JP2021071846A - タッチセンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】タッチセンサの機能を安定化させることができるようにする。【解決手段】タッチセンサ1は、基板5の第2面7に対向する位置に設けられた保護フィルム20を備えている。保護フィルム20は、フレキシブル配線板16の第2接続部19が第2面7に取り付けられた状態において、第2配線部14と第2接続部19との接続箇所を覆うように構成されている。【選択図】図7
Description
本開示はタッチセンサに関するものである。
従来から、タッチ操作を行うことが可能なタッチセンサに関し、例えば特許文献1に示されるものが知られている。具体的に、特許文献1には、基板(透明フィルム基材)と、基板の表面に設けられた表側電極および表側配線部と、基板の裏面に設けられた裏側電極および裏側配線部と、フレキシブル配線板と、を備えたタッチセンサが開示されている。
表側配線部は、一端部が表側電極と電気的に接続されかつ他端部が基板の表面の周縁部に位置するように構成されている。また、裏側配線部は、一端部が裏側電極と電気的に接続されかつ他端部が基板の裏面の周縁部に位置するように構成されている。
表側配線部の他端部には、異方導電接着剤層を介してフレキシブル配線板と電気的に接続される表側接続パッド(表側外部接続端子)が設けられている。また、裏側配線部の他端部には、異方導電接着剤層を介してフレキシブル配線板と電気的に接続される裏側接続パッド(裏側外部接続端子)が設けられている。そして、フレキシブル配線板は、表側接続パッドと電気的に接続される表側接続端子と、裏側接続パッドと電気的に接続される裏側接続端子と、を有している。
特許文献1のタッチセンサでは、少なくとも基板の裏面において、フレキシブル配線板の裏側接続端子が異方導電接着剤層により基板に固着されているにすぎない。そして、当該タッチセンサは、裏側配線部の他端部に設けられた裏側接続パッドと裏側接続端子との接続箇所が露出するように構成されている。このため、フレキシブル配線板が外部回路に接続されているときに、何らかの外的要因により発生した外力を受けてフレキシブル配線板が基板から引っ張られると、上記接続箇所に負荷がかかりやすくなる。そして、上記外力により裏側接続端子が裏側接続パッド(すなわち、裏側配線部の他端部)から剥離してしまうと、裏側電極とフレキシブル配線板との電気的な接続状態が保たれず、タッチセンサが機能不全に陥ってしまうという問題があった。
本開示は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、タッチセンサの機能を安定化させることにある。
上記の目的を達成するために、本開示の一実施形態に係るタッチセンサは、第1面および第2面を有する基板と、第1面に設けられた複数の第1電極と、第2面に設けられた複数の第2電極と、第1面に設けられ、各々の一端部が複数の第1電極の各々と電気的に接続されかつ各々の他端部が第1面の周縁部に位置する複数の第1配線部と、第2面に設けられ、各々の一端部が複数の第2電極の各々と電気的に接続されかつ各々の他端部が第2面の周縁部に位置する複数の第2配線部と、複数の第1配線部と電気的に接続される第1接続部、および複数の第2配線部と電気的に接続される第2接続部を有するフレキシブル配線板と、第2面に対向する位置に設けられた保護フィルムと、を備えている。そして、保護フィルムは、第2接続部が第2面に取り付けられた状態において、複数の第2配線部と第2接続部との接続箇所を覆うように構成されている。
本開示によると、タッチセンサの機能を安定化させることができる。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本開示の実施形態に係るタッチセンサ1の全体を示している。このタッチセンサ1は、タッチ操作が可能なセンサ型入力装置である。タッチセンサ1は、例えばカーナビゲーション等の車載装置、パーソナルコンピュータのディスプレイ機器、携帯電話、携帯情報端末、携帯型ゲーム機、コピー機、券売機、現金自動預け払い機、時計などに対する入力装置として用いられる。
以下の説明において、後述するカバー部材2の操作面4が位置する側をタッチセンサ1の「表側」とし、その反対側をタッチセンサ1の「裏側」として、タッチセンサ1を構成する各要素の位置関係を定めるものとする。また、本実施形態では、説明の便宜上、図1〜図5の紙面における下側から上側に向かう方向を第1の方向d1とする一方、図1〜図5の紙面における左側から右側に向かう方向を第2の方向d2として定めるものとする。
(カバー部材)
図1に示すように、タッチセンサ1は、光透過性を有するカバー部材2を備えている。カバー部材2は、例えばカバーガラスまたはプラスチック製のカバーレンズからなる。カバー部材2は、例えば平面視長方形の板状に形成されている。カバー部材2は、後述する粘着層8により後述する基板5の第1面6に固着されている(図6参照)。
図1に示すように、タッチセンサ1は、光透過性を有するカバー部材2を備えている。カバー部材2は、例えばカバーガラスまたはプラスチック製のカバーレンズからなる。カバー部材2は、例えば平面視長方形の板状に形成されている。カバー部材2は、後述する粘着層8により後述する基板5の第1面6に固着されている(図6参照)。
カバー部材2において、裏面の周縁部には、スクリーン印刷等により黒色等の暗色で略額縁状の加飾部3が形成されている。この加飾部3で囲まれた内部の矩形領域は、透光可能なビューエリアVとなっている。すなわち、使用者は、このビューエリアVを介して、タッチセンサ1の裏側に配置したディスプレイパネル(図示せず)からの視覚的情報を得ることができる。そして、ビューエリアVにおけるカバー部材2の表面は、タッチ操作に伴い使用者の手指などが接触する操作面4として構成されている。
(基板)
図2〜図7に示すように、タッチセンサ1は、基板5を備えている。基板5は、平面視で略長方形状に形成されている。基板5は、第1面6および第2面7を有している。基板5の第1面6は、後述する粘着層8を介してカバー部材2の裏面と対向するように積層配置されている。
図2〜図7に示すように、タッチセンサ1は、基板5を備えている。基板5は、平面視で略長方形状に形成されている。基板5は、第1面6および第2面7を有している。基板5の第1面6は、後述する粘着層8を介してカバー部材2の裏面と対向するように積層配置されている。
基板5は、透明性を有する樹脂材からなる。透明性を有する樹脂材としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート、COP(シクロオレフィンポリマー)、COC(シクロオレフィンコポリマー)のような樹脂材が挙げられる。
(粘着層)
図6および図7に示すように、タッチセンサ1は、粘着層8を備えている。粘着層8は、基板5の第1面6および第2面7の各々に積層配置されている。粘着層8は、光透過性を有する光学用粘着剤(OCA:Optical Clear Adhesive)であり、粘着層8の厚みは、25〜250μmであるのが好ましい。
図6および図7に示すように、タッチセンサ1は、粘着層8を備えている。粘着層8は、基板5の第1面6および第2面7の各々に積層配置されている。粘着層8は、光透過性を有する光学用粘着剤(OCA:Optical Clear Adhesive)であり、粘着層8の厚みは、25〜250μmであるのが好ましい。
粘着層8には、粘着層8の一部を切り欠いた切り欠き部9が形成されている。具体的に、第1面6の側に位置する粘着層8には、切り欠き部9が、第1面6に対する後述するフレキシブル配線板16の第1接続部18の取付位置に対応するように形成されている。また、第2面7の側に位置する粘着層8には、切り欠き部9が、第2面7に対する後述するフレキシブル配線板16の第2接続部19の取付位置に対応するように形成されている。
(第1および第2電極)
図3〜図5に示すように、タッチセンサ1は、静電容量方式による複数の第1電極11,11,…および複数の第2電極12,12,…を備えている。各第1電極11および各第2電極12は、例えば、酸化インジウム錫(ITO:Indium Tin Oxide)や酸化錫等の光透過性を有する透明材からなる透明導電膜、または、銅などの導電金属からなる細線を所定パターンに配置した構成からなる。
図3〜図5に示すように、タッチセンサ1は、静電容量方式による複数の第1電極11,11,…および複数の第2電極12,12,…を備えている。各第1電極11および各第2電極12は、例えば、酸化インジウム錫(ITO:Indium Tin Oxide)や酸化錫等の光透過性を有する透明材からなる透明導電膜、または、銅などの導電金属からなる細線を所定パターンに配置した構成からなる。
ところで、上記所定パターンは、図示しないが、例えば、複数の細線をメッシュ状に配置した第1のパターン、複数の細線を梯子状に配置した第2のパターン、および、複数の細線をメッシュ状および梯子状以外の形状に配置した第3のパターンを含む。また、上記細線は、例えば数μmの線幅を有する。なお、上記細線の材料としては、上記導電金属に限られず、導電樹脂材であってもよい。
第1電極11,11,…および第2電極12,12,…は、ビューエリアV内に配置されている。そして、タッチセンサ1では、ビューエリアV内に位置する第1電極11,11,…および第2電極12,12,…を通じてカバー部材2の操作面4に接触した使用者の手指(検知対象物)によるタッチ操作の検知が可能となっている。
図4に示すように、各第1電極11は、基板5の第1面6に配置されている。一方、図5に示すように、各第2電極12は、基板5の第2面7に配置されている。すなわち、各第2電極12は、基板5を介して各第1電極11と絶縁された状態となっている。
各第1電極11は、各第2電極12から放射された電界を受信するように構成されている。すなわち、第1電極11は、受信電極として構成されている。各第1電極11は、平面視において基板5の長辺方向(第2の方向d2)に沿って略帯状に延びている。第1電極11,11,…は、基板5の短辺方向(第1の方向d1)に間隔をあけて配置されている。そして、各第1電極11は、後述するフレキシブル配線板16を介して図示しない検出回路に接続されている。
各第2電極12は、後述するフレキシブル配線板16を介して図示しない駆動回路に接続されていて、この駆動回路により周囲に電界を放射するように構成されている。すなわち、各第2電極12は、送信電極として構成されている。各第2電極12は、平面視において基板5の短辺方向(第1の方向d1)に沿って略帯状に延びている。第2電極12,12,…は、基板5の長辺方向(第2の方向d2)に間隔をあけて配置されている。
(第1および第2配線部)
図3〜図7に示すように、タッチセンサ1は、複数の第1配線部13,13,…および複数の第2配線部14,14,…を備えている。第1配線部13,13,…および第2配線部14,14,…は、第1電極11,11,…および第2電極12,12,…を図示しない外部回路と電気的に接続するための要素である。各第1配線部13および各第2配線部14は、導電性および遮光性を有する材料からなる。具体的に、各第1配線部13および各第2配線部14の材料としては、銅のような導電金属または導電樹脂材が挙げられる。
図3〜図7に示すように、タッチセンサ1は、複数の第1配線部13,13,…および複数の第2配線部14,14,…を備えている。第1配線部13,13,…および第2配線部14,14,…は、第1電極11,11,…および第2電極12,12,…を図示しない外部回路と電気的に接続するための要素である。各第1配線部13および各第2配線部14は、導電性および遮光性を有する材料からなる。具体的に、各第1配線部13および各第2配線部14の材料としては、銅のような導電金属または導電樹脂材が挙げられる。
第1配線部13,13,…および第2配線部14,14,…は、基板5の周縁部(すなわち、ビューエリアVの外方)に配置されている。具体的に、第1配線部13,13,…および複数の第2配線部14,14,…は、操作面4の側から見た平面視において加飾部3(図1参照)と重なる位置に配置されている。すなわち、第1配線部13,13,…および第2配線部14,14,…は、加飾部3により操作面4の側から視認できないようになっている。
図4および図6に示すように、各第1配線部13は、基板5の第1面6に形成されている。各第1配線部13の一端部は、各第1電極11の一端部(図4の紙面左側に位置する端部)と電気的に接続されている。また、第1配線部13,13,…の他端部は、第1面6の周縁部における図4の紙面下側において基板5の長辺方向略中央に集束するように配置されている。
各第1配線部13の他端部には、後述するフレキシブル配線板16の第1接続部18と電気的に接続するための接続パッド15が設けられている。そして、各第1配線部13の他端部は、各接続パッド15を介してフレキシブル配線板16と電気的に接続されるように構成されている。
図5〜図7に示すように、各第2配線部14は、基板5の第2面7に形成されている。各第2配線部14の一端部は、各第2電極12の一端部(図5の紙面下側に位置する端部)と電気的に接続されている。また、第2配線部14,14,…の他端部は、第2面7の周縁部における図5の紙面下側において基板5の長辺方向略中央に集束するように延びている。そして、第2配線部14,14,…の他端部は、基板5の長辺方向(第2の方向d2)において第1配線部13の他端部と間隔をあけて配置されている。
各第2配線部14の他端部には、後述するフレキシブル配線板16の第2接続部19と電気的に接続するための接続パッド15が設けられている。そして、各第2配線部14の他端部は、各接続パッド15を介してフレキシブル配線板16と電気的に接続されるように構成されている。
(フレキシブル配線板)
図1に示すように、タッチセンサ1は、フレキシブル配線板16を備えている。フレキシブル配線板16は、柔軟性を有しかつ変形状態でもその電気的特性が変化しないように構成されている。フレキシブル配線板16は、例えばポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の可撓性を有する絶縁フィルムからなる。
図1に示すように、タッチセンサ1は、フレキシブル配線板16を備えている。フレキシブル配線板16は、柔軟性を有しかつ変形状態でもその電気的特性が変化しないように構成されている。フレキシブル配線板16は、例えばポリイミド(PI)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の可撓性を有する絶縁フィルムからなる。
図2に示すように、フレキシブル配線板16は、本体部17と、第1接続部18と、第2接続部19と、を有している。第1接続部18および第2接続部19は、本体部17と一体に形成されかつ本体部17の一端側から2方向に分岐するように形成されている。
図6および図7に示すように、第1接続部18は、例えば異方導電性接着剤(図示せず)により第1面6の周縁部に固着される。この固着状態において、第1接続部18は、第1配線部13,13,…と電気的に接続される。
第2接続部19は、例えば異方導電性接着剤(図示せず)により第2面7の周縁部に固着される。この固着状態において、第2接続部19は、第2配線部14,14,…と電気的に接続される。
(保護フィルム)
図6および図7に示すように、タッチセンサ1は、フィルム状の保護フィルム20を備えている。保護フィルム20は、例えば平面視で略長方形状に形成されていて、基板5と同じ大きさに形成されている。
図6および図7に示すように、タッチセンサ1は、フィルム状の保護フィルム20を備えている。保護フィルム20は、例えば平面視で略長方形状に形成されていて、基板5と同じ大きさに形成されている。
保護フィルム20は、主に第2電極12,12,…および第2配線部14,14,…を保護するためのフィルム材である。このフィルム材としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート、COP(シクロオレフィンポリマー)、COC(シクロオレフィンコポリマー)のような樹脂材が挙げられる。これらの樹脂材の中でもCOPは特に光学特性に優れていることから、タッチセンサ1を例えばカーナビゲーション等の車載装置に搭載する場合には、上記フィルム材としてCOPを適用するのが好ましい。
保護フィルム20は、基板5の第2面7に対向する位置に積層配置されている。具体的に、保護フィルム20は、粘着層8により基板5の第2面7に固着されている。そして、保護フィルム20は、第2接続部19が第2面7の周縁部に取り付けられた状態(固着状態)において、第2配線部14,14,…と第2接続部19との接続箇所を覆うように構成されている。なお、この実施形態では、保護フィルム20が、第2接続部19とタッチセンサ1の厚み方向に間隔をあけた状態で対向するように配置されている。
[実施形態の作用効果]
保護フィルム20は、第2接続部19が第2面7の周縁部に取り付けられた状態において、第2配線部14,14,…と第2接続部19との接続箇所を覆うように構成されている。すなわち、上記接続箇所は、タッチセンサ1の厚み方向において第2面7の下方から保護フィルム20により保護されている。このため、フレキシブル配線板16が図示しない外部回路に接続されたときに、何らかの外的要因により発生した外力を受けてフレキシブル配線板16が基板5から引っ張られたとしても、第2配線部14,14,…と第2接続部19との接続箇所に負荷がかかりにくくなる。具体的に、第2接続部19が基板5の第2面7から剥離しにくくなる。その結果、第2配線部14,14,…と第2接続部19との電気的な接続状態が保たれる。すなわち、各第2電極12および各第2配線部14とフレキシブル配線板16との電気的な接続状態が良好に保たれる。したがって、この実施形態では、タッチセンサ1の機能を安定化させることができる。
保護フィルム20は、第2接続部19が第2面7の周縁部に取り付けられた状態において、第2配線部14,14,…と第2接続部19との接続箇所を覆うように構成されている。すなわち、上記接続箇所は、タッチセンサ1の厚み方向において第2面7の下方から保護フィルム20により保護されている。このため、フレキシブル配線板16が図示しない外部回路に接続されたときに、何らかの外的要因により発生した外力を受けてフレキシブル配線板16が基板5から引っ張られたとしても、第2配線部14,14,…と第2接続部19との接続箇所に負荷がかかりにくくなる。具体的に、第2接続部19が基板5の第2面7から剥離しにくくなる。その結果、第2配線部14,14,…と第2接続部19との電気的な接続状態が保たれる。すなわち、各第2電極12および各第2配線部14とフレキシブル配線板16との電気的な接続状態が良好に保たれる。したがって、この実施形態では、タッチセンサ1の機能を安定化させることができる。
[実施形態の変形例1]
上記実施形態では、保護フィルム20が第2接続部19とタッチセンサ1の厚み方向に間隔をあけて対向する形態を示したが、この形態に限られない。例えば、図8に示した変形例1のように、第2接続部19と保護フィルム20との間に、スペーサ21を配置してもよい。
上記実施形態では、保護フィルム20が第2接続部19とタッチセンサ1の厚み方向に間隔をあけて対向する形態を示したが、この形態に限られない。例えば、図8に示した変形例1のように、第2接続部19と保護フィルム20との間に、スペーサ21を配置してもよい。
このスペーサ21は、例えば、片面に粘着剤が塗布されたフィルム材からなる。スペーサ21は、少なくとも保護フィルム20に対して固着されている。すなわち、スペーサ21は、保護フィルム20と一体に形成された状態となる。なお、図8では、スペーサ21を強調して示すために、スペーサ21をドットによるハッチングで示している。
この変形例では、スペーサ21が保護フィルム20と第2接続部19との隙間を埋めることにより、第2配線部14,14,…と第2接続部19との接続箇所がより強固に保護される。その結果、各第2電極12および各第2配線部14とフレキシブル配線板16との電気的な接続状態を良好に保つことができる。
なお、スペーサ21は、第2接続部19および保護フィルム20の双方に固着されていてもよい。具体的に、スペーサ21は、上述のフィルム材に代えて、両面に粘着剤が塗布されたフィルム材、または接着剤からなる接着層として構成されていてもよい。かかる構成によれば、第2接続部19がスペーサ21を介して保護フィルム20と一体に形成された状態となることから、第2配線部14,14,…と第2接続部19との接続箇所をより一層強固に保護することができる。
[実施形態の変形例2]
上記実施形態では、本体部17と一体に形成された第1接続部18および第2接続部19を有する1つのフレキシブル配線板16を用いた形態を示したが、この形態に限られない。例えば、図9〜図11に示した変形例2のように、上記実施形態で示した1つのフレキシブル配線板16に代えて、第1および第2フレキシブル配線板31,32を用いてもよい。
上記実施形態では、本体部17と一体に形成された第1接続部18および第2接続部19を有する1つのフレキシブル配線板16を用いた形態を示したが、この形態に限られない。例えば、図9〜図11に示した変形例2のように、上記実施形態で示した1つのフレキシブル配線板16に代えて、第1および第2フレキシブル配線板31,32を用いてもよい。
変形例2において、各第1電極11は、第1フレキシブル配線板31を介して図示しない検出回路に接続されている。具体的に、第1フレキシブル配線板31は、異方導電性接着剤などにより第1面6の周縁部に固着され、かつ第1配線部13,13,…と電気的に接続されている。
各第2電極12は、第2フレキシブル配線板32を介して図示しない駆動回路に接続されている。具体的に、第2フレキシブル配線板32は、異方導電性接着剤などにより第2面7の周縁部に固着され、かつ第2配線部14,14,…と電気的に接続されている。
そして、変形例2の保護フィルム20は、第2フレキシブル配線板32が第2面7に取り付けられた状態において、第2配線部14,14,…と第2フレキシブル配線板32との接続箇所を覆うように構成されている。かかる構成により、変形例2のタッチセンサ1であっても、上記実施形態と同様の作用効果を奏し得る。
また、図12に示すように、変形例2のタッチセンサ1でも、上記変形例1で示したスペーサ21を第2フレキシブル配線板32と保護フィルム20との間に配置することが可能である。なお、スペーサ21は、保護フィルム20のみに対して固着されていてもよく、あるいは、第2フレキシブル配線板32および保護フィルム20の双方に固着されていてもよい。
[その他の実施形態]
上記実施形態では、第1の方向d1および第2の方向d2を図1〜図5に示した方向となるように定めたが、このような方向に限られない。例えば、各図の紙面における左側から右側に向かう方向を第1の方向d1とする一方、各図の紙面における下側から上側に向かう方向を第2の方向d2として定めてもよい。すなわち、各第1電極11が基板5の長手方向に延びる一方、各第2電極12が基板5の短辺方向に延びる構成であってもよい。
上記実施形態では、第1の方向d1および第2の方向d2を図1〜図5に示した方向となるように定めたが、このような方向に限られない。例えば、各図の紙面における左側から右側に向かう方向を第1の方向d1とする一方、各図の紙面における下側から上側に向かう方向を第2の方向d2として定めてもよい。すなわち、各第1電極11が基板5の長手方向に延びる一方、各第2電極12が基板5の短辺方向に延びる構成であってもよい。
また、上記実施形態では、1枚の基板5を用いた形態を示したが、この形態に限られない。例えば、基板5は、2枚の基材が貼り合わされた積層体であってもよい。
また、上記実施形態では、長方形状のビューエリアVを適用した形態を示したが、この形態に限られない。ビューエリアVは、例えば略円形状であってもよい。
また、上記実施形態では、各第1電極11および各第2電極12が略帯状となる形態を示したが、この形態に限られない。例えば、各第2電極12は、中途部が第2の方向d2またはその反対方向に向かって先細るように突出した突出部(図示せず)を延設方向に沿って繰り返すように配置した形態でもよい。これと同様に、各第1電極11についても、上記実施形態で示した略帯状となる形態に代えて、中途部が第1の方向d1またはその反対方向に向かって先細るように突出した突出部(図示せず)を延設方向に沿って繰り返すように配置した形態でもよい。換言すれば、それぞれの電極の形状は、菱形などに形成された定型パッド部を延設方向に沿って繰り返す形状などであってもよい。
以上、本開示についての実施形態を説明したが、本開示は上述の実施形態のみに限定されず、本開示の範囲内で種々の変更が可能である。
本開示は、タッチ操作を行うことが可能なタッチセンサとして産業上の利用が可能である。
1:タッチセンサ
2:カバー部材
3:加飾部
4:操作面
5:基板
6:第1面
7:第2面
8:粘着層
11:第1電極
12:第2電極
13:第1配線部
14:第2配線部
15:接続パッド
16:フレキシブル配線板
17:本体部
18:第1接続部
19:第2接続部
20:保護フィルム
21:スペーサ
31:第1フレキシブル配線板
32:第2フレキシブル配線板
V:ビューエリア
2:カバー部材
3:加飾部
4:操作面
5:基板
6:第1面
7:第2面
8:粘着層
11:第1電極
12:第2電極
13:第1配線部
14:第2配線部
15:接続パッド
16:フレキシブル配線板
17:本体部
18:第1接続部
19:第2接続部
20:保護フィルム
21:スペーサ
31:第1フレキシブル配線板
32:第2フレキシブル配線板
V:ビューエリア
Claims (6)
- 第1面および第2面を有する基板と、
前記第1面に設けられた複数の第1電極と、
前記第2面に設けられた複数の第2電極と、
前記第1面に設けられ、各々の一端部が前記複数の第1電極の各々と電気的に接続されかつ各々の他端部が前記第1面の周縁部に位置する複数の第1配線部と、
前記第2面に設けられ、各々の一端部が前記複数の第2電極の各々と電気的に接続されかつ各々の他端部が前記第2面の周縁部に位置する複数の第2配線部と、
前記複数の第1配線部と電気的に接続される第1接続部、および前記複数の第2配線部と電気的に接続される第2接続部を有するフレキシブル配線板と、
前記第2面に対向する位置に設けられた保護フィルムと、を備え、
前記保護フィルムは、前記第2接続部が前記第2面に取り付けられた状態において、前記複数の第2配線部と前記第2接続部との接続箇所を覆うように構成されている、タッチセンサ。 - 請求項1に記載のタッチセンサにおいて、
前記第2接続部と前記保護フィルムとの間には、スペーサが設けられており、
前記スペーサは、前記保護フィルムに固着されている、タッチセンサ。 - 請求項1に記載のタッチセンサにおいて、
前記第2接続部と前記保護フィルムとの間には、スペーサが設けられており、
前記スペーサは、前記第2接続部および前記保護フィルムの双方に固着されている、タッチセンサ。 - 第1面および第2面を有する基板と、
前記第1面に設けられた複数の第1電極と、
前記第2面に設けられた複数の第2電極と、
前記第1面に設けられ、各々の一端部が前記複数の第1電極の各々と電気的に接続されかつ各々の他端部が前記第1面の周縁部に位置する複数の第1配線部と、
前記第2面に設けられ、各々の一端部が前記複数の第2電極の各々と電気的に接続されかつ各々の他端部が前記第2面の周縁部に位置する複数の第2配線部と、
前記複数の第1配線部と電気的に接続される第1フレキシブル配線板と、
前記複数の第2配線部と電気的に接続される第2フレキシブル配線板と、
前記第2面に対向する位置に設けられている保護フィルムと、を備え、
前記保護フィルムは、前記第2フレキシブル配線板が前記第2面に取り付けられた状態において、前記複数の第2配線部と前記第2フレキシブル配線板との接続箇所を覆うように構成されている、タッチセンサ。 - 請求項4に記載のタッチセンサにおいて、
前記第2フレキシブル配線板と前記保護フィルムとの間には、スペーサが設けられており、
前記スペーサは、前記保護フィルムに固着されている、タッチセンサ。 - 請求項4に記載のタッチセンサにおいて、
前記第2フレキシブル配線板と前記保護フィルムとの間には、スペーサが設けられており、
前記スペーサは、前記第2フレキシブル配線板および前記保護フィルムの双方に固着されている、タッチセンサ。
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---|---|---|---|
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