JP2021078047A - 撮影装置及びその制御方法並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】タイムラプス動画撮影時において、絞りを動作させることによる弊害をおさえつつ、露出の追従範囲を広げることができる撮像装置及びその制御方法並びにプログラムを提供する。【解決手段】撮像装置100は、画像データに対する撮影感度、絞り値、及びシャッタ速度のうちの少なくとも1つを調整して露出制御を行うシステム制御部114を備え、タイムラプス動画撮影において露出追従する際、タイムラプス動画撮影で得られた画像データ間の変動の度合いを示す撮影パラメータに基づき絞り動作条件に当てはまるか否か判定し、当てはまらない場合は、絞り値を固定し、シャッタ速度または撮影感度の少なくとも1方を用いて露出追従を行い、当てはまる場合は、シャッタ速度及び前記ISO感度よりも前記絞り値を優先的に調整して露出追従を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法並びにプログラムに関し、特に、タイムラプス動画を撮影可能な撮像装置及びその制御方法並びにプログラムに関する。
従来、間欠的に撮影された複数の静止画を、時系列的に結合して動画を作成するタイムラプス動画という機能がある。
タイムラプス動画の撮影においては、絞りを動作させることで生じる弊害、例えば周辺光量の変動によるちらつきや、被写体深度の違いによるぼけ具合の変動などを回避する必要がある。このため、撮影中は絞りを固定しておくことが一般的であり、タイムラプス撮影時に絞りを固定して撮影を行う技術が開示されている。
例えば、特許文献1では、タイムラプス動画の撮影において、撮影中に絞り制御しない場合でも、良好な露出の画像を得られるようにする技術が開示されている。
特開2018−98585号公報
しかしながら、上述した先行例のように、タイムラプス動画撮影において、撮影開始時に絞りを固定すると次のような問題が発生する。例えば、日中の明るい時間にタイムラプス撮影を開始して、夜景のような暗いシーンを含む時間まで撮影する場合がある。この場合、撮影開始時は周囲が明るいために絞りを絞るが、その状態で夜景を撮影しようとすると、絞った分だけ低輝度側への露出追従ができないため、適正な明るさの画像を撮影することができない。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、タイムラプス動画撮影時において、絞りを動作させることによる弊害をおさえつつ、露出の追従範囲を広げることができる撮像装置及びその制御方法並びにプログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る撮像装置は、タイムラプス動画の各フレームとなる複数の画像データを間欠的に撮影する撮像装置であって、画像データに対する撮影感度、絞り値、及びシャッタ速度のうちの少なくとも1つを調整して、露出制御を行う露出制御手段と、前記間欠的な撮影において露出追従する際に、前記間欠的な撮影により得られた画像データ間の変動の度合いを示す撮影パラメータに基づき、前記絞りを動作させて露出追従を行う絞り動作条件に当てはまるかどうかを判定する判定手段とを備え、前記露出制御手段は、前記絞り動作条件に当てはまらないと判定された場合は、前記絞り値を固定し、前記シャッタ速度または前記撮影感度の少なくとも1方を用いて露出追従を行い、前記絞り動作条件に当てはまると判定された場合は、前記シャッタ速度及び前記撮影感度よりも前記絞り値を優先的に調整して露出追従を行うことを特徴とする。
本発明によれば、タイムラプス動画撮影時において、絞りを動作させることによる弊害をおさえつつ、露出の追従範囲を広げることができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係るタイムラプス動画の露出制御処理のフローチャートである。 図2のステップS206で用いられる絞り固定されたプログラム線図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1において、撮像装置100は、レンズ光学系101、メカニカルシャッタ(以下、メカシャッタという)102、撮像素子103、CDS回路104、A/D変換器105、タイミング信号発生回路106、及び駆動回路107を備える。さらに、撮像装置100は、信号処理回路108、画像メモリ109、画像記録媒体110、記録回路111、画像表示装置112、表示回路113、システム制御部114、操作部115、測光部116、及びジャイロ117を備える。
レンズ光学系101は、不図示の絞りや、ズームレンズ、フォーカスレンズ、シフトレンズを含むレンズ群を含む。
CDS回路104は、アナログ信号処理を行う。
A/D変換器105は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。
タイミング信号発生回路106は、CDS回路104およびA/D変換器105を動作させる信号を発生する。
駆動回路107は、レンズ光学系101、メカシャッタ102、および撮像素子103を駆動させる。
信号処理回路108は、入力された画像信号に必要な信号処理を行う。具体的には、色変換、ホワイトバランス、ガンマ補正等の画像処理、解像度変換処理、画像圧縮処理、デジタルゲインの調整によるISO感度の設定処理等の信号処理が信号処理回路108(設定部)で行われる。
画像メモリ109は、信号処理回路108で信号処理された画像データを記憶する。
画像記録媒体110は、撮像装置100から取り外し可能であって、画像を記憶する。
記録回路111は、信号処理回路108で信号処理された画像データを画像記録媒体110に記録する。
画像表示装置112は、信号処理回路108で信号処理された画像データを表示する。
表示回路113は、画像表示装置112に画像を表示する。
システム制御部114は、撮像装置100の全体を制御する。
ジャイロ117は、撮像装置100のぶれを検出する。
以下、上述のように構成された撮像装置100を用いた撮影動作について説明する。
まず、駆動回路107は、システム制御部114からの制御信号により、レンズ光学系101を駆動させ、適切な明るさに設定された被写体像を撮像素子103上に結像させる。
次に、駆動回路107は、システム制御部114からの制御信号により、必要な露光時間となるように撮像素子103の動作に合わせて撮像素子103を遮光するように後述するシャッタ速度を調節してメカシャッタ102を駆動させる。この時、撮像素子103が電子シャッタ機能を有する場合は、メカシャッタ102とその電子シャッタ機能を併用して、必要な露光時間を確保してもよい。
駆動回路107は、システム制御部114により制御されるタイミング信号発生回路106が発生する動作パルスをもとにした駆動パルスで撮像素子103を駆動させる。撮像素子103は、その駆動時において被写体像を光電変換により電気信号に変換してアナログの画像信号として出力する。撮像素子103から出力されたアナログの画像信号は、システム制御部114により制御されるタイミング信号発生回路106が発生する動作パルスにより、CDS回路104においてクロック同期性ノイズが除去された後、出力される。CDS回路104から出力されたアナログの画像信号は、A/D変換器105においてデジタルの画像信号に変換された後、出力される。次に、A/D変換器105から出力されたデジタルの画像信号に対して、信号処理回路108において、色変換、ホワイトバランス、ガンマ補正等の画像処理、解像度変換処理、画像圧縮処理等の信号処理が行われる。
画像メモリ109は、信号処理回路108における信号処理中のデジタルの画像信号を一時的に記憶したり、信号処理回路108で信号処理された後のデジタル画像信号(以下、画像データという)を記憶したりするために用いられる。
画像データは、信号処理回路108で信号処理された後に直接、又は画像メモリ109に一度記憶された後に、記録回路111又は表示回路113に出力される。記録回路111に画像データが出力された場合は、記録回路111において画像データは画像記録媒体110に適したデータ(例えば階層構造を持つファイルシステムデータ)に変換されて画像記録媒体110に記録される。一方、表示回路113に画像データを出力する場合は、画像データに対して、まず信号処理回路108で画像表示装置112への表示に適した解像度への解像度変換処理が実施される。その後、信号処理回路108からの画像データが表示回路113において画像表示装置112に適した信号(例えばNTSC方式のアナログ信号等)に変換されて画像表示装置112に表示される。
さらに、画像記録媒体110に記録された画像データは以下のように画像表示装置112において再生される。まず、システム制御部114からの制御信号により記録回路111は、画像記録媒体110から画像データを読み出し、信号処理回路108に出力する。次に、システム制御部114からの制御信号により信号処理回路108は、画像記録媒体110から読み出された画像データが圧縮画像であった場合には、画像伸長処理を行い、画像メモリ109に一時記憶する。画像メモリ109に一時記憶された画像データは、信号処理回路108で画像表示装置112への表示に適した解像度への解像度変換処理を実施された後、表示回路113において画像表示装置112に適した信号に変換されて画像表示装置112に表示される。
次に、図2に示すフローチャートを参照して、本発明の実施形態に係るタイムラプス動画の露出制御処理について説明する。本処理は、図1のシステム制御部114が、その内部のメモリ(図示しない)に格納されたコンピュータプログラムに従って実行される。
図2においてまず、ステップS201において、ユーザからのタイムラプス動画の撮影が開始指示を操作部115が受け付けると、ステップS202において、測光部116にて被写体の測光を実施し、被写体輝度を算出する。
タイムラプス動画撮影においては、予め設定された撮像間隔(インターバル時間)毎に間欠的に静止画が撮影され、ユーザが設定した撮影枚数に達すると撮影を終了する。そして撮影された複数枚の静止画を、時系列的に結合してタイムラプス動画が作成される。その際、静止画撮影のタイミング毎に測光部116により測光が実施され、被写体輝度が算出される。
ステップS203において、前回の撮影時から露出が変化したかどうか、すなわち前回と今回の測光時の被写体輝度の差分(以下、ΔEv)が0であるか否かが判定される。判定の結果、ΔEvが0である場合は、露出追従させる必要はないと判断し、ステップS206に進む。尚、図2の処理の開始からまだ1回しか測光が実施されていない場合もステップS206に進む。一方、ΔEvが0でないと判定された場合は、露出追従させる必要があると判断し、ステップS204に進む。
ステップS204において、現在の撮影状態がレンズ光学系101の絞りを動作させて露出追従を行う絞り動作条件に当てはまるか否かを判定するための判定用パラメータを取得する。ここで、判定用パラメータとは、タイムラプス動画撮影により得られた画像データ間の変動度合いを示す撮影パラメータである。尚、本処理における判定用パラメータは、後述するステップS208における今回の撮影で得られる画像データと前回の撮影で得られる画像データとの間の変動度合いを示すが、これに限定されない。例えば、前回の撮影で得られる画像データではなく、過去の数回分の撮影で得られる画像データを用いてもよい。
背景技術として前述したように、絞りを動作させることで生じる弊害、例えば絞りを動作させた場合にちらつきが目立ちやすいといった弊害を回避するため、タイムラプス動画撮影時には絞りを固定しておくことが一般的である。しかし、絞りを動作させた際に周辺光量や被写体深度の変動が目立たない状況である場合、タイムラプス動画撮影時に絞りを固定すると、そのことにより十分な露出追従ができないという弊害の方が上記弊害より大きくなる。具体的には、歩き撮り等で撮像装置100を動かしながら撮影する場合や、ズーム動作等により撮影中に大きな画角変動があった場合や、外光や照明の変化により撮影中の明るさが大きく変わった場合や、夜景などの暗いシーンを撮影している場合などである。
そのため、ステップS204では、ジャイロ117による撮像装置100のぶれの検出値、駆動回路107によるレンズ光学系101のズームレンズの駆動量、ステップS202で算出した被写体輝度を判定用パラメータとして取得する。
ステップS205では、ステップS204で取得した判定用パラメータが絞りを動作させる条件(以下、絞り動作条件)に当てはまるか否かを判定する。具体的には、ジャイロ117による検出値の前回取得した値との差分が予め設定した閾値α以上である場合、撮像装置100を動かしながら撮影しており、絞り動作条件に当てはまると判定する。また、駆動回路107によるレンズ光学系101のズームレンズの駆動量の前回取得した値との差分が予め設定した閾値β以上である場合、ズーム動作等をしながら撮影しており、絞り動作条件に当てはまると判定する。ステップS202で算出したΔEvの絶対値(被写体の輝度変動)が予め設定した閾値γ(>0)以上である場合、撮影中に明るさが大きく変わっており、絞り動作条件に当てはまると判定する。また、ステップS202で算出した被写体輝度が予め設定した閾値ε以下である場合、夜景などの暗いシーンを撮影しており、絞り動作条件に当てはまると判定する。
ステップS205の判定の結果、現在の撮影状態が絞り動作条件に当てはまらない場合は、ステップS206に進み、絞り動作条件に当てはまる場合は、ステップS207に進む。
ステップS206においては、レンズ光学系101の絞りの現在の絞り値(以下、Av値)に基づいて絞り固定されたプログラム線図を選択し、その選択されたプログラム線図とステップS202で算出された被写体輝度に従って露出条件を算出する。その後、その算出された露出条件で静止画撮影が実施される(ステップS208)。
ここで、ステップS206で用いられる絞り固定されたプログラム線図について、図3を用いて説明する。
図3はタイムラプス動画撮影時のプログラム線図を表したものである。実線はメカシャッタ102のシャッタ速度(以下、Tv値)、破線はAv値、点線は信号処理回路108において設定されるISO感度(以下、Sv値)をそれぞれ表す。また、横軸は被写体輝度(以下、Ev値)を表し、右に行くほど高輝度となる。縦軸はAv値、Tv値、Sv値を表し、上に行くほど大きい値をとる。尚、本実施例ではISO感度はデジタルゲインのみで設定されたが、撮像素子103におけるアナログゲインの付加によってもISO感度を調整するようにしてもよい。
前述したように、タイムラプス撮影中は絞りを固定しておくことが一般的であるため、本実施形態では絞りは一定値(図3の例ではAv6)で固定したプログラム線図がタイムラプス動画撮影時に用いられる。尚、システム制御部114は、その内部のメモリにおいて、図3に示すプログラム線図の他、異なるAv値で固定された複数のプログラム線図を保持している。
よって、ステップS206では、まず、現在のAv値に一致するプログラム線図をメモリに保持される複数のプログラム線図の中から選択する。その後、選択されたプログラム線図においてステップS202で算出された被写体輝度(Ev値)となるTv値及びSv値と、現在のAv値とを露出条件として算出する。
図3のプログラム線図において、Ev3〜7は低輝度時の露出制御領域であり、自動露出制御範囲における最低輝度(Ev3)においては、露出条件は、シャッタ速度はTv2、ISO感度はSv10、そして絞り値はAv6の組み合わせとなる。この領域では、被写体輝度が上昇しても、ISO感度は維持し、シャッタ速度のみTv6となるまで増加させる。
図3のプログラム線図において、Ev7〜12は中輝度時の露出制御領域であり、この領域では、被写体輝度が上昇しても、シャッタ速度は維持し、ISO感度のみ最低値であるSv5となるまで減少させる。
図3のプログラム線図において、Ev12〜16は高輝度時の露出制御領域であり、この領域では、被写体輝度が上昇しても、ISO感度は最低値であるSv5のまま維持し、シャッタ速度のみ最高速値であるTv10となるまで増加させる。
タイムラプス動画撮影においては、ユーザが設定したインターバル時間毎に静止画が撮影される。
例えばM枚目の静止画撮影時の被写体輝度がEv7、絞り値がAv6であり、且つ絞り動作条件に当てはまらない場合、M枚目の静止画は図3のプログラム線図に従って、Tv6、Av6、Sv10の露出条件で撮影される。その後、M+1枚目の静止画撮影時の被写体輝度がEv8に変化したが、絞り動作条件には当てはまらなかった場合、M+1枚目の静止画は図3のプログラム線図に従って、Tv6、Av6、Sv9の露出条件で撮影される。
また、例えばN枚目の静止画撮影時の被写体輝度がEv12、絞り値がAv6であり、且つ絞り動作条件に当てはまらない場合、N枚目の静止画は図3のプログラム線図に従って、Tv6、Av6、Sv5の露出条件で撮影される。その後、N+1枚目の静止画撮影時の被写体輝度がEv13に変化したが、絞り動作条件には当てはまらなかった場合、N+1枚目の静止画は図3のプログラム線図に従って、Tv7、Av6、Sv5の露出条件で撮影される。
このように、前回、今回いずれの撮影時においても絞り動作条件には当てはまらなかったが、前回撮影時から被写体輝度が変化した場合、絞り固定された同一のプログラム線図に従って、Tv値とSv値の少なくとも1方を変化させて露出追従を行う。
ステップS207においては、Tv値とSv値は前回撮影時と同じ値に設定したまま、ΔEvの分だけAv値を変化させた露出条件を算出する。すなわち絞り値を優先的に調整して露出追従を行う。その後、その算出された露出条件で静止画撮影が実施される(ステップS208)。
例えばM枚目の静止画がTv6、Av6、Sv9の露出で撮影されたとする。そして、M+1枚目の静止画撮影時にΔEv=1であって絞り動作条件に当てはまった場合、シャッタ速度とISO感度はM枚目の静止画撮影時とし、絞り値のみAv6からAv7に変化させる。すなわちM+1枚目の静止画は、Tv6、Av7、Sv9の露出条件で撮影される。
このように、今回の撮影時において絞り動作条件に当てはまり、且つ前回撮影時から被写体輝度が変化した場合、Tv値とSv値は前回撮影時と同じにしたまま、Av値を変化させて露出追従を行う。
さらに本処理では、ステップS207の処理において、被写体距離情報に応じてAv値を動かす範囲を切り替える(切替手段)。
タイムラプス動画撮影において、フォーカス位置は固定で撮影することが一般的であるため、予め被写界深度が深くなるようにAv値を絞り気味(大きめ)に設定して撮影する。しかし、撮影中にシーンの明るさの変化に対応して露出追従が行われ、それに伴って絞りが開く(Av値が小さくなる)方向に動いて被写界深度が浅くなると、シーンによっては撮影途中からフォーカスの合わない被写体が出てくるという問題が発生する。そこで、この問題に対する対策として、絞りを動かす際には、被写体距離情報に基づいて絞りを動かせる範囲を切り替え、どの被写体にもピントが合っている状態までしか絞りを開かないようにしてもよい。ここで被写体距離情報とは、撮影シーンを示す情報である。
例えば、花や虫などのマクロ被写体や人や動物などの動く被写体を撮影するシーンでは、被写体距離差又は被写体深度差が大きくなる。このため、このような撮影シーンにおいてはステップS207におけるAv値の変化による露出追従は被写界深度の深い範囲(F8〜F5.6)でしか行わないように、すなわち絞りを動かせる範囲を少なくする。尚、この場合、絞りを動かせない範囲(F5.6より被写界深度が浅い範囲)については絞り固定のプログラム線図を用いてISO感度及びシャッタ速度の少なくとも一方を変更することにより露出追従を行う。これにより、絞りが開く方向に動いて被写界深度が浅くなり、撮影途中からピントが合わない被写体が出るのを防ぐことができる。
また例えば、雲や遠景、天体などの被写体を撮影するシーンでは、被写体距離差又は被写体深度差が小さくなる。このため、このような撮影シーンにおいてはステップS207におけるAv値の変化による露出追従は広い被写界深度の範囲(F8〜F2.8)で行うように、すなわち絞りを動かせる範囲を大きくする。これにより、被写体距離差又は被写体深度差が小さいために、撮影途中からピントが合わない被写体が出ることは無く、露出追従範囲を広げることができる。
ステップS209において、ユーザが設定した撮影枚数に達したかどうかが判定され、ユーザが設定した撮影枚数に達していない場合は、ステップS202に戻る。一方、ユーザが設定した撮影枚数に達した場合は、撮影された静止画を時系列的に結合することにより、タイムラプス動画を作成した後、本処理を終了する。
尚、本処理では、撮像装置100においてタイムラプス動画を作成したが、タイムラプス動画の各フレームとなる複数の画像データが撮像装置100において生成されればよい。すなわち、外部装置において、撮像装置100で作成された複数の画像データを各フレームとするタイムラプス動画を作成するようにしてもよい。
また、本処理では、説明のために図3に図示するプログラム線図を用いて、各露出制御用のパラメータ(Av、Tv、ISO)を適宜調整する構成について例示した。しかしながら、図3に図示するプログラム線図は一例であって、例えば、絞り動作条件に当てはまると判定された場合であっても、シャッタ速度やISO感度(撮影感度)を変化させる構成であってもよい。この場合、絞り動作条件に当てはまる場合は、絞りをシャッタ速度やISO感度よりも優先させて露出制御に用いる構成であればよい。
以上、本実施形態によれば、タイムラプス動画撮影において露出追従させる必要がある場合、絞りを動作させたときの弊害が目立ちやすい状況であるか否かを、絞り動作条件に当てはまるか否かで判定する。判定の結果、絞り動作条件に当てはまらない場合は、絞り値を固定してシャッタ速度及びISO感度の少なくとも一方を変化させて撮影し、絞り動作条件に当てはまる場合は、シャッタ速度とISO感度は前回撮影時から変えず、絞り値のみ変化させて撮影する。これにより、常に絞り値を固定して撮影する従来のタイムラプス動画撮影に比べて、絞り動作条件に当てはまる場合は絞りを動かす分だけ露出追従範囲が広がり、例えば撮影中の明るさが大きく変わるシーン等において良好な露出の画像を得ることができる。
また、絞り値のみを変化させて露出追従を行う場合は、被写体距離情報に基づいて、絞りの動かせる範囲を切り替える。これにより、どの被写体にもピントが合っている状態までしか絞りが開かないように制御でき、撮影途中でピントが合わない被写体が出るのを防ぐことができる。
なお、上述した実施の形態における記述は、一例を示すものであり、これに限定するものではない。
例えば、本実施形態のプログラム線図におけるTv,Av,Sv,Evの各種値は図3で示した値に限定されるものではなく、タイムラプス撮影における総撮影時間や撮影対象被写体などに応じて適宜変更しても構わない。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 撮像装置
101 レンズ光学系
102 メカシャッタ
103 撮像素子
107 駆動回路
108 信号処理回路
114 システム制御部
115 操作部
116 測光部
117 ジャイロ

Claims (9)

  1. タイムラプス動画の各フレームとなる複数の画像データを間欠的に撮影する撮像装置であって、
    画像データに対する撮影感度、絞り値、及びシャッタ速度のうちの少なくとも1つを調整して、露出制御を行う露出制御手段と、
    前記間欠的な撮影において露出追従する際に、前記間欠的な撮影により得られた画像データ間の変動の度合いを示す撮影パラメータに基づき、前記絞りを動作させて露出追従を行う絞り動作条件に当てはまるかどうかを判定する判定手段とを備え、
    前記露出制御手段は、
    前記絞り動作条件に当てはまらないと判定された場合は、前記絞り値を固定し、前記シャッタ速度または前記撮影感度の少なくとも1方を用いて露出追従を行い、
    前記絞り動作条件に当てはまると判定された場合は、前記シャッタ速度及び前記撮影感度よりも前記絞り値を優先的に調整して露出追従を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記露出制御手段は、前記絞り動作条件に当てはまると判定された場合は、前記シャッタ速度および前記撮影感度を変更せずに、前記絞り値を用いて露出追従を行うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記判定手段は、前記絞りを動作させた際に周辺光量や被写体深度の変動が目立たない状況である場合に、前記絞り動作条件に当てはまると判定することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置のぶれを検出する検出手段、ズームレンズ、被写体を測光する測光部を更に備え、
    前記撮影パラメータには、前記検出手段により検出されたぶれ、前記ズームレンズの駆動量、前記測光部により測光された被写体の輝度変動、及び前記測光部により測光された被写体の輝度の少なくとも1つが含まれることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記絞り動作条件に当てはまると判定された場合の前記絞りを動かせる範囲を、被写体距離情報に基づいて切り替える切替手段を更に備えることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記被写体距離情報は、撮影シーンを示す情報であり、
    前記切替手段は、前記被写体距離情報に示される撮影シーンにおいて撮影される被写体の被写体距離差の少ない程、前記絞りを動かせる範囲を広くすることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 前記絞り動作条件に当てはまると判定された場合であっても、前記切替手段により切り替えられた前記絞りを動かせる範囲より前記絞りが開く方向に露出追従を行う場合は、前記第1の露出制御手段を動作させず、前記第2及び第3の露出制御手段の少なくとも1方を動作させて露出追従を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の撮像装置。
  8. タイムラプス動画の各フレームとなる複数の画像データを間欠的に撮影する撮像装置の制御方法であって、
    画像データに対する撮影感度、絞り値、及びシャッタ速度のうちの少なくとも1つを調整して、露出制御を行う露出制御ステップと、
    前記間欠的な撮影において露出追従する際に、前記間欠的な撮影により得られた画像データ間の変動の度合いを示す撮影パラメータに基づき、前記絞りを動作させて露出追従を行う絞り動作条件に当てはまるかどうかを判定する判定ステップとを有し、
    前記露出制御ステップは、
    前記絞り動作条件に当てはまらないと判定された場合は、前記絞り値を固定し、前記シャッタ速度または前記撮影感度の少なくとも1方を用いて露出追従を行い、
    前記絞り動作条件に当てはまると判定された場合は、前記シャッタ速度及び前記撮影感度よりも前記絞り値を優先的に調整して露出追従を行うことを特徴とする制御方法。
  9. 請求項8の制御方法を実行することを特徴とするプログラム。

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