JP2021074252A - 便座 - Google Patents

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Abstract

【課題】坐骨結節や臀部の体圧を良好に分散させて、座り心地をより向上させる。【解決手段】着座面の内径側角部と外径側角部は、便座を内孔中心から径方向に延びる鉛直面で切断した際の径方向断面において、凸円弧状の輪郭を有する。径方向断面における内径側角部の曲率半径は、便座を内孔中心から前方に延びる鉛直面で切断した際の切断角度を0°とした場合に、切断角度を130°よりも大きく180°よりも小さい所定角度としたときの径方向断面において極大値をとり、当該所定角度から離間するにつれて小さくなるように形成される。また、径方向断面における内径側角部および外径側角部の近接する円弧端同士を結ぶ直線の水平線に対してなす角度である座面角度は、90°〜180°の範囲において、切断角度が大きくなるにつれて大きくなるように形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、便座に関する。
従来、この種の便座としては、内孔を有し、後端側が便器に枢軸された便座において、内孔の後部側方部位の内周縁の近傍領域を、内孔の中央部側方部位の内周縁の近傍領域よりも低レベルとしたものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。この便座では、こうした形状を採用することで、着座した際に体重の相当割合が太腿でも支えられるようになり、坐骨部分にかかる重量が軽減されて坐骨が便座に押し付けられる力をより小さくすることができるとしている。
実開平2−61295号公報
しかしながら、上述した特許文献1記載の便座では、体重の相当割合が太腿で支えられるため、足(つま先)への血行不良により足にしびれが生じるおそれがあり、尚、改善の余地がある。
本発明の便座は、坐骨結節や臀部からの体圧を良好に分散させて、座り心地をより向上させた便座を提供することを主目的とする。
本発明の便座は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の便座は、
略楕円形状の着座面を有する便座であって、
前記着座面の径方向における内径側の角部である内径側角部と外径側の角部である外径側角部は、前記便座を内孔中心から径方向に延びる鉛直面で切断した際の径方向断面において、凸円弧状の輪郭を有し、
前記径方向断面における前記内径側角部の曲率半径は、前記便座を内孔中心から前方に延びる鉛直面で切断した際の切断角度を0°とした場合に、前記切断角度を130°よりも大きく180°よりも小さい所定角度としたときの径方向断面において極大値をとり、前記所定角度から離間するにつれて小さくなるように形成され、
前記径方向断面における前記内径側角部および前記外径側角部の近接する円弧端同士を結ぶ直線の水平線に対してなす角度である座面角度は、90°〜180°の範囲において、前記切断角度が大きくなるにつれて大きくなるように形成される、
ことを要旨とする。
この本発明の便座では、着座面の内径側角部と外径側角部は、便座を内孔中心から径方向に延びる鉛直面で切断した際の径方向断面において、凸円弧状の輪郭を有する。径方向断面における内径側角部の曲率半径は、便座を内孔中心から前方に延びる鉛直面で切断した際の切断角度を0°とした場合に、切断角度を130°よりも大きく180°よりも小さい所定角度としたときの径方向断面において極大値をとり、当該所定角度から離間するにつれて小さくなるように形成される。また、径方向断面における内径側角部および外径側角部の近接する円弧端同士を結ぶ直線の水平線に対してなす角度である座面角度は、90°〜180°の範囲において、切断角度が大きくなるにつれて大きくなるように形成される。これにより、着座面の内径側角部において曲率半径が極大値となる部分を中心になだらかな凹みが形成されるため、使用者が便座に着座した際に、使用者の坐骨結節が内径側角部の凹みにあたり、坐骨結節からの体圧を良好に分散させることができる。加えて、使用者の臀部が座面角度により規定される着座面の傾斜に臀部のカーブに沿ってあたるため、臀部からの体圧も良好に分散させることができる。これらの結果、坐骨結節や臀部の体圧を良好に分散させて座り心地をより向上させることができる。ここで、「前記所定角度」は、好ましくは、145°よりも大きく160°よりも小さい角度であり、より好ましくは、150°よりも大きく155°よりも小さい角度である。
こうした本発明の便座において、前記着座面は、前記便座を左右方向から見た側面視において、前端部から中央部における所定位置までは略一定の高さに形成され、該所定位置から後端部側に向かって徐々に高くなるように形成されているものとしてもよい。こうすれば、曲率半径や座面角度を切断角度に応じた適切な値に設定しつつ、便座を薄型化することができる。
さらに、本発明の便座において、前記内径側角部の曲率半径は、前記切断角度が90°,135°,180°の径方向断面において、それぞれ、5.7〜13.6mm,5.7〜18.7mm,3.7〜13.9mmの範囲で定められ、前記座面角度は、前記切断角度が90°,135°,180°の径方向断面において、それぞれ、4.6〜14.6°,12.5〜19.3°,27.4〜41.8°の範囲で定められ、前記着座面の前記径方向における幅である座面幅は、前記切断角度が90°,135°,180°の径方向断面において、それぞれ、42.2〜65.2mm,92.7〜121.7mm,26.5〜31.1mmの範囲で定められるものとしてもよい。この場合、前記内径側角部の曲率半径は、前記切断角度が0°,45°の径方向断面において、それぞれ、5.8〜10.7mm,5.0〜14.0mmの範囲で定められ、前記座面角度は、前記切断角度が0°,45°の径方向断面において、それぞれ、1.4〜6.0°,2.3〜5.5°の範囲で定められ、前記座面幅は、前記切断角度が0°,45°の径方向断面において、それぞれ、23.9〜41.2mm,38.7〜60.4mmの範囲で定められるものとしてもよい。
本実施形態の便座10の外観斜視図である。 本実施形態の便座10の上面図である。 図2の便座10のX−X断面を示す断面図である。 図2の便座10のO−A断面(断面A)を示す断面図である。 図2の便座10のO−B断面(断面B)を示す断面図である。 図2の便座10のO−C断面(断面C)を示す断面図である。 図2の便座10のO−D断面(断面D)を示す断面図である。 図2の便座10のO−E断面(断面E)を示す断面図である。 図2の便座10のO−F断面(断面F)を示す断面図である。 着座面12の各断面A〜Fにおける座面幅wを示すグラフである。 着座面12の各断面A〜Fにおける座面角度θを示すグラフである。 着座面12の各断面A〜Fにおける内径側角部曲率半径Rを示すグラフである。 着座面12の各断面A〜Fにおける外径側角部曲率半径rを示すグラフである。 比較例の便座10BのX−X断面を示す断面図である。 実施例および比較例の便座に着座した際の体圧分布を示す説明図である。
本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の便座10の外観斜視図であり、図2は、本実施形態の便座10の上面図であり、図3は、図2の便座10のX−X断面を示す断面図である。また、図4は、図2の便座10のO−A断面(断面A)を示す断面図であり、図5は、図2の便座10のO−B断面(断面B)を示す断面図であり、図6は、図2の便座10のO−C断面(断面C)を示す断面図であり、図7は、図2の便座10のO−D断面(断面D)を示す断面図であり、図8は、図2の便座10のO−E断面(断面E)を示す断面図であり、図9は、図2の便座10のO−F断面(断面F)を示す断面図である。なお、断面Aは、便座10を内孔11の中心Oから前方へ延びるO−A面(0°の切断角度)で切断した0°断面であり、断面Bは、便座10をO−A面に対して円周方向に45°傾いたO−B面(45°の切断角度)で切断した45°断面であり、断面Cは、便座10をO−A面に対して円周方向に90°傾いたO−C面(90°の切断角度)で切断した90°断面であり、断面Dは、便座10をO−A面に対して円周方向に135°傾いたO−D面(135°の切断角度)で切断した135°断面であり、断面Eは、便座10をO−A面に対して円周方向に153°(所定角度α)傾いたO−E面(153°の切断角度)で切断した153°断面であり、断面Fは、便座10をO−A面に対して円周方向に180°傾いたO−F面(180°の切断角度)で切断した180°断面である。
本実施形態の便座10は、洋式便器に設置され、洋式便器に対して後端側で回動(開閉)可能に支持されるものであり、本実施形態では、図1および図2に示すように、上面視において略楕円形状に形成された着座面12を有するO型便座として構成される。
着座面12は、上面部121、内径側角部122および外径側角部123を含み、便座10の内孔11の中心Oを通り前後方向に延びる鉛直面に対して略面対称に形成される。上面部121は、径方向(幅方向)に僅かに凸円弧状に湾曲するように形成される。内径側角部122は、着座面12の径方向における内径側に形成され、上面部121よりも小さな曲率半径をもって凸円弧状に湾曲する。外径側角部123は、上面部121の径方向における外径側に形成され、上面部121よりも小さな曲率半径をもって凸円弧状に湾曲する。
また、着座面12は、図3に示すように、便座10を左右方向から見た側面視において、前端部から図中、位置P(便座10の内孔11の中心Oよりも後端側の位置)までは略一定の高さにより形成され、位置Pから後端部側に向かって徐々に高くなるように形成されている。
図10は、着座面12の各断面A〜Fにおける座面幅wを示すグラフであり、図11は、着座面12の各断面A〜Fにおける座面角度θを示すグラフであり、図12は、着座面12の各断面A〜Fにおける内径側角部曲率半径Rを示すグラフであり、図13は、着座面12の各断面A〜Fにおける外径側角部曲率半径rを示すグラフである。また、図14は、比較例の便座10BのX−X断面を示す断面図である。図10〜図13中において、円形の点でプロットされるデータは実施例のデータを示し、四角形の点でプロットされるデータは比較例のデータを示す。なお、図10〜図13中において、各断面間は、直線で結ばれているが、実際には、滑らかな曲線で結ばれる。また、図10中の座面幅wは、各断面A〜Fにおける上面部121の両端部間の水平距離である。図11中の座面角度θは、各断面A〜Fにおける上面部121の両端部を結んだ直線(内径側角部122および外径側角部123の近接する円弧端同士を結んだ直線)の水平線に対する角度である。図12中の内径側角部曲率半径Rは、各断面A〜Fにおける内径側角部122の曲率半径である。図13中の外径側角部曲率半径rは、各断面A〜Fにおける外径側角部123の曲率半径である。便座10は、座面幅w,座面角度θ,曲率半径Rおよび座面高さhを含む要素により輪郭が特定される断面A〜Fの各断面間を滑らかな曲面で結合することにより構成される。
座面幅wは、図10に示すように、実施例では、切断角度が0°,45°,90°,135°,153°および180°の断面A〜Fにおいて、40.3mm(断面A),47.2mm(断面B),47.8mm(断面C),123.7mm(断面D),60.1mm(断面E),30.7mm(断面F)である。座面幅wは、公差を考慮して、23.9〜41.2mm(断面A),38.7〜60.4mm(断面B),42.2〜65.2mm(断面C),92.7〜121.7mm(断面D),59.55〜92.64mm(断面E),26.5〜31.1mm(断面F)の範囲内で定められるのが好ましい。
座面角度θは、図11に示すように、実施例では、切断角度が0°,45°,90°,135°,153°および180°の断面A〜Fにおいて、5.8°(断面A),4.7°(断面B),12.1°(断面C),18.6°(断面D),30.5°(断面E),40.7°(断面F)である。座面角度θは、公差を考慮して、1.4〜6.0°(断面A),2.3〜5.5°(断面B),4.6〜14.6°(断面C),12.5〜19.3°(断面D),22.27〜33.68°(断面E),27.4〜41.8°(断面F)の範囲内で定められるのが好ましく、少なくとも90°〜180°の範囲において切断角度が大きくなるにつれて大きくなるように設定されるとよい。また、座面角度θは、図11に示すように、断面D−E間における増加率の方が断面E−F間における増加率よりも大きくなるように設定されると更によい。さらに、座面角度θは、断面D−E間における増加率の方が断面C−D間における増加率よりも大きくなるように設定されると更によい。このように座面角度θを設定することで、着座面12の後端側において着座面12の傾斜が臀部のカーブにフィットし、臀部からの体圧を良好に分散させることができる。
内径側角部曲率半径Rは、図12に示すように、実施例では、切断角度が0°,45°,90°,135°,153°および180°の断面A〜Fにおいて、10.0mm(断面A),11.2mm(断面B),11.3mm(断面C),18.6mm(断面D),30.5mm(断面E),13.1mm(断面F)である。内径側角部曲率半径Rは、公差を考慮して、5.8〜10.7mm(断面A),5.0〜14.0mm(断面B),5.7〜13.6mm(断面C),5.7〜18.7mm(断面D),5.65〜14.72mm(断面E),3.7〜13.9mm(断面F)とするのが好ましい。内径側角部曲率半径Rは、実施例では、断面E(153°)において、極大値をとり、153°から離間するにつれて小さくなるように設定される。内径側角部曲率半径Rは、断面D−E間における増加率の方が断面C−D間における増加率よりも大きくなるように設定されると更によい。これにより、内径側角部122は、着座面12の中心Oから円周方向に153°の方向を最深部としてなだらかな凹みが形成される。このため、使用者が便座10に着座した際に、使用者の坐骨結節が内径側角部122の凹みにあたり、坐骨結節からの体圧を良好に分散させることができる。なお、実施例では、着座面12の径方向断面において内径側角部122の曲率半径Rが極大値をとるときの切断角度αを153°としたが、135°よりも大きく180°よりも小さい角度、より好ましくは、145°よりも大きく160°よりも小さい角度、更に好ましくは、150°よりも大きく155°よりも小さい角度であればよい。
外径側角部曲率半径rは、図13に示すように、実施例では、切断角度が0°,45°,90°および135°の断面A〜Dにおいて、7.1mm(断面A),7.1mm(断面B),6.2mm(断面C),2.6mm(断面D)である。外径側角部曲率半径rは、公差を考慮して、4.1〜8.5mm(断面A),3.9〜8.1mm(断面B),4.5〜6.9mm(断面C),2.8〜3.1mm(断面D)の範囲内に定めるのが好ましい。
図15は、実施例および比較例の便座に同一人が着座した際の体圧分布を示す説明図である。なお、図15(a)は、比較例の便座の体圧分散を示し、図15(b)は、実施例の便座の体圧分散を示す。図示するように、実施例では、全体で臀部を支えることにより、比較例に比して、坐骨結節に集中する身体の圧力を分散できていることがわかる。これにより、実施例では、使用者の負担を軽減でき、座り心地を向上させることができる。
以上説明した本実施形態の便座10では、着座面12の径方向断面における内径側角部122の曲率半径Rは、便座10を内孔中心Oから前方に延びる鉛直面で切断した際の切断角度を0°とした場合に、切断角度を130°よりも大きく180°よりも小さい所定角度αとしたときの径方向断面において極大値をとり、所定角度αから離間するにつれて小さくなるように形成される。また、径方向断面における内径側角部122および外径側角部123の近接する円弧端同士を結ぶ直線の水平線に対してなす角度である座面角度θは、90°〜180°の範囲において、切断角度が大きくなるにつれて大きくなるように形成される。これにより、着座面12の内径側角部122において曲率半径Rが極大値となる部分を中心になだらかな凹みが形成されるため、使用者が便座10に着座した際に、使用者の坐骨結節が内径側角部122の凹みにあたり、坐骨結節からの体圧を良好に分散させることができる。加えて、使用者の臀部が座面角度θにより規定される着座面12の傾斜に臀部のカーブに沿ってあたるため、臀部からの体圧も良好に分散させることができる。これらの結果、坐骨結節や臀部の体圧を良好に分散させて座り心地をより向上させることができる。
また、本実施形態の便座10では、着座面12は、便座10を左右方向から見た側面視において、前端部から位置Pまでは略一定の高さに形成され、位置Pから後端部側に向かって徐々に高くなるように形成される。これにより、曲率半径Rや座面角度θを切断角度に応じた適切な値に設定しつつ、便座10を薄型化することができる。
本実施形態の便座10では、本発明をO型便座に適用して説明したが、U型便座に適用されてもよい。
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、便座の製造産業などに利用可能である。
10,10B 便座、11 内孔、12 着座面、121 上面部、122 内径側角部、123 外径側角部。

Claims (4)

  1. 略楕円形状の着座面を有する便座であって、
    前記着座面の径方向における内径側の角部である内径側角部と外径側の角部である外径側角部は、前記便座を内孔中心から径方向に延びる鉛直面で切断した際の径方向断面において、凸円弧状の輪郭を有し、
    前記径方向断面における前記内径側角部の曲率半径は、前記便座を内孔中心から前方に延びる鉛直面で切断した際の切断角度を0°とした場合に、前記切断角度を130°よりも大きく180°よりも小さい所定角度としたときの径方向断面において極大値をとり、前記所定角度から離間するにつれて小さくなるように形成され、
    前記径方向断面における前記内径側角部および前記外径側角部の近接する円弧端同士を結ぶ直線の水平線に対してなす角度である座面角度は、90°〜180°の範囲において、前記切断角度が大きくなるにつれて大きくなるように形成される、
    ことを特徴とする便座。
  2. 請求項1に記載の便座であって、
    前記着座面は、前記便座を左右方向から見た側面視において、前端部から中央部における所定位置までは略一定の高さに形成され、該所定位置から後端部側に向かって徐々に高くなるように形成されている、
    便座。
  3. 請求項1または2に記載の便座であって、
    前記内径側角部の曲率半径は、前記切断角度が90°,135°,180°の径方向断面において、それぞれ、5.7〜13.6mm,5.7〜18.7mm,3.7〜13.9mmの範囲で定められ、
    前記座面角度は、前記切断角度が90°,135°,180°の径方向断面において、それぞれ、4.6〜14.6°,12.5〜19.3°,27.4〜41.8°の範囲で定められ、
    前記着座面の前記径方向における幅である座面幅は、前記切断角度が90°,135°,180°の径方向断面において、それぞれ、42.2〜65.2mm,92.7〜121.7mm,26.5〜31.1mmの範囲で定められる、
    便座。
  4. 請求項3に記載の便座であって、
    前記内径側角部の曲率半径は、前記切断角度が0°,45°の径方向断面において、それぞれ、5.8〜10.7mm,5.0〜14.0mmの範囲で定められ、
    前記座面角度は、前記切断角度が0°,45°の径方向断面において、それぞれ、1.4〜6.0°,2.3〜5.5°の範囲で定められ、
    前記座面幅は、前記切断角度が0°,45°の径方向断面において、それぞれ、23.9〜41.2mm,38.7〜60.4mmの範囲で定められる、
    便座。
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