁部33aに取り付けられ、加速度センサ40が筐体33の後壁部33bに取り付けられている。
そうすることで、電波センサ30と加速度センサ40を極力離れた位置に配置しながらも、同じ筐体33の内部に収容することで省スペース化を図ることができる。
また、筐体33を利用して、受圧部材26に対し電波センサ30及び加速度センサ40を容易に組み付けることができる。
また上記構成において、図5、図6に示すように、複数の加速度センサ40は、それぞれ筐体33のうち、蓋部35の内壁面における角部にそれぞれ配置されている。
そして、複数の加速度センサ40は、シート前後方向、シート幅方向及び上下方向において照射部31及び受信部32とは異なる位置に配置されている。
そうすることで、電波センサ30及び複数の加速度センサ40をコンパクトに配置することができ、省スペース化を図ることができる。
制御装置50は、図2、図7に示すように、電波センサ30、加速度センサ40によって検出された生体信号を処理する装置であって、パンフレーム12の底面に不図示のホルダーを介して取り付けられている。
詳しく述べると、制御装置50は、電波センサ30によって検出された生体信号と、加速度センサ40によって検出された振動信号とを受信し、シート本体の振動成分を減衰することで生体信号を補正し、補正後の生体信号に基づいて着座者の生体情報を把握するものである。
なお、制御装置50は、電波センサ30、加速度センサ40と有線通信又は無線通信によって電気的に接続されている。有線通信の場合には、制御装置50と、電波センサ30、加速度センサ40とが不図示の伝送路を介して接続されていると良い。伝送路としては、導電シート上に導電線が接着されたものでも良いし、導電線が束ねられてワイヤーハーネスとなっているものでも良い。
制御装置50は、図7に示すように、電波センサ30、加速度センサ40から生体信号、振動信号を受信し、外部へ無線送信するための通信部51と、電波センサ30、加速度センサ40で検出された生体信号、振動信号を処理し、処理後の生体信号(生体情報)を通信部51へ送信する制御部52と、を有している。
通信部51は、無線通信技術を利用して外部の端末、例えばタブレット端末、スマートフォン、PC等のコンピュータ、電気機器と接続し、電気信号(データ信号)の送受信をするものである。
制御部52は、マイクロコンピュータに相当し、電気制御を総合的に実行するものである。
制御装置50は、乗り物内に搭載された電源Pから電力の供給を受けることとしている。
なお、制御装置50は、乗り物用シートS1の内部に取り付けられていても良いし、乗り物用シートS1の外部(例えば車両)に取り付けられていても良い。
上記構成において、例えば、制御装置50が不図示の公知な心拍計測装置とネットワークを通じて接続されることで、心拍計測装置が着座者の心拍信号(心拍情報)や呼吸信号(呼吸情報)に基づいて着座者の心拍を計測し、心拍の変化に異常が生じた場合に着座者に素早く報知することが可能となる。
そのほか、着座者の要望に応じて「生体センサの種類」を変更し、生体センサから検出される生体情報に基づく「アウトプット機能」を変更することもできる。
具体的には、電波センサのほか、圧力センサ、静電容量センサ、温度センサや音センサ、光センサ、臭いセンサ等を採用しても良い。
また、「アウトプット機能」としては、着座者の心拍の変化を計測して心拍の異常(居眠り状態)を着座者に報知するほか、着座者の着座姿勢を計測してシートのシート運動を制御しリラックスモードや骨格矯正モードを演出すること、着座者の生体情報(例えば、心電図や血圧、体温、呼吸等)に基づいて着座者に対しゲームや映像の演出をすること等が想定される。
その場合、生体センサで得られた生体情報が、着座者の携帯端末にダウンロードされた専用アプリによって利用されると良い。そうすることで、当該生体情報を利用して専用アプリを操作することや、当該生体情報を専用アプリ内に蓄積することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の乗り物用シートS2について図8~図10に基づいて説明する。
なお、上述した乗り物用シートS2と重複する内容は説明を省略する。
乗り物用シートS2は、シートバック102を有するシート本体と、電波センサ130と、加速度センサ140と、を備えている。
電波センサ130は、照射部131と、受信部132と、照射部131及び受信部132を収容する第1筐体133と、を有している。
加速度センサ140は、第1筐体133に重ねるように設けられる第2筐体141の内部に収容されている。
第1筐体133は、横断面矩形状を有し、シート幅方向に長尺な箱体であって、照射部131と受信部132を内包するものである。
第2筐体141は、第1筐体133と同様に横断面矩形状を有し、シート幅方向に長尺な箱体であって、加速度センサ140を内包するものである。
第2筐体141は、第1筐体133において照射部131及び受信部132が取り付けられる壁部とは対向する壁部に重ねるように取り付けられている。
具体的には、照射部131及び受信部132は、第1筐体133の前壁部133aの内壁面に取り付けられている。そして、第2筐体141は、第1筐体133の後壁部133bに重ねるように取り付けられている。
なお、複数の加速度センサ140は、第2筐体141の前壁部141aの内壁面の角部に取り付けられている。
上記第2実施形態であっても、乗り物用シートの振動によらず、着座者の生体信号(生体情報)をより適切に検出可能な乗り物用シートを実現できる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態の乗り物用シートS3について図11~図13に基づいて説明する。
なお、上述した乗り物用シートS1、S2と重複する内容は説明を省略する。
乗り物用シートS3は、シートバック202を有するシート本体と、電波センサ230と、加速度センサ240と、ランバーサポート250(ランバーサポート装置、腰部支持体)と、を備えている。
バックフレーム220は、図11、図12に示すように、左右のバックサイドフレーム221と、上部フレーム222と、下部フレーム223と、連結フレーム224と、左右のバックサイドフレーム221に掛け止めされ、シート幅方向に延びている弾性ワイヤ225と、から主に構成されている。
ランバーサポート250は、着座者を後方から支持する受圧部材に相当する。
具体的には、ランバーサポート250は、樹脂パネルであるプレート部材251と、電磁モータを内蔵した調整機構252と、ワイヤ部材253と、から主に構成されている。
プレート部材251は、シート幅方向に長尺な矩形板状を有し、弾性変形可能な樹脂により形成されている。
プレート部材251は、弾性ワイヤ225よりも下方位置に配置されており、具体的には、着座者の腰部を支持する位置に配置されている。
プレート部材251は、ワイヤ部材253の前方側に配置されている。
調整機構252が作動してワイヤ部材253が前方に突出するように湾曲することで、プレート部材251がシート前方側に向かって弾性的に撓む。
上記構成により、ランバーサポート250は、着座者の腰部の支持位置を変更することができる。
具体的には、調整機構252の電磁モータが作動していない状態では、図11に示すように、プレート部材251は撓むことなく平らな状態となっている。そして、調整機構252の電磁モータが作動すると、ワイヤ部材253が引っ張られ、プレート部材251がシート前方側に向かって撓むことになる。
プレート部材251の撓み動作によって、シートバック202もシート前方側に撓み、シートバック202が着座者の腰部を前方に押し出す。そうすることで、着座者の腰部の支持位置が変更される。つまり、調整機構252の作動量に応じて、プレート部材251の撓み量(突出量)が変化し、着座者の腰部の支持位置が任意に変更される。
電波センサ230、加速度センサ240は、図12、図13に示すように、プレート部材251の裏面に取り付けられている。
具体的には、プレート部材251の裏面において調整機構252、ワイヤ部材253を避けた位置に配置されており、調整機構252、ワイヤ部材253よりも上方位置に配置されている。
そうすることで、各センサ230、240の配置レイアウトの自由度を確保することができる。また、各センサ230、240によって適切に生体情報を検出することができる。
なお、各センサ230、240は、プレート部材251の裏面において調整機構252よりも下方位置に配置されても良いし、調整機構252よりもシート幅方向の外側に配置されても良い。
上記構成において、図12、図13に示すように、プレート部材251は、その裏面において格子状のリブ251aを有している。
電波センサ230、加速度センサ240は、リブ251aを避けた位置に配置されており、具体的には、リブ251aによって囲まれた領域内に配置されている。
そうすることで、各センサ230、240をシート前後方向に張り出させることなく位置決めすることができる。また、各センサ230、240によって好適に生体情報を検出することができる。
また上記構成において、図12に示すように、プレート部材251は、その本体部よりも厚みが薄い凹部251bを有している。そして、当該凹部251bに電波センサ230が取り付けられている。
そうすることで、電波センサ230の配置が安定し、電波センサ230によって適切に生体情報を検出することが可能となる。
なお、プレート部材251に第2の凹部を形成し、当該第2の凹部に加速度センサ240を配置することとしても良い。
また上記構成において、図12に示すように、電波センサ230は、プレート部材251の裏面において中心から偏心した位置に配置されている。
そうすることで、着座者の背骨周りは凹んでいるところ、着座者の身体において常に着座面に触れている背中部分に電波センサ230が電波を照射することができ、着座者の生体情報を検知し易くなる。
上記第3実施形態であっても、乗り物用シートの振動によらず、着座者の生体信号(生体情報)をより適切に検出可能な乗り物用シートを実現できる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態の乗り物用シートS4について図14~図16に基づいて説明する。
なお、上述した乗り物用シートS1~S3と重複する内容は説明を省略する。
乗り物用シートS4は、シートバック302を有するシート本体と、電波センサ330と、加速度センサ340と、ランバーサポート350(ランバーサポート装置、腰部支持体)と、を備えている。
バックフレーム320は、図14、図15に示すように、左右のバックサイドフレーム321と、上部フレーム322と、下部フレーム323と、連結フレーム324と、連結フレーム324及び下部フレーム323に掛け止めされ、上下方向及びシート幅方向に延びている弾性ワイヤ325と、から主に構成されている。
弾性ワイヤ325は、格子状からなり、着座者を後方から支持する受圧部材に相当する。
弾性ワイヤ325は、シート幅方向に間隔を空けて配置され、上下方向に延びている左右の縦ワイヤ325aと、上下方向に間隔を空けて配置され、シート幅方向に延びて左右の縦ワイヤ325aを連結する複数の横ワイヤ325bと、上下方向に延びて複数の横ワイヤ325bの中央部を連結する中央ワイヤ325cと、を有している。
ランバーサポート350は、弾性ワイヤ325に取り付けられており、電磁モータを内蔵した調整機構352と、ワイヤ部材353と、ケーブル354と、ケーブル354を巻き取る巻き取り機構355と、巻き取り機構355を操作する操作レバー356と、から主に構成されている。
ワイヤ部材353のシート幅方向の両端部は、それぞれバックサイドフレーム321に固定されている。
ケーブル354の一端部は調整機構352に接続され、ケーブル354の他端部は巻き取り機構355に接続されている。
上記構成において、操作レバー356を操作すると、巻き取り機構355がケーブル354を巻き取り、調整機構352に連結されたワイヤ部材353がシート前方に突出するように湾曲する。そうすることで、ランバーサポート350が弾性ワイヤ325の下方部分をシート前後方向に弾性的に撓ませることができる。
上記構成により、ランバーサポート350は、着座者の腰部の支持位置を変更することができる。
具体的には、ケーブル354が巻き取られていない状態では、ワイヤ部材353は引っ張られておらず、弾性ワイヤ325は撓むことなく、平らな状態となっている。そして、操作レバー356の操作に伴って巻き取り機構355がケーブル354を巻き取ると、ワイヤ部材353が引っ張られ、弾性ワイヤ325がシート前方側に向かって撓むことになる。
弾性ワイヤ325の撓み動作によって、シートバック302もシート前方側に撓み、シートバック302が着座者の腰部を前方に押し出す。そうすることで、着座者の腰部の支持位置が変更される。つまり、操作レバー356の操作量(巻き取り機構355の巻き取り量)に応じて、弾性ワイヤ325の撓み量(突出量)が変化し、着座者の腰部の支持位置が任意に変更される。
電波センサ330は、図15、図16に示すように、弾性ワイヤ325の裏面に取り付けられており、具体的には、2本の横ワイヤ325bに架け渡されるように取り付けられている。
電波センサ330は、照射部331と、受信部332と、照射部331及び受信部332を収容するとともに、横ワイヤ325bに係合する第1筐体333と、を備えている。
第1筐体333は、横ワイヤ325bを挟持するフック形状のワイヤ係合部333aを有している。なお、ワイヤ係合部333aは、断面略C字形状に限定されず、断面略L字形状等のフック部であっても良い。
加速度センサ340は、電波センサ330と同様に、弾性ワイヤ325の裏面に取り付けられている。具体的には、横ワイヤ325bに係合する第2筐体341(ワイヤ係合部341a)を備えている。
上記構成により、格子状の弾性ワイヤ325に対し任意の位置で電波センサ330、加速度センサ340を取り付けることができる。すなわち、各センサ330、340の配置レイアウトの自由度を確保することができる。また、また、各センサ230、240によって適切に生体情報を検出することができる。
上記構成において、図15に示すように、各センサ330、340は、弾性ワイヤ325において中央ワイヤ325cを避けた位置に配置されている。具体的には、中央ワイヤ325c及び縦ワイヤ325aの間に配置されている。
また、各センサ330、340は、ケーブル354を避けた位置に配置されている。
そうすることで、各センサ330、340が中央ワイヤ325c及びケーブル354と干渉してしまうことを抑制し、各センサ330、340によって好適に生体情報を検出することができる。
また上記構成において、図15に示すように、ランバーサポート350が最も後方位置に配置されているときに、シート側面視において各センサ330、340が調整機構352よりも後方位置に配置されている。
そうすることで、各センサ330、340の配置レイアウトの自由度を確保することができる。また、各センサ330、340によって好適に生体情報を検出することができる。
また上記構成において、図15、図16に示すように、照射部331及び受信部332は、上下方向において複数のワイヤ係合部333aの間に配置されている。加速度センサ340についても、複数のワイヤ係合部341aの間に配置されている。
そうすることで、照射部331(受信部332)、加速度センサ340が、それぞれワイヤ係合部333a、341aと干渉することを抑制し、各センサ330、340によって好適に生体情報を検出することができる。
上記第4実施形態であっても、乗り物用シートの振動によらず、着座者の生体信号(生体情報)をより適切に検出可能な乗り物用シートを実現できる。
<その他の別実施形態>
上記実施形態では、図2、図3に示すように、電波センサ30、加速度センサ40がシートバック2の受圧部材26に取り付けられているが、特に限定されず、シートクッション1の受圧部材14に取り付けられていても良い。
あるいは、電波センサ30、加速度センサ40が受圧部材26の前面に取り付けられていても良いし、受圧部材14の上面に取り付けられていても良い。
上記実施形態では、加速度センサ40がジャイロセンサであるが、特に限定されず、任意の加速度センサであっても良い。あるいは、加速度センサではなく、シート本体の振動を検出可能な振動検出体であれば任意の検出体を採用しても良い。
上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる車両用シートについて説明したが、特に限定されることなく、二輪車用の二輪シート、電車やバス等の車両用シート、飛行機や船等の乗り物用シートのほか、作業用の事務イス、車イス、ショッピングカートの子供用イス等の種々のシートに対して利用することができる。
本実施形態では、主として本発明に係る乗り物用シートに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
S1~S4 乗り物用シート
Sa シートフレーム
1 シートクッション
1a、2a パッド材
1b、2b 表皮材
2、102、202、302 シートバック
3 ヘッドレスト
10、110 クッションフレーム
11 クッションサイドフレーム
12 パンフレーム
13 後方連結フレーム
14 受圧部材(弾性バネ、弾性支持部材)
20、120、220、320 バックフレーム
21、221、321 バックサイドフレーム
22、222、322 上部フレーム
23、223、323 下部フレーム
24、224、324 連結フレーム
25、225、325 弾性ワイヤ(ワイヤ部材)
325a 縦ワイヤ
325b 横ワイヤ
325c 中央ワイヤ
26、126 受圧部材(受圧プレート、弾性支持部材)
30、130、230、330 電波センサ(電波装置)
31、131、331 照射部
32、132、332 受信部
33、133、333 筐体(第1の筐体)
33a、133a 前壁部
33b、133b 後壁部
333a ワイヤ係合部
34 筺体本体部
35 蓋部
40、140、240、340 加速度センサ(振動検出体、ジャイロセンサ)
141、341 第2筐体
141a 前壁部
341a ワイヤ係合部
50 制御装置
51 通信部
52 制御部
60 レール装置
70 ハイトリンク装置
80 リクライニング装置
250、350 ランバーサポート
251 プレート部材
251a リブ
251b 凹部
252、352 調整機構
253、353 ワイヤ部材
354 ケーブル
355 巻き取り機構
356 操作レバー
P 電源

Claims (10)

  1. 骨格となるシートフレームを備えた乗り物用シートであって、
    前記シートフレームは、着座者を支持する受圧部材を有し、
    前記乗り物用シートは、
    前記受圧部材の裏面に設けられ、前記着座者に向けて電波を照射し、前記着座者から反射された反射波を受信する電波センサと、
    前記受圧部材の裏面において前記電波センサとは異なる位置に設けられ、シート本体の振動を検出する振動検出体と、を備えていることを特徴とする乗り物用シート。
  2. 前記受圧部材は、前記着座者を後方から支持し、
    前記電波センサは、前記受圧部材の後面に取り付けられ、前記着座者に向けてシート前方へ前記電波を照射し、
    前記振動検出体は、加速度センサであって、前記受圧部材の後面において前記電波センサによる前記電波の照射範囲外となる位置に取り付けられ、シートバックの振動を検出することを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。
  3. 前記電波センサは、前記電波と前記反射波との差分から前記着座者の生体信号を検出し、
    前記振動検出体は、前記シート本体の振動信号を検出し、
    前記電波センサによって検出された前記生体信号と、前記振動検出体によって検出された前記振動信号とを受信し、前記振動信号に基づいて前記生体信号を補正する制御装置をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗り物用シート。
  4. 前記電波センサは、前記電波を照射する照射部と、前記反射波を受信する受信部と、前記照射部及び前記受信部を収容する筐体と、を有し、
    前記振動検出体は、前記筐体の内部に収容されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
  5. 前記振動検出体は、前記筐体の内部において前記照射部及び前記受信部が取り付けられた第1の内壁面とは反対側に位置する第2の内壁面に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の乗り物用シート。
  6. 前記筐体は、箱状からなり、開口部を有する筐体本体部と、前記筐体本体部の前記開口部を覆うようにして前記筐体本体部に取り付けられる蓋部と、を有し、
    前記照射部及び前記受信部は、前記筐体本体部に取り付けられ、
    前記振動検出体は、前記蓋部に取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の乗り物用シート。
  7. 前記電波センサは、前記電波を照射する照射部と、前記反射波を受信する受信部と、前記照射部及び前記受信部を収容する第1の筐体と、を有し、
    前記振動検出体は、前記第1の筐体に重ねるように設けられる第2の筐体の内部に収容されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
  8. 前記第2の筐体は、前記第1の筐体において前記照射部及び前記受信部が取り付けられる壁部とは対向する壁部に重ねるように取り付けられていることを特徴とする請求項7に記載の乗り物用シート。
  9. 前記乗り物用シートは、複数の前記振動検出体を備え、
    前記振動検出体は、ジャイロセンサであって、それぞれ前記筐体又は前記第2の筐体の内壁面における角部にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項4乃至8のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
  10. 複数の前記振動検出体は、シート前後方向、シート幅方向及び上下方向において前記照射部及び前記受信部とは異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項4乃至9のいずれか一項に記載の乗り物用シート。
JP2022027158A 2021-07-28 2022-02-24 乗り物用シート Pending JP2023024251A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/029066 WO2023008512A1 (ja) 2021-07-28 2022-07-28 乗り物用シート

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202163203910P 2021-08-04 2021-08-04
US63/203,910 2021-08-04
US202163261878P 2021-09-30 2021-09-30
US63/261,878 2021-09-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023024251A true JP2023024251A (ja) 2023-02-16

Family

ID=85203423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022027158A Pending JP2023024251A (ja) 2021-07-28 2022-02-24 乗り物用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023024251A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220375598A1 (en) * 2019-09-30 2022-11-24 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220375598A1 (en) * 2019-09-30 2022-11-24 Ts Tech Co., Ltd. Vehicle seat

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN116369889A (zh) 生物传感器的配置构造
JP2001260698A (ja) 心拍呼吸検出装置
KR20190014427A (ko) 생체 신호 감지 장치 및 이를 포함하는 생체 신호 감지 시스템
JP2023024251A (ja) 乗り物用シート
JP5673122B2 (ja) 生体情報検出装置および生体情報検出方法
JP7436888B2 (ja) 生体情報検出システム
WO2015046055A1 (ja) 生体情報検知装置及び生体情報検知装置を備えた座席
JP2023080159A (ja) 生体センサーの配置構造及びシート
WO2023008512A1 (ja) 乗り物用シート
JP6631423B2 (ja) 生体情報検知装置および生体情報検知装置を備える椅子
JP2024024107A5 (ja)
CN114502421A (zh) 车辆座椅
WO2019194121A1 (ja) 生体センサーの配置構造及びシート
WO2022145191A1 (ja) 乗物用シート
JP7089150B2 (ja) 生体センサーの配置構造
WO2020040018A1 (ja) センサ付きシート
JP5732670B2 (ja) 生体情報検出装置
WO2022265107A1 (ja) 乗り物用シート
JP6033739B2 (ja) 乗物用シート
JP7428553B2 (ja) 車両用シート
JP6617591B2 (ja) 生体情報検知装置
JP2023106275A (ja) 乗り物用シート
WO2021014884A1 (ja) 乗員検知装置及びシート
JP2022058110A (ja) 乗り物用シート
JP2022058115A (ja) 乗物用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240325