JP2021075499A - 非水系組成物および毛髪処理方法 - Google Patents

非水系組成物および毛髪処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】PA(Protection Grade of UVA)又はSPF(Sun Protection Factor)の調節などの紫外線対策に有用な非水系組成物、および毛髪処理方法の提供。【解決手段】非水系組成物は、粘度が10mPa・s以上、紫外線吸収剤の配合量が0.5質量%以上(但し、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル及び2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル以外の紫外線吸収剤の配合量の意味、以下において同じ。)である皮膚用又は毛髪用のものであり、毛髪処理方法は、その非水系組成物を使用する。【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚用又は毛髪用の非水系組成物、および当該非水系組成物を使用する毛髪処理方法に関する。
毛髪は、日常生活において日光に曝され、同時に日光に含まれる紫外線の影響を受ける。その影響として、毛髪損傷、ヘアカラー処理が施された毛髪の褪色などが報告されている。また、皮膚も紫外線によって影響を受けることは、広く知られている。
毛髪についての紫外線対策のため、毛髪化粧料に紫外線吸収剤を配合することが公知となっており、市場を流通する毛髪用商品も存在する。このような商品の中には、皮膚を紫外線A波から守る指標であるPA(Protection Grade of UVA)や、紫外線B波から守る指標であるSPF(Sun Protection Factor)の表示がされているものもあり、この表示により消費者の購買意欲が高まることがある。また、PA又はSPF(以下、「PA等」と称することがある。)が示す皮膚を守る機能をもってして、皮膚用途への適用も可能といえる。
紫外線吸収剤配合の毛髪化粧料は文献にも開示されており、例えば特許文献1には、具体的な化粧料として、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル及び2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステルが配合された非水系毛髪化粧料の開示がある(実施例、比較例参照)。その他、特許文献2にも、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル及び2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステルが配合された毛髪化粧料の開示があり(請求項1参照)、当該毛髪化粧料は、霧状に吹き付け可能であるので(段落0001)、低粘度のものであると把握できる。
特開2017−109954号公報 特開2013−107838号公報
ところで、紫外線吸収剤の種類によっては、特異的に吸収する紫外線の波長領域、安定性、コストなどが異なり、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル及び2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル以外の紫外線吸収剤の配合、その配合量の調整が必要になる場合がある。これら紫外線吸収剤の選択、量調整により、PA等の調節が可能である。そして、PA等の調節は、毛髪が皮膚と同じケラチンを構成タンパク質に有するので、皮膚のみでなく、毛髪の紫外線対策にも有用と見込める。ただ、紫外線吸収剤のコスト、供給不安などの理由により、PA等の調節が制限される場合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、PA又はSPFの調節などの紫外線対策に有用な非水系組成物、およびこの組成物を使用する毛髪処理方法の提供を目的とする。
本発明者等が鋭意検討を行った結果、非水系組成物における粘度を高めることが、PA又はSPFの向上などの紫外線対策に有用であるとの知見を得、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る非水系組成物は、紫外線吸収剤が配合された皮膚用又は毛髪用のものであって、粘度が10mPa・s以上、前記紫外線吸収剤の配合量が0.5質量%以上(但し、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル及び2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル以外の紫外線吸収剤の配合量の意味、以下において同じ。)であることを特徴とする。本発明においては、PA等を向上させるために、粘度を10mPa・s以上としている。また、本発明においては、皮膚又は毛髪の紫外線対策には一定量以上の紫外線吸収剤の配合が有効であるから、紫外線吸収剤の配合量を0.5質量%以上とし、水系のものとは異なった感触を皮膚又は毛髪に付与するために、組成物が非水系との構成を有している。
本発明に係る非水系組成物は、粘度が50mPa・s以上であると良い。粘度が50mPa・s以上であると、PA等の向上に好適である。
本発明に係る非水系組成物は、前記紫外線吸収剤の配合量が1.0質量%以上であると良い。1.0質量%以上の配合量であれば、PA等の向上に好適である。
本発明に係る非水系組成物は、例えば、揮発性シリコーンが配合され、当該揮発性シリコーンの配合量が40質量%以上のものである。揮発性シリコーンを40質量%以上配合した非水系組成物においても、粘度が高まるとPA等が向上する。
本発明に係る非水系組成物は、例えば、揮発性炭化水素が配合され、当該揮発性炭化水素の配合量が20質量%以上のものである。揮発性炭化水素を20質量%以上配合した非水系組成物においても、粘度が高まるとPA等が向上する。また、揮発性シリコーンに分類されるデカメチルシクロペンタシロキサンなどの揮発性環状シリコーンは、汎用性の高い成分である上に化粧品需要量が世界的に増加しているために、供給が不安視される場合があるところ、20質量%以上の揮発性炭化水素の配合は、揮発性環状シリコーンの使用量抑制に適する。
本発明に係る非水系組成物において、前記揮発性炭化水素が、デカメチルシクロペンタシロキサンよりも動粘度が低い揮発性炭化水素であっても良い。デカメチルシクロペンタシロキサンよりも低い動粘度の揮発性炭化水素を配合した場合、この配合がデカメチルシクロペンタシロキサンの代替配合であるときは、非水系組成物の粘度低下に伴うPA等の低下をもたらすおそれがあるが、本発明のように粘度を10mPa・s以上に設定することで、PA等の低下を抑制できる。
また、本発明に係る毛髪処理方法は、本発明に係る非水系組成物を使用することを特徴とする。
本発明に係る非水系組成物によれば、所定の紫外線吸収剤が0.5質量%以上配合され、かつ、粘度が10mPa・s以上であるから、皮膚又は毛髪の紫外線対策に優れる。
また、本発明に係る毛髪処理方法によれば、所定の紫外線吸収剤が0.5質量%以上配合され、かつ、粘度が10mPa・s以上の非水系組成物を用いるから、皮膚又は毛髪の優れた紫外線対策が可能となる。
本発明の実施形態に基づき、本発明を以下に説明する。
本実施形態に係る非水系組成物は、粘度が10mPa・s以上、所定の紫外線吸収剤の配合量が0.5質量%以上のものであり、皮膚用又は毛髪用として使用される。
本実施形態の組成物は非水系であるが、この「非水系」とは、組成物の外相が油相、又は、水相を有さないことを意味する。そして、水を配合すると水相と油相の分離、組成物の白濁が生じやすいので、水を配合しないことが好ましく、水を配合する場合、その配合量は、5.0質量%未満が良く、3.0質量%未満が好ましく、1.0質量%未満がより好ましく、0.5質量%未満が更に好ましく、0.1質量%未満がより更に好ましい。
本実施形態の非水系組成物の粘度は、10mPa・s以上である。ここで当該粘度は、レオメーター〔例えば、HAAKE社製のレオメーター「Rheo Stress 6000(商品名)〕を使用し、測定温度:25℃、コーンプレートセンサーの直径:35mm、コーンプレートセンサーの傾斜角:2°せん断速度dγ/dt:36s−1の条件で、定常フローカーブモードにおいて測定される値である。
上記粘度は、10mPa・s以上5000mPa・s未満が良く、20mPa・s以上3000mPa・s未満が好ましく、50mPa・s以上1000mPa・s未満がより好ましく、100mPa・s以上800mPa・s未満が更に好ましく、200mPa・s以上600mPa・s未満がより更に好ましい。粘度が10mPa・s以上であると、皮膚又は毛髪の紫外線対策と、手を用いて本実施形態の非水系組成物を塗布する際のハンドリング性に適し、粘度が5000mPa・s未満であると、毛髪内部への浸透性に適する。
本実施形態の非水系組成物の粘度を高める必要がある場合、粘度を高めるための一般的な手法をとると良い。例えば、成分の追加(当該成分を、便宜上「追加成分」という。)によって粘度を高めるには、その成分の配合前の組成物より粘度の高いものを追加成分に採用する。追加成分は、エステル油などの単一成分のみに限らず、高重合メチルポリシロキサンのデカメチルシクロペンタシロキサン溶液や高重合メチルポリシロキサンのイソドデカン溶液といった複数成分からなるものも該当する。
本実施形態の非水系組成物には、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル及び2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル以外の紫外線吸収剤(以下、「所定の紫外線吸収剤」と称することがある。)が必須成分として配合される。
上記所定の紫外線吸収剤は、公知の紫外線吸収剤であり、例えば、安息香酸エステル系紫外線吸収剤(パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシプロピル)アミノ]安息香酸エチルなど)、サリチル酸系紫外線吸収剤(サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸2−エチルヘキシル、サリチル酸ホモメンチルなど)、ケイ皮酸系紫外線吸収剤(ジパラメトキシケイ皮酸モノ2−エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジイソプロピルケイ皮酸エステルなど)、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウムなど)、2−シアノ−3,3−ジフェニルプロパ−2−エン酸2−エチルへキシルエステル、アントラニル酸メンチル、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、2,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、4−tert−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン、2,2’−メチレンビス(6−(2Hベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール)が挙げられる。
上記所定の紫外線吸収剤は一種又は二種以上が本実施形態の非水系組成物に配合され、本実施形態の非水系組成物における上記所定の紫外線吸収剤の配合量は、0.5質量%以上である。公知の組成物の中には、日光などの光に対する組成物自体の安定性を向上させるために紫外線を少量配合することがあるが、本実施形態の非水系組成物には、皮膚又は毛髪における紫外線対策のため、上記の通り、配合量を0.5質量%以上とする。また、上記所定の紫外線吸収剤の配合量は、1.0質量%以上30質量%未満が良く、2.0質量%以上25質量%未満が好ましく、3.0質量%以上20質量%未満がより好ましく、5.0質量%以上18質量%未満が更に好ましい。所定の紫外線吸収剤の配合量が1.0質量%以上であると、皮膚又は毛髪の紫外線対策に好適であり、配合量が30質量%未満であると、低コスト化への対応に好適である。
上記所定の紫外線吸収剤が配合されている場合、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル及び/又は2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステルを、本実施形態の非水系組成物に任意に配合できる。この任意配合を行う場合、本実施形態の非水系組成物における配合量は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルが例えば2.0質量%以上10質量%未満であり、2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステルが例えば0.5質量%以上4.0質量%未満である。
毛髪用の非水系組成物の中には、揮発性シリコーン及び/又は揮発性炭化水素が配合されたものもあり、本実施形態の非水系組成物においても、揮発性シリコーン、揮発性炭化水素、又は、揮発性シリコーン及び揮発性炭化水素を任意に配合できる。揮発性シリコーン及び揮発性炭化水素は、水と比較して蒸発潜熱が小さいので冷たさを感じにくい、毛髪の指通りを向上させるなどの特徴があり、非水系組成物の溶媒として適する。揮発性シリコーン及び揮発性炭化水素を配合する場合、本実施形態の非水系組成物における配合量は、例えば40質量%以上90質量%未満である。
本実施形態の非水系組成物に揮発性シリコーンを配合する場合、当該揮発性シリコーンとしては、揮発性環状シリコーン(オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン)、揮発性直鎖状シリコーン(25℃における動粘度が2mm/s程度以下のもの)、トリメチコンといった公知の揮発性シリコーンが挙げられ、一種又は二種以上の揮発性シリコーンを本実施形態の非水系組成物に配合すると良い。本実施形態の非水系組成物における揮発性シリコーンの配合量は、例えば40質量%以上90質量%未満である。
揮発性シリコーンの一種であるデカメチルシクロペンタシロキサンは、使用感に優れ、安価などの理由から汎用されている。本実施形態の非水系組成物にデカメチルシクロペンタシロキサンを配合する場合の配合量は、例えば40質量%以上90質量%未満である。
本実施形態の非水系組成物に揮発性炭化水素を配合する場合、当該揮発性炭化水素としては、軽質流動イソパラフィン、イソドデカンといった公知の揮発性炭化水素が挙げられ、常圧における沸点が260℃以下のものが良い。また、配合する揮発性炭化水素がデカメチルシクロペンタシロキサンよりも動粘度が低いものであっても、本実施形態の非水系組成物の粘度を高めることで、PA等の低下抑制又は向上が可能となる(ここで動粘度は、JIS K−2283により測定される値である。)。
本実施形態の非水系組成物には一種又は二種以上の揮発性炭化水素が配合され、当該非水系組成物における揮発性炭化水素の配合量は、例えば20質量%以上90質量%未満である。この配合量は、30質量%以上が良く、40質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましく、60質量%以上が更に好ましく、70質量%以上が更により好ましい。配合量が30質量%以上であると、供給が不安視されている揮発性環状シリコーンの使用量削減に適する。
本実施形態の非水系組成物には、上記に示した成分の他、当該組成物の用途に応じた公知の化粧品原料を任意に配合できる。そして、任意に配合される原料としては、例えば、
ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、高級アルコール、炭化水素、ロウ、エステル油、植物油、シリコーン、高分子化合物、湿潤剤、防腐剤、キレート剤、香料、着色剤が挙げられる
本実施形態の非水系組成物は、皮膚用又は毛髪用のものであり、紫外線から受ける影響を抑えるため、皮膚又は毛髪に塗布して用いると良い。例えば、本実施形態の非水系組成物を使用して毛髪処理する場合、非水系組成物を液状の剤型とし、毛髪に噴霧又は手で塗布した後、必要に応じて温風で乾燥させ、洗い流さない使用態様が挙げられる。
以下、実施例等に基づき本発明を詳述するが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるものではない。
実施例、比較例、参考例の非水系組成物を製造し、粘度、SPF、UVAPFを測定した。詳細は、次の通りである。
(非水系組成物)
実施例、比較例、参考例の非水系組成物を、2−シアノ−3,3−ジフェニルプロパ−2−エン酸2−エチルへキシルエステル、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、炭酸ジカプリリル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、高重合メチルポリシロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサンの混合物(B型粘度計、25℃、ローター回転数60rpmでの計測開始から60秒後の粘度測定値:5000mPa・s)、高重合メチルポリシロキサン及びイソドデカンの混合物(B型粘度計、25℃、ローター回転数60rpmでの計測開始から60秒後の粘度測定値:2700mPa・s)、重質流動イソパラフィン、イソドデカン(37.8℃での動粘度:1.35mm/s)、デカメチルシクロペンタシロキサンを使用して製造した。配合した成分、その配合量(配合量単位:質量部)の詳細は、表1〜5に記載の通りとした。
(粘度)
各非水系組成物の粘度を、HAAKE社製のレオメーター「Rheo Stress 6000」を使用し、測定温度:25℃、コーンプレートセンサーの直径:35mm、コーンプレートセンサーの傾斜角:2°せん断速度dγ/dt:36s−1の条件で測定した。
(SPF、UVAPF)
各非水系組成物について、in vitro試験方法によるSPF、UVAPF(UVAPF:PAのレベルを定めるための指標)測定を、非水系組成物を0.0325g塗布したHelioscreen社製「HELIOPLATE」を対象とし、Labsphere社製SPFアナライザー「UV2000S」を使用して行った。
下記表1に、比較例1a、実施例1a〜1b、比較例2a、実施例2a〜2bに配合した成分、その配合量、粘度、SPF、UVAPFを示す。配合した成分が同じくする比較例1a及び実施例1a〜1b間での比較、比較例2a及び実施例2a〜2bでの比較により、粘度が高まるほど、SPF又はUVAPFの値が向上したことを確認できる。
Figure 2021075499
下記表2〜3に、比較例3a、実施例3a〜3b、比較例4a、実施例4a〜4b、実施例5a〜5b、実施例6a〜6b、実施例7a〜7bに配合した成分、その配合量、粘度、SPF、UVAPFを示す。配合した成分が同じくする場合、表1の結果と同様、粘度が高まるほど、SPF又はUVAPFの値が向上したことを確認できる。
Figure 2021075499
Figure 2021075499
下記表4〜5に、参考例1a、参考例1a〜1b、参考例2a、参考例2a〜2b、参考例3a〜3bに配合した成分、その配合量、粘度、SPF、UVAPFを示す。表4〜5の結果は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル及び2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル以外の紫外線吸収剤を配合したものではないが、配合した成分が同じ場合、表1の結果と同様、粘度が高まるほど、SPF又はUVAPFの値が向上したことを確認できる。つまり、紫外線吸収剤の種類にかかわらず、粘度と、SPF又はUVAPFとには関係性がある。
Figure 2021075499
Figure 2021075499

Claims (7)

  1. 紫外線吸収剤が配合された皮膚用又は毛髪用の非水系組成物であって、
    粘度が10mPa・s以上、
    前記紫外線吸収剤の配合量が0.5質量%以上(但し、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル及び2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル以外の紫外線吸収剤の配合量の意味、以下において同じ。)であることを特徴とする
    非水系組成物。
  2. 粘度が50mPa・s以上である請求項1に記載の非水系組成物。
  3. 前記紫外線吸収剤の配合量が1.0質量%以上である請求項1又は2に記載の非水系組成物。
  4. 揮発性シリコーンが配合され、当該揮発性シリコーンの配合量が40質量%以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載の非水系組成物。
  5. 揮発性炭化水素が配合され、当該揮発性炭化水素の配合量が20質量%以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の非水系組成物。
  6. 前記揮発性炭化水素が、デカメチルシクロペンタシロキサンよりも動粘度が低い揮発性炭化水素である請求項5に記載の非水系組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の非水系組成物を使用することを特徴とする毛髪処理方法。
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