JP2021074687A - イオン交換器 - Google Patents

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純子 大平
吉田 知弘
Tomohiro Yoshida
知弘 吉田
慎吾 矢部
Shingo Yabe
慎吾 矢部
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Abstract

【課題】キャップの周壁に必要とされる強度を確保することができるイオン交換器を提供する。【解決手段】イオン交換器は、上方に向けて開口するハウジングと、そのハウジング内に設けられるイオン交換樹脂と、ハウジングの開口に対するねじ込みによって同開口を閉塞するキャップ8と、を備える。このイオン交換器では、ハウジング内に流入した冷媒が同ハウジング内のイオン交換樹脂を通過し、その後に同ハウジングから流出する。上記キャップ8は、ハウジングの上端部の開口に対しねじ込む際の回転中心RC周りに形成されて同キャップ8の上面8bから上方に向けて突出する周壁25と、その周壁25の内側面と同キャップ8の上面8bとを繋ぐように形成されているリブ26と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、イオン交換器に関する。
車両等に燃料電池を搭載する場合、発電時における燃料電池の温度上昇を抑制することを目的に、その燃料電池を冷却するための冷媒を流す冷却回路が設けられる。こうした冷却回路においては、冷媒中のイオンの濃度が高くなることによって、冷却回路における金属部分の腐食を招いたり、冷媒の電気電導率が上がって燃料電池の機能低下を招いたりするおそれがあるため、冷媒に含まれるイオンをイオン交換樹脂によるイオン交換を通じて取り除くイオン交換器が設けられる。
特許文献1に示されるように、イオン交換器は、上方に向けて開口するハウジングと、そのハウジング内に設けられるイオン交換樹脂と、ハウジングの開口に対するねじ込みによって同開口を閉塞するキャップと、を備えている。そして、イオン交換器においては、ハウジング内に流入した冷媒が同ハウジング内のイオン交換樹脂を通過する際、冷媒中のイオンをイオン交換によって取り除き、同イオンが取り除かれた後の冷媒をハウジングから流出させる。
また、イオン交換器において、ハウジング内のイオン交換樹脂を交換する必要が生じた場合には、同ハウジングの開口を閉塞しているキャップが同ハウジングから取り外される。ちなみに、特許文献1では、ハウジングに対するキャップの取り付けや取り外しを工具によって行うため、キャップの上面には上方に向かって突出する周壁が形成されている。この周壁は、キャップをハウジングの上端部の開口に対しねじ込む際の回転中心周りに環状となるよう形成されている。更に、周壁の外側面は、多角形状に形成されており、上記工具を取り付けることが可能となっている。
そして、キャップにおける周壁の外側面に対し工具を取り付け、その工具を用いて上記回転中心周りにキャップを回転させることにより、ハウジングに対するキャップの取り付けや取り外しが行われる。なお、キャップの周壁を同キャップの上面に対し上方に向かって突出させているのは、周壁において工具が取り付けられる外側面の面積を拡大させて同工具の取り付けを安定して行うためである。
特開2017−159235号公報
ところで、工具を用いてキャップをハウジングに対し取り付けたり取り外したりする際には、キャップにおける周壁の外側面に対し工具からの回転トルクが作用する。しかし、周壁はキャップの上面から上方に突出しているため、外側面を介して上記回転トルクを受ける周壁に強度不足が生じるおそれがある。
本発明の目的は、キャップの周壁に必要とされる強度を確保することができるイオン交換器を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するイオン交換器は、上方に向けて開口するハウジングと、そのハウジング内に設けられるイオン交換樹脂と、ハウジングの開口に対するねじ込みによって同開口を閉塞するキャップと、を備える。このイオン交換器では、ハウジング内に流入した冷媒が同ハウジング内のイオン交換樹脂を通過し、その後に同ハウジングから流出する。上記キャップは、ハウジングの上端部の開口に対しねじ込む際の回転中心周りに形成されて同キャップの上面から上方に向けて突出する周壁と、その周壁の内側面と同キャップの上面とを繋ぐように形成されているリブと、を備える。
上記構成によれば、キャップにおける周壁の外側面に対し工具を取り付け、その工具を用いて上記回転中心周りにキャップを回転させることにより、ハウジングに対するキャップの取り付けや取り外しが行われる。その際には、キャップにおける周壁の外側面に対し工具からの回転トルクが作用するものの、その周壁の強度がリブによって高められるため、外側面を介して上記回転トルクを受ける周壁に必要とされる強度を確保することができる。
イオン交換器が設けられる冷却回路の全体構成を示す略図。 イオン交換器を示す斜視図。 イオン交換器を示す断面図。 キャップを示す斜視図。 キャップの上端部を図4の矢印A−A方向から見た状態を示す拡大断面図。
以下、イオン交換器の一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1に示すように、燃料電池1を搭載した車両には、その燃料電池1を冷却するための冷媒を流す冷却回路2が設けられている。なお、こうした冷媒としては、エチレングリコールを含有した冷却水(ロングライフクーラント)等が用いられる。そして、冷却回路2では、ポンプ3の駆動により冷媒が循環するようになっている。
冷却回路2において、燃料電池1はポンプ3よりも下流側の部分に設けられており、同燃料電池1よりも下流側かつポンプ3よりも上流側の部分にはラジエータ4が設けられている。そして、発電時に温度上昇する燃料電池1は、冷却回路2を循環して燃料電池1を通過する冷却水によって冷却される。燃料電池1の熱を奪って温度上昇した冷媒は、ラジエータ4を通過する際に外気によって冷却され、その後にポンプ3に流れる。
また、冷却回路2には、冷媒に含まれるイオンを吸着して同冷媒から除去するためのイオン交換器5、及び、そのイオン交換器5に冷媒を流すためのバイパス配管6が設けられている。バイパス配管6の一方の端部は、冷却回路2における燃料電池1よりも下流側かつラジエータ4よりも上流側の部分に接続されている。また、バイパス配管6のもう一方の端部は、冷却回路2におけるラジエータ4よりも下流側かつポンプ3よりも上流側の部分に接続されている。そして、バイパス配管6の途中に上記イオン交換器5が設けられている。
冷却回路2においては、循環する冷媒が燃料電池1よりも下流側に流れたとき、その冷媒の一部がラジエータ4側に流れるのではなくバイパス配管6内に流れ込む。このようにバイパス配管6に流れ込んだ冷媒は、イオン交換器5を通過する際にイオンが除去され、その後に冷却回路2におけるラジエータ4よりも下流側かつポンプ3よりも上流側の部分に流れる。
次に、イオン交換器5について説明する。
図2に示すように、イオン交換器5は、上下方向に延びて上方に向けて開口する円筒状のハウジング7と、そのハウジング7の上端部の開口に対するねじ込みによって同開口を閉塞するキャップ8と、を備えている。ハウジング7には、同ハウジング7の内部と繋がる流入パイプ9及び流出パイプ10が形成されている。そして、流入パイプ9は、バイパス配管6(図1)におけるイオン交換器5よりも上流側の部分に繋がっている。一方、流出パイプ10は、バイパス配管6におけるイオン交換器5よりも下流側の部分に繋がっている。なお、イオン交換器5は、図示しないステーにより、車両に対し取り付けられるようになっている。
図3に示すように、ハウジング7の側壁における下端部には、冷媒を流入させる流入口7a及び同冷媒を流出させる流出口7bが設けられている。そして、流入口7aは、ハウジング7の側壁の下端部における径方向の一方側(図3の左側)に形成されており、ハウジング7に一体形成された上記流入パイプ9と繋がっている。また、流出口7bは、ハウジング7の側壁の下端部における径方向の他方側(図3の右側)に形成されており、ハウジング7の側壁に一体形成された上記流出パイプ10と繋がっている。
イオン交換器5のキャップ8は、ハウジング7の上端部の開口に対しねじ込み可能な円筒状の胴部8aを備えている。この胴部8aは、上下方向に延びるように形成されている。また、胴部8aの外周面には、ハウジング7の開口部の内周面に形成された雌ねじ14と噛み合う雄ねじ15が形成されている。そして、胴部8aの雄ねじ15をハウジング7の雌ねじ14にねじ込むと、胴部8aの外周面がハウジング7の内周面に沿うように位置するとともに、ハウジング7の上端部の開口がキャップ8によって閉塞されるようになる。
ハウジング7に取り付けられたキャップ8においては、胴部8aの内部で上下方向に延びるようにチューブ部材16が設けられている。このチューブ部材16の上端部には、同チューブ部材16の軸線に対し直交する方向に突出するリング部17が形成されている。また、チューブ部材16の下端部には、同チューブ部材16の軸線に対し直交する方向に突出するリング部材18が取り外し可能に取り付けられている。そして、リング部17の外周部がキャップ8の内周面の上端部に嵌め込まれるとともに、リング部材18の外周部がキャップ8(胴部8a)の内周面の下端部に嵌め込まれることにより、チューブ部材16がキャップ8の内部に組み付けられている。このとき、チューブ部材16の上端とキャップ8の天井面(内面の上端)との間には、所定の大きさの隙間が存在するようにされる。
リング部17及びリング部材18はそれぞれ、冷媒を上下方向に通過させることが可能となっている。リング部17とリング部材18との間、且つ、チューブ部材16の外周面とキャップ8(胴部8a)の内周面との間には、イオン交換樹脂19が設けられている。また、リング部17の下面にはメッシュ20が取り付けられているとともに、リング部材18の下面にはメッシュ21が取り付けられている。これらメッシュ20,21により、上記イオン交換樹脂19がリング部17よりも上側に移動したり、リング部材18よりも下側に移動したりしないようにされる。
なお、キャップ8、チューブ部材16、及びイオン交換樹脂19はカートリッジ化されており、ハウジング7に対しキャップ8を取り付けたり取り外したりすることにより、イオン交換樹脂19をキャップ8及びチューブ部材16と共に一度に交換することが可能となっている。また、キャップ8をハウジング7に取り付けたときには、チューブ部材16がハウジング7内に設けられた状態となる。更に、このときにはキャップ8の胴部8aの外周面がハウジング7の内周面に沿った状態となるため、胴部8aの内周面とチューブ部材16の外周面との間に存在するイオン交換樹脂19が、チューブ部材16の外周面とハウジング7の内周面との間に設けられた状態にもなる。
ハウジング7の内側下端部には、その内側下端部を上下に隔てる底壁22a、及び、その底壁22aよりも下側の部分をチューブ部材16の下端部と連通する筒壁22bを有するセパレータ22が設けられている。このセパレータ22は、ハウジング7とは別体となっており、流入口7aからハウジング7内に流入した冷媒を流出口7bに直接的に流す一方でイオン交換樹脂19側にも流し、且つ、イオン交換樹脂19を通過した冷媒を流出口7bに流す分流部としての役割を担う。
詳しくは、セパレータ22は、その底壁22aよりも上側の部分を第1流路23として区画する。この第1流路23は、流入口7aからハウジング7内に流入した冷媒を直接的に流出口7bに流す一方、流入口7aからハウジング7内に流入した冷媒の一部をイオン交換樹脂19側に流すものとされている。このようにイオン交換樹脂19側に流された冷媒は、同イオン交換樹脂19を下から上に通過した後、チューブ部材16を上から下に通過し、更にセパレータ22の筒壁22b内に流出する。
また、セパレータ22は、その底壁22aよりも下側の部分を第2流路24として区画する。この第2流路24は、セパレータ22の筒壁22bを介してチューブ部材16と繋がっている。このため、第2流路24は、流入口7aからハウジング7内に流入した冷媒のうち、第1流路23によってイオン交換樹脂19側に流された冷媒、すなわちイオン交換樹脂19を下から上に通過した後にチューブ部材16を上から下に通過した冷媒を、セパレータ22の筒壁22bを介して受け入れて流出口7b側に流すものとされている。イオン交換器5においては、上述したように冷媒がイオン交換樹脂19を通過するとき、冷媒中のイオンがイオン交換によって取り除かれ、そうしてイオンが取り除かれた後の冷媒が流出口7bを介してハウジング7から流出する。
次に、キャップ8における上端部の形状について詳しく説明する。
図4及び図5はそれぞれ、キャップ8を斜め上方から見た状態、及び、キャップ8の上端部を図4の矢印A−A方向から見た状態を示している。
図4に示すように、キャップ8は、その上面8bの外縁部から上方に向けて突出する周壁25を備えている。この周壁25は、キャップ8をハウジング7(図3)の上端部の開口に対しねじ込む際における同キャップ8の回転中心RC周りで、環状に延びるように形成されている。また、周壁25の外側面は多角形状に形成されている。そして、周壁25の外周面には、キャップ8を回転中心RC周りに回転させてハウジング7に対し取り付けたり取り外したりするための工具を取り付けることが可能となっている。キャップ8においては、周壁25を同キャップ8の上面8bに対し上方に向かって突出させることにより、周壁25の外側面の面積を拡大させて同外側面に対する工具の取り付けを安定して行うことができるようにしている。
図4及び図5に示すように、キャップ8の上面8bは、回転中心RCから周壁25に向かうほど下るように傾斜するドーム状に形成されている。また、キャップ8は、その上面8bと周壁25の内側面とを繋ぐように形成されているリブ26を備えている。このリブ26は、図4に示すように回転中心RC周りに等間隔をおいて複数設けられている。そして、各リブ26は、回転中心RCを中心とする放射状に延びており、周壁25に対しその外側面の多角形状の角部に対応する部分に繋がっている。ちなみに、この例では、リブ26と繋がる角度とリブ26と繋がっていない角部とが回転中心RC周りにおいて交互に位置している。
周壁25において、リブ26に繋がる部分と同リブ26の隣に位置するリブ26に繋がる部分との間には、周壁25の内側面側と外側面側とを連通するように切り欠き部27が形成されている。切り欠き部27は、キャップ8の上面8bであって周壁25の内側の部分にかかった水を、その上面8bの上(周壁25の内側)からキャップ8の外に排出するためのものである。この切り欠き部27は、周壁25における上記外側面の多角形状の辺に対応する部分であってリブ26寄りの位置に形成されている。更に、切り欠き部27は、リブ26の厚さ方向の側面に対し滑らかに繋がるとともに、キャップ8の上面8bに対しても滑らかに繋がっている。詳しくは、リブ26における周壁25寄りの部分が同周壁25に近づくほど厚くなるよう同リブの厚さ方向の側面が湾曲しており、且つ、その側面が周壁25に形成された切り欠き部27の内側面に繋がっている。更に、キャップ8の上面8bにおける周壁25側の縁が、切り欠き部27の内底面と同じ高さ位置とされている。
次に、イオン交換器5の作用について説明する。
イオン交換器5においては、イオン交換樹脂19による冷媒からのイオンの除去能力に限りがあるため、定期的にイオン交換樹脂19をキャップ8ごと新しいものに取り替える必要がある。その際には、ハウジング7の上端部の開口を閉塞するよう同ハウジング7に取り付けられたキャップ8が、工具を用いて回転中心RC周りに回転されることによりハウジング7から取り外される。
詳しくは、キャップ8における周壁25の外側面に対し工具が取り付けられる。そして、その工具を回転中心RC周りに回転させると、工具とともにキャップ8も回転されてハウジング7からキャップ8がイオン交換樹脂19、チューブ部材16、及びリング部材18等と共に取り外される。このとき、ハウジング7内に設けられているセパレータ22の筒壁22bと、キャップ8に保持されているチューブ部材16との接続が解除される。
このようにキャップ8がハウジング7から取り外された後、新しいイオン交換樹脂19が装填されている別のキャップ8における周壁25の外周面に対し、工具が取り付けられる。そして、上記別のキャップ8の胴部8aをハウジング7内に差し込み、工具と共にキャップ8を回転中心RC周りに上記取り外し時と逆の方向に回転させると、そのキャップ8がハウジング7の上端部の開口に対しねじ込まれる。その結果、上記キャップ8における胴部8aの外周面に形成された雄ねじ15が、ハウジング7の内周面に形成された雌ねじ14と噛み合わされる。
こうしてハウジング7の上端部の開口が上記キャップ8によって閉塞されることにより、イオン交換樹脂19がキャップ8ごと新しいものに取り替えられる。また、このときには、ハウジング7内に設けられているセパレータ22の筒壁22bと、上記キャップ8に保持されているチューブ部材16とが接続された状態となる。
ところで、ハウジング7に対し工具を用いてキャップ8を取り付けたり取り外したりする際には、キャップ8における周壁25の外側面に対し工具からの回転トルクが作用する。この周壁25においては、キャップ8の上面8bから上方に突出してはいるものの、周壁25と上面8bとを繋ぐように形成されたリブ26によって強度が高められている。このため、外側面を介して上記回転トルクを受ける周壁25に必要とされる強度が確保されるようになる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)イオン交換器5においては、キャップ8の周壁25がリブ26によって補強されているため、工具からの回転トルクを受ける周壁25に必要とされる強度を確保することができる。
(2)リブ26は、回転中心RC周りに等間隔をおいて複数設けられているため、周壁25の強度を回転中心RC周りにおいて均等に高めることができる。従って、周壁25がその外側面を介して工具からの回転トルクを受けるとき、上記回転中心RC周りにおける周壁25の一部で強度が低下することを抑制できる。
(3)リブ26は、回転中心RCを中心とする放射状に延びており、且つ、周壁25における外側面の多角形状の角部に対応する部分に繋がっている。周壁25において上記角部は剛性の高い部分となっているため、その部分にリブ26を繋げることにより、同リブ26を設けることによる周壁25の強度向上を効果的なものとすることができる。
(4)イオン交換器5において、キャップ8の上面8bには水がかかる場合がある。このようにキャップ8の上面8bにかかった水は、上面8bの傾斜に伴って周壁25側に流れる。この周壁25における隣り合うリブ26がそれぞれ繋がる部分の間には、周壁25の内側面側と外側面側とを連通するように切り欠き部27が形成されているため、キャップ8の上面8bに沿って周壁25側に流れた水は、その周壁25で留まることなく切り欠き部27を介してキャップ8の上面8bから流れ落ちる。従って、キャップ8の上面8bにおける周壁25の内側に水が溜まることを抑制できる。
(5)切り欠き部27は、周壁25における外側面の多角形状の辺に対応する部分に形成されている。仮に、切り欠き部27が周壁25における外側面の多角形状の角部に形成されていたとすると、切り欠き部27の形成に伴って周壁25の強度が低下することは避けられないが、そうした強度の低下を抑制することができる。
(6)切り欠き部27は、リブ26の厚さ方向の側面に対し滑らかに繋がるとともに、キャップ8の上面8bに対しても滑らかに繋がっている。このため、キャップ8の上面8bにかかった水が、その上面8bやリブ26の厚さ方向の側面に沿って流れた後、円滑に周壁25の内側から切り欠き部27を介して流れ落ちるようになる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・リブ26の厚さを適宜変更してもよい。この場合、回転中心RC周りについての切り欠き部27の幅よりも、リブ26の厚さを大きくすることが好ましい。
・切り欠き部27は、必ずしも周壁における外側面の多角形状の辺であってリブ26寄りの位置に形成されている必要はない。
・切り欠き部27は、周壁25における外側面の多角形状の角部、詳しくはリブ26と繋がっていない角部に形成されていてもよい。
・切り欠き部27は、必ずしもリブ26の厚さ方向の側面に対し滑らかに繋がっている必要はない。
・切り欠き部27は、必ずしもキャップ8の上面8bに対し滑らかに繋がっている必要はない。
・必ずしも切り欠き部27を形成する必要はない。
・キャップ8の上面8bは、必ずしも回転中心RCから周壁25に向かうほど下るように傾斜している必要はない。
・リブ26は、周壁25における外側面の多角形状の角部以外の部分に繋がっていてもよい。
・複数のリブ26については、必ずしも回転中心RC周りに等間隔をおいて設けられている必要はない。
・リブ26は、必ずしも複数設けられている必要はない。
・周壁25における外側面の形状は、多角形状以外の形状であってもよい。
1…燃料電池、2…冷却回路、3…ポンプ、4…ラジエータ、5…イオン交換器、6…バイパス配管、7…ハウジング、7a…流入口、7b…流出口、8…キャップ、8a…胴部、8b…上面、9…流入パイプ、10…流出パイプ、14…雌ねじ、15…雄ねじ、16…チューブ部材、17…リング部、18…リング部材、19…イオン交換樹脂、20…メッシュ、21…メッシュ、22…セパレータ、22a…底壁、22b…筒壁、23…第1流路、24…第2流路、25…周壁、26…リブ、27…切り欠き部。

Claims (6)

  1. 上方に向けて開口するハウジングと、そのハウジング内に設けられるイオン交換樹脂と、前記ハウジングの開口に対するねじ込みによって同開口を閉塞するキャップと、を備えており、前記ハウジング内に流入した冷媒が前記イオン交換樹脂を通過した後に同ハウジングから流出するイオン交換器において、
    前記キャップは、前記ハウジングの上端部の開口に対しねじ込む際の回転中心周りに形成されて同キャップの上面から上方に向けて突出する周壁と、その周壁の内側面と同キャップの上面とを繋ぐように形成されているリブと、を備えることを特徴とするイオン交換器。
  2. 前記リブは、前記回転中心周りに等間隔をおいて複数設けられている請求項1に記載のイオン交換器。
  3. 前記周壁の外側面は、多角形状に形成されており、
    前記リブは、前記周壁における前記外側面の多角形状の角部に対応する部分に繋がっている請求項1又は2に記載のイオン交換器。
  4. 前記キャップの上面は、前記回転中心から前記周壁に向かうほど下るように傾斜しており、
    前記周壁におけるリブに繋がる部分と、そのリブの隣に位置するリブに繋がる部分との間には、前記周壁の内側面側と外側面側とを連通するように切り欠き部が形成されている請求項2に記載のイオン交換器。
  5. 前記周壁の外側面は、多角形状に形成されており、
    前記リブは、前記周壁における前記外側面の多角形状の角部に対応する部分に繋がっており、
    前記切り欠き部は、前記周壁における前記外側面の多角形状の辺に対応する部分に形成されている請求項4に記載のイオン交換器。
  6. 前記切り欠き部は、前記リブの厚さ方向の側面に対し滑らかに繋がるとともに、前記キャップの上面に対しても滑らかに繋がっている請求項4又は5に記載のイオン交換器。
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