JP2015225256A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の撮影装置1は、被写界を複数の領域に分割し、それぞれの分割領域に入射した光の測光値を求める測光部117と、前記分割領域のうちの、最大出力の領域を含む測光領域の測光値に基づいて露出を決定する露出制御部201と、前記露出制御部201は、選択されている撮影モードに応じて、前記分割領域を含む前記測光領域の大きさを変更すること、を特徴とする。
【選択図】図3
Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮影装置であって、前記撮影モードは、所定時間内に1枚の画像が撮影される第1撮影モードと、前記所定時間内に複数の画像を撮影する第2撮影モードとを含み、前記露出制御部は、前記第2撮影モードが選択された場合、前記測光領域の大きさを前記第1撮影モードに比べて大きくすること、を特徴とする撮影装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の撮影装置であって、前記撮影モードは、第3撮影モードと、被写体画像を記録する際に、画像撮影用の撮像部における画像記録範囲が前記第3撮影モードよりも狭い第4撮影モードとを含み、前記露出制御部は、前記第4撮影モードが選択された場合、前記測光領域の大きさを前記第3撮影モードに比べて大きくすること、を特徴とする撮影装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の撮影装置であって、前記露出制御部は、画像撮影の際の焦点距離が第1距離よりも望遠側の第2距離にある場合、前記第1距離にある場合に比べて前記測光領域の大きさを大きくすること、を特徴とする撮影装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の撮影装置であって、前記露出制御部は、画像撮影における被写体倍率が第1倍率よりも大きい第2倍率にある場合、前記第1倍率にある場合よりも前記測光領域の大きさを大きくすること、を特徴とする撮影装置である。
請求項6に記載の発明は、測光部の測光結果をもとに、被写体を照明する発光装置の発光量を決定する撮影装置であって、前記測光結果をもとに決定された第1発光量で前記発光装置を発光させる第1発光モードと、前記第1発光量よりも減少された第2発光量で前記発光装置を発光させる第2発光モードとを備え、前記第2発光モードにおいて、測光領域における輝度の高い領域の輝度をもとに露出を決定するハイライト重点測光が選択されている場合に、前記第2発光量の前記第1発光量からの減少量を低減させること、を特徴とする撮影装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の撮影装置であって、前記第2発光モードは日中シンクロモードであり、前記第1発光モードは夜景モードであること、を特徴とする撮影装置である。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の撮影装置であって、前記第2発光モードは、前記測光部に入射する光のうちの、前記発光装置の発光による反射光以外の光である定常光が所定値以上の場合であり、前記第1発光モードは、前記定常光が前記所定値より少ない場合であること、を特徴とする撮影装置である。
請求項9に記載の発明は、請求項6〜8のいずれか1項に記載の撮影装置であって、マルチパターン測光または平均測光の測光値と、前記ハイライト重点測光による測光値との差が大きいほど、前記減少量を低減させること、を特徴とする撮影装置である。
請求項10に記載の発明は、請求項6〜9のいずれか1項に記載の撮影装置であって、前記撮影装置は、前記発光装置の予備発光の結果をもとに本発光時に発光させる第1目標発光量を演算し、前記第1目標発光量が、前記発光装置の最大発光量以上の場合、演算結果が前記最大発光量よりも小さな第2目標発光量になるように撮影条件を変更すること、を特徴とする撮影装置である。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の撮影装置であって、前記撮影条件は、絞り、シャッタスピード、感度のうちの一以上であること、を特徴とする撮影装置である。
請求項12に記載の発明は、請求項10または11に記載の撮影装置であって、前記ハイライト重点測光によって前記第1目標発光量を演算した場合に、
前記撮影条件を変更した後の前記第2目標発光量が、マルチパターン測光を行った場合に決定される第3目標発光量よりも小さい場合、前記第3目標発光量を最終目標発光量とすること、を特徴とする撮影装置である。
請求項13に記載の発明は、請求項10〜12のいずれか1項に記載の撮影装置であって、前記第1目標発光量が、前記最大発光量となる場合、警告表示を行う表示部を有すること、を特徴とする撮影装置である。
請求項14に記載の発明は、請求項10〜13のいずれか1項に記載の撮影装置であって、ハイライト重点測光を行っている場合の前記第1目標発光量に基づき、前記第1目標発光量が大きいほど、ハイライト重点測光による測光値の重みを小さくして、マルチパターン測光による測光値の重みを大きくした測光値を用いて本発光量を演算すること、を特徴とする撮影装置である。
なお、上記構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
被写体からの光束は撮影レンズ109を通過した後、絞り118の開口部を通過し、第1撮像部106に被写体像として結像される。
第1撮像部106は、複数の画素(電荷蓄積型光電変換素子)が二次元状に配置されたCCDやCMOSイメージセンサであり、第1撮像部106により取得された被写体像は、表示装置121に表示される。
分割位相差方式は、撮影前には、図1に破線で示すように、クイックリターンミラー103のハーフミラー部を通過した光束をサブミラー104に反射させ、焦点検出光学系107において光束を2分割し、これらの光束を焦点検出部(焦点検出部)108へ結像させ、位相差を検出する方式である。位相差がないとき合焦状態となる。
距離エンコーダ212からの信号を、レンズ制御部203で処理し、距離情報を得る。この距離情報は、カメラ制御部201に通信される。カメラ制御部201内では、各種の演算や制御を行なう。
第2撮像部117は、被写界を分割して測光する。この測光画像は、カメラ制御部201へ出力される。この画像を元に、カメラ制御部201は公知のシーン認識を行い(例えば顔検出など)、それに基づき自動露出を行い、露出を決定する。
マルチパターン測光は、画面上に設定された複数の領域毎に測光し、被写体の輝度分布、色、距離、構図等の情報に基づいて最終的な露出を決定するモードである。
ハイライト重点測光は、主に画面内のハイライト部分が適正な明るさとなるように露出を決定するモードである。
一般的に、画面内のハイライト部分を適正な明るさとなるように露出制御を行うと、マルチパターン測光よりもハイライト重点測光方式の方が露出は暗くなる。
カメラ制御部201は、第2撮像部117からの出力と、レンズ鏡筒3に設けられたレンズ制御部203内に格納されたレンズ鏡筒3の開放F値、焦点距離、射出瞳位置などのレンズ情報、図示しない感度設定部からの第1撮像部106の感度情報等に基づいて、定常光露出に関する輝度値を算出する。
その後に、カメラ制御部201は、発光装置119本体内の照明制御部207を通じて発光装置119を予備発光させ、第2撮像部117は、その被写体反射光量に応じた光電流を受光する。
カメラ制御部201は、その受光量を用いて本発光量指示値を算出し、再び、照明制御部207へ本発光指示値を出力する。
次に、本発明の第1実施形態のカメラ1について説明する。
図3は、第1実施形態のカメラ1が、電源ONにされてから撮影動作を行い、電源OFFにされるまでの制御を示した流れ図である。
カメラ起動時の初回蓄積では、露出制御に用いるAV(撮影レンズの絞り値のAPEX値)、TV(シャッタ秒時のAPEX値)、SV(感度のAPEX値)は固定値とし、例えばAV=5、TV=6、SV=5とする。
次いで、カメラ制御部201は、S201で蓄積した第2撮像部117の出力を画像として受信する。
本実施形態では、図4に示すように、第2撮像部117の画素を横10×縦10に分割する。
カメラ制御部201は、分割領域ごと、すなわち横10×縦10、合計100個の評価値を求める。各領域の評価値は分割領域の範囲内の第2撮像部117の画素のY出力を加算したものである。
YC[i][j]= ΣΣY[X][Y] …(式1)
Y[X][Y]は第2撮像部117の座標X、YにおけるY出力値であり、例えば0〜4095の値をとる。2つのΣの範囲は、一つの評価値を構成する画素全ての座標範囲である。
次に、S203でカメラ制御部201は、評価値出力を元に、スルー画動画用測光値BVMovの算出を行う。
BVMov = Log2(
(YC[HiLight_i−1][HiLight_J−1]+
YC[HiLight_i ][HiLight_J−1]+
YC[HiLight_i+1][HiLight_J−1]+
YC[HiLight_i−1][HiLight_J]+
YC[HiLight_i ][HiLight_J]+
YC[HiLight_i+1][HiLight_J]+
YC[HiLight_i−1][HiLight_J+1]+
YC[HiLight_i ][HiLight_J+1]+
YC[HiLight_i+1][HiLight_J+1])/9
)+BVCONST+AV …(式2)
図5のように主要被写体の人物以外が暗く、ハイライト部分が人物の顔であるようなシーンを撮影する場合には、図6に濃淡で示すような評価値が算出され、HiLight_i、HiLight_jの座標は白色の評価値領域の座標となる。
AVは電源起動時の撮影光学系109の絞り値(APEX値)である。
次に、S204でカメラ制御部201は、評価値出力を元に、静止画制御用測光値BVIMGの算出を行う。
BVIMG =
Log2(YC[HiLight_i][HiLight_j])
+BVCONSTIMG+AV …(式3)
式3では、評価値が最大となる領域を用いて、静止画撮影用の測光値を算出している。これは、図7のような領域となり、式2で算出されたスルー画動画用の測光値と比較して狭い領域で露出を決めるとことなる。この場合、カメラの構図変更や被写体の移動に対する露出の安定性は劣る。
TV = 6 …(式4)
SV = AV + TV − BVTh …(式5)
レリーズスイッチ101が押下された場合には、S208へ進む。
TV = 6 …(式6)
SV = AV + TV − BVIMG …(式7)
S210でカメラ制御部201は、S209で蓄積した第1撮像部106の出力を元に、静止画像の作成を行う。
動画スイッチ102が押下されない場合にカメラ制御部201は、動画記録の処理を行わずにS218へ進む。
TV = 6 …(式8)
SV = AV + TV − BVMOV …(式9)
ここではS203で算出されたスルー画動画用測光値を用いて露出制御値の決定を行う。
S214でカメラ制御部201は、第1撮像部106の出力で動画用に処理を行う。
S215でカメラ制御部201は、処理済みの動画を記録する。
複数の領域をもつ素子で受光した光の量を元に露出制御を行うカメラにおいて、最大の光量を受光した素子の出力値を用いて露出制御を行う技術が知られている。
しかし、測光素子の最大光量を基に露出の制御を行う場合、被写界内の点光源の大きさによっては僅かな構図変更によって算出される測光値が大きく変動してしまい、動画撮影時などにおいては露出の暴れが目だってしまう。
(1)上記実施形態では、スルー画表示や動画撮影の場合に、ハイライト部を検出する最小測光領域の範囲を広くする形態について説明した。
しかし、本発明はこれに限定されない。たとえば、連写モード設定時、またはインターバルタイマー撮影時や微速度動画の撮影時には、連続画像となるため、単一の画像を撮影した場合と比較し、露出制御のバラツキが目立ちやすくなる。
この場合も本実施形態を適用し、ハイライト部を検出する最小測光領域の範囲を広くすることで、チラツキやバラツキを抑制した安定した動画の記録が可能となり、精度の高い露出制御を行うことが可能となる。
この場合も本実施形態を適用し、ハイライト部を検出する最小測光領域の範囲を広くすることで、測光値の暴れを抑制することができる。
このため、RGBそれぞれの輝度を求め、そのうちの最大値を基準に露出を検出してもよい。
この場合、第2撮像部117の画素における最大のRGB輝度を算出し、それぞれのRGBの輝度値の中で、最も表価値(輝度値)の高いものを用いて、自動露出を行い、スルー画動画用測光値BVMov、静止画制御用測光値BVIMGの算出を行う。
この最大輝度をもとに露出が決定されるが、最大輝度の差は100であり、これをもとに決定される露出のばらつきが大きくなる。
次に、本発明の第2実施形態のカメラ1Aについて説明する。第2実施形態のカメラ1Aは図1及び図2で示す第1実施形態のカメラ1と同様の構造を有するので、詳細な説明は省略する。
図8に、第2撮像部117によって分割される被写界117aの140個の領域を示す。なお、撮像画像と測光画像で撮影される被写界の範囲は同じで、解像度が異なる。
1−1.補正前発光量演算
焦点検出部108により、被写体が合焦状態となると、カメラ制御部201は、発光装置119本体内の照明制御部207を通じて発光装置119の予備発光を指示する。
発光装置119は、これに従って所定の微小光量による予備発光を行う。
予備発光は、被写体を照明し、レンズ鏡筒3とクイックリターンミラー103を通過し、拡散スクリーン110に被写体像を形成する。
Voyは第2撮像部117からの出力をA/D変換し0〜255の256階調で表したものである。
なお、第2撮像部117は、入射光量と出力電圧の入出力特性が線形である。予備発光測光を行ったときと全く同じゲイン、同じ蓄積時間で、予備発光を行わない状態で測光を行い、このときの定常光輝度値Voybackを得る。
Vow[i,j]=Voymon[i ,j]-Voyback[i,j] …(式10)
次に、図9のように、輝度値Voyを5領域に分割する。この5分割領域をRM[k](k:0〜4)とする。
RM[k]から以下の演算を行い、RMMainを算出する。
RMMain=0.16*(RM[1]+RM[2]+RM[3]+RM[4])+0.33*RM[0] …(式11)
また、発光量段数差をKGNApexとおく。
KGNApexは、式(12)で得られる。
KGNApex=-log2RMMain-Av0+Av+KGNCONST …(式12)
またAv0は撮影レンズ109の開放F値(Apex)、Avは撮影時の絞りF値(Apex値)である。
図9のそれぞれの領域の輝度値である5分割輝度値の最大値BVMaxを用いて、以下の(1)〜(5)で、仮補正量KBLHoを決定する。
図10に5分割輝度値の最大値BVMaxと仮補正量KBLHoの関係を示す。
(1)BVMax < BLHOBV
KBLHo = KBLHOLO
(2)BLHOBV ≦ BVMax < BLHOBV
KBLHo = KBLHOLO+(KBLHo_Max-KBLHOLO)/(BV_BLHo-BLHOBV)*(BVMax-BLHOBV)
(3)BV_BLHo < BVMax
KBLHo = KBLHo_Max
ハイライト領域重点測光結果BvHiwと、マルチパターン測光結果BvAmpの差分を評価する。なお、本実施形態はマルチパターン測光結果BvAmpに限らず、画面全体の平均値BVmeanを用いても良い。
dAmpHLT = BvHiw - BvAmp
(1)dAmpHLT < 0のとき
KHLTHo = 1.0
(2)0≦dAmpHLT≦DelBLHoのとき
KHLTHo = -1.0/DelBLHo*dAmpHLT+ 1.0
(3)DelBLHo < dAmpHLTのとき
KHLTHo = 0
KBLHo = KBLHo * KHLTHo
なお、以下で用いるdDCは、露出偏差であり、dDC=(AE指示値-AE制御値)である。dDC=0は適正露出。dDC<0はアンダー、dDC>0はオーバーを表している。
(1)dDCが0以上のとき
KGNApex = KGNApex + BLHosei*KBLHo
KGNApex = KGNApex + (BLHosei-dDC)*KBLHo
KGNApexはそのままの値とする。
GNHon=GNMon・√2KGNApex …(式13)
その後、上式により求まった発光量GNHonを、発光装置119に指示し、本発光を開始させる。
レンズ鏡筒3により第1撮像部106に被写体像を結像させ、第1撮像部106の蓄積が開始する。
カメラ制御部201は、所定の露光期間が経過すると、シャッタ105を閉じて、クイックリターンミラー103を下げる。
その後、カメラ制御部201は、第1撮像部106からデジタル画像データを読み出す。
なお、第1撮像部106は、入射光量と出力電圧の入出力特性が線形であり、このとき読み出す画像データは、A/D変換後のデジタルデータである。
TTL調光の演算において、ハイライト重点測光を用いて日中シンクロ撮影を行うと、高輝度(例えば空の領域)の階調が飛ばないように測光値が決定される。このとき、被写体領域は定常光成分がほとんど寄与しなくなる。
このため日中シンクロ撮影で調光をアンダーに補正するアルゴリズムを用いると、単に被写体がアンダーになってしまうことが多い。
本実施形態では、ハイライト重点測光の時は、マルチパターン測光輝度BvAmpもしくは平均輝度BvMeanと、ハイライト重点測光輝度BvHiwを比較し、差分が大きくなるほど、アンダー側の調光補正量を小さくすることで発光量を強めする。
本実施形態によれば、ハイライト重点測光とストロボ撮影の組み合わせで、失敗写真を軽減することができる。
次に、本発明の第3実施形態のカメラについて説明する。
第3実施形態も第2実施形態と同様に図1及び図2で示すカメラの基本構造は同様である。そして、図8示す第2撮像部117によって被写界117aが140個の領域に分割されている。
本実施形態において、ユーザはハイライト重点測光を選択しているとする。また、カメラに装着されたストロボは、TTL調光モードに設定されているとする。さらに、シャッタスピード、F値、感度値、測光値、ガイドナンバをAPEX換算したものをそれぞれ、TV、AV、SV、BV、GVと表現する。
以下は定常状態で、マルチパターン測光結果による露出AmpAV,AmpSVと、ハイライト重点測光結果による露出HiwAV,HiwSVとレンズ通信によって得られる距離情報Distを用いて本発光ガイドナンバを予測する。
予測したガイドナンバが目標ガイドナンバよりも大きい場合、最適化するように露出を変化させる。
ただし、露出を変化させる際には、マルチパターン測光によって決まる露出よりも明るくならないようにする。
なお、レリーズ前の定常状態では、露出モードによって、本発光ガイドナンバを変更するための要素が異なるが、本実施形態では、S(シャッタ優先)モードについて説明する。
レリーズ前の定常状態
Sモードの場合、TV固定、AV可変、SV固定である。
閃光発光時の目標ガイドナンバをTarGVとする(ステップS121)。
閃光発光の場合(TVがフラッシュ同調秒時以下)
TarGV = FullGV - 1
とする。
なお、マルチパターン測光(ステップS122)及びハイライト重点測光(ステップS123)によるガイドナンバ算出は行われている。
(1)FP発光の場合(TVがフラッシュ同調秒時より大きい)(ステップS124,NO)
TarGV = FullGV FP - 1
とする(ステップS125)。
さらに、pAmpSV = pHiwSV より、レリーズ前の予測ガイドナンバを求める。
pHiwGV = pHiwAV + 2log2(Dist) + (5-pHiwSV)+ offset
pAmpGV = pAmpAV + 2log2(Dist) + (5-pHiwSV)+ offset
とする。
pAmpGV<TarGV<pHiwGVの場合を図13(a)に示す(ステップS129)。
フル発光を防ぐ為に変更が必要な発光量は、pHiwGV−TarGVであり、この光量差は、絞りを開くことで吸収する(ステップS128)。
以下で、本撮影用のシャッタスピードをHonTV、絞り値をHonAV、感度値をHonSVとする。
HonTV = HiwTV
HonAV = HiwAV -(pHiwGV-TarGV)
HonSV = HiwSV
TarGV≦pAmpGVの場合を図13(b)に示す(ステップS129)。
この場合は、HiwGV−TarGVの分絞りを開けてしまうとマルチパターン測光での撮影結果よりも明るくなってしまうため、この場合は、AmpGVまでガイドナンバを変化させるようにする。
HonTV = HiwTV
HonAV = HiwAV -(pHiwGV-pAmpGV)
HonSV = HiwSV
まず、同調秒時より低速か否か判断する。
低速の場合、すなわちTV≦TVXの場合(閃光発光の場合)、かつHiwBV−(HonGV−TarGV)>AmpBVの場合、
HonSV = HonSV +(HonGV - TarGV)
とする。
なお、TVXは、同調秒時(Apex値)である。
HonSV = HonSV +(HonGV - TarGVFP)
とする。
第4実施形態は、上述の第3実施形態とレリーズ前の定常状態が異なる場合であり、図17に示す。
次式で、ハイライト重点測光値HiwBVとマルチパターン測光値AmpBVの重み付け合成演算を行い、撮影用の露出制御に用いる測光値HonBV値を決定する。図17のようにハイライト重点測光の重み付け量kを決定し、最終的なBV値を決定する。
重み付け係数Kは、ハイライト重点測光時の本発光ガイドナンバが大きくなるに従って、0に近づいていくような特性を持つ。つまりマルチパターン測光に近づいていく。
TarGV = FullGV - 1
とする。
TarGV = FullGV FP - 1
とする。
ハイライト重点測光を用いて日中シンクロ撮影を行うと、空の領域の階調が飛ばないように測光値が決定される。
露出制御を行うと、絞り込むかシャッタスピードが速くなりがちである。このとき、装着しているストロボのフル発光ガイドナンバより大きなガイドナンバ必要になり、できあがった写真がアンダーになりやすい。
ガイドナンバが不足する場合は絞りを開けるように変更し、本発光が被写体に届くようにすることも考えられる。しかし、ガイドナンバを最適にすることを優先すると、ストロボ光は届くが、露出がオーバーになりすぎ、写真の見栄えが悪くなることがある。
第3、第4実施形態によればライト重点測光とストロボ撮影の組み合わせで、失敗写真を軽減することができる。
Claims (14)
- 被写界を複数の領域に分割し、それぞれの分割領域に入射した光の測光値を求める測光部と、
前記分割領域のうちの、最大出力の領域を含む測光領域の測光値に基づいて露出を決定する露出制御部と、を備え、
前記露出制御部は、選択されている撮影モードに応じて、前記分割領域を含む前記測光領域の大きさを変更すること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項1に記載の撮影装置であって、
前記撮影モードは、所定時間内に1枚の画像が撮影される第1撮影モードと、前記所定時間内に複数の画像を撮影する第2撮影モードとを含み、
前記露出制御部は、前記第2撮影モードが選択された場合、前記測光領域の大きさを前記第1撮影モードに比べて大きくすること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項1または2に記載の撮影装置であって、
前記撮影モードは、第3撮影モードと、被写体画像を記録する際に、画像撮影用の撮像部における画像記録範囲が前記第3撮影モードよりも狭い第4撮影モードとを含み、
前記露出制御部は、前記第4撮影モードが選択された場合、前記測光領域の大きさを前記第3撮影モードに比べて大きくすること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の撮影装置であって、
前記露出制御部は、画像撮影の際の焦点距離が第1距離よりも望遠側の第2距離にある場合、前記第1距離にある場合に比べて前記測光領域の大きさを大きくすること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の撮影装置であって、
前記露出制御部は、画像撮影における被写体倍率が第1倍率よりも大きい第2倍率にある場合、前記第1倍率にある場合よりも前記測光領域の大きさを大きくすること、
を特徴とする撮影装置。 - 測光部の測光結果をもとに、被写体を照明する発光装置の発光量を決定する撮影装置であって、
前記測光結果をもとに決定された第1発光量で前記発光装置を発光させる第1発光モードと、
前記第1発光量よりも減少された第2発光量で前記発光装置を発光させる第2発光モードとを備え、
前記第2発光モードにおいて、測光領域における輝度の高い領域の輝度をもとに露出を決定するハイライト重点測光が選択されている場合に、
前記第2発光量の前記第1発光量からの減少量を低減させること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項6に記載の撮影装置であって、
前記第2発光モードは日中シンクロモードであり、
前記第1発光モードは夜景モードであること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項6に記載の撮影装置であって、
前記第2発光モードは、前記測光部に入射する光のうちの、前記発光装置の発光による反射光以外の光である定常光が所定値以上の場合であり、
前記第1発光モードは、前記定常光が前記所定値より少ない場合であること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項6〜8のいずれか1項に記載の撮影装置であって、
マルチパターン測光または平均測光の測光値と、前記ハイライト重点測光による測光値との差が大きいほど、前記減少量を低減させること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項6〜9のいずれか1項に記載の撮影装置であって、
前記撮影装置は、前記発光装置の予備発光の結果をもとに本発光時に発光させる第1目標発光量を演算し、
前記第1目標発光量が、前記発光装置の最大発光量以上の場合、
演算結果が前記最大発光量よりも小さな第2目標発光量になるように撮影条件を変更すること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項10に記載の撮影装置であって、
前記撮影条件は、絞り、シャッタスピード、感度のうちの一以上であること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項10または11に記載の撮影装置であって、
前記ハイライト重点測光によって前記第1目標発光量を演算した場合に、
前記撮影条件を変更した後の前記第2目標発光量が、マルチパターン測光を行った場合に決定される第3目標発光量よりも小さい場合、前記第3目標発光量を最終目標発光量とすること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項10〜12のいずれか1項に記載の撮影装置であって、
前記第1目標発光量が、前記最大発光量となる場合、警告表示を行う表示部を有すること、
を特徴とする撮影装置。 - 請求項10〜13のいずれか1項に記載の撮影装置であって、
ハイライト重点測光を行っている場合の前記第1目標発光量に基づき、
前記第1目標発光量が大きいほど、ハイライト重点測光による測光値の重みを小さくして、マルチパターン測光による測光値の重みを大きくした測光値を用いて本発光量を演算すること、
を特徴とする撮影装置。
Priority Applications (1)
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JP2014110657A JP2015225256A (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | 撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018098649A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | キヤノン株式会社 | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 |
CN115474007A (zh) * | 2022-08-12 | 2022-12-13 | 北京城市网邻信息技术有限公司 | 一种拍摄方法、装置、终端设备及存储介质 |
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2014
- 2014-05-28 JP JP2014110657A patent/JP2015225256A/ja active Pending
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