JP2021073390A - コーナー部材及びその製造方法 - Google Patents
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Description
[1]第1平面と第2平面で形成される出隅に取り付けられるコーナー部材であって、
前記出隅を覆う長尺のコーナー基材と、前記コーナー基材に接続された平板状の石膏系面材とを備え、
前記コーナー基材は、前記出隅に取り付けられた状態で、前記第1平面に接する第1側端部と、前記第2平面に接する第2側端部とを備え、前記第1側端部の第1側端面が前記第2平面よりも前記第1平面側に突き出し、前記第2側端部の第2側端面が前記第1平面よりも前記第2平面側に突き出しており、
前記石膏系面材が前記第1側端面と前記第2側端面の少なくとも一方に接続されている、コーナー部材。
[2]前記第1側端面と前記第2側端面の両方に石膏系面材が接続されている、[1]に記載のコーナー部材。
[3]前記第1側端部の外面と前記第2側端部の外面がそれぞれ平面状になっている、[1]又は[2]に記載のコーナー部材。
[4]前記コーナー基材の外面における前記第1側端部と前記第2側端部の間の部分が、外側に凸の曲面状になっている、[3]に記載のコーナー部材。
[5]前記[1]〜[4]のいずれかに記載のコーナー部材を製造する方法であって、下記の成形工程、分割工程及び接続工程を有する、コーナー部材の製造方法。
成形工程:2つの前記コーナー基材の側端部同士が接続部を介して接続された成形体を成形する。
分割工程:前記成形体を2つの前記コーナー基材に分割する。
接続工程:分割した前記コーナー基材の前記第1側端面と前記第2側端面の少なくとも一方に前記石膏系面材を接続する。
本発明のコーナー部材の製造方法によれば、防耐火性に優れ、また角度が高精度に制御されたコーナー部材を簡便に製造することができる。
本発明のコーナー部材は、屋内における下地材等として、第1平面と第2平面で形成される出隅に取り付けられる部材である。
本明細書においては、コーナー部材における、出隅を形成する第1平面及び第2平面に対向する側の面を内面、内面とは反対側の面を外面という。
本実施形態のコーナー部材1は、図1及び図2に示すように、コーナー基材2と、第1石膏系面材3と、第2石膏系面材4と、を備えている。第1石膏系面材3と第2石膏系面材4は、コーナー基材2に接続されている。
コーナー基材2は、第1平面102と第2平面104で形成される出隅106を覆う長尺の部材である。コーナー基材2は、扇柱状の柱状部10と、柱状部10の一方の平面状の側面から突き出るように設けられた平板状の第1側端部12と、柱状部10の他方の平面状の側面から突き出るように設けられた平板状の第2側端部14とを備えている。柱状部10、第1側端部12及び第2側端部14は一体に形成されている。
なお、第1側端部12と第2側端部14との角度は、90度には限定されず、取り付ける出隅の角度に応じて適宜設定できる。
このように、本発明では、コーナー基材に接続される石膏系面材の位置決めが容易になって接続の精度が高まる点から、第1側端部の外面と第2側端部の外面を平面状とすることが好ましい。
第1側端部12の厚みD及び幅Lは、第2側端部14の厚み及び幅と同じであることが好ましい。なお、第1側端部12の厚みD及び幅Lは、第2側端部14の厚み及び幅と異なっていてもよい。
なお、本発明では、コーナー基材の外面における第1側端部と第2側端部の間の部分が曲面状に隅切りされずに角を有するものであってもよい。
セメントとしては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
ケイ酸質粉体としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
骨材としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
材料X中のケイ酸質粉体の含有量は、20〜40質量%が好ましく、25〜37質量%がより好ましい。
材料X中の骨材の含有量は、5〜30質量%が好ましく、8〜25質量%がより好ましい。
材料X中の繊維の含有量は、2〜10質量%が好ましく、2.5〜8質量%がより好ましい。
第1石膏系面材3は、正面視形状が矩形状の平板状部材である。第1石膏系面材3の側端面3aが、コーナー基材2における第1側端部12の第1側端面12aと接続されている。すなわち、第1石膏系面材3は、コーナー基材2における第1側端部12の第1側端面12aから、第1側端部12の幅方向に延在するように接続されている。また、第1石膏系面材3は、コーナー基材2の第1側端部12における長さ方向の一方の端から他方の端まで設けられている。
第1石膏系面材3の幅、すなわち第1石膏系面材3における第1側端部12側の側端面3aからその反対側の側端面3bまでの長さは、下地材としての柱の幅、強度、製造の容易性等を考慮して適宜決定することができる。例えば、第1石膏系面材3の幅は35〜75mmとすることができる。
第2石膏系面材4の幅、すなわち第2石膏系面材4における第2側端部14側の側端面4aからその反対側の側端面4bまでの長さは、下地材としての柱の幅、強度、製造の容易性等を考慮して適宜決定することができる。例えば、第2石膏系面材4の幅は35〜75mmとすることができる。
第2石膏系面材4の幅は、第1石膏系面材3の幅と同じであってもよく、異なっていてもよい。
第1石膏系面材3と第2石膏系面材4は、同じ石膏系面材であってもよく、異なる石膏系面材であってもよい。
接着材としては、例えば、酢酸ビニル樹脂系エマルション接着材や、無機系接着材が好ましい。酢酸ビニル樹脂系エマルション接着材としては、例えば、吉野サクビボンド(商品名)が挙げられる。無機系接着材としては、例えば、トラボンド(登録商標)が挙げられる。
コーナー部材を覆う紙としては、石膏系面材に一般的に用いられるボード原紙を用いることができる。
まず、コーナー部材1を柱材100の表面に配置する。このとき、コーナー部材1の内面1bを柱材100側に向けて、柱材100の第1平面102に第1側端部12及び第1石膏系面材3が接し、柱材100の第2平面104に第2側端部14及び第2石膏系面材4が接するようにする。また、出隅106の角が凹条16の部分に位置するようにする。
この状態で、第1石膏系面材3と第2石膏系面材4にビス150を貫通させ、コーナー部材1を出隅106に取り付ける。このように出隅106に取り付けられた状態では、コーナー部材1におけるコーナー基材2の第1側端面12aが第2平面104よりも第1平面102側に突き出し、第2側端面14aが第1平面102よりも第2平面104側に突き出している。
次いで、石膏系面材110の外面からコーナー部材1の外面1a、石膏系面材112の外面までを覆うようにクロスを貼り付ける。これにより、屋内等における出隅の内装化粧構造を形成できる。
また、本発明のコーナー部材は、防耐火性にも優れている。
コーナー部材1Aは、第2石膏系面材4を備えず、その分だけコーナー基材2の第2側端部14Aの幅が長くなっている以外は、コーナー部材1と同じである。コーナー部材1Aにおいても、第2側端部14Aと第1石膏系面材3との角度を容易に高精度に制御できる。
本発明のコーナー部材の製造方法は、前述した本発明のコーナー部材を製造する方法である。本発明のコーナー部材の製造方法は、下記の成形工程、分割工程及び接続工程を有する。
成形工程:2つのコーナー基材の側端部同士が接続部を介して接続された成形体を成形する。
分割工程:前記成形体を2つのコーナー基材に分割する。
接続工程:分割したコーナー基材の第1側端面と第2側端面の少なくとも一方に石膏系面材を接続する。
以下、コーナー部材1を製造する場合を例にして各工程について説明する。
成形工程では、図5及び図6に示すように、2つのコーナー基材2、2’の第1側端部12と第2側端部14とが接続部5を介して接続された成形体200を成形する。コーナー基材2’は、コーナー基材2と同じ態様であり、コーナー基材2とは別々に使用される。成形方法としては、押出成形法が好ましい。
また、この例では、2つのコーナー基材の形状は同じ形状であり、成形体200の長さ方向に垂直な断面形状は接続部5を挟んで対称になっている。
分割工程では、成形工程で得た成形体200を接続部5に沿って幅方向に2つに分割し、2つのコーナー基材2、2’を得る。成形体200を分割する方法は、特に限定されず、例えば、砥石、チップソー、丸鋸等を用いた切断機等が挙げられる。分割後のコーナー基材2、2’における接続部5と接続されていた側の側端面は、必要に応じて研磨等を行って平滑な面とする。
接続工程では、分割後のコーナー基材2、2’における第1側端部12の第1側端面12aに第1石膏系面材3を接続し、第2側端部14の第2側端面14aに第2石膏系面材4を接続する。これにより、コーナー部材1が得られる。
コーナー基材の側端面に石膏系面材を接続する方法は、特に限定されず、例えば、接着材を用いる方法が挙げられる。
2、2’ コーナー基材
3 第1石膏系面材
4 第2石膏系面材
5 接続部
12 第1側端部
12a 第1側端面
14 第2側端部
14a 第2側端面
16 凹条
100 柱材
102 第1平面
104 第2平面
106 出隅
110、112 石膏系面材
200 成形体
Claims (5)
- 第1平面と第2平面で形成される出隅に取り付けられるコーナー部材であって、
前記出隅を覆う長尺のコーナー基材と、前記コーナー基材に接続された平板状の石膏系面材とを備え、
前記コーナー基材は、前記出隅に取り付けられた状態で、前記第1平面に接する第1側端部と、前記第2平面に接する第2側端部とを備え、前記第1側端部の第1側端面が前記第2平面よりも前記第1平面側に突き出し、前記第2側端部の第2側端面が前記第1平面よりも前記第2平面側に突き出しており、
前記石膏系面材が前記第1側端面と前記第2側端面の少なくとも一方に接続され、
前記コーナー基材の内面側における前記第1側端部と前記第2側端部とで形成される入隅部に、前記コーナー基材の長さ方向に延びる凹条が形成されている、コーナー部材。 - 前記コーナー基材の外面における前記第1側端部と前記第2側端部の間の部分が、外側に凸の曲面状になっている、請求項1に記載のコーナー部材。
- 第1平面と第2平面で形成される出隅に取り付けられるコーナー部材であって、
前記出隅を覆う長尺のコーナー基材と、前記コーナー基材に接続された平板状の石膏系面材とを備え、
前記コーナー基材は、扇柱状の柱状部と、前記柱状部の一方の平面状の側面から2〜10mm突き出るように設けられた第1側端部と、前記柱状部の他方の平面状の側面から2〜10mm突き出るように設けられた第2側端部と、を備え、
前記コーナー基材が前記出隅に取り付けられた状態で、前記第1側端部が前記第1平面に接し、前記第2側端部が前記第2平面に接し、
前記コーナー基材の前記第1側端部の外面と前記第2側端部の外面はそれぞれ平面状であり、
前記石膏系面材が前記第1側端部の第1側端面と前記第2側端部の第2側端面の少なくとも一方に接続されている、コーナー部材。 - 前記第1側端面と前記第2側端面の両方に前記石膏系面材が接続されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のコーナー部材。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載のコーナー部材を製造する方法であって、下記の成形工程、分割工程及び接続工程を有する、コーナー部材の製造方法。
成形工程:2つの前記コーナー基材の側端部同士が接続部を介して接続された成形体を成形する。
分割工程:前記成形体を2つの前記コーナー基材に分割する。
接続工程:分割した前記コーナー基材の前記第1側端面と前記第2側端面の少なくとも一方に前記石膏系面材を接続する。
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JPH0467907A (ja) * | 1990-07-09 | 1992-03-03 | Panekiyou Kaihatsu Kk | 押出成型品の乾燥方法ならびに乾燥用治具および台車 |
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JP2015151743A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | チヨダウーテ株式会社 | コーナーボード及びコーナーボードの製造方法 |
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