JP2021076196A - リニアアクチュエータ、弁装置及び弁装置の製造方法 - Google Patents

リニアアクチュエータ、弁装置及び弁装置の製造方法 Download PDF

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悠佑 米田
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Abstract

【課題】スプリングの付勢力を考慮する必要がない設計自由度の高いリニアアクチュエータ、弁装置及び弁装置の製造方法を提供する。【解決手段】リニアアクチュエータAは、一端21a側の外周にねじ部21a1を有する軸部材21と、軸芯Z周りに回転するロータ24と、ロータ24に対して回転磁界を発生させるステータ25と、ロータ24と一体回転し、ねじ部21a1に螺合された第一筒状体24Aと、第一筒状体24Aとは別体で構成され、ねじ部21a1に螺合された第二筒状体26と、一端が第一筒状体24Aに当接し、他端が第二筒状体26に当接し、第一筒状体24A及び第二筒状体26に付勢力を作用させる付勢部材27と、を備え、ロータ24と共に第一筒状体24Aが回転することにより、軸部材21を直進移動させる。【選択図】図2

Description

本発明は、軸部材を直進移動させることが可能なリニアアクチュエータ、リニアアクチュエータにより駆動される弁装置及び弁装置の製造方法に関する。
従来、内燃機関の排気流路からの排ガスを吸気流路に還流させる還流流路内のEGRガス流量を調整するEGRバルブ(弁装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の弁装置は、回転軸芯周りに回転するロータと該ロータに作用する回転磁界を発生させるステータとを有するリニアアクチュエータと、排ガスの流入口と流出口とを有するハウジングと、流入口と流出口とを連通させる流路に設けられた弁体及び弁座と、弁体が一端部に固定された弁軸と、を備えている。この弁装置は、弁軸の他端部に設けられた雄ねじとロータの内周面に設けられた雌ねじとが螺合しており、弁軸は、ロータの回転に伴い直進移動するように構成されている。また、ロータを付勢する圧縮スプリングがハウジングに固定された軸受に支持されており、この圧縮スプリングにより雄ねじと雌ねじとが隙間なく当接して、振動等に起因する噛み合い部分の摩耗を低減している。
特開2014−114715号公報
従来のリニアアクチュエータは、ロータを回転させる駆動力として、弁体が排ガスから受ける圧力と圧縮スプリングの付勢力と各摺動部における摩擦力との合力に対抗するだけの力が必要となるために、大型化し易く、製造コストの増大を招いていた。特に、特許文献1に記載の弁装置は、弁体が全開した状態での圧縮スプリングの付勢力が最も大きいので、該付勢力を考慮した駆動力を有するように、アクチュエータを設計する必要がある。このため、弁体のストローク量が大きい場合、圧縮スプリングの圧縮量が増えて、更にアクチュエータが大型化してしまう。
そこで、スプリングの付勢力を考慮する必要がない設計自由度の高いリニアアクチュエータ、弁装置及び弁装置の製造方法が望まれている。
本発明に係るリニアアクチュエータの特徴構成は、一端側の外周にねじ部を有する軸部材と、前記軸部材の軸芯と同軸芯に配置され、前記軸芯周りに回転するロータと、前記ロータに作用する回転磁界を発生させるステータと、前記ロータと一体回転し、前記ねじ部に螺合された第一筒状体と、前記第一筒状体とは別体で構成され、前記ねじ部に螺合された第二筒状体と、一端が前記第一筒状体に当接し、他端が前記第二筒状体に当接し、前記第一筒状体及び前記第二筒状体に付勢力を作用させる付勢部材と、を備え、前記ロータに対して前記回転磁界を発生させて前記ロータと共に前記第一筒状体を回転させることにより、前記軸部材を前記軸芯に沿って直進移動させる点にある。
本構成では、軸部材のねじ部と螺合する部材を、第一筒状体と第二筒状体とに分割し、第一筒状体及び第二筒状体に付勢部材の付勢力を作用させている。つまり、付勢部材により、第一筒状体と軸部材のねじ部との噛み合い部、及び、第二筒状体と軸部材のねじ部との噛み合い部に付勢力を作用させて隙間をなくし、振動等による摩耗を低減させている。
また、本構成では、付勢部材の一端が第一筒状体に当接し、付勢部材の他端が第二筒状体に当接していることから、付勢部材が付勢する方向は、第一筒状体と第二筒状体とで反対の方向となっている。このため、第一筒状体と軸部材のねじ部との噛み合い部に作用する付勢力と、第二筒状体と軸部材のねじ部との噛み合い部に作用する付勢力とは、互いに打ち消しあう。その結果、軸部材を直進移動させるためにロータに作用させる回転駆動力は、付勢部材の付勢力を考慮する必要がなくなり、リニアアクチュエータの小型化を図ることができる。
しかも、付勢部材の付勢力を考慮する必要がないため、軸部材のストローク量を大きくして付勢部材の圧縮量が大きくなった場合でも、付勢力に起因して必要となる回転駆動力に変化はない。その結果、軸部材のストローク量を用途に応じて自由に変更することが可能となり、設計自由度の高いリニアアクチュエータを提供できた。
他の特徴構成は、前記第二筒状体は、前記第一筒状体と一体回転可能に係合されている点にある。
本構成のように、第二筒状体が第一筒状体と一体回転可能に係合されていれば、付勢部材の付勢力が変化(低下)することがなく、各噛み合い部における隙間をなくして、振動等による摩耗を確実に低減することが可能となり、軸部材を安定的に直進移動させることができる。
本発明に係る弁装置の特徴構成は、上記記載のリニアアクチュエータと、前記軸部材の他端側に固定された弁体と、流体の流入口、流出口、及び、前記流入口と前記流出口とを連通させる流路とを有し、前記リニアアクチュエータ及び前記弁体を収容するハウジングと、を備え、前記軸部材の直進移動に伴って前記弁体が前記軸芯に沿って前進又は後退することにより、前記流路を開閉する点にある。
上述したリニアアクチュエータは、軸部材のストローク量を用途に応じて自由に変更することが可能となるため、軸部材の他端側に固定された弁体のストローク量を大きくして流路を流通する流体の流通量を増大させることができる。また、上述したリニアアクチュエータは付勢部材の付勢力を考慮する必要がないため、従来と同じサイズを維持しながら、付勢部材の付勢力と同等となる程度に弁体に作用する圧力(受圧面積)を大きくして、流体の流通量を増大させることができる。
本発明に係る弁装置の製造方法の特徴は、前記ハウジングに収容された前記第一筒状体に対して前記付勢部材の前記一端を当接させる第一工程と、前記付勢部材の前記他端を前記第二筒状体に当接させる第二工程と、押圧治具により、前記付勢部材の付勢力に抗して前記第二筒状体を前記第一筒状体に近付けるように押圧する第三工程と、前記第二筒状体が押圧された状態で、前記第一筒状体及び前記第二筒状体に前記軸部材を螺合する第四工程と、を含む点にある。
本方法のように、第三工程で押圧治具により第二筒状体を第一筒状体に近付けるように押圧し、第四工程で第一筒状体及び第二筒状体に軸部材を螺合すれば、付勢部材の付勢力を適正に確保することができる。その結果、第一筒状体と軸部材のねじ部との噛み合い部に作用する付勢力と、第二筒状体と軸部材のねじ部との噛み合い部に作用する付勢力とを適正に設定することが可能となり、これら噛み合い部が隙間なく当接して摩耗を確実に低減することができる。
本実施形態にかかる弁装置の適用例を示すブロック図である。 冷却装置に用いられる弁装置を示す断面図である。 本実施形態にかかるリニアアクチュエータの一部を示す斜視図である。 リニアアクチュエータの原理を説明する概略図である。 弁装置の製造方法を説明する概略図である。 EGR還流装置に用いられる弁装置を示す断面図である。 別実施形態にかかる弁装置を示す断面図である。
以下に、本発明に係るリニアアクチュエータ、弁装置及び弁装置の製造方法の実施形態について、図面に基づいて説明する。ただし、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
本実施形態では、弁装置の一例として、エンジンEの冷却装置Xに用いられるリニアアクチュエータAを備えた弁装置Va及び排ガス還流装置Yに用いられるリニアアクチュエータAを備えた弁装置Vbについて説明する。
(冷却装置)
図1に示すように、冷却装置Xは、内燃機関としてのエンジンEと、エンジンEに冷却水(流体の一例)を循環させるポンプPと、車内に温風を発生させるヒータコアHと、ATF等のオイルを冷却するオイルクーラ1と、排ガスを冷却するEGRクーラ2と、ラジエータ3と、サーモスタット弁4と、リニアアクチュエータAを有する弁装置Vaと、弁装置Vaを開閉制御する制御部5とを備えている。
ポンプPは、エンジンEのクランクシャフトの回転に連動して回転する機械式のウォータポンプで構成されている。なお、ポンプPを電動モータの駆動力により回転する電動式のウォータポンプで構成しても良い。
サーモスタット弁4は、冷却水の水温が設定温度(例えば、80〜90℃)未満にある場合に閉弁状態を維持し、該水温が設定温度以上である場合に開弁状態に切り換わる感温型の開閉弁である。また、サーモスタット弁4をバイパスするバイパス路19には、弁装置Vaが配置されている。
制御部5は、ECU(エンジン制御ユニット)として構成されており、弁装置Vaの開度を制御する。弁装置Vaの詳細は後述するが、制御部5により弁装置Vaの開度を制御することで、弁装置Vaを通過する冷却水の流量が調整される。
また、内燃機関の冷却装置Xは、ポンプPの駆動力により冷却水がエンジンEとラジエータ3とに循環する第一流路11と、第一流路11のうちエンジンEよりも下流側から分岐した第二流路13及び第三流路14とを備えている。
第一流路11には、ポンプP、エンジンE、ラジエータ3及びサーモスタット弁4が冷却水の流通方向に沿って順に配置されている。また、第一流路11におけるエンジンEの出口側には、冷却水の水温を測定する水温センサSaが設けられている。なお、ポンプPをエンジンEの出口側に設けても良い。
第二流路13にはヒータコアHが配置されており、第三流路14にはオイルクーラ1及びEGRクーラ2が配置されており、第二流路13及び第三流路14の合流路15がサーモスタット弁4の下流側に接続されている。なお、合流路15は、サーモスタット弁4の弁体をバイパスする形態でサーモスタット弁4に接続されていても良い。また、第二流路13や第三流路14に配置される熱交換器は、ヒータコアH、オイルクーラ1及びEGRクーラ2に限定されず、これらの何れか1つであっても良いし、他の熱交換器を配置しても良く、特に限定されない。
このような流路構成により、第一流路11のエンジンEの下流側から、ヒータコアHと、オイルクーラ1及びEGRクーラ2と、ラジエータ3及びサーモスタット弁4とが、夫々並列配置されている。制御部5は、エンジンEの冷却が適切に行われるように、水温センサSaの計測値に基づいて、バイパス路19に配置された弁装置Vaの開度を制御する。
(弁装置Va)
図2には、冷却装置Xに用いられる弁装置Vaの断面図が示されている。弁装置Vaは、ハウジング23と、弁体22と、一端21a側の外周に雄ねじ21a1(ねじ部の一例)を有する軸部材21を直進移動させるリニアアクチュエータAと、を備えている。以下の説明において、軸部材21の一端21a側(図2のU)を上、軸部材21の他端21b側(図2のD)を下として説明することがある。
ハウジング23は、樹脂製の上部ハウジング23Aと金属製の下部ハウジング23Bと金属製の中間ハウジング23Cとをボルト締結して構成されている。上部ハウジング23Aには、軸部材21の他端21b側が露出した状態で、リニアアクチュエータAが収容されている。下部ハウジング23Bには、軸部材21の他端21b側が収容されており、冷却水の流入口23Bcの中心と流出口23Bdの中心とが交差する形態で開口形成されており、流入口23Bcと流出口23Bdとを連通させる連通流路23Bb(流路の一例)が内部に形成されている。
また、下部ハウジング23Bには、軸部材21の他端21b側に固定された弁体22が軸芯Z方向に沿って直進移動可能に収容されており、中央部分にシール部材23Baが軸部材21に密着した状態で固定されている。さらに、下部ハウジング23Bの内面には、弁体22の鍔部22Bが当接する環状シール部材23Vbが固定されている。中間ハウジング23Cの中央部分には、後述するすべり軸受28が回転不能に固定されている。なお、ハウジング23は、2部材又は4部材以上で構成しても良いし、1部材で構成しても良い。
弁体22は、有底円筒状の本体部22Aと、本体部22Aから径方向外側に環状に突出した鍔部22Bと、を有するカップ状に形成されており、本体部22Aの底部中央が軸部材21の他端21b側に固定されている。弁体22は、軸部材21の直進移動に伴って、軸芯Zに沿って前進又は後退することにより、連通流路23Bbを開閉する。本体部22Aの底部外周には、環状の弁体側シール部材22Abが固定されており、弁体22が閉弁状態のとき、弁体側シール部材22Abが下部ハウジング23Bの流入口23Bc周縁に当接し、鍔部22Bが下部ハウジング23Bに固定された環状シール部材23Vbに当接する。つまり、下部ハウジング23Bの流入口23Bc周縁と環状シール部材23Vbとで弁座を構成している。
また、本体部22Aの底部には、軸部材21を取り囲む領域に貫通孔22Aaが形成されており、冷却水が弁体22の内部に流動する。このとき、軸部材21に密着するシール部材23Baにより弁体22の内部からの冷却水の漏出が防止される。この構成により、弁体22が受ける受圧面積が低減されるので、リニアアクチュエータAの駆動力を小さく構成することができる。
(リニアアクチュエータ)
リニアアクチュエータAは、一端21a側の外周に雄ねじ21a1を有する軸部材21と、軸部材21の軸芯Zと同軸芯に配置され、軸芯Z周りに回転するロータ24と、ロータ24に作用する回転磁界を発生させるステータ25と、ロータ24と一体回転し、雄ねじ21a1に螺合された第一筒状体24Aと、第一筒状体24Aとは別体で構成され、雄ねじ21a1に螺合された第二筒状体26と、第一筒状体24A及び第二筒状体26に付勢力を作用させるスプリング27(付勢部材の一例)と、を備えている。本実施形態におけるリニアアクチュエータAは、ロータ24に対して回転磁界を作用させてロータ24と共に第一筒状体24Aを回転させることにより、軸部材21を軸芯Zに沿って直進移動させる。なお、本実施形態では、ロータ24と第一筒状体24Aとを一体成形しているが、ロータ24と第一筒状体24Aとを係合させて一体回転させてもよい。
軸部材21は、一端21a側の外周に雄ねじ21a1を有しており、他端21b側に弁体22が嵌合等により固定されている。軸部材21の一端21a側は、雄ねじ21a1が、第一筒状体24Aの内周面に形成された雌ねじ24Adと第二筒状体26の内周面に形成された雌ねじ26cとに螺合した状態で支持されている。軸部材21の中間部分は、ハウジング23に固定されたすべり軸受28により、回転不能に支持されている。円形断面を有する軸部材21の中間部分に直線部分を設けてすべり軸受28と密着させることにより、軸部材21がすべり軸受28に対して回転しない回転防止機構が形成されている。ロータ24と共に第一筒状体24Aが回転するとき、回転防止機構より、第一筒状体24Aと螺合した回転しない軸部材21が直進移動する。なお、回転防止機構は、軸部材21及びすべり軸受28に凸部及び凹部を設けて構成しても良く、特に限定されない。
ロータ24は、ステータ25の径方向内側に設けられた中空円筒状部材であり、粉末状の磁石を樹脂に混ぜ合わせて成形されたプラスチックマグネットで構成されている。また、ロータ24には、金属製の第一筒状体24Aが一体成形されており、ロータ24の両端が軸受51,52に支持された状態で軸芯Z周りに回転する。軸受51,52は、ボールベアリング等で構成されており、一方の軸受51は、ハウジング23と第一筒状体24Aとの間に配置されており、他方の軸受52は、すべり軸受28とロータ24との間に配置されている。これらにより、ロータ24はハウジング23及びすべり軸受28に対して回転自在に支持される。また、ロータ24の内周面には、段差となる係止段部24aが形成されており、他方の軸受52と係止段部24aとの間に圧縮コイルスプリングSが設けられている。この圧縮コイルスプリングSがロータ24を一方の軸受51に向かって付勢することにより、ロータ24を上側に押し付けている。なお、ロータ24をプラスチックマグネットで構成せずに、永久磁石を埋設した樹脂材料等で構成しても良く、特に限定されない。
ステータ25は、ロータ24の径方向外側でハウジング23に固定された中空円筒状部材で構成されている。ステータ25は、不図示のコネクタから電力が供給されるコイル25aと、コイル25aに通電することにより生成される磁束をロータ24に向かって流すヨーク25bとを有している。本実施形態におけるリニアアクチュエータAは、ステッピングモータで構成されており、制御部5は、軸部材21の所望のストローク量を実現するステップ角(回転角)となるようにコイル25aへの通電量を制御する。なお、リニアアクチュエータAは、三相交流モータで構成しても良く、特に限定されない。
第一筒状体24Aは、内周面に雌ねじ24Adが形成された中空円筒状の金属材料で構成されている。図3に示すように、第一筒状体24Aは、フランジ状の基部24Abと、基部24Abから第二筒状体26側に突出し、基部24Abより小径である第一突出部24Aaと、基部24Abから第一突出部24Aaとは反対側に突出し、基部24Abより小径である第二突出部24Acと、が一体形成されている。
第一突出部24Aaの内周面には、軸芯Z方向に沿って切り欠いた長溝として、周方向に複数(本実施形態では3箇所)の溝部24Aa1が形成されている。第二突出部24Acには、上述した一方の軸受51が当接する段部24Ac1が形成されており、上述した圧縮コイルスプリングSの付勢力を受けて、段部24Ac1が一方の軸受51に当接した状態が維持されている。
第二筒状体26は、内周面に雌ねじ26cが形成された中空円筒状の金属材料で構成されている。第二筒状体26は、フランジ状の基部26bと、基部26bから第一筒状体24A側に突出し、基部26bより小径である突出部26aと、を有している。この突出部26aには、第一筒状体24Aの複数の溝部24Aa1に各別に係合する複数の係合凸部26a1が突出形成されている。係合凸部26a1が溝部24Aa1に摺動可能に係合しており、第二筒状体26は、第一筒状体24Aに対して軸芯Z方向には相対移動可能であるが、軸芯Z周りに相対回転不能に構成されている。その結果、第二筒状体26は、第一筒状体24Aと共に回転する。
スプリング27は、一端27aが第一筒状体24Aの基部24Abに当接し、他端27bが第二筒状体26の基部26bに当接する。本実施形態におけるスプリング27は、板状金属線を螺旋状に巻回したコイルウェーブスプリングで構成されている。図4に示すように、スプリング27が第一筒状体24Aを上方向に付勢することにより、第一筒状体24Aの雌ねじ24Adと軸部材21の雄ねじ21a1との噛み合い部の隙間をなくすと共に、スプリング27が第二筒状体26を下方向に付勢することにより、第二筒状体26の雌ねじ26cと軸部材21の雄ねじ21a1との噛み合い部の隙間をなくしている。なお、スプリング27は、圧縮コイルスプリングや他の弾性部材で構成しても良く、特に限定されない。
本実施形態では、第二筒状体26が第一筒状体24Aと一体回転可能に係合されているため、弁体22が閉弁した状態(図4の左図に示す状態)から弁体22が開弁した状態(図4の右図に示す状態)へと軸部材21が直進移動する間の何れの状態のときも、第一筒状体24Aと第二筒状体26との距離が変化しない。このため、軸部材21の移動に伴ってスプリング27の付勢力が減少することがなく、第一筒状体24Aの雌ねじ24Ad及び第二筒状体26の雌ねじ26cと軸部材21の雄ねじ21a1との噛み合い部の隙間のない状態を維持することができる。
また、本実施形態では、スプリング27の一端27aが第一筒状体24Aの基部24Abに当接し、スプリング27の他端27bが第二筒状体26の基部26bに当接することから、スプリング27が付勢する方向は、第一筒状体24Aと第二筒状体26とで反対の方向となっている。このため、第一筒状体24Aと軸部材21との噛み合い部に作用する付勢力と、第二筒状体26と軸部材21との噛み合い部に作用する付勢力とは、互いに打ち消しあう。その結果、軸部材21を直進移動させるためにロータ24に作用させる回転駆動力は、スプリング27の付勢力を考慮する必要がなくなり、リニアアクチュエータAの小型化を図ることができる。しかも、スプリング27の付勢力を考慮する必要がないため、軸部材21のストローク量を大きくしてスプリング27の圧縮量が大きくなった場合でも、スプリング27に起因して必要となる回転駆動力に変化はない。その結果、軸部材21のストローク量を用途に応じて自由に変更することが可能となり、設計自由度の高いリニアアクチュエータAとなっている。
(弁装置の製造方法)
図5に示すように、弁装置Vaの製造方法は、上部ハウジング23Aに収容された第一筒状体24Aに対してスプリング27の一端27aを当接させる第一工程と、スプリング27の他端27bを第二筒状体26に当接させる第二工程と、押圧治具Kによりスプリング27の付勢力に抗して第二筒状体26を第一筒状体24Aに近付けるように押圧する第三工程と、第二筒状体26が押圧された状態で第一筒状体24A及び第二筒状体26に軸部材21の一端21aを螺合する第四工程と、を含んでいる。これら第一工程から第四工程までは、順番に実行される。また、第四工程の後、押圧治具Kを第二筒状体26から離間させ、スプリング27が第二筒状体26を下方向に付勢することにより、第二筒状体26の係合凸部26a1を第一筒状体24Aの溝部24Aa1に対して摺動させながら下方向に移動させる第五工程を含んでいる。その結果、第二筒状体26が下方向に移動し、第二筒状体26の雌ねじ26cと軸部材21の雄ねじ21a1との噛み合い部の隙間がなくなる。
その後、図示しないが、圧縮コイルスプリングS及び軸受52を上部ハウジング23Aに装着すると共に、中間ハウジング23Cに固定されたすべり軸受28を軸部材21に外挿する(図2参照)。次いで、下部ハウジング23Bのシール部材23Baを軸部材21に密着させながら、弁体22が環状シール部材23Vbと当接した状態で収容された下部ハウジング23Bを軸部材21の他端21b側に装着する。このとき、軸部材21の他端21bに弁体22を嵌合させる。最後に、上部ハウジング23Aと下部ハウジング23Bと中間ハウジング23Cとをボルト締結して弁装置Vaが完成する。
このように、第三工程で押圧治具Kにより第二筒状体26を第一筒状体24Aに近付けるように押圧し、第四工程で第一筒状体24A及び第二筒状体26に軸部材21を螺合すれば、スプリング27の付勢力を適正に確保することができる。その結果、第一筒状体24Aと軸部材21との噛み合い部に作用する付勢力と、第二筒状体26と軸部材21との噛み合い部に作用する付勢力とを適正に設定することが可能となり、これら噛み合い部が隙間なく当接して摩耗を確実に低減することができる。
(排ガス還流装置)
図1に示すように、排ガス還流装置Yは、排ガスの一部を排気流路17から吸気流路16へ再循環させる。排ガス還流装置Yは、吸気流路16と、排気流路17と、排気流路17からのEGR(排気還流ガス、流体の一例)を吸気流路16に還流させる還流流路18と、還流流路18に設けられている弁装置Vbと、還流流路18の弁装置Vbよりも下流側に設けられ、吸気流路16から排気流路17への吸気の逆流を防止する逆止弁Bと、上述した制御部5と、を備えている。制御部5は、エンジンEの運転状態に応じて、弁装置Vbの開度を制御してEGR流量を調整する。
吸気流路16は、吸気方向上流に設けられたスロットルバルブ(不図示)の開閉によって空気の吸気量が調整され、吸気量が調整された吸気は、吸気流路16から吸気弁(不図示)を介してエンジンEの燃焼室(不図示)に供給される。排気流路17は、燃焼室で吸気と燃料を混合させて生成された燃焼後の排ガスを、排気弁(不図示)を介して外部に排出する。還流流路18は、排気流路17と吸気流路16とに接続されている。還流流路18を介して燃焼後の排ガスを吸気流路16に導入することにより、外部に排出される排ガス中の窒素酸化物の低減や、吸気中の酸素濃度を低くして燃焼室での燃焼温度を低下させることによる窒素酸化物の低減を図ることができる。
(弁装置Vb)
図6には、排ガス還流装置Yに用いられる弁装置Vbの断面図が示されている。弁装置Vbは、ハウジング43と、弁体42と、一端41a側の外周に雄ねじ41a1(ねじ部の一例)を有する軸部材41を直進移動させるリニアアクチュエータAと、を備えている。
ハウジング43は、樹脂製の上部ハウジング43Aと金属製の下部ハウジング43Bと金属製の中間ハウジング43Cとをボルト締結して構成されている。上部ハウジング43A及び中間ハウジング43Cは、上述した弁装置Vaの上部ハウジング23A及び中間ハウジング23Cと同様であるため説明を省略する。
下部ハウジング43Bは、軸部材41の他端41b側が収容されており、冷却水の流入口43Bcの中心と流出口43Bdの中心とが交差する形態で開口形成されており、流入口43Bcと流出口43Bdとを連通させる連通流路43Bb(流路の一例)が内部に形成されている。この連通流路43Bbと流入口43Bcの間には、閉弁時に弁体42が当接する弁座49が設けられている。また、下部ハウジング43Bには、軸部材41の他端41b側に固定された弁体42が軸芯Z方向に沿って直進移動可能に収容されており、中央部分にシール部材43Baが軸部材41に密着した状態で固定されている。弁体42は、円盤状に形成されており、中央が軸部材41の他端41b側に固定されている。弁体42は、軸部材41の直進移動に伴って、軸芯Zに沿って前進又は後退することにより、連通流路43Bbを開閉する。弁体42が閉弁状態のとき、弁体42の上面周縁が弁座49に当接する。
(リニアアクチュエータ)
リニアアクチュエータAは、一端41a側の外周に雄ねじ41a1を有する軸部材41と、軸部材41の軸芯Zと同軸芯に配置され、軸芯Z周りに回転するロータ44と、ロータ44に作用する回転磁界を発生させるステータ45と、ロータ44と一体回転し、雄ねじ41a1に螺合された第一筒状体44Aと、第一筒状体44Aとは別体で構成され、雄ねじ41a1に螺合された第二筒状体46と、第一筒状体44A及び第二筒状体46に付勢力を作用させるスプリング47(付勢部材の一例)と、を備えている。本実施形態におけるリニアアクチュエータAは、ロータ44と共に第一筒状体44Aが回転することにより、軸部材41を直進移動させる。
弁装置Vbのロータ44、ステータ45、軸部材41、第一筒状体44A、第二筒状体46及びスプリング47は、上述した弁装置Vaのロータ24、ステータ25、軸部材21、第一筒状体24A、第二筒状体26及びスプリング27と同様であるため説明を省略する。
本実施形態では、スプリング47の一端47aが第一筒状体44Aの基部44Abに当接し、スプリング47の他端47bが第二筒状体46の基部46bに当接することから、スプリング47が付勢する方向は、第一筒状体44Aと第二筒状体46とで反対の方向となっている。このため、第一筒状体44Aと軸部材41との噛み合い部に作用する付勢力と、第二筒状体46と軸部材41との噛み合い部に作用する付勢力とは、互いに打ち消しあう。その結果、軸部材41を直進移動させるためにロータ44に作用させる回転駆動力は、スプリング47の付勢力を考慮する必要がなくなり、リニアアクチュエータAの小型化を図ることができる。しかも、スプリング47の付勢力を考慮する必要がないため、従来と同じサイズを維持しながら、スプリング47の付勢力と同等となる程度に弁体42に作用する圧力(受圧面積)を大きくして、EGR流量を増大させることができる。
(弁装置の製造方法)
弁装置Vbの製造方法における第一工程から第五工程までは、上述した実施形態における弁装置Vaの製造方法における第一工程から第五工程までと同様であるので説明を省略する。第五工程の後、圧縮コイルスプリングS及び軸受52を上部ハウジング43Aに装着すると共に、軸部材41に中間ハウジング43Cに固定されたすべり軸受28を外挿する。次いで、下部ハウジング43Bのシール部材43Baを軸部材41に密着させながら、下部ハウジング43Bを軸部材41の他端41b側に装着する。次いで、軸部材41の他端41bに弁体42を嵌合させ、上部ハウジング43Aと下部ハウジング43Bと中間ハウジング43Cとをボルト締結して弁装置Vbが完成する。
[その他の実施形態]
(1)図7に示すように、第一筒状体24Aと第二筒状体26とを一体回転可能に係合せずに、第一筒状体24Aと第二筒状体26とが相対回転可能に構成されていても良い。本実施形態のように、第一筒状体24Aと第二筒状体26とが相対回転可能に構成されていれば、リニアアクチュエータAは、第一筒状体24Aのみを回転駆動させる電磁力で良いため、さらに小型化できる。一方、軸部材21の直進移動に伴って、第二筒状体26が第一筒状体24Aに対して近接、離間することにより、スプリング27の付勢力が変化する。このため、第二筒状体26が第一筒状体24Aに対して最も離間した状態において、第一筒状体44A及び第二筒状体46と軸部材41との噛み合い部に作用する所望の付勢力を確保するために、スプリング27のばね定数を調整する必要がある。
(2)第一筒状体24Aと第二筒状体26との形状は、スプリング27の付勢力を作用することが可能、且つ、軸部材21に螺合可能な形状であれば、どのような形状であっても良い。また、軸部材21の一端21a側に雌ねじ(ねじ部の一例)を形成して、第一筒状体24A及び第二筒状体26の内周面に形成した雄ねじと螺合させても良い。
(3)上述した実施形態ではインナーロータタイプのリニアアクチュエータAについて説明したが、アウターロータタイプに構成して、第一筒状体24A及び第二筒状体26のみをステータ25の径方向内側に設けても良い。
(4)上述したリニアアクチュエータAを冷却装置Xや排ガス還流装置Yに用いる例を説明したが、軸部材21を直進移動させる装置として、例えばブレーキ装置等に用いても良く特に限定されない。
本発明は、軸部材を直進移動させることが可能なリニアアクチュエータ、リニアアクチュエータにより駆動される弁装置及び弁装置の製造方法に利用可能である。
21 :軸部材
21a :一端
21a1 :雄ねじ(ねじ部)
21b :他端
22 :弁体
23 :ハウジング
23Bb :連通流路(流路)
23Bc :流入口
23Bd :流出口
24 :ロータ
24A :第一筒状体
24Aa1 :溝部
25 :ステータ
26 :第二筒状体
26a1 :係合凸部
27 :スプリング(付勢部材)
27a :一端
27b :他端
A :リニアアクチュエータ
K :押圧治具
Va :弁装置
Z :軸芯

Claims (4)

  1. 一端側の外周にねじ部を有する軸部材と、
    前記軸部材の軸芯と同軸芯に配置され、前記軸芯周りに回転するロータと、
    前記ロータに作用する回転磁界を発生させるステータと、
    前記ロータと一体回転し、前記ねじ部に螺合された第一筒状体と、
    前記第一筒状体とは別体で構成され、前記ねじ部に螺合された第二筒状体と、
    一端が前記第一筒状体に当接し、他端が前記第二筒状体に当接し、前記第一筒状体及び前記第二筒状体に付勢力を作用させる付勢部材と、を備え、
    前記ロータに対して前記回転磁界を発生させて前記ロータと共に前記第一筒状体を回転させることにより、前記軸部材を前記軸芯に沿って直進移動させるリニアアクチュエータ。
  2. 前記第二筒状体は、前記第一筒状体と一体回転可能に係合されている請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
  3. 請求項1又は2に記載のリニアアクチュエータと、
    前記軸部材の他端側に固定された弁体と、
    流体の流入口、流出口、及び、前記流入口と前記流出口とを連通させる流路とを有し、前記リニアアクチュエータ及び前記弁体を収容するハウジングと、を備え、
    前記軸部材の直進移動に伴って前記弁体が前記軸芯に沿って前進又は後退することにより、前記流路を開閉する弁装置。
  4. 請求項3に記載の弁装置の製造方法であって、
    前記ハウジングに収容された前記第一筒状体に対して前記付勢部材の前記一端を当接させる第一工程と、
    前記付勢部材の前記他端を前記第二筒状体に当接させる第二工程と、
    押圧治具により、前記付勢部材の付勢力に抗して前記第二筒状体を前記第一筒状体に近付けるように押圧する第三工程と、
    前記第二筒状体が押圧された状態で、前記第一筒状体及び前記第二筒状体に前記軸部材を螺合する第四工程と、を含む弁装置の製造方法。
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