JP2021077003A - 走破可否判定装置及び移動体の制御装置 - Google Patents

走破可否判定装置及び移動体の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021077003A
JP2021077003A JP2019202142A JP2019202142A JP2021077003A JP 2021077003 A JP2021077003 A JP 2021077003A JP 2019202142 A JP2019202142 A JP 2019202142A JP 2019202142 A JP2019202142 A JP 2019202142A JP 2021077003 A JP2021077003 A JP 2021077003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plane
road surface
moving body
cell
point cloud
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019202142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7353139B2 (ja
Inventor
真太朗 日▲高▼
Shintaro Hidaka
真太朗 日▲高▼
教男 根木
Norio Negi
教男 根木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2019202142A priority Critical patent/JP7353139B2/ja
Publication of JP2021077003A publication Critical patent/JP2021077003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7353139B2 publication Critical patent/JP7353139B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】移動体の周辺の路面環境が走破可能であるか否かを適切に判定することができる走破可否判定装置などを提供する。【解決手段】コントローラは、ステレオカメラからの路面画像に基づき、点群データを取得し、セル40の一辺の長さdを、最大傾斜角度θmax及び最大高さhmaxを用いて、d=hmax/tanθmaxが成立するように決定し、点群データに基づき、所定の平面推定方法により、推定平面42の式をセル40毎に取得し、推定平面42に基づき、路面環境が走破可能であるか否かをセル40毎に判定する。【選択図】図6

Description

本発明は、移動体の周辺の路面環境が走破可能であるか否かを判定する走破可否判定装置などに関する。
従来、移動体の進行方向における障害物などを検出する障害物検出装置として特許文献1に記載されたものが知られている。この障害物検出装置は、清掃ロボットに搭載されたものであり、距離画像センサ及び演算装置などを備えている。この障害物検出装置では、距離画像センサの検出信号に基づいて、距離画像を取得し、この距離画像から、3次元座標データ及び投影画像が取得される。さらに、この投影画像から平面が検出され、3次元座標データの各点と平面との距離に基づいて、清掃ロボットの進行方向における障害物又は段差が検出される。
国際公開第2014/064990号
上記従来の障害物検出装置によれば、距離画像センサの検出信号に基づいて、3次元座標データ及び投影画像を取得している関係上、距離画像内で路面状況が頻繁に変化するような環境下、例えば多数の凹凸又は多数の障害物が存在するような路面環境下では、路面環境を適切に反映した平面を取得することができないという問題がある。したがって、この障害物検出装置の検出結果を用いた場合、移動体の周辺の路面環境が走破可能であるか否かを適切に判定できなくなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、移動体の周辺の路面環境が走破可能であるか否かを適切に判定することができる走破可否判定装置などを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、移動体(ロボット装置2)の周辺の路面環境が走破可能であるか否かを判定する走破可否判定装置1であって、移動体(ロボット装置2)の周辺の路面環境を表す路面画像(距離画像データ)を取得する路面画像取得部(ステレオカメラ6)と、路面画像に基づき、路面画像内の路面及び物体を表す点群データ32を、移動体(ロボット装置2)を基準とする3次元座標系のデータとして取得する点群データ取得部(コントローラ10、STEP2)と、3次元座標系のうちの所定の2次元座標軸で規定される平面を複数の区画(セル40)に分割した場合において、複数の区画(セル40)の各々に対応する2次元座標値を有する点群データ32に基づき、所定の平面推定方法により、平面(推定平面42)を区画(セル40)毎に推定する平面推定部(コントローラ10、STEP3)と、平面(推定平面42)に基づき、路面環境が走破可能であるか否かを区画(セル40)毎に判定する走行可否判定部(コントローラ10、STEP5)と、を備え、平面推定部は、移動体(ロボット装置2)が登坂可能な斜面の最大傾斜角度θmaxと、移動体(ロボット装置2)が踏破可能な障害物の最大高さhmaxとを用いて、区画(セル40)の移動体(ロボット装置2)から離間する所定方向の長さを決定し、走行可否判定部は、平面(推定平面42)の傾斜角度が最大傾斜角度θmax以下であり、かつ点群データ32が平面(推定平面42)に関して所定条件を満たしている場合、路面環境が走破可能であると判定することを特徴とする。
この走破可否判定装置によれば、移動体の周辺の路面環境を表す路面画像が取得され、路面画像に基づき、路面画像内の路面及び物体を表す点群データが、移動体を基準とする3次元座標系のデータとして取得される。さらに、3次元座標系のうちの所定の2次元座標軸で規定される平面を複数の区画に分割した場合において、複数の区画の各々に対応する2次元座標値を有する点群データに基づき、所定の平面推定方法により、平面が区画毎に推定される。このように、平面が区画毎に推定されるので、多数の凹凸又は多数の障害物が存在するような路面環境下でも、特許文献1の手法と異なり、平面を実際の路面環境が適切に反映されたものとして推定することができる。
さらに、移動体が登坂可能な斜面の最大傾斜角度と、移動体が踏破可能な障害物の最大高さとを用いて、区画の移動体から離間する所定方向の長さが決定されるので、移動体の登坂能力及び障害物の踏破能力に基づいて、平面を推定する際の区画の所定方向のサイズを適切に設定することができる。これに加えて、平面の傾斜角度が最大傾斜角度以下であり、かつ点群データが平面に関して所定条件を満たしている場合、路面環境が走破可能であると判定される。この場合、区画における点群データと平面との間の関係は、その区画の路面環境が走破可能であるかを適切に表すものであるので、点群データが平面に関して所定条件を満たしているか否かに応じて、路面環境が走破可能であるか否かを区画毎に適切に判定することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の走破可否判定装置1において、区画(セル40)は、正方形に構成され、正方形の一辺が所定方向に沿うように配置されており、所定方向の長さは、正方形の一辺の長さであり、平面推定部は、一辺の長さをdとし、最大傾斜角度をθmaxとし、最大高さをhmaxとした場合、d=hmax/tanθmaxが成立するように、一辺の長さdを決定することを特徴とする。
この走破可否判定装置によれば、区画は、正方形に構成され、正方形の一辺が所定方向に沿うように配置されており、所定方向の長さは、正方形の一辺の長さになっている。そのため、前述したように、所定の平面推定方法により、平面を区画毎に推定した場合、正方形の区画の、移動体から所定方向に離間した方の一辺側に段差が存在する条件下では、平面が区画の移動体に近い方の一辺と段差の上端とを結ぶ傾斜面として推定される可能性がある(図6参照)。これに対して、この走破可否判定装置によれば、区画の所定方向の長さをdとし、最大傾斜角度をθmaxとし、最大高さをhmaxとした場合、d=hmax/tanθmaxが成立するように、所定方向の長さdが決定される。
したがって、推定された傾斜面の角度をθとし、段差の高さをhとした際、h>hmaxが成立している場合には、θ>θmaxが成立することで、その区画の路面環境が走破不可能であると判定することができる。一方、h≦hmaxが成立している場合には、θ≦θmaxが成立することで、その区画の路面環境が走破可能であると判定することができる。以上のように、平面が正方形の区画の一辺と段差の上端とを結ぶ傾斜面として推定された場合でも、その区画の路面環境が走破可能であるか否かを適切に判定することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の走破可否判定装置1において、所定条件は、点群データ32と平面(推定平面42)との距離を区画(セル40)毎に算出した際の距離Dが平面(推定平面42)を基準とする所定範囲内の領域に含まれる点群データ32において、点群データ32と平面(推定平面42)との符号付き距離の最大値Dmaxと最小値Dminとの差分DDが最大高さhmax以下であることを特徴とする。
この場合、点群データと平面との距離を区画毎に算出した際の距離が平面を基準とする所定範囲内の領域に含まれる点群データにおいて、点群データと平面との符号付き距離の最大値と最小値との差分は、区画の路面環境の最も高い位置と最も低い位置との間の高さと見なせる。したがって、この走破可否判定装置によれば、点群データと平面との符号付き距離の最大値と最小値との差分が最大高さ以下であるときには、路面環境が走破可能であると判定され、差分が最大高さより大きいときには、路面環境が走破不能であると判定されることになる。すなわち、上記の所定条件を用いることによって、移動体が路面環境の最も高い位置と最も低い位置との間の高さを乗り越えて走破できるか否かを適切に判定することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の走破可否判定装置1において、所定範囲は、点群データ32と平面(推定平面42)との距離Dの2乗平均平方根をσとした場合において、平面(推定平面42)から±2σの範囲に設定されていることを特徴とする。
この走破可否判定装置によれば、所定範囲が、点群データと平面との距離の2乗平均平方根をσとした場合において、平面から±2σの範囲に設定されている。この場合、統計学的には、95%程度の点群データが、平面から±2σの範囲内に存在すると見なすことができるので、所定範囲を平面から±2σの範囲に設定することによって、5%程度の外れ値を除外し、95%程度の点群データを用いて、路面環境が走破可能であるか否かを区画毎に適切に判定することができる。
請求項5に係る移動体の制御装置1は、請求項1ないし4のいずれかに記載の走破可否判定装置1と、走破可否判定装置1の判定結果に応じて、移動体(ロボット装置2)の移動経路を決定する移動経路決定部(コントローラ10、STEP7)と、移動体(ロボット装置2)が移動経路で移動するように、移動体(ロボット装置2)を制御する制御部(コントローラ10、STEP8)と、を備えることを特徴とする。
この移動体の制御装置によれば、走破可否判定装置の判定結果に応じて、移動体の移動経路が決定されるので、この移動経路を、路面環境が走破可能であるか否かを適切に判定した結果に応じて決定することができる。さらに、そのような移動経路で移動するように、移動体が制御されるので、移動体を円滑に移動させることができる。
本発明の一実施形態に係る制御装置及び走破可否判定装置を適用したロボット装置の構成を示す斜視図である。 制御装置の電気的な構成を示すブロック図である。 制御装置の機能的な構成を示すブロック図である。 路面環境の一例を示す図である。 点群データの取得例を示す図である。 推定平面の一例を示す図である。 障害物がロボット装置の前方に存在するときの一例を示す図である。 コストマップの作成例を示す図である。 ロボット装置の制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る制御装置及び走破可否判定装置について説明する。なお、本実施形態の制御装置は走破可否判定装置も兼用しているので、以下の説明では、制御装置について説明するとともに、その中で、走破可否判定装置の機能及び構成についても説明する。
図1に示すように、本実施形態の制御装置1は、移動体としてのロボット装置2を制御するものである。このロボット装置2は、4輪の自走車両タイプのものであり、装置本体3と、装置本体3の前後の下側に配置された左右の前輪4,4及び左右の後輪5,5(1つのみ図示)と、装置本体3の前端部の上側に設けられたステレオカメラ6などを備えている。
左右の前輪4,4の各々は、前輪支持部材4aを介して装置本体3に連結されており、この前輪支持部材4aによって、水平軸線周りに回転自在に支持されている。また、前輪支持部材4aは、装置本体3に対して鉛直軸線周り回動自在に取り付けられており、後述するアクチュエータ14に機械的に連結されている。このアクチュエータ14によって、前輪支持部材4aを介して前輪4の角度が変更され、それにより、ロボット装置2の走行方向が変更される。
また、左右の後輪5,5の各々は、装置本体3に水平軸線周りに回転自在に取り付けられており、後述する駆動モータ15に機械的に連結されている。この駆動モータ15によって、後輪5が駆動されることにより、ロボット装置2が走行する。
さらに、ステレオカメラ6は、ロボット装置2の前方周辺の路面を撮像し、撮像した距離画像データを後述するコントローラ10に送信する。このステレオカメラ6の取付位置及び取付角度は、後述する点群データの取得結果が所定の誤差範囲(例えば数十ミリ)以内に収まるような値に設定されている。なお、本実施形態では、ステレオカメラ6が路面画像取得部に相当する。
次に、制御装置1について説明する。図2に示すように、制御装置1は、コントローラ10を備えている。このコントローラ10は、ロボット装置2に搭載されており、CPU、RAM、ROM、E2PROM、I/Oインターフェース及び各種の電気回路(いずれも図示せず)などからなるマイクロコンピュータで構成されている。なお、本実施形態では、コントローラ10が、点群データ取得部、平面推定部、走行可否判定部、移動経路決定部及び制御部に相当する。
このコントローラ10には、ステレオカメラ6、加速度センサ11、ジャイロセンサ12、無線通信装置13、アクチュエータ14及び駆動モータ15が電気的に接続されている。このコントローラ10では、ステレオカメラ6からの画像信号に基づき、後述するように、ロボット装置2の前方周辺の路面環境における平面推定が実行される。
また、コントローラ10は、無線通信装置13を介して、ロボット装置2の目的地を示す指令信号を受信するとともに、ロボット装置2の現在位置をGPSによって取得する。さらに、コントローラ10は、加速度センサ11及びジャイロセンサ12の検出信号に基づいて、ロボット装置2の走行速度及び姿勢を算出する。これに加えて、コントローラ10は、後述するように、平面推定結果に応じて、走行経路を決定し、この走行経路でロボット1が走行するように、アクチュエータ14及び駆動モータ15を制御する。
次に、図3を参照しながら、本実施形態の制御装置1の機能的な構成、及び走破可否判定方法の原理などについて説明する。同図3に示すように、制御装置1は、点群データ取得部21、平面推定部22、走行可否判定部23、コストマップ作成部24及び走行経路決定部25を備えており、これらの要素21〜25は、具体的にはコントローラ10によって構成されている。
この点群データ取得部21では、以下に述べるように、ステレオカメラ6からの距離画像データから点群データが取得される。まず、ステレオカメラ6からの距離画像データに対して、所定の画像処理を施すことにより、カメラ座標系における点群データが取得される。
次いで、これらのカメラ座標系における点群データに対して座標変換処理を施すことにより、ロボット装置2を基準とする座標系における点群データが取得される。このロボット装置2を基準とする座標系は、ロボット装置2が水平な路面上に位置していると仮定した場合において、ロボット装置2の進行方向をx軸とし、左右の水平方向をy軸とし、鉛直方向をz軸とする3次元の直交座標系である。すなわち、ロボット装置2が水平な路面上に位置している場合、その路面が3次元座標系のx−y平面に相当する。
例えば、図4に示すように、ロボット装置2の前方の路面環境が階段31が存在する傾斜面30である場合、点群データ取得部21では、図5に示すような点群データ32が取得される。これらの点群データ32は、3次元座標データであって、各々のx−y座標値が、上記x−y平面内において台形の領域33内に分布するデータとして取得される。同図5において、多数の矩形の区画は、コストマップの多数のセル40を表しており、これらのセル40は、上記x−y平面を複数の正方形の区画に分割したものに相当する。
この場合、各セル40の一辺の長さdは、ロボット装置2が登坂可能な斜面の最大傾斜角度をθmaxとし、ロボット装置2が踏破可能な障害物の最大高さをhmaxとした場合、d=hmax/tanθmaxが成立するように設定される。その理由については後述する。点群データ取得部21では、以上のように点群データ32を取得した後、それらの取得結果が平面推定部22に出力される。
平面推定部22では、点群データ取得部21で取得された点群データ32を用いて、以下に述べる(A1)〜(A6)の算出処理がセル40毎に実行される。それにより、推定平面の式及び推定平面の傾斜角度θなどのパラメータが、点群データ32が存在する全てのセル40すなわち領域33内に少なくとも一部が位置する全てのセル40において、算出される。なお、以下の説明では、点群データ32が存在する全てのセル40をまとめて「全有効セル40」という。
まず、下記の(A1)〜(A5)のRANSAC手法により、推定平面の式がセル40毎に導出される。
(A1)任意の1つのセル40に含まれる点群データ32、すなわちx−y座標値が1つのセル40に対応している点群データ32から、3つの点の3次元データをランダムサンプリングする。
(A2)ランダムサンプリングした3点が直線状に並んでおらず、かつこれら3点を頂点とする三角形が所定値以上の面積を有している場合には、これら3点を含む推定平面の式を導出する。
(A3)推定平面とセル40に含まれる各点群の距離を算出し、その算出距離が所定のしきい値を超えている点の数をカウントする。以下、算出距離が所定のしきい値を超えている値のことを「外れ値」という。
(A4)外れ値のカウント数が、今回以前に推定されたどの平面よりも少ない場合には、その平面情報(平面の式)を記憶する。また、外れ値のカウント数が、所定のしきい値よりも小さい場合には、そのまま終了する。
(A5)任意の1つのセル40に含まれる点群データ32に対して、以上の(A1)〜(A4)の処理を数回〜数百回繰り返し実行した後、最も外れ値の少なかった平面の式を推定平面の式として採用する。
以上のように、推定平面の式をセル40毎に導出した後、下記の(A6)〜(A9)の算出処理がセル40毎に実行される。
(A6)セル40の推定平面の傾斜角度θを算出する。この傾斜角度θは、前述したx−y平面に対する推定平面の傾斜角度として算出される。
(A7)セル40の推定平面とセル40に含まれる全ての点群データ32との距離Dを、推定平面を原点とする符号付きの値として算出する。
(A8)それらの距離Dの2乗平均平方根σを算出する。
(A9)セル40の推定平面に対して±2σの範囲内に存在する点群データ32の距離Dの最大値Dmaxと最小値Dminを取得し、最大値Dmaxと最小値Dminとの差分DD(=Dmax−Dmin)を算出する。
そして、以上の(A1)〜(A9)の算出処理が全有効セル40に対して実行されることにより、推定平面の傾斜角度θ及び差分DDが全有効セル40で算出される。その後、以上のように算出された傾斜角度θ及び差分DDが、平面推定部22から走行可否判定部23に出力される。
走行可否判定部23では、平面推定部22で算出された傾斜角度θ及び差分DDに基づき、走行可否の判定がセル40毎に実施される。具体的には、任意の1つのセル40において、以下に述べる2つの条件(B1)〜(B2)がすべて満たされているときには、そのセル40が走行可能であると判定され、それ以外のときには、そのセル40が走行不能であると判定される。
(B1)傾斜角度θが最大傾斜角度θmax以下であること。
(B2)差分DDが最大高さhmax以下であること。
そして、上記2つの条件(B1)〜(B2)に基づく走行可否の判定を全有効セル40に対して実行した後、その判定結果が、走行可否判定部23からコストマップ作成部24に出力される。この走行可否の判定において、上記(B1)〜(B2)の条件を用いる理由については後述する。
ここで、前述したように、各セル40の一辺の長さdが、d=hmax/tanθmaxが成立するように設定されている理由について、図6を参照しながら説明する。同図6に示すように、任意のセル40内の領域が水平であって、その前端部に高さhの段差41が存在している環境下において、平面推定部22での平面推定により、セル40の手前側から段差41の縁まで延びる推定平面42の式が取得された場合を想定する。
この場合、推定平面42の傾斜角度θに関して、tanθ=h/dが成立するので、この高さhがh>hmaxの場合には、θ>θmaxが成立し、上記(B1)の条件により、走破不能であると判定されることになる。一方、h≦hmaxの場合には、θ≦θmaxが成立し、上記(B1)の条件により、走破可能であると判定されることになる。
以上のように、各セル40の一辺の長さdをd=hmax/tanθmaxが成立するように設定することにより、ロボット装置2が登坂可能な斜面の最大傾斜角度θmaxと、ロボット装置2が踏破可能な障害物の最大高さhmaxとの双方の条件を反映させながら、走行可否の判定を適切に実施できることが判る。本実施形態では、この理由により、各セル40の一辺の長さdが、d=hmax/tanθmaxが成立するように設定されている。
次に、前述したように、セル40の走行可否の判定において(B1)〜(B2)の条件を用いる理由について説明する。まず、前述したように、セル40の推定平面42とセル40に含まれる全ての点群データ32との距離Dを、推定平面42を原点とする符号付きの値として算出し、それらの2乗平均平方根σを算出した場合、統計学的には、95%の点群データ32が、推定平面42から±2σの範囲内に存在すると見なすことができる。
さらに、推定平面42から±2σの範囲内に存在する距離Dの最大値Dmaxと最小値Dminとの差分DDは、セル40の最も高い位置と最も低い位置との間の高さと見なすことができる。
例えば、図7に示すように、ロボット装置2が水平な路面43上に位置し、その前方に踏破不可能な障害物44が存在する路面環境下において、例えば、障害物44が存在するセル40の推定平面42が路面43と同一の面として推定された場合、θ<θmaxが成立するとともに、Dmin=0となる。それにより、±2σの範囲内に存在する距離Dの最大値Dmaxと最小値Dminとの差分DDは、この障害物44の高さになる。その結果、(B1)の条件は満たされるものの、DD>hmaxが成立することで、上記(B2)の条件が満たされない状態となり、このセル40は、走破不可能なセル40と判定されることになる。
一方、図7に示す路面環境下において、障害物44が存在するセル40の推定平面が路面43から障害物44の頂点に対して延びる斜面(図示せず)として推定された場合、θ>θmaxが成立することで、(B1)の条件が不成立となる。それにより、このセル40は、走破不可能なセル40と判定されることになる。したがって、前述した(B1)〜(B2)の条件により、障害物が存在する路面環境下でも、セル40の走破可否を適切に判定できることになる。
また、図示しないが、例えば、ロボット装置2の前方に多数の凹凸が存在する路面環境の場合、セル40の推定平面が傾斜面として推定される状態となる可能性が高い。これに加えて、±2σの範囲内に存在する距離Dの最大値Dmaxと最小値Dminとの差分DDは、そのセル40内の最も高い位置と最も低い位置との間の高さと見なすことができる。したがって、前述した(B1)〜(B2)の条件により、多数の凹凸が存在する路面環境下でも、セル40の走破可否を適切に判定できることになる。
さらに、図示しないが、例えば、ロボット装置2の前方に段差が存在する路面環境下の場合、その段差が存在するセル40において±2σの範囲内に存在する距離Dの最大値Dmaxと最小値Dminとの差分DDは、その段差の高さと見なすことができる。また、前述したように、段差が存在するセル40の推定平面が傾斜面として推定されたときでも、その傾斜角度θを最大傾斜角度θmaxと比較することで、セル40の走行可否を判定できることになる。したがって、前述した(B1)〜(B2)の条件により、段差が存在する路面環境下でも、セル40の走破可否を適切に判定できることになる。
以上の理由により、本実施形態の走行可否判定部23では、(B1)〜(B2)の条件を用いて、セル40の走行可否の判定が実行される。
また、コストマップ作成部24では、全有効セル40における走行可否の判定結果に基づき、図8に示すようなコストマップ50が作成される。同図8に示すように、このコストマップ50では、領域33内のセル40が4種類のセル40a〜40dに区分けされる。この場合、最も濃い点描で示す走行不能セル40aは、走行不能と判定されたセルであり、ロボット装置2が走行するのを絶対に回避すべき領域に相当する。
また、走行不能セル40aよりも薄い点描で示す第1近傍セル40bは、走行不能と判定された走行不能セル40aの近傍エリアを表すセルであり、ロボット装置2が走行するのを回避した方がよい領域に相当する。さらに、第1近傍セル40bよりも薄い点描で示す第2近傍セル40cは、第1近傍セル40bの近傍エリアを表すセルであり、ロボット装置2が走行する際、可能であれば走行するのを回避した方がよい領域に相当する。
一方、点描のない走行可能セル40dは、走行可能と判定されたセルであり、ロボット装置2が走行すべき領域に相当する。以上のように作成されたコストマップ50は、コストマップ作成部24から走行経路決定部25に出力される。
走行経路決定部25では、ロボット装置2の目的地、現在地及び上記のコストマップ50に基づき、ロボット装置2の走行経路が決定される。この走行経路は、図示しないが、コストマップ50の走行可能セル40dを通過するように決定される。
次に、図9を参照しながら、本実施形態におけるロボット装置2の制御処理について説明する。この制御処理は、ロボット装置2の走行状態を制御するものであり、コントローラ10によって実行される。
同図に示すように、まず、ステレオカメラ6からの路面画像データが読み込まれる(図9/STEP1)。
次いで、前述したように、路面画像データに対して所定の画像処理を施すことにより、カメラ座標系における点群データが取得され、これらのカメラ座標系における点群データに対して座標変換処理を施すことにより、ロボット装置2を基準とする座標系における点群データ32が取得される(図9/STEP2)。
次に、前述した(A1)〜(A5)のRANSAC手法により、推定平面42の式が全有効セル40において導出される(図9/STEP3)。
このように推定平面42の式が全有効セル40において導出された後、前述した(A6)〜(A9)の算出処理により、推定平面の傾斜角度θ及び差分DDが全有効セル40において算出される(図9/STEP4)。
次いで、前述した2つの条件(B1)〜(B2)に基づき、走行可否が全有効セル40において判定される(図9/STEP5)。
次に、上記の走行可否の判定結果に基づき、前述したようなコストマップ50が作成される(図9/STEP6)。
このようにコストマップを作成した後、コストマップ50、ロボット装置2の目的地及び現在地に基づき、ロボット装置2の走行経路(図示せず)が決定される(図9/STEP7)。
次いで、走行制御が実行される(図9/STEP8)。この走行制御では、上記のように決定された走行経路で走行するように、ロボット装置2のアクチュエータ14及び駆動モータ15が制御される。以上のように、走行制御が実行された後、本処理が終了する。
以上のように、本実施形態の制御装置1によれば、ロボット装置2のステレオカメラ6によって、ロボット装置2の前方周辺の路面が撮像され、その撮像した距離画像データがコントローラ10に入力される。コントローラ10では、距離画像データからロボット装置2を基準とする3次元座標系における点群データ32が取得され、3次元座標系のうちのx−y座標軸で規定される平面を多数のセル40に分割した場合において、x−y座標値が1つのセル40に対応している点群データ32に基づき、前述した(A1)〜(A2)のRANSAC手法により、推定平面の式がセル40毎に取得される。
このように、推定平面の式がセル40毎に取得されるので、多数の凹凸又は多数の障害物が存在するような路面環境下でも、特許文献1の手法と異なり、推定平面の式を実際の路面環境が適切に反映されたものとして精度よく取得することができる。特に、前述したRANSAC手法の場合、最小2乗法などを用いる平面推定手法と異なり、外れ値を除外した点群データを用いて、平面推定が実施されるので、外れ値の影響を受けにくくなる分、平面の推定精度を向上させることができる。
さらに、前述した(B1)〜(B2)の条件を用いて、各セル40の走行可否が判定される。この場合、セル40の一辺の長さdは、d=hmax/tanθmaxが成立するように設定されているので、(B1)の条件を用いることにより、最大傾斜角度θmax及び最大高さhmaxの双方の条件を反映させながら、走行可否の判定を適切に実施することができる。
また、前述したように、セル40の推定平面42とセル40に含まれる全ての点群データ32との距離Dを、推定平面42を原点とする符号付きの値として算出し、それらの2乗平均平方根σを算出した場合、統計学的には、95%の点群データ32が、推定平面42から±2σの範囲内に存在すると見なすことができる。
さらに、推定平面42から±2σの範囲内に存在する距離Dの最大値Dmaxと最小値Dminとの差分DDは、セル40の最も高い位置と最も低い位置との間の高さと見なすことができる。したがって、前述した(B1)〜(B2)の条件を用いることにより、急な傾斜面、大きな障害物、多数の凹凸又は段差が存在する路面環境下でも、セル40の走破可否を適切に判定することができる。
また、以上のように実施されるセル40の可否判定結果に基づいて、コストマップ50が作成され、このコストマップ50を用いることにより、ロボット装置2の走行経路が決定される。そして、この走行経路で走行するように、ロボット装置2が制御されるので、ロボット装置2を円滑に走行させることができる。
なお、実施形態は、移動体として、ロボット装置2を用いた例であるが、本発明の移動体は、これに限らず、路面上を移動するものであればよい。例えば、移動体として、倒立振子型ロボット又は自動運転車両を用いてもよい。
また、実施形態は、路面画像取得部として、ステレオカメラ6を用いた例であるが、本発明の路面画像取得部は、これに限らず、移動体の周辺の路面環境を表す路面画像を取得するものであればよい。例えば、路面画像取得部として、LIDARを用いてもよく、LIDARとカメラを組みあわせて用いてもよい。
さらに、実施形態は、区画としてのセル40を正方形に構成した例であるが、これに代えて、本発明の区画を、三角形、長方形、又は五角以上の多角形に構成してもよい。その場合においても、移動体が登坂可能な斜面の最大傾斜角度と、移動体が踏破可能な障害物の最大高さとを用いて、区画の移動体から離間する所定方向の長さを決定すればよい。
一方、実施形態は、区画の所定方向の長さdを、d=hmax/tanθmaxの式により決定した例であるが、本発明の各区画の一辺の長さの決定方法は、これに限らず、移動体が登坂可能な斜面の最大傾斜角度と、移動体が踏破可能な障害物の最大高さとを用いて決定する方法であればよい。例えば、最大傾斜角度及び最大高さに応じて、マップ検索により、各区画の一辺の長さを決定するように構成してもよい。
また、実施形態は、所定の平面推定手法として、前述した(A1)〜(A2)のRANSAC手法を用いた例であるが、本発明の所定の平面推定手法は、これに限らず、平面を区画毎に推定するものであればよい。例えば、前述した(A1)の処理において、ランダムサンプリングする点群データの数を4つ以上にした手法を用いてもよく、その場合には、前述した(A2)の処理において、サンプリングデータに基づき、最小2乗法などによって平面推定を実施すればよい。また、実施形態の前述した(A2)の処理においても、ランダムサンプリングしたデータから、最小2乗法を用いて平面を推定する手法を用いてもよい。
一方、実施形態は、移動体としてのロボット装置2の前方周辺の路面環境における平面推定を実行した例であるが、ステレオカメラ6を、ロボット装置2の左右両側及び後ろ側の少なくとも1箇所に追加して配置し、ロボット装置2の左右方向及び後方の少なくとも1方の周辺の路面環境における平面推定を実行するように構成してもよい。
1 制御装置、走破可否判定装置
2 ロボット装置(移動体)
6 ステレオカメラ(路面画像取得部)
10 コントローラ(点群データ取得部、平面推定部、走行可否判定部、移動経路決 定部、制御部)
32 点群データ
40 セル(区画)
42 推定平面(平面)
d セルの一辺の長さ
θmax 最大傾斜角度
hmax 最大高さ
D 符号付き距離
Dmax 符号付き距離の最大値
Dmin 符号付き距離の最小値
DD 差分
σ 2乗平均平方根

Claims (5)

  1. 移動体の周辺の路面環境が走破可能であるか否かを判定する走破可否判定装置であって、
    前記移動体の周辺の前記路面環境を表す路面画像を取得する路面画像取得部と、
    当該路面画像に基づき、当該路面画像内の路面及び物体を表す点群データを、前記移動体を基準とする3次元座標系のデータとして取得する点群データ取得部と、
    前記3次元座標系のうちの所定の2次元座標軸で規定される平面を複数の区画に分割した場合において、当該複数の区画の各々に対応する2次元座標値を有する前記点群データに基づき、所定の平面推定方法により、平面を前記区画毎に推定する平面推定部と、
    前記平面に基づき、前記路面環境が走破可能であるか否かを前記区画毎に判定する走行可否判定部と、を備え、
    前記平面推定部は、前記移動体が登坂可能な斜面の最大傾斜角度と、前記移動体が踏破可能な障害物の最大高さとを用いて、前記区画の前記移動体から離間する所定方向の長さを決定し、
    前記走行可否判定部は、前記平面の傾斜角度が前記最大傾斜角度以下であり、かつ前記点群データが前記平面に関して所定条件を満たしている場合、前記路面環境が走破可能であると判定することを特徴とする走破可否判定装置。
  2. 請求項1に記載の走破可否判定装置において、
    前記区画は、正方形に構成され、当該正方形の一辺が前記所定方向に沿うように配置されており、
    前記所定方向の長さは、前記正方形の前記一辺の長さであり、
    前記平面推定部は、前記一辺の長さをdとし、前記最大傾斜角度をθmaxとし、前記最大高さをhmaxとした場合、d=hmax/tanθmaxが成立するように、前記一辺の長さdを決定することを特徴とする走破可否判定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の走破可否判定装置において、
    前記所定条件は、前記点群データと前記平面との距離を前記区画毎に算出した際の当該距離が前記平面を基準とする所定範囲内の領域に含まれる前記点群データにおいて、当該点群データと前記平面との符号付き距離の最大値と最小値との差分が前記最大高さ以下であることを特徴とする走破可否判定装置。
  4. 請求項3に記載の走破可否判定装置において、
    前記所定範囲は、前記点群データと前記平面との前記距離の2乗平均平方根をσとした場合において、前記平面から±2σの範囲に設定されていることを特徴とする走破可否判定装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の走破可否判定装置と、
    当該走破可否判定装置の判定結果に応じて、前記移動体の移動経路を決定する移動経路決定部と、
    前記移動体が当該移動経路で移動するように、前記移動体を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする移動体の制御装置。
JP2019202142A 2019-11-07 2019-11-07 走破可否判定装置及び移動体の制御装置 Active JP7353139B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019202142A JP7353139B2 (ja) 2019-11-07 2019-11-07 走破可否判定装置及び移動体の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019202142A JP7353139B2 (ja) 2019-11-07 2019-11-07 走破可否判定装置及び移動体の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021077003A true JP2021077003A (ja) 2021-05-20
JP7353139B2 JP7353139B2 (ja) 2023-09-29

Family

ID=75899679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019202142A Active JP7353139B2 (ja) 2019-11-07 2019-11-07 走破可否判定装置及び移動体の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7353139B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023095345A1 (ja) * 2021-11-29 2023-06-01 日本電気株式会社 障害物検出装置、障害物検出方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体
WO2024009803A1 (ja) * 2022-07-04 2024-01-11 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 システム及びプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0764634A (ja) * 1993-08-27 1995-03-10 Nissan Motor Co Ltd 無人移動探査機の経路決定方法
WO2017086131A1 (ja) * 2015-11-19 2017-05-26 アイシン精機株式会社 移動体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0764634A (ja) * 1993-08-27 1995-03-10 Nissan Motor Co Ltd 無人移動探査機の経路決定方法
WO2017086131A1 (ja) * 2015-11-19 2017-05-26 アイシン精機株式会社 移動体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023095345A1 (ja) * 2021-11-29 2023-06-01 日本電気株式会社 障害物検出装置、障害物検出方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体
WO2024009803A1 (ja) * 2022-07-04 2024-01-11 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 システム及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7353139B2 (ja) 2023-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6233706B2 (ja) 自律移動装置及び自律移動装置の自己位置推定方法
EP3324152B1 (en) Own-position estimating device and own-position estimating method
CA2987373C (en) Position estimation device and position estimation method
JP5830533B2 (ja) 自律移動システム
KR102086270B1 (ko) 주행 제어 장치의 제어 방법 및 주행 제어 장치
KR101049906B1 (ko) 자율 이동 장치 및 이의 충돌 회피 방법
JP6280147B2 (ja) 無人走行作業車
KR101415516B1 (ko) 이동 로봇의 3차원 자세 추정 방법 및 장치와 이를 이용한 이동로봇
JP2007148595A (ja) 移動体
JP2020125103A (ja) 車両及び車両を自律的に運転する方法
CN113175925B (zh) 定位与导航系统以及方法
JP2021077003A (ja) 走破可否判定装置及び移動体の制御装置
WO2013001658A1 (ja) 速度計画装置を備えた倒立振子型移動体
US11046373B2 (en) Mobile device and mobile device management system
JP2009295107A (ja) 誘導システム及び誘導方法
CN113504782B (zh) 障碍物防撞方法、装置、系统和移动工具
JP5895682B2 (ja) 障害物検出装置及びそれを備えた移動体
JP7276112B2 (ja) 車線変更決定装置
US11527076B2 (en) Point cloud-based low-height obstacle detection system
JP5326385B2 (ja) 走行境界検出装置及び走行境界検出方法
JP5463628B2 (ja) 位置推定装置
US20240102824A1 (en) Moving object, control method of moving object, non-transitory computer-readable storage medium, and moving object control system
TWI715221B (zh) 自適應軌跡生成方法及系統
JP2022144549A (ja) 無人搬送車の制御システム及び制御方法
JP5871925B2 (ja) 速度計画装置を備えた倒立振子型移動体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221101

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20221228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7353139

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150