JP2021072501A - 据置型端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的狭い載置面に載置可能であるとともに、その載置面の地上からの高さが高い場合等においても高い視認性及び操作性を確保し得る据置型端末装置を提供する。【解決手段】据置型端末装置であって、載置面に載置される筐体と、前記筐体の表面に露出するように前記筐体に備えられ、操作を入力可能であるとともに情報を表示可能なタッチパネルと、を備えており、前記タッチパネルの表面は、前記筐体を前記載置面に載置した場合において、前記載置面に対して、45°より大きく90°より小さい角度Xを形成するように備えられる、据置型端末装置。【選択図】図1
Description
本明細書で開示する技術は、据置型端末装置に関する。
特許文献1には、平坦面である載置面に載置可能な据置型端末装置が開示されている。この据置型端末装置は、筐体と、筐体を載置面に載置した際に筐体上面に配置される表示部及びキー入力部を有する。そして、この据置型端末装置は、筐体を載置面に載置した際に、筐体上面が後部に向かって緩やかな上り傾斜となる。
上記の通り、特許文献1の据置型端末装置では、筐体を載置面(例えばレジカウンターの上面等)に載置した際、表示部の表面が、載置面に対して、約30°以下の小さい角度を形成するように備えられる。これにより、ユーザが表示部を上方から見る際の視認性、及び、キー入力部の押下操作時の安定性が確保されている。
近年、この種の据置型端末装置では、表示部及びキー入力部に代えて、表示部及び入力部として機能する大型のタッチパネルが用いられる場合がある。この場合、特許文献1の据置型端末装置の構成によると、表示部の載置面に対する傾きが小さい(即ち、表示面と載置面とがなす角度が小さい)ため、装置を設置するために広い載置面を確保する必要がある。さらに、据置型端末装置が載置される載置面(例えばレジカウンター上面等)の地上からの高さが比較的高い場合(例えば正面を向いて立ったユーザの目線の位置程度の高さの場合等)、特許文献1の据置型端末装置の構成によると、ユーザがタッチパネル(即ち表示部)を上から見ることが難しく、十分な視認性及び操作性が確保されない可能性もある。
比較的狭い載置面に載置可能であるとともに、その載置面の地上からの高さが高い場合等においても高い視認性及び操作性を適切に確保し得る据置型端末装置を提供する。
本明細書は、据置型端末装置を開示する。前記据置型端末装置は、載置面に載置される筐体と、前記筐体の表面に露出するように前記筐体に備えられ、操作を入力可能であるとともに情報を表示可能なタッチパネルと、を備えている。前記タッチパネルの表面は、前記筐体を前記載置面に載置した場合において、前記載置面に対して、45°より大きく90°より小さい角度Xを形成するように備えられる。
上記の構成によると、タッチパネルの表面は、筐体を載置面に載置した場合に、従来の据置型端末装置に比べて載置面に対して比較的急峻な角度で傾く(立ち上がると言い換えてもよい)ように備えられる。即ち、上記の構成によると、タッチパネルの表面は、緩やかに傾くように寝かせて配置されるのではなく、比較的急峻な角度で立てて配置される。そのため、据置型端末装置を載置する際、載置面を平面視した場合における載置面積が比較的小さく済む。言い換えると、据置型端末装置を載置するためには、比較的狭い載置面を確保すれば済む。また、例えば、地上からの高さが比較的高い(例えば正面を向いて立ったユーザの目線の位置程度の高さ)載置面に載置される場合であっても、ユーザが正面を向けばタッチパネルを視認できる可能性が高く、視認性及び操作性が確保され得る。従って、上記の構成によると、比較的狭い載置面に載置可能であるとともに、その載置面の地上からの高さが高い場合等においても高い視認性及び操作性を適切に確保し得る。
前記据置型端末装置は、外部から情報を取得可能な情報取得部をさらに備えていてもよい。
上記の情報取得部は、例えば、ユーザの顔画像等の各種画像を撮影可能なカメラ、外部の記録媒体(例えばICカード)に記憶されたデータを読取可能な各種読取部等、外部から情報を取得可能な任意の情報取得部を含む。上記の構成によると、据置型端末装置は、例えば、情報取得部を介して取得された情報を用いて、例えば、決済、本人認証等、種々の処理を実行することができる。
前記情報取得部は、画像を撮影可能なカメラを含んでもよい。
この構成によると、据置型端末装置は、例えば、カメラで撮影された画像(例えば顔画像、カードや情報コード等の記録媒体の画像等)を用いて、決済、本人認証等の種々の処理を実行することができる。
前記情報取得部は、前記タッチパネルを正面から見た場合において、前記筐体のうちの前記タッチパネルが備えられている第1面よりも後方に位置する第2面に備えられていてもよい。前記第2面は、前記載置面に対して、0°より大きく前記角度X以下である角度Yを形成するように配置されてもよい。
この構成によると、タッチパネルの視認性が情報取得部によって阻害されることが防止されるとともに、タッチパネルや筐体の他部分等によって情報取得部が外部から情報を取得することが阻害されることもない。従って、上記の構成によると、タッチパネルの視認性を確保することができるとともに、情報取得部に適切に情報を取得させることができる。
前記カメラは撮像素子を備えていてもよい。前記撮像素子は、前記載置面を基準として、撮影画像の長辺が縦向きであって短辺が横向きであるように配置されてもよい。
この構成によると、カメラによって撮影される撮影画像は、長辺が縦向き、短辺が横向きにそれぞれ配置される。そのため、例えば、カメラによってユーザの顔を含む全身を撮影する場合等、撮像素子が、撮影画像の長辺が横向き、短辺が縦向きであるように配置される場合に比べて、ユーザの全身を撮影し易くなる。ここで、「撮像素子は、載置面を基準として、撮影画像の長辺が縦向きであって短辺が横向きであるように配置される」ことは、「撮像素子の画角は縦向きである」と言い換えてもよい。さらに、「撮像素子は、撮影画像のうちの縦の画素数が横の画素数より大きくなるように配置される」と言い換えてもよい。
前記据置型端末装置は、前記筐体の内部であって底部近傍の位置に配置される紙ロールと、前記筐体の内部であって前記底部近傍の位置に配置されるとともに、前記紙ロールから引き出された記録紙に印刷を行うための印刷ヘッドと、をさらに備えていてもよい。前記筐体のうち、前記タッチパネルが備えられている第1面のうち、前記タッチパネルと底辺との間の範囲には、前記紙ロールから引き出された前記記録紙が前記筐体の内部から外部に向けて排出される排紙口が形成されていてもよい。
この構成によると、紙ロール及び印刷ヘッドが筐体の内部であって底部近傍の位置に配置されているため、紙ロール及び印刷ヘッドの重みによって装置全体の重心が下がり、据置式端末装置を載置した際に高い安定性が発揮される。また、排紙口が第1面のうち、タッチパネルと底辺の間に設けられるため、排紙口から排出される記録紙がタッチパネルの表示面に干渉することが抑制され得る。
前記記録紙のうち、前記紙ロールの外側に対応する面が印刷面であってもよい。前記記録紙は、前記印刷面が上側を向くように前記排紙口から排出されてもよい。
一般的に、紙ロールから引き出される記録紙には、紙ロールに巻かれていた向きに巻き癖がついている。上記の構成によると、排紙口から排出される記録紙は、下側に向かって丸まる(カールする)方向に巻き癖がつく。そのため、排紙口の前方にも載置面等の平坦面が存在していれば、排出された記録紙が丸まることなくその平坦面に沿って延びるため、ユーザは印字面に印刷された内容を視認しやすくなる。
(実施例)
図1〜図6を参照して本実施例の端末装置2について説明する。図1に示す本実施例の端末装置2は、例えば、店舗のカウンター等の平坦な載置面100に載置されて用いられる据置型の端末装置である。端末装置2は、例えば、電子決済処理を実行したり、人物などを認証する認証処理を実行したりする端末として用いられる。
図1〜図6を参照して本実施例の端末装置2について説明する。図1に示す本実施例の端末装置2は、例えば、店舗のカウンター等の平坦な載置面100に載置されて用いられる据置型の端末装置である。端末装置2は、例えば、電子決済処理を実行したり、人物などを認証する認証処理を実行したりする端末として用いられる。
図1に示すように、端末装置2は、平坦面である載置面100に載置される筐体10を有する。筐体10は端末装置2の本体を構成するケースである。筐体10は、正面10aと、上面10bと、底面10cと、側面10dと、支持部10eとを備えている。また、正面10aには、排紙口11が開口されている。
図1、図2に示すように、端末装置2は、筐体10の表面に露出するように、もしくは、筐体10の内部に収容されるように、種々の要素を備えている。具体的には、図2に示すように、端末装置2は、タッチパネル12と、カメラ14と、非接触ICリーダライタ部16と、接触ICリーダライタ部18と、磁気リーダ部20と、通信インターフェース22と、印刷実行部24と、制御部40と、メモリ42と、を備える。以下ではインターフェースのことを「I/F」と記載する。
タッチパネル12は、様々な情報を表示可能な表示部として機能するとともに、ユーザの操作を受け付け可能な操作部としても機能する。図1に示すように、タッチパネル12は、筐体10の正面10aに露出するように設けられる。
カメラ14は、所定の撮影可能範囲内の画像を撮影可能なカメラである。カメラ14は、例えばCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等の撮像素子15が備えられている。図1に示すように、カメラ14は、筐体10の上面10bに配置される。上面10bに配置されるカメラ14は、透明板等によってカバーされていてもよい。
非接触ICリーダライタ部16は、外部の非接触型のICカード(図示しない)との間で近距離無線通信(例えば、NFC規格に従ったNFC通信)を実行することによって、ICカードに記録された情報を読み取ったり、ICカードに情報を書き込んだりすることができるリーダライタである。図示しないが、非接触ICリーダライタ部16は、近距離無線通信を実行するための電波を出力するためのアンテナを含んでいる。図1に示すように、非接触ICリーダライタ部16も、筐体10の上面10bに配置される。
接触ICリーダライタ部18は、外部の接触型のICカードの表面に設けられたICモジュールと接触することによってICカードとの間で通信を実行し、ICカードに記録された情報を読み取ったり、ICカードに情報を書き込んだりすることができるリーダライタである。図1に示すように、接触ICリーダライタ部18も、筐体10の上面10bに配置されている。図1の例に示すように、接触ICリーダライタ部18はスリット状の挿入孔を有しており、挿入孔に接触型のICカードが挿入されると、ICモジュールと接触ICリーダライタ部18の端子とを接触させることができる。
磁気リーダ部20は、外部の磁気ストライプカードに設けられた磁気ストライプと接触する(より詳しくは、接触させてスライドさせる)ことによって、磁気ストライプに記録された情報を読み取ることができるリーダである。図1に示すように、磁気リーダ部20は、筐体10の側面10dに配置されている。磁気リーダ部20には、磁気ストライプカードをスライドさせるためのスリットが設けられている。
通信I/F22は、図示しないインターネットに接続されており、図示しない外部サーバとの間で、インターネットを介した無線通信(例えば、電子決済の実行のための通信等)を実行するための無線通信I/Fである。本実施例では、通信I/F22は筐体10の内部に備えられ、外部から視認することはできない。他の例では、通信I/F22はインターネットを介した有線通信を実行するための有線通信I/Fであってもよい。
印刷実行部24は、レシート等の小書類を印刷及び出力するための印刷機構である。印刷実行部24は、紙ロール30と、印刷ヘッド32と、プラテンローラ34と、ガイドローラ36と、を備える(図5参照)。本実施例の印刷実行部24の詳しい構成については、図5を参照しながら後で詳しく説明する。
制御部40は、メモリ42に記憶されているプログラムに従って様々な処理(例えば、決済処理、認証処理等)を実行する。メモリ42は、ROM(Read Only Memoryの略)、RAM(Random Access Memoryの略)等によって構成される。上記の通り、メモリ42はプログラムを記憶している。また、メモリ42には、制御部40が各種処理を実行することに伴って生成される様々な情報を記憶するための領域も有している。本実施例では、制御部40及びメモリ42も、筐体10内に設けられ、外部からは視認することができない。
(タッチパネル12、情報取得部の位置関係)
上記の通り、ユーザが情報を視認し、操作を入力するためのタッチパネル12は、筐体10の正面10aに設けられる(図1、図3参照)。そして、カメラ14、非接触ICリーダライタ部16、接触ICリーダライタ部18の各情報取得部は、筐体10の上面10bに設けられる。図1に示すように、上面10bは、タッチパネル12を正面から見た場合において、正面10aよりも後方に位置する。
上記の通り、ユーザが情報を視認し、操作を入力するためのタッチパネル12は、筐体10の正面10aに設けられる(図1、図3参照)。そして、カメラ14、非接触ICリーダライタ部16、接触ICリーダライタ部18の各情報取得部は、筐体10の上面10bに設けられる。図1に示すように、上面10bは、タッチパネル12を正面から見た場合において、正面10aよりも後方に位置する。
図3に示すように、本実施例では、タッチパネル12の表面は、筐体10を載置面100に載置させた場合において、載置面100に対して、45°より大きく90°より小さい角度Xを形成するように備えられている。即ち、本実施例では、タッチパネル12の表面は、筐体10を載置面100に載置した場合に、従来の据置型端末装置に比べ、載置面100に対して急峻な角度で傾く(立ち上がる)ように配置される。そのため、端末装置2を載置する際、載置面100を平面視した場合における載置面積が比較的小さく済む。言い換えると、本実施例の端末装置2を載置するためには、比較的狭い載置面100を確保すれば済む。また、例えば、地上からの高さが比較的高い(例えば正面を向いて立ったユーザの目線の位置程度の高さ)載置面100に載置される場合であっても、ユーザが正面を向けばタッチパネル12を視認できる可能性が高く、視認性及び操作性が確保され得る。従って、本実施例の端末装置2によると、比較的狭い載置面100に載置可能であるとともに、その載置面100の地上からの高さが高い場合等においても高い視認性及び操作性を確保することができる。
また、図3に示すように、本実施例では、カメラ14、非接触ICリーダライタ部16、接触ICリーダライタ部18の各情報取得部が設けられている上面10bは、載置面100に対して0°より大きく上記角度X以下の角度Yを形成するように配置される。そのため、本実施例では、タッチパネル12の視認性が、カメラ14等の情報取得部の存在によって妨げられることがない。また、タッチパネル12や筐体10の他部分等によって情報取得部(カメラ14等)が外部から情報を取得することが阻害されることもない。従って、本実施例によると、タッチパネル12の視認性を確保することができるとともに、情報取得部に適切に情報を取得させることができる。
(撮像素子15の画角)
上記の通り、上面10bに備えられるカメラ14は撮像素子15を有している。一般的に、撮像素子15によって撮影される撮影画像は多数個の画素によって形成される長方形であり、長辺と短辺を有する。図4は、本実施例のカメラ14に搭載されている撮像素子15が撮影する撮影画像200を模式的に示す図である。即ち、図4における撮影画像200は、撮像素子15による撮影可能範囲(「画角」と呼んでもよい)を模式的に示す。本実施例では、図4に示すように、撮像素子15は、載置面100を基準として、撮影画像200の長辺202が縦向き、短辺204が横向きになるように配置されている。言い換えると、撮像素子15は、撮影画像200のうちの縦の画素数が横の画素数よりも大きくなるように配置される。
上記の通り、上面10bに備えられるカメラ14は撮像素子15を有している。一般的に、撮像素子15によって撮影される撮影画像は多数個の画素によって形成される長方形であり、長辺と短辺を有する。図4は、本実施例のカメラ14に搭載されている撮像素子15が撮影する撮影画像200を模式的に示す図である。即ち、図4における撮影画像200は、撮像素子15による撮影可能範囲(「画角」と呼んでもよい)を模式的に示す。本実施例では、図4に示すように、撮像素子15は、載置面100を基準として、撮影画像200の長辺202が縦向き、短辺204が横向きになるように配置されている。言い換えると、撮像素子15は、撮影画像200のうちの縦の画素数が横の画素数よりも大きくなるように配置される。
そのため、例えば、カメラ14によってユーザの顔を含む全身を撮影する場合等において、ユーザの全身を撮影し易くなる。特に、撮像素子が、撮影画像の長辺が横向き、短辺が縦向きであるように配置される構成を採用する場合に比べて、ユーザの全身を適切に撮影し得る。端末装置2が、ユーザの顔画像を用いて本人認証等を行う場合において、正確に認証処理を行い得る。
(印刷実行部24)
上記の通り、印刷実行部24は、レシート等の小型書類を印刷及び出力するための印刷機構である。図2及び図5に示すように、印刷実行部24は、紙ロール30と、印刷ヘッド32と、プラテンローラ34と、ガイドローラ36と、を備える。紙ロール30は、記録紙31を巻き回して構成されるロールである。印刷ヘッド32は、紙ロール30から引き出された記録紙31の印刷面31a(図5、図6における上側の面)に文字や画像等を印刷するためのヘッドである。プラテンローラ34は、印刷ヘッド32に対向する位置に配置されるローラであり、印刷ヘッド32によって記録紙31の印刷面31aに文字等が印刷される際の記録紙を保持するローラである。ガイドローラ36は、紙ロール30から引き出された記録紙31を印刷ヘッド32の位置までガイドするためのローラである。
上記の通り、印刷実行部24は、レシート等の小型書類を印刷及び出力するための印刷機構である。図2及び図5に示すように、印刷実行部24は、紙ロール30と、印刷ヘッド32と、プラテンローラ34と、ガイドローラ36と、を備える。紙ロール30は、記録紙31を巻き回して構成されるロールである。印刷ヘッド32は、紙ロール30から引き出された記録紙31の印刷面31a(図5、図6における上側の面)に文字や画像等を印刷するためのヘッドである。プラテンローラ34は、印刷ヘッド32に対向する位置に配置されるローラであり、印刷ヘッド32によって記録紙31の印刷面31aに文字等が印刷される際の記録紙を保持するローラである。ガイドローラ36は、紙ロール30から引き出された記録紙31を印刷ヘッド32の位置までガイドするためのローラである。
図5に示すように、本実施例では、上記の構成を有する印刷実行部24は、筐体10の内部であって、底面10cの近傍の位置に配置される。そして、図1、図5、図6に示すように、筐体10の正面10aのうち、タッチパネル12と正面10aの底辺(即ち、底面10cに接する辺)との間に、記録紙31を筐体10の内部から外部に向けて排出させるための排紙口11が形成されている。そのため、印刷ヘッド32によって印刷面31a(図5、図6の上側の面)に文字等が印刷された記録紙31は、排紙口11から筐体10の外部に排出される。
図5に示すように、本実施例では、上記の構成を有する印刷実行部24は、筐体10の内部であって、底面10cの近傍の位置に配置されている(図5参照)。そのため、本実施例の端末装置2では、主に紙ロール30及び印刷ヘッド32の重みによって端末装置2全体の重心が下がり、端末装置2を載置した際に高い安定性が発揮されるという利点がある。
そして、本実施例では、排紙口11は、タッチパネル12と正面10aの底辺(即ち、底面10cに接する辺)との間に形成されている。そのため、排紙口11から排出される記録紙31がタッチパネル12の表示面に干渉することが抑制される。
さらに、本実施例では、図5、図6に示すように、記録紙31のうち、紙ロール30の外側に対応する面が印刷面31aとして用いられる。そして、印刷実行部24は、記録紙31がその印刷面31aが上側を向くように排紙口11から排出されるように構成されている。一般的に、紙ロール30から引き出される記録紙31には、紙ロール30に巻かれていた向きに巻き癖がついている。本実施例では、排紙口11から排出される記録紙31は、下側に向かって丸まる(カールする)方向に巻き癖がつく。そのため、図5、図6に示すように、排紙口11の前方にも載置面100等の平坦面が存在していれば、排出された記録紙31が丸まることなくその平坦面に沿って延びるため、ユーザは印字面に印刷された内容を視認しやすくなる。
以上、本実施例の端末装置2の構成について説明した。上記の通り、タッチパネル12の表面は、筐体10を載置面100に載置した場合に、従来の据置型端末装置に比べ、載置面100に対して急峻な角度で傾く(立ち上がる)ように配置される。そのため、本実施例の端末装置2によると、比較的狭い載置面100に載置可能であるとともに、その載置面100の地上からの高さが高い場合等においても高い視認性及び操作性を確保することができる。
さらに、本実施例では、端末装置2は、ユーザの顔画像等の各種画像を撮影可能なカメラ14、外部の記録媒体(例えばICカード)に記憶されたデータを読取可能な非接触ICリーダライタ部16及び接触ICリーダライタ部18等、外部から情報を取得するための情報取得部を備えている。従って、本実施例の構成によると、端末装置2は、これらの外部から取得された情報を用いて、例えば、決済、本人認証等の種々の処理を実行することができる。
本実施例と請求項の対応関係を説明しておく。筐体10の正面10aが「第1面」、上面10bが「第2面」のそれぞれ一例である。
以上、本明細書で開示する技術の具体例を説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を採用してもよい。
(変形例1)上記の実施例では、印刷実行部24において、記録紙31のうち、紙ロール30の外側に対応する面が印刷面31aとして用いられる。そして、印刷実行部24は、記録紙31がその印刷面31aが上側を向くように排紙口11から排出されるように構成されている。これに限られず、記録紙31のうち、紙ロール30の内側に対応する面が印刷面として用いられてもよい。その場合、記録紙31が、その印刷面が上側を向くように排紙口11から排出されるように構成されていなくてもよい。
(変形例2)上記の端末装置2において、印刷実行部24及び排紙口11が省略されてもよい。即ち、端末装置2は、記録紙への印刷及び印刷済の記録紙の出力を行わない装置であってもよい。
(変形例3)上記の実施例では、撮像素子15は、載置面100を基準として、撮影画像200の長辺202が縦向き、短辺204が横向きになるように配置されている。変形例では、撮像素子15は、他の向きで配置されていてもよい。そのため、例えば、撮像素子15は、撮影画像の長辺が横向き、短辺が縦向きになるように配置されてもよい。
(変形例4)上記の実施例では、図3に示すように、カメラ14、非接触ICリーダライタ部16、接触ICリーダライタ部18の各情報取得部が設けられている上面10bは、載置面100に対して0°より大きく上記角度X以下の角度Yを形成するように配置される。変形例では、これに限られず、各情報取得部が設けられている上面10bは、載置面100に対して角度0°(即ち、載置面100と水平)をなすように配置されてもよいし、載置面100に対して角度Xよりも大きい角度をなすように配置されてもよい。
(変形例5)上記の実施例では、端末装置2は、外部から情報を取得する情報取得部として、カメラ14を備えている。変形例では、情報取得部としてカメラ14が備えられていなくてもよい。また、他の変形例では、端末装置2は、カメラ14、非接触ICリーダライタ部16、接触ICリーダライタ部18等の情報取得部を備えていなくてもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:端末装置
10:筐体
10a:正面
10b:上面
10c:底面
10d:側面
10e:支持部
11:排紙口
12:タッチパネル
14:カメラ
15:撮像素子
16:非接触ICリーダライタ部
18:接触ICリーダライタ部
20:磁気リーダ部
22:通信I/F
24:印刷実行部
30:紙ロール
31:記録紙
31a:印刷面
32:印刷ヘッド
34:プラテンローラ
36:ガイドローラ
40:制御部
42:メモリ
100:載置面
200:撮影画像
202:長辺
204:短辺
10:筐体
10a:正面
10b:上面
10c:底面
10d:側面
10e:支持部
11:排紙口
12:タッチパネル
14:カメラ
15:撮像素子
16:非接触ICリーダライタ部
18:接触ICリーダライタ部
20:磁気リーダ部
22:通信I/F
24:印刷実行部
30:紙ロール
31:記録紙
31a:印刷面
32:印刷ヘッド
34:プラテンローラ
36:ガイドローラ
40:制御部
42:メモリ
100:載置面
200:撮影画像
202:長辺
204:短辺
Claims (7)
- 据置型端末装置であって、
載置面に載置される筐体と、
前記筐体の表面に露出するように前記筐体に備えられ、操作を入力可能であるとともに情報を表示可能なタッチパネルと、
を備えており、
前記タッチパネルの表面は、前記筐体を前記載置面に載置した場合において、前記載置面に対して、45°より大きく90°より小さい角度Xを形成するように備えられる、
据置型端末装置。 - 外部から情報を取得可能な情報取得部をさらに備える、請求項1に記載の据置型端末装置。
- 前記情報取得部は、画像を撮影可能なカメラを含む、請求項2に記載の据置型端末装置。
- 前記情報取得部は、前記タッチパネルを正面から見た場合において、前記筐体のうちの前記タッチパネルが備えられている第1面よりも後方に位置する第2面に備えられており、
前記第2面は、前記載置面に対して、0°より大きく前記角度X以下である角度Yを形成するように配置される、請求項3に記載の据置型端末装置。 - 前記カメラは撮像素子を備えており、
前記撮像素子は、前記載置面を基準として、撮影画像の長辺が縦向きであって短辺が横向きであるように配置される、請求項3または4に記載の据置型端末装置。 - 前記筐体の内部であって底部近傍の位置に配置される紙ロールと、
前記筐体の内部であって前記底部近傍の位置に配置されるとともに、前記紙ロールから引き出された記録紙に印刷を行うための印刷ヘッドと、をさらに備えており、
前記筐体のうち、前記タッチパネルが備えられている第1面のうち、前記タッチパネルと底辺との間の範囲には、前記紙ロールから引き出された前記記録紙が前記筐体の内部から外部に向けて排出される排紙口が形成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の据置型端末装置。 - 前記記録紙のうち、前記紙ロールの外側に対応する面が印刷面であり、
前記記録紙は、前記印刷面が上側を向くように前記排紙口から排出される、請求項6に記載の据置型端末装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019197029A JP2021072501A (ja) | 2019-10-30 | 2019-10-30 | 据置型端末装置 |
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