JP2021074780A - 回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備及び熱間圧延生産ライン - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備及び熱間圧延生産ラインを開示する。【解決手段】該回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備はリフティング及び回転動作が可能な回転クランプ装置と回転ローラーコンベヤを備え、上記回転クランプ装置は上記回転ローラーコンベヤの上方に対応に設けられ、上記回転クランプ装置は上記回転ローラーコンベヤを経る圧延部材を対応にクランプし、且つ上記圧延部材をドライブしてリフティング及び回動させることにより、上記圧延部材中央ラインと圧延中央ラインが所定角度を為すように構成される。本発明は圧延機によって圧延部材の所定角度を調整する際にスピードが遅く、精度が低い技術問題を解決できる。【選択図】図３

Description

本発明は、熱間圧延機の技術分野に関し、特に、回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備及び熱間圧延生産ラインに関する。

最近、わが国の中・厚鋼板の生産能力が速く高めることに従って、中・厚鋼板の生産量が大幅に増加し、市場競争がより激しくなりつつあり、如何にロール可能なスラブの仕様範囲を広げて生産性を高め、鋼板の歩留まりを向上させるのかは本分野のキーポイントと難点とされている。

図1、図2に示すように、現在の圧延機エリアの一般的な生産ラインは、上流から下流に至るに従って、入口搬送ローラーコンベヤ901、入口回転ローラーコンベヤ902、入口フレームローラー904、圧延ローラー905、出口フレームローラー906、出口回転ローラーコンベヤ907及び出口搬送ローラーコンベヤ909がこの順に設けられており、入口回転ローラーコンベヤ902の両側にはそれぞれ入口マニピュレータが設けられ、入口マニピュレータに入口プッシュプレート903が設けられており、出口回転ローラーコンベヤ907の両側にはそれぞれ出口マニピュレータが設けられ、出口マニピュレータに出口プッシュプレート908が設けられている。中・厚鋼板を圧延する過程において、圧延部材910は入口回転ローラーコンベヤ902によって所定角度の調整が行われ、角度を調整した後は圧延ローラー905によって正方向に圧延され、正方向に圧延した後の圧延部材910は出口回転ローラーコンベヤ907によって再度所定角度の調整が行なわれ、角度を調整した後に圧延ローラー905によって反対方向の圧延が行われる。圧延部材910は生産プロセスの需要に応じて複数のパスの正方向、反対方向のコーナーローリングの生産が行われた後、外部へ直接に出力されるか、或いは後続の一般的な縦方向の圧延が行われる。

特開２００８−２１２９７４号公報

しかし、従来の一般的な生産ラインにおいて、生産ラインの両側に設けられたマニピュレータが合わせて圧延部材910の所定角度を調整するのであって、反応スピードが遅く、圧延部材910への所定角度の調整時間が長いことから、生産性の向上に不利であるだけでなく、マニピュレータによって圧延部材910の角度を調整する際に通常クロスローリング或いは縦ローリングを行うため、調整角度が大きく抑制される。

関連技術において圧延機によって圧延部材の所定角度を調整する際にスピードが遅く、精度が低い問題についてまだ効率的な解決手段が出ていない実情である。
従って、従来技術における問題点を克服するために、本発明者は数年に亘る関連業務に対する経験と実験に基づいて、回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備及び熱間圧延生産ラインを提出することになった。

本発明は、入口回転ローラーコンベヤと出口回転ローラーコンベヤに設けられた回転クランプによって圧延部材の角度を調整することにより、圧延部材の角度を調整するスピードと正確性を高め、圧延部材への角度の調整時間を短くしながら、自動化レベルを高め、操作の難しさを低下させることにより、生産リズムと生産性を向上し易くする回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備及び熱間圧延生産ラインを提供することを目的とする。

本発明の上記の目的は下記の技術手段によって達成される。
本発明は、回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備であって、リフティング及び回転動作が可能な回転クランプ装置と回転ローラーコンベヤを備え、上記回転クランプ装置は上記回転ローラーコンベヤの上方に対応に設置され、上記回転クランプ装置は上記回転ローラーコンベヤを通る圧延部材を対応にクランプし、且つ上記圧延部材をドライブしてリフティング及び回動させることにより、上記圧延部材の中央ラインと圧延中央ラインが所定角度を為すように構成される回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備を提供する。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記回転ローラーコンベヤは、入口回転ローラーコンベヤと出口回転ローラーコンベヤを備え、上記回転クランプ装置は少なくとも2つのグループに形成され、2つのグループの上記回転クランプ装置は上記入口回転ローラーコンベヤと上記出口回転ローラーコンベヤの上方に対応に設置されており、上記入口回転ローラーコンベヤと上記出口回転ローラーコンベヤとの間に圧延ローラーが設置される。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記回転クランプ装置は、取付けフレーム、リフティングユニット、回転ユニット及び少なくとも二つのクランプユニットを備え、上記取付けフレームは上記回転ローラーコンベヤの上方に固定的にセットアップされ、上記リフティングユニットは上記取付けフレームのトップに、上記回転ユニットは上記リフティングユニットのボトムに設けられており、上記クランプユニットの個々は上記回転ローラーコンベヤの長さ方向に沿って並べられており、クランプユニット毎に移動方向が反対の二つのクランプ本体を備え、上記クランプ本体の個々は対応の横移ユニットのボトムに移動可能に設けられ、二つの上記横移ユニットは同一な水平方向の直線上に位置することで、グループ毎における二つの上記クランプ本体が同一な水平方向の直線において反対方向に移動可能にし、上記横移ユニットの個々はいずれも上記回転ユニットのボトムに設けられる。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記取付けフレームは、接続ブラケットと二つのコラムを備え、二つの上記コラムはそれぞれ上記回転ローラーコンベヤの両側に設けられ、二つの上記コラムのボトムエンドはいずれも取付平面上に固定され、二つの上記コラムのトップエンドはそれぞれ上記接続ブラケットの両端に接続され、上記リフティングユニットは上記接続ブラケットに設けられる。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記リフティングユニットは、リフティングシリンダーを備え、上記リフティングシリンダーの固定端は上記接続ブラケットのトップに取付られ、上記リフティングシリンダーのピストンロッドは垂直方向に沿って上記接続ブラケットを貫通し且つ上記回転ユニットのトップに接続される。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記リフティングユニットは、二つのリフティングガイドロッドと二つのリフティングガイドスリーブを備え、二つの上記リフティングガイドスリーブはそれぞれ上記接続ブラケットに設けられ、且つそれぞれ上記リフティングシリンダーの両側に位置されており、上記リフティングガイドロッドはスライド可能に対応の上記リフティングガイドスリーブに設けられ、且つ上記リフティングガイドロッドのボトムエンドは対応の上記リフティングガイドスリーブを貫通して上記回転ユニットのトップに接続される。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記回転ユニットは、接続プレートと第一ケースを備え、上記第一ケースは上記接続プレートのボトムに設けられ、且つ上記第一ケースと上記接続プレートとの間に収容チャンバーが形成され、上記収容チャンバー内には垂直方向に沿って回動可能な第一ドライブシャフトが設けられており、上記第一ドライブシャフトのトップエンドは第一駆動モーターの出力軸に接続され、上記第一ドライブシャフトに第一ドライブギアが固定的にセットアップされ、上記収容チャンバー内に上記第一ドライブシャフトに平行な第一ドリブンシャフトが固定的に設置されており、上記第一ドリブンシャフトの外側に円筒状の回転フレームが回動可能にセットアップされ、且つ上記回転フレームに第一ドリブンギアが固定的にセットアップされており、上記第一ドリブンギアと上記第一ドライブギアは互いに噛み合い、上記回転フレームのボトムは上記横移ユニットの個々に接続される。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記接続プレートのトップに第一モーターブラケットが設けられ、上記第一駆動モーターは上記第一モーターブラケットに取付られており、上記第一駆動モーターに第一エンコーダーが接続され、上記第一駆動モーターの出力軸と上記第一ドライブシャフトとの間に第一カップリングが設けられる。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記回転ユニットのボトムに取付けブラケットが設けられ、上記横移ユニットの個々はいずれも上記取付けブラケットに固定されており、上記横移ユニットは、ガイド運動部材、第二駆動モーター、第二ケース及びベアリングシートを備え、上記ガイド運動部材、上記第二ケース及び上記ベアリングシートはいずれも上記取付けブラケットのトップに設けられ、上記第二ケース内には水平方向に沿って回動可能な第二ドライブシャフトが設けられ、上記第二ドライブシャフトの一端は上記第二駆動モーターの出力軸に接続され、上記第二ドライブシャフトに第二ドライブギアが固定的にセットアップされ、上記第二ケース内に上記第二ドライブシャフトに平行な第二ドリブンシャフトが設けられており、上記第二ドリブンシャフトに第二ドリブンギアが固定的にセットアップされ、且つ上記第二ドリブンギアと上記第二ドライブギアは互いに噛み合い、上記第二ドリブンシャフトの一端は第二カップリングによって上記ガイド運動部材の一端に接続され、上記ガイド運動部材の他端は中間ベアリングによって回動可能にベアリングシートに設けられ、上記クランプ本体のトップは移動可能に上記ガイド運動部材に設置される。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記ガイド運動部材はナットがセットアップされたスクリュー構造或いはボールスクリューペアである。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記第二ケースの外側に第二モーターブラケットが設けられ、上記第二駆動モーターは上記第二モーターブラケットに取付られており、上記第二駆動モーターに第二エンコーダーが接続され、上記第二駆動モーターの出力軸と上記第二ドライブシャフトとの間に第三カップリングが設けられる。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記取付けブラケットのボトムには上記回転ローラーコンベヤの長さ方向に沿って複数のスライドレールが設けられ、上記クランプ本体のトップの両側にそれぞれプーリーが取付られ、上記クランプ本体の個々のトップは上記プーリーによって対応の上記スライドレールに合わせて接続される。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記クランプ本体は垂直方向に沿って設置された短冊状のものであり、上記クランプ本体のボトムには上記圧延部材側の外壁に向かって滑り止めボスが設けられる。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記入口回転ローラーコンベヤと上記出口回転ローラーコンベヤはいずれも複数の第一ローラーコンベヤが水平方向に沿って並べられて構成され、上記第一ローラーコンベヤの個々はそれぞれ第一ローラーコンベヤモーターに接続され、隣接する上記第一ローラーコンベヤモーターの個々は対応の上記第一ローラーコンベヤをドライブして同方向に或いは反対方向に回動させる。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記入口回転ローラーコンベヤの出力端と上記圧延ローラーとの間に入口フレームローラーが設けられ、上記圧延ローラーと上記出口回転ローラーコンベヤの入力端との間に出口フレームローラーが設けられる。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記入口フレームローラーと上記出口フレームローラーはいずれも複数の第二ローラーコンベヤが水平方向に沿って並べられて構成され、上記第二ローラーコンベヤの個々の一側にいずれも第二ローラーコンベヤモーターが設けられ、上記第二ローラーコンベヤモーターによって上記第二ローラーコンベヤをドライブして回動させる。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備は、入口搬送ローラーコンベヤと出口搬送ローラーコンベヤをさらに備え、上記入口搬送ローラーコンベヤの出力端は上記入口回転ローラーコンベヤの入力端に接続され、上記出口搬送ローラーコンベヤの入力端は上記出口回転ローラーコンベヤの出力端に接続される。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記入口搬送ローラーコンベヤと上記出口搬送ローラーコンベヤはいずれも複数の第三ローラーコンベヤが水平方向に沿って並べられて構成され、上記第三ローラーコンベヤの個々の一側にはいずれも第三ローラーコンベヤモーターが設けられ、上記第三ローラーコンベヤモーターによって上記第三ローラーコンベヤをドライブして回動させる。

本発明は、圧延機取付けエリアを備える熱間圧延生産ラインであって、上記圧延機取付けエリア内に上記回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備が設けられる熱間圧延生産ラインを提供する。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記圧延機取付けエリアはシングルスタンド圧延機エリアであり、上記シングルスタンド圧延機エリア内に上記回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備が設けられる。

本発明を実施するための最良な一実施形態において、上記圧延機取付けエリアは、粗圧延機エリアと仕上げ圧延機エリアを備え、上記粗圧延機エリアの出力端は上記仕上げ圧延機エリアの入力端に接続され、上記粗圧延機エリアと/或上記仕上げ圧延機エリア内に上記回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備が設けられる。

上記のように、本発明による回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備及び熱間圧延生産ラインは以下の特徴及び利点を具備する。熱間圧延生産ラインの回転ローラーコンベヤにリフティング及び回転動作が可能な回転クランプ装置が設けられ、圧延部材が回転ローラーコンベヤを通る過程において、回転クランプ装置によって圧延部材をクランピングすることができ、圧延部材をドライブしてリフティング及び回動することで、圧延過程における圧延部材の所定角度を快速で正確に調整可能で、圧延部材の設置方向の要求を満足し、圧延部材への角度の調整時間を短くする一方、人によって圧延部材のリフティング高さと回動角度を手動的に調整する必要がないので、自動化レベルが高く、操作の難しさを低下させ、生産リズムと生産性を大きく向上することができる。

以下の図面は本発明を概略的に説明及び解釈するだけで、本発明はこれによってその範囲が限定されるものではない。
従来技術による圧延機生産ラインにおいて圧延部材について縦ローリングを行うことを示す構造概略図である。 従来技術による圧延機生産ラインにおいて圧延部材についてクロスローリングを行うことを示す構造概略図である。 本発明による回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備の構造概略図である。 本発明による回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備における回転クランプ装置の正面図である。 本発明による回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備における回転クランプ装置の正面断面図である。 本発明による回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備の回転クランプ装置における回転ユニットの正面断面図である。 本発明による回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備の回転クランプ装置における横移ユニットの正面断面図である。 本発明による回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備の横移ユニットにおけるガイド運動部材とベアリングシートの接続構造図である。 本発明による回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備における回転クランプ装置の左側面図である。

本発明の技術特徴、目的と効果をより正確に理解できるように、図面を参照して、本発明の具体的な実施形態について説明する。

実施の形態１．
図3に示すように、本発明は回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備を提供し、該回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備は、リフティング及び回転動作が可能な回転クランプ装置11と回転ローラーコンベヤ12を備え、回転クランプ装置11は回転ローラーコンベヤ12の上方に対応に設置され、回転クランプ装置11は回転ローラーコンベヤ12を通る圧延部材10を対応にクランプし、且つ圧延部材10をドライブしてリフティング及び回動を行うことにより、圧延部材10の中央ラインと圧延中央ラインが所定角度を為すように構成される。本発明は回転ローラーコンベヤ12の上方に回転クランプ装置11を設けることで、回転クランプ装置11によって圧延部材10をクランピングし、且つ圧延部材10をドライブしてリフティング及び回動を行うことにより圧延過程における圧延部材10の所定角度を快速で正確に調整でき、圧延部材10の設置方向の要求を満足し、圧延部材10への角度の調整時間を短くする一方、人により圧延部材10のリフティングの高さと回動角度を手動的に調整する必要がないので、自動化レベルが高く、操作の難しさを低下させ、生産リズムと生産性を大きく高めることができる。

ここで、該回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備は、複数の搬送ローラーコンベヤ、マニピュレータ、フレームローラー及び圧延機などの一般的な装置をさらに備え、回転クランプ装置11及び回転ローラーコンベヤ12に合わせて圧延部材10への圧延を行う。

本発明による一実施例において、図3に示すように、回転ローラーコンベヤ12は、入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3を備え、回転クランプ装置11は少なくとも2つのグループに形成され、2つのグループの回転クランプ装置11は入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3の上方に対応に設置され、入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3との間に圧延ローラー2が設けられており、回転クランプ装置11の個々は入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3を通る圧延部材10を対応にクランプし、且つ圧延部材10をドライブしてリフティング及び回動運動を行う。熱間圧延生産ラインの入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3の上方には圧延部材10をドライブしてリフティング及び回動可能な回転クランプ装置11がそれぞれ設けられ、圧延部材10は入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3を通る過程において、いずれも回転クランプ装置11によって圧延部材10の所定角度について予めて基準を定め、圧延部材10の中央ラインと圧延中央ラインによる所定角度の正確性を高める。

本発明による一実施例において、図4に示すように、回転クランプ装置11は、取付けフレーム112、リフティングユニット111、回転ユニット114及び少なくとも二つのクランプユニットを備え、取付けフレーム112は回転ローラーコンベヤ12の上方に固定的にセットアップされ、リフティングユニット111は取付けフレーム112のトップに、回転ユニット114はリフティングユニット111のボトムに設けられており、クランプユニットの個々は回転ローラーコンベヤ12の長さ方向に沿って並べられ、リフティングユニット111によってクランプユニットの高さを調整することで、クランプユニットが圧延部材10をアラインメントできるようにし、複数のグループのクランプユニットを合わせて圧延部材10を安定的にクランピングしており、回転ユニット114によって圧延部材10の角度を調整する。クランプユニット毎に移動方向が反対の二つのクランプ本体115を備え、クランプ本体115の個々は対応の横移ユニット113のボトムに移動可能に設置されており、二つの横移ユニット113は同一な水平方向の直線上に位置することで、グループ毎における二つのクランプ本体115が同一な水平方向の直線において反対方向に移動可能とし、横移ユニット113の個々はいずれも回転ユニット114のボトムに設けられ、クランプユニット毎における二つのクランプ本体115が合わせて圧延部材10の相対する両側の外壁に当接することで圧延部材10をクランプする。

具体的に、図4、図5、図9に示すように、取付けフレーム112は接続ブラケット1121と二つのコラム1122を備え、接続ブラケット1121は水平方向に沿って設置された短冊状の形状の構成であり、二つのコラム1122はいずれも接続ブラケット1121に垂直し、二つのコラム1122はそれぞれ回転ローラーコンベヤ12の両側に設けられており、二つのコラム1122のボトムエンドはいずれも取付平面に固定され、一方のコラム1122のトップエンドは接続ブラケット1121の一端に接続され、他方のコラム1122のトップエンドは接続ブラケット1121の他端に接続されており、リフティングユニット111は接続ブラケット1121に設けられる。取付けフレーム112によってクランプユニットを圧延部材10の上方に設けることで、圧延部材10へのクランピングの要求を満足する。

具体的に、図4、図5に示すように、リフティングユニット111は、リフティングシリンダー1111、二つのリフティングガイドロッド1112及び二つのリフティングガイドスリーブ1113を備え、リフティングシリンダー1111の固定端は接続ブラケット1121のトップの中央位置に取付けられ、リフティングシリンダー1111のピストンロッドは垂直方向に沿って下方に延びて接続ブラケット1121を貫通して回転ユニット114のトップに接続される。二つのリフティングガイドスリーブ1113はそれぞれ接続ブラケット1121に固定的に設置され、且つそれぞれリフティングシリンダー1111の両側に位置し、二つのリフティングガイドロッド1112は上下にスライド可能に対応のリフティングガイドスリーブ1113に設けられ、且つ二つのリフティングガイドロッド1112のボトムエンドはいずれも対応のリフティングガイドスリーブ1113を貫通して回転ユニット114のトップに接続される。リフティングシリンダー1111のドライブによってクランプユニットのリフティングを調整する機能をし、二つのリフティングガイドロッド1112はリフティングシリンダー1111を位置決めして、リフティングシリンダー1111のリフティング途中にピストンロッドが回動することを免れて、リフティングシリンダー1111がアップ・ダウンする際の安定性を高める。

さらに、リフティングシリンダー1111は油圧シリンダーであってよいが、これに限定されるものではない。

具体的に、図4乃至図6に示すように、回転ユニット114は接続プレート1141と第一ケース1142を備え、接続プレート1141は水平方向に沿って設置され、且つリフティングシリンダー1111のピストンロッドと二つのリフティングガイドロッド1112はいずれも接続プレート1141に固定的に接続され、第一ケース1142は接続プレート1141のボトムに設けられ、第一ケース1142と接続プレート1141との間には収容チャンバーが形成される。接続プレート1141のトップに第一駆動モーター1147が設けられ、収容チャンバー内には垂直方向に沿って回動可能な第一ドライブシャフト1143が設けられ、第一ドライブシャフト1143のトップエンドは第一駆動モーター1147の出力軸に接続され、第一ドライブシャフト1143の中部に第一ドライブギア1145が固定的にセットアップされ、収容チャンバー内に第一ドライブシャフト1143に平行な第一ドリブンシャフト1144が固定的に設置され、第一ドリブンシャフト1144の外側に円筒状の回転フレーム1140が回動可能にセットアップされており、回転フレーム1140の中部に第一ドリブンギア1146が固定的にセットアップされ、且つ第一ドリブンギア1146は第一ドライブギア1145と互いに噛み合い、回転フレーム1140のボトムは収容チャンバーの外部に延びて横移ユニット113の個々に接続される。第一駆動モーター1147によって第一ドライブシャフト1143をドライブして回動し、噛み合った第一ドライブギア1145と第一ドリブンギア1146によって回転フレーム1140をドライブして回動し、さらに回転フレーム1140によって横移ユニット113の個々をドライブして回動させることで、横移ユニット113のボトムに設けられたクランプユニットの方向を調整して、圧延部材10の回転ローラーコンベヤ12上の角度を調整することができる。

さらに、図6に示すように、接続プレート1141のトップに第一モーターブラケット11471が固定的に設置され、第一駆動モーター1147は第一モーターブラケット11471に取付けられ、第一駆動モーター1147に第一エンコーダー1148が接続され、第一駆動モーター1147の出力軸と第一ドライブシャフト1143との間には第一カップリング1149が設けられる。第一エンコーダー1148によって第一ドライブシャフト1143の回転速度と回転方向をリアルタイムに記録することで、圧延部材10の回動角度情報を取得することができる。

さらに、図6に示すように、第一ドライブシャフト1143のトップエンドと収容チャンバーの内壁との間に第一スラストベアリング11433が、第一ドライブシャフト1143のボトムエンドと収容チャンバーの内壁との間に第一調心ベアリング11434が、第一ドリブンシャフト1144のトップエンドと回転フレーム1140との間に第二スラストベアリング11443が、第一ドリブンシャフト1144のボトムエンドと回転フレーム1140との間に第二調心ベアリング11444が設けられることにより、回転ユニット114の回動の安定性を高めることができる。

さらに、図6に示すように、第一ドライブシャフト1143のトップエンドには第一エンドキャップ11431が、第一ドライブシャフト1143のボトムエンドには第二エンドキャップ11432が設けられており、且つ第一エンドキャップ11431及び第二エンドキャップ11432と収容チャンバーの内壁との間にはいずれもシールリングが設けられる。第一ドリブンシャフト1144のトップエンドには第三エンドキャップ11441が、第一ドリブンシャフト1144のボトムエンドには第四エンドキャップ11442が設けられており、且つ第三エンドキャップ11441及び第四エンドキャップ11442と回転フレーム1140との間にはいずれもシールリングが設けられる。これにより、第一ドライブシャフト1143と第一ドリブンシャフト1144に密封の作業環境を提供する。

さらに、二つのリフティングガイドロッド1112は接続プレート1141のトップの任意の位置に固定的に設置でき、回転ユニット114の回動を干渉しなければよい。

具体的に、図4乃至図9に示すように、回転ユニット114のボトムに取付けブラケット1131が設けられており、取付けブラケット1131は水平方向に沿って設置された長方形のブロック構造であり、横移ユニット113の個々はいずれも取付けブラケット1131に固定される。ここで、横移ユニット113は、ガイド運動部材1132、第二駆動モーター1138、第二ケース1133及びベアリングシート116を備え、ガイド運動部材1132、第二ケース1133とベアリングシート116はいずれも取付けブラケット1131のトップに設けられ、第二ケース1133内には水平方向に沿って回動可能な第二ドライブシャフト1134が設けられ、第二ドライブシャフト1134の一端は第二駆動モーター1138の出力軸に接続され、第二ドライブシャフト1134の中部に第二ドライブギア1136が固定的にセットアップされており、第二ケース1133内に回動可能な第二ドリブンシャフト1135が設けられ、第二ドリブンシャフト1135は第二ドライブシャフト1134と互いに平行し、第二ドリブンシャフト1135には第二ドリブンギア1137が固定的にセットアップされ、且つ第二ドリブンギア1137は第二ドライブギア1136と互いに噛み合い、第二ドリブンシャフト1135の一端は第二カップリング11321によってガイド運動部材1132の一端に接続され、ガイド運動部材1132の他端は中間ベアリング117によって回動可能にベアリングシート116に設けられており、クランプ本体115のトップは移動可能にガイド運動部材1132に設けられる。第二駆動モーター1138によって第二ドライブシャフト1134をドライブして回動し、互いに噛み合った第二ドライブギア1136と第二ドリブンギア1137はガイド運動部材1132をドライブして回動させることにより、クランプ本体115の水平方向における位置を調整し、二つのクランプ本体115が合わせて圧延部材10を安定にクランピングするように保つことができる。

さらに、ガイド運動部材1132はナットがセットアップされたスクリュー構造或いはボールスクリューペアであってよいが、これに限定されるものではない。

さらに、図7に示すように、第二ケース1133の外側には第二モーターブラケット11331が設けられ、第二駆動モーター1138は第二モーターブラケット11331に取付けられており、第二駆動モーター1138に第二エンコーダー1139が設けられ、且つ第二駆動モーター1138の出力軸と第二ドライブシャフト1134との間に第三カップリング11381が設けられる。第二エンコーダー1139によってガイド運動部材1132の回転速度と回転方向をリアルタイムに記録することにより、クランプ本体115の水平方向における位置情報を取得することができる。

さらに、図7に示すように、第二ドライブシャフト1134の第二駆動モーター1138に近い一端と第二ケース1133の内壁との間に第三スラストベアリング11343が設けられ、第二ドライブシャフト1134の第二駆動モーター1138から離れる一端と第二ケース1133の内壁との間に第三調心ベアリング11344が設けられる。第二ドリブンシャフト1135のガイド運動部材1132に近い一端と第二ケース1133の内壁との間に第四スラストベアリング11353が設けられ、第二ドリブンシャフト1135のガイド運動部材1132から離れる一端と第二ケース1133の内壁との間に第四調心ベアリング11354が設けられる。

さらに、図7に示すように、第二ドライブシャフト1134の一端に第五エンドキャップ11341が、第二ドライブシャフト1134の他端に第六エンドキャップ11342が設けられており、且つ第五エンドキャップ11341及び第六エンドキャップ11342と第二ケース1133の内壁との間にはいずれもシールリングが設けられる。第二ドリブンシャフト1135の一端に第七エンドキャップ11351が、第二ドリブンシャフト1135の他端に第八エンドキャップ11352が設けられており、且つ第七エンドキャップ11351及び第八エンドキャップ11352と第二ケース1133との間にいずれもシールリングが設けられる。これにより、第二ドライブシャフト1134と第二ドリブンシャフト1135に密封の作業環境を提供する。

具体的に、図4、図9に示すように、取付けブラケット1131のボトムには回転ローラーコンベヤ12の長さ方向に沿って複数のスライドレール11311が設けられ、クランプ本体115のトップの両側にはそれぞれピン軸によってプーリー1152が取付られ、クランプ本体115の個々のトップは対応のスライドレール11311内に設けられ、且つプーリー1152は対応のスライドレール11311の対向する両側の内壁に合わせて接続される。スライドレール11311によってクランプ本体115がガイド運動部材1132に沿って安定的に移動するように保つことができる。

さらに、図4、図5、図9に示すように、クランプ本体115は垂直方向に沿って設けられた短冊状の構成ものであり、クランプ本体115のボトムには圧延部材10側の外壁に向かって滑り止めボス1151が設けられる。ここで、滑り止めボス1151は圧延部材10の重さによって異なる材料を採用することができ、クランプ本体115と圧延部材10との間に異なる摩擦力を生成して圧延部材10を安定的にクランピングする効果を満足すればよい。

本発明による一実施例において、図3に示すように、入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3はいずれも複数の第一ローラーコンベヤが水平方向に沿って並べられて設置され、第一ローラーコンベヤの個々はそれぞれ第一ローラーコンベヤのモーターに接続され、隣接するそれぞれの第一ローラーコンベヤモーターは対応の第一ローラーコンベヤをドライブして同じ方向に或いは反対方向に回動させることができる。第一ローラーコンベヤの個々の回転方向と回転速度を制御することにより、圧延部材10がスムーズに所定角度に回転するように保つ。

さらに、入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3において隣接する第一ローラーコンベヤの回動方向が反対の場合、第一ローラーコンベヤを奇数と偶数に従ってグループ化し、同一な奇数グループ或いは偶数グループは同方向に回動し、奇数グループと偶数グループの間は反対方向に回動させるように構成することができる（即：隣接する二つの第一ローラーコンベヤは反対方向に回動し、一つの第一ローラーコンベヤを置いた二つの第一ローラーコンベヤは同方向に回動する）。

具体的に、第一ローラーコンベヤモーターの個々は入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3の同側に或いは入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3の両側にそれぞれ設置可能であり、入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3を制御し易く形成すればよく、入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3において同方向に回動する第一ローラーコンベヤを制御する際に、第一ローラーコンベヤモーターの個々にギア分配ボックスを接続することで回転方向が同じである第一ローラーコンベヤの個々を集中的に制御するか、或いは第一ローラーコンベヤ毎にそれぞれ独立に一つの第一ローラーコンベヤモーターに設置されることで、第一ローラーコンベヤの個々を独立に制御することができる。

さらに、入口回転ローラーコンベヤ1及び出口回転ローラーコンベヤ3と第一ローラーコンベヤモーターとの間には複数の伝送接続方式を取ることができる。

接続方式一：第一ローラーコンベヤモーターの出力軸はカプラーによって第一ローラーコンベヤと接続される；
接続方式二：第一ローラーコンベヤモーターの出力軸は延長軸によって第一ローラーコンベヤに接続される；
接続方式三：第一ローラーコンベヤモーターの出力軸は次第にレデューサーとカプラーによって第一ローラーコンベヤに接続される；
接続方式四：第一ローラーコンベヤモーターの出力軸は次第にレデューサーと延長軸によって第一ローラーコンベヤに接続される；
接続方式五：第一ローラーコンベヤモーターの出力軸は次第にレデューサー、ギア分配ボックスとカップリングによって第一ローラーコンベヤに接続される；
接続方式六：第一ローラーコンベヤモーターの出力軸は次第にレデューサー、ギア分配ボックスと延長軸によって第一ローラーコンベヤに接続される；

具体的に、延長軸として、クロスヘッドユニバーサルジョイントスピンドル、ドラムギアスピンドル或いはコンビネーションスピンドルであってよいが、これに限定されるものではない。

具体的に、図3に示すように、入口回転ローラーコンベヤ1の両側にそれぞれ入口マニピュレータ8が、入口マニピュレータ8に入口プッシュプレート811が設けられており、入口マニピュレータ8は入口プッシュプレート811が入口回転ローラーコンベヤ1の中部に移動することを制御できる。出口回転ローラーコンベヤ3の両側にそれぞれ出口マニピュレータ9が設けられ、出口マニピュレータ9には出口プッシュプレート911が設けられており、出口マニピュレータ9は出口プッシュプレート911が出口回転ローラーコンベヤ3の中部へ移動するのを制御できる。圧延部材10が所定角度に回動した後、入口マニピュレータ8と出口マニピュレータ9によって圧延部材10を所定位置に押し送る。

さらに、図3に示すように、入口回転ローラーコンベヤ1の出力端と圧延ローラー2との間に入口フレームローラー5が、圧延ローラー2と出口回転ローラーコンベヤ3の入力端との間に出口フレームローラー6が設けられる。入口フレームローラー5と出口フレームローラー6はいずれも複数の第二ローラーコンベヤが水平方向に沿って並べられて設置され、第二ローラーコンベヤの個々の一側にはいずれも該第二ローラーコンベヤをドライブして回動させる第二ローラーコンベヤモーターが設けられており、第二ローラーコンベヤの端部は第二ローラーコンベヤモーターの出力軸に接続される。入口フレームローラー5と出口フレームローラー6によって圧延部材10が圧延ローラー2内に安定に入力、出力するように保ち、圧延部材10についてスムーズに圧延するように保つ。

本発明による一実施例において、図3に示すように、回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備は入口搬送ローラーコンベヤ4と出口搬送ローラーコンベヤ7をさらに備え、入口搬送ローラーコンベヤ4の出力端は入口回転ローラーコンベヤ1の入力端に接続され、出口搬送ローラーコンベヤ7の入力端は出口回転ローラーコンベヤ3の出力端に接続される。入口搬送ローラーコンベヤ4と出口搬送ローラーコンベヤ7はいずれも複数の第三ローラーコンベヤが水平方向に沿って並べられて構成され、第三ローラーコンベヤの個々の一側にはいずれも該第三ローラーコンベヤをドライブして回動させる第三ローラーコンベヤモーターが設けられ、第三ローラーコンベヤの端部は第三ローラーコンベヤモーターの出力軸に接続される。入口搬送ローラーコンベヤ4と出口搬送ローラーコンベヤ7によって圧延部材10への安定な入力と出力を保つ。

本発明による回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備は作業過程において、圧延部材10が入口回転ローラーコンベヤ1を経て圧延ローラー2に入る際に、コーナーローリング生産プロセスの角度需要に応じて、入口回転ローラーコンベヤ1上の回転クランプ装置11によって圧延部材10を回転して、圧延部材10を正方向に圧延する。圧延部材10は正方向に圧延した後、さらに出口回転ローラーコンベヤ3を経て圧延ローラー2に入る際に、コーナーローリング生産プロセスの角度需要に応じて、出口回転ローラーコンベヤ3上の回転クランプ装置11によって圧延部材10を再度回転して、圧延部材10を反対方向に圧延する。生産プロセスの需要に応じて、複数のパスの正方向、反対方向のコーナーローリング生産によって、圧延部材10を直接に出力するか、或いは後続の一般的な縦方向の圧延を行うことができる。

以下に、本発明による回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備の特徴及び利点について説明する。

該回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備は、入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3にそれぞれリフティング及び回転動作が可能な回転クランプ装置11が設けられ、圧延部材10は入口回転ローラーコンベヤ1と出口回転ローラーコンベヤ3を通る途中に、回転クランプ装置11によって圧延部材10をクランピングし、且つ圧延部材10をドライブしてリフティング及び回動させることにより、快速で正確に圧延部材10の圧延過程における所定角度を調整して、圧延部材10の設置方向への要求を満足し、圧延部材10への角度の調整時間を短くする一方、人によって圧延部材10のリフティングの高さと回動角度を手動的に調整する必要がないので、自動化レベルが高く、操作の難しさを低下させ、生産リズムと生産性を大きく高めることができる。

実施の形態２
本発明は、上述の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備が設けられる圧延機取付けエリア一を備える熱間圧延生産ラインを提供する。

本発明による一実施例において、圧延機取付けエリアはシングルスタンド圧延機エリアであり、シングルスタンド圧延機エリア内に回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備が設けられる。ここで、シングルスタンド圧延機エリアに一台の圧延機が設けられ、圧延部材10について粗圧延と仕上げ圧延を行った後に外部へ出力する。

本発明の他方の一実施例において、圧延機取付けエリアはダブルラック圧延機エリアで、即ち該圧延機取付けエリアは粗圧延機エリアと仕上げ圧延機エリアを備え、粗圧延機エリアの出力端は仕上げ圧延機エリアの入力端に接続され、粗圧延機エリアと/或仕上げ圧延機エリア内に回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備が設けられる。ここで、粗圧延機エリアと仕上げ圧延機エリア内にそれぞれ一台の圧延機が設けられ、圧延部材10は粗圧延機エリアを通して粗圧延処理された後に、さらに仕上げ圧延機エリアを通して仕上げ圧延処理され、最後に圧延部材10は外部へ出力される。

以下に、本発明による熱間圧延生産ラインの特徴及び利点について説明する。
該熱間圧延生産ラインは、圧延機取付けエリア内に回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備が設けられ、回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備によって圧延部材10をドライブしてリフティング及び回動させることにより、快速で正確に圧延部材10の圧延過程における所定角度を調整して、圧延部材10の角度の調整時間を短くするとともに、熱間圧延生産ラインの自動化レベルを高め、操作の難しさを低下させ、熱間圧延生産ラインの生産性を高めることができる。

以上、本発明の概略的な実施形態について説明したが、本発明はこれによってその範囲が限定されるものではない。本発明の構想と原則を脱離しない前提で当業者によって行われる等価な変化及び補正はいずれも本発明の範囲に属するものと理解されるべきである。

901 入口搬送ローラーコンベヤ
902 入口回転ローラーコンベヤ
903 入口プッシュプレート
904 入口フレームローラー
905 圧延ローラー
906 出口フレームローラー
907 出口回転ローラーコンベヤ
908 出口プッシュプレート
909 出口搬送ローラーコンベヤ
910 圧延部材
1 入口回転ローラーコンベヤ
2 圧延ローラー
3 出口回転ローラーコンベヤ
4 入口搬送ローラーコンベヤ
5 入口フレームローラー
6 出口フレームローラー
7 出口搬送ローラーコンベヤ
8 入口マニピュレータ
811 入口プッシュプレート
9 出口マニピュレータ
911 出口プッシュプレート
10 圧延部材
11 回転クランプ装置
111 リフティングユニット
1111 リフティングシリンダー
1112 リフティングガイドロッド
1113 リフティングガイドスリーブ
112 取付けフレーム；1121、接続ブラケット
1122 コラム；113、横移ユニット
1131 取付けブラケット
11311 スライドレール
1132 ガイド運動部材
11321 第二カップリング
1133 第二ケース
11331 第二モーターブラケット
134 第二ドライブシャフト
11341 第五エンドキャップ
11342 第六エンドキャップ
11343 第三スラストベアリング
11344 第三調心ベアリング
1135 第二ドリブンシャフト
11351 第七エンドキャップ
11352 第八エンドキャップ
11353 第四スラストベアリング
11354 第四調心ベアリング
1136 第二ドライブギア
1137 第二ドリブンギア
1138 第二駆動モーター
11381 第三カップリング
1139 第二エンコーダー
114 回転ユニット
1140 回転フレーム
1141 接続プレート
1142 第一ケース
1143 第一ドライブシャフト
11431 第一エンドキャップ
11432 第二エンドキャップ
11433 第一スラストベアリング
11434 第一調心ベアリング
1144 第一ドリブンシャフト
11441 第三エンドキャップ
11442 第四エンドキャップ
11443 第二スラストベアリング
11444 第二調心ベアリング
1145 第一ドライブギア
1146 第一ドリブンギア
1147 第一駆動モーター
11471 第一モーターブラケット
1148 第一エンコーダー
1149 第一カップリング
115 クランプ本体
1151 滑り止めボス
1152 プーリー
116 ベアリングシート
117 中間ベアリング
12 回転ローラーコンベヤ

Claims (21)

1. 回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備であって、
   リフティング及び回転動作が可能な回転クランプ装置（11）と回転ローラーコンベヤ（12）を備え、
   上記回転クランプ装置（11）は上記回転ローラーコンベヤ（12）の上方に対応に設置され、
   上記回転クランプ装置（11）は上記回転ローラーコンベヤ（12）を通る圧延部材（10）を対応にクランプし、且つ上記圧延部材（10）をドライブしてリフティング及び回動させることにより、上記圧延部材（10）の中央ラインと圧延中央ラインが所定角度を為すように構成される
   ことを特徴とする回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
2. 入口回転ローラーコンベヤ（1）と出口回転ローラーコンベヤ（3）を備え、
   上記回転クランプ装置（11）は少なくとも2つのグループに形成され、2つのグループの上記回転クランプ装置（11）は上記入口回転ローラーコンベヤ（1）と上記出口回転ローラーコンベヤ（3）の上方に対応に設置されており、
   上記入口回転ローラーコンベヤ（1）と上記出口回転ローラーコンベヤ（3）との間に圧延ローラー（2）が設置される
   ことを特徴とする請求項1に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
3. 上記回転クランプ装置（11）は、取付けフレーム（112）、リフティングユニット（111）、回転ユニット（114）及び少なくとも二つのクランプユニットを備え、
   上記取付けフレーム（112）は上記回転ローラーコンベヤ（12）の上方に固定的にセットアップされ、
   上記リフティングユニット（111）は上記取付けフレーム（112）のトップに、上記回転ユニット（114）は上記リフティングユニット（111）のボトムに設けられており、
   上記クランプユニットの個々は上記回転ローラーコンベヤ（12）の長さ方向に沿って並べられており、
   クランプユニット毎に移動方向が反対の二つのクランプ本体（115）を備え、
   上記クランプ本体（115）の個々は対応の横移ユニット（113）のボトムに移動可能に設けられ、
   二つの上記横移ユニット（113）は同一な水平方向の直線上に位置することで、グループ毎における二つの上記クランプ本体（115）が同一な水平方向の直線において反対方向に移動可能にし、
   上記横移ユニット（113）の個々はいずれも上記回転ユニット（114）のボトムに設けられる
   ことを特徴とする請求項1に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
4. 上記取付けフレーム（112）は、接続ブラケット（1121）と二つのコラム（1122）を備え、
   二つの上記コラム（1122）はそれぞれ上記回転ローラーコンベヤ（12）の両側に設けられ、
   二つの上記コラム（1122）のボトムエンドはいずれも取付平面上に固定され、
   二つの上記コラム（1122）のトップエンドはそれぞれ上記接続ブラケット（1121）の両端に接続され、
   上記リフティングユニット（111）は上記接続ブラケット（1121）に設けられる
   ことを特徴とする請求項3に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
5. 上記リフティングユニット（111）は、リフティングシリンダー（1111）を備え、
   上記リフティングシリンダー（1111）の固定端は上記接続ブラケット（1121）のトップに取付られ、
   上記リフティングシリンダー（1111）のピストンロッドは垂直方向に沿って上記接続ブラケット（1121）を貫通し且つ上記回転ユニット（114）のトップに接続される
   ことを特徴とする請求項4に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
6. 上記リフティングユニット（111）は、二つのリフティングガイドロッド（1112）と二つのリフティングガイドスリーブ（1113）を備え、
   二つの上記リフティングガイドスリーブ（1113）はそれぞれ上記接続ブラケット（1121）に設けられ、且つそれぞれ上記リフティングシリンダー（1111）の両側に位置されており、
   上記リフティングガイドロッド（1112）はスライド可能に対応の上記リフティングガイドスリーブ（1113）に設けられ、且つ上記リフティングガイドロッド（1112）のボトムエンドは対応の上記リフティングガイドスリーブ（1113）を貫通して上記回転ユニット（114）のトップに接続される
   ことを特徴とする請求項5に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
7. 上記回転ユニット（114）は、接続プレート（1141）と第一ケース（1142）を備え、
   上記第一ケース（1142）は上記接続プレート（1141）のボトムに設けられ、且つ上記第一ケース（1142）と上記接続プレート（1141）との間に収容チャンバーが形成され、上記収容チャンバー内には垂直方向に沿って回動可能な第一ドライブシャフト（1143）が設けられており、
   上記第一ドライブシャフト（1143）のトップエンドは第一駆動モーター（1147）の出力軸に接続され、
   上記第一ドライブシャフト（1143）に第一ドライブギア（1145）が固定的にセットアップされ、
   上記収容チャンバー内に上記第一ドライブシャフト（1143）に平行な第一ドリブンシャフト（1144）が固定的に設置されており、
   上記第一ドリブンシャフト（1144）の外側に円筒状の回転フレーム（1140）が回動可能にセットアップされ、且つ上記回転フレーム（1140）に第一ドリブンギア（1146）が固定的にセットアップされており、
   上記第一ドリブンギア（1146）と上記第一ドライブギア（1145）は互いに噛み合い、上記回転フレーム（1140）のボトムは上記横移ユニット（113）の個々に接続される
   ことを特徴とする請求項3に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
8. 上記接続プレート（1141）のトップに第一モーターブラケット（11471）が設けられ、
   上記第一駆動モーター（1147）は上記第一モーターブラケット（11471）に取付られており、
   上記第一駆動モーター（1147）に第一エンコーダー（1148）が接続され、上記第一駆動モーター（1147）の出力軸と上記第一ドライブシャフト（1143）との間に第一カップリング（1149）が設けられる
   ことを特徴とする請求項7に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
9. 上記回転ユニット（114）のボトムに取付けブラケット（1131）が設けられ、上記横移ユニット（113）の個々はいずれも上記取付けブラケット（1131）に固定されており、
   上記横移ユニット（113）は、ガイド運動部材（1132）、第二駆動モーター（1138）、第二ケース（1133）及びベアリングシート（116）を備え、
   上記ガイド運動部材（1132）、上記第二ケース（1133）及び上記ベアリングシート（116）はいずれも上記取付けブラケット（1131）のトップに設けられ、
   上記第二ケース（1133）内には水平方向に沿って回動可能な第二ドライブシャフト（1134）が設けられ、
   上記第二ドライブシャフト（1134）の一端は上記第二駆動モーター（1138）の出力軸に接続され、
   上記第二ドライブシャフト（1134）に第二ドライブギア（1136）が固定的にセットアップされ、
   上記第二ケース（1133）内に上記第二ドライブシャフト（1134）に平行な第二ドリブンシャフト（1135）が設けられており、
   上記第二ドリブンシャフト（1135）に第二ドリブンギア（1137）が固定的にセットアップされ、且つ上記第二ドリブンギア（1137）と上記第二ドライブギア（1136）は互いに噛み合い、
   上記第二ドリブンシャフト（1135）の一端は第二カップリング（11321）によって上記ガイド運動部材（1132）の一端に接続され、上記ガイド運動部材（1132）の他端は中間ベアリング（117）によって回動可能にベアリングシート（116）に設けられ、
   上記クランプ本体（115）のトップは移動可能に上記ガイド運動部材（1132）に設置される
   ことを特徴とする請求項3に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
10. 上記ガイド運動部材（1132）はナットがセットアップされたスクリュー構造或いはボールスクリューペアであることを特徴とする請求項9に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
11. 上記第二ケース（1133）の外側に第二モーターブラケット（11331）が設けられ、
    上記第二駆動モーター（1138）は上記第二モーターブラケット（11331）に取付られており、
    上記第二駆動モーター（1138）に第二エンコーダー（1139）が接続され、上記第二駆動モーター（1138）の出力軸と上記第二ドライブシャフト（1134）との間に第三カップリング（11381）が設けられる
    ことを特徴とする請求項9に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
12. 上記取付けブラケット（1131）のボトムには上記回転ローラーコンベヤ（12）の長さ方向に沿って複数のスライドレール（11311）が設けられ、
    上記クランプ本体（115）のトップの両側にそれぞれプーリー（1152）が取付られ、
    上記クランプ本体（115）の個々のトップは上記プーリー（1152）によって対応の上記スライドレール（11311）に合わせて接続される
    ことを特徴とする請求項9に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
13. 上記クランプ本体（115）は垂直方向に沿って設置された短冊状のものであり、
    上記クランプ本体（115）のボトムには上記圧延部材（10）側の外壁に向かって滑り止めボス（1151）が設けられる
    ことを特徴とする請求項12に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
14. 上記入口回転ローラーコンベヤ（1）と上記出口回転ローラーコンベヤ（3）はいずれも複数の第一ローラーコンベヤが水平方向に沿って並べられて構成され、
    上記第一ローラーコンベヤの個々はそれぞれ第一ローラーコンベヤモーターに接続され、隣接する上記第一ローラーコンベヤモーターの個々は対応の上記第一ローラーコンベヤをドライブして同方向に或いは反対方向に回動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
15. 上記入口回転ローラーコンベヤ（1）の出力端と上記圧延ローラー（2）との間に入口フレームローラー（5）が設けられ、
    上記圧延ローラー（2）と上記出口回転ローラーコンベヤ（3）の入力端との間に出口フレームローラー（6）が設けられる
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
16. 上記入口フレームローラー（5）と上記出口フレームローラー（6）はいずれも複数の第二ローラーコンベヤが水平方向に沿って並べられて構成され、
    上記第二ローラーコンベヤの個々の一側にいずれも第二ローラーコンベヤモーターが設けられ、
    上記第二ローラーコンベヤモーターによって上記第二ローラーコンベヤをドライブして回動させる
    ことを特徴とする請求項15に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
17. 上記回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備は、入口搬送ローラーコンベヤ（4）と出口搬送ローラーコンベヤ（7）をさらに備え、
    上記入口搬送ローラーコンベヤ（4）の出力端は上記入口回転ローラーコンベヤ（1）の入力端に接続され、上記出口搬送ローラーコンベヤ（7）の入力端は上記出口回転ローラーコンベヤ（3）の出力端に接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
18. 上記入口搬送ローラーコンベヤ（4）と上記出口搬送ローラーコンベヤ（7）はいずれも複数の第三ローラーコンベヤが水平方向に沿って並べられて構成され、
    上記第三ローラーコンベヤの個々の一側にはいずれも第三ローラーコンベヤモーターが設けられ、
    上記第三ローラーコンベヤモーターによって上記第三ローラーコンベヤをドライブして回動させる
    ことを特徴とする請求項17に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備。
19. 圧延機取付けエリアを備える熱間圧延生産ラインであって、上記圧延機取付けエリア内に請求項1から18のいずれか一項に記載の回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備が設けられることを特徴とする熱間圧延生産ライン。
20. 上記圧延機取付けエリアはシングルスタンド圧延機エリアであり、
    上記シングルスタンド圧延機エリア内に上記回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備が設けられることを特徴とする請求項19に記載の熱間圧延生産ライン。
21. 上記圧延機取付けエリアは、粗圧延機エリアと仕上げ圧延機エリアを備え、
    上記粗圧延機エリアの出力端は上記仕上げ圧延機エリアの入力端に接続され、上記粗圧延機エリア及び/或上記仕上げ圧延機エリア内に上記回転クランプ付き圧延機エリアの生産設備が設けられる
    ことを特徴とする請求項19に記載の熱間圧延生産ライン。

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