JP2021078849A - カテーテル - Google Patents

カテーテル Download PDF

Info

Publication number
JP2021078849A
JP2021078849A JP2019209699A JP2019209699A JP2021078849A JP 2021078849 A JP2021078849 A JP 2021078849A JP 2019209699 A JP2019209699 A JP 2019209699A JP 2019209699 A JP2019209699 A JP 2019209699A JP 2021078849 A JP2021078849 A JP 2021078849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lumen
wire
needle
catheter
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019209699A
Other languages
English (en)
Inventor
佑太 久保
Yuta Kubo
佑太 久保
史義 大島
Fumiyoshi Oshima
史義 大島
聡志 浪間
Satoshi Namima
聡志 浪間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Intecc Co Ltd
Original Assignee
Asahi Intecc Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Intecc Co Ltd filed Critical Asahi Intecc Co Ltd
Priority to JP2019209699A priority Critical patent/JP2021078849A/ja
Publication of JP2021078849A publication Critical patent/JP2021078849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

【課題】薬液注入用のカテーテルにおいて、手技を容易とし、かつ、治療に要する時間を短縮する。【解決手段】カテーテルは、長尺状の外形を有する本体部と、操作ワイヤとを備える。本体部の内側には、本体部の長手方向に延びるワイヤ用ルーメンであって、操作ワイヤを収容すると共に、先端部において操作ワイヤを保持するワイヤ用ルーメンと、ワイヤ用ルーメンと並列に配置されて本体部の長手方向に延びると共に、先端部において外部と第1針用ルーメンとを連通する開口が設けられた第1針用ルーメンと、ワイヤ用ルーメン及び第1針用ルーメンと並列に配置されて本体部の長手方向に延びると共に、先端部において外部と第2針用ルーメンとを連通する開口が設けられた第2針用ルーメンと、が形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、カテーテルに関する。
心筋梗塞等により機能が低下した心筋細胞を再生させるために、心筋細胞に対して薬液を注入する治療(以降「薬液注入治療」とも呼ぶ)が行われている。例えば、心筋壁に薬液を注入する場合、カテーテルを大静脈から右心室へと到達させ、カテーテルの先端側を湾曲させて心筋壁の目的箇所に位置決めして、カテーテルの先端を心筋壁に固定する。その後、カテーテル内を挿通させた穿刺針を心筋壁に穿刺して、心筋壁に薬液を注入する。例えば、特許文献1〜特許文献3には、このような薬液注入治療において使用可能なカテーテルが開示されている。
特開2001−299927号公報 特開2015−062719号公報 特開2015−134117号公報
ここで、上述した薬液注入治療においては、薬液の効果を十分に得るために、心筋細胞(例えば心筋壁)の複数の異なる位置に対して薬液を注入する。この点、特許文献1〜特許文献3に記載のカテーテルでは、いずれも、穿刺針用のルーメンを1つしか有していないため、位置決め及び固定と、薬液の注入とを、注入箇所の数と同じ回数だけ繰り返す必要があった。このため、特許文献1〜特許文献3に記載のカテーテルでは、手技が容易ではなく、かつ、治療に要する時間が長くなるという課題があった。
なお、このような課題は、心筋細胞に薬液を注入する場合に限らず、生体組織に薬液を注入するために、血管系、リンパ腺系、胆道系、尿路系、気道系、消化器官系、分泌腺及び生殖器官等、人体内の各器官に挿入されるカテーテルに共通する。また、このような課題は、治療のために生体組織に薬液を注入する場合に限らず、診断のために生体組織に薬液を注入する場合にも共通する。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、薬液注入用のカテーテルにおいて、手技を容易とし、かつ、治療に要する時間を短縮することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、カテーテルが提供される。このカテーテルは、長尺状の外形を有する本体部と、操作ワイヤと、を備え、前記本体部の内側には、前記本体部の長手方向に延びるワイヤ用ルーメンであって、前記操作ワイヤを収容すると共に、先端部において前記操作ワイヤを保持するワイヤ用ルーメンと、前記ワイヤ用ルーメンと並列に配置された第1針用ルーメンであって、前記本体部の長手方向に延びると共に、先端部において外部と第1針用ルーメンとを連通する開口が設けられた第1針用ルーメンと、前記ワイヤ用ルーメン及び前記第1針用ルーメンと並列に配置された第2針用ルーメンであって、前記本体部の長手方向に延びると共に、先端部において外部と第2針用ルーメンとを連通する開口が設けられた第2針用ルーメンと、が形成されている。
この構成によれば、カテーテルは、それぞれ並列に配置された第1針用ルーメンと、第2針用ルーメンを備える。このため、1回の位置決め及び固定の後、第1及び第2針用ルーメンを用いて、生体組織(例えば心筋壁)の複数の異なる位置に対して、同時に(または連続して)薬液を注入することができる。この結果、薬液注入用のカテーテルにおいて、手技を容易とし、かつ、治療に要する時間を短縮することができる。また、カテーテルは、ワイヤ用ルーメンに収容された操作ワイヤを備える。このため、操作ワイヤの基端側を引っ張ることによって、カテーテルの先端側を湾曲させて、カテーテルの先端を生体組織の目的箇所に押し当てることができる。すなわち、本構成によれば、薬液注入用のカテーテルにおいて、穿刺位置を容易に制御できる。
(2)上記形態のカテーテルでは、さらに、前記操作ワイヤは、第1操作ワイヤと、第2操作ワイヤと、を有し、前記ワイヤ用ルーメンは、前記第1操作ワイヤを収容した第1ワイヤ用ルーメンと、前記第2操作ワイヤを収容した第2ワイヤ用ルーメンと、を有していてもよい。
この構成によれば、第1ワイヤ用ルーメンに収容された第1操作ワイヤと、第2ワイヤ用ルーメンに収容された第2操作ワイヤとを有しているため、第1操作ワイヤの操作によりカテーテルが湾曲する方向と、第2操作ワイヤの操作によりカテーテルが湾曲する方向とを変化させることができる。このため、薬液注入用のカテーテルにおいて、穿刺位置を細かく制御できる。
(3)上記形態のカテーテルにおいて、前記ワイヤ用ルーメンと、前記第1針用ルーメン及び前記第2針用ルーメンを含む針用ルーメンと、は前記本体部の周方向において交互に配置されていてもよい。
この構成によれば、ワイヤ用ルーメン(第1ワイヤ用ルーメン及び第2ワイヤ用ルーメン)と、針用ルーメン(第1針用ルーメン及び第2針用ルーメン)と、は本体部の周方向において交互に配置されている。このため、ワイヤ用ルーメンと針用ルーメンとが、本体部の周方向においてそれぞれ固まって配置されている構成と比較して、カテーテルが湾曲可能な範囲(すなわち、カテーテルが湾曲可能な周方向の角度)を広げることができると共に、第1針用ルーメンと第2針用ルーメンとの距離を長くできる。
(4)上記形態のカテーテルにおいて、前記本体部の内側には、さらに、前記ワイヤ用ルーメン、前記第1針用ルーメン、及び前記第2針用ルーメンと並列に配置された吸引ルーメンであって、前記本体部の長手方向に延びると共に、先端部において外部と吸引ルーメンとを連通する開口が設けられた吸引ルーメンが形成されていてもよい。
この構成によれば、カテーテルはさらに、先端部において外部と吸引ルーメンとを連通する開口が設けられた吸引ルーメンを備える。このため、カテーテルに吸引装置を取り付け、この吸引ルーメンを介して吸引を行うことによって、カテーテルの先端面を生体組織(例えば心筋壁)に対して容易に固定できる。この結果、本構成のカテーテルによれば、例えば、絶えず拍動を続ける心筋壁に対して薬液を注入する場合であっても、心筋壁の穿刺を安全に実施できる。
(5)上記形態のカテーテルにおいて、前記吸引ルーメンは、前記ワイヤ用ルーメン、前記第1針用ルーメン、及び前記第2針用ルーメンのそれぞれよりも太い内径を有しており、前記本体部の横断面において前記本体部の中央に配置されていてもよい。
この構成によれば、吸引ルーメンは、ワイヤ用ルーメン、第1針用ルーメン、及び第2針用ルーメンのそれぞれよりも太い内径を有しているため、カテーテルの先端面を生体組織(例えば心筋壁)に対してしっかりと固定できる。また、吸引ルーメンは、本体部の中央に配置されているため、操作ワイヤの操作によってカテーテルがどのような方向に湾曲した場合であっても、カテーテルの先端面を生体組織に対して固定できる。
(6)上記形態のカテーテルでは、さらに、前記第1針用ルーメンに収容された中空の第1穿刺針と、前記第2針用ルーメンに収容された中空の第2穿刺針と、を備えていてもよい。
この構成によれば、カテーテルは、さらに、第1針用ルーメンに収容された第1穿刺針と、第2針用ルーメンに収容された第2穿刺針とを備えるため、生体組織の複数の異なる位置に対して、同時に(または連続して)薬液を注入することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、カテーテル、カテーテル用の本体部、カテーテルや本体部の製造方法などの形態で実現することができる。
第1実施形態のカテーテルの構成を例示した説明図である。 図1のA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。 図1のA2−A2線における横断面構成を例示した説明図である。 図2のB1−B1線における断面構成を例示した説明図である。 図2のB2−B2線における断面構成を例示した説明図である。 カテーテルの使用状態を例示した説明図である。 第2実施形態のカテーテルのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。 第3実施形態のカテーテルのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。 第4実施形態のカテーテルのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。 第5実施形態のカテーテルのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。 第6実施形態のカテーテルのB1−B1線における断面構成を例示した説明図である。 第7実施形態のカテーテルのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。 第8実施形態のカテーテルのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。 第8実施形態のカテーテルのA2−A2線における横断面構成を例示した説明図である。 第9実施形態のカテーテルのB2−B2線における断面構成を例示した説明図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態のカテーテル1の構成を例示した説明図である。カテーテル1は、血管系、リンパ腺系、胆道系、尿路系、気道系、消化器官系、分泌腺及び生殖器官といった生体管腔内に挿入され、生体組織に薬液を注入するために使用される。本実施形態のカテーテル1は、複数の針用ルーメンを備えることによって、生体組織(例えば心筋壁)の複数の異なる位置に対して、同時に(または連続して)薬液を注入することができる。カテーテル1は、チューブ状(管状)の本体部10と、コネクタ90とを備えている。
図1では、カテーテル1の中心を通る軸を軸線O(一点鎖線)で表す。図1の例では、軸線Oは、本体部10及びコネクタ90の各中心を通る軸と一致している。しかし、軸線Oは、本体部10及びコネクタ90の各中心軸と相違していてもよい。図1には、相互に直交するXYZ軸を図示する。X軸はカテーテル1の長手方向(長さ方向)に対応し、Y軸はカテーテル1の幅方向に対応し、Z軸はカテーテル1の高さ方向に対応する。図1の左側(−X軸方向)をカテーテル1及び各構成部材の「先端側」と呼び、図1の右側(+X軸方向)をカテーテル1及び各構成部材の「基端側」と呼ぶ。カテーテル1及び各構成部材について、先端側に位置する端部を「先端」と呼び、先端及びその近傍を「先端部」と呼ぶ。また、基端側に位置する端部を「基端」と呼び、基端及びその近傍を「基端部」と呼ぶ。先端側は生体内部へ挿入され、基端側は医師等の術者により操作される。これらの点は、図1以降においても共通する。
図2は、図1のA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。図3は、図1のA2−A2線における横断面構成を例示した説明図である。図4は、図2のB1−B1線における断面構成を例示した説明図である。図5は、図2のB2−B2線における断面構成を例示した説明図である。図2〜図5を用いて、カテーテル1の本体部10の構成について説明する。図2に示すように、カテーテル1はさらに、操作ワイヤ31〜34と、穿刺針61〜64を備えている。
本体部10は、カテーテル1の長手方向(軸線O)に沿って延びる長尺状の部材である。本体部10は、内側に肉厚部111を有する中実の略円柱形状の部材である。図2に示すように、本体部10の内側には、吸引ルーメン12Lと、ワイヤ用ルーメン21L〜24Lと、針用ルーメン41L〜44Lとが形成されている。図示の例では、ワイヤ用ルーメン21L〜24Lは、4つのワイヤ用ルーメン、すなわち第1ワイヤ用ルーメン21L、第2ワイヤ用ルーメン23L、第3ワイヤ用ルーメン22L、及び第4ワイヤ用ルーメン24Lを有している。同様に、針用ルーメン41L〜44Lは、4つの針用ルーメン、すなわち第1針用ルーメン41L、第2針用ルーメン43L、第3針用ルーメン42L、及び第4針用ルーメン44Lを有している。本体部10の外径及び長さは任意に決定できる。
吸引ルーメン12Lは、カテーテル1の基端側に取り付けられた吸引装置の吸引路として機能する。また、吸引ルーメン12Lは、カテーテル1にガイドワイヤ等の医療用デバイスを挿通するためのガイドワイヤルーメンとしても機能する。吸引ルーメン12Lは、本体部10の肉厚部111において、長手方向(軸線O)に延びるように形成された内腔であって、本体部10の先端から基端までを連通する内腔である。吸引ルーメン12Lの先端には、外部と吸引ルーメン12Lとを連通する開口12oが形成されている(図4、図5)。吸引ルーメン12Lは、本体部10において、ワイヤ用ルーメン21L〜24L及び針用ルーメン41L〜44Lと並列に配置されている(図2、図3)。吸引ルーメン12Lは、図2に示す本体部10の横断面において、本体部10の略中央に配置されている。吸引ルーメン12Lの内径Φ1は、ワイヤ用ルーメン21L〜24Lの内径Φ2よりも太く、かつ、針用ルーメン41L〜44Lの内径Φ4よりも太い(図2)。
ワイヤ用ルーメン21L〜24Lは、本体部10の内側において、操作ワイヤ31〜34をそれぞれ収容するための内腔である。ワイヤ用ルーメン21L〜24Lは、4つのワイヤ用ルーメン(第1ワイヤ用ルーメン21L、第2ワイヤ用ルーメン23L、第3ワイヤ用ルーメン22L、及び第4ワイヤ用ルーメン24L)を有している。第1ワイヤ用ルーメン21Lは、本体部10の肉厚部111において、長手方向(軸線O)に延びるように形成された内腔であって、本体部10の先端から基端までを連通する内腔である。第1ワイヤ用ルーメン21Lには、第1操作ワイヤ31が収容されている。第1ワイヤ用ルーメン21Lの先端は、保持部材50によって閉塞されている(図3、図4)。第1ワイヤ用ルーメン21Lは、本体部10において、吸引ルーメン12L及び針用ルーメン41L〜44Lと並列に配置されている(図2、図3)。第1ワイヤ用ルーメン21Lの内径Φ2は、吸引ルーメン12Lの内径Φ1よりも細く、かつ、針用ルーメン41L〜44Lの内径Φ4と略同一である(図2)。
第2ワイヤ用ルーメン23Lは、第1操作ワイヤ31に代えて第2操作ワイヤ33を収容している点を除いて、第1ワイヤ用ルーメン21Lと同様の構成を有している。第3ワイヤ用ルーメン22Lは、第1操作ワイヤ31に代えて第3操作ワイヤ32を収容している点を除いて、第1ワイヤ用ルーメン21Lと同様の構成を有している。第4ワイヤ用ルーメン24Lは、第1操作ワイヤ31に代えて第4操作ワイヤ34を収容している点を除いて、第1ワイヤ用ルーメン21Lと同様の構成を有している。図2の例では、第1〜第4ワイヤ用ルーメン21L〜24Lの内径Φ2はそれぞれ略同一であるが、これらは相違していてもよい。
針用ルーメン41L〜44Lは、本体部10の内側において、穿刺針61〜64をそれぞれ収容するための内腔である。針用ルーメン41L〜44Lは、4つの針用ルーメン(第1針用ルーメン41L、第2針用ルーメン43L、第3針用ルーメン42L、及び第4針用ルーメン44L)を有している。第1針用ルーメン41Lは、本体部10の肉厚部111において、長手方向(軸線O)に延びるように形成された内腔であって、本体部10の先端から基端までを連通する内腔である。第1針用ルーメン41Lには、第1穿刺針61が収容されている。第1針用ルーメン41Lの先端には、外部と第1針用ルーメン41Lとを連通する開口41oが形成されている(図5)。図5に示すように、開口41oからは、第1穿刺針61の先端部61dを突出させることができる。第1針用ルーメン41Lの基端部は、コネクタ90の分岐部91から、第1枝911に連通している(図1)。第1針用ルーメン41Lは、本体部10において、吸引ルーメン12L及びワイヤ用ルーメン21L〜24Lと並列に配置されている(図2、図3)。第1針用ルーメン41Lの内径Φ4は、吸引ルーメン12Lの内径Φ1よりも細く、かつ、ワイヤ用ルーメン21L〜24Lの内径Φ2と略同一である(図2)。
第2針用ルーメン43Lは、第1穿刺針61に代えて第2穿刺針63を収容し、かつ、基端部において第2枝913に連通している点を除いて、第1針用ルーメン41Lと同様の構成を有している。第3針用ルーメン42Lは、第1穿刺針61に代えて第3穿刺針62を収容し、かつ、基端部において第3枝912に連通している点を除いて、第1針用ルーメン41Lと同様の構成を有している。第4針用ルーメン44Lは、第1穿刺針61に代えて第4穿刺針64を収容し、かつ、基端部において第4枝914に連通している点を除いて、第1針用ルーメン41Lと同様の構成を有している。図2の例では、第1〜第4針用ルーメン41L〜44Lの内径Φ4はそれぞれ略同一であるが、これらは相違していてもよい。
図2に示す本体部10の横断面において、ワイヤ用ルーメン21L〜24Lと、針用ルーメン41L〜44Lとは、略中央に配置された吸引ルーメン12Lの周囲を取り囲むようにして、本体部10の周方向において交互に配置されている。具体的には、例えば、第1ワイヤ用ルーメン21Lを基準とした場合、第1ワイヤ用ルーメン21Lの両隣には、針用ルーメン(第1針用ルーメン41L及び第4針用ルーメン44L)が配置されている。また、例えば、第1針用ルーメン41Lを基準とした場合、第1針用ルーメン41Lの両隣には、ワイヤ用ルーメン(第1ワイヤ用ルーメン21L及び第3ワイヤ用ルーメン22L)が配置されている。
操作ワイヤ31〜34は、カテーテル1の先端側を湾曲させるために用いられる操作用の部材である。操作ワイヤ31〜34は、4つの操作ワイヤ(第1操作ワイヤ31、第2操作ワイヤ33、第3操作ワイヤ32、及び第4操作ワイヤ34)を有している。第1操作ワイヤ31は、カテーテル1の長手方向に沿って延びる中実かつ長尺状の部材である。第1操作ワイヤ31は、略一定の外径D1を有する略円柱形状である。第1操作ワイヤ31の外径D1は、第1ワイヤ用ルーメン21Lの内径Φ2よりも小さい限りにおいて、任意に決定できる(図4)。第1操作ワイヤ31は、第1ワイヤ用ルーメン21Lに収容されている。第1操作ワイヤ31の先端部は、第1ワイヤ用ルーメン21Lの先端部に配置された保持部材50によって、本体部10の先端部に保持、すなわち固定されている(図3、図4)。第1操作ワイヤ31の基端部は、後述する第1巻取部921に巻回され、固定されている(図1)。
第2操作ワイヤ33は、第1ワイヤ用ルーメン21Lに代えて第2ワイヤ用ルーメン23Lに収容されており、基端部において第2巻取部923に巻回され、第1操作ワイヤ31の外径D1よりも小さい外径D3を有している点を除いて、第1操作ワイヤ31と同様の構成を有している。第3操作ワイヤ32は、第1ワイヤ用ルーメン21Lに代えて第3ワイヤ用ルーメン22Lに収容されており、基端部において第3巻取部922に巻回されている点を除いて、第1操作ワイヤ31と同様の構成を有している。第4操作ワイヤ34は、第1ワイヤ用ルーメン21Lに代えて第4ワイヤ用ルーメン24Lに収容されており、基端部において第4巻取部924に巻回され、第1操作ワイヤ31の外径D1よりも小さい外径D3を有している点を除いて、第1操作ワイヤ31と同様の構成を有している。図2及び図4の例では、第1操作ワイヤ31と第3操作ワイヤ32とは略同一の外径D1であり、第2操作ワイヤ33と第4操作ワイヤ34とは略同一の外径D3であるが、これらは全て略同一の外径でもよく、それぞれ異なる外径であってもよい。
なお、操作ワイヤ31〜34の少なくとも一部は、形状、外径、及び材料のいずれかが異なる複数の部分により構成されてもよい。例えば、第1操作ワイヤ31は、細径部と、細径部よりも径が太い太径部と、細径部と太径部との間に配置されたテーパ形状の縮径部と、から構成されてもよい。細径部、縮径部、及び太径部は、カテーテル1の軸線Oに沿って配置され得る。このようにすれば、縮径部において、第1操作ワイヤ31に剛性ギャップを設けることができるため、第1操作ワイヤ31を操作した際に、縮径部の位置を基点としてカテーテル1を湾曲させることができる。また、第1操作ワイヤ31は、細径部、縮径部、及び太径部に代えて、偏平部、中間部、及び太径部を備える構成としてもよい。このようにすれば、円柱形状の第1操作ワイヤ31の一端をプレス加工することにより、偏平部と中間部とを容易に形成できる。さらに、第1操作ワイヤ31は、細径部、縮径部、及び太径部に代えて、剛性の異なる材料により形成された第1部分及び第2部分を備える構成としてもよい。このようにすれば、第1操作ワイヤ31の形状や外径を変えることなく、第1操作ワイヤ31に剛性ギャップを設けることができる。これらの点は、第2操作ワイヤ33、第3操作ワイヤ32、及び第4操作ワイヤ34についても同様である。
穿刺針61〜64は、生体組織に穿刺して薬液を注入するために用いられる針である。穿刺針61〜64は、4つの穿刺針(第1穿刺針61、第2穿刺針63、第3穿刺針62、及び第4穿刺針64)を有している。第1穿刺針61は、カテーテル1の長手方向に沿って延びる長尺形状の針である。
第1穿刺針61は、先端部と基端部とにそれぞれ開口が形成され、内側に両開口を連通する内腔(薬液ルーメン61L)が形成された中空の略円筒形状である。第1穿刺針61の先端部61dは、生体組織に穿刺した際の抵抗を抑制するために、基端側から先端側にかけて鋭利な形状とされている(図5)。第1穿刺針61の外径及び内径は、第1針用ルーメン41Lの内径Φ4よりも小さい限りにおいて、任意に決定できる。第1穿刺針61は、第1針用ルーメン41Lに収容(内挿)されている。第1穿刺針61の基端部61pは、分岐部91の第1枝911から外部に突出している(図1、図5)。第1穿刺針61の基端部61pを先端側に向かって押し進めることにより、第1針用ルーメン41Lの先端部の開口41oから、第1穿刺針61の先端部61dを突出させることができる(図5)。第1穿刺針61の基端部61pを基端側に向かって引くことにより、第1穿刺針61の先端部61dを第1針用ルーメン41Lの内部に収容することができる。なお、第1穿刺針61の基端部61pには、薬液ルーメン61Lに薬液を送出するシリンジを取り付けるための接続部や、術者が把持するための把持部材等が設けられていてもよい。
第2穿刺針63は、薬液ルーメン63Lを形成し、第1針用ルーメン41Lに代えて第2針用ルーメン43Lに収容されており、基端部において第2枝913から外部に突出している点を除いて、第1穿刺針61と同様の構成を有している。第3穿刺針62は、薬液ルーメン62Lを形成し、第1針用ルーメン41Lに代えて第3針用ルーメン42Lに収容されており、基端部において第3枝912から外部に突出している点を除いて、第1穿刺針61と同様の構成を有している。第4穿刺針64は、薬液ルーメン64Lを形成し、第1針用ルーメン41Lに代えて第4針用ルーメン44Lに収容されており、基端部において第4枝914から外部に突出している点を除いて、第1穿刺針61と同様の構成を有している。第1〜第4穿刺針61〜64は、それぞれ略同一の外径及び内径を有しているが、これらは異なっていてもよい。
図1に戻り説明を続ける。コネクタ90は、本体部10の基端部に配置されて、術者によって把持される部材である。コネクタ90は、分岐部91と、巻取部92と、羽根部93とを備える。分岐部91は、穿刺針61〜64の挿通路を形成する部材である。分岐部91は、先端部90dと基端部とにそれぞれ開口が形成され、内側に両開口を連通する内腔が形成された略中空状である。さらに分岐部91は、先端側から基端側に向かって放射状に延びる4つの枝(第1枝911、第2枝913、第3枝912、及び第4枝914)を有している(図1)。第1〜第4枝911〜914は、それぞれ、分岐部91の内腔に連通した内腔を有している。第1〜第4枝911〜914の各内腔には、それぞれ、上述した第1〜第4穿刺針61〜64が挿通されている。
巻取部92は、分岐部91の基端側に配置され、操作ワイヤ31〜34の巻き取り、及び繰り出しをする部材である。巻取部92は、4つの巻取部(第1巻取部921、第2巻取部923、第3巻取部922、及び第4巻取部924)を有している。第1巻取部921は、筒状または棒状のワイヤ巻回部と、ワイヤ巻回部の外側に設けられたつまみ部とを有している。第1巻取部921のワイヤ巻回部には、第1操作ワイヤ31の基端部が巻回され、固定されている。第1巻取部921のつまみ部を時計回りに回転させることにより、第1操作ワイヤ31の基端部がワイヤ巻回部に巻き取られ、これにより第1操作ワイヤ31の基端側を引っ張る操作ができる。第1巻取部921のつまみ部を反時計回りに回転させることにより、第1操作ワイヤ31の基端部がワイヤ巻回部から繰り出され、これにより第1操作ワイヤ31を緩める操作ができる。
第2巻取部923は、ワイヤ巻回部に第2操作ワイヤ33の基端部が固定され、つまみ部の回転によって第2操作ワイヤ33を巻き取りまたは繰り出しする点を除いて、第1巻取部921と同様の構成を有している。第3巻取部922は、ワイヤ巻回部に第3操作ワイヤ32の基端部が固定され、つまみ部の回転によって第3操作ワイヤ32を巻き取りまたは繰り出しする点を除いて、第1巻取部921と同様の構成を有している。第4巻取部924は、ワイヤ巻回部に第4操作ワイヤ34の基端部が固定され、つまみ部の回転によって第4操作ワイヤ34を巻き取りまたは繰り出しする点を除いて、第1巻取部921と同様の構成を有している。
羽根部93は、巻取部92の基端側に設けられた2枚の羽根状の部材である。羽根部93は、術者がカテーテル1を把持する際に使用される。羽根部93は、任意の形状とすることができ、省略してもよい。羽根部93は、分岐部91や巻取部92と一体的に形成されていてもよい。
本体部10及び穿刺針61〜64は、抗血栓性、可撓性、生体適合性を有することが好ましく、樹脂材料や金属材料で形成できる。樹脂材料としては、例えば、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂等を採用できる。金属材料としては、例えば、SUS304等のステンレス鋼、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金等を採用できる。このほか、放射線不透過材料である金、白金、タングステン、またはこれらの元素を含む合金を採用すれば、X線透視下での視認性を向上させることができ、好ましい。
操作ワイヤ31〜34は、例えば、SUS304等のステンレス鋼、ニッケルチタン合金、コバルトクロム合金、タングステン合金等の金属材料により形成できる。保持部材50は、柔軟性を有することが好ましく、例えば、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー等の樹脂材料により形成できる。コネクタ90は、例えば、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリエーテルサルフォン等の樹脂材料で形成できる。なお、上述した各材料はあくまで例示に過ぎず、上記以外の公知の材料を用いて各部材を形成してもよい。
図6は、カテーテル1の使用状態を例示した説明図である。図6の上段にはカテーテル1の全体を図示し、図6の下段にはカテーテル1の先端側の拡大図を示す。カテーテル1では、第1巻取部921のつまみ部を時計回りに回転させて、第1操作ワイヤ31の基端側を引っ張る操作をすることによって、カテーテル1の先端側を外側(カテーテル1の長手方向に交差する方向)に湾曲させることができる。この際、カテーテル1は、第1操作ワイヤ31が設けられている第1の方向W1(図2、図6)に向かって湾曲する。また、第2巻取部923のつまみ部を時計回りに回転させて、第2操作ワイヤ33の基端側を引っ張る操作をすることによって、カテーテル1の先端側を外側に湾曲させることができる。この際、カテーテル1は、第2操作ワイヤ33が設けられている第2の方向W3(図2、図6)に向かって湾曲する。同様に、第3巻取部922のつまみ部を時計回りに回転させることで、カテーテル1の先端側を、第3操作ワイヤ32が設けられている第3の方向W2(図2)に向かって湾曲させることができる。第4巻取部924のつまみ部を時計回りに回転させることで、カテーテル1の先端側を、第4操作ワイヤ34が設けられている第4の方向W4(図2)に向かって湾曲させることができる。
ここで、図6に示すようにカテーテル1は、第1の方向W1に湾曲した際の曲率半径r1と、第2の方向W3に湾曲した際の曲率半径r3とが相違している。これは、第1操作ワイヤ31の外径D1と、第2操作ワイヤ33の外径D3とが相違していることに起因する(図4)。このように、外径を相違させた複数の操作ワイヤを備えることにより、図6に示すように、カテーテル1の先端側を、異なる曲率半径で、異なる方向に湾曲させることができる。第3操作ワイヤ32及び第4操作ワイヤ34についても同様である。なお、第1〜第4操作ワイヤ31〜34において、形状、外径、及び材料のいずれかが異なる複数の部分(例えば、細径部、縮径部、及び太径部)を設ける場合、縮径部の形状を相違させる、または、縮径部が設けられる位置を相違させることによっても、湾曲時の曲率半径r1,r3、及び湾曲可能な部分の長さを調整できる。
以上のようなカテーテル1によれば、吸引ルーメン12Lにガイドワイヤを挿通させることにより、カテーテル1の先端部1dを、生体管腔内の所望の位置までデリバリできる。その後、巻取部92を用いて操作ワイヤ31〜34を操作することによって、カテーテル1の先端側を湾曲させて、カテーテル1の先端面を、生体組織の目的箇所に押し当てることができる(図6)。その後、カテーテル1の基端部に取り付けた吸引装置から、吸引ルーメン12Lに陰圧を掛けることによって、カテーテル1の先端面を、生体組織の目的箇所に固定することができる。その後、分岐部91から穿刺針61〜64を押し進めることによって、カテーテル1の先端部1dから穿刺針61〜64を突出させて、生体組織の目的箇所に穿刺することができる(図6)。その後、穿刺針61〜64の基端部に取り付けたシリンジ等から薬液を注入することによって、生体組織の目的箇所に薬液を注入することができる。
以上のように、第1実施形態のカテーテル1は、それぞれ並列に配置された第1針用ルーメン41Lと、第2針用ルーメン43Lを備える。このため、1回の位置決め及び固定の後、第1及び第2針用ルーメン41L,43Lを用いて、生体組織(例えば心筋壁)の複数の異なる位置に対して、同時に(または連続して)薬液を注入することができる。この結果、薬液注入用のカテーテル1において、手技を容易とし、かつ、治療に要する時間を短縮することができる。また、カテーテル1は、ワイヤ用ルーメン21L〜24Lに収容された操作ワイヤ31〜34を備える。このため、操作ワイヤ31〜34の基端側を引っ張ることによって、カテーテル1の先端側を湾曲させて、カテーテル1の先端を生体組織の目的箇所に押し当てることができる。すなわち、第1実施形態のカテーテル1によれば、薬液注入用のカテーテル1において、穿刺位置を容易に制御できる。
また、第1実施形態のカテーテル1は、第1ワイヤ用ルーメン21Lに収容された第1操作ワイヤ31と、第2ワイヤ用ルーメン23Lに収容された第2操作ワイヤ33とを有している。このため、第1操作ワイヤ31の操作によりカテーテル1が湾曲する方向W1と、第2操作ワイヤ33の操作によりカテーテル1が湾曲する方向W3とを変化させることができる(図6)。このため、薬液注入用のカテーテル1において、穿刺位置を細かく制御できる。
さらに、第1実施形態のカテーテル1において、ワイヤ用ルーメン(第1ワイヤ用ルーメン21L及び第2ワイヤ用ルーメン23L)と、針用ルーメン(第1針用ルーメン41L及び第2針用ルーメン43L)と、は本体部10の周方向において交互に配置されている(図2)。このため、ワイヤ用ルーメンと針用ルーメンとが、本体部10の周方向においてそれぞれ固まって配置されている構成と比較して、カテーテル1が湾曲可能な範囲(すなわち、カテーテルが湾曲可能な周方向の角度)を広げることができると共に、第1針用ルーメン41Lと第2針用ルーメン43Lとの距離を長くできる。
さらに、第1実施形態のカテーテル1は、先端部1dにおいて外部と吸引ルーメン12Lとを連通する開口12oが設けられた吸引ルーメン12Lを備える。このため、カテーテル1に吸引装置を取り付け、この吸引ルーメン12Lを介して吸引を行うことによって、カテーテル1の先端面を生体組織(例えば心筋壁)に対して容易に固定できる。この結果、第1実施形態のカテーテル1によれば、例えば、絶えず拍動を続ける心筋壁に対して薬液を注入する場合であっても、心筋壁の穿刺を安全に実施できる。また、吸引ルーメン12Lは、ワイヤ用ルーメン21L〜24L及び針用ルーメン41L〜44Lのそれぞれよりも太い内径Φ1を有している(図2)。このため、カテーテル1の先端面を生体組織に対してしっかりと固定できる。また、吸引ルーメン12Lは、本体部10の略中央に配置されている。このため、操作ワイヤ31〜34の操作によって、カテーテル1が第1〜第4の方向W1〜W4のうち、どのような方向に湾曲した場合であっても、カテーテル1の先端面を生体組織に対して固定できる。
さらに、第1実施形態のカテーテル1は、第1針用ルーメン41Lに収容された第1穿刺針61と、第2針用ルーメン43Lに収容された第2穿刺針63とを備える。このため、生体組織の複数の異なる位置に対して、同時に(または連続して)薬液を注入することができる。
<第2実施形態>
図7は、第2実施形態のカテーテル1AのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。第2実施形態のカテーテル1Aは、本体部10に代えて本体部10Aを備える。本体部10Aには、第1実施形態で説明した第2,第3,第4ワイヤ用ルーメン23L,22L,24Lが形成されておらず、第2,第3,第4操作ワイヤ33,32,34を備えていない。このためカテーテル1Aは、第1の方向W1にのみ湾曲可能である。このように、本体部10Aの構成は種々の変更が可能であり、複数のワイヤ用ルーメンを有していなくてもよい。また、本体部10Aにおいてワイヤ用ルーメンが設けられる数は任意に変更することができ、第1実施形態で説明した4つ、第2実施形態で説明した1つに限らず、2つ、5つ以上等、任意の個数とできる。操作ワイヤについても同様である。このような第2実施形態のカテーテル1Aによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第3実施形態>
図8は、第3実施形態のカテーテル1BのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。第3実施形態のカテーテル1Bは、本体部10に代えて本体部10Bを備える。本体部10Bには、第1実施形態で説明した第3,第4針用ルーメン42L,44Lが形成されておらず、第3,第4穿刺針62,64を備えていない。このためカテーテル1Bは、第1穿刺針61と第2穿刺針63とを用いて2箇所同時に(または連続して)薬液を注入することができる。このように、本体部10Bの構成は種々の変更が可能であり、3つ以上の針用ルーメンを有していなくてもよい。また、本体部10Bにおいて針用ルーメンが設けられる数は任意に変更することができ、第1実施形態で説明した4つ、第3実施形態で説明した2つに限らず、3つ、5つ以上等、任意の個数とできる。穿刺針についても同様である。このような第3実施形態のカテーテル1Bによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第4実施形態>
図9は、第4実施形態のカテーテル1CのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。第4実施形態のカテーテル1Cは、本体部10に代えて本体部10Cを備える。本体部10Cには、第1実施形態で説明した吸引ルーメン12Lが形成されていない。このようなカテーテル1Cでは、例えば、第1〜第4針用ルーメン41L〜44Lのうちの少なくともいずれかを、ガイドワイヤルーメンや、吸引ルーメンとして使用することができる。このように、本体部10Cの構成は種々の変更が可能であり、吸引ルーメン12Lを有していなくてもよい。このような第4実施形態のカテーテル1Cによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第5実施形態>
図10は、第5実施形態のカテーテル1DのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。第5実施形態のカテーテル1Dは、第1実施形態で説明した第1〜第4穿刺針61〜64を備えていない。このようなカテーテル1Dでは、別途準備した穿刺針や、先端に穿刺針を有する細径のカテーテル等を、第1〜第4針用ルーメン41L〜44Lに挿通することによって、生体組織の複数の異なる位置に対して、同時に(または連続して)薬液を注入することができる。このように、カテーテル1Dの構成は種々の変更が可能であり、一部の構成要素(例えば、穿刺針、巻取部等)を備えていなくてもよい。このような第5実施形態のカテーテル1Dによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第6実施形態>
図11は、第6実施形態のカテーテル1EのB1−B1線における断面構成を例示した説明図である。第6実施形態のカテーテル1Eは、保持部材50に代えて保持部材50Eを備える。保持部材50Eは、第1実施形態の保持部材50よりも基端側、すなわち本体部10の先端よりも基端側に配置されている点を除いて、保持部材50と同様の構成を有している。このように、カテーテル1Eの構成は種々の変更が可能であり、例えば、保持部材50Gは、カテーテル1Eの先端側の任意の位置に配置されてよい。また、保持部材50Gを本体部10の一部分として形成する、換言すれば、本体部10においてワイヤ用ルーメン21L〜24Lを有底円筒形状としてもよい。さらに、操作ワイヤ31〜34の先端部を、ワイヤ用ルーメン21L〜24Lの先端部に接合することで、保持部材50Gを省略してもよい。このような第6実施形態のカテーテル1Eによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第7実施形態>
図12は、第7実施形態のカテーテル1FのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。第7実施形態のカテーテル1Fは、本体部10に代えて本体部10Fを備える。本体部10Fでは、ワイヤ用ルーメン21L〜24LFと、針用ルーメン41LF〜44Lとが、本体部10Fの周方向において交互に配置されていない。具体的には、第4ワイヤ用ルーメン24LFを基準とした場合、第4ワイヤ用ルーメン24LFの両隣には、ワイヤ用ルーメン(第1ワイヤ用ルーメン21L及び第3ワイヤ用ルーメン22L)が配置されている。また、第1針用ルーメン41LFを基準とした場合、第1針用ルーメン41LFの両隣には、針用ルーメン(第2針用ルーメン43L及び第4針用ルーメン44L)が配置されている。このように、本体部10Fの構成は種々の変更が可能であり、ワイヤ用ルーメン21L〜24LFと、針用ルーメン41LF〜44Lとが、本体部10Fの周方向において交互に配置されていなくてもよい。換言すれば、本体部10Fにおいては、複数のワイヤ用ルーメン21L〜24LFが固まって配置されていてもよく、複数の針用ルーメン41LF〜44Lが固まって配置されていてもよい。このような第7実施形態のカテーテル1Fによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第8実施形態>
図13は、第8実施形態のカテーテル1GのA1−A1線における横断面構成を例示した説明図である。図14は、第8実施形態のカテーテル1GのA2−A2線における横断面構成を例示した説明図である。第8実施形態のカテーテル1Gは、本体部10に代えて本体部10Gを備え、保持部材50に代えて保持部材50Gを備える。本体部10Gでは、インナーシャフトを用いて、第1実施形態で説明した吸引ルーメン12L、ワイヤ用ルーメン21L〜24L、及び針用ルーメン41L〜44Lを形成している。
図13に示すように、本体部10Gは、中空の略円筒形状のアウターシャフトと、アウターシャフトの内側にそれぞれ配置されたインナーシャフト12、第1ワイヤ用インナーシャフト21、第2ワイヤ用インナーシャフト23、第3ワイヤ用インナーシャフト22、第4ワイヤ用インナーシャフト24、第1針用インナーシャフト41、第2針用インナーシャフト43、第3針用インナーシャフト42、第4針用インナーシャフト44、及び封止部材111Gを備えている。インナーシャフト12は、インナーシャフト12の中心軸が、アウターシャフトの中心軸とほぼ一致するようにして、アウターシャフトの中央に配置されている。インナーシャフト12の内側には、吸引ルーメン12Lが形成されている。吸引ルーメン12Lの詳細は、第1実施形態と同様である。
第1〜第4ワイヤ用インナーシャフト21〜24と、第1〜第4針用インナーシャフト41〜44とは、インナーシャフト12の周囲を取り囲むようにして、本体部10Gの周方向において交互に配置されている。封止部材111Gは、アウターシャフトの内側と、インナーシャフト12、第1〜第4ワイヤ用インナーシャフト21〜24、及び第1〜第4針用インナーシャフト41〜44の外側と、の間に充填された樹脂部材である。封止部材111Gによって、各インナーシャフトが固定されて、配置が維持されている。第1〜第4ワイヤ用インナーシャフト21〜24の内側には、それぞれ、第1〜第4ワイヤ用ルーメン21L〜24Lが形成されている。第1〜第4ワイヤ用ルーメン21L〜24Lの詳細は、第1実施形態と同様である。第1〜第4針用インナーシャフト41〜44の内側には、それぞれ、第1〜第4針用ルーメン41L〜44Lが形成されている。第1〜第4針用ルーメン41L〜44Lの詳細は、第1実施形態と同様である。
図14に示すように、保持部材50Gは、本体部10Gの先端部において、アウターシャフトの内側と、インナーシャフト12及び第1〜第4針用インナーシャフト41〜44の外側と、の間に設けられている。保持部材50Gは、第1実施形態の保持部材50と同様に、操作ワイヤ31〜34の先端部を、本体部10Gの先端部に固定している。
このように、カテーテル1Gの構成は種々の変更が可能であり、吸引ルーメン12Lと、ワイヤ用ルーメン21L〜24Lと、針用ルーメン41L〜44Lとのうちの少なくとも一部のルーメンは、インナーシャフトを用いて形成されていてもよい。また、上記の例では、封止部材111Gを用いて、アウターシャフトと複数のインナーシャフトとを固定していた。しかし、封止部材111Gは省略してもよい。この場合、例えば、互いに接触させた状態で複数のインナーシャフトを束状に配置し、この束を覆うようにしてアウターシャフトを配置すればよい。このような第8実施形態のカテーテル1Gによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
<第9実施形態>
図15は、第9実施形態のカテーテル1HのB2−B2線における断面構成を例示した説明図である。第9実施形態のカテーテル1Hは、本体部10に代えて本体部10Hを備え、穿刺針61〜64に代えて穿刺針60Hを備えている。本体部10Hでは、吸引ルーメン12Lに代えて吸引ルーメン12LHが形成されると共に、第1〜第4針用ルーメン41L〜44Lに代えて第1〜第4針用ルーメン41LH〜44LHが形成されている。
第1針用ルーメン41LHは、本体部10Hの先端側の一部分において、ワイヤ用ルーメン21L〜24Lと並列に配置され、本体部10Hの長手方向に延びる内腔である。第2〜第4針用ルーメン43LH,42LH,44LHについても同様である。吸引ルーメン12LHは、第1〜第4針用ルーメン41LH〜44LHが形成されている部分においては、第1実施形態と同様に、第1〜第4針用ルーメン41LH〜44LHの内側に形成された内腔である。吸引ルーメン12LHは、第1〜第4針用ルーメン41LH〜44LHよりも基端側においては、本体部10Hの略中央部分から、第1〜第4針用ルーメン41LH〜44LHの延長線上に延びる十字状の横断面を有する内腔である。
穿刺針60Hは、基端側においては、本体部10Hの長手方向に延びる1本の管状体である。穿刺針60Hは、先端側、すなわち第1〜第4針用ルーメン41LH〜44LHが形成されている部分においては、互いの内腔を連通させつつ4本の穿刺針(第1穿刺針61H、第2穿刺針63H、第3穿刺針62H、及び第4穿刺針64H)に分岐している。1〜第4穿刺針61H〜64Hは、第1実施形態と同様に、第1〜第4針用ルーメン41LH〜44LHにそれぞれ収容されている。
このように、カテーテル1Hの構成は種々の変更が可能である。例えば、第1〜第4針用ルーメン41LH〜44LHは、本体部10Hの先端から基端までを連通していなくてもよく、本体部10Hの先端側にのみ設けられていてもよい。また、先端側において分岐した穿刺針60Hを用いてもよい。このような第9実施形態のカテーテル1Hによっても、上述した第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、第9実施形態のカテーテル1Hでは、穿刺針60Hの基端部を押し進めることによって、カテーテル1Hの先端部1dから、第1〜第4穿刺針61H〜64Hを同時に突出させることができる。カテーテル1Hによれば、これら4本の穿刺針は基端側で連結されているため、第1〜第4穿刺針61H〜64Hの突出長さを等しくできる。さらに、穿刺針60Hの基端部から、1本のシリンジを用いて薬液を注入することで、第1〜第4穿刺針61H〜64Hから同時に薬液を注入できる。このため、カテーテル1Hによれば、手技に要する手間を削減できると共に、第1〜第4穿刺針61H〜64Hから注入される薬液の量を等しくできる。
<本実施形態の変形例>
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
[変形例1]
上記第1〜9実施形態では、カテーテル1,1A〜1Hの構成を例示した。しかし、カテーテル1の構成は種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、管状の本体部10を有するカテーテル1を例示したが、本体部10には、他の構成要素(例えば、バルーン部材、網目状の素線からなるメッシュ部材、電極部材等)が設けられていてもよい。例えば、上記実施形態において、本体部10の外周面に、吸引ルーメン12Lにアクセスするためのポートを設けてもよい。このポートは、換言すれば、本体部10の外周面(すなわちカテーテル1の外側)と、吸引ルーメン12Lとを連通する貫通孔である。
[変形例2]
上記第1〜9実施形態では、吸引ルーメン12L,12LH、ワイヤ用ルーメン21L〜24L、及び針用ルーメン41L〜44Lの構成を例示した。しかし、これら各ルーメンの構成は種々の変更が可能である。例えば、吸引ルーメン12Lは、本体部10の横断面において、本体部10の略中央に配置されていなくてもよい。例えば、本体部10には、複数の吸引ルーメン12Lが形成されていてもよい。例えば、各ルーメンの横断面形状は、図2において例示した略円形形状のほか、略矩形形状、略多角形形状、扇形状等の種々の変更ができる。例えば、吸引ルーメン12Lと、ワイヤ用ルーメン21L〜24Lと、針用ルーメン41L〜44Lとの少なくとも一部は、内腔の少なくとも一部分が連通していてもよい。
[変形例3]
上記第1〜9実施形態では、操作ワイヤ31〜34の構成と、穿刺針61〜64の構成とを例示した。しかし、操作ワイヤ31〜34の構成と、穿刺針61〜64の構成とは種々の変更が可能である。例えば、操作ワイヤ31〜34の基端側は、巻取部92に内蔵されておらず、コネクタ90の基端側から、カテーテル1の外部に露出していてもよい。例えば、第1操作ワイヤ31の基端側と、第2操作ワイヤ33の基端側とが互いに接続されており、一方(例えば第1操作ワイヤ31)の基端側を巻き取った場合に、他方(例えば第2操作ワイヤ33)の基端側が繰り出される構成を採用してもよい。例えば、操作ワイヤ31〜34や穿刺針61〜64の横断面形状は、図2において例示した略円形形状のほか、略矩形形状、略多角形形状等、任意に変更できる。例えば、操作ワイヤ31〜34は、複数本の素線を撚り合せた撚線により構成されてもよい。
[変形例4]
上記第1〜9実施形態のカテーテル1,1A〜1Hの構成、及び上記変形例1〜3の各構成は、適宜組み合わせてもよい。例えば、第2,第3,第4,第7実施形態で説明したルーメンの構成を有するカテーテル1において、第5実施形態で説明した穿刺針61〜64を備えない構成を採用してもよく、第6実施形態で説明した保持部材50を採用してもよく、第8実施形態で説明したインナーシャフトを用いる構成を採用してもよく、第9実施形態で説明した針用ルーメン41LH〜44LH及び穿刺針60Hを用いる構成を採用してもよい。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
1,1A〜1H…カテーテル
10,10A〜10C,10F〜10H…本体部
12…インナーシャフト
12L,12LH…吸引ルーメン
21L〜24L…ワイヤ用ルーメン
21…第1ワイヤ用インナーシャフト
21L…第1ワイヤ用ルーメン
22…第3ワイヤ用インナーシャフト
22L…第3ワイヤ用ルーメン
23…第2ワイヤ用インナーシャフト
23L…第2ワイヤ用ルーメン
24…第4ワイヤ用インナーシャフト
24L,24LF…第4ワイヤ用ルーメン
31〜34…操作ワイヤ
31…第1操作ワイヤ
32…第3操作ワイヤ
33…第2操作ワイヤ
34…第4操作ワイヤ
41L〜44L…針用ルーメン
41…第1針用インナーシャフト
41L,41LF,41LH…第1針用ルーメン
42…第3針用インナーシャフト
42L…第3針用ルーメン
43…第2針用インナーシャフト
43L…第2針用ルーメン
44…第4針用インナーシャフト
44L…第4針用ルーメン
50,50E,50G…保持部材
61〜64,60H…穿刺針
61,61H…第1穿刺針
62,62H…第3穿刺針
63,63H…第2穿刺針
64,64H…第4穿刺針
90…コネクタ
91…分岐部
92…巻取部
93…羽根部
111…肉厚部
111G…封止部材
911…第1枝
912…第3枝
913…第2枝
914…第4枝
921…第1巻取部
922…第3巻取部
923…第2巻取部
924…第4巻取部

Claims (6)

  1. カテーテルであって、
    長尺状の外形を有する本体部と、
    操作ワイヤと、を備え、
    前記本体部の内側には、
    前記本体部の長手方向に延びるワイヤ用ルーメンであって、前記操作ワイヤを収容すると共に、先端部において前記操作ワイヤを保持するワイヤ用ルーメンと、
    前記ワイヤ用ルーメンと並列に配置された第1針用ルーメンであって、前記本体部の長手方向に延びると共に、先端部において外部と第1針用ルーメンとを連通する開口が設けられた第1針用ルーメンと、
    前記ワイヤ用ルーメン及び前記第1針用ルーメンと並列に配置された第2針用ルーメンであって、前記本体部の長手方向に延びると共に、先端部において外部と第2針用ルーメンとを連通する開口が設けられた第2針用ルーメンと、
    が形成されている、カテーテル。
  2. 請求項1に記載のカテーテルであって、さらに、
    前記操作ワイヤは、第1操作ワイヤと、第2操作ワイヤと、を有し、
    前記ワイヤ用ルーメンは、前記第1操作ワイヤを収容した第1ワイヤ用ルーメンと、前記第2操作ワイヤを収容した第2ワイヤ用ルーメンと、を有する、カテーテル。
  3. 請求項2に記載のカテーテルであって、
    前記ワイヤ用ルーメンと、前記第1針用ルーメン及び前記第2針用ルーメンを含む針用ルーメンと、は前記本体部の周方向において交互に配置されている、カテーテル。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のカテーテルであって、
    前記本体部の内側には、さらに、
    前記ワイヤ用ルーメン、前記第1針用ルーメン、及び前記第2針用ルーメンと並列に配置された吸引ルーメンであって、前記本体部の長手方向に延びると共に、先端部において外部と吸引ルーメンとを連通する開口が設けられた吸引ルーメンが形成されている、カテーテル。
  5. 請求項4に記載のカテーテルであって、
    前記吸引ルーメンは、
    前記ワイヤ用ルーメン、前記第1針用ルーメン、及び前記第2針用ルーメンのそれぞれよりも太い内径を有しており、
    前記本体部の横断面において前記本体部の中央に配置されている、カテーテル。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のカテーテルであって、さらに、
    前記第1針用ルーメンに収容された中空の第1穿刺針と、
    前記第2針用ルーメンに収容された中空の第2穿刺針と、を備える、カテーテル。
JP2019209699A 2019-11-20 2019-11-20 カテーテル Pending JP2021078849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019209699A JP2021078849A (ja) 2019-11-20 2019-11-20 カテーテル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019209699A JP2021078849A (ja) 2019-11-20 2019-11-20 カテーテル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021078849A true JP2021078849A (ja) 2021-05-27

Family

ID=75961746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019209699A Pending JP2021078849A (ja) 2019-11-20 2019-11-20 カテーテル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021078849A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023120329A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 Sbカワスミ株式会社 医療機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023120329A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 Sbカワスミ株式会社 医療機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7381200B2 (en) Infusion device
US9913963B2 (en) Steerable catheter with electrical signal delivered through steering wire
JP4821947B2 (ja) 薬液注入装置
JP4289919B2 (ja) 薬液注入装置
US6728579B1 (en) “Medical electrode lead”
KR20070033298A (ko) 약액 주입 장치 및 그 제조 방법
KR101333840B1 (ko) 초음파 유도 반향성 카테터 및 관련 방법
ES2878069T3 (es) Set para el bloqueo de nervios periférico
CN109009355B (zh) 一种心包穿刺针组件
US9233227B2 (en) Operating member
JP2022553602A (ja) 操縦可能なカテーテル用のカテーテルチューブ、及び操縦可能なカテーテルによって埋め込み型医療装置を埋め込む方法
JPWO2007046355A1 (ja) 把持具
JP2021078849A (ja) カテーテル
JP3628385B2 (ja) カテーテルチューブ
US20110270090A1 (en) Needle having ultrasound opaque elements
US20230028589A1 (en) Delivery sheath and medical device
EP4070846A1 (en) Catheter
JP2021115401A (ja) カテーテル
JP7401258B2 (ja) カテーテル
CN218106006U (zh) 穿刺导管
CN219126591U (zh) 一种穿刺针
WO2023095694A1 (ja) カテーテル
ES2432845B1 (es) Cánula de colangiografía intraoperatoria
JP2022139841A (ja) カテーテル
KR20220131998A (ko) 약액 주입침 및 약액 주입침 시스템