JP2021077624A - 電気加熱ベーキング装置 - Google Patents

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暁春 朱
Xiaochun Zhu
暁春 朱
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【課題】本発明は、ベーキングの技術分野に属し、具体的に電気加熱ベーキング装置に関するものである。【解決手段】前記電気加熱ベーキング装置は互いに連結される第一モジュールと第二モジュールを含み、前記第一モジュール内にはベーキング待機対象を収納させる収納部が形成され、前記第二モジュールはベーキング待機対象を加熱する加熱体を含む。前記第一モジュールまたは前記第二モジュールは移動可能な第一導電部品を含み、前記第二モジュールは固定される第二導電部品を含み、前記ベーキング待機対象を前記収納部に挿入するとき、前記ベーキング待機対象が前記第一導電部品を押すことにより前記第一導電部品と前記第二導電部品を接触させかつ前記加熱体が通電加熱状態になるようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、ベーキングの技術分野に属し、具体的に電気加熱ベーキング装置に関するものである。
ベーキング型タバコは電気加熱型電気加熱ベーキング装置でタバコ内のタバコの葉を加熱することにより使用者が吸煙をするように煙を形成する。ベーキング型タバコを使用するときその上に設けられる電源ボタンをクリックすることによりタバコ内のタバコの葉を加熱し煙を形成することができる。使用者が電子タバコを使用した後、その電子タバコを衣服のポケットによく入れるので、電子タバコの電源ボタンがクリックされることにより電子タバコが誤起動されるおそれがあるので、正常の体験に影響を与えるおそれがある。また、電子タバコが常に待機状態になっているので、バッテリーの寿命に影響を与え、環境にやさしくない。
そのため、本発明の目的は前記技術的問題を解決することができる電気加熱ベーキング装置を提供することにある。
本発明の実施例において電気加熱ベーキング装置を提供する。電気加熱ベーキング装置は互いに連結される第一モジュールと第二モジュールを含み、前記第一モジュール内にはベーキング待機対象を収納させる収納部が形成され、前記第二モジュールはベーキング待機対象を加熱する加熱体を含む。前記第一モジュールまたは前記第二モジュールは移動可能な第一導電部品を含み、前記第二モジュールは固定される第二導電部品を含み、前記ベーキング待機対象を前記収納部に挿入するとき、前記ベーキング待機対象が前記第一導電部品を押すことにより前記第一導電部品と前記第二導電部品を接触させかつ前記加熱体が通電加熱状態になるようにする。
本発明の実施例において、前記第一導電部品は薄膜の形状を有しかつ弾性材料で製造され、前記第一導電部品の一端は固定連結され、前記第一導電部品の他端は自由端でありかつ直径方向に沿って前記収納部の内部まで延伸する。
本発明の実施例において、前記第二導電部品の一端は固定連結され、前記第二導電部品の他端は軸方向に延伸しかつ直径方向において前記第一導電部品と対向する位置まで延伸する。
本発明の実施例において、前記第一導電部品は、間隔を空けて配置される2個の電極と、前記収納部内に配置されかつ2個の前記電極の軸方向の一端を接続させる導電部品と、一端は前記導電部品に当接しかつ他端は前記収納部の壁部に当接する弾性復位部品とを含み、2個の前記電極の他端は軸方向に沿って前記収納部の外部まで延伸する。
本発明の実施例において、前記第二導電部品は間隔を空けて配置される2個の導電体を含み、前記導電体は略長方形であり、前記導電体の一端は固定連結され、前記導電体の他端は軸方向に延伸しかつ直径方向において前記電極と対向する位置まで延伸する。
本発明の実施例において、前記第一モジュールには前記収納部と連通する貫通孔が形成され、前記電極の他端は前記貫通孔により前記収納部の外部まで延伸し、前記第一導電部品は前記電極の他端に結合される第一導電環状部を更に含み、前記第一導電環状部の外径が前記貫通孔の外径より大きいことにより前記電極の他端は前記収納部の外部に位置する。
本発明の実施例において、前記第一導電部品は、少なくとも一部分が前記収納部内に収納される固定環状部と、前記固定環状部に固定連結される第二導電環状部と、前記固定環状部の外部に結合される第一スプリングとを含む。
本発明の実施例において、前記第二導電部品は間隔を空けて配置される2個の弾力部を含み、前記弾力部は、コア軸部と、前記コア軸部の外部に取り付けられる支持円筒部と、前記コア軸部と前記支持円筒部との間に配置される第二スプリングとを含み、前記コア軸部の軸方向の頂部端部と前記導電環状部は軸方向において対向する。
本発明の実施例において、前記加熱体は略長方形であり、前記加熱体の一端は固定連結され、前記加熱体の他端は軸方向に沿って前記収納部内まで延伸し、前記加熱体は軸方向に延伸する主体部と前記主体部の一部分の外周壁部から直径方向の外部に延伸する突出環状部とを含み、前記第二モジュールは前記加熱体を固定させる固定部品を含み、前記固定部品内には前記突出環状部を収納させる収納空間が形成されている。
本発明の実施例において、前記電気加熱ベーキング装置は前記第一モジュールに固定連結されるスライドカバーモジュールを更に含み、前記スライドカバーモジュールは、対向するように配置される第一表面および第二表面のベースと、前記ベースの第一表面に滑動可能に結合されるスライドカバーと、前記ベースの第二表面に滑動可能に連結されるスライド部品を含み、前記スライド部品はスライドカバーと一緒に滑動し、前記ベースの第二表面には凸部と凹部が形成され、前記スライド部品は前記凸部を超えて前記凹部に結合される結合部を具備する。
本発明の電気加熱ベーキング装置を使用し、収納部内にベーキング待機対象が収納されていないとき、本実施例の電気加熱ベーキング装置の第一導電部品と第二導電部品は離れており、加熱体は通電されない非作動状態になる。ベーキング待機対象を収納部内の加熱体に挿入することにより、第一導電部品と第二導電部品を接触させ、加熱体に通電することによりベーキング待機対象を加熱することができる。したがって、本発明は、使用の利便性がよく、バッテリーの使用寿命を延長させることができ、環境に優しいという利点を有している。
本発明の第一実施例に係る電気加熱ベーキング装置を示す斜視図である。 図1の電気加熱ベーキング装置を示す断面図である。 図1の電気加熱ベーキング装置を示す分解図である。 図1の電気加熱ベーキング装置を示す他の分解図である。 本発明の第二実施例に係る電気加熱ベーキング装置を示す断面図である。 図5の電気加熱ベーキング装置を示す分解図である。 図5の電気加熱ベーキング装置を示す他の分解図である。 本発明の第三実施例に係る電気加熱ベーキング装置を示す断面図である。 図8の電気加熱ベーキング装置の一部分の部品を示す分解図である。 本発明の第四実施例に係る電気加熱ベーキング装置のスライドモジュールを示す所定の方向の斜視構造図である。 図10のスライドモジュールを示す他の方向の斜視構造図である。 図10のスライドモジュールを示す分解図である。 図11のスライドモジュールを示す分解図である。
以下、図面と具体的な実施例により本発明を詳細に説明する。当業者はそれにより本発明の技術的事項と発明の効果をより詳細に了解することができる。注意されたいことは、この明細書の図面は本発明を説明するものであるが、本発明を限定するものではない。図面に示されているサイズは、本発明を説明するものであるが、部品の比例を限定するものではない。
図1ないし図4を参照すると、本発明の第一実施例に係る電気加熱ベーキング装置は軸線方向に配置されかつ一体に固定連結される第一モジュール100と第二モジュール200を含む。
前記第一モジュール100は円筒状の上部ケース10と前記上部ケース10内に固定連結される内部支持部20を含む。本実施例において、前記上部ケース10と内部支持部20は結合連結される。具体的に、前記上部ケース10は、軸方向に延伸する環状の側壁と、前記側壁の軸方向の上端において直径方向に延伸する端部壁部とを含む。前記上部ケース10の端部壁部の中央にはその端部壁部を軸方向に貫通する中央孔が形成されており、その中央孔にベーキング待機対象30、例えば、タバコを挿入することができる。前記上部ケース10の側壁の裏側の軸方向の下端には直径方向の外部へ窪む第一凸部11が形成されている。前記上部ケース10の側壁の裏側において前記第一凸部11に近づいている個所には窪む第一結合溝12が形成されている。前記内部支持部20は、軸方向に延伸する環状の側壁と、前記上端に近づいている前記側壁の裏側には直径方向の内部に延伸する第一連結板21と、前記第一連結板21の中部から軸方向に延伸する第一中部円筒部22とを含む。前記内部支持部20の側壁の軸方向の下端には直径方向の外部に延伸する突出部23が形成され、前記内部支持部20の側壁の外側において前記突出部23に近づいている個所には第一結合部24が形成されている。電気加熱ベーキング装置を組み立てるとき、前記内部支持部20を前記上部ケース10の下端の開口に挿入する。その場合、前記内部支持部20の第一結合部24は前記上部ケース10の第一結合溝12に結合され、前記内部支持部20の突出部23は前記上部ケース10の第一凸部11に当接することにより、上部ケース10と内部支持部20を固定連結させることができる。
本実施例において、前記第一中部円筒部22内には収納部220が形成され、その収納部220にベーキング待機対象30を収納させることができる。前記第一中部円筒部22の一端は前記上部ケース10の端部壁部に当接しかつ前記上部ケース10の中央孔に合わせるように前記第一連結板21から突出する。前記第一中部円筒部22の他端は軸方向の下部に延伸し、第一中部円筒部22の末端には直径方向の内部に延伸する支持環状部221が形成されている。支持環状部221はベーキング待機対象30を支持する。前記第一中部円筒部22の側壁にはその第一中部円筒部を直径方向に貫通する第一ストリップ状切欠口222が形成されている。好ましくは、前記第一ストリップ状切欠口222は前記支持環状部221を貫通するように軸方向の下部に延伸する。
好ましくは、前記内部支持部20の第一連結板21の頂部には所定の方向に突出する第一突出柱210が更に形成されている。前記第一モジュール100は前記第一突出柱210内に収納される円筒状の第一磁石40を更に含む。より好ましくは、前記第一モジュール100は2個の前記第一磁石40を更に含む。好ましくは、前記内部支持部20の側壁の裏側には直径方向の内部に突出しかつ軸方向に延伸する筋部25が更に形成され、前記内部支持部20の側壁の外側には所定の方向に突出しかつ軸方向に延伸する突出ストライプ26が更に形成されている。
好ましくは、前記第一モジュール100は前記内部支持部20の側壁の外側に結合される放熱部60を更に含む。前記放熱部60は、銅、アルミニウム、鋼等の材料で製造される。具体的に、前記放熱部60は環状に形成され、放熱部60上には前記突出ストライプ26と対応するように軸方向に延伸しかつその放熱部を直径方向に貫通する複数の貫通槽61が形成されている。放熱部60を組み立てるとき、放熱部60の1つの貫通槽61により放熱部60を最大に拡張させることができるので、放熱部60を内部支持部20上に容易に結合させることができる。
前記第二モジュール200は、円筒状の下部ケース110と、前記下部ケース110内に固定されるフレーム120と、前記フレーム120内に固定されるPCB基板130およびバッテリー140と、前記フレーム120の軸方向の上端に固定される固定部品150および火傷防止カバー160と、前記火傷防止カバー160に固定される第一導電部品170と、前記固定部品150に固定される加熱体180および第二導電部品190とを含む。
本実施例において、前記火傷防止カバー160は、前記内部支持部20内に収納され、かつ環状の側壁と、前記側壁の軸方向の上端において直径方向の内部に延伸する第二連結板161と、前記第二連結板161の中部から軸方向に延伸する第二中部円筒部162とを含む。前記第二中部円筒部162の軸方向の高さは前記火傷防止カバー160の側壁の軸方向の高さより小さい。前記火傷防止カバー160の側壁の外径は前記内部支持部20の側壁の内径より少し小さく、前記火傷防止カバー160の第二中部円筒部162の内径は前記内部支持部20の第一中部円筒部22の外径より少し大きいので、前記火傷防止カバー160を前記内部支持部20内に挿入することができる。好ましくは、前記火傷防止カバー160の側壁の外側には前記内部支持部20の側壁の筋部25と対応するストリップ状槽163が形成されている。筋部25をストリップ状槽163内に結合させることにより火傷防止カバー160が内部支持部20に連結される安定性を向上させることができる。前記内部支持部20の第一ストリップ状切欠口222と対応するように、前記火傷防止カバー160の第二中部円筒部162にはその第二中部円筒部を直径方向に貫通する第二ストリップ状切欠口164が形成されている。前記第二ストリップ状切欠口164は軸方向に沿って第二中部円筒部162の軸方向の下端まで延伸することが好ましい。
本実施例において、前記火傷防止カバー160の第二連結板161の底面には前記内部支持部20の第一突出柱210に対応するように突出する中空の第二突出柱(図示せず)が更に形成されている。前記第二モジュール200は前記第二突出柱内に収納される円筒状の第二磁石165を更に含む。第一モジュール100と第二モジュール200をそれぞれ組み立てた後、第二モジュール200の火傷防止カバー160を前記第一モジュール100の内部支持部20内に挿入する。そのとき、第一モジュール100の第一磁石40と第二モジュール200の第二磁石165が互いに吸引することにより第一モジュール100と第二モジュール200を固定連結させることができる。
本実施例において、前記火傷防止カバー160は、側壁の軸方向の下端から直径方向の外部に延伸する第二凸部166と、前記第二凸部166の軸方向の下端から軸方向の下部に延伸する中空の第三突出柱167とを更に含む。
本実施例において、前記第一導電部品170は薄膜の形状を有しかつ弾性を有している導電材料、例えば、銅で製造される。前記第一導電部品170は導電線によりPCB基板130に電気接続される。前記第一導電部品170の一端は、例えば、ネジ等により前記火傷防止カバー160の第二連結板161に固定連結される。前記第一導電部品170の他端は、自由端であり、第二中部円筒部162の第二ストリップ状切欠口164と前記第一中部円筒部22の第一ストリップ状切欠口222を通過した後直径方向の内部に向かう方向に前記収納部220の内部まで延伸する。具体的に、前記第一導電部品170は、直径方向の内部に向かう方向と軸方向の下部に向かう方向に延伸する第一区域171と、前記第一区域171の末端から直径方向の外部に突出するV型の湾曲部172と、前記湾曲部172の末端から直径方向の内部に向かう方向と軸方向の下部に向かう方向に延伸する第二区域173とを含む。前記第一区域171と前記第二区域173は固定連結される。前記湾曲部172は第二導電部品190と接触する。前記第二区域173がベーキング待機対象30に押されることにより第一導電部品170(第二連結板161に連結される部分以外の部分)は直径方向の外部に移動するとともに第二導電部品190と接触する。湾曲部172が形成されることにより第一導電部品170は第二導電部品190と安定に接触することができる。
本実施例において、前記第二導電部品190は薄膜の形状を有しかつ導電線によりPCB基板130に電気接続される。前記第二導電部品190の軸方向の下端は固定部品150に固定連結され、前記第二導電部品190の軸方向の上端は軸方向の上部に延伸しかつ直径方向において第一導電部品170の湾曲部172と対向する位置まで延伸する。具体的に、前記第二導電部品190は、直線状態の本体部191と、前記本体部191の軸方向の上部区域の両側から垂直方向にそれぞれ延伸する2個の第一羽部192と、前記本体部191の軸方向の下部区域の両側から垂直方向にそれぞれ延伸する2個の第二羽部193とを含む。本実施例において、前記第一羽部192は第二羽部193より前記本体部191の中軸線からより離れている。即ち、前記本体部191の中軸線に垂直である横方向において前記第一羽部192の外側面は第二羽部193の外側面より突出している。
本実施例において、前記固定部品150は軸方向に挿入結合される固定カバー151と固定ベース152を含む。前記固定カバー151は、略長方形の平板部153と、前記平板部153の底面から軸方向の下部に延伸する第四突出柱155と、第一包囲壁部157Aと、第二包囲壁部157Bと、第三包囲壁部157Cとを含む。前記平板部153の中央にはその平板部を軸方向に貫通する第一貫通孔153Aが形成されている。前記第一包囲壁部157Aは前記平板部153の外周壁部から軸方向の下部に延伸し、かつ前記第一包囲壁部157Aの外径が前記火傷防止カバー160の側壁の内径より小さいことにより前記固定カバー151の少なくとも一部分は前記火傷防止カバー160内に収納されることができる。前記第二包囲壁部157Bは前記第一包囲壁部157A内に位置しかつ前記第一包囲壁部157Aと間隔を空けるように配置され、前記第四突出柱155は第二包囲壁部157Bが位置している環状部上に形成される。前記第三包囲壁部157Cは前記第二包囲壁部157B内に位置しかつ前記第二包囲壁部157Bと間隔を空けるように配置される。前記第一包囲壁部157Aと、第二包囲壁部157Bと、第三包囲壁部157Cの軸方向の長さは順次に小さくなる。
前記第四突出柱155内にはその第四突出柱を軸方向に貫通する挿入結合孔155Aが形成されている。前記第二導電部品190の第二羽部193は前記挿入結合孔155A内に収納され、前記第二導電部品190の第一羽部192が前記平板部153に支持されることにより第二導電部品190を固定させる。好ましくは、前記第二導電部品190の第一羽部191に対応する前記挿入結合孔155Aの孔壁部には内部に突出する第一突出部155Bが更に形成されている。好ましくは、前記第一突出部155Bの厚さは第二導電部品190の挿入方向に向かって順次に増加する。第一突出部155Bが第二導電部品190の第一羽部191に当接することにより第二導電部品190をより安定に固定させることができる。
前記固定ベース152は基板154と前記基板154の軸方向の上端から軸方向の上部に延伸する方形壁部156とを含む。前記基板154の略中央位置には円形孔154Aが形成されている。前記方形壁部156と前記円形孔154Aの中軸線は重畳し、かつ前記方形壁部156と前記固定カバー151の平板部153により収納空間156Aが形成される。好ましくは、前記方形壁部156の内径と前記円形孔154Aの内径が等しいことにより、前記方形壁部156は方形壁部156の4個の隅部において前記基板154の一部分を包囲することができる。より好ましくは、前記方形壁部156の内壁は直径方向の内部に突出することにより第二突出部156Bが形成される。
前記加熱体180は略長方形であり、前記加熱体180は軸方向に延伸する主体部181と前記主体部181の一部分の外周壁部から直径方向の外部に延伸する突出環状部182とを含む。前記主体部181の一端は前記バッテリー140に電気接続され、他端は軸方向の上部に延伸することにより前記固定カバー151の第一貫通孔153Aと前記第一中部円筒部22の支持環状部221を通過するとともに前記収納部220の内部まで延伸する。前記突出環状部182は前記収納空間156A内に収納される。前記第二突出部156Bが形成されることにより加熱体180を前記固定ベース152内により安定に固定させることができる。組み立てるとき、前記加熱体180を固定ベース152の軸方向の頂部端部から下部に挿入することにより突出環状部182を前記方形壁部156内に収納させる。次に、前記固定カバー151を前記加熱体180の軸方向の上端から下部に挿入して結合させることにより固定ベース152の方形壁部156を前記固定カバー151の第三包囲壁部157C内に収納させる。同様に、固定カバー151と固定ベース152の連結安定性を向上させるため、固定カバー151の第三包囲壁部157Cの裏側または固定ベース152の方形壁部156の外側に突出する複数個の突出部157Dを形成することができる。
本実施例において、前記固定カバー151は前記第一包囲壁部157Aの外側から直径方向の外部に延伸する第三凸部159を更に含む。前記第三凸部159は前記火傷防止カバー160の第二凸部166を支持する。前記第三凸部159には前記火傷防止カバー160の第三突出柱167と対応する回避開口159Aが形成されている。
前記フレーム120は、軸方向において対向する頂部板部121と底部板部122、前記頂部板部121と前記底部板部122を連結させる隔離板部(図示せず)および前記隔離板部の対向する2つの第一側にそれぞれ連結される2個の側板部123を含む。前記2個の側板部123と隔離板部により前記隔離板部の対向する2つの第二側にそれぞれ位置する第一装着収納部124と第二装着収納部125が形成される。前記PCB基板130は前記第一装着収納部124内に取り付けられ、前記バッテリー140は前記第二装着収納部125内に取り付けられ、PCB基板130とバッテリー140は電気接続される。前記PCB基板130上には振動モーターが固定され、PCB基板130のプログラムを設定する場合、振動モーターはプログラムの指示のとおりに作動することができる。
本実施例において、前記頂部板部121の中部には突出する環状の支持部126が形成され、その支持部126は前記固定ベース152を支持することに用いられる。前記頂部板部121の周囲壁部には軸方向の上部に突出する壁部が形成され、前記壁部の直径方向の裏側の底部端部には突出する環状の第四凸部127が形成されている。前記側壁の軸方向の頂部端部は直径方向の外部に突出する結合台部128が形成されている。前記第四凸部127は前記固定カバー151の第三凸部159を支持することに用いられる。前記結合台部128は前記下部ケース110の頂部端部に支持される。
組み立てるとき、まず第二磁石165と第一導電部品170を火傷防止カバー160に固定させ、加熱体180と第二導電部品190を固定部品150に固定させる。次に、フレーム120の第四凸部127で固定カバー151の第三凸部159を支持し、固定カバー151の第三凸部159で火傷防止カバー160の第二凸部166を支持する。最後に、結合部品、例えば、ネジをフレーム120の頂部板部121の底部端部から頂部板部121に軸方向に挿入するとともに火傷防止カバー160の第三凸部167に結合させることにより、火傷防止カバー160、固定カバー151およびフレーム120を固定連結させる。
収納部220内にベーキング待機対象30が収納されていないとき、本実施例の電気加熱ベーキング装置の第一導電部品170と第二導電部品190は離れており、加熱体180は通電されない非作動状態になる。ベーキング待機対象30を収納部220内の加熱体180に挿入することにより、第一導電部品170と第二導電部品190を接触させ、加熱体180に通電することによりベーキング待機対象30を加熱することができる。したがって、本発明は、使用の利便性がよく、バッテリー140の使用寿命を延長させることができ、環境に優しいという利点を有している。
本発明を使用するとき、第一導電部品170と第二導電部品190が接触すると、振動モーターが振動することにより通電状態になることを使用者に知らせる。所定の時間(PCBAにおいて予め加熱時間を、例えば、10秒または15秒に設定することができる)過ぎると、振動モーターが再び振動することにより吸煙可能な状態になることを使用者に知らせる。(タバコをベーキングする時間、、例えば、一本のタバコをベーキングする時間が3分または5分に設定されることにより)振動モーターが再び振動することにより、タバコのベーキングが終了しかつタバコを取り換える必要があることを使用者に知らせる。したがって、焦げるエアゾールを吸うことにより体に損害を与えることを避けることができる。
図5ないし図7を参照すると、本発明の第二実施例の電気加熱ベーキング装置と第一実施例の電気加熱ベーキング装置の作動原理は同一であり、いずれもベーキング待機対象を第一導電部品と第二導電部品に接触させた後、加熱体に通電することにより加熱を実施する。2つの相違点は本実施例の第一モジュール400と第二モジュール500の具体的な構造が変化することにある。
具体的に、本実施例の第一モジュール400は円筒状の上部ケース310と前記上部ケース310内に固定連結される上部支持部320を含む。本実施例において、前記上部ケース310と上部支持部320は結合連結される。具体的に、前記上部ケース310は、軸方向に延伸する環状の側壁と、前記側壁の軸方向の上端において軸方向の上部に更に延伸しかつ直径方向の内部に延伸する略球形の端部壁部と、前記端部壁部の中央から軸方向の下部に延伸する環状の結合筒部311とを含む。前記上部ケース310の側壁の裏側の軸方向の下端には直径方向の外部に窪む環状の第一凸部312が形成されている。前記上部ケース310の側壁の裏側において前記第一凸部312に近づいている個所には窪む第一結合溝313が形成されている。前記上部支持部320は略円柱状であり、上部支持部320は、円柱状の外部円筒部321と、前記外部円筒部321の軸方向の下端から直径方向の外部に延伸する下端壁部322と、前記下端壁部322の隣の周縁の軸方向の頂部端部から軸方向の上部に延伸する外部結合円筒部323と、前記外部円筒部321の軸方向の上端から直径方向の内部に延伸する上端壁部324と、前記上端壁部324の軸方向の頂部端部の中央から軸方向の上部に延伸する上部円筒部325と、前記上端壁部324の軸方向の底部端部から軸方向の下部に延伸する下部円筒部326とを含む。前記上部支持部320の外部結合円筒部323、下端壁部322および外部円筒部321により環状収納部327が形成され、その環状収納部327には第一磁石328が収納される。前記上部ケース310の第一結合溝313に対応するように前記上部支持部320の外部結合円筒部323の軸方向の頂部端部には第一結合部329が更に形成されている。組み立てるとき、前記上部支持部320を前記上部ケース310内に挿入することにより、前記上部支持部320の上部円筒部325を前記上部ケース310の結合筒部311内に挿入させ、前記上部支持部320の第一結合部329を前記上部ケース310の第一結合溝313に結合させ、前記上部支持部320の下端壁部322の外縁を前記上部ケース310の第一凸部312に当接させることにより前記上部支持部320と前記上部ケース310を固定連結させる。本実施例において、前記上部支持部320の上部円筒部325と下部円筒部326が軸方向に貫通連通することにより収納部330が形成され、その収納部330にベーキング待機対象30を収納させることができる。前記下部円筒部326の底部壁部にはその中央に位置する中央孔と前記中央孔の直径の両側にそれぞれ位置する2つの貫通孔326Aとが形成されている。
本実施例において、前記第一モジュール400は前記上部支持部320に連結される第一導電部品340を更に含み、第一導電部品340は、間隔を空けて配置される2個の電極341と、前記収納部330内に配置されかつ2個の前記電極341の軸方向の上端を接続させる導電部品342と、一端は前記導電部品342に当接しかつ他端は前記収納部330の壁部に当接する弾性復位部品343とを含む。具体的に、前記電極341は円柱体であり、その一端は前記収納部330内に位置し、他端は前記下部円筒部326の貫通孔326Aにより前記収納部330の外部まで延伸する。前記導電部品342は環状形状を有しており、導電部品342内には直径方向において対向する2個の収納孔が形成され、前記電極341の軸方向の上端は所定の収納孔内に挿入されるように押される。各電極341の外部には前記弾性復位部品343が取り付けられる。本実施例において、前記弾性復位部品343は圧縮スプリングであり、その一端は前記導電部品342に当接し、他端は前記下部円筒部326の底部壁部の頂部面に当接する。好ましくは、前記第一導電部品340は前記電極341の軸方向の下端に位置する第一導電環状部344、例えば、銅製環状部を更に含む。前記第一導電環状部344の外径は前記貫通孔326Aの外径より大きいため、前記第一導電環状部344は前記下部円筒部326の底部壁部の底面に当接することができる。それにより、前記電極341の軸方向の下端が圧縮スプリングの弾力により上部に向かう方向に前記収納部330内まで移動することを防止し、電極341の軸方向の下端が収納部330の外部に位置していることを確保することができる。
本実施例において、前記第二モジュール500は、円筒状の下部ケース410と、前記下部ケース410内に固定されるバッテリー420および下部フレーム430と、前記下部フレーム430に固定されるPCB基板440および第一固定環状部450と、前記第一固定環状部450に固定される固定部品460と、前記固定部品460に固定される第二導電部品470および加熱体480とを含む。
前記下部ケース410の側壁の裏側の軸方向の頂部端部(開口端部)には直径方向の外部に窪む第二凸部411が形成されている。前記下部ケース410の側壁の裏側において前記第二凸部411に近づいている個所には窪む第二結合溝412が形成されている。前記下部フレーム430は環状に形成され、前記下部フレーム430には前記第二凸部411に対応しかつ直径方向の外部に突出する環状突出部431と前記第二結合溝412に対応する第二結合部432とが形成されている。環状突出部431は第二凸部411に支持され、第二結合部432は第二結合溝412に結合されることにより、下部フレーム430と下部ケース410が固定連結される。本実施例において、前記下部フレーム430の直径方向の内壁には複数の突起433が形成されている。前記第一固定環状部450は中空の円柱体であり、第一固定環状部450の軸方向の下端には軸方向の上部に窪むように形成されかつ直径方向において対向する2個のU型の結合口451が形成され、隣の軸方向の下端には前記下部フレーム430の複数の突起433と対応する位置に形成されかつ第一固定環状部450を直径方向に貫通する複数個の第三結合溝452が形成されている。前記突起433は前記第三結合溝452に結合されることにより第一固定環状部450と下部フレーム430を固定連結させる。第一固定環状部450の軸方向の上端には軸方向の下部に窪むU型の第四結合溝453が形成されている。前記第四結合溝453と対応するように前記上部支持部320の上端壁部324の軸方向の底部端面には筋部324Aが形成されている。本実施例において、前記筋部324Aは前記上部支持部320の外部円筒部321と下部円筒部326を連結させる。
本実施例において、前記第二モジュール500は前記第一固定環状部450のフレームの外部に取り付けられる環状の第二磁石490を更に含む。前記第二磁石490は前記下部フレーム430の軸方向の頂部端部に支持されかつ前記下部ケース410内に収納される。第一モジュール400と第二モジュール500をそれぞれ組み立てた後、第二モジュール500の第一固定環状部450の第四結合溝453を対応する第一モジュール400の筋部324Aに結合させると、第一モジュール400の第一磁石328と第二モジュール500の第二磁石490が吸着するので、第一モジュール400と第二モジュール500を固定連結させることができる。
前記固定部品460は軸方向に挿入結合される固定カバー461と固定ベース462を含む。前記固定カバー461は円盤状であり、固定カバー461の中央には固定カバー461を軸方向に貫通しかつ互いに連通している円形孔463と方形孔465が形成されている。円形孔463と方形孔465の中軸線は重畳し、方形孔465は円形孔463より固定ベース462に近づいており、方形孔465と固定ベース462により収納空間467が形成される。前記固定カバー461上には前記円形孔463の直径方向において対向する両側にそれぞれ位置する2つの上貫通孔469が更に形成され、上貫通孔469は固定カバー461を軸方向に貫通しかつ軸方向の上端に位置する第一貫通孔469Aと軸方向の下端に位置する第二貫通孔469Bを含む。第一貫通孔469Aの内径が第二貫通孔469Bの内径より大きいことにより第一貫通孔469Aの底部壁部には支持面が形成される。前記固定ベース462は中央孔が形成されている円盤であり、固定ベース462の頂部端部には中央孔の直径方向の両側にそれぞれ位置する2つの支持柱464が突出している。前記固定ベース462には前記支持柱464と対応しかつその固定ベースを軸方向に貫通する下貫通孔466が形成されている。前記固定ベース462の軸方向の下端には前記第一固定環状部450の結合口451と対応する第三結合部468が形成されている。前記第三結合部468は前記第一固定環状部450の結合口451に結合されることにより前記固定ベース462を前記第一固定環状部450に固定させることができる。
前記加熱体480は略長方形であり、前記加熱体480は軸方向に延伸する主体部481と前記主体部481の一部分の外周壁部から直径方向の外部に延伸する突出環状部482とを含む。前記主体部481の一端は前記PCB基板440に電気接続され、他端は軸方向の上部に延伸することにより前記固定カバー461の円形孔463と前記下部円筒部326の底部壁部の中央孔を通過するとともに前記収納部330の内部まで延伸する。前記突出環状部482は前記円形孔463内に収納されかつ前記2つの支持柱464を支持する。前記加熱体480を前記固定カバー461と固定ベース462に取り付けた後、結合部品、例えば、ネジ等により固定カバー461と固定ベース462を固定連結させる。
前記第二導電部品470は間隔を空けて配置される2個の導電体471を含む。前記導電体471は略長方形であり、導電体471は長方形の桿状部472と前記桿状部472の軸方向の上端に位置する拡大部473とを含む。組み立てるとき、前記導電体471は前記固定カバー461の上貫通孔469と固定ベース462の下貫通孔466によりPCB基板440が位置している個所まで挿入される。そのとき、前記拡大部473は前記固定ベース462の第一貫通孔469A内の支持面に支持される。
収納部330内にベーキング待機対象30が収納されていないとき、第一導電部品340の電極341は圧縮スプリングの弾力により上へ移動するとともに導電体471から離れ、加熱体480は通電されない非作動状態になる。ベーキング待機対象30を収納部330内の加熱体に挿入するとき、ベーキング待機対象30が導電部品342を押しかつ導電部品342が電極341を押すことにより、電極341は下へ移動しかつ導電体471の拡大部473の上端面に当接する位置まで移動する。そのとき、第一導電部品340と第二導電部品470は接触し、加熱体480に通電することによりベーキング待機対象30を加熱することができる。したがって、本発明は、使用の利便性がよく、バッテリー420の使用寿命を延長させることができ、環境に優しいという利点を有している。
図8と図9を参照すると、本発明の第三実施例の電気加熱ベーキング装置と第二実施例の電気加熱ベーキング装置の相違点は第一導電部品と第二導電部品の構造が異なっていることにある。本発明は、同様な部分を再び説明せず、本実施例の第一導電部品610と第二導電部品620について詳細に説明する。
本実施例の第一導電部品610は、第二固定環状部612と、前記第二固定環状部612に固定連結される第二導電環状部613と、前記第二固定環状部612の外部に結合される第一スプリング614とを含む。
具体的に、前記第二固定環状部612は中空の円柱状の第一連結環状部615と前記第一連結環状部615の軸方向の頂部端部から直径方向の外部に延伸する第一支持辺縁部616とを含む。前記第二固定環状部612の第一支持辺縁部616はベーキング待機対象30の収納部330内に配置され、前記第二固定環状部612の軸方向の底部端部は下部円筒部326の中央孔を通過するとともに収納部330の外部まで延伸する。前記第一スプリング614の一端は前記第一支持辺縁部616の軸方向の底部端部に当接し、他端は前記収納部330の底部壁部に支持される。前記第一支持辺縁部616の外径が下部円筒部326の中央孔の内径より大きいので、前記第二固定環状部612の第一支持辺縁部616が前記収納部330内に位置していることを確保することができる。
前記第二導電環状部613は中空の円柱状の第二連結環状部617と前記第二連結環状部617の軸方向の底部端部から直径方向の外部に延伸する第二支持辺縁部618とを含む。前記第二連結環状部617の外径が前記第一連結環状部615の内径より小さいので、前記第二連結環状部617が前記第一連結環状部615内に送入されることを確保することができる。前記第二固定環状部612の第一連結環状部615の軸方向の底部端部は前記第二導電環状部613の第二支持辺縁部618の頂部面に当接する。
本実施例の第二導電部品620は間隔を空けて配置されかつ導電材料で製造される2個の弾力部621を含む。前記弾力部621は、コア軸部622と、前記コア軸部622の外部に取り付けられる支持円筒部623と、前記コア軸部622と前記支持円筒部623との間に配置される第二スプリング624とを含む。
具体的に、前記コア軸部622は、縦方向区域625と、前記縦方向区域625の軸方向の上端から直径方向の外部に延伸する第一横方向区域626と、前記縦方向区域625の軸方向の底部端面から直径方向の外部に延伸する第二横方向区域627とを含む。前記第一横方向区域626と前記第二横方向区域627は間隔を空けて配置される。
前記支持円筒部623は、中空の円柱状の第三連結環状部628と、前記第三連結環状部628の軸方向の頂部端部から直径方向の外部に延伸する第三支持辺縁部629と、前記第三連結環状部628の軸方向の底部端部から直径方向の内部に延伸する第四支持辺縁部630とを含む。前記支持円筒部623の第三支持辺縁部629は対応する固定カバー700の第一貫通孔701内に収納され、前記支持円筒部623の第三連結環状部628は固定カバー700の第二貫通孔702内に収納されることにより、支持円筒部623を固定カバー700内に固定させることができる。
前記コア軸部622は前記支持円筒部623内に滑動可能に配置される。具体的に、前記コア軸部622の第一横方向区域626の外周は前記支持円筒部623の連結環状部内に収納され、前記コア軸部622の第二横方向区域627は前記支持円筒部623の第四支持辺縁部630を支持する。前記第二スプリング624は前記第一横方向区域626の底部端部と前記第四支持辺縁部630の頂部端部との間に支持される。前記コア軸部622の縦方向区域625の軸方向の上端は軸方向において前記第二導電環状部613の第二支持辺縁部618と対向し、前記コア軸部622の縦方向区域625の軸方向の下端は固定ベース710の電線631によりPCB基板440に電気接続される。
収納部330内にベーキング待機対象30が収納されていないとき、第一導電部品610の第二導電環状部613は第一スプリング614の弾力により上へ移動するとともに弾力部621の縦方向区域625の軸方向の上端から離れ、加熱体480は通電されない非作動状態になる。ベーキング待機対象30を収納部330内の加熱体480に挿入するとき、ベーキング待機対象が導電部品の第二固定環状部612を押しかつ第二固定環状部612が第一スプリング614を押すことにより、第二導電環状部613は下へ移動しかつ所定の弾力部621の縦方向区域625の軸方向の上端に当接する位置まで移動する。そのとき、第一導電部品610と第二導電部品620は接触し、加熱体480に通電することによりベーキング待機対象30を加熱することができる。したがって、本発明は、使用の利便性がよく、バッテリーの使用寿命を延長させることができ、環境に優しいという利点を有している。本実施例の第二導電部品620にスプリングが設けられているので、本発明を複数回使用しても、第二導電部品620中のスプリングによりエコ軸部622は依然として上に向かう支持力を受けることができる。それにより、第一導電部品610と第二導電部品620との間の接触を安定にし、使用者の体験を向上させ、かつ電気加熱ベーキング装置の使用寿命を延長させることができる。
本実施例の第一モジュールは上部ケース720の内壁と環状の第一磁石328の軸方向の頂部端部との間に配置される当接環状部730を更に含む。それにより第一磁石328の装着安定性を更に向上させ、第一磁石328の脱落を有効に防止することができる。
図10ないし図13を参照すると、本発明の第四実施例の電気加熱ベーキング装置と第一、第二または第三実施例の電気加熱ベーキング装置の相違点は、第四実施例の電気加熱ベーキング装置が上部ケース上に固定されるスライドカバーモジュール50を更に含むことにある。本発明は、同様な部分を再び説明せず、スライドカバーモジュール50の構造と原理について詳細に説明する。
本実施例のスライドカバーモジュール50は略楕円形に形成され、そのスライドカバーモジュール50は、軸方向において対向するように配置される第一表面510および第二表面511のベース51と、前記ベース51の第一表面510に滑動可能に結合されるスライドカバー52とを含む。
本実施例において、前記ベース51は楕円形の基板53と基板53の周縁から垂直に延伸する側壁54とを含む。前記基板53上にはその基板を軸方向に貫通する円形の挿入孔530が形成されている。前記挿入孔530にベーキング待機対象30を挿入することができる。前記スライドカバー52が基板53に相対して滑動することにより前記挿入孔530を開閉することができる。電気加熱ベーキング装置を使用するとき挿入孔を開け、電気加熱ベーキング装置を使用しないとき挿入孔を閉めることにより埃を防止することができる。
本実施例において、スライドカバー52は下記構造より基板53に相対して滑動することができるが、本発明は下記構造にのみ限定されるものでない。前記スライドカバー52は楕円形のスライド板部520と前記スライド板部520の軸方向の底部端部から垂直方向に延伸するスライド柱体521とを含む。前記基板53はその基板を軸方向に貫通する楕円形のスライド槽531を更に含み、前記挿入孔530とスライド槽531はスライドカバー52の滑動方向に順次に配置され、前記スライド柱体521は前記スライド槽531内に滑動可能に結合される。
好ましくは、前記基板53の軸方向の頂部端部にはスライドカバー52の滑動方向に延伸する突出状の位置決め部532が更に形成されている。前記位置決め部532は前記スライド槽531の一側に位置しかつ位置決め部532の長さは前記スライド槽531の長さより小さい。前記スライドカバー52上には前記位置決め部532に対応する位置決め槽522が形成されている。好ましくは、前記基板53の軸方向の頂部端部には前記スライド槽531の両側に対称状態に形成される2個の位置決め部532が形成されている。前記スライドカバー52上には対応する2個の位置決め槽522が形成されている。前記2個の位置決め槽522が前記スライド柱体521の両側に対称状態に形成されている。位置決め部532と位置決め槽522の結合によりスライドカバー52がベース51に相対して滑動する距離を制限し、スライドカバー52のスライド過程をより安定にすることができる。好ましくは、前記スライドカバー52の軸方向の頂部端部に複数個の突出型菱形523が形成されることにより、使用者はスライドカバー52を容易に移動させることができる。
好ましくは、本実施例のスライドカバーモジュール50は前記スライドカバー52と前記ベース51との間に配置されるミラー55を更に含む。前記ミラー55は、楕円形であり、前記基板53の軸方向の頂部端部に取り付けられる。具体的に、前記ミラー55上にはミラーを軸方向に貫通する円形孔550と略長方形の第三貫通孔551が形成されている。前記円形孔550と前記挿入孔530の位置は対向する。前記基板53上の2つの位置決め部532は第三貫通孔551の内壁に当接する。より好ましくは、前記基板53上には楕円形のスライド槽531の内壁には軸方向に延伸する楕円形の突出ストライプ533が形成される。前記ミラー55の第三貫通孔551の所定の位置には2つの貫通孔の内壁が窪んで形成される円弧型の孔壁552が形成され、円弧型の孔壁552は前記突出ストライプ533の所定の位置に形成される2つの円弧辺縁部に当接する。ミラー55が取り付けられることによりスライドカバー52の耐摩擦性を向上させ、かつ電気加熱ベーキング装置の見た目を向上させることができる。
好ましくは、前記スライドモジュール50は前記ベース51の第二表面511に滑動可能に連結されるスライド部品56を更に含む。前記スライド部品56は固定部品57により前記スライドカバー52に固定連結されるので、前記スライド部品56とスライドカバー52はベース51に相対して一緒に滑動することができる。前記ベース51の第二表面511には凸部582と凹部583が形成され、前記スライド部品56は前記凸部582を超えて前記凹部583に結合される結合部563を具備する。
具体的に、本実施例において、前記ベース51は前記基板53の軸方向の底部端部から軸方向の下部に向かう垂直方向に延伸する止動辺縁部58を更に含む。前記止動辺縁部58は略半環状に形成されることが好ましい。前記止動辺縁部58は、直径方向において対向するように配置されかつ縦方向に延伸する2つのストリップ状止動部580と、ストリップ状止動部580の一端を連結させかつ半円形に形成される連結辺縁部581とを含む。好ましくは、前記2つのストリップ状止動部580の対向している両側には前記凹部583と前記凸部582がそれぞれ形成されている。本実施例において、各ストリップ状止動部580は2個の凹部583と2個の凹部583の間に位置する1個の凸部582を含む。
好ましくは、本実施例のスライド部品56は、弾性材料、例えば、ゴムで製造され、その形状は環状である。スライド部品56は環形部560と環形部560に連結される固定部561を含む。前記スライド部品56は軸方向の頂部端部は前記基板53の軸方向の底部端部に当接する。対向するように配置される環形部560の2つの第一辺562の外側は前記ストリップ状止動部580に当接する。第一辺562の外側には直径方向の外部に突出している前記結合部563がそれぞれ形成されている。前記結合部563は前記ストリップ状止動部580の凹部583に挿入され、その形状は円弧であることが好ましい。
前記固定部561は前記固定部品57と連結することに用いられる。前記固定部561は前記環形部560の2つの第一辺562を連結させる1つの第二辺564の裏側から第一辺562に略平行である方向に延伸する。好ましくは、固定部561と前記環形部560は同一の平面上に位置する。
本実施例において、前記固定部品57は円形の固定盤570と当該固定盤570の軸方向の頂部端部から垂直方向に延伸する固定ピン571を含む。前記固定ピン571は前記スライド部品56の固定部561を貫通し、固定盤570は前記固定部561の軸方向の底部端部に当接する。前記スライドカバー52のスライド柱体521は一端が開口状態になっている中空柱体である。前記固定部561を貫通する固定ピン571と前記スライドカバー52のスライド柱体521は挿入結合される。スライドカバー52がスライド槽531に沿ってスライドするとき、スライド柱体521と固定ピン571が結合されることによりスライド部品56はスライドカバー52と共にスライドする。スライド部品56がスライドする過程において、スライド部品56上の結合部563は所定のストリップ状止動部580上の凸部582を超えて凹部583に結合されるので、スライドの不円滑が生ずる。
好ましくは、スライド部品56の結合部563がストリップ状止動部580の挿入孔530から離れている凹部583に結合されるとき、スライドカバー52は挿入孔530を開ける位置に位置する。スライド部品56の結合部563がストリップ状止動部580の挿入孔530に近付いている凹部583に結合されるとき、スライドカバー52は挿入孔530を閉める位置に位置する。スライドカバー52により挿入孔530を開けるか或いは占めるとき、スライドの不円滑が生ずることにより操作の体験を向上させることができる。
周知のように、他の実施例において、結合部と凹部/凸部を他の方式に配置することもできる。例えば、スライド部品の軸方向の頂部端部に結合部を形成し、基板53の軸方向の底部端部に凸部と凹部を形成し、結合部を軸方向に凹部内に挿入させることができる。その場合も、スライドカバーをスライドするときスライドの不円滑が生ずることができる。
好ましくは、本実施例のスライドカバーモジュール50は前記基板53の軸方向の底部端部に固定される挟持部品59を更に含む。具体的に、前記挟持部品59は略半円形に形成され、挟持部品59上には前記挿入孔530に対応する挟持孔590と前記挟持孔590の孔の内壁から直径方向の内部に延伸する複数個の第四突起591とが形成されている。本実施例において、複数個の第四突起591は挟持孔590の孔の内壁に均等に配置される。各第四突起591は尖端部が挟持孔590の中心に向く略三角形に形成される。挟持孔590が形成されることによりベーキング待機対象、例えば、タバコを挟持することができる。好ましくは、前記挟持部品59は、弾性材料、例えば、ゴム材料により一体に成型されるので、製造が簡単であり、第四突起591によりタバコが破損されることを防止することができる。
本実施例において、前記挟持部品59と基板53は下記構造により連結されることができるが、下記構造にのみ限定されるものでない。前記基板53は基板53の軸方向の底部端部から軸方向の下部に延伸する挿入結合部534を具備し、前記挟持部品59は前記挿入結合部534に挿入結合される第二挿入結合孔592を具備し、挟持部品59と基板53はその構造により連結される。前記挿入結合部534は挿入孔530を均等に包囲する複数個の挿入結合塊534Aを含むことができる。前記挿入結合部534の代わりに挟持部品59の直径外側に位置する挿入結合柱体534Bを採用するか或いは挟持部品59の直径外側に位置する挿入結合柱体534Bを更に含むことができる。前記挟持部品59上の第二挿入結合孔592を適当に調節することにより前記挿入結合部534に結合させることができる構造であればいずれもよい。
組み立てるとき、ミラー55をベース51の軸方向の頂部端部に取り付けた後、スライドカバー52のスライド柱体521をスライド槽531内に挿入する。次に、スライド部品56をベース51の軸方向の底部端部に取り付けた後、固定部品57をスライド部品56の固定部561に圧入するとともにスライドカバー52のスライド柱体521に挿入結合させる。最後に、挟持部品59をベース51の軸方向の底部端部に挿入結合させる。
以上、本発明の好適な実施例を説明してきたが、前記実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は前記実施例の構成にのみ限定されるものでない。この技術分野の技術者は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、設計の変更、取り換えおよび改良等をすることができ、それらがあっても本発明に含まれることは勿論である。

Claims (10)

  1. 互いに連結される第一モジュールと第二モジュールを含み、前記第一モジュール内にはベーキング待機対象を収納させる収納部が形成され、前記第二モジュールはベーキング待機対象を加熱する加熱体を含む電気加熱ベーキング装置であって、前記第一モジュールまたは前記第二モジュールは移動可能な第一導電部品を含み、前記第二モジュールは固定される第二導電部品を含み、前記ベーキング待機対象を前記収納部に挿入するとき、前記ベーキング待機対象が前記第一導電部品を押すことにより前記第一導電部品と前記第二導電部品を接触させかつ前記加熱体が通電加熱状態になるようにすることを特徴とする電気加熱ベーキング装置。
  2. 前記第一導電部品は薄膜の形状を有しかつ弾性材料で製造され、前記第一導電部品の一端は固定連結され、前記第一導電部品の他端は自由端でありかつ直径方向に沿って前記収納部の内部まで延伸することを特徴とする請求項1に記載の電気加熱ベーキング装置。
  3. 前記第二導電部品の一端は固定連結され、前記第二導電部品の他端は軸方向に延伸しかつ直径方向において前記第一導電部品と対向する位置まで延伸することを特徴とする請求項2に記載の電気加熱ベーキング装置。
  4. 前記第一導電部品は、間隔を空けて配置される2個の電極と、前記収納部内に配置されかつ2個の前記電極の軸方向の一端を接続させる導電部品と、一端は前記導電部品に当接しかつ他端は前記収納部の壁部に当接する弾性復位部品とを含み、2個の前記電極の他端は軸方向に沿って前記収納部の外部まで延伸することを特徴とする請求項1に記載の電気加熱ベーキング装置。
  5. 前記第二導電部品は間隔を空けて配置される2個の導電体を含み、前記導電体は略長方形であり、前記導電体の一端は固定連結され、前記導電体の他端は軸方向に延伸しかつ直径方向において前記電極と対向する位置まで延伸することを特徴とする請求項4に記載の電気加熱ベーキング装置。
  6. 前記第一モジュールには前記収納部と連通する貫通孔が形成され、前記電極の他端は前記貫通孔により前記収納部の外部まで延伸し、前記第一導電部品は前記電極の他端に結合される第一導電環状部を更に含み、前記第一導電環状部の外径が前記貫通孔の外径より大きいことにより前記電極の他端は前記収納部の外部に位置することを特徴とする請求項4に記載の電気加熱ベーキング装置。
  7. 前記第一導電部品は、少なくとも一部分が前記収納部内に収納される固定環状部と、前記固定環状部に固定連結される第二導電環状部と、前記固定環状部の外部に結合される第一スプリングとを含むことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱ベーキング装置。
  8. 前記第二導電部品は間隔を空けて配置される2個の弾力部を含み、前記弾力部は、コア軸部と、前記コア軸部の外部に取り付けられる支持円筒部と、前記コア軸部と前記支持円筒部との間に配置される第二スプリングとを含み、前記コア軸部の軸方向の頂部端部と前記導電環状部は軸方向において対向することを特徴とする請求項7に記載の電気加熱ベーキング装置。
  9. 前記加熱体は略長方形であり、前記加熱体の一端は固定連結され、前記加熱体の他端は軸方向に沿って前記収納部内まで延伸し、前記加熱体は軸方向に延伸する主体部と前記主体部の一部分の外周壁部から直径方向の外部に延伸する突出環状部とを含み、前記第二モジュールは前記加熱体を固定させる固定部品を含み、前記固定部品内には前記突出環状部を収納させる収納空間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電気加熱ベーキング装置。
  10. 前記電気加熱ベーキング装置は前記第一モジュールに固定連結されるスライドカバーモジュールを更に含み、前記スライドカバーモジュールは、対向するように配置される第一表面および第二表面のベースと、前記ベースの第一表面に滑動可能に結合されるスライドカバーと、前記ベースの第二表面に滑動可能に連結されるスライド部品を含み、前記スライド部品はスライドカバーと一緒に滑動し、前記ベースの第二表面には凸部と凹部が形成され、前記スライド部品は前記凸部を超えて前記凹部に結合される結合部を具備することを特徴とする請求項1に記載の電気加熱ベーキング装置。
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