JP2021074762A - 鍛造装置 - Google Patents

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賢司 市石
Kenji Ichiishi
賢司 市石
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Abstract

【課題】ワークのカップ部にアンダーカット部を形成する際の分割パンチの損傷を抑制することが可能な鍛造装置を実現する。【解決手段】本開示の一形態に係る鍛造装置10は、ワーク1のカップ部1aにアンダーカット部1bを形成する鍛造装置であって、カップ部1aの内部を押圧する第1の押圧部20と、第1の押圧部20に対して外部に配置され、アンダーカット部1bを形成するために、カップ部1aの端部をカップ部1aの中心軸AX1の側に押圧する第2の押圧部30と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、ワークのカップ部にアンダーカット部を形成する鍛造装置に関する。
等速ジョイントのアウターレースなどは、カップ部の端部にアンダーカット部が形成されている。このようなカップ部のアンダーカット部は、例えば、特許文献1に開示されているように、分割パンチによってワークのカップ部をしごきダイスの内部に押し込むことで形成される。
詳細には、図5の左側に示すように、先ず、ワーク1を支持部101で支持しつつ、当該ワーク1のカップ部1aの下部をしごきダイス102の内部に挿入する。そして、ワーク1のカップ部1aの内部にインナー側の第1の分割パンチ103及びアウター側の第2の分割パンチ104を挿入する。
この状態から、図5の右側に示すように、支持部101を下方に移動させつつ、第1の分割パンチ103及び第2の分割パンチ104を下方に移動させて、ワーク1のカップ部1aをしごきダイス102の内部に押し込み、ワーク1のカップ部1aの内側端部を第2の分割パンチ104の形成部104aに押し付けることで、カップ部1aの端部にアンダーカット部1bを形成している。
特開2003−112228号公報
本出願人は、以下の課題を見出した。上述のようにワーク1のカップ部1aの内側端部を第2の分割パンチ104の形成部104aに押し付けた際、図6に示すように、ワーク1のカップ部1aの端部の材料が当該ワーク1のカップ部1aの中心軸AX1(図5)が延在する方向及び径方向(図6では、白抜きの矢印方向)に流れる。そのため、第2の分割パンチ104の形成部104aの角部(段差部)に引張応力が発生し、第2の分割パンチ104が損傷する場合がある。
本開示は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、ワークのカップ部にアンダーカット部を形成する際の分割パンチの損傷を抑制することが可能な鍛造装置を実現する。
本開示の一態様に係る鍛造装置は、
ワークのカップ部にアンダーカット部を形成する鍛造装置であって、
前記カップ部の内部を押圧する第1の押圧部と、
前記第1の押圧部に対して外部に配置され、前記アンダーカット部を形成するために、前記カップ部の端部を当該カップ部の中心軸の側に押圧する第2の押圧部と、
を備える。
このように第2の押圧部によってワークのカップ部の端部を当該カップ部の中心軸の側に押圧するので、第1の押圧部の角部に作用する引張応力を小さくすることができる。そのため、上述の鍛造装置を用いてカップ部にアンダーカット部を形成する際の第1の押圧部の損傷を抑制することができる。
本開示によれば、ワークのカップ部にアンダーカット部を形成する際の分割パンチの損傷を抑制することが可能な鍛造装置を実現できる。
実施の形態の鍛造装置を用いてアンダーカット部を形成する前の状態と後の状態とを示す断面図である。 実施の形態の鍛造装置を用いてアンダーカット部が形成される前の状態のワークのカップ部を示す斜視図である。 実施の形態の鍛造装置の第1の押圧部を示す斜視図である。 図1のIV部分拡大図である。 一般的な鍛造装置を用いてアンダーカット部を形成する前の状態と後の状態とを示す断面図である。 図5のVI部分拡大図である。
以下、本開示を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本開示が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
先ず、本実施の形態の鍛造装置の構成を説明する。図1は、本実施の形態の鍛造装置を用いてアンダーカット部を形成する前の状態と後の状態とを示す断面図である。図2は、本実施の形態の鍛造装置を用いてアンダーカット部が形成される前の状態のワークのカップ部を示す斜視図である。図3は、本実施の形態の鍛造装置の第1の押圧部を示す斜視図である。
なお、図1では、左側にアンダーカット部を形成する前の状態を示し、右側にアンダーカット部を形成した後の状態を示している。ここで、以下の説明では、説明を明確にするために、3次元(XYZ)座標系を用いて説明する。
本実施の形態の鍛造装置10は、例えば、図1に示すように、等速ジョイントのアウターレースなどのワーク1のカップ部1aの端部にアンダーカット部1bを形成する際に好適である。但し、鍛造装置10は、アウターレースに限らず、他のワークのカップ部の端部にアンダーカット部を形成する際にも適用可能である。
ここで、鍛造装置10によってアンダーカット部1bが形成されるワーク1は、カップ部1a及び軸部1cを備えており、図2に示すように、予めカップ部1aにボール溝1dが形成されている。そして、後述のように鍛造装置10によってカップ部1aのZ軸+側の端部が当該カップ部1aの中心軸AX1の側に押圧されることで、カップ部1aのZ軸+側の端部にアンダーカット部1bが形成される。
鍛造装置10は、例えば、図1に示すように、第1の押圧部20、第2の押圧部30及び支持部40を備えている。第1の押圧部20は、後述するようにカップ部1aにアンダーカット部1bを形成する際に当該カップ部1aを内側から押圧する。このような第1の押圧部20は、Z軸方向に移動可能であって、第1の分割パンチ21、第2の分割パンチ22及び第3の分割パンチ23を備えている。
第1の分割パンチ21は、有底円筒形状を基本形態としている。そして、少なくとも第1の分割パンチ21のZ軸−側の部分がワーク1のカップ部1aの外径に対して小さい外径とされており、さらに第1の分割パンチ21のZ軸−側の端部がワーク1のカップ部1aに挿入可能に絞られている。第1の分割パンチ21は、図3に示すように、第1の湾曲部21a、第2の湾曲部21b及び形成部21cを備えており、こららは一体化されている。
第1の湾曲部21aは、第1の分割パンチ21のZ軸−側の端面を成し、ワーク1のカップ部1aの内側底部の形状に対応する凸形状の湾曲面である。第2の湾曲部21bは、第1の分割パンチ21のZ軸−側の端部の側壁面の一部を成し、ワーク1のカップ部1aのボール溝1dの形状に対応する凸形状の湾曲面である。第2の湾曲部21bは、第1の湾曲部21aの周縁部からZ軸+側に延在しており、第1の分割パンチ21の周方向に略等しい間隔で配置されている。
形成部21cは、ワーク1のカップ部1aのZ軸+側の端面を形成する。形成部21cは、第2の湾曲部21bのZ軸+側の端部と連続しており、第1の分割パンチ21の径方向内側に向かうに従ってZ軸−側に傾斜する傾斜面である。そして、形成部21cは、Z軸方向から見て環形状であり、第2の湾曲部21bにおける第1の分割パンチ21の径方向内側の端部から当該第2の湾曲部21bにおける第1の分割パンチ21の径方向外側の端部を超える位置まで、当該第1の分割パンチ21の径方向外側に向かって突出している。
第2の分割パンチ22は、後述のようにワーク1のアンダーカット部1bを形成する。そのため、第2の分割パンチ22は、当該第2の分割パンチ22のZ軸+側の部分に予め設定されたアンダーカット部1bの内側面の形状に対応する凸形状の湾曲面を備えている。このような第2の分割パンチ22は、隣接する第2の湾曲部21bの間に配置されている。
第3の分割パンチ23は、第1の分割パンチ21の内部に挿入される。第3の分割パンチ23が第1の分割パンチ21に挿入された場合、第2の分割パンチ22が第1の分割パンチ21の径方向外側に押し出され、第2の分割パンチ22のZ軸+側の端部が第1の分割パンチ21の形成部21cの内径縁と略連続するように配置される。一方、第3の分割パンチ23が第1の分割パンチ21から抜去された場合、第2の分割パンチ22を第1の分割パンチ21の径方向内側に移動させることができる状態となる。
第2の押圧部30は、第1の押圧部20に対して外側に配置されており、後述のようにカップ部1aのアンダーカット部1bを形成するために、カップ部1aのZ軸+側の端部を当該カップ部1aの中心軸AX1の側に押圧する。第2の押圧部30は、例えば、円環形状を基本形態としており、第2の押圧部30の内部に第1の押圧部20が挿入されている。そして、第2の押圧部30のZ軸−側であって、且つ第2の押圧部30の径方向内側の角部は、第2の押圧部30の径方向外側に向かうに従ってZ軸−側に傾斜する傾斜面30aを備えている。このような第2の押圧部30は、Z軸方向に移動可能である。
支持部40は、ワーク1を支持する。支持部40は、例えば、第1の支持部41及び第2の支持部42を備えている。第1の支持部41は、ワーク1のカップ部1aが挿入される挿入部41aを備えており、挿入部41aの周面の一部にワーク1のカップ部1aの外側面の一部の形状と対応する凹形状の湾曲面が形成されている。このような第1の支持部41は、サポートダイとして機能する。
第2の支持部42は、第1の支持部41に対してZ軸−側に配置されている。第2の支持部42は、ワーク1の軸部1cが挿入される挿入部42a、及びワーク1のカップ部1aと軸部1cとの間の段差部1eが載置される載置部42bを備えている。ここで、第2の押圧部30は、支持部40に設けられたガイドピン50に沿ってZ軸方向に移動する構成とされているとよい。
次に、本実施の形態の鍛造装置10を用いてワーク1のカップ部1aにアンダーカット部1bを形成する流れを説明する。先ず、図1の左側に示すように、第1の支持部41の挿入部41aにワーク1のカップ部1aを挿入すると共に、第2の支持部42の挿入部42aにワーク1の軸部1cを挿入し、ワーク1を支持部40で支持する。このとき、第1の支持部41のZ軸+側の面からワーク1のカップ部1aのZ軸+側の端部が突出する。
次に、第1の分割パンチ21の第2の湾曲部21bの間に第2の分割パンチ22を配置した状態で、第1の分割パンチ21のZ軸−側の端部をワーク1のカップ部1aの内部に挿入する。そして、第1の分割パンチ21の内部に第3の分割パンチ23を挿入し、第2の分割パンチ22を第1の分割パンチ21の径方向外側に押し出す。
これにより、第1の分割パンチ21の第1の湾曲部21aがワーク1のカップ部1aの内側底部に略面接触すると共に、第2の湾曲部21bがワーク1のカップ部1aのボール溝1dに略面接触する。また、第2の分割パンチ22がワーク1のカップ部1aにおけるボール溝1dの間のZ軸+側の端部を除く部分に略面接触する。このとき、ワーク1のカップ部1aのZ軸+側の端部における当該カップ部1aの径方向外側の部分が第1の分割パンチ21のZ軸−側の部分から当該第1の分割パンチ21の径方向外側に突出した状態となる。
次に、図1の右側に示すように、第2の押圧部30をZ軸−側に移動させ、第2の押圧部30の傾斜面30aでワーク1のカップ部1aにおけるZ軸+側の端部の第1の分割パンチ21から突出する部分を押圧する。このとき、第2の押圧部30の傾斜面30aは、第2の押圧部30の径方向外側に向かうに従ってZ軸−側に傾斜する傾斜面であるので、図4に示すように、ワーク1のカップ部1aのZ軸+側の端部を当該カップ部1aの中心軸AX1の側に向かって押圧することになる。
つまり、ワーク1のカップ部1aのZ軸+側の端部を口閉じ成形する。これにより、ワーク1のカップ部1aのZ軸+側の端部は、カップ部1aの中心軸AX1の側に押し曲げられて第2の分割パンチ22に略面接触すると共に、第1の分割パンチ21の形成部21cに略面接触し、カップ部1aのZ軸+側の端部にアンダーカット部1bが形成される。
このとき、ワーク1のカップ部1aのZ軸+側の端部の材料は、図4に示すように、カップ部1aの中心軸AX1に向かうに従ってZ軸−側に向かう矢印方向に移動する。そのため、一般的な鍛造装置を用いてワークのカップ部にアンダーカット部を形成する場合と比べて、第1の分割パンチ21の形成部21cと第2の分割パンチ22との角部に作用する引張応力が小さく、ワーク1のカップ部1aにアンダーカット部1bを形成する際の第1の分割パンチ21及び第2の分割パンチ22、ひいては第1の押圧部20の損傷を抑制できる。
その後、第3の分割パンチ23を第1の分割パンチ21から抜去して、第2の分割パンチ22を第1の分割パンチ21の径方向内側に移動させ、第1の押圧部20をZ軸+側に移動させてワーク1のカップ部1aから抜去すると、ワーク1のカップ部1aへのアンダーカット部1bの形成が完了する。
このように本実施の形態の鍛造装置10は、第2の押圧部30によってワーク1のカップ部1aのZ軸+側の端部を当該カップ部1aの中心軸AX1の側に押圧するので、第1の押圧部20の角部に作用する引張応力を小さくすることができる。そのため、本実施の形態の鍛造装置10を用いてカップ部1aにアンダーカット部1bを形成する際の第1の押圧部20の損傷を抑制することができ、その結果、第1の押圧部20の型寿命を延ばすことができる。
本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 ワーク、1a カップ部、1b アンダーカット部、1c 軸部、1d ボール溝、1e 段差部
10 鍛造装置
20 第1の押圧部
21 第1の分割パンチ、21a 第1の湾曲部、21b 第2の湾曲部、21c 形成部
22 第2の分割パンチ
23 第3の分割パンチ
30 第2の押圧部、30a 傾斜面
40 支持部
41 第1の支持部、41a 挿入部
42 第2の支持部、42a 挿入部、42b 載置部
50 ガイドピン
AX1 カップ部の中心軸

Claims (1)

  1. ワークのカップ部にアンダーカット部を形成する鍛造装置であって、
    前記カップ部の内部を押圧する第1の押圧部と、
    前記第1の押圧部に対して外部に配置され、前記アンダーカット部を形成するために、前記カップ部の端部を当該カップ部の中心軸の側に押圧する第2の押圧部と、
    を備える、鍛造装置。
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